JP2001097074A - 作業車の表示装置 - Google Patents

作業車の表示装置

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JP2001097074A
JP2001097074A JP27607699A JP27607699A JP2001097074A JP 2001097074 A JP2001097074 A JP 2001097074A JP 27607699 A JP27607699 A JP 27607699A JP 27607699 A JP27607699 A JP 27607699A JP 2001097074 A JP2001097074 A JP 2001097074A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業者の操作負担が増えるのを回避しなが
ら、作業者に知らせるべき報知情報として、エンジン回
転数の情報を適切に画像表示させるようにする。 【解決手段】 作業車が走行停止中であることが検出さ
れているときに、エンジンの回転数が変更調節されて、
エンジン回転数が設定回転数以上変化したことが検出さ
れると、エンジンの回転数情報が報知情報として画像表
示手段に表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、作業者に知らせる
べき報知情報を画像情報として表示する画像表示手段
と、前記報知情報を管理して、その報知情報を前記画像
表示手段にて表示させるように制御する表示制御手段と
が設けられている作業車の表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記作業車の表示装置では、例えば特開
平10−42674号公報に示されるように、作業車の
一例である刈取収穫用のコンバインにおいて、作業者が
ディーゼル式等のエンジンを始動させた後、作業走行を
行う前に、エンジンの回転数を作業用回転数まで上昇操
作する必要があるため、LCD表示器等の画像表示手段
に報知情報としてエンジンの回転数情報をバーグラフ画
像にて表示させ、作業者がその回転数の画像表示を見な
がらアクセルレバー等の回転数調節手段を手動操作し
て、エンジンの回転数を上記作業用回転数に変更調節で
きるようにしている。尚、エンジン回転数の調節を行っ
た後、作業走行に移行するために、作業者が脱穀部等の
作業部に上記エンジンの動力が伝達される作業部駆動状
態に切り換えると、画像表示手段には、エンジン回転数
以外の情報、例えば作業に伴って変動するエンジンの負
荷情報が報知情報として表示される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、例
えば、作業の途中において作業者がエンジンの出力の不
足あるいは過大を判断したときに、作業車の走行を停止
させてエンジンの回転数を変更調節しようとする場合で
も、画像表示手段には例えば前記エンジンの負荷情報が
表示されたままの状態であり、そのため、エンジン回転
数の画像表示を見ながらエンジンの回転数を適切に変更
調節することができないという不具合があった。そこ
で、画像表示手段にエンジン回転数の情報を表示させる
ための表示切換用の手動スイッチ等を設ける構成が考え
られるが、この場合には、いちいち手動スイッチ等を操
作して画像表示手段の表示状態を切り換えることが必要
になり、作業者の操作負担が増えるという不利がある。
【0004】本発明は上記実情に鑑みてなされたもので
あって、その目的は、上記従来技術の不具合を解消させ
るために、作業者の操作負担が増えるのを回避しなが
ら、作業者に知らせるべき報知情報を画像情報として表
示する画像表示手段に、エンジン回転数の情報を適切に
画像表示させることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1によれば、手動
式の回転数調節手段によって回転数が変更調節されるエ
ンジンの回転数を検出する回転数検出手段と、作業車が
走行中であるか否かを検出する走行状態検出手段とが設
けられ、前記表示制御手段が、前記走行状態検出手段に
て作業車が走行停止中であることが検出されているとき
に、前記回転数検出手段の検出情報に基づいて、前記エ
ンジンの回転数が設定回転数以上変化したことを検出し
た場合に、前記エンジンの回転数情報を前記報知情報と
して前記画像表示手段に表示させるように構成されてい
る。従って、作業車が走行停止中であるときに、手動式
の回転数調節手段を操作してエンジンの回転数を設定回
転数以上変化させると、そのエンジン回転数の変化が検
出されて、エンジンの回転数情報が画像表示手段に画像
表示されるので、例えば、表示切換用の手動スイッチ等
を操作して画像表示手段にエンジン回転数の情報を表示
させるようにするものでは、手動スイッチ等を操作する
作業者の操作負担が増える不利があるのに比べて、かか
る不利を回避しながら、画像表示手段にエンジン回転数
の情報を適切に表示させることができる。
【0006】請求項2によれば、請求項1において、作
業車に備えた作業部が駆動状態であるか否かを検出する
駆動状態検出手段が設けられ、前記表示制御手段が、前
記駆動状態検出手段の情報に基づいて、前記作業部が非
駆動状態であるときには、前記エンジンの回転数情報を
前記画像表示手段に表示させ、前記作業部が駆動状態で
あるときには、前記エンジンの負荷情報を前記画像表示
手段に表示させるように構成されている。従って、作業
部がエンジンの動力にて駆動されていない非駆動状態で
は、エンジンの回転数情報が画像表示手段に表示され、
作業部がエンジンの動力にて駆動されている駆動状態で
は、エンジンの負荷情報が画像表示手段に表示されるの
で、例えば、エンジンの始動後、作業部を非駆動状態に
して、画像表示手段に表示されたエンジン回転数の画像
表示を見ながら、エンジンの回転数を作業用回転数に適
切に変更調節できるようにするとともに、エンジン回転
数の調節を行った後、作業部を駆動状態にして、作業に
伴って変動するエンジンの負荷情報を画像表示させて、
エンジンの負荷状態を的確に確認できるようにすること
ができ、もって、請求項1の好適な手段が得られる。
【0007】請求項3によれば、請求項1又は2におい
て、バッテリーから車体各部への電力供給をオフするオ
フ状態と、バッテリーから車体各部への電力供給をオン
するオン状態と、前記エンジンを始動させる始動装置の
作動状態とに切換操作自在なメインスイッチが設けら
れ、前記表示制御手段が、前記メインスイッチが前記オ
フ状態から前記オン状態に切り換えられた後、前記始動
装置の作動状態に切り換えられるまでは、前記画像表示
手段に、作業車の稼動時間情報と、前記バッテリーの畜
電状態を表わすバッテリー情報とを表示させるように構
成されている。従って、メインスイッチが、バッテリー
から車体各部への電力供給をオフするオフ状態から、バ
ッテリーから車体各部への電力供給をオンするオン状態
に切り換えられた後、エンジンを始動させる始動装置の
作動状態に切り換えられるまでは、画像表示手段に、作
業車の稼動時間情報と、バッテリーの畜電状態を表わす
バッテリー情報とが表示されるので、上記稼動時間情報
の情報によって作業車の使用期間を判断し、バッテリー
