JP2001097125A - 車両用トノカバー装置の取付構造 - Google Patents

車両用トノカバー装置の取付構造

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JP2001097125A
JP2001097125A JP28127799A JP28127799A JP2001097125A JP 2001097125 A JP2001097125 A JP 2001097125A JP 28127799 A JP28127799 A JP 28127799A JP 28127799 A JP28127799 A JP 28127799A JP 2001097125 A JP2001097125 A JP 2001097125A
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Japan
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tonneau cover
stopper
rear end
vehicle
rail
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JP28127799A
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Hitoshi Tomioka
仁志 富岡
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Subaru Corp
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Fuji Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トノカバー装置の円滑な操作性がもたらされ
ると共に、設計の自由度が確保される車両用トノカバー
装置の取付構造を提供する。 【解決手段】 車室内両側面12に前後方向に延在して
後端にストッパ16が形成されたレール15配設する一
方、トノカバー31を巻き取り収容するトノカバー本体
21の両端に、レール15に上方から移動可能に嵌合す
るガイド溝25を形成するガイド部24が突設されたキ
ャップ22を設けたトノカバー装置20を有し、キャッ
プ22に設けたロック装置26によってトノカバー装置
20をレール15の適宜位置に固定すると共に、該ガイ
ド部24が上記ストッパ16に当接した際、ストッパ1
6に下方から係止する係止部25を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用トノカバー
装置の取付構造に関し、特に固定位置調整可能な車両用
トノカバー装置の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、リヤシートの後方に荷室を備え
たステーションワゴンタイプの車両にあっては、トノカ
バーを引き出し可能に巻き取り収容するトノカバー本体
がリヤシートのバックレスト背面に近接して取付けら
れ、必要に応じてトノカバー本体内からトノカバーを後
方に引き出し、その引き出し端部を車室後部に設けられ
たトノカバー係止部に係止することによって荷室を被覆
して荷室に搭載された荷物の盗難防止を図ると共に、美
観の向上を図るトノカバー装置が広く使用されている。
【0003】一方、リヤシートの着座性を向上すべく、
バックレストをリクライニングするリヤシートを備えた
車両にあっては、図4に要部側面図を示すように、リア
シートのバックレスト11を二点鎖線11aで示すよう
に傾倒せしめた状態では、トノカバー31を巻き取り収
容するトノカバー本体21とバックレスト11とが接近
配置されるものの、バックレスト11を起立した際に、
該バックレス11とトノカバー本体21との間に隙間α
が生じることになる。
【0004】この対策として、実開昭63−89369
号公報に開示され、かつ図5に要部側面図を示すよう
に、荷室10を被覆するトノカバー31を巻き取り収容
するトノカバー本体21内に、該トノカバー本体21と
バックレスト11との間を被覆するサブカバー32を巻
