JPH1027845A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

Info

Publication number
JPH1027845A
JPH1027845A JP18333396A JP18333396A JPH1027845A JP H1027845 A JPH1027845 A JP H1027845A JP 18333396 A JP18333396 A JP 18333396A JP 18333396 A JP18333396 A JP 18333396A JP H1027845 A JPH1027845 A JP H1027845A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
photoresist
contact hole
insulating film
forming
conductive layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18333396A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisashi Tonobe
恒 渡野邊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP18333396A priority Critical patent/JPH1027845A/ja
Publication of JPH1027845A publication Critical patent/JPH1027845A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】リソグラフィの際の位置合わせのずれの影響が
少なく、微細化に適した半導体装置の製造方法を提供す
る。 【解決手段】下層配線層1 を有する半導体基板上にシリ
コン酸化膜10を形成する工程と、シリコン酸化膜10上に
エッチングの選択比の異なるシリコン窒化膜11を形成す
る工程と、配線層形成予定領域のシリコン窒化膜11を選
択的にエッチング除去して溝を形成する工程と、その溝
にフォトレジスト12b を形成する工程と、コンタクトホ
ール形成予定領域に穴を有するフォトレジスト13を形成
し、その位置のフォトレジスト12b を除去してシリコン
酸化膜10を露出させる工程と、フォトレジスト13b 、シ
リコン窒化膜11をマスクとして、コンタクトホール形成
予定領域のシリコン酸化膜10を選択的に除去して下層配
線層1 を露出させてコンタクトホールを形成する工程と
を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体装置の製
造方法に係り、特に多層の配線層と異なる層の配線層ど
おしを接続する接続部を形成する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図5(a)〜(f)は、異なる層の配線
層と両配線層を接続する接続部(以下、コンタクトと記
す)を含む半導体装置を製造する際の従来の製造方法を
説明する図である。
【0003】まず、図5(a)に示すように、半導体基
板上の層間絶縁膜上に設けられた下層配線層1の上を含
む全面に厚い絶縁膜2を堆積し、次に、その絶縁膜2の
上にリソグラフィによってコンタクト形成用のコンタク
トホールの形成予定領域に穴を有するパターンのフォト
レジスト3を形成する。
【0004】図5(b)に示すように、フォトレジスト
3をマスクとして、コンタクトホール形成予定領域の絶
縁膜2をエッチングによって除去し、下層配線層1の表
面を露出させる。続いて、図5(c)に示すように、そ
のフォトレジスト3をアッシングによって除去し、コン
タクトホールを形成する。
【0005】次に、図5(d)に示すように、全面に導
電層4を堆積する。図5(e)に示すように、リソグラ
フィによってコンタクトホールを含む配線層形成予定領
域に対応した形状のパターンのフォトレジスト5を形成
する。図5(f)に示すように、フォトレジスト5をマ
スクに配線層形成予定領域以外の導電層4をエッチング
によって除去した後、アッシングでフォトレジスト5を
除去する。この方法により、2層の配線層と、両配線層
を接続するコンタタクト4とが形成される。
【0006】図6(a)〜(h)は、異なる層の配線層
とコンタクトを含む半導体装置を製造する別の従来の製
造方法を説明する図である。図6(a)に示すように、
半導体基板上の層間絶縁膜上に設けられた下層配線層1
の上に絶縁膜2を形成し、その絶縁膜2の上にリソグラ
フィによってコンタクトホール形成予定領域に穴を有す
