JP2001097755A - 無機系建材並びにその製造法 - Google Patents

無機系建材並びにその製造法

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JP2001097755A
JP2001097755A JP28088699A JP28088699A JP2001097755A JP 2001097755 A JP2001097755 A JP 2001097755A JP 28088699 A JP28088699 A JP 28088699A JP 28088699 A JP28088699 A JP 28088699A JP 2001097755 A JP2001097755 A JP 2001097755A
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water
sheet
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Rikuo Himeno
陸男 姫野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】可撓性、耐久性を有する無機系建材並びにその
製法の提供。灰を成分として含有する軽量性、遮音性、
断熱性及び防・耐火性などの性能を備え得る建材並びに
製造法の提供。 【解決手段】水硬化性無機質材、樹脂材及び水を含有す
る組成物をシート状に成形した後、除湿により乾燥固化
させることを特徴とする建材の製造方法。水硬化性無機
質材、樹脂材及び水を含有する組成物によりシート状に
成形されたシート状成形物を除湿により乾燥させて得ら
れる建材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、壁面、床面並びに
天井面等に用いることのできるシート状の建材並びにそ
の製造方法に関する。より詳細には、本発明は、健康面
において安全性の高い無機質素材を主成分とする可撓性
のシート状建材であって、また表面を化粧仕上げするこ
とによって所望の意匠や性能を付すことのできる建材に
関する。また、近年焼却灰や火山灰の廃棄処理が問題と
なっているが、本発明は、無機質素材としてかかる灰を
利用することによって当該廃棄物の有効利用を図るとと
もに、遮音性、断熱性(蓄熱性)並びに軽量性などとい
った所望の性能を備え得る建材に関する。
【0002】なお、本発明でシート又はシート状成形物
とは、厚さ、硬さ(剛性)及び寸法等の程度を問わず一
般に当業界でクロス、シート、ボード、パネル等と称さ
れる板状(薄板状)物を全て包含する趣旨で用いられ
る。
【0003】
【従来の技術】近年、健康並びに環境保全に対する意識
の向上から、床材、壁材(内装、外装)、天井材、屋根
材などの建築材料からシックハウス病の原因源やダイオ
キシンの発生源となる有機系材料が排除される傾向にあ
り、また十年保証住宅性能保証制度並びに平成12年の
住宅性能表示制度の導入に先だって、遮音性、省エネル
ギー性(断熱性、蓄熱性)、耐久性、防・耐火性、採光
・換気性などの種々の性能を備えた建築材料が求められ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の第1の目的
は、主として無機質材から構成される安全性の高いシー
ト状の建材であって、可撓性並びに寸法安定性を備える
ことによってひび割れや変形等の不都合を生じることな
く住宅家屋の動きに追従できる、耐久性に優れた建材を
提供することである。
【0005】本発明の第2の目的は、近年廃棄が問題と
なっている灰の有効利用法を提供することであり、具体
的には、上記建材の材料として灰を用いることによっ
て、可撓性、寸法安定性及び耐久性に加えて、軽量性、
遮音性、断熱性または防・耐火性などの所望の性能を備
え得る建材を提供することである。
【0006】本発明の第3の目的は、塩化ビニル樹脂製
といった、従来主流の有機系の床材に代わる、環境に優
しい無機系の床材を提供することである。
【0007】本発明の第4の目的は、上記建材の製造方
法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】従来からセメント等の水
硬化性無機質材から調製される製品(水硬化物)は、耐
