JP2001102435A - 載置台構造及び処理装置 - Google Patents

載置台構造及び処理装置

Info

Publication number
JP2001102435A
JP2001102435A JP2000168296A JP2000168296A JP2001102435A JP 2001102435 A JP2001102435 A JP 2001102435A JP 2000168296 A JP2000168296 A JP 2000168296A JP 2000168296 A JP2000168296 A JP 2000168296A JP 2001102435 A JP2001102435 A JP 2001102435A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mounting table
main body
table structure
heat transfer
table main
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000168296A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001102435A5 (ja
Inventor
Mitsuaki Komino
光明 小美野
Yasuharu Sasaki
康晴 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electron Ltd filed Critical Tokyo Electron Ltd
Priority to JP2000168296A priority Critical patent/JP2001102435A/ja
Publication of JP2001102435A publication Critical patent/JP2001102435A/ja
Publication of JP2001102435A5 publication Critical patent/JP2001102435A5/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 被処理体の裏面に伝熱ガスを均一に拡散で
き、また、被処理体に対する熱応答性を高く維持するこ
とができる載置台構造を提供する。 【解決手段】 被処理体Wを載置面側へ吸着するための
吸着手段54と前記被処理体を加熱するための加熱ヒー
タ手段68とを有する載置台本体44と、この載置台本
体の下部に設けられて伝熱ガスを拡散するための拡散室
48と、前記拡散室と前記載置台本体の載置面側とを連
通するように前記載置台本体を貫通して設けられた複数
の伝熱ガス通路82とを備える。これにより、被処理体
の裏面に伝熱ガスを均一に拡散でき、また、被処理体に
対する熱応答性を高く維持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、載置台構造及び処
理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体集積回路の製造工程にお
いては、被処理体である例えば半導体ウエハに対して成
膜処理、エッチング処理、酸化拡散処理、アッシング処
理等の各種処理が繰り返し行なわれている。この種の処
理を行なう場合には、処理容器内の載置台上にウエハを
載置し、このウエハを静電チャックを利用した吸着力に
より吸着保持した状態で各種の処理を行なう。この場
合、ウエハを最適なプロセス温度に面内均一性を保持し
つつ精度良く維持することは重要であり、そのためウエ
ハと静電チャックとの接合面であるウエハ裏面側には両
者間の伝熱効率を促進するために、例えばAr、Heガ
ス等の不活性ガスよりなる伝熱ガスが供給されている。
このような処理装置は、例えば特開平6−349938
号公報及び特開平9−129715号公報等において示
されている。
【0003】ここで従来の処理装置について説明する。
図11は従来の処理装置を示す概略構成図であり、真空
引き可能になされたアルミニウム製の処理容器2内に
は、載置台構造4が設置されている。この載置台構造4
は、下部電極を兼用され、例えば内部にシースヒータよ
りなる加熱ヒータ6等を埋め込んだアルミニウム製の載
置台本体8を有しており、この上面に数mm程度の薄い
静電チャック10を接合している。そして、この静電チ
ャック10の表面に半導体ウエハWを載置して吸着保持
するようになっている。また、載置台本体8の下部に
は、内部に冷却ジャケット11を収容した例えばアルミ
ニウム製の冷却ブロック12が設けられている。
【0004】この載置台構造4は、絶縁部材14、15
を介して容器底部を貫通して支持され、バイアス高周波
電源18等が接続される。そして、上記載置台構造4内
を上下に貫通して静電チャック10の上面まで届く複数
のガス通路16が設けられており、このガス通路16を
介してArやHeガス等の伝熱ガスをウエハWの裏面と
静電チャック10との接合空間に供給して両者間の伝熱
効率の向上を図っている。この場合、静電チャック10
の表面には、ウエハ裏面全面への伝熱ガスの拡散を行な
うために、図示しない溝部や凹凸部が設けられている。
この載置台構造に対向させて、容器天井部には、加熱ヒ
ータ20を内蔵した上部電極22が設けられており、こ
の上部電極22に、プラズマ発生用高周波電源24を接
続している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記載置台
構造4にあっては、静電チャック10を載置台本体8の
上面へ接合するような構造であるため、本来的に非常に
薄い静電チャック10の表面に、伝熱ガスの拡散を促進
させるための溝部や凹部を形成するためには、深さや幅
等において加工上大きな制限があった。このため、ウエ
ハ裏面の全面に亘って伝熱ガスを十分に均一に供給する
ことが困難であった。また、この載置台構造4にあって
は、直径が10数mm程度のシースヒータよりなる加熱
ヒータ6をアルミニウムにより鋳込んで埋め込むように
した構造であるために、この載置台本体8のサイズが非
常に大きくなり、例えば高さH1は50〜100mm程
度になっていた。このため、この載置台本体8の熱容量
がかなり大きくなってしまい、その分、熱応答性が劣化
してウエハの迅速な昇温及び降温が困難になってスルー
プットが低下するといった問題も生じていた。
【0006】すなわち、プラズマ処理を開始する前に、
加熱ヒータ6によりウエハWをプロセス温度まで昇温さ
せるが、載置台本体8の熱容量が大きいために、この昇
温を迅速に行なえず、スループットが低下していた。更
には、プラズマ処理が開始された後には、プラズマによ
ってウエハWが加熱されてプロセス温度以上になる傾向
