JP2001102222A - コモンモードチョークコイル及びその製造方法 - Google Patents

コモンモードチョークコイル及びその製造方法

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JP2001102222A JP28007999A JP28007999A JP2001102222A JP 2001102222 A JP2001102222 A JP 2001102222A JP 28007999 A JP28007999 A JP 28007999A JP 28007999 A JP28007999 A JP 28007999A JP 2001102222 A JP2001102222 A JP 2001102222A
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Atsushi Kiyota
敦史 清田
Takayuki Kesen
隆之 気仙
Akira Ikeda
昌 池田
栄▲吉▼ ▲吉▼田
Eikichi Yoshida
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Tokin Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基台に2つの螺旋状導体を有するコモンモー
ドチョークにおいて、Q特性が高い又はコモンモードで
高インピーダンスであり、且つ共振周波数、インダクタ
ンスのばらつきを抑えたコモンモードチョークコイル
を、容易且つ低コストで提供すること。 【解決手段】 コモンモードチョークコイルは、磁性体
あるいは誘電体材料からなる基台に互いに電気的に絶縁
された2つの螺旋状導電層部15、16を有し、前記2
つの螺旋状導電層部15、16の内の少なくとも一方が
基台表面に密着している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁ノイズを抑制
する為のノイズフィルターであって、基板装着型のコモ
ンモードチョークコイル及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電気機器の小型化・高周波化により、E
MI対策が重要性を増している。一般に、インピーダン
ス素子では、目的とする周波数のノイズをインピーダン
ス特性として遮蔽し、EMI対策としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】電磁ノイズフィルター
であるコモンモードチョークコイルでは、巻線タイプの
ものと積層タイプのものがある。
【0004】巻線タイプのものは、小型化にするには細
線化等が必要であり、それによる不良も増加する。ま
た、ピッチの変動などによる共振周波数とインダクタン
スの誤差が生じ、調整が困難である。更に、製造も困難
である。
【0005】一方、積層タイプでは、パターンが決定し
てしまっている為、厚み等のばらつきによりインダクタ
ンスに誤差が生じる。また、積層構造である為に、製造
方法も困難である。
【0006】また、本発明者等は、基台に2つ螺旋状導
電体が密着して形成されるコモンモードチョークコイル
を既に提案している。この既に提案したコモンモードチ
ョークコイルは、コモンモードでの高インピーダンス、
共振周波数、及びインダクタンスのばらつきが抑えられ
るが、ノイズフィルターとしての発展性として、コモン
時のインピーダンスに対して構造的な限界があった。
【0007】そこで、本発明の技術的課題は、基台に、
互いに電気的に絶縁された2つの螺旋状導体を有するコ
モンモードチョークにおいて、Q特性が高く、共振周波
数、インダクタンスのばらつきを抑えたコモンモードチ
ョークコイルを、容易且つ低コストで提供することにあ
る。
【0008】また、本発明の技術的課題は、基台表面に
密接する2つの螺旋状導体を有するコモンモードチョー
クにおいて、コモンモードでの高インピーダンスで、共
振周波数、インダクタンスのばらつきを抑えたコモンモ
ードチョークコイルを、容易且つ低コストで提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、磁性体
あるいは誘電体材料からなる基台に互いに電気的に絶縁
された2つの螺旋状導電層部を有し、前記2つの螺旋状
導電層部の内の少なくとも一方が基台表面に密着してい
ることを特徴とするコモンモードチョークコイルが得ら
れる。
【0010】また、本発明によれば、前記コモンモード
チョークコイルにおいて、前記2つの螺旋状導電層部
は、電気長の略等しい2つの螺旋状導体が交互に巻き付
けられ、前記2つの螺旋状導電層部の内の他方も前記基
台表面に密着していることを特徴とするコモンモードチ
ョークコイルが得られる。
【0011】また、本発明によれば、前記コモンモード
チョークコイルにおいて、前記2つの螺旋状導電層部
は、電気長の略等しい2つの螺旋状導体が重ねて巻き付
けられて形成され、前記2つの螺旋状導体の内の他方
は、前記一方の螺旋状導体と、絶縁層を介して密着して
設けられてなることを特徴とするコモンモードチョーク
コイルが得られる。
【0012】また、本発明によれば、前記いずれかのコ
