JP2001093209A - ディジタルトラッキング誤差信号検出装置 - Google Patents

ディジタルトラッキング誤差信号検出装置

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JP2001093209A
JP2001093209A JP26928599A JP26928599A JP2001093209A JP 2001093209 A JP2001093209 A JP 2001093209A JP 26928599 A JP26928599 A JP 26928599A JP 26928599 A JP26928599 A JP 26928599A JP 2001093209 A JP2001093209 A JP 2001093209A
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system clock
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Masato Izawa
正人 伊沢
Tomoo Nakagawa
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のトラッキング誤差信号検出装置におい
ては、使用するサンプリングクロックを生成するために
は、再生時において互いに異なる2種のPLLを用いて
生成する同じ周波数の2つのクロック信号が存在し、装
置の消費電力を増大させる等の課題があった。 【解決手段】 第1および第2のパイロット信号から位
相を生成する位相生成回路4と、第1と第2のパイロッ
ト周波数の整数比とならない固定システムクロックを出
力する固定システムCLK生成回路9と、前記位相と前
記固定システムクロックからパイロット信号を算出、乗
算、検波するパイロット信号データ作成手段50および
51並びに乗算検波回路6および7を備えたディジタル
トラッキング誤差信号検出装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固定システムCL
K生成回路より出力する第1と第2のパイロット周波数
の整数比とならない固定システム周波数で、映像処理基
準となる固定システムクロックにより動作するディジタ
ルトラッキング誤差信号検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】家庭用ディジタル機器には一般にDVC
方式のビデオテープレコーダー(以下VTRと略す。)
がある。このDVC方式のVTRは記録時に2つのパイ
ロット信号(第1パイロット周波数465kHz,第2
パイロット周波数697.5kHz)をディジタル変調
によってトラックに多重記録している。このパイロット
信号を用いて再生時に主トラックの両隣のトラックから
再生されたそれぞれのパイロット信号のレベル差(トラ
ッキング誤差信号)を出力し、主トラックに対する回転
ヘッドの走査軌跡のずれを補正し、トラックを正確に走
査するようにしている。
【0003】以下に、従来のトラッキング誤差信号検出
装置について説明する。
【0004】図3は、従来のトラッキング誤差信号検出
装置のブロック図である。
【0005】同図において、11は再生信号から第1の
パイロット周波数(ここでは465kHz)と第2のパ
イロット周波数(ここでは697.5kHz)を抽出す
る帯域制限フィルタ(以下BPFと略す。)、12はB
PF11から供給される帯域制限したアナログ信号をデ
ィジタル化するアナログ/ディジタル変換器(以下A/
D変換器と略す。)、また60は、パイロット信号f
1、SINデータ作成回路60aおよびパイロット信号
f1、COSデータ作成回路60bから構成され、第1
のパイロット周波数のサイン波形信号とコサイン波形信
号を生成するパイロット信号f1,SIN/COSデー
タ作成手段、また61はパイロット信号f2SINデー
タ作成回路61aおよびパイロット信号f2COSデー
タ作成回路61bから構成され、第2のパイロット周波
数のサイン波形信号とコサイン波形信号を生成するパイ
ロット信号f2、SIN/COSデータ作成手段、70
aはA/D変換器12から供給されるディジタル再生信
号と、パイロット信号f1,SIN/COSデータ作成
手段60から供給される第1のパイロット周波数のサイ
ン波形信号とを乗算する乗算器、70bはA/D変換器
12から供給されるディジタル再生信号とパイロット信
号f1,SIN/COSデータ作成手段60から供給さ
れる第1のパイロット周波数のコサイン波形信号を乗算
する乗算器、14は乗算器70aおよび70bの各乗算
結果を用いて第1のパイロット周波数の振幅値を出力す
るパイロット信号f1乗算検波回路、70cはA/D変
換器12から供給されるディジタル再生信号とパイロッ
ト信号f2,SIN/COSデータ作成手段61から供
給される第2のパイロット周波数のサイン波形信号を乗
算する乗算器、70dA/D変換器12から供給される
