JP2001097027A - 自動車用空気調和装置 - Google Patents

自動車用空気調和装置

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JP2001097027A
JP2001097027A JP27970399A JP27970399A JP2001097027A JP 2001097027 A JP2001097027 A JP 2001097027A JP 27970399 A JP27970399 A JP 27970399A JP 27970399 A JP27970399 A JP 27970399A JP 2001097027 A JP2001097027 A JP 2001097027A
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air
mode
outlet
foot
flow rate
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Koichi Yamazaki
孝一 山崎
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Marelli Corp
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Calsonic Kansei Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 同一の吹出口モードでの風量割合を容易に変
更できるようにする。 【構成】 オートアンプ10が自己診断モードで動作し
ている場合、[ファン]スイッチ56を押すと、予め設
定してある吹出口モードに対する風量割合の通常設定を
特殊な設定に変更することができる。たとえば、フット
モードの場合、通常設定では、デフ吹出口から10%〜
30%の空気を漏らし、残りの空気をフット吹出口から
吹き出させる風量割合が設定されているが、この設定
を、[ファン]スイッチ56を押すことによって、フッ
ト吹出口から100%の空気を吹き出させる特殊な設定
に変更することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、同一の吹出口モードで
の風量割合を変更可能な自動車用空気調和装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車用空気調和装置は、各種セ
ンサの検出信号または乗員によって押される吹出口モー
ド設定スイッチの指令信号に基づいて吹出口モードが選
択される。選択される吹出口モードは、図7に示すよう
に、ベントモード(VENT)、バイレベルモード(B
/L)、フットモード(F)、デフフットモード(D/
F)、デフモード(DEF)の5つのモードがある。た
とえば図7に示すように、ベントモードに設定されると
ベント吹出口から全ての空気を吹き出させ、また、フッ
トモードに設定されるとデフ吹出口から10%〜30%
の空気を吹き出し、残りの空気をフット吹出口から吹き
出させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の自
動車用空気調和装置では、各吹出口のドアの開度を制御
するのにアクチュエータとリンク機構を用いており、吹
出口モードに応じて設定されている風量割合は固定的で
ある。たとえば、フットモードに設定したときには、空
気は、足元だけに吹き出されるのではなく、窓の曇りを
抑える為デフ吹出口からも吹き出される。これを嫌うユ
ーザが存在するときには、ユーザの要求に応えるため、
フットモードに設定したときに所定のアクチュエータの
停止位置に対して空気が足元にだけ吹き出されるように
ドア開度を制御するリンク機構を改めて作成し、この作
成したリンク機構を既存のリンク機構と交換することに
よってそのユーザの要求に応えざるを得なかった。
【0004】このリンク機構の作成は一品対応となるこ
とから、設計に時間がかかり、また制作にコストがかか
るなど様々な問題があった。
【0005】本発明は、以上のような従来の問題点を解
決するためになされたものであり、リンク機構などの部
品を作成したり交換したりすることなく、同一の吹出口
モードにおける風量割合を容易に変更することができる
自動車用空気調和装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、各請求項ごとに次のように構成される。
【0007】請求項1に記載の発明にあっては、各種セ
ンサの検出信号で吹出口モードを選択する吹出口モード
選択手段と、前記吹出口モードに対する風量割合を記憶
する風量割合記憶手段と、前記風量割合記憶手段に記憶
されている風量割合に基づいてアクチュエータを動作さ
せ各吹出口のドアの開度を制御する制御手段と、を有す
る自動車用空気調和装置において、前記風量割合記憶手
段に記憶されている吹出口モードに対する風量割合を変
更させる風量割合変更手段を有することを特徴とする自
動車用空気調和装置である。
