JP2001097236A - トラクタの操舵装置 - Google Patents

トラクタの操舵装置

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JP2001097236A
JP2001097236A JP27544699A JP27544699A JP2001097236A JP 2001097236 A JP2001097236 A JP 2001097236A JP 27544699 A JP27544699 A JP 27544699A JP 27544699 A JP27544699 A JP 27544699A JP 2001097236 A JP2001097236 A JP 2001097236A
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wheels
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steering mode
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English (en)
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Yukinori Imai
征典 今井
Takashi Wakino
崇 脇野
Masato Nagai
真人 永井
Yasuhiro Miyauchi
康弘 宮内
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】トラクタの操舵モードの切替装置の改良。 【解決手段】複数の操舵モードの切替にあたり、操舵モ
ード切替スイッチがONすると、操舵モード切替中か否
かを判定し、切替中には、角度センサ26,26により
左・右前輪2,2及び左・右後輪3,3の操向角度を検
出する。次いで、検出角度が、直進状態である基準角度
0度から所定範囲の角度になったか否かを判定し、所定
角度の範囲になると、制御装置24の指令信号により、
流量制御弁23,23の流量を所定量減少側に絞り、ゆ
っくり車輪を回動操舵し、角度センサ25,25が左・
右前輪2,2及び左・右後輪3,3の操向基準角度0度
を検出すると、車輪の操舵回動を停止し、選択した操舵
モードへの切り替える。 【効果】左・右前輪2,2及び左・右後輪3,3の操向
角度が直進状態に近くなると、車輪の操舵速度が遅くな
り、車輪を直進状態に近いところで停止させて、操舵モ
ードの切替が完了するので、切替後の操舵モードの舵取
りを正確に行なうことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、トラクタの操舵
装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】左・右前輪を操舵する前輪操舵系、及
び、左・右後輪を操舵する後輪操舵系を有して、前輪操
舵モード,後輪操舵モード,前後輪操舵モードの複数の
操舵モードにより操舵可能なトラクタがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のトラクタにあっ
ては、操舵モードの切替時には、車輪が直進状態の基準
角度0度で操舵モードを切り替える構成として、切り替
え後の操舵モードの操舵の正確化を図っている。しか
し、基準角度の0度近くでも同じ速度で比較的速く回動
操舵するので、基準角度0度の検出から車輪の回動停止
指令を出力しても、制御装置のコントロール処理の遅
れ、油圧切替用のバルブ応答速度の遅れ等から、基準角
度0度から2度程度ずれて車輪が停止することがあり、
その後の操舵モードの舵取り制御が円滑正確にできない
という不具合が発生することがあった。
【0004】この発明は、このような不具合を解消しよ
うとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述した課
題を解決するために、請求項1の発明は、左・右前輪
2,2を操舵する前輪操舵系6、及び、左・右後輪3,
3を操舵する後輪操舵系7を具備して、前輪操舵モード
A,後輪操舵モードB,前後輪操舵モードCの複数の操
舵モードにより操舵可能なトラクタ1であって、前記左
・右前輪2,2及び左・右後輪3,3には操舵角度を検
出する角度センサ25,25を設け、前記前輪操舵系6
及び後輪操舵系7を制御する油圧操舵機構16の左・右
側油路16a,16bに流量制御弁23,23を夫れ夫
