JPH01205808A - 連続式圧延機の尻絞り防止方法 - Google Patents

連続式圧延機の尻絞り防止方法

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JPH01205808A
JPH01205808A JP63028832A JP2883288A JPH01205808A JP H01205808 A JPH01205808 A JP H01205808A JP 63028832 A JP63028832 A JP 63028832A JP 2883288 A JP2883288 A JP 2883288A JP H01205808 A JPH01205808 A JP H01205808A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、連続式圧延機の尻絞りを防止するための圧下
レベリング制御方法に関するものである。
[従来の技術] 連続式圧延機において、特に薄物材(例えば熱間圧延の
場合、板厚2mm未満)を圧延するような場合、板の尻
抜は時に尾端部が蛇行し、絞り現象を発生することがあ
る。ここで絞りとは、蛇行によって板がサイドガイドに
接触して座屈を生じ、折れ込んで圧延されることをいう
。これは、成品の歩留落ちにつながるだけでなく圧延ロ
ールに疵をつけることにより、ロール原単位の悪化、作
業率の低下(ロール組替増)をももたらすので大きな問
題となっている。
これに対する従来の尻絞り防止方法としては、次に述べ
る方法(特開昭60−170519 )が知られている
。すなわち、ワークサイド(WS)とドライブサイド(
OS)の荷重差とトータル圧延荷重との比を荷重差率(
(pw−po) / (Pw+ po))と定義すれば
、板の蛇行に対応してこの荷重差率は変化することにな
る。そこで、上流スタンドを板が抜けた瞬間の当該スタ
ンドの荷重差率を基準とし、当該スタンドを板が抜けて
いくにしたがって生じる荷重差率の基準からの変化分を
蛇行とみなし、それに応じて圧下レベリング量を修正し
ていくという方法である。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、この従来の制御方法では未だ以下のよう
な技術的難点がある。すなわち■板の蛇行にともなって
生じる荷重差率の変化に追随した後追い型のレベリング
制御となるので、応答性に欠け、効果も小さい。
■板の尻抜けにともなって生じる荷重差率の変化は、板
の蛇行だけでなく、尾端部の非対称形状等の影響によっ
ても発生するので1両者の方向が一致するときには良い
が、逆方向の場合には、制御がかえって絞りを助長する
ような結果につながることもある。
以上のようなことから、従来は、板の尻絞りに対して有
効な制御効果を期待できなかった。
本発明は、このような背景に鑑み、特に板の尾端部にお
いて生じる絞り現象を防止するための、連続式圧延機の
尻絞り防止方法を提供するものである。
[課題解決に向けての解析] まず、本発明者らが尻絞り現象に関し以下に述べるよう
な仮説に基づいて行なった解析結果について説明する。
尻絞りの発生には隣接するスタンド間における幅方向の
7スフローアンバランスが大きく寄与していると考えら
れるが、定常圧延状態ではスタンド間張力を介した自己
平衡作用によって、幅方向の板厚分布、先後運車分布が
緩和方向に変化し、そのアンバランスは顕在化していな
い、しかし、尻抜は時には一転して無後方張力状態とな
るのでアンバランスが発現し、尻絞りに至ると想定され
る。この仮説に立てば、尻抜は前の張力印加状態から無
張力状態移行時の微小な荷重差率変化と尻絞り発生との
間には強い相関が存在するはずである。
このようなねらいをもって、第3図に示すように、尻抜
は前の張力印加状態における当該スタンドの荷重差率(
P+r/P)、と、直前の上流スタンドを板が抜は張力
消失状態となった瞬間の荷重差率(Pdr/P)zとの
差 Δ(Pdr/P) = (Pdr/P)z−(Pdr/
P)+をパラメータとして調査した尻絞りとの相関結果
を第4図に示す。
第4図は、6スタントよりなる熱間仕上圧延機において
、仕上板厚2■■未満の比較的絞り現象を起しやすい圧
延材を対象に尻絞り解析を行なったもので、(a)は尻
絞りの発生した場合、(b)は尻絞りのなかった場合を
示している。この例よりわかるように、パラメータΔ(
Pdr/P)は、尻絞りと強い相関を有しており、絞り
の方向(ワークサイドあるいはドライブサイト)に対す
る極性もほぼ一致している。
すなわち、F6スタントにて尻絞りの発生した場合(第
4図(a))についてみれば、尻絞りのなかった場合(
第4図(b))に比べて、F6スタントのΔ(Par/
P)の絶対値が大きいし、かつその符号が正の場合には
wS側に絞り、逆に符号・が負の場合にはDS側に絞る
という傾向を有している。さらにいえば、第4図(a)
に示されるように、F6スタントの尻絞りはF5スタン
ドのΔ(Pdr/P)とも相関があり、F5スタンドの
Δ(Pdr/P)の値がF6のそれと同一符号方向に大
きければ、F6スタントのΔ(Pat/P)の値がそれ
