JP2003248338A - 静電潜像現像用トナーおよびそれを用いた画像形成方法 - Google Patents

静電潜像現像用トナーおよびそれを用いた画像形成方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高温高湿条件および低温低湿条件のいずれの
環境条件においても、それぞれ帯電特性の安定化やチャ
ージアップ防止性に優れた静電潜像現像用トナーおよび
それを用いた画像形成方法を提供する。 【解決手段】 静電潜像現像用トナーおよびそれを用い
た画像形成方法において、バインダー樹脂および磁性粉
を含むトナー粒子に対して、疎水化度が異なる第1の疎
水性無機金属研磨剤と、第2の疎水性無機金属研磨剤
と、をそれぞれ外添処理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外添粒子を含む静
電潜像現像用トナーおよびそれを用いた画像形成方法に
関し、より詳細には、高温高湿条件および低温低湿条件
において、すなわち全環境に対応させて、優れた帯電特
性やチャージアップ防止性を有する静電潜像現像用トナ
ーおよびそれを用いた画像形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真法において、静電潜像を可視像
とする際に用いられるトナーは、一般に熱可塑性樹脂
(バインダー樹脂)、ワックス類、電荷制御剤、磁性粉
体、及び他の添加剤を予備混合した後、溶融混練工程、
粉砕工程、および分級工程の各製造工程を経て、所望の
粒子径を有するトナーとして製造されている。そして、
このように製造されたトナーは、図1に示すように、摩
擦帯電により一定量の電荷が蓄積された後、感光体上の
静電潜像を現像し、所望の可視像化に供されている。こ
こで、摩擦帯電によって、トナーに蓄積される電荷は、
静電潜像が形成される感光体の種類によって正または負
のいずれかの電荷とすることが必要である。また、摩擦
帯電によるトナーの帯電量は、静電潜像をより正確に可
視像化するのに十分な量とする必要がある。また、近
年、静電潜像形成のための光導電性感光体として、セレ
ン感光体や有機光導電性感光体にかえて、無公害でかつ
高い高感度を有し、さらにビッカース強度が1500〜
2000と非常に硬い等の特性を有することから、アモ
ルファスシリコン感光体(以下、a-Si感光体と称す
る。)が多用されている。そのため、a-Si感光体上
に形成される静電潜像を現像するには、帯電性や耐久性
に優れたトナーを用いることが望まれている。このた
め、電荷制御剤や導電性物質をバインダー樹脂中に添加
するばかりでなく、トナー(トナー粒子)に対して、シ
リカ、酸化アルミニウム、酸化チタン、酸化亜鉛等の無
機酸化物(微粉末)を外添して、電荷の極性及び帯電量
を制御するとともに、耐久性や研磨性についても制御し
ている。しかしながら、これらの無機酸化物は、表面に
存在する水酸基のため、親水性が非常に高く、その結
果、トナーに添加した場合、トナーの流動性や帯電立ち
上がり特性が湿度の影響で変化し、印字耐久性や画像濃
度低下などの弊害を与える場合が見られた。
【0003】そこで、このような湿度等の環境条件の影
響を防ぐため、無機酸化物を疎水化剤で処理したり、極
性基を導入したりすることが行なわれている。例えば、
特許第3101783号公報では、シランカップリング
剤やチタンカップリング剤等の疎水化剤で処理した酸化
チタンを用いた技術が提案されている。また、特開昭5
2−135739号公報や特開平10−3177号公報
には、極性基を導入するために、アミノシラン化合物等
のシランカップリング剤で処理した酸化チタンを用いた
技術が提案されている。さらに、特開平5−18130
6号公報には、アルミナ、ジルコニア等の研磨剤微粒子
をトナー粒子の表面に固着させ、トナー粒子の粒径と研
磨剤微粒子の粒径との比を制御した静電潜像現像剤が提
案されている。この方法によると、感光体表面に対して
優れた研磨効果が得られ、クリーニングブラシなどの大
きなシステムを組み込む必要がなく、装置の小型化が可
能で、像流れ、画像濃度、かぶり等に対して効果があ
る。
【0004】しかしながら、かかる従来技術では、次の
ような問題点を有していた。特許第3101783号
公報や特開昭52−135739号公報等に開示された
従来技術では、感光体表面に対する研磨能力が不十分で
あり、また、極性基によりチャージアップを引き起こし
やすいため、特に低温低湿条件下において、画像濃度の
低下、かぶり等の不具合を発生させる場合があった。
特開平5−181306号公報に開示された従来技術で
は、感光体表面に対して適当な研磨能力を発揮できるも
のの、高温高湿条件および低温低湿条件の両方の環境条
件において、帯電特性が不安定であったり、また、画像
濃度の低下などの画像欠陥が生じたりする場合があっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の課題を鋭意検討
した結果、外添剤として、疎水化度が異なる複数の疎水
性無機金属研磨剤を併用することにより、感光体表面に
対して適当な研磨能力を発揮できるとともに、高温高湿
条件(例えば、33℃、85%RH)下のみならず、低
温低湿条件下(例えば、10℃、15%RH)において
も、帯電特性に優れた静電潜像現像用トナーが得られる
ことを見出し、本発明を完成させたものである。すなわ
ち、本発明の目的は、感光体表面に対して適当な研磨能
力を発揮できるとともに、高温高湿条件および低温低湿
条件においても、それぞれ帯電量分布が均一であって、
摩擦帯電量の低下やチャージアップが少なく、安定した
画像特性が得られる静電潜像現像用トナーおよびそれを
利用した画像形成方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、バイン
ダー樹脂および磁性粉を含むトナー粒子に対して、疎水
化度が異なる第1の疎水性無機金属研磨剤と、第2の疎
水性無機金属研磨剤と、を外添処理した静電潜像現像用
トナーが提供され、上述した問題点を解決することがで
きる。すなわち、第1の疎水性無機金属研磨剤を添加す
ることによって、高温高湿条件において、トナーの帯電
量分布が均一で、摩擦帯電量を低下させることが少なく
なる。また、第2の疎水性無機金属研磨剤を添加するこ
とによって、低温低湿条件において、トナーの帯電量分
布が均一となるばかりか、感光体表面に対して適当な研