るパターンのフォトレジスト3を形成する。図6(b)
に示すように、フォトレジスト3をマスクとして、絶縁
膜2をエッチング除去した後、アッシングによってフォ
トレジスト3を除去し、コンタクトホールを形成する。
【0007】続いて、全面に導電層を形成すると共にコ
ンタクトホールに埋込む。図6(c)に示すように、化
学的機械的研磨法(以下、CMP法と記す)もしくはエ
ッチングを用いてコンタクトホール内のみに導電層6を
残すと共に、絶縁膜2を露出させる。続いて、図6
(d)に示すように、コンタクト6と、絶縁膜2の上に
絶縁膜7を形成する。
【0008】図6(e)に示すように、配線層形成予定
領域に対応した位置に穴を有するパターンのフォトレジ
スト8を形成する。図6(f)に示すように、フォトレ
ジスト8を用いて配線層形成予定領域の絶縁膜7を除去
し溝を形成する。その後、図6(g)に示すように、ア
ッシングによってフォトレジスト8を除去する。この配
線層形成予定領域はコンタクト6の上部も含んでいる。
続いて、全面に導電膜を形成すると共に、配線層形成予
定領域に対応した位置の溝を埋め込む。図6(h)に示
すように、CMP法もしくはエッチングによってその溝
に導電層9を残し、絶縁膜7の表面を露出させる。この
方法により、2層配線層とコンタクトの形成工程が完了
し、コンタクト6と配線層9が形成される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来方法では、下記のような問題がある。最初の従来例で
は、リソグラフィによるフォトレジスト3によってコン
タクトホールを形成し、全面に導電層を形成した後、別
のリソグラフィによるフォトレジスト5を用いて、不要
な導電層4を除去している。また、次の従来例では、リ
ソグラフィによるフォトレジスト3によって形成された
コンタクトホールに導電層を埋め込んでコンタクト6を
形成した後、別のリソグラフィによるフォトレジスト8
によって形成された配線層形成予定領域に対応した位置
の溝に導電層9を埋め込んで配線層を形成している。つ
まり、いずれの場合でも、先のリソグラフィによる形成
パターンと後のリソグラフィによる形成パターンとの位
置合わせのずれに対処するため、寸法に余裕を取らねば
ならず、微細化に適さないという問題があった。一方、
微細化のためにはリソグラフィを高精度に行う必要があ
るという問題があった。
【0010】この発明の目的は、多層配線層と配線層間
を接続するコンタクトを形成する際に、リソグラフィの
際の位置合わせのずれの影響が少なく、高精度のリソグ
ラフィが不要で、微細化に適した半導体装置の製造方法
を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために、この発明の半導体装置の製造方法にお
いては以下の手段を講じた。請求項1に記載した本発明
の半導体装置の製造方法は、第1導電層を有する半導体
基板上の全面に第1絶縁膜を形成する工程と、前記第1
絶縁膜上の全面に前記第1絶縁膜とエッチングの選択比
の異なる第2絶縁膜を形成する工程と、前記第1導電層
の上部のコンタクトホール形成予定領域を含む第2導電
層形成予定領域に対応した位置の少なくとも前記第2絶
縁膜を、選択的にエッチング除去して溝を形成する工程
とを備えている。少なくとも前記溝にフォトレジストを
形成する工程と、前記コンタクトホール形成予定領域に
対応した位置の前記フォトレジストのみを選択的に除去
して前記第1絶縁膜を露出させ、それ以外の前記第2導
電層形成予定領域に対応した位置の前記フォトレジスト
を残す工程とを備えている。異方性エッチングによっ
て、前記コンタクトホール形成予定領域に対応した位置
に露出している前記第1絶縁膜を選択的に除去して前記
第1導電層を露出させ、コンタクトホールを形成する工
程と、前記フォトレジストを除去する工程と、前記コン
タクトホール内を含む全面に導電膜を形成し、この導電
膜をパターニングして、前記コンタクトホール形成予定
領域に対応した位置に前記第1導電層と接続されたコン
タクトを形成するとともに前記コンタクトホール形成予
定領域以外の前記第2導電層形成予定領域に対応した位
置には前記第1導電層とは前記第1絶縁膜を介して離間
された第2導電層を形成する工程とを備えている。
【0012】上記本発明の半導体装置の製造方法におい
ては、前記第2導電層形成予定領域に対応した位置の溝
を形成した後に前記コンタクトホールを形成する際、前
記コンタクトホール形成予定領域に対応した位置以外の
その溝には前記フォトレジストがあり、かつ、前記コン
タクトホール形成予定領域の周辺には少なくとも第2絶