ディジタル再生信号とパイロット信号f2,SIN/C
OSデータ作成手段61から供給される第2のパイロッ
ト周波数のコサイン波形信号を乗算する乗算器、15は
乗算器70cおよび70dの各乗算結果を用いて第2の
パイロット周波数の振幅値を出力するパイロット信号f
2乗算検波回路、16はパイロット信号f1乗算検波回
路14から供給された第1のパイロット周波数の振幅値
とパイロット信号f2乗算検波回路15から供給された
第2のパイロット周波数の振幅値との差分をとり、トラ
ッキング誤差信号を出力する差分回路、17は固定シス
テム周波数の固定システムクロックを出力する固定シス
テムCLK生成回路、18は入力映像信号に同期したシ
ステム周波数の入力映像基準システムクロックを生成す
る入力映像基準システムクロック生成回路、19は固定
システムCLK生成回路17から供給される固定システ
ムクロックと入力映像基準システムクロック生成回路1
8から供給される入力映像基準システムクロックとを切
り替え、システム周波数のシステムクロック(A’)を
出力するスイッチ、20はスイッチ19から供給される
システム周波数のシステムクロック(A’)を用いて記
録クロック(B’)を生成する記録クロック生成回路、
21は再生信号から再生処理基準となる再生クロック
(D’)を生成する再生クロック生成回路、22は再生
信号から各種処理を行い出力映像信号を出力する再生信
号処理回路である。
【0006】システムクロック(A’)は、(1)通常
再生時には固定システムクロックを、また(2)インサ
ート記録などサーボ回路が入力映像信号に同期するとき
には入力映像基準システムクロックを、それぞれ選択す
る。ここで固定システムクロックは周波数が非常に安定
なクロックを出力するクリスタル発振器より得られ、ま
た、入力映像基準クロックは入力映像信号に同期したシ
ステム周波数のクロックを内蔵したPhase Loc
ked Loop(以下PLLと略す。)を用いて生成
する。記録クロック(B’)はシステムクロック
(A’)に同期した記録周波数(ここでは41.85M
Hz)のクロックを内蔵したPLLを用いて生成する。
サンプリングクロック(C’)はパイロット信号の周波
数f1,f2の公倍数の周波数となるように記録クロッ
ク(B’)を1/15分周して生成する。再生クロック
(D’)は再生信号に同期した再生周波数(ここでは4
1.85MHz)のクロックを内蔵したPLLを用いて
生成する。
【0007】従来のトラッキング誤差信号検出装置のA
/D変換器12から差分回路16までは、サンプリング
クロック(C’)により動作し、再生信号処理回路21
は再生クロック生成回路21から供給される再生クロッ
ク(D’)と、システムクロック(A’)により動作す
る。
【0008】以上のように構成された従来のトラッキン
グ誤差信号検出装置において、以下その動作を説明す
る。
【0009】BPF11は再生信号から第1と第2のパ
イロット周波数の成分を抽出する。A/D変換器12は
帯域制限したアナログ再生信号をサンプリングクロック
間隔でディジタル化し出力する。
【0010】パイロット信号f1,SIN/COSデー
タ作成手段60およびパイロット信号f2,SIN/C
OSデータ作成手段61は、いずれも第1と第2のパイ
ロット周波数f1,f2の公倍数であるサンプリングク
ロックにより動作するため、第1および第2のパイロッ
ト周波数の波形データは簡単に決定され、第1のパイロ
ット周波数のサイン波形信号とコサイン波形信号、第2
のパイロット周波数のサイン波形信号とコサイン波形信
号を出力する。
【0011】A/D変換器12から供給された帯域制限
したディジタル再生信号と、パイロット信号f1,SI
Nデータ作成回路60aから供給された第1のパイロッ
ト周波数のサイン波形信号とは、乗算器70aにより、
サンプリングシステムクロック毎に乗算され、これと同
時に、A/D変換器12から供給された帯域制限したデ
ィジタル再生信号とパイロット信号f1,COSデータ
作成回路60bから供給された第1のパイロット周波数
のコサイン波形信号もまた、乗算器70bによりサンプ
リングクロック毎に乗算される。
【0012】続いてパイロット信号f1乗算検波回路1
4は、乗算器70aおよび70bから乗算結果の供給を
受けると、これを乗算検波し、第1のパイロット周波数
の振幅値を出力する。
【0013】一方、A/D変換器12から供給された帯
域制限したディジタル再生信号とパイロット信号f2,
SINデータ作成回路61aから供給された第2のパイ
ロット周波数のサイン波形信号とは、乗算器70cによ
り、サンプリングクロック毎に乗算され、これと同時
に、A/D変換器12から供給された帯域制限したディ
ジタル再生信号とパイロット信号f2,COSデータ作
成回路61bから供給された第2のパイロット周波数の
コサイン波形信号もまた、乗算器70dによりサンプリ
ングクロック毎に乗算される。
【0014】パイロット信号f2乗算検波回路15は乗
算器70cおよび70dから乗算結果の供給を受ける
