JP2010103023A - 照明システム - Google Patents

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紗耶香 西角
Kazuaki Itami
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Abstract

【課題】人手を要さず、自動的に各制御機器が自機器のアドレスを設定する。
【解決手段】照明制御信号に基づき照明負荷の照明状態を制御する複数の制御機器10−1〜10−nと;各制御機器10−1〜10−nにアドレスを設定するためのアドレス設定用信号を送信する操作手段30と;各制御機器10−1〜10−nにアドレスを設定するためのアドレス設定用信号を送信するためのアドレス設定用ライン24と;アドレス設定用ラインから取り込んだアドレス設定用信号に加工である遅延を加えて次の制御機器へ送信するアドレス信号処理手段を構成する遅延回路12−1〜12−nと;アドレス設定用ライン24から取り込んだアドレス設定用信号に基づき自制御機器が使用するアドレスを設定するアドレス設定手段である検出手段15及び設定手段16とを具備する。
【選択図】図2

Description

この発明は、劇場やスタジオなどのように数多くのライトなどの照明負荷を用いて照明制御を行う照明システムに関し、特に、照明負荷が接続され、送られる自機器アドレスの照明制御信号を受け取って、該照明制御信号に基づき照明負荷の照明状態を制御する複数の制御機器が自動的に自機器アドレスの設定を行うようにした照明システムに関するものである。
従来の制御機器におけるアドレス設定は、ディップスイッチなどの設定スイッチにより行っている(特許文献1、特に0008欄参照)。また、設定されたアドレスに関するシフトを行う場合にも設定スイッチを用いて設定するものである(特許文献2参照)。
特開平10−154585号公報 特開2008−235122号公報
しかしながら、上記のように設定スイッチによる設定は煩わしく、また、作業員が行うものであるから、設定ミスが起こることもあり問題である。
特に、劇場やスタジオなどにおいては、演目等が変わる毎に照明負荷自体を取り換えたり、また、照明負荷の設置場所や接続順が変更されたりすることが通例であり、これに伴って制御機器のアドレス設定をやり直す必要があり、作業が大変であるという問題があった。
本発明は、上記のような従来の照明システムが有している問題点に鑑みてなされたもので、機器のアドレスを自動的に設定できる照明システムを提供することを目的とする。
本発明に係る照明システムは、照明負荷が接続され、送信される自機器アドレスの照明制御信号を受け取って、該照明制御信号に基づき照明負荷の照明状態を制御する複数の制御機器と;各制御機器にアドレスを設定するためのアドレス設定用信号を送信するアドレス設定用信号送信手段と;複数の制御機器を接続し、各制御機器にアドレスを設定するためのアドレス設定用信号を送信するためのアドレス設定用ラインと;複数の制御機器に備えられ、アドレス設定用ラインから取り込んだアドレス設定用信号に加工を加えて次の制御機器へ送信するアドレス信号処理手段と;複数の制御機器に備えられ、アドレス設定用ラインから取り込んだアドレス設定用信号に基づき自制御機器が使用するアドレスを設定するアドレス設定手段とを具備することを特徴とする。
アドレス設定用信号送信手段は、照明制御信号を送る調光制御卓等の操作手段に備えると好適である。アドレス設定用ラインは、アドレス設定用信号に加える加工に応じて、アドレスを送るラインと共用するか別に設ける。アドレス設定用信号に加える加工とは、信号に遅延を与えること、アドレス設定用信号の内容を書き換えること等を意味し、アドレス設定用信号を受け取ったときに、通過した制御機器により使用されるアドレス数を検出できるものであれば良い。
本発明に係る照明システムにおいては、アドレス信号処理手段は、アドレス設定用ラインに接続され、各制御機器における前方と後方の少なくともいずれかの制御機器へのアドレス設定用信号の送信を遅延させる遅延回路を有しており、アドレス設定手段は、アドレス設定用ラインから取り込んだアドレス設定用信号の遅延時間を求めて遅延時間に基づき通過した制御機器により使用されるアドレス数を求め、求まったアドレス数により自機器が用いるアドレスを検出することを特徴とする。
各制御機器における前方と後方とは、各制御機器に信号が流れ込む側を前方とし、各制御機器から信号が流れ出す側を後方とする。
本発明に係る照明システムにおいては、アドレス設定用ラインが2本設けられ、アドレス信号処理手段は、2本のアドレス設定用ラインの少なくとも一方に接続され、各制御機器における前方と後方の少なくともいずれかの制御機器側に配置される所定遅延量を有する遅延回路であり、アドレス設定手段は、2本のアドレス設定用ラインから取り込んだアドレス設定用信号到達時間差から遅延時間を求めて遅延時間に基づき通過した制御機器により使用されるアドレス数を求め、求まったアドレス数により自機器が用いるアドレスを検出することを特徴とする。
本発明に係る照明システムにおいては、アドレス信号処理手段は、アドレス設定用ラインから取り込んだアドレス設定用信号に情報書き込みを行う手段であり、アドレス設定手段は、アドレス設定用ラインから取り込んだアドレス設定用信号に書き込まれている情報を分析して通過した制御機器により使用されるアドレス数を求め、求まったアドレス数により自機器が用いるアドレスを検出することを特徴とする。
情報書き込みにおいては、Nビットのフラグを1ビットづつセットするようにしても良く、数字を書き込むこと、所定の情報を書き込むこと等を許容する。
本発明に係る照明システムにおいては、アドレス設定用信号は、DMX信号であり、アドレス信号処理手段は、アドレス設定用ラインから取り込んだDMX信号の先頭側から変更されていない最初のチャネルを検出して、該最初のチャネルの情報を所定情報に変更して送信するものであり、アドレス設定段は、アドレス設定用ラインから取り込んだDMX信号の先頭側から変更されているチャネル数に基づき通過した制御機器により使用されるアドレス数を求め、求まったアドレス数により自機器が用いるアドレスを検出することを特徴とする。
本発明に係る照明システムによれば、アドレス設定用ラインから取り込んだアドレス設定用信号に加工を加えて次の制御機器へ送信し、アドレス設定用ラインから取り込んだアドレス設定用信号に基づき通過した制御機器により使用されるアドレス数を求め、求まったアドレス数により自機器が用いるアドレスを検出し、検出されたアドレスに基づき自機器アドレスを設定するので、人手を要することなく、自機器アドレスが自動設定される。
本発明に係る照明システムによれば、アドレス信号処理手段は、所定遅延量を有する遅延回路であり、アドレス設定手段は、アドレス設定用ラインから取り込んだアドレス設定用信号の遅延時間を求めて遅延時間に基づき通過した制御機器により使用されるアドレス数を求め、求まったアドレス数により自機器が用いるアドレスを検出するので、遅延時間を用いて人手を要することなく、自機器アドレスが自動設定される。
本発明に係る照明システムによれば、2本のアドレス設定用ラインから取り込んだアドレス設定用信号到達時間差から遅延時間を求めて遅延時間に基づき通過した制御機器により使用されるアドレス数を求め、求まったアドレス数により自機器が用いるアドレスを検出するので、2本のアドレス設定用ラインによる遅延時間を用いて人手を要することなく、自機器アドレスが自動設定される。
本発明に係る照明システムによれば、アドレス設定用ラインから取り込んだアドレス設定用信号に情報書き込みを行い、アドレス設定用ラインから取り込んだアドレス設定用信号に書き込まれている情報を分析して通過した制御機器により使用されるアドレス数を求め、求まったアドレス数により自機器が用いるアドレスを検出するので、制御機器における情報の書き込みにより人手を要することなく、自機器アドレスが自動設定される。
本発明に係る照明システムによれば、制御機器における情報の書き込みにDMX信号をチャネル単位で利用しているので、DMX信号を用いて人手を要することなく、自機器アドレスが自動設定される。
以下添付図面を参照して、本発明に係る照明システムの実施例を説明する。各図において、同一の構成要素には同一の符号を付して重複する説明を省略する。図1には、本発明に係る照明システムの第1の実施例が示されている。この実施例に係る照明システムにおいては、複数の制御機器10−1〜10−nが信号線21により調光操作卓等の操作手段30と接続されている。制御機器10−1〜10−nには、中央処理部11−1〜11−nが備えられ、中央処理部11−1〜11−nには、スポットライトなどの照明負荷40−1〜40−nが接続されている。
操作手段30からは、信号線21を介してアドレス及び照明制御信号が中央処理部11−1〜11−nへ送られる。中央処理部11−1〜11−nは、信号線21を介して自機器に設定されたアドレスと共に送られてくる照明制御信号を受け取り、この照明制御信号対応して照明負荷40−1〜40−nの点灯消灯或いは調光制御などの照明制御を行う。
制御機器10−1〜10−nには、例えば10msの信号遅延を生じさせる遅延回路12−1〜12−nが備えられており、遅延回路12−1〜12−nと操作手段30はアドレス設定用ライン22、23のそれぞれによりループ状に接続されており、操作手段30はアドレス設定用ライン22、23へアドレス設定用信号を同時に送出する。このように、操作手段30は各制御機器にアドレスを設定するためのアドレス設定用信号を送信するアドレス設定用信号送信手段として機能する。アドレス設定用信号は例えば2周すれば、十分である。アドレス設定用ライン22を通過する信号は、遅延回路12−1、12−2、・・・と進み、アドレス設定用ライン23を通過する信号は上記とは逆に、遅延回路12−n、12−(n−1)、・・・と進む。遅延回路12−1〜12−nは、アドレス設定用ライン22、23から取り込んだアドレス設定用信号に加工を加えて次の制御機器へ送信するアドレス信号処理手段を構成する。
中央処理部11−1〜11−nは、制御機器10−1〜10−n内の遅延回路12−1〜12−nに接続され、アドレス設定用ライン22、23からアドレス設定用信号を取り込む。アドレス設定用ライン22については、各制御機器10−1〜10−nに信号が流れ込む側である前方に遅延回路12−1〜12−nが配置されており、アドレス設定用ライン23については、各制御機器から信号が流れ出す側である後方に遅延回路12−1〜12−nが配置されている。この構成により、中央処理部11−1〜11−nは、アドレス設定用ライン22によって制御機器10−1から制御機器10−nに向かう方向の遅延回路12−1〜12−nにより順次蓄積された遅延を受けたアドレス設定用信号を取り込み、アドレス設定用ライン23によって制御機器10−1から制御機器10−nに向かう方向の遅延回路12−n〜12−1により順次蓄積された遅延を受ける前の信号を取り込む。
中央処理部11−1〜11−nにはそれぞれ、検出手段15、設定手段16が備えられている。この検出手段15と設定手段16とは、アドレス設定用ラインから取り込んだアドレス設定用信号に基づき自制御機器が使用するアドレスを設定するアドレス設定手段を構成する。検出手段15は、アドレス設定用ライン22、23から取り込んだアドレス設定用信号に基づき通過した制御機器により使用されるアドレス数を求め、求まったアドレス数により自機器が用いるアドレスを検出するものである。具体的には、アドレス設定用ライン23を介してアドレス設定用信号が第1回目に到達した時刻と、同じアドレス設定用ライン23を介してアドレス設定用信号が第2回目に到達した時刻との差から、接続されている制御機器により使用されるアドレスの総数n(ここでは、制御機器の総数nと同じ)を求める。制御機器により使用されるアドレスの総数nは、第1回目と第2回目に到達した時刻との差を10msで割ることによって求めることができる。
次に、中央処理部11−1〜11−nは、検出手段15として、アドレス設定用ライン22を介してアドレス設定用信号が到達した時間T1と、アドレス設定用ライン23を介してアドレス設定用信号が到達した時間T2との差(T2−T1)を一つの遅延回路による遅延時間10msで割って得られる数Sを、制御機器により使用されたアドレスの総数nから引いて1/2倍して自機器が用いるアドレス(第M番目)を検出する。
図2は、nを10とした場合の各制御機器において求められる自機器が用いるアドレス(第M番目)の算出過程を示している。各設定手段16は、上記のようにして検出手段15により検出された自機器が用いるアドレスに基づき自機器アドレスを設定するものである。ここでは、求められた自機器が用いるアドレス(第M番目)を保持し、中央処理部11−1〜11−nが照明制御信号を取り込む場合のアドレスとしている。例えば、DXM信号により信号線21に照明制御信号を送信する場合には、自機器が用いるアドレス(第M番目)のチャネルから照明制御信号を取り込んで照明制御を行う。なお、本実施例によれば、操作手段30がアドレス設定用信号の遅延時間に基づき制御機器の総数nを検出することができる。
