JP2001101514A - 自動販売機 - Google Patents

自動販売機

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JP2001101514A
JP2001101514A JP27384899A JP27384899A JP2001101514A JP 2001101514 A JP2001101514 A JP 2001101514A JP 27384899 A JP27384899 A JP 27384899A JP 27384899 A JP27384899 A JP 27384899A JP 2001101514 A JP2001101514 A JP 2001101514A
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Japan
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rack
product
vending machine
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JP27384899A
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Tadao Watanabe
忠男 渡辺
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アタッチメントを使用しなくても、円錐形状
の商品と棒付き円筒先絞り形状の商品を容易に収納で
き、収納効率の高い自動販売機を提供すること。 【解決手段】 異形状の商品200または商品210の
収納方向が、スパイラルラック17の回転軸17aに対
して左右交互になるようにしたので、アタッチメントを
使用しなくても、両商品200,210を容易に収納・
販売できる。また、ラックケース17bの横幅を従来よ
りも小さく形成でき、収納効率を高くできる。さらに、
ガイド17d,17e,17fを設けたことにより、商
品200,210を迅速かつ容易に充填でき、確実に保
持できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動販売機に関
し、さらに詳しくは、商品のローディング方向を左右交
互とし、収容効率の高い商品収納ラックを備えた自動販
売機に関する。
【0002】
【従来の技術】これまで、飲料品、食品などにかかる自
動販売機として種々のものが提供されているが、以下、
アイスクリーム自動販売機を例にして説明する。図21
は、棒付き円筒先絞り形状の商品(a)と円錐形状の商
品(b)を示す斜視図、図22は、従来における自動販
売機の商品収納ラックを示す平面図、図23は、本体ケ
ースに配設された商品収納ラックを示す説明図、図24
は、商品の保持状態を示す説明図、図25は、アタッチ
メントを介した商品の保持状態を示す説明図である。
【0003】アイスクリーム商品の形状としては種々の
ものがあるが、たとえば、図21に示すように、棒付き
円筒先絞り形状の商品200や、円錐形状の商品210
がある。そして、かかる商品200,210をスパイラ
ルラックに収納して販売する自動販売機が提供されてい
る。この自動販売機の商品収納ラック215は、図22
に示すように、ラックケース217bの中央部にスパイ
ラルラックの回転軸217aを有しており、この回転軸
217aの両側に2つの商品210が同一方向にローデ
ィングされている。商品210の先端部は、後部ガイド
217dによって保持されている。
【0004】このように商品210を同一方向に並列配
置するためには、ラックケース217bの幅寸法は必然
的に決定される。これは、商品200の場合も同様であ
る。したがって、図23に示すように、幅Lの自動販売
機の本体ケース102に配設できる商品収納ラック21
5の数(たとえば、10個)も必然的に決定される。
【0005】また、図24に示すように、外径の違い
(d1<d2)から、商品200は前部ガイド217c
によって保持されるが(同図(a))、商品210は保
持されずに落下してしまう可能性がある(同図
(b))。
【0006】そこで、図25に示すように、前部ガイド
217cにアタッチメント217eを設けることによっ
て、商品210の支え代を確保し、落下を防止してい
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、形状の