縁膜があるので、エッチングによって前記溝と前記コン
タクトホールが相対的に正確な位置に形成される。従っ
て、リソグラフィの際、位置合わせのずれを考慮して寸
法に余裕を取る必要がなく、微細なパターンの形成に適
している。
【0013】請求項2に示すように、前記コンタクトホ
ール形成予定領域に対応した位置の前記フォトレジスト
のみを選択的に除去して前記第1絶縁膜を露出させる工
程が、この位置のフォトレジストに対する露光工程を含
むリソグラフィによって行われる。
【0014】上記本発明の半導体装置の製造方法におい
ては、前記コンタクトホール形成予定領域に対応した位
置の前記フォトレジストはリソグラフィによって除去さ
れるので、前記フォトレジストは前記コンタクトホール
形成予定領域に対応した位置以外の少なくとも前記第2
導電層形成予定領域に対応した位置の溝に容易に形成さ
れる。
【0015】請求項3に示すように、少なくとも前記溝
に前記フォトレジストを形成する工程は、全面にフォト
レジストを堆積し、続いて、現像及びドライエッチング
及び化学的機械的研磨法の少なくとも一つによって、少
なくとも前記第2導電層形成予定領域に対応した位置の
溝に前記フォトレジストを残すことによって行われてい
る。
【0016】上記本発明の半導体装置の製造方法におい
ては、前記第2導電層形成予定領域に対応した位置の溝
に前記フォトレジストを埋め込み、その後、現像、ドラ
イエッチング、またはCMP法が行われるので、前記フ
ォトレジストは少なくとも前記第2導電層形成予定領域
の溝に容易に形成される。
【0017】請求項4に記載した本発明の半導体装置の
製造方法は、第1導電層を有する半導体基板上の全面に
第1絶縁膜を形成する工程と、前記第1絶縁膜上の全面
に前記第1絶縁膜とエッチングの選択比の異なる第2絶
縁膜を形成する工程と、前記第1導電層上部のコンタク
トホール形成予定領域を含む第2導電層形成予定領域に
対応した位置の少なくとも前記第2絶縁膜を、選択的に
エッチング除去して溝を形成する工程とを備えている。
少なくとも前記溝に第1のフォトレジストを形成する工
程と、前記コンタクトホール形成予定領域に対応した位
置に穴を有する形状の第2のフォトレジストを形成する
工程と、前記第2のフォトレジストをマスクに用いて前
記コンタクトホール形成予定領域に対応した位置の前記
第1のフォトレジストをエッチング除去して前記第1絶
縁膜を露出させる工程とを備えている。前記第2のフォ
トレジスト及び前記第2絶縁膜をマスクに用いた異方性
エッチングにより、前記コンタクトホール形成予定領域
に対応した位置に露出している前記第1絶縁膜を選択的
に除去して前記第1導電層を露出させ、コンタクトホー
ルを形成する工程と、前記第1及び第2のフォトレジス
トを除去する工程と、前記コンタクトホール内を含む全
面に導電膜を形成し、この導電膜をパターニングして、
前記コンタクトホール形成予定領域に対応した位置に前
記第1導電層と接続されたコンタクトを形成するととも
に前記コンタクトホール形成予定領域以外の前記第2導
電層形成予定領域に対応した位置には前記第1導電層と
は前記第1絶縁膜を介して離間された第2導電層を形成
する工程とを備えている。
【0018】上記本発明の半導体装置の製造方法におい
ては、前記第2導電層形成予定領域に対応した位置の溝
を形成した後に前記コンタクトホールを形成する際、前
記コンタクトホール形成予定領域に対応する位置以外の
その溝には第1、第2のフォトレジストがあり、かつ、
前記コンタクトホール形成予定領域の周辺には少なくと
も第2絶縁膜があるので、エッチングによって前記溝と
前記コンタクトホールとが相対的に正確な位置に形成さ
れる。従って、第1、第2のフォトレジストが形成され
るリソグラフィの際、位置合わせのずれを考慮して寸法
に余裕を取る必要がなく、微細なパターンの形成に適し
ている。
【0019】また、請求項5に示すように、前記第2の
フォトレジストをマスクに用いて前記コンタクトホール
形成予定領域に対応した位置の前記第1のフォトレジス
トをエッチング除去して前記第1絶縁膜を露出させる工
程が、ドライエッチング法により行われる。
【0020】上記本発明の半導体装置の製造方法におい
ては、前記第2のフォトレジストは前記コンタクトホー
ル形成予定領域に対応した位置以外に形成されるので、
前記第1のフォトレジストがドライエッチングによって
前記コンタクトホール形成予定領域に対応した位置で除
去され、それ以外の前記第2導電層形成予定領域に対応
した位置の溝に容易に残される。
【0021】請求項6に示すように、少なくとも前記溝
に前記第1のフォトレジストを形成する工程は、全面に
第1のフォトレジストを堆積し、続いて、現像及びドラ
