JP2001101585A - 交通信号灯器の吊設装置 - Google Patents
交通信号灯器の吊設装置Info
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- JP2001101585A JP2001101585A JP27214799A JP27214799A JP2001101585A JP 2001101585 A JP2001101585 A JP 2001101585A JP 27214799 A JP27214799 A JP 27214799A JP 27214799 A JP27214799 A JP 27214799A JP 2001101585 A JP2001101585 A JP 2001101585A
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- signal lamp
- lamp device
- bolt
- lamp
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 車両が接触したときの衝撃を吸収、緩和し、
信号灯器の変形、破損さらには落下を防止する。 【解決手段】 支柱1に突設した支持部材2に灯器取付
部材3を垂設する。この灯器取付部材3のフランジ3A
に支持バー23を有する円筒状の接続金具18を複数個
のボルト17によって固定する。接続金具18の下面に
信号灯器4を3本のボルト29によって吊設する。ボル
ト29のねじ体に小径部分を設け、この小径部分を大き
な外力か加わったとき破断する過負荷破損部33とす
る。さらに、支持バー23に信号灯器4を2本の落下防
止用ワイヤー26によって吊設する。
信号灯器の変形、破損さらには落下を防止する。 【解決手段】 支柱1に突設した支持部材2に灯器取付
部材3を垂設する。この灯器取付部材3のフランジ3A
に支持バー23を有する円筒状の接続金具18を複数個
のボルト17によって固定する。接続金具18の下面に
信号灯器4を3本のボルト29によって吊設する。ボル
ト29のねじ体に小径部分を設け、この小径部分を大き
な外力か加わったとき破断する過負荷破損部33とす
る。さらに、支持バー23に信号灯器4を2本の落下防
止用ワイヤー26によって吊設する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用道路に用
いられる交通信号灯器、特に歩行者用信号灯器に用いて
好適な吊設装置に関する。
いられる交通信号灯器、特に歩行者用信号灯器に用いて
好適な吊設装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用道路の交差点に設置されている
歩行者用信号灯器は、歩行者が見易いように一般の自動
車用交通信号灯器に比べて低い位置に設置されている。
このため、トラック等の大型車両が左折するときや後進
させたりするときに接触してしまうことがあり、変形し
たり破損することが多く最悪の場合は落下することがあ
った。
歩行者用信号灯器は、歩行者が見易いように一般の自動
車用交通信号灯器に比べて低い位置に設置されている。
このため、トラック等の大型車両が左折するときや後進
させたりするときに接触してしまうことがあり、変形し
たり破損することが多く最悪の場合は落下することがあ
った。
【0003】そこで、このような問題を解決するため
に、例えば実開平6−81098号公報に開示された信
号灯器吊設装置が知られている。この信号灯器吊設装置
は、支柱の腕杆に第1吊架金具を垂設し、この第1吊架
金具に設けた第1ボルトによって第2吊架金具を回動自
在に枢支し、前記第2吊架金具に第2ボルトを前記第1
ボルトと直交するように設け、この第2ボルトによって
信号灯器の上面に設けた取付部材を回動自在に枢支して
いる。このような吊設装置によれば、信号灯器を互いに
直交する第1、第2ボルトによって前後、左右方向に回
動自在に枢支しているので、接触時の衝撃を吸収、緩和
し信号灯器の変形、破損等を防止することができる。
に、例えば実開平6−81098号公報に開示された信
号灯器吊設装置が知られている。この信号灯器吊設装置
は、支柱の腕杆に第1吊架金具を垂設し、この第1吊架
