JP2001093978A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents
半導体装置およびその製造方法Info
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- JP2001093978A JP2001093978A JP27165999A JP27165999A JP2001093978A JP 2001093978 A JP2001093978 A JP 2001093978A JP 27165999 A JP27165999 A JP 27165999A JP 27165999 A JP27165999 A JP 27165999A JP 2001093978 A JP2001093978 A JP 2001093978A
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- wiring
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- insulating film
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- Formation Of Insulating Films (AREA)
- Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 下層配線に対して位置ずれなくビアホールを
自己整合的に形成する。 【解決手段】 ビアホールの位置および形状を規定する
ダミービア20をAl合金層9上に形成する。次に、ダ
ミービア20を覆うようにシリコン酸化膜14を基板全
面に堆積した後、ダミービア20の上面が露出するまで
シリコン酸化膜14をエッチングする。その後、露出し
たダミービア20を選択的に除去して、ビアホール21
を形成する。
自己整合的に形成する。 【解決手段】 ビアホールの位置および形状を規定する
ダミービア20をAl合金層9上に形成する。次に、ダ
ミービア20を覆うようにシリコン酸化膜14を基板全
面に堆積した後、ダミービア20の上面が露出するまで
シリコン酸化膜14をエッチングする。その後、露出し
たダミービア20を選択的に除去して、ビアホール21
を形成する。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、多層配線構造を備
えた半導体装置およびその製造方法に関する。
えた半導体装置およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体集積回路はますます微細化
の度合いを増している。半導体集積回路の集積度を向上
させるための多層配線構造においても微細化が図られて
おり、多層配線の配線幅やビアホール径も一層小さくな
ってきている。径の小さいビアホールを配線幅の狭い下
層配線に到達するように形成するためには、高い位置合
せ精度が要求される。それゆえ、下層配線に対して位置
ずれなくビアホールを形成できる半導体装置の製造方法
が切望されている。
の度合いを増している。半導体集積回路の集積度を向上
させるための多層配線構造においても微細化が図られて
おり、多層配線の配線幅やビアホール径も一層小さくな
ってきている。径の小さいビアホールを配線幅の狭い下
層配線に到達するように形成するためには、高い位置合
せ精度が要求される。それゆえ、下層配線に対して位置
ずれなくビアホールを形成できる半導体装置の製造方法
が切望されている。
【0003】以下、図9および図10を参照しながら、
従来の半導体装置の製造方法を説明する。図9(a)〜
(d)および図10(a)〜(d)は製造されつつある
半導体装置の断面を示し、図9(e)〜(h)および図
10(e)〜(h)はその平面レイアウトを示す。図9
および図10に示す断面は、平面図の一点鎖線L−Lで
切断した面である。
従来の半導体装置の製造方法を説明する。図9(a)〜
(d)および図10(a)〜(d)は製造されつつある
半導体装置の断面を示し、図9(e)〜(h)および図
10(e)〜(h)はその平面レイアウトを示す。図9
および図10に示す断面は、平面図の一点鎖線L−Lで
切断した面である。
【0004】図9(a)および(e)には、多層配線構
造の下層配線となるアルミニウム合金膜2が半導体基板
(不図示)の上に形成された構造が示されている。より
詳細には、半導体素子等が形成されている半導体基板
(不図示)の上に絶縁膜1が形成されており、絶縁膜1
の上にアルミニウム合金膜102が堆積され、その上に
フォトレジストパターン3が形成されている。フォトレ
ジストパターン3は下層配線のパターンを規定する。
造の下層配線となるアルミニウム合金膜2が半導体基板
(不図示)の上に形成された構造が示されている。より
詳細には、半導体素子等が形成されている半導体基板
(不図示)の上に絶縁膜1が形成されており、絶縁膜1
の上にアルミニウム合金膜102が堆積され、その上に
フォトレジストパターン3が形成されている。フォトレ
ジストパターン3は下層配線のパターンを規定する。
【0005】図11は、下層配線の領域100を拡大し
た図である。領域100の上に確実にビアホールを形成
するため、領域100にはマスクの合わせ余裕として寸
法Mの位置合わせマージン部50が設けられる。
た図である。領域100の上に確実にビアホールを形成
するため、領域100にはマスクの合わせ余裕として寸
法Mの位置合わせマージン部50が設けられる。
【0006】次に、アルミニウム合金膜102のうちフ
ォトレジストパターン3で覆われていない部分をドライ
エッチングによって除去し、図9(b)および(f)に
示すように、アルミニウム合金膜102から下層配線2
を形成する。
ォトレジストパターン3で覆われていない部分をドライ
エッチングによって除去し、図9(b)および(f)に
示すように、アルミニウム合金膜102から下層配線2
を形成する。
【0007】次に、図9(c)に示すように、下部配線
2を覆うように層間絶縁膜4を絶縁膜1上に成長させ
る。基板表面は、図9(g)に示すように、その全面が
層間絶縁膜4によって覆われる。
2を覆うように層間絶縁膜4を絶縁膜1上に成長させ
る。基板表面は、図9(g)に示すように、その全面が
層間絶縁膜4によって覆われる。
【0008】次に、図9(d)および(h)に示すよう
に、層間絶縁膜4の上にフォトレジストパターン5を形
成する。フォトレジストパターン5には、形成すべきビ
アホールの形状および位置を規定する開口部5aが形成
される。開口部5aは、領域100の上方に位置するよ
うにパターニングされる。図9(h)に示すように、開
口部5aの底部には層間絶縁膜4が露出する。
に、層間絶縁膜4の上にフォトレジストパターン5を形
成する。フォトレジストパターン5には、形成すべきビ
アホールの形状および位置を規定する開口部5aが形成
される。開口部5aは、領域100の上方に位置するよ
うにパターニングされる。図9(h)に示すように、開
口部5aの底部には層間絶縁膜4が露出する。
【0009】次に、層間絶縁膜4のうちフォトレジスト
パターン5で覆われていない部分をドライエッチングに
よって除去し、図10(a)および(e)に示すよう
に、層間絶縁膜4にビアホール4aを形成した後、フォ
トレジストパターン5を除去する。こうしてビアホール
4aの底部に下層配線2を露出させる。
パターン5で覆われていない部分をドライエッチングに
よって除去し、図10(a)および(e)に示すよう
に、層間絶縁膜4にビアホール4aを形成した後、フォ
トレジストパターン5を除去する。こうしてビアホール
4aの底部に下層配線2を露出させる。
【0010】次に、図10(b)および(f)に示すよ
うに、上層配線となるアルミニウム合金膜106を下層
配線2および層間絶縁膜4上に堆積する。この堆積によ
って、ビアホール4aはアルミニウム膜106で充填さ
れる。基板表面は、図10(f)に示すように、その全
面がアルミニウム合金膜106で覆われる。
うに、上層配線となるアルミニウム合金膜106を下層
配線2および層間絶縁膜4上に堆積する。この堆積によ
って、ビアホール4aはアルミニウム膜106で充填さ
れる。基板表面は、図10(f)に示すように、その全
面がアルミニウム合金膜106で覆われる。
【0011】次に、図10(c)および(g)に示すよ
うに、アルミニウム合金膜106上にフォトレジストパ
ターン7を形成する。フォトレジストパターン7は上層
配線のパターンを規定する。
うに、アルミニウム合金膜106上にフォトレジストパ
ターン7を形成する。フォトレジストパターン7は上層
配線のパターンを規定する。
【0012】次に、図10(d)および(h)に示すよ
うに、アルミニウム合金膜106のうちフォトレジスト
パターン7で覆われていない部分をドライエッチングに
よって除去し、アルミニウム合金膜106から上層配線
6を形成する。このようにして、図10(d)および
(h)に示す構造を持つ半導体装置が製造される。
うに、アルミニウム合金膜106のうちフォトレジスト
パターン7で覆われていない部分をドライエッチングに
よって除去し、アルミニウム合金膜106から上層配線
6を形成する。このようにして、図10(d)および
(h)に示す構造を持つ半導体装置が製造される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来の半導体装置の製
造方法には、下層配線2に対するビアホール4aの位置
が設計位置からずれるという問題がある。これは、ビア
ホール4aの位置を規定するフォトレジストパターン5
を形成するフォトリソグラフィ工程の際に、フォトレジ
ストパターン5と下層配線2との間に合わせずれが生じ
るためである。
造方法には、下層配線2に対するビアホール4aの位置
が設計位置からずれるという問題がある。これは、ビア
ホール4aの位置を規定するフォトレジストパターン5
を形成するフォトリソグラフィ工程の際に、フォトレジ
ストパターン5と下層配線2との間に合わせずれが生じ
るためである。
【0014】この合わせずれによって開口部5aの底面
を構成する辺が下層配線2のエッジを越えて外側にはみ
