JP2001103926A - 液状甘味料組成物 - Google Patents

液状甘味料組成物

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JP2001103926A
JP2001103926A JP28434599A JP28434599A JP2001103926A JP 2001103926 A JP2001103926 A JP 2001103926A JP 28434599 A JP28434599 A JP 28434599A JP 28434599 A JP28434599 A JP 28434599A JP 2001103926 A JP2001103926 A JP 2001103926A
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Shoichi Ishii
昭一 石井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高甘味度甘味成分であるN−[N−[3−(3
−ヒドロキシ−4−メトキシフェニル)プロピル]−L
−α−アスパルチル]−L−フェニルアラニン 1−メ
チルエステル等のアスパルチルジペプチドエステル誘導
体を含み、飛散することがなく、溶解性が良く作業性に
優れ、長期に安定した高甘味度甘味料組成物を提供す
る。 【解決手段】前記高甘味度を有する誘導体を少なくとも
1種を食用媒体中、好ましくは糖類、糖アルコール類及
びオリゴ糖類に含まれる化合物の少なくとも1種を安定
化剤として配合して、均一に溶解或いは懸濁することに
より、長期にわたって安定した高甘味度の溶液或いは懸
濁液を提供する。甘味剤として、また甘味を付与された
飲食品や甘味を必要とする製品の甘味の付与等に有用で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規液状甘味料組
成物、詳しくは特定の新規アスパルチルジペプチドエス
テル誘導体、例えばN−[N−[3−(3−ヒドロキシ
−4−メトキシフェニル)プロピル]−L−α−アスパ
ルチル]−L−フェニルアラニン 1−メチルエステル
(「誘導体1」と称する。)等の少なくとも1種を食用
媒体に溶解した溶液を含み、好ましくは当該誘導体を均
一かつ安定に分散、溶解する溶液又は懸濁液状の液状甘
味料組成物、更に好ましくは、そのための安定化剤とし
て糖類、糖アルコール類及びオリゴ糖類に含まれる化合
物の少なくとも1種を含有する、液状高甘味度甘味料組
成物(甘味剤等の飲食品の形態にあるものを含む。)及
びこれを使用した飲食品、その他甘味を付与された製品
等に関する。
【0002】
【従来の技術】高甘味度甘味料であるネオテームの甘味
強度をショ糖と比較すると、重量比で10000倍(特
表平8-503206号公報参照。)、またアスパルテームの甘
味強度はショ糖と比較すると重量比で200倍(特公昭
47-81031号公報参照。)と報告されており既に実用化さ
れたり、又は実用化に向けて研究が進められている。そ
の他、高甘味度甘味質を有する高甘味度甘味料が多く提
案されているが、実用化されるまでには種々の課題を有
している。
【0003】従来から存在するものとは異なる甘味度の
高い高甘味度甘味物質の開発、好ましく甘味質や、安定
性等の物性に優れた高甘味度物質或いはこのような高甘
味度物質を含む実用性の高い高甘味度甘味料組成物の開
発が求められている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本件出願人は、下記一
般式(2)で示されるアスパルチルジペプチドエステル
誘導体が高甘味度を有し、甘味剤として使用可能である
ことを見出しこの内容について既に出願中である。
【0005】前記誘導体について本発明者等は更なる検
討を行った結果、この誘導体の甘味度倍率は極めて高
く、ショ糖に比較して5000〜50000倍(又はそ
れ以上)であることを確かめ、高甘味度甘味料として種
々の飲食品への利用を試みた。
【0006】この誘導体は甘味度、甘味質、ダイエット
等の面では十分に満足できるが、原末のままで使用する
場合においては、アスパルチルジペプチドエステル誘導
体固有の物性に起因した幾つかの問題が生じ、取り扱い
が困難であることが分かった。例えば、多くは針状微細
な結晶であるため、比容が大きく飛散し易い粉体特性を
有している。そのため、取り扱い作業中に飛散して作業
環境を悪化させるおそれがある。また、同時に、飛散に
よるロス(損失)を生じ易い。
【0007】種々の飲食品への利用を図る上で水に溶解
した高甘味度溶液が安定で液状甘味料組成物として有用
であることを見出し、更に検討を進めた結果、例えば水
単独に対する溶解性を上げ、水に溶解するときにダマ
(粉体が固まった状態)等の発生を防ぎ溶解作業を簡便
にし、或いは発泡現象を起き難くする等して、食用の媒
体に対して溶解性、分散性、安定性を更に改善すること
により食品加工上極めて有利となることも課題として見
出した。
【0008】一方、健康、ダイエット等に対する志向が
高まるにつれてショ糖に代わる低カロリーで、ノンシュ
ガーの甘味料の開発が期待される。また、褐変やべたつ
き等の、以前からショ糖使用品にみられる問題点を解決
する手段、或いは飲料や冷菓等の製造に適した甘味料の
開発は重要な問題である。飲料、冷菓等においては最終
製品の品質への甘味料の影響は勿論であるが、その製造
工程における作業性や甘味料に由来する物性変化等が甘
味料選定上の重要な要素となる。
【0009】また、飲料等で予め濃縮タイプの原液を製
造し、その希釈乃至はボトリングを別途行う場合や、ベ
ンダーマシーンに原液、シロップとして供給する場合に
おいては輸送や保管等の便宜を図る上でできるだけ容量
が少ないことが望ましく、そのような高甘味度の甘味料
組成物が要求される。
【0010】以上のような情況下に、前記誘導体を安定
に含み、飛散せず簡便に取り扱うことができる高甘味度
の甘味料組成物が求められている。
【0011】そこで、本発明の目的は、前記誘導体につ
いて製品の品質のみならず、製造、流通段階における工
程管理、作業性において満足できる甘味料組成物を取得
することにある。そのためには、下記の具体的な課題を
解決できる方法の開発にある。
【0012】前記誘導体について飛散を防止できる。溶
解速度を高めて溶解を容易にする。小さい場所で保管で
き、均一な甘味を付与できるような高甘味度の甘味料組
成物で長期間安定(高溶解、高分散性で)している。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記課題
