JP2001094612A - 蓄積データ量監視回路 - Google Patents

蓄積データ量監視回路

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JP2001094612A
JP2001094612A JP26979899A JP26979899A JP2001094612A JP 2001094612 A JP2001094612 A JP 2001094612A JP 26979899 A JP26979899 A JP 26979899A JP 26979899 A JP26979899 A JP 26979899A JP 2001094612 A JP2001094612 A JP 2001094612A
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Shinji Koizumi
真司 小泉
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NEC Engineering Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 FIFOのライトクロックとリードクロック
が同速度・非同期である場合に、FIFOの蓄積データ
量の監視が正確に行われない場合がある。 【解決手段】 ライトカウンタ1はライトクロック7に
同期してFIFOのライトアドレス10を、リードカウ
ンタ2はリードクロック9に同期してFIFOのリード
アドレス14をそれぞれグレイコードで生成する。スリ
ップ判定回路3はライトアドレス,リードクロックおよ
び訂正ライトアドレス13を入力し、ライトアドレスを
リードクロックでリタイミングした信号がスリップした
か判定する。スリップ訂正回路4はスリップ判定回路の
出力とリードクロックを入力し、スリップ判定回路が出
力するスリップ判定信号12により、スリップ時には訂
正ライトアドレスを出力する。蓄積データ量判定回路5
は訂正ライトアドレスとリードアドレスを入力し、蓄積
データ量が所定値になると検出信号15を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蓄積データ量監視
回路に関し、特に入力されるバーストデータを先入れ先
出しメモリ(以下「FIFO」と記す)に書き込み、装
置内のクロックに乗せ替えて順次読み出す際のFIFO
の蓄積データ量を監視する回路に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の蓄積データ量監視回路として
は、非同期伝送モード(ATM:Asynchronous Transfer Mo
de)を用いたセル組立/分解(CLAD:Cell Assembly/Dis
assembly)装置の一種であるVSOP(Very long interfer
omety Space Observatory Programme)通信装置のFA(F
rame Aligner)盤に実装されるCONT PLD(CONTROL Progr
ammable Logic Device)が知られている。FA盤は、その
パッケージに入力されるバーストデータを受け取り、先
入れ先出しメモリ(以下、FIFOと記す。)へバッフ
ァリングした後、装置内のクロックに乗せ換えて連続的
なデータにして読み出し、フレーム同期をとった後にCB
R(Constant Bit Rate)信号として次段のパッケージへ
送出する。
【0003】CONT PLDのように、ライトクロックとリー
ドクロックの速度が異なるFIFOを用いてデータの乗
せ換えを行なう場合、円滑な動作を継続するには、FI
FOにおける蓄積データ量が所定の値以上になるオーバ
ーフロー(以下、OVと記す。)および所定の値以下に
なるアンダーフロー(以下、UDと記す。)を回避する
ための蓄積データ量監視回路が必要とされる。この蓄積
データ量監視回路は、FIFOにデータを書き込むとき
に書込みデータ量から書込み後のライトアドレスを生成
し、またFIFOからデータ読み出すときには読出しデ
ータ量から読出し後のリードアドレスを生成し、両アド
レスを演算(減算)して、その演算結果を判定基準ポイ
ントと比較することによって得られる検出信号(メモリ
FULL-EMPTY状態通知)を発出する。
【0004】ところで、ライトアドレスとリードアドレ
スとは異なる速度のクロックから生成され相互関係が非
同期であるため、各々のレベル遷移点では演算した結果
に誤りが存在し得る。したがって、誤っている演算結果
と判定基準ポイントとを比較して得られた検出信号は誤
信号になっている場合がある。この場合には、誤信号を
受けると装置における制御機能が正常な動作を行なわな
い可能性が生じ、装置の不具合の原因となることがあ
る。
【0005】このような不具合を回避した従来技術例が
特開平10−229399号公報に記載されている。こ
の公報記載の蓄積データ量監視回路は、ライトクロック
とリードクロックが異なる速度である場合に、「互いの
遷移点が2回連続して同位相にならない」という特性を
利用したものである。この特性によると、遅い側のクロ
ックで生成されたアドレスを速い側のクロックでラッチ
する場合には少なくとも2回に一度は確定したタイミン
グ(正しい値)で捕らえることが可能であり、また2回
続けて不確定領域(誤った値)にはならないのである。
そこで、この蓄積データ量監視回路は、事象(判定)が
2回連続して発生しなかった場合には検出されなかった
として検出信号を出さない「誤検出防止機能」と、事象
が2回連続して発生した場合には確かに正しく検出があ
ったとして検出信号を出す「検出逃し防止機能」とを有
している。
【0006】そのブロック図は図11に示すとおりであ
り、機能ブロック101と、ライトカウンタ102と、
リードカウンタ103とから構成されており、更にブロ
ック101は判定回路111と前方2段保護回路11