出ると、フォトレジストパターン5を用いて形成したビ
アホール4aが下層配線2を踏み外すことになる。下層
配線2を踏み外した状態のビアホール4aが層間絶縁膜
4に形成された場合、下層配線2の下に位置する絶縁膜
1までもエッチングしてしまう。絶縁膜1のエッチング
は、他の層の配線との短絡などを引き起し得るため、半
導体装置の歩留まりを低下させる。また、ビアホール4
aが下層配線2を踏み外すと、ビアホール4aと下層配
線2との間におけるコンタクト面積が減少するため、コ
ンタクト抵抗が増大してしまう。
を構成する辺が下層配線2のエッジを越えて外側にはみ
出ると、フォトレジストパターン5を用いて形成したビ
アホール4aが下層配線2を踏み外すことになる。下層
配線2を踏み外した状態のビアホール4aが層間絶縁膜
4に形成された場合、下層配線2の下に位置する絶縁膜
1までもエッチングしてしまう。絶縁膜1のエッチング
は、他の層の配線との短絡などを引き起し得るため、半
導体装置の歩留まりを低下させる。また、ビアホール4
aが下層配線2を踏み外すと、ビアホール4aと下層配
線2との間におけるコンタクト面積が減少するため、コ
ンタクト抵抗が増大してしまう。
【0015】設計ルールが約0.5μmの半導体装置を
製造する場合、下層配線2に対するビアホール4aの位
置合せ精度は、フォトリソグラフィ工程で使用する露光
装置の位置合せ精度と同じく0.1μm程度である。従
って、下層配線2上に確実にビアホール4aを形成する
ためには、図11に示す位置合わせマージン部50の寸
法Mを0.1μm程度以上にする必要がある。
製造する場合、下層配線2に対するビアホール4aの位
置合せ精度は、フォトリソグラフィ工程で使用する露光
装置の位置合せ精度と同じく0.1μm程度である。従
って、下層配線2上に確実にビアホール4aを形成する
ためには、図11に示す位置合わせマージン部50の寸
法Mを0.1μm程度以上にする必要がある。
【0016】上述した従来の製造方法によれば、位置合
わせマージン部50の存在によって配線の微細化を図る
のが困難である。
わせマージン部50の存在によって配線の微細化を図る
のが困難である。
【0017】本発明は斯かる諸点に鑑みてなされたもの
であり、その主な目的は、下層配線に対して位置ずれな
くビアホールを自己整合的に形成することができる半導
体装置の製造方法を提供することにある。
であり、その主な目的は、下層配線に対して位置ずれな
くビアホールを自己整合的に形成することができる半導
体装置の製造方法を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明による半導体装置
の製造方法は、層間絶縁膜によって分離された下層配線
および上層配線と、前記層間絶縁膜中に形成され、前記
下層配線と前記上層配線とを電気的に相互接続するため
のビアホールとを備えた半導体装置の製造方法であっ
て、前記下層配線のための導電膜を形成する工程と、前
記層間絶縁膜に対して選択的に除去可能な膜を前記導電
膜上に形成する工程と、リソグラフィ技術およびエッチ
ング技術を用いて前記膜および前記導電膜をパターニン
グし、それによって前記導電膜から前記下層配線を形成
し、かつ、前記下層配線の上面と同一形状の下面を持つ
ビア層を前記膜から形成する工程と、前記ビア層の選択
された部分を除去し、前記ビア層の一部をダミービアと
して前記下層配線の前記上面の上に残す工程と、前記下
層配線の上面のうち前記ダミービアが残されていない領
域の上面を覆い、かつ、前記ダミービアの上面を露出さ
せるように前記層間絶縁膜を形成する工程と、選択的エ
ッチング技術によって前記ダミービアを除去し、それに
よって前記ビアホールとして機能する開口部を前記層間
絶縁膜中に形成する工程とを包含する。
の製造方法は、層間絶縁膜によって分離された下層配線
および上層配線と、前記層間絶縁膜中に形成され、前記
下層配線と前記上層配線とを電気的に相互接続するため
のビアホールとを備えた半導体装置の製造方法であっ
て、前記下層配線のための導電膜を形成する工程と、前
記層間絶縁膜に対して選択的に除去可能な膜を前記導電
膜上に形成する工程と、リソグラフィ技術およびエッチ
ング技術を用いて前記膜および前記導電膜をパターニン
グし、それによって前記導電膜から前記下層配線を形成
し、かつ、前記下層配線の上面と同一形状の下面を持つ
ビア層を前記膜から形成する工程と、前記ビア層の選択
された部分を除去し、前記ビア層の一部をダミービアと
して前記下層配線の前記上面の上に残す工程と、前記下
層配線の上面のうち前記ダミービアが残されていない領
域の上面を覆い、かつ、前記ダミービアの上面を露出さ
せるように前記層間絶縁膜を形成する工程と、選択的エ
ッチング技術によって前記ダミービアを除去し、それに
よって前記ビアホールとして機能する開口部を前記層間
絶縁膜中に形成する工程とを包含する。
【0019】好ましい実施形態においては、前記ビア層
の前記選択された部分を除去する工程は、前記ビア層の
前記選択された部分を露出させる開口部を有するマスク
で前記ビア層の前記一部を覆う工程と、前記ビア層のう
ち前記マスクで覆われてない部分をエッチングする工程
とを包含する。
の前記選択された部分を除去する工程は、前記ビア層の
前記選択された部分を露出させる開口部を有するマスク
で前記ビア層の前記一部を覆う工程と、前記ビア層のう
ち前記マスクで覆われてない部分をエッチングする工程
とを包含する。
【0020】配線の幅方向に測定した前記開口部の寸法
は、前記下層配線の幅より大きいことが好ましい。
は、前記下層配線の幅より大きいことが好ましい。
【0021】好ましい実施形態においては、前記層間絶
縁膜を形成する工程は、前記ダミービアおよび前記下層
配線を覆う絶縁膜を形成する工程と、前記絶縁膜の上部
をエッチングすることによって前記ダミービアの前記上
面を露出させる工程とを包含する。
縁膜を形成する工程は、前記ダミービアおよび前記下層
配線を覆う絶縁膜を形成する工程と、前記絶縁膜の上部
をエッチングすることによって前記ダミービアの前記上
面を露出させる工程とを包含する。
【0022】前記ダミービアの前記上面を露出させる工
程は、前記絶縁膜の上面と前記ダミービアの前記上面と
を平坦にするように実行されることが好ましい。
程は、前記絶縁膜の上面と前記ダミービアの前記上面と
を平坦にするように実行されることが好ましい。
【0023】好ましい実施形態においては、前記ビアホ
ールを形成した後、他の導電層を前記層間絶縁膜上に形
成し、それによって前記他の導電膜の一部を前記ビアホ
ールを介して前記下層配線に接触させる工程と、前記他
の導電膜をパターニングすることによって、前記上層配
線を形成する工程とを包含する。
ールを形成した後、他の導電層を前記層間絶縁膜上に形
成し、それによって前記他の導電膜の一部を前記ビアホ
ールを介して前記下層配線に接触させる工程と、前記他
の導電膜をパターニングすることによって、前記上層配
線を形成する工程とを包含する。
【0024】好ましい実施形態においては、前記ビアホ
ールを形成した後、前記下層配線に接触する金属部材を
前記ビアホールの内部に形成する工程と、前記金属部材
を介して下層配線に接続される上層配線を前記層間絶縁
膜上に形成する工程とを包含する。
ールを形成した後、前記下層配線に接触する金属部材を
前記ビアホールの内部に形成する工程と、前記金属部材
を介して下層配線に接続される上層配線を前記層間絶縁
膜上に形成する工程とを包含する。
【0025】前記ビア層としてシリコン窒化層を用いる
ことが好ましい。
ことが好ましい。
【0026】本発明による半導体装置は、層間絶縁膜に
よって分離された下層配線および上層配線と、前記層間
絶縁膜中に形成され、前記下層配線と前記上層配線とを
電気的に相互接続するためのビアホールであって、前記
ビアホールの底面が前記下層配線の上面に接触し、前記
底面を構成する辺の一部が前記上面の第1側面側エッジ
から第2側面側エッジまでのびているビアホールとを備
えていることを特徴とする。
よって分離された下層配線および上層配線と、前記層間
絶縁膜中に形成され、前記下層配線と前記上層配線とを
電気的に相互接続するためのビアホールであって、前記
ビアホールの底面が前記下層配線の上面に接触し、前記
底面を構成する辺の一部が前記上面の第1側面側エッジ
から第2側面側エッジまでのびているビアホールとを備
えていることを特徴とする。
【0027】本明細書において「下層配線」とは、多層
配線構造における上層配線に対して相対的に下方に位置
する配線をいう。従って、例えば3層からなる層間配線
構造の場合、第2層配線を上層配線としたときには第1
層配線が下層配線となり、第3層配線を上層配線とした
場合、第2層配線および/または第1層配線が下層配線
となる。
配線構造における上層配線に対して相対的に下方に位置
する配線をいう。従って、例えば3層からなる層間配線
構造の場合、第2層配線を上層配線としたときには第1
層配線が下層配線となり、第3層配線を上層配線とした
場合、第2層配線および/または第1層配線が下層配線
となる。
【0028】また、本明細書において「ダミービア」と
は、下層配線と上層配線とを電気的に相互接続するため
に用いるビアホールの位置および形状を規定する部材で
ある。ダミービアは除去可能な部材であり、ダミービア
を除去することによって、ダミービアの形状と同一形状
のビアホールをダミービアの存在した位置に自己整合的
に形成することができる。
は、下層配線と上層配線とを電気的に相互接続するため
に用いるビアホールの位置および形状を規定する部材で
ある。ダミービアは除去可能な部材であり、ダミービア
を除去することによって、ダミービアの形状と同一形状
のビアホールをダミービアの存在した位置に自己整合的
に形成することができる。
【0029】本明細書において「ビア層」とは、下層配
線の上面と同一形状の下面を持つ層を意味する。ビア層
は、ダミービアを作製するために使用され、層間絶縁膜
に対して選択的にエッチングすることができる膜から形
成される。
線の上面と同一形状の下面を持つ層を意味する。ビア層
は、ダミービアを作製するために使用され、層間絶縁膜
に対して選択的にエッチングすることができる膜から形
成される。