図3には、第2の実施例に係る照明システムの構成図が示されている。この実施例では、アドレス設定用ライン24、25を用いている。アドレス設定用ライン24は、遅延回路12−1〜12−nを介してアドレス設定用信号を伝送するために用いられ、アドレス設定用ライン25は、アドレス設定用信号について遅延回路12−1〜12−nを通過させず伝送するために用いられる。
操作手段30からはアドレス設定用ライン24、25へ同時にアドレス設定用信号が送出される。中央処理部11−1〜11−nは、アドレス設定用ライン24から自制御機器10−1〜10−n内の遅延回路12−1〜12−nにより遅延を受けたアドレス設定用信号を取り込み、アドレス設定用ライン25から遅延回路12−1〜12−nのいずれも経ていないアドレス設定用信号を取り込む。
検出手段15は、アドレス設定用ライン25から取り込んだアドレス設定用信号の到着時間と、アドレス設定用ライン24から取り込んだアドレス設定用信号の到着時間との時間差に基づき通過した制御機器により使用されるアドレス数を求め、求まったアドレス数により自機器が使用するアドレスを検出するものである。つまり、アドレス設定用ライン25による遅延時間は遅延回路12−1〜12−nによる遅延時間からみて無視できるものであり、上記時間差を遅延回路12−1〜12−nそれぞれの遅延時間(10ms)により割ることで、自制御機器を含む通過した制御機器により使用されるアドレス数が求まるので、このアドレス数を自機器が使用するアドレス(第M番目の制御機器が使用するアドレス)とする。
各設定手段16は、上記のようにして検出手段15により検出された自機器が使用するアドレスに基づき自機器アドレスを設定するものであり、求められたアドレス(第M番目の制御機器が使用するアドレス)を保持し、中央処理部11−1〜11−nが照明制御信号を取り込む場合のアドレスとする。
なお、上記においては、操作手段30からアドレス設定用ライン24、25へ同時にアドレス設定用信号を送出したが、操作手段30よりアドレス設定用ライン25を介して時刻同期信号及び時刻情報を送信し、アドレス設定用ライン24へアドレス設定用信号を送信する時刻を通知しておき、その時刻にアドレス設定用ライン24アドレス設定用信号を送出しても良い。この場合は、中央処理部11−1〜11−nがタイマを用いて遅延時間を求めることになる。また、操作手段30よりアドレス設定用ライン24を介して時刻情報を送信して通知し、通知の時刻にアドレス設定用ライン24へアドレス設定用信号を送信するようにしても良い。この場合に通知する時刻は、遅延を考慮し全制御機器への通知が終了した後の時刻とする必要がある。いずれの場合にも、中央処理部11−1〜11−nがタイマに基づき上記通知内容の時刻とアドレス設定用ライン24から取り込んだアドレス設定用信号の到着時刻との時間差に基づき通過した制御機器により使用されるアドレス数を求める。操作手段30よりアドレス設定用ライン24を介して時刻情報を送信して通知する場合には、アドレス設定用ライン25を不要とすることができる。
図4には、第3の実施例に係る照明制御システムの構成図が示されている。操作手段30Aからは、信号線26と分配器50を介してアドレス及び照明制御信号が制御機器10A−1〜10A−nへ送られる。制御機器10A−1〜10A−nはアドレス設定用ライン27によって順次接続されている。
操作手段30Aからは、アドレス設定用ライン27を介して、所定チャネルに区分され、各チャネルに所定ビットの情報をセット可能なアドレス設定用信号が送出される。操作手段30Aから送出されるアドレス設定用信号は、図4の最左位置に示されるように、全チャネルに同じ情報(例えば、0xAA)がセットされて送出される。
制御機器10A−1〜10A−nは、図5に示すように、アドレス設定部51と照明制御部52とを有している。アドレス設定部51には、検出手段53と設定手段54とアドレス信号処理手段55が備えられており、照明制御部52には、照明制御処理手段56が備えられている。検出手段53と設定手段54とは、アドレス設定用ラインから取り込んだアドレス設定用信号に基づき自制御機器が使用するアドレスを設定するアドレス設定手段を構成する。
また、アドレス設定部51にはアドレス設定用信号バッファ59が付設され、照明制御部52には制御信号バッファ57が付設され、アドレス設定部51及び照明制御部52には双方からアクセス可能なアドレスメモリ58が備えられている。
