JP2001100450A - 電子写真用トナー及び電子写真装置 - Google Patents

電子写真用トナー及び電子写真装置

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JP2001100450A
JP2001100450A JP27311099A JP27311099A JP2001100450A JP 2001100450 A JP2001100450 A JP 2001100450A JP 27311099 A JP27311099 A JP 27311099A JP 27311099 A JP27311099 A JP 27311099A JP 2001100450 A JP2001100450 A JP 2001100450A
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toner
electrophotographic
fine particles
photosensitive drum
drum
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Yasuharu Morinishi
康晴 森西
Tatsuo Imafuku
達夫 今福
Junichi Saito
純一 斉藤
Yoshikage Akazawa
良影 赤澤
Yuichiro Takei
雄一郎 武居
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像に支障を与える弊害がなく感光体表面の
リフレッシュ効果を付与できる電子写真用トナー及び、
電子写真装置を提供する 【解決手段】 2成分現像剤を構成するた電子写真用ト
ナーであって、該トナーの母粒子100重量部に対し体
積平均径が250〜600nmで且つ非表面積が0.2
5〜0.5m2/g以下の金属微粒子が研摩材として
1.5〜2重量部の割合で外添付着していることを特徴
とする電子写真用トナー、及び、感光体クリーニング機
構が感光体ドラムの中心を通る水平線より上に位置する
装置に対し、上記に記載の電子写真用トナーを用いるこ
とを特徴とする電子写真装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真用トナー
及び電子写真装置に関し、特に研磨効果のある微粒子が
外添されて感光体表面のリフレッシュ効果を付与できる
電子写真用トナーと、効果的に機能する現像システムの
電子写真装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、トナーを用いた画像形成には、カ
ールソンプロセスの応用による電子写真方式が広く用い
られている。カールソンプロセスを採用した装置は、一
般に表面に感光層を有する感光体ドラムの周囲に、帯電
器、露光器、現像器、転写器、定着器、クリ−ナー、お
よび除電器を順次設けた構成である。ここで、カールソ
ンプロセスについて説明する。このプロセスでは、ま
ず、暗所において、感光体ドラムの表面が、帯電器によ
り均一に帯電される。次に、露光器によって感光体ドラ
ム表面に原稿像を投射することにより光の当たった部分
の帯電が除去されて感光体ドラム表面に静電潜像が形成
される。
【0003】次いでこの静電潜像に、感光体ドラム上の
帯電電界と逆極性に帯電させた現像器内のトナーが付着
することにより、トナーによる可視画像が形成される。
その後、紙等の記録材をこの可視画像に重ね、記録材の
裏面より転写器でコロナ放電を行ってトナーと逆極性の
電荷を与えることにより、トナー像が記録材に転写され
る。転写後、トナー像は、定着器の熱や圧力により記録
材に定着され、永久像となる。
【0004】一方、記録材に転写されずに感光体ドラム
上に残った残留トナーは、クリーナーにより除去され
る。また、感光体ドラム上の静電潜像は、除電器により
除電される。この後、再度、感光体ドラムの帯電から始
まる上述の工程が繰り返されることにより、連続的な画
像形成が行われる。上述のようなカールソンプロセスを
応用した電子写真方式に用いられるトナーは、可視像を
形成する着色粉体であると同時に、電荷機能及び記録材
への定着機能を有している。その他、搭載される装置の
特性により、様々な機能が付与されている。
【0005】トナーの機能の一つに転写工程後の感光体
表面に残留するトナーを感光体から除去する際に、感光
体を研磨し、感光体表面をリフレッシュする機能があ
