JP2967602B2 - メモリカードホルダおよびカメラ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、メモリカードホルダお
よびカメラ、詳しくは、デジタル情報記録媒体として着
脱自在に装填されるメモリカードのホルダおよびこれを
使用するカメラに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】近年、電子機器のデジタル情報の記憶媒
体として用いられる高メモリサイズの固体記憶媒体であ
るメモリカ−ドが開発され、各種の電子機器、例えば、
パソコンなどのＯＡ機器、電子カメラなどの家電機器、
あるいは、産業用電子機器などに利用されている。ま
た、該メモリカ−ドの種類に関してもその形状、ピン
数、メモリサイズ等種類が多く、それらが市販されるよ
うになった。そして、該メモリカ−ドの使用方法として
は、従来、メモリカ−ドは対応する機器の挿入口（スロ
ット）に挿入して所定の接続部にその接触子を嵌入接続
して装填され、デジタル情報の記録、あるいは、再生が
実行されていた。例えば、図９に示されるメモリカ−ド
式デジタルスチルカメラは、映像情報記憶用メモリカ−
ド６６をカメラ本体６５の挿入口６７から挿入して装填
される。そして、撮影レンズ６８から取り込まれる映像
に基づいて信号化されたデジタル情報が該メモリカ−ド
６６に書き込まれるものである。なお、図９に示すよう
に、上記カメラ本体６５の前面にはストロボ発光窓６９
が、また、上面には液晶モニタ兼表示部７０がそれぞれ
配設されている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
メモリカードの使用方法による場合、カメラ等の本体は
コネクタ、外形等の仕様が一種類のメモリカードのみに
対応した挿入口並びに接続部を内蔵するものであり、上
記仕様以外のカードは装填できなかった。もし他の仕様
のメモリカードを用いる必要がある場合、カメラ本体、
その挿入部からコネクタの形状、更には、インターフェ
ース回路までのすべてを専用のものとして新規に製作し
なければならない。従って、今後、機器の多様化により
複数の仕様のメモリカードが同じ機器に使用しなければ
ならないという状態になったとき、上記従来のもので
は、機器の種類が増え、具合が悪い。一方、上記カメラ
等の携帯型の機器に用いられるメモリカードは、携帯性
を良くするために小型であることが有利である。しかし
ながら携帯性を保ちながらメモリカードの重要な機能で
あるところの電気的な接触を損なわないようにするため
には、電極の接触部の面積をある程度の大きさに確保す
る必要がある。その結果、必然的に電極数を減少させ、
メモリカードと機器間のデータの授受を困難なものにし
ていた。従来、実開昭６４−１０８５９号公報に開示さ
れているように、メモリカードと相手側の機器のサイズ
が異なる場合でも正常に動作可能となすように考案され
たアダプターは存在した。しかしながらメモリカード自
身の電極数の減少により、例えばこのメモリカードを既
存のパソコン等の機器に接続しようとする場合に、電極
数が異なることにより、メモリカードと機器間でデータ
の授受ができなかった。

【０００４】本発明の目的は、上述の不具合を解決する
ために、メモリカードを装填するメモリカードホルダに
メモリカード接続用と機器本体接続用の２種類の接触子
を設けてメモリカードと機器本体間の電気的接続を行う
ようにして、当該機器に各種の仕様のメモリカードを使
用する場合、少なくとも機器本体側に多くの影響を与え
ることなく、該カードが使用可能となるメモリカードホ
ルダおよびこのメモリカードホルダを着脱可能なカメラ
を提供することにある。本発明のさらなる目的は、携帯
型の機器に適用して好都合の電極数の少ない小型のメモ
リカードを、既存の信号の授受のための電極数が上記メ
モリカードよりも多い機器に接続する場合に不都合なく
接続可能となすことができるメモリカードホルダを提供
することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明によるメモリカー
ドホルダは、自己のメモリカード収納部に装填されたメ
モリカードの各接触子に各対応して接触し得るよう配列
された接触子でなる第１の接触子群と、予め想定された
導体群に適合する配列の接触子でなる接触子群であっ
て、上記導体群の各対応する導体と接触したときには該
各導体と上記第１の接触子群の各接触子とが所定の対応
関係をもって電気的に接続され得るようにするために上
記第１の接触子群の各接触子と所定の対応関係をもって
設けられた接触子群である第２の接触子群とを具備し、
上記第１の接触子群と上記第２の接触子群の接触子のう
ち少なくとも所定の接触子同志は、直／並列変換器を介
して接続されてなることを特徴とし、また、本発明によ
るカメラは、撮影された映像情報を記録可能なカメラで
あって、このカメラは、上記のメモリカードホルダを着
脱可能になっており、該メモリカードホルダが装着され
た状態で、同メモリカードホルダに装填されたメモリカ
ードに上記映像情報を記録可能にする。

