JP2001092604A - 印刷システムおよび情報処理装置およびホストベースプリンタ及びその制御方法 - Google Patents

印刷システムおよび情報処理装置およびホストベースプリンタ及びその制御方法

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JP2001092604A
JP2001092604A JP26537799A JP26537799A JP2001092604A JP 2001092604 A JP2001092604 A JP 2001092604A JP 26537799 A JP26537799 A JP 26537799A JP 26537799 A JP26537799 A JP 26537799A JP 2001092604 A JP2001092604 A JP 2001092604A
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Atsushi Yoshitomi
厚 吉富
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホストベースプリンタに対してネットワーク
経由で印刷を行った場合にもエラーリカバリやジャムリ
カバリを自動的に行うことである。 【解決手段】 情報処理装置において、プリンタドライ
バで生成した印刷データをページ毎に管理してスプール
しておき、ホストベースプリンタでエラーが生じた場合
に、前記ホストベースプリンタからネットワークを介し
て通知される前記ページ識別情報に基づいて、スプール
してある該当ページ以降の印刷データとデータ破棄コマ
ンドとを前記ホストベースプリンタにネットワークを介
して再送することにより解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホストコンピュー
タからネットワークを介して印刷データを受信した印刷
装置の印刷処理を制御する印刷システム及びその方法、
及び印刷装置においてエラーが発生した場合にネットワ
ークを介して印刷処理のリカバーを行う情報処理装置及
びその方法に関するものであり、特に、ホストベースプ
リンティングと呼ばれる、ホストコンピュータ上で印刷
データのラスタライジング(印刷ビットマップデータの
作成)を行うような印刷装置を用いたシステムである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ローカルな印刷処理として、
ホストコンピュータとパラレルインターフェースやUS
B等のインターフェースで接続され、ホストコンピュー
タに対し、情報を双方向で通信するプリンタ等の装置が
知られている。
【0003】このような装置の中には、特開平9−65
50号公報に示されているように、印刷中のページ識別
情報等をプリンタから得ることにより、エラーやジャム
リカバリ等の処理をする際にホストコンピュータでエラ
ーが生じたページを知ることのできる仕組みが存在して
いる。そのような仕組みを用いると、ホストコンピュー
タで再印刷時に何ページ目から印刷データを再送すれば
よいのか知ることができるため、ユーザは印刷指示を行
う際にそのページ番号を指定して印刷を行わせることが
可能となっている。
【0004】また、それとは別に、ネットワーク経由で
印刷を行う印刷装置等については、本体プリンタとは別
に、拡張装置として制御手段やバッファ等を備えたもの
が知られている。
【0005】ただし、こうしたネットワークを経由して
印刷を行う装置の場合、通常ホストコンピュータからP
DL(Page Description Language:ページ記述言語)
と呼ばれる高級な印刷言語で記述された印刷データをプ
リンタに対して転送するものが一般的であり、印刷デー
タを送信後のホストコンピュータは印刷処理から開放さ
れてしまうため、送信後の印刷データの処理については
印刷装置側に任されており、エラーやジャムリカバリ等
の処理は、プリンタ本体で行っていた。これは、PDL
自体は、ホストベースプリンタが受信するビットマップ
形式の印刷データと比べると非常にデータ量が少なく、
プリンタ側でそのページの排紙が終了するまで保持して
いてもたいしたメモリの負荷にはならないためである。
【0006】このような状況の中で、ホストベースプリ
ンティングを行うプリンタについては、プリンタのコス
トを安価に押さえるため、性能があまり高くないCPU
(中央演算処理装置)や容量の小さいバッファしかプリン
タに備えていないのが現状である。そのため、ホストベ
ースのレーザービームプリンタはPDLプリンタと比較
して価格で5分の1程度に収まっており、SOHO(Sm
all Office Home Office)向けとして市場が大きくなっ
ている。また、需要が大きくなるにつれ、ホストベース
プリンタのネットワーク対応が望まれてきている。
【0007】しかしながら、このようなホストベースプ
リンタをネットワーク対応させて印刷を行わせようとし
た場合、エラーリカバリをプリンタ側で実現すること
は、前述したようにプリンタの実装メモリが少ないた
め、その構成上非常に困難である。
【0008】また、近年ネットワークユーティリティソ
フトが普及しており、そのようなソフトではネットワー
クプリンタのステータスを取得でき、ホストコンピュー
タに通知できるものがある。しかしながら、このような
ネットワークユーティリティを用いてエラー等の情報が
ネットワーク経由で、ホストコンピュータに通知された
時にも、ネットワークユーティリティとプリンタドライ
バとが連動して処理していないため、ジャムリカバーと
して再印刷を行わせたい場合は、ユーザがページ番号を
再指定して印刷指示を出さなければならなかった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
に鑑みてなされたもので、ホストベースプリンタに対し
てネットワーク経由で印刷を行った場合にもエラーリカ
バリやジャムリカバリを自動的に行うことである。
【0010】従って、本発明の目的は、印刷中にプリン
タがエラー停止した場合、異常を起こしたページをホス
トコンピュータで認識でき、そのページから自動的に印
刷しなおすことのできる印刷システム、情報処理装置、
ホストベースプリンタを提供することにある。
【0011】特に、ホストコンピュータである情報処理
装置において、再印刷時にプリンタドライバを再度起動
し、印刷データの再生成を必要とせずに瞬時に印刷デー
タの再送を可能とし、情報処理装置の負荷を少なくする
ことを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、ネットワークを介してホストベースプリン
タと情報処理装置とが通信可能な印刷システムであっ
て、ある情報処理装置と通信して印刷データの受信を開
始した場合は、該印刷データに基づく印刷処理が終了す
るまで他の情報処理装置からの印刷データを受信しない
よう制御する通信制御手段と、印刷処理中のページ番号
を管理して、エラーが生じた際に再送すべきページ番号
を示すページ識別情報をネットワークを介して送信元の
情報処理装置に通知する通知手段と、情報処理装置から
送信されるデータ破棄コマンドに応じて、ホストベース
プリンタに保持している印刷データを破棄するデータ破
棄手段とを有するホストベースプリンタと、プリンタド
ライバで生成した印刷データをページ毎に管理してスプ
ールしておく印刷データ管理手段と、前記ホストベース
プリンタでエラーが生じた場合に、前記ホストベースプ
リンタから通知される前記ページ識別情報に基づいて、
前記印刷データ管理手段によりスプールしてある該当ペ
ージ以降の印刷データとデータ破棄コマンドとを前記ホ
ストベースプリンタにネットワークを介して再送する再
送手段とを有する情報処理装置と、を備えるものであ
る。
【0013】また、本発明は、ネットワークを介してホ
ストベースプリンタと情報処理装置とプリントサーバと
が通信可能な印刷システムであって、印刷処理中のペー
ジ番号を管理して、エラーが生じた際に再送すべきペー
ジ番号を示すページ識別情報をネットワークを介してプ
リントサーバに通知するサーバ通知手段と、情報処理装
