JP2001092283A - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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JP2001092283A
JP2001092283A JP26926199A JP26926199A JP2001092283A JP 2001092283 A JP2001092283 A JP 2001092283A JP 26926199 A JP26926199 A JP 26926199A JP 26926199 A JP26926199 A JP 26926199A JP 2001092283 A JP2001092283 A JP 2001092283A
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    • G03G15/2003Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
    • G03G15/2014Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
    • G03G15/2053Structural details of heat elements, e.g. structure of roller or belt, eddy current, induction heating
    • HELECTRICITY
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    • H05B6/02Induction heating
    • H05B6/10Induction heating apparatus, other than furnaces, for specific applications
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発熱効率の最適化および均一な加熱を可能と
するとともに、安価に製造することが可能な定着装置を
提供することを目的とする。 【解決手段】 被定着部材の移動速度と等速度で移動
し、被定着部材と接触して被定着部材上の画像を加熱定
着させる無端加熱部材と、この無端加熱部材を誘導加熱
させる誘導加熱手段とを具備し、前記誘導加熱手段は、
コイル部材と、このコイル部材を支持する支持部材とを
有し、前記支持部材は、前記被定着部材の移動方向に垂
直な方向に沿って、複数に分割された骨組み構造を有す
ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置の定
着装置に係り、特に、加熱源として誘導加熱を用いた、
電子写真装置の定着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真装置の定着装置では、加
熱源としてハロゲンランプ等を用い、これを金属ローラ
の内側に設置し、このハロゲンランプ等によりローラを
加熱し、被定着物をこのローラに加圧接触させるために
弾性ローラを押し当て、これらのローラを回転させ、被
定着物を通過させる方式が一般的である。それ以外に、
フラッシュランプにより、非接触で加熱するものも実用
化されている。
【0003】図11は、従来方式の定着器の全体構成の
概略を示す図である。一般に、電子写真用の定着装置
は、その内側にハロゲンランプヒータ2からなる加熱源
を配置した薄肉の金属ローラにより構成した加熱ローラ
1と、この加熱ローラ1に十分に被定着物を接触させる
ために表面を弾性部材で構成した加圧ローラ3とを具備
している。これら加熱ローラ1および加圧ローラ3は、
図示しない加圧機構により所定の接触幅を維持するよう
に支持されており、また図示しない駆動源により、この
被定着物の搬送速度とこれら2つのローラの周速が同一
となるように回転可能に支持されている。
【0004】従来のこの方式の定着器では、ランプによ
る加熱のため、熱効率は70%程度が限界であり、また
その構成上、加熱ローラの内側からの加熱となり、立上
がり特性が悪く、また構成が複雑となり、また小形化も
難しかった。
【0005】また、これらの定着装置の効率改善策とし
て、磁場発生手段とベルトを組み合わせた誘導加熱を利
用した定着装置(特開平8−76620号公報)、加熱
部材としてセラミックスを用いた定着装置(特開昭59
−33476号公報)等も知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】これらの定着装置の中
で、誘導加熱を利用した定着装置では、誘導加熱による
加熱が均一にならないため、ロ―ラに不均一な温度分布
が生じ、不均一な熱的負荷により、ローラが損傷すると
いう問題がある。これを防止するため、定着ローラの外
側と接触している部材の内、トナーが付着しやすいもの
については、回転動作に入る前に加熱する必要がある。
【0007】また、インピーダンスを最適化して発熱効
率を最適化するために、コイル構成を最適化する必要が