磨能力を発揮でき、さらに、現像剤担持体上で均一な薄
層が形成できるために、チャージアップすることなしに
安定した画像特性を得ることができる。なお、疎水性無
機金属研磨剤の疎水化度は、メタノール法によって測定
することができる。
【0007】また、本発明の静電潜像現像用トナーを構
成するにあたり、第1の疎水性無機金属研磨剤の疎水化
度を40〜90の範囲内の値とするとともに、第2の疎
水性無機金属研磨剤の疎水化度を10〜40未満の範囲
内の値とすることが好ましい。このように構成すること
により、高温高湿条件および低温低湿条件のいずれの環
境条件においても、それぞれトナーの帯電量分布が均一
であって、さらにチャージアップすることが少ない静電
潜像現像用トナーを得ることができる。
【0008】また、本発明の静電潜像現像用トナーを構
成するにあたり、第1の疎水性無機金属研磨剤の疎水化
度と、第2の疎水性無機金属研磨剤の疎水化度との差を
10〜70の範囲内の値とすることが好ましい。このよ
うに構成することにより、高温高湿条件および低温低湿
条件のいずれの環境条件においても、それぞれトナーの
帯電量分布がより均一であって、さらにチャージアップ
することが少ない静電潜像現像用トナーを得ることがで
きる。
【0009】また、本発明の静電潜像現像用トナーを構
成するにあたり、第1の疎水性無機金属研磨剤の体積固
有抵抗を6MΩ・cm以上の値とするとともに、第2の
疎水性無機金属研磨剤の体積固有抵抗を6MΩ・cm未
満の値とすることが好ましい。このように構成すること
により、高温高湿条件および低温低湿条件のいずれの環
境条件においても、それぞれトナーの帯電量分布がより
均一であって、さらにチャージアップすることが少ない
静電潜像現像用トナーを得ることができる。
【0010】また、本発明の静電潜像現像用トナーを構
成するにあたり、第1の疎水性無機金属研磨剤の平均粒
径を0.25μm未満の値とするとともに、第2の疎水
性無機金属研磨剤の平均粒径を0.25μm以上の値と
することが好ましい。このように構成することにより、
高温高湿条件および低温低湿条件のいずれの環境条件に
おいても、それぞれトナーの帯電量分布がより均一であ
って、さらにチャージアップすることが少ない静電潜像
現像用トナーを得ることができる。
【0011】また、本発明の静電潜像現像用トナーを構
成するにあたり、トナー粒子100重量部に対して、第
1の疎水性無機金属研磨剤の添加量を0.01〜10重
量部の範囲内の値とするとともに、第2の疎水性無機金
属研磨剤の添加量を0.01〜5重量部の範囲内の値と
することが好ましい。このように構成することにより、
高温高湿条件および低温低湿条件のいずれの環境条件に
おいても、それぞれトナーの帯電量分布がより均一であ
って、さらにチャージアップすることが少ない静電潜像
現像用トナーを得ることができる。
【0012】また、本発明の静電潜像現像用トナーを構
成するにあたり、第1の疎水性無機金属研磨剤および第
2の疎水性無機金属研磨剤の合計添加量を、トナー粒子
100重量部に対して、0.5〜7重量部の範囲内の値
とすることが好ましい。このように構成することによ
り、高温高湿条件および低温低湿条件のいずれの環境条
件においても、それぞれトナーの帯電量分布がより均一
であって、さらにチャージアップすることが少ない静電
潜像現像用トナーを得ることができる。
【0013】また、本発明の静電潜像現像用トナーを構
成するにあたり、第1の疎水性無機金属研磨剤および第
2の疎水性無機金属研磨剤の添加量比に関し、第2の疎
水性無機金属研磨剤の添加量を、第1の疎水性無機金属
研磨剤100重量部に対して、10〜200重量部の範
囲内の値とすることが好ましい。このように構成するこ
とにより、高温高湿条件および低温低湿条件のいずれの
環境条件においても、それぞれトナーの帯電量分布がよ
り均一であって、さらにチャージアップすることが少な
い静電潜像現像用トナーを得ることができる。
【0014】また、本発明の静電潜像現像用トナーを構
成するにあたり、第1の疎水性無機金属研磨剤が、疎水
化処理されたアナターゼ型酸化チタンであるとともに、
第2の疎水性無機金属研磨剤が、疎水化処理されたルチ
ル型酸化チタンであることが好ましい。このように構成
することにより、高温高湿条件および低温低湿条件にお
いても、それぞれトナーの帯電量分布がより均一であっ
て、さらにチャージアップすることが少ない静電潜像現
像用トナーを得ることができる。
【0015】また、本発明の静電潜像現像用トナーを構
成するにあたり、外添剤として、シリカ微粒子をさらに
含有することが好ましい。このように構成することによ
り、流動性に優れた静電潜像現像用トナーを得ることが
できる。
【0016】また、本発明の別の態様は、トナー粒子
と、外添粒子とからなる静電潜像現像用トナーを用いた
画像形成方法であって、当該静電潜像現像用トナーとし
て、バインダー樹脂および磁性粉を含むトナー粒子に対
して、疎水化度が異なる第1の疎水性無機金属研磨剤
と、第2の疎水性無機金属研磨剤と、を外添処理した静
電潜像現像用トナーを用いることを特徴とする画像形成
方法である。このように実施することにより、高温高湿
条件および低温低湿条件においても、それぞれトナーの
帯電量分布がより均一であって、さらにチャージアップ
することが少ない静電潜像現像用トナーからなる画像を
得ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の静電潜像現像用ト
ナーおよびそれを用いた画像形成方法に関する実施の形
態を具体的に説明するが、言うまでもなく、本発明はこ
れらの記載によって限定されるものではない。
【0018】[第1の実施形態]第1の実施形態は、バイ
ンダー樹脂および磁性粉を含むトナー粒子に対して、疎
水化度が異なる第1の疎水性無機金属研磨剤と、第2の
疎水性無機金属研磨剤と、を外添処理した静電潜像現像
用トナーである。
【0019】1.トナー粒子 第1の実施形態に使用するトナーは、実条件に合わせ
て、例えば、バインダー樹脂と、ワックス類と、電荷制
御剤と、磁性粉と、からなるトナー粒子に対して、無機
酸化物が外添してあることが好ましい。
【0020】(1)バインダー樹脂 第1の実施形態に使用するトナーに使用するバインダー
樹脂の種類は特に制限されるものではないが、例えば、
スチレン系樹脂、アクリル系樹脂、スチレン−アクリル
系共重合体、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹
脂、塩化ビニル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミ
ド系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリビニルアルコール
系樹脂、ビニルエーテル系樹脂、N−ビニル系樹脂、ス
チレン−ブタジエン樹脂等の熱可塑性樹脂を使用するこ
とが好ましい。また、バインダー樹脂において、重量平
均分子量において、二つの分子量ピーク(低分子量ピー
クと、高分子量ピークと称する。)を有することが好ま
しい。具体的に、低分子量ピークが3、000〜20、
000の範囲内であり、もう一つの高分子量ピークが3
00、000〜1、500、000の範囲内であり、M
w(重量平均分子量)/Mn(数平均分子量)が10以
上あるものが好ましい。分子量ピークがこのような範囲
内にあれば、トナーを容易に定着させることができ、ま
た、耐オフセット性を向上させることもできる。尚、バ
インダー樹脂の分子量は、分子量測定装置(GPC)を
用いて、カラムからの溶出時間を測定し、標準ポリスチ
レン樹脂を用いて予め作成しておいた検量線と照らし合
わせることにより求めることができる。
【0021】また、バインダー樹脂において、軟化点を
110〜150℃の範囲内の値とすることが好ましく、
120〜140℃の範囲内の値とすることがより好まし
い。この理由は、かかるバインダー樹脂の軟化点が11
0℃未満では、得られたトナー同士が融着し、保存安定
性が低下する場合があるためである。一方、バインダー
樹脂の軟化点が150℃を超えると、トナーの定着性が
乏しくなる場合があるためである。また、バインダー樹
脂のガラス転移点(Tg)を55〜70℃の範囲内の値
とすることが好ましく、58〜68℃の範囲内の値とす
ることがより好ましい。この理由は、かかるバインダー
樹脂のガラス転移点が55℃未満では、得られたトナー
同士が融着し、保存安定性が低下する場合があるためで
ある。一方、バインダー樹脂のガラス転移点が70℃を
超えると、トナーの定着性が乏しくなる場合があるため
である。なお、バインダー樹脂の軟化点やガラス転移点
は、示差走査熱量計(DSC)を用いて、吸熱ピ−ク位
置や比熱の変化点から求めることができる。
【0022】(2)ワックス類 また、トナーにおいて、定着性やオフセット性の効果を
求めることから、ワックス類を添加することが好まし
い。このようなワックス類の種類としては、特に制限さ
れるものではないが、例えば、ポリエチレンワックス、
ポリプロピレンワックス、フッ素樹脂系ワックス、フィ
ッシャートロプッシュワックス、パラフィンワックス、
エステルワックス、モンタンワックス、ライスワックス
等の一種単独または二種以上の組み合わせが挙げられ
る。なお、フィッシャートロプッシュワックスを使用す
る場合、その分子量が1000以上の値であり、かつ1
00〜120℃の範囲内にDSCによる吸熱ボトムピー
クを有するものがより好ましい。このようなフィッシャ
ートロプッシュワックスとしては、サゾール社から入手
できるサゾールワックスC1(H1の結晶化による高分
子量グレード、吸熱ボトムピーク:106.5℃)、サ
ゾールワックスC105(C1の分留法による精製品、
吸熱ボトムピーク:102.1℃)、サゾールワックス
SPRAY(C105の微粒子品、吸熱ボトムピーク:
102.1℃)等が挙げられる。また、ワックス類の添
加量についても特に制限されるものではないが、例え
ば、トナー全体量を100重量%としたときに、ワック
ス類の添加量を1〜15重量部の範囲内の値とするのが
好ましい。この理由は、かかるワックス類の添加量が1
重量部未満となると、定着ロール(定着器)へのオフセ
ットや像スミアリング等を効率的に防止することができ
ない場合があるためであり、一方、ワックス類の添加量
が15重量部を超えると、トナー同士が融着してしま
い、保存安定性が低下する場合があるためである。
【0023】(3)電荷制御剤 また、トナーにおいて、帯電レベルや帯電立ち上がり特
性(短時間で、一定の電荷レベルに帯電するかの指標)
が著しく向上し、耐久性や安定性に優れた特性等が得ら
れる観点から、電荷制御剤を添加することが好ましい。
このような電荷制御剤の種類としては、特に制限される
ものではないが、例えば、ニグロシン、第四級アンモニ
ウム塩化合物、樹脂にアミン系化合物を結合させた樹脂
タイプの電荷制御剤等の正帯電性を示す電荷制御剤を使
用することが好ましい。
【0024】また、トナーの全体量を100重量部とし
たときに、電荷制御剤の添加量は、1.5〜15重量部
の範囲内の値とするのが好ましい。この理由は、電荷制
御剤の添加量が1.5重量部未満となると、トナーに対
して、安定して帯電特性を付与することが困難となり、
画像濃度が低くなったり、耐久性が低下する傾向があ
る。また、分散不良が起こりやすく、いわゆるカブリの
原因となったり、感光体汚染が激しくなる等の傾向があ
る。一方、電荷制御剤の添加量が15重量部を超える
と、耐環境性、特に高温高湿下での帯電不良、画像不良
となり、感光体汚染等の欠点が生じやすくなる傾向があ
る。
【0025】(4)磁性粉 また、トナーにおいて、公知の磁性粉をトナー中に分散
させ磁性トナーとして構成することができる。好ましい
磁性粉としては、フェライト、マグネタイト、鉄、コバ
ルト、ニッケル等の強磁性を示す金属もしくは合金、ま
たはこれらの強磁性元素を含む化合物、あるいは、強磁
性元素を含まないが適当な熱処理を施すことによって強
磁性を示すようになる合金等を挙げることができる。ま
た、磁性粉の平均粒径を0.1〜1μmの範囲内の値と
するのが好ましく、0.1〜0.5μmの範囲内の値と
するのがより好ましい。この理由は、かかる平均粒径を
有する磁性粉であれば、取り扱いが容易である一方、微
粉末の形でトナーバインダー中に均一に分散することが
できるためである。また、磁性粉の表面を、チタン系カ
ップリング剤、シラン系カップリング剤などの表面処理
剤で表面処理することが好ましい。このように表面処理
することにより、磁性粉の吸湿性や分散性を改善するこ
とができるためである。
【0026】2.外添剤 (1)第1の疎水性無機金属研磨剤 種類 第1の疎水性無機金属研磨剤の種類としては、酸化チタ
ン、酸化アルミニウム、酸化ジルコニウム等の一種単独
あるいは二種以上の組み合わせが挙げられる。また、酸
化チタンにはアナターゼ型酸化チタンやルチル型酸化チ
