JP2001094374A - 端面反射型表面波装置の製造方法 - Google Patents

端面反射型表面波装置の製造方法

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JP2001094374A
JP2001094374A JP26441499A JP26441499A JP2001094374A JP 2001094374 A JP2001094374 A JP 2001094374A JP 26441499 A JP26441499 A JP 26441499A JP 26441499 A JP26441499 A JP 26441499A JP 2001094374 A JP2001094374 A JP 2001094374A
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泰宏 根来
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 反射端面を高精度に形成することができ、か
つインターデジタル電極や圧電基板の損傷が生じ難く、
良好な共振特性や帯域特性を実現し得る端面反射型表面
波装置の製造方法を得る。 【解決手段】 対向し合う一対の反射端面でSHタイプ
の表面波が反射される端面反射型表面波装置の製造に際
し、マザー基板1の上面1a上にインターデジタル電極
2A,2Bを形成し、溝5,6の形成が予定されている
マザー基板1の上面部分のみを露出させた状態で、マザ
ー基板1の上面をドライエッチングにより加工し、溝
5,6を形成し、該溝5,6の少なくとも一方の側面を
反射端面とし、溝5,6を形成した後にマザー基板1を
厚み方向に機械的に切断して個々の端面反射型表面波装
置を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば共振子や帯
域フィルタとして用いられる表面波装置の製造方法に関
し、より詳細には、BGS波やラブ波などのSHタイプ
の表面波を利用した端面反射型表面波装置の製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、共振子や帯域フィルタとして、B
GS波やラブ波のようなSHタイプの表面波を利用した
端面反射型表面波装置が知られている。端面反射型表面
波装置は、圧電基板上に少なくとも1つのインターデジ
タル電極(以下、IDT電極)を形成した構造を有す
る。また、圧電基板の対向2端面が、表面波を反射させ
る反射端面として用いられている。従って、端面反射型
表面波装置では、反射器を必要としないので、表面波装
置の小型化を図ることができる。
【0003】もっとも、端面反射型表面波装置では、対
向2端面間で表面波が反射され、それによって表面波が
閉じ込められるため、反射端面は高精度に形成される必
要がある。
【0004】上記のような端面反射型表面波装置の製造
は、従来、以下のようにして行われていた。まず、マザ
ーの圧電基板の上面に複数のIDT電極を形成する。次
に、マザーの圧電基板の上面に、上記反射端面を構成す
るために溝を形成する。すなわち、溝の一方の側面が反
射端面を構成するように、高精度に溝加工を施す。しか
る後、個々の端面反射型表面波装置毎にマザーの圧電基
板を分割する。なお、上記溝の形成は、ダイサーなどの
切削装置を用いて行われていた。
【0005】また、端面反射型表面波装置において端面
を高精度に形成する方法として、イオンエッチング法の
使用も提案されている(日本音響学会講演論文集、昭和
51年春季全国大会 P.351 、「自由端面の反射を利用
した圧電表面すべり波共振子」、昭和51年5月発行)
が、具体的な実現方法については記載されていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のダイサーなどの
切削刃を用いた溝加工方法では、反射端面を高精度に形
成することが困難であった。従って、所望通りの良好な
特性を有する端面反射型表面波装置を得ることが困難で
あった。
【0007】他方、反射端面をイオンエッチングにより
形成する方法も提案されているが、イオンエッチングで
は、加工に長時間を要する。従って、イオンエッチング
により圧電基板を加工して反射端面を形成する際に、圧
電基板が損傷を受けがちであり、やはり良好な共振特性
やフィルタ特性を得ることができなかった。
【0008】本発明の目的は、端面反射型表面波装置の
製造に際し、反射端面を高精度に形成することができ、
かつ基板の損傷が生じ難い、端面反射型表面波装置の製
造方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、対向し合う一