ある。発熱効率の最適化は、省エネ効果につながる。
【0008】更に、従来のハロゲンランプを加熱源とし
て用いた定着装置では、ローラの回転軸方向の温度ムラ
に対し、配光特性を変更させることにより対応していた
が、誘導加熱を利用した定着装置においても、温度ムラ
に対する対策が必要となる。
【0009】従って、本発明の目的は、発熱効率の最適
化および均一な加熱を可能とするとともに、安価に製造
することが可能な定着装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、誘導加熱手段を構成するコイル部材と支持部材の様
々な構成を有する、以下の第1〜第7の発明が提供され
る。
【0011】第1の発明は、被定着部材の移動速度と等
速度で移動し、被定着部材と接触して被定着部材上の画
像を加熱定着させる無端加熱部材と、この無端加熱部材
を誘導加熱させる誘導加熱手段とを具備し、前記誘導加
熱手段は、コイル部材と、このコイル部材を支持する支
持部材とを有し、前記支持部材は、前記被定着部材の移
動方向に垂直な方向に沿って、複数に分割された骨組み
構造を有することを特徴とする定着装置を提供する。
【0012】第2の発明は、被定着部材の移動速度と等
速度で移動し、被定着部材と接触して被定着部材上の画
像を加熱定着させる無端加熱部材と、この無端加熱部材
を誘導加熱させる誘導加熱手段とを具備し、前記誘導加
熱手段は、コイル部材と、このコイル部材を支持する支
持部材とを有し、前記コイル部材は複数のコイルからな
り、第1のコイルとこれに隣接する第2のコイルの接続
端子間の電圧が、第1のコイルとこれに隣接しない第3
のコイルの接続端子間の電圧よりも小さくなるように連
結したことを特徴とする定着装置を提供する。
【0013】第3の発明は、被定着部材の移動速度と等
速度で移動し、被定着部材と接触して被定着部材上の画
像を加熱定着させる無端加熱部材と、この無端加熱部材
を誘導加熱させる誘導加熱手段とを具備し、前記誘導加
熱手段は、コイル部材と、このコイル部材を支持する支
持部材とを有し、前記コイル部材は、このコイル部材を
駆動する駆動回路に接続するための一対の引き出し線を
有し、これら一対の引き出し線は、前記被定着部材の移
動方向に垂直な方向の一方の側に引き出されていること
を特徴とする定着装置を提供する。
【0014】第4の発明は、被定着部材の移動速度と等
速度で移動し、被定着部材と接触して被定着部材上の画
像を加熱定着させる無端加熱部材と、この無端加熱部材
を誘導加熱させる誘導加熱手段とを具備し、前記誘導加
熱手段は、コイル部材と、このコイル部材を支持する支
持部材とを有し、前記コイル部材は、連結された複数の
コイルからなり、これら複数のコイルのそれぞれの連結
は、同一の圧着端子を用いて、前記被定着部材の移動方
向に垂直な方向の一方の側でなされており、その連結部
は、絶縁処理がなされているとともに、前記コイル部材
の内側に折り返されていることを特徴とする定着装置を
提供する。
【0015】第5の発明は、被定着部材の移動速度と等
速度で移動し、被定着部材と接触して被定着部材上の画
像を加熱定着させる無端加熱部材と、この無端加熱部材
を誘導加熱させる誘導加熱手段とを具備し、前記誘導加
熱手段は、コイル部材と、このコイル部材を支持する支
持部材とを有し、前記支持部材は、前記被定着部材の移
動方向に垂直な方向に沿って1つ以上のテーパー部また
はステップ部を有し、このテーパー部またはステップ部
に従って、前記コイル部材にテーパー部またはステップ
部が形成されていることを特徴とする定着装置を提供す
る。
【0016】第6の発明は、被定着部材の移動速度と等
速度で移動し、被定着部材と接触して被定着部材上の画
像を加熱定着させる無端加熱部材と、この無端加熱部材
を誘導加熱させる誘導加熱手段とを具備し、前記誘導加
熱手段は、コイル部材と、このコイル部材を支持する支
持部材とを有し、前記コイル部材は、複数本のリッツ線
からなり、これら複数本のリッツ線の組合せの仕方よび
接続の仕方を変えることにより、複数の電圧での適用を
可能としたことを特徴とする定着装置を提供する。
【0017】第7の発明は、被定着部材の移動速度と等
速度で移動し、被定着部材と接触して被定着部材上の画
像を加熱定着させる無端加熱部材と、この無端加熱部材
を誘導加熱させる誘導加熱手段とを具備し、前記誘導加
熱手段は、コイル部材と、このコイル部材を支持する支
持部材とを有し、前記コイル部材の中央部分の空間の幅
を、前記被定着部材の移動方向に垂直な方向に沿って変
化させたことを特徴とする定着装置を提供する。
【0018】上記第1の発明によると、支持部材を、被
定着部材の移動方向に垂直な方向に沿って、複数に分割
された骨組み構造を有するものとすることにより、耐熱
性の高価な材料の体積を減らし、コストダウンが図れる
とともに、熱容量を下げることができ、それによって立
ち上がり時間を加速することができ、電線温度の上昇を
防ぐことが可能となる。また、組み合わせを容易に変更
する事により、コイル特性を変化させる事も可能とな
る。
【0019】また、第2の発明によると、コイル部材を
複数のコイルにより構成し、第1のコイルとこれに隣接