異なる両商品200,210を収納するためにアタッチ
メント217eを設けると、部品点数が増加し、組み立
て作業にも手間がかかるという問題点があった。
【0008】また、商品収納ラック215が商品20
0,210を同一方向に並列配置するように構成されて
いるので、寸法が規格化された本体ケース102に配設
できる商品収納ラック215の数は10個が限界であ
り、収納効率の高い自動販売機の提供に苦慮していると
いう問題点があった。
【0009】この発明は、上記に鑑みてなされたもので
あって、アタッチメントを使用しなくても、円錐形状の
商品と棒付き円筒先絞り形状の商品を容易に収納でき、
収納効率の高い自動販売機を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、この発明の請求項1にかかる自動販売機は、スパ
イラルラックの回転軸をラックケースの長手方向中心軸
に対して偏心するように配設し、商品収納時に当該回転
軸とともに商品の収納方向を規制し、かつ、商品収納後
に当該商品を保持するガイドを設け、円錐形状の商品ま
たは棒付き円筒先絞り形状の商品の収納方向が当該回転
軸に対して左右交互になるようにしたものである。
【0011】したがって、アタッチメントを使用しなく
ても、異なる形状の商品を容易に収納・販売できる。ま
た、ラックケースの横幅を従来よりも小さく形成できる
ので、より多くの商品収納ラックを本体ケースに内蔵で
き、収納効率の高い自動販売機を提供することができ
る。
【0012】また、この発明の請求項2にかかる自動販
売機は、ガイドは、ラックケース前面の開口部近傍に設
けられた一対の前部ガイドおよび側部ガイドと、当該ラ
ックケースの背板部に設けられた後部ガイドとを備えた
ものである。したがって、簡易な構成によって商品を迅
速かつ容易に充填できるとともに、確実に保持できる。
【0013】また、この発明の請求項3にかかる自動販
売機は、商品収納ラックは、複数のラックケースを並列
配置して形成され、隣接する複数の開口部を当該開口部
数よりも少ない数のラック扉によって開閉自在に形成し
たものである。したがって、商品収納時にラック扉の開
閉数を少なくすることができ、収納を効率よく、スムー
ズに行うことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明にかかる自動販売
機の実施の形態につき図面を参照しつつ詳細に説明す
る。なお、この実施の形態によりこの発明が限定される
ものではない。
【0015】図1は、この発明の実施の形態にかかる自
動販売機の商品収納ラックを示す平面図であり、棒付き
円筒先絞り形状の商品を収納した状態(a)と円錐形状
の商品を収納した状態(b)を示すものである。図2
は、中扉を外扉にロックし充填扉を開けた状態を示す斜
視図、図3は、外扉を示す正面図、図4は、中扉を開け
た状態を示す斜視図、図5は、充填扉および内扉を開け
た状態を示す斜視図である。
【0016】また、図6は、商品収納ラックを示す斜視
図、図7は、スパイラルラックを示す正面図、図8は、
前ラックの内部を示す平面図、図9は、前ラックを本体
ケースに配設した状態を示す正面図、図10は、後ラッ
クの内部を示す平面図、図11は、後ラックを本体ケー
スに配設した状態を示す正面図、図12は、本体ケース
に配設された前ラックおよび後ラックを示す側面図、図
13は、上部スライド機構を示す側面図、図14は、下
部スライド機構を示す側面図、図15は、本体ケースに
配設された商品収納ラックを示す説明図である。
【0017】また、図16は、商品収納手順を示す平面
図、図17は、商品の収納中(a)および収納後(b)
を示す側面図、図18は、最下段の商品がスパイラルラ
ックの支持を解かれて落下する様子を示す平面図、図1
9は、最下段の商品がスパイラルラックの支持を解かれ
て落下する様子を示す側面図、図20は、商品の売り切
れを検出する過程を示す説明図である。なお、以下、商
品としてアイスクリーム(円錐形状の商品と棒付き円筒
先絞り形状の商品)を扱う自動販売機を例にして説明す
る。
【0018】まず、自動販売機器1の全体構成について
図2〜図5に基づいて説明する。自動販売機1は、商品
を収納保存し必要に応じてこれを搬出する本体ケース2
と、この本体ケース2に対して開閉自在に設けられた外
扉3とを備えている。この本体ケース2には、庫内の気
密を保つ中扉としての充填扉4が、ヒンジ4aと充填扉
ロック4bとによって開閉自在に設けられ、その開閉状
態は充填扉スイッチ19によって検出できるようになっ