【０００６】

【作用】メモリカードホルダは、上記第１の接触子群と
上記第２の接触子群の接触子のうち少なくとも所定の接
触子同志を、直／並列変換器を介して接続する。一方、
カメラは、上記メモリカードホルダが装着された状態
で、同ホルダに装填されたメモリカードに映像情報が記
録される。

【０００７】

【実施例】以下、図示の実施例に基づいて本発明を説明
する。図１は、本発明の第１実施例を示すメモリカード
ホルダを有するメモリカード式デジタルスチルカメラの
斜視図である。本図に示すように、カメラ本体１にはそ
の前面に撮影レンズ２とストロボ発光窓３とが配設さ
れ、上面には液晶モニタ表示部４が配設されている。更
に、本体１の底面部には、メモリカード１５が装填され
るメモリカードホルダ１０がヒンジ１１に支持されて配
設されている。なお、該ヒンジ１１は本体１の底面部前
方の端部に設けられ、該ホルダ１０が取り外し可能な状
態で支持される。また、該ホルダ１０は、常時、あるい
は、撮影時には、メモリカード１５を装填した状態で、
そのホルダ１０にヒンジにより支持されるロック部材１
２を本体１に係止して、本体１に密着した閉状態で保持
されている。メモリカード１５を交換するときは、該ホ
ルダ１０の上記ロック部材１２の係止を外し、ホルダ１
０′の開放状態にして該カード１５を取り出し、該当す
るカードを所定の位置に装填する。そして、再度、該ホ
ルダ１０を閉状態とするとカメラは撮影可能状態、即
ち、該メモリカードに映像情報が家禄可能の状態とな
る。

【０００８】図２は、上記図１のスチルカメラのメモリ
カ−ドホルダ１０の開放状態における縦断面図である。
本図に示すように、カメラ本体１内には制御回路のプリ
ント基板６が実装されている。プリント基板６には本体
１の後部の微小な開口部の係止穴１ａに対向した位置に
ロック検出スイッチ８が配設されている。また、基板６
前方部には本体１の開口部１ｂに対向した位置に後述す
る接続ピン群１３に各対応する導体群の金メッキされた
接続パターン面６ａが設けられている。

【０００９】一方、該ホルダ１０は、前述のように一端
は上記ヒンジ１１に取り外し可能に支持され、その反対
側の端面にはロック部材１２がヒンジにより支持されて
いる。更に、該ホルダ１０には、その中央部にメモリカ
−ド１５が収納される凹部１０ｂを有し、更に、ヒンジ
１１側前方部には導体よりなる接続ピン群１３が固着さ
れ、またその下方には、メモリカ−ド取り出し用のイジ
ェクトピン１４が摺動自在に保持されている。上記接続
ピン群１３は、メモリカ−ド１５のコネクタ部１５ａに
嵌入される第１の接触子群の接続ピン群部１３ａと、上
記基板６の接続パターン面６ａに対向し、上記ホルダ１
０の閉状態では接続パターン面６ａに圧接される第２の
接触子群の接続ピン群部１３ｂとからなり、ホルダ１０
の閉状態ではメモリカ−ド１５を上記プリント基板６と
所定の対応関係をもって電気的に接続するものである。

【００１０】ロック部材１２は、該ホルダ１０の閉状態
では、その係止爪１２ｂをＧ方向に倒して本体１の係止
穴１ａに嵌入してロック状態とし、ホルダ１０を閉状態
に保持する。そのとき、係止爪１２ｂの先端がロック検
出スイッチ８を押圧し、カメラ側はロック状態になった
ことを認知する。また、ロック部材１２の内側には突起
１２ａが設けられており、該ホルダ１０が閉じてロック
状態になるときに、挿入されているメモリカード１５の
後部を突起１２ａでＦ方向に押圧するので、接続ピン部
群１３ａはメモリカード１５のコネクタ部１５ａに嵌入
され確実に接続が行われる。また、該ホルダ１０の底面
には窓部１０ａが設けられており、メモリカード１５が
装填されているかどうか、また、装填されているメモリ
カードがどの種類のカードのものか等を容易に識別する
ことができる。

