JPH1047330A - ねじ付きアンカー - Google Patents

ねじ付きアンカー

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JPH1047330A
JPH1047330A JP20599296A JP20599296A JPH1047330A JP H1047330 A JPH1047330 A JP H1047330A JP 20599296 A JP20599296 A JP 20599296A JP 20599296 A JP20599296 A JP 20599296A JP H1047330 A JPH1047330 A JP H1047330A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hollow shaft
anchor
shaft portion
screw
male screw
Prior art date
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Pending
Application number
JP20599296A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Ukai
和廣 鵜飼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Wakai and Co Ltd
Original Assignee
Wakai and Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Wakai and Co Ltd filed Critical Wakai and Co Ltd
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Publication of JPH1047330A publication Critical patent/JPH1047330A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐引抜強度に優れ、下地材に損傷を生じさせ
ることのないねじ付きアンカーを提供する。 【解決手段】 一端に頭部2を有し、他端が先鋭部4と
なる中空軸部3の外周に主雄ねじ6を設け、前記中空軸
部3の周壁に設けたコ字状切目11によって囲んだ部分
に、中空軸部3内にねじ込んだ取付ねじ8で外方に押さ
れて突出する可曲片12を設け、可曲片12の回り止に
よりアンカー1の耐引抜強度を向上させると共に、取付
ねじ8の取外し時にアンカー1の共回りをなくし、ボー
ド15の破損発生を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、石膏ボード等の
脆弱な壁面下地材に対し、各種器材等をねじで固定する
ための下地補強用として用いるねじ付きアンカーに関す
る。
【0002】
【従来の技術】石膏ボード等の壁面下地材に各種器材を
固定する場合、該下地材は脆弱であり、釘やねじを直接
打込んでも効かないため、下地補強用のアンカーやプラ
グが必要になる。
【0003】従来は、下地材にドリルを用いて下穴をあ
け、この下穴にアンカーやプラグを挿入し、ねじや釘を
そのアンカーやプラグに打込み、アンカーやプラグを開
脚等させることによって固定化していた。
【0004】また、他の下地補強材として、錐状のドリ
ル部と取付ねじを螺入するための軸方向の開口孔を有す
る自己穿孔のねじ付アンカーも種々提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ねじや
釘を打込んでアンカーやプラグを開脚させるタイプは、
下地材の裏面を錐が貫通する時、下地材の材質が脆弱で
あるため、裏面が破損してアンカー径より大きな穴があ
き、アンカーやプラグにガタツキが発生するという問題
がある。
【0006】また、後者の自己穿孔ねじ付アンカーは、
器材取付後、種々の事情により器材を取外す必要が生じ
た場合、取付けねじを緩める方向に回すと、自己穿孔ね
じ付アンカーと取付けねじは回転による進行方向が同じ
になっているため、自己穿孔ねじ付アンカーは共回りし
て下地材から抜けてしまい、取付ねじとアンカー及び器
材との分離が非常に困難となる。
【0007】また、自己穿孔ねじ付アンカーの回転によ
り、壁面下地材に大きな破損を与えるという問題もあ
る。
【0008】そこで、この発明の課題は、壁面下地材に
対して回り止状に固定化することができ、大きな耐引抜
き強度が得られると共に、取付けねじを緩めるとき、共
回りが生じないねじ付きアンカーを提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するため、請求項1の発明は、一端に頭部を有し、他端
が先鋭状となる中空軸部の外周に雄ねじを設け、前記中
空軸部の周壁に、中空軸部内にねじ込んだ取付ねじで押
され、外方に屈曲して突出する可曲片を設けた構成を採
用したものである。
【0010】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、中空軸部の外周に設けた雄ねじが、先鋭端部から頭
部に達するよう設けた主雄ねじと、円錐状となる先鋭部
の外周に設けた補助用雄ねじとからなり、補助用雄ねじ
の外径は、中空軸部に設けた主雄ねじの外径よりも小径
に形成されている構成を採用したものである。
【0011】請求項3の発明は、請求項1又は2の発明
において、可曲片は、中空軸部の周壁に施したコ字状の
切れ目で囲まれた部分に形成され、この可曲片は内面側
に中空軸部内に向けて突出する突部を備え、コ字状の切
れ目の中空軸部とのつなぎ目を先鋭部側に設けた構成を
採用したものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
示例と共に説明する。
【0013】図1(A)乃至(F)に示すように、ねじ
付きアンカー1は、硬質の合成樹脂等を用い、一端に大
径の頭部2を有する中空軸部3が円錐形の先鋭部4と、
この先鋭部4と頭部2の間に位置するストレート部5と
で形成され、この中空軸部3の外周には、先鋭部4から
頭部2に達する主雄ねじ6と、先鋭部4の外周に位置す
る補助用雄ねじ7が各々設けられている。
【0014】上記主雄ねじ6は、先鋭部4から頭部2に
向けて、先鋭部4の先端部から軸方向に沿って頭部2側
に向かう山の低い先端部6aから始まり、先鋭部4の外
周の螺旋部分がストレート部5に向けて徐々に大径とな
り、ストレート部5の外周で最大径となって頭部2に達
する構造になっている。
【0015】また、補助用雄ねじ7は、先鋭部4の外周
面にのみ、主雄ねじ6と2条ねじの関係で螺旋状に形成
され、この補助用雄ねじ7の外径は、最大径の部分が主
雄ねじ6の外径よりも小径に形成されている。
【0016】上記中空軸部3の内部は、図2(B)の如
く、取付ねじ8をねじ込むため、軸線に沿って頭部2側
で開口する中空部9となり、この中空部9の頭部2寄り
端部は、周囲にドライバーの係合溝10を有し、先鋭部
4の内部ではその外形に沿う先鋭状となって閉鎖されて
いる。
【0017】前記中空軸部3におけるストレート部5の
周壁で先鋭部4寄りの位置に、先鋭部4側に向くコ字状
の切目11を施し、この切目11で囲んだ部分で可曲片
12を形成している。該切目11の中空軸部3とのつな
ぎ目は先鋭部4側に設けられている。
【0018】この可曲片12は図1(E)に示すよう
に、上端部の内面に中空部9内へ向けて突出する膨出部
13を有し、取付ねじ8を中空部9内にねじ込んだと
き、この膨出部13が外方に押され、可曲片12は、切
目11の両端を結ぶ線を基点にして外方へ屈曲し、スト
レート部5の外周面に突出することになる。
【0019】この発明のアンカーは、上記のような構成
であり、石膏ボード等に各種器材を固定するには、図2
(A)に示すように、中空部9の頭部側係合溝10にド
ライバー14を係合させ、アンカー1の先鋭部4をボー
ド15に押し付けながら回転させると、2条の雄ねじ
6、7がボード15に対して、中空軸部3を案内し、進
入させる。
【0020】アンカー1の先鋭部4に設けた補助用雄ね
じ7は、ストレート部5に設けた主雄ねじ6の外径より
小径になっているため、主雄ねじ6の締結効果を阻害す
ることなく、図2(B)の如く、頭部2がボード15の
表面に当接するまでアンカー1をねじ込むと、締結用と
なる主雄ねじ6がしっかりとボード15にくい込み、ア
ンカー1はボード15に固定化される。
【0021】この状態で頭部2に重ねた器材16からア
ンカー1の中空部9内に取付ねじ8をねじ込むと、取付
ねじ8は進入の途中で可曲片12を外方に押し出し、可
曲片12はボード15を部分的に圧縮しながらアンカー
1の外周よりも外方へ突出し、ボード15に対するアン
カー1の回り止状態で大きな耐引抜強度が得られ、アン
カー1を下地補強材として取付ねじ8による器材16の
強固な固定が可能になる。
【0022】なお、取付ねじ8がアンカー1の全長より
長い場合、取付ねじ8はアンカー1の先端を破って貫通
することになる。
【0023】次に、器材16を取外すために取付ねじ8
を緩める方向に回転させると、アンカー1に取付ねじ8
の回転方向の回転モーメントが加わることになるが、ア
ンカー1は可曲片12が外方に突出しているため回り止
状となり、かつ、可曲片12の突出により、アンカー1
の回転モーメントに対する抵抗力は中心軸に対して非対
称となり、そのため、取付ねじ8を緩める方向に回転さ
せてもアンカー1の共回り発生がなく、アンカー1をボ
ード15に残した状態で器材16を取外すことができ
る。
【0024】
【発明の効果】以上のように、この発明によると、外周
に雄ねじを有する中空軸部の周壁に、中空軸部内にねじ
込んだ取付ねじで押され、外方に屈曲して突出する可曲
片を設けたので、取付ねじの突出によりアンカーの回り
止が得られ、耐引抜強度の向上が図れると共に、取付ね
じの取外し時にアンカーの共回り発生がなく、アンカー
の回転による下地材の破損発生を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)はアンカーの側面図、(B)は同正面
図、(C)は平面図、(D)は底面図、(E)は(A)
の矢印e−eに沿う縦断面図、(F)は(E)の矢印f
−fに沿う断面図
【図2】(A)はボードに対するアンカーのねじ込み初
期の縦断面図、(B)はボードに対するアンカーのねじ
込み状態を示す縦断面図、(C)はアンカーに取付ねじ
で器材を固定した縦断面図
【符号の説明】
1 アンカー 2 頭部 3 中空軸部 4 先鋭部 5 ストレート部 6 主雄ねじ 7 補助用雄ねじ 8 取付ねじ 9 中空部 11 切目 12 可曲片 13 膨出部 15 ボード