き取り収容すると共に、サブカバー32の端部をバック
レスト11のリクライニングに追従して引き出す付勢手
段29を備えたトノカバー装置20が提案されている。
【0005】しかし、このトノカバー装置20による
と、トノカバー本体21内にトノカバー31を巻き込む
ためのトノカバー巻取機構(図示せず)とサブカバー3
2を巻き込むためのサブカバー巻取機構(図示せず)が
配設され、かつサブカバー32の端部をバックレスト1
1のリクライニングに追従して引き出す付勢手段29を
要することからトノカバー装置20の構造が複雑にな
り、かつトノカバー本体21の大型化及び重量の増加を
招き、ひいてはトノカバー31及びサブカバー32を巻
き取り収容したトノカバー本体21の脱着作業及び取り
外したトノカバー本体21の保管等のトノカバー装置2
0の取扱いが厄介なものになる。
【0006】一方、構造の複雑化を回避すると共に小型
軽量で取扱い性に優れ、かつリクライニング可能なバッ
クレスト11とトノカバー本体21との間の間隙を調整
し得るトノカバー装置20がある。
【0007】このトノカバー装置20は、図6に車室内
の要部斜視図を示し、図7に図6のB部拡大斜視図、図
8に図7のII−II線断面図を示すように、リクライ
ニング可能なリヤシートのバックレスト11後方の対向
する両車室内側面12(一方のみ図示)に車体前後方向
に延在する円柱状のレール15が配設され、該レール1
5の後端に連続して略L字状に折曲されたストッパ16
が形成されている。
【0008】一方、トノカバー本体21の両側端に嵌合
するキャップ22の側端面22aにガイド部23が形成
されている。このガイド部23は、図7のIII−II
I線断面図を図9に示すようにキャップ22の側端面2
2aから側方に突出して下方に折曲する略L字状であっ
て、キャップ22の側端面22aとガイド部23とによ
って上記レール15に上方から摺動自在に嵌合するガイ
ド溝25を形成している。
【0009】更に、キャップ22には、ガイド溝25と
協働してレール15に咬止してトノカバー本体21をレ
ール15に係止固定すると共に、キャップ22に配設さ
れたロック解除ノブ27の押動操作によってガイド溝2
4内から退避してレール15との係止を解除するフック
部材28を備えたロック装置26が設けられている。
【0010】また、トノカバー31をトノカバー本体2
1から後方に引き出して荷室10を覆う使用状態におい
て、トノカバー巻取機構(図示せず)によるトノカバー
31を巻き込み方向に付勢する張力よって、トノカバー
本体21が回動してレール15からガイド部23が浮上
するような不要なモーメントを抑制するために、トノカ
バー本体21に開口するトノカバー引出部分21aは、
上記レール15とガイド部23との摺動部、即ちレール
15の上面と略同一高さに設定されている。
【0011】このトノカバー装置20によると、ロック
解除ノブ27の押動操作によってフック部材28をガイ
ド溝25内から退避せしめた状態でトノカバー本体21
をレール15に沿って移動せしめ、かつロック解除ノブ
27の押動を解除することによって該位置にトノカバー
本体21が固定されて、バックレスト11とトノカバー
本体21との間の間隙を調整することができる。換言す
るとリヤシートのバックレスト11のリクライニング位
置に応じてトノカバー本体21の固定位置を調整し得
る。
【0012】また、ロック解除ノブ27の押動によって
フック部材28をガイド溝25内から退避させた状態で
トノカバー本体21を持ち上げることによって、レール
15からトノカバー本体21を容易に取り外すことがで
きる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記トノカバー装置2
0によると、バックレスト11のリクライニング等に応
じてトノカバー本体21の固定位置が調整が可能になる
と共に、上記実開昭63−89369号公報のトノカバ
ー装置に開示されるサブカバー32、該サブカバー32
をトノカバー本体21内に巻き取るサブカバー巻取機構
び付勢手段29等を廃止することによって、トノカバー
装置20の構造の簡素化がもたらされ、かつコンパクト
化及び軽量化が得られてトノカバー本体21の脱着及び
保管等の取扱いが容易になる。