れ設け、前記操舵モード切替作動中において、前記左・
右前輪2,2及び左・右後輪3,3の操舵状態が直進状
態となる基準角度0度付近になると、前記流量制御弁2
3,23の流量を減少側に制御する流量減少制御手段を
設けたことを特徴とするトラクタの操舵装置である。
【0006】
【発明の作用及び効果】複数の操舵モードの切替にあた
り、操舵モード切替スイッチがONすると、操舵モード
切替中か否かを判定し、切替中には、角度センサ25,
25により左・右前輪2,2及び左・右後輪3,3の操
舵角度を検出する。次いで、検出角度が直進状態である
基準角度0度から所定範囲の角度になったか否かを判定
し、所定角度の範囲内になると、制御装置24の指令信
号により、流量制御弁23,23の流量が所定量減少側
に絞られる。更に、角度センサ25,25は左・右前輪
2,2及び左・右後輪3,3の操向角度の検出を継続
し、基準角度0度を検出すると、車輪の操舵回動を停止
し、選択した操舵モードへの切り替えが終了する。
【0007】従って、左・右前輪2,2及び左・右後輪
3,3の操向角度が0度の直進状態に近くなると、車輪
の操舵回動速度が遅くなり、車輪を直進状態に近いとこ
ろで停止させて、操舵モードを切り替えることができる
ので、切替後の操舵モードの舵取りを正確に行なうこと
ができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図4に基づき、こ
の発明の実施例の形態について説明する。四輪駆動型の
トラクタ1には、機体前部に左・右前輪2,2を、機体
後部に左・右後輪3,3を夫れ夫れ配置している。エン
ジン4の回転動力はミッションケース5内のギヤ機構
(図示省略)を介して適宜減速されて、左・右前輪2,
2及び左・右後輪3,3に伝達される。
【0009】このトラクタ1は左・右前輪2,2及び左
・右後輪3,3を操舵可能に構成されていて、図2に基
づいて前輪操舵系6及び後輪操舵系7について説明す
る。左・右前輪2,2舵取り用の前ナックルアーム1
0,10は、前タイロッド12を介して連動連結されて
おり、左・右後輪3,3舵取り用の後ナックルアーム1
1,11は、後タイロッド13を介して連動連結されて
いる。また、前ナックルアーム10及び後ナックルアー
ム11には、前・後油圧シリンダ14,15のピストン
ロッド14a,15aの一側が枢支連結されている。前
輪操舵系6及び後輪操舵系7は、夫れ夫れ前・後油圧シ
リンダ14,15、ピストンロッド14a,15a、前
・後ナックルアーム10,10,11,11により構成
されている。なお、前・後油圧シリンダ14,15の中
間部が機体に回動可能に枢支されている。
【0010】符号16はオービットロール(全油圧)式
の油圧操舵機構を示し、ステアリングハンドル17を回
転すると、油路と湯量が同時に制御される構成である。
前輪操舵系6を作動する前電磁バルブ18は、2位置切
替の4ポート式の構成であり、常態では左側部が作動状
態となり、油圧ポンプ20と前油圧シリンダ14の左・
右シリンダ室14b,14cが連通状態となり、また、
前電磁バルブ18の前ソレノイド21が励磁されると、
右側部が作動状態となって、油圧ポンプ20側と前油圧
シリンダ14とは遮断される構成である。
【0011】後輪操舵系7を作動する電磁バルブ19
は、2位置切替の4ポート式に構成されていて、常態で
は左側部が作動状態となって、油圧ポンプ20側と後油
圧シリンダ15とは遮断されており、また、後ソレノイ
ド22が励磁されると、右側部が作動状態に切り替わ
り、油圧ポンプ20側と後油圧シリンダ15とは連通状
態となる構成である。
【0012】また、オービットロール(全油圧)式の油
圧操舵機構16の左・右側油路16a,16bには、流
量制御弁23,23が配置されていて、CPU内臓の制
御装置24の指令信号により流量が制御される構成であ
る。
【0013】前記2個の前・後電磁バルブ18,19
は、油路を切り替えるためのものであり、前・後ソレノ
イド21,22を電気的にON・OFFすることによ
り、次ぎの、3つの走行操舵モードを選択することがで
きる構成である。即ち、前・後ソレノイド21,22が
総てOFFの図示の状態であれば、左・右後輪3,3は
直進状態となって固定され、左・右前輪2,2のみが操
舵可能な前輪操舵モードAに切り替えられる。
【0014】また、前ソレノイド21が励磁されると、
左・右前輪2,2は直進常態でロックされ、左・右後輪
3,3のみが操向可能な後輪操舵モードBに切り替えら
れる。また、前電磁バルブ18の前ソレノイド21がO