する第2のコイルの接続端子間の電圧が、第1のコイル
とこれに隣接しない第3のコイルの接続端子間の電圧よ
りも小さくなるように連結したことにより、安全対策
上、絶縁処理を簡略化することが可能となり、コストダ
ウンとコイルの小型化が可能となる。
【0020】更に、第3の発明によると、コイル部材
が、このコイル部材を駆動する駆動回路に接続するため
の一対の引き出し線を有し、これら一対の引き出し線
は、被定着部材の移動方向に垂直な方向の一方の側に引
き出されていることにより、この引き出し線から発する
ノイズを防止するための部材を片側のみに集中して配置
することが可能となり、また、この引き出し線を、駆動
回路に近接する側に引き出すことにより、装置の小型化
が可能となる。
【0021】更にまた、第4の発明によると、コイル部
材が、連結された複数のコイルからなり、これら複数の
コイルのそれぞれの連結が、同一の圧着端子を用いて、
被定着部材の移動方向に垂直な方向の一方の側でなされ
ており、その連結部は、絶縁処理がなされているととも
に、コイル部材の内側に折り返されていることにより、
次のような効果が得られる。
【0022】即ち、複数のコイルを連結する場合、この
連結作業はコイル成形作業後に行われるため、線材の被
覆剥離を行う場合や、これを例えば圧着工具で接続する
場合もコイルから離れて作業する必要があり、これが引
き出し線同様にノイズの発生源となる。この接続部分を
片側に集中させることにより、ノイズを防止するための
部材を片側のみに集中して配置することが可能となり、
またこの引き出し線を駆動回路に近接する側とすること
により、装置の小型化が可能となる。
【0023】また、ノイズを防止するための部材が大幅
に簡略化可能となり、接続部材の小型化も可能となり、
更に、コイル接続部分が他のコイルや導電性の支持部材
やノイズ対策部材と接触することによる電流のリークに
対する安全性能を向上させることが可能となる。
【0024】また、第5の発明によると、持部材は、被
定着部材の移動方向に垂直な方向に沿って1つ以上のテ
ーパー部またはステップ部を有し、このテーパー部また
はステップ部に従って、コイル部材にテーパー部または
ステップ部が形成されていることにより、ローラ温度を
所望の値に制御することが出来、それによって、定着性
能を安定化させることが可能となる。
【0025】更に、第6の発明によると、コイル部材
は、複数本のリッツ線からなり、これら複数本のリッツ
線の組合せの仕方よび接続の仕方を変えることにより、
複数の電圧での適用を可能としたことにより、コイル成
形方法および手順、金型等を共通化することが可能とな
り、定着装置のコストダウンが可能となる。
【0026】更にまた、第7の発明によると、コイル部
材の中央部分の空間の幅を、被定着部材の移動方向に垂
直な方向に沿って変化させたことにより、ローラーの熱
容量に応じて、発熱パターンを変化させることが可能と
なり、均一な加熱が可能となる。
【0027】なお、本発明には、以下の様々な具体的態
様がある。 (1)第1の発明において、支持部材が複数の外形形状
を有すること。 (2)第1の発明において、骨組み構造が無端加熱部材
の搬送方向と垂直な方向に連結された構成であること。
【0028】(3)(2)において、連結部材はコイル
の巻き中心部に対向する位置に設けられていること。 (4)第2の発明において、コイル部材が多層構成とな
る場合、少なくとも同一層内部で隣接する電線の電位差
が他の電線との電位差よりも小さくなるように構成する
こと。
【0029】(5)(4)において、コイル支持部材が
異なる層の間の絶縁を兼ねること。
【0030】(6)(4)において、異なる層の間を絶
縁すること。
【0031】(7)絶縁が2重以上であること。
【0032】(8)第3の発明において、一方の側と
は、駆動回路に近接した側であること。
【0033】(9)第4の発明において、連結部分は駆
動回路への連結線の引き出し方向と同方向であること。
【0034】(10)第7の発明において、コイル部材
が複数のコイルを組み合わせる構成の場合、少なくとも
一つ以上のコイルで、空間部分の幅を変化させること。
【0035】(1)第1〜第7の発明において、無端加
熱部材がローラであること。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態としての、本発明の種々の実施例に係る定着
装置について説明する。
【0037】実施例1 図1は、本発明の一実施例に係る定着装置の要部を示す
斜視図である。図1において、参照符号11は導電体ロ
ーラを示し、この導電体ローラ11は、軸方向の端部に
設けられた駆動伝達手段(図示せず)により、図示の矢
印の方向に回転している。導電体ローラ11内に配置さ
れた磁場発生手段12は、高周波回路(図示せず)によ
り交流磁場を発生し、それによって導電体ローラ11に
渦電流が発生し、そのジュール熱により導電体ローラ1
1が発熱する。
【0038】導電体ローラ11に対し、従動ローラ13
が、図示しない加圧機構により所定の接触幅を維持する
ように押圧され、この従動ローラ13は回転可能であ