にあるので、この温度上昇を冷却ブロック12により冷
却補償するが、この時、載置台本体8の熱容量が大きい
のでウエハWの温度上昇を迅速に補償することが困難と
なり、この結果、プラズマ処理が所望のプロセス温度か
らずれた温度で行なわれる時間が長くなり、例えばプラ
ズマ成膜処理において膜質の悪化を招くといった問題も
ある。
【0007】また、載置台構造4もしくは静電チャック
10が、例えばプラズマによるダメージを受けるなどし
て消耗することによって交換が必要になる場合に、交換
部分のコストを抑えることが要求されている。本発明
は、以上のような問題点に着目し、これを有効に解決す
べく創案されたものである。本発明の目的は、被処理体
の裏面に伝熱ガスを均一に拡散できる載置台構造及び処
理装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に規定する発明
は、被処理体を載置面側へ吸着するための吸着手段と前
記被処理体を加熱するための加熱ヒータ手段とを有する
載置台本体と、この載置台本体の下部に設けられて伝熱
ガスを拡散するための拡散室と、前記拡散室と前記載置
台本体の載置面側とを連通するように前記載置台本体を
貫通して設けられた複数の伝熱ガス通路とを備えるよう
に構成したものである。
【0009】これにより、伝熱ガスを拡散室で十分に拡
散した後に複数の伝熱ガス通路を介して載置面側(被処
理体の裏面側)へ供給することにより、被処理体の裏面
の略全体に均一に伝熱ガスを供給することが可能とな
る。請求項2に規定するように、前記載置台本体には、
前記吸着手段と前記加熱ヒータ手段とが埋め込まれるよ
うにすれば、この載置台本体のサイズを小型化して熱容
量も小さくすることが可能となる。請求項3に規定する
ように、前記載置台本体には、この載置台本体を必要に
応じて冷却するための冷却ブロックが接合されるように
すれば、外部(例えばプラズマ)からの入熱による被処
理体の温度上昇を迅速に補償することが可能となる。
【0010】請求項4に規定するように、前記載置台本
体には、高周波電圧を印加するための高周波電極を埋め
込むようにしてもよい。請求項5に規定するように、前
記吸着手段は、前記高周波電極と兼用されるようにすれ
ば、構成部品数をその分、少なくできる。請求項6に規
定するように、前記載置台本体の載置面には、前記伝熱
ガスを流すための溝部が形成されるようにすれば、伝熱
ガスの拡散をその分、促進させることが可能となる。請
求項7に規定するように、前記載置台本体と前記拡散室
はセラミックス材により一体的に形成されるようにすれ
ば、載置台構造を一層小型化でき、その分、熱応答性を
更に向上させることが可能となる。
【0011】請求項8に規定するように、前記セラミッ
クス材は、例えばAlN、Al23 、Si34 及び
SiCの内のいずれかである。請求項9に規定するよう
に、前記載置台本体は、起立された支柱の上端に分離可
能に取り付けられているようにすれば、交換部品のコス
トを削減することができる。請求項10に規定するよう
に、前記支柱は、筒体状に成形されており、前記載置台
本体と前記支柱とは前記支柱の内部空間に対してシール
するようにシール部材を介して接合されているようにす
れば、処理容器内の処理ガスが支柱の内部空間に侵入す
ることはなく、支柱の内部空間に露出した例えば電気用
の端子が腐食することはない。
【0012】請求項11に規定するように、前記支柱の
内部空間は略大気圧の雰囲気になされており、前記高周
波電極に接続される端子が、前記内部空間に臨ませて設
けられているようにすれば、支柱の内部空間が略大気圧
の雰囲気になされていることによって、高周波電極用の
端子と他の端子との間で放電が発生することを抑制する
ことが可能となる。請求項12に規定するように、前記
シール部材は、メタルシール材により構成すれば、高温
状態になってもシール性が劣化することを防止すること
が可能となる。
【0013】請求項13に規定する発明は、真空引き可
能になされた処理容器と、請求項1乃至12の内のいず
れかに規定する載置台構造を備えたことを特徴とする処
理装置である。これによれば、被処理体の処理の面内均
一性を高めることが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る載置台構造
及び処理装置の一実施例を添付図面に基づいて詳述す
る。図1は本発明に係る処理装置の一例を示す断面構成
図、図2は載置台構造の主要部を示す拡大断面図、図3
は載置台本体の載置面を示す平面図である。図示するよ
うに、この処理装置30は、例えばアルミニウムよりな
る円筒体状の処理容器32を有しており、この中の底部
側には、被処理体としての半導体ウエハWを載置する載
置台構造34が設けられると共に、天井部には上部電極
36が設けられる。上記載置台構造34は、ここでは下
部電極としても機能するものである。上記処理容器32
の側部には、半導体ウエハWを処理容器32内へ搬入搬
出する際に開閉されるゲートバルブ38と例えばSiF
4 、シラン、酸素などの各種のガスを導入する処理ガス
供給手段としてのガスノズル40が設けられる。尚、こ
のガスノズル40に替えて、上記上部電極36の下面
に、例えば石英製のシャワーヘッドを設けるようにして
もよい。
【0015】また、この処理容器32の下部側壁には、
図示しない真空ポンプ等を介設した真空排気系に接続さ
れる排気口42が設けられており、処理容器32内を真
空引き可能としている。上記載置台構造34は、載置台
本体44と、この下方に配置される冷却ブロック46と
により主に構成されている。具体的には、上記載置台構
造34の下部には、伝熱ガスを拡散するための拡散室4
8が設けられており、本実施例では上記載置台本体44
と拡散室48の区画壁50とは例えばAlN、Al2
3 、Si34 或いはSiC等のセラミックス材により
一体的に成形されている。
【0016】この載置台本体44の上面の載置面52よ
りも僅かに、問えば0.5mm程度下方には、例えばパ
ターン化された導電性材料、例えば銅箔よりなる静電チ
ャック型の吸着手段54が平面的に埋め込まれており、
これにはリード線56を介してオン・オフ可能に直流電
源58が接続されてウエハWを吸着できるようになって
いる。この吸着手段54としては、単極型或いは双極型
の電極パターンを用いることができる。また、この吸着
手段54の更に下方には、同じく導電性材料、例えば銅
箔よりなる高周波電極60が平面的に埋め込まれてお
り、これには、リード線62を介してマッチング回路6
4とバイアス用高周波電源66が接続されている。尚、
この高周波電極60は、上記吸着手段54に兼用させる
ようにしてもよいし、或いは、熱CVDにより成膜する
場合には省略するようにしてもよい。
【0017】また、上記高周波電極60の更に下方に
は、例えばタングステン製の板部材よりなる加熱ヒータ