タンがあり、いずれも好適に使用することができるが、
高温高湿条件下での帯電特性をより改善できることか
ら、アナターゼ型酸化チタンを使用することが好まし
い。
【0027】疎水化度 また、第1の疎水性無機金属研磨剤の疎水化度を40〜
90の範囲内の値とすることが好ましい。この理由は、
かかる疎水化度が40未満の値となると、第2の疎水性
無機金属研磨剤の疎水化度との関係もあるが、高温高湿
条件下でのトナーの帯電特性が著しく低下する場合があ
るためである。一方、かかる疎水化度が90を越える
と、チャージアップが生じ易くなったり、低温低湿条件
下において画像濃度の低下、かぶり等の不具合を発生さ
せる場合があるためである。したがって、第1の疎水性
無機金属研磨剤の疎水化度を45〜75の範囲内の値と
することがより好ましく、50〜70の範囲内の値とす
ることがさらに好ましい。
【0028】平均粒径 また、第1の疎水性無機金属研磨剤の平均粒径を0.2
5μm未満の値とすることが好ましい。この理由は、か
かる平均粒径が0.25μm以上となると、帯電量のば
らつきが大きくなり、画像濃度低下、耐久性の低下を引
き起こす場合があるためである。また、かかる平均粒径
が0.25μm以上となると、高温高湿条件下での帯電
特性が著しく低下する場合があるためである。ただし、
第1の疎水性無機金属研磨剤の平均粒径が過度に小さく
なると、凝集しやすくなったり、取扱い自体が困難とな
ったりする場合があるためである。したがって、第1の
疎水性無機金属研磨剤の平均粒径を0.01〜0.22
μmの範囲内の値とすることがより好ましく、0.05
〜0.20μmの範囲内の値とすることがさらに好まし
い。
【0029】表面処理 また、第1の疎水性無機金属研磨剤の表面を、シラン化
合物やチタン化合物で処理することが好ましい。この理
由は、このような表面処理を施すことにより、無機金属
研磨剤の表面に疎水性基を容易に導入することができる
ためである。したがって、このように表面処理された第
1の疎水性無機金属研磨剤を使用することにより、特に
高温高湿条件下での帯電特性が低下することを防止する
ことができる。ここで、好ましいシラン化合物として
は、ビニルトリメトキシシラン、ナフチルトリメトキシ
シラン、フェニルトリメトキシシラン、メチルトリメト
キシシラン、エチルトリメトキシシラン、プロピルトリ
メトキシシラン、イソブチルトリメトキシシラン、オク
タデシルトリメトキシシラン、ナフチルトリエトキシシ
ラン、フェニルトリエトキシシラン、メチルトリエトキ
シシラン、エチルトリエトキシシラン、プロピルトリエ
トキシシラン、イソブチルトリエトキシシラン、オクタ
デシルトリエトキシシラン等が挙げられる。また、好ま
しいチタン化合物としては、イソプロピルトリイソステ
アロイルチタン、ビニルトリメトキシチタン、ナフチル
トリメトキシチタン、フェニルトリメトキシチタン、メ
チルトリメトキシチタン、エチルトリメトキシチタン、
プロピルトリメトキシチタン、イソブチルトリメトキシ
チタン、オクタデシルトリメトキシチタン等が挙げられ
る。
【0030】体積固有抵抗 また、第1の疎水性無機金属研磨剤の体積固有抵抗を6
MΩ・cm以上の値とすることが好ましい。この理由
は、かかる体積固有抵抗が6MΩ・cm未満の値となる
と、第2の疎水性無機金属研磨剤の体積固有抵抗との関
係もあるが、高温高湿条件下でのトナーの帯電特性が著
しく低下する場合があるためである。ただし、第1の疎
水性無機金属研磨剤の体積固有抵抗が過度に大きくなる
と、チャージアップが生じ易くなったり、低温低湿条件
下において画像濃度の低下、かぶり等の不具合を発生さ
せる場合があるためである。したがって、第1の疎水性
無機金属研磨剤の体積固有抵抗を6.3MΩ・cm〜1
0MΩ・cmの範囲内の値とすることがより好ましく、
6.6MΩ・cm〜8MΩ・cmの範囲内の値とするこ
とがさらに好ましい。
【0031】添加量 また、第1の疎水性無機金属研磨剤の添加量を、トナー
粒子100重量部に対して、0.01〜10重量部の範
囲内の値とすることが好ましい。この理由は、かかる添
加量が0.01重量部未満の値となると、第2の疎水性
無機金属研磨剤の添加量との関係もあるが、高温高湿条
件下での帯電特性が著しく低下する場合があったり、本
来の感光体への研磨能力が低下する場合があったりする
ためである。一方、かかる添加量が10重量部を超える
と、チャージアップが生じ易くなったり、感光体汚染な
どの不具合の原因になったりし、さらに、低温低湿条件
下において画像濃度の低下、かぶり等の不具合を発生さ
せる場合があるためである。したがって、第1の疎水性
無機金属研磨剤の添加量を、トナー粒子100重量部に
対して、0.1〜5重量部の範囲内の値とすることがよ
り好ましく、0.5〜3重量部の範囲内の値とすること
がさらに好ましい。
【0032】(2)第2の疎水性無機金属研磨剤 種類 第1の疎水性無機金属研磨剤の種類と同様に、酸化チタ
ン、酸化アルミニウム、酸化ジルコニウム等の一種単独
あるいは二種以上の組み合わせが挙げられる。また、酸
化チタンを使用する場合には、低温低湿条件下での帯電
特性をより改善できることから、ルチル型酸化チタンを
使用することが好ましい。
【0033】疎水化度 また、第2の疎水性無機金属研磨剤の疎水化度を10〜
40未満の範囲内の値とすることが好ましい。この理由
は、かかる疎水化度が10未満の値となると、第1の疎
水性無機金属研磨剤の疎水化度との関係もあるが、高温
高湿条件下での帯電特性が著しく低下する場合があるた
めである。一方、かかる疎水化度が40を越えると、チ
ャージアップが生じ易くなる場合があるためである。し
たがって、第2の疎水性無機金属研磨剤の疎水化度を1
3〜35の範囲内の値とすることがより好ましく、15
〜30の範囲内の値とすることがさらに好ましい。
【0034】平均粒径 また、第2の疎水性無機金属研磨剤の平均粒径を0.2
5μm以上の値とすることが好ましい。この理由は、か
かる平均粒径が0.25μm未満となると、チャージア
ップが生じ易くなったり、低温低湿条件下において画像
濃度の低下、かぶり等の不具合を発生させる場合がある
ためである。ただし、第2の疎水性無機金属研磨剤の平
均粒径が過度に大きくなると、トナー粒子に均一に付着
することが困難となる場合があるためである。したがっ
て、第2の疎水性無機金属研磨剤の平均粒径を0.27
〜1.0μmの範囲内の値とすることがより好ましく、