り、導電体ローラ11に従動して、矢印の方向に回転す
る。これら導電体ローラ11および従動ローラ13の間
のニップを被定着材14が通過し、この際、ジュール熱
により被定着材14に画像が定着される。
【0039】本実施例では、導電体ローラ11を外径4
0mm、厚さ1.0mmの鉄で構成し、内部に磁場発生
手段として励磁コイル15と、このコイル45を支持す
る、耐熱性樹脂で構成された芯材16を備えている。被
定着材14は、紙であり、その表面に電子写真プロセス
で形成されたトナー像が形成されている。
【0040】本実施例で用いている方式のコイルは、コ
アを持たないため、高い電流によりコイル性能をひき出
す事が必要となる。そこで、コイルを形成する電線はこ
の電流に耐え得るだけの太さが必要となるが、公知の表
皮効果のため、太い電線を用いる事が不可能となり、リ
ッツ線とする事が必要である。ちなみに本実施例では、
0.5mmの太さの耐熱エナメル線(ポリイミド被覆)
を19本撚ったリッツ線を用いている。
【0041】しかし、リッツ線を用いても、大電流を流
すと電線自体の銅損も大きく、この熱を放熱することも
必要となるので、コイルを支持する芯材の体積を極小と
して、放熱を積極的に行うことが必要である。
【0042】また、芯材の体積を小さくすることにより
高価な耐熱材を減らすことが出来るので、定着装置を安
価に構成することが可能になるとともに、熱容量を下げ
ることが出来るので、本発明のような誘導加熱方式の利
点であるクイックな立ち上がりを更に促進することが出
来る。
【0043】従って、本実施例では、芯材をコイルの形
状維持に必要な部分にのみ構成する形態としている。即
ち、図2に示すように、芯材21を、複数に分割された
支持部材22を有する構成としている。
【0044】また、銅線自体を定着性能を維持する環境
に放置することになる(ローラを200℃近辺に維持す
るため)が、この際、線の延びにより、コイルに捻じれ
を生じる可能性があるので、これを防止する目的で、こ
れらの離散的に配置された支持部材22をはり状の連結
部材23で連結した構成とすることが好ましい。
【0045】この場合、連結部材23は、コイルの巻き
中心の空間部分に配置すれば、この巻き中心の形状維持
にも役立ち、コイル成形時のガイドとして用いることも
可能である。
【0046】更に、コイル15とローラ11のギャップ
を調整して、故意に発熱を不均一とすることが望まれる
場合には、離散的に配した複数の支持部材22の形状お
よび位置を変化させればよい。或いはまた、このように
支持部材22の形状および位置を変化させることによ
り、被加熱物(ローラー11)に対向させた条件でのコ
イル特性を調整することも可能となる。
【0047】実施例2 図3(a)は、本発明の一実施例に係る定着装置に用い
る励磁コイルを示す斜視図であり、図3(b)は、励磁
コイルの接続の仕方を説明する断面図である。コイル3
1は14ターンであり、コイル31を構成する線材は、
0.5mm径の銅線に0.025mmの厚さのポリイミ
ドの被覆が施されたものであり、19本を撚り合わせて
リッツ線としている。
【0048】このコイル31は、成形を簡略化するた
め、外側のコイル32,33と、内側のコイル34から
なる3個のコイル32,33、34を組み合わせて、図
3(b)に示すように、それらを直列に連結して用いて
いる。この3個の連結の方法によっては、隣接する電線
間に大きな電位差を生じることがある、その場合、被覆
の欠陥や機械的な損傷により隣接する電線間でリークが
生じた場合は、大きな損傷を伴う可能性がある。
【0049】そこで、本実施例に係るコイルでは、図3
(b)に示すように、外側に配置されるコイル32とコ
イル33とを連結し、さらにそれに内側のコイル34を
連結し、この内側のコイル34と外側のコイル32,3
3の間に絶縁材35を介在させ、両者を絶縁保護してい
る。
【0050】なお、本実施例では、コイルを被覆するポ
リイミドフィルムを2重にして使用しているが、巻き芯
材の構成によっては、絶縁材35を介在させることな
く、これにより絶縁することも可能である。
【0051】実施例3 図4は、本発明の一実施例に係る定着装置の要部を示す
斜視図である。図4において、参照符号41は導電体ロ
ーラを示し、この導電体ローラ41は、軸方向の端部に
設けられた駆動伝達手段(図示せず)により、図示の矢
印の方向に回転している。導電体ローラ41内に配置さ
れた磁場発生手段42は、高周波回路(図示せず)によ
り交流磁場を発生し、それによって導電体ローラ41に
渦電流が発生し、そのジュール熱により導電体ローラ4
1が発熱する。
【0052】導電体ローラ41に対し、従動ローラ43
が、図示しない加圧機構により所定の接触幅を維持する
ように押圧され、この従動ローラ43は回転可能であ
り、導電体ローラ41に従動して、矢印の方向に回転す
る。これら導電体ローラ41および従動ローラ43の間
のニップを被定着材44が通過し、この際、ジュール熱
により被定着材44に画像が定着される。
【0053】本実施例では、導電体ローラ41を外径4
0mm、厚さ1.0mmの鉄で構成し、内部に磁場発生
手段として励磁コイル45と、このコイル45を支持す