の畜電状態の表示によってバッテリーの充電が充分であ
ることを確認してから、エンジンを始動させるようにす
ることができ、もって、請求項1又は2の好適な手段が
得られる。
【0008】請求項4によれば、請求項1〜3のいずれ
か1項において、前記表示制御手段が、前記エンジンの
回転数情報を数値情報として表示させるように構成され
ている。従って、エンジンの回転数を数値情報によって
正確に表示することができるので、エンジンの回転数を
数値以外の画像、例えばバーグラフ画像においてバーの
先端位置によって表示するようなものに比べて、エンジ
ン回転数の数値表示を見ながらエンジン回転数の変更調
節をより的確に行うことができ、もって、請求項1〜3
のいずれか1項の好適な手段が得られる。
【0009】請求項5によれば、請求項1〜4いずれか
1項において、前記エンジンの回転数の変化に伴ってそ
の検出回転数を指示する指示部が設定経路に沿って移動
するように構成された回転数表示手段が設けられ、前記
表示制御手段が、前記回転数検出手段の検出情報に基づ
いて、前記エンジンの回転数情報を前記回転数表示手段
に表示させるように構成されている。従って、エンジン
の回転数の変化に伴って設定経路に沿って移動する指示
針等の指示部がエンジンの検出回転数を指示するように
構成された、いわゆるアナログ式の回転数表示手段にて
エンジン回転数が表示されるので、前記画像表示手段に
エンジン回転数の情報が表示されていないときでも、上
記アナログ式の回転数表示手段にてエンジン回転数の状
態を迅速に把握することができ、もって、請求項1〜4
のいずれか1項の好適な手段が得られる。
【0010】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕以下、本発明の
作業車の表示装置の第1実施形態を、作業車としてのコ
ンバインに適用した場合について図面に基づいて説明す
る。図1〜図3に示すように、コンバインは、左右一対
のクローラ走行装置30を備える機体Vの前部に、刈取
昇降シリンダ5によって横軸心X周りに上下揺動操作自
在な状態で刈取部1が付設され、その刈取部1の後方
に、操縦部31、刈取穀稈を脱穀・選別する脱穀部2、
脱穀部2から供給される穀粒を貯溜するタンク3、及び
このタンク3内の穀粒を排出するための穀粒排出用のア
ンローダ32等が搭載されて構成されている。ここで、
上記刈取部1や脱穀部2等が、コンバインに備えられる
作業部に相当する。
【0011】図2に示すように、刈取部1は、先端部に
付設された分草具33、穀稈の引き起こし装置34、引
き起こした穀稈の株元を切断する刈り刃35、刈り取ら
れた穀稈を寄せ集めて後方へ搬送する補助搬送装置3
7、先端側で刈取穀稈を受け取って脱穀部2のフィード
チェーン52に受け渡す縦搬送装置36等を備えてい
る。又、刈取部1の地面に対する高さを検出するための
超音波センサS6と、穀稈が触れるとオン作動して刈取
り作業中であることを検出する株元センサS2とが設け
られている。そして、上記超音波センサS6の情報に基
づいて、刈取部1の対地高さが目標設定高さに維持され
るように、前記刈取昇降シリンダ5の作動を制御する刈
高制御が実行される。尚、上記補助搬送装置37や、縦
搬送装置36等の穀稈搬送経路には、穀稈の詰まりを検
出するための刈取詰まり検出スイッチS14が設けられ
ている(図12参照)。
【0012】前記縦搬送装置36(尚、図2では、縦搬
送装置36の機能を説明するために、図1と一部記載が
異なっている部分がある)は、穀稈の株元側を挟持搬送
する株元搬送装置36a、穀稈の穂先側を係止搬送する
穂先搬送装置36b及び穂先案内板36cからなり、刈
取部1の揺動軸心Xと同一軸心周りで揺動自在に支持さ
れるとともに、扱深さモータM1によって揺動調節自在
に設けられ、これによって、補助搬送装置37から受け
取る穀稈の挟持箇所が稈長方向に変更され、脱穀部2で
の扱深さが調節できるように構成されている。又、刈取
穀稈の搬送経路中において、上記扱深さモータM1によ
る扱深さ調節箇所よりも搬送方向下手側に、稈長方向に
間隔を置いて並置されて、穀稈が接触すると揺動してオ
ン作動するスイッチ式の一対の穂先センサS8a,S8
bが設けられている。そして、上記一対の穂先センサS
8a,S8bの間に穀稈の穂先が位置する状態(株元側
センサS8bがオンで、穂先側センサS8aがオフの状
態)を適正扱深さ状態として、その適正扱深さ状態に維
持されるように、上記扱深さモータM1の作動を制御す
る扱深さ制御が実行される。
【0013】図3に示すように、機体前方に向かって左
から2番目の分草具33には、複数個の分草具33の間
に導入される穀稈列に対する機体Vの機体横方向での位
置を検出するために、穀稈に接当して機体後方側に揺動
する検出バーを備えた左右一対の方向センサS1が設け
られている。そして、走行機体Vが植立穀稈に沿って自
動走行するように、上記一対の方向センサS1の情報に
基づいて、左右の各クローラ走行装置30への動力伝達
を入り切りする左右の操向用クラッチ(図示しない)を
夫々作動させる操向用シリンダ9L,9R(図12参
照)の作動を制御する方向制御が実行される。つまり、
左右のクローラ走行装置30のうち動力伝達が切られた
側に機体Vが旋回するので、機体Vが適正位置からずれ
ている場合には、上記ずれとは反対側のクローラ走行装
置30への動力伝達を切るように上記操向用シリンダ9
L,9Rを作動させて走行方向を修正する。
【0014】左右の各クローラ走行装置30には、駆動
スプロケット30a、テンション転輪30b、及び複数
の従動輪30cを備えた左右のトラックフレーム30d
が設けられるとともに、左右のトラックフレーム30d
を機体Vに対して各別に昇降駆動するためのローリング
用シリンダ30eが設けられ、機体Vには、その水平面
に対する機体の傾きを検出するローリングセンサS4が
設けられている。そして、地面の状態にかかわらず機体
姿勢を水平姿勢等の所定姿勢に維持するように、上記ロ
ーリングセンサS4の情報に基づいて、左右のローリン
グ用シリンダ30eの作動を制御する水平制御が実行さ
れる。
【0015】前記アンローダ32は、先端部に下向き姿
勢の排出口32aを備え、基端側が横軸心Z周りに上下
揺動自在な状態で支持部32bに支持されるとともに、
その上下揺動駆動するためのアンローダ用油圧シリンダ
62が設けられ、又、支持部32bが縦軸心Y周りに旋
回操作自在な状態で機体Vに枢支されるとともに、その
旋回駆動用の旋回用モータM3が設けられている。又、
上記支持部32bの旋回位置を検出するために、ポテン
ショメータからなるアンローダ位置センサS3が設けら
れている。尚、図3には、刈取作業中等においてアンロ
ーダ32を格納用のホーム位置に操作した状態が示され
ている。そして、上記アンローダ位置センサS3や、上
昇操作及び左右方向への旋回操作の限界位置を検出する
リミットスイッチ(図示しない)等の情報に基づいて、
アンローダ32の作動を制御するアンローダ制御が実行
される。
【0016】脱穀部2は、図4に示すように、扱胴51
を収納する扱室A、刈取部1から供給される穀稈を搬送
するフィードチェーン52、トウミ53と揺動選別板5
4とからなる選別装置B、穀粒回収用の一番口55、及
び、穀粒と藁屑との混合物(二番物)を回収するための