FFで、後電磁バルブ19の後ソレノイド22が励磁さ
れると、左・右前輪2,2及び左・右後輪3,3とが互
いに逆方向に切り替えられる前後輪操舵モードCに切り
替えられる構成である。
【0015】また、これらの操舵モードの切替操作は、
操縦座席近傍に設けたモード切替スイッチ(図示省略)
により行われる。また、各操舵モードの切替は、左・右
前輪2,2あるいは左・右後輪3,3が直進状態となっ
たときに初めて可能なように構成されている。左・右前
輪2,2,左・右後輪3,3の前・後ナックルアーム1
0,11には、角度センサ25,25が設けられてい
て、角度センサ25,25が直進状態を検出したとき
に、制御のための電気回路が閉成されるように構成され
ている。
【0016】また、前記の制御はマイコンからなる制御
装置24により行われる。図3はその制御ブロック図を
示すもので、モード切替スイッチ26a,26b,26
c,各操舵モードの表示ランプ27a,27b,27
c,ブザー28,自動/手動切替スイッチ29が、前記
制御装置24に接続されている。
【0017】また、制御装置24の出力側には、前・後
ソレノイド21,22,流量制御弁23,23の駆動手
段23a,23bが接続されている。なお、トラクタ1
の後部に連結されている作業機(図示省略)は、作業機
油圧シリンダ31、31により昇降される構成で、油圧
第2ポンプ32からの作動油は、作業機コントロールバ
ルブ33に導かれる。作業機コントロールバルブ33
は、中立位置、上げ位置及び下げ位置とを有し、左右一
対の作業機油圧シリンダ31,31のシリンダ室内に作
動圧油を供給・排出して、作業機を昇降する。
【0018】前記実施例において、各操舵モードを選択
切替するときには、先ず、自動/手動切替スイッチ29
を自動側に切り替えておき、所望のモード切替スイッチ
26a,26a,26cを押す。
【0019】例えば、後輪操舵モードBを選択中に、前
後輪操舵モードC用のモード切替スイッチ26cが押さ
れて、前後輪操舵モードCが選択されると、左・右前輪
2,2はそれまで直進状態を維持したままであるから、
左・右前輪2,2の角度センサ25は基準角度である0
度を検出している。そして、制御装置24の指令によ
り、先ず、左・右後輪3,3が舵取りされて直進状態と
り、角度センサ25が基準角度0度を検出すると、制御
装置24は操舵モード切替可能と判定し、前ソレノイド
21が消磁され、前後輪操舵モードCに切り替えられ
る。
【0020】なお、操舵モードが切り替わると、後輪操
舵モードBの表示ランプ27bが消えて、選択された前
後輪操舵モードCの表示ランプ27cが点灯する。しか
して、ステアリングハンドル17を回動操作すると、油
圧ポンプ20から送り出された作動油は、前・後油圧シ
リンダ14,15のシリンダ室内に流入し、前・後ナッ
クルアーム10,11を回動させて、左・右前輪2,2
や左・右後輪3,3を舵取り回動させる。
【0021】なお、図2において、例えば、前輪操舵モ
ードAが選択されているときに、ステアリングハンドル
17を右に切ると、油圧ポンプ20から送り出された作
動油は左側油路16aを通って前電磁バルブ18の左側
部を通過して、前油圧シリンダ14の左側シリンダ室1
4b内に流入する。すると、ナックルアーム11は時計
方向に回動し、左・右前輪2,2を右側に回動させる。
【0022】また、逆に、ステアリングハンドル17を
左側に回動すると、右側油路16bを通った作動油は、
先ず、後電磁バルブ19の左側部を通過し、次いで、前
電磁バルブ18の左側部を通過して、前油圧シリンダ1
4の右側シリンダ室14c内に流入し、ナックルアーム
11を反時計方向に回動し、左・右前輪2,2を左側に
回動させる。
【0023】また、後輪操舵モードBが選択されている
ときには、前電磁バルブ18の前ソレノイド21が励磁
されて、前電磁バルブ18は右側位置に切替られて、左
・右前輪2,2は直進状態でロックされ、また、後電磁
バルブ19の後ソレノイド22が励磁されて、右側部に
切り替えられる。このため、左・右前輪2,2は直進状
態を維持したままであり、この状態でステアリングハン
ドル17を右側に回動すると、油圧ポンプ20から吐出
された作動圧油は、前電磁バルブ18の右側室に一旦流
入し、次いで、後電磁バルブ19の左側室に流入し、次
いで、作動油は後油圧シリンダ15の右側室15c内に
流入し、ナックルアーム11を反時計方向に回動し、左
・右後輪3,3を左側に回動させる。しかして、機体は
右側に移動しながら、後退することになる。
【0024】また、前記の操舵モードから他の操舵モー