る、耐熱性樹脂で構成された芯材46を備えている。被
定着材44は、紙であり、その表面に電子写真プロセス
で形成されたトナー像が形成されている。
【0054】コイル45は14ターンであり、コイル4
5を構成する線材は、0.5mm径の銅線に0.025
mmのポリイミドの被覆が施されたものであり、19本
を撚り合わせてリッツ線としている。
【0055】このコイル45は、成形を簡略化するた
め、例えば上述した図3(b)に示すように、3個のコ
イルを組み合わせて、それらを直列に連結させて用いて
いる。これら3個のコイルを連結した連結コイルから引
き出される電線は、駆動回路に接続されるが、この電線
も磁界を発生するとともに、外部へのノイズ発生原因と
なり得る。
【0056】そこで、通常は、この電線に対して金属の
ような導体を被覆するような対策が取られるが、この電
線の長さを極力短くし、更にノイズを遮蔽するカバーも
小さくすることが装置の小型化や、コストの低減に結び
つくものである。
【0057】本実施例では、この2本の引き出し線がロ
ーラ軸方向の一方の側に配置されるような構成とし、さ
らにこの長さを短くするため、駆動回路に近接した方向
に引き出すような配置としてある。
【0058】なお、この電線から出るノイズを遮蔽する
ために、鉄製のカバーを設けることが出来る。必要に応
じて、このカバーの電位を0とするようにアースに接続
することも可能である。
【0059】実施例4 図5は、本発明の一実施例に係る定着装置の要部を示す
断面図である。図5において、参照符号51は導電体ロ
ーラを示し、この導電体ローラ51は、軸方向の端部に
設けられた駆動伝達手段(図示せず)により、図示の矢
印の方向に回転している。導電体ローラ51内に配置さ
れた磁場発生手段52は、高周波回路(図示せず)によ
り交流磁場を発生し、それによって導電体ローラ51に
渦電流が発生し、そのジュール熱により導電体ローラ5
1が発熱する。
【0060】導電体ローラ51に対し、従動ローラ53
が、図示しない加圧機構により所定の接触幅を維持する
ように押圧され、この従動ローラ53は回転可能であ
り、導電体ローラ51に従動して、矢印の方向に回転す
る。これら導電体ローラ51および従動ローラ53の間
のニップを被定着材54が通過し、この際、ジュール熱
により被定着材54に画像が定着される。
【0061】本実施例では、導電体ローラ51を外径4
0mm、厚さ1.0mmの鉄で構成し、内部に磁場発生
手段として励磁コイル55と、このコイル55を支持す
る、耐熱性樹脂で構成された芯材56を備えている。被
定着材54は、紙であり、その表面に電子写真プロセス
で形成されたトナー像が形成されている。
【0062】コイル55は14ターンであり、コイル5
5を構成する線材は、0.5mm径の銅線に0.025
mmのポリイミドの被覆が施されたものであり、19本
を撚り合わせてリッツ線としている。
【0063】このようなコイル55は、成形を簡略化す
るため、例えば、上述した図3(b)に示すように、3
個のコイルを組み合わせて、それらを直列に連結させて
用いている。
【0064】耐熱温度が高く、対薬品性能の高いこれら
のコイルを連結するには、撚り線として構成されている
19本の線のそれぞれの被覆を機械的に剥離する必要が
ある。更に、これらのコイルの連結には、60Aを超す
ピーク電流に対して余裕のある接続金具で連結する必要
がある。
【0065】従って、このようなコイルの連結を行うた
めには、コイルから、ある程度の長さの電線を引き出し
て加工する必要がある。このように電線が延長されれ
ば、この延長部分からのノイズの発生を防ぐ必要があ
る。
【0066】本実施例では、コイルの駆動回路と接続す
るための引き出し線を引き出す方向と同方向に連結部分
57を設けるとともに、さらにこれらの連結部分57の
少なくとも1つをコイル内側に挿入している。これによ
り、連結部分から発生するノイズを防止するための部材
を簡略化、かつ小型化することが可能となる。
【0067】実施例5 図6は、本発明の一実施例に係る定着装置の導電体ロー
ラを軸方向に切断した断面図である。図6において、導
電体ローラ61の内部には、磁場発生手段として、励磁
コイル65と、このコイル65を支持する、耐熱性樹脂
で構成された芯材66とが収容されている。
【0068】本発明に係る定着装置で用いているよう
な、内部に磁性材を持たない、いわゆる空芯のコイルで
は、その成形や成形後の形状を維持するために巻き芯材
を必要とする。従って、コイルの外形形状は、この芯材
の形状によることになる。
【0069】また、内部に磁性材料を有し、発生した磁
束をこのコア材が集中する方式に対して、本発明で用い
ている方式は、コイルの外形形状がその特性に大きく影
響する。特に、ローラの表面温度を均一化したり、必要
に応じて温度分布を持たせる場合には、このコイルの外
形形状を変化させ、コイルとローラとのギャップを変化
させるのが有効な対策となる。
【0070】本実施例では、図6(a)に示すように、
芯材66の外径をローラ61の軸方向に沿って直径で2
mm変化させ、特に、温度変化をゆるやかにする場合に
は、図6(b)に示すように、テーパ部67を設けて、
