JP2001103804A - トラクタの下方操縦アーム用側方支柱 - Google Patents

トラクタの下方操縦アーム用側方支柱

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JP2001103804A JP2000277881A JP2000277881A JP2001103804A JP 2001103804 A JP2001103804 A JP 2001103804A JP 2000277881 A JP2000277881 A JP 2000277881A JP 2000277881 A JP2000277881 A JP 2000277881A JP 2001103804 A JP2001103804 A JP 2001103804A
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tractor
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作動条件下で自動的に変化しない側方支柱を
提供することにある。 【解決手段】 トラクタの下方操縦アーム用側方支柱
(5)であって、側方支柱(5)は単一作用の油圧シリ
ンダと中空シリンダ(17)と調整可能な設定要素(2
0)を備えた設定ユニットからなっている。設定要素
(20)はネジ山付きロッド(32)とネジ山付き孔
(30)からなる。油圧シリンダの完全に突出された位
置において、設定要素(20)は作動レバー(33)に
よって回転可能であり、また、いかなる回転をも阻止す
るために、作動レバー(33)が休止位置にあるとき係
合する第1保持要素36と第2保持要素(37)が設け
られ、第2保持要素(37)は、油圧シリンダが完全に
突出した位置以外の位置にある場合において、作動レバ
ー(33)が設定要素(20)の回転運動が引き起こさ
れ得ないような方法において保持されることを保証す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トラクタの下方操
縦アーム用側方支柱に関する。
【0002】
【従来の技術】側方支柱はトラクタの横方向に枢動可能
な下方操縦アームを少なくとも一時的に安定化しかつこ
のアームが枢動するのを阻止し、かつ機具が上昇される
とき、機具かつしたがって下方操縦アームがトラクタの
長手方向軸線に対して自動的に中心に心出しされるよう
に前記アームを設計するように使用される。さらに、側
方支柱は、機具が自動的に、すなわち運転席から結合さ
れ得るように取着されるべき機具のカテゴリに応じて互
いに予め定められた距離において下方操縦アームを保持
するのに役立つ。
【0003】ドイツ連邦共和国特許第19744328
C1号はトラクタの下方操縦アームに使用され得る側方
支柱を記載している。側方支柱はピストンおよびシリン
ダハウジングを備えている単一作用の油圧シリンダから
なっている。ピストンと連係するピストンロッドの一端
はシリンダハウジングから突出しかつトラクタの後方で
対応する取着手段に接続される第1取着手段を支持して
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】シリンダハウジングは
ロッド形状の設定要素が調整可能に配置される中空のシ
リンダによって軸方向に従わされる。前記設定要素は中
空シリンダ内で2つの間隔を置いた案内リングによって
案内され、そして案内リング間に配置された圧縮ばねに
よって、設定要素が、一端面によって、シリンダハウジ
ングのベースに対して支持される挿入位置に負荷され
る。ピストンおよび設定要素は反対方向に突出され得
る。設定要素が挿入されるとき中空シリンダから突出す
る設定要素の端部は連係する下方操縦アームに接続可能
な第2取着手段がそれに取着されるネジ山付きロッドに
よって係合されるネジ山付き孔を備えている。最近のト
ラクタにおいて支配している取り付け条件に関して、シ
リンダハウジング、中空シリンダおよびネジ山付き孔お
よび1方が他方の後ろのネジ山付きバーを備えたカテゴ
リ設定手段用設定装置を配置することから結果として生
じる基本的な軸方向長さが大き過ぎ、その結果下方操縦
アームの枢動通路が制限される。
【0005】設定要素を作動するとき、いったん設定さ
れた位置は、作動の間中、設定要素が偶然に回転するこ
とができ、それは長さの変化を導くため、固定されない
というさらに他の欠点がある。
【0006】本発明の目的は、その場合にネジ山付きロ
ッドによって一定のカテゴリに関してまたは一定の機具
に関して設定された基本の長さが要求される間中設定さ