二番口56等を備えている。そして、扱室Aで脱穀され
た処理物のうち単粒化したものは、扱室Aの下部に設け
られた受網57から選別装置Bに漏下し、それ以外の処
理物は受網57の後端部より選別装置Bに落下する。
尚、上記二番口56にて回収された二番物は、スクリュ
ー式の二番搬送装置63によって、上記揺動選別板54
の始端側に戻されるように構成され、その二番搬送装置
63の回転駆動軸には、その回転数を検出する2番回転
センサS16が設けられている。又、脱穀部2の後方側
には、脱穀部2から排出される排藁を切断する排ワラカ
ッタ部64が設けられ、その排ワラカッタの詰まりを検
出するためのカッタ詰まり検出スイッチS15が設けら
れている(図1参照)。
【0017】上記フィードチェーン52には、図2に示
すように、挟持レール52aがフィードチェーン52側
に押圧付勢される状態で対向配置され、回動駆動される
フィードチェーン52と挟持レール52aとによって穀
稈の株元部を挟持保持して搬送するように構成されてい
る。ただし、扱室Aの前部側に位置する挟持レール部分
が、レール上げモータM2等によって、フィードチェー
ン52から離間する上方位置に移動自在に構成されてい
る。これによって、刈取穀稈を扱室Aの横側方で挟持搬
送しながら脱穀処理する通常状態とともに、刈取穀稈の
稈長が極端に短いような場合に、穀稈の全稈を扱室Aに
投入するように、上記レール上げモータM2等を駆動さ
せるレール制御が実行できるように構成されている。
【0018】選別装置Bの揺動選別板54は、トウミ5
3の上方に位置するグレンパン58、その後方に位置す
るチャフシーブ59、その下方に位置するグレンシーブ
61等を備えている。チャフシーブ59は、処理物移送
方向に並置された複数個の帯板状部材からなり、その隣
接する帯板状部材の間隔(チャフ開度)がチャフ開度調
節モータM4によって変更されるように構成されてい
る。尚、S10は、揺動選別板54上の処理物の層厚を
検出するシーブセンサである。トウミ53は、揺動選別
板54上の藁屑を吹き飛ばすためのものであり、後方側
のファンケースカバー53aをトウミ風力調節モータM
5にて開閉操作することにより、揺動選別板54上の処
理物に及ぼす風力(トウミ風力)が変更されるように構
成されている。つまり、カバーの開度が大きいほど前方
側への風力が小さくなって、トウミ風力が小さくなる。
【0019】そして、選別装置Bでの選別処理が適正に
行われるように、扱室Aからの漏下処理物量に応じて、
チャフ開度調節モータM4及びトウミ風力調節モータM
5の作動を制御する脱穀制御が実行される。ここで、走
行速度が速くなると、扱室Aに供給される刈取穀稈量が
多くなって扱室Aからの漏下処理物量が多くなるので、
後述の車速センサS7の情報に基づいて判別される扱室
Aへの穀稈供給量が多いほど、上記チャフ開度及び上記
トウミ風力が大になるように制御される。
【0020】次に、動力伝達系を図5に示す。機体Vに
搭載されたエンジンEの出力は、脱穀クラッチ37を介
して脱穀部2に伝達されるとともに、走行クラッチ38
及び無段変速装置39を介してクローラ走行装置30の
ミッション部40に伝達される。ミッション部40に伝
達された出力は、ミッション部40に設けた副変速装置
(図示しない)を経てクローラ走行装置30に伝達され
るとともに、刈取クラッチ47を介して刈取部1に伝達
される。S9は、脱穀クラッチ37の入切状態を検出す
る脱穀スイッチであり、S7は、ミッション部40への
入力回転数により走行速度を検出するための車速センサ
であり、S5は、電磁ピックアップ式のエンジン回転数
センサである。又、無段変速装置39を変速操作するた
めの変速モータM6、及び副変速装置の変速用の油圧ク
ラッチ等(図示しない)が設けられている。以上より、
エンジンEの回転数を検出する回転数検出手段が、上記
エンジン回転数センサS5にて構成され、コンバインが
走行中であるか否かを検出する走行状態検出手段が、上
記車速センサS7にて構成され、作業部としての脱穀部
2が駆動状態であるか否かを検出する駆動状態検出手段
が、上記脱穀スイッチS9にて構成されることになる。
【0021】そして、エンジンEに対する負荷が大きく
なるほど、エンジン回転数が低下することから、無負荷
時のエンジン回転数(基準回転数)からの回転数低下量
によって、エンジンEの負荷が判別されるので、エンジ
ンEの能力を極力有効に利用できるようにするために、
上記車速センサS7にて検出される走行速度が設定上限
速度を超えない条件で、前記エンジン回転数センサS5
の情報に基づいて判別されるエンジン負荷が適正範囲に
維持されるように、変速モータM6の作動を制御する車
速制御が実行される。
【0022】図6に示すように、エンジンEは、ガバナ
75の調速レバー76を揺動させることによって出力が
変更される。調速レバー76は、図示しないバネ等によ
って図の始動用位置に向けて復帰付勢されるとともに、
レリーズワイヤー77によって操縦部31に設けたアク
セルレバー78に連動連結され、このアクセルレバー7
8の現在の操作位置を保持する摩擦保持機構79と、ア
クセルレバー78の操作位置を検出するポテンショメー
タ式のアクセル位置センサS17とが設けられている。
アクセルレバー78は、低回転側の始動位置と最大回転
数位置との間で操作できるように構成され、エンジン始
動時は始動位置に操作され、刈取作業を行うために走行
開始するときは、最大回転数位置よりも低回転側に設定
される定格回転数位置(作業用回転数位置)まで上昇操
作される。つまり、上記アクセルレバー78が、エンジ
ンEの回転数を変更調節する手動式の回転数調節手段を
構成する。そして、アクセル位置センサS17の検出情
報に基づいて、エンジンEに供給される燃料噴射量が調
整されて、エンジン回転数がアクセルレバー78の操作
位置に対応する回転数に制御されるように構成されてい
る。
【0023】次に、上述した各種の制御(刈高制御、扱
深制御、方向制御、水平制御、アンローダ制御、レール
制御、脱穀制御等)の起動指令や、制御目標値等の情報
を入力する入力手段、及び、各種情報の表示手段につい
て説明する。図7に示すように、操縦部31の座席31
Aの左横脇に、座席に近い側から順に、上記各制御の起
動スイッチや調整ボリューム等を備えた基本スイッチモ
ジュールMU1(図8参照)と、水平制御の起動スイッ
チや手動操作スイッチ等を備えた水平制御スイッチモジ
ュールMU3(図10参照)とが配置され、さらに、走
行速度を変速操作するための手動変速レバー7が、握り
部7Aを上記基本スイッチモジュールMU1の上方に位
置させる状態で設けられている。尚、この手動変速レバ
ー7の操作に応じて前記変速モータM6が駆動される。
一方、座席31Aの右側前方には、乗降部31Bが設け
られ、座席右側後部位置には、前記アンローダ32を操
作するためのスイッチ等を備えたアンローダスイッチモ
ジュールMU2(図9参照)が配置されている。
【0024】操縦部31の右前方側には、刈取部1を手
動で昇降操作する刈取昇降レバーと走行機体Vを手動で
左右に旋回操作するステアリングレバーとに兼用構成さ
れた十字操作式の刈高操向レバー8が設けられている。
つまり、この刈高操向レバー8を後方側に揺動操作する
と刈取部1が上昇する一方、前方側に揺動操作すると刈