【0008】請求項2に記載の発明にあっては、前記各
種センサやアクチュエータが正常に動作するか否かを判
断するために前記制御装置を自己診断モードに設定する
自己診断モード設定手段をさらに有し、前記風量割合変
更手段は、前記制御装置が自己診断モードに設定されて
いるときに前記風量割合変更手段による風量割合の変更
が可能であることを特徴とする請求項1に記載の自動車
用空気調和装置である。
【0009】請求項3に記載の発明にあっては、前記風
量割合変更手段は、吹出口モードに対するデフ吹出口と
フット吹出口との間の風量割合の変更が可能であること
を特徴とする請求項1または請求項2に記載の自動車用
空気調和装置である。
【0010】請求項4に記載の発明にあっては、前記風
量割合変更手段は、前記吹出口モードがフットモードで
あるとき、フット吹出口のみから100%の空気が吹き
出される風量割合、またはフット吹出口90%、デフ吹
出口10%〜フット吹出口70%、デフ吹出口30%の
間で両方の吹出口から空気が吹き出される風量割合のい
ずれかに設定できることを特徴とする請求項1乃至請求
項3のいずれかに記載の自動車用空気調和装置である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0012】図1は、本発明にかかる自動車用空気調和
装置の全体構成図である。図示した自動車用空気調和装
置1は、機械的構成部分である空気調和ユニット100
と、空気調和ユニット100の動作を制御する制御部2
00とに大別される。
【0013】空気調和ユニット100は、自動車用空気
調和装置1に空気を取り入れるインテークユニット2、
取り入れられた空気を冷却するクーラユニット4、クー
ラユニット4から流れてきた空気を加熱するヒータユニ
ット6とよりなる。インテークユニット2には、外気を
取り入れる外気取入口3、内気を取り入れる内気取入口
8が開口されており、外気取入口3、内気取入口8はイ
ンテークドア30によって選択的に切り替えられてい
る。またインテークユニット2にはブロアファンモータ
42によって回転するファンFが備えられていて、ファ
ンFが回転すると外気取入口3または内気取入口8から
空気がインテークユニット2に取り込まれる。
【0014】インテークユニット2で取り込まれた空気
は、クーラユニット4に流出される。クーラユニット4
にはエバポレータ7が設けられている。エバポレータ7
は自動車用空気調和装置1の冷凍サイクル(一部のみ図
示)における蒸発器で、図示しない膨脹弁によって減圧
された気液混合の冷媒を導き入れて、空気と熱交換させ
ることにより冷媒を蒸発させている。蒸発、気化した冷
媒は、エバポレータ7から出てコンプレッサCに吸入さ
れ、コンプレッサCで圧縮されて再び液体となり、冷凍
サイクルを循環する。なお、本実施の形態のエバポレー
タ7には、エバポレータ7を通過した直後の空気の温度
を検出する吸込温度センサ28が設けられている。
【0015】クーラユニット4で冷却された空気はヒー
タユニット6に流れ込み、ベント吹出口17、デフ吹出
口19、フット吹出口15のいずれかから車室内に吹き
出される。
【0016】空気調和ユニット100を制御する制御部
200は、オートアンプ10を有し、このオートアンプ
10には、外気の温度を検出する外気センサ24、車室
内の温度を検出する内気センサ22、日射量を検出する
日射量センサ26、エバポレータ7を通過した直後の空
気の温度を検出する吸込温度センサ28が接続され、ま
た、オートアンプ10に各種の指令を出力するコントロ
ールパネル20も接続されている。
【0017】図2は、本発明に係る自動車用空気調和装
置の制御系のブロック図である。
【0018】自動車用空気調和装置は、空調制御の全て
を司る制御手段としてのオートアンプ10を有し、その
入力側には、乗員が車内の温度や風量を設定するための
コントロールパネル20(詳細は図3参照)と、車室内
の温度を検出する内気センサ22と、車室外の温度を検
出する外気センサ24と、日射量を検出する日射センサ
26と、エバポレータ(図示せず)通過後の取り込み空
気温度を検出する吸込温度センサ28とがそれぞれ接続
されている。また、オートアンプ10の出力側には、フ
ァン(図示せず)が吸入する内気と外気の割合を調節す
るインテークドア30を回動させるインテークドアアク
チュエータ32と、冷風と温風の混合割合を調節するエ
アミックスドア34を回動させるエアミックスドアアク
チュエータ36と、吹出口モードを実現するためにモー
ドドア(ベントドア、フットドア、デフドア)38を回
動させるモードドアアクチュエータ40と、ブロアファ
ンモータ42の印加電圧を制御するファンコントロール
アンプ44と、エバボレータからのガス冷媒を吸入し圧
縮するコンプレッサ46にエンジンの動力を伝達するた
めのマグネットクラッチ48とがそれぞれ接続されてい
る。
【0019】図3に示すコントロールパネル20の[A
UTO]スイッチ50が押されると、オートアンプ10
はそのスイッチ50からの指令信号を受けてオートモー
ドで動作する。
【0020】オートモードで動作している場合、オート