れたままである、すなわち、作動条件下で自動的に変化
しない側方支柱を提供することにある。さらに、本発明
の目的は、その場合に設定が、下方操縦アームが心出し
された位置にある場合にのみ影響を及ぼされ得る側方支
柱を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、この目
的は、単一作用の油圧シリンダが、構成要素としてピス
トンおよびシリンダハウジングを備え、設定ユニット
が、長手方向軸線を備えた中空シリンダを備え、挿入お
よび突出位置との間で長手方向軸線に沿って前記中空シ
リンダ内で調整可能でかつ前記長手方向軸線上で心出し
されかつ前記中空シリンダから突出する第2端面から出
発しているネジ山付き孔からなっているロッド形状の設
定要素を備え;さらに、前記中空シリンダから突出す
る、前記設定要素の端部に取着される作動レバーを備
え、前記シリンダハウジングから取り除かれる前記中空
シリンダの端部に外部で取着されかつそれに対して前記
作動レバーが前記中空シリンダに対して前記設定要素の
回転を阻止するが、長手方向軸線に沿って相対的にそれ
らの相対的な調整を許容する作動関係に持ち来され得る
第1保持要素を備え、ネジ山付きロッドが前記設定要素
の前記ネジ山付き孔内に調整可能に受容され、そして第
2保持要素が、油圧シリンダの構成要素の1つに固定さ
れ、前記構成要素に対して回転不能でかつそれに対して
長手方向軸線に沿って相対的に調整可能に前記第1保持
要素を保持し、前記ピストンの完全に突出した位置から
ずれている位置において、前記設定要素を回転不能に保
持することからなっているトラクタの下方操縦アーム用
側方支柱によって達成される。
【0008】この設計の利点は、両方に関連して、すな
わち、中空シリンダに関連してかつシリンダハウジング
およびピストンに関連して、設定要素が設計に関連した
回転遊びの範囲外で長手方向軸線のまわりに回転運動を
実施することができないということである。加えて、保
証されることは、設定要素のネジ山付き孔およびネジ山
付きロッドからなっているネジ接続は、シリンダに対し
てピストンが突出位置にないならば調整されることがで
きないということである。前記位置は、その位置におい
て、下方操縦アームが選択された機具によって必要とさ
れる広がり幅を取りかつ加えて、必要ならば、機具が取
着されるとき遊びが抑制され得るような方法においてそ
の場合に相対的に設定され得る下方操縦アームの心出し
された位置に対応する。
【0009】第1実施例に関して、中空シリンダが油圧
シリンダのピストンの1部分を形成することが提案され
る。かかる実施例に関して、好都合なことは、側方支柱
用の非常にコンパクトな長さを達成することができると
いうことである。しかしながら、また、中空シリンダが
長手方向軸線上で心出しされるように油圧シリンダのシ
リンダハウジングに接続される、すなわち、前記構成要
素の一方が他方の後ろに配置される構体を提供すること
ができる。
【0010】前記第1実施例は、さらに、第2保持要素
がシリンダハウジングに接続されそして第1保持要素が
前記第2保持要素において長手方向軸線に沿って調整可
能であるように案内されかつ長手方向軸線のまわりに回
転不能であるように保持されることを特徴としている。
【0011】第2実施例に関して、第2保持要素がピス
トンに固定されそして第1保持要素が前記第2保持要素
において長手方向軸線に沿って調整可能であるように案
内されかつ長手方向軸線のまわりに回転不能であるよう
に保持されることが提案されている。
【0012】両方の実施例において、作動レバーが直角
で或る距離で長手方向軸線を交差する枢軸のまわりに枢
動可能であるように設定要素に取着される。第1保持要
素がヨーク状であるように形作られかつ休止位置にある
とき前記作動レバーによって係合されるヨーク開口から
なっている。したがって、単一作動の油圧シリンダのピ
ストンが突出位置にあるそれらの場合においても同様に
有効である回転防止手段が設けられる。
【0013】第2保持要素は、また、ピストンまたはシ
リンダハウジングが中空シリンダに対して回転運動を実
施することができないことを保証している。
【0014】油圧シリンダのピストンが完全に突出した
位置にない限り回転不能であるような方法において設定
要素を保持するために、作動レバーが、シリンダハウジ
ング内の前記ピストン完全に突出された位置からずれる
位置を取るとき案内スロットに係合することが提案され
る。
【0015】設定要素が、第2保持要素が固定される構
成要素に対して回転するのを防止するために、前記第2