取部1が下降し、刈高操向レバー8を左側に揺動操作す
ると機体が左旋回する一方、右側に揺動操作すると機体
が右旋回する。尚、この刈高操向レバー8の刈取昇降及
び操向操作の各方向での揺動操作量を検出するために、
夫々ポテンショメータにて構成された刈取昇降検出セン
サS12及び操向操作検出センサS13が設けられてい
る(図13参照)。操縦部31の左前方側のパネルに
は、各種の情報を表示するための表示用モジュールMU
4(図11参照)が設けられている。
【0025】前記基本スイッチモジュールMU1には、
図8に示すように、脱穀及び扱深さ制御用操作ユニット
部41、車速制御用操作ユニット部42、方向制御用操
作ユニット部43、刈高制御用操作ユニット部44、レ
ール制御用操作ユニット部45、及び、予備用の操作ユ
ニット部46とが装備されている。尚、予備用の操作ユ
ニット部46は、上記以外の制御を追加したような場合
に、その操作ユニット部として使用される。
【0026】前記脱穀及び扱深さ制御用操作ユニット部
41には、照光式の押しボタンスイッチに構成された扱
深さ制御の起動スイッチ41a、麦、稲及び濡れの中か
ら1つの作物条件を選択する作物切換ボリューム41
b、チャフ開度を調節するためのチャフボリューム41
c、及び、トウミ風力を調節するためのトウミボリュー
ム41dが一体形成されている。ここで、上記1つの作
物条件において、チャフボリューム41cを開側に回す
ほど、前記穀稈供給量に対するチャフ開度の制御状態が
全体として開き側に変更調節され、トウミボリューム4
1dを強側に回すほど、前記穀稈供給量に対するトウミ
風力の制御状態が全体として強側に変更調節される。
又、作物条件の選択により、麦、稲、濡れの順で、上記
チャフ開度の制御状態が全体として開き側に変更調節さ
れ、トウミ風力の制御状態が全体として強側に変更調節
される。
【0027】車速制御用操作ユニット部42には、照光
式の押しボタンスイッチに構成された車速制御の起動ス
イッチ42aと、上限車速を設定する車速制限ボリュー
ム42bとが一体形成されている。方向制御用操作ユニ
ット部43には、照光式の押しボタンスイッチに構成さ
れた方向制御の起動スイッチ43aと、旋回力を調節す
るための旋回力切換ボリューム43bとが一体形成され
ている。ここで、旋回力切換ボリューム43bを大側に
回すと、ディーティ駆動される前記操向用シリンダ9
L,9Rのオフ時間に対するオン時間の比(ディーティ
比)が大側に変更されて旋回力が大きくなり、小側に回
すと、上記ディーティ比が小側に変更されて旋回力が小
さくなる。刈高制御用操作ユニット部44には、照光式
の押しボタンスイッチに構成された刈高制御の起動スイ
ッチ44aと、目標刈高さを設定するための刈高さ調整
ボリューム44bとが一体形成されている。レール制御
用操作ユニット部45には、レール制御を入り切りする
起動スイッチ45aと、レール制御の入り切り状態を表
示するレール制御ランプ45bとが一体形成されてい
る。尚、図8は、チャフボリューム41c、トウミボリ
ューム41d、車速制限ボリューム42b、旋回力切換
ボリューム43b、及び刈高さ調整ボリューム44bに
よる各切換えを7段階に調整できるもの(クリック付
き)を例示する。
【0028】アンローダスイッチモジュールMU2に
は、図9に示すように、照光式の押しボタンスイッチに
構成されたアンローダ32の自動作動の起動又は停止用
の自動・停止スイッチ50a、照光式の押しボタンスイ
ッチに構成されたタンク張出し開スイッチ50bとタン
ク張出し閉スイッチ50c、十字操作キーに構成されて
アンローダ32を手動で上昇・下降・右旋回・左旋回操
作するための手動操作スイッチ50d、及び、アンロー
ダ32の目標停止位置を機体左側、機体後部側、機体右
側のうちから選択する停止位置選択ボリューム50eが
一体形成されている。
【0029】水平制御スイッチモジュールMU3には、
図10に示すように、照光式の押しボタンスイッチに構
成された水平制御の起動用の自動スイッチ60a、照光
式の押しボタンスイッチに構成されて水平制御モードを
上げ基準と下げ基準とに切り換える水平モード切替スイ
ッチ60b、照光式の押しボタンスイッチに構成された
後進時機体上昇スイッチ60c、十字操作キーに構成さ
れて機体姿勢を右上げ・左上げ・上げ・下げの各状態に
操作するための手動操作スイッチ60d、及び、水平制
御の作動時(自動モード)における目標傾斜状態を設定
する水平調整ボリューム60eが一体形成されている。
【0030】表示用モジュールMU4には、図11に示
すように、図示しない燃料タンク内の燃料残量を示す指
示針式の燃料メータ70a、指示針式のタコメータ70
b、水温メータ70c、前記タンク3内のモミの量を表
示するモミLCD70d、及び、各種のメッセージやグ
ラフ等の画像情報を表示する主LCD70eが設けら
れ、さらに、左右のウインカランプ70fや、充電(チ
ャージ)70g4、ブレーキ70g3、オイル70g
2、及びチェック70g1の各種の警報ランプや、前記
副変速装置の切換状態が高速、標準、倒伏及び中立のい
ずれの状態であるかを表示する副変速ランプ70hが設
けられている。上記指示針式のタコメータ70bにて、
エンジンEの回転数の変化に伴ってその検出回転数を指
示する指示部としての指示針sbが設定経路に沿って移
動するように構成された回転数表示手段KHが構成され
ている。尚、図には、上記主LCD70eに、エンジン
の負荷レベルを示すバーグラフを上側に、前記シーブセ
ンサS10にて検出される脱穀部2の揺動選別板54上
での処理物量を示すバーグラフを下側に、夫々表示した
ものを例示している。又、表示用モジュールMU4の右
側方には、チェックスイッチ71と、表示切換スイッチ
72とが設けられ、この両スイッチ71,72は、押し
操作されているときだけオン状態になり、押し操作され
ないときはオフ状態となる押ボタン式のスイッチに構成
されている。
【0031】そして、図12及び図13に示すように、
コンバイン全体の制御を集中して実行する中央制御部C
Uと、刈取部1、脱穀部2、タンク部(タンク3とアン
ローダ32にて構成される)及び本機部4等の機体各部
に分散配置される複数個の端末制御部LU(LU1〜L
U5),及び各モジュールMU(MU1〜MU4)と
が、高速通信線T1及び低速通信線T1を介して通信可
能に接続され、前記中央制御部CUは、コンバインを動
作させるために複数の制御(前述の扱深制御、脱穀制
御、車速制御、方向制御、刈高制御、レール制御、アン
ローダ制御、水平制御等)を実行可能に構成されてい
る。
【0032】制御情報検出用のセンサ類SW及び作業用
のアクチュエータ類AKが、前記複数個の端末制御部L
Uのいずれかに接続されて、その接続された端末制御部
LUに対して信号を入出力するように構成されている。
アクチュエータ類AKは、機体各部に備えた作業装置を
作動させるための前記油圧シリンダや電動モータ等から
なり、センサ類SWは、各種の制御情報をON/OFF
の二値情報として検出するスイッチ等からなる。
【0033】具体的には、図12に例示するように、刈
取部1に配置される端末制御部LU3から、前記扱深さ
モータM1に対する駆動信号が出力されるとともに、端
末制御部LU3に、前記方向センサS1、前記株元セン