コイル65とローラ61との間のギャップを徐々に変化
させている。これにより、ローラ61の表面の温度ムラ
を、非通紙時で10℃以内と少なくすることが可能であ
る。
【0071】本実施例によると、このようにすることに
より、ローラ61の表面温度を所望の値とすることが出
来、それによって定着性能を安定化させることが可能と
なる。
【0072】実施例6 図7(a)は、本発明の一実施例に係る定着装置の要部
を示す断面図である。図7において、参照符号71は導
電体ローラを示し、この導電体ローラ71は、軸方向の
端部に設けられた駆動伝達手段(図示せず)により、図
示の矢印の方向に回転している。導電体ローラ71内に
配置された磁場発生手段72は、高周波回路(図示せ
ず)により交流磁場を発生し、それによって導電体ロー
ラ71に渦電流が発生し、そのジュール熱により導電体
ローラ71が発熱する。
【0073】導電体ローラ71に対し、従動ローラ73
が、図示しない加圧機構により所定の接触幅を維持する
ように押圧され、この従動ローラ73は回転可能であ
り、導電体ローラ71に従動して、矢印の方向に回転す
る。これら導電体ローラ71および従動ローラ73の間
のニップを被定着材74が通過し、この際、ジュール熱
により被定着材74に画像が定着される。
【0074】本実施例では、導電体ローラ71を外径4
0mm、厚さ1.0mmの鉄で構成し、内部に磁場発生
手段として励磁コイル75と、このコイル75を支持す
る、耐熱性樹脂で構成された芯材76を備えている。被
定着材74は、紙であり、その表面に電子写真プロセス
で形成されたトナー像が形成されている。
【0075】コイル75は14ターンであり、コイル7
5を構成する線材は、0.5mm径の銅線に0.025
mmのポリイミドの被覆が施されたものであり、19本
を撚り合わせてリッツ線としている。
【0076】このようなコイル75は、成形を簡略化す
るため、例えば、上述した図3(b)に示すように、3
個のコイルを組み合わせて、それらを直列に連結させて
用いている。
【0077】耐熱温度が高く、対薬品性能の高いこれら
のコイルを連結するには、撚り線として構成されている
19本の線のそれぞれの被覆を機械的に剥離する必要が
ある。更に、これらのコイルの連結には、60Aを超す
ピーク電流に対して余裕のある接続金具で連結する必要
がある。
【0078】また、このような大電流でかつ大電圧の構
成では、リークに対する対策も重要となり、従来は、端
部を丸端子等で処理して、ネジによる締結を行ってい
た。これに対し、本実施例では、図7(b)に示すよう
に、例えば電線77aと77bとの接続を金属製スリー
ブ78で行い、それを耐熱性のチューブ、例えばシリコ
ンチューブ79で覆っている。なお、シリコンチューブ
79の代わりにポリイミドチューブ等でも、同様の性能
を得ることが出来る。
【0079】本実施例によると、このような連結方式を
採用することにより、連結を永久接続とすることが出
来、さらに連結の構造を簡略化するとともに、工数を節
約することができ、小型化が可能な一体接続とすること
が可能である。
【0080】実施例7 図8は、本発明の一実施例に係る定着装置の要部を示す
断面図である。図8において、参照符号81は導電体ロ
ーラを示し、この導電体ローラ81は、軸方向の端部に
設けられた駆動伝達手段(図示せず)により、図示の矢
印の方向に回転している。導電体ローラ81内に配置さ
れた磁場発生手段82は、高周波回路(図示せず)によ
り交流磁場を発生し、それによって導電体ローラ81に
渦電流が発生し、そのジュール熱により導電体ローラ8
1が発熱する。
【0081】導電体ローラ81に対し、従動ローラ83
が、図示しない加圧機構により所定の接触幅を維持する
ように押圧され、この従動ローラ83は回転可能であ
り、導電体ローラ81に従動して、矢印の方向に回転す
る。これら導電体ローラ81および従動ローラ83の間
のニップを被定着材84が通過し、この際、ジュール熱
により被定着材84に画像が定着される。
【0082】本実施例では、導電体ローラ81を外径4
0mm、厚さ1.0mmの鉄で構成し、内部に磁場発生
手段として励磁コイル85と、このコイル85を支持す
る、耐熱性樹脂で構成された芯材86を備えている。被
定着材84は、紙であり、その表面に電子写真プロセス
で形成されたトナー像が形成されている。
【0083】コイル85は14ターンであり、コイル8
5を構成する線材は、0.5mm径の銅線に0.025
mmのポリイミドの被覆が施されたものであり、18本
を撚り合わせてリッツ線としている。
【0084】このようなコイル85は、成形を簡略化す
るため、例えば、上述した図3(b)に示すように、3
個のコイルを組み合わせて、それらを直列に連結させて
用いている。
【0085】以上のように構成される導電体ローラ内の
磁場発生手段によると、約28μHの値を得ることが可
能であり、コイルをAC100Vを平滑化させた準E級
の駆動回路に接続して発振させている。
【0086】ところが、実際に使用される電圧の環境
は、この倍の電圧であるAC200Vの地域があり、こ
のような地域における使用を可能とすることも重要な課
