JP2001093675A - 照明システム - Google Patents

照明システム

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JP2001093675A
JP2001093675A JP27150999A JP27150999A JP2001093675A JP 2001093675 A JP2001093675 A JP 2001093675A JP 27150999 A JP27150999 A JP 27150999A JP 27150999 A JP27150999 A JP 27150999A JP 2001093675 A JP2001093675 A JP 2001093675A
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潤一 加藤
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  • Circuit Arrangement For Electric Light Sources In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】従来のシステム構成を変更することなく、多数
の光源の光量を略同時に変化させて使用者の望む照明制
御を実現可能とする。 【解決手段】信号線Lsによって互いに送り配線された
照明器具A1〜A3と、各照明器具A1〜A3に対して
制御信号を送信する制御装置CTとを備える。各照明器
具A1〜A3の器具制御部3が、制御信号に基づいて送
受信部2で制御信号を受信してから光源D1〜D3の光
量を変化させるまでの時間を次段の照明器具A1…より
も遅らせる。制御信号を受信する順番が早い照明器具A
1…ほど制御信号を受信してから光源D1…の光量を変
化させるまでの時間が遅れることになり、全ての照明器
具A1〜A3で略同時に光源D1〜D3の光量が変化す
る。故に、同期信号を用いることなく、且つ従来のシス
テム構成を変更することなしに多数の光源D1…の光量
を略同時に変化させて使用者の望む照明制御が実現可能
となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、制御装置から信号
線を介して伝送される制御信号によって複数台の照明器
具が各々光源の光量を変化させる照明システムに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、制御装置から信号線を介して伝送
される制御信号によって複数台の照明器具が各々光源の
光量を変化させる照明システムとして、図14に示すよ
うに制御装置CT′に対して複数台の照明器具A1′〜
A3′が2線式の信号線Lsで送り配線されたものや、
あるいは図15に示すように制御装置CT′に対して複
数台の照明器具A1′〜A6′が2線式の信号線Lsで
バス接続されるとともに信号線Lsの途中に複数台の中
継器B1′,B2′が送り配線されたものが提案されて
いる。このような従来の照明システムで信号線Lsの総
配線長が長く、且つ照明器具A1′…の台数が多い大規
模なシステムを構成する場合、図15に示したバス接続
のものであれば、照明器具A1′〜A6′や信号線Ls
のインピーダンスの影響をうけて制御信号が歪んだり、
信号電圧が低下して制御信号の受信が不可能になる虞が
あった。これに対して複数台の照明器具A1′〜A3′
を制御装置CT′に送り配線したものにおいては、各照
明器具A1′,A2′が制御装置CT′からの制御信号
を受信してから次段の照明器具A2′,A3′に対して
送信するため、上記バス接続の場合のような不具合は生
じない。しかしながら、各照明器具A1′,A2′では
制御信号を一旦受信してから次段の他の照明器具A
2′,A3′に制御信号を送信するため、各照明器具A
1′〜A3′における制御信号の受信から送信に要する
時間分だけ各照明器具A1′〜A3′での制御信号の受
信タイミングがずれることになり、例えば、系統内の全
ての照明器具A1′〜A3′の光源D1′〜D3′の光
量を一斉に変化させる場合、各照明器具A1′〜A3′
における光源D1′〜D3′の光量変化のタイミングに
ずれが生じてしまう。
【0003】例えば、図14に示すシステム構成におい
て、制御装置CT′はマイコンを具備して図16に示す
ようなフォーマットの制御信号を信号線Lsに送信して
いる。この制御信号のコマンド部には点灯や消灯などの
命令が含まれ、データ部には光源D1′…の光量を指示
する調光比などのデータが含まれる。つまり、各照明器
具A1′〜A3′においては、受信した制御信号に従っ
て光源D1′〜D3′を点灯又は消灯したり、あるいは
光源D1′〜D3′の光量を調光比のデータに応じて可
変することが可能となる。
【0004】ここで、全ての光源D1′〜D3′が消灯
状態にあり、制御装置CT′から送信された制御信号に
よって系統内の光源D1′〜D3′を一斉に全点灯(調
光比が100%の定格点灯)させる場合について考え
る。図17に示すように制御装置CT′と信号線Lsで
直接接続された照明器具A1′では、制御信号を受信す
ると制御信号の解析やデータチェック等の処理を行った
後に次段の照明器具A2′に対して制御信号を送信する
とともに、制御信号の受信完了後に直ちに光源D1′を
全点灯させる。つまり、照明器具A1′が制御信号を受
信してから次段の照明器具A2′に送信するまでには、
上記処理等に要する時間(以下、「遅延時間」という)
TDの遅れが生じることになる。同様に照明器具A2′
では前段の照明器具A1′から制御信号を受信すると、
遅延時間TD経過後に次段の照明器具A3′に対して制
御信号を送信するとともに、制御信号の受信完了後に直
ちに光源D2′を全点灯させる。なお、照明器具A3′
についても同様である。
【0005】従って、各照明器具A1′〜A3′の光源
D1′〜D3′が全点灯するタイミングは、図17に示
すように前段の照明器具A1′,A2′が制御信号を受
信してから次段の照明器具A2′,A3′に送信するま
での遅延時間TD分ずつずれて、最大で(2×TD)時
間のずれが生じてしまう。例えば、図16に示した制御
信号が8ビットのデータであれば、最低でも1バイトデ
ータの時間と上記処理時間の和が遅延時間TDとなる。
【0006】また、図15に示すシステム構成において
は、制御装置CT′に対して複数台(2台のみを図示)
の中継器B1′,B2′が信号線Lsによって送り配線
されるとともに、制御装置CT′と中継器B1′並びに
各中継器B1′,B2′間の信号線Lsに複数台の照明
器具A1′…がバス接続されており、中継器B1′…を
介さずに信号線Lsにバス接続されている2台の照明器
具A1′,A2′が制御装置CT′から送信される制御
信号を同時に受信し、受信した制御信号に従って光源D
1′,D2′を点灯又は消灯したり、あるいは光源D
1′,D2′の光量を調光比のデータに応じて可変す
る。また中継器B1′,B2′はマイコンを具備し、制
御信号を受信すると制御信号の解析やデータチェック等
の処理を行った後に送り配線された次段の中継器B2′
に対して制御信号を送信する。
【0007】ここで、全ての光源D1′〜D6′が消灯
状態にあり、制御装置CT′から送信された制御信号に