2,113とから構成されている。なお、FIFOは図
示を省略している。
【0007】ライトカウンタ102は、ライトイネーブ
ル信号201が有効の時、ライトクロック202の立上
りでデータがFIFOに書き込まれる際のデータ数をカ
ウントし、ライトアドレス(カウント値)205を生成
する。リードカウンタ103は、リードイネーブル信号
203が有効の時、リードクロック204の立上りでデ
ータがFIFOから読み出される際のデータ数をカウン
トし、リードアドレス(カウント値)206を生成す
る。
【0008】ブロック101の判定回路111は、ライ
トアドレス205とリードアドレス206とからFIF
Oの蓄積データ量を演算し、その蓄積データ量が所定の
値になった時にOV判定信号207またはUD判定信号
208を送出する。前方2段保護回路112は、OV判
定信号207からライトクロック202に同期したOV
検出信号209を出力し、前方2段保護回路113は、
UD判定信号208からライトクロック202に同期し
たUD検出信号210を出力する。
【0009】図12は図11の判定回路111の構成を
示すブロック図である。図12において、判定回路11
1は減算回路111aと、OV判定側比較回路111b
と、UD判定側比較回路111cと、論理和回路111
d,111eとから構成されている。
【0010】減算回路111aはライトアドレス205
とリードアドレス206とを減算し、その差分値213
を出力する組合せ回路である。OV判定側比較回路11
1bは、FIFOの蓄積データ量(差分値213)がF
ULL状態(OV)となったと判定する複数のポイント
(特定値)を有しており、差分値213がそれらのポイ
ントのいずれかと等しくなった時にOV判定信号を送出
する組合せ回路である。UD判定側比較回路11cは、
上記のOVと同様に、FIFOの蓄積データ量がEMP
TY状態(UD)になったと判定する複数のポイントの
いずれかと等しくなった時にUD判定信号を送出する組
合せ回路である。
【0011】図13は、図11の前方2段保護回路11
2の構成を示すブロック図である。図13において、前
方2段保護回路112は、FF(フリップフロップ回
路)112a,112cと論理積回路112bとから構
成されている。前方2段保護回路113も前記前方2段
保護回路112と同様の構成となっている。前方2段保
護回路112,113は、判定信号がライトクロック2
02に同期して2回連続して入力された時のみに検出信
号を出力する回路である。
【0012】なお、OV判定側比較回路111bとUD
判定側比較回路111cそれぞれが3つのポイント値を
有しているのは、次の理由による。これらの誤判定によ
る誤検出を防止する回路は、上述のように、2回連続の
判定信号が発生したときに検出したとする動作を行なう
ので、判定信号発生から検出信号が出力されるに到るま
でにライトクロック2回分の時間経過があり、アドレス
の変化が生じる。そこで、OV判定側比較回路111b
とUD判定側比較回路111cには同じ判定信号を2回
連続して送出するので、時間経過による差分値213の
変化に追従して比較できるようにしたのである。また、
図13において、FF112cを設けたのは、OV判定
信号207は判定回路111で生成されたものであり不
確定なレベル遷移部があるため、FF112にてライト
クロック202で一度ラッチすることにより、ライトク
ロック202の1周期毎に確定したOV検出信号209
を出力しようとしたからである。
【0013】図14は上述の従来例における動作の一例
を示すタイミングチャートであり、OV検出信号209
が出力されるまでのタイミングを示している。このタイ
ミングチャートにおいて、三角印はリードアドレス20
6が不確定であったために差分値213に誤りがあり、
判定信号が誤検出されてしまう可能性があるところ、黒
丸印は正しい判定信号が出力されるところを示してい
る。差分値213が不確定の場合には、判定信号が出力
される場合と判定信号が出力されない場合が考えられ
る。そのため、前方保護回路112,113において、
クロックをライトクロックとリードクロックのどちらか
速い方のクロックに同期させ、OV判定信号207が2
回連続して入力された場合のみ、OV検出信号209を
出力するという保護措置をとっている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の蓄積データ量監視回路では、ライトクロックと
リードクロックが異なる速度である場合に、「互いの変
化点が2回連続して同位相にならない」ことに基づき、
少なくとも2回に一度は、正しい値がラッチされること
が前提であるが、FIFOのライトクロックとリードク
ロックが同速度で、且つ非同期である場合に、このよう
に、ライトアドレスとリードアドレスとの演算により蓄
積データ量を判定する方法では、蓄積データ量の監視が
正確に行われない場合があるという問題点を有する。
【0015】その理由は、ライトクロックとリードクロ
ックが非同期である場合、図15に示すタイミングで動
作することが考えられるが、この場合、ライトクロック
の立上りにリードアドレスの不確定領域があるため、ラ
イトアドレスからリードアドレスを減算して、FIFO
の蓄積データ量の判定を行っている判定信号が、誤って
2回連続して出力されることがあり、前方2段保護回路
112において、OV検出信号209が誤検出される可
能性があるためである。
【0016】本発明の目的は、FIFOのライトクロッ
クとリードクロックが同速度で、且つ非同期である場合
に、ライトアドレスまたはリードアドレスが2回連続し
て取り込まれる(スリップという)場合、それを訂正す
ることにより、FIFOの蓄積データ量を判定する際に
正確にFIFOの蓄積データ量を監視し、誤検出を防ぐ
ことができる蓄積データ量監視回路を提供するにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】第1の本発明の蓄積デー