イエッチング及び化学的機械的研磨法の少なくとも一つ
によって、少なくとも前記第2導電層形成予定領域に対
応した位置の溝に前記第1のフォトレジストを残すこと
によって行われている。
【0022】上記本発明の半導体装置の製造方法におい
ては、前記第2導電層形成予定領域に対応した位置の溝
に前記第1のフォトレジストを埋め込み、その後、現
像、ドライエッチング、またはCMP法が行われるの
で、第1のフォトレジストは少なくとも前記第2導電層
形成予定領域の溝に容易に形成される。
【0023】また、請求項1及び請求項2及び請求項4
及び請求項5のいずれか1つの項において、前記第1絶
縁膜はシリコン酸化膜であり、前記第2絶縁膜はシリコ
ン窒化膜となっている。
【0024】上記本発明の半導体装置の製造方法におい
ては、シリコン酸化膜とシリコン窒化膜とのエッチング
の際の選択比を大きくできるので、前記第2導電層の形
成前に深さの異なる前記第2導電層形成予定領域に対応
した位置の溝と前記コンタクトホールとを形成すること
が容易となる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。 (第1の実施の形態)図1(a)〜(d)、図2(a)
〜(f)、図3(a)〜(d)は、本発明の第1の実施
の形態による半導体装置の製造方法を工程順に示す図で
ある。尚、図2(a)〜(c)及び図3(a)、(b)
は2層の配線層を形成する部分の断面を示し、図2
(d)〜(f)及び図3(c)、(d)は上記2層の配
線層どおしを接続するコンタクトを形成する部分の断面
を示している。
【0026】まず、半導体基板上の層間絶縁膜上に設け
られた図1(a)中の下層配線層(第1導電層)1の上
を含む全面に絶縁膜例えば膜厚4000オングストロー
ム(以下、オングストロームをAと記す)のシリコン酸
化膜10と、別の絶縁膜例えば膜厚3000Aのシリコ
ン窒化膜11とを順次形成する。このシリコン酸化膜1
0の役割は、下層配線層1と後述する導電層による配線
層(第2導電層)との絶縁を図ることである。また、シ
リコン窒化膜11の役割は、後述するシリコン酸化膜1
0のエッチング工程でエッチングの選択性を高くするこ
とと、下層配線層1と後述する導電層による配線層(第
2導電層)との絶縁を図ることである。
【0027】続いて、リソグラフィによってコンタクト
ホール形成予定領域を含む配線層形成予定領域に対応し
た位置に穴を有するパターンのフォトレジスト12を形
成する。
【0028】続いて、図1(b)に示すように、上記フ
ォトレジスト12をマスクとして用いて異方性エッチン
グを行い、シリコン窒化膜11、シリコン酸化膜10の
一部を除去することによって、配線層形成予定領域に対
応した位置にシリコン酸化膜10の露出している溝を形
成する。その溝の深さは半導体基板表面から0.4μm
とする。
【0029】続いて、図1(c)に示すように、その
溝、フォトレジスト12の上にさらに1.5μmのフォ
トレジストを堆積する。この時、その溝はこれらのフォ
トレジスト12aで完全に埋まる。
【0030】図1(d)に示すように、フォトレジスト
12aを現像液によるエッチング(現像)、異方性エッ
チング、等方性エッチング(例えばドライエッチン
グ)、CMP法の少なくとも一つの方法によってエッチ
ングすることにより、シリコン窒化膜11の表面の一部
を露出させると共に、少なくとも配線層形成予定領域に
対応した位置の溝にフォトレジスト12bを残し、平坦
にする。
【0031】次に、図2(a)、(d)に示すように、
平坦にした表面の上にリソグラフィによって、コンタク
トホール形成予定領域及びその周辺(以下、コンタクト
ホール形成予定領域に対応した位置と称する)のみに穴
を有するパターンのフォトレジスト13を形成する。
【0032】図2(b)、(e)に示すように、上記フ
ォトレジスト13をマスクとする異方性エッチングまた
は等方性エッチング(例えばドライエッチング)によっ
てコンタクトホール形成予定領域に対応した位置のフォ
トレジスト12bを除去する。この結果、コンタクトホ
ール形成予定領域に対応した位置にはシリコン酸化膜1
0の露出部が形成され、その周囲のシリコン窒化膜11
が露出しており(図2(e))、そのコンタクトホール
形成予定領域以外の配線層形成予定領域に対応した位置
は、フォトレジスト13aで覆われている(図2
(b))。この工程の後に残されるフォトレジスト13
aは、この工程の前の工程で形成されるフォトレジスト
13と同じものであるが、その高さはエッチングされた
分だけ低くなっている。
【0033】続いて、図2(c)、(f)に示すよう
に、シリコン窒化膜11及びフォトレジスト13aとシ