金具に設けた第1ボルトによって第2吊架金具を回動自
在に枢支し、前記第2吊架金具に第2ボルトを前記第1
ボルトと直交するように設け、この第2ボルトによって
信号灯器の上面に設けた取付部材を回動自在に枢支して
いる。このような吊設装置によれば、信号灯器を互いに
直交する第1、第2ボルトによって前後、左右方向に回
動自在に枢支しているので、接触時の衝撃を吸収、緩和
し信号灯器の変形、破損等を防止することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の信号灯器吊設装置においては、互いに直交する
第1、第2ボルトを高さ方向に離間させて配設する必要
があるため、腕杆から信号灯器までの距離が必然的に長
くなり、既設の支柱の腕杆に取付ける場合は信号灯器の
取付け高さが一般の歩行者用信号灯器よりも低くなり、
車両の接触が一層起き易くなるという問題があった。一
方、既設支柱を腕杆の取付け高さが高い支柱と交換する
ことも考えられるが、その費用が高くなり不経済であ
る。また、接触時の衝撃が大きく第1ボルトまたは第2
ボルトが破断したり吊架金具から外れたりすると、信号
灯器が落下するおそれがある。
た従来の信号灯器吊設装置においては、互いに直交する
第1、第2ボルトを高さ方向に離間させて配設する必要
があるため、腕杆から信号灯器までの距離が必然的に長
くなり、既設の支柱の腕杆に取付ける場合は信号灯器の
取付け高さが一般の歩行者用信号灯器よりも低くなり、
車両の接触が一層起き易くなるという問題があった。一
方、既設支柱を腕杆の取付け高さが高い支柱と交換する
ことも考えられるが、その費用が高くなり不経済であ
る。また、接触時の衝撃が大きく第1ボルトまたは第2
ボルトが破断したり吊架金具から外れたりすると、信号
灯器が落下するおそれがある。
【0005】本発明は上記した従来の問題を解決するた
めになされたもので、その目的とするところは、車両が
接触したときの衝撃を吸収、緩和し、変形、破損さらに
は落下を防止するようにした交通信号灯器の吊設装置を
提供することにある。
めになされたもので、その目的とするところは、車両が
接触したときの衝撃を吸収、緩和し、変形、破損さらに
は落下を防止するようにした交通信号灯器の吊設装置を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、支柱に突設した支持部材に灯器取付部材を
垂設し、この灯器取付部材に接続金具を固定し、この接
続金具に信号灯器を過負荷破損部を有する複数個のボル
トによって固定するとともに、前記信号灯器を落下防止
用ワイヤーによって吊設したものである。
に本発明は、支柱に突設した支持部材に灯器取付部材を
垂設し、この灯器取付部材に接続金具を固定し、この接
続金具に信号灯器を過負荷破損部を有する複数個のボル
トによって固定するとともに、前記信号灯器を落下防止
用ワイヤーによって吊設したものである。
【0007】本発明において、ボルトは信号灯器を接続
金具に固定しており、車両の接触により大きな外力が加
わると、過負荷防止部が破断して衝撃を吸収し、信号灯
器や接続金具等が変形したり破損するのを防止する。過
負荷防止部としては、ボルトに形成された小径部、凹
部、穴等が考えられる。落下防止用ワイヤーはボルトの
過負荷防止部が破断したとき、信号灯器を懸吊し落下を
防止する。
金具に固定しており、車両の接触により大きな外力が加
わると、過負荷防止部が破断して衝撃を吸収し、信号灯
器や接続金具等が変形したり破損するのを防止する。過
負荷防止部としては、ボルトに形成された小径部、凹
部、穴等が考えられる。落下防止用ワイヤーはボルトの
過負荷防止部が破断したとき、信号灯器を懸吊し落下を
防止する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施の
形態に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係る交
通信号灯器の一部を破断して示す正面図、図2は同灯器
の拡大断面図、図3は吊設装置の断面図、図4は図3の
IV−IV線断面図、図5は図4のV−V線断面図、図
6はボルトの正面図である。本実施の形態においては、
縦型2灯式の歩行者用信号灯器に適用した例を示す。