手段68が平面的に埋め込まれており、このリード線7
0を介してヒータ電源(図示せず)に接続されて、半導
体ウエハWを所定の温度に加熱するようになっている。
この加熱ヒータ手段68としては、同心円状にゾーン分
割してゾーン毎に温度制御できるようにしてもよい。そ
して、上記加熱ヒータ手段68の更に下方に設けられる
拡散室48は、その側面及び底面が区画壁50により区
画されており、図2にも示すように、上段、中段、下段
の3つの拡散室48A、48B及び48Cに区分されて
いる。そして、各拡散室48A、48B及び48C間を
区画する部分にはそれぞれ、例えばセラミックス製の拡
散板72、74が設けられており、各拡散板72、74
には、複数の拡散孔72A、74Aが形成されている。
そして、下段拡散室48Cの底面中央部には、伝熱ガス
供給管76が接続されており、この伝熱ガス供給管76
は途中にマスフローコントローラのような流量制御弁7
8を介してArガス、Heガス、N2 ガスのような不活
性ガス、例えばArガスよりなる伝熱ガスのガス貯留源
80に接続されている。尚、上記拡散板72、74の数
量は限定されず、また、これを設けないで1つの拡散室
で構成するようにしてもよい。
【0018】一方、上記上段拡散室48Aと上記載置面
52側とを連絡するように、この載置台本体44には、
これを上下方向へ貫通するように複数本の伝熱ガス通路
82が形成されており、伝熱ガス通路82の上端のガス
噴出口83より伝熱ガスをウエハWの裏面側へ供給する
ようになっている。また図3に示すように、載置台本体
44の上面の載置面52には、同心円状に、図示例では
3つの溝部84A、84B、84Cが形成されると共
に、各溝部84A、84B、84Cは、半径方向に延び
る連結溝部86により連通されている。そして、上記各
ガス噴出口83は、上記各溝部84A、84B、84C
内に略均等に散在するように位置付けして設けられてお
り、各溝部を介してウエハWの裏面へ略均等に伝熱ガス
を拡散させるようになっている。この場合、ウエハWの
中心側へ行く程、供給する熱伝導ガス量を多くするた
め、中心側に位置する程、ガス噴出口83の開口面積或
いは通路面積を大きくするのが好ましい。
【0019】尚、図3においては、10個のガス噴出口
83(伝熱ガス通路)を設けた場合を示しているが、こ
れに限定されず、例えばこのガス噴出口83の数を更に
多くして載置面52に略均等な密度になるように配置す
れば、上記溝部84A〜84Cを形成することなくガス
の面内均一供給が可能となる。そして、この載置台本体
44の下面中央部より下方に延びる例えばパイプ状のセ
ラミックス材よりなる支柱88は、容器底部90を貫通
している。そして、この支柱88には図示しない昇降機
構が取り付けられており、これを昇降移動できるように
なっている。上記載置台本体44をセラミックス材で一
体的に形成するには、まず、吸着手段54、高周波電極
60及び加熱ヒータ手段68を埋め込んだ半乾きグリー
ンシート状態の載置台本体44に、同じく半乾きグリー
ンシート状態の拡散室48用の区画壁50及び拡散板7
2、74を固相接合等で接合し、更に、同じく半乾きグ
リーンシート状態のパイプ状支柱88を固相接合等で接
合する。そして、この状態で全体を高温高圧下で焼結し
てセラミックス製の一体物を製造する。
【0020】一方、図1に戻って冷却ブロック46は、
例えばアルミニウムにより構成されており、内部には冷
媒を流すための中空リング状の冷却ジャケット92が形
成されている。そして、この冷却ジャケット92に冷媒
を流すことにより、上記載置台本体44を介してウエハ
Wを冷却するようになっている。実際には、この冷却ジ
ャケット92と上記加熱ヒータ手段68とを選択的に、
或いは同時に駆動することにより、ウエハ温度を適正値
になるように制御することになる。そして、この冷却ブ
ロック46の下面と上記容器底部90とは伸縮可能にな
されたベローズ94により接合されており、この載置台
構造34に対して、処理容器32内の気密性を維持した
まま上下移動を許容している。
【0021】一方、上記上部電極36は、例えばシース
ヒータ96を渦巻状或いは同心円状に巻回してこれを例
えばアルミニウムにより鋳込むことにより形成されてい
る。そして、この上部電極36より上方に延びる支柱1
02は、容器天井部100を貫通しており、絶縁体98
を介して容器天井部100に支持されている。そして、
この支柱102には、リード線104を介してマッチン
グ回路106及びプラズマ発生用の高周波を印加するプ
ラズマ発生用高周波電源108が接続されており、処理
空間にプラズマを発生させるようになっている。
【0022】次に、以上のように構成された本実施例の
動作について説明する。まず、載置台構造34を、所定
の搬出搬入位置まで下方へ降下させた状態で、開放状態
になされているゲートバルブ38を介して半導体ウエハ
Wを処理容器32内へ搬入し、これを下部電極を兼ねる
プリヒートされた載置台構造34の上面の載置面52上
に載置し、吸着手段54によりウエハWを吸着保持す
る。そして、この状態で載置台構造34を所定のプロセ
ス位置まで上昇させ、これと同時に、載置台本体44の
加熱ヒータ手段68及び上部電極36のシースヒータ9
6への供給電力を大きくして、ウエハWを所定のプロセ
ス温度、例えば500℃程度まで昇温する。そして、ガ
スノズル40から例えばSiH4 、SiF4、O2 等の
所定の成膜ガスを処理空間に供給し、図示しない真空ポ
ンプによって処理容器32内の雰囲気を、排気口42か
ら真空引きして処理容器32内の圧力を所定のプロセス
圧力に維持する。
【0023】そして、プラズマ発生用高周波電源108
から例えば13.56MHzのプラズマ発生用の高周波
電圧を上部電極36に印加し、これと同時に、バイアス
用高周波電源66から下部の高周波電極60にバイアス
用の高周波電圧を印加する。これにより、処理空間に
は、プラズマが生成し、成膜ガスは活性化されて反応
し、ウエハWの表面に例えばSiOF等の所定の成膜が
施されることになる。このようにして、プラズマ処理が
開始されると、このプラズマ自体によって載置台構造3
4が次第に加熱されるので、冷却ブロック46に設けた
冷却ジャケット92を駆動し、この冷却ジャケット92
と加熱ヒータ手段68を適正に制御してウエハWの温度
がプロセス温度を維持するようにコントロールする。
尚、冷却ジャケット92の冷媒としては、水或いはガル
デン(商品名)等を用いることができる。特に、水のよ
うな絶縁性の高くない冷媒を用いる場合は、冷媒を介し
て外部(冷媒の循環器等)に高周波電流が漏れることを
防止して高周波電力をプラズマ生成のために効率良く使
用するために、載置台本体44と冷却ブロック46との
間に絶縁体(例えば石英ガラス)を介在させて高周波電
極60と冷却ブロック46との間の高周波インピーダン
スを大きくすることが好ましい。
【0024】さて、このような状況下において、載置台