【0014】しかし、トノカバー引出部分21aが、ガ
イド部23とレール15との摺動部と略同一高さに設定
されることから、図8に示すようにトノカバー引出部分
21aは、トノカバー巻取機構等が収容されるトノカバ
ー本体21の重心位置Gより高位置に設定される。
【0015】この結果、トノカバー31がトノカバー本
体21から引き出されて端部が車室後部に係止された使
用状態において、仮に使用者等がトノカバー本体21を
該位置に握持等によって保持することなく、ロック解除
ノブ27を押動してロック装置26による係止を解除す
ると、トノカバー巻取機構によるトノカバー31の巻き
込み力、即ちトノカバー31に作用する張力によって、
例えば図8に一点鎖線21bで示すようにトノカバー本
体21がレール15に沿って車体後方に移動してガイド
部23の後端縁23aがレール15の後端に折曲形成さ
れたストッパ16に当接してトノカバー装置20の移動
後端位置が規制されるものの、ガイド部23がストッパ
16に当接した際、慣性によってトノカバー本体21
が、二点鎖線21cで示すように図示時計方向に回動し
てガイド部23の後端がレール15上から浮上してスト
ッパ16を乗り越え、ガイド部23がレール15から外
れて円滑なトノカバー装置20の操作に影響を及ぼすこ
とが懸念される。
【0016】これらは、特にトノカバー本体21が比較
的レール15の前端近傍に保持されてトノカバー31の
引き出し量が多い場合に、トノカバー巻取機構によるト
ノカバー31の巻き込み力、換言するとトノカバー31
に作用する張力が大きく、かつストッパ16にガイド部
23の後端縁23aが当接するまでの移動距離が長くな
り、ストッパ16とガイド部23との衝突エネルギーが
増大されて上記影響が顕著になるおそれがある。
【0017】この結果、トノカバー巻取機構によるとの
カバー巻き取り力の設定やトノカバー本体21の移動量
等が制限される共に、トノカバー31の大型化や引き出
し量が抑制されて設計の自由度が制限される。
【0018】従って、かかる点に鑑みなされた本発明の
目的は、トノカバー装置の円滑な操作性がもたらされる
と共に、設計の自由度が確保される車両用トノカバー装
置の取付構造を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する請求
項1に記載の車両用とのカバー装置の取付構造は、バッ
クレスト後方の車室内両側面各々に前後方向に延在する
と共に、後端にストッパが形成されたレールが配設され
る一方、トノカバーを巻き取るトノカバー巻取機構が収
容されたトノカバー本体と、該トノカバー本体の両端に
各々配設され、上記レールに上方から移動可能に嵌合す
るガイド溝を形成するガイド部が突設されたキャップ
と、ロック装置とを備えたトノカバー装置を有し、上記
ロック装置によってトノカバー装置が上記レールの適宜
移動位置に固定され、かつ上記ガイド部材の後端縁が上
記ストッパに当接してトノカバー装置の移動後端位置が
規制されると共に、上記トノカバー巻取機構の付勢力に
抗して上記トノカバー本体からトノカバーを後方に引き
出して荷室を被覆する車両用トノカバー装置の取付構造
において、上記ガイド部は、該ガイド部の後端縁が上記
ストッパに当接した上記移動後端位置において該ストッ
パの下面に下方から係止する係止部を備えたことを特徴
とする。
【0020】請求項1の発明によると、ガイド部の後端
縁がストッパに当接したトノカバー装置が移動後端位置
において、ガイド部に設けられた係止部がストッパの下
面に下方から係止することから、トノカバーがトノカバ
ー本体から引き出された使用状態において、仮に、使用
者等がトノカバー本体を該位置に保持することなく、ロ
ック装置を解除した際、トノカバー巻取機構によるトノ
カバー巻き込み力によって、トノカバー本体等がレール
に沿って車体後方に移動してガイド部がストッパに過度
の衝撃力で当接しても、ガイド部に設けられた係止部が
ストッパの下面下方から係止して、慣性力によるトノカ
バー本体等の回動がストッパによって受け止められる。
【0021】従って、トノカバー本体等がレールから離
脱する懸念がなくなり、トノカバー巻取機構によるカバ
ー巻き取り力の増大、トノカバーの引き出し量の増加、
トノカバーの大型化等が可能になり、トノカバー装置の