よって系統内の光源D1′〜D6′を一斉に全点灯させ
る場合について考える。図18に示すように制御装置C
T′と中継器B1′との間で信号線Lsにバス接続され
た照明器具A1′,A2′では同時に制御信号を受信
し、制御信号の受信完了後に直ちに光源D1′,D2′
を全点灯させる。また、中継器B1′では制御信号を受
信すると制御信号の解析やデータチェック等の処理を行
った後に次段の中継器B2′に対して制御信号を送信す
る。そうすると、2台の中継器B1′,B2′の間で信
号線Lsにバス接続されている2台の照明器具A3′,
A4′で同時に制御信号を受信し、制御信号の受信完了
後に直ちに光源D3′,D4′を全点灯させる。また、
中継器B2′では制御信号を受信すると制御信号の解析
やデータチェック等の処理を行った後に信号線Lsに対
して制御信号を送信する。そして、中継器B2′から送
り配線される信号線Lsに接続された2台の照明器具A
5′,A6′で同時に制御信号を受信し、制御信号の受
信完了後に直ちに光源D5′,D6′を全点灯させる。
【0008】従って、各照明器具A1′〜A6′の光源
D1′〜D6′が全点灯するタイミングは、図18に示
すように2台の中継器B1′,B2′がそれぞれ制御信
号を受信してから送信するまでの遅延時間TD分ずつず
れて、最大で(2×TD)時間のずれが生じてしまう。
つまり、先に説明したシステム構成において、照明器具
A1′…が中継器B1′…に置き換わったものとして考
えることができる。なお、消灯から全点灯とする場合だ
けに限らず、全点灯から消灯、あるいは消灯又は全点灯
から所定の調光比に光源D1′…の光量を一斉に変化さ
せる場合について上述のようなタイムラグが生じること
となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述のように従来の照
明システムにおいて複数の光源の光量を一斉に変化させ
る場合の時間のずれは、システム構成が小規模であって
照明器具や中継器の台数が少なければ、目に見えて現れ
るほどのものではないが、システム構成が大規模になっ
て照明器具や中継器の台数が増加し、制御信号の送信回
数が増えると、目に見えて明らかなものとなる。すなわ
ち、上述の例でいえば、配線経路上で制御装置CT′に
近い照明器具A1′…から順番に光源D1′…の光量が
変化していくことになり、制御装置CT′から遠い照明
器具A3′,A6′との間で光源D1′…の光量変化の
タイミングのずれが非常に大きくなってしまう。このよ
うな現象は照明システムの持つ演出性を損ねることにな
り、使用者が望むものでない。
【0010】一方、上述のような現象は、制御信号と別
に同期信号を送信し、その同期信号に同期したタイミン
グで光源の光量を変化させることで解消することが可能
である。しかしながら、同期信号を送信するために別の
信号線が必要となり、施工上好ましくない。また信号線
を用いずに照明器具や中継器に同期信号を与える構成も
考えられるが、これは照明器具や中継器の構造が複雑に
なってコストの上昇につながるという欠点がある。
【0011】本発明は上記事情に鑑みて為されたもので
あり、その目的とするところは、従来のシステム構成を
変更することなく、多数の光源の光量を略同時に変化さ
せて使用者の望む照明制御が実現可能な照明システムを
提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、信号線によって互いに送り配線
された複数台の照明器具と、信号線で接続された各照明
器具に対して制御信号を送信する制御装置とを備えた照
明システムにおいて、照明器具は、光源と、光源に電力
を供給して点灯する点灯回路部と、信号線を介して制御
信号を送受信する送受信部と、制御信号に基づいて点灯
回路部から光源へ供給される電力を可変させて光源を点
灯・消灯並びに調光する器具制御部と、他の照明器具と
の間で制御信号の送受信に伴って生じる光源の光量変化
のタイミングのずれを補正する補正手段とを具備するこ
とを特徴とし、各照明器具が具備する光源の光量を一斉
に変化させる場合に補正手段によって光源の光量変化の
タイミングのずれが補正され、従来のシステム構成を変
更することなく、多数の光源の光量を略同時に変化させ
て使用者の望む照明制御が実現可能となる。
【0013】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、補正手段が、制御信号に基づいて送受信部で制御信
号を受信してから光源の光量を変化させるまでの時間を
次段の照明器具よりも遅らせて成ることを特徴とし、制
御信号を受信する順番が早い照明器具ほど制御信号を受
信してから光源の光量を変化させるまでの時間が遅れる
ことになるから、最後に制御信号を受信した照明器具が
光源の光量を変化させるタイミングに合わせて他の全て
の照明器具で光源の光量を変化させることができ、従来
のシステム構成を変更することなく、多数の光源の光量
を略同時に変化させて使用者の望む照明制御が実現可能
となる。
【0014】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、補正手段が、制御信号に基づいて送受信部で制御信
号を受信してから光源の光量を変化させるまでの時間を
前段の照明器具よりも早めて成ることを特徴とし、制御
信号を受信する順番が遅い照明器具ほど制御信号を受信
してから光源の光量を変化させるまでの時間が早まるこ
とになるから、最後に制御信号を受信した照明器具が光
源の光量を変化させるタイミングに合わせて他の全ての
照明器具で光源の光量を変化させることができ、従来の
システム構成を変更することなく、多数の光源の光量を
略同時に変化させて使用者の望む照明制御が実現可能と
なる。
【0015】請求項4の発明は、請求項1の発明におい
て、補正手段が、制御信号に基づいて送受信部で制御信
号を受信してから光源の光量を変化させるまでの時間を
次段の照明器具よりも遅らせるとともに送受信部で制御
信号を受信してから光源の光量を変化させるまでの時間
を前段の照明器具よりも早めて成ることを特徴とし、制
御信号を受信する順番が早い照明器具ほど制御信号を受
信してから光源の光量を変化させるまでの時間が遅れる
とともに、制御信号を受信する順番が遅い照明器具ほど
制御信号を受信してから光源の光量を変化させるまでの
時間が早まることになるから、最後に制御信号を受信し
た照明器具が光源の光量を変化させるタイミングに合わ
せて他の全ての照明器具で光源の光量を変化させること
ができ、従来のシステム構成を変更することなく、多数
の光源の光量を略同時に変化させて使用者の望む照明制
御が実現可能となる。
【0016】請求項5の発明は、上記目的を達成するた
めに、信号線に対してバス接続された複数台の照明器具
と、信号線に接続された各照明器具に対して制御信号を
送信する制御装置と、信号線に送り配線されて制御信号
を中継する1乃至複数台の中継器とを備え、照明器具
は、光源と、光源に電力を供給して点灯する点灯回路部
と、信号線を介して制御信号を受信する受信部と、制御
信号に基づいて点灯回路部から光源へ供給される電力を
可変させて光源を点灯・消灯並びに調光する器具制御部
とを具備する照明システムにおいて、個々の照明器具の
間で制御信号の送受信に伴って生じる光源の光量変化の