上記のアドレス信号処理手段55は、アドレス設定用ライン27から取り込んだアドレス設定用信号に情報書き込みを行うものであり、アドレス設定用信号のチャネルを先頭側から検索して、操作手段30Aから送出された情報(例えば、0xAA)がセットされている最初のチャネルを検出し、当該チャネルの情報を別の所定情報(例えば、0xBB)に書き換えるものである。これにより、アドレス設定用信号は各制御機器を通過する如似、図4の下部に示されているように変更されてゆく。採用した照明負荷の特性によって、制御機器が、信号線26を介して到来するアドレス及び照明制御信号を複数チャネル分用いる場合には、操作手段30Aから送出された情報(例えば、0xAA)がセットされている最初のチャネルから必要な数のチャネルの情報を上記のように書き換える。書き換えられたアドレス設定用信号は、アドレス設定用信号バッファ59を介してアドレス設定用ライン27へ送出される。
検出手段53は、アドレス設定用ライン27から取り込んだアドレス設定用信号に書き込まれている情報を分析して通過した制御機器により使用されるアドレス数を求め、求まったアドレス数により自機器が用いるアドレスを検出するものであり、具体的には、アドレス設定用信号のチャネルを先頭側から検索して、操作手段30Aから送出された情報(例えば、0xAA)とは別の所定情報(例えば、0xBB)がセットされているチャネルの数を検出し、当該チャネル数により制御機器により使用されるアドレス数を求め、操作手段30Aから送出された情報(例えば、0xAA)がセットされている最初のチャネルを検出し、当該チャネル番号を自機器が用いるアドレスとする。
前述の通り、信号線26を介して到来するアドレス及び照明制御信号を複数チャネル分用いる制御機器によって、操作手段30Aから送出された情報(例えば、0xAA)とは別の所定情報(例えば、0xBB)が複数チャネル書き込まれるが、この場合にも操作手段30Aから送出された情報(例えば、0xAA)がセットされている最初のチャネルを検出し、当該チャネル番号を自機器が用いるアドレスとする。
設定手段54は、検出手段53により検出されたアドレスを自機器アドレスとしてアドレスメモリ58に設定する。アドレスメモリ58に設定されたアドレスは、照明制御処理手段56が参照することができる。つまり、信号線26を介してアドレス及び照明制御信号が分配器50を介して制御機器10A−1〜10A−nへ送られると、照明制御部52の制御信号バッファ57に保持され、アドレスメモリ58に設定されたアドレス対応のアドレスを有する照明制御信号を取り出して、この照明制御信号対応して照明負荷40−1〜40−nの点灯消灯或いは調光制御などを行う。
図6には、第4の実施例に係る照明システムの実施例が示されている。操作手段30Bからは、信号線28を介して制御機器10B−1〜10B−nが順次接続されている。信号線28は、DMX信号を伝送する信号線である。
DMX信号は、米国劇場技術協会(USITT)が規格した演出分野などに用いられるディジタル信号であり、調光制御用の調光信号の規格として用いられているDMX512を指している。DMX512は、スタートビットとストップビットに挟まれたそれぞれが8ビットにより構成されるチャネルが512チャネル多重化された構成を1フレームとする信号であり、上記512チャネルにおける所定の1チャネルが1つの調光器へ調光制御を行う256階調(8ビット)の調光信号とされる。1フレームの開始検出は、ブレーク(BREAK)とスタートコードを検出することにより行われる。また、各調光装置に含まれている調光器に対応するチャネルは、上記フレームの開始からスタートビットとストップビットに挟まれたチャネルが幾つ到来したかをカウントして検出する。
操作手段30Bには、アドレス設定モードを指示するためのスイッチ31が設けられており、このスイッチ31が操作されると操作手段30Bからは、信号線28へDMX512のフォーマットを有するが、所定チャネルにアドレス設定用信号であることを示す所定ビット列を有する識別情報がセットされたアドレス設定用信号が送出される。DMX512フォーマットを有するアドレス設定用信号は、所定チャネルにアドレス設定用信号であることを示す所定ビット列を有する識別情報がセットされている以外は、全チャネルに同じ情報(例えば、0xAA)がセットされて送出される。上記のスイッチ31が操作されていない場合には、信号線28へ通常のDMX512のDMX信号が送出される。