対の反射端面でSHタイプの表面波が反射される端面反
射型表面波装置の製造方法であって、マザー基板上に複
数のIDT電極を形成する工程と、マザー基板の上面に
少なくとも一方の側面が反射端面を構成する溝をドライ
エッチングにより形成する工程と、前記溝の形成後にマ
ザー基板を厚み方向に機械的に切断して個々の端面反射
型表面波装置を得る工程とを備えることを特徴とする。
【0010】本発明の特定の局面では、前記マザー基板
上において、隣り合う端面反射型表面波装置部分間に1
本の前記溝が形成されており、該溝の一対の側面が、そ
れぞれ、隣り合う端面反射型表面波装置における反射端
面を構成しており、前記マザー基板の機械的な切断が、
前記溝の底部からマザー基板の下面に至るようにマザー
基板を切断することにより行われる。
【0011】本発明の別の特定の局面では、前記マザー
基板において、隣り合う端面反射型表面波装置部分間に
2本の溝が形成されており、各溝の該溝に近接している
IDT電極側の側面が反射端面を構成しており、前記マ
ザー基板の機械的切断が、前記2本の溝の間のマザー基
板部分においてマザー基板の上面から下面に至るように
切断することにより行われる。上記マザー基板の機械的
切断については、特に限定されるわけではないが、ダイ
シングソーなどの適宜の切断刃を用いて行うことができ
る。
【0012】また、本発明のさらに他の特定の局面で
は、前記マザー基板上に複数のIDT電極を形成する工
程が、マザー基板の上面の全面に金属薄膜を形成するス
テージと、該金属薄膜上にレジストを付与し、露光・現
像によりパターニングし、それによってIDT電極と、
該IDT電極上に積層された第1のレジスト層とを形成
するステージとを備え、前記ドライエッチングにより溝
を形成する工程が、マザー基板の上面に形成されたID
T電極及び第1のレジスト層を覆うように第2のレジス
ト層を形成するステージと、該第2のレジスト層を露光
・現像によりパターニングし、それによって、溝が形成
される部分においてマザー基板の上面を露出させるステ
ージとを備え、前記溝が形成される部分においてマザー
基板をドライエッチングすることにより溝が形成され
る。
【0013】本発明のより特定の局面では、前記第2の
レジスト層を形成後その上に第2の金属薄膜を形成し、
該第2の金属薄膜上に第3のレジスト層を形成し、第3
のレジスト層を露光・現像した後、第2の金属薄膜をエ
ッチングし、さらにエッチングされた第2の金属薄膜を
マスクとして、前記第2のレジスト層を露光・現像する
ことにより溝が形成される部分においてマザー基板の上
面が露出されるステージと、第3のレジスト層を除去す
るステージとをさらに備え、第3のレジスト層の除去に
より露出された第2の金属薄膜をマスクとして、前記ド
ライエッチングが行われる。
【0014】本発明の他の特定の局面では、前記第2の
レジスト層を形成後その上に第2の金属薄膜を形成し、
該第2の金属薄膜上に第3のレジスト層を形成し、第3
のレジスト層を露光・現像した後、第2の金属薄膜をエ
ッチングし、さらにエッチングされた第2の金属薄膜を
マスクとして、前記第2のレジスト層を露光・現像する
ことにより溝が形成される部分においてマザー基板の上
面が露出されるステージをさらに備え、第2のレジスト
層−第2の金属薄膜−第3のレジスト層からなる多層構
造をマスクとして、前記ドライエッチングが行われる。
【0015】また、本発明のさらに別の特定の局面で
は、前記マザー基板の上面に複数のIDT電極を形成す
る工程が、マザー基板上に全面に金属薄膜を形成するス
テージと、金属薄膜上において、IDT電極が形成され
る部分の領域に第1のレジスト層を形成するステージ
と、第1の金属薄膜及び第1のレジスト層を覆うよう
に、かつ第1のレジスト層の厚みより薄い第2の金属薄
膜を積層するステージとを備え、前記ドライエッチング
により溝を形成する工程が、マザー基板の上面に第2の
レジスト層を全面に付与するステージと、第2のレジス
ト層を露光・現像によりパターニングし、第1及び第2
の金属薄膜をエッチングして溝が形成される部分におい
て、マザー基板の上面を露出させるステージと、第2の
レジスト層を除去し、第2の金属薄膜を露出させるステ
ージとを備え、露出された第2の金属薄膜をマスクとし
て前記ドライエッチングが行われ、次に、第1のレジス
ト層をマスクとして用いて第1及び第2の金属薄膜をエ
ッチング後、第1のレジスト層を除去する工程がさらに
備えられる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、本発明
に係る端面反射型表面波装置の製造方法の具体的な実施
例を説明する。