る。これは、主としてトナー表面に外添された無機又は
金属微粒子の働きによるものである。ところで特開平8
−137124号では、感光体表面のリフレッシュ機能
が効果的に作用するために、予め研磨剤と流動化剤とを
予備混合してから大型の混合撹拌機によってトナー粒子
と混合することで研磨剤をトナー表面に均一分散させる
手法が述べられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
方法で研磨効果のある微粒子をトナーに外添した場合、
この粒子自体が感光体表面に強固に付着して画像に支障
を与える場合がある。本発明は、このような問題点に鑑
みなされたものであり、画像に支障を与えるような弊害
がなく感光体表面のリフレッシュ効果を付与できる電子
写真用トナー及び、最も効果的に機能する現像システム
の電子写真装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は上記課題を
解決するために種々検討の結果、トナーへ外添付着させ
る金属微粒子の体積平均径と非表面積及びその配合量等
を特定範囲に限定することで弊害なく感光体表面のリフ
レッシュ効果を付与できるという新たな事実を見出し、
本発明を完成するにいたった。
【0008】即ち、本発明の請求項1に記載の発明は、
定着(結着)樹脂と着色剤を含有したトナー母粒子の表
面に流動化剤その他が添加され、磁性粉末キャリアとで
2成分現像剤を構成するた電子写真用トナーであって、
該トナーの母粒子100重量部に対し体積平均径が25
0nm以上600nm以下で且つ比表面積が0.25m
2/g以上0.5m2/g以下の金属微粒子が研摩材とし
て1.5〜2重量部の割合で外添付着していることを特
徴とする電子写真用トナーである。
【0009】上記本発明の電子写真用トナーの母粒子へ
の金属微粒子の外添付着は、両者の混合装置の撹拌羽根
の平均線速度が600〜900(m/min)で30〜9
0(秒間)混合処理して得られたものが特に上記課題達
成に望ましい。
【0010】さらに請求項3に記載の発明は、トナーと
磁性粉末キャリアとの2成分現像方式の電子写真プロセ
スにおいて、感光体クリーニング機構が感光体ドラムの
中心を通る水平線より上に位置する装置に対し、上記本
発明の電子写真用トナーを用いることを特徴とした電子
写真装置である。
【0011】さらに又、請求項4記載の発明は、トナー
と磁性粉末キャリアとの2成分現像方式の電子写真プロ
セスにおいて、感光体ドラムの直径が30〜40mm、
且つ感光体ドラム線速度80mm/s以上である装置に
対し、上記本発明の電子写真用トナーを用いることを特
徴とした電子写真装置である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を詳細
に説明する。本発明で対象とするトナー母粒子は、従来
より乾式現像法で使用されている公知のトナー粒子が使
用可能である。かかるトナー粒子は、定着用樹脂中に着
色剤その他の添加剤を分散させて製造される。ここで定
着用樹脂としては、各種の熱可塑性樹脂類が使用されて
いるが、粉砕及び分子量分布を制御する際の容易さか
ら、アクリル系重合体またはスチレン−アクリル系共重
合体が好ましく、特にスチレン−アクリル系共重合体が
好ましい。
【0013】かかる定着用樹脂中に分散される着色剤
は、例えばカーボンブラック、合金アゾ染料、その他各
種の油溶性染料・顔料等が知られており、適宜選定して
使用出来る。これらの着色剤の添加量は、定着用樹脂1
00重量部に対して1〜30重量部、好ましくは2〜2
0重量部の範囲で使用される。着色剤以外のその他の添
加剤としては、例えば電荷制御剤、オフセット防止剤等
が挙げられる。
【0014】ここで電荷制御剤は、トナーの摩擦帯電性
を制御するために配合されるものであり、正電荷制御用
と負電荷制御用の2種類がある。オフセット防止剤は、
トナーにオフセット防止効果を付与するために配合され
るものである。これらについても、従来から各種のもの
が知られており、これら公知のものから適宜選定して使
用出来る。通常の電荷制御剤の添加量としては、定着用
樹脂100重量部に対して0.1〜10重量部、好まし
くは0.5〜8重量部である。また、オフセット防止剤
の添加量としては、定着用樹脂100重量部に対して
0.1〜10重量部、好ましくは0.5〜8重量部であ
る。
【0015】本発明で対象とするトナー母粒子は、例え
