JP2001096364A - 消耗電極式アーク溶接の短絡状態検出方法および溶接装置 - Google Patents
消耗電極式アーク溶接の短絡状態検出方法および溶接装置Info
- Publication number
- JP2001096364A JP2001096364A JP27239999A JP27239999A JP2001096364A JP 2001096364 A JP2001096364 A JP 2001096364A JP 27239999 A JP27239999 A JP 27239999A JP 27239999 A JP27239999 A JP 27239999A JP 2001096364 A JP2001096364 A JP 2001096364A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- short
- circuit
- welding
- voltage
- consumable electrode
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Arc Welding In General (AREA)
- Arc Welding Control (AREA)
Abstract
力電流検出器またはシャント抵抗を用いているため、ア
ークスタート時の短絡状態を検出する判定レベルを外部
ノイズからの影響を無くすために高くしており、ワイヤ
が母材に短絡してから数msの遅れを生じる。 【解決手段】 本発明では出力回路に接続された直流リ
アクタに発生する端子間電圧を測定し、測定した端子間
電圧と予め定めた値とを比較することによりアークスタ
ート時の短絡状態を検出している。
Description
溶接のアークスタート時の短絡状態を極めて簡単に検出
できる消耗電極式アーク溶接の検出方法および溶接装置
に関するものである。
クを交互に繰り返しながら溶接をするCO2あるいはマ
グ溶接ではアークスタート時に母材とワイヤが短絡した
状態を検出する方法が数種ある。
ークスタート時の短絡した状態を検出する方法に出力電
流検出器を使用したものがある。
うための出力端子の間に接続されたケーブルに組み込ま
れ、前記ケーブルに電流が流れた際にケーブルのまわり
に磁束が発生し、その磁束を電圧に変換している。
際の電圧変化を判定することによりアークスタート時の
短絡状態を検出している。
前記出力端子と出力回路との間にシャント抵抗を挿入
し、シャント抵抗に電流が流れた際のシャント抵抗間の
電圧変化を判定することにより短絡状態を検出してい
る。
は元来出力電流値を測定するために溶接装置内に具備さ
れている。
ものとして特開平5−329640号がある。
リアクタの二次側の電圧の変化を判定することにより短
絡期間とアーク期間を判別している。
たは従来技術2は、溶接装置の電流出力に応じた出力電
流検出器またはシャント抵抗を用いているため、アーク
スタート時の短絡状態を検出する判定レベルを外部ノイ
ズからの影響を無くすために高くしており、ワイヤが母
材に短絡してから数msの遅れを生じる。
てしまう。
た場合、従来技術1ではアークスタート時の無負荷電圧
発生時のノイズ等に反応し易いため短絡状態の判定間違
いが発生しやすい。
つきが生じてしまう。
ためには、主回路とは関係のない電流検出器またはシャ
ント抵抗を溶接装置に特別に具備しなければならないう
えに、実際に使用するためには温度上昇テストを行った
り、固定する方法を思案する等の手間がかかってしま
う。
間とアーク期間を判定するためにリアクタに2次巻き線
を施し、アーク中を含む出力電流に増減変化のない時の
電圧を拾っているため、無負荷電圧出力中に励時電流が
リアクタに流れた際の電圧に反応する場合がある。
っているため、溶接機内に具備されている変圧器などの
磁束による影響を受けやすくなってしまう。
ーク期間の判定を行うのが主の方法であるので、リアク
タに巻かれた2次巻き線の巻き数はアーク期間の判定を
行うためにリアクタの巻き数よりも多くなる。
束の影響やノイズの影響を受けやすくなる。
で、簡単かつ正確に短絡状態を検出できる検出方法およ
び溶接装置を提供するものである。
に本発明では、出力回路に接続された直流リアクタに発
生する端子間電圧を測定し、測定した端子間電圧と予め
定めた値とを比較することによりアークスタート時の短
絡状態を検出している。
しているので別途短絡状態を検出するための部品を具備
する必要が無く、アークスタート時にワイヤが母材に短
絡するまでの期間は常に同電位であるため、無負荷電圧
発生時のノイズに影響されない。
保持している。
態を一定期間保持しているので、微少短絡が行われた場
合でもアークスタート時の短絡状態を保持しており、短
絡開始時から多少も遅れることなく、また安定して制御
することができる。
によりアークスタート開始期間と溶接期間とを切り換え
ている。
円滑に行うことができ、スタート時の制御をより確実に
行うことができる。
消耗電極式アーク溶接の短絡状態検出方法および溶接装
置の実施の形態1について図面を参照しながら説明す
る。
に係わる。
は変圧された交流電圧を直流電圧に整流するための整流
ダイオード、4は溶接出力電圧を出力するための出力回
路部、5は前記出力回路部4から出力される直流電圧の
リップルを平滑にするためのリアクタ、6は溶接するた
めのワイヤ、7は前記ワイヤ6を送給するためのモー
タ、8は母材、9は前記リアクタから発生する逆起電圧