【００１１】以上のように構成された本実施例のスチル
カメラのメモリカ−ド装填操作は、メモリカ−ドホルダ
１０をロック部材１２の開放により図２のような開状態
とし、メモリカ−ド１５を所定部に挿入し、該ホルダ１
０をロック部材１２を本体１に係止して該ホルダ１０を
閉状態とする。この動作によりロック検出スイッチ８が
オンになり、同時に、接続ピン１３はプリント基板６の
接続パターン面６ａに圧接された状態となり、メモリカ
−ド１５とプリント基板６が接続され、撮影可能状態に
なる。また、メモリカ−ド１５を交換する場合は、上記
ロック部材１２を開放し、該ホルダ１０を開状態にす
る。そして、イジェクトピン１４を押し込みメモリカ−
ド１５を接続ピン１３から外し、メモリカ−ド１５を取
り替える。

【００１２】本実施例のスチルカメラによると、メモリ
カ−ド１５の装填が確実に行え、使用中に外れるなどの
事故が生じない。また、装填されているメモリカ−ド１
５の種類などが識別し易いなどの特徴もあるが、本メモ
リカ−ドホルダ１０を用いると、異なる仕様のメモリカ
−ドが使用できるようにカメラを変更することが容易に
なる。即ち、形状、ピン数などの仕様が異なるメモリカ
−ドが使用できるように変更する場合、従来のカメラで
あれば、メモリカ−ドの挿入口から接続コネクタ部、更
に、カメラ本体までも設計変更しなければならない。し
かし、本メモリカ−ドホルダ１０を用いる場合、カメラ
本体は変更する必要はなく、該ホルダ部のみを変更して
装着することにより他の仕様のメモリカ−ドが利用でき
るようになる。

【００１３】図３は、本発明の第２実施例を示すメモリ
カ−ドホルダの縦断面である。本メモリカ−ドホルダ２
０は、そのホルダ内にメモリカ−ド２６とそのインター
フェース回路であるカ−ド仕様変換回路のプリント基板
２３を有するものである。このホルダ２０が取付られる
カメラ部は前記第１実施例のものと同一とし、ホルダ２
０はカメラ本体にヒンジ２１により取り外し可能に支持
される。

【００１４】また、上記プリント基板２３には、メモリ
カ−ド２６のコネクタ部２６ａに嵌入される第１の接触
子群である接続ピン群２４が該カ−ド２６のピン数に応
じて配設され、更に、カメラ側プリント基板（図示せ
ず）の接続パターン面に対向し、上記ホルダ２０の閉状
態では該パターン面に圧接される第２の接触子群である
接続ピン群２５とが固着されている。そして、ホルダ２
０の閉状態でメモリカ−ド２６は上記カ−ド仕様変換回
路のプリント基板２３を介してカメラ側制御回路と所定
の対応関係をもって電気的に接続される。

【００１５】また、プリント基板２３のカ−ド仕様変換
回路部には、使用されるメモリカ−ド、および、カメラ
側のデータ転送方式がシリアル転送か、パラレル転送か
で異なる場合、それぞれの方式に従って、直／並列変換
回路、あるいは、並／直列変換回路を有し、上記各接続
ピンに対しての信号授受を行う。なお、一般に、パソコ
ン用などのメモリカ−ドでは上記接続ピン数は６８ピン
であって、データ転送はパラレル転送で行われる。ま
た、その他２０ピンのメモリカ−ドもあり、この場合、
シリアル転送でデータが送られる。そして、それらの仕
様に基づいてピン位置の変更と同時に、転送方式の直
列、あるいは、並列変換が行われる。また、ピン位置の
変更は、例えば、上記カ−ド／カメラ側回路間の接続が
図４に示されるように、メモリカ−ド２６の２０ピンの
コネクタ部２６ａから接続ピン２４を介してカ−ド仕様
変換回路のプリント基板２３へ、そして、該プリント基
板２３で変換され、接続ピン２５を介してカメラ側制御
回路のプリント基板２７の６８ピン用の接続パターン面
２７ａに接続され、信号の授受が行われることになる。
図４の例では、ア−スライン２６ｂは、プリント基板２
３で変換され２本のア−スライン２５ｂに変換される。
このようにカ−ド仕様変換回路によりカメラ側の制御回
路に合わせてその接続回路が変換される。

【００１６】そして、本メモリカ−ドホルダ２０を使用
する場合、メモリカ−ド２６を挿入して、該ホルダ２０
をカメラ本体位置まで持ち上げ、ロック部材２２を本体
の係止部に係止させて、閉状態とする。その時に、メモ
リカ−ド２６は突起２２ｂで押圧されコネクタ部２６ａ
に接続ピン２４が確実に挿入される。また、ロック部材
２２の係止を外すことによって該ホルダ２０開放状態と
し、メモリカ−ド２６の交換を行うことができる。