タイミングのずれを補正する補正手段を備えたことを特
徴とし、各照明器具が具備する光源の光量を一斉に変化
させる場合に補正手段によって光源の光量変化のタイミ
ングのずれが補正され、従来のシステム構成を変更する
ことなく、多数の光源の光量を略同時に変化させて使用
者の望む照明制御が実現可能となる。
【0017】請求項6の発明は、請求項5の発明におい
て、補正手段が、制御信号に基づいて中継器の送受信部
で制御信号を受信してから照明器具に制御信号を送信す
るまでの時間を次段の中継器よりも遅らせて成ることを
特徴とし、制御信号を受信する順番が早い照明器具ほど
制御信号を受信してから光源の光量を変化させるまでの
時間が遅れることになるから、最後に制御信号を受信し
た照明器具が光源の光量を変化させるタイミングに合わ
せて他の全ての照明器具で光源の光量を変化させること
ができ、従来のシステム構成を変更することなく、多数
の光源の光量を略同時に変化させて使用者の望む照明制
御が実現可能となる。
【0018】請求項7の発明は、請求項5の発明におい
て、補正手段が、制御信号に基づいて中継器の送受信部
で制御信号を送信してから照明器具に制御信号を送信す
るまでの時間を前段の中継器よりも早めて成ることを特
徴とし、制御信号を受信する順番が遅い照明器具ほど制
御信号を受信してから光源の光量を変化させるまでの時
間が早まることになるから、最後に制御信号を受信した
照明器具が光源の光量を変化させるタイミングに合わせ
て他の全ての照明器具で光源の光量を変化させることが
でき、従来のシステム構成を変更することなく、多数の
光源の光量を略同時に変化させて使用者の望む照明制御
が実現可能となる。
【0019】請求項8の発明は、請求項5の発明におい
て、補正手段が、制御信号に基づいて中継器の送受信部
で制御信号を受信してから照明器具に制御信号を送信す
るまでの時間を次段の中継器よりも遅らせるとともに中
継器の送受信部で制御信号を送信してから照明器具に制
御信号を送信するまでの時間を前段の中継器よりも早め
て成ることを特徴とし、制御信号を受信する順番が早い
照明器具ほど制御信号を受信してから光源の光量を変化
させるまでの時間が遅れるとともに、制御信号を受信す
る順番が遅い照明器具ほど制御信号を受信してから光源
の光量を変化させるまでの時間が早まることになるか
ら、最後に制御信号を受信した照明器具が光源の光量を
変化させるタイミングに合わせて他の全ての照明器具で
光源の光量を変化させることができ、従来のシステム構
成を変更することなく、多数の光源の光量を略同時に変
化させて使用者の望む照明制御が実現可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】(実施形態1)図1に示すように
本発明の実施形態1の照明システムは、2線式の信号線
Lsによって互いに送り配線された複数台の照明器具A
1,A2,A3と、信号線Lsで接続された各照明器具
A1〜A3に対して制御信号を送信する制御装置CTと
を備えている。なお、制御装置CTは操作スイッチやリ
モコン装置等の入力手段(図示せず)を使って使用者か
ら与えられる指示に従って、図3に示すようなフォーマ
ットの制御信号を信号線Lsに送信するものであり、従
来周知の技術を用いて構成可能であるから詳しい構成に
ついての図示並びに説明は省略する。ここで、制御信号
はコマンド部と2種類のデータ部とで構成され、コマン
ド部には点灯や消灯あるいは調光などの命令が含まれ、
第1のデータ部には光源D1…の光量を指示する調光比
などのデータが含まれるとともに、第2のデータ部には
信号線Lsに接続されてシステムを構成する照明器具A
1〜A3の台数(本実施形態では3台)に関するデータ
が含まれる。
【0021】一方、照明器具A1…は、図2に示すよう
に白熱灯や蛍光灯のような光源D1…と、光源D1…に
電力を供給して点灯する点灯回路部1と、信号線Lsを
介して制御信号を送受信する送受信部2と、マイコンを
主構成要素とし、制御信号に基づいて点灯回路部1から
光源D1…へ供給される電力を可変させて光源D1…を
点灯・消灯並びに調光する器具制御部3とを具備してい
る。器具制御部3では、送受信部2で受信した制御信号
の解析やデータチェック等を行った後、送受信部2から
信号線Lsを介して次段の照明器具A2…に送信する。
ここで、照明器具A1…において制御信号を受信してか
ら送信するまでに要する時間を遅延時間TDと定義す
る。
【0022】次に、全ての照明器具A1〜A3の光源D
1〜D3が消灯している状態から、制御装置CTより送
信される制御信号によって一斉に全ての光源D1〜D3
を点灯させる場合の動作を、図4のタイムチャートを参
照して説明する。
【0023】全ての光源D1〜D3を点灯させる命令を
コマンド部に含むとともに、調光比を100%(全点
灯)とするデータを第1のデータ部に含み、且つシステ
ム内に含まれる照明器具A1〜A3の総台数(=3)の
データを第2のデータ部に含む制御信号が、制御装置C
Tから信号線Lsに送出されると、まず信号線Lsで制
御装置CTに直接接続されている照明器具A1が上記制
御信号を受信する。この照明器具A1の器具制御部3で
は、受信した制御信号の解析やデータチェック等を行
い、第2のデータ部に含まれるデータ値を1だけ減算し
た値(=2)に更新して送受信部2から信号線Lsに送
出させる。このとき、照明器具A1が制御信号を受信し
てから信号線Lsに制御信号を送出するまでに要する時
間が上記遅延時間TDである。また、照明器具A1の器
具制御部3は、制御信号の受信が完了しても直ぐには光
源D1の光量を変化させず、受信した制御信号の第2の
データ部の値(=3)から計算で求められる補正時間T
X1(=(第2のデータ部の値−1)×TD=2TD)
だけ遅らせてから、点灯回路部1を制御して光源D1を
全点灯させる。
【0024】一方、照明器具A1から送信された制御信
号は、信号線Lsを介して照明器具A1に送り配線され
た照明器具A2で受信される。この照明器具A2の器具
制御部3では、受信した制御信号の解析やデータチェッ
ク等を行い、第2のデータ部に含まれるデータ値を1だ
け減算した値(=1)に更新して送受信部2から信号線
Lsに送出させるとともに、制御信号の受信が完了した
後、受信した制御信号の第2のデータ部の値(=2)よ
り計算で求められる補正時間TX2(=(第2のデータ
部の値−1)×TD=TD)だけ遅らせてから、点灯回
路部1を制御して光源D2を全点灯させる。
【0025】さらに、照明器具A2から送信された制御
信号は、信号線Lsを介して照明器具A2に送り配線さ
れた照明器具A3で受信される。この照明器具A3の器
具制御部3では、制御信号の受信が完了した後、受信し
た制御信号の第2のデータ部の値(=1)より補正時間
TX3(=(第2のデータ部の値−1)×TD=0)を
計算し、補正時間TX3の値がゼロであることから直ち
に点灯回路部1を制御して光源D3を全点灯させる。
【0026】而して、各照明器具A1〜A3において
は、制御信号を受信する順番が早いほど、制御信号の受
信を完了してから実際に光源D1〜D3の光量を変化さ
せる(全点灯させる)までの補正時間TX1〜TX3が
長くなり、その結果、光源D1〜D3の光量が変化する
タイミングが略一致し、全ての光源D1〜D3がばらつ