【0017】(第1の実施例)図1を参照して、本発明
の第1の実施例に係る端面反射型表面波装置の製造方法
を説明する。
【0018】まず、マザー基板1を用意する。マザー基
板1は、LiTaO3 、LiNbO 3 または水晶などの
圧電単結晶、あるいはチタン酸ジルコン酸鉛系セラミッ
クスのような圧電セラミックスを用いて構成することが
できる。
【0019】マザー基板1の上面の全面に金属薄膜2を
形成する。金属薄膜2の形成は、蒸着、スパッタもしく
はメッキ等の適宜の薄膜形成法により行うことができ
る。金属薄膜2を構成する金属材料としては、Al、T
iなどの導電性に優れた適宜の金属を用いることができ
る。この金属薄膜2の厚みは、特に限定されるわけでは
ないが、通常、0.1〜1.4μm程度とされる。
【0020】次に、図1(b)に示すように、金属薄膜
2の上面の全面を覆うようにフォトレジスト層3を形成
する。フォトレジスト層3の厚みについては、特に限定
されないが、通常、0.1〜2.0μm程度とされる。
【0021】次に、フォトレジスト層3の上面にマスク
を当接し、露光・現像・エッチングすることにより、金
属薄膜2及びレジスト層3をパターニングする。このよ
うにして、図1(c)に示すように、IDT電極2A,
2Bが形成される。なお、図1(c)では、IDT電極
2A,2Bは、それぞれ、隣り合う弾性表面波装置のI
DT電極であり、各IDT電極2A,2Bの上面にパタ
ーニングされたフォトレジスト層3A,3Bが残存して
いる。
【0022】なお、上記露光に際しては、例えば400
nm程度の波長のUV光を用いることができる。また、
エッチングに際しては、現像後に酸によるウェットエッ
チングもしくはドライエッチングなどによりエッチング
することにより行われる。
【0023】次に、IDT電極2A,2B及びフォトレ
ジスト層3A,3Bを覆うように第2のフォトレジスト
層4を形成する(図1(d))。第2のフォトレジスト
層4の厚みは、特に限定されるわけではないが、通常、
2.0〜3.0μm程度とされ、IDT電極2A,2B
の上面にフォトレジスト層3A,3Bが積層されている
部分を覆う厚みとされる。
【0024】しかる後、第2のフォトレジスト層4を露
光・現像し、パターニングする。このパターニングに際
しては、最終的に溝が形成されている部分においてマザ
ー基板1の上面1aを露出させるように行われる。すな
わち、図1(e)に示すように、第2のフォトレジスト
層4に溝4a,4bが形成されることにより、マザー基
板1の上面1aが露出される。上記露光に際しては、4
00nm程度の波長のUV光を用いることができ、かつ
溝4a,4bを形成するための現像に際しては、現像液
が用いられる。
【0025】上記のようにして、溝4a,4bを形成し
た後、エッチングガスを用いてマザー基板1をドライエ
ッチングし、溝5,6を形成する。溝5,6は、溝4
a,4bの形成により露出したマザー基板1の上面部分
をドライエッチングにより溝加工することにより形成さ
れている。
【0026】ドライエッチングに際しては、エッチング
ガスとして、マザー基板1をドライエッチングし得る適
宜のガスを用いて行うことができる。このようなエッチ
ングガスとしては、例えば、CF4 、H2 、Ar、Cn
Fm、CHF3 、O2 、SF 6 、Cl2 、BCl3 など
を用いることができる。この場合、溝5,6の形成に際
してのドライエッチングは、通常、1〜5時間程度の時
間で行うことができる。従って、マスクを厚くしている
分、溝5,6の形成により、マザー基板1の損傷が生じ
難い。
【0027】次に、アセトンなどの溶剤を用いて、第2
のレジスト層4及びIDT電極2A,2Bの上面に積層
されているレジスト層3A,3Bを剥離する(図1
(g))。このようにして、隣り合う弾性表面波装置部
分間に、溝5,6が形成されたマザー基板1を得ること
ができる。
【0028】しかる後、溝5,6間でマザー基板1をダ
イシングすることにより、個々の弾性表面波装置7,8
を得ることができる(図1(h))。上記のようにして
得られた弾性表面波装置7,8では、溝5,6の内側の
側面、すなわち、それぞれ、IDT電極2A,2B側の
側面5a,6aが各端面反射型表面波装置7,8におけ
る反射端面を構成している。溝5,6は、上記のように
フォトリソグラフィ−エッチング法により形成されるの
で、高精度に形成され得る。すなわち、側面5a,6a
の位置及び向きを高精度に制御し得る。よって、共振特
性やフィルタ特性の良好な端面反射型表面波装置を得る
ことができる。
【0029】なお、溝5,6は、マザー基板1の下面1
bには至っていない。従って、反射端面5a,6aは、
IDT電極2A,2Bが形成されている面から中間高さ
