JP2001095476A - 根菜類用保存剤 - Google Patents
根菜類用保存剤Info
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- JP2001095476A JP2001095476A JP28286599A JP28286599A JP2001095476A JP 2001095476 A JP2001095476 A JP 2001095476A JP 28286599 A JP28286599 A JP 28286599A JP 28286599 A JP28286599 A JP 28286599A JP 2001095476 A JP2001095476 A JP 2001095476A
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/90—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in food processing or handling, e.g. food conservation
Landscapes
- Cultivation Of Plants (AREA)
- Storage Of Harvested Produce (AREA)
- Storage Of Fruits Or Vegetables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 （Ａ）有機酸、（Ｂ）亜塩素酸塩、及び
（Ｃ）次亜塩素酸塩を含有することを特徴とする根菜類
用保存剤、並びにこれを用いた根菜類の保存方法。 【効果】 根菜類、特に根ショウガの鮮度を長期間保持
できる。
（Ｃ）次亜塩素酸塩を含有することを特徴とする根菜類
用保存剤、並びにこれを用いた根菜類の保存方法。 【効果】 根菜類、特に根ショウガの鮮度を長期間保持
できる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は根ショウガ等の根菜
類用の保存剤に関する。
類用の保存剤に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、生野菜を保存する方法として、生
野菜をpH５．３〜５．７の範囲に調整した緩衝液に低温
浸漬処理する方法（特開昭６３−２３００３６号公
報）、有機酸と酢酸ナトリウムを含むpH５．８〜６．４
の水溶液で処理する保存方法（特公平７−８７７４２号
公報）、有機酸、有機酸塩及びミョウバンを配合したpH
５．０〜６．０の水溶液で処理する方法（特開平１１−
１３７１７１号公報）が提案されている。
野菜をpH５．３〜５．７の範囲に調整した緩衝液に低温
浸漬処理する方法（特開昭６３−２３００３６号公
報）、有機酸と酢酸ナトリウムを含むpH５．８〜６．４
の水溶液で処理する保存方法（特公平７−８７７４２号
公報）、有機酸、有機酸塩及びミョウバンを配合したpH
５．０〜６．０の水溶液で処理する方法（特開平１１−
１３７１７１号公報）が提案されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、いずれ
の方法も食味が低下する、効果が充分でないなどの問題
があった。また、根ショウガに代表される根菜類におい
ては、処理後の経時的な色の変化を防止できるものでは
なかった。
の方法も食味が低下する、効果が充分でないなどの問題
があった。また、根ショウガに代表される根菜類におい
ては、処理後の経時的な色の変化を防止できるものでは
なかった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者は、根菜
類、特に根ショウガの保存効果、特に色の経時変化防止
効果について種々検討した結果、有機酸、亜塩素酸塩及
び次亜塩素酸塩の三者を併用して根菜類を処理すれば根
菜類本来の色を損なうことなく、色の経時変化がほとん
どなく、優れた保存効果が得られることを見出し、本発
明を完成するに至った。
類、特に根ショウガの保存効果、特に色の経時変化防止
効果について種々検討した結果、有機酸、亜塩素酸塩及
び次亜塩素酸塩の三者を併用して根菜類を処理すれば根
菜類本来の色を損なうことなく、色の経時変化がほとん
どなく、優れた保存効果が得られることを見出し、本発
明を完成するに至った。
【０００５】すなわち、本発明は、（Ａ）有機酸、
（Ｂ）亜塩素酸塩、及び（Ｃ）次亜塩素酸塩を含有する
ことを特徴とする根菜類用保存剤を提供するものであ
る。また本発明は、上記根菜類用保存剤の水溶液で根菜
類を処理することを特徴とする根菜類の保存方法を提供
するものである。
（Ｂ）亜塩素酸塩、及び（Ｃ）次亜塩素酸塩を含有する
ことを特徴とする根菜類用保存剤を提供するものであ
る。また本発明は、上記根菜類用保存剤の水溶液で根菜
類を処理することを特徴とする根菜類の保存方法を提供
するものである。
【０００６】
【発明の実施の形態】本発明の保存剤に用いられる
（Ａ）有機酸としては、クエン酸、フマル酸、リンゴ