サS2、前記穂先センサS8a,S8b、及び前記刈取
詰まり検出スイッチS14の各検出信号が入力されてい
る。脱穀部2に配置される端末制御部LU4から、前記
レール上げモータM2、前記チャフ開度調節モータM4
及び前記トウミ風力調節モータM5に対して駆動信号が
出力されるとともに、端末制御部LU4に、前記カッタ
詰まり検出スイッチS15の検出信号が入力されてい
る。
【0034】本機部4に配置される2つの端末制御部L
U1,2のうちで、1つの端末制御部LU2から、前記
変速モータM6に対する駆動信号が出力されるととも
に、端末制御部LU2に、前記脱穀スイッチS9及び前
記副変速装置の変速状態を切り換えるための副変速スイ
ッチ(図示しない)の信号が入力され、他の端末制御部
LU1は、油圧出力専用の端末制御部に構成されて、こ
の端末制御部LU1から、前記刈取昇降シリンダ5、前
記操向用シリンダ9L,9R、前記ローリング用シリン
ダ30e、及び前記アンローダ用油圧シリンダ62を駆
動するための各ソレノイドに対する各駆動信号が出力さ
れている。タンク部に配置される端末制御部LU5か
ら、前記旋回用モータM3に対する駆動信号が出力され
るとともに、端末制御部LU5に、タンク3内に貯溜さ
れている穀粒の量を検出するモミセンサS11の検出信
号が入力されている。
【0035】アクチュエータ類AKの駆動のために高速
通信処理が要求される信号が入出力する端末制御部(以
下、高速端末部と称す)LU1〜LU5が、高速通信線
T1によって前記中央制御部CUに接続される一方、高
速通信処理が要求されない信号が入出力する前記各スイ
ッチモジュールMU1〜3及び表示用モジュールMU4
が、低速通信線T2によって前記中央制御部CUに接続
されている。そして、中央制御部CUが、高速通信線T
1に接続された各高速端末部LU1〜5に対して、各ア
ドレスを指定するポーリングセレクティング方式にて多
重通信しながら、各高速端末部LU1〜5との間で高速
の通信処理を実行するように構成されている。
【0036】図13に示すように、中央制御部CUに
は、制御処理用のマイクロコンピュータCPUと、高速
通信用の通信用ドライバーDRと、低速通信用の通信用
ドライバーDR’とが設けられている。上記制御用のマ
イクロコンピュータCPUには、ポテンショメータ等の
連続的に変化する情報を検出するアナログ式センサから
のアナログ入力信号や、回転数等を検出するためのパル
ス式センサからのパルス入力信号が入力されるととも
に、前記エンジンEに対する燃料供給を遮断してエンジ
ン停止させるためのエンジン停止ソレノイドSOLに対
する駆動信号や、警報用のブザー48及び警報ランプ4
9に対する駆動信号が出力されている。上記アナログ入
力信号として、前記アンローダ位置センサS3、前記ロ
ーリングセンサS4、前記超音波センサS6、前記シー
ブセンサS10、前記刈取昇降検出センサS12、操向
操作検出センサS13及びアクセル位置センサS17か
らの各検出信号が入力され、上記パルス入力信号とし
て、前記車速センサS7と、前記2番回転センサS16
からの検出信号が入力され、さらに、図示しないバッテ
リーから車体各部への電力供給をオフするオフ状態と、
バッテリーから車体各部への電力供給をオンするオン状
態と、エンジンEを始動させる始動装置(図示しないセ
ルモータにて構成される)の作動状態とに切換操作自在
な電源投入用のメインスイッチMWの信号が入力されて
いる。
【0037】上記制御用のマイクロコンピュータCPU
には、制御データ記憶用のRAM等からなるメモリRA
Mが内蔵されるとともに、EEPROM等の不揮発性の
メモリMEMが接続され、メモリRAMには、センサ類
の検出データや、各スイッチモジュールMU1〜MU3
のスイッチ等の入力データや、前記アクチュエータ類A
Kに対する駆動データ等が記憶され、不揮発性のメモリ
MEMには、機械稼働中に発生した各種のエラー情報
(後述の自己診断データ)等が記憶される。
【0038】又、前記中央制御部CUのマイクロコンピ
ュータCPUが、標準機能としてシリアル通信インター
フェース機能を備えており、一方、図14及び図15に
示すように、各スイッチ及び表示モジュールMU1〜4
に設けられる入出力信号処理用のコントローラ29が、
同様にシリアル通信インターフェース機能を標準機能と
して備えたワンチップマイコン等にて構成されている。
そして、中央側のマイクロコンピュータCPUと各モジ
ュール側のコントローラ29に備えた両方のシリアル通
信インターフェース機能を用いて、中央制御部CUが、
前記低速通信線T2を介して直接、各モジュールMU1
〜4との間で低速の通信処理を実行するように構成され
ている。具体的には、中央制御部CUは、各モジュール
MU1〜4に対して設定されたアドレスを順次指定しな
がら、ポーリングセレクティング方式にて、各モジュー
ルMU1〜4からのデータ(各手動スイッチや調整用ボ
リュームのデータ)の入力、及び、各モジュールMU1
〜4に対するデータの出力(各ランプや表示部の表示デ
ータ)を行う。
【0039】図15に示すように、表示用モジュールM
U4において、コントローラ29に、燃料(フューエ
ル)センサ、水温センサ、前記エンジン回転数センサS
5、及びオイルスイッチからの各検出信号と、オルタネ
ータの出力電圧とが入力され、コントローラ29は、こ
れらの入力信号及び中央制御部CUから送信される表示
用データに基づいて、燃料メータ70a、タコメータ7
0b、水温メータ70c、モミLCD70d、主LCD
70e、副変速ランプ70h、及び、チェックランプ7
0g1を表示作動させる。尚、コントローラ29は、上
記エンジン回転数センサS5、燃料センサ、水温センサ
等の検出情報を、中央制御部CUからの送信要求に応じ
て送信する。一方、左右のウインカランプ70fは、各
ウインカスイッチの入り操作によって点灯し、チャージ
ランプ70g4は、オルタネータからの出力電圧によっ
て消灯し、ブレーキランプ70g3は、ブレーキスイッ
チの入り操作によって点灯し、オイルランプ70g2
は、オイルスイッチの入り操作によって点灯する。又、
前記チェックスイッチ71と、前記表示切換スイッチ7
2の各情報も、前記コントローラ29に入力されてい
る。尚、表示切換スイッチ72は、機械の稼動時間情報
(以下、アワーメータという)と、バッテリーの畜電状
態を表わすバッテリー情報(具体的には、バッテリー電
圧)とを、所定時間(例えば5秒間)表示させるように
(図16(イ)参照)、前記主LCD70eの表示内容
を切り換えるために使用される。
【0040】作業者に知らせるべき報知情報を画像情報
として表示する画像表示手段GHが、前記主LCD70
eにて構成されると共に、前記報知情報を管理して、そ
の報知情報を主LCD70eにて表示させるように制御
する表示制御手段CUが、前記中央制御部CUにて構成
されている。そして、中央制御部CUが、前記車速セン
サS7にてコンバインが走行停止中であることが検出さ
れているときに、前記エンジン回転数センサS5の検出
情報に基づいて、前記エンジンEの回転数が設定回転数
(例えば10rpm)以上変化したことを検出した場合
に、前記エンジンEの回転数情報を前記報知情報として
前記主LCD70eに表示させるように構成されてい
る。具体的には、図16(ロ)に示すように、前記中央