ドへの切替中には、次ぎのような流量制御弁23,23
の制御がなされる。図4に示すように、モード切替スイ
ッチ26a,26b,26cの何れかがONされると、
操舵モード切替中か否かを判定し、切替中と判定したと
きには、角度センサ25,25の検出角度が直進状態で
ある基準角度0度から例えば5度の範囲内になったか否
かを判定し、5度の範囲内になると、制御装置24の指
令信号により、流量制御弁23,23の流量が例えば1
/3に絞られる。しかして、左・右前輪2,2及び左・
右後輪3,3は角度が0度の直進状態に近くなると、操
舵回動速度が遅くなり、角度センサ25,25が車輪の
回動角度0度を検出すると、車輪の回動操舵を停止す
る。
【0025】従って、車輪を直進状態に近いところで停
止させることができて、以後の各操舵モードの舵取りを
正確に行なうことができる。従来装置にあっては、車輪
が直進状態の基準角度0度近くでも同じ速度で速く回動
する構成であるので、基準角度0度の検出から回動停止
の指令を出しても、制御装置24のコントロール処理の
10ミリセック程度の遅れ、バルブ応答速度の25ミリ
セック程度の遅れから、車輪の基準角度0度検出から2
度程度ずれて車輪が停止することがあり、変更後の操舵
モードの舵取り制御が正確にできないという不具合があ
った。しかし、前記制御をすることにより、基準角度か
ら車輪の停止位置のずれを少なくすることができて、以
後の舵取りを正確なものとすることができる。
【0026】次ぎに、図5及び図6に基づき、四輪操舵
モードの切替構成の他の実施例について説明する。この
実施例は、前輪操舵モードA,後輪操舵モードB,前後
輪操舵モードCの切替スイッチ構成を、1本のレバース
イッチと1個のプッシュスイッチにより構成し、簡単化
しようとするものである。
【0027】従来装置にあっては、図6に示すように、
四輪操舵モードの切替操作手段を4個のスイッチで行な
う構成であった。即ち、4WS自動切替スイッチ34
a,前輪操舵スイッチ34b,後輪操舵スイッチ34
c,前後輪操舵スイッチ34dで構成されていて、初め
に、4WS自動切替スイッチ34aを押し、次いで、例
えば、前後輪操舵スイッチ34dを押すと、前後輪操舵
モードCに切り替えられる構成であった。
【0028】このため、ステアリングハンドル17から
離れた位置に何れかのスイッチが位置することとなり、
操作しにくいという問題点があった。そこで、この実施
例ではこのような問題点を解消しようとするもので、図
5に示す実施例の形態について説明する。
【0029】ステアリングハンドル17の一側の右側に
は、4WS自動切替スイッチ35を設けている。このス
イッチは、図5(2)に示すように、スイッチ板35a
が上方に位置しているときには、4WS自動切替スイッ
チ35はOFFで、ランプ36は消灯しており、この状
態からスイッチ板35aを更に押すと、図5(3)に示
すように、スイッチ板35aは下動してスイッチONと
なり、4WSの切替可能状態となり、ランプ36は点灯
する構成である。
【0030】ステアリングハンドル17の他側の左側に
は、操舵切替スイッチ37を設けている。この操舵切替
スイッチ37は、矢印の方向に往復回動することによ
り、前輪操舵モードA,後輪操舵モードB,前後輪操舵
モードCに切り替えできる構成である。操舵切替スイッ
チ37の側方には、操舵切替スイッチ37を前輪操舵モ
ードA位置にロックするロックレバー38を設けてい
る。このロックレバー38をONすると、操舵切替スイ
ッチ37が前輪操舵モードA位置にロックされる構成で
ある。ロックレバー38をロック状態として、前記4W
S自動切替スイッチ35がOFF操作されると、自動的
に操舵切替スイッチ37が前輪操舵モードAに復帰する
構成である。なお、4WS自動切替スイッチ35がON
されると、操舵切替スイッチ37の前輪操舵モードA位
置のロック状態は解除されて、操舵モードは切替自在と
なる。
【0031】しかして、4WS自動切替スイッチ35を
押して、操舵モード切替可能状態にし、次いで、操舵切
替スイッチ37を回動操作して、前輪操舵モードA,後
輪操舵モードB,前後輪操舵モードCの何れかを選択し
切り替える。このように、4WS自動切替スイッチ3
5,操舵切替スイッチ37及びロックレバー38により
構成したので、ステアリングハンドル17の周辺に近接
して配置することができて操作が容易になると共に、前
輪操舵モードAの優先しての選択が可能となり、操作の
容易化を図ることができる。
【0032】次ぎに、図7乃至図10に基づき、トラク