保持要素が長手方向軸線に対して平行に延びる案内スロ
ットからなっておりそして第1保持要素が前記案内スロ
ット内で案内されることが提案されている。
【0016】第2保持要素を設計するのに2つの基本的
な可能性がある。長手方向軸線に対して平行に配置され
かつシリンダハウジングから軸方向に突出する板状金属
部分の形において第2保持要素を設けることができる。
代替的に、前記第2保持要素は管状でありかつ中空シリ
ンダを同軸的に取り囲み、そしてピストンと連係するピ
ストンロッドに固定され得るように配置されることがで
きる。代替的に、前記第2保持要素は、第1実施例によ
る伸縮自在な装置が選択されるならばシリンダハウジン
グに固定され得る。
【0017】本発明の好適な実施例およびそのさいこれ
らがトラクタの下方操縦アームと連係する方法を以下で
図面を参照して説明する。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は、トラクタの後部におい
て、適宜な取着手段によって、固定点3,3’において
枢軸2のまわりに枢動可能に配置される2本の下方操縦
アーム1,1’の平面図を示している。2つの固定点
3,3’はトラクタの長手方向軸線8の各側で同一の距
離に配置されている。2本の下方操縦アーム1,1’は
横方向および持ち上げ運動の両方を、すなわち、図1に
おいて見ることができるように、図面の平面から図面の
平面へ枢軸2のまわりの上方にかつ下方に向かう枢動運
動、例えば、実線で示される位置から破線で示される位
置への寸法Sだけの横方向運動を実施することができ
る。2つの側方支柱5,105は、安定化のために、す
なわち、2本の下方操縦アーム1,1’の横方向運動を
阻止するために使用される。下方操縦アーム1,1’の
2つの自由端は、機具を引っ張るかまたは枢軸2の上方
のトラクタの長手方向軸線8上で心出しされるように通
常配置される上方操縦アーム(図示せず)と協働して機
具を支持するために機具において対応する結合手段を受
容するのに役立つ結合フック4を備えている。
【0019】枢軸2上で心出しされるトラクタの後方の
適宜な固定手段において、2つの側方支柱5の1端が固
定点3,3’に対して横方向にずれるように第1取着手
段6によって固定される。側方支柱5,105の他端に
設けられる第2取着手段7によって、前記側方支柱は下
方操縦アーム1,1’に各々接続される。取着手段6,
7は枢動運動を許容する。さらに、図1から見ることが
できるのは、取着手段7の枢軸が固定点3,3’に対し
て半径Rに配置されかつしたがって半径Rでの枢動運動
を実施するということである。
【0020】取着された機具により、側方運動Sが2本
の下方操縦アーム1,1’で発生するならば、実線で示
される位置から破線で示される位置に移動される2本の
操縦アーム1,1’によって、連接点6,7の枢軸間の
同一の距離L1およびL2から出発して、寸法Lが下方
操縦アーム1に関してL1’に増加され、それに反して
寸法L2が寸法L2’に短くされることによって2本の
下方操縦アーム1,1’に関して変化が生じる。長さの
変化は大きさに関連して変化する。下方操縦アーム1,
1’が固定点3,3’のまわりに時計方向に枢動したな
らば、長さL1は短くされかつ長さL2は増大される。
設計の段階で考え得る短縮を計算するとき、例えば、下
方操縦アーム1’は、その破線位置において、後輪に当
たることができないことを保証するように注意されねば
ならない。
【0021】さらに、2つの側方支柱5,105は取着
された機具が、例えば、持ち上げられた搬送位置にある
とき、心出しされた方法においてトラクタの長手方向軸
線8上に取着された機具を保持する目的を有している。
同じことが、機具が取着されずかつ下方操縦アーム1,
1’が搬送位置にあるならば当てはまる。この状態にお
いて、下方操縦アーム1,1’が、これらがトラクタの
長手方向軸線8から後輪に向かって外方に広がりAの設
定寸法から横方向に動くことができないような方法にお
いて保持されることを保証するのが2つの側方支柱5,
105の目的である。2本の下方操縦アーム1,1’の
結合フック4間の広がりAの寸法は機具が結合されるな
らば側方支柱5,105に統合される手で設定可能な伸
縮自在の設定手段によって設定されることができ、その
カテゴリは設定カテゴリからずれる。
【0022】図2はその尺度が図1に対して拡大されて
いる側方支柱5の断面図を示している。側方支柱5はシ
リンダハウジング9およびピストン16を備えた単一作
用の油圧シリンダからなっている。シリンダハウジング
9は、一端で、ベースによって閉止されかつその他端