酸、アスコルビン酸及び酢酸が挙げられる。このうち、
クエン酸、フマル酸、リンゴ酸、アスコルビン酸が好ま
しく、クエン酸と、フマル酸、リンゴ酸及びアスコルビ
ン酸から選ばれた１種又は２種以上との組み合せがより
好ましい。（Ａ）有機酸は、本発明保存剤中に２５〜７
５重量％、特に３０〜７０重量％配合するのが好まし
い。
（Ａ）有機酸としては、クエン酸、フマル酸、リンゴ
酸、アスコルビン酸及び酢酸が挙げられる。このうち、
クエン酸、フマル酸、リンゴ酸、アスコルビン酸が好ま
しく、クエン酸と、フマル酸、リンゴ酸及びアスコルビ
ン酸から選ばれた１種又は２種以上との組み合せがより
好ましい。（Ａ）有機酸は、本発明保存剤中に２５〜７
５重量％、特に３０〜７０重量％配合するのが好まし
い。
【０００７】（Ｂ）亜塩素酸塩としては、亜塩素酸ナト
リウム、亜塩素酸カリウム等の亜塩素酸アルカリ金属塩
が挙げられるが、亜塩素酸ナトリウムが特に好ましい。
（Ｂ）亜塩素酸塩は、本発明保存剤中に３〜１０重量
％、特に５〜９重量％配合するのが好ましい。
リウム、亜塩素酸カリウム等の亜塩素酸アルカリ金属塩
が挙げられるが、亜塩素酸ナトリウムが特に好ましい。
（Ｂ）亜塩素酸塩は、本発明保存剤中に３〜１０重量
％、特に５〜９重量％配合するのが好ましい。
【０００８】（Ｃ）次亜塩素酸塩としては、次亜塩素酸
ナトリウム、次亜塩素酸カリウム等の次亜塩素酸アリカ
リ金属塩が挙げられるが、次亜塩素酸ナトリウムが特に
好ましい。（Ｃ）次亜塩素酸塩は、本発明保存剤中に
０．０１〜０．５重量％、特に０．０５〜０．５重量％
配合するのが好ましい。
ナトリウム、次亜塩素酸カリウム等の次亜塩素酸アリカ
リ金属塩が挙げられるが、次亜塩素酸ナトリウムが特に
好ましい。（Ｃ）次亜塩素酸塩は、本発明保存剤中に
０．０１〜０．５重量％、特に０．０５〜０．５重量％
配合するのが好ましい。
【０００９】本発明保存剤は、根菜類、例えば根ショウ
ガ、ハス、ゴボウ、長イモ等の保存剤として用いられる
が、特に根ショウガの保存剤として用いるのが、色の経
時変化防止効果の点で好ましい。
ガ、ハス、ゴボウ、長イモ等の保存剤として用いられる
が、特に根ショウガの保存剤として用いるのが、色の経
時変化防止効果の点で好ましい。
【００１０】本発明の保存剤を用いて根菜類を処理する
には、例えば保存剤の水溶液に根菜類を浸漬させ、１時
間〜２４時間後に取り出せばよい。本発明の保存剤の水
溶液中の濃度は、０．１〜１重量％、特に０．３〜０．
８重量％が好ましい。
には、例えば保存剤の水溶液に根菜類を浸漬させ、１時
間〜２４時間後に取り出せばよい。本発明の保存剤の水
溶液中の濃度は、０．１〜１重量％、特に０．３〜０．
８重量％が好ましい。
【００１１】本発明の保存剤で処理された根菜類は、例
えば５〜３０℃程度の温度下に保存できる。
えば５〜３０℃程度の温度下に保存できる。
【００１２】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を詳細に説明する
が、本発明はこれに何ら限定されるものではない。
が、本発明はこれに何ら限定されるものではない。
【００１３】実施例１ 浸漬槽に水３００Ｌを入れ、これにクエン酸９００ｇ、
リンゴ酸５０ｇ及びアスコルビン酸５０ｇを加え、次い
で亜塩素酸ナトリウム１５０ｇ及び次亜塩素酸ナトリウ
ム２．４ｇを加えてよく攪拌した。この浸漬槽に根ショ
ウガ２２５kgを浸漬し、２４時間放置した後、根ショウ
ガを取り出し、水切りした。
リンゴ酸５０ｇ及びアスコルビン酸５０ｇを加え、次い
で亜塩素酸ナトリウム１５０ｇ及び次亜塩素酸ナトリウ
ム２．４ｇを加えてよく攪拌した。この浸漬槽に根ショ
ウガ２２５kgを浸漬し、２４時間放置した後、根ショウ
ガを取り出し、水切りした。
【００１４】浸漬前の根ショウガの表面は褐色であった
が、上記処理後の根ショウガの表面は黄色〜黄褐色であ
った。そして、この根ショウガを５〜３０℃で７日間保
存しても外観色に何ら変化は見られなかった。また、上
記処理後の根ショウガの１ｇ当たりの一般生菌数を測定
したところ、検出限界以下であった。
が、上記処理後の根ショウガの表面は黄色〜黄褐色であ
った。そして、この根ショウガを５〜３０℃で７日間保
存しても外観色に何ら変化は見られなかった。また、上
記処理後の根ショウガの１ｇ当たりの一般生菌数を測定
したところ、検出限界以下であった。
【００１５】これに対し、実施例１において、亜塩素酸
ナトリウムのみを添加しない場合（比較例１）、次亜塩
素酸ナトリウムのみを添加しない場合（比較例２）、亜
塩素酸ナトリウム及び次亜塩素酸ナトリウムを添加しな
い場合（比較例３）をそれぞれ同様に実施した。その結
果、比較例１においては、処理後の根ショウガの表面は
黄褐色〜褐色であった。比較例２においては、処理後の
根ショウガの表面は、白くなりすぎており根ショウガ本
来の色ではなくなっていた。また比較例３においては、
処理後の根ショウガの表面は黄褐色〜褐色であった。そ
してこれらの比較例１〜３の処理後の根ショウガを５〜
２０℃で７日間保存後の外観色は、実施例１の場合に比
