JP2001092943A - 情報記録媒体 - Google Patents

情報記録媒体

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JP2001092943A
JP2001092943A JP26729799A JP26729799A JP2001092943A JP 2001092943 A JP2001092943 A JP 2001092943A JP 26729799 A JP26729799 A JP 26729799A JP 26729799 A JP26729799 A JP 26729799A JP 2001092943 A JP2001092943 A JP 2001092943A
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    • G11B33/02Cabinets; Cases; Stands; Disposition of apparatus therein or thereon
    • G11B33/06Cabinets; Cases; Stands; Disposition of apparatus therein or thereon combined with other apparatus having a different main function
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K19/00Record carriers for use with machines and with at least a part designed to carry digital markings
    • G06K19/06Record carriers for use with machines and with at least a part designed to carry digital markings characterised by the kind of the digital marking, e.g. shape, nature, code
    • G06K19/067Record carriers with conductive marks, printed circuits or semiconductor circuit elements, e.g. credit or identity cards also with resonating or responding marks without active components
    • G06K19/07Record carriers with conductive marks, printed circuits or semiconductor circuit elements, e.g. credit or identity cards also with resonating or responding marks without active components with integrated circuit chips
    • G06K19/077Constructional details, e.g. mounting of circuits in the carrier

Abstract

(57)【要約】 【課題】 目の不自由な人であっても情報記録媒体を触
ることによって他の種類の情報記録媒体との判別や、同
種類の情報記録媒体間における記憶容量の大小等の相違
点を容易に認識できるようにする。 【解決手段】 媒体挿入口70から出し入れされてカメ
ラ一体型VTR50に対して着脱自在に装着されるIC
記録メディア11である。このIC記録メディア11
は、情報が記録される情報記録部と、この情報記録部が
収納される外装ケース12とを有し、外装ケース12に
はラベル貼付用凹部35を設け、このラベル貼付用凹部
35内に、このIC記録メディア11を他の種類の情報
記録媒体と識別するための識別突起40を設け、この識
別突起40は、ラベル貼付用凹部35の深さ以下の高さ
であって触覚によって認識できるように形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フラッシュメモリ
をケースに収納したメモリスティックと呼ばれているI
C記録メディア、光磁気ディスクをカートリッジに収納
したMD(ミニディスク)、磁気ディスクをカートリッ
ジに収納したFD(フロッピィディスク)、或いは光デ
ィスクをカートリッジに収納したディスク記録媒体その
他の情報記録媒体に関し、特に、ケースやカートリッジ
等の外装ケースの表面に設けた凹部に識別突起を設け、
この識別突起を指で触ることによって触覚で種類の違い
や記憶容量の違い等を識別できるようにした情報記録媒
体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に、情報記録媒体を用いて情
報信号の記録及び/又は再生を行う装置としては、例え
ば、カメラ一体型ビデオテープレコーダ(以下「カメラ
一体型VTR」という。)が知られている。このカメラ
一体型VTRには、一般に、情報記録媒体としてカセッ
トテープが使用されている。このカセットテープの磁気
テープに人物や風景等を撮影した映像を情報信号として
記録することにより、その映像情報を家庭等で再生して
楽しむことができる。
【0003】このようなカメラ一体型VTRにおいても
他の電子機器等と同様に、新たな機能の付加や、撮影時
間の長期化等のように機能の拡充、性能の向上が図られ
ている。例えば、本願特許出願人は、先に、従来のカメ
ラ一体型VTRにデジタルスチルカメラの機能を付加
し、カセットテープによる動画の記録に加えて、新たな
情報記録媒体にデジタルスチルカメラ感覚で静止画を記
録できるようにしたカメラ一体型VTRを開発して市場
に提供している。
【0004】この新たな情報記録媒体として特許出願人
は、一般に「メモリスティック」と呼ばれているIC記
録メディアを新たに開発した。このIC記録メディア
は、フラッシュメモリを情報記録部として外装ケースに
収納したもので、図10に示すような外観形状を備えて