を解決すべく鋭意検討を行った結果、前記高甘味度を有
する誘導体を水、アルコール等の食用媒体中に含み、か
つ安定した液状の甘味料組成物を開発することに成功し
た。食用媒体を使用して、これに前記誘導体を安定に溶
解せしめた溶液、好ましくはこの誘導体を含み、安定に
溶解、安定に分散する懸濁溶液を見出し、この知見に基
づいて本発明を完成するに到った。
【0014】即ち、本発明は、下記一般式(2)で示さ
れるアスパルチルジペプチドエステル誘導体(塩の形態
にあるものを含む。)の少なくとも1種を食用媒体、水
アルコール等に溶解した溶液を含有することに特徴を有
する液状甘味料組成物に存する。
【0015】本発明に使用する前記アスパルチルジペプ
チドエステル誘導体には塩の形態にあるものが含まれ、
1種単独の誘導体又は2種以上の誘導体の混合物が使用
される。
【0016】
【化2】
【0017】但し、上記式中、R1、R2、R3、R4及び
5はそれぞれ相互に独立していて、水素原子、水酸
基、炭素数1〜3のアルコキシ基(メトキシ、エトキ
シ、n−プロポキシ等)、炭素数1〜3のアルキル基
(メチル、エチル、n−プロピル等)及び炭素数が2又
は3のヒドロキシアルキルオキシ基(O(CH22
H、OCH2CH(OH)CH3等)何れかを表す。ここ
で、R1及びR2、或いはR2及びR3についていては、そ
れぞれ両者(R1とR2、又はR2とR3)が一緒になって
メチレンジオキシ基(OCH2O)を形成してもよい。
【0018】R6、R7、R8、R9及びR10はそれぞれぞ
れ相互に独立していて、水素原子又は炭素数が1〜3の
アルキル基(メチル、エチル、イソプロピル等)基を、
それぞれ表す。ここで、R6、R7、R8、R9及びR10
ら選択される任意の2つの置換基については、それぞれ
一緒になって炭素数が1〜5のアルキレン基(CH2
CH2CH2、CH2CH2CH2等)を形成してもよい。
【0019】R6とR7が、或いはR8とR9とがそれぞれ
異なる置換基を表す場合或いはR10が水素原子以外の置
換基を表す場合、これら(R6とR7、R8とR9又は
10)が結合する炭素原子の立体配位は(R)、(S)
及び(RS)の何れでもよいし、それらの混合形態でも
よい。尚、前記一般式(2)においてR6〜R10や水素
原子と炭素原子との結合手が波線で記載されているの
は、その結合手の向きが任意であることを意味する。
【0020】但し、R6が水素原子又はメチル基を、
1、R2、R3、R4、R5、R7、R8、R9及びR10が同
時に水素原子を、それぞれ表す誘導体、及びR2がメト
キシ基を、R3が水酸基を、R10が水素原子又はメチル
基を、R1、R4、R5、R6、R7、R8及びR9が同時に
水素原子を、それぞれ表す誘導体については除かれる。
【0021】本発明に使用するアスパルチルジペプチド
エステル誘導体としては、前記式中R8、R9及びR10
何れも水素原子を表す誘導体がより好ましい。
【0022】本発明に使用するアスパルチルジペプチド
エステル誘導体としては、ショ糖に比して4,000倍
を超える甘味強度を有する誘導体が好ましい。
【0023】下記の内容も本発明に使用するアスパルチ
ルジペプチドエステル誘導体に好ましい誘導体として含
まれる。
【0024】[1] 前記式(2)中、R3が水酸基又はメ
トキシ基であり、R4及びR5が水素原子である誘導体。
【0025】[2] 前記式(2)中、R1が水酸基であ
る誘導体。 [3] 前記式(2)中、R1が水素原子である誘導体。
【0026】[4] 前記式(2)中、R2、R6及びR7
が水素原子である誘導体。 [5] 前記式中、R2が水素原子、水酸基及びメチル基
の何れかである上記誘導体。
【0027】前記誘導体には塩の形態にあるものが含ま
れ、その塩には、例えば塩酸塩、ナトリウム塩、カリウ
ム塩、アンモニウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩
等食用として可能な塩の形態が含まれる。
【0028】本発明に使用するアスパルチルジペプチド
誘導体として、特に好ましくは下記表1に示される9誘
導体を挙げることができる(R8、R9及びR10は何れも
水素原子を表す)。
【0029】
【表1】
【0030】食用媒体(水、アルコール等)には安定化
剤(倍散剤)、増粘剤、賦形剤等を含むことができる。
好ましくはこれ等を懸濁媒体として使用することができ
る。
【0031】安定化剤として、糖類、糖アルコール類及
びオリゴ糖類に含まれる化合物の少なくとも1種を添加
することができる。その結果、前記誘導体を高溶解性、
高分散性に優れ、安定した懸濁液を調製することができ
る。
【0032】糖類としては、ショ糖(ショ糖の誘導体を
含む。)、転化糖、異性化糖、ブドウ糖、果糖、乳糖、
麦芽糖、D−キシロース及び異性化乳糖を、糖アルコー
ル類としては、マルチトール、ソルビトール、マンニト
ール、エリスリト−ル、キシリトール、ラクチトール、
パラチニット及び還元澱粉糖化物、還元澱粉加水分解物
を、オリゴ糖類としては、フラクトオリゴ糖、マルトオ
リゴ糖、イソマルトオリゴ糖、ガラクトオリゴ糖、大豆
オリゴ糖及び乳化オリゴ糖を、それぞれ好ましい安定化
剤として挙げることができる。その他、ショ糖の誘導体
として砂糖結合水飴等[カップリングシュガー:グルコ
シルスクロース等]、パラチノース(イソマルチュロー
ス等を含む。)、トレハロース等を挙げることができ
る。
【0033】前記の如く、食用媒体としては水、アルコ
ール、この何れかを含む混合溶媒等の液状媒体を使用す
るのが好ましく、前記の如く安定化剤等を含んでいても
よい。前記誘導体の少なくとも1種を液状媒体に対する
溶解度より高濃度に含有する懸濁液、特に好ましくは均
一な懸濁液の状態にすることができる。
【0034】前記誘導体の少なくとも1種を液状媒体に
対する溶解度よりも高濃度に含有する懸濁液と液状媒体
とを混合することにより安定した懸濁状の甘味料組成物
を取得することができる。このような混合において使用
する混合には真空混合法が好ましく採用される。
【0035】本発明の液状甘味料組成物には、甘味剤、
飲料、冷菓、シロップ等、飲食品、医薬品等の形態にあ
るものが含まれる。
【0036】更に、このような甘味料組成物を使用した
飲料、冷菓、デザート等の飲食品、医薬品、口腔化粧
品、その他甘味を付与された製品等も本発明に含まれ
る。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0038】本発明に使用する前記一般式(2)、特に
(1)で示されるアスパルチルジペプチドエステル誘導
体としては、特に前記9種の誘導体(それぞれ「誘導体