ほど大きくなくても絞りを生じやすいという傾向をも有
している。
[課題を解決するための手段] 上記で得られた知見をもとにしてなされた、本発明はパ
ラメータΔ(Pdr/P)の値に基づいて尻絞りを予測
し、圧下レベリングをフィードフォワード修正すること
により、尻絞りを防止するという制御方法である。すな
わち1本発明の連続式圧延機における尻絞り防止方法は
、連続式圧延機での板の曲りや蛇行を抑制するための圧
下レベリング制御において、各スタンドの尻抜けに関し
て、尻抜は近くであるがまだ直前の上流スタンドを板が
抜けておらずスタンド間で後方張力が存在している段階
での荷重差率(ワークサイトとドライブサイドの荷重差
をトータル圧延荷重で除した値)と、直前の上流スタン
ドを板が抜けて後方張力が無くなった瞬間の荷重差率の
差により当該スタンドの尻絞りを予測し、この予測にも
とづき当該スタンドの圧下レベリング制御を行なうこと
を特徴とする。
第4図によれば、F6スタントの尻絞りを予測する場合
、F6のΔ(Pdr/P)の大小によってのみ行なうこ
とはもちろんできるが(例えば、縦軸であるF6のΔ(
Pdr/p)が正側に大きい場合はワークサイド側に絞
りやすい)、複数スタンド(例えばF5.F6)の情報
をパターン化することによってより正確な絞り予測が期
待できる。
具体的には、F5スタンドのΔ(Pdr/P)の値が大
きければ、F6のΔ(Par/P)の値が同方向にそれ
ほど大きくなくても絞りを生じるし、逆にF5のΔ(P
dr/P)の絶対値が小さければ、F6のΔ(hr/P
)の値か大きいときに絞りを生じゃすい等である。これ
を表であられせば、第1表のようになる。
このパターン認識的な方法により絞りを予測すれば、絞
りの方向までも特定できるので、当該スタンドの圧下レ
ベリングをフィードフォワード修正制御する。つまり絞
り予測方向側の圧下を締めるようなレベリング修正を行
なうことにより、尻絞りか防止できる。
第1図は1本発明の制御方法を模式化したもので、複数
スタンド(当該および上流側のスタンド)のΔ(Par
/P)パターンから、当該スタンドの尻絞りを予測し、
当該スタンドの圧下レベリング修正を行なうことを示し
ている。
この本発明の制御方法は、従来方法に比べて次の利点を
有している。すなわち (1)張力印加状態から張力消失状態過渡時の従来は考
慮されていなかった微小な荷重差率変化Δ(P+r/P
)を拡大視して監視することにより、上流スタンドを板
が抜けた瞬間に当該スタンドの尻絞り傾向を予測するこ
とができ、フィードフォワードによる圧下レベリング修
正を行なうことができるので、従来のフィードバック制
御に比して応答性の面で有利となる。
(2)パラメータΔ(Pdr/P)は、はとんど尾端部
の非対称形状に依存しないパラメータであるので、従来
型制御のように尾端形状に左右されて絞りの方向を誤る
ことは少ない。
第2図は本発明の実施例を示すもので、Fl〜F6スタ
ンドからなる熱間ストリップ圧延機におけるF5および
F6スタントでの張力印加状態から張力消失状態移行時
への微小な荷重差率変化Δ(Pdr/P)にもとづく、
絞り制御(F6スタンド圧下レベリングの修正)例を示
している。すなわち、この例ではF5の荷重差率変化二
大およびF6の荷重差率変化:中のパターンであり、F
6スタントで尻絞りの発生が予測されることから、F5
スタンド抜けの瞬間にフィートフォーワード方式でF6
スタンド絞り制御出力を行なっている。、このような絞
り制御を行なった結果、絞り発生率を従来のほぼ局に低
減することができた。
[発明の効果] 以上述べてきたように、本発明は、連続式圧延機におい
て、板尻抜は時の絞りを防止し、成品の歩留向上1作業
率向上等に貢献できる発明である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の制御方法の模式図、第2図は本発明の
実施例におけるF5.F6スタントの荷重差率変化と、
F6スタント絞り制御出力を示す図、第3図は荷重差率
の説明図、第4図はΔ(Pdr/P)をパターンとした
尻絞りとの相関図。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  連続式圧延機での板の曲りや蛇行を抑制するための圧
    下レベリング制御において、各スタンドの尻抜けに関し
    て、尻抜け近くであるがまだ直前の上流スタンドを板が
    抜けておらずスタンド間で後方張力が存在している段階
    での荷重差率(ワークサイドとドライブサイドの荷重差
    をトータル圧延荷重で除した値)と、直前の上流スタン
    ドを板が抜けて後方張力が無くなった瞬間の荷重差率の
    差により当該スタンドの尻絞りを予測し、この予測にも
    とづき当該スタンドの圧下レベリング制御を行なうこと
    を特徴とする連続式圧延機の尻絞り防止方法。
JP63028832A 1988-02-12 1988-02-12 連続式圧延機の尻絞り防止方法 Expired - Lifetime JP2539877B2 (ja)

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