タ1に取り付ける防除タンク39について説明する。こ
の防除タンク39は、トラクタ1の機体の前後方向中央
部に重心がくるようにしようとするもので、防除タンク
39の前部を操縦座席40の左右両側から更に前方に延
長し、且つ、タンク前部の所定位置に手すり41やステ
ップ42を設けることにより、強度アップも図ったもの
である。
【0033】防除タンク39は、操縦座席40の左右両
側に位置する左・右側部39a,39bと、左・右側部
39a,39bの後部を接続する後側部39cとにより
構成し、その左右横幅は左・右前輪2,2、左・右後輪
3,3の幅と略同じに幅広く構成し、また、後側部39
cの前端縁は、ロプス43の後方に接近させた構成とし
ている。
【0034】そして、左・右側部39a,39bは、後
端から操縦座席40の前部近傍までの部分は高く且つ左
右の幅を広く構成して大容量化し、左・右側部39a,
39bの前部は、操縦者の乗り降りが容易なように低く
構成し、また、操縦座席40の前端部側方には縦方向の
手すり41を構成し、前側下部にはステップ42を構成
し、タンクを補強している。また、後側部39cの左右
中間下部は、機体を上方に迂回するように逆U字状に屈
曲させた構成としている。
【0035】従来装置にあっては、タンクの重心が機体
の後方にあるため、傾斜地での作業では重心移動が大き
くなり、不安定となる欠点があった。しかし、前記構成
とすることにより、タンクの重心を前後方向中央部に位
置することができたので、傾斜地での作業でも重心移動
が少なくなり、安定した状態で防除作業をすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】トラクタの全体側面図である。
【図2】作用状態を示す平面図である。
【図3】コントローラの接続状態を示すブロック図であ
る。
【図4】フローチャートである。
【図5】要部の斜視図、側断面面である。
【図6】従来装置を示す斜視図である。
【図7】側面図である。
【図8】平面図である。
【図9】正面図である。
【図10】背面図である。
【符号の説明】
1 トラクタ 2 左・右車輪 3 左・右後輪 4 エンジン 5 ミッションケース 6 前輪操舵系 7 後輪操舵系 11 ナックルアーム 14 前油圧シリンダ 15 後油圧シリンダ 16 油圧操舵機構 16a 左側油路 16b 右側油路 17 ステアリングハンドル 18 前電磁バルブ 19 後電磁バルブ 20 油圧ポンプ 21 前ソレノイド 22 後ソレノイド 23 流量制御弁 23a 駆動手段 24 制御装置 25 角度センサ 26a,26b,26c モード切替スイッチ 27a,27b,27c 表示ランプ 28 ブザー 29 自動/手動切替スイッチ 31 作業機油圧シリンダ 32 油圧第2ポンプ 33 作業機コントロールバルブ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮内 康弘 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 Fターム(参考) 3D032 CC22 DA02 DA06 DA99 DB11 DB20 DC31 DD03 DE20 EA01 EA02 EA04 EB02 EC01 EC20 GG11 3D033 EB06 3D034 CB05 CC06 CC07 CC08 CD12 CD13 CE09 CE12 CE13

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左・右前輪2,2を操舵する前輪操舵
    系6、及び、左・右後輪3,3を操舵する後輪操舵系7
    を具備して、前輪操舵モードA,後輪操舵モードB,前
    後輪操舵モードCの複数の操舵モードにより操舵可能な
    トラクタ1であって、前記左・右前輪2,2及び左・右
    後輪3,3には操舵角度を検出する角度センサ25,2
    5を設け、前記前輪操舵系6及び後輪操舵系7を制御す
    る油圧操舵機構16の左・右側油路16a,16bに流
    量制御弁23,23を夫れ夫れ設け、前記操舵モード切
    替作動中において、前記左・右前輪2,2及び左・右後
    輪3,3の操舵状態が直進状態となる基準角度0度付近
    になると、前記流量制御弁23,23の流量を減少側に
    制御する流量減少制御手段を設けたことを特徴とするト
    ラクタの操舵装置。
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