本体44の載置面52とウエハ裏面との間の伝熱空間1
10内の雰囲気も処理空間側に吸引されてこの空間11
0の熱伝導が劣化することになるので、ウエハWの温度
コントロール性を維持するために、この伝熱空間110
へ伝熱ガスとしてArガスを供給し、この伝熱空間11
0内を例えば10Torr以上の一定の圧力に維持する
ようになっている。具体的には、ガス貯留源80より流
量制御されつつ供給される伝熱ガスは供給管76を介し
て下段拡散室48C内へ導入される。そして、この導入
された伝熱ガスは、各拡散板74、72の各拡散孔74
A及び72Aを上方へ向けて通過しながら、中段拡散室
48B及び上段拡散室48A内へ順次拡散しながら流れ
込んで行く。そして、この拡散した伝熱ガスは、各伝熱
ガス通路82を介して載置面52に設けた各ガス噴出口
83(図3参照)より載置面52側へ噴出され、ここに
設けた各溝部84A〜84C、86を介して流れてこの
ウエハ裏面の伝導空間110に略均等に拡散して行くこ
とになる。
【0025】このようにして、ウエハ裏面の伝熱空間1
10へ略面内均等に伝熱ガスを供給することができるの
で、ウエハWと載置台本体44との間の伝熱効率を高く
維持することができ、ウエハ温度を適正に且つ面内均一
性が高く制御することができる。また、ここではセラミ
ックス製の載置台本体44内に、吸着手段54、高周波
電極60及び加熱ヒータ手段68の全てを埋め込むよう
にしたので、この載置台本体44の高さH2(図2参
照)を略5〜30mm程度まで小型化できる。従って、
この小型化によってこの載置台本体44の熱容量は、従
来の載置台と比較して大幅に小さくできるので、その
分、ウエハWの昇温時及び降温時における熱応答性を改
善して速くすることができ、スループットも向上させる
ことができる。この場合、高さH2が30mmよりも大
きくなると熱容量減少効果がそれ程期待できず、また、
高さH2が5mmよりも小さすぎると、逆に熱容量が小
さすぎて加熱ヒータ手段68の温度分布がそのままウエ
ハに反映し、面内均一加熱が困難になる。従って、高さ
H2は5〜30mmの範囲内に設定するのが好ましい。
【0026】特に、吸着手段54に高周波電極60の機
能を兼ね備えるようにすれば、その分、電極60を設け
なくてもよいので、全体の高さH2を容易に小さくで
き、しかも、用いる部品点数を削減することができる。
また、上述のように載置台本体44を小型化して熱容量
を小さくすることにより、冷却ブロック46による載置
台本体44の冷却を迅速に行なうことができるので、外
部(例えばプラズマ)からの入熱による半導体ウエハW
の温度上昇を迅速に補償してこのウエハWの温度を所望
の温度に維持することが容易となる。
【0027】また、ここでは載置台構造34を支える支
柱88を、下段拡散室48Cの底部区画壁50に直接接
合するようにしているので、これに大きな荷重が加わる
が、この場合には底部区画壁50の強度を上げるため
に、図4に示すように、下段拡散室48Cの下方にセラ
ミックス製の補強ブロック112を接合し、この補強ブ
ロック112に上記支柱88を接合するようにしてもよ
い。また、以上の各実施例では、支柱88とその上方の
載置台本体44等とを一体構造としたが、これに限ら
ず、図5に示すように両者を分離可能な構造として、部
品コスト等を抑制するようにしてもよい。図5は本発明
の載置台構造の他の変形例の部分拡大図を示している。
すなわち、この図示例においては、中空円筒状の支柱8
8とその上の載置台本体44とがメタルシール材等のシ
ール部材120を介してネジ等により着脱可能に結合さ
れている。この支柱88は、上記載置台本体44と同じ
材料で形成されている。また、冷却ブロック46もネジ
等により載置台本体44に接合されている。
【0028】各リード線56、62、70は支柱88の
内部空間に収容されている。そして、上記支柱88の上
端に接続した載置台本体44の下面から支柱88の内部
空間に露出した各端子122、124、126を介して
吸着手段54、高周波電極60、加熱ヒータ手段68と
リード線56、62、70とがそれぞれ接続されてい
る。そして、この支柱88の内部空間は大気に連通して
いる。尚、この場合、上述のように支柱88の内部空間
を大気に連通させてもよいし、これに代えて支柱88の
内部空間に略大気圧のガス、例えば略大気圧の不活性ガ
スを封入してもよい。これによれば、支柱88とその上
方の載置台本体44とが図示しないネジ等により着脱可
能に結合されていることにより、載置台本体44が、例
えばプラズマによるダメージを受けるなどして消耗した
場合に、ネジを緩めて支柱88の上端に取り付けられた
載置台本体44のみを交換することができる。従って、
支柱88とその上方の載置台本体とが分離不能に一体と
して形成されている場合と比較して、交換部品のコスト
を抑えることができる。
【0029】また、支柱88と載置台本体44とがシー
ル部材120を介して結合されていることにより、支柱
88の大気圧の内部空間と処理容器32内の処理空間と
の間が気密にシールされ、支柱88の内部空間に処理ガ
スが侵入することはなく、支柱88の内部空間に露出し
た各端子122、124、126が処理ガスによって腐
食されることがない。更に、支柱88の内部空間が略大
気圧の雰囲気になされていることによって、高周波電極
60に接続された端子124と他の端子122、126
(共に支柱88の内部空間に露出している)との間で放
電が起きる恐れが少ない。また、シール部材120が耐
熱性を有するメタルシール材であることによって、支柱
88の上端に取り付けられた載置台本体44が200℃
以上の高温になっても、このシール性が劣化することは
ない。
【0030】ここで、上記耐熱性のシール部材120の
構造の例について図6を参照して説明する。図6(A)
に示すシール部材120は、例えばステンレススチー
ル、インコネル(商品名)、ハステロイ(商品名)等の
金属よりなる厚さが例えば0.1〜1.0mm程度の薄
い耐熱性金属膜130を断面円形のリング状に成形して
構成されている。この断面の直径L1は3〜4mm程度
であり、押圧力に対して弾力性を持たせている。図6
(B)に示すシール部材120は、図6(A)に示す耐
熱性金属膜130の断面形状の側面の一部に切り欠き1
32を設けている。この切り欠き132は、リング状の
シール部材120の周方向に沿って形成されており、断
面方向へ屈曲することにより弾性を持たせている。図6
(C)に示すシール部材120は、図6(B)に示した
ような断面形状の耐熱性金属膜130の内部の空間部
に、例えばばね用ステンレス鋼等よりなるコイル状もし
くは板バネ状のスプリング部材134を挿入しており、
これにより押圧された時の弾発力を高めてシール性を向
上させるようになっている。
【0031】図6(D)に示すシール部材120は、図