形態に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係る交
通信号灯器の一部を破断して示す正面図、図2は同灯器
の拡大断面図、図3は吊設装置の断面図、図4は図3の
IV−IV線断面図、図5は図4のV−V線断面図、図
6はボルトの正面図である。本実施の形態においては、
縦型2灯式の歩行者用信号灯器に適用した例を示す。
【0009】これらの図において、1は交差点の角部に
立設されている支柱、2は支柱1の所定高さに水平に突
設されている支持部材、3は支持部材2の下面に垂設さ
れている灯器取付部材、4は歩行者用の信号灯器、5は
信号灯器4を前記灯器取付部材3に吊設する吊設装置で
ある。
立設されている支柱、2は支柱1の所定高さに水平に突
設されている支持部材、3は支持部材2の下面に垂設さ
れている灯器取付部材、4は歩行者用の信号灯器、5は
信号灯器4を前記灯器取付部材3に吊設する吊設装置で
ある。
【0010】前記支持部材2は断面形状が矩形のパイプ
からなり、基端が前記支柱1に溶接等によって接合され
ている。前記灯器取付部材3は断面形状が円形のパイプ
からなり、上端が前記支柱部材2の下面に溶接によって
接合され、下端にフランジ3Aが一体的に取付けられて
いる。支持部材2と灯器取付部材3の内部は互いに連通
しており、電源と前記信号灯器4を接続する電線6(図
3)が挿通されている。
からなり、基端が前記支柱1に溶接等によって接合され
ている。前記灯器取付部材3は断面形状が円形のパイプ
からなり、上端が前記支柱部材2の下面に溶接によって
接合され、下端にフランジ3Aが一体的に取付けられて
いる。支持部材2と灯器取付部材3の内部は互いに連通
しており、電源と前記信号灯器4を接続する電線6(図
3)が挿通されている。
【0011】前記信号灯器4は、前面が開放する縦長の
筐体7と、この筐体7の前面開口部を覆う前面板8と、
前記筐体7内にレンズ9,10を前面板8の前方に突出
させて組み込まれた2つの灯具ユニット11A,11B
等を備えている。前面板8には、各レンズ9,10に適
合する大きさの開口部12が高さ方向に所定の間隔をお
いて2つ形成されている。また、前面板8の前面で各開
口部12の上部には、太陽光がレンズ9,10に直接入
射するのを阻止する正面視逆コ字状のフード13がそれ
ぞれ取付けられている。
筐体7と、この筐体7の前面開口部を覆う前面板8と、
前記筐体7内にレンズ9,10を前面板8の前方に突出
させて組み込まれた2つの灯具ユニット11A,11B
等を備えている。前面板8には、各レンズ9,10に適
合する大きさの開口部12が高さ方向に所定の間隔をお
いて2つ形成されている。また、前面板8の前面で各開
口部12の上部には、太陽光がレンズ9,10に直接入
射するのを阻止する正面視逆コ字状のフード13がそれ
ぞれ取付けられている。
【0012】図2において、前記各灯具ユニット11
A,11Bは、図示しない白熱電球等の光源を収納する
ハウジング14と、このハウジング14の前面開口部を
覆う前記レンズ9,10等からなり、前記電線6にそれ
ぞれ接続されている。レンズ9,10は、それぞれ赤
色、青色に着色された透光性を有するガラス(または合
成樹脂)からなり、表面に横断待機中を示す図柄と、横
断中を示す図柄がそれぞれ表示されている。
A,11Bは、図示しない白熱電球等の光源を収納する
ハウジング14と、このハウジング14の前面開口部を
覆う前記レンズ9,10等からなり、前記電線6にそれ
ぞれ接続されている。レンズ9,10は、それぞれ赤
色、青色に着色された透光性を有するガラス(または合
成樹脂)からなり、表面に横断待機中を示す図柄と、横
断中を示す図柄がそれぞれ表示されている。
【0013】図3〜図6において、前記吊設装置5は、
前記フランジ3Aの下面にパッキン16を介して3本の
ボルト17によって固定された接続金具18を備えてい
る。フランジ3Aには、前記各ボルト17が貫通する3
つの円弧状長穴20が周方向に等間隔をおいて形成され
ている。
前記フランジ3Aの下面にパッキン16を介して3本の
ボルト17によって固定された接続金具18を備えてい
る。フランジ3Aには、前記各ボルト17が貫通する3
つの円弧状長穴20が周方向に等間隔をおいて形成され