いる。
【0005】即ち、IC記録メディア1は、略長方形を
なす薄くて偏平な外装ケース2を有し、この外装ケース
2の内部に記憶容量の大きなメモリが収納されている。
この外装ケース2のカメラ一体型VTRへの挿入方向前
側となる先部2aの略中央部には、多数のコネクタピン
を一面側に露出させた端子接続部3が設けられている。
この端子接続部3のコネクタピンは、カメラ一体型VT
Rへの挿入時、挿入方向前側から入り込む記録再生装置
側の端子に電気的に接続される。この端子接続部3の一
側には、記録再生装置に対するIC記録メディア1の誤
挿入を防止するための切欠き部4が設けられている。
【0006】また、外装ケース2の端子接続部3の後方
には、既に記録された情報の誤消去を防止するための誤
消去防止機構のスライドスイッチ5が配置されている。
このスライドスイッチ5の表面は、外装ケース2の表面
と略同一平面となるよう凹部内に設定されており、これ
により外装ケース2の表面から突出した部分ができない
ように考慮されている。この外装ケース2の両側面部に
は、IC記録メディア1の位置決め等を目的とした凹欠
部6a,6bが設けられている。
【0007】この外装ケース2の挿入方向後側の把持部
となる基部2bには、ラベル7を貼付するためのラベル
エリアであるラベル貼付用凹部8が設けられている。こ
のラベル貼付用凹部8内にラベル7を貼付することによ
り、ラベル7の表面が外装ケース2の表面以下となるよ
うにして、ラベル7表面が外側へ突出するのを防止して
いる。このラベル貼付用凹部8は、スライドスイッチ5
を設けた面である裏面の後部から背面部を経て表面まで
連続されており、その表面では先部2aの近傍まで延在
されて大きな貼付面が確保されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たようなIC記録メディア1においては、このIC記録
メディア1が媒体挿入口から出し入れされて記録再生装
置に対して着脱可能に装着される構成となっているた
め、IC記録メディア1の表面に凹部を設けることは問
題ないが、凸部等の突出した部分があるのは好ましくな
い。そのような突出した部分がIC記録メディア1にあ
ると、記録再生装置に対してIC記録メディア1を出し
入れする際に突出した部分が引っ掛かって出し入れがで
きなくなる恐れがあるからである。そのため、IC記録
メディア1には、端子接続部3のための溝やスライドス
イッチ5を収容するための穴、或いはラベル7を貼付す
るためのラベルエリア等の凹部は設けられているが、外
装ケース2の表面から突出した部分となるような凸部は
設けられていない。
【0009】一方、IC記録メディア1を視覚で認識で
きる場合には、視覚によってIC記録メディア1の形
状、模様、色彩等が明らかに認識できるために、他の種
類の情報記録媒体との判別や、同種類の情報記録媒体間
における相違点(例えば、記憶容量の大小、所定の認可
の有無等)等の判別は比較的容易に行うことができる。
しかしながら、目の不自由な人の場合には、このような
情報記録媒体の判別や相違点の認識等は視覚によって行
うことができないために、他の感覚で認識するようにし
ており、そのために触覚が用いられている。一般に、物
を認識するための触覚には指の腹の部分が使用されてお
り、指の腹で凸部又は凹部の有無を認識して、例えば、
点字の読み書きやエレベータの階層ボタンの階層認識等
を行っている。
【0010】ところが、上述したIC記録メディア1の
場合には、薄くて小さなカード状の機器であるため、物
品を識別するための高い突起や深い穴を外装ケース2に
設けることができなかった。そのため、これまでは触覚
によるIC記録メディア1の判別は行われておらず、そ
のための手段もIC記録メディア1には設けられていな
かった。
【0011】本発明は、このような課題に鑑みてなされ
たものであり、目の不自由な人であっても情報記録媒体
を触ることによって他の種類の情報記録媒体との判別
や、同種類の情報記録媒体間における記憶容量の大小等
の相違点を容易に認識できるようにすることにより、上
記課題を解決することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述したような課題等を
解決し、上記目的を達成するために、本発明の請求項1
記載の情報記録媒体は、媒体挿入口から出し入れされて
記録及び/又は再生装置に対して着脱自在に装着される
情報記録媒体であって、この情報記録媒体は、情報が記
録される情報記録部と、この情報記録部が収納される外
装ケースとを有し、外装ケースには凹部を設け、この凹
部内に、この情報記録媒体を他の種類の情報記録媒体と
識別するための識別突起を設け、この識別突起は、凹部
の深さ以下の高さであって触覚によって認識できるよう
に形成したことを特徴としている。
【0013】本発明の請求項2記載の情報記録媒体は、
識別突起は、凹部の縁との間に0.8mm以上の間隔を
あけて設けたことを特徴としている。
【0014】本発明の請求項3記載の情報記録媒体は、
識別突起は、上面の直径又は対角線方向の長さが0.8
mm以上の大きさを有することを特徴としている。
【0015】本発明の請求項4記載の情報記録媒体は、
識別突起は、2個以上を所定間隔離して並べて設け、こ
の識別突起の数に意味を持たせて識別機能を発揮させる
ようにしたことを特徴としている。
【0016】上述のように構成したことにより、本発明
の請求項1記載の情報記録媒体では、情報記録部が収納
される外装ケースの凹部に、この凹部の深さ以下の高さ
であって触覚により認識できる識別突起を設けるように
したため、目の不自由な人であっても情報記録媒体を触
ることによってその情報記録媒体の種類の違いや同種類
間における記憶容量の違い等を容易に判別することがで
きる。しかも、既製品の外形を変えることなく、触覚に
よる判別を可能とすることができる。
【0017】本発明の請求項2記載の情報記録媒体で
は、凹部の縁との間に0.8mm以上の間隔をあけて識
別突起を設けることにより、この識別突起を凹部の縁に
形成されたバリ等と間違えることなく容易に認識するこ
とができる。
【0018】本発明の請求項3記載の情報記録媒体で
は、識別突起の上面の直径又は対角線方向の長さを0.