【0030】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)図1〜図3を
参照しながら、本発明による半導体装置の製造方法の第
1の実施形態を説明する。本実施形態にかかる製造方法
は、例えば0.25μm以下の設計ルールの下で半導体
装置を製造する場合に好適である。
参照しながら、本発明による半導体装置の製造方法の第
1の実施形態を説明する。本実施形態にかかる製造方法
は、例えば0.25μm以下の設計ルールの下で半導体
装置を製造する場合に好適である。
【0031】図1(a)〜(d)、図2(a)〜(d)
および図3(a)〜(b)は製造されつつある半導体装
置の断面を示し、図1(e)〜(h)、図2(e)〜
(h)および図3(c)および(d)はその平面レイア
ウトを示す。図1から図3の断面は、平面図の一点鎖線
L−Lで切断した面である。
および図3(a)〜(b)は製造されつつある半導体装
置の断面を示し、図1(e)〜(h)、図2(e)〜
(h)および図3(c)および(d)はその平面レイア
ウトを示す。図1から図3の断面は、平面図の一点鎖線
L−Lで切断した面である。
【0032】図1(a)および(e)には、多層配線構
造の下層配線となるアルミニウム合金膜109の上にシ
リコン窒化膜110、次いでフォトレジストパターン1
1を積層した構造が示されている。この構造は次のよう
にして作製される。まず、公知の技術を用いて半導体素
子等を形成した半導体基板を用意する。次に、この半導
体基板(不図示)の上に絶縁膜(厚さ:例えば500〜
1000nm程度)8を形成し、次いで絶縁膜8上に下
層配線となる第1アルミニウム合金膜(厚さ:例えば4
00〜1000nm程度)109を堆積する。絶縁膜8
としては、例えばシリコン酸化膜を形成する。
造の下層配線となるアルミニウム合金膜109の上にシ
リコン窒化膜110、次いでフォトレジストパターン1
1を積層した構造が示されている。この構造は次のよう
にして作製される。まず、公知の技術を用いて半導体素
子等を形成した半導体基板を用意する。次に、この半導
体基板(不図示)の上に絶縁膜(厚さ:例えば500〜
1000nm程度)8を形成し、次いで絶縁膜8上に下
層配線となる第1アルミニウム合金膜(厚さ:例えば4
00〜1000nm程度)109を堆積する。絶縁膜8
としては、例えばシリコン酸化膜を形成する。
【0033】次に、公知の技術を用いて、シリコン窒化
膜(厚さ:例えば300〜800nm程度)110を第
1アルミニウム合金膜109上に形成する。次いで、シ
リコン窒化膜110上にフォトレジストを塗布した後、
公知のフォトリソグラフィ技術を用いてフォトレジスト
パターン11(厚さ:例えば500〜2000nm程
度)を形成する。
膜(厚さ:例えば300〜800nm程度)110を第
1アルミニウム合金膜109上に形成する。次いで、シ
リコン窒化膜110上にフォトレジストを塗布した後、
公知のフォトリソグラフィ技術を用いてフォトレジスト
パターン11(厚さ:例えば500〜2000nm程
度)を形成する。
【0034】図1(e)および図1(f)に示すよう
に、フォトレジストパターン11は下層配線のパターン
を規定する。下層配線の長さxは適宜設定すればよい。
下層配線の幅yは、例えば設計ルール等に応じて決定さ
れ、設計ルールが0.25μmの場合には例えば0.3
〜0.6μm程度である。なお、本実施形態の場合、下
層配線に位置合わせマージン部50を設ける必要はな
い。
に、フォトレジストパターン11は下層配線のパターン
を規定する。下層配線の長さxは適宜設定すればよい。
下層配線の幅yは、例えば設計ルール等に応じて決定さ
れ、設計ルールが0.25μmの場合には例えば0.3
〜0.6μm程度である。なお、本実施形態の場合、下
層配線に位置合わせマージン部50を設ける必要はな
い。
【0035】次に、シリコン窒化膜110のうちフォト
レジストパターン11で覆われていない部分をドライエ
ッチングによって除去し、ビア層としてシリコン窒化層
10をシリコン窒化膜110から形成する。このドライ
エッチングは、フッ素系ガスを用いて、例えば、シリコ
ン窒化膜110のエッチング速度が800〜1000n
m/分となる条件で30〜90秒間行われる。なお、こ
の条件下で第1アルミニウム合金膜9のエッチング速度
は40〜100nm/分程度である。シリコン窒化膜の
ドライエッチングに使用するフッ素系ガスとしては、例
えばCHF3+CF4+O2が挙げられる。
レジストパターン11で覆われていない部分をドライエ
ッチングによって除去し、ビア層としてシリコン窒化層
10をシリコン窒化膜110から形成する。このドライ
エッチングは、フッ素系ガスを用いて、例えば、シリコ
ン窒化膜110のエッチング速度が800〜1000n
m/分となる条件で30〜90秒間行われる。なお、こ
の条件下で第1アルミニウム合金膜9のエッチング速度
は40〜100nm/分程度である。シリコン窒化膜の
ドライエッチングに使用するフッ素系ガスとしては、例
えばCHF3+CF4+O2が挙げられる。
【0036】次に、第1アルミニウム合金膜109のう
ちフォトレジストパターン11で覆われていない部分を
ドライエッチングによって除去する。このドライエッチ
ングは、塩素系ガスおよび臭素系ガスを用いて、例え
ば、第1アルミニウム合金膜9のエッチング速度が40
0〜600nm/分、絶縁膜8のエッチング速度が30
〜60nm/分となる条件で50〜200秒間行われ
る。絶縁膜8をエッチングしないように、第1アルミニ
ウム合金膜9の絶縁膜8に対するエッチング選択比を1
0〜20の範囲内にすることが好ましい。アルミニウム
合金膜のドライエッチングに使用する塩素系および臭素
系ガスとしては、例えば、BCl3+Cl2が挙げられ
る。
ちフォトレジストパターン11で覆われていない部分を
ドライエッチングによって除去する。このドライエッチ
ングは、塩素系ガスおよび臭素系ガスを用いて、例え
ば、第1アルミニウム合金膜9のエッチング速度が40
0〜600nm/分、絶縁膜8のエッチング速度が30
〜60nm/分となる条件で50〜200秒間行われ
る。絶縁膜8をエッチングしないように、第1アルミニ
ウム合金膜9の絶縁膜8に対するエッチング選択比を1
0〜20の範囲内にすることが好ましい。アルミニウム
合金膜のドライエッチングに使用する塩素系および臭素
系ガスとしては、例えば、BCl3+Cl2が挙げられ
る。
【0037】上記ドライエッチングによって、図1
(b)および(f)に示すように、第1アルミニウム合
金層9とシリコン窒化層10との2層から構成される下
層配線がパターニングされた後、フォトレジストパター
ン11を除去する。フォトレジストパターン11の除去
は、例えば、酸素プラズマのアッシングなどによって行
う。
(b)および(f)に示すように、第1アルミニウム合
金層9とシリコン窒化層10との2層から構成される下
層配線がパターニングされた後、フォトレジストパター
ン11を除去する。フォトレジストパターン11の除去
は、例えば、酸素プラズマのアッシングなどによって行
う。
【0038】図1(b)および(f)からわかるよう
に、シリコン窒化層10の下面と第1アルミニウム合金
層9の上面とは同一形状であり、シリコン窒化層10に
おける下面のエッジaは、第1アルミニウム合金層9に
おける上面のエッジA上に位置している。
に、シリコン窒化層10の下面と第1アルミニウム合金
層9の上面とは同一形状であり、シリコン窒化層10に
おける下面のエッジaは、第1アルミニウム合金層9に
おける上面のエッジA上に位置している。
【0039】次に、図1(c)および(g)に示すよう
に、シリコン窒化層10の一部を覆うように絶縁膜8上
にフォトレジストパターン12を形成する。フォトレジ
ストパターン12の形成は、図1(b)および(f)に
示すシリコン窒化層10を覆うようにフォトレジストを
絶縁膜8上に塗布した後、露光・現像工程によってフォ
トレジストに開口部12aを形成することにより行う。
フォトレジストの厚さは例えば500〜2000nmで
ある。
に、シリコン窒化層10の一部を覆うように絶縁膜8上
にフォトレジストパターン12を形成する。フォトレジ
ストパターン12の形成は、図1(b)および(f)に
示すシリコン窒化層10を覆うようにフォトレジストを
絶縁膜8上に塗布した後、露光・現像工程によってフォ
トレジストに開口部12aを形成することにより行う。
フォトレジストの厚さは例えば500〜2000nmで
ある。
【0040】フォトレジストパターン12は、第1アル
ミニウム合金層9の上面のうち、のちに形成するビアホ
ール21(図2(c)参照)の底面と接する領域の上方
に位置するシリコン窒化層10をマスキングするように
パターニングされる。フォトレジストパターン12中の
開口部12aは、第1アルミニウム合金層9の上面のう
ち層間絶縁膜14と接するべき領域の上方に位置するシ
リコン窒化層10を露出するように形成される。
ミニウム合金層9の上面のうち、のちに形成するビアホ
ール21(図2(c)参照)の底面と接する領域の上方
に位置するシリコン窒化層10をマスキングするように
パターニングされる。フォトレジストパターン12中の
開口部12aは、第1アルミニウム合金層9の上面のう
ち層間絶縁膜14と接するべき領域の上方に位置するシ
リコン窒化層10を露出するように形成される。
【0041】フォトレジストパターン12に合わせずれ
が生じても下層配線の幅全体を露出するように、配線の
幅方向Yに測定した開口部12aの寸法Aは下層配線の
幅yよりも大きい。本実施形態で用いる開口部12aの
寸法Aは、下層配線の幅yが0.6μmである場合、例
えば1.0μmである。
が生じても下層配線の幅全体を露出するように、配線の
幅方向Yに測定した開口部12aの寸法Aは下層配線の
幅yよりも大きい。本実施形態で用いる開口部12aの
寸法Aは、下層配線の幅yが0.6μmである場合、例
えば1.0μmである。
【0042】次に、図1(d)および(h)に示すよう
に、第1アルミニウム合金層9のうちフォトレジストパ
ターン12で覆われていない部分をドライエッチングに
よって除去すると、第1アルミニウム合金層9の上面の
うち、のちに形成するビアホール21(図2(c)参
照)の底面と接する領域の上方に位置するシリコン窒化