を検出するための電圧検出部、10は前記電圧検出部か
ら検出された電圧とあらかじめ定めた値とを比較するこ
とにより短絡状態を判定するための短絡状態判定部、1
1は前記短絡状態判定部から判定される状態を得て制御
を行うための制御回路部、1は前記制御回路部11から
の信号を受け溶接出力を調整する駆動回路部、12は前
記制御回路部11からの指令により前記モータ7を駆動
するためのモータ駆動回路部である。
れ、動作について次に説明する。
が制御回路部11からの出力指令信号を受けることでワ
イヤ6と母材8との間に無負荷電圧を出力する。
部11はモータ駆動回路部12に駆動指令を送り、前記
駆動指令を受けたモータ駆動回路部12はモータ7にモ
ータ電圧を印可することでモータを回転させ、ワイヤ6
を送給する。
クタ5に短絡電流が流れ込み前記リアクタ5は逆起電圧
を発生する。
信号を短絡状態判定部10に送る。
ある0Vと前記電圧信号を比較し、前記電圧信号が0V
より高い電圧信号である場合には短絡状態であると判定
する。
に、前記制御回路部11に信号を送り、前記制御回路部
11は前記信号を受けてスタートの制御を行う。
絡状態を判定する。
イヤ6と母材8間に無負荷電圧を出力された状態からワ
イヤ6と母材8が短絡した瞬間に短絡状態を検出するこ
とができるので短絡を早期に検出できる。
ない開放状態であるときにはリアクタ5には逆起電圧は
発生しない。
流が流れないためリアクタ間の電位は常に同電位となり
アークスタート時にノイズが発生していても、影響を受
けない。
式アーク溶接の短絡状態検出方法および溶接装置の実施
の形態2について図面を参照しながら説明する。本実施
の形態2は請求項3に係わる。
に本実施の形態2を行うための回路構成を表している。
要素には同一番号を付与して詳細な説明を省略する。
は、短絡状態判定部10からの信号を短絡状態保持回路
13で受ける事にある。
れ、動作について次に説明する。
らワイヤ6と母材8が短絡した状態で短絡時間の短い微
少短絡が発生した場合、電圧検出部9は短絡時間に適応
した短い時間の電圧を検出する。
部9からの信号を受けて短絡状態を判定するので短い前
記微少短絡が発生した場合には短い期間のみ短絡状態で
あると判定する。
状態保持回路部13が受け前記ワイヤ6と前記母材8が
短絡し、溶接が開始したことを保持しているので、短絡
状態保持回路部13からの信号を制御回路部11が受
け、制御回路部11はスタート制御をアークスタート時
の短絡の大小に係わらず確実に行うことができる。
式アーク溶接の短絡状態検出方法および溶接装置の実施
の形態3について図面を参照しながら説明する。本実施
の形態3は請求項4に係わる。
であるアークスタート時に制御回路部11はモータ駆動
回路部12に対し溶接開始直前の初期モータ駆動指令信
号を送る。
駆動回路部12はモータ7に初期モータ指令電圧を送
る。
れ、母材8に接触し、短絡が起こる。
10が短絡状態である信号を制御回路部11に送る。
ータ駆動回路部12に溶接条件のモータ駆動指令信号を
送る。
令信号を受け前記モータ7に溶接条件のモータ指令電圧
を送る。
前記短絡状態によりアークスタート開始期間と溶接期間
とで条件を切り替えて制御することができる。また、ス
タート時の制御を円滑かつ確実に行うことができる。
1ないし請求項2に係わる本発明の消耗電極式アーク溶
接の短絡状態検出方法および溶接装置はワイヤと母材間
に無負荷電圧を出力された状態から前記ワイヤと前記母
材が短絡した瞬間に短絡状態を検出することができるの
で短絡を早期に検出でき、アークスタート時にノイズが
発生していても、影響を受けない。
式アーク溶接の短絡状態検出方法および溶接装置はスタ
ート制御をアークスタート時の短絡の大小に係わらず確
実に行うことができる。
式アーク溶接の短絡状態検出方法および溶接装置は検出
された短絡状態によりアークスタート開始期間と溶接期
間とで条件を切り替えることができる。
ブロック図
ック図
Claims (4)
- 【請求項1】 ワイヤを略定速度で送給し、スタート時
に短絡が発生する消耗電極式アーク溶接の短絡状態検出
方法において、出力回路に接続された直流リアクタに発
生する端子間電圧を測定し、測定した端子間電圧と予め
定めた値とを比較することによりアークスタート時の短
絡状態を検出することを特徴とする消耗電極式アーク溶
接の短絡状態検出方法。 - 【請求項2】 ワイヤを略定速度で送給し、スタート時
に短絡が発生する消耗電極式アーク溶接の溶接装置にお
いて、出力回路に接続された直流リアクタに発生する端
子間電圧を測定する手段と、測定した端子間電圧と予め
定めた値とを比較することによりアークスタート時の短
絡状態を検出する手段を備えたことを特徴とする消耗電
極式アーク溶接装置。 - 【請求項3】 前記短絡状態を一定期間保持することを
特徴とする請求項2記載の消耗電極式アーク溶接装置。 - 【請求項4】 検出された前記短絡状態によりアークス
タート開始期間と溶接期間とを切り換えることを特徴と
した請求項2または請求項3記載の消耗電極式アーク溶
接装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27239999A JP4304786B2 (ja) | 1999-09-27 | 1999-09-27 | 消耗電極式アーク溶接の短絡状態検出方法および溶接装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27239999A JP4304786B2 (ja) | 1999-09-27 | 1999-09-27 | 消耗電極式アーク溶接の短絡状態検出方法および溶接装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001096364A true JP2001096364A (ja) | 2001-04-10 |
