JP2001100119A - 光変調デバイス及び表示装置 - Google Patents

光変調デバイス及び表示装置

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JP2001100119A
JP2001100119A JP28027599A JP28027599A JP2001100119A JP 2001100119 A JP2001100119 A JP 2001100119A JP 28027599 A JP28027599 A JP 28027599A JP 28027599 A JP28027599 A JP 28027599A JP 2001100119 A JP2001100119 A JP 2001100119A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 曲率変化を向上すると共に集光性能を向上し
た光変調デバイス及び表示装置を提供する。 【解決手段】 圧電体層33及びこれを挟持する一対の
電極32,34からなる圧電素子30を有すると共に光
を反射するミラー膜構造を有するミラー要素20と、該
ミラー要素20に対応して設けられた駆動素子とを有す
る光変調デバイスにおいて、前記ミラー要素20を当該
ミラー要素20の中心を挟んで面内方向に沿って相対向
する外縁部の二点の支持部20a,20bで基板11に
支持することにより、曲率変化が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、反射ミラーの変形
によって入射光を変調して表示を行うための光変調デバ
イス及び表示装置に関する。
【0002】
【従来技術】従来、光を変調して表示を行うための光変
調デバイスとしては、例えば、基板上に設けた電極に電
圧を印加し、その静電力等によってミラーを傾斜させて
入射光を変調させるものや、圧電体層を一対の電極膜で
挟持した圧電素子上にミラーを設け、圧電素子を変形さ
せることによりこのミラーを傾斜させて入射光を変調さ
せるもの等が知られている。
【0003】また、圧電素子を利用したものとしては、
特表平9−504387号公報に見られるように、片持
ち梁状の圧電素子の表面に薄膜等からなるミラー膜を形
成し、圧電素子を変形させることによりこのミラー膜を
屈曲させて入射光の方向を変えるものも提案されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな圧電素子を利用した光変調デバイスは、圧電素子の
長手方向一端部を支持した片持ち梁状の構造であるた
め、圧電素子の表面に十分な曲率が得られないという問
題がある。また、圧電素子の表面に十分な曲率を得るた
めには、圧電素子の長手方向の長さ、すなわち、梁の長
さを長くしなければならないという問題がある。
【0005】本発明は、このような事情に鑑み、曲率変
化を向上すると共に集光性能を向上した光変調デバイス
及び表示装置を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の第1の態様は、圧電体層及びこれを挟持する一対の
電極からなる圧電素子を有すると共に光を反射するミラ
ー膜構造を有するミラー要素と、該ミラー要素に対応し
て設けられた駆動素子とを有する光変調デバイスにおい
て、前記ミラー要素は、当該ミラー要素の中心を挟んで
面内方向に沿って相対向する外縁部の二点の支持部で基
板に支持されていることを特徴とする光変調デバイスに
ある。
【0007】かかる第1の態様では、ミラー要素が外縁
部の二点のみで基板上に支持され、他の部分が自由端と
なっているので、曲率変化を大きくすることができる。
【0008】本発明の第2の態様は、第1の態様におい
て、前記ミラー要素の支持部間の長さは、当該支持部間
の方向とは略直交する方向の長さよりも短いことを特徴
とする光変調デバイスにある。
【0009】かかる第2の態様では、支持部間の長さに
対して自由端間の長さが長いため、圧電素子の駆動によ
るミラー要素の変形量が向上する。
【0010】本発明の第3の態様は、第1又は2の態様
において、前記ミラー要素を構成する前記圧電素子が、
当該ミラー要素の外縁部のみに設けられていることを特
徴とする光変調デバイスにある。
【0011】かかる第3の態様では、圧電素子がミラー
要素の外縁部のみに設けられて他の部分の膜厚が薄いた
め、圧電素子の駆動により他の部分が変形し易く、曲率
変化がより大きくなる。
【0012】本発明の第4の態様は、第3の態様におい
て、前記ミラー要素は、前記圧電素子の前記圧電体層に