置から送信されるデータ破棄コマンドに応じて、ホスト
ベースプリンタに保持している印刷データを破棄するデ
ータ破棄手段とを有するホストベースプリンタと、一つ
の印刷データをホストベースプリンタに対して送信処理
を開始した場合は、ホストベースプリンタにおいて該印
刷データに基づく印刷処理が終了するまで他の印刷デー
タを送信しないよう制御する通信制御手段と、前記ホス
トベースプリンタのステータスを取得し、前記ホストコ
ンピュータで印刷データの印刷処理中にエラーが生じた
際に、前記印刷データの送信元である情報処理装置に前
記ページ識別情報を通知するホスト通知手段と、情報処
理装置から送信されるデータ破棄コマンドに応じて、プ
リントサーバに保持している前記ホストベースプリンタ
で印刷処理中の印刷データを破棄するデータ破棄手段と
を有するプリントサーバと、プリンタドライバで生成し
た印刷データをページ毎に管理してスプールしておく印
刷データ管理手段と、前記ホストベースプリンタでエラ
ーが生じた場合に、前記プリントサーバから通知される
前記ページ識別情報に基づいて、前記印刷データ管理手
段によりスプールしてある該当ページ以降の印刷データ
とデータ破棄コマンドとを前記プリントサーバにネット
ワークを介して再送する再送手段とを有する情報処理装
置と、を備えるものである。
【0014】また、本発明は、ネットワーク上のプリン
トサーバを介してホストベースプリンタと通信可能な情
報処理装置であって、プリンタドライバで生成した印刷
データをページ毎に管理してスプールしておく印刷デー
タ管理手段と、前記ホストベースプリンタでエラーが生
じた場合に、前記プリントサーバから通知される前記ホ
ストベースプリンタに再送すべきページ番号を導出する
ためのページ識別情報に基づいて、前記印刷データ管理
手段によりスプールしてある該当ページ以降の印刷デー
タとデータ破棄コマンドとを前記プリントサーバにネッ
トワークを介して再送する再送手段とを有するものであ
る。
【0015】また、前記印刷データ管理手段は、前記プ
リントサーバから前記ホストベースプリンタで印刷終了
したページ番号が通知された場合に、該当するページの
印刷データをスプールしているメモリ領域を開放する。
【0016】更に、前記プリンタでエラーが発生した場
合に、エラーの種類を判断する判断手段と、前記判断手
段によりリカバーが必要な第一種エラーであると判断さ
れた場合に、前記再送手段により印刷データを再送し、
前記判断手段によりリカバーが必要ない第二種エラーで
あると判断された場合に、エラー情報を表示手段に表示
させ、エラーが解除された後に継続して印刷データの送
信を行う。
【0017】更に、両面印刷時に、前記プリンタで第一
面の排紙が終了した際に表示手段に排紙された記憶材を
取り出して給紙部に給紙する際の記録材の向きをアニメ
ーション表示させる表示制御手段を有する。
【0018】また、両面印刷時に、前記プリンタで第二
面の排紙が終了した際に、第一面及び第二面のページの
印刷データをスプールしているメモリ領域を開放する。
【0019】また、本発明は、ネットワークを介して情
報処理装置でラスタライズされた印刷データを受信して
印刷を行うホストベースプリンタであって、ある情報処
理装置と通信して印刷データの受信を開始した場合は、
該印刷データに基づく印刷処理が終了するまで他の情報
処理装置からの印刷データを受信しないよう制御する通
信制御手段と、印刷処理中のページ番号を管理して、エ
ラーが生じた際に再送すべきページ番号を示すページ識
別情報をネットワークを介して送信元の情報処理装置に
通知する通知手段と、エラーリカバー時に情報処理装置
から印刷データとともに送信されるデータ破棄コマンド
に応じて、ホストベースプリンタに保持している印刷デ
ータを破棄するデータ破棄手段とを有するものである。
【0020】また、エラーのリカバー時には、前記情報
処理装置から最初に送信された印刷データにおける印刷
設定情報に基づいて設定されている印刷設定を用いて印
刷処理を継続する。
【0021】また、前記通知手段は、両面印刷時に、第
一面もしくは第二面の印刷中にエラーが生じた場合は、
第一面と第二面の印刷面のうちページ番号の若い方のペ
ージ番号から再送するようページ識別情報を通知する。
【0022】また、本発明は、上記の処理を行う方法ま
たは、上記の処理を行わせるためのプログラムが格納さ
れた記憶媒体により解決する。
【0023】
【発明の実施の形態】(第一実施例)図1は本発明を適
用可能なレーザービームプリンタの構成を示す断面図で
ある。
【0024】図において、100はレーザービームプリ
ンタ本体であり、接続されているホストコンピュータに
よって供給される展開済みの印刷データを記録媒体であ
る記録紙等に像を形成するものである。なお、後述する
が、この印刷データは制御データと画像データ(ビット
マップデータ)とから構成されており、画像データはホ
ストコンピュータにより圧縮されて印刷装置に送信され
るものである。
【0025】104はLBP本体100全体の制御ユニ
ットである。この制御ユニット104は、ホストコンピ
ュータから受け取った画像データを伸長し、ビデオ信号
に変換してレーザードライバ110に出力する。
【0026】制御ユニット104からのビデオ信号の出
力を受けたレーザードライバ110は、半導体レーザー
111から発射されるレーザー光113のオン,オフ切
り替えをする。レーザー光113は回転多面鏡112の
回転に応じて左右にふられ、静電ドラム117上に印刷
パターンの静電潜像を形成する。
【0027】この静電潜像へトナーカートリッジ116
からトナーを供給し印刷現像を形成した後、記録媒体に
転写が行われる。転写されたトナーは、定着器105に
よって定着される。
【0028】記録媒体にはカットシート記録紙(普通
紙、厚紙、OHPを含む)が用いられる。このカットシ
ート記録紙はLBP本体100の給紙口101に装填さ
れ、給紙ローラ102および搬送ローラー103によ
り、装置内に取り込まれて、静電ドラム117に供給さ
れる。搬送ローラ106により定着器105から搬送さ
れた記録紙は、排紙口切り替え装置107によってフェ
ースダウン排紙口109及びフェースアップ排紙口10
8のどちらかに排紙される。
【0029】115は、ネットワーク40に接続された
ネットワークアダプタで、LBP本体100とは、双方
向パラレルインターフェース12を介して接続される。
【0030】図2は本発明の実施例を示すプリンタ制御
装置の内部ブロック図である。ここでは、レーザービー
ムプリンタ(図1)を例にして説明する。図2におい
て、3000はホストコンピュータで、外部記憶装置1
1に格納されたプログラムがRAM2にロードされ、C
PU1により実行される。
【0031】こうしたプログラムには、読取り処理や印
刷処理を行うデバイスドライバや、文書処理プログラム
等に基づいて図形、イメージ、文字、表(表計算等を含
む)等が混在した文書処理を実行するアプリケーション
プログラムなどが挙げられる。本印刷システムに関する
ソフトウェアのモジュール構成については後述する。
【0032】CPU1は、こうしたプログラムを実行す
ると共に、システムバス4に接続される各デバイスの統
括的な制御を行う。また、CPU1はCRT10上の不
図示のマウスカーソル等で指示されたコマンドに基づい
て登録された種々のウィンドウを開き、種々のデータ処
理を実行する。
【0033】RAM2は、CPU1の主メモリ、ワーク
エリア等として機能する。5はキーボードコントローラ
(KBC)で、キーボード9や不図示のポインティング
デバイスからのキー入力を制御する。6はCRTコント
ローラ(CRTC)であり、CRTディスプレイ10の
表示を制御する。7はディスクコントローラ(DKC)
であり、ブートプログラム、種々のアプリケーション、
フォントデータ、ユーザーファイル、編集ファイル等を
記憶するハードディスク(HDD)、フロッピー(登録
商標)ディスク(FD)やCD−ROM等の外部記憶装
置11とのアクセスを制御する。8はパラレル入出力コ
ントローラ(PIOC)で、ローカルに接続する場合
は、所定の双方向パラレルインターフェース(図示せ
ず)を介してプリンタ100との双方向通信制御処理を
実行する。