JP4304786B2 JP4304786B2 (ja) | 2009-07-29 |
Family
ID=17513366
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27239999A Expired - Fee Related JP4304786B2 (ja) | 1999-09-27 | 1999-09-27 | 消耗電極式アーク溶接の短絡状態検出方法および溶接装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4304786B2 (ja) |
-
1999
- 1999-09-27 JP JP27239999A patent/JP4304786B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4304786B2 (ja) | 2009-07-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8680431B2 (en) | Device and method to control a power source | |
US5630952A (en) | Plasma-arc power supply apparatus | |
KR0133151B1 (ko) | 전극소모식 직류아크 용접기 | |
JP2001096364A (ja) | 消耗電極式アーク溶接の短絡状態検出方法および溶接装置 | |
JP3259012B2 (ja) | インバータ式抵抗溶接制御装置 | |
US7238917B2 (en) | Device to control power source | |
JP4547850B2 (ja) | アーク溶接の短絡判別方法 | |
JP3110295B2 (ja) | 消耗電極式交流アーク溶接機の制御方法 | |
JP2733624B2 (ja) | パルスアーク溶接方法及びこの方法を用いたパルスアーク溶接装置 | |
JP7265308B2 (ja) | 溶接装置 | |
JP4459649B2 (ja) | インバータ制御式のアーク溶接電源 | |
US20060207982A1 (en) | Welding equipment for consumable electrode | |
JP4799719B2 (ja) | 直流アーク加工電源制御方法及び電源装置 | |
JPH079562U (ja) | 炭酸ガスアーク溶接機 | |
JP4013385B2 (ja) | 溶接装置 | |
JPH04220171A (ja) | アーク溶接用トーチの走行制御装置 | |
JP3003469B2 (ja) | 交流アーク溶接機 | |
JPH0635059B2 (ja) | 溶接電源の出力制御装置 | |
JPS61176474A (ja) | 短絡検出回路 | |
JPH0994671A (ja) | フラッシュ溶接電極の通電状態検出方法 | |
JP3120139B2 (ja) | 交流tig溶接装置 | |
JP2022099369A (ja) | 消耗電極アーク溶接電源 | |
JP3294142B2 (ja) | 抵抗溶接制御装置 | |
JPH1119772A (ja) | アーク溶接用電源 | |
JPS6150709B2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041015 |
|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20050629 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070607 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070612 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070802 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090407 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090420 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 4304786 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120515 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120515 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130515 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130515 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |