JP2504203Y2 - 照明器具の取付装置 - Google Patents

照明器具の取付装置

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JP2504203Y2
JP2504203Y2 JP2615493U JP2615493U JP2504203Y2 JP 2504203 Y2 JP2504203 Y2 JP 2504203Y2 JP 2615493 U JP2615493 U JP 2615493U JP 2615493 U JP2615493 U JP 2615493U JP 2504203 Y2 JP2504203 Y2 JP 2504203Y2
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JP
Japan
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screw rod
locking member
headed screw
locking
head
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JP2615493U
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JPH0680215U (ja
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宥次 高村
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▲高▼村電機工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば看板用あるいは
工事用照明に使用される蛍光灯のような照明器具の取付
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の照明器具の取付装置とし
て実公昭59−26966号公報に記載のものが知られ
ている。この従来の取付装置は、図5に示すように、照
明器具のベース1に設けた取付用長孔2を貫通し、かつ
一定角度(90°)回転変位させるとベース1に係止さ
れる横長の頭部3、該頭部3の下部に隣接し長孔2に遊
嵌される首部4及び首部4の下部に隣接しベース1の裏
面に当接される座板部5を備えた係止部材6と、該座板
部6の下方に連設され適度の弾発力を有している傘状に
湾曲したスカート部材7と、該スカート部材7の下方に
配設され外周に上向き外方へ傾斜して延びる複数の係止
翼片8を有している脚部材9との3部材からなり、これ
らの各部材6,7,9がナイロン等の絶縁プラスチック
材料で成形され、かつ、それらの中心部を貫通するボル
ト10とナット11とによって脚部材9が係止部材6及
びスカート部材7に対して分離可能に結合されている。
そして、頭部3をベース1に係止保持させた状態で脚部
材9を構造体12の孔13に挿通し、この孔13を通過
後拡開した係止翼片8とスカート部材7とで構造体12
を挾み付けて構造体12に固定保持されるようになって
いる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の取付装置は、プラスチック材料で成形されたスカー
ト部材7と同じくプラスチック材料で成形された脚部材
9の係止翼片8とによって構造体12を挾み付けるよう
になっていたので、風圧等でベース1が振動したときな
どにスカート部材7や係止翼片8が比較的容易に撓んで
変形し、がた付いて取付状態が不安定になりやすいとい
う問題があった。
【0004】本考案はこのような問題点を解決すべくな
されたものであり、構造体を強固に挾み付けてその構造
体に固定保持されるように工夫することによって、安定
した取付状態を得ることができ、また、作業性に優れた
使い勝手のよい照明器具の取付装置を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案による照明器具の取付装置は、照明器具のベ
ースに設けた取付孔に嵌着係止される頭部、首部及び座
板部を備えた絶縁性プラスチック製の係止部材と、該係
止部材の下方に配設され外周に上向き外方へ傾斜して延
びる複数の係止翼片を有する金属製の脚部材とを有し、
前記係止部材と前記脚部材はその中心部を貫通する金属
製の頭付ねじ棒とナットとによって分離可能に結合され
ていると共に、前記頭付ねじ棒は、前記係止部材にねじ
込まれるねじ部が左ねじに、ナットとねじ合わされるね
じ部が右ねじになっており、前記頭部をベースに係止保
持させた状態で前記脚部材を構造体の孔に挿通し、該孔
を通過後前記頭付きねじ棒をねじ込み、拡開した前記係
止翼片と前記座板部とで構造体を挾み付けけて固定する
ようにしたものである。
【0006】請求項2記載の考案による照明器具の取付
装置は、上記の構成に加え、頭付ねじ棒を回して該頭付
ねじ棒を係止部材の頭部から突き出る方向に変位させる
際に、前記頭付ねじ棒と前記係止部材との共回りを阻止
する突起を前記構造体又は前記係止部材の少なくとも一
方に設けたものである。
【0007】
【作用】上記構成により、係止部材の頭部を照明器具の
ベースに嵌着係止させると共に、脚部材を構造体の孔に
挿通させた後、頭付ねじ棒の頭部を右方向(時計回り方
向)に回して該頭付ねじ棒を係止部材の頭部から突き出
る方向に変位させると、頭付ねじ棒と共に変位する脚部
材の係止翼片が構造体を挾んで座板部に近づく。そのた
め、頭付ねじ棒をさらに右に回すと、係止翼片が弾性変
形して拡開し、該係止翼片と座板部とで構造体が挾み付
けられる。ここで、脚部材は金属製であるため、係止翼
片と座板部とにより構造体を挾み付ける力が十分に大き
くなる。しかも、係止翼片と座板部とにより構造体を挾
み付けるときの操作は、通常のねじと同様に頭付ねじ棒
を右に回す操作であるから、作業者は違和感なくねじ込
み操作を行なうことができる。
【0008】請求項2記載の構成により、係止翼片と座
板部とにより構造体を挾み付けるときの操作中に、頭付
ねじ棒と座板部との共回りが防止される。
【0009】
【実施例】以下、本考案を図面に示す実施例について説
明する。取付装置Aは、図1に示すように、係止部材2
0と脚部材30と頭付ねじ棒40とナット50とにより
構成されている。
【0010】係止部材20は絶縁性プラスチック材料で
成形され、横長の頭部21と、該頭部21の下部に隣接
する首部22と該首部22の下部に隣接する座板部23
と座板部23から下方に延びる軸部24とが一体に成形
されており、その中心に頭付ねじ棒40の挿通孔25が
貫設され、また、頭部21には頭付ねじ棒40の頭部4
1を収容し得る大きさの凹所26が形成されている。
【0011】脚部材30は金属製であって、挿通孔31
を中心に有する座部32の外周縁から上向き外方へ傾斜
して延びる複数の係止翼片33を備えている。
【0012】頭付ねじ棒40は金属製であって、軸部4
2の基端部に頭部41とこれに続く左ねじのねじ部43
が設けられると共に、軸部42の先端部に右ねじのねじ
部44が設けられていて、ねじ部44が軸部42よりも
小径に形成されている。
【0013】係止部材20と脚部材30とは、図2に示
すように、それらの挿通孔25,31に貫通した頭付ね
じ棒40と、該頭付ねじ棒40のねじ部44にねじ嵌合
したナット50とによって分離可能に結合されている。
その際、頭付ねじ棒40のねじ部43は係止部材23の
挿通孔25の孔壁面にねじ込まれ、係止部材20の軸部
24から突出した軸部42に脚部材30が若干がた付き
状態に組み付けられる。
【0014】次に、上記構成を有する取付装置Aを用い
て照明器具のベース1を構造体12に取り付ける作業を
図2〜図4を参照して説明する。
【0015】先ず、係止部材20の頭部21をベース1
の取付用長孔2に貫通させた後、一定角度(90°)回
転変位させて取付装置Aをベース1に係止させる(図3
及び図4参照)。次に、取付装置Aを構造体12に取り
付けるときは、脚部材30を構造体12の孔13に挿通
した後、ドライバで頭付ねじ棒40の頭部41を図2の
矢印Xで示すように右方向(時計回り方向)に回す。頭
付ねじ棒4のねじ部43が左ねじであるから、この回転
操作により、頭付ねじ棒4が係止部材20の頭部21か
ら突き出る方向に変位する。このため、ナット50を介
して脚部材30が矢印Yのように引き上げられ、その係
止翼片33が構造体12を挾んで座板部23に近づく。
頭付ねじ棒40をさらに右方向に回すと、係止翼片33
が弾性変形して拡開し、拡開した係止翼片33と座板部
23とで構造体12を挾み付けることにより、取付装置
Aが構造体12に固定保持される。この場合、図4に示
したように、構造体12に突起14を曲げ起こして設け
ておき、該突起14に座板部23が頭付ねじ棒40の回
転方向から当接するようにしておくと、頭付ねじ棒40
と座板部23との共回りが防止され、頭付きねじ棒40
のねじ込み作業が容易に行なえる。なお、突起14を座
板部23側に設けて、その突起14がベース1の側壁に