ている。そして、外扉3の裏面には、中扉5が開閉自在
に設けられ、中扉クランプ6によって外扉3にロックさ
れるようになっている。
【0019】また、外扉3の前面には、図3に示すよう
に、商品パネル50の商品を表示する透明な電照板35
が設けられているとともに、商品を選択するテンキーボ
タン38、表示器40、紙幣挿入口42、硬貨投入口4
3、硬貨返却レバー44、硬貨返却口45、搬出扉27
を介してシュータと連通する商品取り出し口46、外扉
ロック47などが設けられている。
【0020】電照板35には、各商品に対応する数字
(たとえば、1〜14)が表示され、後述するディスプ
レイ55に配設された商品選択ランプ37が表示されて
いる。この商品選択ランプ37は、テンキーボタン38
によって商品が選択された場合に点灯するように形成さ
れているとともに、商品が売り切れた場合にも点灯する
ように形成されている。
【0021】外扉3の裏面には、挿入された紙幣を識別
し収納するビルバリデータ7、硬貨を識別し収納する硬
貨処理機構8、硬貨回収用のキャッシュボックス9など
が設けられている。
【0022】また、中扉5の裏面には、図2に示すよう
に、自動販売機1の制御を集中管理するマスタボックス
10や、蛍光灯57および制御系のスイッチからなるス
イッチボックス11、当該蛍光灯57の安定器ボックス
12、商品の販売数を機械的にカウントするメカカウン
タ13、保守点検や必要なデータを入力する時に使用す
るキーボード14などが設けられている。
【0023】また、中扉5は、図4に示すように、電照
板35に各種商品を表示するディスプレイ装置として機
能するように形成されている。すなわち、中扉5は、各
種商品を表示した商品パネル50を有するディスプレイ
55(上部および下部の2枚構成となっている)と、こ
の商品パネル50を照らすことにより電照板35に商品
パネル50の商品を表示させる蛍光灯57とを備えて構
成されている。一部の蛍光灯57は、背板部5aの反射
板57aに設けられており、商品パネル50への照度効
率を高めている。最下段の商品パネル50の背面には、
近接配置された蛍光灯57からの光斑を防止するため
に、グラデーションマーキングを施した光斑防止板60
が設けられている。
【0024】本体ケース2には、図2および図5に示す
ように、商品を収納するための複数の商品収納ラック1
5が配設されている。この商品収納ラック15は、商品
収納時に開けるラック扉16を備え、スパイラルラック
17を駆動モータ18で回転することにより、選択され
た商品をシュータ21に搬送できるように形成されてい
る。内扉25は、本体ケース2に対して開閉自在に設け
られ、商品搬出部のメンテナンス時に使用するものであ
る。内扉ロック25aは、内扉25を本体ケース2に対
してロックするためのものである。搬出扉27は、選択
された商品を自動的に搬出可能に形成されている。
【0025】付属品ボックス30は、たとえば、自動販
売機1の取り扱い説明書や、メンテナンス時に必要とな
る各種工具、その他の付属品を収納するためのものであ
り、充填扉4の前面であって、外扉3を閉じた時にビル
バリデータ7と対向する位置に設けることで、防盗性を
向上させたものである。
【0026】なお、冷凍サイクルを構成する凝縮器その
他の構成要素には、周知・慣用技術を適用しているの
で、説明を省略する。
【0027】つぎに、本発明の要部たる商品収納ラック
15について説明する。図1に示すように、スパイラル
ラック17の回転軸17aをラックケース17bの長手
方向中心軸に対して偏心するように配設してある。これ
は、棒付き円筒先絞り形状の商品200または円錐形状
の商品210を、当該回転軸17aに対して左右交互に
収納できるようにするためである。
【0028】また、ラックケース17bには、商品20
0,210の収納時に、回転軸17aとともにその収納
方向を規制し、かつ、商品収納後に当該商品200,2
10を保持するガイドが設けられている。このガイド
は、ラックケース17b前面の開口部近傍に設けられた
一対の前部ガイド17dおよび側部ガイド17fと、ラ
ックケース17bの背板部17cに設けられた後部ガイ
ド17eとを備えている。この後部ガイド17eは、ス
パイラルラック17の回転時に商品の回転を規制し、姿
勢制御を行うためのものである。
【0029】前部ガイド17dの突出長さは、商品20
0,210をスパイラルラック17に充填する際に当該
商品の最大径部が引っかからない程度であり、かつ、商