0.30〜0.7μmの範囲内の値とすることがさらに
好ましい。
【0035】表面処理 また、第2の疎水性無機金属研磨剤の表面を、シラン化
合物やチタン化合物で処理することが好ましい。この理
由は、このような表面処理を施すことにより、無機金属
研磨剤の表面に極性基および疎水性基を容易に導入する
ことができるためである。したがって、このように表面
処理された第2の疎水性無機金属研磨剤を使用すること
により、特に低温低湿条件下での帯電特性が低下するこ
とを防止することができる。ここで、好ましいシラン化
合物としては、ビニルトリメトキシシラン、ナフチルト
リメトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、メチ
ルトリメトキシシラン、エチルトリメトキシシラン、プ
ロピルトリメトキシシラン、イソブチルトリメトキシシ
ラン、オクタデシルトリメトキシシラン、ナフチルトリ
エトキシシラン、フェニルトリエトキシシラン、メチル
トリエトキシシラン、エチルトリエトキシシラン、プロ
ピルトリエトキシシラン、イソブチルトリエトキシシラ
ン、オクタデシルトリエトキシシラン、γ−アミノプロ
ピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルト
リエトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルトリメ
トキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシ
ラン等が挙げられる。また、好ましいチタン化合物とし
ては、イソプロピルトリイソステアロイルチタン、ビニ
ルトリメトキシチタン、ナフチルトリメトキシチタン、
フェニルトリメトキシチタン、メチルトリメトキシチタ
ン、エチルトリメトキシチタン、プロピルトリメトキシ
チタン、イソブチルトリメトキシチタン、オクタデシル
トリメトキシチタン等が挙げられる。
【0036】体積固有抵抗 また、第2の疎水性無機金属研磨剤の体積固有抵抗を6
MΩ・cm未満の値とすることが好ましい。この理由
は、かかる体積固有抵抗が6MΩ・cm以上の値となる
と、第1の疎水性無機金属研磨剤の体積固有抵抗との関
係もあるが、チャージアップを生じ易くなり、低温低湿
条件下においてトナー薄層形成に不具合を生じ、画像濃
度の低下、かぶり等の不具合を発生させる場合があるた
めである。ただし、第2の疎水性無機金属研磨剤の体積
固有抵抗が過度に小さくなると、トナー粒子に均一に付
着することが困難となる場合がある。また、トナーの帯
電量が低下し、耐久安定性、画像濃度低下等の不具合を
生じる場合もある。したがって、第2の疎水性無機金属
研磨剤の体積固有抵抗を0.00001〜5MΩ・cm
の範囲内の値とすることがより好ましく、0.0000
1〜3MΩ・cmの範囲内の値とすることがさらに好ま
しい。
【0037】添加量 また、第2の疎水性無機金属研磨剤の添加量を、トナー
粒子100重量部に対して、0.01〜5重量部の範囲
内の値とすることが好ましい。この理由は、かかる添加
量が0.01重量部未満の値となると、第1の疎水性無
機金属研磨剤の添加量との関係もあるが、低温低湿条件
下において画像濃度の低下、かぶり等の不具合を発生さ
せる場合があるためである。一方、かかる添加量が5重
量部を超えると、チャージアップが生じ易くなったり、
高温高湿条件下において過度に帯電してしまう場合があ
るためである。したがって、第2の疎水性無機金属研磨
剤の添加量を、トナー粒子100重量部に対して、0.
1〜3重量部の範囲内の値とすることがより好ましく、
0.5〜2重量部の範囲内の値とすることがさらに好ま
しい。
【0038】(3)添加割合 また、第1の疎水性無機金属研磨剤と、第2の疎水性無
機金属研磨剤との添加割合に関し、第2の疎水性無機金
属研磨剤の添加量を、第1の疎水性無機金属研磨剤10
0重量部に対して、10〜200重量部の範囲内の値と
することが好ましい。この理由は、かかる第2の疎水性
無機金属研磨剤の添加量が10重量部未満の値となる
と、研磨不足となって、高温高湿時において像流れが発
生し、また、低温低湿時には、トナーの帯電量が適正値
を越えてしまい、カブリが生じ易くなったり、トナーの
薄層形成が困難になったりして、画像欠陥が生じやすく
なる場合があるためである。一方、かかる第2の疎水性
無機金属研磨剤の添加量が200重量部を超えると、高
温高湿時においてトナーの帯電不良が生じ易くなり、画
像濃度の低下、ドラムの汚染等の画像欠陥をまねく場合
があるためである。逆に、低温低湿時においては、トナ
ーの帯電量が適正値を超えてしまい、チャージアップを
引き起こしやすくなり、その結果、画像濃度低下や耐久
性の悪化を招く場合があるためである。したがって、第
2の疎水性無機金属研磨剤の添加量を、第1の疎水性無
機金属研磨剤100重量部に対して、20〜100重量
部の範囲内の値とすることがより好ましく、30〜70
重量部の範囲内の値とすることがさらに好ましい。
【0039】(4)合計添加量 また、第1の疎水性無機金属研磨剤および第2の疎水性
無機金属研磨剤の合計添加量を、トナー粒子100重量
部に対して、0.5〜15重量部の範囲内の値とするこ
とが好ましい。この理由は、かかる合計添加量が0.5
重量部未満では、感光体ドラムへの研磨不足や帯電量不
足となり、高温高湿時および低温低湿時において、例え
ば、像流れが発生したり、画像欠陥が生じ易くなったり
する場合があるためである。また、かかる合計添加量が
0.5重量部未満では、耐久安定性、画像濃度低下など
が生じる場合もあるためである。一方、かかる合計添加
量が、15重量部を超えると、トナーの流動性が極端に
悪化するため、画像濃度低下、耐久性悪化の弊害を招く
場合があるためである。さらに、感光体ドラムの汚染な
ど、周辺各部への不具合が生じる場合もあるためであ
る。したがって、第1の疎水性無機金属研磨剤および第
2の疎水性無機金属研磨剤の合計添加量を、トナー粒子
100重量部に対して、0.7〜5.0重量部の範囲内
の値とすることがより好ましく、0.9〜4.0重量部
の範囲内の値とすることがさらに好ましい。
【0040】3.平均粒径 また、トナーの平均粒径は特に制限されるものではない
が、例えば、5〜12μmの範囲内の値とすることが好
ましい。この理由は、かかるトナーの平均粒径が5μm
未満の値となると、トナーの帯電特性や流動特性が低下
し、さらには、外添粒子の遊離率が高まる場合があるた