リコン酸化膜10との選択比の大きい条件で異方性エッ
チングを行い、コンタクトホール形成予定領域に対応し
た位置に露出していたシリコン酸化膜10を下層配線層
1の表面が露出するまでエッチング除去する。この時、
コンタクトホール形成予定領域を除いた配線層形成予定
領域に対応した位置と、コンタクトホール形成予定領域
に対応した位置を除くシリコン窒化膜11の上部とはフ
ォトレジスト13aで覆われている。従って、コンタク
トホールのみが開孔される。さらに、シリコン酸化膜1
0とシリコン窒化膜11との選択比が大きいRIE等の
異方性エッチングによってコンタクトホールが開孔され
るので、配線層形成予定領域に対応した位置の溝とコン
タクトホールとの位置ずれは小さい。また、配線層形成
予定領域に対応した位置の溝の幅とコンタクトホールの
幅とはほぼ同じになる。
【0034】図3(a)、(c)に示すように、コンタ
クトホール形成予定領域を除く配線層形成予定領域に対
応した位置とシリコン窒化膜11上のフォトレジスト1
2b、13aを除去する。続いて、シリコン(以下、S
iと記す)、銅(以下、Cuと記す)を含むアルミニウ
ム(以下、Alと記す)化合物膜、例えばアルミシリコ
ン膜をスパッタ形成した後、真空中で加熱し、リフロー
させて配線層形成予定領域に対応した位置の溝及びコン
タクトホールを完全に埋め込む。図3(b)、(d)に
示すように、このようにして形成されたアルミシリコン
膜のうち配線層14及びコンタクト14aを除く領域つ
まりシリコン窒化膜11から上の部分をCMP法で除去
する。つまり、下層配線層1とはシリコン酸化膜10を
介して配置された配線層14と、下層配線層1に接続さ
れたコンタクト14aとが形成される。
【0035】第1の実施の形態に係る方法では、配線層
形成予定領域に対応した位置の溝を形成した後にコンタ
クトホールを形成する際、コンタクトホール形成予定領
域に対応した位置以外の溝にはフォトレジスト12b、
13aがあり、かつ、コンタクトホール形成予定領域の
周辺にはシリコン窒化膜11があるので、エッチングに
よって溝とコンタクトホールとが相対的に正確な位置に
形成される。従って、フォトレジスト12、13が形成
されるリソグラフィの際、形成パターンの位置合わせの
ずれを考慮して形成パターンの寸法に余裕を取ること及
び高精度のパターンを形成することが不要で、微細な配
線層の形成に適している。 (第2の実施の形態)次に第2の実施の形態について説
明する。
【0036】この実施の形態では前記図1(a)〜
(d)に示す工程は第1の実施の形態と共通である。つ
まり、半導体基板上の層間絶縁膜上に設けられた下層配
線層1の上を含む全面にシリコン酸化膜10とシリコン
窒化膜11とを順に形成する。そして、コンタクトホー
ル形成予定領域を含む配線層形成予定領域に対応した位
置に穴を有するパターンの図1(a)に示すフォトレジ
スト12を形成し、異方性エッチングによって、図1
(b)に示すように、配線層形成予定領域に対応した位
置のシリコン窒化膜11、シリコン酸化膜10の一部を
除去し、シリコン酸化膜10の露出している溝を形成す
る。
【0037】続いて、図1(c)に示すように、その上
にさらにフォトレジストを堆積し、図1(d)に示すよ
うに、現像及びドライエッチング等のエッチングまたは
CMP法によってシリコン窒化膜11の一部を露出させ
ると共に、少なくともその溝にフォトレジスト12bを
残し、平坦にする。
【0038】その後、この形態に係る方法では図4
(a)〜(h)の工程を経て半導体装置が製造される。
尚、図4(a)〜(d)は2層の配線層を形成する部分
の断面を示し、図4(e)〜(h)は上記2層の配線層
どおしを接続するコンタクトを形成する部分の断面を示
している。
【0039】まず、図4(a)、(e)に示すように、
コンタクトホール形成予定領域に対応した位置に光透過
性を有するパターンのポジフィルム15を用いた露光工
程を含むリソグラフフィによって、コンタクトホール形
成予定領域に対応した位置の溝のフォトレジスト12b
(図4(e)中の点線と実線とで囲まれたフォトレジス
ト12b)のみを除去する。つまり、このコンタクトホ
ール形成予定領域に対応した位置の溝にはシリコン酸化
膜10の露出部が形成される。
【0040】続いて、図4(b)、(f)に示すよう
に、異方性エッチングによってコンタクトホール形成予
定領域に対応した位置に露出しているシリコン酸化膜1
0のみを除去して、コンタクトホールを開孔し、下層配
線層1を露出させる。この時、コンタクトホール形成予
定領域を除く配線層形成予定領域に対応した位置にはフ
ォトレジスト12bが埋め込まれているので、コンタク