モンモードチョークコイルにおいて、前記2つの螺旋状
導電部の表面に絶縁層を有するコモンモードチョークコ
イルであって、前記絶縁層が軟磁性体粉末を含む絶縁性
樹脂で形成されている事を特徴とするコモンモードチョ
ークコイルが得られる。
【0013】また、本発明によれば、前記コモンモード
チョークコイルにおいて、前記2つの螺旋状導電部の間
の絶縁層が有機結合材と軟磁性体粉末を含む絶縁性樹脂
シートが巻き付けられて形成されている事を特徴とする
コモンモードチョークコイルが得られる。
【0014】また、本発明によれば、前記いずれかのコ
モンモードチョークコイルにおいて、前記2つの螺旋状
導体に入出力端子を有することを特徴とするコモンモー
ドチョークコイルが得られる。
【0015】また、本発明によれば、前記コモンモード
チョークコイルにおいて、前記基台の表面に密着してな
る前記螺旋状導体が、メッキ法、スパッタ法、蒸着法に
より設けられた事を特徴とするコモンモードチョークコ
イルが得られる。
【0016】また、本発明によれば、前記コモンモード
チョークコイルにおいて、前記基台の表面に密着してな
る前記螺旋状導体が、導体粉末と結合剤からなる導体ペ
ーストをコーティング後、脱結合剤化を経て焼結される
ことにより形成されている事を特徴とするコモンモード
チョークコイルが得られる。
【0017】また、本発明によれば、前記いずれかのコ
モンモードチョークコイルにおいて、前記基台は回転対
称な柱状である事を特徴とするコモンモードチョークコ
イルが得られる。
【0018】また、本発明によれば、前記コモンモード
チョークコイルにおいて、前記基台は角柱状である事を
特徴とするコモンモードチョークコイルが得られる。
【0019】また、本発明によれば、前記いずれかのコ
モンモードチョークコイルにおいて、前記基台は両端に
角柱状の端子部を有し、螺旋状導電部が回転対称な多角
柱状又は円柱状である事を特徴とするコモンモードチョ
ークコイルが得られる。
【0020】また、本発明によれば、前記いずれかのコ
モンモードチョークコイルであって、前記基台の両端に
端子用の電極が形成されていることを特徴とするコモン
モードチョークコイルが得られる。
【0021】また、本発明によれば、前記コモンモード
チョークコイルにおいて、前記端子用の電極を分割する
ことにより形成された4つの端子を有することを特徴と
するコモンモードチョークコイルが得られる。
【0022】また、本発明によれば、前記いずれかのコ
モンモードチョークコイルであって、前記絶縁層の内部
抵抗が10Ω・m以上である事を特徴とするコモンモ
ードチョークコイルが得られる。
【0023】また、本発明によれば、前記いずれかのコ
モンモードチョークコイルであって、2つの導体間の絶
縁層が内部抵抗が10Ω・m以上であることを特徴と
するコモンモードチョークコイルが得られる。
【0024】また、本発明によれば、前記いずれかのコ
モンモードチョークコイルであって、2つの螺旋状導体
間の絶縁層が、絶縁体粉末と結合剤からなる絶縁体ペー
ストをコーティング後、脱結合剤化を経て焼結されるこ
とにより設けられた事を特徴とするコモンモードチョー
クコイルが得られる。
【0025】また、本発明によれば、前記いずれかのコ
モンモードチョークコイルであって、前記基台に密着し
ている螺旋状導電層部の端子部が、レジスト材を用いた
エッチング法により形成される事を特徴とするコモンモ
ードチョークコイルが得られる。
【0026】また、本発明によれば、前記いずれかのコ
モンモードチョークコイルを製造する方法であって、前
記基台表面上に少なくとも1層の導電膜を形成した後、
前記導電膜を取り除き溝を設ける際に、レーザートリミ
ング法を用いて、2つの螺旋状導体を形成する事を特徴
とするコモンモードチョークコイルの製造方法が得られ
る。
【0027】また、本発明によれば、前記いずれかのコ
モンモードチョークコイルを製造する方法であつて、前
記基台表面上に少なくとも1層の導電膜を形成した後、
前記導電膜を取り除き溝を設ける際に、サンドプラスト
法を用いて、2つの螺旋状導体を形成する事を特徴とす
るコモンモードチョークコイルの製造方法が得られる。
【0028】また、本発明によれば、前記いずれかのコ
モンモードチョークコイルを製造する方法であって、前
記基台表面上に少なくとも1層の導電膜を形成した後、
前記導電膜を取り除き溝を設ける際に、ウオータージェ
ット法を用いて、2つの螺旋状導体を形成する事を特徴
とするコモンモードチョークコイルの製造方法が得られ
る。
【0029】また、本発明によれば、前記いずれかのコ
モンモードチョークコイルを製造する方法であって、2
つの螺旋状導電体層部と絶縁層とをスクリーン印刷法に
より形成した後に脱結合化を経て焼結する事により形成
する事を特徴とするコモンモードチョークコイルの製造
方法が得られる。
【0030】さらに、本発明によれば、前記いずれかの
コモンモードチョークコイルを製造する方法であって、
前記基台に密着した螺旋状導電層部の入出力端子が当該
螺旋状導電層部を構成する導電層が露出するまで、レジ
ストを用いたエッチング法により形成する事を特徴とす