タ量監視回路は、入力データをライトクロックに同期し
たライトアドレスに書き込み、前記ライトクロックと同
速度・非同期のリードクロックに同期したリードアドレ
スで読み出す先入れ先出しメモリに対する蓄積データ量
監視回路において、前記ライトアドレスを前記リードク
ロックでリタイミングして得た信号群によって前記ライ
トアドレスと前記リードアドレスとのスリップの有無を
判定し、該判定の結果および態様により前記信号群の内
から訂正ライトアドレスを選定し、該訂正ライトアドレ
スと前記リードアドレスとによって前記先入れ先出しメ
モリの蓄積データ量を監視することを特徴とする。
【0018】第2の本発明の蓄積データ量監視回路は、
入力データをライトクロックに同期したライトアドレス
に書き込み、前記ライトクロックと同速度・非同期のリ
ードクロックに同期したリードアドレスで読み出す先入
れ先出しメモリに対する蓄積データ量監視回路におい
て、前記ライトアドレスを訂正した訂正ライトアドレス
と前記リードアドレスとから前記先入れ先出しメモリの
蓄積データ量を判定する蓄積データ量判定手段と、前記
ライトクロックをカウントすることによって前記ライト
アドレスを生成するライトカウント手段と、前記リード
クロックをカウントすることによって前記リードアドレ
スを生成するリードカウント手段と、前記ライトアドレ
スを前記リードクロックでリタイミングして前記訂正ラ
イトアドレスの候補信号となるリタイミング信号を得る
とともに、該リタイミング信号と前記訂正ライトアドレ
スとから前記ライトアドレスと前記リードアドレスとの
間のスリップを判定してスリップ判定信号を出力するス
リップ判定手段と、前記スリップ判定信号に応じて前記
リタイミング信号の内の一つを選択し、選択した信号を
前記リードクロックでリタイミングすることによって前
記訂正ライトアドレスを生成するスリップ訂正手段とを
備えたことを特徴とする。
【0019】第3の本発明の蓄積データ量監視回路は、
入力データをライトクロックに同期したライトアドレス
に書き込み、前記ライトクロックと同速度・非同期のリ
ードクロックに同期したリードアドレスで読み出す先入
れ先出しメモリに対する蓄積データ量監視回路におい
て、前記ライトアドレスを訂正した訂正ライトアドレス
と前記リードアドレスとから前記先入れ先出しメモリの
蓄積データ量を判定する蓄積データ量判定回路と、前記
ライトクロックをカウントすることによって前記ライト
アドレスをグレイコードで生成するライトカウンタと、
前記リードクロックをカウントすることによって前記リ
ードアドレスをグレイコードで生成するリードカウンタ
と、前記ライトアドレスを前記リードクロックでリタイ
ミングして前記訂正ライトアドレスの候補信号となるリ
タイミング信号を得るとともに、該リタイミング信号間
およびリタイミング信号・前記訂正ライトアドレス間の
ハミング距離をみることにより前記ライトアドレスと前
記リードアドレスとの間のスリップを判定してスリップ
判定信号を出力するスリップ判定回路と、前記スリップ
判定信号に応じて前記リタイミング信号の内の一つを選
択し、選択した信号を前記リードクロックでリタイミン
グすることによって前記訂正ライトアドレスを生成する
スリップ訂正回路とを備えたことを特徴とする。
【0020】また、本発明の蓄積データ量監視回の前記
スリップ判定回路は、前記ライトアドレスを前記リード
クロックでリタイミングして前記訂正ライトアドレスの
候補信号となるリタイミング信号を得るクロック乗せ換
え回路と、該リタイミング信号間およびリタイミング信
号・前記訂正ライトアドレス間のハミング距離をみるこ
とにより前記ライトアドレスと前記リードアドレスとの
間のスリップを判定してスリップ判定信号を出力するス
リップ判定サブ回路とを有することを特徴とする。
【0021】また、本発明の蓄積データ量監視回路の前
記クロック乗せ換え回路は、前記ライトアドレスを前記
リードアドレスの立上りでラッチしてP1信号を出力す
る第1記憶回路と、前記ライトアドレスを前記リードア
ドレスの立下りでラッチしてN1信号を出力する第2記
憶回路と、前記N1信号を前記リードアドレスの立上り
でラッチしてN2信号を出力する第3記憶回路とを有す
ることを特徴とする。
【0022】また、本発明の蓄積データ量監視回路の前
記スリップ判定サブ回路は、前記P1信号と前記訂正ラ
イトアドレスのハミング距離が0であり、且つ前記P1
信号と前記N1信号のハミング距離が1である場合には
前記第2記憶回路の出力信号を、また、前記P1信号と
前記訂正ライトアドレスのハミング距離が2である場合
には前記第3記憶回路の出力信号を、また、その他の場
合には前記第1記憶回路の出力信号をそれぞれ選択する
ための信号を前記スリップ判定信号として出力する前記
リードクロックでラッチして前記訂正ライトアドレスと
して出力することを特徴とする。
【0023】また、本発明の蓄積データ量監視回路の前
記スリップ訂正回路は、前記P1信号,N1信号または
N2信号のうちの一つを前記スリップ判定信号で選択
し、前記リードクロックでラッチして前記訂正ライトア
ドレスとして出力することを特徴とする。
【0024】また、本発明の蓄積データ量監視回路の前
記蓄積データ量判定回路は、前記訂正アドレスと前記リ
ードアドレスの差分を演算する演算回路と、該演算回路
の出力である前記先入れ先出しメモリの蓄積データ量を
所定値と比較することにより、検出信号を出力する回路
とを有することを特徴とする。
【0025】本発明では、スリップ判定回路(図1の
3)において、ライトクロックとは非同期のリードクロ
ックの立上りでライトアドレスをラッチし、ラッチした
信号に対しスリップ判定を行い、スリップ判定結果を出
力する。スリップ訂正回路(図1の4)においては、ス
リップ判定回路が出力したスリップ判定信号に従い、ス
リップ発生時には、ライトアドレスの訂正を行い訂正ラ
イトアドレスを出力することにより、蓄積データ量判定