ている。
【0014】前記接続金具18は耐食性の高い金属、例
えばステンレス製で、外径が前記フランジ3Aの外径と
略等しく、内径が前記灯器取付部材3の外径と略等しい
円筒体に形成され、上面に前記各ボルト17がねじ込ま
れる3つのねじ孔21が形成されている。また、接続金
具18は径方向に貫通する貫通孔22を有し、この貫通
孔22には支持バー23が貫通して取付けられている。
支持バー23はステンレス製のボルトからなり、先端に
ナット24が螺合されることにより貫通孔22からの抜
けが防止されている。また、支持バー23には後述する
2本の落下防止用ワイヤー26(26A,26B)が取
付けられるとともに、2つのパッキン25が嵌着されて
おり、これらのパッキン25によって前記貫通孔22の
水密性を確保し、雨水が接続金具18の内部に侵入する
のを防止している。
えばステンレス製で、外径が前記フランジ3Aの外径と
略等しく、内径が前記灯器取付部材3の外径と略等しい
円筒体に形成され、上面に前記各ボルト17がねじ込ま
れる3つのねじ孔21が形成されている。また、接続金
具18は径方向に貫通する貫通孔22を有し、この貫通
孔22には支持バー23が貫通して取付けられている。
支持バー23はステンレス製のボルトからなり、先端に
ナット24が螺合されることにより貫通孔22からの抜
けが防止されている。また、支持バー23には後述する
2本の落下防止用ワイヤー26(26A,26B)が取
付けられるとともに、2つのパッキン25が嵌着されて
おり、これらのパッキン25によって前記貫通孔22の
水密性を確保し、雨水が接続金具18の内部に侵入する
のを防止している。
【0015】前記接続金具18の下面側には、前記筐体
7と当て板28が3本のボルト29によって共締め固定
されている。このため、接続金具18の下面にも前記ボ
ルト29が螺合する3つのねじ孔30が、上面側のねじ
孔21と連通して形成されている。接続金具18の下面
と筐体7との間および筐体7と当て板28との間には、
リング状のパッキン31がそれぞれ介在されている。前
記当て板28は円板状に形成され、中央に前記落下防止
用ワイヤー26が貫通する筒体35を一体的に有してい
る。
7と当て板28が3本のボルト29によって共締め固定
されている。このため、接続金具18の下面にも前記ボ
ルト29が螺合する3つのねじ孔30が、上面側のねじ
孔21と連通して形成されている。接続金具18の下面
と筐体7との間および筐体7と当て板28との間には、
リング状のパッキン31がそれぞれ介在されている。前
記当て板28は円板状に形成され、中央に前記落下防止
用ワイヤー26が貫通する筒体35を一体的に有してい
る。
【0016】前記ボルト29はステンレス製で、図6に
示すように六角形の頭部29Aと、ねじ体29Bとから
なり、このねじ体29Bの基端部寄りに大きな外力が加
わったとき応力集中により破断する過負荷破損部33が
形成されている。このような過負荷破損部33は、ねじ
体29Bの外径より小さい小径部分とされるが、これに
限らずねじ体29Bの外周の一部に形成される凹部やね
じ体29Bの径方向に形成される貫通穴または不貫通穴
であってもよい。
示すように六角形の頭部29Aと、ねじ体29Bとから
なり、このねじ体29Bの基端部寄りに大きな外力が加
わったとき応力集中により破断する過負荷破損部33が
形成されている。このような過負荷破損部33は、ねじ
体29Bの外径より小さい小径部分とされるが、これに
限らずねじ体29Bの外周の一部に形成される凹部やね
じ体29Bの径方向に形成される貫通穴または不貫通穴
であってもよい。
【0017】前記2本の落下防止用ワイヤー26(26
A,26B)は、前記筐体7と支持バー23を連結し、
前記ボルト29が破断したときに信号灯器4を懸吊して
落下を防止するためのもので、上端側に前記支持バー2
3が挿通されるリング37をそれぞれ有し、下端側が図
1および図2に示すように筐体7の内部下方にその内面
に沿って導かれ、下端がワイヤー固定部38にそれぞれ
固定されている。また、中間部は緩みが生じないように
係止部材39によって係止されている。また、落下防止
用ワイヤー26A,26Bは長さおよび外径が同一のス
テンレス製で、図1に示すように左右対称になるように