と、これを乗算検波し、第2のパイロット周波数の振幅
値を出力する。
【0015】差分回路16は、パイロット信号f1乗算
検波回路14から供給される第1のパイロット周波数の
振幅値と、パイロット信号f2乗算検波回路15から供
給される第2のパイロット周波数の振幅値との入力を受
けると、これら振幅値の差分をとり、差分結果であるト
ラッキング誤差信号を取得、外部へ出力する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の構成にお
いて、トラッキング誤差信号検出装置に使用するサンプ
リングクロック(C’)は、記録クロック(B’)より
生成されている。
【0017】この記録クロック(B’)は、再生時にト
ラッキング誤差信号検出装置においてのみ使用されるも
のであるが、再生クロック(D’)と同じ周波数のクロ
ック信号を有していながら、再生クロック(D’)とは
異なる基準信号により生成されている。
【0018】これは、再生時において互いに異なる2種
のPLLを用いて生成する同じ周波数の2つのクロック
信号が存在することを意味し、装置の消費電力を増大さ
せる等の悪影響を及ぼすものであった。
【0019】本発明は、上記従来の問題点を解決するた
めになされたもので、固定システムCLK生成回路より
出力する第1および第2のパイロット周波数の整数比と
ならない固定システム周波数にて映像処理基準となる固
定システムクロックを用いてパイロット信号f1,f2
を乗算検波することによりトラッキング誤差信号を出力
する手段を有する、トラッキング誤差信号検出装置を提
供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第1の本発明(請求項1に対応)は、VTRの再
生信号に含まれる、第1のパイロット周波数を有する第
1パイロット信号と、第2のパイロット周波数を有する
第2のパイロット信号とのレベル差により、前記VTR
の記録再生時に用いられるトラッキング信号を生成する
ディジタルトラッキング誤差検出装置において、前記第
1および第2のパイロット周波数の整数比とならない所
定の固定システム周波数で、映像処理基準となる固定シ
ステムクロックを出力する固定システムCLK生成回路
と、前記再生信号を前記固定システムクロック間隔でデ
ィジタル再生信号に変換するA/D変換器と、前記ディ
ジタル再生信号から、前記第1と第2のパイロット周波
数成分を抽出する固定システムクロック動作のバンドパ
スフィルタ(BPF)と、所定の位相進み量Nf1を前記
固定システムクロック毎に加算し、所定の値Mでオーバ
ーフローさせて位相Nf1tを生成する第1の位相生成回
路と、所定の位相進み量Nf2を前記固定システムクロッ
ク毎に加算し、所定の値Mでオーバーフローさせて位相
f2tを生成する第2の位相生成回路と、位相0からπ
/2までのサイン波形データのテーブルを有し、前記位
相Nf1tを用いて、前記テーブルのデータから前記第1
のパイロット周波数のサイン波形信号およびコサイン波
形信号を作成する、固定システムクロック動作の第1の
パイロット信号SIN/COSデータ作成手段と、前記
テーブルを有し、前記位相Nf2tを用いて、前記テーブ
ルのデータから前記第2のパイロット周波数のサイン波
形信号およびコサイン波形信号を作成する、固定システ
ムクロック動作の第2のパイロット信号SIN/COS
データ変換手段と、前記BPFから供給された帯域制限
したディジタル再生信号と前記第1のパイロット周波数
のサイン波形信号とを前記固定システムクロック毎に乗
算する第1の乗算器と、前記BPFから供給された帯域
制限したディジタル再生信号と前記第1のパイロット周
波数のコサイン波形信号とを前記固定システムクロック
毎に乗算する第2の乗算器と、前記第1の乗算器から得
られる乗算結果と前記第2の乗算器から得られる乗算結
果とを乗算検波し、前記第1のパイロット周波数の振幅
値を出力する固定システムクロック動作のパイロット信
号f1乗算検波回路と、前記BPFから供給された帯域
制限したディジタル再生信号と前記第2のパイロット周
波数のサイン波形信号を前記固定システムクロック毎に
乗算する第3の乗算器と、前記BPFから供給された帯
域制限したディジタル再生信号と前記第2のパイロット
周波数のコサイン波形信号を前記固定システムクロック
毎に乗算する第4の乗算器と、前記第3の乗算器から得
られる乗算結果と前記第4の乗算器から得られる乗算結
果とを乗算検波し、前記第2のパイロット周波数の振幅
値を出力する固定システムクロック動作のパイロット信
号f2乗算検波回路と、前記第1のパイロット周波数の
振幅値と前記第2のパイロット周波数の振幅値との差分
をとり、トラッキング誤差信号を出力する固定システム
クロック動作の差分回路とを備えたことを特徴とするデ
ィジタルトラッキング誤差信号検出装置である。
【0021】また、第2の本発明(請求項2に対応)
は、前記所定の位相進み量Nf1およびNf2は、通常再生