回路(図1の5)には、常にスリップのない正しいライ
トアドレスが入力されるようになる。蓄積データ量判定
回路においては、スリップ訂正回路が出力した訂正ライ
トアドレスと、リードカウンタが出力するリードアドレ
スとを演算することにより、FIFOの蓄積データ量を
正確に監視することができ、演算結果を所定の蓄積デー
タ量と比較することにより、検出信号の誤検出を防ぐこ
とが可能である。
【0026】より具体的には、スリップ判定サブ回路
(図2の3b)において、ライトアドレスをリードクロ
ックに乗せ替えたP1信号がスリップしたかを、「P1
信号と訂正ライトアドレスのハミング距離」、および
「N1信号とP1信号のハミング距離」を演算すること
により判定し、スリップ判定信号12a,12b,12
cの何れかをアクティブ(=“1”)出力している。即
ち、ハミング距離演算結果が、「P1信号と訂正ライト
アドレスのハミング距離が等しく、且つN1信号とP1
信号のハミング距離が1」の場合にはスリップ判定信号
12bをアクティブ出力し、「P1信号と訂正ライトア
ドレスのハミング距離が2」の場合にはスリップ判定信
号12cをアクティブ出力し、その他の場合にはスリッ
プなしとしスリップ判定信号12aをアクティブ出力す
る。
【0027】更に、スリップ訂正回路の内の選択回路
(図5の4a)においては、スリップ判定信号12aが
アクティブの場合にはP1信号を出力し、スリップ判定
信号12bがアクティブの場合にはN1信号を出力し、
スリップ判定信号12cがアクティブの場合にはN2信
号を出力する。即ち、スリップ訂正回路においては、ス
リップ判定回路が出力したしたスリップ判定信号12
a,12b,12cにより、スリップ発生時にライトア
ドレスの訂正を行うことにより、出力の訂正ライトアド
レスをスリップのない連続した値に補正している。
【0028】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0029】図1を参照すると、本蓄積データ量監視回
路は、FIFO(図示省略)において蓄積されているデ
ータ量を監視し、FIFOに蓄積されているデータ量が
所定の値になると、検出信号15を出力することによ
り、OVおよびUDを回避するための制御に供する回路
であり、ライトカウンタ1,リードカウンタ2,スリッ
プ判定回路3,スリップ訂正回路4および蓄積データ量
判定回路5から構成されている。
【0030】ライトカウンタ1は、ライトイネーブル6
とライトクロック7を入力とし、FIFOに書き込まれ
るデータ数をカウントしてライトアドレス10を出力す
る。リードカウンタ2は、リードイネーブル8とリード
クロック9を入力とし、FIFOから読み出されるデー
タ数をカウントしてリードアドレス14を出力する。ラ
イトアドレス10とリードアドレス14はFIFOに供
給され、FIFOの書込みと読出しに使用される。スリ
ップ判定回路3は、ライトアドレス10とリードクロッ
ク9および訂正ライトアドレス13を入力とし、ライト
アドレス10をリードクロック9でリタイミングしたリ
タイミング信号11と、スリップ判定信号12を出力す
る。スリップ訂正回路4は、リタイミング信号11とス
リップ判定信号12およびリードクロック9を入力と
し、訂正ライトアドレス13を出力する。蓄積データ量
判定回路5は、訂正ライトアドレス13とリードアドレ
ス14を入力とし、検出信号15を出力する組合せ回路
である。
【0031】ライトアドレス10とライトクロック7は
同期しており、且つライトクロック7とリードクロック
9は同速度であって非同期である。このようなクロック
で動作するFIFOは、例えばデータのフォーマット変
換等のために広く使用されている。
【0032】図2にスリップ判定回路3の一例を示すブ
ロック図を示す。このスリップ判定回路3はライトアド
レス10をリードクロック9の立上りでラッチした信号
(P1信号11a)にスリップが生じたかどうかを判定
するとともに、訂正ライトアドレス13の候補としての
リタイミング信号11と、その選択を行うためのスリッ
プ判定信号12を出力する回路であり、クロック乗せ換
え回路3aとスリップ判定サブ回路3bとから構成され
ている。
【0033】スリップ判定回路3の内のクロック乗せ換
え回路3aは、図3示すように、ライトアドレス10を
リードクロック9の立上りでラッチするフリップフロッ
プ(FF)31と、ライトアドレス10をリードクロッ
ク9の立下りでラッチするFF32と、FF32の出力
をリードクロック9の立上りでラッチするするFF33
とから構成され、FF31,FF32,FF33の出力
をそれぞれP1信号11a,N1信号11b,N2信号
11cとして出力する。P1信号11a,N1信号11
bおよびN2信号11cはリタイミング信号11を構成
する。
【0034】また、スリップ判定回路3の内のスリップ
判定サブ回路3bは、そのフローチャートを図4に示す
ように、クロック乗せ換え回路3a出力のP1信号11
a,N1信号11bと、スリップ訂正回路4出力の訂正
ライトアドレス13とにつてアドレスが変化する毎に演
算し、P1信号11aにスリップが生じたかどうかを判
定し、スリップ判定信号12a,12b,12cを出力
する組合せ回路である。
【0035】スリップ訂正回路4は、その一例を図5に
示すように、スリップ判定回路3出力のP1信号11
a,N1信号11bおよびN2信号11cと、スリップ
判定信号12a,12b,12cと、リードクロック9
を入力とし、これらのスリップ判定信号に従ってP1信
号11a,N1信号11bまたはN2信号11cの何れ
かを選択出力する選択回路4aと、選択回路4aで選択
出力された信号4cをリードクロック9でリタイミング
し訂正アドレス13として出力するFF4bとから構成
されている。
【0036】次に、本実施の形態の動作について説明す
る。
【0037】ライトカウンタ1は、ライトイネーブル6
が有効時に、ライトクロック7の立上りで、入力データ