係止される構造を採用してもよい。
【0016】図2に示したベース1と構造体12との取
付状態においては、絶縁性プラスチック製の係止部材2
0が、ベース1と構造体12との間及びベース1と金属
製の脚部材30、頭付ねじ棒40、ナットとの間を絶縁
する役目を果たしている。そして、取付装置Aの脚部材
30が金属製であるから、係止翼片33と係止部材20
の座板部23とにより構造体12を挾み付ける力は十分
に大きくなる。そのため、構造体12に対するベース1
の取付状態が安定し、また、風圧でベース1が振動した
りしたときでも取付状態の安定性が損なわることはな
い。他方、係止翼片33と座板部23とにより構造体1
2を挾み付けるときの操作は頭付ねじ棒40を右に回す
操作であるから、作業者は違和感なく締付け操作を行な
うことができる。
【0017】なお、構造体12の厚みが異なっても係止
翼片33がこれに対応して弾性変形し、その弾発力で構
造体12を押し付けるから、1種類の取付装置Aを厚み
の異なる構造体12に使用することが可能であり。ま
た、頭付ねじ棒40が金属製であるからプラスチック材
料で成形されている係止部材が補強されるという利点も
ある。
【0018】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
係止部材の座板部と協働して構造体を挾み付ける脚部材
を金属製としたため、構造体に対する照明器具のベース
の取付状態が安定し、風圧によってベースが振動したり
しても取付状態の安定性が損なわれるおそれはない。し
たがって、強風にさらされる高所設置の看板に用いられ
る照明器具の取付装置としてきわめて有効である。ま
た、構造体への取付作業は、頭付ねじ棒を右に回すこと
によって行なわれるから、作業者が違和感を感じること
なく、取付作業を行ない得るという利点がある。
【0019】請求項2記載の考案によれば、作業時の頭
付ねじ棒と座板部との共回りが防止されるので、作業性
がさらに改善されるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例による照明器具の取付装置を断
面で示した分解図である。
【図2】同取付装置の使用状態を示す縦断正面図であ
る。
【図3】図2の3−3線に沿う断面図である。
【図4】同取付装置の使用状態を示す平面図である。
【図5】従来装置の使用状態を示す縦断正面図である。
【符号の説明】
A 取付装置 1 ベース 2 長孔(取付孔) 12 構造体 13 構造体の孔 14 突起 20 係止部材 21 頭部 22 首部 23 座板部 30 脚部材 33 係止翼片 40 頭付ねじ棒 50 ナット 43 ねじ部 44 ねじ部

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照明器具のベースに設けた取付孔に嵌着
    係止される頭部、首部及び座板部を備えた絶縁性プラス
    チック製の係止部材と、該係止部材の下方に配設され、
    外周に上向き外方へ傾斜して延びる複数の係止翼片を有
    する金属製の脚部材とを有し、前記係止部材と前記脚部
    材はその中心部を貫通する金属製の頭付ねじ棒とナット
    とによって分離可能に結合されており、 前記頭付ねじ棒は、前記係止部材にねじ込まれるねじ部
    が左ねじに、前記ナットと螺合されるねじ部が右ねじに
    なっており、前記頭部をベースに係止保持させた状態で
    前記脚部材を構造体の孔に挿通し、該孔を通過後前記頭
    付きねじ棒をねじ込み、拡開した前記係止翼片と前記座
    板部とで前記構造体を挾み付けて固定するようにしたこ
    とを特徴とする照明器具の取付装置。
  2. 【請求項2】 前記頭付ねじ棒を回して、該頭付ねじ棒
    を前記係止部材の頭部から突き出る方向に変位させる際
    に、前記頭付ねじ棒と前記係止部材との共回りを阻止す
    る突起が前記構造体又は前記係止部材の少なくとも一方
    に設けられている請求項1記載の照明器具の取付装置。
JP2615493U 1993-04-20 1993-04-20 照明器具の取付装置 Expired - Lifetime JP2504203Y2 (ja)

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JPH0680215U JPH0680215U (ja) 1994-11-08
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