題である。実際、AC200Vの地域では、同じコイル
を同じ出力条件で用いることは出来ない。
【0087】そこで、AC100V用のコイルの巻き芯
材、成形型を用いるために、18本の撚り線を、図9
(a)に示すように、被覆の着色により、電線Aと電線
Bの2種の9本ずつに色分けた、18本で撚り線加工を
行い、AC200Vの地域で使用する場合には、同じ色
の被覆の電線Aと電線Bの9本ずつに撚り、これらを直
列に接続することにより、結果として断面積が1/2で
巻き数が2倍のコイルを得ることが出来ることとなる。
これにより、コイルのインダクタンスを110μHとす
ることが可能となる。
【0088】以上により、共通化した加工条件で、複数
の電圧に対応することが可能となる。本実施例では、複
数の倍の電圧に対応する例で述べたが、同様の応用で、
これ以外の電圧に対応することが可能であるのは言うま
でもない。また、駆動回路側は、素子の耐圧を上げるこ
とが必要であるのは言うまでもない。
【0089】実施例8 図10(a)は、本発明の一実施例に係る定着装置に用
いる励磁コイルを示す斜視図であり、図10(b),
(c)は、導電体ローラ91内の励磁コイル95の配置
を示す断面図であり、図10(b)は中央部、図10
(c)は両端部をそれぞれ示す。
【0090】コイル95は14ターンであり、コイル9
5を構成する線材は、0.5mm径の銅線に0.025
mmの厚さのポリイミドの被覆が施されたものであり、
19本を撚り合わせてリッツ線としている。
【0091】このコイル95は、成形を簡略化するた
め、例えば、上述した図3(b)に示すように、3個の
コイル96,97,98を組み合わせて、それらを直列
に連結させて用いている。
【0092】本発明で用いている方式のような、磁性の
コアを持たない空芯のコイルでは、その外形形状が大き
くコイルの特性に作用し、コイルの発熱分布に影響す
る。従来は、この温度ムラを防止するために、主にコイ
ルと負荷となる導体(本実施例ではローラ)との間のの
ギャップを変動させていた。しかし、実際には、ギャッ
プの変化には限界があり、また近接させすぎると、コイ
ル等の熱膨張時の設計上のクリアランスが保てない場合
がある。
【0093】そこで、本実施例では、コイルとローラと
の間のギャップを変動させることなく、同様の効果を得
ることを可能とする方式を採用した。即ち、内部に磁性
材を配置しない、いわゆる空芯のコイルでは、発生した
磁束を効果的に作用させるためには、中央部の空間が大
きく影響する。中央部の空間が小さすぎると、巻き数を
増やしても負荷であるローラとの結合が弱くなる。そこ
で、この中央部の空間の幅をローラーの軸方向に沿って
変化させて、作用させる磁束の量をローラの軸方向に沿
って変化させることにより、ローラの発熱量を軸方向で
変化させることが可能である。
【0094】図10(b)に示すように、中央部では空
間の幅Aが狭く、図10(c)に示すように、両端部で
は空間の幅A’が広くなっている。本実施例では、最外
周に配置したコイルの中央の1ターンの配置を軸方向中
央部分で3mm狭めて発熱量を故意に軸方向中央部で減
少させて用いているが、変化させるコイルの数によっ
て、また変化させる距離により効果が異なるのは言うま
でもない。また、本実施例のように複数のコイルユニッ
トの内の一部のみでこの操作を行っても、効果が得られ
るのは言うまでもない。
【0095】更に、空間の幅の変動にギャップの変動を
組み合わせれば、より大きな効果が得られるのも言うま
でもない。また、紙サイズに対応するように発熱分布を
制御させるため、アクチュエータによりこの空間の幅を
変化させれば、紙サイズに最適な発熱パターンが得ら
れ、ローラ両端部軸受け付近の異常加熱を防ぐことも可
能である。
【0096】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よると、誘導加熱手段を構成するコイル部材と支持部材
の様々な構成を採用することにより、発熱効率の最適化
および均一な加熱を可能とするとともに、安価に製造す
ることが可能な、定着性能に優れた定着装置を得ること
が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1にかかる定着装置の要部を示す斜視
図。
【図2】図1に示す定着装置の芯材を示す斜視図。
【図3】実施例2に係る定着装置の励磁コイルを示す斜
視図および断面図。
【図4】実施例3に係る定着装置の要部を示す斜視図。
【図5】実施例4に係る定着装置の要部を示す斜視図。
【図6】実施例5に係る定着装置の導電体ローラの断面
図。
【図7】実施例6に係る定着装置の要部を示す斜視図。
【図8】実施例7に係る定着装置の要部を示す斜視図。
【図9】実施例7に係る定着装置のコイル部材の形態を
示す斜視図。
【図10】実施例7に係る定着装置の励磁コイルを示す
斜視図および断面図。
【図11】従来の定着装置を示す断面図。
【符号の説明】
1…加熱ローラ 2…ハロゲンランプヒータ 3…加圧ローラ 11,21,41,51,61,71…導電体ローラ 12,42,62,72…磁場発生手段 13,43,53,63,73…従動ローラ 14,44,54,64,74…被定着材 45,55,65,75…励磁コイル 16,21…芯材 22…支持部材 23…連結部材 32,33,34…コイル 35…絶縁材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H033 AA03 BA26 BE06 3K059 AA08 AB19 AB20 AB23 AC03 AC10 AC73 AD05 AD15 AD28 AD32 AD35 CD52 CD73 CD77 CD79

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被定着部材の移動速度と等速度で移動し、
    被定着部材と接触して被定着部材上の画像を加熱定着さ
    せる無端加熱部材と、この無端加熱部材を誘導加熱させ
    る誘導加熱手段とを具備し、前記誘導加熱手段は、コイ
    ル部材と、このコイル部材を支持する支持部材とを有
    し、前記支持部材は、前記被定着部材の移動方向に垂直
    な方向に沿って、複数に分割された骨組み構造を有する
    ことを特徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】被定着部材の移動速度と等速度で移動し、
    被定着部材と接触して被定着部材上の画像を加熱定着さ
    せる無端加熱部材と、この無端加熱部材を誘導加熱させ
    る誘導加熱手段とを具備し、前記誘導加熱手段は、コイ
    ル部材と、このコイル部材を支持する支持部材とを有
    し、前記コイル部材は複数のコイルからなり、第1のコ
    イルとこれに隣接する第2のコイルの接続端子間の電圧
    が、第1のコイルとこれに隣接しない第3のコイルの接
    続端子間の電圧よりも小さくなるように連結したことを
    特徴とする定着装置。
  3. 【請求項3】被定着部材の移動速度と等速度で移動し、
    被定着部材と接触して被定着部材上の画像を加熱定着さ
    せる無端加熱部材と、この無端加熱部材を誘導加熱させ
    る誘導加熱手段とを具備し、前記誘導加熱手段は、コイ
    ル部材と、このコイル部材を支持する支持部材とを有
    し、前記コイル部材は、このコイル部材を駆動する駆動
    回路に接続するための一対の引き出し線を有し、これら
    一対の引き出し線は、前記被定着部材の移動方向に垂直
    な方向の一方の側に引き出されていることを特徴とする
    定着装置。
  4. 【請求項4】被定着部材の移動速度と等速度で移動し、
    被定着部材と接触して被定着部材上の画像を加熱定着さ
    せる無端加熱部材と、この無端加熱部材を誘導加熱させ
    る誘導加熱手段とを具備し、前記誘導加熱手段は、コイ
    ル部材と、このコイル部材を支持する支持部材とを有
    し、前記コイル部材は、連結された複数のコイルからな
    り、これら複数のコイルのそれぞれの連結は、同一の圧
    着端子を用いて、前記被定着部材の移動方向に垂直な方
    向の一方の側でなされており、その連結部は、絶縁処理
    がなされているとともに、前記コイル部材の内側に折り
    返されていることを特徴とする定着装置。
  5. 【請求項5】被定着部材の移動速度と等速度で移動し、
    被定着部材と接触して被定着部材上の画像を加熱定着さ
    せる無端加熱部材と、この無端加熱部材を誘導加熱させ
    る誘導加熱手段とを具備し、前記誘導加熱手段は、コイ
    ル部材と、このコイル部材を支持する支持部材とを有
    し、前記支持部材は、前記被定着部材の移動方向に垂直
    な方向に沿って1つ以上のテーパー部またはステップ部
    を有し、このテーパー部またはステップ部に従って、前
    記コイル部材にテーパー部またはステップ部が形成され
    ていることを特徴とする定着装置。
  6. 【請求項6】被定着部材の移動速度と等速度で移動し、
    被定着部材と接触して被定着部材上の画像を加熱定着さ
    せる無端加熱部材と、この無端加熱部材を誘導加熱させ
    る誘導加熱手段とを具備し、前記誘導加熱手段は、コイ
    ル部材と、このコイル部材を支持する支持部材とを有
    し、前記コイル部材は、複数本のリッツ線からなり、こ
    れら複数本のリッツ線の組合せの仕方よび接続の仕方を
    変えることにより、複数の電圧での適用を可能としたこ
    とを特徴とする定着装置。
  7. 【請求項7】被定着部材の移動速度と等速度で移動し、
    被定着部材と接触して被定着部材上の画像を加熱定着さ
    せる無端加熱部材と、この無端加熱部材を誘導加熱させ
    る誘導加熱手段とを具備し、前記誘導加熱手段は、コイ
    ル部材と、このコイル部材を支持する支持部材とを有
    し、前記コイル部材の中央部分の空間の幅を、前記被定
    着部材の移動方向に垂直な方向に沿って変化させたこと
    を特徴とする定着装置。
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