をFIFOに書き込む際のライトアドレス10をグレイ
コードで生成する。リードカウンタ2は、リードイネー
ブル8が有効時に、リードクロック9の立上りで、FI
FOからデータを読み出す際のリードアドレス14をグ
レイコードで生成する。ここで、グレイコードとは、値
が1つ変化するとき、常に1ビットのみが変化するよう
なコードをいう。スリップ判定回路3は、ライトアドレ
ス10をリードクロック9の立上りでラッチしたP1信
号11aが、スリップしたかの判定を行い、ライトアド
レス10をリードクロック9でリタイミングしたリタイ
ミング信号11とスリップ判定信号12を出力する。ス
リップ訂正回路4においては、スリップ判定回路3がス
リップを起こしたことを示すスリップ判定信号12bま
たは12cを出力した場合には、P1信号11aのスリ
ップを訂正し、訂正ライトアドレス13を出力する。蓄
積データ量判定回路5は、スリップ訂正回路4の出力で
ある訂正ライトアドレス13と、リードアドレス14よ
りFIFOに蓄積されているデータ量を演算し、その蓄
積データ量が所定の値になった時に検出信号15を出力
する。
【0038】次に、スリップ判定とその訂正動作につい
て説明する。図2に示したクロック乗せ換え回路3aで
は、FF31,FF32がライトアドレス10をリード
クロック9の立上り,立下りでそれぞれラッチして、P
1信号11a,N1信号11bを出力し、更にFF33
がN1信号11bをリードクロック9の立上りでラッチ
してN2信号11cを出力している。スリップ判定サブ
回路3bでは、図4に示すように、ライトアドレス10
をリードクロック9に乗せ替えたP1信号11aがスリ
ップしたかを、「P1信号11aと訂正ライトアドレス
13のハミング距離」、および「N1信号とP1信号の
ハミング距離」を演算する(図4のステップS1)こと
により判定し、スリップ判定信号12a,12b,12
cの何れかをアクティブ(=“1”)出力している。こ
こで、ハミング距離とは、ディジタル信号が変化する場
合に変化するビット個数をいう。
【0039】スリップ判定サブ回路3bにおけるハミン
グ距離演算結果が、「P1信号11aと訂正ライトアド
レス13のハミング距離が等しく(ステップS3で
Y)、且つN1信号11bとP1信号11aのハミング
距離が1(ステップS4でY)」の場合には、スリップ
判定信号12bをアクティブ出力し、「P1信号と訂正
ライトアドレス13のハミング距離が2(ステップS5
でY)」の場合には、スリップ判定信号12cをアクテ
ィブ出力し、その他の場合には、スリップなしとしスリ
ップ判定信号12aをアクティブ出力する。
【0040】スリップ訂正回路4の内の選択回路4a
は、スリップ判定信号12aがアクティブの場合にはP
1信号11aを、スリップ判定信号12bがアクティブ
の場合にはN1信号11bを、スリップ判定信号12c
がアクティブの場合にはN2信号11cを、それぞれ選
択する。そして、FF4bは選択された信号4cをリー
ドクロック9でリタイミングし訂正ライトアドレス13
として出力する。
【0041】このように、スリップ判定回路3とスリッ
プ訂正回路4において、ライトアドレス10をリードク
ロック9の立上りでラッチしたP1信号11aが、スリ
ップを起こしたかどうかをスリップ判定サブ回路3bに
て判定し、スリップ発生時には、スリップ訂正回路4に
てその訂正を行い出力している。
【0042】次に、グレイコードであるライトアドレス
10をリードクロック9に乗せ換えた信号のスリップ判
定方法およびスリップ検出時の訂正動作について詳細に
説明する。
【0043】図4は、スリップ判定サブ回路3bからの
出力信号であるスリップ判定信号12a,12b,12
cの出力条件を図示したフローチャートである。ライト
アドレス10をリードクロック9でリタイミングしたP
1信号11aが、スリップしていない状態においては、
スリップ判定信号12aがアクティブとなり、スリップ
訂正回路4では、P1信号11aをリードクロック9で
リタイミングして訂正ライトアドレス13として出力し
ているので、訂正ライトアドレス13は、P1信号11
aに対して1クロック前の値を示している。ライトアド
レス10の遷移点付近にリードクロック9の立上りがあ
り、P1信号11aがスリップを起こしている状態の場
合には、ライトアドレス10をリードクロック9の立下
りでラッチしたN1信号はスリップを起こしていない。
このことを利用し、P1信号11aがスリップを起こし
たかどうかを判定するのである。
【0044】即ち、P1信号11aと訂正ライトアドレ
ス13のハミング距離を演算し、その演算結果が「1」
の場合(ステップS2でY)には、スリップ無しとして
スリップ判定信号12aを出力する(ステップS6)。
また、演算結果が「0」で且つN1信号11bとP1信
号11aのハミング距離が「1」の場合(ステップS3
でY,ステップS4でY)には、スリップ発生としてス
リップ判定信号12bを出力する(ステップS7)。こ
れは、P1信号の生成元であるFF31でスリップ発生
した(P1信号が1クロック前の訂正ライトアドレス値
と同じ)が、N1信号の生成元であるFF32では、ス
リップすることなくライトアドレス10をラッチできた
ことを示す。また、演算結果が「0」で、且つN1信号
とP1信号のハミング距離が「0」の場合(ステップS
3でY,ステップS4でN)には、スリップ無しとして
スリップ判定信号12aを出力する(ステップS8)。
これは、ライトアドレス10がライトイネーブル6の制
御により停止したことを示す。この場合には、ライトア
ドレス10が停止することにより、P1信号11a、訂
正ライトアドレス13およびN1信号11bの全てのハ
ミング距離は等しくなる。また、演算結果が「2」の場
合(ステップS5でY)には、グレイコードにおいて
は、連続する隣の値とのハミング距離は「1」であるこ
とから、明らかにスリップ発生とし、スリップ判定信号
12cを出力する(ステップS9)。