6(A)に示す断面円形の耐熱性金属膜130の内部
に、通常のプロセス温度よりも低い温度で溶融する低融
点材料136を封入して表面のならい性を良好にしてい
る。この低融点材料136としては例えば略156.4
℃の融点を有するインジウムや略150度の融点を有す
るハンダ等を用いることができる。この場合、金属膜1
30の厚さは、弾力性よりもならい性を重視するために
非常に薄くしており、例えば1.0μm〜500μm程
度の厚さに設定する。図6(E)に示す耐熱性メタルシ
ール部材120は、図6(B)に示すような一部に切り
欠き132を設けたような断面形状の耐熱性金属膜13
0に更に、内側へ屈曲させた凸部138を設けており、
弾力性を高めてシール性を向上させるようにしたもので
ある。耐熱性のシール部材120としては、上述した構
造の内、どのようなものを採用してもよい。
【0032】次に、上記した耐熱性のシール部材のシー
ル性向上のための変形例について、図7乃至図9も参照
して説明する。一般に、絶縁体や電極部や冷却ブロック
の表面は、相互間の接触性を良好にするためにラップ加
熱等により鏡面仕上げされて高い平滑状態となってい
る。図7は鏡面仕上げされた載置台本体50の下面と冷
却ブロック46の上面とを模式的に示しており、両面の
凹凸は非常に少なくなっている。しかしながら、載置台
本体50や冷却ブロック46の表面には、鏡面加工時に
脱粒が発生して微小な切れ込み150が生ずる場合があ
る。図示例では冷却ブロック46側に発生している場合
を示している。特に、この切れ込み150は、高周波電
源を用いる時に絶縁体として採用される石英ガラスやセ
ラミック材の表面には多発する傾向にある。そして、こ
のような脱粒による切れ込み150が発生すると、耐熱
性のシール部材120を介在させていても、この切れ込
み150がリークパスとなってここより伝熱ガスが漏れ
出てしまう場合がある。そこで、この実施例では、シー
ル部材120の表面、或いはこのシール部材120が当
接する部材の表面に、ウエハのプロセス温度の近傍にて
軟化する低融点材料よりなる軟化金属膜、或いは軟化金
属層を形成している。
【0033】図8は耐熱性のシール部材120の表面に
軟化金属膜152を形成した状態を示し、図9は耐熱性
のシール部材120が当接する部材の表面に、すなわ
ち、ここでは載置台本体50の下面及び冷却ブロック4
6の表面に軟化金属層154、154をそれぞれ形成し
た状態を示している。この軟化金属層154は、シール
部材120に沿ってリング状に形成されていることにな
る。この軟化金属膜152及び軟化金属層154は、図
6(D)を参照して説明したように、インジウムを用い
ることができるが、勿論これに限定されるものではな
い。
【0034】このように、軟化金属膜152或いは軟化
金属層154を用いることにより、ウエハのプロセス中
にこの材料が軟化して上記切れ込み150に侵入してこ
れを埋め込むように作用する(図8(B)及び図9
(B)参照)。これにより、リークパスがなくなり、伝
熱ガスが外部に漏れ出ることを防止することが可能とな
る。図9においては、軟化金属層154、154をシー
ル部材120が当接する上下両面に設けているが、これ
を一方のみ設けてもよいし、また切れ込み150が発生
する頻度が高い絶縁体とこのシール部材とを当接する場
合には、その効果はより大きくなる。また、図8に示す
構造と、図9に示す構造とを組み合わせて用いるように
してもよい。
【0035】次に、耐熱性のシール部材120のフッ化
ガスに対する耐腐食性を向上させるための変形例につい
て図10も参照して説明する。この種の処理装置では、
プロセス時、エッチング時或いはクリーニング時に、腐
食性の強いフッ素系ガスを用いて処理を行なう場合があ
り、このフッ素系ガスが耐熱性のシール部材120に接
触すると、これを腐食させる場合が生ずる。そこで、本
実施例ではこの腐食を防止するために、図10に示すよ
うに耐熱性のシール部材120の表面に、フッ素系ガス
に対して耐腐食性の高いフッ化不動体膜156を形成し
ている。図10(A)に示す場合には、断面円形の耐熱
性のシール部材120(図6(A)と同じもの)の表面
全体にフッ化不動体膜156を形成している。また、図
10(B)に示す場合には、一部が開放された断面円弧
状の耐熱性のシール部材120(図6(B)と同じも
の)であり、表側の表面と裏側の表面全体に、すなわ
ち、フッ素系ガスと接触する可能性のある露出面全体に
対してフッ化不動体膜156を形成している。先の図6
(C)〜図6(E)に示すシール部材120の場合にも
外側の表面のみならず、内側の表面全体にフッ化不動体
膜156を形成する。これにより、このシール部材12
0がフッ素系ガスにより腐食されることを防止して、こ
の耐腐食性を向上させることができる。また、ここでは
プラズマCVD処理を例にとって説明したが、これに限
定されず、プラズマエッチング処理、プラズマスパッタ
処理、プラズマアッシング処理等にも適用することがで
きる。
【0036】更には、プラズマ処理に限定されず、高周
波電極60を設けないような載置台構造として、熱CV
D等を行なうようにしてもよい。また、ここでは、載置
台本体44の全体をセラミックス材で構成したが、これ
に限定されず、アルミニウム等の金属で全体を構成する
ようにしてもよい。この場合には、吸着手段54及び加
熱ヒータ手段68はセラミックス等で被うことにより、
絶縁状態で埋め込むのは勿論である。また、ここでは被
処理体として半導体ウエハを例にとって説明したが、こ
れに限定されず、LCD基板、ガラス基板等にも本発明
を適用できるのは勿論である。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の載置台構
造及び処理装置によれば、次のように優れた作用効果を
発揮することができる。請求項1乃至5に規定する発明
によれば、加熱ヒータ手段と吸着手段とを、或いはこれ
に加えて高周波電極を載置台本体に有し、この載置台本
体の下部に設けた拡散室内で拡散させた伝熱ガスを複数
の伝熱ガス通路を介して被処理体の裏面の略全体に均一
に供給するようにしたので、被処理体と載置台本体との
間の伝熱効率を被処理体の略全面に亘って均一な状態で
高く維持することができ、被処理体の略全面を均一に加
熱することができる。また、請求項2に規定するよう
に、加熱ヒータ手段、吸着手段を載置台本体に埋め込む
ようにすれば、載置台本体を小型化できるので熱容量が
小さくなり、その分、熱応答性を向上させてスループッ
トを上げることができる。
【0038】請求項3に規定する発明によれば、上述の
ように載置台本体を小型化して熱容量を小さくすること
により、冷却ブロックによる載置台本体の冷却を迅速に
行なうことができるので、外部(例えばプラズマ)から
の入熱による被処理体の温度上昇を迅速に補償して被処
理体の温度を所望の温度に維持することが容易となる。