制御部CUが、前記エンジンEの回転数情報を数値情報
として表示させるように構成されている。又、前記中央
制御部CUが、前記エンジン回転数センサS5の検出情
報に基づいて、エンジンEの回転数情報を前記タコメー
タ70bに表示させるように構成されている。
【0041】さらに、前記中央制御部CUが、前記脱穀
スイッチS9の情報に基づいて、前記脱穀部2が非駆動
状態であるときには、前記エンジンEの回転数情報を前
記主LCD70eに表示させ、前記脱穀部2が駆動状態
であるときには、前記エンジンEの負荷情報を前記主L
CD70eに表示させるように構成されるとともに、前
記メインスイッチMWが前記オフ状態から前記オン状態
に切り換えられた後、前記始動装置(セルモータ)の作
動状態に切り換えられるまでは、前記主LCD70e
に、前記アワメータと、前記バッテリー情報とを表示さ
せるように構成されている。
【0042】前記中央制御部CUは、前記各制御を実行
する場合に、各高速端末部LU1〜5及び各モジュール
MU1〜4から通信線T1,T2を介して送信されたセ
ンサ類SW及びスイッチ等の各入力データに基づいて、
アクチュエータ類AKに対する適正駆動内容を判定し
て、その適正駆動内容を駆動データとして、通信線T1
を介してアクチュエータ類AKが接続された高速端末部
LUに送信し、アクチュエータ類AKが接続された高速
端末部LUが、上記受信した駆動データに基づいてアク
チュエータ類AKに対して駆動信号を出力するように構
成されている。
【0043】例えば、前記刈高制御の場合について具体
的に説明すると、中央制御部CUは、前記基本スイッチ
モジュールMU1との通信によって、刈高制御用操作ユ
ニット部44に備えた刈高制御の起動スイッチ44aが
オンしていると判断したときには、前記刈高さ調整ボリ
ューム44bにて入力される目標高さ情報及び前記超音
波センサS6の対地高さ情報に基づいて刈取高さを目標
高さに維持するための前記刈取昇降シリンダ5に対する
適正駆動内容を判別し、その適正駆動内容を制御データ
として上記刈取昇降シリンダ5が接続された高速端末部
LU1に送信する。そして、上記高速端末部LU1は、
受信した制御データに従って前記ゲートアレイGA2の
ポート出力端子a,bの一方からHIGH信号を、他方
からLOW信号を出力して前記ソレノイドL1,L2の
いずれか一方を駆動して、刈取昇降シリンダ5を昇降作
動させる。
【0044】又、前記中央制御部CUは、各高速端末部
LU1〜5及び各モジュールMU1〜4から通信線T
1,T2を介して送信されたセンサ類SW及びスイッチ
等の各入力データに基づいて、前記ランプやLCD表示
器等の各種の表示手段に表示する適正表示内容を判定し
て、その適正表示内容を表示用データとして通信線T1
を介して各モジュールMU1〜4に送信し、一方、各モ
ジュールMU1〜4は、中央制御部CUから受信した前
記表示用データに基づいて、上記表示手段に対して駆動
信号を出力するように構成されている。
【0045】上記刈高制御の場合について具体的に説明
すると、中央制御部CUは、前記基本スイッチモジュー
ルMU1からの受信データによって、刈高制御の起動ス
イッチ44aのオン状態を確認すると、基本スイッチモ
ジュールMU1に対して、照光式スイッチに構成された
上記起動スイッチ44aを点灯させる指令データを送信
するとともに、表示用モジュールMU4に対して、主L
CD70eに刈高制御の起動メッセージを表示する表示
指令を送信する。そして、基本スイッチモジュールMU
1は、中央制御部CUから受信した点灯指令データに従
って、上記刈高制御の起動スイッチ44aを点灯作動さ
せ、表示用モジュールMU4は、中央制御部CUから受
信した表示指令に従って、上記主LCD70eに、「刈
高自動[入]」のメッセージを、所定時間(例えば、5
秒間)表示する。尚、刈高制御の起動スイッチ44aを
オフしたときには、上記主LCD70eに、「刈高自動
[切]」のメッセージが、所定時間(例えば、5秒間)
表示され、又、前記刈高さ調整ボリューム44bを操作
して、目標高さ情報を変更するときにも、中央制御部C
Uと表示用モジュールMU4の間の通信に基づいて、刈
高さ調整ボリューム44bによって変更される目標刈高
さの値が、主LCD70eにバーグラフ表示される。
【0046】次に、図20〜図24に示すフローチャー
トに基づいて、前記中央制御部CUによる制御動作につ
いて説明する。メインフロー(図20)では、メインス
イッチMWがオフ状態からオン状態に操作されて電源が
投入され、中央制御部CUに電力が供給されて(尚、こ
のとき、各高速端末部LU1〜5及び各モジュールMU
1〜4にも電力が供給される。)、制御がスタートする
と、前記チェックスイッチ71のオンオフ状態を検出し
て、チェックスイッチ71がオン状態であれば微調節モ
ードに起動される。一方、チェックスイッチ71がオフ
状態であれば通常モードに起動され、この通常モードに
おいてチェックスイッチ71のオンオフ状態を検出し
て、チェックスイッチ71がオン状態に変化すれば、自
己診断モードに起動される。
【0047】上記微調節モードでは、刈取部1、脱穀部
2等の機械各部が基準状態にあるときの前記各センサ類
の検出情報に対応させて、各センサ類の検出情報から機
械各部の実動作状態を求めるための基準値の情報(微調
節データという)を、前記メモリMEMに記憶させる。
具体的には、以下に例示するような微調節データが記憶
される。 (1)左右の各方向センサS1が機体横方向位置に復帰
している状態を基準状態としてそのときの各方向センサ
S1の検出値 (2)刈取部1を対象として基準状態として上限位置に
上昇させたときの刈取昇降検出センサS12の検出値 (3)アンローダ32を対象として基準状態として前記
ホーム位置に旋回させたときのアンローダ位置センサS
3の検出値 (4)機体Vを対象として基準状態として水平状態にし
たときのローリングセンサS4の検出値
【0048】通常モードでは、図21に示すように、各
高速端末部LU1〜5及び各モジュールMU1〜4との
間で通信するための通信制御処理、前記報知情報の管理
処理、表示制御処理、及び、前記複数の制御を実行する
ための作業制御処理を行う。尚、この作業制御処理で
は、各センサ類の検出情報と前記記憶させた微調節デー
タの情報に基づいて機械各部の実動作状態を求めて、そ
の実動作状態の情報に基づいて前記アクチュエータ類A
Kの作動を制御する。
【0049】表示制御処理では、図22〜図23に示す
ように、先ず、報知させる緊急度の高い警報情報が発生
しているか否かを判断する。警報情報には、緊急度に応
じて2種類の警報情報がある。図18には、より緊急度
の高い第1警報情報を示しており、(イ)は前記刈取詰
まり検出スイッチS14にて刈取部1での穀稈詰まりが
検出されていることを表わす「刈取詰まり」、(ロ)
は、前記カッタ詰まり検出スイッチS15にて排藁の詰
まりが検出されていることを表わす「カッタ詰まり」、
(ハ)は、前記2番回転センサS16にて二番搬送装置
63での二番物の詰まりが検出されていることを表わす
「2番詰まり」、(ニ)は、前記モミセンサS11にて
貯溜タンク3での穀粒の満杯状態が検出されていること
を表わす「モミ満杯」、(ホ)は、藁屑等の付着によっ
て前記穂先センサS8a,S8bの検出状態が異常であ