るコモンモードチョークコイルの製造方法が得られる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0032】(第1の実施の形態)図1は本発明の第1
の実施の形態によるコモンモードチョークコイルの説明
に供せられる図である。図2は図1の本発明の実施の形
態のコモンモードチョークコイルの完成品の説明に供せ
られる図である。
【0033】図1及び図2を参照しながら、本発明の第
1の実施の形態によるコモンモードチョークコイルの構
成について、製造工程に基づいて説明する。
【0034】誘電体、もしくは磁性体により作られた角
柱状基台10の表面に導電体を皮膜する。用いる導電体
は、銅、アルミニウム、銀等をメッキ法、スパッタ法、
蒸着法により設けることができる。
【0035】さらに、用いる導電体は、導体粉末と結合
材からなる導体ペーストをコーディング後、脱結合化を
経て焼結されることにより設けることができる。
【0036】その際、基台10の形状は、後に図3及び
図4に関連した第2の実施の形態及び第3の実施の形態
で述べるように、端子部11、12が角柱状で、螺旋状
導電部17が多角柱状、円柱状等でも構わない。
【0037】ここで、角柱状の場合においては、稜の部
分にRがついていても良い。この基台10に、レーザー
トリミング、もしくはサンドプラスト、ウォータージェ
ット法により螺旋状に溝14を2度に分けて形成する事
により、基台10の表面上に2つの螺旋状導電層15、
16が交互に形成される。
【0038】両端の端子部11、12は、溝13を形成
する事により4つの端子20〜23に別けられる。
【0039】図2を参照して、端子部11、12間の螺
旋状導電部17表面全体に、絶縁性樹脂24をコーティ
ングする。そして、4箇所の端子20〜23に半田メッ
キを施し、端子部の両端18、19を図1の両端寄りに
記載されている直線より外側に切り落とす。この結果、
互いに絶縁された2つの螺旋状導電層15、16を交互
に有するコモンモードチョークコイル1が形成される。
【0040】次に、本発明の第1の実施の形態によるコ
モンモードチョークコイルの製造についてさらに具体的
に説明する。
【0041】μ′=30の磁性体により作られた1.6
×1.0×1.0mm角柱状の基台10に、15ミクロ
ンの銅をメッキして導電層を形成した。このメッキされ
た基台10に、レーザートリミング法により螺旋状に溝
を形成した。最初にレーザーの垂直方向に基台10を動
かし、基台の端子部11に基台の畏さ方向に溝13を形
成する。その後に、基台10を動かしたまま、更に動作
方向と垂直に回転させる。これにより基台10に1つ目
の螺旋状の導電層を形成する。そして反対の端子部12
も回転を止めて導電層を切る。切り終わった後に、90
°又は180°基台10を回転させ、先程と同様にレー
ザートリミングにより2つ目の螺旋状の導電層を形成し
た。端子部11、12間の螺旋状導電部17表面全体
に、図2の様に絶縁性樹脂24をコーティングし、4箇
所の端子20〜23に半田メッキを施し、端子部を図1
の両端寄りの直線の部分より外側を切り落とし、切り落
とし部18、19とした。この結果、互いに絶縁された
2つの螺旋状導電層15、16を交互に有するコモンモ
ードチョークコイルが形成される。
【0042】このコモンモードチョークコイルのコモン
モードのインピーダンスを、インピーダンスアナライザ
により測定した。その結果、500MHzの際にインピ
ーダンスが300Ωとなった。
【0043】(第2の実施の形態)図3は本発明の第2
の実施の形態によるコモンモードチョークコイルの説明
に供せられる図であり、(a)は基台の正面図であり、
図3(b)は基台の側面図である。図3(a)、(b)
を参照すると、第2の実施の形態のコモンモードチョー
クコイルは、第1の実施の形態に示したコモンモードチ
ョークコイルとは、基台の形状が異なる他は、同様の構
成を有している。第2の実施の形態に示すように、基台
30の螺旋状導電部が多角柱状である場合においても、
第1の実施の形態と同様に形成する事ができる。この第
2の実施の形態によるコモンモードチョークコイルのコ
モンモードのインピーダンスを、インピーダンスアナラ
イザにより測定した。その結果、500MHzの際にイ
ンピーダンスが230Ωとなった。
【0044】(第3の実施の形態)図4は本発明の第3
の実施の形態によるコモンモードチョークコイルの説明
図であり、図4(a)は基台の正面図であり、図4
(b)は基台の側面図である。
【0045】図4(a)、(b)に示す第3の実施の形
態によるコモンモードチョークコイルは、第1の実施の
形態において示したコモンモードチョークコイルとは、
基台の形状が異なる他は、同様の構成を有している。第
3の実施の形態に示すように、基台30’の螺旋状導電
部が円柱状である場合においても、第1の実施の形態と
同様に形成する事ができる。この第3の実施の形態によ
るコモンモードチョークコイルのコモンモードのインピ
ーダンスを、インピーダンスアナライザにより測定し
た。その結果に、500MHzの際にインビ一ダンスが
290Ωとなった。
【0046】(第4の実施の形態)第1の実施の形態に
示したコモンモードチョークコイルにおいて、レーザー
トリミングにより螺旋状導電部を形成したが、第4の実
