JP2001104217A - 便器用工具及び工法 - Google Patents

便器用工具及び工法

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JP2001104217A
JP2001104217A JP28572099A JP28572099A JP2001104217A JP 2001104217 A JP2001104217 A JP 2001104217A JP 28572099 A JP28572099 A JP 28572099A JP 28572099 A JP28572099 A JP 28572099A JP 2001104217 A JP2001104217 A JP 2001104217A
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真人 竹田
Ken Takamata
憲 鷹股
Nobuyuki Tanaka
伸幸 田中
Eiji Saito
英司 齋藤
Hiroyasu Fukaya
裕康 深谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボルトに対するナット締め作業を短時間で行
うことができ、しかもナット締め後はボルトの先端側の
余分な部分を簡単に折断除去することができる便器用工
具及び工法を提供する。 【解決手段】 ソケット部21とハンドル部22とを一
直線状とし、ソケット部21にナット10を係合させて
該ナット10を回し、上方に螺進させる。次いでハンド
ル部22を強くボルト5の側方に回し、ボルト5を折
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、便器に便座や便座
ボックス等の部材をボルト及びナットによって取り付け
る工法と、この工法に用いる工具とに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】洋風便器に便座や便蓋を取り付けるに
は、便座や便蓋の支持部材又は便座ボックスを洋風便器
に合成樹脂製のボルトによって固定し、この支持部材又
は便座ボックスに便座や便蓋を回動可能に支持させるこ
とが多い。この便座ボックスの洋風便器への従来の取付
構造について図3,4を参照して説明する。なお、図4
は図3のIV−IV線に沿う断面図である。
【0003】便座ボックス1の底部プレート2に洋風便
器4の前後方向に延在するスリット3が設けられてい
る。このスリット3の上側に合成樹脂製のボルト5の平
板状の頭部5aが差し込まれる。ボルト5の螺子棒部5
bが該スリット3を通って下方に延出される。
【0004】洋風便器4の便鉢4aの後方部には、この
ボルト5の螺子棒部5bを通すためのボルト挿通孔4b
が設けられている。平パッキン6を介してボルト5を該
ボルト挿通孔4bに通し、半球パッキン8及びスリップ
ワッシャ9を介してナット10を該ボルト5に装着す
る。便座ボックス1に装着された便座11の前端が洋風
便器4の前端から5〜20mm程度突出するように便座
ボックス1の前後位置を調整してから該ナット10を締
め込み、便座ボックス1を洋風便器4に固定する。
【0005】この便座ボックス1には、便蓋12も上下
方向回動自在に取り付けられている。この便座ボックス
1の内部に温水噴射ノズル等の機構が設置されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】洋風便器4のボルト挿
通孔4bの長さ(孔4bが設けられている部分の厚み)
は洋風便器機種によって種々異なることから、便座や便
座ボックスをどの機種の洋風便器にも取り付け得るよう
にするために、上記のボルト5はかなり長目に作成され
ている。このように長いボルト5は、取付後にあっては
見栄えが悪く、また便座や便座ボックスの取り外し時に
ナット10を多数回回す必要があり、不便である。そこ
で、このような長いボルトに切目を入れておき、不要な
先端(下端)側の部分を折断させるようにしたボルトも
用いられている。
【0007】本発明は、このボルトに切目が入っていな
くても、不要な先端側部分のみを簡単に折断除去するこ
とができる工具と、この工具を用いた工法を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の便器用工具は、
便器のボルト孔に挿通されたボルトに対しナットを締め
込むための工具であって、該ナットが係合するソケット
部と、該ソケット部に連なるハンドル部とを有する便器
用工具において、該ソケット部はボルトが挿通される貫
通孔を有しており、該ハンドル部は、ボルトが挿通され
る主孔が該ハンドル部の長手方向に設けられると共に、
該主孔と略直交方向に貫通する副孔が設けられており、
該ハンドル部は、該主孔が該貫通孔と同軸状となった第
1の状態と、該副孔が該貫通孔と同軸状となった第2の
状態とをとりうるように、該ソケット部に対し回動可能
に取り付けられていることを特徴とするものである。
【0009】本発明の工法は、便器のボルト孔に挿通さ
れたナットを上記本発明の便器用工具によって締め込む
工程を有する便器におけるボルトへのナット締め工法で
あって、ナット締め後に、該便器用工具を前記第1の状
態にしてボルトをソケット部から前記主孔に導入し、次
いで、該ハンドル部を回動させてボルトを折断すること
を特徴とするものである。
【0010】かかる工具及び工法にあっては、ソケット
部とハンドル部とを一直線状とし、ソケット部の貫通孔
からハンドル部の主孔にボルトを挿入し、ソケット部に
ナットを係合させて該ナットを回すことができる。この
場合、工具を指先で軽快に回すことができるので、ボル
トがきわめて長くても、ナットを急速に螺進させること
ができる。このようにしてナットが軽く締まった後は、
ハンドル部を強くボルトの側方に回す。そうすると、ソ
ケット部とハンドル部との境目からボルトが折れる。こ
れにより、ナットの所定長さ下方からボルトの不要な先
端側部分を簡単に折断除去することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して実施の形態
について説明する。図1は実施の形態に係る工具の斜視
図、図2はこの工具を用いたナット締め工法の説明図で
ある。
【0012】この工具20は、ソケット部21と、該ソ
ケット部21に対し取付軸23によって回動自在に連結
されたハンドル部22とを有する。ソケット部21は、
ボルト5が挿通される貫通孔24を有する。この貫通孔
24の入口側は非円形のナット係合部25となってい
る。なお、このナット係合部25に丁度合う形状、大き
さのナットは、このナット係合部25に直に係合される
が、このナット係合部25と別の形状のナットを締める
際には、例えば図1(c)の略筒状のアタッチメント3
0をナット係合部25に装着する。このアタッチメント
30は、ナット係合部25への差込部31と、六角孔部
32とを有している。ナットがこの六角孔部32よりも
小さい六角形状であれば、さらにこの六角孔部32内に
六角筒状のアタッチメント(図示略)を装着すればよ
い。
【0013】前記ハンドル部22は、その長手方向に貫
通する主孔26と、この主孔26と直交方向の副孔27
とを有する。この副孔27はソケット部21の近傍に配
置されている。
【0014】このように構成された工具20を用いて前
記図3,4のナット10を締め込み、且つ合成樹脂製ボ
ルト5の螺子棒部5bの先端側(下端側)を折る作業手
順について次に説明する。なお、この作業例にあって
は、ナット10が六角形であるため、ソケット部21に
アタッチメント30を装着している。
【0015】まず、図1(a)及び図2(a)のよう
に、ソケット部21とハンドル部22とを一直線状と
し、ソケット部21の貫通孔24からハンドル部22の
主孔26にボルト5の螺子棒部5bを挿入し、ソケット
部21にナット10を係合させて該ナット10を回し、
上方に螺進させる。この場合、工具20のハンドル部2
2を指先で軽快に回すことができるので、ボルト5がき
わめて長くても、ナット10を急速に螺進させることが
できる。
【0016】このようにしてナット10を締めた後ハン
ドル部22を強くボルト5の側方に回す。そうすると、
図2(c)の通り、ソケット部21とハンドル部22と
の境目からボルト5の螺子棒部5bが折れる。これによ
り、ボルト5の不要な部分を簡単に折断除去することが
できる。
【0017】図2(c)のようにボルト5を折った後
は、工具20をボルト5から離反させ、折り屑を工具2
0から取り出す。
【0018】なお、このように図2(a)から直接に図
2(c)に移行するのではなく、図2(a)から図2
(b)の強力な締め工程を経てから図2(c)の切断工
程に移行してもよい。即ち、図2(a)のようにしてナ
ット10を軽く締めた後、工具を一旦ボルトから外し、
図1(b)のようにハンドル部22を約90°回して工
具20をL形とする。そして、図2(b)の通り、ボル
ト5をソケット部21からハンドル部22の副孔27に
通し、このソケット部21をアタッチメント30を介し
てナット10に係合させると共に、ハンドル部22を掴
んでナット10を強く回し、強固にナット締めする。
【0019】このナット締め終了後、工具20をボルト
5から外し、工具20を再び一直線状にした後、ソケッ
ト部21からハンドル部22の主孔26にボルト5を通
す。そして、ソケット部21をナット10に係合させた
後、ハンドル部22を強くボルト5の側方に回す。そう
すると、図2(c)の通り、ソケット部21とハンドル
部22との境目からボルト5の螺子棒部5bが折れる。
これにより、ボルト5の不要な部分を簡単に折断除去す
ることができる。
【0020】上記実施の形態では、便座ボックスをボル
ト5によって洋風便器に固定しているが、便座ボックス
以外の便座支持部材をボルト5によって洋風便器に取り
付ける場合にも本発明を適用することができる。
【0021】
【発明の効果】以上の通り、本発明によると、ボルトに
対するナット締め作業を短時間で行うことができ、しか
もナット締め後はボルトの先端側の余分な部分を簡単に
折断除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係る工具の説明図である。
【図2】図1の工具を用いたナット締め及びボルト折断
手順を示す断面図である。
【図3】ボルトによって便座ボックスを固定した洋風便
器の側面図である。
【図4】図3のIV−IV線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1 便座ボックス 4 洋風便器 11 便座 20 工具 21 ソケット部 22 ハンドル部 24 貫通孔 25 ナット係合部 26 主孔 27 副孔 30 アタッチメント
フロントページの続き (72)発明者 田中 伸幸 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株式 会社イナックス内 (72)発明者 齋藤 英司 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株式 会社イナックス内 (72)発明者 深谷 裕康 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株式 会社イナックス内 Fターム(参考) 2D037 AA00 AA14