り、点検を要することを表わす「穂先センサ→点検」、
(ヘ)は、エンジンEが過負荷状態であることを表わす
負荷警報としての「減速して下さい」、もしくは、前記
シーブセンサS10にて検出される処理物量が過大であ
ることを表わすシーブ警報としての「減速して下さい」
の各表示である。図19には、より緊急度の低い第2警
報情報を示しており、(イ)は、前記燃料センサにて検
出される燃料残量が少ないことを表わす「燃料切れ」、
(ロ)は、バッテリーであるバッテリーの充電が不足状
態であることを表わす「バッテリー充電不足」、(ハ)
は、前記水温センサにて前記エンジンEの過熱状態が検
出されていることを表わす「オーバーヒート」の各表示
である。
【0050】第1警報情報が発生しているときは、その
第1警報情報を異常が解消されるまで前記主LCD70
eに連続表示させるとともに、前記警報用のブザー48
及び警報ランプ49を連続作動させる。尚、図示しない
が、このとき同時に、図18(イ)(ロ)(ハ)の各場
合においては、上記警報表示と共に、前記作業制御処理
において、エンジンEの停止作動が実行される。前記第
1警報情報が発生していない状態で、第2警報情報が発
生しているときは、第2警報情報を、異常が解消される
まで、主LCD70eに設定時間間隔で所定時間繰り返
し表示させる(例えば30秒間隔で、3秒間表示させ
る)とともに、その第2警報表示と同時に、前記警報用
のブザー48及び警報ランプ49を作動させる。
【0051】上記警報情報が発生していないときは、自
己診断データが発生しているか否かを判断する。上記自
己診断データとしては、図17に例示するように、前記
ボリューム類やセンサ類の検出エラー(例えば、有り得
ない値となったり、値が全く変化しないような場合
等)、モータ等のアクチュエータ類の作動エラー(例え
ば、作動がロックしたり、全く動作しないような場合
等)の情報が管理されて表示される。図17において、
(イ)は前記作物切換ボリューム41bの故障を表わす
「作物選択SW故障」、(ロ)は前記車速制限ボリュー
ム42bの故障を表わす「車速制限VR故障」、(ハ)
は前記シーブセンサS10の故障を表わす「シーブセン
サ故障」、(ニ)は前記チャフ開度調節モータM4の故
障を表わす「チャフモータ故障」を表示した例を示す。
上記以外の自己診断データとしては、「微調整データ異
常」、「機種データ異常」、「アンローダ収納位置異
常」、「チャフ全開値異常」、「チャフ全閉値異常」、
「トウミ全開値異常」、「トウミ全閉値異常」、「アン
ローダセンサ故障」、「アンローダモータ故障」、「ア
ンローダ手動スイッチ故障」、「チャフセンサ故障」、
「トウミセンサ故障」、「トウミモータ故障」、「チャ
フ調整ボリューム故障」、「トウミ調整ボリューム故
障」、「エンジン回転入力異常」、「増速出力異常」、
「減速出力異常」、「電気ブレーキ異常」、「方向右出
力異常」、「方向左出力異常」等が管理されて表示され
る。
【0052】そして、自己診断データが発生していると
きは、既に自己診断データが表示されているときを除い
て、前記チェックランプ70g1を点灯させると共に、
前記チェックスイッチ71がオン状態になるか否かを判
断する。チェックスイッチ71がオン状態になれば、上
記自己診断データを主LCD70eに表示させる。そし
て、自己診断データの表示中に、チェックスイッチ71
が再度オン状態になると、チェックランプ70g1を消
灯するとともに、自己診断データの表示を消して、通常
の表示状態に戻す。
【0053】通常の表示状態では、メインスイッチMW
がオフからオンに操作された後、エンジンEが始動され
るまでは、アワメータとバッテリー電圧の情報を主LC
D70eに表示させる。エンジンEが始動された後、脱
穀部2が駆動状態になるまでは、エンジン回転数を主L
CD70eに表示させ、脱穀部2が駆動状態になるに伴
って、前記負荷レベルとシーブレベルを主LCD70e
に表示させる。この負荷レベルとシーブレベルの表示中
に、前記車速センサS7にてコンバインが走行停止中で
あることが検出され、さらに、エンジンEの回転数が設
定回転数(例えば、 10rpm)以上変化したことが検
出されると、上記負荷レベルとシーブレベルの表示をエ
ンジン回転数の表示に切り換える。尚、このとき、前記
エンジン回転数センサS5の検出情報に基づいて、タコ
メータ70bにエンジンEの回転数情報を表示させる。
【0054】自己診断モードでは、図24に示すよう
に、前記メモリMEMに記憶されている前記自己診断デ
ータの情報を読み出して、前記主LCD70eに表示さ
せる。そして、前記チェックスイッチ71が押される
と、自己診断モードを終了する。
【0055】〔第2実施形態〕次に、本発明の第2実施
形態について説明する。この第2実施形態では、前記画
像表示手段GH及び回転数表示手段KHが設けられる表
示モジュールの構成と、表示制御処理の一部の構成が異
なる点を除いて、上記第1実施形態と同様に構成されて
いる。この第2実施形態の表示モジュールには、図25
に示すように、燃料タンク内の燃料残量を示す指示針式
の燃料メータ100、前記回転数表示手段KHとしての
指示針式のタコメータ101、左右のウインカランプ1
02、ブレーキランプ103、ランプ式の負荷表示器1
04、及び、前記画像表示手段GHとしてのLCD表示
器105が設けられている。負荷表示器104には、エ
ンジンEの負荷を5段階に判別したときの各段階の負荷
レベルを表わす1〜5の番号を付した5個のランプが備
えられている。そして、前記中央制御部CUは、第1実
施形態での図22に示す処理の代わりに図26に示す表
示制御処理を実行する。つまり、前記第1、第2警報情
報、 及び自己診断データの表示処理は第1実施形態と同
様であり、通常の表示状態では、メインスイッチMWが
オフからオンに操作された後、エンジンEが始動される
まで、アワメータとバッテリー電圧の情報をLCD表示
器105に表示させ、エンジンEが始動された後、脱穀
部2が駆動状態になるまでは、エンジン回転数をLCD
表示器105に数値情報として表示させ、脱穀部2が駆
動状態になるに伴って、LCD表示器105に前記シー
ブレベルを表示させるとともに、エンジンの負荷レベル
に対応する番号のランプを点灯させるように負荷表示器
104を作動させる。このシーブレベルの表示中に、前
記車速センサS7にてコンバインが走行停止中であるこ
とが検出され、さらに、エンジンEの回転数が設定回転
数(例えば、10rpm)以上変化したことが検出され
ると、上記シーブレベルの表示をエンジン回転数の表示
に切り換える。同時に、中央制御部CUは、エンジンE
の回転数を表示するようにタコメータ101を作動させ
る。
【0056】〔別実施形態〕次に、別実施形態について
説明する。上記第1、第2実施形態では、手動式の回転
数調節手段を、アクセルレバー78にて構成したが、こ
れ以外の例えば手動ボリューム等にて構成してもよい。
【0057】上記第1、第2実施形態では、画像表示手
段GHを、LCD表示器70eにて構成したが、これ以
外の画像表示装置(例えばCRT表示装置)にて構成し
てもよい。
【0058】上記第1、第2実施形態では、回転数検出
手段を、電磁ピックアップ式のエンジン回転数センサS
5にて構成したが、これ以外のエンジン回転数センサに