操作性が確保されると共に、設計の自由度の拡大が得ら
れる。
【0022】請求項2に記載の発明は、請求項1の車両
用トノカバー装置の取付構造において、上記係止部は、
上記ガイド部の後端縁に突設形成されたことを特徴とす
る。
【0023】請求項2の発明によると、係止部がガイド
部の後端縁に突出せしめる簡単な構成で形成され、トノ
カバー装置の大きな変更を要することなく、また既存の
自動車にも比較的容易に実施することができる。
【0024】請求項3に記載の発明は、請求項2の車両
用トノカバー装置の取付構造において、上記ストッパは
車幅方向に延在する断面円形であって、ガイド部の後端
縁に突設形成された上記係止部は、該係止部の上面が上
記ストッパの下面に下方から嵌合する円弧状でかつ、後
端縁から係止部先端までの距離がスットパの半径より大
であることを特徴とする。
【0025】請求項3の発明によると、係止部の上面が
ストッパの下面に嵌合する円弧状でかつ、先端がスット
パの中心軸芯より車体前方に位置せしめられることか
ら、トノカバー本体等が揺動しても、上記係止部がのス
トッパから外れることが防止されて、レールからガイド
部が浮上するおそれが確実に回避される。
【0026】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
車両用トノカバー装置の取付構造において、上記トノカ
バー本体は、該トノカバー本体の重心位置が上記ストッ
パより下方位置に設定されたことを特徴とする。
【0027】請求項3の発明によると、ガイド部がスト
ッパに当接する際に、トノカバー本体の重心位置がスト
ッパり下方に位置することに起因して、慣性力によって
トノカバー本体にはストッパとの当接部位を中心に回動
力が付与され、ストッパの下面に係止部の上面が圧接せ
しめられ、トノカバー本体等の回動が確実にストッパに
よって受け止められることから、請求項1〜3に記載の
発明の効果が確実に達成される。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明による車両用トノカ
バー装置の取付構造の実施の形態を図1乃至3によって
説明する。なお、説明の便宜上、図1乃至図3に上記図
6乃至図9と対応する部分に同一符号を付することで該
部分の重複する説明を省略し、異なる部分を主に説明す
る。
【0029】図1は、上記図7に対応する要部斜視図、
図2は図1のI−I線断面図であり、符号Frは車体前
方方向を示している。図1に示すように、リクライニン
グ可能なリヤシートのバックレスト(図示せず)後方の
両車室内側面12(一方のみ図示)に互いに対向して車
体前後方向に延在する円柱状のレール15が配設され、
該レール15の後端にL字状に折曲されて車幅方向に延
在する断面円形のストッパ16が形成されている。
【0030】トノカバー本体21の両側端に嵌合するキ
ャップ22の側端面22aにガイド部23が形成され、
このガイド部23は、キャップ22の側端面22aから
側方に突出して下方に折曲するL字状で、キャップ22
の側端面22aとガイド部23とによって上記レール1
5に上方から摺動自在に嵌合するガイド溝25を形成し
ている。
【0031】このガイド部23は、図1のA矢視図を図
3に示すように側面視略矩形であって、後端縁23aの
下端近傍に、トノカバー本体21がレール15に沿って
後方に移動して後端縁23aがストッパ16に当接した
移動後端位置で、該ストッパ16の下面16aに潜り込
んで係止する係止部24が突設されている。
【0032】係止部24の上面24aは、上端が後端縁
23aに連続形成してストッパ16の下面16aに倣っ
た略ストッパ16の半径Rの略円弧状でかつ、上記後端
縁23aから係止部24の先端24bまでの距離Lはス
トッパ16の半径より大に設定されている。
【0033】更に、キャップ22には、上記図6乃至図
9に示す従来のトノカバー装置と同様にガイド溝25と
協働してレール15に咬止してトノカバー本体21をレ
ール15に係止固定し、キャップ22の上部に配設され
たロック解除ノブ27の押動操作によってガイド溝25
内から退避してレール15との係止を解除するフック部
材(図示せず)を有するロック装置26が設けられてい
る。