1」〜「誘導体9」と称する。)が高甘味度である点で
好ましいので、この誘導体を中心に本発明を説明する
が、本発明はこれら誘導体の使用に限定されるものでは
ない。
【0039】本発明に使用するアスパルチルジペプチド
エステル誘導体はアスパルテームを、フェニル基上に種
々の置換基を持ち、なおかつ主鎖上に1から2個のアル
キル置換基を持つ3−フェニルプロピオンアルデヒド誘
導体、シンナムアルデヒド誘導体或いは(2−フェニル
エチル)アルキルケトン誘導体と還元剤(例えば水素/
パラジウム炭素触媒)とを用いて還元的にアルキル化す
ることによって容易に合成できる。或いは通常のペプチ
ド合成法(泉屋等、ペプチド合成の基礎と実験:丸善 1
985.1.20 発行)に従って得ることができるβ位のカル
ボン酸に保護基を持つアスパルテーム誘導体(例えばβ
−O−ベンジル−α−L−アスパルチル−L−アミノ酸
メチルエステル)を、上記3−フェニルプロピオンアル
デヒド誘導体、シンナムアルデヒド誘導体或いは(2−
フェニルエチル)アルキルケトン誘導体と還元剤(例え
ばNaB(OAc)3H)とを用いて還元的にアルキル
化(A.F.Abdel-Magid等, Tetrahedoron Letters, 31, 5
595 (1990))した後に保護基を除去する方法、或いは必
要に応じて不飽和結合を還元剤で飽和する方法によって
得ることができる。上記3−フェニルプロピオンアルデ
ヒド誘導体、シンナムアルデヒド誘導体或いは(2−フ
ェニルエチル)アルキルケトン誘導体の代わりにこれら
のアセタール或いはケタール誘導体等が還元的アルキル
化の際のアルデヒド或いはケトン成分として用いられ得
ることは勿論である。
【0040】これら誘導体は、前記に示したような公知
のペプチド合成法や後記実施例の欄に、誘導体1〜9に
ついてその製造例が示されているので、これらに基づい
て容易に製造することができる。
【0041】本発明に安定化剤として使用する糖類、糖
アルコール類及びオリゴ糖類(以下併せて、「本発明に
使用する糖類等」と称することがある。)について説明
する。
【0042】糖類については糖類のうち、甘味を有し水
溶性であるものが好ましく使用される。例えば、ショ糖
(ショ糖の誘導体を含む。)、転化糖、異性化糖、ブド
ウ糖、果糖、乳糖、麦芽糖、D−キシロース及び異性化
乳糖を含み、ショ糖の誘導体には、例えば砂糖結合水飴
(カップリングシュガー、グルコシルスクロース等)、
パラチノース、(イソマルチュロース等)、トレハロー
ス等が含まれる。
【0043】糖アルコールは還元糖を意味し、オリゴ糖
類はブドウ糖や果糖等の単糖の基本骨格数個を有する多
糖を意味する。糖アルコール類としては、マルチトー
ル、ソルビトール、マンニトール、エリスリト−ル、キ
シリトール、ラクチトール、パラチニット、還元澱粉糖
化物及び還元澱粉加水分解物を、またオリゴ糖類として
は、フラクトオリゴ糖、マルトオリゴ糖、イソマルトオ
リゴ糖、ガラクトオリゴ糖、大豆オリゴ糖及び乳化オリ
ゴ糖を挙げることができる。
【0044】これらの化合物を本発明において安定化剤
として使用する場合、1種でも複数でも使用することが
できる。
【0045】上記例示の化合物の中では、本発明で使用
するアスパルチルジペプチドエステル誘導体の安定化
(高溶解性、高分散性の面で)を図る上で、異性化糖、
ソルビトール等の糖アルコール、還元澱粉加水分解物、
カップリングシュガー等を配合、使用するのが好まし
い。
【0046】これらの安定化剤の使用により、本発明に
使用する前記誘導体を含有せしめることができ、本発明
に使用する糖類等による甘味も強化された高甘味度の液
状組成物が得られると同時に、前記誘導体が液体系でも
極めて安定に保持され、使用時も特に懸濁液の場合前記
誘導体の結晶が液体中に均一に分散浮遊して、水等の食
用媒体中の分散性、溶解性にも優れた効果を発現する。
その結果、本発明品を甘味剤や飲食品の形態で使用する
こともできるし、飲料、デザート、冷菓等の原料として
実用性の高い甘味剤を提供することもできる。
【0047】本発明に使用する前記誘導体は、一般的に
は水に対する溶解度が小さい(1〜1000mg/100ml)が、
高甘味度であるので、僅かに溶解する量で十分に甘味度
は保証されるが、その溶解度以上に添加して、懸濁液と
して好ましく使用することもできる。懸濁液を製造する
場合の懸濁媒体(分散媒)は、低粘度であれば不均一に
沈降が観られる場合があるが、この場合使用時に振る等
して振動を与えることにより均一に分散させることがで
きるが、このような場合常時均質に維持するには、好ま
しくは少なくとも前記誘導体の浮遊安定性を維持できる
程度の粘度を有する懸濁媒体(好ましくは、水等の食用
媒体に本発明に使用する糖類等を安定化剤として含む溶
液)を選択使用するか、或いはキサンタンガム、グアガ
ム等のガム質、多糖類等の増粘安定化剤、比重増加成分
を更に添加する等して、懸濁媒体に対する前記誘導体の
分散、浮遊安定性をより高めることができる。
【0048】懸濁媒体に対する前記誘導体(1種以上)
の添加量については、少なくとも前記誘導体の一部が未
溶解の状態を安定に維持できる量使用するのが好まし
い。
【0049】懸濁液を製造するための前記誘導体の添加
量の下限は、保存温度乃至室温下で前記誘導体を過飽和
にするに要する量であり、上限は目的とする甘味度に応
じて要求される前記誘導体の量である。勿論、目的とす
る甘味度に応じて要求される前記誘導体の量が飽和に満
たない量の場合には、当然溶解した液体となるが、当然
本発明の液状甘味料組成物として使用することができ
る。
【0050】懸濁媒体に添加使用できる安定化剤(倍散
剤)を使用する場合、1種又は2種以上を組み合せて使
用することができる。更に、他の調味成分(例えば、L-
グルタミン酸ナトリウム、5'-ヌクレオチド等の呈味物
質、ステビオサイド類、サッカリン等の甘味物質、有機
酸、アミノ酸、ペプチド類、エキス類等。)、香料、香
辛料、着色料、カルシム、マグネシウム等の無機物質、
ビタミン、脂質等を併用してもよい。油脂を併用する場
合、O/W型又はW/O型の乳化物として提供すること
も可能である。
【0051】本発明の液状甘味料組成物を製造するに
は、特に困難は無く、例えば単に前記誘導体(1種以
上)を直接添加混合し溶液状、或いは懸濁状(スラリー
状)にすることもできる。使用する懸濁媒体(好ましく
は、水に安定化剤として糖類等を含んだ溶液)を加温
し、これに前記誘導体を添加混合して冷却することによ
り製造することもできる。好ましくは、気泡の抱き込み
を防ぎながら前記誘導体をより均一に分散させるために
は、以下の方法を採用すればよい。
