JP2001092099A - 液体噴射装置 - Google Patents

液体噴射装置

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JP2001092099A
JP2001092099A JP26846799A JP26846799A JP2001092099A JP 2001092099 A JP2001092099 A JP 2001092099A JP 26846799 A JP26846799 A JP 26846799A JP 26846799 A JP26846799 A JP 26846799A JP 2001092099 A JP2001092099 A JP 2001092099A
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JP
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liquid
storage chamber
liquid storage
bubbles
ejecting apparatus
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JP26846799A
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English (en)
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Tsutomu Takatsuka
務 高塚
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液体噴射装置の霧化不良を防止し、良好に液
体を噴射させる。 【解決手段】 液貯留室350内に液体を充填時又は排
出時に、気泡残留防止手段によって、液貯留室350内
の液体又は液貯留室350の内壁部分に加圧振動を与え
て気泡の発生を防止すると共に気泡を破壊する。これに
より、液貯留室350内に気泡が残留しないように液体
を充填して霧化不良を防止し、適切に液体を噴射させ得
るようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、感光材料及び受
像材料といった画像記録材料等に画像形成用溶媒である
液体を噴射する液体噴射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、レーザー露光熱現像転写方式
(銀塩写真方式)の画像形成装置が用いられている。こ
のような画像形成装置では、次のような処理工程により
出力プリントを得ている。
【0003】初めに、露光処理工程では、画像データの
入力信号をCPUで画像処理し、この画像処理信号を半
導体ユニットへ送る。
【0004】この半導体ユニットでは、ドナーロールか
ら所定長さ引き出されて切断された感光材料としてのド
ナー片の露光面上に、レーザー(LD)光源を用いて3
色同時露光処理を行う。この露光処理によりドナー片中
のハロゲン化銀が光源に反応し、潜像が形成され、次の
水塗布工程へ送られる。
【0005】この水塗布工程では、液体噴射装置により
所定少量の水を均一に、感光材料としてのドナー片の面
上へ塗布し、次の熱現像、及び色像転写工程へと送る。
【0006】この熱現像、及び色像転写工程では、受像
紙ロールから所定長さ引き出され切断されて用意された
受像紙片(OHPフィルム等の感光材料でも良い)に、
水を塗布したドナー片を重ねて貼り合わせた状態で、加
熱装置で加熱する。これにより、ドナー片側で現像が進
行するとともに、ドナー片の色素は受像紙片へ移り、定
着されて、ドナー片の画像が受像紙片へ転写される。こ
の転写作業が完了した後、貼り合わされたドナー片と、
受像紙片とは、剥離工程へ送られる。
【0007】この剥離工程では、使用済みドナー片と、
画像が転写された受像紙片とが剥離され、ドナー片は破
棄され、受像紙片は高画質なカラープリントとして完成
され、送り出される。
【0008】従来、このような画像形成装置に用いられ
る液体噴射装置として、ドナー片の表面上に少量の水を
均一に塗布するため、外部から給水を受けるように構成
した密閉形の水槽の底部に多数の小さなノズル孔を穿孔