アンプ10は、コントロールパネル20からの指令信号
と各種センサからの検出信号を入力して、各吹出口から
吹き出される空気の温度、吹出口モード、空気の風量を
自動的に設定する。
【0021】すなわち、オートアンプ10は、温度調節
ダイヤル52で設定された車室内の設定温度(指令信
号)、内気センサ22によって検出された車室内温度
(検出信号)、外気センサ24によって検出された外気
温度(検出信号)、日射センサ26によって検出された
日射量(検出信号)、吸込温度センサ28によって検出
された取り込み空気温度(検出信号)をそれぞれ入力す
る。
【0022】そして、オートアンプ10は、これら指令
信号と検出信号とに基づいて車室内を設定温度にするた
めに必要な各吹出口から吹き出される空気の温度、吹出
口モード、空気の風量を演算し、演算された温度の空気
を各吹出口から吹き出すためにエアミックスドアアクチ
ュエータ36を駆動し、演算された吹出口モードを実現
するためにモードドアアクチュエータ40を駆動し、演
算された風量の空気を各吹出口から吹き出すためにファ
ンコントールアンプ44に指令を出す。
【0023】また、図3に示すコントロールパネル20
の[AUTO]スイッチ50が再度押されると、オート
アンプ10はそのスイッチ50からの指令信号を受けて
今度はマニュアルモードで動作する。
【0024】マニュアルモードで動作している場合、オ
ートアンプ10は、コントロールパネル20からの指令
信号によって吹出口モード、空気の風量を任意に設定す
ることができる。
【0025】すなわち、オートアンプ10は、[MOD
E]スイッチ54の押圧操作によってモードドアアクチ
ュエータ40を駆動し吹出口モードをベントモード(V
ENT)、バイレベルモード(B/L)、フットモード
(F)、デフフットモード(D/F)、デフモード(D
EF)の順に設定する。また、オートアンプ10は、
[ファン]スイッチ56の押圧操作によってファンコン
トロールアンプ44にブロアファンモータ42の印加電
圧の指令を変え、各吹出口から吹き出される空気の風量
を多段階に設定する。さらに、オートアンプ10は、
[REC]スイッチ58が押されるとインテークドアア
クチュエータ32を駆動してインテークドア30を内気
循環モードに設定し、[FRE]スイッチ60が押され
るとインテークドアアクチュエータ32を駆動してイン
テークドア30を外気導入モードに設定する。
【0026】さらに、イグニッションスイッチ(図示せ
ず)がオンの状態で、図3に示すコントロールパネル2
0の[OFF]スイッチ62がある一定時間以上継続し
て押されると、オートアンプ10は、それに接続されて
いる各種のスイッチやセンサ類、および各種のアクチュ
エータが正常に動作するか否かを判断するための自己診
断モードで動作する。
【0027】自己診断モードで動作している場合、オー
トアンプ10は、まずコントロールパネル20の表示部
64や表示灯を全て一斉に点灯する。ユーザはその点灯
状態の良否を目視で判断する。つぎに、接続されている
各種センサからの信号を入力して各センサが正常に検出
信号を出力しているか否かを判断する。最後に、各アク
チュエータを動作させて各アクチュエータが正常に動作
しているか否かを判断する。
【0028】上記の自己診断が終了した後に[ファン]
スイッチ56を押すと、予め設定してある吹出口モード
に対する風量割合の通常の設定を変更することができ
る。たとえば、フットモードの場合、通常設定では、デ
フ吹出口から10%〜30%の空気を吹き出し、残りの
空気をフット吹出口から吹き出させる風量割合が設定さ
れているが、フット吹出口から100%の空気を吹き出
させる特殊な設定が用意されている場合、この通常設定
を特殊な設定に変更することができる。この設定変更に
よって、ユーザが好ましいと思う風量割合が選択でき、
ユーザの好みに合う空調状態を実現することができる。
【0029】このような風量割合の通常の設定の変更
は、具体的には次のようにして行なわれる。
【0030】以下、図4のフローチャートにしたがっ
て、風量割合の設定の変更に係る動作を説明する。
【0031】オートアンプ10は、自己診断モードに設
定されているかどうかを判断する(S1)。自己診断モ
ードは、イグニッションスイッチをONにして、さらに
図4に示すコントロールパネル20の[OFF]スイッ
チ62を一定時間以上押すことによって、強制的に設定
される。自己診断モードに設定されていなければ(S
1:NO)、オートアンプ10はメインルーチンの動作
に戻る。自己診断モードに設定されていれば(S1:Y
ES)、自己診断モードとして用意されている複数のス
テップの内のステップ1から診断していくためにカウン
タNに初期値1を設定する(S2)。ステップ1の診断
を実行する。すなわち、オートアンプ10は、まずコン
トロールパネル20の表示部や表示灯を全て一斉に点灯
する。ユーザはその点灯状態の良否を目視で判断する
(S3)。
【0032】ステップ1の診断が終了すると、オートア
ンプ10は、次のステップの診断をするためのステップ
切替え操作が行なわれたかどうかを判断する(S4)。
ステップ切替え操作は、コントロールパネル20の温度