層10のみが残存する。このシリコン窒化膜10をダミ
ービア20と呼ぶ。このドライエッチングは、フッ素系
ガスを用いて、例えば、シリコン窒化層10のエッチン
グ速度が800〜1000nm/分、第1アルミニウム
合金層9のエッチング速度が40〜100nm/分とな
る条件で30〜90秒間行われる。第1アルミニウム合
金層9をエッチングしないように、シリコン窒化層10
の第1アルミニウム合金層9に対するエッチング選択比
を10〜20の範囲内にすることが好ましい。その後、
フォトレジストパターン12を除去する。
に、第1アルミニウム合金層9のうちフォトレジストパ
ターン12で覆われていない部分をドライエッチングに
よって除去すると、第1アルミニウム合金層9の上面の
うち、のちに形成するビアホール21(図2(c)参
照)の底面と接する領域の上方に位置するシリコン窒化
層10のみが残存する。このシリコン窒化膜10をダミ
ービア20と呼ぶ。このドライエッチングは、フッ素系
ガスを用いて、例えば、シリコン窒化層10のエッチン
グ速度が800〜1000nm/分、第1アルミニウム
合金層9のエッチング速度が40〜100nm/分とな
る条件で30〜90秒間行われる。第1アルミニウム合
金層9をエッチングしないように、シリコン窒化層10
の第1アルミニウム合金層9に対するエッチング選択比
を10〜20の範囲内にすることが好ましい。その後、
フォトレジストパターン12を除去する。
【0043】次に、図2(a)および(e)に示すよう
に、ダミービア20および第1アルミニウム合金層9を
覆うように層間絶縁膜14を絶縁膜8の上に成長させ
る。層間絶縁膜14は、ダミービア20の上面を越える
まで厚く成長させる。本実施形態では、層間絶縁膜14
としてシリコン酸化膜を用いる。シリコン酸化膜の厚さ
は例えば1200〜2500nm程度である。図2
(e)に示すように、基板表面はシリコン酸化膜14で
覆われる。
に、ダミービア20および第1アルミニウム合金層9を
覆うように層間絶縁膜14を絶縁膜8の上に成長させ
る。層間絶縁膜14は、ダミービア20の上面を越える
まで厚く成長させる。本実施形態では、層間絶縁膜14
としてシリコン酸化膜を用いる。シリコン酸化膜の厚さ
は例えば1200〜2500nm程度である。図2
(e)に示すように、基板表面はシリコン酸化膜14で
覆われる。
【0044】次に、図2(b)に示すように、ダミービ
ア20の上面が露出するまで例えば化学機械研磨(CM
P)を行い、それによってダミービア20の上面とシリ
コン酸化膜14の上面とをほとんど平坦にする。この平
坦化処理によって、ダミービア20の上面とシリコン酸
化膜14の上面の凹凸をなくすことができ、上層配線と
なるアルミニウム合金膜の被覆性を向上させることがで
きる。また、リソグラフィ工程時の照射表面となる上層
配線のアルミニウム合金膜116を凹凸なく形成するこ
とができるため、高密度パターンの上層配線を形成させ
ることが可能になる。平坦化処理を行った後は、図2
(f)に示すように、ダミービア20の上面が露出す
る。
ア20の上面が露出するまで例えば化学機械研磨(CM
P)を行い、それによってダミービア20の上面とシリ
コン酸化膜14の上面とをほとんど平坦にする。この平
坦化処理によって、ダミービア20の上面とシリコン酸
化膜14の上面の凹凸をなくすことができ、上層配線と
なるアルミニウム合金膜の被覆性を向上させることがで
きる。また、リソグラフィ工程時の照射表面となる上層
配線のアルミニウム合金膜116を凹凸なく形成するこ
とができるため、高密度パターンの上層配線を形成させ
ることが可能になる。平坦化処理を行った後は、図2
(f)に示すように、ダミービア20の上面が露出す
る。
【0045】次に、図2(c)および(g)に示すよう
に、シリコン酸化膜14の表面に露出したダミービア2
0のみをエッチングによって選択的に除去し、シリコン
酸化膜14にビアホール21を形成する。このエッチン
グは、例えばドライエッチングによって行われる。ドラ
イエッチングは、例えば、フッ素系ガスを用いて、ダミ
ービア20のエッチング速度が800〜1000nm/
分、シリコン酸化膜14のエッチング速度が100〜3
00nm/分、第1アルミニウム合金層9のエッチング
速度が40〜100nm/分となる条件で30〜90秒
間行われる。ダミービア20のみを選択的にエッチング
するため、ダミービア20のシリコン酸化膜14に対す
るエッチング選択比が5〜10の範囲内、ダミービア2
0の第1アルミニウム合金層9に対するエッチング選択
比が10〜20の範囲内となるようにするのが好まし
い。
に、シリコン酸化膜14の表面に露出したダミービア2
0のみをエッチングによって選択的に除去し、シリコン
酸化膜14にビアホール21を形成する。このエッチン
グは、例えばドライエッチングによって行われる。ドラ
イエッチングは、例えば、フッ素系ガスを用いて、ダミ
ービア20のエッチング速度が800〜1000nm/
分、シリコン酸化膜14のエッチング速度が100〜3
00nm/分、第1アルミニウム合金層9のエッチング
速度が40〜100nm/分となる条件で30〜90秒
間行われる。ダミービア20のみを選択的にエッチング
するため、ダミービア20のシリコン酸化膜14に対す
るエッチング選択比が5〜10の範囲内、ダミービア2
0の第1アルミニウム合金層9に対するエッチング選択
比が10〜20の範囲内となるようにするのが好まし
い。
【0046】次に、図2(d)および(h)に示すよう
に、上層配線となる第2アルミニウム合金膜116を第
1アルミニウム合金層9およびシリコン酸化膜14の上
に堆積すると、ビアホール21に第2アルミニウム合金
膜116が充填される。これによって下層配線と上層配
線とが電気的に接続できるようになる。第2アルミニウ
ム合金膜116の厚さは例えば600〜1000nm程
度である。
に、上層配線となる第2アルミニウム合金膜116を第
1アルミニウム合金層9およびシリコン酸化膜14の上
に堆積すると、ビアホール21に第2アルミニウム合金
膜116が充填される。これによって下層配線と上層配
線とが電気的に接続できるようになる。第2アルミニウ
ム合金膜116の厚さは例えば600〜1000nm程
度である。
【0047】次に、図3(a)および(c)に示すよう
に、第2アルミニウム合金膜116の上にフォトレジス
トを塗布した後、公知のフォトリソグラフィ技術を用い
てフォトレジストパターン17を形成する。図3(c)
および図3(d)に示すように、フォトレジストパター
ン17は上層配線のパターンを規定する。
に、第2アルミニウム合金膜116の上にフォトレジス
トを塗布した後、公知のフォトリソグラフィ技術を用い
てフォトレジストパターン17を形成する。図3(c)
および図3(d)に示すように、フォトレジストパター
ン17は上層配線のパターンを規定する。
【0048】次に、図3(b)および(d)に示すよう
に、第2アルミニウム合金膜116のうちフォトレジス
トパターン17で覆われていない部分をドライエッチン
グによって除去し、第2アルミニウム合金膜116から
上層配線16を形成する。
に、第2アルミニウム合金膜116のうちフォトレジス
トパターン17で覆われていない部分をドライエッチン
グによって除去し、第2アルミニウム合金膜116から
上層配線16を形成する。
【0049】こうして、図3(b)および(d)に示す
構造を持つ半導体装置が製造される。この後、必要に応
じて他の層間絶縁膜や、さらに上層の配線層を形成して
もよい。
構造を持つ半導体装置が製造される。この後、必要に応
じて他の層間絶縁膜や、さらに上層の配線層を形成して
もよい。
【0050】以下、図4および図5を参照しながら、本
実施形態にかかる製造方法によって得られる半導体装置
と従来技術によって得られる半導体装置との違いを詳細
に説明する。図4および図5は、下層配線の上面とビア
ホールの底面との配置関係を示している。
実施形態にかかる製造方法によって得られる半導体装置
と従来技術によって得られる半導体装置との違いを詳細
に説明する。図4および図5は、下層配線の上面とビア
ホールの底面との配置関係を示している。
【0051】本実施形態によれば、図4(a)から
(c)に示すように、ダミービア20がシリコン酸化膜
14の堆積後にエッチングされることによって、ビアホ
ール21が形成される。図4(a)および(b)からわ
かるように、第1アルミウム合金層9とダミービア20
とは同じ幅yを有するので、ダミービア20をエッチン
グすれば、図4(c)に示すように、幅yのビアホール
21を下層配線に対して位置ずれなく自己整合的に形成
することができる。
(c)に示すように、ダミービア20がシリコン酸化膜
14の堆積後にエッチングされることによって、ビアホ
ール21が形成される。図4(a)および(b)からわ
かるように、第1アルミウム合金層9とダミービア20
とは同じ幅yを有するので、ダミービア20をエッチン
グすれば、図4(c)に示すように、幅yのビアホール
21を下層配線に対して位置ずれなく自己整合的に形成
することができる。
【0052】ビアホール21の底面は下層配線9の上面
に接触し、ビアホール21の底面を構成する辺の一部で
ある辺cは、下層配線9の第1側面側エッジAから第2
側面側エッジBまでのびている。辺aは下層配線9の第
1側面側エッジA上に位置し、辺bは下層配線9の第2
側面側エッジB上に位置する。
に接触し、ビアホール21の底面を構成する辺の一部で
ある辺cは、下層配線9の第1側面側エッジAから第2
側面側エッジBまでのびている。辺aは下層配線9の第
1側面側エッジA上に位置し、辺bは下層配線9の第2
側面側エッジB上に位置する。
【0053】一方、従来の技術では、下層配線に対する
マスクの合わせずれが生じるため、下層配線に位置合わ
せマージン部50を設けないと、図5(a)に示すよう
に、マスクの合わせずれEによって下層配線2を踏み外
したビアホール4aが形成されてしまう。その結果、絶
縁膜1のエッチングを引き起こすことになる。
マスクの合わせずれが生じるため、下層配線に位置合わ
せマージン部50を設けないと、図5(a)に示すよう
に、マスクの合わせずれEによって下層配線2を踏み外
したビアホール4aが形成されてしまう。その結果、絶