【0052】前記誘導体及び水(及び/又は安定化剤の
一部)を含む懸濁物(スラリー)を調製し、次いでこれ
と安定化剤(既に一部使用の場合は残り全部)とを混合
する。この際、懸濁物(スラリー)は好ましくは、予め
前記安定化剤の一部と直接混合(均質化)するか、又は
前記誘導体及び水を混合(均質化)した後、安定化剤の
一部と混合(均質化)する方法により調製し、次いで残
りの多量の安定化剤と合わせて、好ましくは真空混合す
ることにより気泡の形成を防ぎつつ、前記誘導体の粒子
が均一に分散した液状甘味料組成物を製造することがで
きる。
【0053】本発明において、液状甘味料組成物の形態
としては液体(均一溶液又は分散溶液)、ペースト状、
ソフト乃至ハードクリーム状等の流動乃至は半流動状の
形態を挙げることができ、これら全て本発明に含まれ
る。例えば、ペースト状クリーム状の場合、粘度の高い
原料と混合する際の作業性に優れ、冷菓等の製造に好適
である。
【0054】本発明による液状甘味料組成物は、前記誘
導体の保存安定性に優れている(誘導体自体の分解もな
く、長期に高溶解、高分散性を保つ。)ため、甘味ロス
(損失)が少なく、高甘味度液状甘味料組成物を取得で
き、加えて安定化剤の使用により、更に水に対する分
散、溶解性を前記誘導体単品に比べて著しく向上させる
ことができるので、飲料、冷菓、シロップ、ベンダー等
の用途に好適な甘味料組成物として広くその利用が期待
される。
【0055】本発明においては、アスパルチルジペプチ
ドエステル誘導体と、安定化剤としての本発明に使用す
る糖類等との配合組成については特に制限は無い。
【0056】前記糖類等の使用により安定化効果が得ら
れると共に、糖類等の選択により、甘味質改善或いは調
整の効果も得られる。
【0057】更に、増粘剤や賦形剤、或いは界面活性剤
の使用により、溶解性、分散性においてより安定化効果
を得ることができる。
【0058】更に、別種の甘味成分(第三、第四の甘味
成分:アスパルテーム等その他の高甘味度甘味料)を配
合したり、塩化ナトリウム等の塩等、甘味成分以外の必
要な成分を配合することもできる。
【0059】本発明の液状甘味料組成物は、代表的には
甘味剤として使用することができる。この場合、前記誘
導体を少なくとも1種(塩の形態にあるものも可。)
と、安定化剤を少なくとも1種含有して食用媒体中に前
記誘導体が安定に溶解しておればよく、特に懸濁液の場
合には好ましくは一部未溶解の前記誘導体は均一に分散
しておればよい。このような安定化剤を含んだ水等の食
用媒体を溶解又は懸濁媒体として使用するのが好まし
い。
【0060】本発明の液状甘味料組成物を甘味剤や飲食
品として使用する場合には、前述の通り、より安定化を
図るために必要により甘味剤用の担体、増粘剤、増量剤
及び/又は賦形剤を使用することができる。この場合、
例えば従来から知られ、又は使用されている甘味剤用の
担体、増粘剤、増量剤、賦形剤等を使用することができ
る。
【0061】このような担体等には、安定化剤として例
示した前記糖類等を使用することができるし、それ以外
のもので、従来から甘味剤用の担体として使用され、又
は使用可能なものを使用することもできる。
【0062】本発明品を甘味剤の形態で製造することが
できるが、甘味剤の形態以外で、必要な飲食品成分や賦
形剤を使用することにより冷菓等の飲食品の形態で本発
明の液状組成物を製造することもできる。
【0063】本発明の液状甘味料組成物は、更に甘味の
付与を必要とする飲食品等の製品、例えば菓子(冷菓、
ゼリー、ケーキ、キャンディー)、パン、チューインガ
ム、衛生製品、化粧品(歯磨剤を始めとする口腔用組成
物を含む。)、薬品及び人以外の動物用製品等の各種製
品の甘味剤として使用することができ、このようにして
甘味が付与された製品の形態として、また甘味の付与を
必要とする当該製品に対する甘味付与方法においても本
発明の液状甘味料組成物を使用することができ、これら
も当然本発明に含まれる。これらの使用方法について
は、甘味剤或いは甘味付与方法のために甘味剤を使用す
る場合に用いる方法として知られている方法を採用して
行うことができる。
【0064】本発明の液状甘味料組成物の使用により、
飛散の問題も無い、溶解性が良好で作業性に優れ、省ス
ペースで長期間にわたって安定に使用することができ、
均一な甘味を提供することができる。
【0065】
【実施例】以下、実施例及び比較例、更には本発明に使
用するアスパルチルジペプチドエステル誘導体の製造例
を示して、本発明をより詳細に説明する。
【0066】(実施例1)甘味倍率の測定 誘導体2はショ糖の6500倍と想定して、PSE10%
濃度となるように希釈した(15.5mg/1000ml=10/6500g/
100ml)水溶液を調製した。ショ糖濃度6.94%8.33
%10%12%14.4%の各水溶液を調製し、誘導体2
の水溶液の甘味強度がどの番号のものと似ているか、試
飲して官能評価を行った。パネラー20名の平均点を求
めた結果、2.25点であった。
【0067】次の計算により、当該誘導体2の甘味強度
は8.75%であった[(10.0-8.33)×0.25+8.33=8.7
5]。従って、甘味倍率はショ糖に対して5600倍(=8.75
/0.00155)であった。同様に実験を行うと、誘導体1は
22600倍であった。 更に、同様にして、他の誘導体
(3〜9)についても甘味倍率を求めることができる。
【0068】また、コーラ液中での甘味倍率も、ショ糖
10%コーラ液を比較例として、同様に求めることがで
きる。尚、コーラ液の組成は下記の通りである。
【0069】
【0070】尚、比較液の濃度として、前記〜のシ
ョ糖濃度を採用した。その結果、誘導体1は22600倍
で、誘導体2は4900倍であった。
【0071】(実施例2)誘導体1による液状甘味料組
成物の製造 誘導体1(甘味倍率は22600倍)の1.0重量部を水70重量
部に添加して(誘導体1の25℃における水に対する溶解
度は0.152g/100ml)、ホモゲナイザーで均質化した後、
日本食品加工(株)製異性化糖、商品名「フジクラフ
ト」(水分25%、甘味倍率:0.75倍)を70重量部添加
し、更に均質化を行いその誘導体1含有懸濁液(スラリ
ー)と「フジクラフト」2000重量部とを「ロボクープ」
(TK. SUPPLIES(株)製)により5分間真空混合し、懸
濁液状甘味料組成物を製造した。25℃における「フジク
ラフト」に対する誘導体1の溶解度は0.035g/100mlであ
った。また、上記で得た懸濁液状甘味料組成物中の誘導
体1の濃度は0.047g/100ml(=1/2141;比重1として)
である。
【0072】この懸濁液状の甘味料組成物1mlは11.3*