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 便器のボルト孔に挿通されたボルトに対
    しナットを締め込むための工具であって、該ナットが係
    合するソケット部と、該ソケット部に連なるハンドル部
    とを有する便器用工具において、 該ソケット部はボルトが挿通される貫通孔を有してお
    り、 該ハンドル部は、ボルトが挿通される主孔が該ハンドル
    部の長手方向に設けられると共に、該主孔と略直交方向
    に貫通する副孔が設けられており、 該ハンドル部は、該主孔が該貫通孔と同軸状となった第
    1の状態と、該副孔が該貫通孔と同軸状となった第2の
    状態とをとりうるように、該ソケット部に対し回動可能
    に取り付けられていることを特徴とする便器用工具及び
    工法。
  2. 【請求項2】 便器のボルト孔に挿通されたナットを請
    求項1の便器用工具によって締め込む工程を有する便器
    におけるボルトへのナット締め工法であって、 ナット締め後に、前記第1の状態にあり、ボルトがソケ
    ット部から前記主孔に導入された該便器用工具の該ハン
    ドル部を回動させてボルトを折断することを特徴とする
    便器におけるボルトへのナット締め工法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AT17471U1 (de) * 2016-11-21 2022-05-15 M Gailer Walter Werkzeug, Werkzeugsatz und Kombinationswerkzeug

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