施の形態においては、サンドプラスト法によって形成し
た。第1の実施の形態と同様のコモンモードチョークコ
イルが得られた。
【0047】(第5の実施の形態)第1の実施の形態に
示したコモンモードチョークコイルにおいて、レーザー
トリミングにより螺旋状導電部を形成したが、第5の実
施の形態においては、ウオータージェット法によって形
成した。第1の実施の形態と同様のコモンモードチョー
クコイルが得られた。
【0048】尚、上記第4及び第5の実施の形態におい
ては、第1の実施の形態と同様の基台を用いたが、他の
実施の形態として、図3又は図4に示すように、基台の
螺旋状導電部が多角柱状、或いは円柱状の場合に、螺旋
状の溝をサンドブラスト法、或いはウオータージェット
法により形成する事が出来、同等の効果が得られること
が明らかになった。
【0049】(第6の実施の形態)図1及び図2に示し
た本発明の第1の実施の形態によるコモンモードチョー
クコイルと、本発明の第6の実施の形態によるコモンモ
ードチョークコイルとは、絶縁体等の材料が異なる他
は、同様の構成を有するので、図1及び図2を用いて説
明する。
【0050】図1及び図2を参照して、誘電体、もしく
は磁性材により形成された基台10に、互いに絶縁され
た基台10に密接する螺旋状電極部を形成する。用いる
導電体は、銅、アルミニウム、銀等をメッキ法、スパッ
タ法、蒸着法により設けることができる。さらに、用い
る導電体は、導体粉末と結合材からなる導体ペーストを
コーティング後、脱結合化を経て焼結されることにより
設けることができる。
【0051】この螺旋状電極部は図1に示すように、2
つの電極部が交互になっている2重の螺旋状導電層1
5、16の表面上に誘電体または磁性体からなる絶縁層
を形成する。
【0052】これら螺旋状導電部17は、レーザートリ
ミング法、サンドプラスト法、ウォータージェット法等
により形成することができる。
【0053】図2を参照すると、絶縁性樹脂を溶剤等に
より溶解し、粘度の下がった絶縁性樹脂に軟磁性材料を
加え攪拌を行った混合樹脂を、基台の螺旋状導電部17
の表面に、塗工を行い乾燥させ、樹脂24を形成する。
また、軟磁性材と有機結合材を混合し、そのペーストを
ドクタープレード法、スクリーン印刷法、ロール法等に
よりシート状にする。この際、シートの製造強度に問題
が無ければ、塗布する絶縁性樹脂と同じでかまわない。
【0054】このシートに、絶縁性の樹脂を塗布し、そ
のシートを螺旋状導電部17の表面に巻き付けて樹脂2
4を形成する。これらの手法により、絶縁性樹脂に軟磁
性材を含むコモンモードチョークコイルを形成する。
【0055】次に、本発明の第6の実施の形態によるコ
モンモードチョークコイルの製造について具体的に説明
する。
【0056】μ′=10のNi−Zn系フェライトによ
り作られた1.6×1.0×1.0mm角柱状の基台1
0に、15ミクロンの銅をメッキして導電層を形成し
た。
【0057】このメッキされた基台10に、レーザート
リミング法により螺旋状に6つの20ミクロン幅の溝1
4を形成した。先程と同様にレーザートリミングにより
第2螺旋状導電体15を形成した。
【0058】溶剤により溶かしたエポキシ樹脂を用意し
た。そこに、μ′=10であるNi−Zn系フェライト
の粉末を全体の80%となるようにエポキシ樹脂に混入
しスラリーを作成した。このスラリーを、螺旋状導電部
17表面全体に、図2の様に絶縁性樹脂24をコーティ
ングしオープンにより乾燥させた。4箇所の端子20〜
23に半田メッキを施し、端子部の両端18、19を図
1の両端寄りの直線部分より外側を切り落とした。この
コモンモードチョークコイルのコモンモードのインピー
ダンスを、インピーダンスアナライザにより測定した。
その結果、500MHzの際にインピーダンスが580
Ωとなった。
【0059】ちなみに、これと同様の方法により作成し
たコモンモードチョークコイルにおいて、絶縁性樹脂に
磁性材料を混合しない第1の実施の形態と同様の物を作
成した。このコモンモードチヨークコイルのコモンモー
ドのインピーダンスを、インピーダンスアナライザにて
測定した。その結果、500MHzの際にインピーダン
スは300Ωであった。
【0060】(第7の実施の形態)図5は本発明の第7
の実施の形態の2層螺旋構造コモンモードチョークコイ
ルの説明に供せられる図である。また、図6は図5の2
層螺旋構造コモンモードチョークコイルの導電体を主に
示す断面図である。
【0061】図5及び図6を参照しながら、本発明の第
7の実施の形態による2重螺旋構造コモンモードチョー
クコイルについて説明する。
【0062】誘電体、もしくは磁性材により形成された
基台10に、互いに絶縁された基台10に密接する螺旋
状電極部を形成する。用いる導電体は、銅、アルミニウ
ム、銀等をメッキ法、スパッタ法、蒸着法により設ける
ことができる。さらに、用いる導電体は、導体粉末と結
合材からなる導体ペーストをコーティング後、脱結合化
を経て焼結されることにより設けることができる。
【0063】この螺旋状電極部28’は、図6に示す第
1導電体25の表面上に誘電体、または磁性体26を間
に挟んで第2導電体27が密着する構造を有している。
【0064】これら螺旋状導電部28’は、レーザート