8mm以上の大きさとすることにより、識別突起を触っ
て触覚で容易に認識することができる。
【0019】本発明の請求項4記載の情報記録媒体で
は、識別突起の数に意味を持たせて2個以上を並べて設
けることにより、識別突起を触って触覚で情報記録媒体
の特定や記憶容量の具体的な値等を確実且つ容易に認識
することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1〜図9は、本発明の実施の一
例を示すもので、一般に「メモリスティック」と呼ばれ
ているIC記録メディアに適用したものである。即ち、
図1は本発明のIC記録メディアの一実施例を裏面先部
側から見た斜視図、図2は同じく底面図、図3は同じく
平面図、図4は図1のIC記録メディアに係る上ケース
の底面図、図5は同じく下ケースの平面図、図6A,B
は識別突起と凹部の縁との間隔と指の腹の触覚との関係
を説明する説明図、図7A〜Cは識別突起と凹部の縁と
の間隔と識別突起の数との関係を説明する説明図、図8
A〜Dは識別突起の形状の例を示す説明図、図9は本発
明のIC記録メディアの使用状態の一例を示す斜視図で
ある。
【0021】図1〜図3に示すように、情報記録媒体の
一具体例を示すIC記録メディア(メモリスティック)
11は、薄くて偏平な直方体の筐体からなる外装ケース
12を有している。この外装ケース12の内部に、情報
が記録される情報記録部である記憶容量の大きなフラッ
シュメモリが収納されている。この情報記録部として
は、フラッシュメモリ等のICメモリに限定されるもの
ではなく、コアメモリやワイヤメモリその他のメモリを
も適用することができるものである。
【0022】外装ケース12は、上下方向に重ね合わさ
れて一体化される一対の上ケース13と下ケース14と
から構成されている。上ケース13は、図3及び図4に
示すように、略長方形をなす上面部13aと、この上面
部13aの長辺側の二辺に連続する左右の側壁部13
b,13cと、上面部13aの短辺側の一辺に連続する
後壁部13dとを有している。左右の側壁部13b,1
3c及び後壁部13dは、上面部13aの下面から下方
へ突出するように形成されており、前面には開口部が設
けられている。一方の側壁部13bの前面側は内側に入
り込んだ曲面形状とされており、これによりガイド15
の一部をなす上ガイド部15aが形成されている。
【0023】また、上ケース13の左右の側壁部13
b,13cの端面には、長手方向に連続する接合用の突
条部16a,16bがそれぞれ設けられている。各突条
部16a,16bの後壁部13d側の端部は互いに内側
に延在され、後壁部13dの端面に連続するように設け
られている。更に、上ケース13の上ガイド部15aの
近傍には、下ケース14との間の位置決めをなす位置決
め凸部17が設けられている。この位置決め凸部17
は、外向きに開口された半円形の断面を有する半円筒体
からなり、この位置決め凸部17の外側に平面形状がU
字状をなす空間部18が設けられている。この空間部1
8を形成するため一方の側壁部13bには、切欠きが設
けられている。他方の側壁部13cの長手方向中途部に
は嵌合溝19が設けられている。
【0024】この上ケース13の上面には、メモリに記
録されている情報の内容、その他の事項を任意に書き込
むことができるラベルを貼付するためのラベル貼付用凹
部20が設けられている。このラベル貼付用凹部20
は、外装ケース12の表面から突出した部分を作らない
ために設けた凹部の一具体例を示すものである。このラ
ベル貼付用凹部20の深さは、この実施例では0.17
5mmに設定されている。従って、ここに貼付されるラ
ベルの厚みは、0.175mm以下である。
【0025】このラベル貼付用凹部20は、図3に示す
ように、所定の幅をもって上ケース13の前面の近傍ま
で延在されている。このラベル貼付用凹部20の後側
は、後方に真っ直ぐ延在されて後壁部13dまで連続さ
せて形成されている。この上ケース13の上面の前部に
は、記録再生装置に対するIC記録メディア11の挿入
方向を現す矢印21aと、内蔵されたフラッシュメモリ
の記憶容量を現す文字21bとが表示されている。
【0026】下ケース14は、図1、図2及び図5に示
すように、略長方形をなす下面部14aと、この下面部
14aの長手方向一方の短辺側の一辺に連続する前面部
14bと、長辺側の二辺に連続する左右の側壁部14
c,14dと、下面部14aの短辺側の他の一辺に連続
する後壁部14eとを有している。左右の側壁部14
c,14d及び後壁部14eは、下面部14aの上面か
ら上方へ突出するように形成されている。一方の側壁部
14cの前部から前面部14bの一側に渡る部分は内側
に入り込んだ曲面形状とされており、これによりガイド
15の残部をなす下ガイド部15bが形成されている。
この下ガイド部15bの上に上ガイド部15aを重ね合
わせることにより、共通の曲面を有するガイド15が構
成される。このガイド15は、電子機器に対するIC記
録メディア11の誤挿入を防止するためのものである。
【0027】下ケース14の前面部14bには、上ケー