品充填後にこれらを適切に係止できる程度に形成してあ
る。すなわち、このように形成することで、商品210
の支え代を確保するために従来使用していたアタッチメ
ント217eが不要となる。
【0030】なお、これらのガイド17d,17e,1
7fは、独立部材としてのガイド片をネジ止めやリベッ
ト止めにて設けることができ、また、ラックケース17
bの一部を折曲することによっても設けることができ
る。
【0031】また、図6および図8に示すように、前ラ
ック15Fは、図1に示すラックケース17bを2つ並
設し、1つのユニットとして形成したものである。そし
て、これら2つの開口部を1枚のラック扉16にて開閉
できるように形成してある。前ラック15Fの下端部は
開口され、スパイラルラック17の支持を解かれた商品
がシュータ21に落下できるようになっている。
【0032】このように形成された前ラック15Fは、
図9および図15に示すように、本体ケース2の前列に
3つ配設され、上部および下部に設けられたスライド機
構によって、各ユニットごとに左右にスライド移動でき
るように構成されている。なお、受け台180は、商品
収納ラック15の固定と、商品ストックが可能な、いわ
ゆる予冷棚としての機能を有し、前ラック15Fのスラ
イド時に手前に回動して引き起こせるように形成されて
いる。
【0033】また、上部スライド機構は、図13に示す
ような構成となっている。すなわち、上レール80は、
本体ケース2にネジ81によって固定されている。ロー
ラ82aを有するスライド板82とローラ84aを有す
るスライド板84とは、ネジ83によって固定され一体
となっている。そして、この一体となったスライド板8
2,84は、図示しない商品収納ラック15の上端部に
固定されている。ローラ84aは上レール80の上を転
がり、ローラ82aは上レール80の内側面に当接しな
がら転がるようになっているので、商品収納ラック15
のスライド方向が規制されている。なお、ストッパ部8
0aは、ローラ84aの上レール80からの脱落を防止
するためのものである。
【0034】一方、下部スライド機構は、図14に示す
ような構成となっている。すなわち、下レール90は、
本体ケース2に固定されている。ローラ94aを有する
支持金具94は、支持金具92を介して商品収納ラック
15の下端部に固定されている。ローラ94aは、本体
ケース2に形成された下部パネルに当接しながら転がる
ようになっている。輸送金具93は、自動販売機1を輸
送する際に、商品収納ラック15が本体ケース2内で不
用意に移動するのを防止するためのものであり、輸送時
にのみネジ95,96によって固定されている。
【0035】また、図6に示すベンドメック70は、ス
パイラルラック17を回転制御する駆動モータ18やギ
ヤユニット、これらを固定する取付台などから構成され
ている。そして、このベンドメック70とスパイラルラ
ック17は、図7に示すように、ジョイント172によ
って着脱自在に連結されている。このジョイント172
には、スパイラルラック17の回転量を検出するための
カム174が設けられている。なお、スパイラルの上端
部と下端部は、回転軸17aから半径方向に設けた連結
棒(図示せず)によって回転軸17aと連結されてい
る。
【0036】また、図10に示すように、後ラック15
Bは、図1に示すラックケース17bを4つ並設し、1
つのユニットとして形成したものである。そして、これ
ら4つの開口部を2枚のラック扉16にて開閉できるよ
うに形成してある。後ラック15Bの下端部は開口さ
れ、スパイラルラック17の支持を解かれた商品がシュ
ータ21に落下できるようになっている。このように形
成された後ラック15Bは、図11および図15に示す
ように、本体ケース2の後列に2つ配設されている。ま
た、上記前ラック15Fおよび後ラック15Bは、図1
2に示すように配設されている。
【0037】また、図6、図8、図10に示すように、
スパイラルラック17の下端部付近の背板部17cに
は、商品の売り切れを検出する売切スイッチ170が設
けられている。この売切スイッチ170には、たとえ
ば、磁気センサーを用いることができる。
【0038】つぎに、商品210をスパイラルラック1
7に充填する手順を説明する。図16および図17
(a)に示すように、商品210を開口部から後部ガイ
ド17e側の入隅に向かって充填する。すなわち、図中
の右斜め方向に充填する。なお、この充填時における商
品210を充填時商品210aとして示してある。
【0039】そして、図16および図17(b)に示す
ように、商品210の側面をスパイラルラック17のス
パイラル面に載置し、端部を前部ガイド17dに係止す
る。これによって商品210の充填が完了し、充填後商
品210bとして示した位置で保持される。そして、ス
パイラルラック17の他方側の空きスペースに他の商品
210を反対向きにして充填する。すなわち、左右交互
のローディングとなるようにする。かかる充填作業は、
スパイラルラック17の下から上に向かって順に行う。
他の商品200についても作業手順は同様である。
【0040】つぎに、スパイラルラック17の動作原理
について図18および図19に基づいて説明する。図1
9(a)は、待機状態を示している。このとき自走スイ
ッチ176は、カム174によってOFFになってい
る。
【0041】そして、テンキーボタン38が押され商品
の購入手続がなされると、同図(b)に示すように、駆
動モータ18に通電され、スパイラルラック17が回転
する。これに伴ってカム174も回転するので、自走ス
イッチ176がONになる。スパイラルラック17が回
転(たとえば、180度回転)していくうちに、最下段
の商品200(または商品210)は、当該スパイラル
ラック17からの支持を解かれ落下する。この様子を平
面的に示したものが図18である。なお、落下した商品
200は、シュータ21を介して搬出され、同時に搬出
扉27が開くので、商品取り出し口46から取り出すこ
とができる。
【0042】さらに、カム174の回転によって自走ス
イッチ176がOFFになり、同図(c)および(d)
に示すように、スパイラルラック17が所定角度回転し
た後に、再び待機状態となり、商品の搬出が行われる。
【0043】かかる動作を繰り返し、最終の商品が落下
すると、図20に示すように、売切スイッチ170が商
品210(または商品200)の押圧から解放される。
これを、たとえば磁界の変化として検出することで、売
り切れ状態を容易に検知できる。なお、売り切れ状態を
検知したら、商品選択ランプ37を売り切れランプとし
て点灯させる。
【0044】以上のように、この実施の形態にかかる自
動販売機によれば、棒付き円筒先絞り形状の商品200
または円錐形状の商品210の収納方向がスパイラルラ
ック17の回転軸17aに対して左右交互になるように
したので、アタッチメントを使用しなくても、両商品2
00,210を容易に収納・販売できる。
【0045】また、ラックケース17bの横幅を従来よ
りも小さく形成できるので、より多くの商品収納ラック
15を本体ケース2に内蔵でき、収納効率の高い自動販
売機1を提供することができる。すなわち、たとえば、
同一幅Lの自動販売機において、従来、コラム数が10
個であったものを14個に増大することができる(図1
5および図23を参照)。
【0046】さらに、ガイド17d,17e,17fを
設けたことにより、簡易な構成によって商品200,2
10を迅速かつ容易に充填できるとともに、確実に保持
できる。また、商品収納ラック15,15の2つの開口
部を1つのラック扉16で開閉できるようにしたので、
商品収納を効率よく、しかもスムーズに行うことができ
る。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、この発明にかかる
自動販売機(請求項1)によれば、スパイラルラックの
回転軸をラックケースの長手方向中心軸に対して偏心す
るように配設し、商品収納時に当該回転軸とともに商品
の収納方向を規制し、かつ、商品収納後に当該商品を保
持するガイドを設け、円錐形状の商品または棒付き円筒
先絞り形状の商品の収納方向が当該回転軸に対して左右
交互になるようにしたので、アタッチメントを使用しな
くても、異なる形状の商品を容易に収納・販売できる。
【0048】また、上記ラックケースの横幅を従来より
も小さく形成できるので、より多くの商品収納ラックを
本体ケースに内蔵でき、収納効率の高い自動販売機を提
供することができる。
【0049】また、この発明にかかる自動販売機(請求
項2)によれば、ガイドは、ラックケース前面の開口部
近傍に設けられた一対の前部ガイドおよび側部ガイド
と、当該ラックケースの背板部に設けられた後部ガイド
とを備えたので、簡易な構成によって商品を迅速かつ容
易に充填できるとともに、確実に保持できる。
【0050】また、この発明にかかる自動販売機(請求
項3)によれば、商品収納ラックは、複数のラックケー
スを並列配置して形成され、隣接する複数の開口部を当
該開口部数よりも少ない数のラック扉によって開閉自在
