JP5125313B2 - 調光制御システム - Google Patents

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Description

この発明は、劇場やスタジオなどの照明を制御する調光制御システムに関するものである。
従来、照明装置を調光制御する場合にはDMX512と称される制御信号が使用されており、調光装置がDMX512の制御信号を受けて複数の照明装置に対し調光制御を行う調光制御システム知られている(特許文献1参照)。
このような調光制御システムにおいては、調光操作卓等の調光操作装置を複数用いて制御信号を調光装置へ与えることがあり、一部の制御信号についてはミキサを介して制御信号の合成を行い、調光装置へ送信している。
ミキサを用いたシステムにあっては、調光操作装置から直接に調光装置へ到達する制御信号と、ミキサを介して到達する制御信号とがあり、調光操作装置側において同時操作に基づき送信されたにも拘わらず、到達時間がずれてしまい、意図する照明制御を行うことができない問題がある。また、ミキサを用いない場合にあっても、ランプの特性によって点灯制御開始から所望のレベルにて点灯がなされるまでの時間にばらつきがあり、意図する照明制御を行うことができないこともある。
上記の問題を解決するために、従来においては、制御可能なチャネル単位にディレイを考慮し、いわゆる仕込みを用いて調光レベルや時間の設定を行って記憶しておき、これをキューやエフェクトなどにより自動再生することにより対応していた。
しかしながら、仕込みによるディレイの設定は多くの時間が必要である上に、制御可能なチャネルを単位とすることから調光制御の制御回路単位で設定が不可能であり、細かい制御ができないものであった。また、仕込みを用いずに、複数台の調光操作装置において「キュー」の合図に応じて一斉にフェーダを操作するような場合には、ディレイによる制御がなされず、所望の照明制御ができない問題点があった。
特開2002−289365号公報
本発明の目的は、仕込みによらずともディレイを設定することができ、しかも、より細かい制御単位にてディレイを設定可能な調光制御システムを提供することである。
本発明に係る調光制御システムは、一または複数の照明負荷を単位として調光制御を行う調光制御回路が複数設けられた調光装置と;調光装置と接続され、操作部における操作に応じて前記照明負荷に関する調光信号を調光装置へ送信する調光操作装置と;調光制御回路毎における調光制御のディレイ情報を保持するディレイ情報保持部と;ディレイ情報保持部に保持させるディレイ情報を、調光制御回路毎にその照明負荷の特性に応じて個別に入力可能なディレイ情報入力部と;ディレイ情報保持部に保持されたディレイ情報に基づき出力制御を行う出力制御部と;を具備することを特徴とする。
調光制御回路は、調光信号に基づき照明負荷に供給する電力制御などにより調光を実際に制御する回路である。調光装置としては、集中調光を行う調光制御盤、可搬型の調光器等の各種の装置を含む。調光操作装置は、大型の調光操作卓や可搬型の調光操作卓を含む。調光信号としては、DMX信号、イーサネット(登録商標)を使用する信号などを許容する。
ディレイ情報保持部、ディレイ情報入力部及び出力制御部は、調光装置や調光操作装置に内蔵されていても良いし、パーソナルコンピュータにより構成しても良い。出力制御部はディレイさせた調光信号を出力するか、照明負荷に対する調光制御した電力を遅延させて出力する。しかして、本発明によれば、調光制御回路単位でディスプレイ制御を設定することができるので、複雑で肌理の細かな制御を容易に実施することが可能となる。
本発明に係る調光制御システムでは、ディレイ情報保持部が、調光装置と調光操作装置とのいずれか一方に設けられていることを特徴とする。
本発明に係る調光制御システムは、複数の調光操作装置から送られる調光信号を中継する中継装置を有し、この中継装置は、調光操作装置毎にディレイ情報を保持するディレイ情報保持部と、ディレイ情報保持部に保持させるディレイ情報を入力するためのディレイ情報入力部と、ディレイ情報保持部に保持されたディレイ情報に基づき調光装置へ送信する信号の中継の際にディレイを生じさせて調光信号を中継して出力する出力制御部とを具備することを特徴とする。
中継とは、単なる通過の場合ではなく、ミキサやデータ変換などの遅延を伴う処理を意味する。従って、中継装置としては、DMXミキサ、DMXノードなどを許容する。
本発明に係る調光制御システムは、調光制御回路毎における調光制御のディレイ情報を保持するディレイ情報保持部と、ディレイ情報保持部に保持させるディレイ情報を、調光制御回路毎にその照明負荷の特性に応じて個別に入力可能なディレイ情報入力部と、ディレイ情報保持部に保持されたディレイ情報に基づき出力制御を行う出力制御部と、が備えられているので、必要に応じて調光制御回路毎にディレイ情報を設定してきめ細かく出力制御でき、照明負荷の特性を原因とする調光制御タイミングのずれを吸収して精度の高い照明制御を行うことが可能となる効果がある。
本発明に係る調光制御システムでは、ディレイ情報保持部は、調光装置と調光操作装置とのいずれか一方に設けられているので、調光装置と調光操作装置の一方においてディレイ情報を保持させて、このディレイ情報に基づき出力制御を行うことにより調光制御タイミングのずれを吸収して精度の高い照明制御を行うことが可能となる効果がある。
本発明に係る調光制御システムでは、中継装置が、複数の調光操作装置から送られる調光信号について、調光装置へ送信する信号の中継の際にディレイを生じさせて調光信号を出力するので、調光信号が中継される場合に調光操作装置の特性から生じるディレイによる調光制御タイミングのずれを吸収して精度の高い照明制御を行うことが可能となる効果がある。
以下、添付図面を参照して本発明の調光制御システムの実施例を説明する。各図において、同一の構成要素には同一の符号を付して重複する説明を省略する。図1に、第1の実施例に係る調光制御システムの構成図を示す。このシステムは、調光操作卓10、調光制御盤20、可搬型調光操作卓30、DMXミキサ40、DMXスプリッタ50、可搬型調光器60A、60Bを備えている。
調光操作卓10からは、DMX512による調光信号が調光制御盤20及びDXMミキサ40へ送出される。可搬型調光操作卓30からは、DMX512による調光信号がDXMミキサ40へ送出される。DXMミキサ40は、到来するDMX512による調光信号の合成を行い、DMX512による調光信号をDMXスプリッタ50へ送出する。
DMXスプリッタ50は、到来するDMX512による調光信号を分岐(ここでは、3分岐)させて調光制御盤20と可搬型調光器60A、60Bへ送出する。
調光制御盤20には、照明負荷L−1〜L−nが接続され、可搬型調光器60Aには、照明負荷L1〜L3(個数は一例)が接続され、可搬型調光器60Bには、照明負荷L4〜L6(個数は一例)が接続されている。照明負荷L−1〜L−n、L1〜L6に含まれるランプ等の機器の数は一または複数である。
調光操作卓10の構成例を図2に示す。調光操作卓10は、装置を統括制御するコンピュータにより構成される制御部11、操作部12、表示部13、メモリ部14、DMX出力部15を備えている。
操作部12には、照明の調光制御を行うフェーダと称される操作キーk、k、・・・やその他の照明制御のための各種キーが備えられていると共に、調光信号を出力するタイミングに生じさせる遅れを示すディレイ情報を設定するためのディレイ情報入力部16が備えられている。表示部13は、操作キーk、k、・・・に対応して照明状態を示すLEDや、仕込みの状態等を示すディスプレイ装置、その他各種の表示器を備えるものである。
メモリ部14には、照明負荷の調光に必要な各種情報、仕込みに係る情報等が記憶される他、一または複数の照明負荷を単位として調光制御を行う調光制御回路の回路毎における調光制御のディレイ情報を保持するディレイ情報保持部17が備えられている。ディレイ情報保持部17に保持されるディレイ情報の一例は図3のようである。
即ち、調光制御回路の識別情報(ID)毎に、例えば、0.1秒刻みのディレイ情報が対応して記憶される。ここで設定されるディレイ情報は、例えば、識別情報が#003の調光制御回路が制御する照明負荷であるランプが大きく、点灯までに他よりも時間を要することに対応している。このため、#003以外の調光制御回路に対応してディレイ情報を設定しておくことにより、識別情報が#003の調光制御回路が制御する照明負荷であるランプの点灯と他のランプの点灯のタイミングを揃えることを可能にするものである。この例では、#003の調光制御回路に対応して0秒のディレイ情報が設定され、#003以外の調光制御回路に対応して0.6秒のディレイ情報が設定されている。
DMX出力部15は、制御部11が調光信号を送る場合にDMX512フォーマットにして調光信号を送信する機能を有している。制御部11には、ディレイ情報保持部17に保持されたディレイ情報に基づき調光信号の出力制御を行う出力制御部18が備えられている。出力制御部18は、操作キーk、k、・・・等の操作により、幾つかの調光制御回路に接続された照明負荷に関する調光制御が指示されたことに応じて、対応する調光信号をDMX出力部15へ出力する。勿論、このようなキー操作による情報は、現在行われているものに限らず、仕込み等により記憶されていた情報を再生する場合におけるキー操作による情報を含むものである。この場合に、異なる値のディレイ情報が設定されている複数の調光制御回路に接続された照明負荷に関する調光制御に係るキー操作(一斉キー操作)を検出すると、それぞれのディレイ情報に応じたディレイを持たせてDMX出力部15へ調光信号の出力を行う。
例えば図3のようにディレイ情報保持部17にディレイ情報が保持されている場合において、#001から#004までの調光制御回路に対応する照明負荷に関する調光制御に係るキー操作を検出すると(これ以外のキー操作は行われてないものとする)、#003とそれ以外(#001、#002、#004)の調光制御回路に異なる値のディレイ情報が設定されているので、次のようにディレイ情報に応じてディレイを持たせて調光信号の出力を行う。
図3によれば、ディレイ情報の差は0.6秒であるから、まず、ディレイ情報として0が設定されている#003の調光制御回路を指定してキー操作に応じた調光レベルをDMX出力部15へ出力する。DMX出力部15は、#003の調光制御回路に対応するDMX512のチャネルに対して上記で出力された調光レベルをセットしDMX512の調光信号を送信する。この送信から0.6秒後に、#003以外(#001、#002、#004)の調光制御回路を指定してキー操作に応じた調光レベルをDMX出力部15へ出力する。DMX出力部15は、#001、#002、#004の調光制御回路に対応するDMX512のチャネルに対して上記で出力された調光レベルをセットしDMX512の調光信号を送信する。ただし、DMX512では、1フレームの送信に22.67ms(max)の時間を要するので、正確に0.6秒後に送信する訳ではなく、0.6秒経過後の最初の1フレームにおいて上記送信を行う。これにより、調光制御回路に接続された照明負荷の点灯時間のずれを吸収して適切な照明制御を行うことができる。
なお、調光制御回路に対応するディレイ情報として、例えば0と0.3と0.6が設定されていて、これら調光制御回路に対応する調光のキー操作が同時に行われた場合には、キー操作を受けた後に0が設定されている調光制御回路を指定してキー操作に応じた調光レベルをDMX出力部15へ出力する。次に、0.3秒経過後に0.3が設定されている調光制御回路を指定してキー操作に応じた調光レベルをDMX出力部15へ出力する。更に、その0.3秒経過後に0.6が設定されている調光制御回路を指定してキー操作に応じた調光レベルをDMX出力部15へ出力する。
また、調光制御回路に対応するディレイ情報として、例えば0と0.3と0.6が設定されていて、0.3と0.6に対応する調光制御回路に対する調光のキー操作が同時に行われた場合には、操作を受けた後に0.3が設定されている調光制御回路を指定してキー操作に応じた調光レベルをDMX出力部15へ出力する。その0.3秒経過後に0.6が設定されている調光制御回路を指定してキー操作に応じた調光レベルをDMX出力部15へ出力する。このように、異なる値のディレイ情報が設定されている複数の調光制御回路に接続された照明負荷に関する調光制御に係るキー操作を受けたときには、ディレイ情報の差に応じて順次に送信を行う。
調光制御盤20の構成を図4に示す。調光制御盤20は、装置の制御を行う制御部21にDMX受信部22A、22B、調光制御回路23−1〜23−n、PCインタフェース24を備えた構成である。DMX受信部22Aは調光操作卓10からDMX512の調光信号を受け取り、DMX受信部22BはDMXスプリッタ50からDMX512の調光信号を受け取り、それぞれ該当するチャネルにセットされた調光レベルを制御部21へ送るものである。なお、DMX受信部22Aは、調光制御回路23−1〜23−iに対する調光信号を受け取り、DMX受信部22Bは、調光制御回路23−(i+1)〜23−nに対する調光信号を受け取るように、区分されている。
調光制御回路23−1〜23−nはそれぞれ、照明負荷L−1〜L−nに接続され、制御部21の制御により照明負荷L−1〜L−nの調光制御を行うものである。制御部21はコンピュータにより構成され、制御部21には、ディレイ情報保持部25、出力制御部26が備えられている。PCインタフェース24にはパーソナルコンピュータが接続され、このパーソナルコンピュータからディレイ情報を入力してディレイ情報保持部25に記憶することが可能である。即ち、パーソナルコンピュータは、ディレイ情報保持部25に保持させるディレイ情報を入力するためのディレイ情報入力部を構成する。
ディレイ情報保持部25は、調光制御回路毎における調光制御のディレイ情報を保持するものである。出力制御部26は、ディレイ情報保持部25に保持されたディレイ情報に基づき出力制御を行うものである。ディレイ情報保持部25に保持されるディレイ情報の一例は図5に示すようであり、既に説明した図3と同様に調光制御回路の識別情報(ID)毎に、例えば、0.1秒刻みのディレイ情報が対応して記憶されるディレイ情報保持部25が設けられている。
図5のディレイ情報保持部25には、図3において説明した#003の調光制御回路が制御する照明負荷であるランプが大きく点灯までに時間を要するという理由により、#003の調光制御回路に対応して0秒のディレイ情報が設定され、#003以外の調光制御回路に対応して0.6秒のディレイ情報が設定されている。
出力制御部26は調光制御回路23−1〜23−nに対応する調光レベルを受けて前回からの調光レベルの変更を検出し、調光レベルが変更されている場合には、照明負荷L−1〜L−nが接続された調光制御回路23−1〜23−nの所要調光制御回路へ制御信号を出力する。この場合に、異なる値のディレイ情報が設定されている複数の調光制御回路に対する調光レベルの変更(一斉変更)を検出して制御信号を出力するときには、ディレイ情報に応じてディレイを持たせて出力する。
例えば図5のようにディレイ情報保持部25にディレイ情報が保持されている場合において、#001から#004までの調光制御回路に対応する照明負荷に関する調光レベルの変更を同時に行う場合(これ以外の調光制御回路において変更は行われないものとする)には、#003とそれ以外(#001、#002、#004)の調光制御回路に異なる値のディレイ情報が設定されているので、次のようにディレイ情報に応じてディレイを持たせて制御信号を出力する。
ディレイ情報の差は0.6秒であるから、ディレイ情報に0が設定されている調光制御回路(#003)に調光レベルに応じた制御信号を出力する。この送信から0.6秒後に、ディレイ情報に0.6が設定されている調光制御回路(#001、#002、#004)に調光レベルに応じた制御信号を出力する。これにより、制御信号を受けた調光制御回路では、調光レベルに応じた電力供給を照明負荷に行うので、照明負荷の点灯時間のずれを吸収して適切な照明制御を行うことができる。
なお、調光制御回路に対応してディレイ情報として、例えば0と0.3と0.6が設定されており、これらの調光制御回路に対する調光レベルの変更(一斉変更)を検出して制御信号を出力するときには、まず、ディレイ情報に0が設定されている調光制御回路に対し調光レベルに応じた制御信号を出力する。これから0.3秒後に、ディレイ情報に0.3が設定されている調光制御回路に対し調光レベルに応じた制御信号を出力する。これから更に0.3秒後に、ディレイ情報に0.6が設定されている調光制御回路に対し調光レベルに応じた制御信号を出力する。
また、調光制御回路に対応してディレイ情報として、例えば0と0.3と0.6が設定されていて、0.3と0.6に対する調光レベルの変更(一斉変更)を検出して制御信号を出力するときには、まず、ディレイ情報に0.3が設定されている調光制御回路に対し調光レベルに応じた制御信号を出力する。これから0.3秒後に、ディレイ情報に0.6が設定されている調光制御回路に対し調光レベルに応じた制御信号を出力する。このように、異なる値のディレイ情報が設定されている複数の調光制御回路に対する調光レベルの変更(一斉変更)を検出して制御信号を出力するときには、ディレイ情報の差に順次に応じて送信を行う。
図6に、可搬型調光操作卓30の構成図を示す。可搬型調光操作卓30は、装置を統括制御するコンピュータにより構成される制御部31、操作部32、表示部33、メモリ部34、DMX送信部35を備えている。
操作部32には、照明の調光制御を行うフェーダやその他の照明制御のための各種キーが備えられている。表示部33は、操作キーに対応して照明状態を示すLEDやその他各種の表示器を備えるものである。メモリ部14には、照明負荷の調光に必要な各種情報が記憶される。DMX出力部35は、制御部31が調光信号を送る場合にDMX512フォーマットにして調光信号を送信する機能を有している。可搬型調光操作卓30においては、操作部32におけるキー操作に応じて、制御部31がDMX出力部35からDMX512フォーマットの調光信号を送信する。
図7に、DMXミキサ40の構成図を示す。DMXミキサ40は、DMX受信部42A、42Bと、制御部41と、DMX送信部43と、PCインタフェース44を備える。DMX受信部42A、42Bは、DMX512の調光信号を受信し各チャネル毎の情報として制御部41に送る。制御部41は、DMX受信部42Aと、DMX受信部42Bから送られた各チャネル毎の情報について、調光レベルの高いものを採用して各チャネルの情報としてDMX送信部43へ与える。DMX送信部43は、与えられる情報を対応のチャネルにセットしDMX512の調光信号として送信する。
制御部41には、ディレイ情報保持部45、出力制御部46が備えられている。PCインタフェース44には、パーソナルコンピュータが接続され、ディレイ情報を入力してディレイ情報保持部45に記憶することが可能である。即ち、パーソナルコンピュータは、ディレイ情報保持部45に保持させるディレイ情報を入力するためのディレイ情報入力部を構成する。
ディレイ情報保持部45は、図8に示すようにDMX受信部42Aと、DMX受信部42Bにおいて受信した情報に対して合成する処理の際に与えるディレイ情報がDMX受信部42AおよびDMX受信部42Bの識別情報(#42A、#42B)に対応して記憶される。図1の調光操作卓10と可搬型調光操作卓30では可搬型調光操作卓30が出力処理から実際に出力が行われるまで0.8秒の遅延を有するために、図8では例えばDMX受信部42Aに対応してディレイ情報0.8秒が設定され、DMX受信部42Bに対応してディレイ情報0秒が設定されている。
出力制御部46は、ディレイ情報保持部45に保持されたディレイ情報に基づき合成処理を行うものである。従って、制御部41が、DMX受信部42Aと、DMX受信部42Bから送られた各チャネル毎の情報について、調光レベルの高いものを採用して各チャネルの情報としてDMX送信部43へ与える際に、出力制御部46が次のように機能する。出力制御部46は、DMX受信部42Aから送られた各チャネル毎の情報について、合成処理を行う前にディレイ情報の0.8秒だけ保持して合成処理を行い、DMX受信部42Bから送られた各チャネル毎の情報について、ディレイ情報の0秒に相当して直ちに合成処理を行う。
この結果、DMX受信部42Aについては0.8秒前に送られた各チャネル毎の情報について、DMX受信部42Bについては現に送られた各チャネル毎の情報について、調光レベルの高いものを採用する処理が行われ、各チャネルの情報が作成されてDMX送信部43へ与えられることになる。これにより、調光信号が合成される場合に調光操作装置である調光操作卓10と可搬型調光操作卓30の特性から生じるディレイによる調光制御タイミングのずれを吸収して精度の高い照明制御を行うことが可能となる。なお、DMXミキサ40では、2入力としたが3入力以上であっても良く、3入力以上の場合にも同様にディレイ情報に応じた遅延の後に合成が行われる。
図9に、可搬型調光器60A(60B)の構成を図9に示す。可搬型調光器60A(60B)は、装置の制御を行う制御部61にDMX受信部62、調光制御回路63−1〜63−3を備えた構成である。DMX受信部62はDMXスプリッタ50からDMX512の調光信号を受け取り、それぞれ該当するチャネルにセットされた調光レベルを制御部61へ送るものである。
調光制御回路63−1〜63−3はそれぞれ、照明負荷L1〜L3(L4〜L6)に接続され、制御部61の制御により照明負荷L1〜L3(L4〜L6)の調光制御を行うものである。制御部21はコンピュータにより構成され、制御部21には、DMX受信部62から送られる調光レベルの情報に基づき該当するチャネルに対応する調光制御回路63−1〜63−3へ信号を与えて照明負荷L1〜L3(L4〜L6)の電力制御による調光がなされるように制御する。スプリッタ50の出力に係るDMX512の調光信号は、DMXミキサ40によりディレイ情報を用いた整合処理が行われており、可搬型調光器60A(60B)では、調光操作卓10と可搬型調光操作卓30の特性から生じるディレイによる調光制御タイミングのずれを吸収して精度の高い照明制御を行うことが可能である。
既に説明したように、調光制御盤20では、出力制御部26がディレイ情報保持部25に保持された図5に示すディレイ情報を用いて処理を行うことを説明した。調光制御盤20は、図4に示す通りDMX受信部22A、22Bを有し、DMX受信部22Aは調光操作卓10からDMX512の調光信号を受け取り、DMX受信部22BはDMXスプリッタ50からDMX512の調光信号を受け取っている。
スプリッタ50から到来するDMX512の調光信号は、DMXミキサ40によるディレイ情報を用いた整合処理が行われており、調光操作卓10から到来するDMX512の調光信号よりディレイを有する。これに対応し、図10に示すディレイ情報保持部25Bを制御部21が備えており、ディレイ情報保持部25Bに保持された情報を用いて、図4の出力制御部26が処理を行う。
ディレイ情報保持部25Bには、DMX受信部22AとDMX受信部22Bにおいて受信した情報に応じた処理の際に与えるディレイ情報がDMX受信部22AとDMX受信部22Bの識別情報(#22A、#22B)に対応して記憶されている。DMX受信部22Aには調光操作卓10から直接に調光信号が到来するためDMX受信部22Aに対応してディレイ情報0.9秒が設定され、DMX受信部22BにはDMXミキサ40から調光信号が到来するために対応してディレイ情報0秒が設定されている。
出力制御部26は調光制御回路23−1〜23−nに対応する調光レベルを受けて調光レベルの変更を検出し、調光レベルを変更する場合には、照明負荷L−1〜L−nが接続された調光制御回路23−1〜23−nの所要調光制御回路へ制御信号を出力する。この場合に、調光信号がDMX受信部22AとDMX受信部22Bとのいずれから到来したのかに基づき、ディレイ情報に応じてディレイを持たせて制御信号を出力する。