【0034】ロック解除ノブ27を押動操作した状態で
トノカバー本体21をレール15に沿って移動せしめ、
ロック解除ノブ27の押動操作を解除して該位置にトノ
カバー本体21等を保持せしめることによって、バック
レストとトノカバー本体21との間の間隙を調整、換言
するとバックレストのリクライニングの応じてトノカバ
ー本体21等の固定位置を調整すると共に、ロック解除
ノブ27を押動した状態でトノカバー本体21を持ち上
げることによって、レール15からトノカバー装置20
を車体から取り外すことができる。
【0035】また、上記従来のトノカバー本体21と同
様に、使用状態においてトノカバー巻取機構(図示せ
ず)によるトノカバー31に作用する張力に起因するト
ノカバー本体21の回動を回避すべくトノカバー本体2
1に形成されるトノカバー引出部分21aは、ガイド部
23とレール15との摺動部と略同一高さに設定されて
いる。
【0036】更に、トノカバー31を巻き取るトノカバ
ー巻取機構が内部に配設されるトノカバー本体21の重
心位置Gは、ストッパ16の下面16aよりも下方位置
に設定されている。
【0037】このように構成されたトノカバー装置の取
付構造によると、例えば図2に示すように、トノカバー
31がトノカバー本体21から引き出されて端部が車室
後部のトノカバー係止部に係止された使用状態におい
て、仮に、使用者等がトノカバー本体21を該位置に握
持等によって保持することなく、ロック解除ノブ27を
押動してロック装置26によるレール15への固定を解
除した際、トノカバー巻取機構によるトノカバー31の
巻き込み力によって、トノカバー本体21が二点鎖線2
1bで示すようにレール15に沿って車体後方に移動し
てガイド部23の後端縁23aがストッパ16に当接す
ることによってトノカバー本体21の移動後退位置が規
制される。
【0038】ガイド部23の後端縁23aがストッパ1
6に当接する際に、ガイド部23の後端縁23aから突
出する係止部24がストッパ16の下面16aに沿って
潜り込むと共に、トノカバー本体21の重心位置Gがス
トッパ16より下方に位置することに起因して、慣性力
によってトノカバー本体21にはストッパ16との当接
部位を中心に図示時計方向の回動力が付与されることか
ら、レール15とガイド部23の前端との接点aを中心
としてガイド部23の後端を浮上せしめる回動力が発生
する。この結果、ストッパ16の下面16aに嵌合可能
に湾曲形成された係止部24の上面24aがストッパ1
6の下面16aに圧接してトノカバー本体21の回動
は、ストッパ16によって確実に受け止められる。
【0039】なお、係止部24の上面24aがストッパ
16の下面16aに嵌合する円弧状でかつ、先端24b
がスットパ16の中心軸芯より車体前方に位置すること
から、トノカバー本体21の回動力付与に伴ってトノカ
バー本体21が揺動しても、係止部24がストッパ16
の下面16aから係止部24が外れてレール15からガ
イド部23が浮上するおそれは確実に回避される。
【0040】従って、ガイド部23の後端がレール15
から浮上することが防止され、ガイド部23がレール1
5から外れる等の懸念が未然に回避されて円滑なトノカ
バー装置20の操作が確保される。
【0041】更に、本実施の形態によると、トノカバー
本体21に配設されるキャップ22に形成されるガイド
部23の後端縁23aに係止部24を突出形成する簡単
な構成にかかわらず、トノカバー本体21がレール15
から離脱する懸念がなくなり、トノカバー巻取機構によ
るカバー巻き取り力の増大やトノカバー31のトノカバ
ー本体21からの引き出し量の増加、トノカバー31の
大型化が可能になり、設計の自由度が拡大が得られる。
【0042】また、ガイド部23に係止部24を突出せ
しめる簡単な構成であることから、トノカバー装置20
の大きな変更を要することなく、また、既存の自動車に
も比較的容易に実施することができる。
【0043】また、上記実施の形態では、ガイド部23
の後端に係止部24を一体に形成したが、係止部24を
単独で作成し、ガイド部23に追加的に取り付けること
も可能であり、本発明は上記実施の形態に限定されるこ
となく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能