制御機器10B−1〜10B−nの構成は、図7に示すように、図5の制御機器10A−1〜10A−nの構成と一部が同一であり、アドレス設定部51Bと照明制御部52Bとを有し、これ以外に信号判定部60を備えている。信号判定部60には、受信バッファ61a、61b、これらの受信バッファ61a、61bに接続された判定手段61が設けられ、更に、判定手段61とアドレス設定部51Bと照明制御部52Bからアクセス可能な判定結果保持部62が付設されている。判定手段61は、信号線28を介して到来する信号の所定チャネルを検索して、アドレス設定用信号であることを示す識別情報がセットされているか否かを検出して、識別情報がセットされている場合にはアドレス設定用信号である旨の情報を判定結果保持部62に保持させ、識別情報がセットされていない場合には照明制御信号である旨の情報を判定結果保持部62に保持させる。
判定手段61は、判定結果保持部62にアドレス設定用信号であることを示す識別情報を保持させた場合には、取り込んだアドレス設定用信号を受信バッファ61aへ保持させ判定結果保持部62に照明制御信号である旨の情報を保持させた場合には、取り込んだDMX信号を受信バッファ61bへ保持させる。アドレス設定部51Bのアドレス信号処理手段55には、次の制御機器へ送るアドレス設定用信号を保持させるアドレス設定用信号バッファ59が付設されていると共にLED表示器66が接続されている。照明制御部52Bには、次の制御機器へ送るDMX信号を保持させるDMX信号バッファ67が付設されている。
アドレス信号処理手段55は、判定結果保持部62にアドレス設定用信号である旨の情報がセットされた場合に動作し、信号線28から取り込み受信バッファ61aに保持されているアドレス設定用信号に情報書き込みを行うものである。具体的には、アドレス設定用信号のチャネルを先頭側から検索して、操作手段30Bから送出された情報(例えば、0xAA)がセットされている最初のチャネルを検出し、当該チャネルの情報を別の所定情報(例えば、0xBB)に書き換えるものである。この実施例では、アドレス設定用信号がDMX512フォーマットを有するので、操作手段30Bから送出された情報(例えば、0xAA)やこれを書き換えた別の所定情報(例えば、0xBB)は、DMX信号として処理される誤処理の場合に備えて、調光レベルとしては極めて低いレベルのDMX信号値とすることが望ましい。この制御機器が、信号線28を介して到来するDMX信号を複数チャネル分用いる場合には、操作手段30Bから送出された情報(例えば、0xAA)がセットされている最初のチャネルから必要数のチャネルの情報を上記のように書き換える。書き換えられたアドレス設定用信号は、アドレス設定用信号バッファ59を介して信号線28へ送出される。アドレス信号処理手段55は、この処理の後にLED表示器66を点灯させて、アドレスが更新されたことを報知するので、オペレータはアドレス更新済みを確認することができる。
検出手段53は、判定結果保持部62にアドレス設定用信号である旨の情報がセットされた場合に動作し、受信バッファ61aに保持されたアドレス設定用信号に書き込まれている情報を分析して通過した制御機器により使用されるアドレス数を求め、求まったアドレス数により自機器が用いるアドレスを検出するものであり、第3の実施例において説明した構成を有する。
また、到来するDMX信号を複数チャネル分用いる制御機器によって、操作手段30Bから送出された情報(例えば、0xAA)とは別の所定情報(例えば、0xBB)が複数チャネル書き込まれるが、この場合にも検出手段53は、操作手段30Bから送出された情報(例えば、0xAA)がセットされている最初のチャネルを検出し、当該チャネル番号を自機器が用いるアドレスとする。
設定手段54は、検出手段53により検出されたアドレスを自機器アドレスとしてアドレスメモリ58に設定する。アドレスメモリ58に設定されたアドレスは、照明制御処理手段56が参照することができる。つまり、信号線28を介してDMX信号が制御機器10A−1〜10A−nへ送られると、判定結果保持部62にDMX信号である旨の情報がセットされ、受信バッファ61bにDMX信号が保持されるので、照明制御部52の照明制御処理手段56が動作を行う。照明制御処理手段56は、アドレスメモリ58に設定されたアドレス対応のチャネルにセットされているDMX信号を照明制御信号として取り出し、この照明制御信号対応して照明負荷40−1〜40−nの点灯消灯或いは調光制御などを行う。信号線28を介して到来したDMX信号は、DMX信号バッファ67へ保持され、このDMX信号バッファ67を介して信号線28へ送出され次段の制御機器へ送られる。
本発明に係る照明システムの第1の実施例の構成を示すブロック図。 本発明に係る照明システムの第1の実施例における処理において、自機器が用いるアドレス(第M番目)の算出過程を示す図。 本発明に係る照明システムの第2の実施例の構成を示すブロック図。 本発明に係る照明システムの第3の実施例の構成を示すブロック図。 本発明に係る照明システムの第3の実施例の要部構成を示すブロック図。 本発明に係る照明システムの第4の実施例の構成を示すブロック図。 本発明に係る照明システムの第4の実施例の構成を示すブロック図。
符号の説明
10−1〜10−n 制御機器
12−1〜12−n 遅延回路
15、53 検出手段
16、54 設定手段
30、30A、30B 操作手段
51、51B アドレス設定部
52、52B 照明制御部
55 アドレス信号処理手段
56 照明制御処理手段
60 信号判定部
61 判定手段
62 判定結果保持部

Claims (5)

  1. 照明負荷が接続され、送信される自機器アドレスの照明制御信号を受け取って、該照明制御信号に基づき照明負荷の照明状態を制御する複数の制御機器と;
    各制御機器にアドレスを設定するためのアドレス設定用信号を送信するアドレス設定用信号送信手段と;
    複数の制御機器を接続し、各制御機器にアドレスを設定するためのアドレス設定用信号を送信するためのアドレス設定用ラインと;
    複数の制御機器に備えられ、アドレス設定用ラインから取り込んだアドレス設定用信号に加工を加えて次の制御機器へ送信するアドレス信号処理手段と;
    複数の制御機器に備えられ、アドレス設定用ラインから取り込んだアドレス設定用信号に基づき自制御機器が使用するアドレスを設定するアドレス設定手段と
    を具備することを特徴とする照明システム。
  2. アドレス信号処理手段は、アドレス設定用ラインに接続され、各制御機器における前方と後方の少なくともいずれかの制御機器へのアドレス設定用信号の送信を遅延させる遅延回路を有しており、
    アドレス設定手段は、アドレス設定用ラインから取り込んだアドレス設定用信号の遅延時間を求めて遅延時間に基づき通過した制御機器により使用されるアドレス数を求め、求まったアドレス数により自機器が用いるアドレスを検出することを特徴とする請求項1に記載の照明システム。
  3. アドレス設定用ラインが2本設けられ、
    アドレス信号処理手段は、2本のアドレス設定用ラインの少なくとも一方に接続され、各制御機器における前方と後方の少なくともいずれかの制御機器側に配置される所定遅延量を有する遅延回路であり、
    アドレス設定手段は、2本のアドレス設定用ラインから取り込んだアドレス設定用信号到達時間差から遅延時間を求めて遅延時間に基づき通過した制御機器により使用されるアドレス数を求め、求まったアドレス数により自機器が用いるアドレスを検出することを特徴とする請求項2に記載の照明システム。
  4. アドレス信号処理手段は、アドレス設定用ラインから取り込んだアドレス設定用信号に情報書き込みを行う手段であり、
    アドレス設定手段は、アドレス設定用ラインから取り込んだアドレス設定用信号に書き込まれている情報を分析して通過した制御機器により使用されるアドレス数を求め、求まったアドレス数により自機器が用いるアドレスを検出することを特徴とする請求項1に記載の照明システム。
  5. アドレス設定用信号は、DMX信号であり、
    アドレス信号処理手段は、アドレス設定用ラインから取り込んだDMX信号の先頭側から変更されていない最初のチャネルを検出して、該最初のチャネルの情報を所定情報に変更して送信するものであり、
    アドレス設定段は、アドレス設定用ラインから取り込んだDMX信号の先頭側から変更されているチャネル数に基づき通過した制御機器により使用されるアドレス数を求め、求まったアドレス数により自機器が用いるアドレスを検出することを特徴とする請求項4に記載の照明システム。
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