ス13の前面開口部を閉じる蓋体部22と、IC記録メ
ディア11を電子機器に接続するための接続部23とが
設けられている。蓋体部22は下ケース14の幅方向に
延在されていて、その内側に接続部23が設定されてい
る。図1に示すように、接続部23は上面及び前面に開
口されていると共に、複数の仕切り片24によって幅方
向に略等間隔に仕切られている。これら仕切り片24で
仕切られた各区分には、それぞれコネクタピン25が配
置されている。従って、複数のコネクタピン25は横並
びに配置されていて、それぞれの先端部が仕切り片24
間から露出されている。
【0028】これらのコネクタピン25は、IC記録メ
ディア11を電子機器に装着した際に、前方から挿入さ
れる機器本体側の端子とそれぞれ個別に接続される。こ
の機器本体側の端子との接続を容易にするため、下ケー
ス14の前面部の先端角部には、それぞれ面取り26が
設けられている。更に、各仕切り片24の先端角部にも
同様に面取りが設けられている。
【0029】図5に示すように、複数の仕切り片24の
うち、幅方向両端に位置する仕切り片24,24の後方
には、一対の位置決めピン27,27が設けられてい
る。これら一対の位置決めピン27,27には、図示し
ないプリント配線基板に設けられる一対の位置決め穴が
係合される。これら位置決めピンと位置決め穴との係合
により、プリント配線基板が下ケース14の所定位置に
位置決めされて外装ケース12内に収納される。このプ
リント配線基板にはメモリその他の電子部品が搭載され
ており、このメモリ等を含む電気回路に上述した複数の
コネクタピン25が電気的に接続されている。
【0030】更に、プリント配線基板には、メモリに記
録された情報の誤消去を防止するための誤消去防止装置
が搭載されている。この誤消去防止装置に対応させて、
図5に示すように、下ケース14の下面部14aには操
作窓28が設けられている。この操作窓28には、図1
及び図2に示すように、誤消去防止装置のスライドスイ
ッチ29が下ケース14の幅方向へスライド可能に収納
されている。このスライドスイッチ29を図示の矢印方
向へスライドすることにより、誤消去防止装置が働いて
メモリへの新たな情報の記録(書込み)が防止される
(図1の状態)。一方、スライドスイッチ29を図示の
矢印方向と反対方向へ移動することにより、誤消去防止
機能が解除されてメモリへの新たな情報の記録が可能と
なる(図2の状態)。
【0031】また、下ケース13の前面部14bの一側
には、前方及び側方に開口した切欠き部30が設けられ
ている。この切欠き部30は、IC記録メディア11を
電子機器に設けた記録媒体収納部の所定位置に位置決め
するためのものである。IC記録メディア11が正常な
状態で記録媒体収納部に収納されたときには、記録媒体
収納部の凸部が切欠き部30に係合され、これによりI
C記録メディア11の位置決めが行われる。一方、例え
ば、IC記録メディア11の表裏面を逆にして誤挿入し
たときには、記録媒体収納部の凸部が外装ケース12の
先端部に当接することにより、所定位置までの挿入が防
止される。
【0032】図5に示すように、下ケース14の一方の
側壁部14cの下ガイド部15bの近傍にはU字状の凹
欠部31が設けられ、他方の側壁部14dの長手方向中
途部には、直方体状の凹欠部32を形成する枠体部33
が設けられている。枠体部33は、図1に示すように、
下面側と側面側とをあけて他の四面を囲うように形成さ
れており、これにより下面側と側面側とに開口した凹欠
部32が形成されている。凹欠部31の内側には、その
底部を半円状に囲う溝部34が設けられている。
【0033】この下ケース14の溝部34に上ケース1
3の半円筒状の位置決め凸部17を嵌合すると共に、枠
体部33に嵌合溝19を嵌合することにより、上下のケ
ース13,14が互いに重ね合わされる。このように重
ね合わされた上下のケース13,14に、例えば、超音
波を加えて接合面の突条部16a,16bを融解する。
そして、溶けた部分を接着剤として上下のケース13,
14を接合することにより、外装ケース12を一体に構
成することができる。
【0034】尚、上下ケース13,14の接合手段とし
ては、この熱溶着手段に限定されるものではなく、例え
ば、突条部16a,16bを廃止して接合面に接着剤を
塗布し、この接着剤の接着力で上下ケース13,14を
一体に接合する構成としてもよい。更に、接着剤を用い
ることなく、止めネジ等の固着手段を用いて上下ケース
13,14を着脱可能に組み合わせる構成とすることも
できる。
【0035】この下ケース14の下面には、上ケース1
3のラベル貼付用凹部20に連続するラベル貼付用凹部
35が設けられている。このラベル貼付用凹部35は、
同じく外装ケース12の表面から突出した部分を作らな
いために設けた凹部の一具体例を示すもので、ラベル貼
付用凹部20と同様の深さに設定されている。このラベ
ル貼付用凹部35は、図1及び図2に示すように、所定
の幅をもって下ケース14の後部に適当な領域を占める
ように形成されている。
【0036】このラベル貼付用凹部35の前端縁の近傍
には、このIC記録メディア11を他の種類の記録メデ
ィア(例えば、異なるメモリを使用した製品、記録容量
の異なる製品、異なる製造メーカーの製品等)と識別す
るための識別突起40が設けられている。この識別突起
40は、ラベル貼付用凹部35の深さ以下の高さであっ
て、人の触覚によって認識できるように形成する。
【0037】ここでいう「触覚によって認識できる」と
は、人が識別突起40を触ったときに、その識別突起4
0の存在を触覚によって認識できる場合をいう。ここ
で、人の皮膚感覚について説明する。「日本人のからだ
健康・身体データ集」(朝倉書店発行、著者:鈴木隆
雄)によれば、「9.2 皮膚感覚」において、皮膚、粘膜
には(体性感覚のうち)表面感覚に関係する触点、温
点、冷点、痛点というような感覚点(受容器)が分布し
ている。このような感覚点の平均密度は、それぞれ痛点
130/cm2 、触点25/cm2 、温点1.5/cm
2 、冷点13/cm 2 であり、痛点の密度が最も大き
い。分布は、手掌よりもむしろ前腕や大腿などで密度が
高い。
【0038】このうち、人が触って高さを感じることが
できる感覚点は痛点と触点である。従って、これに使用
される感覚点の総数は、痛点130/cm2 と触点25
/cm2 とを合計した155/cm2 である。これの平
均ピッチを取ると、10mm×1551/2 ≒0.803
mmである。従って、0.8mmの感覚で痛点又は触点
が存在することになる。このような人の皮膚感覚を前提
として、次のような条件を満足する場合に、触覚によっ
て識別突起の存在を認識することができる。
【0039】条件1は、識別突起40の高さについてで
ある。図6Aに示すように、識別突起40の高さhは、
ラベル貼付用凹部35の深さH以下(h≦H)となるよ
うにする。具体的には、ラベル貼付用凹部35の深さH
=0.175mmに対して、識別突起40の高さhは
0.15mmとしている。この程度の高さであれば、人
が手で識別突起40を触った場合に、その識別突起40
の存在を認識することができる。この識別突起40の高
さの最低値は、識別突起40を触った場合に、それを識
別突起と認識できる最小値まで適用することができる。
【0040】条件2は、識別突起40の大きさ及び形状
についてである。識別突起40の大きさは、平面形状が
円形である場合には、その直径Dが0.8mm以上であ
る必要があり、最も好ましい値はD=2.0mmであ
る。識別突起40の直径Dが2.0mmである場合、そ
の面積内には9個の痛点又は触点が存在するため、その
識別突起40の存在を確実に認識することができる。識
別突起40の平面形状としては、代表的形状として円形
を上げることができる(図2等)が、図8A〜Dに示す
ような形状を適用することもできる。
【0041】図8Aに示す識別突起40Aは四角形、図
8Bに示す識別突起40Bは三角形、図8Cに示す識別
突起40Cは楕円形、図8Dに示す識別突起40Dは星
形である。しかしながら、これら以外の形状であって
も、識別突起40の平面形状として各種の形状(例えば
六角形、八角形等)を適用することができることは勿論
である。
【0042】条件3は、識別突起40の設定位置につい
てである。識別突起40は、ラベル貼付用凹部35の縁
から所定の距離Sを離して設ける必要がある。これは、
図6Bに示すように、識別突起40がラベル貼付用凹部
35の縁に近すぎると、触覚による認識ではバリと錯覚
してしまい、識別突起40として認識できないからであ
る。この識別突起40をラベル貼付用凹部35の縁から
離間させるべき距離Sは、0.8mm以上である必要が
ある。この0.8mmという値は、上述した人の皮膚感
覚から得られたものであり、図6Aに示すように、距離
Sとして好ましい値は1.0mmである。
【0043】この離間させるべき距離Sが0.8mm以
上であれば、その値は問われるものではない。この離間
させるべき距離S=0.8mm以上は、図8A〜Dに示
す形状の識別突起40A〜Dの場合にも、同様に適用さ
れるものである。このような識別突起40をラベル貼付
用凹部35に設けることにより、このIC記録メディア
11と識別突起40のない情報記録媒体とを視覚によっ
て判別することができる。これにより、目の不自由な人
によるIC記録メディア11の判別が可能となり、この
種の記録メディアの利用範囲を拡大することができる。
【0044】この識別突起40による判別は、次のよう
な場合にも用いることができる。例えば、識別突起の有
無によって著作権に対応した製品であるか否かを判別す
ることができる。即ち、一定のIC記録メディア11に
識別突起40を使用することにより、その製品が著作権
者の承諾を得て使用可能な製品であることを表示するこ
とができる。
【0045】また、図7A〜Cに示すように、識別突起
40の2個以上を所定間隔離して並べて設けることによ
り、この識別突起40の数に意味を持たせて他の情報記
録媒体との識別機能を発揮させることができる。例え
ば、識別突起40の数で記憶容量の大きさを表現し、I
C記録メディア11の記録容量の違いを表示することが
できる。具体的には、図1及び図2に示すように、識別
突起40が1個の場合には記憶容量が4MB(メガバイ
ト)であることを現すものとする。そして、図7Aに示
すように識別突起40が2個の場合には記憶容量は8M
B、図7Bに示すように識別突起40が3個の場合には
記憶容量は16MB、図7Cに示すように識別突起40
が4個の場合には記憶容量が32MBであるものとす
る。
【0046】この場合、1の識別突起40と隣合う識別
突起40との間の間隔Tは、ラベル貼付用凹部35の縁
と識別突起40との間の間隔Sと等しい(T=S)か、
又は間隔Tが間隔Sよりも大きくなるよう(T>S)に
設定する。間隔Tが間隔Sよりも狭くなると、2つの突
起が接近しすぎて1個の突起と間違えるおそれがあるか
らである。
【0047】上述した識別突起40は、図3において二
点鎖線で示すように、上ケース13のラベル貼付用凹部
20に設けることもできる。識別突起40aは、ラベル
貼付用凹部20の前側の縁の近傍に設けたもので、その
縁との間に間隔Sが設定されている。また、識別突起4
0bは、ラベル貼付用凹部20の上側の縁の近傍に設け
たもので、識別突起40cは、ラベル貼付用凹部20の
下側の縁の近傍に設けたものである。これら縁と識別突
起40b,40cとの間には、同様に間隔Sが設定され
ている。
【0048】かくして、識別突起40の有無及びその数
を知ることにより、例えば、次のようなことを判別する
ことができる。まず、識別突起40の有無によってその
IC記録メディア11が、著作権対応製品(著作権者の
承諾済で使用が可能な製品)であるか否かを判別するこ
とができる。このとき、識別突起40が有る場合には、
そのIC記録メディア11が著作権対応製品であるのを
知ることができる。次に、識別突起40の数を見ること
により、その識別突起40の数が1個である場合には記
憶容量が4MBであるのを知ることができる。これによ
り、目の不自由な人にとっては、IC記録メディア11
を持って識別突起40に触れてその有無を確認すると共
にその識別突起40の数を数えることにより、視覚によ
ることなく触覚のみで、上述した判別を行うことができ
る。
【0049】上述した外装ケース12の材質としては、
例えば、エンジニアリングプラスチックが好適である。
しかしながら、外装ケース12の材質としては、ステン
レス鋼板その他の金属を用いることもできる。
【0050】このような構成を有するIC記録メディア
11は、例えば、図9に示すようなカメラ一体型VTR
50に使用することができる。このカメラ一体型VTR
50は記録及び/又は再生装置の一具体例を示すもの
で、2種類の情報記録媒体を同時に使用することができ
る構成とされている。即ち、情報記録媒体の1つはIC
記録メディア11であり、他の1つは画像情報を記録す
るために使用されるテープカセットである。
【0051】図9に示すように、カメラ一体型VTR5
0は、機器本体51と、この機器本体51の開口部を開
閉すると共に機器本体51の一部をなす機器蓋体52
と、機器本体51に姿勢変更自在に取り付けられた表示
装置としての液晶モニタ53等を備えて構成されてい
る。機器本体51は縦長とされた略長方形をなす筐体か
らなり、主として、機器本体51の上部にカメラブロッ
クが収納され、その下部にVTRブロックが収納されて
いる。
【0052】機器本体51の上部にはカメラブロックの
レンズ部が配置され、このレンズ部の一端は対物レンズ
とされて機器本体51の幅方向の一面側に露出されてい
る。この機器本体51の幅方向の他面側には、カラービ
ューファインダ55が側方へ突出するように取り付けら
れている。機器本体51の上面には、マイクロホン56
とアクセサリーシュー57とが取り付けられている。更
に、機器本体51の上部の厚み方向の一側にはモニタ用
凹部58が設けられている。このモニタ用凹部58の対
物レンズ側には、液晶モニタ53を姿勢変更可能に支持
するための上下一対のモニタ支持部59,59が設けら
れている。
【0053】この一対のモニタ支持部59,59には連
結部材60が両端支持されており、これにより、連結部
材60が機器本体51に対して水平方向へ回動自在とさ
れている。この連結部材60にはモニタホルダ61が片
持ち状に軸支持されており、このモニタホルダ61に液
晶モニタ53が装着されている。従って、液晶モニタ5
3は、モニタホルダ61を介して連結部材60に対して
上下方向へ回動自在とされている。これらモニタホルダ
61と連結部材60及び連結部材60と機器本体51と
の結合関係により、液晶モニタ53が上下方向及び左右
方向へ自在に姿勢変更可能とされている。
【0054】モニタホルダ61の下部には爪受け部61
aが設けられており、この爪受け部61aにロック機構
のロック爪62を係合させることにより、液晶モニタ5
3をモニタ用凹部58内に収納した状態でモニタホルダ
61がロックされる。ロック爪62によるロック及びそ
の解除動作は、機器本体51に保持されたロック解除ボ
タン63を操作することによって行われる。機器本体5
1のロック爪62の下部には、バッテリー収納部64が
設けられている。このバッテリー収納部64には、充電
して繰り返し使用することができるバッテリーパック6
5が着脱可能に装着されている。更に、機器本体51の
バッテリー収納部64の側方にはスピーカ用穴66が開
口されており、このスピーカ用穴66の内側にスピーカ
が内蔵されている。
【0055】この機器本体51の下部には、図示しない
が、VTRブロックのメカデッキ部が内蔵されている。
このメカデッキ部の上面及び正面を露出させるため機器
本体51の下部には開口部が設けられており、この開口
部が機器蓋体52によって開閉自在とされている。メカ
デッキ部にはVTR回路部が取り付けられており、その
メカデッキ部がフレーム部である機器本体51の内面に
固定されている。このメカデッキ部を動作させる一部の
操作ボタン68が、モニタ用凹部58の側面に配設され
ている。そして、操作ボタン68の内側には、カメラブ
ロックのカメラ回路部や光電変換部等が配設されてい
る。
【0056】この機器本体51に対して機器蓋体52
は、ヒンジ等の連結手段によって回動可能に連結されて
いる。この機器蓋体52の回動動作は、メカデッキ部の
カセットホルダの動作に連動されている。機器蓋体52
を開いて機器本体51の開口部を開放することにより、
メカデッキ部のカセットホルダが移動して、そのカセッ
ト挿入口が開口される。これにより、テープカセットを
カセットホルダに装着したり、予めカセットホルダに装
着されているテープカセットを取り出すことができる。
【0057】このように機器本体51の開口部を開閉す
る機器蓋体52は、機器本体51の開口部の側面側を覆
う図に現れない側面部と、同じく開口部の背面側を覆う
後面部52aとからなり、全体として平面形状がL字状
をなしている。この機器蓋体52の後面部52aには、
IC記録メディア11が出し入れされる媒体挿入口70
が設けられている。この媒体挿入口70は上下方向へ細
長く延びた長方形をなす開口からなり、その内側にIC
記録メディア11が着脱可能に装着される記録媒体収納
部が設けられている。そして、図示しないが機器蓋体5
2の側面部には、IC記録メディア11を記録媒体収納
部から取り出すためのイジェクトツマミが設けられてい
る。
【0058】また、機器蓋体52の後面部52aには、
横向きに設置されたモード切換スイッチ72が回動可能
に配置されていると共に、その回動の中心部には録画ボ
タン73が装着されている。そして、モード切換スイッ
チ72の下方には画面表示ボタン74が配置され、画面
表示ボタン74の下方には機器蓋体22のイジェクトツ
マミ75が配置されている。このイジェクトツマミ75
を下方へスライド動作させて蓋用ロック機構のロック状
態を解除することにより、機器蓋体52を開いてメカデ
ッキ部のカセット挿入口を開口させることができる。
【0059】図9に示す符号76は取付ベルトであり、
この取付ベルト76の一端は止め金具77を介して機器
蓋体52に固定されている。この取付ベルト76の他端
は、図に現れない止め金具を介して機器本体21に固定
されている。この取付ベルト76がグリップカバー78
を貫通しており、このグリップカバー78と取付ベルト
76とでグリップベルトが構成されている。
【0060】このような構成を有するカメラ一体型VT
R50に対してIC記録メディア11は、次のようにし
て挿入又は取出し操作が行われ、情報の記録又は再生に
使用される。IC記録メディア11を記録媒体収納部に
装着する場合は、図9に示すように、IC記録メディア
11を正常な状態で媒体挿入口70に挿入する。即ち、
接続部23側を内側にして切欠き部30のある先端部を
媒体挿入口70に臨ませる。その先端部からIC記録メ
ディア11を記録媒体挿入口70に挿入し、所定位置ま
で差し込むことにより、IC記録メディア11が記録媒
体収納部に装着される。
【0061】これにより、IC記録メディア11に対し
て新たな情報信号の書込みが可能となり、また、予め記
録されている情報信号の読出しが可能となる。その結
果、IC記録メディア(メモリスティック)11対応の
カメラ一体型VTRでは、多数枚の静止画を記録するこ
とができる。また、メモリスティック用のPCカードア
ダプターを使用することにより、IC記録メディア11
に記録された静止画データをパーソナルコンピュータに
取り込むこともできる。
【0062】以上説明したが、本発明は上記実施の例に
限定されるものではなく、例えば、上記実施例において
は、メモリスティックと呼ばれているIC記録メディア
を情報記録媒体として用いてそのラベル貼付用凹部20
に識別突起40を設けた例について説明したが、他の種
類の情報記録媒体、例えば、メモリーカードやフロッピ
ィディスク(FD)、ミニディスク(MD)等のように
メモリスティックと同様に使用可能な情報記録媒体であ
って、ラベルを貼付するための凹部を有するものであれ
ば、本発明を適用できるものである。更に、上記実施例
では、ラベル貼付用凹部20又は35に識別突起40を
設けた例について説明したが、例えば、スライドスイッ
チ29の周縁に凹部を設け、この凹部内に識別突起を設
ける構成とすることもできる。
【0063】また、上記実施例では、記録及び/又は再
生装置としてカメラ一体型VTRを適用した例について