【００１７】以上のように本実施例のメモリカードホル
ダ２０は、ピン数の異なるようなメモリカードやデータ
転送方式の異なるメモリカードに対しても、更に、図３
に示すようにメモリカード２６の厚みが厚くなった場合
に対しても、カメラ本体を変更することなく、ホルダの
みの変更により、より容易に適合させることができるも
のである。

【００１８】図５は、本発明の変形例を示すメモリカー
ドホルダの縦断面図である。本メモリカードホルダは、
メモリカードを収納するメモリカードホルダ部３３とカ
ード仕様変換回路を収納する変換回路ホルダ部３１から
なり、着脱自在のヒンジ３４で変換回路ホルダ部３１に
支持されるメモリカードホルダ部３３は、ロック部材４
０により変換回路ホルダ部３１に装着される。また、着
脱自在のヒンジ３２でカメラ本体３０に支持される変換
回路ホルダ部３１は、ロック部材３７によりカメラ本体
３０に装着される。

【００１９】上記変換回路ホルダ部３１に内蔵されるカ
ード仕様変換回路のプリント基板３５には、メモリカー
ド側からの接続部が開口部３１ａを通して接続される接
続パターン面３５ａと、該パターン面に対向した位置
に、第２の接触子群であって、カメラ側制御回路プリン
ト基板に接続される接続ピン３９が設けられる。また、
ロック検出スイッチ３８もホルダ部３１の係止穴３１ｂ
に対向して配設され、ロック状態の確認を行う。

【００２０】本変形例の変換動作等は、前記第２実施例
のものと同一であるが、上記のように、メモリカードホ
ルダ部と変換回路部が分離されているため、メモリカー
ドホルダ部のみの変更や変換回路部のみの変更に対処し
易いものである。更に、その変形例として、図６に示さ
れるような複数のメモリカードを一台のカメラに装填可
能とするものに適用することができる。この変形例のも
のは、カメラ本体４１に、まず、カード仕様変換回路を
収納する変換回路ホルダ部４２が装着され、その下部に
メモリカードを収納するメモリカードホルダ部４３、４
４、４５を積層して装着され、メモリカードが多重状態
で装填できるものである。この変形例によれば、効率よ
く多数のメモリカードを装着することができ、更に、各
メモリカードホルダ部は容易に差し替え可能である。な
お、上記カード仕様変換回路がカメラ側のプリント基
板、あるいは、メモリカードホルダ部に収納されるなら
ば、変換回路ホルダ部４２は不要となり、全てをメモリ
カード装填用とし、より効率よく利用できる。

【００２１】図７は、本発明の他の変形例を示すメモリ
カードホルダの平面図である。本メモリカードホルダ
は、長さの異なるメモリカードを収納することができる
ものであり、例えば、フルサイズのメモリカード収納用
のカードホルダ５１において、ハーフサイズのメモリカ
ード５３を装填する場合は、カメラ携帯時の振動でメモ
リカード５３のコネクタ部が外れないように、その後部
にハーフサイズの予備のメモリカード５４を同時に挿入
する。この予備のメモリカード５４はスペーサであって
もよい。なお、カードのサイズがハーフサイズ以外のも
のに対しては、そのスペースに応じた大きさのスペーサ
を用いる。また、図７に示されるように第２の接触子で
ある接続ピン５２は、装填されるメモリカードが何であ
れカメラ側に対して共通とする。また、ホルダロック部
材５５の突起部５５ａは上記予備のメモリカード５４の
押えとして働く。

【００２２】図８は、本発明の更に他の変形例を示すメ
モリカードホルダを、カメラに装着した場合の側面図で
ある。本メモリカードホルダは、メモリカード、あるい
は、変換回路を収納する以外にパソコン等の外部機器と
の通信機能を有するものであり、図８に示されるよう
に、該ホルダ５７は、パソコンへの信号用ケーブル６１
を有し、更に、カメラ５６側への信号伝達用接続ピン５
８と、メモリカードとの第１の接触子である接続ピン
（図示せず）と第２の接触子である接続ピン５９を有し
ている。本変形例によれば、撮影された映像信号をパソ
コン側に転送するだけでなく、パソコン側から、カメラ
５６側へ撮影条件の指定、例えば、絞り、シャッタスピ
ード、カラーバランス等を指定することができる。本メ
モリカードホルダ５７も矢張りロック部材６０によりホ
ルダ部の開閉は行われる。また、上記接続ピン５８は、
メモリカードが位置しない側壁近くに配設される。ま
た、ホルダロック部材６０の突起部６０ａは上記予備の
メモリカード５４の押えとして働く。