のショ糖の甘味を有するので、0.5mlをコーヒーカップ
の標準容量である140mlのコーヒーに滴下すると、ショ
糖4%相当の甘さのコーヒーが得られる。
【0073】*:甘味度計算 誘導体1より 1×22600 「フジクラフト」より(70+2000)×0.75 合計 24152.5 従って、1g、比重1とすると1ml当たり、11.3=24
152.5/2141となる。
【0074】20mlメスシリンダーに該懸濁液状の甘
味料組成物を入れ、水分が蒸発しないように上部を透明
ラップで包み、室温下で60日間静置したが、誘導体1
の沈降は観られなかった。その懸濁液状の甘味料組成物
の粘度は410mPa.s(センチポイズ:20℃、東京計器
(株)製デジタル粘度計DVM-B型、ローターNo.2、30rp
m、1分)であった。
【0075】同様に、誘導体1の1.0重量部を水70重量
部に添加してホモゲナイザーで均質化した懸濁液を同様
にして室温下で7日間静置したところ懸濁物は全て沈降
した。
【0076】該懸濁液状甘味料組成物を製造後、その0.
5mlを添加した140mlのコーヒーを、ショ糖5.6gを添加し
た140mlコーヒー(ショ糖4%)を比較対照として官能
評価を行ったところ、甘味に対して有意差は観られなか
った(パネラー10名使用。)。また、該懸濁液上の甘
味料組成物を密閉した容器に入れ、室温で60日間静置
後、その0.5mlを添加した140mlのコーヒーを、同様に、
ショ糖5.6gを添加した140mlのコーヒーと比較し官能評
価を行ったところ、有意差は観られず、美味しいコーヒ
ーが得られた。このことから、誘導体1が分解しておら
ず、安定であることが分かった。
【0077】該誘導体の懸濁液50g(誘導体含有量0.023
4g)を500mlの水(25℃)に撹拌しながら添加し(200rp
m)、完全に溶解するまでの時間を測定したところ、50
秒であった。対照品として誘導体1の粉末を0.0234gを
同様にして500mlの水(25℃)に撹拌しながら添加し、
完全に溶解するまでの時間を測定したところ、3分以上
を要した。
【0078】以上の実施例1の結果から、本発明の甘味
料組成物が安定に得られることが理解され、また、水単
独の場合に比較して異性化糖等の安定化剤を添加するこ
とによりその安定性が一段と増大することも確かめられ
た。
【0079】(実施例3)誘導体2による液状甘味料組
成物の製造 下記に示す組成の懸濁媒体を製造した。
【0080】
【0081】上記組成を構成する成分のうち高溶解、高
分散のための安定化剤として使用するD-ソルビトールは
呈味質改善と粘度形成(賦形剤)にも併せて期待して用
いたものであり、脱気蒸留水は溶存気体及び溶存イオン
の誘導体2粒子の沈降速度への影響を取り除くために使
用した。また、ナトリウム・ベンゾエイトは防カビ剤と
して使用し、ポリソルベート80は界面活性剤として誘導
体2の溶解性をより高めるために用いた。ナトリウム・
カルボキシメチルセルロースは、分散安定化剤、特に増
粘安定化剤として使用した。尚、この懸濁液の粘度は約
56 mPa・s(センチポイズ、測定条件:20℃、ローターN
o.2、30rpm、1分、東京計器(株)デジタル粘度計DVM-B
型)であった。
【0082】上記懸濁媒体(分散楳)58.3gを100mlビー
カーに分取し、誘導体2の粉末(粒度[メジアン径]は約
12μmに揃えた。)を0.160gを秤り取り(甘味強度は比
較例と同じ)、ビーカーに加え、攪拌子を用いて攪拌し
た(20℃で30分)。その後、ビーカーから50ml容のメス
シリンダーに懸濁液を入れて静置し、経時的に上澄液量
を測定した(20℃)。誘導体2の水に対する溶解度は0.
009g/100ml(25℃)である。対照品として、試料にアス
パルテームを使用した。
【0083】
【0084】経過時間における上澄液量(ml)を下記に
示す。
【0085】この結果、本発明品については上澄液に沈
降は観られなかった。誘導体2を懸濁使用することによ
り、より安定した(沈降しない)かつ甘味が均一に分散
した高甘味度懸濁液状甘味料組成物を提供することがで
きる。特に、低粘度下(例えば、100mPa・s以下)でも、
安定した懸濁液状甘味料組成物を提供することができる
ので、コーヒーや紅茶に1〜2滴添加するのに、流動性
が良く、使い勝手が良い卓上甘味剤或いは携帯甘味剤を
提供することができる。例えば、得られた該懸濁液状甘
味料組成物0.5gを140mlのコーヒーに添加すると、ショ
糖約5%相当の甘味が得られる。また、自動販売機等で
の使用にも好適である。更に、甘味剤として氷菓にかけ
たり、料理後の甘味の付与にも使用することができるこ
とが理解される。
【0086】尚、誘導体1で同じ甘味度の甘味料組成物
を製造したい場合には、上記懸濁媒体(分散媒体)58.3
gに誘導体1を0.035g(4/22600)を添加すればよい。こ
の場合には、誘導体1は溶解し溶液状態となる。目的に
よりその濃度を考慮して溶液状態で使用したい場合には
何等懸濁させなくともよい。得られる該液状甘味料組成
物0.5gを140mlのコーヒーに添加すると、ショ糖約5%
相当の甘味が得られる。誘導体1の水に対する溶解度は
0.152g/100ml(25℃)である。
【0087】以下に、本発明に使用するアスパルチルジ
ペプチドエステル誘導体の製造例を示す。
【0088】(製造例1)誘導体1の製造 N−[N−[3−(3−ヒドロキシ−4−メトキシフェ
ニル)プロピル]−L−α−アスパルチル]−L−フェ
ニルアラニン 1−メチルエステルの合成 N−t−ブトキシカルボニル−β−O−ベンジル−α−
L−アスパルチル−L−フェニルアラニンメチルエステ
ル485mg(1.0ミリモル)に4N−HCl/ジオ
キサン溶液5mlを加え、室温で1時間撹拌した。反応
液を減圧下に濃縮し、残渣に5%炭酸水素ナトリウム水
溶液30mlを加え、酢酸エチル30mlで2回抽出し
た。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥後、硫酸マグネシウムを濾過して除き、濾液を
減圧下に濃縮して、β−O−ベンジル−α−L−アスパ
ルチル−L−フェニルアラニンメチルエステル385m
gを粘ちょうな油状物として得た。
【0089】上記β−O−ベンジル−α−L−アスパル
チル−L−フェニルアラニンメチルエステル385mg
(1.0ミリモル)をテトラヒドロフラン(THF)1
5mlに溶解し、溶液を0℃に保った。これに、3−ベ
ンジルオキシ−4−メトキシシンナムアルデヒド268
mg(1.0ミリモル)、酢酸0.060ml(1.0
ミリモル)及びNaB(OAc)3H318mg(1.