リミング法、サンドプラスト法、ウォータージェット法
等により形成することができる。
【0065】図5を参照すると、絶縁性樹脂を溶剤等に
より溶解し、粘度の下がった絶縁性樹脂に軟磁性材料を
加え攪拌を行った混合樹脂を、基台の螺旋状導電部2
8’の表面に、塗工を行い乾燥させ、樹脂24を形成す
る。また、軟磁性材と有機結合材を混合し、そのペース
トをドクタープレード法、スクリーン印刷法、ロール法
等によりシート状にする。この際、シートの製造強度に
問題が無ければ、塗布する絶縁性樹脂と同じでかまわな
い。
【0066】このシートに、絶縁性の樹脂を塗布し、そ
のシートを螺旋状導電部28’の表面に巻き付けて樹脂
35を形成する。これらの手法により、絶縁性樹脂に軟
磁性材を含むコモンモードチョークコイルを形成する。
【0067】第7の実施の形態によるコモンモードチョ
ークコイルにおいて、螺旋状導電部が2層構造に形成す
る点を除いて、第6の実施の形態の具体例と同様に形成
した。
【0068】このコモンモードチョークコイルのコモン
モードのインピーダンスを、インピーダンスアナライザ
により測定した。その結果、500MHzの際にインピ
ーダンスが630Ωとなった。
【0069】これと同様の方法により、作成したコモン
モードヨークコイルにおいて、絶縁性樹脂に磁性材料を
混合しない物を作成した。このコモンモードチョークコ
イルのコモンモードのインピーダンスを、インピーダン
スアナライザにて測定した。その結果、500MHzの
際にインピーダンスは320Ωであった。
【0070】(第8の実施の形態)第8の実施の形態に
よるコモンモードチョークコイルは、第1の実施の形態
によるコモンモードチョークコイルとは、その絶縁層の
材料等が異なるのみで、同様の構造を有するので、図1
を参照しながら、説明する。
【0071】Ni−Zn系フェライト粉末にPVBを粉
末に対し5重量%加え、そこにエチルセルソルブ、ブチ
ルカルビノール混合溶剤を加えた後、プラネタリーミキ
サーにて混練を行った。このペーストをドクターブレー
ド法にて10ミクロンのシートにし、このシートを適当
なサイズに切り抜き、エポキシ樹脂を表面に塗布した後
に螺旋状導電部17に巻き付けた。
【0072】このコモンモードチョークコイルのコモン
モードのインピーダンスを、インピーダンスアナライザ
により測定した。その結果、500MHzの際にインピ
ーダンスが580Ωとなった。
【0073】これと同様な方法により作成したコモンモ
ードチョークコイルにおいて、絶縁性樹脂に磁性材料を
混合しない物を作成した。このコモンモードチョークコ
イルのコモンモードインピーダンスを、インピーダンス
アナライザにて測定した。
【0074】その結果、500MHzの際にインピーダ
ンスは300Ωであった。
【0075】尚、上記第6乃至第8の実施の形態におい
て、基台は、両端及び中央部は、円柱状のものを用いた
が、図3に示す多角柱状の基台、図4に示す円柱状の基
台を用いることができる。その場合、基台の螺旋状導電
部が多角柱状、或いは円柱状の場合にも、同等の効果が
得られることが明らかになった。また、他の軟磁性剤、
絶縁性樹脂でも同等の効果が得られる。
【0076】(第9の実施の形態)図8及び図9は本発
明の第8の実施の形態によるコモンモードチョークコイ
ルの説明図である。図10は図8コモンモードチョーク
コイル完成状況の説明図である。
【0077】図8及び図9を参照すると、誘電体あるい
は磁性体により形成された角柱状の基台に、第1導電層
を皮膜する。用いる導電体は、銅、アルミニウム、銀等
をメッキ法、スパッタ法、蒸着法により設ける事ができ
る。更に用いる導電体は、導電体粉末と結合剤からなる
導体ペーストをコーティング後、脱結合化を経て焼結さ
れる事により設ける事ができる。
【0078】この第1導電層41の表面に絶縁層42を
介して第2導電層43を皮膜する。絶縁層42、第2導
電層43は、第1導電層41と同様に設ける事ができ
る。この基台に螺旋状の溝44を形成する。この溝44
は、レーザートリミング法又はサンドプラスト法、ウオ
ー夕ージェット法により形成される。その後に電極部4
5、46の一部をエッチングにより第1導電層41まで
落とし、端子48、49を形成した。基台40の形状
は、端子部48、49が角柱状で、螺旋状導電部47が
多角柱状、円柱状等でも構わない。角柱状の場合におい
ては、稜の部分にRがついていても良い。そして、端子
部間の導電層表面全体に、図10の様に絶縁性の樹脂2
4をコーティングし、4箇所の電極51〜54に半田メ
ッキを施した。この結果、互いに絶縁された2層螺旋状
導電層41、43を有するコモンモードチョークコイル
が形成される。なお、基台40の形状は、端子部45、
46が角柱状で、螺旋状導電部47が多角柱状、円柱状
等でも構わない。
【0079】また、他の手法として、前記基台に前記導
電体粉末と結合剤によるペーストをスクリーン印刷法に
より2つの螺旋状導電体41、43、絶縁層42を印刷
し、脱結合剤化を経て焼結する事によりコモンモードチ
ョークコイルが形成される。
【0080】次の本発明の第9の実施の形態によるコモ
ンモードチョークコイルの製造の具体例について説明す
る。
【0081】図8に示す様な、μ′=30の磁性体によ