電圧を印加することにより、前記圧電素子が前記支持部
を支点として当該基板とは反対側に変形されると共に前
記圧電素子以外の部分が前記基板側に変形されることを
特徴とする光変調デバイスにある。
【0013】かかる第4の態様では、ミラー要素の圧電
素子と他の部分とが逆方向に変形されるため、ミラー要
素の曲率変化がさらに大きくなる。
【0014】本発明の第5の態様は、第3又は4の態様
において、前記圧電素子の実質的な駆動部である圧電体
能動部の表面積が前記ミラー要素の表面積の5〜50%
であることを特徴とする光変調デバイスにある。
【0015】かかる第5の態様では、ミラー要素の圧電
体能動部の割合を所定の範囲内とすることにより、ミラ
ー要素を効率的に変形させることができる。
【0016】本発明の第6の態様は、第3〜5の何れか
の態様において、前記ミラー要素の前記圧電素子の実質
的な駆動部である圧電体能動部以外の領域が、少なくと
も前記下電極からなることを特徴とする光変調デバイス
にある。
【0017】かかる第6の態様では、ミラー要素の圧電
体能動部以外の領域の膜厚が薄いため、変形量が向上す
る。
【0018】本発明の第7の態様は、第3〜5の何れか
の態様において、前記ミラー要素の前記圧電素子以外の
領域が、前記上電極と前記弾性板とからなることを特徴
とする光変調デバイスにある。
【0019】かかる第7の態様では、ミラー要素の圧電
素子以外の領域の膜厚が薄いため、変形量が向上する。
【0020】本発明の第8の態様は、第7の態様におい
て、前記下電極は、配線引き出し部以外は前記圧電素子
を構成する前記圧電体層に覆われていることを特徴とす
る光変調デバイスにある。
【0021】かかる第8の態様では、ミラー要素上の下
電極の端面が圧電体層によって覆われているため、下電
極と上電極との間の短絡が確実に防止される。
【0022】本発明の第9の態様は、第1〜8の何れか
の態様において、前記基板の前記各ミラー要素に対応す
る領域に凹部が設けられており、前記ミラー要素が前記
基板の凹部を塞ぐように設けられると共に最終的に除去
される犠牲層上に形成された薄膜で構成されていること
を特徴とする光変調デバイスにある。
【0023】かかる第9の態様では、犠牲層が凹部に充
填されることにより、凹部に対向する領域に薄膜プロセ
スでミラー要素を容易に形成することができる。
【0024】本発明の第10の態様は、第1〜9の何れ
かの態様において、前記圧電素子は前記基板側に弾性板
を有することを特徴とする光変調デバイスにある。
【0025】かかる第10の態様では、圧電素子の基板
側に弾性板が設けられているので、圧電素子が基板とは
反対側に変形される。
【0026】本発明の第11の態様は、第1〜10の何
れかの態様において、前記圧電素子は前記基板とは反対
側の面に前記ミラー膜構造を有することを特徴とする光
変調デバイスにある。
【0027】かかる第11の態様では、圧電素子の一方
面側が支持部によって基板上に接合されているので、こ
の支持部を支点として圧電素子が変形し、他方面のミラ
ー膜構造が変形する。
【0028】本発明の第12の態様は、第1〜11の何
れかの態様の光変調デバイスと、光源と、この光源から
の光を前記光変調デバイスに入射すると共に当該光変調
デバイスの前記圧電素子の駆動時又は非駆動時の何れか
一方の反射光のみを出射する光学系とを具備することを
特徴とする表示装置にある。
【0029】かかる第12の態様では、ミラー膜構造の
曲率変化を大きくして集光性能を向上させた光変調デバ
イスを用いることにより、より鮮明な映像を投影できる
表示装置を実現できる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施形態に基づい
て詳細に説明する。
【0031】(実施形態1)図1は、実施形態1に係る
光変調デバイスの概略を示す斜視図であり、図2は、そ
の一画素内のミラー要素を示す上面図及び断面図であ
る。なお、図2(b)は、図2(a)のA−A’断面図
であり、図2(c)は、図2(a)のB−B’断面図で
ある。
【0032】図示するように、本実施形態の光変調デバ
イス10は、ミラー基板11とこのミラー基板11上に
2次元アレイ状に設けられたミラー要素20とからな
る。
【0033】ミラー基板11は、例えば、厚さが500
μmのシリコン(Si)基板等からなり、各ミラー要素
20に対応する領域には、ミラー要素20よりも若干大
きい開口の凹部12が形成されている。
【0034】各ミラー要素20は、ミラー基板11上の
各凹部12に対応して、例えば、1280×1024要
素の2次元アレイ状に設けられ、各ミラー要素20の中
心を挟んで相対向する外縁部の二点の支持部20a,2
0bによってミラー基板11上に支持されている。本実
施形態では、各ミラー要素20は、一辺が約20μmの
略正方形を有し、一方の相対向する角部がそれぞれ支持
部20a,20bとなっている。
【0035】本実施形態では、ミラー基板11の凹部1
2は、基本的にはミラー要素20よりも若干大きい略正
方形の開口であるが、一方の相対向する角部には、それ
ぞれ、ミラー要素20に対向する領域まで張り出した張
り出し部13が設けられている。すなわち、この張り出
し部13に対応する部分のミラー要素20が、それぞれ
支持部20a,20bとなっており、各ミラー要素20
は、その外縁部の二つの支持部20a,20bのみによ
ってミラー基板11上に支持されており、他の部分は全
て自由端となっている。
【0036】なお、ミラー要素20の支持部20a,2
0bの構造は、特に限定されず、何れの構造であっても
よい。
【0037】また、各ミラー要素20は、図2に示すよ
うに、弾性板31上に形成された下電極膜32、圧電体
層33及び上電極膜34からなる圧電素子30を有す
る。また、この圧電素子30の両電極への電圧の印加に
より電圧歪みが生じる部分、本実施形態では、ミラー基
板11の凹部12に対向する領域の圧電素子を圧電体能
動部30aという。このような圧電素子30は、本実施
形態では、各ミラー要素20の外縁部のみに形成され、
ミラー要素20の圧電体能動部30a以外の部分は、弾
性板31及び下電極膜32で構成されており、この下電
極膜32が入射光を反射する反射膜を兼ねている。
【0038】ここで、各ミラー要素20の外縁部に設け
られた圧電素子30は、その圧電体能動部30aの表面
積の割合がミラー要素20の表面積の5〜50%程度と
なるように、略均一な幅で形成することが好ましく、こ
れにより、ミラー要素20の変形効率が向上する。
【0039】また、このような圧電素子30を構成する
上電極膜34は、各圧電素子30の個別の電極であり、
ミラー要素20の一方の支持部20aを介してミラー基
板11上に延設され、C−MOSトランジスタ等の駆動
素子(図示なし)と電気的に接続されている。一方、下
電極膜32は、各圧電素子30の共通の電極であり、ミ
ラー要素20の他方の支持部20bを介してミラー基板
11上に延設され、各圧電素子30の下電極膜32と接
続されている。
【0040】また、このような本実施形態の光変調デバ
イス10の製造方法は、特に限定されないが、本実施形
態では、以下の工程で製造した。なお、図3及び図4
は、本実施形態の光変調デバイスの製造方法を示す断面
図であり、図2(a)のA−A’断面図である。
【0041】まず、図3(a)に示すように、ミラー基
板11は、本実施形態では、C−MOSトランジスタか
らなる駆動素子が設けられたシリコン単結晶基板であ
り、このミラー基板11をパターニングして、各ミラー
要素20を形成する領域に所定形状の凹部12を形成す
る。
【0042】次に、図3(b)に示すように、この凹部
12内に犠牲層60を充填する。その方法は、特に限定
されないが、例えば、本実施形態では、ミラー基板11
上全面に犠牲層60を形成後、凹部12以外の領域の犠
牲層60をパターニングにより除去して、凹部12内に
犠牲層60を充填した。
【0043】この犠牲層60の材料は、特に限定されな
いが、例えば、ポリシリコン、リンドープ酸化シリコン
(PSG)又はボロン・リンドープ酸化シリコン(BP
SG)等を用いることが好ましく、本実施形態では、エ
ッチングレートが比較的速いPSGを用いた。
【0044】次に、図3(c)に示すように、ミラー基
板11の表面に全面に亘って弾性板31を形成すると共
に、エッチング等によって各ミラー要素20毎にパター
ニングする。このとき、少なくとも各凹部12の周縁部
に対向する領域の弾性板31を除去して弾性板除去部3
1aを形成し、犠牲層60の一部を露出させる。
【0045】このような弾性板31の材料は、弾性変形
可能であると共に所定の剛性を有し、且つ後の工程で犠
牲層60をエッチングする際に除去されない材料であれ
ば特に限定されず、例えば、本実施形態では、ジルコニ
ウム層を約0.2μmの厚さで形成後、例えば、500
〜1200℃の拡散炉で熱酸化して酸化ジルコニウムか
らなる弾性板31とした。
【0046】次に、図3(d)に示すように、弾性板除
去部31aにさらに犠牲層61を充填する。その方法
は、特に限定されないが、例えば、本実施形態では、弾
性板31上全面に犠牲層61を形成後、弾性板除去部3
1a以外の犠牲層61を除去した。
【0047】なお、この犠牲層61は、後述する工程で