【0034】30はホストコンピュータ上のネットワー
ク送受信部で、ネットワーク40を介して、ネットワー
クアダプタ115に画像データ、制御コマンドを送信す
るとともに、プリンタ100からのコマンドのレスポン
スを受信する。
【0035】印刷が行われる場合は、ホストコンピュー
タ3000で印刷データが作成され、スプールデータと
して外部記憶装置11に格納される。このスプールデー
タは、ネットワーク送受信部30からネットワーク40
を介し、ネットワークアダプタ115に送信される。ネ
ットワークアダプタ115からは、双方向パラレルイン
ターフェース12を経由してI/F部16で印刷データ
が受信される。
【0036】受信された印刷データは、CPU13、制
御部14の制御処理にしたがって順次RAM19へ送り
込まれる。CPU13では、ROM15に記憶された制
御プログラムによって、システムバス22に接続された
各デバイス及びプリンタ全体の制御を行っている。
【0037】RAM19は、CPU13のワークエリア
や主にデータの受信バッファすなわちFIFO(Fir
st−In First−Out方式)として用いられ
る。14は制御部でメモリーの制御、バスの調停等の制
御を行う。17は印刷部I/F部でRAM19に格納さ
れていた圧縮データの伸張、画像処理等を制御部14で
行い、順次印刷インターフェース18を介して印刷部2
0へ出力する。
【0038】図3は、ネットワークアダプタ115の構
成を示した図であり、121は、ネットワークの制御を
行うLANコントローラである。122は、データを受
け取るFIFOを含むRAMであり、2MByteの容
量を有している。これは本印刷システムで用いるホスト
ベースプリンタでは、印刷データはホストコンピュータ
で印刷装置に合わせて展開されたビットマップデータを
圧縮したものであり、600dpiでA4サイズの画像
データは約4MByteとなり、圧縮しても約500K
Byteの容量を有しており、ネットワークの負荷が大
きくなりデータ転送量が減った場合でもオーバーラン等
のエラーを生じさせないために約4ページ分に相当する
2MByteの容量を有しているのである。また、残り
の構成としてネットワークアダプタ115は、パラレル
インターフェースの制御を行うECPポートコントロー
ラ123、制御用のプログラムを格納したフラッシュR
OM120及び、このプログラムを動作させるCPU1
24より成っている。
【0039】図4は、本実施例のホストコンピュータで
ある情報処理装置の機能ブロック図であり、CPU1が
制御するソフトウェアのモジュール構成図である。
【0040】401は、文書、表、画像等を作成するア
プリケーションであり、ユーザはこのアプリケーション
により作成したファイルの印刷を指示することにより、
本印刷処理が開始される。アプリケーション401に
て、ユーザが印刷指示すると、アプリケーション401
はOSの約束事にのっとった描画関数を生成し、OSの
グラフィックエンジンであるGDI402に描画関数を
渡す。Windows(米国マイクロソフトの登録商標)OS
では、グラフィックエンジンはGDIと呼ばれ、アプリ
ケーション401が生成する描画関数は、GDI(Grap
hic Driver Interface)関数と呼ばれる。
【0041】GDI関数を受け取ったGDI402は、
出力先のデバイスドライバで理解できる出力描画関数で
あるDDI関数(Device Driver Interface)にGDI
関数を変換し、スプーラ403に順次出力する。印刷指
示により起動されるプリンタドライバ404は、スプー
ラ403にスプールされているDDI関数を受け取り、
レンダラー405にてビットマップ展開処理を行う。こ
れは、ユーザによりプリンタドライバで予め設定された
解像度、階調、マージン、用紙サイズなどの印刷設定情
報に基づいてドット展開が行われる。レンダラー405
により展開生成されたビットマップデータは、プリンタ
ドライバ404により圧縮され、制御データが付加され
てスプーラ403に出力される。なお、この圧縮方法
は、Delta-law、Pack-bitz圧縮の両方を複合させたもの
であり、あらゆるデータに適して圧縮されるものであ
る。制御データは、印刷ジョブの開始や終了を示すコマ
ンドやページ番号初期化コマンド、またプリンタドライ
バで設定されている印刷処理機に関する情報であり、印
刷の解像度を示す情報、印刷品位のレベル等を意味する
印刷モードを選択する情報、印刷データを送る形式(圧
縮方法など)の指定情報、用紙サイズや印刷範囲を示す
情報等が含まれ、更に、各ページの先頭に印刷ページの
ページ番号を示すページ識別コードも送出される。
【0042】ランゲージモニタ406は、プリンタドラ
イバ404とレンダラー405によりビットマップ展開
され圧縮された印刷データを、ページ識別コードで分け
られたページ単位に管理し、出力ポートであるネットワ
ーク送受信部30に印刷データを送信するとともに、ラ
ンゲージモニタ406は、RAM2及び外部記憶装置1
1にそれぞれのページの印刷データと印刷ジョブの制御
データとがキャッシュ、つまり一時的に保持しておく。
印刷ジョブとは、印刷データの印刷処理の開始から終了
までのデータのことであり、ユーザが一度印刷指示した
際にホストコンピュータから送信される印刷データ全部
のことである。
【0043】407は、ステータスウィンドウであり、
印刷指示が行われた場合にプリンタドライバ404によ
り起動され、印刷終了までOS上に起動しているプリン
トマネージャである。ステータスウィンドウ407は、
ランゲージモニタ406を介してプリンタに送信したペ
ージの印刷データの印刷処理状態を、後述するネットワ
ークプリントモニタにより取得した情報に基づいてCR
T10上に印刷状態(図7)を表示するよう制御するた
めのものである。図7に示されているように、印刷中の
ページが現在どの位置まで印刷されているかを、ネット
ワークプリントモニタから得た情報に基づいて、印刷装
置の給紙から排紙までのアニメーションにより表示して
る。
【0044】ネットワーク送受信部30はランゲージモ
ニタ406から受け取った印刷データをネットワークを
介してプリンタ100に送信する。なお、本図は、情報
処理装置のモジュール構成を示すことにとどめているの
で、ネットワークアダプタやネットワークサーバを介し
た印刷の仕組みについては省略している。
【0045】図5は、印刷システムの仕組みにおいて、
ホストコンピュータからネットワークを介してホストベ
ースプリンタに直接印刷指示が出される場合について説
明する。
【0046】図5において、プリンタ100はネットワ
ークアダプタ115によりネットワークに直接接続され
ており、ホストコンピュータA及びホストコンピュータ
Bにより直接印刷指示されることになる。この印刷シス
テムでは、プリントサーバを有しておらず、ネットワー
クアダプタ自身で排他制御を行っている。従来のPDL
プリンタのネットワークボードでは、特に排他制御を行
っておらず、ホストコンピュータAから印刷データを受
信中もホストコンピュータBから印刷データの受信が行
えるようになっており、受信が早く終わった方もしく
は、受信が先に開始された方のいずれかを優先してプリ
ンタに印刷データを送信していた。しかしながら、本発
明の印刷システムでは、プリンタはホストベースプリン
タであるためメモリに余裕はなくジャムリカバーがプリ
ンタ自身で行うことが不可能であるため、ネットワーク
アダプタ115が複数のホストコンピュータから同時に
印刷データを受信してしまうと、ジャムリカバー時に複
雑な問題がでてしまう。なぜなら、ホストコンピュータ
AとホストコンピュータBから印刷データを受信してい
て、ホストコンピュータAからの印刷データの印刷処理
中にジャムが発生し、リカバー処理を行う際には、後述
するように、ホストコンピュータAから印刷データを破
棄するコマンドが送信されてくる。このコマンドを受け
とると、ネットワークアダプタ115及びプリンタ10
0はバッファに溜まっている印刷データをクリア(メモ
リのデータをヌルに消去、もしくはデータが格納されて
いる領域を未使用状態にする)するため、ホストコンピ
ュータBからの印刷データも同時にクリアされてしまう