り作られた1.6×1.0×1.0mm角牲状の基台4
0に、15ミクロンの銅をメッキした。このメッキされ
た基台40に、更に図9に示すように、アルミナ15ミ
クロンをメッキし、その後に15ミクロンの銅をメッキ
した。この基台40にレーザートリミングにより溝44
を形成した。溝44は、基台40を回転させながら、回
転と垂直に方向に動かし螺旋状に形成される。その後に
電極部45、46の一部をエッチングにより第1導電層
41まで落とし、端子48、49を形成した。そして、
端子部45、46間の導電層表面全体に、図10の様に
絶縁性の樹脂55をコーティングし、4箇所の電極51
〜54に半田メッキを施した。この結果、互いに絶縁さ
れた2層螺旋状導電層41、43を有するコモンモード
チョークコイル3が形成される。
【0082】このコモンモートチョークコイルのコモン
モードのインピーダンスを、インピーダンスアナライザ
により測定した。その結果、500MHzの際にインピ
ーダンスが300Ωとなった。
【0083】(第10の実施の形態)第10の実施の形
態においては、コモンモードチョークコイルにおいて、
図3に示すように、基台の螺旋状導電部が多角柱状であ
るものを用いた点で第9の実施の形態と異なっている他
は、第9の実施の形態と同様に作製した。このコモンモ
ードチョークコイルのコモンモードのインピーダンス
を、インピーダンスアナライザにより測定した。その結
果、500MHzの際にインピーダンスが300Ωとな
った。
【0084】従って、第10の実施の形態においても、
第9の実施の形態と同様の効果が得られた。
【0085】(第11の実施の形態)第10の実施の形
態においては、コモンモードチョークコイルにおいて、
図4に示すように、基台30の螺旋状導電部が円柱状で
ある物を用いた点で第9の実施の形態とは異なっている
他は、第9の実施の形態と同様に作製した。
【0086】このコモンモードチョークコイルのコモン
モードのインピーダンスを、インピーダンスアナライザ
により測定した。その結果に、500MHzの際にイン
ピ一ダンスが290Ωとなった。
【0087】従って、第11の実施の形態においても、
第9の実施の形態と同様な効果が得られた。
【0088】(第12の実施の形態)第9の実施の形態
で示したコモンモードチョークコイルにおいて、レーザ
ートリミングにより螺旋状導電部を形成したが、第12
の実施の形態においては、サンドプラスト法によって形
成した以外は、第9の実施の形態と同様に作製した。第
12の実施の形態においても、第9の実施の形態と同様
な効果が得られた。
【0089】(第13の実施の形態)第9の実施の形態
で示したコモンモードチョークコイルにおいて、レーザ
ートリミングにより螺旋状導電部を形成したが、第13
の実施の形態においては、ウォータージェット法によっ
て形成した以外は、第9の実施の形態と同様に作製し
た。第13の実施の形態においても、第9の実施の形態
と同様な効果が得られた。
【0090】尚、他の実施の形態として、基台の螺旋状
導電部が多角柱状、或いは円柱状の場合に、螺旋状の溝
をサンドプラスト法、或いはウォータージェット法によ
り形成する事が出来、同等の結果が得られることが明ら
かになった。
【0091】(第14の実施の形態)エチルセルソルブ
とブチルカルビトールの混合溶剤と銅粉末とPVBを用
いて導電体ペーストを作成した。この際、銅粉末とPV
Bの割合は95:5となるようにした。このペースト
を、図1に示す様な、μ′=30の磁性体により作られ
た1.6×1.0×1.0mm角柱状の基台に、ステン
レスメッシュのスクリーンを用いて15ミクロンの第1
螺旋状導体を印刷し乾燥させた。その後、別に用意した
アルミナのペーストを用い、第1導電体の表面上にアル
ミナ層を印刷、そして乾燥後に第2導電体を印刷、乾燥
させた。アルミナペーストは銅ペーストと同様な組成で
作成した。第2導電体が乾燥した後、脱結合剤化を行
い、焼結した。図10に示す様に、絶縁性の樹脂55を
塗布、そして端子部を半田メッキする事によリコモンモ
ードチョークコイルが形成される。
【0092】このコモンモードチョークコイルのコモン
モードのインピーダンスを、インピーダンスアナライザ
により測定した。その結果、500MHzの際にインピ
ーダンスが300Ωとなった。
【0093】他の実施の形態として、基台の螺旋状導電
部が多角柱状、或いは円柱状の場合にも、同等の結果が
得られることが明らかになった。
【0094】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、磁性
体又は誘電体による基台に、互いに電気的に絶縁された
2つの螺旋状導体を有し、その導電膜をレーザー等でト
リミングすることにより、Q特性が高く、共振周波数、
インダクタンスのばらつきを抑えたコモンモードチョー
クコイルを、容易且つ低コストで提供することができ
る。
【0095】また、本発明によれば、絶縁性樹脂に磁性
材を混合する事により結合が大きくなり、コモンモード
のインピーダンスが高周波領域において高いコモンモー
ドチョークコイルを容易かつ低コストで提供する事がで
きる。
【0096】さらに、本発明によれば、磁性体又は誘電
体による基台に、互いに電気的に絶縁された2つの螺旋