で、長手方向軸線12上に心出しされる案内孔13を備
えているシリンダ室10からなっている。さらに、シリ
ンダ室10に通じかつそれに、例えば、下方操縦アーム
用のトラクタの持ち上げ機構に接続されるかまたはそれ
らの間に接続された制御要素により別個の圧力源に接続
される圧力媒体ラインに接続され得る取着孔11が設け
られる。さらに、例えば、球形の目の形で設けられる第
1取着手段6がシリンダハウジング9に取着される。
【0023】第1取着手段6から除去される案内孔13
の端部には、1方が他方の後ろにストリッパ(剥ぎ取り
体)14および密封体15が配置される。ピストン16
は、1端で、ベース18によって閉止される中空シリン
ダ17からなっている。中空シリンダの内部に向かって
いるベース18のベース面は参照符号19によって示さ
れている。ベース18に向かって、中空シリンダ17の
外面はシリンダハウジング9から外へのピストン16の
外向き運動を制限するストッパリング23によって係合
される溝を備えた。図2は最も遠い突出位置においてピ
ストン16を示している。ピストン16はシリンダ室1
0と案内孔13の間の遷移領域において対応する面に対
してストッパリング23を介して支持されている。中空
シリンダ17内には、長手方向軸線12に沿って調整可
能である、ロッド形状の、とくに管形状の設定要素20
が受容されている。
【0024】図2はピストン16および中空シリンダ1
7に対して、その挿入位置において設定要素20を示し
ており、設定要素20は、その第1端面21によって、
ベース面19に対して載置している。設定要素20はこ
の外面24上に位置決めされる2つの案内リング26,
28によって中空シリンダ17に対して案内される。第
1案内リング26は中空シリンダ17の端部近傍に配置
され、その端部はベース18から取り除かれ、かつ中空
シリンダ17の内面25上で案内される。第1案内リン
グ26は、また、中空シリンダ17内に固定された固定
リング27と接触しており、その結果第1案内リングは
中空シリンダ17の外へ動かされ得ない。第2案内リン
グ28はベース18の近傍に配置されそして固定リング
29によってベース18に向かって設定要素20の外面
24に固定される。
【0025】案内リング28は中空シリンダ17の内面
25上に案内される。案内リング26,28間には、圧
縮ばね31の形のばね手段が配置され、その結果、その
第1端面21によって、ベース面19と接触して保持さ
れる。圧縮ばね31は設定要素20および中空シリンダ
17のまわりに同軸的に配置される。設定要素20は長
手方向軸線12上に心出しされる連続孔からなってお
り、設定要素20の第22端面22から出発している孔
の部分はネジ山付きロッド32がそこに調整可能に位置
決めされるネジ山付き孔30の形に設けられている。設
定要素20の挿入状態において、中空シリンダ17に対
して、ネジ山付き孔30はその長さの一部分により中空
シリンダ17内に配置される。挿入状態において、設定
要素20の小さな部分は中空シリンダ17の端部を超え
て軸方向に突出し、その端部はベース18から離れて向
かい合っている。
【0026】前記端部に、枢軸34のまわりに回転可能
であるように作動レバー33が固定される保持装置35
が取着される。図2に示された状態である、非作動状態
において、作動レバー33は第1保持要素36の2本の
ヨークアーム間のヨーク開口38に位置決めされ、第1
保持要素はピストン16に対して回転不能であるように
設定要素20によって保持され、その結果設定要素20
は長手方向軸線12のまわりに回転されることができな
い。さらに、ネジ山付きロッド32は下方操縦アームに
取着されるのに役立つ第2取着手段7を支持している。
伸縮自在の設計は非常に短い取り付け長さを達成する。
【0027】以下で、設定要素20の回転防止手段を図
2ないし図4を参照してより詳細に説明する。第1保持
要素36がヨーク形状であり、それにヨークアーム間に
ヨーク開口38が結果として生じ、ヨーク開口はシリン
ダハウジング9および中空シリンダ17の外周に向かっ
て枢軸34のまわりに枢動した後作動レバー33によっ
て係合される。設定要素20は、その場合に、第1保持
要素36がそれに取着される中空シリンダ17に対して
回転不能であるように保持される。加えて、第2保持要
素37が設けられ、この第2保持要素37は、ボルトに
よって、第1取着手段6から除去されるシリンダハウジ
ング9の端部に固定されかつ第2取着手段7に向かって
前記端部から突出する板状金属から作られている。前記
第2保持要素37はシリンダハウジング9から除去され
た端部から出発する案内スロット39からなっており、