久性、耐候性等に優れていることが知られている。しか
しながら、それらの素材を利用して上記機能を損なわ
ず、可撓性、寸法安定性、耐ひび割れ性等のあるシート
状物を作成することはあまり試みられていない。
【0009】本発明者は、かかる水硬化性無機質材を利
用して、耐久性、可撓性、寸法安定性(保形性)、耐衝
撃性、耐ひび割れ性、耐候性又は軽量性等の性質を有す
るシート状物、すなわち建材としての機能を十分に発揮
し得るシート状物を開発すべく鋭意研究を重ねていたと
ころ、水硬化性無機質材、樹脂材並びに必要に応じて骨
材などの無機質フィラー材と水を混合してなる組成物を
シート状に成形した後、除湿によって乾燥固化させるこ
とにより、上記所望の機能を備えたシート状成形物が調
製できることを見出した。さらに、かかる製造方法によ
れば、収縮クラックや反りなどの欠陥を有する不良品が
殆ど発生することなく、極めて品質の高い製品が安定し
て製造できることを確認した。
【0010】一方、現在、都市や家庭から産出されるご
みや下水汚泥などを焼却してできる焼却灰が年々増加し
ており、これを受け入れる処分場の確保や処理コストの
増大が社会的な問題となっている。また火山から噴出さ
れる火山灰も、その脆弱性や崩壊性などから有効利用の
方法がなく、その処理が問題となっている。
【0011】本発明者は、かかる焼却灰や火山灰の有効
利用を図る目的で、上記建材の配合成分としてかかる灰
を利用したところ、それらの脆弱性や崩壊性にもかかわ
らず、セメント等の水硬化性無機質と樹脂などの他の素
材成分とよく接着一体化させることができ、所望の強度
を発現するとともに、多孔性、耐火性、軽量性及び蓄熱
性といった灰の性質に基づいて、遮音性、断熱性、防・
耐火性または軽量性などの機能性に優れたシートが調製
できることを見出した。
【0012】本発明はかかる新たな知見に基づいて完成
されたものである。
【0013】すなわち、本発明は下記(1)または
(2)に示すシート状の建材の製造方法である: (1)水硬化性無機質材、樹脂材及び水を含有する組成
物をシート状に成形した後、除湿により乾燥固化させる
ことを特徴とする建材の製造方法。 (2)除湿乾燥を恒温下で行うことを特徴とする(1)
に記載の建材の製造方法。
【0014】また本発明は下記(3)〜(8)に示すシ
ート状の建材である; (3)水硬化性無機質材、樹脂材及び水を含有する組成
物からなるシート状成形物を除湿により乾燥固化して調
製され得る建材。 (4)上記(3)に記載の建材において、水硬化性無機
質材、樹脂材及び水を含有する組成物から調製されるシ
ート状成形物の表面が化粧加工されてなる建材。 (5)水硬化性無機質材、樹脂材、並びに灰及び/又は
骨材を含有する組成物からなるシート状成形物であっ
て、加熱収縮率(JIS A 5705)が0.25%以下である
ことを特徴とする建材。 (6)基材の一面または両面に、水硬化性無機質材、樹
脂材、並びに灰及び/又は骨材を含有する組成物が積層
されてなるシート状成形物であって、加熱収縮率(JIS
A 5705)が0.25%以下であることを特徴とする建
材。 (7)組成物100重量部中に含まれる灰及び/または
骨材の量が10〜70重量%である請求項5又は6記載
の建材。 (8)床材として用いられる(3)乃至(7)のいずれ
かに記載の建材。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明は、水硬化性無機質材、樹
脂材及び水を含有する組成物をシート状に成形した後、
除湿により乾燥固化させることを特徴とする建材の製造
方法である。
【0016】本発明において水硬化性無機質材とは、そ
れ自体が水と反応して凝結ないしは硬化する、いわゆる
水硬化性を有するもの(水硬性成分)を広く包含するも
のであり、具体的にはセメント、水硬性石炭、水硬性ポ
ゾラン、シリカ及び製紙スラッジの焼却灰などを例示す
ることができる。これらは1種ないしは2種を任意に組
み合わせて用いることができる。好ましくはセメントで
ある。
【0017】セメントは、水硬性セメントであれば特に
その種類に制限されず、ケイ酸石灰質セメント(例えば
ポルトランドセメント、高炉セメント,シリカセメント
またはフライアッシュセメント等の混合セメント)、ア
ルミン酸石灰質セメント、ケイ酸アルミン酸石灰質セメ
ント、リン酸セメントなどを広く包含するものである。