引き回されている。さらに、2本の落下防止用ワイヤー
26A,26Bの上端に設けられているリング37どう
しの間隔d(図3)は、落下防止用ワイヤー26によっ
て信号灯器4を懸吊したとき、信号灯器4が回転するの
を防止するために大きく設定されている。
A,26B)は、前記筐体7と支持バー23を連結し、
前記ボルト29が破断したときに信号灯器4を懸吊して
落下を防止するためのもので、上端側に前記支持バー2
3が挿通されるリング37をそれぞれ有し、下端側が図
1および図2に示すように筐体7の内部下方にその内面
に沿って導かれ、下端がワイヤー固定部38にそれぞれ
固定されている。また、中間部は緩みが生じないように
係止部材39によって係止されている。また、落下防止
用ワイヤー26A,26Bは長さおよび外径が同一のス
テンレス製で、図1に示すように左右対称になるように
引き回されている。さらに、2本の落下防止用ワイヤー
26A,26Bの上端に設けられているリング37どう
しの間隔d(図3)は、落下防止用ワイヤー26によっ
て信号灯器4を懸吊したとき、信号灯器4が回転するの
を防止するために大きく設定されている。
【0018】このような構造からなる吊設装置5におい
て、信号灯器4が車両の接触により大きな衝撃を受けた
とき、ボルト29はその衝撃により過負荷破損部33が
破断することにより衝撃を吸収、緩和する。したがっ
て、灯器取付部材3、信号灯器4や接続金具18が変形
したり破損したりするのを防止することができる。特
に、灯器取付部材3や接続金具18が大きな変形、損傷
を受けなければ、これら部材を交換する必要がなく、信
号灯器自体を新しいものと交換するだけでよいので、交
換のための作業が容易で、短時間に行うことができる。
て、信号灯器4が車両の接触により大きな衝撃を受けた
とき、ボルト29はその衝撃により過負荷破損部33が
破断することにより衝撃を吸収、緩和する。したがっ
て、灯器取付部材3、信号灯器4や接続金具18が変形
したり破損したりするのを防止することができる。特
に、灯器取付部材3や接続金具18が大きな変形、損傷
を受けなければ、これら部材を交換する必要がなく、信
号灯器自体を新しいものと交換するだけでよいので、交
換のための作業が容易で、短時間に行うことができる。
【0019】また、過負荷破損部33の破断によりボル
ト29の頭部29Aとねじ体29Bが切断分離するた
め、信号灯器4は接続金具18から離間するが、落下防
止用ワイヤー26によって懸吊されるため、落下するこ
ともなく安全である。さらに、吊設装置5自体の構造も
簡単で、高さ寸法を上記した従来装置に比べて低くする
ことができるので、信号灯器4の取付け高さを高くする
ことができ、車両の接触を低減することができる。
ト29の頭部29Aとねじ体29Bが切断分離するた
め、信号灯器4は接続金具18から離間するが、落下防
止用ワイヤー26によって懸吊されるため、落下するこ
ともなく安全である。さらに、吊設装置5自体の構造も
簡単で、高さ寸法を上記した従来装置に比べて低くする
ことができるので、信号灯器4の取付け高さを高くする
ことができ、車両の接触を低減することができる。
【0020】なお、本発明は上記した実施の形態に限ら
ず種々の変形、変更が可能である。例えば、図7に示す
ように接続金具18の内周面に落下防止用ワイヤー26
A,26Bをボルト40によってそれぞれ固定してもよ
い。この場合は、上記した支持バー23が不要である。
また、ボルト29は3本に限らず、2本以上であればよ
い。また、落下防止用ワイヤー26の本数も2本に限ら
ず、十分な引張り強度を有するものであれば1本であっ
てもよい。また、落下防止用ワイヤー26を4本とし、
支持バー23を十字状に形成して4本の腕部に各ワイヤ
ーの上端をそれぞれ接続すると、ボルト29の過負荷破
損部33が破断して信号灯器4をワイヤー26により懸
吊したとき、ワイヤー26の捩れが少なく信号灯器4の
回転をより一層防止することができる。
ず種々の変形、変更が可能である。例えば、図7に示す
ように接続金具18の内周面に落下防止用ワイヤー26
A,26Bをボルト40によってそれぞれ固定してもよ
い。この場合は、上記した支持バー23が不要である。
また、ボルト29は3本に限らず、2本以上であればよ