圧電素子30を構成する各層を形成する際に、これら各
層によって弾性板除去部31aが埋まるのを防止するた
めのものである。
【0048】次に図4(a)に示すように下電極膜32
をミラー基板11上に全面に成膜すると共にパターニン
グする。
【0049】また、下電極膜32の材料としては、白金
等が好適である。これは、後述するように、スパッタリ
ング法やゾル−ゲル法で圧電体層33を形成する際、成
膜後に大気雰囲気下又は酸素雰囲気下で600〜100
0℃程度の温度で焼成して結晶化させる必要があるから
である。すなわち、下電極膜32の材料は、このような
高温、酸化雰囲気下で導電性を保持できなければなら
ず、殊に、圧電体層33としてチタン酸ジルコン酸鉛
(PZT)を用いた場合には、酸化鉛(PbO)の拡散
による導電性の変化が少ないことが望ましい。
【0050】また、本実施形態では、下電極膜32が反
射膜を兼ねているため、光の反射率の高い材料であるこ
とが望ましい。これらの理由から、本実施形態では、白
金をスパッタリング法により形成することにより下電極
膜32とした。
【0051】なお、本実施形態では、下電極膜32を弾
性板31上に形成するようにしたが、これに限定され
ず、下電極膜32が弾性板31を兼ねるようにしてもよ
い。
【0052】次に、図4(b)に示すように、下電極膜
32上に圧電体層33を成膜すると共に、各圧電素子3
0に対応してパターニングする。すなわち、各犠牲層6
0上にパターニングされた各下電極膜32の外縁部のみ
に圧電体層33を形成する。
【0053】ここで、圧電体層33の材料としては、チ
タン酸ジルコン酸鉛(PZT)系の材料が好ましく、金
属有機物を触媒に溶解・分散したいわゆるゾルを塗布乾
燥してゲル化し、さらに高温で焼成することで金属酸化
物からなる圧電体層33を得る、いわゆるゾル−ゲル法
を用いて形成した。なお、この圧電体膜33の成膜方法
は、特に限定されず、例えば、スパッタリング法又はM
OD法(有機金属熱塗布分解法)等のスピンコート法に
より成膜してもよい。
【0054】さらに、ゾル−ゲル法又はスパッタリング
法もしくはMOD法等によりチタン酸ジルコン酸鉛の前
駆体膜を形成後、アルカリ水溶液中での高圧処理法にて
低温で結晶成長させる方法を用いてもよい。
【0055】何れにしても、このように成膜された圧電
体層33は、バルクの圧電体とは異なり結晶が優先配向
しており、且つ本実施形態では、圧電体層33は、結晶
が柱状に形成されている。なお、優先配向とは、結晶の
配向方向が無秩序ではなく、特定の結晶面がほぼ一定の
方向に向いている状態をいう。また、結晶が柱状の薄膜
とは、略円柱体の結晶が中心軸を厚さ方向に略一致させ
た状態で面方向に亘って集合して薄膜を形成している状
態をいう。勿論、優先配向した粒状の結晶で形成された
薄膜であってもよい。なお、このように薄膜工程で製造
された圧電体層の厚さは、一般的に0.2〜5μmであ
る。
【0056】次に、図4(c)に示すように、ミラー基
板11上の全面に亘って上電極膜34を形成後パターニ
ングして、各圧電体層33上に上電極膜34を形成す
る。
【0057】上電極膜34は、導電性の高い材料であれ
ばよく、アルミニウム、金、ニッケル、白金、銀等の多
くの金属や、導電性酸化物等を使用できる。また、下電
極膜32と同様に、上電極膜34が反射膜を兼ねるよう
にしてもよく、この場合、導電性を有すると共に光の反
射率の高い材料を用いることが好ましい。
【0058】その後、図4(d)に示すように、各凹部
12内の犠牲層60,61を弾性板除去部31a内の犠
牲層61の表面からエッチングによって除去することに
より、外縁部の二点で支持された本実施形態のミラー要
素20が形成される。
【0059】なお、本実施形態では、犠牲層60の材料
として、PSGを用いているため、弗酸水溶液によって
エッチングした。また、ポリシリコンを用いた場合に
は、弗酸及び硝酸の混合水溶液、あるいは水酸化カリウ
ム水溶液によってエッチングすることができる。
【0060】ここで、このように形成された本実施形態
の光変調デバイスの動作について説明する。なお、図5
は、本実施形態の光変調デバイスの駆動状態を示す模式
図であり、図6は、本実施形態の光変調デバイスに照射
される光の光路を模式的に示した図である。
【0061】本実施形態の光変調デバイスでは、ミラー
要素20は、圧電素子30に電圧が印加されない状態で
はほぼ平坦となっており、ミラー要素20の圧電素子3
0に電圧を印加して駆動すると、圧電素子30の圧電体
層33が面内方向に収縮して、図5に示すように、圧電