ためである。よって、本発明の印刷システムにおけるネ
ットワークアダプタ115は、ホストコンピュータAか
らデータ送信要求が来て、ホストコンピュータAと通信
を接続した後は、他のホストコンピュータからデータ送
信要求が来てもビジーであるとして通信を接続しない排
他制御を行っている。
【0047】図5において、501はネットワークプリ
ントモニタであり、ネットワークアダプタ115とNetB
EUIプロトコルを用いて、ステータスのやり取りを行っ
ている。具体的には、ネットワークアダプタ115がプ
リンタ100に対して所定間隔でステータスを取得し
(ポーリング処理)、ステータスが変化した場合、つま
り、排紙が行われ印刷処理中のページが更新された場
合、ジャム等のエラーにより印刷が中断している場合
に、ネットワークアダプタ115は、印刷データの送信
元であるホストコンピュータAに対して、状態変化を通
知(トラップ処理)する。このようにすることにより、
ホストコンピュータとネットワークアダプタ間の通信回
数が減り、ネットワークとしての負荷が減るというメリ
ットがある。ただし、ネットワークプリントモニタ50
1がネットワークアダプタ115に対して所定間隔でポ
ーリングしてステータスを取得してもよい。なお、本実
施例のクライアントである情報処理装置はWindows 95等
のOSを想定しているため、ネットワークプリントモニ
タは、ネットワークを介した装置間のデータ通信を可能
とするLPR機能を有してる。
【0048】また、502は、ネットワークユーティリ
ティであり、プリンタドライバとは独立したモジュール
であり、SNMP(Simple Network Management Protoc
ol)を用いてネットワークアダプタ115と通信し、所
定間隔でポーリング処理を行い、プリンタ100のステ
ータスを取得している。
【0049】説明が前後するが、ネットワークアダプタ
115は、印刷データを受け取ると、制御データと画像
データとをそれぞれプリンタ100に渡す。プリンタ1
00では、制御データを解析し、印刷処理中のページ識
別コードに基づいて処理中のページをネットワークアダ
プタに通知する。もちろん、ネットワークアダプタ11
5からのポーリング要求に応答してステータスとともに
ページ番号を通知してもよい。このようにプリンタ及び
ネットワークアダプタが制御することにより、ネットワ
ークアダプタ115は、プリンタ100のステータスと
処理中のページ番号とを保持することが可能となる。な
お、本実施例のホストベースプリンタ100は、ジャム
が生じた場合でもオフラインになることはなく、常にス
テータスを取得することが可能な仕組みになっている。
【0050】次に、図6を用いて、印刷システムの仕組
みにおいて、ホストコンピュータからネットワークを介
してプリントサーバに印刷要求が出され、複数の印刷要
求を管理可能なプリントサーバからホストベースプリン
タに対して印刷要求が出される場合について説明する。
【0051】図6において、プリンタ100はネットワ
ークアダプタ115によりネットワークに直接接続され
ているが、プリントサーバ601の管理下にあり、ホス
トコンピュータはプリントサーバに対して印刷要求を出
すことになる。このような印刷システムでは、プリント
サーバが排他制御を行っている。プリントサーバ601
での排他制御とは、複数のホストコンピュータから印刷
要求は同時に複数受け付けられるが、プリントサーバ6
01がプリンタ100を常に管理しているので、例え
ば、ホストコンピュータAからの印刷データの印刷処理
が全て終了してから、ホストコンピュータBからの印刷
データの送信が行われることになる。従来のプリントサ
ーバでは、あるホストからの印刷データをすべてプリン
タに送信後は、異なるホストからの印刷データの送信を
開始してしまい、送信順序のみ管理しているだけである
が、前述した理由により、送信順序だけでなく、排紙ま
での排他制御を行っているのである。
【0052】管理者であるプリントサーバ601がある
印刷システムでは、クライアント(印刷要求を行うホス
トコンピュータ)は直接ネットワークアダプタ115と
通信することはないため、クライアントには、ネットワ
ークプリントモニタ(特に、LPR機能)は必要なく、
プリントサーバ601にのみ存在すればよいことにな
る。プリントサーバ601のネットワークプリントモニ
タ501がネットワークアダプタと通信し、図5で説明
した方法によりプリンタのステータスを取得し、プリン
トサーバ601とプリンタ100で処理中の印刷データ
のオーナーであるホストコンピュータAとのそれぞれの
ランゲージモニタ406の間で前記取得したステータス
をTCP/IPもしくはNetBUEIプロトコルを用いてやりとり
している。プリントサーバ601では、印刷データの送
信元をIPアドレスで管理している。なお、クライアン
トであるホストAとプリントサーバ601とは、マイク
ロソフトが提供する公知のネットワークサービスを利用
して通信を行っている。
【0053】図8は、ホストコンピュータ3000にお
ける印刷処理の流れを示したフローチャートである。
【0054】まず印刷が開始されると図4に前述した各
モジュールで処理が行われ、S801において、ホスト
コンピュータは、制御データであるページ番号初期化コ
マンドを送信する。この場合はジョブの先頭なのでペー
ジ番号として1ページが送信される。続いてS802に
進み、ネットワーク送受信部30及びネットワークアダ
プタ115を経由してプリンタ100に印刷データを送
信する。印刷データの送信は、図5の印刷システムの場
合は、ネットワークアダプタ115に送信され、図6の
印刷システムの場合は、プリントサーバのスプーラに4
03に送信される。なお、ステップS801とS802
とが同時に行われてもよい。
【0055】次にS803に進み、ホストコンピュータ
は、図5及び図6で前述した方法によりプリンタステー
タスを取得し、プリンタ100でジャム等のエラーが発
生したかどうかを判定する。ジャムが発生していない場
合は、S811に進み印刷データが終了していない場合
は、S802に戻り残りのデータを順次送信する。印刷
データが終了していれば印刷処理を終了する。
【0056】S803でジャムが発生していると判断さ
れた場合にはS804に進み、ステータスウィンドウ4
07は、ジャムの発生した場所に伴なう記録媒体の除去
の手順を示す情報をCRT10上に表示させる(図9を
参照)。続いてS805でプリンタ100でジャムが解
除されたというステータス通知がネットワークアダプタ
115から取得されたかどうかを調べる。ジャムが解除
されるまで、この処理を繰り返し、解除されたところで
S806に進む。
【0057】S806では、ステータスウィンドウ40
7はCRT10に表示していたジャム情報の表示を解除
する。次にS807に進みプリンタに対し印刷済ページ
番号の取得を行う。この印刷済ページ番号の取得も、ス
テータス取得と同様の方法、つまり図5及び図6に示し
た印刷システムに応じた取得方法により行われる。
【0058】S808では、ランゲージモニタ406が
データバッファの初期化コマンド(データ破棄コマン
ド)を発行し、プリンタに対して送信する。ネットワー
クアダプタ115は初期化コマンドを受信すると、RA
M122に残っている印刷データをクリアし、プリンタ
100は、RAM19(FIFO)に残っている印刷デ
ータをクリア(メモリ領域の開放)する。なお、図6の
ようなプリントサーバ形式の印刷システムでは、プリン
トサーバのランゲージモニタ406の直前のスプーラ4
02にスプールされている印刷データもクリアされる。
ここで、プリンタはRAM19に保持している印刷デー
タのクリアを行うが、リセットはされているわけではな
いので、印刷設定に関しては印刷ジョブの最初の設定値
がそのまま継続されることになる。
【0059】続いてS809では、ランゲージモニタ4
06はプリンタドライバ404が生成するページ番号初
期化コマンドを送信する。この場合は、S806で取得
したページの次のページを初期化コマンドにセットして
送信することになる。
【0060】次にS810では、ランゲージモニタ40
6は、RAM2や外部記憶装置11にスプールファイル
として一時的にキャッシュされている送信済みの印刷デ
ータの中から、プリンタ100で印刷済ページの次のペ
ージから印刷データを読み出し、出力先に再送信する。
S810に進んでからの処理は、ジャムが起きてない場
合と同様の処理が行われる。
【0061】なお、プリンタでは、ホストコンピュータ
から再受信した印刷データに基づいて印刷処理を行う
が、プリンタ内部のリセットは行われてないため、印刷
設定(印刷解像度等)は、印刷ジョブの最初に設定され
た値をそのまま用いてリカバーを行うことになる。
【0062】このように送信済みの印刷データを一時的
に保持しておき、ジャムリカバー時にその印刷データを
ネットワークを介して再送信することにより、ユーザは
その印刷指示されたファイルをアプリケーションを立ち
あげて再度プリンタドライバに展開処理させる必要がな
くなり、自動的にリカバー処理を行えるようになる。
【0063】図10から図14は、本発明を適用した実
施例を示しており、従来例と同様に、ホストコンピュー
タ上にある3ページのスプールデータをネットワークア
ダプタ115を経由してプリンタ100に転送する様子
を示している。
【0064】前述したように、ネットワーク伝送路は、
様々なデータが同時に流れるため、トラフィックが混雑
することがある。その場合転送が間に合わなくことが発
生するため、ネットワークアダプタのRAM122に
は、複数ページのデータをあらかじめ転送しておき、正
しく印刷が行えるような制御を採用している。このよう
な構成を採用することでプリンタ本体のRAM19のサ
イズは小さくても良く、プリンタ自体のコストを押さえ
ることができる。
【0065】まず図10では、ネットワークアダプタ1
15に、ページ番号初期化コマンドが送信された後、3
ページ分のデータが転送され、そのうち1ページ分がプ
リンタ100に転送された様子を示している。
【0066】次に図11では2ページ目がネットワーク
アダプタ115からプリンタ100に転送されたが、そ
こでジャムが発生した様子を示している。
【0067】ここで発生したジャムは、図8に示すS8
03で識別される。この場合、図8のS807において
印刷済ページ番号(2ページ目でジャムが発生したた
め、この場合は1ページ)がプリンタ100からネット
ワークアダプタ115経由でホストコンピュータ300
0に返される。ここでホストコンピュータ3000上の
プログラムが、308でデータバッファ初期化コマンド
を送信する。
【0068】この様子を示したのが、図12である。こ
のコマンドを受けるとことでネットワークアダプタのR
AM122のみでなく、プリンタのRAM19(FIF
O)も同時に初期化される。
【0069】次の図13では、図8のS808で印刷デ
ータが再送された様子を示している。ホストコンピュー
タ上のプログラムは、この時点で1ページ目までは正常
に印刷されたことを認識しているため、ページ番号初期
化コマンドに“2ページ”をセットして送信した後、2
ページ以降のデータをネットワークアダプタ115に転
送する。ネットワークアダプタ115では、ページ番号
初期化コマンドを転送するとともに、まず2ページ目を
プリンタ100に転送、印刷を行う。次に図14に示す
ように3ページ目を転送し印刷を終了する。
【0070】以上のように図10から図14でネットワ
ークアダプタ115経由での印刷について説明してき
た。ここで、ネットワークアダプタのCPU124で行
う処理としては、プリンタ100で管理されている印刷
中ジョブのページ管理を、プリンタ100と同期して行
うことと、各コマンドおよびコマンドのレスポンスのや
り取りを、プリンタの動きをシミュレートして行うこと
である。こうすることで、ホスト側のプログラムの処理
は、ローカルにプリンタがつながっている場合とほぼ同
様に行えばよいことになる。もちろん、バッファの大き
さの影響で処理を変える必要がある場合、例えばローカ
ルにつながっている時には、1ページを超えたデータは
受け取らないような処理を行う必要がある。
【0071】本実施例においては、ジャムが発生した場
合を例にあげたが、これは他のエラー例えば、システム
ダウンなどの印刷データが破棄されてしまうエラーが発
生した場合であっても構わない。また、「用紙なし」な
どのエラーの場合は印刷データがプリンタで破棄される
ことがないので、ホストコンピュータ側でのリカバー処
理は必要なくなる。そこでエラーが生じた場合に、ホス
トでリカバー処理の必要な第一種エラー(ジャム、シス
テムダウン)か、ホストでリカバー処理の必要ない第二
種エラー(用紙なし、用紙サイズエラー)かを判断し、
それぞれのエラーに応じてホストコンピュータでの処理
を変更させることも考えられる。
【0072】図15はホストコンピュータでの処理を示
すフローチャートである。図15の制御は図8の制御と
ほぼ同様なので省略し、ことなる部分についてのみ説明
する。
【0073】S1502までは、S802までと同様で
ある。S1503において、ホストコンピュータは、図
5及び図6で前述した方法によりプリンタステータスを
取得し、プリンタ100でエラーが発生したかどうかを
判定し、エラーの場合は、エラーがどの種類かを判別す
る。このようなS1503における判定は、外部記憶装
置11に記憶されているエラー種別テーブルを判断する
ことにより、プリンタから取得したプリンタステータス
がいずれの種類に属するかを判定している。エラー種別
テーブルには、ジャムやシステムダウンなら第一種エラ
ー、用紙無しや用紙サイズエラーなら第二種エラーとい
うように記載されている。エラーが発生していないと判
断された場合はS1511に処理を進め、図8で説明し
たのと同じ制御が行われる。また、プリンタ100で発
生したエラーがホストでリカバー処理の必要な第一種エ
ラーであると判断された場合も、図8のステップ804
以降と同様の処理が行われる。ステップS1503で、
ホストでリカバー処理の必要の内第二種エラーであると
判断された場合は、S1512に処理を進め、ステータ
スウィンドウによりCRTにエラー情報を表示させる。
S1513では、エラーが解除されたかを判断し、解除
されたと判断した場合は、S1514に処理を進め、エ
ラー情報の表示を解除し、S1511に処理を戻す。第
二種エラーではエラーが解除された後プリンタ自身で継
続する印刷データの処理を行うので、ホストの処理が必
要ないので、そのまま通常処理に戻ることになる。この
ように、プリンタでエラーが生じた場合でも、ホストの
リカバーが必要な場合と必要でない場合とにわけること
により、無駄なリカバー処理を行うことがなく、ユーザ
としても時間を有効に利用することができる。
【0074】(第二実施例)第一実施例においては、ホ
ストコンピュータ上のスプールファイルの各ページを削
除していなかったが、プリンタから取得した印刷済ペー
ジ番号に応じてスプールファイルの該当するページを順
次削除するようにしてもよい。
【0075】図16はホストコンピュータでの処理を示
すフローチャートである。
【0076】S1601において、ホストコンピュータ
は前述した方法によりプリンタステータスを取得する。
続いてS1602において、プリンタの印刷進捗状況が
ページの排紙が行われたかを判断する。処理中のページ
の排紙が終了していない場合は、S1601に処理を戻
す。ページが排紙された場合は、S1603において、
外部記憶装置11及びRAM2にスプールしているスプ
ールファイルの更新を行う。具体的には、排紙が終了し
たページが不必要と判断し、そのページが必要ない旨に
管理フラグ(図示省略)を未使用状態(ヌル値)更新
し、スプールファイルを削除する。S1604では、ジ
ョブが終了したかを判断し、終了するまでS1601〜
S1603の処理を繰り替えす。
【0077】これにより、ホストコンピュータ上のメモ
リやハードディスク容量を節約することが可能となる。
【0078】(第三実施例)第一及び第二の実施例にお
いては、片面印刷について説明したが、両面印刷を行う
場合にもホストからのリカバー処理が可能となる。この
場合は、本実施例のように制御する。
【0079】図17はプリンタでの処理を示すフローチ
ャートである。
【0080】S1701では、ホストコンピュータから
送信しされた印刷データが両面指定のジョブであるかを