い。また、落下防止用ワイヤー26の本数も2本に限ら
ず、十分な引張り強度を有するものであれば1本であっ
てもよい。また、落下防止用ワイヤー26を4本とし、
支持バー23を十字状に形成して4本の腕部に各ワイヤ
ーの上端をそれぞれ接続すると、ボルト29の過負荷破
損部33が破断して信号灯器4をワイヤー26により懸
吊したとき、ワイヤー26の捩れが少なく信号灯器4の
回転をより一層防止することができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る交通信
号灯器の吊設装置によれば、過負荷破損部を有するボル
トによって信号灯器を支柱の灯器取付部材に設けた接続
金具に吊設したので、車両の接触により信号灯器が大き
な衝撃を受けたとき、前記ボルトの過負荷破損部が破断
することにより衝撃を吸収、緩和することができる。し
たがって、信号灯器や接続金具が大きく変形したり、破
損するのを防止することができ、また、過負荷破損部が
破断すると、落下防止用ワイヤーが信号灯器を懸吊する
ので、信号灯器の落下を確実に防止することができる。
号灯器の吊設装置によれば、過負荷破損部を有するボル
トによって信号灯器を支柱の灯器取付部材に設けた接続
金具に吊設したので、車両の接触により信号灯器が大き
な衝撃を受けたとき、前記ボルトの過負荷破損部が破断
することにより衝撃を吸収、緩和することができる。し
たがって、信号灯器や接続金具が大きく変形したり、破
損するのを防止することができ、また、過負荷破損部が
破断すると、落下防止用ワイヤーが信号灯器を懸吊する
ので、信号灯器の落下を確実に防止することができる。
【図1】 本発明に係る交通信号灯器の一部を破断して
示す正面図である。
示す正面図である。
【図2】 同灯器の拡大断面図である。
【図3】 吊設装置の断面図である。
【図4】 図3のIV−IV線断面図である。
【図5】 図4のV−V線断面図である。
【図6】 ボルトの正面図である。
【図7】 本発明の他の実施の形態を示す要部の断面図
である。
である。
1…支柱、2…支持部材、3…灯器取付部材、4…歩行
者用の信号灯器、5…吊設装置、7…筐体、18…接続
金具、23…支持バー、26…落下防止用ワイヤー、2
9…ボルト、33…過負荷破損部。
者用の信号灯器、5…吊設装置、7…筐体、18…接続
金具、23…支持バー、26…落下防止用ワイヤー、2
9…ボルト、33…過負荷破損部。
Claims (1)
- 【請求項1】 支柱に突設した支持部材に灯器取付部材
を垂設し、この灯器取付部材に接続金具を固定し、この
接続金具に信号灯器を過負荷破損部を有する複数個のボ
ルトによって固定するとともに、前記信号灯器を落下防
止用ワイヤーによって吊設したことを特徴とする交通信
号灯器の吊設装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27214799A JP2001101585A (ja) | 1999-09-27 | 1999-09-27 | 交通信号灯器の吊設装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27214799A JP2001101585A (ja) | 1999-09-27 | 1999-09-27 | 交通信号灯器の吊設装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001101585A true JP2001101585A (ja) | 2001-04-13 |
Family
ID=17509751
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27214799A Pending JP2001101585A (ja) | 1999-09-27 | 1999-09-27 | 交通信号灯器の吊設装置 |
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1999
- 1999-09-27 JP JP27214799A patent/JP2001101585A/ja active Pending
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