請求項6に規定する発明によれば、載置面に溝部を設け
てこれに沿って伝熱ガスを流すようにしたので、このガ
スをより一層均一拡散させることができる。請求項7に
規定する発明によれば、載置台本体と拡散室をセラミッ
クス材により一体的に形成したので、全体のサイズをよ
り小さくでき、その分、熱容量を小さくしてスループッ
トを更に向上させることができる。請求項8に規定する
ように、載置台構造をセラミックス材により構成するこ
とにより、セラミックス材自体が絶縁性を有するので、
埋め込む各部材をそれ自体絶縁する必要をなくすことが
できる。
【0039】請求項9に規定するように、載置台本体
は、起立された支柱の上端に分離可能に取り付けられて
いるようにすれば、交換部品のコストを削減することが
できる。請求項10に規定するように、支柱は、筒体状
に成形されており、前記載置台本体と前記支柱とは前記
支柱の内部空間に対してシールするようにシール部材を
介して接合されているようにすれば、処理容器内の処理
ガスが支柱の内部空間に侵入することはなく、支柱の内
部空間に露出した、例えば電気用の端子が腐食すること
はない。
【0040】請求項11に規定するように、支柱の内部
空間は略大気圧の雰囲気になされており、前記高周波電
極に接続される端子が、前記内部空間に臨ませて設けら
れているようにすれば、支柱の内部空間が略大気圧の雰
囲気になされていることによって、高周波電極用の端子
と他の端子との間で放電が発生することを抑制すること
ができる。請求項12に規定するように、シール部材
は、メタルシール材により構成すれば、高温状態になっ
てもシール性が劣化することを防止することができる。
請求項13に規定する発明によれば、被処理体に対して
面内均一性の高い処理を施すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る処理装置の一例を示す断面構成図
である。
【図2】載置台構造の主要部を示す拡大断面図である。
【図3】載置台本体の載置面を示す平面図である。
【図4】本発明の載置台構造の変形例を示す図である。
【図5】本発明の載置台構造の他の変形例を示す部分拡
大図である。
【図6】シール部材を示す断面図である。
【図7】鏡面仕上げされた載置台本体の下面と冷却ブロ
ックの上面とを模式的に示す図である。
【図8】耐熱性のシール部材の表面に軟化金属膜を形成
した状態を示す図である。
【図9】耐熱性のシール部材が当接する部材の表面に軟
化金属層を形成した状態を示す図である。
【図10】耐熱性のシール部材の表面にフッ素系ガスに
対して耐腐食性の高いフッ化不動体膜を形成した状態を
示す図である。
【図11】従来の処理装置を示す概略構成図である。
【符号の説明】
30 処理装置 32 処理容器 34 載置台構造 36 上部電極 40 ガスノズル(処理ガス供給手段) 44 載置台本体 46 冷却ブロック 48,48A,48B,48C 拡散室 52 載置面 54 吸着手段(静電チャック) 60 高周波電極 68 加熱ヒータ手段 82 伝熱ガス通路 83 ガス噴出口 84A,84B,84C 溝部 W 半導体ウエハW(被処理体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4K030 AA06 AA14 BA29 BA44 CA04 CA12 DA03 FA03 GA02 KA05 KA10 KA15 KA22 5F004 BA04 BB13 BB22 BB25 BB26 BB29 BC01 CA04 5F031 CA02 HA17 HA18 HA37 HA38 HA39 HA40 MA23 MA28 MA29 MA32 NA05 5F045 EB03 EB10 EF05 EH13 EJ03 EJ10 EK09 EK22 EM05 EM07 EM09 GB05

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理体を載置面側へ吸着するための吸
    着手段と前記被処理体を加熱するための加熱ヒータ手段
    とを有する載置台本体と、この載置台本体の下部に設け
    られて伝熱ガスを拡散するための拡散室と、前記拡散室
    と前記載置台本体の載置面側とを連通するように前記載
    置台本体を貫通して設けられた複数の伝熱ガス通路とを
    備えたことを特徴とする載置台構造。
  2. 【請求項2】 前記載置台本体には、前記吸着手段と前
    記加熱ヒータ手段とが埋め込まれていることを特徴とす
    る請求項1記載の載置台構造。
  3. 【請求項3】 前記載置台本体には、この載置台本体を
    必要に応じて冷却するための冷却ブロックが接合される
    ことを特徴とする請求項2記載の載置台構造。
  4. 【請求項4】 前記載置台本体には、高周波電圧を印加
    するための高周波電極が埋め込まれていることを特徴と
    する請求項1乃至3のいずれかに記載の載置台構造。
  5. 【請求項5】 前記吸着手段は、前記高周波電極と兼用
    されることを特徴とする請求項4記載の載置台構造。
  6. 【請求項6】 前記載置台本体の載置面には、前記伝熱
    ガスを流すための溝部が形成されていることを特徴とす
    る請求項1乃至5のいずれかに記載の載置台構造。
  7. 【請求項7】 前記載置台本体と前記拡散室はセラミッ
    クス材により一体的に形成されていることを特徴とする
    請求項1乃至6のいずれかに記載の載置台構造。
  8. 【請求項8】 前記セラミックス材は、AlN、Al2
    3 、Si34 及びSiCの内のいずれかであること
    を特徴とする請求項7記載の載置台構造。
  9. 【請求項9】 前記載置台本体は、起立された支柱の上
    端に分離可能に取り付けられていることを特徴とする請
    求項1〜8のいずれかに記載の載置台構造。
  10. 【請求項10】 前記支柱は、筒体状に成形されてお
    り、前記載置台本体と前記支柱とは前記支柱の内部空間
    に対してシールするようにシール部材を介して接合され
    ていることを特徴とする請求項9記載の載置台構造。
  11. 【請求項11】 前記支柱の内部空間は略大気圧の雰囲
    気になされており、前記高周波電極に接続される端子
    が、前記内部空間に臨ませて設けられていることを特徴
    とする請求項10記載の載置台構造。
  12. 【請求項12】 前記シール部材は、メタルシール材よ
    りなることを特徴とする請求項10または11記載の載
    置台構造。
  13. 【請求項13】 真空引き可能になされた処理容器と、
    請求項1乃至12の内のいずれかに規定する載置台構造
    とを備えたことを特徴とする処理装置。