5ミリモル)を加え、0℃で1時間、更に室温で1夜撹
拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液50m
lを加え、酢酸エチル30mlで2回抽出した。有機層
を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥
後、硫酸マグネシウムを濾過して除き、濾液を減圧下に
濃縮した。残渣を分取薄層クロマトグラフィー(Prepar
ative ThinLayer Chromatography:PTLC)で精製
し、N−[N−[3−(3−ベンジルオキシ−4−メト
キシフェニル)プロペニル]−β−O−ベンジル−L−
α−アスパルチル]−L−フェニルアラニン 1−メチ
ルエステル523mg(0.82ミリモル)を粘ちょう
な油状物として得た。
【0090】上記N−[N−[3−(3−ベンジルオキ
−4−メトキシシフェニル)プロペニル]−β−O−ベ
ンジル−L−α−アスパルチル]−L−フェニルアラニ
ン1−メチルエステル523mg(0.82ミリモル)
をメタノール30mlと水1mlの混合溶媒にに溶解し
10%パラジウム炭素(50%含水)200mgを加え
た。これを水素気流下に室温で3時間還元した。触媒を
濾過して除き、濾液を減圧下に濃縮した。付着した臭い
を除くために残渣をPTLCで精製してN−[N−[3
−(3−ヒドロキシ−4−メトキシフェニル)プロピ
ル]−L−α−アスパルチル]−L−フェニルアラニン
1−メチルエステル228mg(0.48ミリモル)
を固体として得た。
【0091】1HNMR(DMSO−d6) δ:1.5
0−1.60(m,2H),2.15−2.40(m,
6H),2.87−2.97(dd,1H),3.05
−3.13(dd,1H),3.37−3.43(m,
1H),3.62(s,3H),3.71(s,3
H),4.50−4.60(m,1H),6.52
(d,1H),6.60(s,1H),6.79(d,
1H),7.18−7.30(m,5H),8.52
(d,1H),8.80(brs,1H)。
【0092】ESI−MS 459.2(MH+)。
【0093】(製造例2)誘導体2の製造 N−[N−[3−(4−メトキシフェニル)プロピル]
−L−α−アスパルチル]−L−フェニルアラニン 1
−メチルエステルの合成 4−メトキシシンナムアルデヒド405mg(2.5ミ
リモル)、アスパルテーム735mg(2.5ミリモ
ル)及び10%パラジウム炭素(50%含水)350m
gをメタノール15mlと水5mlの混合溶媒に加え、
これを水素気流下、室温で一夜撹拌した。触媒を濾過し
て除き、濾液を減圧下に濃縮した。残滓に酢酸エチル3
0mlを加えしばらく撹拌した後、不溶物を濾過して集
めた。少量の酢酸エチルで集めた不溶物を洗った後、こ
れに酢酸エチル−メタノール(5:2)の混合溶媒50
mlを加えしばらく撹拌した。不溶物を濾過して除き、
濾液を濃縮した所、残滓全体が固化した。これを減圧下
に乾燥した後、メタノール−水の混合溶媒から再結晶し
てN−[N−[3−(4−メトキシフェニル)プロピ
ル]−L−α−アスパルチル]−L−フェニルアラニン
1−メチルエステルを総収率43.4%で固体として
得た。
【0094】(製造例3)誘導体3の製造 N−[N−[3−(3−ヒドロキシ−4−メトキシフェ
ニル)−3−メチルブチル]−L−α−アスパルチル]
−L−フェニルアラニン 1−メチルエステルの合成 N−t−ブトキシカルボニル−β−O−ベンジル−α−
L−アスパルチル−L−フェニルアラニン メチルエス
テル703mg(1.45ミリモル)に4N−HCl/
ジオキサン溶液10mlを加え、室温で1時間撹拌し
た。反応液を減圧下に濃縮し、残滓に5%炭酸水素ナト
リウム水溶液50mlを加え、酢酸エチル50mlで2
回抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥後、硫酸マグネシウムを濾過して除
き、濾液を減圧下に濃縮して、β−O−ベンジル−α−
L−アスパルチル−L−フェニルアラニン メチルエス
テル557mg(1.45ミリモル)を粘稠な油状物と
して得た。
【0095】上記β−O−ベンジル−α−L−アスパル
チル−L−フェニルアラニン メチルエステル557m
g(1.45ミリモル)をテトラヒドロフラン(TH
F)15mlに溶解し、この溶液を0℃に保った。これ
に、3−(3−ベンジルオキシ−4−メトキシフェニ
ル)−3−メチルブチルアルデヒド432mg(1.4
5ミリモル)、酢酸0.083ml(1.45ミリモ
ル)及びNaB(OAc)3H462mg(2.18ミ
リモル)を加え、0℃で1時間、更に室温で1夜撹拌し
た。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液50mlを
加え、酢酸エチル50mlで2回抽出した。有機層を飽
和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、硫
酸マグネシウムを濾過して除き、濾液を減圧下に濃縮し
た。残滓を分取薄層クロマトグラフィー(PTLC)で
精製し、N−[N−[3−(3−ベンジルオキシ−4−
メトキシフェニル)−3−メチルブチル]−β−O−ベ
ンジル−L−α−アスパルチル]−L−フェニルアラニ
ン 1−メチルエステル832mg(1.25ミリモ
ル)を粘稠な油状物として得た。
【0096】上記N−[N−[3−(3−ベンジルオキ
シ−4−メトキシフェニル)−3−メチルブチル]−β
−O−ベンジル−L−α−アスパルチル]−L−フェニ
ルアラニン 1−メチルエステル832mg(1.25
ミリモル)をメタノール25mlと水2mlの混合溶媒
に溶解し10%パラジウム炭素(50%含水)350m
gを加えた。これを水素雰囲気下に室温で3時間還元し
た。触媒を濾過して除き、濾液を減圧下に濃縮した。付
着した臭いを除くために残滓をPTLCで精製してN−
[N−[3−(3−ヒドロキシ−4−メトキシフェニ
ル)−3−メチルブチル]−L−α−アスパルチル]−
L−フェニルアラニン 1−メチルエステル400mg
(0.82ミリモル)を固体として得た。
【0097】1HNMR(DMSO−d6) δ:1.1
4(s,6H),1.54−1.68(m,2H),
2.04−2.22(m,3H),2.24−2.34
(dd,1H),2.84−2.94(dd,1H),
3.00−3.08(dd,1H),3.31−3.3
6(m,1H),3.59(s,3H),3.71
(s,3H),4.46−4.55(m,1H),6.