ば上記した定着用樹脂と着色剤及びその他の添加剤を溶
融混練し、次いでこれを粉砕して分級する粉砕法によっ
て製造することができる。この場合のトナー母粒子は、
平均粒径が5〜15μm、好ましくは7〜12μmのも
のが好ましく使用される。通常、かかるトナー母粒子の
表面には、例えばシリカ、酸化チタン、アルミナ等の流
動化剤が付着される。特に、シリカが流動性向上の点で
最も好ましい。この場合の流動化剤の平均粒径は0.1
μm以下、好ましくは0.005〜0.05μmのもの
であり、下記に説明する金属微粒子等からなる研摩材の
平均粒径よりもはるかに小さいものが好ましく使用され
る。
【0016】本発明においては、かかる流動化剤をトナ
ー母粒子表面に付着させる時期については特に限定され
ない。例えば、予め撹拌機でトナー母粒子と均一混合し
て流動化剤を均一に表面付着させてから、下記の研摩材
を外添付着させてもよいし、又は研摩材と流動化剤を一
緒にトナー母粒子に混合して、トナー母粒子表面に研摩
材とともに外添付着させてもよい。
【0017】本発明の電子写真用トナーに使用される研
摩材としては、例えばマグネタイト、アルミナ、酸化セ
リウム、チタン酸ストロンチウム等の金属微粒子が挙げ
られるが、特にマグネタイト、アルミナまたはこれらの
混合物が好ましい。ここで本発明では、研摩材を請求項
1に規定するように、特に体積平均径が250〜600
nm、好ましくは290〜550nmで且つ比表面積が
0.25〜0.5m2/g以上、好ましくは0.29〜
0.5m2/gの条件を満足すること、及びかかる研摩
材がトナーの母粒子100重量部に対し1.5〜2重量
部の割合で外添付着していることを必須要件とする。
【0018】ここで、外添付着させる金属微粒子の粒子
径(体積平均径)が上記の規定値より小さい場合、大き
い粒子と比較して1粒子当たりの表面積が小さくなるた
め、トナー母粒子との接触部分が小さくなることからト
ナー母粒子表面より脱落し易くなる。脱落した金属微粒
子は、未転写トナーがクリーニングブレードによって感
光体ドラム表面から掻き取られる際、クリーニングブレ
ードによって感光体ドラムに押さえ付けられ、感光体ド
ラム表面に付着させられる。その結果、ドラム回転周期
で画像に不具合が発生する。一方、金属微粒子の粒子径
(体積平均径)が上記規定値より大きい場合、たとえ母
粒子から金属微粒子が脱落したとしても、脱落せずトナ
ー表面に付着している金属微粒子の掻き落とし作用によ
り、金属微粒子のドラムへの付着を低減できる。
【0019】また、粒子の体積平均径が一定下では比表
面積が上記の規定値より大きい粒子ほど、その表面に凹
凸が多くなる。研磨剤として外添する金属微粒子表面に
凹凸が多いほど、感光体ドラム表面を研磨する働きは強
くなる。従ってトナー母粒子表面から脱落し感光体ドラ
ム表面に付着した金属微粒子を掻き取る効果が強く、そ
の結果、金属微粒子が感光体ドラムに付着することによ
って発生することにより発生する画像欠陥を防止でき
る。但し、比表面積があまりに上記の規定値よりも大き
くなると、研磨効果が減少するため、ドラムに付着した
金属微粒子を掻きとれず好ましくない。
【0020】次に、上記研磨剤としての金属微粒子の外
添量が上記の規定値よりも少ないとき、トナー母粒子か
ら脱落した感光体ドラム上に付着する金属微粒子も確率
的に少なくなるのでフイルミングによる画像不具合の発
生は少なくなる。しかし、研磨剤としての本来的な機能
(即ち、ドラム付着物の掻き取り、ドラム表面のリフレ
ッシュ機能)が損なわれる。また、研磨剤として外添さ
れる金属微粒子は、自身の研磨力により、トナー母粒子
から脱落し感光体ドラム上に付着した金属微粒子を感光
体ドラムから掻き取る効果がある。従って添加量がある
一定量を越えると、フイルミングによる画像不具合が減
少して行く。
【0021】研磨剤として外添される金属微粒子は、導
電性であるため、トナーの電荷をリークさせる働きを持
つ。従って、添加量が上記の規定値よりも多くなりすぎ
るとトナーの帯電量が下がり、トナー飛散、カブリ等の
不具合が発生する。従って、本発明に使用される研摩材
は、請求項1に規定するように、特に体積平均径が25
0nm以上、好ましくは290〜550nmで且つ比表
面積が0.25〜0.5m2/g、好ましくは0.29
〜0.5m2/gの両条件を満足すること、及びかかる
研摩材がトナーの母粒子100重量部に対し1.5〜2
重量部の割合で外添付着させることで前記課題を解決で
きるものである。