状導体を重ねて有し、その導電膜をレーザー等でトリミ
ング、もしくはスクリーン印刷法によって形成すること
により、Q特性が高く、共振周波数、インダクタンスの
ばらつきを抑えたコモンモードチョークコイルを、容易
且つ低コストで提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるコモンモード
チョークコイルの説明に供せられる正面図である。
【図2】図1のコモンモードチョークコイル完成品の説
明に供せられる図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態によるコモンモード
チョークコイルの基台の説明に供せられる図で、(a)
は基台の正面図、図3(b)は基台の側面図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態によるコモンモード
チョークコイルの基台の説明に供せられる図で、(a)
は基台の正面図、図4(b)は基台の側面図である。
【図5】本発明の第6の実施の形態の2層螺旋構造コモ
ンモードチョークコイルの説明に供せられる図である。
【図6】図5の2層螺旋構造の導電部断面の説明に供せ
られる図である。
【図7】図5のコモンモードチョークコイルの完成品の
説明に供せられる図である。
【図8】本発明の第9実施の形態によるコモンモードチ
ョークコイルの説明に供せられる斜視図である。
【図9】図8のコモンモードチョークコイルの螺旋状導
電部の断面の説明に供せられる図である。
【図10】図8のコモンモードチョークコイル完成状況
の説明に供せられる図である。
【符号の説明】
1、2 コモンモードチョークコイル 10、30、30’、40 基台 11、12 端子部 13 端子部溝 14 溝 15、16 螺旋状導電層 17 螺旋状導電部 18、19 切り落とし部 20、21、22、23 端子 28、28’ 螺旋状導電部 29 溝 31、32、33、34 端子 41 第1導電層 42 絶縁層 43 第2導電層 44 溝 45、46 電極部 47、47’ 螺旋状導電部 48、49 端子 51、52、53、54 電極 55 樹脂
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01F 37/00 H01F 37/00 N (72)発明者 池田 昌 宮城県仙台市太白区郡山六丁目7番1号 株式会社トーキン内 (72)発明者 ▲吉▼田 栄▲吉▼ 宮城県仙台市太白区郡山六丁目7番1号 株式会社トーキン内 Fターム(参考) 5E043 AA08 EA01 EA05 EB01 5E070 AA01 AB01 BA07 BB03 CA13 CB03 CB15 CC01 DA13 DB02 EA01

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁性体あるいは誘電体材料からなる基台
    に互いに電気的に絶縁された2つの螺旋状導電層部を有
    し、前記2つの螺旋状導電層部の内の少なくとも一方が
    基台表面に密着していることを特徴とするコモンモード
    チョークコイル。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のコモンモードチョークコ
    イルにおいて、前記2つの螺旋状導電層部は、電気長の
    略等しい2つの螺旋状導体が交互に巻き付けられ、前記
    2つの螺旋状導電層部の内の他方も前記基台表面に密着
    していることを特徴とするコモンモードチョークコイ
    ル。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のコモンモードチョークコ
    イルにおいて、前記2つの螺旋状導電層部は、電気長の
    略等しい2つの螺旋状導体が重ねて巻き付けられて形成
    され、前記2つの螺旋状導体の内の他方は、前記一方の
    螺旋状導体と、絶縁層を介して密着して設けられてなる
    ことを特徴とするコモンモードチョークコイル。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3の内のいずれかに記載の
    コモンモードチョークコイルにおいて、前記2つの螺旋
    状導電部の表面に絶縁層を有するコモンモードチョーク
    コイルであって、前記絶縁層が軟磁性体粉末を含む絶縁
    性樹脂で形成されている事を特徴とするコモンモードチ
    ョークコイル。
  5. 【請求項5】 請求項3記載のコモンモードチョークコ
    イルにおいて、前記2つの螺旋状導電部の間の絶縁層が
    有機結合材と軟磁性体粉末を含む絶縁性樹脂シートが巻
    き付けられて形成されている事を特徴とするコモンモー
    ドチョークコイル。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5の内のいずれかに記載の
    コモンモードチョークコイルにおいて、前記2つの螺旋
    状導体に入出力端子を有することを特徴とするコモンモ
    ードチョークコイル。
  7. 【請求項7】 請求項1項記載のコモンモードチョーク