【0045】図6は、クロック乗せ換え回路3aにおけ
るFF31出力のP1信号11aが、スリップした例を
示すタイミングチャートである。このタイミングチャー
トにおいては、ライトアドレス10の遷移点が、リード
クロック9の立上り近辺にあることを想定している。こ
の場合には、ライトアドレス10をリードクロック9の
立上りでラッチするFF31出力のP1信号11aがス
リップすることが考えられ、図6においては、P1信号
11aの値が、「0,1,2,3,3,5,6・・・」
と値が変化し、時刻t9において「4」の値がスリップ
していることを示している。
【0046】ライトアドレス10の変化点がリードクロ
ック9の立上り近辺にある場合には、ライトアドレス1
0をリードクロック9の立下りでラッチするFF32に
おいては、スリップが起こらない。何故なら、ライトア
ドレス10と同期しているライトクロックとリードクロ
ックとが同速度・非同期である本発明の場合には、ライ
トアドレスの遷移点間のほぼ中央部でリードクロックが
立下るからである。よって、FF32出力のN1信号
は、「0,1,2,3,4,5・・・」と値が連続す
る。
【0047】スリップ判定サブ回路3bにおいては、図
6の時刻t1−t3間においては、P1信号11aと訂
正ライトアドレス13のハミング距離が「0」で、且つ
N1信号11bとP1信号11aのハミング距離が
「1」ではないことから、スリップ判定信号12aがア
クティブとなり、スリップ訂正回路4は、P1信号11
aをリードクロック9でリタイミング出力する(図4の
ステップS8)。時刻t3−t5間,t5−t7間およ
びt7−t9間においては、P1信号と訂正ライトアド
レス13のハミング距離が「1」のため、スリップ判定
信号12aがアクティブとなり、スリップ訂正回路4
は、P1信号11aがリードクロック9でリタイミング
出力する(ステップS6)。
【0048】次に、スリップが発生している時刻t9−
t11間の動作について説明する。時刻t9−t10間
においては、P1信号11aと訂正ライトアドレス13
のハミング距離が「0」で、且つN1信号11bとP1
信号11aのハミング距離が「1」ではないことから、
スリップ判定信号12aがアクティブとなり、スリップ
訂正回路4は、P1信号11aをリードクロック9でリ
タイミング出力する(ステップS8)。時刻t10−t
11間においては、P1信号11aと訂正ライトアドレ
ス13のハミング距離が「0」だが、リードクロック9
の立下りでライトアドレス10をラッチするFF32
は、スリップが起こらず確実にライトアドレス10をラ
ッチしているため、N1信号11bとP1信号11aの
ハミング距離は「1」である。よって、スリップ判定サ
ブ回路3bの出力は、スリップ判定信号12bがアクテ
ィブとなり、スリップ訂正回路4は、N1信号11bを
リードクロック9でリタイミング出力する(ステップS
7)。これは、P1信号11aがスリップを起こして
も、N1信号11bをリタイミング出力することによ
り、スリップの訂正処理が行われることを意味してい
る。
【0049】時刻t9において、スリップが発生して
も、次のリードクロック9の立上り(t11時刻)で
は、スリップ訂正回路4においてスリップを訂正したN
1信号11bがFF4bにて保持されるため、時刻t1
1−t13間におけるスリップ判定は、時刻t9におい
てスリップが発生していない場合と同様の判定を行うこ
とが可能である。このことが意味するのは、時刻t9の
スリップに引き続き、時刻t11でも連続してスリップ
が発生したとしても正常にスリップ判定ができ、スリッ
プ訂正回路4の出力でみた場合、常にスリップが訂正さ
れたライトアドレスが出力されるということである。
【0050】次に、蓄積データ量判定回路5の動作につ
いて説明する。蓄積データ量判定回路5は、スリップ訂
正回路4出力の訂正ライトアドレス13と、リードアド
レス14より、FIFOの蓄積データ量を演算し、蓄積
データ量が所定値になった場合に、検出信号15を出力
する。
【0051】図7に蓄積データ量判定回路5のタイミン
グチャートを示す。図7では、上記所定値を10とした
場合の例である。この場合には、FIFOの蓄積データ
量が10になると検出信号15を出力する。図7(A)
には、スリップが発生してもその訂正を行わない場合の
タイミングチャートを、図7(B)には、スリップ発生
時に訂正を行った場合のタイミングチャートを示してい
る。図7(A)では、それまではアドレス差分値として
「11」を維持していたところ、時刻tにおいて、スリ
ップが発生することにより、訂正ライトアドレス13が
2クロック間「103」となって、訂正ライトアドレス
13とリードアドレス14の差分値が「10」となり、
検出信号15が出力されている。これに対し、図7
(B)では、スリップが発生してもスリップ訂正回路4
において、スリップが訂正されるため検出信号15は出
力されないことが示されている。本来、検出信号15は
出力されるべきではない。そこで、スリップ訂正回路4
において、スリップ検出時に、スリップの訂正を行うこ
とにより、蓄積データ量判定回路5では、誤検出のない
正確な検出信号を出力することができるようになるので
ある。
【0052】次に、ライトアドレス10をリードクロッ
ク9の立上りでラッチした信号の、スリップの判定動作
について図8を参照して説明する。図8に示すように、
ライトアドレス10の遷移点にリードクロック9の立上
りがある場合には、ある時刻に着目した場合にFF31
出力のP1信号11aが取り得る値は、P1信号−A、
P1信号−Bに示すように2とおりが考えられる。スリ
ップ判定サブ回路3bは、現在のライトアドレスである
P1信号11aの値と、1クロック前のライトアドレス
である訂正ライトアドレス13の値のハミング距離を演
算し、スリップ判定信号12を出力している。時刻nに
おいて、P1信号11aが取り得る値は、nまたは(n
−1)の値で、時刻(n+1)においての取り得る値