トホール形成予定領域に対応した位置に露出しているシ
リコン酸化膜10のみが除去される。さらに、シリコン
酸化膜10とシリコン窒化膜11との選択比が大きい異
方性エッチングによってコンタクトホールが開孔される
ので、配線層形成予定領域に対応した位置の溝とコンタ
クトホールとの位置ずれは小さい。また、その溝の幅と
コンタクトホールの幅とはほぼ同じとなっている。
【0041】続いて、図4(c)、(g)に示すよう
に、配線層形成予定領域に対応した位置の溝及びシリコ
ン窒化膜11上のフォトレジスト12bを除去し、S
i、Cuを含むAl化合物膜をスパッタ形成した後、真
空中で加熱しリフローさせて、その溝及びコンタクトホ
ールを完全に埋め込む。図4(d)、(h)に示すよう
に、このようにして形成されたアルミシリコン膜のうち
配線層16、コンタクト16aを除く領域つまりシリコ
ン窒化膜11から上の部分をCMP法で除去する。つま
り、下層配線層1とはシリコン酸化膜10を介して配置
された配線層16と、下層配線層1に接続されたコンタ
クト16aとの形成が完了する。
【0042】第2の実施の形態の方法においては、配線
層形成予定領域に対応した位置の溝を形成した後にコン
タクトホールを形成する際、コンタクトホール形成予定
領域に対応した位置以外の溝にはフォトレジスト12b
があり、かつ、コンタクトホール形成予定領域の周辺に
はシリコン窒化膜11があるので、エッチングによって
溝とコンタクトホールとが相対的に正確な位置に形成さ
れる。従って、リソグラフィの際、形成パターンの位置
合わせのずれを考慮して形成パターンの寸法に余裕を取
ること及び高精度のパターンを形成することが不要で、
微細な配線層の形成に適している。
【0043】尚、コンタクトホール及び配線層形成予定
領域に形成する導電層としては、Al膜、アルミシリコ
ン膜だけでなくメタル配線層材料であればどのようなも
ので使用することができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、多層配線層と配線層間を接続するコンタクトを形成
する際に、リソグラフィの際の位置合わせのずれの影響
が少なく、高精度のリソグラフィが不要で、微細化に適
した半導体装置の製造方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1及び第2の実施の形態に係る半導
体装置の製造方法の工程を説明する断面図。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の
製造方法の工程を説明する断面図。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の
製造方法の工程を説明する断面図。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置の
製造方法の工程を説明する断面図。
【図5】従来の半導体装置の製造方法の一例の工程を説
明する断面図。
【図6】従来の半導体装置の製造方法の一例の工程を説
明する断面図。
【符号の説明】
1…下層導電層、 2、10…シリコン酸化膜、 3、5、8、12、12a、12b、13、13a…フ
ォトレジスト、 4、6、14a、16a…導電層(コンタクト)、 9、14、16…導電層(配線層)、 11…シリコン窒化膜、 15…リソグラフィの際のポジフィルム。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1導電層を有する半導体基板上の全面
    に第1絶縁膜を形成する工程と、 前記第1絶縁膜上の全面に前記第1絶縁膜とエッチング
    の選択比の異なる第2絶縁膜を形成する工程と、 前記第1導電層上部のコンタクトホール形成予定領域を
    含む第2導電層形成予定領域に対応した位置の少なくと
    も前記第2絶縁膜を、選択的にエッチング除去して溝を
    形成する工程と、 少なくとも前記溝にフォトレジストを形成する工程と、 前記コンタクトホール形成予定領域に対応した位置の前
    記フォトレジストのみを選択的に除去して前記第1絶縁
    膜を露出させ、それ以外の前記第2導電層形成予定領域
    に対応した位置の前記フォトレジストを残す工程と、 異方性エッチングによって、前記コンタクトホール形成
    予定領域に対応した位置に露出している前記第1絶縁膜
    を選択的に除去して前記第1導電層を露出させ、コンタ
    クトホールを形成する工程と、 前記フォトレジストを除去する工程と、 前記コンタクトホール内を含む全面に導電膜を形成し、
    この導電膜をパターニングして、前記コンタクトホール