べて褐色になる傾向があった。
ナトリウムのみを添加しない場合（比較例１）、次亜塩
素酸ナトリウムのみを添加しない場合（比較例２）、亜
塩素酸ナトリウム及び次亜塩素酸ナトリウムを添加しな
い場合（比較例３）をそれぞれ同様に実施した。その結
果、比較例１においては、処理後の根ショウガの表面は
黄褐色〜褐色であった。比較例２においては、処理後の
根ショウガの表面は、白くなりすぎており根ショウガ本
来の色ではなくなっていた。また比較例３においては、
処理後の根ショウガの表面は黄褐色〜褐色であった。そ
してこれらの比較例１〜３の処理後の根ショウガを５〜
２０℃で７日間保存後の外観色は、実施例１の場合に比
べて褐色になる傾向があった。
【００１６】
【発明の効果】本発明の保存方法を用いれば、根菜類、
特に根ショウガの鮮度を長期間保持できる。
特に根ショウガの鮮度を長期間保持できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荒井 武 千葉県習志野市茜浜２−３−７ 白鳥化学 工業株式会社内 Ｆターム(参考） 2B022 AB13 EA10 2B100 AA03 BA07 BA09 4B069 HA01 KA07 KB03 KC14 KC24 KC26
Claims (5)
- 【請求項１】 （Ａ）有機酸、（Ｂ）亜塩素酸塩、及び
（Ｃ）次亜塩素酸塩を含有することを特徴とする根菜類
用保存剤。 - 【請求項２】 （Ａ）有機酸が、クエン酸、フマル酸、
リンゴ酸、アスコルビン酸及び酢酸から選ばれる１種又
は２種以上である請求項１記載の保存剤。 - 【請求項３】 根ショウガ用保存剤である請求項１又は
２記載の保存剤。 - 【請求項４】 請求項１又は２記載の保存剤の水溶液で
根菜類を処理することを特徴とする根菜類の保存方法。 - 【請求項５】 根菜類が根ショウガである請求項４記載
の保存方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28286599A JP2001095476A (ja) | 1999-10-04 | 1999-10-04 | 根菜類用保存剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28286599A JP2001095476A (ja) | 1999-10-04 | 1999-10-04 | 根菜類用保存剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001095476A true JP2001095476A (ja) | 2001-04-10 |
Family
ID=17658095
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28286599A Pending JP2001095476A (ja) | 1999-10-04 | 1999-10-04 | 根菜類用保存剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001095476A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001190219A (ja) * | 1999-11-01 | 2001-07-17 | Q P Corp | カット野菜の保存方法及び容器詰めカット野菜の製造方法 |
| CN104521455A (zh) * | 2015-01-09 | 2015-04-22 | 翁振溪 | 一种生姜储藏方法 |
| CN108260416A (zh) * | 2017-12-12 | 2018-07-10 | 铜陵市天屏山调味品厂 | 一种室外存储生姜的绿色无毒贮藏法 |
| CN109924014A (zh) * | 2019-04-04 | 2019-06-25 | 亳州华宇中药饮片有限公司 | 一种千吨级黄精的分层储藏方法 |
-
1999
- 1999-10-04 JP JP28286599A patent/JP2001095476A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001190219A (ja) * | 1999-11-01 | 2001-07-17 | Q P Corp | カット野菜の保存方法及び容器詰めカット野菜の製造方法 |
| CN104521455A (zh) * | 2015-01-09 | 2015-04-22 | 翁振溪 | 一种生姜储藏方法 |
| CN108260416A (zh) * | 2017-12-12 | 2018-07-10 | 铜陵市天屏山调味品厂 | 一种室外存储生姜的绿色无毒贮藏法 |
| CN109924014A (zh) * | 2019-04-04 | 2019-06-25 | 亳州华宇中药饮片有限公司 | 一种千吨级黄精的分层储藏方法 |
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