好ましくはケイ酸石灰質セメントであり、中でも好まし
くはポルトランドセメントである。またポルトランドセ
メントには、普通ポルトランドセメント、早強ポルトラ
ンドセメント、超早強ポルトランドセメント、中庸熱ポ
ルトランドセメント、特殊ポルトランドセメントのいず
れもが包含され、その種の別を何ら問うものではない。
好ましくは普通ポルトランドセメントである。
【0018】なお、上記水硬化性無機質材は、骨材また
は灰などのフィラー成分と組み合わせて使用することが
できる。
【0019】本発明において用いられる骨材の種類は特
に制限されず、当業界で通常使用されるものが広く挙げ
られる。例えば珪砂,寒水砂,川砂等の天然骨材;陶磁
器片やガラス粒等の着色骨材、パーライト,バーミキュ
ライト,シラス球等の軽量骨材、及び汚泥焼成骨材など
の再生骨材等の人工骨材を挙げることができる。但し、
これらに限定されることはなく、骨材と同様な機能を担
う骨材相当物を使用することもできる。またこれらの骨
材は、一種単独で使用してもまた2種以上を任意に組み
合わせて用いてもよい。
【0020】また本発明において用いられる灰には、ゴ
ミ(一般ゴミ、都市ゴミ)、製紙スラッジ、汚泥(下水
汚泥を含む)などの各種焼却灰、火力発電所などによっ
て産出される石炭灰(フライアッシュ、クリンアッシ
ュ)、練炭の灰、各種火山灰などが広く包含される。
【0021】骨材または灰は、水硬化性無機質材のフィ
ラー成分として、それぞれ単独で使用しても、また両者
を相互に混合して用いることもできる。またその混合割
合は特に制限されない。
【0022】水硬化性無機質材と骨材又は灰などのフィ
ラー成分の配合割合は特に制限されず、水硬化性成分の
種類や目的に応じて適宜選択調整することができる。具
体的には、例えば水硬化性無機質100重量部に対する
フィラー成分の配合割合として10〜400重量部程
度、10〜200重量部程度、10〜100重量部程
度、10〜60重量部程度の割合を挙げることができ
る。好ましくは、シート状成形物を構成する組成物10
0重量部(固形分)に含まれるフィラー成分の割合が1
0〜70重量部、好適には30〜70重量部となるよう
な範囲であり、かかる範囲で適宜調製することができ
る。なお、焼却灰や火山灰等の灰成分の場合は、灰がシ
ート状成形物中に50重量部以上、好ましくは50〜7
0重量部の割合で含まれるように調製するのが好まし
い。
【0023】なお、必要に応じて、水硬化性無機質材に
一般に当業界で用いられる混和材、特にセメントに配合
して用いられる混和材(例えば、フライアッシュ、シリ
カフューム、ポゾラン、高炉スラグ、ケイ酸質微粉末、
鉱物質微粉末など)を配合することもできる。
【0024】本発明で用いられる樹脂材は、上記水硬化
性無機質材と混和性があり、弾力性及び耐水性を有する
ものであればよい。好ましくは更に耐候性を備えるもの
である。例えばセメントと混和性のある樹脂材には、制
限はされないが、ポリアクリル系、ポリオレフィン系、
ウレタン系、ネオプレン系、酢酸ビニル系、スチレンブ
タジエン系等のポリマーが含まれる。これらのポリマー
成分は上記性質を有するものであれば、その分子量、重
合度、粘度等を特に制限するものではなく、上記性質を
備えるように適宜選択して用いることができる。またこ
れらは1種単独で、または2種以上を任意に組み合わせ
て用いることができる。また無機質材に配合される樹脂
材の形態は特に制限されず、水性ポリマーディスパージ
ョン、再乳化形粉末樹脂、液状ポリマーのいずれの形態
であってもよい。
【0025】好ましい樹脂材としてはゴム又は合成樹脂
からなるものを挙げることができ、これらは好適にはゴ
ムエマルジョン(ラテックス)又は樹脂エマルジョンの
形態で用いられる。好ましくは樹脂エマルジョンであ
る。
【0026】本発明で用いられる樹脂エマルジョンとし
ては、本発明で得られるシート状の建材が所望の可撓性
(弾力性)、寸法安定性、耐衝撃性、耐ひび割れ性を有
し、より好ましくは更に耐候性を備えるものであれば、
特に制限されない。例えば、樹脂エマルジョンにはアク
リル系エマルジョン、酢酸ビニル系エマルジョン、塩化
ビニリデン系エマルジョン、塩化ビニル系エマルジョ
ン、SBR系エマルジョン、エポキシ系エマルジョン等
が含まれる。なお、これらの樹脂の分子量や重合度等
は、得られる建材シートが上記特性を有するものであれ