に形成したので、商品収納時にラック扉の開閉数を少な
くすることができ、収納を効率よく、しかもスムーズに
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態にかかる自動販売機の商
品収納ラックを示す平面図である。
【図2】中扉を外扉にロックし充填扉を開けた状態を示
す斜視図である。
【図3】外扉を示す正面図である。
【図4】中扉を開けた状態を示す斜視図である。
【図5】充填扉および内扉を開けた状態を示す斜視図で
ある。
【図6】商品収納ラックを示す斜視図である。
【図7】スパイラルラックを示す正面図である。
【図8】前ラックの内部を示す平面図である。
【図9】前ラックを本体ケースに配設した状態を示す正
面図である。
【図10】後ラックの内部を示す平面図である。
【図11】後ラックを本体ケースに配設した状態を示す
正面図である。
【図12】本体ケースに配設された前ラックおよび後ラ
ックを示す側面図である。
【図13】上部スライド機構を示す側面図である。
【図14】下部スライド機構を示す側面図である。
【図15】本体ケースに配設された商品収納ラックを示
す説明図である。
【図16】商品収納手順を示す平面図である。
【図17】商品の収納中(a)および収納後(b)を示
す側面図である。
【図18】最下段の商品がスパイラルラックの支持を解
かれて落下する様子を示す平面図である。
【図19】最下段の商品がスパイラルラックの支持を解
かれて落下する様子を示す側面図である。
【図20】商品の売り切れを検出する過程を示す説明図
である。
【図21】棒付き円筒先絞り形状の商品(a)と円錐形
状の商品(b)を示す斜視図である。
【図22】従来における自動販売機の商品収納ラックを
示す平面図である。
【図23】本体ケースに配設された商品収納ラックを示
す説明図である。
【図24】商品の保持状態を示す説明図である。
【図25】アタッチメントを介した商品の保持状態を示
す説明図である。
【符号の説明】
2 本体ケース 15 商品収納ラック 15F 前ラック 15B 後ラック 16 ラック扉 17 スパイラルラック 17a 回転軸 17b ラックケース 17c 背板部 17d 前部ガイド 17e 後部ガイド 17f 側部ガイド 18 駆動モータ 70 ベンドメック 170 売切スイッチ 172 ジョイント 174 カム 200、210 商品 210a 充填時商品 210b 充填後商品

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スパイラルラックを有する商品収納ラッ
    クを備えた自動販売機において、 前記スパイラルラックの回転軸をラックケースの長手方
    向中心軸に対して偏心するように配設し、商品収納時に
    当該回転軸とともに商品の収納方向を規制し、かつ、商
    品収納後に当該商品を保持するガイドを設け、円錐形状
    の商品または棒付き円筒先絞り形状の商品の収納方向が
    当該回転軸に対して左右交互になるようにしたことを特
    徴とする自動販売機。
  2. 【請求項2】 ガイドは、ラックケース前面の開口部近
    傍に設けられた一対の前部ガイドおよび側部ガイドと、
    当該ラックケースの背板部に設けられた後部ガイドとを
    備えたことを特徴とする請求項1に記載の自動販売機。
  3. 【請求項3】 商品収納ラックは、複数のラックケース
    を並列配置して形成され、隣接する複数の開口部を当該
    開口部数よりも少ない数のラック扉によって開閉自在に
    形成したことを特徴とする請求項1または2に記載の自
    動販売機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015049607A (ja) * 2013-08-30 2015-03-16 富士電機株式会社 商品収納装置及び自動販売機
CN108074344A (zh) * 2017-10-27 2018-05-25 成都越凡创新科技有限公司 自动售卖机的商品储存机构及自动售卖机

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CN108074344B (zh) * 2017-10-27 2024-05-28 成都越凡创新科技有限公司 自动售卖机的商品储存机构及自动售卖机

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