JP2000168296A 1999-07-28 2000-06-05 載置台構造及び処理装置 Withdrawn JP2001102435A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000168296A JP2001102435A (ja) 1999-07-28 2000-06-05 載置台構造及び処理装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11-214396 1999-07-28
JP21439699 1999-07-28
JP2000168296A JP2001102435A (ja) 1999-07-28 2000-06-05 載置台構造及び処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001102435A true JP2001102435A (ja) 2001-04-13
JP2001102435A5 JP2001102435A5 (ja) 2007-08-23

Family

ID=26520302

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000168296A Withdrawn JP2001102435A (ja) 1999-07-28 2000-06-05 載置台構造及び処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001102435A (ja)

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007529102A (ja) * 2003-06-30 2007-10-18 ラム リサーチ コーポレーション 動的な温度制御を有する基板支持体
WO2007145070A1 (ja) * 2006-06-16 2007-12-21 Tokyo Electron Limited 載置台構造及び熱処理装置
WO2007145132A1 (ja) * 2006-06-12 2007-12-21 Tokyo Electron Limited 載置台構造及び熱処理装置
JP2009076598A (ja) * 2007-09-19 2009-04-09 Tokyo Electron Ltd 載置台構造及び処理装置
WO2010084650A1 (ja) * 2009-01-26 2010-07-29 三菱重工業株式会社 プラズマ処理装置の基板支持台
JP2011084770A (ja) * 2009-10-15 2011-04-28 Canon Anelva Corp 静電チャックを備えた基板ホルダを用いた基板温度制御方法
JP2012009635A (ja) * 2010-06-25 2012-01-12 Panasonic Corp プラズマ処理装置および方法
JP2012234904A (ja) * 2011-04-28 2012-11-29 Panasonic Corp 静電チャックおよびこれを備えるドライエッチング装置
KR101316954B1 (ko) * 2009-02-23 2013-10-11 미츠비시 쥬고교 가부시키가이샤 플라즈마 처리 장치의 기판 지지대
JP2014529197A (ja) * 2011-09-30 2014-10-30 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッドApplied Materials,Incorporated 静電チャック
JP2015128110A (ja) * 2013-12-27 2015-07-09 東京エレクトロン株式会社 基板処理装置、シャッタ機構およびプラズマ処理装置
JP2015159186A (ja) * 2014-02-24 2015-09-03 日本特殊陶業株式会社 加熱装置
JP2017168649A (ja) * 2016-03-16 2017-09-21 日本特殊陶業株式会社 半導体製造用部品
JP2018095916A (ja) * 2016-12-13 2018-06-21 株式会社日立国際電気 基板処理装置、リソグラフィ用テンプレートの製造方法、プログラム
JP2018182290A (ja) * 2017-04-18 2018-11-15 日新イオン機器株式会社 静電チャック
US10319568B2 (en) 2013-11-12 2019-06-11 Tokyo Electron Limited Plasma processing apparatus for performing plasma process for target object
KR20220067365A (ko) * 2020-11-17 2022-05-24 주식회사 유진테크 기판 처리 장치

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7458156B2 (ja) 2019-08-22 2024-03-29 東京エレクトロン株式会社 載置台及びプラズマ処理装置

Cited By (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8747559B2 (en) 2003-06-30 2014-06-10 Lam Research Corporation Substrate support having dynamic temperature control
JP2007529102A (ja) * 2003-06-30 2007-10-18 ラム リサーチ コーポレーション 動的な温度制御を有する基板支持体
US8183502B2 (en) 2006-06-12 2012-05-22 Tokyo Electron Limited Mounting table structure and heat treatment apparatus
WO2007145132A1 (ja) * 2006-06-12 2007-12-21 Tokyo Electron Limited 載置台構造及び熱処理装置
JP2007335425A (ja) * 2006-06-12 2007-12-27 Tokyo Electron Ltd 載置台構造及び熱処理装置
WO2007145070A1 (ja) * 2006-06-16 2007-12-21 Tokyo Electron Limited 載置台構造及び熱処理装置
US8203104B2 (en) 2006-06-16 2012-06-19 Tokyo Electron Limited Mounting table structure and heat treatment apparatus
JP2009076598A (ja) * 2007-09-19 2009-04-09 Tokyo Electron Ltd 載置台構造及び処理装置