素子30が設けられているミラー要素20の外縁部は、
ミラー基板11とは離れる方向(図中上方向)に変形す
る。また、圧電素子30が設けられていないミラー要素
20の中央部は、外縁部とは反対にミラー基板11の凹
部12側(図中下方向)に変形される。すなわち、ミラ
ー要素20が変形することにより略凹面鏡として作用
し、入射光の変調効率を向上することができる。
【0062】また、このような本実施形態の光変調デバ
イス10は、例えば、図6に示すように、ミラー要素2
0に相対向する位置に、遮光ドットアレイ100を具備
する。この遮光ドットアレイ100は、例えば、ガラス
等の透明基板からなり、各ミラー要素に対向して遮光ド
ット101が設けられている。この遮光ドット101
は、光吸収材料からなり、例えば、樹脂に分散されたカ
ーボンブラック、黒色顔料、黒色染料等が挙げられる。
また、遮光ドットアレイ100は、各遮光ドット101
が変形したミラー要素20の焦点近傍に設けられてい
る。
【0063】このような構成では、圧電素子30に電圧
が印加されていない状態では、入射光70がミラー要素
20の反射膜である下電極膜32に対して略直角に入射
されるため、入射光70は入射光路と略同一光路で出射
される。一方、圧電素子30に電圧が印加された状態で
はミラー要素20が変形されて略凹面鏡となるため、反
射された後には変形したミラー要素20の焦点方向に集
光される。本実施形態では、上述のように遮光ドット1
01が変形したミラー要素20の焦点近傍に設けられて
いるため、入射光70は反射された後、遮光ドット10
1に集光されて入射方向にもどることはない。すなわ
ち、このような光変調デバイス10を表示装置等に用い
た場合、圧電素子30に電圧を印加する、しないによっ
て、入射光70のON、OFFの制御を容易に行うこと
ができる。なお、上述した例では、圧電素子30が変形
しない場合がON、変形した場合がOFFとなるが、勿
論、これと逆になるように設定することもできる。
【0064】以上のように、本実施形態では、ミラー要
素20をその中心を挟んで相対向する外縁部の二点の支
持部20a,20bによってミラー基板11上に支持す
るようにしたので、片持ち梁形状のミラー要素と比較し
て、より大きな曲率変化が得られる。また、圧電素子3
0をミラー要素20の外縁部のみに設けるようにしたの
で、圧電素子30の駆動の際に、圧電素子30以外の領
域のミラー要素20が圧電素子30とは反対側に変位
し、ミラー要素20全体が凹面として作用するため集光
性能が向上する。さらに、各ミラー要素20に設けられ
る圧電素子30が比較的小さくて済むため、消費電力を
抑えることができる。
【0065】なお、本実施形態では、ミラー要素20を
一方の相対向する角部でミラー基板11上に支持するよ
うにしたが、これに限定されず、ミラー要素20の中心
を挟んで相対向する二点であれば、外縁部の何れの二点
で支持するようにしてもよい。
【0066】(実施形態2)図7は、実施形態2に係る
光変調デバイスを示す図である。なお、図7(a)は、
光変調デバイスの要部を示す上面図であり、図7(b)
は、そのC−C’断面図であり、図7(c)は、D−
D’断面図である。
【0067】本実施形態は、図7に示すように、上電極
膜34をミラー要素20Aの全面に設け、この上電極膜
34が光を反射する反射膜を兼ねるようにした例であ
る。
【0068】すなわち、本実施形態では、圧電素子30
を構成する上電極膜34が、ミラー要素20A上の圧電
体層33及び弾性板31に対向する領域に亘って全面に
形成されている。一方、下電極膜32は配線引き出し部
以外は圧電体層33内に存在するようにして、ミラー要
素20Aの圧電素子30以外の部分は弾性板31及び上
電極膜34のみで形成するようにし、ミラー要素20A
の曲率変化を大きくするようにしている。また、下電極
膜32の端面が圧電体層33によって覆われるようにし
て、下電極膜32と上電極膜34との短絡を防止してい
る。なお、その他の構造は、実施形態1と同様である。
【0069】このような構成では、ミラー要素20A全
体を反射膜を兼ねる上電極膜34が覆っているため、光
の反射率を向上すると共に、信頼性を向上することがで
きる。
【0070】また、上電極膜34は、上述した構成で
は、圧電体層33をパターニングして焼成後に設けられ
るので、高温等に弱い材料あっても用いることができ
る。すなわち、上電極膜34としては、アルミニウム
(Al)等の比較的剛性の低い材料を使うことができる
ため、この上電極膜34をミラー要素の全面に設けるこ
とにより、例えば、白金からなる下電極膜32を全面に
設けるよりも、ミラー要素の剛性を低下させることがで