判断する。両面指定でない、つまり片面印刷である場合
は、第一実施例とどうように処理(簡単に、S170
8、S1709)する。
【0081】両面指定されている場合は、S1702に
おいて、第一面の処理を開始する。これはプリンタ本体
の構成により表面から処理するか裏面から処理するかが
異なるがどちらの場合でもよい。本実施例では、表面を
第一面とする。第一面の印刷処理が終了して排紙された
場合は、S1703にて、ホストコンピュータに片面終
了を通知し、プリンタ本体をオフラインにする。これは
本実施例で説明するプリンタが両面ユニットを有してい
ないので、一度第一面を印字して排紙した記憶媒体を向
きを代えて更に手差し給紙口にセットして、第二面の印
字を行わせるため、ユーザにその処理を促すために通知
とオフライン処理を行うのである。なお、ホストコンピ
ュータでは、第一面が印刷処理された記録媒体をどのよ
うに取り出して、どのように向きを代えて、手差し給紙
口に入れるかをアニメーション表示させている。S17
04では、第二面の処理が開始されたかを判断する。つ
まり、オフライン解除されたかを判断するのである。オ
フラインが解除されたということは、オペレータがプリ
ンタ本体で処理したということなので、第二面の印刷処
理開始ができるように第一面の印刷が行われた記録媒体
を再度給紙口にセットされたと判断する。S1705で
は、第二面の印刷処理を行う。第二面の印刷処理が終了
すると、S1706で、第一面及び第二面の印刷が終了
したので、ホストコンピュータに対して両ページの排紙
終了を通知する。ホストコンピュータではこの通知を受
け、第一面及び第二面のページの管理フラグを未使用状
態にし、第一面及び第二面のページのスプールファイル
を削除する。S1707では、印刷ジョブの全ページの
印刷が終了したかを判断し、全ページが終わるまで上記
の処理を繰り替えす。
【0082】また、プリンタの処理としては、第一面も
しくは第二面の印刷処理中にエラーが発生した場合は、
第一面もしくは第二面のうちページ番号の若い方のペー
ジ番号をホストコンピュータに通知することになる。
【0083】これにより、片面毎に排紙されるプリンタ
でも両面印刷を行うことができ、その際にも両面の排紙
により両面分のページの更新を行うので、第二面でエラ
ーが起こった場合でも第一面のページからデータを再送
できるので、ホストにおけるエラーリカバー処理が可能
となる。
【0084】なお、本第一から第三実施例では、レーザ
ービームプリンタを例に挙げたが、これは他の印刷技
術、例えばインクジェットプリンタ等を用いて印刷を行
っても構わない。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ネットワーク経由の印刷であっても、プリンタドライバ
で生成された印刷データを情報処理装置でページ管理し
て、再送時に印刷データとデータ破棄コマンドとを送信
するので、再印刷のときに再度アプリケーションからプ
リンタドライバ経由で印刷データを生成することがない
のでリカバー処理が早くなり、また、プリンタ本体でリ
カバーしないのでプリンタ本体のコストをあげることな
く、データ破棄コマンドに応じて残っている印刷データ
を破棄するので、文字化け等を起こさずにエラーリカバ
リを正しく行うことができる。
【0086】また、ネットワーク上にプリントサーバを
有する印刷システムにおいてもホストコンピュータであ
る情報処理装置からのエラーリカバリーが同様にして行
えるので、ホストコンピュータの制御における工程が変
更しないので、開発工程を少なくすることができる。
【0087】また、ホストベースプリンタでの印刷終了
毎にホストコンピュータである情報処理装置にスプール
している印刷データを開放するので、メモリを必要なだ
け有効に使うことが可能となる。
【0088】また、エラーの種類に応じて、印刷データ
の再送を行うか行わないかの判断をするので、印刷デー
タの再送の必要のないエラーの場合は、無駄な印刷デー
タの再送を行わなくて済むので印刷処理のスループット
が向上するという効果が得られる。
【0089】また、両面印刷時に、第一面が排紙された
記録材を給紙部に給紙する際の記録材の向きをアニメー
ション表示させるので、手差し両面印刷を行う際に操作
者のミスを少なくすることができる。
【0090】また、両面印刷時に、両面の印刷が終了し
た際に、両面の印刷データをスプールしているメモリ領
域を開放するので、第二面のエラー時には第一面から印
刷データを再送でき、両面印刷でのエラーリカバリーが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のプリンタの構成を示す構造断面図で
ある。
【図2】本実施例のプリンタの主要構成およびその接続
ブロック図である。
【図3】本実施例のネットワークアダプタの主要構成お
よびその接続ブロック図である。
【図4】本実施例のホストコンピュータのモジュール構
成を示すブロック図である。
【図5】本実施例において、クライアントから直接プリ
ンタに対して印刷を行う場合の印刷システムを示す図で
ある。
【図6】本実施例において、プリントサーバを経由して
プリンタに対して印刷を行う場合の印刷システムを示す
図である。
【図7】本実施例のホストコンピュータのCRTに表示
されるプリンタでの印刷進捗状況を示すユーザインタフ
ェースの一例である。
【図8】本発明を適用した印刷制御装置の処理の流れを
示したフローチャート図である。
【図9】本実施例のホストコンピュータのCRTに表示
されるプリンタのエラーが起こった場合のユーザインタ
フェースの一例である。
【図10】本発明の処理を示した模式図である。
【図11】本発明の処理を示した模式図である。
【図12】本発明の処理を示した模式図である。
【図13】本発明の処理を示した模式図である。
【図14】本発明の処理を示した模式図である。
【図15】本発明を適用した印刷装置における第1の実
施例の処理の流れを示したフローチャート図である。
【図16】本発明を適用した情報処理装置における第2
の実施例の処理の流れを示したフローチャート図であ
る。
【図17】本発明を適用した印刷装置における第3の実
施例の処理の流れを示したフローチャート図である。
【符号の説明】
1 CPU 2 RAM 3 ROM 4 システムバス 5 キーボードコントローラ 6 CRTコントローラ 7 ディスクコントローラ 8 パラレル入出力コントローラ 9 キーボード 10 CRT 11 外部記憶装置 12 双方向パラレルインターフェース 13 CPU 14 プリンタ制御部 15 ROM 16 I/F部 17 印刷部I/F部 18 印刷インターフェース 19 RAM 20 印刷部 21 制御部 22 システムバス 30 ネットワーク送受信部 100 レーザープリンター本体 101 給紙口 102 給紙ローラー 103 搬送ローラー 104 制御ユニット 105 定着器 106 搬送ローラー 107 排紙口切替え装置 108 フェースアップ排紙口 109 フェースダウン排紙口 110 レーザードライバー 111 半導体レーザー 112 回転多面鏡 113 レーザー光 114 LED 115 ネットワークアダプタ 116 カートリッジ 117 静電ドラム 120 フラッシュROM 121 LANコントローラ 122 RAM(FIFO) 123 ECPポートコントローラ 124 CPU 1000 プリンタ制御部 3000 ホストコンピューター

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを介してホストベースプリ
    ンタと情報処理装置とが通信可能な印刷システムであっ
    て、 ある情報処理装置と通信して印刷データの受信を開始し
    た場合は、該印刷データに基づく印刷処理が終了するま
    で他の情報処理装置からの印刷データを受信しないよう
    制御する通信制御手段と、 印刷処理中のページ番号を管理して、エラーが生じた際
    に再送すべきページ番号を示すページ識別情報をネット
    ワークを介して送信元の情報処理装置に通知する通知手
    段と、 情報処理装置から送信されるデータ破棄コマンドに応じ
    て、ホストベースプリンタに保持している印刷データを