したノズル板を配置し、このノズル板に対し、その長手
方向に所定間隔を開けて小柱状のアクチュエータを配置
し、このアクチュエータを駆動してノズル板を振動さ
せ、そのノズル孔から水槽内の水を水滴として外部へ噴
出させるものが提案されている。
【0009】このような液体噴射装置は、その使用開始
時に空の水槽内部に給水管から水を水槽内部へ充填し、
さらにドナー片上に水を噴射する作業中は、随時噴射し
て失われる水と同量の水を給水管から密閉形の水槽内へ
供給し、内部の水圧が一定に保たれるようにする。ま
た、液体噴射装置によりドナー片へ水を塗布する作業が
完了したときには、その水槽内部の水を排水管から排水
して不使用時にノズル孔から水が漏れ出すのを防止する
ようにして用いられている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来提案
されている液体噴射装置では、その使用を開始する時に
空の水槽内部へ給水管から水を充填する際、水槽内壁部
分における鋭角な角部や段差部若しくは細溝に気泡が付
着して残留することがある。また、水が給水管から水槽
内部へ流入するときに乱流となって気泡を作り、この気
泡が水槽内壁部分に付着して残留したり、前回水槽内部
から水を抜き取ったときに水槽内壁部分に付着して残留
していた気泡が今回水槽内部へ給水管から水を充填する
際そのまま継続して水槽内壁部分に付着して残留してし
まうことがある。
【0011】このように密閉形の水槽内に気泡が残留し
ているとアクチュエータを駆動してノズル板を振動させ
た際、ノズル板が水槽内の圧力を高める方向へ動いたと
きに水槽内の気泡の体積が縮小されてその圧力を吸収
し、また、ノズル板が水槽内の圧力を弱める方向へ動い
たときに気泡の体積が膨張されてその圧力を吸収するこ
ととなり圧力損を生ずる。
【0012】また、水槽内に気泡が残留しているために
圧力損を生ずると、ノズル板を振動させた際にノズル板
が密閉形の水槽内の水を加圧する圧力が低下し、ノズル
孔から水を十分に押し出して噴射させることができなく
なって霧化不良を発生する虞れがあった。
【0013】この発明は、上記事実を考慮し、ノズル板
を設けた液貯留室内に液体が充填された状態で液貯留室
内部に気泡が残留しないようにして霧化不良を防止し、
適切に液体を噴射させ得るようにした液体噴射装置を新
たに提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
液体噴射装置は、液体を貯留する液貯留室の壁面の一部
に、液体を噴射する複数のノズル孔を列状に穿設したノ
ズル板を配設し、ノズル板を往復動作させることにより
液貯留室内の液体を加圧して、液体を複数のノズル孔よ
り噴出させる液体噴射装置において、液貯留室内に液体
を充填する際又は液貯留室内から液体を排出する際に、
液貯留室内の液体又は液貯留室の内壁部分に加圧振動を
与えて気泡の発生を防止すると共に気泡を破壊する気泡
残留防止手段を設けたことを特徴とする。
【0015】上述のように構成することにより、液体噴
射装置の使用開始時に液貯留室内に液体を充填する際
に、又は液体噴射装置の使用完了時に液貯留室内から液
体を排出する際に、気泡残留防止手段によって、液貯留
室内の液体又は液貯留室の内壁部分に加圧振動を与えて
液体の表面張力により気泡が発生するのを防止すると共
に気泡の周囲を構成する液体の膜を破壊し、液貯留室内
から気泡を駆逐し、霧化不良を生ずることなく適正に液
体を噴射することができる。
【0016】本発明の請求項2記載の液体噴射装置は、
液体を貯留する液貯留室の壁面の一部に、液体を噴射す
る複数のノズル孔を列状に穿設したノズル板を配設し、
ノズル板を往復動作させることにより液貯留室内の液体
を加圧して、液体を複数のノズル孔より噴出させる液体
噴射装置において、液貯留室内に液体を充填する際又は
液貯留室内から液体を排出する際に、ノズル板を往復動
作させることにより液貯留室内の液体又は液貯留室の内
壁部分に加圧振動を与えて気泡の発生を防止すると共に
気泡を破壊することを特徴とする。
【0017】上述のように構成することにより、液体噴
射装置の使用開始時に液貯留室内に液体を充填する際
に、又は液体噴射装置の使用完了時に液貯留室内から液
体を排出する際に、ノズル板を往復動作させることによ