縁膜1のエッチングを引き起こすことになる。
【0054】図5(b)および(c)は、下層配線2の
上面とビアホール4aの底面との配置関係を示す。下層
配線の上面と第1側面S1とから形成されるエッジを第
1側面側エッジAとして太線で表し、下層配線の上面と
第2側面S2とから形成されるエッジを第2側面側エッ
ジBとして太線で表す。第1側面S1および第2側面S
2には、位置合わせマージン部50の側面も含まれる。
上面とビアホール4aの底面との配置関係を示す。下層
配線の上面と第1側面S1とから形成されるエッジを第
1側面側エッジAとして太線で表し、下層配線の上面と
第2側面S2とから形成されるエッジを第2側面側エッ
ジBとして太線で表す。第1側面S1および第2側面S
2には、位置合わせマージン部50の側面も含まれる。
【0055】絶縁膜1のエッチングを防止するため、図
5(b)に示すように、従来の技術では寸法Mの位置合
わせマージン部50を下層配線2に設けると、位置合わ
せマージン部50の存在によって、ビアホール4aの辺
cおよびdは第1側面側エッジAから第2側面側エッジ
Bまでのびない。図5(c)に示すように、マスクの合
わせずれEによって辺aが第1側面側エッジA上に偶然
位置する場合でも、第1側面側エッジBと辺bとの間に
寸法2Mの間隔が生じるため、辺cおよびdは第1側面
側エッジAから第2側面側エッジBまでのびない。この
点、本実施形態にかかる半導体装置と、従来の半導体装
置とは大きく異なる。
5(b)に示すように、従来の技術では寸法Mの位置合
わせマージン部50を下層配線2に設けると、位置合わ
せマージン部50の存在によって、ビアホール4aの辺
cおよびdは第1側面側エッジAから第2側面側エッジ
Bまでのびない。図5(c)に示すように、マスクの合
わせずれEによって辺aが第1側面側エッジA上に偶然
位置する場合でも、第1側面側エッジBと辺bとの間に
寸法2Mの間隔が生じるため、辺cおよびdは第1側面
側エッジAから第2側面側エッジBまでのびない。この
点、本実施形態にかかる半導体装置と、従来の半導体装
置とは大きく異なる。
【0056】本発明の製造方法によれば、下層配線に対
して位置ずれなくビアホールを自己整合的に形成できる
ため、下層配線のパターンに位置合わせマージン部50
を設ける必要がない。その結果、配線の微細化を図るこ
とができ、より高密度のパターン形成を行うことが可能
となる。また、ビアホールの底面を自己整合的に下層配
線の上面に形成できるため、ビアホールと下層配線との
間のコンタクト面積を大きくとることができる。その結
果、コンタクト不良の防止およびコンタクト抵抗の低減
などの効果も得られる。
して位置ずれなくビアホールを自己整合的に形成できる
ため、下層配線のパターンに位置合わせマージン部50
を設ける必要がない。その結果、配線の微細化を図るこ
とができ、より高密度のパターン形成を行うことが可能
となる。また、ビアホールの底面を自己整合的に下層配
線の上面に形成できるため、ビアホールと下層配線との
間のコンタクト面積を大きくとることができる。その結
果、コンタクト不良の防止およびコンタクト抵抗の低減
などの効果も得られる。
【0057】なお、ダミービアの幅と下層配線の幅とが
常に正確に一致している必要はなく、図12(c)に示
すように、下層配線の幅yよりも小さい幅y’を有する
ダミービア20’を下層配線上に形成してもよい。この
場合、ビアホールと下層配線の間のコンタクト面積が小
さくなるが、下層配線を踏み外すことなくビアホールを
形成できるという本発明の効果は得られる。このような
ダミービア20’は、図12(a)から(c)に示すよ
うに、幅yのシリコン窒化層10の表面に対して選択的
エッチングを施して幅y’のシリコン窒化層10’を形
成した後、シリコン窒化層10’の不要部分を除去する
ことによって形成することができる。(第2の実施形
態)図6および図7を参照しながら、本発明による半導
体装置の製造方法の第2の実施形態を説明する。本実施
形態と第1の実施形態との差異は、ダミービア20を形
成した後に行う層間絶縁膜の堆積方法が異なる点にあ
る。以下では、第1の実施形態と異なる工程を主に説明
し、第1の実施形態と同様の工程の説明は省略する。本
実施形態にかかる製造方法は、例えば0.6μm〜0.
35μm程度の設計ルールの下で半導体装置を製造する
場合に好適である。
常に正確に一致している必要はなく、図12(c)に示
すように、下層配線の幅yよりも小さい幅y’を有する
ダミービア20’を下層配線上に形成してもよい。この
場合、ビアホールと下層配線の間のコンタクト面積が小
さくなるが、下層配線を踏み外すことなくビアホールを
形成できるという本発明の効果は得られる。このような
ダミービア20’は、図12(a)から(c)に示すよ
うに、幅yのシリコン窒化層10の表面に対して選択的
エッチングを施して幅y’のシリコン窒化層10’を形
成した後、シリコン窒化層10’の不要部分を除去する
ことによって形成することができる。(第2の実施形
態)図6および図7を参照しながら、本発明による半導
体装置の製造方法の第2の実施形態を説明する。本実施
形態と第1の実施形態との差異は、ダミービア20を形
成した後に行う層間絶縁膜の堆積方法が異なる点にあ
る。以下では、第1の実施形態と異なる工程を主に説明
し、第1の実施形態と同様の工程の説明は省略する。本
実施形態にかかる製造方法は、例えば0.6μm〜0.
35μm程度の設計ルールの下で半導体装置を製造する
場合に好適である。
【0058】図6(a)〜(d)および図7(a)〜
(e)は製造されつつある半導体装置の断面を示し、図
6(e)〜(h)および図7(e)〜(j)はその平面
レイアウトを示す。図6および図7の断面は、平面図の
一点鎖線L−Lで切断した面を示す。
(e)は製造されつつある半導体装置の断面を示し、図
6(e)〜(h)および図7(e)〜(j)はその平面
レイアウトを示す。図6および図7の断面は、平面図の
一点鎖線L−Lで切断した面を示す。
【0059】まず、第1の実施形態で用いた工程に従っ
て、図1(d)および(h)に示すように、ダミービア
20を備えた下層配線を形成する。その後、フォトレジ
ストパターン12を除去する。
て、図1(d)および(h)に示すように、ダミービア
20を備えた下層配線を形成する。その後、フォトレジ
ストパターン12を除去する。
【0060】次に、図6(a)および(e)に示すよう
に、ダミービア20および第1アルミニウム合金層9を
覆うようにシリコン酸化膜13を絶縁膜8の上に成長さ
せる。図6(a)に示すように、第1アルミニウム合金
層9の上面の高さ程度までシリコン酸化膜(厚さ:例え
ば400〜1000nm程度)13を成長させる。
に、ダミービア20および第1アルミニウム合金層9を
覆うようにシリコン酸化膜13を絶縁膜8の上に成長さ
せる。図6(a)に示すように、第1アルミニウム合金
層9の上面の高さ程度までシリコン酸化膜(厚さ:例え
ば400〜1000nm程度)13を成長させる。
【0061】次に、図6(b)および(f)に示すよう
に、シリコン酸化膜13に対してエッチバックを行い、
それによってシリコン酸化膜13からなるサイドウオー
ルを下層配線の周囲に形成する。シリコン酸化膜13の
エッチバックは、例えば、CHF3+CF4+O2を用い
て、例えば、シリコン酸化膜13のエッチング速度が3
00〜500nm/分となる条件で60〜200秒間行
われる。
に、シリコン酸化膜13に対してエッチバックを行い、
それによってシリコン酸化膜13からなるサイドウオー
ルを下層配線の周囲に形成する。シリコン酸化膜13の
エッチバックは、例えば、CHF3+CF4+O2を用い
て、例えば、シリコン酸化膜13のエッチング速度が3
00〜500nm/分となる条件で60〜200秒間行
われる。
【0062】次に、図6(c)および(g)に示すよう
に、上記サイドウオールを備えた下層配線を覆うように
層間絶縁膜(厚さ:例えば400〜1200nm程度)
14を絶縁膜8の上に成長させる。本実施形態では、層
間絶縁膜14として例えばシリコン酸化膜を用いる。
に、上記サイドウオールを備えた下層配線を覆うように
層間絶縁膜(厚さ:例えば400〜1200nm程度)
14を絶縁膜8の上に成長させる。本実施形態では、層
間絶縁膜14として例えばシリコン酸化膜を用いる。
【0063】次に、図6(d)および(h)に示すよう
に、シリコン酸化膜14の上にフォトレジスト(厚さ:
例えば500〜2000nm程度)15を塗布する。図
6(h)に示すように、フォトレジスト15の塗布によ
って基板表面は平坦となる。
に、シリコン酸化膜14の上にフォトレジスト(厚さ:
例えば500〜2000nm程度)15を塗布する。図
6(h)に示すように、フォトレジスト15の塗布によ
って基板表面は平坦となる。
【0064】次に、図7(a)および(f)に示すよう
に、フッ素系ガスを用いてダミービア20の上面が露出
するまで平坦化ドライエッチングを行う。平坦化ドライ
エッチングは、シリコン酸化膜14とフォトレジスト1
5とのエッチング速度がほぼ等しくなる条件で行われ
る。例えば、シリコン酸化膜14およびフォトレジスト
15のエッチング速度が300〜500nm/分となる
条件で150〜300秒間行われる。平坦化ドライエッ
チングを行うときのフッ素系ガスとしては、例えば、C
HF3+CF4+O2を用いる。平坦化ドライエッチング
を行った後は、図7(f)に示すように、ダミービア2
0の上面が露出する。
に、フッ素系ガスを用いてダミービア20の上面が露出
するまで平坦化ドライエッチングを行う。平坦化ドライ
エッチングは、シリコン酸化膜14とフォトレジスト1
5とのエッチング速度がほぼ等しくなる条件で行われ
る。例えば、シリコン酸化膜14およびフォトレジスト
15のエッチング速度が300〜500nm/分となる
条件で150〜300秒間行われる。平坦化ドライエッ
チングを行うときのフッ素系ガスとしては、例えば、C
HF3+CF4+O2を用いる。平坦化ドライエッチング
を行った後は、図7(f)に示すように、ダミービア2
0の上面が露出する。
【0065】次に、図7(b)および(g)に示すよう
に、フォトレジスト15を残したまま、露出しているダ
ミービア20をエッチングによって選択的に除去し、そ