    破棄するデータ破棄手段と、 を有するホストベースプリンタと、 プリンタドライバで生成した印刷データをページ毎に管
    理してスプールしておく印刷データ管理手段と、 前記ホストベースプリンタでエラーが生じた場合に、前
    記ホストベースプリンタから通知される前記ページ識別
    情報に基づいて、前記印刷データ管理手段によりスプー
    ルしてある該当ページ以降の印刷データとデータ破棄コ
    マンドとを前記ホストベースプリンタにネットワークを
    介して再送する再送手段と、 を有する情報処理装置と、 を備えることを特徴とする印刷システム。
  2. 【請求項2】 ネットワークを介してホストベースプリ
    ンタと情報処理装置とプリントサーバとが通信可能な印
    刷システムであって、 印刷処理中のページ番号を管理して、エラーが生じた際
    に再送すべきページ番号を示すページ識別情報をネット
    ワークを介してプリントサーバに通知するサーバ通知手
    段と、 情報処理装置から送信されるデータ破棄コマンドに応じ
    て、ホストベースプリンタに保持している印刷データを
    破棄するデータ破棄手段と、 を有するホストベースプリンタと、 一つの印刷データをホストベースプリンタに対して送信
    処理を開始した場合は、ホストベースプリンタにおいて
    該印刷データに基づく印刷処理が終了するまで他の印刷
    データを送信しないよう制御する通信制御手段と、 前記ホストベースプリンタのステータスを取得し、前記
    ホストコンピュータで印刷データの印刷処理中にエラー
    が生じた際に、前記印刷データの送信元である情報処理
    装置に前記ページ識別情報を通知するホスト通知手段
    と、 情報処理装置から送信されるデータ破棄コマンドに応じ
    て、プリントサーバに保持している前記ホストベースプ
    リンタで印刷処理中の印刷データを破棄するデータ破棄
    手段と、 を有するプリントサーバと、 プリンタドライバで生成した印刷データをページ毎に管
    理してスプールしておく印刷データ管理手段と、 前記ホストベースプリンタでエラーが生じた場合に、前
    記プリントサーバから通知される前記ページ識別情報に
    基づいて、前記印刷データ管理手段によりスプールして
    ある該当ページ以降の印刷データとデータ破棄コマンド
    とを前記プリントサーバにネットワークを介して再送す
    る再送手段と、 を有する情報処理装置と、 を備えることを特徴とする印刷システム。
  3. 【請求項3】 ネットワーク上のプリントサーバを介し
    てホストベースプリンタと通信可能な情報処理装置であ
    って、 プリンタドライバで生成した印刷データをページ毎に管
    理してスプールしておく印刷データ管理手段と、 前記ホストベースプリンタでエラーが生じた場合に、前
    記プリントサーバから通知される前記ホストベースプリ
    ンタに再送すべきページ番号を導出するためのページ識
    別情報に基づいて、前記印刷データ管理手段によりスプ
    ールしてある該当ページ以降の印刷データとデータ破棄
    コマンドとを前記プリントサーバにネットワークを介し
    て再送する再送手段と、 を有することを特徴とする情報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記印刷データ管理手段は、前記プリン
    トサーバから前記ホストベースプリンタで印刷終了した
    ページ番号が通知された場合に、該当するページの印刷
    データをスプールしているメモリ領域を開放することを
    特徴とする請求項3記載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】 前記プリンタでエラーが発生した場合
    に、エラーの種類を判断する判断手段を更に有し、 前記判断手段によりリカバーが必要な第一種エラーであ
    ると判断された場合に、前記再送手段により印刷データ
    を再送し、前記判断手段によりリカバーが必要ない第二
    種エラーであると判断された場合に、エラー情報を表示
    手段に表示させ、エラーが解除された後に継続して印刷
    データの送信を行うことを特徴とする請求項3記載の情
    報処理装置。
  6. 【請求項6】 両面印刷時に、前記プリンタで第一面の
    排紙が終了した際に表示手段に排紙された記憶材を取り
    出して給紙部に給紙する際の記録材の向きをアニメーシ
    ョン表示させる表示制御手段を更に有することを特徴と
    する請求項3記載の情報処理装置。
  7. 【請求項7】 両面印刷時に、前記プリンタで第二面の
    排紙が終了した際に、第一面及び第二面のページの印刷
    データをスプールしているメモリ領域を開放することを
    特徴とする請求項6記載の情報処理装置。
  8. 【請求項8】 ネットワークを介して情報処理装置でラ
    スタライズされた印刷データを受信して印刷を行うホス
    トベースプリンタであって、 ある情報処理装置と通信して印刷データの受信を開始し
    た場合は、該印刷データに基づく印刷処理が終了するま
    で他の情報処理装置からの印刷データを受信しないよう
    制御する通信制御手段と、 印刷処理中のページ番号を管理して、エラーが生じた際
    に再送すべきページ番号を示すページ識別情報をネット
    ワークを介して送信元の情報処理装置に通知する通知手
    段と、 エラーリカバー時に情報処理装置から印刷データととも
    に送信されるデータ破棄コマンドに応じて、ホストベー
    スプリンタに保持している印刷データを破棄するデータ
    破棄手段と、 を有することを特徴とするホストベースプリンタ。
  9. 【請求項9】 エラーのリカバー時には、前記情報処理
    装置から最初に送信された印刷データにおける印刷設定
    情報に基づいて設定されている印刷設定を用いて印刷処
    理を継続することを特徴とする請求項8記載のホストベ
    ースプリンタ。
  10. 【請求項10】 前記通知手段は、両面印刷時に、第一
    面もしくは第二面の印刷中にエラーが生じた場合は、第
    一面と第二面の印刷面のうちページ番号の若い方のペー
    ジ番号から再送するようページ識別情報を通知すること
    を特徴とする請求項8記載のホストベースプリンタ。
  11. 【請求項11】 ネットワークを介してホストベースプ
    リンタと情報処理装置とが通信可能な印刷システムの制
    御方法であって、 前記ホストベースプリンタがある情報処理装置と通信し
    て印刷データの受信を開始した場合は、該印刷データに
    基づく印刷処理が終了するまで他の情報処理装置からの
    印刷データを受信しないよう制御する通信制御工程と、 前記ホストベースプリンタで印刷処理中のページ番号を
    管理して、エラーが生じた際に再送すべきページ番号を
    示すページ識別情報をネットワークを介して送信元の情
    報処理装置に通知する通知工程と、 情報処理装置から送信されるデータ破棄コマンドに応じ
    て、ホストベースプリンタに保持している印刷データを
    破棄するデータ破棄工程と、 前記情報処理装置において、プリンタドライバで生成し
    た印刷データをページ毎に管理してスプールしておく印
    刷データ管理工程と、 前記ホストベースプリンタでエラーが生じた場合に、前
    記ホストベースプリンタから通知される前記ページ識別
    情報に基づいて、前記情報処理装置において、前記印刷
    データ管理手段によりスプールしてある該当ページ以降
    の印刷データとデータ破棄コマンドとを前記ホストベー
    スプリンタにネットワークを介して再送する再送工程
    と、 を含むことを特徴とする印刷システムの制御方法。
  12. 【請求項12】 ネットワークを介してホストベースプ
    リンタと情報処理装置とプリントサーバとが通信可能な
    印刷システムの制御であって、 前記ホストベースプリンタで印刷処理中のページ番号を