KR101310414B1 (ko) * 2009-01-26 2013-09-24 미츠비시 쥬고교 가부시키가이샤 플라즈마 처리 장치의 기판 지지대
JP2010168635A (ja) * 2009-01-26 2010-08-05 Mitsubishi Heavy Ind Ltd プラズマ処理装置の基板支持台
WO2010084650A1 (ja) * 2009-01-26 2010-07-29 三菱重工業株式会社 プラズマ処理装置の基板支持台
TWI450358B (zh) * 2009-01-26 2014-08-21 Mitsubishi Heavy Ind Ltd A substrate support for a plasma processing device
KR101316954B1 (ko) * 2009-02-23 2013-10-11 미츠비시 쥬고교 가부시키가이샤 플라즈마 처리 장치의 기판 지지대
JP2011084770A (ja) * 2009-10-15 2011-04-28 Canon Anelva Corp 静電チャックを備えた基板ホルダを用いた基板温度制御方法
JP2012009635A (ja) * 2010-06-25 2012-01-12 Panasonic Corp プラズマ処理装置および方法
JP2012234904A (ja) * 2011-04-28 2012-11-29 Panasonic Corp 静電チャックおよびこれを備えるドライエッチング装置
JP2014529197A (ja) * 2011-09-30 2014-10-30 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッドApplied Materials,Incorporated 静電チャック
US10319568B2 (en) 2013-11-12 2019-06-11 Tokyo Electron Limited Plasma processing apparatus for performing plasma process for target object
JP2015128110A (ja) * 2013-12-27 2015-07-09 東京エレクトロン株式会社 基板処理装置、シャッタ機構およびプラズマ処理装置
JP2015159186A (ja) * 2014-02-24 2015-09-03 日本特殊陶業株式会社 加熱装置
JP2017168649A (ja) * 2016-03-16 2017-09-21 日本特殊陶業株式会社 半導体製造用部品
JP2018095916A (ja) * 2016-12-13 2018-06-21 株式会社日立国際電気 基板処理装置、リソグラフィ用テンプレートの製造方法、プログラム
CN108615693A (zh) * 2016-12-13 2018-10-02 株式会社日立国际电气 衬底处理装置、光刻用模板的制造方法及记录程序的记录介质
US10156798B2 (en) 2016-12-13 2018-12-18 Hitachi Kokusai Electric Inc. Substrate processing apparatus
JP2018182290A (ja) * 2017-04-18 2018-11-15 日新イオン機器株式会社 静電チャック
KR20220067365A (ko) * 2020-11-17 2022-05-24 주식회사 유진테크 기판 처리 장치
KR102486362B1 (ko) 2020-11-17 2023-01-09 주식회사 유진테크 기판 처리 장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001102435A (ja) 載置台構造及び処理装置
JP4146905B2 (ja) 処理装置
JP4450106B1 (ja) 載置台構造及び処理装置
US8183502B2 (en) Mounting table structure and heat treatment apparatus
US20090000743A1 (en) Substrate processing apparatus and shower head
TWI404157B (zh) Mounting method of the mounting apparatus, a discharge prevention method between the processing apparatus and the power supply line of the stage apparatus
JP4067858B2 (ja) Ald成膜装置およびald成膜方法
US20100326600A1 (en) Plasma dry etching apparatus having coupling ring with cooling and heating units
JP2001160479A (ja) セラミックスヒーターおよびそれを用いた基板処理装置
JP2001068538A (ja) 電極構造、載置台構造、プラズマ処理装置及び処理装置
WO2004095560A1 (ja) 半導体製造装置および半導体装置の製造方法
KR102604063B1 (ko) 정전 척 어셈블리 및 이를 포함하는 기판 처리 장치
JP2007281225A (ja) 処理装置及び処理方法
JP2006261541A (ja) 基板載置台、基板処理装置および基板処理方法
JP2011061040A (ja) 載置台構造及び処理装置
JPH1116858A (ja) 成膜装置のクリーニング方法及び処理方法
TW201936014A (zh) 電漿處理裝置
JPH10223621A (ja) 真空処理装置
JP2011165891A (ja) 載置台構造及び処理装置
JP2009182139A (ja) 載置台構造及び処理装置
TWI425112B (zh) A substrate mounting mechanism, and a substrate processing device including the substrate mounting mechanism
JP2011054838A (ja) 載置台構造及び処理装置
TW202113914A (zh) 邊緣環、電漿處理裝置、及邊緣環之製造方法
JP2004282047A (ja) 静電チャック
JP4992630B2 (ja) 載置台構造及び処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070530

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070530

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20081205