時、前記第1および第2のパイロット周波数により決定
された位相N0f1およびN0f2であることを特徴とする上
記本発明である。
【0022】また、第3の本発明(請求項3に対応)
は、外部入力映像信号から得られるフレーム偏差を、位
相の補正量ΔNf1およびΔNf2に変換する前記固定シス
テムクロック動作のΔN変換回路と、前記補正量ΔNf1
およびΔNf2を用いて前記所定の位相進み量Nf1および
f2を生成する位相進み量生成回路とをさらに備えたこ
とを特徴とする上記本発明である。
【0023】また、第4の本発明(請求項4に対応)
は、前記位相進み量生成回路は、前記第1および第2の
パイロット周波数が変位したときに、前記位相N0f1
前記補正量ΔNf1とを加算して位相進み量Nf1を生成す
るとともに、前記位相N0f2と前記補正量ΔNf2とを加
算して位相進み量Nf2を生成することを特徴とする上記
本発明である。
【0024】また、第5の本発明(請求項5に対応)
は、前記位相N0f1はN0f1≒(前記第1のパイロット周
波数/前記固定システム周波数)×Mとし、前記位相N
0f2はN0f2≒(前記第2のパイロット周波数/前記固定
システム周波数)×Mとして求められるものであること
を特徴とする上記本発明である。
【0025】また、第6の本発明(請求項6に対応)
は、前記第1のパイロット信号SIN/COSデータ作
成手段および第2のパイロット信号SIN/COSデー
タ作成手段とを共用し、前記第1の乗算器、第2の乗算
器、第3の乗算器および第4の乗算器とを共用し、前記
パイロット信号f1乗算検波回路およびパイロット信号
f2乗算検波回路を共用して、時分割で動作することを
特徴とする上記本発明である。
【0026】また、第7の本発明(請求項7に対応)
は、前記パイロット信号f1,f2SIN/COSデー
タ変換回路は、前記第1と第2の位相生成回路から供給
される位相Nf1tおよびNf2tに所定の値(P/M)
(PはP≪Mを満たす所定の数)を乗じて、位相0から
π/2までの前記サイン波形データのテーブル数を削減
させることを特徴とする上記本発明である。
【0027】これにより、トラッキング誤差信号検出装
置に使用した記録クロックを生成する必要がなく、再生
時にPLLを用いて生成するクロックが1種類となり、
消費電力等の削減が可能となる。また、さらなる取り組
みとして記録クロックと再生クロックを生成するPLL
の共用化が可能となる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて、図面を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は、本発明の実施の形態1のディ
ジタルトラッキング誤差信号検出装置のブロック図であ
る。同図において、1は再生信号をディジタル化するA
/D変換器、2はA/D変換器1から供給されるディジ
タル再生信号から第1のパイロット周波数と第2のパイ
ロット周波数を抽出するBPF、4aおよび4bは、そ
れぞれ位相Nf1とNf2から位相Nf1tとNf2tを生成す
る、加算器40aおよび40b、ならびにフリップフロ
ップ回路41aおよび41bを備えた位相生成回路、5
0は位相生成回路4から供給される位相Nf1tを用いて
第1のパイロット周波数のサイン波形信号とコサイン波
形信号を作成する、パイロット信号f1、SINデータ
作成回路50aおよびパイロット信号f1、COSデー
タ作成回路50bから構成されるパイロット信号f1,
SIN/COSデータ作成手段、また51は位相生成回
路4から供給される位相Nf2tを用いて第2のパイロッ
ト周波数のサイン波形信号とコサイン波形信号を作成す
る、パイロット信号f2、SINデータ作成回路51a
およびパイロット信号f2、COSデータ作成回路51
bから構成されるパイロット信号f2,SIN/COS
データ作成手段、70aはBPF2から供給されるディ
ジタル信号と、パイロット信号f1、SIN/COSデ
ータ作成手段50から供給される第1のパイロット周波
数のサイン波形信号とを乗算する乗算器、70bはBP
F2から供給されるディジタル信号と、パイロット信号
f1、SIN/COSデータ作成手段50から供給され
る第1のパイロット周波数のコサイン波形信号を乗算す
る乗算器、6は乗算器70aおよび70bの各乗算結果
を用いて第1のパイロット周波数の振幅値を出力するパ
イロット信号f1乗算検波回路、70cはBPF2から
供給されるディジタル信号と、パイロット信号f2、S
IN/COSデータ作成手段51から供給される第2の
パイロット周波数のサイン波形信号を乗算する乗算器、
70dはBPF2から供給されるディジタル信号と、パ
イロット信号f2、SIN/COSデータ作成手段51
から供給される第2のパイロット周波数のコサイン波形
信号を乗算する乗算器、7は乗算器70cおよび70d
の各乗算結果を用いて第2のパイロット周波数の振幅値
を出力するパイロット信号f1乗算検波回路、8はパイ
ロット信号f1乗算検波回路6から供給される第1のパ