    形成予定領域に対応した位置に前記第1導電層と接続さ
    れたコンタクトを形成するとともに前記コンタクトホー
    ル形成予定領域以外の前記第2導電層形成予定領域に対
    応した位置には前記第1導電層とは前記第1絶縁膜を介
    して離間された第2導電層を形成する工程とを備えたこ
    とを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記コンタクトホール形成予定領域に対
    応した位置の前記フォトレジストのみを選択的に除去し
    て前記第1絶縁膜を露出させる工程が、この位置のフォ
    トレジストに対する露光工程を含むリソグラフィによっ
    て行われることを特徴とする請求項1に記載の半導体装
    置の製造方法。
  3. 【請求項3】 少なくとも前記溝に前記フォトレジスト
    を形成する工程は、全面にフォトレジストを堆積し、続
    いて、現像及びドライエッチング及び化学的機械的研磨
    法の少なくとも一つによって、少なくとも前記第2導電
    層形成予定領域に対応した位置の溝に前記フォトレジス
    トを残すことによって行われることを特徴とする請求項
    1または請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 第1導電層を有する半導体基板上の全面
    に第1絶縁膜を形成する工程と、 前記第1絶縁膜上の全面に前記第1絶縁膜とエッチング
    の選択比の異なる第2絶縁膜を形成する工程と、 前記第1導電層上部のコンタクトホール形成予定領域を
    含む第2導電層形成予定領域に対応した位置の少なくと
    も前記第2絶縁膜を、選択的にエッチング除去して溝を
    形成する工程と、 少なくとも前記溝に第1のフォトレジストを形成する工
    程と、 前記コンタクトホール形成予定領域に対応した位置に穴
    を有する形状の第2のフォトレジストを形成する工程
    と、 前記第2のフォトレジストをマスクに用いて前記コンタ
    クトホール形成予定領域に対応した位置の前記第1のフ
    ォトレジストをエッチング除去して前記第1絶縁膜を露
    出させる工程と、 前記第2のフォトレジスト及び前記第2絶縁膜をマスク
    に用いた異方性エッチングにより、前記コンタクトホー
    ル形成予定領域に対応した位置に露出している前記第1
    絶縁膜を選択的に除去して前記第1導電層を露出させ、
    コンタクトホールを形成する工程と、 前記第1及び第2のフォトレジストを除去する工程と、 前記コンタクトホール内を含む全面に導電膜を形成し、
    この導電膜をパターニングして、前記コンタクトホール
    形成予定領域に対応した位置に前記第1導電層と接続さ
    れたコンタクトを形成するとともに前記コンタクトホー
    ル形成予定領域以外の前記第2導電層形成予定領域に対
    応した位置には前記第1導電層とは前記第1絶縁膜を介
    して離間された第2導電層を形成する工程とを備えたこ
    とを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記第2のフォトレジストをマスクに用
    いて前記コンタクトホール形成予定領域に対応した位置
    の前記第1のフォトレジストをエッチング除去して前記
    第1絶縁膜を露出させる工程が、ドライエッチング法に
    より行われることを特徴とする請求項4に記載の半導体
    装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 少なくとも前記溝に前記第1のフォトレ
    ジストを形成する工程は、全面に第1のフォトレジスト
    を堆積し、続いて、現像及びドライエッチング及び化学
    的機械的研磨法の少なくとも一つによって、少なくとも
    前記第2導電層形成予定領域に対応した位置の溝に前記
    第1のフォトレジストを残すことによって行われること
    を特徴とする請求項4または5に記載の半導体装置の製
    造方法。
  7. 【請求項7】 前記第1絶縁膜はシリコン酸化膜であ
    り、前記第2絶縁膜はシリコン窒化膜であることを特徴
    とする請求項1、2、4、5のいずれか1つに記載の半
    導体装置の製造方法。