かつその中に第1保持要素36が永続的に案内される。
前記案内スロット39において、第1保持要素は、ピス
トン16がシリンダハウジング9内にまたはそれから外
へ動かされるとき第2保持要素38に対して相対的な運
動を実施する。
【0028】図2および図3は、ピストン16がシリン
ダハウジング9から完全に突出される位置においてピス
トン16を示しており、その結果作動レバー33は時計
回り方向に枢軸34のまわりで自由に上方に向かって可
動である。案内スロット39を出た上方に向かって枢動
された作動レバー33は長手方向軸線12のまわりに設
定要素20を回転させるのに使用されることができ、そ
の結果、回転方向に応じて、ネジ山付きロッド32は設
定要素20へ挿入または突出する。結果として、側方支
柱5の取着手段6,7間の距離は変化する。内方に向か
って枢動された、すなわち、非作動位置または作動レバ
ー33の休止位置において、ピストン16はシリンダハ
ウジング9へ、例えば、図4に示されるような位置へ動
かされるならば、作動レバー33は、外方に枢動された
状態において同様に、設定要素20を回転して移動する
のに使用され得ないように案内スロット39内へ十分に
離れて導入される。したがって、機具が取着されると
き、特定のカテゴリも特定の遊びも下方操縦アームが心
出しされた位置にないならば設定されることができない
ことによって追加の安全性が設けられる。
【0029】図5は、その場合に図2ないし図4による
実施例の構成要素と同様な構成要素が100を加えた参
照符号によって示される側方支柱105のさらに他の実
施例を示している。その範囲で、図2の説明が参照さ
れ、実質的な差異は以下で説明される。
【0030】第2実施例による側方支柱105におい
て、第1取着手段6はピストンロッド40介してピスト
ン116に直接接続される。シリンダハウジング109
は、長手方向軸線112上に心出しされながら、シリン
ダハウジング109を軸方向にもたらす中空シリンダ1
17に堅固に接続され、そのさい、図2ないし図4に関
連して説明されたように、設定要素120は、案内リン
グ126および128によって、圧縮ばね131の力に
抗して、第1端面121がシリンダハウジング109に
隣接するベース面119に当接する挿入された位置か
ら、突出された位置へ移動可能である。中空シリンダ1
17から突出する設定要素120の部分において、第2
端面122から出発するネジ山付き孔130が設けられ
かつその中に第2取着手段7を支持するネジ山付きロッ
ド132が調整可能に位置決めされている。
【0031】作動レバー133が、また、保持装置13
5によって設定要素120に固定されそして設定要素1
20上に枢軸134のまわりに枢動可能であるように保
持される。中空シリンダ117は図2ないし図4に関連
して説明されたように設計される第1保持要素136を
備えている。図5は作動レバー133をその休止位置に
おいて示している。さらに、ピストン116は完全に突
出された位置にある。第2保持要素137は管状であり
かつ中空シリンダ117およびシリンダハウジング10
9に対して同軸的に配置されている。第2保持要素13
7はピストン40に固定されかつ案内スロット139を
備え、この案内スロット139は第2取着手段7に近い
その端部から出発し、長手方向軸線112に対して平行
に延び、そして図2ないし図4に関連して説明されたよ
うに、長手方向軸線112に沿って相対的に調整可能で
あるが、回転方向に回転不能であるように第1保持要素
136を受容する。
【0032】ピストン116がシリンダハウジング10
9に挿入するとき、作動レバー133は、また、案内ス
ロット139に入り、その結果としてネジ山付きロッド
132およびネジ山付き孔130によって設定するどの
ような長さの変化も、案内スロット139が、作動レバ
ー133がその休止位置から作動位置へ枢動されるとし
ても、作動レバー133を保持するため、もはや可能で
なく、その結果設定要素120は回転不能である。
【0033】通常、油圧シリンダのピストンのストロー
クが中空シリンダ内の設定要素の調整可能性に実質上対
応するので、設定要素は、これが圧縮ばねの力に抗して
中空シリンダから突出する場合においても同様に回転不
能であるように保持される。このことは両方の実施例に
当てはまる。
【0034】
【発明の効果】叙上のごとく、本発明は、単一作用の油
圧シリンダが、構成要素としてピストンおよびシリンダ
ハウジングを備え、設定ユニットが、長手方向軸線を備
えた中空シリンダを備え、挿入および突出位置との間で
長手方向軸線に沿って前記中空シリンダ内で調整可能で