めであり、一方、かかるトナーの平均粒径が12μmを
超えると、トナーの流動性が、外添剤不足により低下す
る場合や、画質の劣化を生じる場合があるためである。
したがって、トナーの平均粒径を、6〜11μmの範囲
内の値とすることがより好ましく、7〜10μmの範囲
内の値とすることがさらに好ましい。
【0041】[第2の実施形態]第2の実施形態は、トナ
ー粒子と、外添粒子とからなる静電潜像現像用トナーを
用いた画像形成方法であって、当該静電潜像現像用トナ
ーとして、バインダー樹脂および磁性粉を含むトナー粒
子に対して、疎水化度が異なる第1の疎水性無機金属研
磨剤と、第2の疎水性無機金属研磨剤と、を外添処理し
た静電潜像現像用トナーを用いることを特徴とする画像
形成方法である。以下、第1の実施形態において既に説
明した内容は省略し、第2の実施形態として、異なる点
を説明する。
【0042】1.画像形成装置 (1)構成 画像形成方法を実施するにあたり、図1に示すような画
像形成装置1に好適に使用することができる。すなわ
ち、画像形成装置1には、図上、時計回りに回転する帯
電型感光体ドラム(感光体)9の周囲に、回転方向に沿
って、現像器10、転写ローラ19、クリーニングブレ
ード13、及び帯電ユニット8が配設されている。そし
て、現像器10には、現像ローラ32が配設され、該現
像ローラ32の表面は、感光体9の表面と所定間隔離間
しているとともに、この現像器10に対して、トナーコ
ンテナ31から適宜所定量のトナーが供給可能に構成さ
れていることが好ましい。また、感光体9の上部には、
感光体9の表面に画像のドットを形成するための光学伝
送機構5が設けられている。この光学伝送機構5は図示
しないものの、レーザ光源からのレーザ光を反射するた
めのポリゴンミラー2と、レーザ光を反射ミラー4を介
して帯電ユニット8と現像ローラ32との間の感光体表
面に画像ドットを結像するための光学系3と、から構成
されていることが好ましい。また、画像形成装置1の下
部には、後述する該装置を制御するための制御回路71
が収納される基部54が設けられており、該基部54の
上側には、記録紙コンテナ55が外部から着脱可能に配
置されている。この記録紙コンテナ55には、転写前の
記録紙を収納するための収納庫14が設けられているこ
とが好ましい。そして、押圧バネ52上に載置された記
録紙は、搬送ローラ53及び15により、通路16およ
び17を通って補助ローラ30に対面して設けられてい
るレジストローラ18まで搬送されるように構成されて
いる。
【0043】また、画像形成装置1の右側には、前方扉
50が開閉可能に配置され、その前方扉に載置される記
録紙は、搬送ローラ51により通路17に搬送されるよ
うに構成されている。そして、画像形成装置1の左側に
は、定着ローラ23及び24によって定着部が構成さ
れ、感光体9と転写ローラ19間を通過した記録紙は、
これらの定着ローラ23、24によって定着される。ま
た、定着後の記録紙は、搬送ローラ25、26により通
路27を通って、さらにローラ28、29により転写済
記録紙集積庫6に集積されるように構成されていること
が好ましい。さらにまた、画像記録装置1の上部には、
各種情報を表示する表示部47、インストールスイッチ
48及び電源スイッチ49が設けられていることが好ま
しい。
【0044】(2)動作 このように構成された画像記録装置1は、電源スイッチ
49を開閉することにより、メインモータ(図示しな
い)が、駆動を開始し、スタートスイッチ(図示しな
い)により感光体9が時計方向に回転して、光学伝送機
構5が、感光体9の表面上に、画像を形成することがで
きるように構成してあることが好ましい。そして、形成
された画像は、現像器10の現像ローラ32によって現
像され、現像されたトナー画像は、転写ローラ19によ
って記録紙に転写される。さらにトナーが転写された記
録紙は、定着ローラ23、24によって、定着固定さ
れ、ローラ25、27、28、29により集積庫6に搬
送されて集積されることになる。なお、現像ローラ32
によって、現像されなかったトナーは、クリーニングブ
レード13により回収されることになる。したがって、
特に、a−Si感光体等の正帯電型感光体において、こ
のように第1の疎水性無機金属研磨剤および第2の疎水
性無機金属研磨剤が外添されたトナーを用いて画像形成
することにより、高温高湿条件および低温低湿条件のい
ずれの環境条件においても、長期間にわたってトナー付
着や画像流れを有効に防止することができる。
【0045】2.静電潜像現像用トナー 第2の実施形態で使用する静電潜像現像用トナーは、バ
インダー樹脂および磁性粉を含むトナー粒子に対して、
疎水化度が異なる第1の疎水性無機金属研磨剤と、第2
の疎水性無機金属研磨剤と、を外添処理した静電潜像現
像用トナーであれば好適に使用することができるが、詳
細は、第1の実施形態で説明したのと同様の内容とする
ことができる。
【0046】
【実施例】以下、実施例に基づいて本発明を更に詳細に
説明する。なお、言うまでもないが、以下の説明は本発
明を例示するものであり、特に理由なく、以下の説明に
本発明の範囲は限定されるものではない。
【0047】[実施例1] 1.トナーの作成 (1)トナー粒子の作成 以下の配合割合となるように、スチレン/アクリル樹脂
と、ポリエチレンワックスと、マグネタイトと、電荷制
御剤とを2軸押出機にて溶融混練した後、冷却した。次
いで、粉砕工程、分級工程を経て、平均粒径7μmのト
ナー粒子を得た。 スチレン/アクリル樹脂 50 重量部 低分子量ポリエチレンワックス 2.5重量部 マグネタイト 45 重量部 ニグロシン系化合物 2.5重量部
【0048】(2)外添粒子の添加 得られたトナー粒子100重量部に対して、以下に示す
ような第1の疎水性無機金属研磨剤を1重量部、第2の
疎水性無機金属研磨剤を0.4重量部の割合となるよう
にそれぞれ外添して実施例1のトナーを作成した。 トナー粒子 100重量部 第1の疎水性酸化チタン 1 重量部 (疎水化度55、体積固有抵抗10.9MΩ・cm、平均粒径0.15μm) 第2の疎水性酸化チタン 0.4重量部 (疎水化度15、体積固有抵抗22.5Ω・cm、平均粒径0.3μm)
【0049】2.トナーの評価 得られたトナーを磁性一成分現像剤として構成し、a−
Si感光体搭載京セラ製ページプリンタ(FS−375
0)を用いて、初期画像特性、および耐久性画像等を評
価した。併せて、帯電量を測定し、その結果を表1に示