れによってビアホール21を形成する。このエッチング
は、例えばドライエッチングによって行われる。ドライ
エッチングは、例えば、フッ素系ガスを用いて、ダミー
ビア20のエッチング速度が800〜1000nm/
分、シリコン酸化膜14のエッチング速度が100〜3
00nm/分、第1アルミニウム合金層9のエッチング
速度が40〜100nm/分となる条件で30〜90秒
間行われる。ダミービア20のみを選択的にエッチング
するため、ダミービア20のシリコン酸化膜14に対す
るエッチング選択比が5〜10の範囲内、ダミービア2
0の第1アルミニウム合金層9に対するエッチング選択
比が10〜20の範囲内となるようにするのが好まし
い。その後、フォトレジスト15を除去する。
に、フォトレジスト15を残したまま、露出しているダ
ミービア20をエッチングによって選択的に除去し、そ
れによってビアホール21を形成する。このエッチング
は、例えばドライエッチングによって行われる。ドライ
エッチングは、例えば、フッ素系ガスを用いて、ダミー
ビア20のエッチング速度が800〜1000nm/
分、シリコン酸化膜14のエッチング速度が100〜3
00nm/分、第1アルミニウム合金層9のエッチング
速度が40〜100nm/分となる条件で30〜90秒
間行われる。ダミービア20のみを選択的にエッチング
するため、ダミービア20のシリコン酸化膜14に対す
るエッチング選択比が5〜10の範囲内、ダミービア2
0の第1アルミニウム合金層9に対するエッチング選択
比が10〜20の範囲内となるようにするのが好まし
い。その後、フォトレジスト15を除去する。
【0066】次に、図7(c)および(h)に示すよう
に、第1アルミニウム合金層9を覆うように上層配線と
なる第2アルミニウム合金膜116をシリコン酸化膜1
4を堆積すると、ビアホール21に第2アルミニウム合
金膜116が充填される。これによって下層配線と上層
配線とが電気的に接続できるようになる。第2アルミニ
ウム合金膜116の厚さは例えば600〜1000nm
程度である。
に、第1アルミニウム合金層9を覆うように上層配線と
なる第2アルミニウム合金膜116をシリコン酸化膜1
4を堆積すると、ビアホール21に第2アルミニウム合
金膜116が充填される。これによって下層配線と上層
配線とが電気的に接続できるようになる。第2アルミニ
ウム合金膜116の厚さは例えば600〜1000nm
程度である。
【0067】次に、図7(d)および(i)に示すよう
に、第2アルミニウム合金膜116の上にフォトレジス
トパターン17を形成する。図7(i)および図7
(j)からわかるように、フォトレジストパターン17
は上層配線のパターンを規定する。
に、第2アルミニウム合金膜116の上にフォトレジス
トパターン17を形成する。図7(i)および図7
(j)からわかるように、フォトレジストパターン17
は上層配線のパターンを規定する。
【0068】次に、図7(e)および(j)に示すよう
に、第2アルミニウム合金膜116のうちフォトレジス
トパターン17で覆われていない部分をドライエッチン
グによって除去し、第2アルミニウム合金膜116から
上層配線16を形成する。
に、第2アルミニウム合金膜116のうちフォトレジス
トパターン17で覆われていない部分をドライエッチン
グによって除去し、第2アルミニウム合金膜116から
上層配線16を形成する。
【0069】本実施形態にかかる製造方法によっても、
下層配線に対して位置ずれなくビアホール21を自己整
合的に形成することできる。 (他の実施形態)上記第1のおよび第2の実施形態にか
かる製造方法とも、下層配線の端部に位置する領域10
0にビアホール21を形成した。本発明による半導体装
置の製造方法によれば、領域100に限らず、所望の位
置にビアホール21を形成することができる。以下、図
8(a)〜(h)を参照しながら、本発明の他の実施形
態を説明する。
下層配線に対して位置ずれなくビアホール21を自己整
合的に形成することできる。 (他の実施形態)上記第1のおよび第2の実施形態にか
かる製造方法とも、下層配線の端部に位置する領域10
0にビアホール21を形成した。本発明による半導体装
置の製造方法によれば、領域100に限らず、所望の位
置にビアホール21を形成することができる。以下、図
8(a)〜(h)を参照しながら、本発明の他の実施形
態を説明する。
【0070】図8(a)〜(d)は製造されつつある半
導体装置の断面を示し、図8(e)〜(h)はその平面
レイアウトを示す。図8の断面は、平面図の一点鎖線L
−Lで切断した面である。
導体装置の断面を示し、図8(e)〜(h)はその平面
レイアウトを示す。図8の断面は、平面図の一点鎖線L
−Lで切断した面である。
【0071】まず、第1の実施形態と同様に、半導体基
板(不図示)の上に絶縁膜8を形成した後、絶縁膜8上
に下層配線となる第1アルミニウム合金膜109、次い
でシリコン窒化膜110を堆積する。次に、公知のフォ
トリソグラフィ技術を用いて、図8(a)および(e)
に示すように、シリコン窒化膜110の上にフォトレジ
ストパターン30を形成する。フォトレジストパターン
30は下層配線のパターンを規定する。本実施形態で
は、ビアホールを形成すべき位置を、領域(I)、(I
I)および(III)とする。
板(不図示)の上に絶縁膜8を形成した後、絶縁膜8上
に下層配線となる第1アルミニウム合金膜109、次い
でシリコン窒化膜110を堆積する。次に、公知のフォ
トリソグラフィ技術を用いて、図8(a)および(e)
に示すように、シリコン窒化膜110の上にフォトレジ
ストパターン30を形成する。フォトレジストパターン
30は下層配線のパターンを規定する。本実施形態で
は、ビアホールを形成すべき位置を、領域(I)、(I
I)および(III)とする。
【0072】次に、シリコン窒化膜110のうちフォト
レジストパターン30で覆われていない部分をドライエ
ッチングによって除去し、図8(b)および(f)に示
すようにシリコン窒化層10を備えた下層配線を形成し
た後、フォトレジストパターン30を除去する。
レジストパターン30で覆われていない部分をドライエ
ッチングによって除去し、図8(b)および(f)に示
すようにシリコン窒化層10を備えた下層配線を形成し
た後、フォトレジストパターン30を除去する。
【0073】次に、図8(c)および(g)に示すよう
に、シリコン窒化層10の上にフォトレジストパターン
31を形成する。フォトレジストパターン31は、図8
(g)に示すように、領域(I)〜(III)をマスキン
グするようにパターニングされる。シリコン窒化層10
のうち領域(I)〜(III)を除く部分を露出させるた
めに、フォトレジストパターン31には、配線の幅方向
に測定した下層配線の幅よりも広い寸法の開口部31a
が形成される。
に、シリコン窒化層10の上にフォトレジストパターン
31を形成する。フォトレジストパターン31は、図8
(g)に示すように、領域(I)〜(III)をマスキン
グするようにパターニングされる。シリコン窒化層10
のうち領域(I)〜(III)を除く部分を露出させるた
めに、フォトレジストパターン31には、配線の幅方向
に測定した下層配線の幅よりも広い寸法の開口部31a
が形成される。
【0074】また、フォトレジストパターン31に代え
て、図8(d)および(h)に示すように広い開口部3
1aのを有するフォトレジストパターン33を用いるこ
ともできる。フォトレジストパターン33は、下層配線
との間に合わせにずれが生じても領域(I)〜(III)
をマスキングできるように、配線の幅方向に測定した配
線の幅よりも広くパターニングされる。
て、図8(d)および(h)に示すように広い開口部3
1aのを有するフォトレジストパターン33を用いるこ
ともできる。フォトレジストパターン33は、下層配線
との間に合わせにずれが生じても領域(I)〜(III)
をマスキングできるように、配線の幅方向に測定した配
線の幅よりも広くパターニングされる。
【0075】次に、シリコン窒化層10のうちフォトレ
ジストパターン31または33で覆われていない部分を
ドライエッチングによって除去し、それによって領域
(I)〜(III)にダミービア20を形成する。その
後、第1または第2の実施形態の製造方法で使用した工
程を用いて、領域(I)〜(III)おける層間絶縁膜に
ビアホールを形成する。このように本実施形態によれ
ば、所望の位置にビアホールを形成することできる。
ジストパターン31または33で覆われていない部分を
ドライエッチングによって除去し、それによって領域
(I)〜(III)にダミービア20を形成する。その
後、第1または第2の実施形態の製造方法で使用した工
程を用いて、領域(I)〜(III)おける層間絶縁膜に
ビアホールを形成する。このように本実施形態によれ
ば、所望の位置にビアホールを形成することできる。
【0076】なお、上記いずれの実施形態においても、
下層配線として第1アルミニウム合金層9を用いたが、
本発明の半導体装置の製造方法はこの層に限定されな
い。例えば、バリアメタル合金層およびアルミニウム合
金層の2層から下層配線を構成してもよい。バリアメタ
ル合金としては、チタン合金、タングステン合金、モリ
ブデン合金などを用いることができる。
下層配線として第1アルミニウム合金層9を用いたが、
本発明の半導体装置の製造方法はこの層に限定されな
い。例えば、バリアメタル合金層およびアルミニウム合
金層の2層から下層配線を構成してもよい。バリアメタ
ル合金としては、チタン合金、タングステン合金、モリ
ブデン合金などを用いることができる。
【0077】上記いずれの実施形態においても、上層配
線として第2アルミニウム合金層16を用いたが、本発
明の半導体装置の製造方法はこの層に限定されない。上
層配線を例えばバリアメタル合金層およびアルミニウム
合金膜の2層から構成してもよい。また、ビアホール2
1にタングステンプラグを埋め込み、次いで表面を平坦
化した後、その表面に上層配線を形成させる方法も好適
である。
線として第2アルミニウム合金層16を用いたが、本発
明の半導体装置の製造方法はこの層に限定されない。上
層配線を例えばバリアメタル合金層およびアルミニウム
合金膜の2層から構成してもよい。また、ビアホール2