位置まで形成されており、弾性表面波装置の下面には至
っていない。
【0030】しかしながら、SHタイプの表面波のエネ
ルギーは、圧電基板のIDT電極が形成されている面か
らある深さ位置までにそのほとんどが集中する。従っ
て、溝5,6の深さをある程度以上とすれば、良好な特
性の得られる端面反射型表面波装置を提供することがで
きる。
【0031】本実施例の端面反射型表面波装置の製造方
法では、上記のように、IDT電極2A,2Bを第1の
レジスト層3A,3Bで被覆した状態で、第2のレジス
ト層4を形成し、パターニングすることにより、溝4
a,4bが形成される。従って、溝4a,4bの形成に
際し、IDT電極2A,2Bが損傷し難い。さらに、第
2のレジスト層4により電極構造が被覆された状態で、
溝4a,4bの形成により露出したマザー基板1の上面
部分をドライエッチングすることにより溝5,6が形成
される。よって、溝5,6の形成に際してもIDT電極
2A,2Bが損傷を受け難い。
【0032】加えて、ドライエッチングによりマザー基
板1に溝5,6を比較的短時間で形成し得るので、マザ
ー基板1の損傷も生じ難い。よって、フォトリソグラフ
ィ−エッチング法により溝5,6を高精度に形成するこ
とができ、すなわち反射端面を高精度に形成することが
できるだけでなく、IDT電極やマザー基板の損傷が生
じ難いので、良好な共振特性やフィルタ特性を有する端
面反射型表面波装置を確実に提供することができる。
【0033】なお、上記実施例では、隣り合う表面波装
置部分間の切断にはダイシングソーを用いて行われてい
たが、ダンシングソー以外のカットソーなど適宜の機械
的な切断装置を用いて上記切断を行うことができる。
【0034】(第2の実施例)図2(a)〜(i)を参
照して、第2の実施例の端面反射型表面波装置の製造方
法を説明する。
【0035】まず、図2(a)に示すように、マザー基
板1を用意し、マザー基板1の上面1a上に金属薄膜2
を形成する。次に、金属薄膜2上に、フォトレジスト層
3を形成する。しかる後、第1の実施例と同様に、露光
・現像によって第1のフォトレジスト層3をパターニン
グした後、エッチングを行うことによりIDT電極2
A,2B及びレジスト層3A,3Bを形成する(図2
(c))。
【0036】しかる後、第2のフォトレジスト層4を形
成し、IDT電極2A,2B及び第1のフォトレジスト
層3A,3Bを被覆する。ここまでは、第1の実施例と
同様である。
【0037】次に、図2(e)に示すように、第2のフ
ォトレジスト層4を覆うように、第2の金属薄膜11を
形成する。第2の金属薄膜11は、TiあるいはTi−
Ag合金などの適宜の金属により構成することができ
る。第2の金属薄膜11の上面に、第3のフォトレジス
ト層12を形成する。しかる後、第3のフォトレジスト
層12上にマスクを当接し、露光・現像・エッチングを
繰り返すことにより、溝13a,13bを形成する(図
2(f))。
【0038】次に、第3のフォトレジスト層12をレジ
スト剥離液を用いて除去し、パターニングされた第2の
金属薄膜11を露出させる(図2(g))。しかる後、
上記第2の金属薄膜11をマスクとして、ドライエッチ
ングにより溝5,6を形成する。
【0039】なお、第3のフォトレジスト層12を残し
たままドライエッチングすることも可能である。その場
合には、第2のフォトレジスト層4−第2の金属薄膜1
1−第3のフォトレジスト層12からなる多層構造がド
ライエッチングのマスクとして用いられる。
【0040】ドライエッチングは、第1の実施例の場合
と同様にして行われるが、第2の金属薄膜11がマスク
として用いられるので、下地に形成されているIDT電
極2A,2B、フォトレジスト層3A,3B及び第2の
フォトレジスト層4が損傷され難い。また、ドライエッ
チングは、第1の実施例の場合と同様に、1〜5時間程
度の短時間で行われるので、マザー基板1の損傷も生じ
難い。
【0041】しかる後、図2(h)に示すように、フォ
トレジスト層3A,3B及び第2のフォトレジスト層4
をアセトンを用いて除去することにより、第2のフォト
レジスト層4上に形成されていた第2の金属薄膜11を
も除去する。このようにして、溝5,6が形成されたマ
ザー基板1が得られる。しかる後、第1の実施例の場合
と同様に、溝5,6間でマザー基板1を機械的に切断す
ることにより、個々の弾性表面波装置を得ることができ
る(図2(i)参照)。
【0042】第2の実施例においても、溝5,6の形成
が、マザー基板1を短時間でドライエッチングすること
により行われるので、マザー基板1の損傷が生じ難い。
また、ドライエッチングに際し、IDT電極2A,2B
は、フォトレジスト層3A,3B,4で被覆されている