て構成してもよい。
【0059】上記第1、第2実施形態では、走行状態検
出手段を、車速センサS7にて構成したが、これ以外
に、例えば前記無段変速装置39の中立状態を検出する
中立スイッチにて構成してもよい。
【0060】上記第1、第2実施形態では、作業車に備
える作業部を脱穀部2にて構成したが、これ以外に、作
業部を脱穀部2及び刈取部1にて構成するようにしてよ
い。尚。この場合は、駆動状態検出手段が、脱穀スイッ
チS9と、前記刈取クラッチ47の入切状態を検出する
刈取スイッチにて構成されることになる。
【0061】上記第1、第2実施形態では、表示制御手
段CUが、エンジンEの回転数情報を数値情報として表
示させるように構成したが、これ以外に、エンジンEの
回転数情報を、例えばバーグラフ画像にて表示させるよ
うにしてよい。
【0062】上記実施形態では、本発明を作業車として
の刈取収穫用のコンバインに適用したが、本発明をコン
バイン以外の作業車に適用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの全体側面図
【図2】コンバインの前部側面図
【図3】コンバインの概略平面図
【図4】脱穀部の縦断側面図
【図5】コンバインの動力伝達図
【図6】エンジンの回転数変更調節手段を示す図
【図7】操縦部の平面図
【図8】基本スイッチモジュールの正面図
【図9】アンローダスイッチモジュールの正面図
【図10】水平制御スイッチモジュールの正面図
【図11】表示用モジュールの正面図
【図12】コンバインの制御構成の全体を示すブロック
【図13】コンバインの制御構成の主要部を示す回路ブ
ロック図
【図14】スイッチモジュールの制御構成を示すブロッ
ク図
【図15】表示用モジュールの制御構成を示すブロック
【図16】通常の表示状態のときの表示画面の図
【図17】自己診断データを表示する表示画面の図
【図18】警報情報を表示する表示画面の図
【図19】警報情報を表示する表示画面の図
【図20】制御作動を示すフローチャート
【図21】制御作動を示すフローチャート
【図22】制御作動を示すフローチャート
【図23】制御作動を示すフローチャート
【図24】制御作動を示すフローチャート
【図25】第2実施形態における表示用モジュールの正
面図
【図26】第2実施形態における制御作動を示すフロー
チャート
【符号の説明】
2 作業部 78 回転数調節手段 CU 表示制御手段 E エンジン GH 画像表示手段 KH 回転数表示手段 MW メインスイッチ S5 回転数検出手段 S7 走行状態検出手段 S9 駆動状態検出手段 sb 指示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 仲島 鉄弥 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 Fターム(参考) 2B074 AA02 AB01 AC02 AD05 AF02 AG03 BA18 CA01 CE01 DA01 DA02 DA03 DA06 DB03 DB04 DC01 DC05 DD01 DE03 DE05 EA17 EB01 EB13 EC01 ED05 2B076 AA03 BA07 EC02 EC09 EC17 EC23 ED21 3D040 AA22 AA40 AB04 AC29 AE13 AE14 AF29 3D044 BA19 BB03 BC07 BC13 BD02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業者に知らせるべき報知情報を画像情
    報として表示する画像表示手段と、 前記報知情報を管理して、その報知情報を前記画像表示
    手段にて表示させるように制御する表示制御手段とが設
    けられている作業車の表示装置であって、 手動式の回転数調節手段によって回転数が変更調節され
    るエンジンの回転数を検出する回転数検出手段と、作業
    車が走行中であるか否かを検出する走行状態検出手段と
    が設けられ、 前記表示制御手段が、前記走行状態検出手段にて作業車
    が走行停止中であることが検出されているときに、前記
    回転数検出手段の検出情報に基づいて、前記エンジンの
    回転数が設定回転数以上変化したことを検出した場合
    に、前記エンジンの回転数情報を前記報知情報として前
    記画像表示手段に表示させるように構成されている作業
    車の表示装置。
  2. 【請求項2】 作業車に備えた作業部が駆動状態である
    か否かを検出する駆動状態検出手段が設けられ、 前記表示制御手段が、前記駆動状態検出手段の情報に基
    づいて、前記作業部が非駆動状態であるときには、前記
    エンジンの回転数情報を前記画像表示手段に表示させ、
    前記作業部が駆動状態であるときには、前記エンジンの
    負荷情報を前記画像表示手段に表示させるように構成さ
    れている請求項1記載の作業車の表示装置。
  3. 【請求項3】 バッテリーから車体各部への電力供給を
    オフするオフ状態と、バッテリーから車体各部への電力
    供給をオンするオン状態と、前記エンジンを始動させる
    始動装置の作動状態とに切換操作自在なメインスイッチ
    が設けられ、 前記表示制御手段が、前記メインスイッチが前記オフ状
    態から前記オン状態に切り換えられた後、前記始動装置
    の作動状態に切り換えられるまでは、前記画像表示手段
    に、作業車の稼動時間情報と、前記バッテリーの畜電状
    態を表わすバッテリー情報とを表示させるように構成さ
    れている請求項1又は2記載の作業車の表示装置。
  4. 【請求項4】 前記表示制御手段が、前記エンジンの回
    転数情報を数値情報として表示させるように構成されて
    いる請求項1〜3のいずれか1項に記載の作業車の表示
    装置。
  5. 【請求項5】 前記エンジンの回転数の変化に伴ってそ
    の検出回転数を指示する指示部が設定経路に沿って移動
    するように構成された回転数表示手段が設けられ、 前記表示制御手段が、前記回転数検出手段の検出情報に
    基づいて、前記エンジンの回転数情報を前記回転数表示
    手段に表示させるように構成されている請求項1〜4の
    いずれか1項に記載の作業車の表示装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006254725A (ja) * 2005-03-15 2006-09-28 Yanmar Co Ltd コンバイン
JP2008265755A (ja) * 2008-05-31 2008-11-06 Iseki & Co Ltd 無段変速装置の変速制御装置
JP2009040409A (ja) * 2008-09-08 2009-02-26 Iseki & Co Ltd 作業車両における無段式変速装置の変速制御装置
JP2010169090A (ja) * 2009-01-19 2010-08-05 Volvo Construction Equipment Ab 掘削機のエンジン回転数制御システム

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