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に頭部を有し、他端が先鋭状となる
    中空軸部の外周に雄ねじを設け、前記中空軸部の周壁
    に、中空軸部内にねじ込んだ取付ねじで押され、外方に
    屈曲して突出する可曲片を設けたねじ付きアンカー。
  2. 【請求項2】 中空軸部の外周に設けた雄ねじが、先鋭
    端部から頭部に達するよう設けた主雄ねじと、円錐状と
    なる先鋭部の外周に設けた補助用雄ねじとからなり、補
    助用雄ねじの外径は、中空軸部に設けた主雄ねじよりも
    小径に形成されている請求項1記載のねじ付きアンカ
    ー。
  3. 【請求項3】 可曲片は、中空軸部の周壁に施したコ字
    状の切れ目で囲まれた部分に形成され、この可曲片は内
    面側に中空軸部内に向けて突出する突部を備え、コ字状
    の切れ目の中空軸部とのつなぎ目を先鋭部側に設けた請
    求項1又は2記載のねじ付きアンカー。
JP20599296A 1996-08-05 1996-08-05 ねじ付きアンカー Pending JPH1047330A (ja)

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ID=16516121

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JP20599296A Pending JPH1047330A (ja) 1996-08-05 1996-08-05 ねじ付きアンカー

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005121224A (ja) * 2003-10-10 2005-05-12 Illinois Tool Works Inc <Itw> セルフドリルアンカー
US8192123B2 (en) 2003-10-10 2012-06-05 Illinois Tool Works Inc. Drywall fastener

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005121224A (ja) * 2003-10-10 2005-05-12 Illinois Tool Works Inc <Itw> セルフドリルアンカー
JP2011080605A (ja) * 2003-10-10 2011-04-21 Illinois Tool Works Inc <Itw> セルフドリルアンカー
US8192123B2 (en) 2003-10-10 2012-06-05 Illinois Tool Works Inc. Drywall fastener

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