ので、IDT電極2A,2Bの損傷も生じ難い。
【0043】さらに、ドライエッチングに際し、パター
ニングされた第2の金属薄膜11自体がマスクとして用
いられるので、溝5,6を目的とする位置に高精度に形
成することができる。
【0044】従って、第2の実施例においても、共振特
性やフィルタ特性の良好な端面反射型表面波装置を得る
ことができる。なお、第2の実施例においても、溝5,
6の深さについては、第1の実施例と同様に、好ましく
は0.5λ以上、より好ましくは1λ以上とされる。
【0045】(第3の実施例)図3及び図4を参照し
て、第3の実施例に係る端面反射型表面波装置の製造方
法を説明する。
【0046】図3(a)に示すように、第1の実施例の
場合と同様にして、マザー基板1上に金属薄膜2を形成
する。次に、金属薄膜2上に全面にフォトレジストをス
ピンコーティングなどにより塗布し、現像・露光するこ
とによりフォトレジスト層をパターニングする。このよ
うにして、図3(b)に示すように、パターニングされ
た第1のフォトレジスト層21を形成する。このパター
ニングされた第1のフォトレジスト層21は、IDT電
極の形成される部分に配置される。
【0047】第1のフォトレジスト層21の厚みは、特
に限定されるわけではないが、0.1〜2.0μm程度
とされる。次に、図3(c)に示すように、第2の金属
薄膜22を形成する。第2の金属薄膜22の形成は、蒸
着、メッキもしくはスパッタリングなどの適宜の薄膜形
成法により行い得る。また、第2の金属薄膜を構成する
金属材料については、第1の金属薄膜2と同じものを用
いることが好ましいが、他の金属を用いて構成してもよ
い。もっとも、第2の金属薄膜22の厚みは、パターニ
ングされたフォトレジスト層21の厚みより薄いことが
必要である。
【0048】従って、図3(c)に示されているよう
に、第1の金属薄膜2上に第2の金属薄膜22が積層さ
れている部分と、フォトレジスト層21の上面に第2の
金属薄膜22が被覆されている部分とが混在することに
なる。言い換えれば、第1の金属薄膜2の上面に直接積
層されている第2の金属薄膜22Aと、フォトレジスト
層21の上面に被覆されている第2の金属薄膜部分22
Bとは、分断されている。
【0049】次に、図3(d)に示すように、第2のフ
ォトレジスト層23を形成する。第2のフォトレジスト
層23は、金属薄膜22の上部を覆うような厚みに、例
えば2.0〜3.0μm程度の厚みに形成される。
【0050】しかる後、第2のフォトレジスト層23の
上面にマスクを当接し、露光・現像・エッチングを行う
ことにより、溝24a,24bを形成する(図4
(a))。この場合、溝24a,24bの形成により、
マザー基板1の上面1aが露出するように処理が行われ
る。すなわち、溝24a,24b内では第2のフォトレ
ジスト層23だけでなく、その下方に積層されている第
1,第2の金属薄膜もが除去され、マザー基板1の上面
1aが露出される。
【0051】しかる後、第2のフォトレジスト層23を
除去する。次に、第2の金属薄膜22A,22Bをマス
クとして、ドライエッチングによりマザー基板1を加工
し、図4(b)に示されている溝5,6を形成する。な
お、第2のレジスト層23を除去した例を示したが、ド
ライエッチングは、マスクとして第2のレジスト層23
を残したままでも可能である。マザー基板1の上面1a
が露出されているので、上記ドライエッチングは短時間
で行われ、従って、マザー基板1の損傷が生じ難い。
【0052】次に、第1のフォトレジスト層21をマス
クとして、第1のフォトレジスト層21で覆われていな
い金属部分、すなわち、第1のフォトレジスト層21上
の金属薄膜22Bと、金属薄膜22A及び金属薄膜2が
直接重ねられている部分とをエッチングし、IDT電極
2A,2Bを形成する(図4(c))。さらに、第1の
フォトレジスト層21を除去する。
【0053】(第4の実施例)第1〜第4の実施例で
は、マザー基板1に溝5,6が形成され、溝5,6間を
機械的に切断することにより個々の弾性表面波装置が得
られていた。
【0054】しかしながら、本発明では、隣り合う弾性
表面波装置部分間に1つの溝を形成し、該溝の底部にお
いてマザー基板を分割してもよい。このような変形例を
図5を参照して説明する。
【0055】図5(a)に示すように、マザー基板1の
上面に、IDT電極2A,2Bが形成されている。ID
T電極2A,2Bは、隣り合う弾性表面波装置の各ID
T電極を構成している。
【0056】IDT電極2A,2B間において、マザー
基板1の上面には1つの溝5が形成されている。溝5の
側面5aは、IDT電極2Aが形成されている弾性表面
波装置部分における反射端面を構成し、側面5aと対向