60−6.65(dd,1H),6.73(s,1
H),6.80(d,1H),7.10−7.28
(m,5H),8.45(d,1H),8.75(br
s,1H)。
【0098】ESI−MS 487.3(MH+
【0099】(製造例4)誘導体4の製造 N−[N−[3−(3−メチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)−3−メチルブチル]−L−α−アスパルチル]−
L−フェニルアラニン 1−メチルエステルの合成 3−(3−ベンジルオキシ−4−メトキシフェニル)−
3−メチルブチルアルデヒドの代わりに3−(3−メチ
ル−4−ベンジルオキシフェニル)−3−メチルブチル
アルデヒドを用いる以外は製造例3と同様にしてN−
[N−[3−(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)
−3−メチルブチル]−L−α−アスパルチル]−L−
フェニルアラニン 1−メチルエステルを総収率63.
2%で固体として得た。
【0100】1HNMR(DMSO−d6) δ:1.1
4(s,6H),1.59−1.68(m,2H),
2.09(s,3H),2.09−2.18(m,3
H),2.25(dd,1H),2.90(dd,1
H),3.02(dd,1H),3.30−3.36
(m,1H),3.59(s,3H),4.46−4.
54(m,1H),6.68(d,1H),6.88
(dd,1H),6.96(s,1H),6.14−
6.73(m,5H),8.46(d,1H),9.0
1(brs,1H)。
【0101】ESI−MS 471.4(MH+
【0102】(製造例5)誘導体5の製造 N−[N−[3−(4−メトキシフェニル)−3−メチ
ルブチル]−L−α−アスパルチル]−L−フェニルア
ラニン 1−メチルエステルの合成 3−(3−ベンジルオキシ−4−メトキシフェニル)−
3−メチルブチルアルデヒドの代わりに3−(4−メト
キシフェニル)−3−メチルブチルアルデヒドを用いる
以外は製造例3と同様にしてN−[N−[3−(4−メ
トキシフェニル)−3−メチルブチル]−L−α−アス
パルチル]−L−フェニルアラニン 1−メチルエステ
ルを総収率72.2%で固体として得た。
【0103】1HNMR(DMSO−d6) δ:1.1
7(s,6H),1.62−1.72(m,2H),
2.04−2.20(m,3H),2.24−2.34
(dd,1H),2.84−2.94(dd,1H),
2.95−3.07(dd,1H),3.30−3.3
5(m、1H),3.51(s,3H),3.70
(s,3H),4.46−4.54(m,1H),6.
83(d,2H),7.14−7.28(m,7H),
8.43(d,1H)。
【0104】ESI−MS 471.3(MH+
【0105】(製造例6)誘導体6の製造 N−[N−[3−(4−ヒドロキシフェニル)−3−メ
チルブチル]−L−α−アスパルチル]−L−フェニル
アラニン 1−メチルエステルの合成 3−(3−ベンジルオキシ−4−メトキシフェニル)−
3−メチルブチルアルデヒドの代わりに3−(4−ベン
ジルオキシフェニル)−3−メチルブチルアルデヒドを
用いる以外は製造例3と同様にしてN−[N−[3−
(4−ヒドロキシフェニル)−3−メチルブチル]−L
−α−アスパルチル]−L−フェニルアラニン 1−メ
チルエステルを総収率64.5%で固体として得た。
【0106】1HNMR(DMSO−d6) δ:1.1
5(s,6H),1.58−1.72(m,2H),
2.04−2.20(m,3H),2.24−2.34
(dd,1H),2.85−2.94(dd,1H),
3.00−3.08(dd,1H),3.30−3.3
6(m,1H),3.59(s,3H),4.46−
4.55(m,1H),6.67(d,2H),7.0
7(d,2H),7.10−7.27(m,5H),
8.44(d,1H),9.15(brs,1H)。
【0107】ESI−MS 457.3(MH+
【0108】(製造例7)誘導体7の製造 N−[N−[3−(2−ヒドロキシ−4−メトキシフェ
ニル)プロピル]−L−α−アスパルチル]−L−フェ
ニルアラニン 1−メチルエステルの合成 3−ベンジルオキシ−4−メトキシキシシンナムアルデ
ヒドの替わりに2−ベンジルオキシ−4−メトキシシン
ナムアルデヒドを用いる以外は製造例1と同様にしてN
−[N−[3−(2−ヒドロキシ−4−メトキシフェニ
ル)プロピル]−L−α−アスパルチル]−L−フェニ
ルアラニン 1−メチルエステルを総収率54.4%で
固体として得た。
【0109】1HNMR(DMSO−d6) δ:1.5
2−1.57(m,2H),2.20−2.31(m,
2H),2.26−2.41(m,4H),2.88−
3.11(m,2H),3.41−3.44(m,1
H),3.62(s,3H),3.65(s,3H),
4.53−4.59(m,1H),6.28−6.36
(m,2H),6.88−6.90(d,1H),7.
19−7.29(m,5H),8.55(d,1H)。
【0110】ESI−MS 459.3(MH+)。
【0111】(製造例8)誘導体8の製造 N−[N−[3−(3−メチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロピル]−L−α−アスパルチル]−L−フェニ
ルアラニン 1−メチルエステルの合成 3−ベンジルオキシ−4−メトキシキシシンナムアルデ
ヒドの替わりに3−メチル−4−ベンジルオキシシンナ
ムアルデヒドを用いる以外は製造例1と同様にしてN−
[N−[3−(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)
プロピル]−L−α−アスパルチル]−L−フェニルア
ラニン 1−メチルエステルを総収率32.2%で固体
として得た。
【0112】1HNMR(DMSO−d6) δ:1.5
0−1.58(m,2H),2.08(s,3H),
2.09−2.30(m,2H),2.26−2.38
(m,4H),2.89−3.09(m,2H),3.