調節ダイヤル52を操作することによって行なわれる。
ステップ切替え操作が行なわれていなければ(S4:N
O)、ステップ1の診断を継続し、ステップ切替え操作
が行なわれたら、次のステップに移行するためにカウン
タNに1を加える(S5)。なお、ステップ2からステ
ップ5の診断では、接続されている各種センサからの信
号を入力して各センサが正常に検出信号を出力している
か否かの判断と、各アクチュエータを動作させて各アク
チュエータが正常に動作しているか否かの判断をする。
【0033】オートアンプ10は、ステップNが、風量
割合の設定変更を行なうための設定変更ステップに該当
するか否かを判断する(S6)。具体的には、ステップ
5の診断まで行なわれたか否かを判断する。ステップN
が設定変更ステップであると判断された場合、[ファ
ン]スイッチ56を押すことによって、表示部64は風
量割合の設定変更画面に切替わり、コントロールパネル
20からの入力(特定のスイッチ操作)でフットモード
時の風量割合の設定を変更することができる(S7)。
風量割合の設定変更画面では、2桁以上の数値を表示部
64に表示し、それぞれの数字で風量割合のモードパタ
ーンやTEMP補正量(車室内の設定温度に対する吹出
口温度のずれを補正する)を表す。たとえば、下1桁目
で風量割合のモードパターンを表し、下2桁目でTEM
P補正量を表す。それぞれの数値をコントロールパネル
20からの入力で変更することによって、風量割合のモ
ードパターンやTEMP補正量を決定することができ
る。
【0034】本実施形態では、吹出口モードとしてフッ
トモードが選択されている場合、設定可能な風量割合の
モードパターンとして、図5に示すようにパターン1か
らパターン4の4種類が用意されている。パターン1
は、オートアンプ10がオートモードで動作していると
き(オート時)とマニュアルモードで動作しているとき
(マニュアル時)のいずれのときにも図6に示してある
FOOTの位置で設定される風量割合を用いるようにし
たパターンであり、通常設定はこのパターン1に予め設
定してある。パターン2は、オート時には図6に示して
あるFOOTの位置で設定される風量割合を用い、マニ
ュアル時には図6に示してあるFOOT−2の位置で設
定される風量割合を用い、マニュアル時のみ、温風がフ
ット吹出口から100%吹き出されるようにしたパター
ンである。パターン3は、オート時とマニュアル時のい
ずれのときにも図6に示してあるFOOT−2の位置で
設定される風量割合を用い、オート時とマニュアル時の
いずれときにも、温風がフット吹出口から100%吹き
出されるようにしたパターンである。パターン4は、オ
ート時には図6に示してあるFOOT−2の位置で設定
される風量割合を用い、マニュアル時には図6に示して
あるFOOTの位置で設定される風量割合を用い、オー
ト時のみ、温風がフット吹出口から100%吹き出され
るようにしたパターンである。これらのパターンはオー
トアンプ10の記憶装置に記憶され、自動車用空気調和
装置の運転時には選択されたパターンで空調制御が行な
われる。
【0035】上記のパターン1は、通常設定されている
パターンであるが、パターン2からパターン4までは特
殊な設定であり、オートアンプ10を自己診断モードに
設定した時にだけ設定することができる。自己診断モー
ドで特殊な設定をしたときには、各種センサの検出信号
または乗員によって押される吹出口モード設定スイッチ
の指令信号に基づいてフットモードが選択されると、設
定された風量割合で吹出口から空気が吹き出される。な
お、各吹出口に設けられているベントドア、フットド
ア、デフドアのそれぞれは、リンク機構を介して1つの
モードドアアクチュエータ40によって駆動される。し
たがって、リンク機構は、たとえば、リンクの停止位置
を自由に選択できるLANアクチュエータを使用すれ
ば、モードドアアクチュエータ40の停止位置を変更す
るだけでFOOTの位置とFOOT−2の位置が実現で
きるように構成してある。
【0036】なお、各吹出口モードの風量割合は図6に
示すようになっている。つまり、フットモードでは、上
記のように設定されたFOOTあるいはFOOT−2の
位置で風量割合を決定する。FOOTに設定された場
合、従来のフットモードと同じく、10〜30%の割合
の空気がデフ吹出口から吹き出され、残りの空気はフッ
ト吹出口から吹出される。FOOT−2の位置に設定さ
れた場合、100%の割合の空気がフット吹出口から吹
出される。以上のような設定の変更が行なわれた後、オ
ートアンプ10は自己診断モードの終了かどうかを判断
する(S8)。自己診断モードは、[AUTO]ボタン
50が押されるか、またはイグニッションがOFFにさ
れるかすると終了する。これらの動作が行なわれると、
オートアンプ10は、自己診断モードの終了と判断す
る。オートアンプ10は、自己診断モードの終了である
と判断すると(S8:YES)、自己診断を終了し、自
己診断モードの終了でないと判断すると(S8:N
O)、S3のステップに戻りそのステップの処理をす
る。
【0037】なお、上記の実施形態では、ベントドア、