    コイルにおいて、前記基台の表面に密着してなる前記螺
    旋状導体が、メッキ法、スパッタ法、蒸着法により設け
    られた事を特徴とするコモンモードチョークコイル。
  8. 【請求項8】 請求項1項記載のコモンモードチョーク
    コイルにおいて、前記基台の表面に密着してなる前記螺
    旋状導体が、導体粉末と結合剤からなる導体ペーストを
    コーティング後、脱結合剤化を経て焼結されることによ
    り形成されている事を特徴とするコモンモードチョーク
    コイル。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8の内のいずれかに記載の
    コモンモードチョークコイルにおいて、前記基台は回転
    対称な柱状である事を特徴とするコモンモードチョーク
    コイル。
  10. 【請求項10】 請求項9記載のコモンモードチョーク
    コイルにおいて、前記基台は角柱状である事を特徴とす
    るコモンモードチョークコイル。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至8の内のいずれかに記載
    のコモンモードチョークコイルにおいて、前記基台は両
    端に角柱状の端子部を有し、螺旋状導電部が回転対称な
    多角柱状又は円柱状である事を特徴とするコモンモード
    チョークコイル。
  12. 【請求項12】 請求項1乃至11の内のいずれかに記
    載のコモンモードチョークコイルであって、前記基台の
    両端に端子用の電極が形成されていることを特徴とする
    コモンモードチョークコイル。
  13. 【請求項13】 請求項12記載のコモンモードチョー
    クコイルにおいて、前記端子用の電極を分割することに
    より形成された4つの端子を有することを特徴とするコ
    モンモードチョークコイル。
  14. 【請求項14】 請求項3乃至5の内のいずれかに記載
    のコモンモードチョークコイルであって、前記絶縁層の
    内部抵抗が10Ω・m以上である事を特徴とするコモ
    ンモードチョークコイル。
  15. 【請求項15】 請求項3乃至5の内のいずれかに記載
    のコモンモードチョークコイルであって、2つの導体間
    の絶縁層が内部抵抗が10Ω・m以上であることを特
    徴とするコモンモードチョークコイル。
  16. 【請求項16】 請求項3又は5記載のコモンモードチ
    ョークコイルであって、2つの螺旋状導体間の絶縁層
    が、絶縁体粉末と結合剤からなる絶縁体ペーストをコー
    ティング後、脱結合剤化を経て焼結されることにより設
    けられた事を特徴とするコモンモードチョークコイル。
  17. 【請求項17】 請求項1乃至16の内のいずれかに記
    載のコモンモードチョークコイルであって、前記基台に
    密着している螺旋状導電層部の端子部が、レジスト材を
    用いたエッチング法により形成される事を特徴とするコ
    モンモードチョークコイル。
  18. 【請求項18】 請求項1乃至17の内のいずれかに記
    載のコモンモードチョークコイルを製造する方法であっ
    て、前記基台表面上に少なくとも1層の導電膜を形成し
    た後、前記導電膜を取り除き溝を設ける際に、レーザー
    トリミング法を用いて、2つの螺旋状導体を形成する事
    を特徴とするコモンモードチョークコイルの製造方法。
  19. 【請求項19】 請求項1乃至17の内のいずれかに記
    載のコモンモードチョークコイルを製造する方法であっ
    て、前記基台表面上に少なくとも1層の導電膜を形成し
    た後、前記導電膜を取り除き溝を設ける際に、サンドプ
    ラスト法を用いて、2つの螺旋状導体を形成する事を特
    徴とするコモンモードチョークコイルの製造方法。
  20. 【請求項20】 請求項1乃至17の内のいずれかに記
    載のコモンモードチョークコイルを製造する方法であっ
    て、前記基台表面上に少なくとも1層の導電膜を形成し
    た後、前記導電膜を取り除き溝を設ける際に、ウオータ
    ージェット法を用いて、2つの螺旋状導体を形成する事
    を特徴とするコモンモードチョークコイルの製造方法。
  21. 【請求項21】 請求項1乃至17の内のいずれかに記
    載のコモンモードチョークコイルを製造する方法であっ
    て、2つの螺旋状導電体層部と絶縁層とをスクリーン印
    刷法により形成した後に脱結合化を経て焼結する事によ
    り形成する事を特徴とするコモンモードチョークコイル
    の製造方法。
  22. 【請求項22】 請求項1乃至17の内のいずれかに記
    載のコモンモードチョークコイルを製造する方法であっ
    て、前記基台に密着した螺旋状導電層部の入出力端子が
    当該螺旋状導電層部を構成する導電層が露出するまで、
    レジストを用いたエッチング法により形成する事を特徴
    とするコモンモードチョークコイルの製造方法。
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