かつ前記長手方向軸線上で心出しされかつ前記中空シリ
ンダから突出する第2端面から出発しているネジ山付き
孔からなっているロッド形状の設定要素を備え、さら
に、前記中空シリンダから突出する、前記設定要素の端
部に取着される作動レバーを備え、そしてさらに、前記
シリンダハウジングから取り除かれる前記中空シリンダ
の端部に外部で取着されかつそれに対して前記作動レバ
ーが前記中空シリンダに対して前記設定要素の回転を阻
止するが、長手方向軸線に沿って相対的にそれらの相対
的な調整を許容する作動関係に持ち来され得る第1保持
要素を備え、ネジ山付きロッドが前記設定要素の前記ネ
ジ山付き孔内に調整可能に受容され、そして第2保持要
素が、油圧シリンダの構成要素の1つに固定されかつ一
方で、前記構成要素に対して回転不能でかつそれに対し
て長手方向軸線に沿って相対的に調整可能てあるように
前記第1保持要素を保持しそして他方で、前記ピストン
の完全に突出した位置からずれている位置において、前
記設定要素を回転不能に保持することからなっている構
成としたので、ネジ山付きロッドによって一定のカテゴ
リに関してまたは一定の機具に関して設定された基本の
長さが要求される間中設定されたままである、すなわ
ち、作動条件下で自動的に変化しない側方支柱を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】トラクタの3点取着装置の下方操縦アームの側
方支柱が前記下方操縦アームと連係する方法を略示する
平面図である。
【図2】油圧シリンダが突出位置にある、本発明の側方
支柱の第1実施例を示す長手方向断面図である。
【図3】図2による平面図である。
【図4】油圧シリンダが挿入位置にある、平面図であ
る。
【図5】側方支柱のさらに他の実施例の長手方向断面図
である。
【符号の説明】
1,1’ 下方操縦アーム 2 枢軸 3,3’ 固定点 4 結合フック 5,105 側方支柱 6 第1取着手段 7 第2取着手段 8 トラクタの長手方向軸線 9,109 シリンダハウジング 10,110 シリンダ室 11 取着孔 12,112 長手方向軸線 13 案内孔 14 剥ぎ取り体 15 密封体 16,116 ピストン 17,117 中空シリンダ 18 ベース 19,119 ベース面 20,120 設定要素 21,121 第1端面 22,122 第2端面 23 ストッパリング 24,124 設定要素の外面 25,125 内面 26,126 第1案内リング 27 固定リング 28,128 第2案内リング 29,129 固定リング 30,130 ネジ山付き孔 31,131 圧縮ばね 32,132 ネジ山付きロッド 33,133 作動レバー 34,134 枢軸 35,135 保持装置 36,136 第1保持要素 37,137 第2保持要素 38 ヨーク開口 39,139 案内スロット 40 ピストンロッド A 広がりの寸法 L1,L2,L1’,L2’ 長さ R 半径 S 横方向運動
フロントページの続き (72)発明者 グンター ヴァグナー ドイツ連邦共和国 ヴォルフハーゲン、エ ルペタルシュトラーセ 40

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラクタの下方操縦アーム(1,1’)
    用側方支柱(5,105)において、 単一作用の油圧シリンダが、ピストン(16,116)
    とシリンダハウジング(9,109)を備えており、 設定ユニットが、長手方向軸線(12,112)を有す
    る中空シリンダ(17,117)を備え、挿入および突
    出位置との間で長手方向軸線(12,112)に沿って
    前記中空シリンダ(17,117)内で調整可能なロッ
    ド形状の設定要素(20,120)を備え、前記設定要
    素(20,120)は前記長手方向軸線(12,11
    2)上で心出しされかつ前記中空シリンダ(17,11
    7)から突出した第2端面(22,122)から出発し
    たネジ山付き孔が形成され、前記中空シリンダ(17,
    117)から突出した前記設定要素(20,120)の
    端部に取着される作動レバー(33,133)を備え、
    更に前記シリンダハウジング(9,109)から離れて
    いる前記中空シリンダ(17,117)の端部に外部で
    取着された第1保持要素(36,136)を備え、前記
    第1保持要素(36,136)は前記作動レバー(3
    3,133)が前記中空シリンダ(17,117)に対
    して前記設定要素(20,120)の回転を阻止すると
    共に長手方向軸線(12,112)に沿って相対的な調