フットドア、デフドアをリンク機構を介して1つのモー
ドドアアクチュエータ40によって駆動するものを例示
したが、それぞれのドアを独立したモータで駆動するも
のであっても、本発明は適用可能である。
【0038】さらに、上記の実施形態では、フットモー
ドにおける風量割合の変更について述べたが、さらにバ
イレベルモード、デフフットモードにおいて風量割合の
変更ができるようにすることも可能である。
【0039】
【発明の効果】以上のように、本発明は、吹出口モード
に対する風量割合を変更できるようにしたので、ユーザ
の好みに合った空調環境を容易に作り出すことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる自動車用空気調和装置の全体構
成図である。
【図2】本発明に係る自動車用空気調和装置の制御系の
ブロック図である。
【図3】本発明に係る自動車用空気調和装置のコントロ
ールパネルの正面図である。
【図4】本発明に係る自動車用空気調和装置において風
量割合の設定変更を示すフローチャートである。
【図5】本発明に係る自動車用空気調和装置のフットモ
ード時の設定パターンを示す図である。
【図6】本発明に係る自動車用空気調和装置が採用する
風量割合を示す図である。
【図7】従来の自動車用空気調和装置の風量割合を示す
図である。
【符号の説明】
1…自動車用空気調和装置、 2…インテークユニット、 4…クーラユニット、 6…ヒータユニット、 7…エバポレータ、 10…オートアンプ、 15…フット吹出口、 17…ベント吹出口、 19…デフ吹出口、 20…コントロールパネル、 22…内気センサ、 24…外気センサ、 26…日射センサ、 28…吸込温度センサ、 30…インテークドア、 32…インテークドアアクチュエータ、 34…エアミックスドア、 36…エアミックスドアアクチュエータ、 38…モードドア、 40…モードドアアクチュエータ、 42…ブロアファンモータ、 44…ファンコントロールアンプ、 46…コンプレッサ、 48…マグネットクラッチ、 50…[AUTO]スイッチ、 52…温度調節ダイヤル、 54…[MODE]スイッチ、 56…[ファン]スイッチ、 58…[REC]スイッチ、 60…[FRE]スイッチ、 62…[OFF]スイッチ、 64…表示部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種センサの検出信号で吹出口モードを
    選択する吹出口モード選択手段と、 前記吹出口モードに対する風量割合を記憶する風量割合
    記憶手段と、 前記風量割合記憶手段に記憶されている風量割合に基づ
    いてアクチュエータを動作させ各吹出口のドアの開度を
    制御する制御手段と、を有する自動車用空気調和装置に
    おいて、 前記風量割合記憶手段に記憶されている吹出口モードに
    対する風量割合を変更させる風量割合変更手段を有する
    ことを特徴とする自動車用空気調和装置。
  2. 【請求項2】 前記各種センサやアクチュエータが正常
    に動作するか否かを判断するために前記制御装置を自己
    診断モードに設定する自己診断モード設定手段をさらに
    有し、 前記風量割合変更手段は、前記制御装置が自己診断モー
    ドに設定されているときに前記風量割合変更手段による
    風量割合の変更が可能であることを特徴とする請求項1
    に記載の自動車用空気調和装置。
  3. 【請求項3】 前記風量割合変更手段は、吹出口モード
    に対するデフ吹出口とフット吹出口との間の風量割合の
    変更が可能であることを特徴とする請求項1または請求
    項2に記載の自動車用空気調和装置。
  4. 【請求項4】 前記風量割合変更手段は、前記吹出口モ
    ードがフットモードであるとき、フット吹出口のみから
    100%の空気が吹き出される風量割合、またはフット
    吹出口90%、デフ吹出口10%〜フット吹出口70
    %、デフ吹出口30%の間で両方の吹出口から空気が吹
    き出される風量割合のいずれかに設定できることを特徴
    とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の自動車
    用空気調和装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7414206B2 (en) 2005-01-25 2008-08-19 Calsonic Kansei Corporation Control panel for vehicle air conditioner

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7414206B2 (en) 2005-01-25 2008-08-19 Calsonic Kansei Corporation Control panel for vehicle air conditioner

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