【0022】本発明の請求項2においては、上記のトナ
ーへの研磨材の外添混合工程において、混合装置の撹拌
羽根の平均線速度が600m/min以上900m/min以
下、且つ混合時間30〜90(秒間)の条件で混合処理
することで得られる。ここで混合装置の撹拌羽根の回転
線速度を大きくする等で得られる高剪断場において外添
混合を行った場合、混合機中で外添剤と母粒子が衝突す
る際、これらの粒子間に大きな衝撃力を与えることが出
来る。その結果、金属微粒子をトナー母粒子の表面に強
力に付着させることができる。従って、高速撹拌で外添
処理を行った方が金属微粒子の脱落を防止できる。
【0023】一方、外添混合時の剪断力が強すぎた場
合、研磨剤として外添する金属微粒子が母粒子表面より
内部に埋め込まれ、研磨剤としての本来的な機能(ドラ
ム付着物の掻き取り、ドラム表面のリフレッシュ機能)
が損なわれる。従って、混合装置の撹拌羽根回転速度を
大きくしすぎるのも好ましくない。つまり、弊害なく感
光体研磨効果のあるトナーを得るためには、混合装置の
撹拌羽根の回転線速度の最適操作領域が存在する。かか
る観点で検討の結果、上記のトナーへの研磨材の外添混
合工程において、混合装置の撹拌羽根の平均線速度(羽
根の中央の速度)が600m/min以上900m/min以
下、且つ混合時間30sec以上90sec以下の条件
で混合する最適操作領域を見出したものである。
【0024】次に本発明の請求項3のように、トナーと
磁性粉末キャリアとの2成分現像方式の電子写真プロセ
スにおいて、感光体クリナー機構(ユニット)が感光体
ドラムの中心を通る水平線より上にある複写機・プリン
ターの場合、感光体ドラムに残留した未転写トナーは
クリーニングブレードによって掻き取られた後、ドラム
表面に接触しながら回収ボックスへ搬送される。従っ
て、感光体クリナー機構が感光体の下にある場合に比べ
て、回収トナーと感光体ドラムとの接触機会が多くな
り、特に母粒子より脱落した金属微粒子が感光体ドラム
に付着し易くなる。さらに省スペース化、廃トナーリサ
イクルシステム形成等の装置構造上の点でもより有利で
ある。よって、上記した本発明の電子写真用トナーはか
かる電子写真装置に使用することが特に有効である。
【0025】また、システムを省スペース化する上で感
光体ドラムの径を小さくし、ドラム回転速度の速い複写
機・プリンターが有利であるが、未転写トナーがクリー
ニングブレードからすり抜け易くなるため、クリーニン
グブレードの押し圧を強くする必要がある。すると、ブ
レードと感光体ドラムの間にはさまれたトナーに加わる
ストレスは大きくなり、母粒子表面の金属微粒子が脱落
し易くなる。しかし上記した本発明の電子写真用トナー
を使用した場合では本発明の請求項4のように、感光体
ドラムの直径が30〜40mm、且つ感光体ドラム線速
度80mm/s以上である電子写真装置に特に有効であ
る。
【0026】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例を説明する。
なお実施例に使用したトナーの製法と評価法は下記の通
りである。 (1)トナーの製法 表1に示す定着樹脂、及び着色剤等の各原料をヘンシェ
ルミキサー(三井鉱山(株)製;FM150,5000rpm)で混
合し、2軸押出式混練機により溶融混練して冷却した
後、ジェットミル粉砕し、分級により平均粒子径9.5
ミクロンとした未表面処理トナーを製造する。次いで該
未表面処理トナーと流動化剤である疎水性シリカを上記
ヘンシェルミキサーで表2の割合で混合して得られた研
磨剤未外添トナーに、表3に示すような体積平均径(n
m)、比表面積(m2/g)が異なる各種の金属微粒子
(マグネタイト粉末)を研磨材として、表3に示す添加
量と混合条件で上記ヘンシェルミキサーにて外添トナー
を形成する。
【0027】
【表1】
【0028】
【表2】
【0029】(2)初期現像剤の製法 (1)で得た各種の外添トナーを平均粒子径60ミクロ
ンの鉄粉と混合し、トナー濃度が7.5重量%になるよ
う、ナウターミキサー(ホソカワミクロン(株)製:ラボ
ミキサーLV-0)にて混合する。
【0030】(3)評価法 印刷特性の評価項目及びその測定方法は以下の通りであ
る。 マグネタイトフイルミング実写確認 上記(2)で得た初期現像剤を、静電複写機(シャープ
株式会社製AR−200)にセットし、印字率が6%の
A4原稿を10000枚実写する。その後、A3サイズ
の記録紙にA3黒ベタ原稿にて1枚複写する。この時、