【００２３】なお、上記各実施例において、メモリカ−
ドホルダはすべてヒンジを用いてカメラに支持されるも
のとしたが、必ずしも、ヒンジ支持である必要はなく、
着脱自在のはめ込み式の機構でホルダを支持するように
してもよい。また、前記メモリカ−ドホルダ１０、２
０、３３、４３等に対して装填されるメモリカ−ドの種
類別に着色を施すようにすれば、取り違えて装填される
ことが防止できる。

【００２４】

【発明の効果】上述のように本発明のメモリカードホル
ダは、収納部に装填されたメモリカードの各接触子は第
１の接触子群と、第２の接触子群のうち少なくとも所定
の接触子同志は、直／並列変換器を介して電気的に機器
に接続され、メモリカードへの書き込みまたは読み出し
が実行されるものであって、本発明のものは、機器本体
側に影響を与えることなく各種の仕様のメモリカードが
装填可能なメモリカードホルダを差し替えるだけで、他
の仕様のメモリカードを用いるように変更でき、今後、
機器の多様化により複数の仕様のメモリカードが同じ機
器に仕様されるような場合でも、機器の種類を増やすこ
となく対処できるなど数多くの顕著な効果を有してい
る。また、携帯型の機器に適用して好都合の電極数の少
ない小型のメモリカードを、既存の信号の授受のための
電極数が上記メモリカードよりも多い機器に接続する場
合に不都合なく接続可能となし、極めて簡単に記録また
は再生のための信号の授受を行うことができるので、メ
モリカードの小型化に寄与し、その用途を広げることが
できる。さらに、本発明のカメラは上記メモリカードホ
ルダを着脱可能になっており、上記メモリカードホルダ
が装着された状態で、上記メモリカードホルダに装填さ
れたメモリカードに前記映像情報を記録可能になってい
るので、高機能で、しかも小型のカメラを提供すること
ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１実施例を示すメモリカ−ドホルダ
を装着したメモリカ−ド式デジタルスチルカメラの斜視
図。

【図２】上記図１のメモリカ−ドホルダの開放状態での
縦断面図。

【図３】本発明の第２実施例を示すメモリカ−ドホルダ
の縦断面図。

【図４】上記図３のメモリカ−ドホルダにおける接続ピ
ンの接続状態を示す図。

【図５】本発明の変形例を示すメモリカードホルダの縦
断面図。

【図６】上記図５の更に変形例を示すメモリカードホル
ダを装着したカメラの側面図。

【図７】本発明の他の変形例を示すメモリカードホルダ
の平面図。

【図８】本発明の更に他の変形例を示すメモリカードホ
ルダの正面図。

【図９】従来例を示すメモリカ−ド式デジタルスチルカ
メラの斜視図。

【符号の説明】

１０、２０、３１、３３、４２、４３、４４、４５、５
１……………………………………メモリカ−ドホルダ ６ａ、２７ａ……………………………………接続パター
ン部（導体群） １３ａ、２４、…………………………………接続ピン
（第１の接触子） １３ｂ、２５、３９、５２、５９……………接続ピン
（第２の接触子） ６１………………………………………………接続ケ−ブ
ル（外部機器との接続導体）

フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.⁶，ＤＢ名) G06K 17/00 H04N 5/907 H01R 31/06

Claims (2)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 自己のメモリカード収納部に装填された
   メモリカードの各接触子に各対応して接触し得るよう配
   列された接触子でなる第１の接触子群と、 予め想定された導体群に適合する配列の接触子でなる接
   触子群であって、上記導体群の各対応する導体と接触し
   たときには該各導体と上記第１の接触子群の各接触子と
   が所定の対応関係をもって電気的に接続され得るように
   するために上記第１の接触子群の各接触子と所定の対応
   関係をもって設けられた接触子群である第２の接触子群
   と、 を具備し、上記第１の接触子群と上記第２の接触子群の接触子のう
   ち少なくとも所定の接触子同志は、直／並列変換器を介
   して接続されてなる メモリカードホルダ。
2. 【請求項２】 撮影された映像情報を記録可能なカメラ
   であって、上記カメラは、上記請求項１に記載のメモリカードホル
   ダを着脱可能になっており、上記メモリカードホルダが
   装着された状態で、該メモリカードホルダに装填された
   メモリカードに上記映像情報を記録可能なカメラ 。