ば特に制限されず、適宜選択することができる。これら
の樹脂エマルジョンは、1種単独で用いてもまた必要に
応じて2種以上を任意に組み合わせて使用することもで
きる。
【0027】アクリル系エマルジョンは、アクリル酸又
はアクリル酸エステルを主成分とするものであればよ
く、例えばメタクリル酸メチルとの共重合体、アクリル
/スチレン系エマルジョン、アクリル/酢酸ビニル系エ
マルジョン等が含まれる。酢酸ビニル系ポリマー成分と
しては、酢酸ビニル単独重合体エマルジョン、バーサチ
ック酢酸ビニル(ベオバ)やエチレンとの共重合体等が
含まれる。塩化ビニリデン系ポリマー成分としては、塩
化ビニリデンと塩化ビニルとの共重合体エマルジョンが
含まれる。塩化ビニル系ポリマー成分には塩化ビニルと
酢酸ビニルとの共重合体エマルジョンが含まれる。
【0028】樹脂エマルジョンとして好ましくはアクリ
ル系エマルジョンを挙げることができる。これには、好
適なものとしてアニオン性のアクリル系エマルジョンが
含まれる。尚、かかるアクリル系エマルジョンとして、
簡便には市販のエマルジョンを使用することもできる。
【0029】本発明で用いられる樹脂材は、その粘度、
pH、不揮発分含量(固形含量)等によって制限される
ものではない。例えば1500〜3500cps、20
00〜3000cps又は2200〜2800cpsの
範囲の粘度を有するように調整されたポリマー成分(粘
度測定条件:BM型、ローター#2使用、12rpm/2
5℃);またpH7〜10又はpH8〜9のpH範囲に
あるポリマー成分;不揮発分(固形分)を20〜80重
量%、30〜70重量%、30〜60重量%又は50〜
60重量%の含量範囲で含むポリマー成分のいずれもが
本発明で用いられる樹脂材に包含される。また、本発明
においては樹脂材として吸水性ポリマーも用いることも
できる。
【0030】水硬化性無機質材に対する樹脂材の配合割
合は、制限されることはなく、使用する樹脂材や水硬化
性無機質の種類、またはフィラーの配合割合等に応じて
適宜選択調整することができる。制限はされないが、樹
脂材(固形換算)の配合割合として、水硬化性無機質1
00重量部に対して10〜200重量部、好ましくは1
0〜150重量部、好ましくは15〜100重量部、よ
り好ましくは20〜80重量部、さらに好ましくは20
〜40重量部の割合を挙げることができる。
【0031】なお、本発明で用いる組成物には、本発明
の効果を損なわない限り、上記成分に加えて他の成分を
配合してもよく、例えばベントナイト、珪藻土、酸性白
土、カオリン、イソライト、ゼオライト等の無機充填
材;アルミニウムステアレート、メチルセルロース、ポ
リビニルアルコール、ケイ酸系、カゼイン酸ソーダ等、
建築用吹付材や塗料などに一般に使用される増粘剤やシ
ックナー;リグニン系、ナフタレン系、メラニン系、カ
ルボン酸系などの一般にセメントに使用される減水剤又
は流動化剤;群青、酸化チタン、酸化鉄、亜鉛華、セラ
ミック顔料等の各種顔料;炭素粉末等の電磁波吸収材;
水酸化カルシウムや炭酸カルシウム等、その他の添加剤
を挙げることができる。
【0032】本発明の建材は、上記水硬化性無機質材、
樹脂材及び必要に応じて骨材や灰などのフィラー材等を
水とともに混練りしてペースト状ないしはスラリー状に
調製した後、シート状に成形し、次いで除湿により乾燥
固化することによって調製できる。
【0033】各成分の混練り方法は、特に制限されない
が、万能混合機、ニーダ、強制練りミキサーなどの各種
機械を利用して各成分が十分に混合するように混ぜるこ
とが好ましい。
【0034】除湿は、上記シート状成形物を除湿環境
下、言い換えれば低湿度に調節された雰囲気下に置くこ
とによって実施できる。具体的には、かかる除湿乾燥
は、シート状成形物を配置した空間に、適度に循環・対
流するように、低湿(乾燥)空気を送給することにより
実施することができる。
【0035】除湿条件としては、シート状成形物を配置
した空間が低湿度状態になるような条件、また低湿度状
態を維持するような条件であれば特に制限されない。こ
のような除湿条件は、簡便には、一般の除湿機を使用す
ることによって達成することができる。
【0036】また、かかる除湿乾燥は恒温条件下で行う
ことが望ましい。恒温条件下であれば、その温度を特に
問うものではないが、通常16〜30℃、好ましくは1
8〜28℃、より好ましくは22〜26℃の範囲で行な