感光体ドラム上にマグネタイト粉末が付着していれば黒
ベタ画像上に点状の白抜け部が発生する。A3紙面上で
のこの白点の数をサンプル毎にカウントする。
【0031】カブリ確認 の実写後、A4白紙原稿を3枚複写する。この時、記
録紙としては、予めハンター白度計(日本電色工業社
製)により白度を測定したA4サイズの白紙を使用し
た。このA4サイズの白紙はA4白紙原稿を複写した
後、再度ハンター白度計にて白度の測定を行った。白紙
複写前後の白度の差をカブリとし、3枚のカブリの平均
値をカブリ度とし、各サンプルについて次の基準で評価
した。 ◎:白度0.2以下 ○:白度0.2〜0.7 ×:白度0.7以上
【0032】トナー飛散確認 の実写後、複写機から現像部を取り出し、マグローラ
ー周辺に飛散したトナーの量を目視にて確認し、各サン
プルについて次の基準で評価した。 ◎:現像槽に目立ったトナー付着が見られない。 ○:現像槽に部分的に薄くトナーが付着している。 ×:現像槽に全面的にトナーの付着がある。 感光体ドラム膜ベリ量確認 の実写後、複写機から感光体ドラムを取り出し、膜厚
測定装置(大塚電子株式会社製 MCDP−1100)
により感光層膜厚を測定し、実写スタート時の膜厚と比
較することにより膜ベリ量(μm)を測定した。
【0033】実施例1〜8、比較例1〜7 外添トナーを混合した初期現像剤を静電複写機(シャー
プ株式会社製AR−200)にセットし、前記した印刷
特性の評価を行った結果を表3に示す。但し本静電複写
機はシステムを省スペース化するためにクリーニング機
構を感光体ドラムの中心を通る水平線より上に備え、且
つ、感光体ドラム径を30mmとし、コピー速度をでき
るだけ大きくするために、ドラム径を88mm/sとし
た装置である。表3の実施例1〜8は、本発明の請求項
1の条件を満たす外添を施したサンプルである。これら
は、いずれも外添マグネタイトのフイルミングも少な
く、且つ、感光体ドラムの膜削り効果も良好で、カブ
リ、トナー飛散も少なく良好な結果であった。
【0034】これに対し、比較例2〜5のように、本発
明の請求項1の規定する体積平均径、比表面積の範囲外
の外添マグネタイトを用いた場合には、フイルミングま
たは感光体ドラムの膜削り効果の点で問題を生じた。ま
た、比較例1のように、添加量が本発明の請求項1の規
定する量より少ない場合には、フイルミングは良好であ
るが感光体ドラムの膜削り効果の点で問題を生じた。ま
た比較例6〜7のように添加量が多い場合には、カブ
リ、トナー飛散の点で劣る結果となった。これらの結果
より、良好なトナーとして本発明の請求項1が有効であ
ることが確認できた。
【0035】実施例9〜16、比較例8〜11 表3の実施例9〜16は、混合機の平均線速度と外添混
合時間(sec)を変更して請求項2の条件を満たす外
添を施したサンプルの印刷特性の評価である。これらは
外添マグネタイトのフイルミングも少なく、且つ、感光
体ドラムの膜削り効果も良好で、カブリ、トナー飛散も
少なく良好な結果であった。これに対し、比較例8〜1
1のように、本発明の請求項2に規定する混合機の外添
条件の範囲外で外添を行ったトナーの場合には、フイル
ミング、感光体ドラムの膜削り効果の点で、実施例9〜
16の外添トナーより劣る結果となった。これらの結果
より、良好なトナーを得るための外添条件として本発明
の請求項2が有効であることが確認できた。
【0036】比較例12 実施例1で使用したと同じ外添トナーサンプルを実施例
1で使用した静電気複写機(シャープ株式会社製AR−
200)のクリーニングブレードを感光体ドラムの中心
を通る鉛直方向真下の位置になるよう改造した評価機で
同様の評価を行った。この時、クリーニングブレードを
当てる角度及び押し圧は先の評価の場合と同様とした。
その結果を実施例1と共に表4にまとめて示す。
【0037】表4から、クリーニングブレードが実施例
1のような正規の位置(感光体ドラムの上)にある場合
よりも外添マグネタイトのフイルミングが少なくなっ
た。従って外添マグネタイトのフイルミングに対しては
クリーニングブレードの位置がドラムの中心より下にあ
る方が有利であるといえる。しかしながらこのようなシ
ステム側では、クリーナーユニットが下にあるために、
システムの省スペース化、廃トナーリサイクルシステム
形成等の点で装置が大型化・複雑化することが避けられ
ない。従ってかかる欠点を克服するには、トナーの側で
フイルミング対策を施すことによって、感光体ドラムの