した。
【0050】(1)ソリッド画像濃度 トナーを磁性一成分現像剤として構成し、a−Si感光
体搭載京セラ製ページプリンタ(FS−3750)を用い
てソリッド画像パターンの画像形成を実施した後、ソリ
ッド画像濃度をマクベス反射濃度計(マクベス社製)を
用いて測定した。より具体的には、ソリッド画像パター
ンのベタ部における、任意の9箇所での濃度測定を行な
い、その平均値を算出して、ソリッド画像濃度とした。
また定温恒湿条件(25℃×50%RH)及び高温高湿
条件(33℃×85%RH)にて30万枚印刷した後の
ソリッド画像濃度を同様に測定した。
【0051】(2)画像濃度の均一性評価 トナーを磁性一成分現像剤として用い、a−Si感光体
搭載京セラ製ページプリンタ(FS−3750)を用いて
画像形成をした後、目視にて、以下の基準に則して画像
濃度の均一性を評価した。また、定温恒湿条件(25℃
×50%RH)及び高温高湿条件(33℃×85%R
H)にて30万枚印刷した後の画像濃度の均一性を同様
に評価した。 ◎:画像ムラが全く観察されない。 ○:画像ムラがほとんど観察されない。 △:画像ムラが少々観察される。 ×:画像ムラが顕著に観察される。
【0052】(3)地肌カブリ トナーを磁性一成分現像剤として用い、a−Si感光体
搭載京セラ製ページプリンタ(FS−3750)を用いて
画像形成をした後、目視にて、地肌カブリを以下の基準
に則して評価した。また、定温恒湿条件(25℃×50
%RH)及び低温低湿条件(10℃×15%RH)にて
30万枚印刷した後の地肌カブリを同様に評価した。 ◎:地肌カブリが全く観察されない。 ○:地肌カブリがほとんど観察されない。 △:地肌カブリが少々観察される。 ×:地肌カブリが顕著に観察される。
【0053】[実施例2] 1.トナーの作成 第1の疎水性無機金属研磨剤および第2の疎水性無機金
属研磨剤の合計添加量、添加量比および流動化剤として
のシリカ粒子の添加効果を検討した。すなわち、実施例
1と同様に作成したトナー粒子100重量部に対して、
以下に示すように、第1の疎水性酸化チタンが0.7重
量部、第2の酸化チタンが0.7重量部、流動化向上剤
としてのシリカ粒子が1重量部の割合となるようにそれ
ぞれ外添して実施例2のトナーを作成した。 トナー粒子 100重量部 第1の疎水性酸化チタン 0.7重量部 (疎水化度55、体積固有抵抗10.9MΩ・cm、平均粒径0.15μm) 第2の疎水性酸化チタン 0.7重量部 (疎水化度15、体積固有抵抗22.5Ω・cm、平均粒径0.3μm) シリカ粒子 1.0重量部
【0054】2.トナーの評価 得られたトナーを磁性一成分現像剤として構成し、実施
例1と同様にトナーの評価を実施した。その結果、京セ
ラ製プリンタFS−3750にて画像形成を実施したと
ころ、鮮明な初期画像が得られることを確認した。ま
た、高温高湿条件および低温低湿条件において、30万
枚の連続印刷を実施した結果、いずれも鮮明な画像が得
られることを確認した。
【0055】[実施例3] 1.トナーの作成 第1の疎水性無機金属研磨剤および第2の疎水性無機金
属研磨剤の種類(疎水化度、体積固有抵抗値、平均粒
径)の影響を検討した。すなわち、実施例1と同様に作
成したトナー粒子100重量部に対して、以下に示すよ
うに、第1の疎水性酸化チタンが0.7重量部、第2の
疎水性酸化チタンが0.7重量部、流動化向上剤として
のシリカ粒子が1重量部の割合となるようにそれぞれ外
添して実施例3のトナーを作成した。 トナー粒子 100重量部 第1の疎水性酸化チタン 1.0重量部 (疎水化度40、体積固有抵抗17.9MΩ・cm、平均粒径0.2μm) 第2の疎水性酸化チタン 0.4重量部 (疎水化度25、体積固有抵抗5.3MΩ・cm、平均粒径0.15μm) シリカ粒子 1.0重量部
【0056】2.トナーの評価 得られたトナーを磁性一成分現像剤として構成し、実施
例1と同様にトナーの評価を実施した。その結果、京セ
ラ製プリンタFS−3750にて画像形成を実施したと
ころ、鮮明な初期画像が得られることを確認した。ま
た、高温高湿条件および低温低湿条件において、30万
枚の連続印刷を実施した結果、第2の疎水性酸化チタン
の添加量が、第1の疎水性酸化チタンの添加量に対して
若干多いためと思われるが、濃度低下が若干観察され
た。
【0057】[実施例4]第1の疎水性無機金属研磨剤お
よび第2の疎水性無機金属研磨剤の合計添加量、および
添加量比を検討した。すなわち、実施例1と同様に作成
したトナー粒子100重量部に対して、第1の疎水性酸
化チタンが1.0重量部、第2の疎水性酸化チタンが
0.1重量部の割合となるようにそれぞれ外添して実施
例4のトナーを作成した。次いで、実施例1と同様のト
ナー評価を行なったところ、第2の疎水性酸化チタンの
添加量が比較的少ないためと思われるが、約1万枚の連
続印刷した後に、地肌カブリが発生した。また、低温低
湿環境において、約5000枚印刷した後に、現像剤担
持体上のトナー薄層が乱れ、安定した画像を提供するこ
とが少々困難となることが確認された。
【0058】[実施例5]第1の疎水性無機金属研磨剤お
よび第2の疎水性無機金属研磨剤の合計添加量、および
添加量比をさらに検討した。すなわち、実施例1と同様
に作成したトナー粒子100重量部に対して、第1の疎
水性酸化チタンが0.2重量部、第2の酸化チタンが
1.0重量部の割合となるようにそれぞれ外添して実施
例5のトナーを作成した。次いで、実施例1と同様のト
ナー評価を行なったところ、第1の疎水性酸化チタンの
添加量が比較的少ないためと思われるが、高温高湿環境
下で連続印刷した後の画像濃度が低下し、かつトナー流
動性も低下することが確認された。
【0059】[比較例1]第1の疎水性無機金属研磨剤の
添加効果を検討した。すなわち、トナー粒子100重量
部に対して、実施例1における第1の疎水性酸化チタン
を添加せずに、第2の疎水性酸化チタンのみを1.4重
量部添加して、トナーを作成した。次いで、実施例1と
同様のトナー評価を行なったところ、初期は鮮明な画像
が得られたものの、高温高湿環境下で連続印刷した後の
画像濃度低下が著しく、使用に耐えないことが確認され
た。
【0060】[比較例2]第2の疎水性無機金属研磨剤の
添加効果を検討した。すなわち、トナー粒子100重量
部に対して、実施例1における第2の疎水性酸化チタン
を添加せずに、第1の疎水性酸化チタンのみを1.4重
量部添加して、トナーを作成した。次いで、実施例1と