われることが望ましい。
【0037】乾燥方法として、上記除湿乾燥を採用する
ことにより、0.5〜50mm、1〜20mm、1〜1
0mm、2〜5mm、並びに3〜5mm等の任意の厚さ
をもって成形されたシート状成形物が、収縮クラックや
反り、ひび割れ、剥離などの欠陥を生じることなく、ま
た所望の強度と可撓性を備えて常に一定の質で安定して
調製することができる。
【0038】その理由は定かではないが、次のように推
定される。すなわち、従来の加熱乾燥、天日乾燥並びに
送風乾燥などの乾燥方法では、シート状成形物の表面部
分が先に乾燥してしまい、表面部と内層部との収縮度の
違いにより収縮クラックや反りが発生する。また表面部
の乾燥により内部からの水の出口が塞がれて、成形物の
内層部に留まっている水分が非常に出にくい状態とな
る。このため乾燥効率が低下し、乾燥に長時間要する結
果、一層表面部と内層部との収縮度の違いがより顕著に
なり、クラックや反りの現象が助長される。それに対し
て、本発明の除湿乾燥方法によれば、シート状成形物に
除湿乾燥した空気が順次送給されることによって、該成
形物の表面上に浸みだした水分が該乾燥空気によって自
然に気化・蒸発し、それとともに、毛細管現象によって
シート状成形物の内層部の水分が連続的に効率よく表面
部まで移動し、表面部で乾燥空気によって気化・蒸発す
る。本発明の除湿乾燥方法によれば、この一連の流れが
繰り返される結果、適度に濡れた状態で徐々に乾燥が進
行するため、一定の厚さを有するシート状成形物であっ
ても、反りやクラックなどの不都合を生じることがな
い。またシート状成形物の表面部及び内層部において、
均一に適度に濡れた状態で徐々に乾燥が進行するため、
水硬化性無機質の水和凝固反応並びに樹脂材成分の架橋
反応も十分且つ均質に進行し、緻密且つ均質な内部組織
が構成されるものと考えられる。
【0039】後述するように、本発明のシート状建材
は、主として無機質素材から構成されるにも関わらず、
寸法安定性(保形性)、可撓性、耐衝撃性、耐ひび割れ
性など、建材として要求される機能を十分備えるもので
あるが、それは当該シート状成形物が前述するように緻
密かつ均質な内部組織構造を備えていることによるもの
と推定される。
【0040】なお、除湿乾燥に必要な時間は、シート状
成形物に使用する水硬化性無機質材の種類やシートの厚
さによっても異なり、一概にいえないが、水硬化性無機
質材としてセメントを用いた場合、厚さ3〜5mm程度
のシート状成形物であれば、通常6〜24時間程度で乾
燥固化させることができる。
【0041】上述する水硬化性無機質材、樹脂材及び
水、並びに必要に応じて骨材や灰などのフィラー成分を
含有する組成物は、基材に塗布、含浸若しくは積層し
て、次いで除湿乾燥することによって、該基材と一体化
成形することもできる。これにより、該組成物を構成す
る成分が一体となって基材に強固に付着・結着し、曲げ
強度、引張り強度、寸法安定性または耐クラッキング等
に優れたシート状成形物が調製できる。
【0042】従って、本発明の建材には、固形成分とし
て水硬化性無機質材及び樹脂材(必要に応じて、更にフ
ィラー成分)を主成分とする上記組成物(以下、被覆組
成物ともいう)が基材に被覆されてなる積層体が包含さ
れる。なお、積層の態様は特に制限されず、基材の一面
に上記被覆組成物が積層されてなるもの並びに基材両面
に被覆組成物が積層されてなるもののいずれであっても
よい。
【0043】本発明で用いられる基材は、一般に建築材
料に使用されるものであれば特に制限されず、使用目的
に応じて、紙、各種繊維からなる不織布または織布(以
下、繊維質シートという)、及び各種ボード等から適宜
選択することができる。
【0044】紙としては、和紙、洋紙(上質紙、中質
紙)、クラフト紙、薄葉紙、裏打紙、樹脂含浸紙等、い
ずれのものをも用いることができる。好ましくは、難燃
処理を施した紙であって壁紙の施工に適したもの、例え
ば難燃性裏打紙や不燃紙等である。
【0045】繊維質シートとしては、例えば天然繊維;
ガラス繊維;またはポリプロピレン、アクリル、ナイロ
ン、ポリエステル、ポリアミド、ビニロン等の合成繊維
などを構成素材として得られる多孔性の織布や不織布、
編み物等を挙げることができる。なお、上記素材は、1
種単独で用いられても、また2種以上を任意で組み合わ
せて用いることもできる。