くことなく一斉に(略同時に)全点灯する。つまり、本
実施形態においては各照明器具A1〜A3の器具制御部
3が補正手段を構成している。
【0027】上述のように本実施形態では、補正手段た
る各照明器具A1〜A3の器具制御部3が、制御信号に
基づいて送受信部2で制御信号を受信してから光源D1
〜D3の光量を変化させるまでの時間を次段の照明器具
A1…よりも遅らせているので、制御信号を受信する順
番が早い照明器具A1…ほど制御信号を受信してから光
源D1…の光量を変化させるまでの時間が遅れることに
なり、最後に制御信号を受信した照明器具A3が光源D
3の光量を変化させるタイミングに合わせて他の全ての
照明器具A1,A2で光源D1,D2の光量を変化させ
ることができ、同期信号を用いることなく、且つ従来の
システム構成を変更することなしに多数の光源D1…の
光量を略同時に変化させて使用者の望む照明制御が実現
可能となる。
【0028】なお、補正時間TX1…を計算するための
データとして、システムに含まれる照明器具A1…の総
台数を第2のデータ部に含むようにしているが、例えば
照明器具A1〜A3間で制御信号が送信される回数を第
2のデータ部に含むようにすれば、各照明器具A1〜A
3における補正時間TX1〜TX3(=第2のデータ部
の値×TD)で求めることができる。
【0029】(実施形態2)本実施形態の基本的な構成
は実施形態1と共通であるから図示並びに説明は省略す
る。本実施形態は、補正手段たる各照明器具A1〜A3
の器具制御部3が、制御信号に基づいて送受信部2で制
御信号を受信してから光源D1〜D3の光量を変化させ
るまでの時間を前段の照明器具A1,A2よりも早める
ようにした点に特徴がある。
【0030】次に、全ての照明器具A1〜A3の光源D
1〜D3が消灯している状態から、制御装置CTより送
信される制御信号によって一斉に全ての光源D1〜D3
を点灯させる場合の動作を、図5のタイムチャートを参
照して説明する。
【0031】ここで、各照明器具A1〜A3の器具制御
部3では、制御信号を受信してから点灯回路部2を制御
して光源D1〜D3の光量を変化させるまでに所定の待
機時間を待ってから行っており、この待機時間のデフォ
ルト値をTWとする。また、上記のように全ての光源D
1〜D3を一斉に全点灯する場合に制御装置CTから送
信される制御信号は、全ての光源D1〜D3を点灯させ
る命令をコマンド部に含むとともに、調光比を100%
(全点灯)とするデータを第1のデータ部に含み、且つ
初期値を0とする補正データを第2のデータ部に含むも
のである。
【0032】このような制御信号が制御装置CTから信
号線Lsに送出されると、まず信号線Lsで制御装置C
Tに直接接続されている照明器具A1が上記制御信号を
受信する。この照明器具A1の器具制御部3では、受信
した制御信号の解析やデータチェック等を行い、第2の
データ部に含まれるデータ値を1だけ加算した値(=
1)に更新して送受信部2から信号線Lsに送出させ
る。このとき、照明器具A1が制御信号を受信してから
信号線Lsに制御信号を送出するまでに要する時間が上
記遅延時間TDである。また、照明器具A1の器具制御
部3は、制御信号の受信が完了しても直ぐには光源D1
の光量を変化させず、受信した制御信号の第2のデータ
部の値(=0)から計算で求められる待機時間TY1
(=TW−第2のデータ部の値×TD=TW)だけ待機
してから、点灯回路部1を制御して光源D1を全点灯さ
せる。
【0033】一方、照明器具A1から送信された制御信
号は、信号線Lsを介して照明器具A1に送り配線され
た照明器具A2で受信される。この照明器具A2の器具
制御部3では、受信した制御信号の解析やデータチェッ
ク等を行い、第2のデータ部に含まれるデータ値を1だ
け加算した値(=2)に更新して送受信部2から信号線
Lsに送出させるとともに、制御信号の受信が完了した
後、受信した制御信号の第2のデータ部の値(=1)よ
り計算で求められる待機時間TY2(=TW−第2のデ
ータ部の値×TD=TW−TD)だけ待機してから、点
灯回路部1を制御して光源D2を全点灯させる。すなわ
ち、2台目の照明器具A2の待機時間TY2が1台目の
照明器具A1の待機時間TY1よりも短くなる。
【0034】さらに、照明器具A2から送信された制御
信号は、信号線Lsを介して照明器具A2に送り配線さ
れた照明器具A3で受信される。この照明器具A3の器
具制御部3では、制御信号の受信が完了した後、受信し
た制御信号の第2のデータ部の値(=2)より計算で求
められる待機時間TY3(=TW−第2のデータ部の値
×TD=TW−2TD)だけ待機してから、点灯回路部
1を制御して光源D3を全点灯させる。すなわち、3台
目の照明器具A3の待機時間TY3が2台目の照明器具
A2の待機時間TY2よりも短くなる。
【0035】而して、各照明器具A1〜A3において
は、制御信号を受信する順番が遅いほど、制御信号の受
信を完了してから実際に光源D1〜D3の光量を変化さ
せる(全点灯させる)までの待機時間TY1〜TY3が
短くなり、その結果、光源D1〜D3の光量が変化する
タイミングが略一致し、全ての光源D1〜D3がばらつ
くことなく一斉に(略同時に)全点灯する。但し、本実
施形態の場合ではTW>2TDの関係が成立するように
待機時間のデフォルト値TWが設定してある。
【0036】上述のように本実施形態では、補正手段た
る各照明器具A1〜A3の器具制御部3が、制御信号に
基づいて送受信部2で制御信号を受信してから光源D1
〜D3の光量を変化させるまでの時間を前段の照明器具
A1…よりも早めているので、制御信号を受信する順番
が遅い照明器具A2,A3ほど制御信号を受信してから
光源D1…の光量を変化させるまでの時間が早まること
になり、最後に制御信号を受信した照明器具A3が光源
D3の光量を変化させるタイミングに合わせて他の全て
の照明器具A1,A2で光源D1,D2の光量を変化さ
せることができ、従来のシステム構成を変更することな
く、多数の光源D1…の光量を略同時に変化させて使用
者の望む照明制御が実現可能となる。
【0037】(実施形態3)本実施形態の基本的な構成
は実施形態1と共通であるから図示並びに説明は省略す
る。本実施形態は、実施形態1と実施形態2を組み合わ
せ、補正手段たる各照明器具A1〜A3の器具制御部3
が、制御信号に基づいて送受信部2で制御信号を受信し
てから光源D1〜D3の光量を変化させるまでの時間を
次段の照明器具A2,A3よりも遅らせるとともに、制
御信号に基づいて送受信部2で制御信号を受信してから
光源D1〜D3の光量を変化させるまでの時間を前段の
照明器具A1,A2よりも早めるようにした点に特徴が
ある。
【0038】次に、全ての照明器具A1〜A3の光源D
1〜D3が消灯している状態から、制御装置CTより送
信される制御信号によって一斉に全ての光源D1〜D3
を点灯させる場合の動作を、図6のタイムチャートを参
照して説明する。
【0039】ここで、各照明器具A1〜A3の器具制御
部3では、実施形態2と同様に制御信号を受信してから
点灯回路部2を制御して光源D1〜D3の光量を変化さ
せるまでに所定の待機時間を待ってから行っており、こ
の待機時間のデフォルト値をTWとする。また、上記の
ように全ての光源D1〜D3を一斉に全点灯する場合に