イロット周波数の振幅値とパイロット信号f2乗算検波
回路7から供給される第2のパイロット周波数の振幅値
との差分をとり、トラッキング誤差信号を出力する差分
回路、9は固定システム周波数の固定システムクロック
(A)を出力する固定システムCLK生成回路、10は
再生信号から再生処理基準となる再生クロック(B)を
生成する再生クロック生成回路、11は再生信号から各
種処理を行い出力映像信号を出力する再生信号処理回路
である。
【0029】ここで、固定システムクロック(A)は、
例えば周波数が非常に安定なクロックを出力するクリス
タル発振器より得られ、また再生クロック(B)は再生
信号に同期した再生周波数のクロックを内蔵したPLL
を用いて生成し、本実施の形態のディジタルトラッキン
グ誤差信号検出装置のA/D変換器1から差分回路8ま
では、固定システムクロック(A)により動作し、再生
信号処理回路11は再生クロック生成回路10から供給
された再生クロック(B)と、固定システムクロック
(A)により動作する。
【0030】以上のように構成された本発明の実施の形
態1によるディジタルトラッキング誤差信号検出装置に
おいて、通常再生時のトラッキング誤差信号検出動作に
ついて説明する。
【0031】はじめに、固定システムクロックは映像処
理基準となる27MHzである。A/D変換器1は、再
生信号を固定システムクロック間隔でディジタル化し出
力する。BPF2は、A/D変換器1から供給されるデ
ィジタル再生信号の入力を受けると、これから第1と第
2のパイロット周波数の成分を抽出する。
【0032】このとき、パイロット信号f1乗算検波回
路6およびパイロット信号f2乗算検波回路7の時分割
動作が可能となるように、ディジタル再生信号はBPF
2で周波数帯域を1/4に間引く。以降、固定システム
クロックは3.375MHz(27MHz/4)とす
る。
【0033】次に、位相生成回路4aは位相進み量Nf1
を固定システムクロック毎に加算し、値M(=216)で
オーバーフローさせて位相Nf1tを生成するとともに、
位相生成回路4bは位相進み量Nf2を、位相Nf1と同様
に固定システムクロック毎に加算し、値M(=216)で
オーバーフローさせて位相Nf2tを生成する。
【0034】ここで位相進み量Nf1(=N0f1)は90
29≒(465kHz(第1パイロット周波数)/3.
375MHz(1/4に間引かれた固定システムクロッ
ク))×216、Nf2(=N0f2)は13544≒(69
7.5kHz(第2パイロット周波数)/3.375M
Hz(1/4に間引かれた固定システムクロック))×
16とし、位相誤差の最大値は0.005°(360°
/216)の非常に高精度なパイロット周波数位相を生成
できる。
【0035】次に、パイロット信号f1,SIN/CO
Sデータ作成手段50およびパイロット信号f2,SI
N/COSデータ作成手段51は、いずれも位相0から
π/2までの28(256)ワード分のサイン波形デー
タのテーブルを有し、入力した位相Nf1tおよび位相N
f2tに基づき、テーブルの波形データを、それぞれ第1
のパイロット周波数のサイン波形信号とコサイン波形信
号、第2のパイロット周波数のサイン波形信号とコサイ
ン波形信号に変換し、各波形信号を出力する。このと
き、実際にパイロット信号f1,SIN/COSデータ
作成手段50およびパイロット信号f2,SIN/CO
Sデータ作成手段51に入力する位相は、位相生成回路
4aおよび4bで生成したNf1tとNf2tのP(=
10,上位10bit)に丸めた結果を使用し、サイン
波形データのテーブル数の削減を図った。
【0036】次に、BPF2から供給された帯域制限し
たディジタル再生信号とパイロット信号f1,SINデ
ータ作成回路50aから供給された第1のパイロット周
波数のサイン波形信号とは、乗算器70aにより、固定
システムクロック毎に乗算され、これと同時に、BPF
2から供給された帯域制限したディジタル再生信号とパ
イロット信号f1,COSデータ作成回路50bから供
給された第1のパイロット周波数のコサイン波形信号も
また、乗算器70bによりサンプリングクロック毎に乗
算される。
【0037】次に、パイロット信号f1乗算検波回路6
は乗算器70aおよび70bから乗算結果の供給を受け
ると、これを乗算検波し、第1のパイロット周波数の振
幅値を出力する。
【0038】上記と同様にして、BPF2から供給され
た帯域制限したディジタル再生信号とパイロット信号f
2,SINデータ作成回路51aから供給された第2の
パイロット周波数のサイン波形信号は、乗算器70cに
より、固定システムクロック毎に乗算され、これと同時
に、BPF2から供給された帯域制限したディジタル再
生信号とパイロット信号f2,COSデータ作成回路5
1bから供給された第2のパイロット周波数のコサイン
波形信号は、乗算器70dにより、固定システムクロッ
ク毎に乗算され、パイロット信号f2乗算検波回路7は
乗算器70cおよび70dから乗算結果の供給を受ける