である。
【0044】
【発明の効果】以上説明した本発明による車両用トノカ
バー装置の取付構造によると、トノカバーがトノカバー
本体から引き出された使用状態において、仮に、使用者
等がトノカバー本体を該位置に保持することなく、ロッ
ク装置を解除してトノカバー巻取機構によるトノカバー
巻き込み力によって、トノカバー本体等がレールに沿っ
て車体後方に移動してガイド部がストッパに過度の衝撃
力で当接しても、ガイド部に設けられた係止部がストッ
パの下面下方から係止して、慣性力によるトノカバー本
体の回動がストッパによって受け止められて、トノカバ
ー本体がレールから離脱する懸念がなくなり、トノカバ
ー巻取機構によるカバー巻き取り力の増大やトノカバー
の引き出し量の増加、トノカバーの大型化が可能にな
り、トノカバー装置の操作性が確保されると共に、設計
の自由度の拡大がもたらされる。
【0045】また、ガイド部に係止部を設ける簡単な構
成であることから、トノカバー装置の大きな変更を要す
ることなく、また、既存の自動車にも比較的容易に実施
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による車両用トノカバー装置の実施の形
態を示す要部斜視図である。
【図2】図1のI−I線断面図である。
【図3】図1のA矢視図である。
【図4】従来のトノカバー装置の概要を示す要部側面図
である。
【図5】同じく、従来のトノカバー装置の概要を示す要
部側面図である。
【図6】同じく、従来のトノカバー装置の概要を示す車
室内の要部斜視図である。
【図7】図6のB部拡大斜視図である。
【図8】図7のII−II線断面図である。
【図9】図7のIII−III線断面図である。
【符号の説明】
10 荷室 12 車室内側面 15 レール 16 ストッパ 20 トノカバー装置 21 トノカバー本体 22 キャップ 23 ガイド部 23a 後端縁 24 係止部 24a 上面 24b 先端 25 ガイド溝 26 ロック装置 31 トノカバー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バックレスト後方の車室内両側面各々に
    前後方向に延在すると共に、後端にストッパが形成され
    たレールが配設される一方、トノカバーを巻き取るトノ
    カバー巻取機構が収容されたトノカバー本体と、該トノ
    カバー本体の両端に各々配設され、上記レールに上方か
    ら移動可能に嵌合するガイド溝を形成するガイド部が突
    設されたキャップと、ロック装置とを備えたトノカバー
    装置を有し、上記ロック装置によってトノカバー装置が
    上記レールの適宜移動位置に固定され、かつ上記ガイド
    部材の後端縁が上記ストッパに当接してトノカバー装置
    の移動後端位置が規制されると共に、上記トノカバー巻
    取機構の付勢力に抗して上記トノカバー本体からトノカ
    バーを後方に引き出して荷室を被覆する車両用トノカバ
    ー装置の取付構造において、 上記ガイド部は、 該ガイド部の後端縁が上記ストッパに当接した上記移動
    後端位置において該ストッパの下面に下方から係止する
    係止部を備えたことを特徴とする車両用トノカバー装置
    の取付構造。
  2. 【請求項2】 上記係止部は、 上記ガイド部の後端縁に突設形成されたことを特徴とす
    る請求項1に記載の車両用トノカバー装置の取付構造。
  3. 【請求項3】 上記ストッパは車幅方向に延在する断面
    円形であって、 ガイド部の後端縁に突設形成された上記係止部は、 該係止部の上面が上記ストッパの下面に下方から嵌合す
    る円弧状でかつ、後端縁から係止部先端までの距離がス
    ットパの半径より大であることを特徴とする請求項2に
    記載の車両用トノカバー装置の取付構造。
  4. 【請求項4】 上記トノカバー本体は、 該トノカバー本体の重心位置が上記ストッパより下方に
    設定されたことを特徴とする請求項1〜3に記載の車両
    用トノカバー装置の取付構造。
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