制御装置CTから送信される制御信号は、全ての光源D
1〜D3を点灯させる命令をコマンド部に含むととも
に、調光比を100%(全点灯)とするデータを第1の
データ部に含み、且つシステム内における制御信号の送
り回数(照明器具の台数−1)よりも少ない値を初期値
(本実施形態では“1”)とする補正データを第2のデ
ータ部に含むものである。
【0040】このような制御信号が制御装置CTから信
号線Lsに送出されると、まず信号線Lsで制御装置C
Tに直接接続されている照明器具A1が上記制御信号を
受信する。この照明器具A1の器具制御部3では、受信
した制御信号の解析やデータチェック等を行い、第2の
データ部に含まれるデータ値を1だけ減算した値(=
0)に更新して送受信部2から信号線Lsに送出させ
る。このとき、照明器具A1が制御信号を受信してから
信号線Lsに制御信号を送出するまでに要する時間が上
記遅延時間TDである。また、照明器具A1の器具制御
部3は、制御信号の受信が完了しても直ぐには光源D1
の光量を変化させず、受信した制御信号の第2のデータ
部の値(=1)から計算で求められる待機時間TZ1
(=TW+第2のデータ部の値×TD=TW+TD)だ
け待機してから、点灯回路部1を制御して光源D1を全
点灯させる。つまり、照明器具A1においては、制御信
号を受信して光源D1の光量を変化させるまでにデフォ
ルト値TWよりも長い待機時間TZ1を待機することに
なる。
【0041】一方、照明器具A1から送信された制御信
号は、信号線Lsを介して照明器具A1に送り配線され
た照明器具A2で受信される。この照明器具A2の器具
制御部3では、受信した制御信号の解析やデータチェッ
ク等を行い、第2のデータ部に含まれるデータ値を1だ
け減算した値(=−1)に更新して送受信部2から信号
線Lsに送出させるとともに、制御信号の受信が完了し
た後、受信した制御信号の第2のデータ部の値(=0)
より計算で求められる待機時間TZ2(=TW+第2の
データ部の値×TD=TW)だけ待機してから、点灯回
路部1を制御して光源D2を全点灯させる。すなわち、
2台目の照明器具A2の待機時間TZ2がデフォルト値
TWとなり、1台目の照明器具A1の待機時間TZ1よ
りも短くなる。
【0042】さらに、照明器具A2から送信された制御
信号は、信号線Lsを介して照明器具A2に送り配線さ
れた照明器具A3で受信される。この照明器具A3の器
具制御部3では、制御信号の受信が完了した後、受信し
た制御信号の第2のデータ部の値(=−1)より計算で
求められる待機時間TZ3(=TW+第2のデータ部の
値×TD=TW−TD)だけ待機してから、点灯回路部
1を制御して光源D3を全点灯させる。すなわち、3台
目の照明器具A3の待機時間TZ3がデフォルト値TW
よりも短くなり、且つ2台目の照明器具A2の待機時間
TZ2よりも短くなる。
【0043】而して、各照明器具A1〜A3において
は、制御信号を受信する順番が遅いほど制御信号の受信
を完了してから実際に光源D1〜D3の光量を変化させ
るまでの待機時間TZ1〜TZ3が短くなるため、制御
信号を受信する順番が早いほど制御信号の受信を完了し
てから実際に光源D1〜D3の光量を変化させるまでの
時間が長くなる。その結果、光源D1〜D3の光量が変
化するタイミングが略一致し、全ての光源D1〜D3が
ばらつくことなく一斉に(略同時に)全点灯する。但
し、本実施形態の場合ではTW>TDの関係が成立する
ように待機時間のデフォルト値TWが設定してある。
【0044】上述のように本実施形態では、補正手段た
る各照明器具A1〜A3の器具制御部3が、制御信号に
基づいて送受信部2で制御信号を受信してから光源D1
〜D3の光量を変化させるまでの待機時間TZを制御信
号の送り回数に応じて増減しているので、制御信号を受
信する順番が遅い照明器具A2,A3ほど制御信号を受
信してから光源D1…の光量を変化させるまでの待機時
間TZ2,TZ3が早まることになり、最後に制御信号
を受信した照明器具A3が光源D3の光量を変化させる
タイミングに合わせて他の全ての照明器具A1,A2で
光源D1,D2の光量を変化させることができ、従来の
システム構成を変更することなく、多数の光源D1…の
光量を略同時に変化させて使用者の望む照明制御が実現
可能となる。
【0045】(実施形態4)図7に示すように本発明の
実施形態4の照明システムは、実施形態1〜3で説明し
た制御装置CTに2線式の信号線Lsによってバス接続
された複数台の照明器具A1〜A6と、信号線Lsの途
中に設けられて互いに送り配線された中継器B1,B2
とを備えている。照明器具A1…は、図8に示すように
実施形態1〜3とほぼ同様の構成を有し、光源D1…
と、光源D1…に電力を供給して点灯する点灯回路部1
と、信号線Lsを介して制御信号を受信する受信部4
と、マイコンを主構成要素とし、制御信号に基づいて点
灯回路部1から光源D1…へ供給される電力を可変させ
て光源D1…を点灯・消灯並びに調光する器具制御部3
とを具備している。
【0046】一方、中継器B1…は、図9に示すように
信号線Lsを介して制御信号を送受信する送受信部10
と、マイコンを主構成要素とし、受信した制御信号の解
析やデータチェック等を行った後に送受信部10から信
号線Lsに制御信号を送出させる中継器制御部11とを
具備している。ここで、中継器B1,B2において制御
信号を受信してから送信するまでに要する時間を遅延時
間TDと定義する。
【0047】次に、全ての照明器具A1〜A6の光源D
1〜D6が消灯している状態から、制御装置CTより送
信される制御信号によって一斉に全ての光源D1〜D6
を点灯させる場合の動作を、図10のタイムチャートを
参照して説明する。
【0048】全ての光源D1〜D6を点灯させる命令を
コマンド部に含むとともに、調光比を100%(全点
灯)とするデータを第1のデータ部に含み、且つシステ
ム内における制御信号の送信回数(システム中に含まれ
る中継器B1,B2の総台数)のデータ(=2)を第2
のデータ部に含む制御信号が、制御装置CTから信号線
Lsに送出されると、まず制御装置CTと1台目の中継
器B1との間で信号線Lsにバス接続されている2台の
照明器具A1,A2が上記制御信号を略同時に受信す
る。これらの照明器具A1,A2の器具制御部3では、
制御信号の受信が完了しても直ぐには光源D1,D2の
光量を変化させず、受信した制御信号の第2のデータ部
の値(=2)から計算で求められる補正時間TS1(=
第2のデータ部の値×TD=2TD)だけ遅らせてか
ら、点灯回路部1を制御して光源D1,D2を全点灯さ
せる。
【0049】一方、1台目の中継器B1が制御信号を受
信すると、この中継器B1の中継器制御部11では、受
信した制御信号の解析やデータチェック等を行い、第2
のデータ部に含まれるデータ値を1だけ減算した値(=
1)に更新して送受信部10から信号線Lsに送出させ
る。このとき、中継器B1が制御信号を受信してから信
号線Lsに制御信号を送出するまでに要する時間が上記
遅延時間TDである。
【0050】そして、中継器B1から送信された制御信
号は、2台目の中継器B2との間で信号線Lsにバス接
続された2台の照明器具A3,A4で受信される。これ
らの照明器具A3,A4の器具制御部3では、制御信号
の受信が完了しても直ぐには光源D3,D4の光量を変