【0046】ボードとしては、通常建築用の内装(室内
の壁や天井等)に用いられるボードを広く用いることが
できる。具体的には、木質板、合板、中密度繊維板、プ
ラスチック板、セメントモルタル、コンクリート板、P
Cパネル、ALCパネル、石綿スレート、石膏ボード、
パーティクルボード、発泡セメントボード、木片セメン
ト板、ケイ酸カルシウムボードなどを例示することがで
きる。好ましくは、石膏ボード、石膏パーティクルボー
ド、木質板、中密度繊維板、プラスチック板等である。
【0047】なお、これらの基材の大きさや形状は、建
材の用途並びに適用する対象に応じて適宜選択すること
ができる。
【0048】基材への被覆組成物の塗布、含浸ないしは
積層方法は、特に制限されず、ナイフコーター、ロール
コーター、スプレー、フローコーター、ディッピング等
の方法を挙げることができる。
【0049】このようにして得られる本発明のシート状
成形物は、後述する実験例からわかるように、へこみ量
が20℃で0.25mm以上、45℃で1.20mm以下
(JISA 1454の6.5);残留へこみ率が8.0%以下(JI
S A 1454の6.6);加熱による長さ変化率が流れ方向及
び幅方向ともに0.25%以下、好ましくは0.15%
以下、より好ましくは0.1%以下(JIS A 1454の6.
7);加熱減量率が0.5%以下(JIS A 1454の6.9)の
特性を備えており、汚染性(JIS A 1454の6.10)におい
ても著しい色・光沢の変化及び膨れを生じないものであ
る。
【0050】本発明の建材は、前述するように水硬化性
無機質材、樹脂材及び水(必要に応じて更にフィラー成
分)を含有する組成物から調製されるシート状成形物か
らなるものであっても、また前記被覆組成物が基材と一
体化成形された積層体であってもよく、さらにこれらの
シート状成形物並びに積層体の表面に化粧加工が施され
たものであってもよい。
【0051】かかる化粧加工としては、塗料や顔料など
による着色化、所望の印刷が施されていてもよい透明ま
たは半透明のシート・フィルムによる被覆・積層化、保
護シート・フィルム(保護層)による被覆・積層化、印
刷部を有する可撓性シート・フィルムによる被覆・積層
並びにその上から更に透明又は半透明のシート・フィル
ムが被覆・積層化されてなる化粧加工などが例示できる
が、これらに限定されることなく任意の加工処理(例え
ば、意匠仕上げ、耐汚性処理、耐摩耗性処理、耐薬品性
処理、防水性処理等)を施すことができる。
【0052】
【実施例】以下、本発明の内容を以下の実施例等を用い
て具体的に説明する。ただし、これらの実施例等は本発
明の一態様にすぎず、本発明はこれらの例に何ら限定さ
れるものではない。実施例1 基材として、ポリプロピレン熱圧着タイプ・スパンボン
ド不織布(坪量100g/m2(試験方法JIS L-1096)、厚
み0.5mm(試験方法JIS L-1085))を用いた。
【0053】下記の処方からなる水硬化性無機質材及び
樹脂材を下記の割合で混合してこの中に水を適量入れて
混練りして、ペースト状の被覆組成物を調製した。かか
る被覆組成物を上記シート基材の一表面に、被覆厚さが
4mmとなるように、ナイフコーターを用いて塗布施工
した。 <被覆組成物> (a)無機質材 普通ポルトランドセメント 100重量部 骨材 60重量部 (b)樹脂材 アクリル系樹脂エマルジョン 40重量部 [粘度1900±500cp(BM型,12rpm/25℃)、固形換算] 得られたシート状成形物を切断して450mm×450
mm四方のパネルとして、これを除湿された室温25℃
の低湿度恒温室内で20時間放置乾燥させ、本発明の建
材(パネル)を得た(20検体)。
【0054】(1) かくして得られた建材(パネル、2
0検体)は、いずれもクラック(欠け、ひび割れ)、剥
離、表面上の異常な凹凸などといった欠陥を生じていな
かった。
【0055】(2) 次いで、得られた20検体のパネル
について、加熱収縮試験(JIS A 1454の6.9)並びに上
反り試験(0℃及び20℃条件下で1ヶ月間放置)を行
った。加熱収縮試験の結果を表1に示す。なお、結果は
20検体における平均を示す。また比較例として市販の
塩化ビニル樹脂製の床材について同様に試験を行った結
果を併せて示す。
【0056】
【表1】
【0057】この値は床タイルに要求される収縮率0.