と、これを乗算検波し、第2のパイロット周波数の振幅
値を出力する。
【0039】最後に、差分回路8はパイロット信号f1
乗算検波回路6から供給される第1のパイロット周波数
の振幅値とパイロット信号f2乗算検波回路7から供給
される第2のパイロット周波数の振幅値との入力を受け
ると、これら振幅値の差分をとり、差分結果であるトラ
ッキング誤差信号を取得、外部へ出力する。
【0040】このように、本発明の実施の形態によれ
ば、固定システムCLK生成回路9より出力する第1と
第2のパイロット周波数の整数比とならない固定システ
ム周波数で、映像処理基準となる固定システムクロック
によりパイロット信号f1,f2を乗算検波しトラッキ
ング誤差信号を出力することで、記録クロックを省いた
構成にてディジタルトラッキング誤差信号検出装置を実
現できる。
【0041】(実施の形態2)図2は、本発明の実施の
形態2のディジタルトラッキング誤差信号検出装置のブ
ロック図である。同図において、図1と同一符号は同一
部または同一手段である。また、3は、フレーム偏差か
らΔNに変換するΔN変換回路30から供給されるΔN
f1と前記N0f1を加算しNf1を生成し、フレーム偏差か
らΔNに変換するΔN変換回路から供給されるΔNf2
前記N0f2を加算しNf2を生成する位相進み量生成回
路、30は外部入力映像信号のフレーム偏差を位相補正
量ΔNに変換するΔN変換回路である。また、固定シス
テムクロック(A)および再生クロック(B)、の生成
源、並びに各部各手段の動作クロックについても、実施
の形態1と同様である。
【0042】以上のように構成された本発明のディジタ
ルトラッキング誤差信号検出装置において、インサート
記録など、サーボ回路が入力映像信号に同期する時のト
ラッキング誤差信号検出動作について説明する。ただ
し、本実施の形態1と重複する動作については、簡単の
ため省略する。
【0043】はじめに、インサート記録など、サーボ回
路(図示しない)が入力映像信号に同期する時、第1と
第2のパイロット周波数は正規の第1の周波数(465
kHz)と第2の周波数(697.5kHz)からずれ
てしまう。
【0044】このとき、ΔN変換回路30は、外部入力
映像信号のフレーム偏差から位相進み補正量ΔNを求
め、第1と第2の周波数のずれを補正する。
【0045】まず、入力映像信号としてNTSC信号を
扱う場合は、フレーム誤差をTとしフレーム偏差をT/
(2×858×525)とすると、補正量ΔNf1は(4
65kHz/3.375MHz)×216×T/(2×8
58×525)≒(657/216)×Tと計算でき、ま
たΔNf2は(697.5kHz/3.375MHz)×
16×T/(2×858×525)=((3/2)×4
65kHz/3.375MHz)×216×T/(2×8
58×525)≒(3/2)×(657/216)×Tと
計算できる。
【0046】次に、入力映像信号としてPAL信号を扱
う場合においても同様にして、フレーム偏差をT/(2
×864×625)とすると、ΔNf1は(465kHz
/3.375MHz)×216×T/(2×864×62
5)≒(137/214)×Tと計算し、またΔNf2
(697.5kHz/3.375MHz)×216×T/
(2×864×625)=((3/2)×465kHz
/3.375MHz)×216×T/(2×864×62
5)≒(3/2)×(137/214)×Tと計算でき
る。ここでΔNf1とΔNf2はNTSCとPALのモード
によって切り替える。NTSC、PALの近似による誤
差はそれそれ0.02%,0.015%である。
【0047】位相進み量生成回路3は上記により計算さ
れたΔNf1と実施の形態1で決定したN0f1を加算し位
相進み量Nf1を生成し、また上記により計算されたΔN
f2と実施の形態1で決定したN0f2を加算し位相進み量
f2を生成し、位相生成回路4aおよび4bにそれぞれ
出力する。これ以後の動作は、実施の形態1と同様に行
われる。
【0048】このように、本発明の実施の形態2によれ
ば、サーボ回路が入力映像信号に同期する場合におい
て、入力映像信号から得られるフレーム偏差により位相
進み量Nを補正してやり、通常再生時と同様のパイロッ
ト信号f1,f2を乗算検波しトラッキング誤差信号を
出力するディジタルトラッキング誤差信号検出装置が実
現できる。
【0049】なお、本発明のいずれの実施の形態におい
ても、固定システム周波数を27MHzとしたが、第1
と第2のパイロット周波数の整数比とならない固定シス
テム周波数であれば、これに限定されるものではない。
【0050】また、パイロット周波数は第1が465k
Hz,第2が697.5kHzとしたが、各種設定値を
変更すればどのパイロット周波数であってもトラッキン
グ誤差信号の出力は可能である。
【0051】また、A/D変換器,BPF(ディジタル
フィルター)の順番でディジタル再生信号を生成した
が、従来例のようにBPF(アナログフィルター),A
/D変換器の順番でディジタル再生信号を生成してもよ
い。