化させず、受信した制御信号の第2のデータ部の値(=
1)から計算で求められる補正時間TS2(=第2のデ
ータ部の値×TD=TD)だけ遅らせてから、点灯回路
部1を制御して光源D3,D4を全点灯させる。
【0051】さらに2台目の中継器B2が制御信号を受
信すると、この中継器B2の中継器制御部11では、受
信した制御信号の解析やデータチェック等を行い、第2
のデータ部に含まれるデータ値を1だけ減算した値(=
0)に更新して送受信部10から信号線Lsに送出させ
る。
【0052】そして、中継器B2から送信された制御信
号は、2台目の中継器B2に送り配線された信号線Ls
にバス接続された2台の照明器具A5,A6で受信され
る。これらの照明器具A5,A6の器具制御部3では、
制御信号の受信が完了した後、受信した制御信号の第2
のデータ部の値(=0)より補正時間TS3(=第2の
データ部の値×TD=0)を計算し、補正時間TS3の
値がゼロであることから直ちに点灯回路部1を制御して
光源D5,D6を全点灯させる。
【0053】而して、各照明器具A1〜A6において
は、制御信号を受信する順番が早いほど、制御信号の受
信を完了してから実際に光源D1〜D6の光量を変化さ
せる(全点灯させる)までの補正時間TS1〜TS3が
長くなり、その結果、光源D1〜D6の光量が変化する
タイミングが略一致し、全ての光源D1〜D6がばらつ
くことなく一斉に(略同時に)全点灯させることがで
き、従来のシステム構成を変更することなく、多数の光
源D1…の光量を略同時に変化させて使用者の望む照明
制御が実現可能となる。つまり、本実施形態においては
各照明器具A1〜A6の器具制御部3並びに中継器B
1,B2の中継器制御部11が補正手段を構成してい
る。
【0054】なお、制御信号の第2のデータ部に含むデ
ータの値及び各中継器B1,B2の中継器制御部11に
おける制御信号に対する処理を、それぞれ実施形態2や
実施形態3の照明器具A1…における器具制御部3の処
理と一致させることにより、実施形態2と同様に各照明
器具A1〜A6において送受信部2で制御信号を受信し
てから光源D1〜D6の光量を変化させるまでの時間を
前段の照明器具A1…よりも早めたり、あるいは実施形
態3と同様に各照明器具A1〜A6において送受信部2
で制御信号を受信してから光源D1〜D6の光量を変化
させるまでの待機時間を制御信号の送り回数に応じて増
減するようにしても同様の効果を奏することが可能であ
る。
【0055】(実施形態5)図11に示すように本発明
の実施形態5の照明システムは、実施形態1〜3で説明
した制御装置CTに2線式の信号線Lsによって送り配
線された複数台の中継器B1〜B3と、各中継器B1〜
B3に対して信号線Lxによりバス接続された複数台の
照明器具A1〜A6とを備えている。すなわち、本実施
形態においては、全ての照明器具A1〜A6が中継器B
1〜B3から制御信号を受信している点が実施形態4と
異なっている。
【0056】照明器具A1…は実施形態4と同様の構成
を有し、光源D1…と、光源D1…に電力を供給して点
灯する点灯回路部1と、信号線Lxを介して制御信号を
受信する受信部4と、マイコンを主構成要素とし、制御
信号に基づいて点灯回路部1から光源D1…へ供給され
る電力を可変させて光源D1…を点灯・消灯並びに調光
する器具制御部3とを具備している。
【0057】一方、中継器B1…は、図12に示すよう
に送り配線された信号線Lsを介して制御装置CT又は
他の中継器B2,B3と制御信号を送受信するとともに
信号線Lxを介して照明器具A1…に制御信号を送信す
る送受信部12と、マイコンを主構成要素とし、受信し
た制御信号の解析やデータチェック等を行った後に送受
信部12から信号線Ls,Lxに制御信号を送出させる
中継器制御部13とを具備している。ここで、中継器B
1〜B3において信号線Lsを介して制御信号を受信し
てから送信するまでに要する時間を遅延時間TDと定義
する。
【0058】次に、全ての照明器具A1〜A6の光源D
1〜D6が消灯している状態から、制御装置CTより送
信される制御信号によって一斉に全ての光源D1〜D6
を点灯させる場合の動作を、図13のタイムチャートを
参照して説明する。
【0059】全ての光源D1〜D6を点灯させる命令を
コマンド部に含むとともに、調光比を100%(全点
灯)とするデータを第1のデータ部に含み、且つシステ
ム中に含まれる中継器B1〜B3の総台数のデータ(=
3)を第2のデータ部に含む制御信号が、制御装置CT
から信号線Lsに送出されると、まず信号線Lsによっ
て制御装置CTと直接接続されている1台目の中継器B
1に受信される。この中継器B1の中継器制御部13で
は、受信した制御信号の解析やデータチェック等を行
い、第2のデータ部に含まれるデータ値を1だけ減算し
た値(=2)に更新して送受信部12から信号線Lsに
送出させる。このとき、中継器B1が制御信号を受信し
てから信号線Lsに制御信号を送出するまでに要する時
間が上記遅延時間TDである。さらに中継器制御部13
は、受信した制御信号の第2のデータ部の値(=3)か
ら計算で求められる補正時間TR1(=第2のデータ部
の値×TD=3TD)だけ遅らせてから、送受信部12
により上記制御信号を信号線Lxに送出させる。
【0060】一方、信号線Lxにバス接続された2台の
照明器具A1,A2が中継器B1からの上記制御信号を
略同時に受信する。これらの照明器具A1,A2の器具
制御部3では、制御信号の受信が完了すれば、直ちに点
灯回路部1を制御して光源D1,D2を全点灯させる。
【0061】そして、2台目の中継器B2が信号線Ls
を介して制御信号を受信すると、この中継器B2の中継
器制御部13では、受信した制御信号の解析やデータチ
ェック等を行い、第2のデータ部に含まれるデータ値を
1だけ減算した値(=1)に更新して送受信部10から
信号線Lsに送出させる。さらに中継器制御部13は、
受信した制御信号の第2のデータ部の値(=2)から計
算で求められる補正時間TR2(=第2のデータ部の値
×TD=2TD)だけ遅らせてから、送受信部12によ
り上記制御信号を信号線Lxに送出させる。
【0062】一方、信号線Lxにバス接続された2台の
照明器具A3,A4が中継器B2からの上記制御信号を
略同時に受信する。これらの照明器具A3,A4の器具
制御部3では、制御信号の受信が完了すれば、直ちに点
灯回路部1を制御して光源D1,D2を全点灯させる。
【0063】そして、3台目の中継器B3が信号線Ls
を介して制御信号を受信すると、この中継器B3の中継
器制御部13では、受信した制御信号の第2のデータ部
の値(=1)から計算で求められる補正時間TR3(=
第2のデータ部の値×TD=TD)だけ遅らせてから、
送受信部12により上記制御信号を信号線Lxに送出さ
せる。
【0064】一方、信号線Lxにバス接続された2台の
照明器具A5,A6が中継器B3からの上記制御信号を
略同時に受信する。これらの照明器具A5,A6の器具
制御部3では、制御信号の受信が完了すれば、直ちに点
灯回路部1を制御して光源D1,D2を全点灯させる。
【0065】而して、各中継器B1〜B3においては、
信号線Lsを介して制御信号を受信する順番が早いほど
信号線Lxを介して各照明器具A1…に制御信号を送信
するタイミングを遅らせているので、各照明器具A1〜