    管理して、エラーが生じた際に再送すべきページ番号を
    示すページ識別情報をネットワークを介してプリントサ
    ーバに通知するサーバ通知工程と、 情報処理装置から送信されるデータ破棄コマンドに応じ
    て、ホストベースプリンタに保持している印刷データを
    破棄するデータ破棄工程と、 前記プリントサーバにおいて、一つの印刷データをホス
    トベースプリンタに対して送信処理を開始した場合は、
    ホストベースプリンタにおいて該印刷データに基づく印
    刷処理が終了するまで他の印刷データを送信しないよう
    制御する通信制御工程と、 前記プリントサーバにおいて、前記ホストベースプリン
    タのステータスを取得し、前記ホストコンピュータで印
    刷データの印刷処理中にエラーが生じた際に、前記印刷
    データの送信元である情報処理装置に前記ページ識別情
    報を通知するホスト通知工程と、 前記プリントサーバにおいて、情報処理装置から送信さ
    れるデータ破棄コマンドに応じて、プリントサーバに保
    持している前記ホストベースプリンタで印刷処理中の印
    刷データを破棄するデータ破棄工程と、 前記情報処理装置において、プリンタドライバで生成し
    た印刷データをページ毎に管理してスプールしておく印
    刷データ管理工程と、 前記ホストベースプリンタでエラーが生じた場合に、前
    記プリントサーバから通知される前記ページ識別情報に
    基づいて、前記情報処理装置において、前記印刷データ
    管理手段によりスプールしてある該当ページ以降の印刷
    データとデータ破棄コマンドとを前記プリントサーバに
    ネットワークを介して再送する再送工程と、 を含むことを特徴とする印刷システムの制御方法。
  13. 【請求項13】 ネットワーク上のプリントサーバを介
    してホストベースプリンタと通信可能な情報処理装置の
    制御方法であって、 プリンタドライバで生成した印刷データをページ毎に管
    理してスプールしておく印刷データ管理工程と、 前記ホストベースプリンタでエラーが生じた場合に、前
    記プリントサーバから通知される前記ホストベースプリ
    ンタに再送すべきページ番号を導出するためのページ識
    別情報に基づいて、前記印刷データ管理手段によりスプ
    ールしてある該当ページ以降の印刷データとデータ破棄
    コマンドとを前記プリントサーバにネットワークを介し
    て再送する再送工程と、 を含むことを特徴とする情報処理方法。
  14. 【請求項14】 前記印刷データ管理工程は、前記プリ
    ントサーバから前記ホストベースプリンタで印刷終了し
    たページ番号が通知された場合に、該当するページの印
    刷データをスプールしているメモリ領域を開放すること
    を特徴とする請求項13記載の情報処理方法。
  15. 【請求項15】 前記プリンタでエラーが発生した場合
    に、エラーの種類を判断する判断工程を更に含み、 前記判断工程でリカバーが必要な第一種エラーであると
    判断された場合に、前記再送工程により印刷データを再
    送し、前記判断工程でリカバーが必要ない第二種エラー
    であると判断された場合に、エラー情報を前記情報処理
    装置の表示手段に表示させ、エラーが解除された後に継
    続して印刷データの送信を行うことを特徴とする請求項
    13記載の情報処理方法。
  16. 【請求項16】 両面印刷時に、前記プリンタで第一面
    の排紙が終了した際に前記情報処理装置の表示手段に排
    紙された記憶材を取り出して給紙部に給紙する際の記録
    材の向きをアニメーション表示させる表示制御工程を更
    に有することを特徴とする請求項13記載の情報処理方
    法。
  17. 【請求項17】 両面印刷時に、前記プリンタで第二面
    の排紙が終了した際に、第一面及び第二面のページの印
    刷データをスプールしているメモリ領域を開放すること
    を特徴とする請求項16記載の情報処理方法。
  18. 【請求項18】 ネットワークを介して情報処理装置で
    ラスタライズされた印刷データを受信して印刷を行うホ
    ストベースプリンタの制御方法であって、 ある情報処理装置と通信して印刷データの受信を開始し
    た場合は、該印刷データに基づく印刷処理が終了するま
    で他の情報処理装置からの印刷データを受信しないよう
    制御する通信制御工程と、 印刷処理中のページ番号を管理して、エラーが生じた際
    に再送すべきページ番号を示すページ識別情報をネット
    ワークを介して送信元の情報処理装置に通知する通知工
    程と、 エラーリカバー時に情報処理装置から印刷データととも
    に送信されるデータ破棄コマンドに応じて、ホストベー
    スプリンタに保持している印刷データを破棄するデータ
    破棄工程と、 を含むことを特徴とするホストベースプリンタの制御方
    法。
  19. 【請求項19】 エラーのリカバー時には、前記情報処
    理装置から最初に送信された印刷データにおける印刷設
    定情報に基づいて設定されている印刷設定を用いて印刷
    処理を継続することを特徴とする請求項18記載のホス
    トベースプリンタの制御方法。
  20. 【請求項20】 前記通知工程は、両面印刷時に、第一
    面もしくは第二面の印刷中にエラーが生じた場合は、第
    一面と第二面の印刷面のうちページ番号の若い方のペー
    ジ番号から再送するようページ識別情報を通知すること
    を特徴とする請求項18記載のホストベースプリンタの
    制御方法。
  21. 【請求項21】 ネットワーク上のプリントサーバを介
    してホストベースプリンタと通信可能な情報処理装置の
    印刷制御プログラムが格納された記憶媒体であって、 プリンタドライバで生成した印刷データをページ毎に管
    理してスプールしておく印刷データ管理工程と、 前記ホストベースプリンタでエラーが生じた場合に、前
    記プリントサーバから通知される前記ホストベースプリ
    ンタに再送すべきページ番号を導出するためのページ識
    別情報に基づいて、前記印刷データ管理手段によりスプ
    ールしてある該当ページ以降の印刷データとデータ破棄
    コマンドとを前記プリントサーバにネットワークを介し
    て再送する再送工程と、 を含むことを特徴とするコンピュータ読み取り可能なプ
    ログラムが格納された記憶媒体。
  22. 【請求項22】 前記印刷データ管理工程は、前記プリ
    ントサーバから前記ホストベースプリンタで印刷終了し
    たページ番号が通知された場合に、該当するページの印
    刷データをスプールしているメモリ領域を開放すること
    を特徴とする請求項21記載の記憶媒体。
  23. 【請求項23】 前記プリンタでエラーが発生した場合
    に、エラーの種類を判断する判断工程を更に含み、 前記判断工程でリカバーが必要な第一種エラーであると
    判断された場合に、前記再送工程により印刷データを再
    送し、前記判断工程でリカバーが必要ない第二種エラー
    であると判断された場合に、エラー情報を前記情報処理
    装置の表示手段に表示させ、エラーが解除された後に継
    続して印刷データの送信を行うことを特徴とする請求項
    21記載の記憶媒体。
  24. 【請求項24】 両面印刷時に、前記プリンタで第一面
    の排紙が終了した際に前記情報処理装置の表示手段に排
    紙された記憶材を取り出して給紙部に給紙する際の記録
    材の向きをアニメーション表示させる表示制御工程を更
    に有することを特徴とする請求項21記載の記憶媒体。
  25. 【請求項25】 両面印刷時に、前記プリンタで第二面
    の排紙が終了した際に、第一面及び第二面のページの印
    刷データをスプールしているメモリ領域を開放すること
    を特徴とする請求項24記載の記憶媒体。
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