き、曲率変化を大きくすることができる。
【0071】さらに、本実施形態では、下電極膜32の
端面が圧電体層33で覆われているため、上電極膜34
をミラー要素の全面に設けても下電極膜32との間で短
絡することがない。
【0072】(実施形態3)図8は、実施形態3に係る
光変調デバイスの要部を示す上面図である。
【0073】本実施形態は、図8に示すように、ミラー
要素20Bの表面を略楕円形状とした以外は、実施形態
1と同様である。
【0074】すなわち、ミラー要素20Bは、略楕円形
状を有すると共に、その外縁部のみに圧電素子30が設
けられている。また、本実施形態では、ミラー要素20
Bは、その面方向の長さが最も短い部分の外縁部が支持
部20a,20bによってミラー基板11上に支持され
ている。
【0075】ここで、本実施形態のように、ミラー要素
20Bを楕円形状等の面方向の長さが異なる表面形状と
する場合には、支持部間の長さaが支持部間の方向とは
略直交する方向の長さbよりも短くなるような位置に、
支持部を設けることが好ましい。
【0076】このような構成とすることにより、圧電素
子30の駆動によるミラー要素20の変形量をさらに向
上することができる。また、勿論、実施形態1と同様の
効果も得ることができる。
【0077】(他の実施形態)以上、本発明の各実施形
態を説明したが、本発明の光変調デバイスは上述した実
施形態に限定されるものではない。
【0078】例えば、上述の実施形態では、圧電素子3
0をミラー要素の外縁部のみに形成するようにしたが、
これに限定されず、勿論ミラー要素20の全面に設ける
ようにしてもよい。
【0079】また、例えば、上述の実施形態1では、ミ
ラー要素20の圧電体能動部30a以外の領域は、弾性
板31及び下電極膜32で構成されているが、これに限
定されず、例えば、弾性板31を除去して下電極膜32
のみで構成するようにしてもよい。何れにしても、ミラ
ー要素20の圧電体能動部30a以外の領域の膜厚をで
きるだけ薄くすることにより、さらに変形量を増加させ
ることができる。
【0080】また、例えば、上述の実施形態では、ミラ
ー要素の各ミラー要素に対応する領域に凹部12を設
け、犠牲層60を用いてこの凹部12に対向する領域に
ミラー要素20を形成することにより、各ミラー要素2
0を二点で支持するようにしたが、これに限定されず、
例えば、ミラー基板11上に各ミラー要素20を形成
後、ミラー要素20とは反対側からミラー基板11をエ
ッチング等により除去して、各ミラー要素20を二点で
支持するようにしてもよい。
【0081】以上説明した各構成の本発明の光変調デバ
イスは、例えば、表示装置の一部として用いられる。
【0082】図9及び図10には本発明の光変調デバイ
スを用いた表示装置の一例を示す。なお、図9及び図1
0は表示装置を構成する光学系の概略断面図であり、レ
ンズ、光変調デバイス等は大幅に簡略化して描いてあ
る。
【0083】図9に示す表示装置は、光源であるメタル
ハライドランプ210及び放射面形状のリフレクタ21
1と、このメタルハライドランプ210からの光を光変
調デバイス10に入射させるハーフミラー220と、光
変調デバイス10からの出射光を結像する投影レンズ2
30と、投影レンズ230により結像された像を表示す
るスクリーン240とを具備する。
【0084】かかる表示装置では、光源であるメタルハ
ライドランプ210を有し、メタルハライドランプ21
0から出た光は、リフレクタ211で反射されて略平行
な光となってハーフミラー220に入射し、ハーフミラ
ー220で反射されて光変調デバイス10に入射され
る。なお、ハーフミラー220はキューブ型のハーフプ
リズムとしてもよい。
【0085】光変調デバイス10を構成するミラー要素
20のうちで、駆動素子50を介して駆動されて変形し
ているミラー要素20は凹面鏡として働き、この変形し
たミラー要素20に入射した光は反射されて遮光ドット
101に向かって集光され、ハーフミラー220方向に
は戻らない。一方、変形していないミラー要素20に入
射した光は反射されて、投影レンズ230によって像面
であるスクリーン240上に結像される。
【0086】以上のような光学系の構成によって、光変
調デバイス10を構成する各ミラー要素20がスクリー
ン240上の画素に対応し、ミラー要素20のON,O
FF、すなわち、変形していない、変形しているによっ
てスクリーン240上の表示画像を変化させることがで
きる。
【0087】なお、スクリーン240としては反射型の
スクリーンあるいは透過性型のスクリーンを用いること
ができる。