【0052】また、位相Nf1tとNf2tを生成する位相
生成回路4aおよび4bにおいて、MとPの各値はM=
16,P=210としたが、P≪Mを満たす条件であれば
M,Pの値はこれに限定されるものではない。
【0053】また、パイロット信号f1、SIN/CO
Sデータ作成手段50およびパイロット信号f2、SI
N/COSデータ作成手段51は共用して一体化した構
成としてもよく、同様に乗算器70a〜70dも同様に
一体化した構成としてもよく、またパイロット信号f1
乗算検波回路6およびパイロット信号f2乗算検波回路
7同士も共用可能に一体化してもよい。
【0054】また、本発明の第1のパイロット信号SI
N/COSデータ作成手段は、実施の形態のパイロット
信号f1、SIN/COSデータ作成手段50に相当
し、本発明の第2のパイロット信号SIN/COSデー
タ作成手段は、実施の形態のパイロット信号f2、SI
N/COSデータ作成手段51に相当するものである。
【0055】
【発明の効果】以上説明したところから明らかなよう
に、本発明によれば、トラッキング誤差信号検出用のP
LLにより生成する記録クロックが不用となり、消費電
力の削減が可能である。また、回路規模の大幅な増加を
抑えながら、固定システムCLK生成回路より出力する
第1と第2のパイロット周波数の整数比とならない固定
システム周波数で、映像処理基準となる固定システムク
ロックによるトラッキング誤差信号の出力が可能とな
る。
【0056】また、インサート記録など、サーボ回路が
入力映像信号に同期する場合においても、通常再生時と
同様のトラッキング誤差信号の出力が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるディジタルトラ
ッキング誤差信号検出装置のブロック図である
【図2】本発明の実施の形態2におけるディジタルトラ
ッキング誤差信号検出装置のブロック図である
【図3】従来のトラッキング誤差信号検出装置のブロッ
ク図である
【符号の説明】
1 A/D変換器 2 BPF 3 位相進み量生成回路 4a、4b 位相生成回路 6 パイロット信号f1乗算検波回路 7 パイロット信号f2乗算検波回路 8 差分回路 9 固定システムCLK生成回路 10 再生クロック生成回路 11 再生信号処理回路 30 ΔN変換回路 40a、40b 加算器 41a、41b フリップフロップ回路 50、60 パイロット信号f1、SIN/COSデー
タ作成手段 50a、60a パイロット信号f1、SINデータ作
成回路 50b 60b パイロット信号f1、COSデータ作
成回路 51 61 パイロット信号f2、SIN/COSデー
タ作成手段 51a 61a パイロット信号f2、SINデータ作
成回路 51b 61b パイロット信号f2、COSデータ作
成回路 70a、70b、70c、70d 乗算器 A 固定システムクロック B 再生クロック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水島 哲也 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 伊沢 正人 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 中川 智雄 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5D097 AA02 BB03 EE02 FF01 GG03 HH06 LL08 LL12

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 VTRの再生信号に含まれる、第1のパ
    イロット周波数を有する第1パイロット信号と、第2の
    パイロット周波数を有する第2のパイロット信号とのレ
    ベル差により、前記VTRの記録再生時に用いられるト
    ラッキング信号を生成するディジタルトラッキング誤差
    検出装置において、 前記第1および第2のパイロット周波数の整数比となら
    ない所定の固定システム周波数で、映像処理基準となる
    固定システムクロックを出力する固定システムCLK生
    成回路と、 前記再生信号を前記固定システムクロック間隔でディジ
    タル再生信号に変換するA/D変換器と、 前記ディジタル再生信号から、前記第1と第2のパイロ
    ット周波数成分を抽出する固定システムクロック動作の
    バンドパスフィルタ(BPF)と、 所定の位相進み量Nf1を前記固定システムクロック毎に
    加算し、所定の値Mでオーバーフローさせて位相Nf1
    を生成する第1の位相生成回路と、 所定の位相進み量Nf2を前記固定システムクロック毎に
    加算し、所定の値Mでオーバーフローさせて位相Nf2
    を生成する第2の位相生成回路と、 位相0からπ/2までのサイン波形データのテーブルを
    有し、前記位相Nf1tを用いて、前記テーブルのデータ