は、(n+1)またはnの値である。ここで時刻nと時
刻(n+1)の間の連続した時間で取り得る値を考え
る。時刻nおよび時刻(n+1)で取り得る値を(V
n,Vn+1)と表すと、下記4つの場合が考えられる。
【0053】(Vn,Vn+1)=(n,n+1),(n,n),(n-
1,n),(n-1,n+1) 従って、(時刻n+1の値)と(時刻nの値)とのハミ
ング距離が取り得る値、上述の4つの場合には、それぞ
れ、「1」,「0」,「1」,「2」となり、0〜2の範
囲の値となることがわかる。
【0054】ハミング距離が「1」の時には正常で、時
刻(n+1)でスリップは発生していない。この場合に
は、スリップ判定サブ回路3bのスリップ判定信号12
aをアクティブ出力する(図4のステップS6)ことに
より、スリップ訂正回路4では、FF31出力のP1信
号11aがリードクロック9にてリタイミング出力され
る。
【0055】図9に、ハミング距離が「0」の場合のタ
イミングチャートを示す。ハミング距離が「0」となる
のは、(Vn,Vn+1)=(n,n)の場合であり、P
1信号11aは時刻(n+1)で本来(n+1)となる
ところ、スリップが発生しnとなっている。この場合に
は、更にスリップ判定サブ回路3bにおいて、P1信号
11aとN1信号11bのハミング距離が演算され、ハ
ミング距離が「1」となった時点で、スリップ判定信号
12bをアクティブ出力することにより、スリップ訂正
回路4では、FF32出力のN1信号11bがリードク
ロック9にてリタイミング出力される。即ち、時刻(n
+2)において、N1信号11bをリタイミング出力す
ることにより、P1信号11aの時刻(n+1)でのス
リップ訂正が行われる。
【0056】図10に、ハミング距離が「2」の場合の
タイミングチャートを示す。ハミング距離が「2」とな
るのは、(Vn,Vn+1)=(n−1,n+1)の場合
であり、P1信号11aは時刻(n+1)で本来nとな
るところ、スリップが発生しn+1となっている。この
場合には、スリップ判定サブ回路3bにおいて、スリッ
プ判定信号12cをアクティブ出力することにより、ス
リップ訂正回路4では、FF33出力のN2信号11c
がリードクロック9にてリタイミング出力される。即
ち、時刻(n+2)において、N2信号11cをリタイ
ミング出力することにより、P1信号11aの時刻(n
+1)でのスリップ訂正が行われる。よって、ライトア
ドレス10をリードクロック9に乗せ換える際のスリッ
プ判定は、上記ハミング距離を演算することにより判定
することができる。
【0057】
【発明の効果】本発明によれば、FIFOのライトクロ
ックとリードクロックが同速度で、且つ非同期である場
合でも、FIFOの蓄積データ量を正確に監視し、誤検
出を防ぐことができるという効果がある。その理由は、
ライトアドレスカウンタとリードアドレスカウンタにグ
レイコードのカウンタを用いて、スリップ判定回路とス
リップ訂正回路において、ライトクロックに同期したグ
レイコードのライトアドレスを、リードクロックでラッ
チした信号に対して、スリップを監視し、スリップ検出
時にはその訂正を行い訂正ライトアドレスとして、蓄積
データ量判定回路に出力することにより、蓄積データ量
判定回路では、常にスリップのない前記訂正ライトアド
レスとリードアドレスにより、蓄積データ量の監視が正
確に行えるためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のブロック図
【図2】図1に示した実施の形態におけるスリップ判定
回路の例を示すブロック図
【図3】図1に示したスリップ判定回路におけるクロッ
ク乗せ換え回路の例を示すブロック図
【図4】図2に示したスリップ判定回路におけるスリッ
プ判定サブ回路のフローチャート
【図5】図1に示した実施の形態におけるスリップ訂正
回路の例を示すブロック図
【図6】本発明におけるスリップ発生時のタイミングチ
ャート
【図7】図1に示した実施の形態における蓄積データ量
判定回路のタイミングチャート
【図8】図2に示したスリップ判定回路におけるクロッ
ク乗せ換え回路のタイミングチャート
【図9】本発明におけるスリップ発生(ハミング距離が
「0」)時のタイミングチャート
【図10】本発明におけるスリップ発生(ハミング距離
が「2」)時のタイミングチャート
【図11】従来例のブロック図
【図12】図11に示した従来例における判定回路11
1のブロック図
【図13】図11に示した従来例における前方2段保護
回路のブロック図
【図14】図11に示した従来例のタイミングチャート
【図15】図11に示した従来例の他のタイミングチャ
ート
【符号の説明】
1 ライトカウンタ 2 リードカウンタ 3 スリップ判定回路 4 スリップ訂正回路 5 蓄積データ量判定回路 6 ライトイネーブル 7 ライトクロック 8 リードイネーブル 9 リードクロック 10 イトアドレス 11 リタイミング信号 12 スリップ判定信号 13 訂正ライトアドレス 14 リードアドレス 15 検出信号 3a ロック乗せ換え回路 3b スリップ判定サブ回路 31 フリップフロップ 32 フリップフロップ 33 フリップフロップ 4a 選択回路 4b フリップフロップ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力データをライトクロックに同期した
    ライトアドレスに書き込み、前記ライトクロックと同速
    度・非同期のリードクロックに同期したリードアドレス
    で読み出す先入れ先出しメモリに対する蓄積データ量監
    視回路において、 前記ライトアドレスを前記リードクロックでリタイミン
    グして得た信号群によって前記ライトアドレスと前記リ
    ードアドレスとのスリップの有無を判定し、該判定の結
    果および態様により前記信号群の内から訂正ライトアド
    レスを選定し、該訂正ライトアドレスと前記リードアド