している側面5bは、IDT電極2Bを有する弾性表面
波装置部分の反射端面を構成する。
【0057】従って、1本の溝5を形成した後、図5
(b)に示すように、溝5の底部においてマザー基板1
を機械的に切断すれば、個々の弾性表面波装置が得られ
る。この機械的切断は、前述した実施例と同様にダイシ
ングソーを用いて行ってもよく、ワイヤーソーなどの他
の切断装置を用いて行ってもよい。
【0058】なお、本発明に係る端面反射型表面波装置
の製造方法においては、マザー基板上に形成されるID
T電極の数や構造については特に限定されない。すなわ
ち、本発明に係る製造方法は、共振子や帯域フィルタな
どの様々な用途に用いられる端面反射型表面波装置の製
造に適用することができ、従って個々の端面反射型表面
波装置のIDT電極については、複数設けられてもよ
く、かつ複数のIDT電極が適宜マザー基板上に電気的
に接続されていてもよい。
【0059】
【発明の効果】本発明に係る端面反射型表面波装置の製
造方法では、複数のIDT電極が上面に形成されている
マザー基板に、該マザー基板のみをドライエッチングす
ることにより溝が形成される。そして、この溝の少なく
とも一方の側面が反射端面を構成する。従って、ドライ
エッチングにより、溝を高精度に形成し得るので、反射
端面を高精度に形成することができる。
【0060】しかも、ドライエッチングに際しては、電
極をエッチングせずともよく、マザー基板のみをエッチ
ングすればよいため、溝の形成に際してのエッチング時
間を短くすることができる。従って、溝の形成に際しマ
ザー基板が損傷を受け難い。
【0061】よって、溝を形成した後にマザー基板を厚
み方向に機械的に切断して個々の端面反射型表面波装置
を得ることにより、共振特性や帯域特性が良好な端面反
射型表面波装置を確実に提供することが可能となる。
【0062】本発明の特定の局面では、隣り合う端面反
射型表面波装置部分間に1本の溝が形成され、該溝の一
対の側面が、隣り合う端面反射型表面波装置における反
射端面を構成しており、マザー基板の機械的な切断が溝
の底部からマザー基板の下面に至るようにマザー基板を
切断することにより行われるので、形成しなければなら
ない溝の数を低減することができる。また、隣り合う端
面反射型表面波装置間の距離を小さくすることができる
ので、1つのマザー基板から多くの端面反射型表面波装
置を得ることができる。
【0063】もっとも、本発明の別の特定の局面では、
マザー基板において、隣り合う端面反射型表面波装置部
分間に2つの溝が形成され、各溝の該溝に近接している
IDT電極側の側面が反射端面を構成する。この場合に
は、マザー基板の機械的切断は、2つの溝の間のマザー
基板部分においてマザー基板の上面から下面に至るよう
に切断することにより行われる。従って、切断に際し、
切断刃が溝に入り込まないので、溝を形成した後にマザ
ー基板を容易に切断することができる。本発明におい
て、マザー基板の機械的切断は、ダイシングソーやワイ
ヤーソーなどの適宜の切断装置を用いて行える。
【0064】また、請求項5に記載のように、マザー基
板の上面の全面に金属薄膜を形成した後に、第1のフォ
トレジストを付与し、パターニングし、IDT電極及び
IDT電極上に積層された第1のフォトレジスト層とを
形成し、さらにこれらを覆うように第2のフォトレジス
ト層を形成した後、第2のフォトレジスト層を露光・現
像によりパターニングして溝が形成される部分において
マザー基板の上面が露出される。従って、次に溝が形成
される部分においてマザー基板をドライエッチングした
場合、マザー基板の上面が露出しているので、短時間で
溝を形成することができ、マザー基板の損傷を抑制する
ことができる。加えて、ドライエッチングに際しては、
IDT電極が第1,第2のフォトレジスト層により被覆
されているので、IDT電極の損傷も生じ難い。
【0065】さらに、スピンコーティングなどによりレ
ジスト層を形成する場合、その厚みをさほど厚くするこ
とができないが、上記のように第1,第2のフォトレジ
スト層を順次被覆する方法では、各フォトレジスト層の
厚みをさほど厚くする必要はない。従って、スピンコー
ティングなどの慣用されているフォトレジスト層塗布方
法を用いることができる。
【0066】さらに、請求項6に記載のように、第2の
レジスト層上に第2の金属薄膜及び第3のフォトレジス
ト層を形成し、第3のフォトレジスト層を露光・現像す
ることにより、溝が形成される部分においてマザー基板
の上面を露出させた場合には、第3のレジスト層を除去
することにより、第2の金属薄膜が露出される。従っ
て、第2の金属薄膜をマスクとしてドライエッチングを
行うことができるので、溝をより正確に形成することが
できる。