【0088】また、図9で示した光学系では、光源21
0から放出された光のうち、ハーフミラー220でその
約半分だけが光変調デバイス10を照明し、残りの半分
はハーフミラー220を透過して無駄な光となる。さら
に、光変調デバイス10で反射した光のうちその半分だ
けがハーフミラー220を透過して投影レンズ230へ
向かう。すなわち、光源から出てスクリーン240に到
達する光は、途中でのロスがないとして理想的に見積も
っても光源210から出た光の1/4程度に減衰してい
る。
【0089】図10に示す表示装置では、ハーフミラー
220の代わりに、3つの偏光ビームスプリッタ22
1、222及び224を用いることにより、光源から放
射されるエネルギを原理的にロスなくスクリーン240
に導くようにしている。
【0090】図示するように、光源であるメタルハライ
ドランプ210から出た光は、放物面形状のリフレクタ
211で反射され略平行な光に変換され、第1の偏光ビ
ームスプリッタ221に入射する。以下、偏光ビームス
プリッタ221はP偏光は透過し、S偏光は反射するも
のとする。
【0091】光源210からでた光は、その振動方向が
ランダムな方向を向いている自然光なので、そのうちの
P偏光成分(図中pで示す)は第1の偏光ビームスプリ
ッタ221を透過し、S偏光成分(図中sで参照)は反
射される。この反射されたS偏光成分の光は隣接する第
2の偏光ビームスプリッタ222に入射し、そこで反射
されて第2の偏光ビームスプリッタ222をS偏光とし
て出射する。一方、第1の偏光ビームスプリッタ221
を透過したP偏光は、第1のビームスプリッタ221の
出射面に設けられた1/2波長板223によってS偏光
に変換される。したがって、第3の偏光ビームスプリッ
タ224に入射される光はS偏光に揃っている。
【0092】S偏光として第3の偏光ビームスプリッタ
224に入射された光は、全て光変調デバイス10の方
向へ反射されるが、第3の偏光ビームスプリッタ224
の光変調デバイス10側の面に設けられた1/4波長板
225によって円偏光に変換されて光変調デバイス10
に入射される。
【0093】光変調デバイス10を構成するミラー要素
20の反射膜で反射した光は、入射光の円偏光とは反対
方向に偏光する円偏光となり、1/4波長板225で今
度はP偏光となって第3のビームスプリッタ224に入
射される。このP偏光は第3のビームスプリッタ224
で反射されることなく原理的には全て透過されて投影レ
ンズ230に到達する。
【0094】以上述べたように、光源から出た光の振動
方向を揃えることによって、ハーフミラーを用いた場合
のような光のロスがなく、光源から放射されるエネルギ
を原理的にロスなくスクリーンに導くことができる。す
なわち、明るい表示が可能な表示装置を構成することが
できる。
【0095】なお、以上の説明では表示装置としては一
枚の光変調デバイスを用いた表示装置を説明したが、従
来から知られているように、3枚の光変調デバイスを用
い、それぞれの光変調デバイスが赤、緑、青それぞれの
光を変調し、その変調光を色合成して投写するカラー表
示装置としても本発明を用いることができることはいう
までもない。
【0096】
【発明の効果】以上説明したように、本発明ではミラー
要素をその中心を挟んで面内方向に沿って相対向する外
縁部の二点の支持部で基板に支持するようにしたので、
外縁部の他の部分が自由端となっており、圧電素子の駆
動による変形量を向上することができる。また、圧電素
子をミラー要素の外縁部のみに設けることにより、ミラ
ー要素の圧電体能動部の部分の変形方向と、それ以外の
部分の変形方向とが反対方向となるため、より大きな曲
率変化が得られると共に集光性能を向上することができ
る。さらには、各ミラー要素の圧電素子が比較的小さく
て済むため、消費電力を抑えることができるという効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る光変調デバイスの概
略を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施形態1に係る光変調デバイスの要
部上面図及び断面図である。
【図3】本発明の実施形態1に係る光変調デバイスの製
造方法を示す断面図である。
【図4】本発明の実施形態1に係る光変調デバイスの製
造方法を示す断面図である。
【図5】本発明の実施形態1に係る光変調デバイスの変
形状態を示す概略断面図である。
【図6】本発明の実施形態1に係る光変調デバイスの光
学系の概略断面図である。
【図7】本発明の実施形態2に係る光変調デバイスの要
部上面図及び断面図である。