    整を許容する作動関係を有しており、 ネジ山付きロッド(32,132)が前記設定要素(2
    0,120)の前記ネジ山付き孔(30,130)内に
    調整可能に受容され、 第2保持要素(37,137)が、油圧シリンダを構成
    している要素(16,116,9,109)の1つに固
    定され、前記構成している要素に対して回転不能かつ長
    手方向軸線(12,112)に沿って相対的に調整可能
    に前記第1保持要素(36,136)を保持し、前記ピ
    ストン(16,116)の完全に突出した位置からずれ
    ている位置において、前記設定要素(20,120)を
    回転不能に保持することからなることを特徴とするトラ
    クタの下方操縦アーム用側方支柱。
  2. 【請求項2】 前記中空シリンダ(17)が前記油圧シ
    リンダの前記ピストン(16)の一部分を形成すること
    を特徴とする請求項1に記載のトラクタの下方操縦アー
    ム用側方支柱。
  3. 【請求項3】 前記中空シリンダ(117)が前記油圧
    シリンダの前記シリンダハウジング(109)に接続さ
    れることを特徴とする請求項1に記載のトラクタの下方
    操縦アーム用側方向支柱。
  4. 【請求項4】 前記第2保持要素(37)が前記シリン
    ダハウジング(9)に接続されそして前記第1保持要素
    (36)が前記第2保持要素において長手方向軸線(1
    2)に沿って調整可能であるように案内されかつ長手方
    向軸線(12)のまわりに回転不能であるように保持さ
    れることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の
    トラクタの下方操縦アーム用側方支柱。
  5. 【請求項5】 前記第2保持要素(137)が前記ピス
    トン(116)に固定されそして前記第1保持要素(1
    36)が前記第2保持要素において長手方向軸線(11
    2)に沿って調整可能であるように案内されかつ長手方
    向軸線(112)のまわりに回転不能であるように保持
    されることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいず
    れか1項に記載のトラクタの下方操縦アーム用側方支
    柱。
  6. 【請求項6】 前記作動レバー(33,133)が直角
    で所望距離で前記長手方向軸線(12,112)を交差
    する枢軸(34,134)のまわりに枢動可能であるよ
    うに前記設定要素(20,120)に取着されそして前
    記第1保持要素(36,136)がヨーク状に形成され
    かつ休止位置にあるとき前記作動レバー(33,13
    3)によって係合されるヨーク開口(38)からなるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のトラクタの下方操縦ア
    ーム用側方支柱。
  7. 【請求項7】 前記作動レバー(33,133)が、前
    記シリンダハウジング(9,109)内の前記ピストン
    (16,116)が完全に突出した位置からずれる位置
    にあるとき案内スロット(39)に係合することを特徴
    とする請求項4または請求項5に記載のトラクタの下方
    操縦アーム用側方支柱。
  8. 【請求項8】 前記第2保持要素(37,137)が前
    記長手方向軸線(12,112)に対して平行に延びる
    案内スロット(39,139)からなっておりそして前
    記第1保持要素(36,136)が前記案内スロット
    (39,139)内で案内されることを特徴とする請求
    項4または請求項5に記載のトラクタの下方操縦アーム
    用側方支柱。
  9. 【請求項9】 前記第2保持要素(37)が前記長手方
    向軸線(12)に対して平行に配置されかつ前記シリン
    ダハウジング(9)から軸方向に突出する板状金属部分
    の形において設けられることを特徴とする請求項4また
    は請求項5に記載のトラクタの下方操縦アーム用側方支
    柱。
  10. 【請求項10】 前記第2保持要素(137)は形状に
    おいて管状でありかつ前記中空シリンダ(117)を同
    軸的に取り囲むことを特徴とする請求項4または請求項
    5に記載のトラクタの下方操縦アーム用側方支柱。
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