1にタングステンプラグを埋め込み、次いで表面を平坦
化した後、その表面に上層配線を形成させる方法も好適
である。
【0078】また、上記いずれの実施形態においても、
ビア層としてシリコン窒化層10を用いたが、本発明の
半導体装置の製造方法はこの層に限定されない。ビア層
の層間絶縁膜14に対する選択比が大きくなるようにエ
ッチング処理を行えば、ビア層のみを選択的にエッチン
グすることができる。従って、層間絶縁膜14に対して
選択的にエッチングすることができる層であれば、この
層をビア層として用いることができる。また、層間絶縁
膜14に対して選択的にエッチングすることができる膜
から構成されるならば、ビア層は2層またはそれ以上の
層からなっていてもよい。上記実施形態のように、ビア
層としてシリコン窒化層10を用いた場合は、シリコン
窒化層10の層間絶縁膜14に対する選択比が5〜10
と比較的大きくなるため好適である。
ビア層としてシリコン窒化層10を用いたが、本発明の
半導体装置の製造方法はこの層に限定されない。ビア層
の層間絶縁膜14に対する選択比が大きくなるようにエ
ッチング処理を行えば、ビア層のみを選択的にエッチン
グすることができる。従って、層間絶縁膜14に対して
選択的にエッチングすることができる層であれば、この
層をビア層として用いることができる。また、層間絶縁
膜14に対して選択的にエッチングすることができる膜
から構成されるならば、ビア層は2層またはそれ以上の
層からなっていてもよい。上記実施形態のように、ビア
層としてシリコン窒化層10を用いた場合は、シリコン
窒化層10の層間絶縁膜14に対する選択比が5〜10
と比較的大きくなるため好適である。
【0079】さらに、層間絶縁膜14としてシリコン酸
化膜を用いているが、本発明の半導体装置の製造方法は
この膜に限定されない。層間絶縁膜としては、シリコン
酸化膜の他、リンおよび/またはボロンを含有したシリ
コン酸化膜、フッ素を含有したシリコン酸化膜、または
これらの膜とシリコン酸化膜とシリコン酸化膜とから構
成される複合絶縁膜、あるいはシリコン酸化膜とPSG
とから構成される複合絶縁膜など等を用いてもよい。層
間絶縁膜としてシリコン酸化膜以外の膜を用いる場合に
は、層間絶縁膜14からシリコン酸化層を選択的にエッ
チングできるのであれば、ビア層としてシリコン酸化層
を使用することも可能である。
化膜を用いているが、本発明の半導体装置の製造方法は
この膜に限定されない。層間絶縁膜としては、シリコン
酸化膜の他、リンおよび/またはボロンを含有したシリ
コン酸化膜、フッ素を含有したシリコン酸化膜、または
これらの膜とシリコン酸化膜とシリコン酸化膜とから構
成される複合絶縁膜、あるいはシリコン酸化膜とPSG
とから構成される複合絶縁膜など等を用いてもよい。層
間絶縁膜としてシリコン酸化膜以外の膜を用いる場合に
は、層間絶縁膜14からシリコン酸化層を選択的にエッ
チングできるのであれば、ビア層としてシリコン酸化層
を使用することも可能である。
【0080】また、上記いずれの実施形態においても、
絶縁膜8が形成される被加工基板として半導体基板を使
用しているが、他の基板(例えばガラス基板)を用いて
もよい。ガラス基板やその他の基板上に薄膜トランジス
タを形成した半導体装置も、今後、ますます集積化され
る可能性がある。そのような半導体装置の製造に本発明
を適用することは非常に好ましい効果をもたらすと期待
される。本明細書における「半導体装置」は、半導体基
板を不可欠の要素として有するものに限定されない。
絶縁膜8が形成される被加工基板として半導体基板を使
用しているが、他の基板(例えばガラス基板)を用いて
もよい。ガラス基板やその他の基板上に薄膜トランジス
タを形成した半導体装置も、今後、ますます集積化され
る可能性がある。そのような半導体装置の製造に本発明
を適用することは非常に好ましい効果をもたらすと期待
される。本明細書における「半導体装置」は、半導体基
板を不可欠の要素として有するものに限定されない。
【0081】
【発明の効果】本発明による半導体装置の製造方法によ
れば、下層配線に対して位置ずれなくビアホールを自己
整合的に形成することができる。従って、下層配線を踏
み外すことなくビアホールを形成することができるた
め、他の配線層同士の短絡を防止することができ、半導
体装置の歩留まりを向上させることができる。また、下
層配線に位置合わせマージン部を設ける必要がないた
め、配線の微細化を図ることができる。さらに、ビアホ
ールの面積を大きくとることができるため、コンタクト
不良の防止およびコンタクト抵抗の低減なども図ること
ができる。
れば、下層配線に対して位置ずれなくビアホールを自己
整合的に形成することができる。従って、下層配線を踏
み外すことなくビアホールを形成することができるた
め、他の配線層同士の短絡を防止することができ、半導
体装置の歩留まりを向上させることができる。また、下
層配線に位置合わせマージン部を設ける必要がないた
め、配線の微細化を図ることができる。さらに、ビアホ
ールの面積を大きくとることができるため、コンタクト
不良の防止およびコンタクト抵抗の低減なども図ること
ができる。
【0082】下層配線の幅よりも広い寸法の開口部を備
えたマスクを用いた場合、マスクと下層配線との間に合
わせずれが生じても、下層配線に対して位置ずれのなく
ビアホールを形成できる。ビア層の上面と層間絶縁膜の
上面とを平坦化した場合、層間絶縁膜に対する上層配線
の被覆性を向上させることができるとともに、高密度パ
ターンの上層配線を形成させることができる。ビア層と
してシリコン窒化層を用いた場合、層間絶縁膜に対する
膜のエッチング選択比が大きくなるため、ビアホールを
容易に形成することができる。
えたマスクを用いた場合、マスクと下層配線との間に合
わせずれが生じても、下層配線に対して位置ずれのなく
ビアホールを形成できる。ビア層の上面と層間絶縁膜の
上面とを平坦化した場合、層間絶縁膜に対する上層配線
の被覆性を向上させることができるとともに、高密度パ
ターンの上層配線を形成させることができる。ビア層と
してシリコン窒化層を用いた場合、層間絶縁膜に対する
膜のエッチング選択比が大きくなるため、ビアホールを
容易に形成することができる。
【0083】本発明による半導体装置によれば、下層配
線の幅を小さくしながら、ビアホールと下層配線との間
におけるコンタクト面積を大きくすることができる。こ
のため、コンタクト不良の防止およびコンタクト抵抗の
低減などを図ることができる。
線の幅を小さくしながら、ビアホールと下層配線との間
におけるコンタクト面積を大きくすることができる。こ
のため、コンタクト不良の防止およびコンタクト抵抗の
低減などを図ることができる。
【図1】本発明による半導体装置の製造方法の第1の実
施形態を説明するための図であって、(a)〜(d)は
製造されつつある半導体装置の断面図であり、(e)〜
(h)はその平面レイアウトを示す図である。
施形態を説明するための図であって、(a)〜(d)は
製造されつつある半導体装置の断面図であり、(e)〜
(h)はその平面レイアウトを示す図である。
【図2】本発明による半導体装置の製造方法の第1の実
施形態を説明するための図であって、(a)〜(d)は
製造されつつある半導体装置の断面図であり、(e)〜
(h)はその平面レイアウトを示す図である。
施形態を説明するための図であって、(a)〜(d)は
製造されつつある半導体装置の断面図であり、(e)〜
(h)はその平面レイアウトを示す図である。
【図3】本発明による半導体装置の製造方法の第1の実
施形態を説明するための図であって、(a)〜(b)は
製造されつつある半導体装置の断面図であり、(c)〜
(d)はその平面レイアウトを示す図である。
施形態を説明するための図であって、(a)〜(b)は
製造されつつある半導体装置の断面図であり、(c)〜
(d)はその平面レイアウトを示す図である。
【図4】本発明による半導体装置の製造方法の第1の実
施形態を説明するための図であって、(a)〜(c)
は、図1(d)および(h)に示す構造、図2(b)お
よび(f)に示す構造、ならびに図2(c)および
(g)に示す構造の斜視図であり、下層配線の端面Tを
正面にしている。
施形態を説明するための図であって、(a)〜(c)
は、図1(d)および(h)に示す構造、図2(b)お
よび(f)に示す構造、ならびに図2(c)および
(g)に示す構造の斜視図であり、下層配線の端面Tを
正面にしている。
【図5】従来の半導体装置の製造方法を説明するための
図であって、(a)は下層配線2に位置合わせマージン
部50を設けていない場合の図10(a)および(e)
に示す構造の斜視図である。(b)および(c)は、下
層配線2の上面とビアホール4aの底面との配置関係を
説明するための平面レイアウトを示す図である。
図であって、(a)は下層配線2に位置合わせマージン
部50を設けていない場合の図10(a)および(e)
に示す構造の斜視図である。(b)および(c)は、下
層配線2の上面とビアホール4aの底面との配置関係を
説明するための平面レイアウトを示す図である。
【図6】本発明による半導体装置の製造方法の第2の実
施形態を説明するための図であって、(a)〜(d)は
製造されつつある半導体装置の断面図であり、(e)〜
(h)はその平面レイアウトを示す図である。
施形態を説明するための図であって、(a)〜(d)は
製造されつつある半導体装置の断面図であり、(e)〜
(h)はその平面レイアウトを示す図である。
【図7】本発明による半導体装置の製造方法の第2の実
施形態を説明するための図であって、(a)〜(e)は
製造されつつある半導体装置の断面図であり、(f)〜
(j)はその平面レイアウトを示す図である。
施形態を説明するための図であって、(a)〜(e)は
製造されつつある半導体装置の断面図であり、(f)〜
(j)はその平面レイアウトを示す図である。
【図8】本発明による半導体装置の製造方法の他の実施
形態を説明するための図であって、(a)〜(d)は製
造されつつある半導体装置の断面図であり、(e)〜
(h)はその平面レイアウトを示す図である。
形態を説明するための図であって、(a)〜(d)は製
造されつつある半導体装置の断面図であり、(e)〜
(h)はその平面レイアウトを示す図である。