A6において光源D1〜D6の光量が変化するタイミン
グが略一致し、全ての光源D1〜D6がばらつくことな
く一斉に(略同時に)全点灯させることができ、従来の
システム構成を変更することなく、多数の光源D1…の
光量を略同時に変化させて使用者の望む照明制御が実現
可能となる。つまり、本実施形態においては各中継器B
1〜B3の中継器制御部13が補正手段を構成してい
る。
【0066】ここで、本実施形態では、実施形態4とは
異なって各照明器具A1〜A6に制御信号を送信する機
能が不要であり、また制御信号を受信してから光源D1
〜D6の光量を変化させるまでにタイムラグを設ける必
要がないことから、回路構成や器具制御部3の内部処理
が極めて簡素化できるという利点がある。なお、制御信
号の第2のデータ部に含むデータの値及び各中継器B1
〜B3の中継器制御部13における制御信号に対する処
理を、それぞれ実施形態2や実施形態3の照明器具A1
…における器具制御部3の処理と一致させることによっ
ても、同様の効果を奏することが可能である。
【0067】また、信号線Lxを介して中継器B1…か
ら照明器具A1…に送信される制御信号が、信号線Ls
を介して中継器B1…間で送受信される制御信号と同じ
ものである必要はなく、例えば中継器B1…から照明器
具A1…に送信される制御信号には、図16に示すよう
にコマンド部とデータ部(調光比のデータを含む)で構
成されるものを用いても良い。
【0068】なお、上記実施形態1〜5においては、全
ての光源D1…を消灯状態から全点灯させる場合の動作
を例示したが、全点灯状態から一斉に消灯したり、ある
いは消灯状態から所定の調光比(例えば、50%)に一
斉に調光点灯させるというように、光源D1…の光量を
一斉に変化させる場合について同様の効果を奏すること
ができる。また、制御信号についても実施形態のフォー
マットや構成に限定されず、上述の各実施形態の動作が
可能で有ればどのようなものであっても良い。さらに、
制御信号の受信から送信までに要する遅延時間TDの
値、並びに制御信号の受信完了から光源D1…の光量変
化までに要する時間として許容される最大値TWについ
ては、予め照明器具A1…に設定することも可能である
し、あるいは制御装置CTから送られる制御信号によっ
て設定しても良いし、さらには照明器具A1…において
それらの値を計測するようにしても良い。
【0069】また、上記実施形態1〜5においては各照
明器具A1…が具備する光源D1…の数を1つとしてい
るが、これに限定されるものではなく複数であっても良
い。さらにシステムを構成する照明器具A1…や中継器
B1…の台数も実施形態に限定する趣旨ではなく、何台
であっても良い。
【0070】
【発明の効果】請求項1の発明は、信号線によって互い
に送り配線された複数台の照明器具と、信号線で接続さ
れた各照明器具に対して制御信号を送信する制御装置と
を備えた照明システムにおいて、照明器具は、光源と、
光源に電力を供給して点灯する点灯回路部と、信号線を
介して制御信号を送受信する送受信部と、制御信号に基
づいて点灯回路部から光源へ供給される電力を可変させ
て光源を点灯・消灯並びに調光する器具制御部と、他の
照明器具との間で制御信号の送受信に伴って生じる光源
の光量変化のタイミングのずれを補正する補正手段とを
具備するので、各照明器具が具備する光源の光量を一斉
に変化させる場合に補正手段によって光源の光量変化の
タイミングのずれが補正され、従来のシステム構成を変
更することなく、多数の光源の光量を略同時に変化させ
て使用者の望む照明制御が実現可能となるという効果が
ある。
【0071】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、補正手段が、制御信号に基づいて送受信部で制御信
号を受信してから光源の光量を変化させるまでの時間を
次段の照明器具よりも遅らせて成るので、制御信号を受
信する順番が早い照明器具ほど制御信号を受信してから
光源の光量を変化させるまでの時間が遅れることにな
り、最後に制御信号を受信した照明器具が光源の光量を
変化させるタイミングに合わせて他の全ての照明器具で
光源の光量を変化させることができ、従来のシステム構
成を変更することなく、多数の光源の光量を略同時に変
化させて使用者の望む照明制御が実現可能となるという
効果がある。
【0072】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、補正手段が、制御信号に基づいて送受信部で制御信
号を受信してから光源の光量を変化させるまでの時間を
前段の照明器具よりも早めて成るので、制御信号を受信
する順番が遅い照明器具ほど制御信号を受信してから光
源の光量を変化させるまでの時間が早まることになり、
最後に制御信号を受信した照明器具が光源の光量を変化
させるタイミングに合わせて他の全ての照明器具で光源
の光量を変化させることができ、従来のシステム構成を
変更することなく、多数の光源の光量を略同時に変化さ
せて使用者の望む照明制御が実現可能となるという効果
がある。
【0073】請求項4の発明は、請求項1の発明におい
て、補正手段が、制御信号に基づいて送受信部で制御信
号を受信してから光源の光量を変化させるまでの時間を
次段の照明器具よりも遅らせるとともに送受信部で制御
信号を受信してから光源の光量を変化させるまでの時間
を前段の照明器具よりも早めて成るので、制御信号を受
信する順番が早い照明器具ほど制御信号を受信してから
光源の光量を変化させるまでの時間が遅れるとともに、
制御信号を受信する順番が遅い照明器具ほど制御信号を
受信してから光源の光量を変化させるまでの時間が早ま
ることになり、最後に制御信号を受信した照明器具が光
源の光量を変化させるタイミングに合わせて他の全ての
照明器具で光源の光量を変化させることができ、従来の
システム構成を変更することなく、多数の光源の光量を
略同時に変化させて使用者の望む照明制御が実現可能と
なるという効果がある。
【0074】請求項5の発明は、信号線に対してバス接
続された複数台の照明器具と、信号線に接続された各照
明器具に対して制御信号を送信する制御装置と、信号線
に送り配線されて制御信号を中継する1乃至複数台の中
継器とを備え、照明器具は、光源と、光源に電力を供給
して点灯する点灯回路部と、信号線を介して制御信号を
受信する受信部と、制御信号に基づいて点灯回路部から
光源へ供給される電力を可変させて光源を点灯・消灯並
びに調光する器具制御部とを具備する照明システムにお
いて、個々の照明器具の間で制御信号の送受信に伴って
生じる光源の光量変化のタイミングのずれを補正する補
正手段を備えたので、各照明器具が具備する光源の光量
を一斉に変化させる場合に補正手段によって光源の光量
変化のタイミングのずれが補正され、従来のシステム構
成を変更することなく、多数の光源の光量を略同時に変
化させて使用者の望む照明制御が実現可能となるという
効果がある。
【0075】請求項6の発明は、請求項5の発明におい
て、補正手段が、制御信号に基づいて中継器の送受信部
で制御信号を受信してから照明器具に制御信号を送信す
るまでの時間を次段の中継器よりも遅らせて成るので、
制御信号を受信する順番が早い照明器具ほど制御信号を
受信してから光源の光量を変化させるまでの時間が遅れ