同様のトナー評価を行なったところ、初期画像において
地肌カブリが発生した。また、低温低湿条件下の連続印
刷において、現像剤担持体上のトナー薄層が乱れてしま
い、安定した画像を提供することができなかった。
【0061】[比較例3]第1および第2の疎水性無機金
属研磨剤の添加効果を検討した。すなわち、実施例1に
おいて、第1および第2の疎水性酸化チタンを添加せず
に、シリカのみを添加し、トナーを作成した。次いで、
実施例1と同様のトナー評価を行なったところ、鮮明な
画像が得られた。しかしながら、約1万枚の印刷を実施
したところ、感光体の表面に対する現像剤付着が生じ
た。
【0062】
【0063】
【発明の効果】本発明の静電潜像現像用トナーおよびそ
れを用いた画像形成方法によれば、バインダー樹脂およ
び磁性粉を含むトナー粒子に対して、疎水化度が異なる
第1の疎水性無機金属研磨剤と、第2の疎水性無機金属
研磨剤と、を外添処理することにより、高温高湿条件お
よび低温低湿条件のいずれの環境条件においても、帯電
特性が安定するとともに、感光体に対する優れた研磨効
果を発揮することができるようになり、また、均一な薄
層を形成することができるようになった。したがって、
均一な帯電特性やチャージアップ防止性をいずれの環境
条件下でも発揮することができ、結果として、高画質の
画像が長期間にわたって安定して得られるようになっ
た。
【0064】
【図面の簡単な説明】
【図1】 プリンターの内部構造や動作を説明するため
に供する図である。
【0065】
【符号の説明】
1:画像形成装置 2:ポリゴンミラー 5:光学電送機構 7:上部扉 9:感光体 10:現像器 31:トナーコンテナ 32:現像ローラ 33:供給ローラ 39:トナーセンサ 47:表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新井 孝明 三重県度会郡玉城町野篠字又兵衛704番地 19 京セラ株式会社三重工場玉城ブロック 内 (72)発明者 森山 浩明 三重県度会郡玉城町野篠字又兵衛704番地 19 京セラ株式会社三重工場玉城ブロック 内 (72)発明者 岡本 典也 三重県度会郡玉城町野篠字又兵衛704番地 19 京セラ株式会社三重工場玉城ブロック 内 (72)発明者 永井 孝 大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番地28号 京セラミタ株式会社内 Fターム(参考) 2H005 AA08 CB07 CB13 EA01 EA05 EA06 EA10

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バインダー樹脂および磁性粉を含むトナ
    ー粒子に対して、疎水化度が異なる第1の疎水性無機金
    属研磨剤と、第2の疎水性無機金属研磨剤と、を外添処
    理したことを特徴とする静電潜像現像用トナー。
  2. 【請求項2】 前記第1の疎水性無機金属研磨剤の疎水
    化度を40〜90の範囲内の値とするとともに、前記第
    2の疎水性無機金属研磨剤の疎水化度を10〜40未満
    の範囲内の値とすることを特徴とする請求項1に記載の
    静電潜像現像用トナー。
  3. 【請求項3】 前記第1の疎水性無機金属研磨剤の疎水
    化度と、前記第2の疎水性無機金属研磨剤の疎水化度と
    の差を10〜70の範囲内の値とすることを特徴とする
    請求項1または2に記載の静電潜像現像用トナー
  4. 【請求項4】 前記第1の疎水性無機金属研磨剤の体積
    固有抵抗を6MΩ・cm以上の値とするとともに、前記
    第2の疎水性無機金属研磨剤の体積固有抵抗を6MΩ・
    cm未満の値とすることを特徴とする請求項1〜3のい
    ずれか一項に記載の静電潜像現像用トナー。
  5. 【請求項5】 前記第1の疎水性無機金属研磨剤の平均
    粒径を0.25μm未満の値とするとともに、前記第2
    の疎水性無機金属研磨剤の平均粒径を0.25μm以上
    の値とすることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一
    項に記載の静電潜像現像用トナー。
  6. 【請求項6】 前記トナー粒子100重量部に対して、
    前記第1の疎水性無機金属研磨剤の添加量を0.01〜
    10重量部の範囲内の値とするとともに、前記第2の疎
    水性無機金属研磨剤の添加量を0.01〜5重量部の範
    囲内の値とすることを特徴とする請求項1〜5のいずれ
    か一項に記載の静電潜像現像用トナー。
  7. 【請求項7】 前記第1の疎水性無機金属研磨剤および
    第2の疎水性無機金属研磨剤の合計添加量を、前記トナ
    ー粒子100重量部に対して、0.5〜15重量部の範
    囲内の値とすることを特徴とする請求項1〜6のいずれ
    か一項に記載の静電潜像現像用トナー。
  8. 【請求項8】 前記第1の疎水性無機金属研磨剤および
    第2の疎水性無機金属研磨剤の添加量比に関し、第2の
    疎水性無機金属研磨剤の添加量を、第1の疎水性無機金
    属研磨剤100重量部に対して、10〜200重量部の
    範囲内の値とすることを特徴とする請求項1〜7のいず
    れか一項に記載の静電潜像現像用トナー。
  9. 【請求項9】 前記第1の疎水性無機金属研磨剤が、疎
    水化処理されたアナターゼ型酸化チタンであるととも
    に、前記第2の疎水性無機金属研磨剤が、疎水化処理さ
    れたルチル型酸化チタンであることを特徴とする請求項
    1〜8のいずれか一項に記載の静電潜像現像用トナー。
  10. 【請求項10】 前記外添剤として、シリカ微粒子をさ
    らに含有することを特徴とする請求項1〜9のいずれか
    一項に記載の静電潜像現像用トナー。
  11. 【請求項11】 トナー粒子と、外添粒子とからなる静
    電潜像現像用トナーを用いた画像形成方法であって、当
    該静電潜像現像用トナーとして、バインダー樹脂および
    磁性粉を含むトナー粒子に対して、疎水化度が異なる第
    1の疎水性無機金属研磨剤と、第2の疎水性無機金属研
    磨剤と、を外添処理した静電潜像現像用トナーを用いる
    ことを特徴とする画像形成方法。
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