JP18333396A 1996-07-12 1996-07-12 半導体装置の製造方法 Pending JPH1027845A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18333396A JPH1027845A (ja) 1996-07-12 1996-07-12 半導体装置の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18333396A JPH1027845A (ja) 1996-07-12 1996-07-12 半導体装置の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1027845A true JPH1027845A (ja) 1998-01-27

Family

ID=16133891

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18333396A Pending JPH1027845A (ja) 1996-07-12 1996-07-12 半導体装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1027845A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100350289B1 (ko) * 1998-11-13 2002-08-28 인터내셔널 비지네스 머신즈 코포레이션 배선과 자기 정렬되는 서브임계 콘택 홀의 형성 방법
US7799591B2 (en) 2007-12-12 2010-09-21 Elpida Memory, Inc. Semiconductor device and method for manufacturing the same

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100350289B1 (ko) * 1998-11-13 2002-08-28 인터내셔널 비지네스 머신즈 코포레이션 배선과 자기 정렬되는 서브임계 콘택 홀의 형성 방법
US7799591B2 (en) 2007-12-12 2010-09-21 Elpida Memory, Inc. Semiconductor device and method for manufacturing the same

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3377375B2 (ja) 自己整合メタラジ
US6268279B1 (en) Trench and via formation in insulating films utilizing a patterned etching stopper film
JPH1027845A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH03154331A (ja) 導電層形成方法
JPH1174174A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH08107143A (ja) 多層配線層の形成方法
KR100384876B1 (ko) 반도체소자에서의 개선된 듀얼 대머신 공정
KR0124638B1 (ko) 반도체장치의 다층배선 형성방법
KR100197538B1 (ko) 반도체 소자의 금속 배선 형성방법
KR100248809B1 (ko) 반도체 장치 제조방법
JPH04260328A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2001298081A (ja) 半導体装置及びその製造方法
KR100499399B1 (ko) 스택형 비아콘택의 제조방법
KR100546146B1 (ko) 반도체소자의 비어 콘택 제조방법
KR100232224B1 (ko) 반도체소자의 배선 형성방법
JPH0327521A (ja) Mos型トランジスタの製造方法
JPH08186174A (ja) 配線構造およびその形成方法
KR100307488B1 (ko) 반도체디바이스의콘택홀형성방법
JP2574910B2 (ja) 半導体装置の製造方法
KR100193889B1 (ko) 반도체 소자의 비아홀 형성방법
KR100226252B1 (ko) 반도체 소자 및 그의 제조방법
KR950000850B1 (ko) 반도체 장치의 제조방법
JPH10313006A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH08316309A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH0595048A (ja) 半導体集積回路装置の製造方法