上にあるシステムを成り立たせる手法が極めて有効であ
る。本発明のトナーを用いれば、上記の利点を生かす上
で効果的であり、本発明の請求項3は有効である。
【0038】実施例17〜20 実施例1で使用したと同じ外添トナーサンプルを静電気
複写機(シャープ株式会社製AR−200)の感光体ド
ラム径が35mm〜40mmになるよう改造した評価機
中で、ドラム線速度も変化させ、同様の評価を行った
(静電気複写機AR−200は、前記した如くシステム
を省スペース化するために感光体ドラム径が30mm、
クリーナーユニットを正規の位置(感光体ドラムの上)
とした装置である)。この時、クリーニングブレードを
当てる角度及び押し圧は先の評価の場合と同様とした。
すると、感光体ドラム径が大きい場合程外添マグネタイ
トのフイルミングが少なく良好であった。その結果を表
4にまとめて示す。
【0039】これらの表4によれば、感光体ドラム径が
大きい程フイルミングの発生が少なくなった。また、感
光体ドラム線速度を変化させた場合、感光体ドラム線速
度が小さい場合程外添マグネタイトのフイルミングが少
なくなった。従って外添マグネタイトのフイルミングに
対しては感光体ドラム径が大きく、感光体ドラム線速度
の小さい方が有利であるといえる。しかしながら、この
ようなシステム側では、ドラム径ガ大きいために省スペ
ース化が困難であり、また、ドラム線速度が小さいため
に、高速コピー化の実現において不利を生ずる。その結
果、装置を大型化・複雑化することが避けられない。従
って、かかる欠点を克服するには、トナー側でフイルミ
ング対策を施すことによる手法が極めて有効である。
【0040】
【表3】
【0041】
【表4】
【0042】
【発明の効果】本発明は、トナーへ外添付着させる金属
微粒子の体積平均径と非表面積及びその配合量等を特定
範囲に限定することで、弊害なく感光体感光体ドラムの
膜削り効果が良好でリフレッシュ効果を付与できること
から、カブリ、トナー飛散も少なく、磁性粉末キャリア
とで2成分現像剤を構成するた電子写真用トナーとして
優れた効果を奏する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斉藤 純一 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 赤澤 良影 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 武居 雄一郎 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2H005 AA08 AB10 BA02 DA07 EA05 EA07 EA10 FA01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 結着樹脂に着色剤等を含有したトナー母
    粒子の表面に流動化剤その他が付着され、磁性粉末キャ
    リアとで2成分現像剤を構成する電子写真用トナーであ
    って、上記トナー母粒子100重量部に対し体積平均径
    が250nm以上600nm以下(即ち0.25〜0.
    6μm)で且つ比表面積が0.25〜0.5m2/gの
    金属微粒子が研摩材として1.5〜2重量部の割合で外
    添付着していることを特徴とする電子写真用トナー。
  2. 【請求項2】 トナー母粒子への金属微粒子の外添付着
    は、両者の混合装置の撹拌羽根の平均線速度が600〜
    900(m/min)で30〜90(秒間)混合処理して
    得られたものである請求項1記載の電子写真用トナー。
  3. 【請求項3】 トナーと磁性粉末キャリアとの2成分現
    像方式の電子写真プロセスにおいて、感光体クリーニン
    グ機構が感光体ドラムの中心を通る水平線より上に位置
    する装置に対し、請求項1又は請求項2に記載の電子写
    真用トナーを用いることを特徴とする電子写真装置。
  4. 【請求項4】 トナーと磁性粉末キャリアとの2成分現
    像方式の電子写真プロセスにおいて、感光体ドラムの直
    径が30〜40mm、且つ感光体ドラム線速度80mm
    /s以上である装置に対し、請求項1又は請求項2に記
    載の電子写真用トナーを用いることを特徴とする電子写
    真装置。
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