【図8】本発明の実施形態3に係る光変調デバイスの要
部を示す上面図である。
【図9】本発明に係る光変調デバイスを用いた表示装置
を構成する光学系の概略断面図である。
【図10】本発明に係る光変調デバイスを用いた表示装
置を構成する光学系の概略断面図である。
【符号の説明】
10 光変調デバイス 11 ミラー基板 12 凹部 20,20A,20B ミラー要素 20a,20b 支持部 30 圧電素子 30a 圧電体能動部 31 弾性板 32 下電極膜 33 圧電体層 34 上電極膜

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電体層及びこれを挟持する一対の電極
    からなる圧電素子を有すると共に光を反射するミラー膜
    構造を有するミラー要素と、該ミラー要素に対応して設
    けられた駆動素子とを有する光変調デバイスにおいて、 前記ミラー要素は、当該ミラー要素の中心を挟んで面内
    方向に沿って相対向する外縁部の二点の支持部で基板に
    支持されていることを特徴とする光変調デバイス。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記ミラー要素の支
    持部間の長さは、当該支持部間の方向とは略直交する方
    向の長さよりも短いことを特徴とする光変調デバイス。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記ミラー要
    素を構成する前記圧電素子が、当該ミラー要素の外縁部
    のみに設けられていることを特徴とする光変調デバイ
    ス。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記ミラー要素は、
    前記圧電素子の前記圧電体層に電圧を印加することによ
    り、前記圧電素子が前記支持部を支点として当該基板と
    は反対側に変形されると共に前記圧電素子以外の部分が
    前記基板側に変形されることを特徴とする光変調デバイ
    ス。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4において、前記圧電素子
    の実質的な駆動部である圧電体能動部の表面積が前記ミ
    ラー要素の表面積の5〜50%であることを特徴とする
    光変調デバイス。
  6. 【請求項6】 請求項3〜5の何れかにおいて、前記ミ
    ラー要素の前記圧電素子の実質的な駆動部である圧電体
    能動部以外の領域が、少なくとも前記下電極からなるこ
    とを特徴とする光変調デバイス。
  7. 【請求項7】 請求項3〜5の何れかにおいて、前記ミ
    ラー要素の前記圧電素子の実質的な駆動部である圧電体
    能動部以外の領域が、前記上電極と前記弾性板とからな
    ることを特徴とする光変調デバイス。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記下電極は、配線
    引き出し部以外は前記圧電素子を構成する前記圧電体層
    に覆われていることを特徴とする光変調デバイス。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8の何れかにおいて、前記基
    板の前記各ミラー要素に対応する領域に凹部が設けられ
    ており、前記ミラー要素が前記基板の凹部を塞ぐように
    設けられると共に最終的に除去される犠牲層上に形成さ
    れた薄膜で構成されていることを特徴とする光変調デバ
    イス。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9の何れかにおいて、前記
    圧電素子は前記基板側に弾性板を有することを特徴とす
    る光変調デバイス。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10の何れかにおいて、前
    記圧電素子は前記基板とは反対側の面に前記ミラー膜構
    造を有することを特徴とする光変調デバイス。
  12. 【請求項12】 請求項1〜11の何れかの光変調デバ
    イスと、光源と、この光源からの光を前記光変調デバイ
    スに入射すると共に当該光変調デバイスの前記圧電素子
    の駆動時又は非駆動時の何れか一方の反射光のみを出射
    する光学系とを具備することを特徴とする表示装置。
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