35−3.42(m,1H),3.62(s,3H),
4.54−4.59(m,1H),6.65−6.83
(m,3H),7.19−7.28(m,5H),8.
52(d,1H).9.04(brs,1H)。
【0113】ESI−MS 443.4(MH+)。
【0114】(製造例9)誘導体9の製造 N−[N−[3−(2,4−ジヒドロキシフェニル)プロ
ピル]−L−α−アスパルチル]−L−フェニルアラニン
1−メチルエステルの合成 3−ベンジルオキシ−4−メトキシシンナムアルデヒド
268mg(1.0ミリモル)の替わりに3−(2,4
−ジベンジルオキシフェニル)−2−プロペニルアルデ
ヒド345mg(1.0ミリモル)を用いる以外は製造
例1と同様にしてN−[N−[3−(2,4−ジヒドロキ
シフェニル)プロピル]−L−α−アスパルチル]−L−
フェニルアラニン 1−メチルエステルを総収率42.
6%で固体として得た。
【0115】ESI−MS 445.3(MH+)。
【0116】
【発明の効果】本発明により、前記一般式(2)、特に
(1)で示される誘導体の1種又は2種以上(塩の形態
にあるものも含まれる。)を水等の食用媒体中に含み、
甘味料組成物として安定した溶液又は懸濁液を取得する
ことができる。
【0117】溶解性、或いは分散性に特に優れ、飛散等
の問題も無く作業性に優れ小さい場所に長期間保管可能
で、甘味剤や飲食品として、また飲食品等への甘味付与
剤として簡便に使用することができる。例えば、冷菓、
シロップ、ベンダーの甘味剤ではその優位性を発揮する
が、これに限らず甘味の付与が求められる各種の製品に
広く適用することができる。

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記一般式(1)で示されるアスパルチル
    ジペプチドエステル誘導体(塩の形態にあるものを含
    む。)の少なくとも1種を食用媒体に溶解した溶液を含
    有することを特徴とする液状甘味料組成物。 【化1】 但し、上記式中、R1、R2、R3、R4及びR5はそれぞ
    れ相互に独立していて、水素原子、水酸基、メトキシ基
    及びメチル基の何れかを、R6及びR7はそれぞれぞれ相
    互に独立していて、水素原子又はメチル基を、それぞれ
    表す。R6とR7が相互に異なる置換基を表す場合、これ
    らの置換基が結合する炭素原子の立体配位は(R)、
    (S)及び(RS)の何れでもよい。
  2. 【請求項2】前記アスパルチルジペプチドエステル誘導
    体が、ショ糖に比して4,000倍を超える甘味強度を
    有する請求項1記載の甘味料組成物。
  3. 【請求項3】前記式中、R3が水酸基又はメトキシ基で
    あり、R4及びR5が水素原子である請求項2記載の甘味
    料組成物。
  4. 【請求項4】前記式中、R1が水酸基である請求項3記
    載の甘味料組成物。
  5. 【請求項5】前記式中、R1が水素原子である請求項3
    記載の甘味料組成物。
  6. 【請求項6】前記式中、R2、R6及びR7が水素原子で
    ある請求項4記載の甘味料組成物。
  7. 【請求項7】前記式中、R2が水素原子、水酸基及びメ
    チル基の何れかである請求項5記載の甘味料組成物。
  8. 【請求項8】アスパルチルジペプチドエステル誘導体
    が、前記式中でR1〜R7が下記の置換基を表す誘導体1
    〜9の少なくとも1種である請求項1記載の甘味料組成
    物:
  9. 【請求項9】糖類、糖アルコール類及びオリゴ糖類に含
    まれる化合物の少なくとも1種を含有する請求項1記載
    の甘味料組成物。
  10. 【請求項10】糖類が、ショ糖(ショ糖の誘導体を含
    む。)、転化糖、異性化糖、ブドウ糖、果糖、乳糖、麦
    芽糖、D−キシロース及び異性化乳糖を含み、糖アルコ
    ール類が、マルチトール、ソルビトール、マンニトー
    ル、エリスリト−ル、キシリトール、ラクチトール、パ
    ラチニット及び還元澱粉糖化物を含み、オリゴ糖類が、
    フラクトオリゴ糖、マルトオリゴ糖、イソマルトオリゴ
    糖、ガラクトオリゴ糖、大豆オリゴ糖及び乳化オリゴ糖
    を含む請求項9記載の甘味料組成物。
  11. 【請求項11】食用媒体が液状媒体であり、前記誘導体
    の少なくとも1種を液状媒体に対する溶解度より高濃度
    に含有する懸濁液の状態にある請求項1記載の甘味料組
    成物。
  12. 【請求項12】前記誘導体の少なくとも1種を液状媒体
    に対する溶解度よりも高濃度に含有する懸濁液と液状媒
    体とを混合することにより得られた請求項11記載の甘味
    料組成物。
  13. 【請求項13】液状媒体が水、又は水と、糖類、糖アル
    コール類及びオリゴ糖類に含まれる化合物の少なくとも
    1種とを含有する水溶液である請求項11記載の甘味料組
    成物。
  14. 【請求項14】混合が真空混合である請求項12記載の甘
    味料組成物。
  15. 【請求項15】前記誘導体の少なくとも1種と液状媒体
    とを混合し、次いで水を含み又は含まない糖類、糖アル
    コール類及びオリゴ糖類に含まれる化合物の少なくとも
    1種を混合することにより得られた請求項13記載の甘味
    料組成物。
  16. 【請求項16】均一な懸濁液の状態にある請求項11〜15
    記載の甘味料組成物。
  17. 【請求項17】甘味剤、飲食品の形態にある請求項1〜
    16記載の甘味料組成物。
  18. 【請求項18】請求項1〜17何れか記載の甘味料組成物
    を使用して得られたことを特徴とする飲食品、その他甘
    味を付与された製品。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016123301A (ja) * 2014-12-26 2016-07-11 三栄源エフ・エフ・アイ株式会社 チューインガムからのアドバンテームの甘味の発現を調整する方法
CN116250538A (zh) * 2021-12-09 2023-06-13 沈阳中化农药化工研发有限公司 一种含稳定剂的杀虫组合物及制备方法

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