【図9】従来の半導体装置の製造方法を説明するための
図であって、(a)〜(d)は製造されつつある半導体
装置の断面図であり、(e)〜(h)はその平面レイア
ウトを示す図である。
図であって、(a)〜(d)は製造されつつある半導体
装置の断面図であり、(e)〜(h)はその平面レイア
ウトを示す図である。
【図10】従来の半導体装置の製造方法を説明するため
の図であって、(a)〜(d)は製造されつつある半導
体装置の断面図であり、(e)〜(h)はその平面レイ
アウトを示す図である。
の図であって、(a)〜(d)は製造されつつある半導
体装置の断面図であり、(e)〜(h)はその平面レイ
アウトを示す図である。
【図11】従来の半導体装置の製造方法で用いる下層配
線パターンの領域100を拡大した図である。
線パターンの領域100を拡大した図である。
【図12】本発明による半導体装置の製造方法の第1の
実施形態の改変例を説明するための図であって、(a)
〜(c)は、下層配線の端面Tを正面にした斜視図であ
る。(a)は、図1(b)および(f)に示す構造の斜
視図である。
実施形態の改変例を説明するための図であって、(a)
〜(c)は、下層配線の端面Tを正面にした斜視図であ
る。(a)は、図1(b)および(f)に示す構造の斜
視図である。
1 絶縁膜 102 第1アルミニウム合金膜 2 下層配線 3 フォトレジストパターン 4 層間絶縁膜(シリコン酸化膜) 4a ビアホール 5 フォトレジストパターン 5a 開口部 6 上層配線(第2アルミニウム合金層) 106 第2アルミニウム合金膜 7 フォトレジストパターン 8 絶縁膜 9 第1アルミニウム合金層 109 第1アルミニウム合金膜 10、10’ シリコン窒化層(ビア層) 110 シリコン窒化膜 11 フォトレジストパターン 12 フォトレジストパターン 12a 開口部 13 シリコン酸化膜 14 層間絶縁膜(シリコン酸化膜) 15 フォトレジスト 16 上層配線(第2アルミニウム合金層) 116 第2アルミニウム合金膜 17 フォトレジストパターン 20、20’ ダミービア 21 ビアホール 30 フォトレジストパターン 31 フォトレジストパターン 31a 開口部 33 フォトレジストパターン 50 位置合わせマージン部 100 領域 S1 第1側面 S2 第2側面 T 端面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F033 GG04 HH09 HH18 HH19 HH20 HH22 HH23 JJ01 JJ09 JJ19 KK09 KK18 KK19 KK20 KK22 KK23 MM05 MM13 QQ08 QQ09 QQ11 QQ31 QQ35 QQ37 QQ48 RR04 RR11 RR13 RR14 RR15 TT02 TT06 XX01 XX09 XX15 XX31 5F058 BA09 BC02 BC08 BJ01 BJ02
Claims (9)
- 【請求項1】 層間絶縁膜によって分離された下層配線
および上層配線と、前記層間絶縁膜中に形成され、前記
下層配線と前記上層配線とを電気的に相互接続するため
のビアホールとを備えた半導体装置の製造方法であっ
て、 前記下層配線のための導電膜を形成する工程と、 前記層間絶縁膜に対して選択的に除去可能な膜を前記導
電膜上に形成する工程と、 リソグラフィ技術およびエッチング技術を用いて前記膜
および前記導電膜をパターニングし、それによって前記
導電膜から前記下層配線を形成し、かつ、前記下層配線
の上面と同一形状の下面を持つビア層を前記膜から形成
する工程と、 前記ビア層の選択された部分を除去し、前記ビア層の一
部をダミービアとして前記下層配線の前記上面の上に残
す工程と、 前記下層配線の上面のうち前記ダミービアが残されてい
ない領域の上面を覆い、かつ、前記ダミービアの上面を
露出させるように前記層間絶縁膜を形成する工程と、 選択的エッチング技術によって前記ダミービアを除去
し、それによって前記ビアホールとして機能する開口部
を前記層間絶縁膜中に形成する工程とを包含する半導体
装置の製造方法。 - 【請求項2】 前記ビア層の前記選択された部分を除去
する工程は、 前記ビア層の前記選択された部分を露出させる開口部を
有するマスクで前記ビア層の前記一部を覆う工程と、 前記ビア層のうち前記マスクで覆われてない部分をエッ
チングする工程とを包含することを特徴とする請求項1
に記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項3】 配線の幅方向に測定した前記開口部の寸
法は、前記下層配線の幅より大きいことを特徴とする請
求項2に記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項4】 前記層間絶縁膜を形成する工程は、前記
ダミービアおよび前記下層配線を覆う絶縁膜を形成する
工程と、 前記絶縁膜の上部をエッチングすることによって前記ダ
ミービアの前記上面を露出させる工程とを包含すること
を特徴とする請求項1から3の何れかひとつに記載の半
導体装置の製造方法。 - 【請求項5】 前記ダミービアの前記上面を露出させる
工程は、前記絶縁膜の上面と前記ダミービアの前記上面
とを平坦にするように実行されることを特徴とする請求
項4に記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項6】 前記ビアホールを形成した後、他の導電
層を前記層間絶縁膜上に形成し、それによって前記他の
導電膜の一部を前記ビアホールを介して前記下層配線に
接触させる工程と、 前記他の導電膜をパターニングすることによって、前記
上層配線を形成する工程とを包含することを特徴とする
請求項1から5の何れかひとつに記載の半導体装置の製
造方法。 - 【請求項7】 前記ビアホールを形成した後、前記下層
配線に接触する金属部材を前記ビアホールの内部に形成
する工程と、 前記金属部材を介して下層配線に接続される上層配線を
前記層間絶縁膜上に形成する工程とを包含することを特
徴とする請求項1から5の何れかひとつに記載の半導体
装置の製造方法。 - 【請求項8】 前記ビア層としてシリコン窒化層を用い
ることを特徴とする請求項1から7の何れかひとつに記
載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項9】 層間絶縁膜によって分離された下層配線
および上層配線と、 前記層間絶縁膜中に形成され、前記下層配線と前記上層
配線とを電気的に相互接続するためのビアホールであっ
て、前記ビアホールの底面が前記下層配線の上面に接触
し、前記底面を構成する辺の一部が前記上面の第1側面
側エッジから第2側面側エッジまでのびているビアホー
ルとを備える半導体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27165999A JP2001093978A (ja) | 1999-09-27 | 1999-09-27 | 半導体装置およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27165999A JP2001093978A (ja) | 1999-09-27 | 1999-09-27 | 半導体装置およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001093978A true JP2001093978A (ja) | 2001-04-06 |
Family
ID=17503120
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27165999A Pending JP2001093978A (ja) | 1999-09-27 | 1999-09-27 | 半導体装置およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001093978A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019530242A (ja) * | 2016-09-30 | 2019-10-17 | アプライド マテリアルズ インコーポレイテッドApplied Materials,Incorporated | 自己整合ビアの形成方法 |
JP2020530663A (ja) * | 2017-08-13 | 2020-10-22 | アプライド マテリアルズ インコーポレイテッドApplied Materials,Incorporated | 自己整合高アスペクト比構造及びその作製方法 |
JP2021145058A (ja) * | 2020-03-12 | 2021-09-24 | キオクシア株式会社 | 配線形成方法、半導体装置の製造方法、及び半導体装置 |
-
1999
- 1999-09-27 JP JP27165999A patent/JP2001093978A/ja active Pending
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JP7228568B2 (ja) | 2017-08-13 | 2023-02-24 | アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド | 自己整合高アスペクト比構造及びその作製方法 |
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US11869866B2 (en) | 2020-03-12 | 2024-01-09 | Kioxia Corporation | Wiring formation method, method for manufacturing semiconductor device, and semiconductor device |
JP7414597B2 (ja) | 2020-03-12 | 2024-01-16 | キオクシア株式会社 | 配線形成方法 |
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