    から前記第1のパイロット周波数のサイン波形信号およ
    びコサイン波形信号を作成する、固定システムクロック
    動作の第1のパイロット信号SIN/COSデータ作成
    手段と、 前記テーブルを有し、前記位相Nf2tを用いて、前記テ
    ーブルのデータから前記第2のパイロット周波数のサイ
    ン波形信号およびコサイン波形信号を作成する、固定シ
    ステムクロック動作の第2のパイロット信号SIN/C
    OSデータ変換手段と、 前記BPFから供給された帯域制限したディジタル再生
    信号と前記第1のパイロット周波数のサイン波形信号と
    を前記固定システムクロック毎に乗算する第1の乗算器
    と、 前記BPFから供給された帯域制限したディジタル再生
    信号と前記第1のパイロット周波数のコサイン波形信号
    とを前記固定システムクロック毎に乗算する第2の乗算
    器と、 前記第1の乗算器から得られる乗算結果と前記第2の乗
    算器から得られる乗算結果とを乗算検波し、前記第1の
    パイロット周波数の振幅値を出力する固定システムクロ
    ック動作のパイロット信号f1乗算検波回路と、 前記BPFから供給された帯域制限したディジタル再生
    信号と前記第2のパイロット周波数のサイン波形信号を
    前記固定システムクロック毎に乗算する第3の乗算器
    と、 前記BPFから供給された帯域制限したディジタル再生
    信号と前記第2のパイロット周波数のコサイン波形信号
    を前記固定システムクロック毎に乗算する第4の乗算器
    と、 前記第3の乗算器から得られる乗算結果と前記第4の乗
    算器から得られる乗算結果とを乗算検波し、前記第2の
    パイロット周波数の振幅値を出力する固定システムクロ
    ック動作のパイロット信号f2乗算検波回路と、 前記第1のパイロット周波数の振幅値と前記第2のパイ
    ロット周波数の振幅値との差分をとり、トラッキング誤
    差信号を出力する固定システムクロック動作の差分回路
    とを備えたことを特徴とするディジタルトラッキング誤
    差信号検出装置。
  2. 【請求項2】 前記所定の位相進み量Nf1およびN
    f2は、通常再生時、前記第1および第2のパイロット周
    波数により決定された位相N0f1およびN0f2であること
    を特徴とする請求項1記載のディジタルトラッキング誤
    差信号検出装置。
  3. 【請求項3】 外部入力映像信号から得られるフレーム
    偏差を、位相の補正量ΔNf1およびΔNf2に変換する前
    記固定システムクロック動作のΔN変換回路と、 前記補正量ΔNf1およびΔNf2を用いて前記所定の位相
    進み量Nf1およびNf2を生成する位相進み量生成回路と
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載のディ
    ジタルトラッキング誤差信号検出装置。
  4. 【請求項4】 前記位相進み量生成回路は、前記第1お
    よび第2のパイロット周波数が変位したときに、 前記位相N0f1と前記補正量ΔNf1とを加算して位相進
    み量Nf1を生成するとともに、 前記位相N0f2と前記補正量ΔNf2とを加算して位相進
    み量Nf2を生成することを特徴とする請求項3に記載の
    ディジタルトラッキング誤差信号検出装置。
  5. 【請求項5】 前記位相N0f1はN0f1≒(前記第1のパ
    イロット周波数/前記固定システム周波数)×Mとし、
    前記位相N0f2はN0f2≒(前記第2のパイロット周波数
    /前記固定システム周波数)×Mとして求められるもの
    であることを特徴とする請求項2または4に記載のディ
    ジタルトラッキング誤差信号検出装置。
  6. 【請求項6】 前記第1のパイロット信号SIN/CO
    Sデータ作成手段および第2のパイロット信号SIN/
    COSデータ作成手段とを共用し、 前記第1の乗算器、第2の乗算器、第3の乗算器および
    第4の乗算器とを共用し、 前記パイロット信号f1乗算検波回路およびパイロット
    信号f2乗算検波回路を共用して、時分割で動作するこ
    とを特徴とする請求項1または3に記載のディジタルト
    ラッキング誤差信号検出装置。
  7. 【請求項7】 前記第1のパイロット信号SIN/CO
    Sデータ作成手段および第2のパイロット信号SIN/
    COSデータ作成手段は、前記第1と第2の位相生成回
    路から供給される位相Nf1tおよびNf2tに所定の値
    (P/M)(PはP≪Mを満たす所定の数)を乗じて、
    位相0からπ/2までの前記サイン波形データのテーブ
    ル数を削減させることを特徴とする請求項1または3に
    記載のディジタルトラッキング誤差信号検出装置。
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