即ち、調光信号がDMX受信部22Aから到来した場合には、ディレイ情報0.9秒に応じて0.9秒のディレイを持たせて所要の照明負荷(L−1〜L−n中の所要のもの)が接続された調光制御回路(23−1〜23−n中の所要のもの)へ制御信号を出力する。また、調光信号がDMX受信部22Bから到来した場合には、ディレイ情報0秒に応じてディレイを持たせることなく所要の照明負荷(L−1〜L−n中の所要のもの)が接続された調光制御回路(23−1〜23−n中の所要のもの)へ制御信号を出力する。
この処理により、調光制御盤20に到来する調光信号の経路が異なることにより、経路毎に異なる遅延を有していても、調光制御タイミングのずれをなくして精度の高い照明制御を行うことが可能となる。なお、調光制御盤20では、2入力としたが3入力以上であっても良く、3入力以上の場合にも同様に経路の遅延に応じた出力処理が行われる。
本発明の調光制御システムの一実施例を示すブロック図。 本発明の調光制御システムに用いられている調光操作卓の一実施例を示すブロック図。 本発明の調光制御システムに用いられている調光操作卓のディレイ情報保持部に保持された情報の一例を示す図。 本発明の調光制御システムに用いられている調光制御盤の一実施例を示すブロック図。 本発明の調光制御システムに用いられている調光制御盤のディレイ情報保持部に保持された情報の一例を示す図。 本発明の調光制御システムに用いられている可搬型調光操作卓の一実施例を示すブロック図。 本発明の調光制御システムに用いられているDMXミキサの一実施例を示すブロック図。 本発明の調光制御システムに用いられているDMXミキサのディレイ情報保持部に保持された情報の一例を示す図。 本発明の調光制御システムに用いられている可搬型調光器の一実施例を示すブロック図。 本発明の調光制御システムに用いられている調光制御盤のディレイ情報保持部に保持された情報の一例を示す図。
符号の説明
10 調光操作卓
11、21、31、41、61 制御部
12、32 操作部
13、33 表示部
14、34 メモリ部
15、35 DMX出力部
16 ディレイ情報入力部
17、25、25B、45 ディレイ情報保持部
18、26、46 出力制御部
20 調光制御盤
22A、22B、42A、42B、62 DMX受信部
23−1〜23−n 調光制御回路
24 PCインタフェース
30 可搬型調光操作卓
40 DMXミキサ
43 DMX送信部
50 スプリッタ
60A、60B 可搬型調光器
63−1〜63−3 調光制御回路
L−1〜L−n、L1−L3、L4-L6 照明負荷

Claims (3)

  1. 一または複数の照明負荷を単位として調光制御を行う調光制御回路が複数設けられた調光装置と;
    調光装置と接続され、操作部における操作に応じて前記照明負荷に関する調光信号を調光装置へ送信する調光操作装置と;
    調光制御回路毎における調光制御のディレイ情報を保持するディレイ情報保持部と;
    ディレイ情報保持部に保持させるディレイ情報を、調光制御回路毎にその照明負荷の特性に応じて個別に入力可能なディレイ情報入力部と;
    ディレイ情報保持部に保持されたディレイ情報に基づき出力制御を行う出力制御部と;
    を具備することを特徴とする調光制御システム。
  2. ディレイ情報保持部は、調光装置と調光操作装置とのいずれか一方に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の調光制御システム。
  3. 複数の調光操作装置から送られる調光信号を中継する中継装置を有し、この中継装置は、調光操作装置毎にディレイ情報を保持するディレイ情報保持部と、ディレイ情報保持部に保持させるディレイ情報を入力するためのディレイ情報入力部と、ディレイ情報保持部に保持されたディレイ情報に基づき調光装置へ送信する信号の中継の際にディレイを生じさせて調光信号を中継して出力する出力制御部とを具備することを特徴とする請求項1または2に記載の調光制御システム。
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