25%以下を遙かに下回る値であり、このことから本発
明の建材パネルは従来の塩化ビニル樹脂製の床材と同等
若しくはそれ以上の寸法安定性を備えていることが判明
した。
【0058】また上反り試験の結果、0℃及び20℃条
件下のいずれの場合も反りは認められず、この結果は本
発明のシート状成形物の保形性を保証するものであっ
た。
【0059】(3) 上記の1検体について、JIS A1
454(1998)の規格に従って、へこみ試験(20℃及び
45℃)(6.5)、残留へこみ試験(6.6)、加熱減量試
験(6.9)、及び汚染性試験(6.10)を行った。その結
果、本発明のパネルのへこみ量は20℃で0.25mm以
上、45℃で1.20mm以下;残留へこみ率は8.0%
以下;加熱減量率は0.5%以下であり、汚染性試験
(JIS A 1454の6.10)においても著しい色・光沢の変化
及び膨れは観察されなかった。
【0060】実施例2 下記の処方からなる各成分を混練りして調製した被覆組
成物を用いて、実施例1と同じ基材の一表面に厚さ2m
mとなるようにナイフコーターで塗布する以外は、実施
例1と同じ方法でシート状の建材を調製した。 <被覆組成物処方> 普通ポルトランドセメント 100重量部 アクリル−スチレン系樹脂エマルジョン 60重量部 [粘度1900±500cp(BM型,12rpm/25℃)、固形分換算] 灰 170重量部 水 適 量 かくして得られたシート状成形物は、いずれもクラック
や反りなどの欠陥がなく、また引張り試験においてかな
りの荷重まで耐えることができ、可撓性に優れていた。
また、灰を含有することによって軽量であり、遮音性、
断熱性に優れていた。
【0061】実施例3 下記の処方からなる原材料を混練りして調製した組成物
をパネルの型枠に充填してシート状成形物となし、これ
を除湿乾燥空気(除湿機設定条件、湿度55%)が循環
する25℃の恒温除湿室内で48時間乾燥させ、脱枠し
て本発明の建材(パネル)(厚さ:15mm(試験方法
JIS L-1085))を得た(450mm×450mm)。 <被覆組成物処方> 普通ポルトランドセメント 100重量部 アクリル−スチレン系樹脂エマルジョン 80重量部 [粘度1900±500cp(BM型,12rpm/25℃)、固形分54±2%] 灰 200重量部 微細骨材 20重量部 水 適 量 かくして得られた建材(パネル)は、いずれもクラック
や反りなどの欠陥がなく、また可撓性に優れていた。
【0062】実施例4 下記の処方からなる原材料に水を適量入れて混練りして
調製した被覆組成物を、合成繊維からなる不織布(坪量
100g/m2)一面に、厚さが5mmの範囲となるよ
うにナイフコーターを用いて塗布積層してシート状成形
物を調製し、これを湿度が60%に向くように自動調節
設定された除湿機を用いて低湿状態に維持された室温2
4℃の恒温除湿室内で12〜24時間放置して乾燥させ
た(20検体)。また比較例として、上記シート状成形
物に対して12〜24時間、送風することにより乾燥固
形した(温度・湿度未調整、強風送風)。 <被覆組成物処方> 普通ポルトランドセメント 100重量部 アクリル−スチレン系樹脂エマルジョン 30重量部 [粘度1900±500cp(BM型,12rpm/25℃)、固形換算] 骨材 70重量部 水 適 量
【0063】かくして得られた本発明の建材パネル(n=
20)及び比較例のパネル(n=20)について、被覆組成物
層の収縮クラック、パネルの反り具合を観察した。その
結果、本発明の建材は20検体の殆どにクラックや反り
などの欠陥が見られず、このことから本発明の方法によ
れば、粗悪品(欠陥品)の発生率が顕著に低く抑えら
れ、一定品質のものが安定して製造供給できることが判
明した。また、かかる方法で得られたパネルはいずれも
引張り強度試験においてかなりの荷重まで耐えることが
でき、また可撓性に優れていた。一方、比較例のパネル
は、20検体の4割以上にクラック若しくは反りなどの
欠陥部が認められ、また強度や可撓性においても各検体
にばらつきが見られた。
【0064】
【発明の効果】本発明の建材は、無機質材を主成分とす
るため、シックハウス病などの心配がなく健康面におい