【0067】請求項7に記載のように、多層マスクを用
いる場合には、マスクの耐久性が高められ、従って、溝
の形成に際してのドライエッチング時にIDT電極や基
板の損傷が生じ難い。
【0068】請求項8に記載のように、マザー基板の上
面に金属薄膜を形成し、金属薄膜上において、IDT電
極が形成される部分以外の領域に第1のフォトレジスト
層を形成し、しかる後第1のフォトレジスト層の厚みよ
り薄い第2の金属薄膜が形成され、しかる後全面に第2
のフォトレジスト層が形成される。この場合には、第2
のフォトレジスト層をパターニングし、溝が形成される
部分においてマザー基板の上面が露出される。そして、
第3のフォトレジスト層を除去し、第2の金属薄膜を露
出させることにより、第2の金属薄膜をマスクとしてマ
ザー基板をドライエッチングすることができる。
【0069】よって、請求項8に記載の発明に係る製造
方法においても、溝がドライエッチングにより形成され
るので、反射端面を高精度に形成することができる。ま
た、ドライエッチングに際しては、マザー基板のみをエ
ッチングすればよいので、ドライエッチング時間を短縮
することができ、マザー基板の損傷を抑制することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(h)は、本発明の第1の実施例に係
る端面反射型表面波装置の製造方法を説明するための各
断面図。
【図2】(a)〜(i)は、第2の実施例に係る端面反
射型表面波装置の製造方法を説明するための各断面図。
【図3】(a)〜(d)は、第3の実施例に係る端面反
射型表面波装置の製造方法を説明するための各断面図。
【図4】(a)〜(c)は、第3の実施例に係る端面反
射型表面波装置の製造方法を説明するための各断面図。
【図5】(a)及び(b)は、本発明の変形例を説明す
るための各端面図。
【符号の説明】 1…マザー基板 2…第1の金属薄膜 2A,2B…IDT電極 3…第1のフォトレジスト層 4…第2のフォトレジスト層 5,6…溝 5a,5b…反射端面を構成する側面 11…第2の金属薄膜 12…第2のフォトレジスト層 21…第1のフォトレジスト層 22…第2の金属薄膜 23…第2のフォトレジスト層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀内 秀哉 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内 (72)発明者 吾郷 純也 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内 Fターム(参考) 5J097 AA28 AA29 AA31 BB02 EE03 FF03 GG07 HA07 HA08 HA10 KK09

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向し合う一対の反射端面でSHタイプ
    の表面波が反射される端面反射型表面波装置の製造方法
    であって、 マザー基板上に複数のインターデジタル電極を形成する
    工程と、 マザー基板の上面に少なくとも一方の側面が反射端面を
    構成する溝をドライエッチングにより形成する工程と、 前記溝の形成後にマザー基板を厚み方向に機械的に切断
    して個々の端面反射型表面波装置を得る工程とを備える
    ことを特徴とする、端面反射型表面波装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記マザー基板上において、隣り合う端
    面反射型表面波装置部分間に1本の前記溝が形成されて
    おり、該溝の一対の側面が、それぞれ、隣り合う端面反
    射型表面波装置における反射端面を構成しており、 前記マザー基板の機械的な切断が、前記溝の底部からマ
    ザー基板の下面に至るようにマザー基板を切断すること
    により行われる、請求項1に記載の端面反射型表面波装
    置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記マザー基板において、隣り合う端面
    反射型表面波装置部分間に2本の溝が形成されており、
    各溝の該溝に近接しているインターデジタル電極側の側
    面が反射端面を構成しており、 前記マザー基板の機械的切断が、前記2本の溝の間のマ
    ザー基板部分においてマザー基板の上面から下面に至る
    ように切断することにより行われる、請求項1に記載の
    端面反射型表面波装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記マザー基板の機械的切断がダイシン