ることになり、最後に制御信号を受信した照明器具が光
源の光量を変化させるタイミングに合わせて他の全ての
照明器具で光源の光量を変化させることができ、従来の
システム構成を変更することなく、多数の光源の光量を
略同時に変化させて使用者の望む照明制御が実現可能と
なるという効果がある。
【0076】請求項7の発明は、請求項5の発明におい
て、補正手段が、制御信号に基づいて中継器の送受信部
で制御信号を送信してから照明器具に制御信号を送信す
るまでの時間を前段の中継器よりも早めて成るので、制
御信号を受信する順番が遅い照明器具ほど制御信号を受
信してから光源の光量を変化させるまでの時間が早まる
ことになり、最後に制御信号を受信した照明器具が光源
の光量を変化させるタイミングに合わせて他の全ての照
明器具で光源の光量を変化させることができ、従来のシ
ステム構成を変更することなく、多数の光源の光量を略
同時に変化させて使用者の望む照明制御が実現可能とな
るという効果がある。
【0077】請求項8の発明は、請求項5の発明におい
て、補正手段が、制御信号に基づいて中継器の送受信部
で制御信号を受信してから照明器具に制御信号を送信す
るまでの時間を次段の中継器よりも遅らせるとともに中
継器の送受信部で制御信号を送信してから照明器具に制
御信号を送信するまでの時間を前段の中継器よりも早め
て成るので、制御信号を受信する順番が早い照明器具ほ
ど制御信号を受信してから光源の光量を変化させるまで
の時間が遅れるとともに、制御信号を受信する順番が遅
い照明器具ほど制御信号を受信してから光源の光量を変
化させるまでの時間が早まることになり、最後に制御信
号を受信した照明器具が光源の光量を変化させるタイミ
ングに合わせて他の全ての照明器具で光源の光量を変化
させることができ、従来のシステム構成を変更すること
なく、多数の光源の光量を略同時に変化させて使用者の
望む照明制御が実現可能となるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1のシステム構成図である。
【図2】同上における照明器具のブロック図である。
【図3】同上における制御信号の説明図である。
【図4】同上の動作説明用のタイムチャートである。
【図5】実施形態2の動作説明用のタイムチャートであ
る。
【図6】実施形態3の動作説明用のタイムチャートであ
る。
【図7】実施形態4のシステム構成図である。
【図8】同上における照明器具のブロック図である。
【図9】同上における中継器のブロック図である。
【図10】同上の動作説明用のタイムチャートである。
【図11】実施形態5のシステム構成図である。
【図12】同上における中継器のブロック図である。
【図13】同上の動作説明用のタイムチャートである。
【図14】従来例のシステム構成図である。
【図15】他の従来例のシステム構成図である。
【図16】同上における制御信号の説明図である。
【図17】従来例の動作説明用のタイムチャートであ
る。
【図18】他の従来例の動作説明用のタイムチャートで
ある。
【符号の説明】
A1〜A3 照明器具 D1〜D3 光源 CT 制御装置 1 点灯回路部 2 送受信部 3 器具制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大川 将直 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 3K073 AA02 AA14 AA52 AA67 CC02 CC11 CC21 CE04 CE06 CE12 CG06 CG58 CH04 5K048 AA04 BA07 DA02 EB02 HA04 HA06

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号線によって互いに送り配線された複
    数台の照明器具と、信号線で接続された各照明器具に対
    して制御信号を送信する制御装置とを備えた照明システ
    ムにおいて、照明器具は、光源と、光源に電力を供給し
    て点灯する点灯回路部と、信号線を介して制御信号を送
    受信する送受信部と、制御信号に基づいて点灯回路部か
    ら光源へ供給される電力を可変させて光源を点灯・消灯
    並びに調光する器具制御部と、他の照明器具との間で制
    御信号の送受信に伴って生じる光源の光量変化のタイミ
    ングのずれを補正する補正手段とを具備することを特徴
    とする照明システム。
  2. 【請求項2】 補正手段は、制御信号に基づいて送受信
    部で制御信号を受信してから光源の光量を変化させるま
    での時間を次段の照明器具よりも遅らせて成ることを特
    徴とする請求項1記載の照明システム。
  3. 【請求項3】 補正手段は、制御信号に基づいて送受信
    部で制御信号を受信してから光源の光量を変化させるま
    での時間を前段の照明器具よりも早めて成ることを特徴
    とする請求項1記載の照明システム。
  4. 【請求項4】 補正手段は、制御信号に基づいて送受信
    部で制御信号を受信してから光源の光量を変化させるま
    での時間を次段の照明器具よりも遅らせるとともに送受
    信部で制御信号を受信してから光源の光量を変化させる
    までの時間を前段の照明器具よりも早めて成ることを特
    徴とする請求項1記載の照明システム。
  5. 【請求項5】 信号線に対してバス接続された複数台の
    照明器具と、信号線に接続された各照明器具に対して制
    御信号を送信する制御装置と、信号線に送り配線されて
    制御信号を中継する1乃至複数台の中継器とを備え、照
    明器具は、光源と、光源に電力を供給して点灯する点灯
    回路部と、信号線を介して制御信号を受信する受信部
    と、制御信号に基づいて点灯回路部から光源へ供給され
    る電力を可変させて光源を点灯・消灯並びに調光する器
    具制御部とを具備する照明システムにおいて、個々の照
    明器具の間で制御信号の送受信に伴って生じる光源の光
    量変化のタイミングのずれを補正する補正手段を備えた
    ことを特徴とする照明システム。
  6. 【請求項6】 補正手段は、制御信号に基づいて中継器
    の送受信部で制御信号を受信してから照明器具に制御信
    号を送信するまでの時間を次段の中継器よりも遅らせて
    成ることを特徴とする請求項5記載の照明システム。
  7. 【請求項7】 補正手段は、制御信号に基づいて中継器
    の送受信部で制御信号を受信してから照明器具に制御信
    号を送信するまでの時間を前段の中継器よりも早めて成
    ることを特徴とする請求項5記載の照明システム。
  8. 【請求項8】 補正手段は、制御信号に基づいて中継器
    の送受信部で制御信号を受信してから照明器具に制御信
    号を送信するまでの時間を次段の中継器よりも遅らせる
    とともに中継器の送受信部で制御信号を送信してから照
    明器具に制御信号を送信するまでの時間を前段の中継器
    よりも早めて成ることを特徴とする請求項5記載の照明
    システム。
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