    レスとによって前記先入れ先出しメモリの蓄積データ量
    を監視することを特徴とする蓄積データ量監視回路。
  2. 【請求項2】 入力データをライトクロックに同期した
    ライトアドレスに書き込み、前記ライトクロックと同速
    度・非同期のリードクロックに同期したリードアドレス
    で読み出す先入れ先出しメモリに対する蓄積データ量監
    視回路において、 前記ライトアドレスを訂正した訂正ライトアドレスと前
    記リードアドレスとから前記先入れ先出しメモリの蓄積
    データ量を判定する蓄積データ量判定手段と、 前記ライトクロックをカウントすることによって前記ラ
    イトアドレスを生成するライトカウント手段と、 前記リードクロックをカウントすることによって前記リ
    ードアドレスを生成するリードカウント手段と、 前記ライトアドレスを前記リードクロックでリタイミン
    グして前記訂正ライトアドレスの候補信号となるリタイ
    ミング信号を得るとともに、該リタイミング信号と前記
    訂正ライトアドレスとから前記ライトアドレスと前記リ
    ードアドレスとの間のスリップを判定してスリップ判定
    信号を出力するスリップ判定手段と、 前記スリップ判定信号に応じて前記リタイミング信号の
    内の一つを選択し、選択した信号を前記リードクロック
    でリタイミングすることによって前記訂正ライトアドレ
    スを生成するスリップ訂正手段とを備えたことを特徴と
    する蓄積データ量監視回路。
  3. 【請求項3】 入力データをライトクロックに同期した
    ライトアドレスに書き込み、前記ライトクロックと同速
    度・非同期のリードクロックに同期したリードアドレス
    で読み出す先入れ先出しメモリに対する蓄積データ量監
    視回路において、 前記ライトアドレスを訂正した訂正ライトアドレスと前
    記リードアドレスとから前記先入れ先出しメモリの蓄積
    データ量を判定する蓄積データ量判定回路と、 前記ライトクロックをカウントすることによって前記ラ
    イトアドレスをグレイコードで生成するライトカウンタ
    と、 前記リードクロックをカウントすることによって前記リ
    ードアドレスをグレイコードで生成するリードカウンタ
    と、 前記ライトアドレスを前記リードクロックでリタイミン
    グして前記訂正ライトアドレスの候補信号となるリタイ
    ミング信号を得るとともに、該リタイミング信号間およ
    びリタイミング信号・前記訂正ライトアドレス間のハミ
    ング距離をみることにより前記ライトアドレスと前記リ
    ードアドレスとの間のスリップを判定してスリップ判定
    信号を出力するスリップ判定回路と、 前記スリップ判定信号に応じて前記リタイミング信号の
    内の一つを選択し、選択した信号を前記リードクロック
    でリタイミングすることによって前記訂正ライトアドレ
    スを生成するスリップ訂正回路とを備えたことを特徴と
    する蓄積データ量監視回路。
  4. 【請求項4】 前記スリップ判定回路は、 前記ライトアドレスを前記リードクロックでリタイミン
    グして前記訂正ライトアドレスの候補信号となるリタイ
    ミング信号を得るクロック乗せ換え回路と、 該リタイミング信号間およびリタイミング信号・前記訂
    正ライトアドレス間のハミング距離をみることにより前
    記ライトアドレスと前記リードアドレスとの間のスリッ
    プを判定してスリップ判定信号を出力するスリップ判定
    サブ回路とを有することを特徴とする請求項3記載の蓄
    積データ量監視回路。
  5. 【請求項5】 前記クロック乗せ換え回路は、 前記ライトアドレスを前記リードアドレスの立上りでラ
    ッチしてP1信号を出力する第1記憶回路と、 前記ライトアドレスを前記リードアドレスの立下りでラ
    ッチしてN1信号を出力する第2記憶回路と、 前記N1信号を前記リードアドレスの立上りでラッチし
    てN2信号を出力する第3記憶回路とを有することを特
    徴とする請求項4記載の蓄積データ量監視回路。
  6. 【請求項6】 前記スリップ判定サブ回路は、 前記P1信号と前記訂正ライトアドレスのハミング距離
    が0であり、且つ前記P1信号と前記N1信号のハミン
    グ距離が1である場合には前記第2記憶回路の出力信
    号、また、前記P1信号と前記訂正ライトアドレスのハ
    ミング距離が2である場合には前記第3記憶回路の出力
    信号、また、その他の場合には前記第1記憶回路の出力
    信号それぞれを選択するための信号を、前記スリップ判
    定信号として出力することを特徴とする請求項4記載の
    蓄積データ量監視回路。
  7. 【請求項7】 スリップ訂正回路は、前記P1信号,N
    1信号またはN2信号のうちの一つを前記スリップ判定
    信号で選択し、前記リードクロックでラッチして前記訂
    正ライトアドレスとして出力することを特徴とする請求
    項3記載の蓄積データ量監視回路。
  8. 【請求項8】前記蓄積データ量判定回路は、前記訂正ア
    ドレスと前記リードアドレスの差分を演算する演算回路
    と、該演算回路の出力である前記先入れ先出しメモリの
    蓄積データ量を所定値と比較することにより、検出信号
    を出力する回路とを有することを特徴とする請求項3記
    載の蓄積データ量監視回路。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US11171770B2 (en) 2020-03-23 2021-11-09 Kabushiki Kaisha Toshiba Data transmission device

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