説明したが、記録及び/又は再生装置を備えた電子機器
であれば、例えば、電子スチルカメラ、電子ブックプレ
ーヤ、デジタルフォトプリンタ、カラービデオプリン
タ、パーソナルコンピュータ等の各種の電子機器に適用
できることは勿論である。このように、本発明は、その
趣旨を逸脱しない範囲で種々変更できるものである。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
記載の情報記録媒体によれば、情報記録部が収納される
外装ケースの凹部に、この凹部の深さ以下の高さであっ
て触覚により認識できる識別突起を設ける構成としたた
め、目の不自由な人であっても情報記録媒体を触ること
によってその情報記録媒体の種類の違いや同種類間にお
ける記憶容量の違い等を容易に判別することができる。
しかも、既製品の外形を変えることなく、触覚による判
別の可能な情報記録媒体を提供することができるという
効果を得ることができる。
【0065】本発明の請求項2記載の情報記録媒体によ
れば、凹部の縁との間に0.8mm以上の間隔をあけて
識別突起を設ける構成としたため、この識別突起を凹部
の縁に形成されたバリ等と間違えることなく情報記録媒
体の判別を容易に行うことができるという効果が得られ
る。
【0066】本発明の請求項3記載の情報記録媒体によ
れば、識別突起の上面の直径又は対角線方向の長さを
0.8mm以上の大きさとする構成としたため、識別突
起を触って触覚で容易に認識することができる情報記録
媒体を提供できるという効果が得られる。
【0067】本発明の請求項4記載の情報記録媒体によ
れば、識別突起の数に意味を持たせて2個以上を並べて
設ける構成としたため、識別突起を触って触覚で情報記
録媒体の特定や記憶容量の具体的な値等を確実且つ容易
に認識することができる情報記録媒体を提供できるとい
う効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報記録媒体の一実施例を示すもの
で、IC記録メディアを裏面側から見た斜視図である。
【図2】図1に示すIC記録メディアの底面図である。
【図3】図1に示すIC記録メディアの平面図である。
【図4】図1に示すIC記録メディアの上ケースを裏面
側から見た斜視図である。
【図5】図1に示すIC記録メディアの下ケースを表面
側から見た斜視図である。
【図6】本発明の情報記録媒体に係る識別突起と凹部の
縁との関係を示すもので、同図Aは両者の間隔が適当で
ある場合、同図Bは両者の間隔が狭い場合を示す説明図
である。
【図7】本発明の情報記録媒体に係る識別突起の数と凹
部の縁との関係を示すもので、同図Aは識別突起が2個
の場合、同図Bは識別突起が3個場合、同図Cは識別突
起が4個場合を示す説明図である。
【図8】本発明の情報記録媒体に係る識別突起の平面形
状の他の例を示すもので、同図Aは四角形の場合、同図
Bは三角形の場合、同図Cは楕円形の場合、同図Dは星
型の場合を示す説明図である。
【図9】図1に示す情報記録媒体をカメラ一体型VTR
に使用する、本発明の使用例を示す斜視図である。
【図10】先行技術に係る情報記録媒体を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
11 IC記録メディア(情報記録媒体)、 12 外
装ケース、 13 上ケース、 14 下ケース、 2
0,35 ラベル貼付用凹部(凹部)、 23端子接続
部、 40,40A,40B,40C,40D,40
a,40b,40c 識別突起、 50 カメラ一体型
VTR(記録及び/又は再生装置)、51 機器本体、
52 機器蓋体、 53 液晶モニタ、 70 媒体
挿入口

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 媒体挿入口から出し入れされて記録及び
    /又は再生装置に対して着脱自在に装着される情報記録
    媒体であって、 上記情報記録媒体は、情報が記録される情報記録部と、
    この情報記録部が収納される外装ケースとを有し、 上記外装ケースには凹部を設け、この凹部内に、この情
    報記録媒体を他の種類の情報記録媒体と識別するための
    識別突起を設け、この識別突起は、上記凹部の深さ以下
    の高さであって触覚によって認識できるように形成した
    ことを特徴とする情報記録媒体。
  2. 【請求項2】 上記識別突起は、上記凹部の縁との間に
    0.8mm以上の間隔をあけて設けたことを特徴とする
    請求項1記載の情報記録媒体。
  3. 【請求項3】 上記識別突起は、上面の直径又は対角線
    方向の長さが0.8mm以上の大きさを有することを特
    徴とする請求項1記載の情報記録媒体。
  4. 【請求項4】 上記識別突起は、2個以上を所定間隔離
    して並べて設け、この識別突起の数に意味を持たせて識
    別機能を発揮させるようにしたことを特徴とする請求項
    1記載の情報記録媒体。
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