て安全性の高いものであるとともに、可撓性及び寸法安
定性があるため家屋の揺れや動きに追従することがで
き、ひび割れや変形などが生じにくく耐久性に優れるも
のである。
【0065】また、本発明の建材は、鋸やカッター等に
よって容易に切断できるため、所定形状への加工が簡単
で、床材、天井材や壁材等の内装若しくは外装パネル/
クロス/シート/ボード等として用いることができる。
【0066】また本発明は、従来その利用に適当な方法
がなく廃棄されていた焼却灰や火山灰を有効利用した建
材である。当該建材は、水の存在下で灰等のフィラー成
分と水硬化性無機質材及び樹脂材とを混合一体化してシ
ート状に成形後、除湿乾燥することにより、焼結加工を
要することなく簡単に材料夫々を凝結固化することがで
き、灰そのものの性質に基づいて、軽量にして、遮音
性、断熱性又は防・耐火性に富んだシート状成形物が調
製できる。当該シート状成形物は、可撓性並びに寸法安
定性に加えて、適度な耐衝撃性、強度を有し、また耐候
性及び耐薬品性を備えるため天井材、屋根材、壁材(内
装、外装)、床材といった建築材料として有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C04B 24:26) C04B 24:26) G Fターム(参考) 4F100 AA01A AE01 AK01A AK07 AK12 AK25 AL01 AL05A BA02 CA24 DG15 EH46 EH462 GB08 HB00B JA03 JB12A JH01 JJ02 JK13 JK14 JL04 YY00 4G012 PA04 PA26 PB31 PC13 PC14 PC15 4G052 AB23

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水硬化性無機質材、樹脂材及び水を含有す
    る組成物をシート状に成形した後、除湿により乾燥固化
    させることを特徴とする建材の製造方法。
  2. 【請求項2】除湿乾燥を恒温下で行うことを特徴とする
    請求項1に記載の建材の製造方法。
  3. 【請求項3】水硬化性無機質材、樹脂材及び水を含有す
    る組成物からなるシート状成形物を除湿により乾燥固化
    して調製される建材。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の建材において、水硬化性
    無機質材、樹脂材及び水を含有する組成物から調製され
    るシート状成形物の表面が化粧加工されてなる建材。
  5. 【請求項5】水硬化性無機質材、樹脂材、並びに灰及び
    /又は骨材を含有する組成物からなるシート状成形物で
    あって、加熱収縮率(JIS A 5705)が0.25%以下で
    あることを特徴とする建材。
  6. 【請求項6】基材の一面または両面に、水硬化性無機質
    材、樹脂材、並びに灰及び/又は骨材を含有する組成物
    が積層されてなるシート状成形物であって、加熱収縮率
    (JIS A 5705)が0.25%以下であることを特徴とす
    る建材。
  7. 【請求項7】組成物100重量部中に含まれる灰及び/
    または骨材の量が10〜70重量%である請求項5又は
    6記載の建材。
  8. 【請求項8】床材として用いられる請求項3乃至7のい
    ずれかに記載の建材。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002362962A (ja) * 2001-06-08 2002-12-18 Kubota Corp 窯業系外壁材の製造方法
JP2007120159A (ja) * 2005-10-28 2007-05-17 Ehime Univ 断熱及び防音材
WO2022168888A1 (ja) * 2020-02-20 2022-08-11 株式会社オムラ 建築用板材及びその製造方法、建築用板材の耐久性を高める方法、並びに建築用板材の表面に模様などを固定化させる方法

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