    グソーを用いて行われる、請求項1〜3のいずれかに記
    載の端面反射型表面波装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記マザー基板上に複数のインターデジ
    タル電極を形成する工程が、 マザー基板の上面の全面に金属薄膜を形成するステージ
    と、 該金属薄膜上にレジストを付与し、露光・現像によりパ
    ターニングし、それによってインターデジタル電極と、
    該インターデジタル電極上に積層された第1のレジスト
    層とを形成するステージとを備え、 前記ドライエッチングにより溝を形成する工程が、マザ
    ー基板の上面に形成されたインターデジタル電極及び第
    1のレジスト層を覆うように第2のレジスト層を形成す
    るステージと、該第2のレジスト層を露光・現像により
    パターニングし、それによって、溝が形成される部分に
    おいてマザー基板の上面を露出させるステージとを備
    え、前記溝が形成される部分においてマザー基板をドラ
    イエッチングすることにより溝が形成される、請求項1
    〜4のいずれかに記載の端面反射型表面波装置の製造方
    法。
  6. 【請求項6】 前記第2のレジスト層を形成後その上に
    第2の金属薄膜を形成し、該第2の金属薄膜上に第3の
    レジスト層を形成し、第3のレジスト層を露光・現像し
    た後、第2の金属薄膜をエッチングし、さらにエッチン
    グされた第2の金属薄膜をマスクとして、前記第2のレ
    ジスト層を露光・現像することにより溝が形成される部
    分においてマザー基板の上面が露出されるステージと、 第3のレジスト層を除去するステージとをさらに備え、 第3のレジスト層の除去により露出された第2の金属薄
    膜をマスクとして、前記ドライエッチングが行われる、
    請求項5に記載の端面反射型表面波装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記第2のレジスト層を形成後その上に
    第2の金属薄膜を形成し、該第2の金属薄膜上に第3の
    レジスト層を形成し、第3のレジスト層を露光・現像し
    た後、第2の金属薄膜をエッチングし、さらにエッチン
    グされた第2の金属薄膜をマスクとして、前記第2のレ
    ジスト層を露光・現像することにより溝が形成される部
    分においてマザー基板の上面が露出されるステージをさ
    らに備え、 第2のレジスト層−第2の金属薄膜−第3のレジスト層
    からなる多層構造をマスクとして、前記ドライエッチン
    グが行われる、請求項5に記載の端面反射型表面波装置
    の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記マザー基板の上面に複数のインター
    デジタル電極を形成する工程が、 マザー基板上に全面に金属薄膜を形成するステージと、 金属薄膜上において、インターデジタル電極が形成され
    る部分の領域に第1のレジスト層を形成するステージ
    と、 第1の金属薄膜及び第1のレジスト層を覆うように、か
    つ第1のレジスト層の厚みより薄い第2の金属薄膜を積
    層するステージとを備え、 前記ドライエッチングにより溝を形成する工程が、マザ
    ー基板の上面に第2のレジスト層を全面に付与するステ
    ージと、 第2のレジスト層を露光・現像によりパターニングし、
    第1及び第2の金属薄膜をエッチングして溝が形成され
    る部分において、マザー基板の上面を露出させるステー
    ジと、 第2のレジスト層を除去し、第2の金属薄膜を露出させ
    るステージとを備え、 露出された第2の金属薄膜をマスクとして前記ドライエ
    ッチングが行われ、 次に、第1のレジスト層をマスクとして用いて第1及び
    第2の金属薄膜をエッチング後、第1のレジスト層を除
    去する工程をさらに備えることを特徴とする、請求項1
    〜4のいずれかに記載の端面反射型表面波装置の製造方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2005050836A1 (ja) * 2003-11-19 2007-06-14 株式会社村田製作所 端面反射型弾性表面波装置及びその製造方法
US9887343B2 (en) 2013-11-29 2018-02-06 Taiyo Yuden Co., Ltd. Acoustic wave element

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