って、液貯留室内の液体又は液貯留室の内壁部分に加圧
振動を与えて液体の表面張力により気泡が発生するのを
防止すると共に気泡の周囲を構成する液体の膜を破壊
し、液貯留室内から気泡を駆逐し、霧化不良を生ずるこ
となく適正に液体を噴射することができる。さらに、こ
のノズル板を往復動作させる構成は、液体噴射装置が本
来備えている構成を利用しているので、新たに装置を付
け加えることなく有用な効果を奏することができる。
【0018】本発明の請求項3記載の液体噴射装置は、
液体を貯留する液貯留室の壁面の一部に、液体を噴射す
る複数のノズル孔を列状に穿設したノズル板を配設し、
ノズル板を往復動作させることにより液貯留室内の液体
を加圧して、液体を複数のノズル孔より噴出させる液体
噴射装置において、液貯留室内に配置された加圧アクチ
ュエータで液貯留室内に充填されている液体を加圧振動
したときの圧力変化又は圧力の伝播速度の変化を液貯留
室内に配置された圧力センサで検出することによって気
泡の有無を検出すると共に、液貯留室内に液体を充填す
る際又は液貯留室内から液体を排出する際に、加圧アク
チュエータで液貯留室内の液体等に加圧振動を与えて気
泡の発生を防止すると共に気泡を破壊することを特徴と
する。
【0019】上述のように構成することにより、液体噴
射装置の使用開始時に液貯留室内に液体を充填する際
に、又は液体噴射装置の使用完了時に液貯留室内から液
体を排出する際に、加圧アクチュエータを駆動させるこ
とによって、液貯留室内の液体等に加圧振動を与えて液
体の表面張力により気泡が発生するのを防止すると共に
気泡の周囲を構成する液体の膜を破壊し、液貯留室内か
ら気泡を駆逐し、霧化不良を生ずることなく適正に液体
を噴射することができる。さらに、この加圧アクチュエ
ータを駆動させる構成は、液体噴射装置に装着された気
泡の有無を検出する構成の一部を利用しているので、新
たに装置を付け加えることなく別の有用な効果を奏する
ことができる。
【0020】本発明の請求項4記載の液体噴射装置は、
液体を貯留する液貯留室の壁面の一部に、液体を噴射す
る複数のノズル孔を列状に穿設したノズル板を配設し、
ノズル板を往復動作させることにより液貯留室内の液体
を加圧して、液体を複数のノズル孔より噴出させる液体
噴射装置において、液貯留室内に配置された送波器から
液貯留室に充填された液中へ向け発射した超音波パルス
を液貯留室内に配置された受波器で受信して超音波パル
スの伝播時間の変化を測定することによって気泡の有無
を検出すると共に、液貯留室内に液体を充填する際又は
液貯留室内から液体を排出する際に、送波器で液貯留室
内の液体等に加圧振動を与えて気泡の発生を防止すると
共に気泡を破壊することを特徴とする。
【0021】上述のように構成することにより、液体噴
射装置の使用開始時に液貯留室内に液体を充填する際
に、又は液体噴射装置の使用完了時に液貯留室内から液
体を排出する際に、送波器を駆動させることによって、
液貯留室内の液体等に加圧振動を与えて液体の表面張力
により気泡が発生するのを防止すると共に気泡の周囲を
構成する液体の膜を破壊し、液貯留室内から気泡を駆逐
し、霧化不良を生ずることなく適正に液体を噴射するこ
とができる。さらに、この送波器を駆動させる構成は、
液体噴射装置に装着された気泡の有無を検出する構成の
一部を利用しているので、新たに装置を付け加えること
なく別の有用な効果を奏することができる。
【0022】本発明の請求項5記載の液体噴射装置は、
液体を貯留する液貯留室の壁面の一部に、液体を噴射す
る複数のノズル孔を列状に穿設したノズル板を配設し、
ノズル板を往復動作させることにより液貯留室内の液体
を加圧して、液体を複数のノズル孔より噴出させる液体
噴射装置において、液貯留室内に送液用のポンプによっ
て液体を充填する際又は液貯留室内から送液用のポンプ
によって液体を排出する際に、送液用のポンプを所定の
周波数で脈動させることにより液貯留室内の液体に加圧
振動を伝達して気泡の発生を防止すると共に気泡を破壊
することを特徴とする。
【0023】上述のように構成することにより、液体噴
射装置の使用開始時に液貯留室内に液体を充填する際
に、又は液体噴射装置の使用完了時に液貯留室内から液
体を排出する際に、送液用のポンプを所定の周波数で脈
動させることによって、液貯留室内の液体又は液貯留室
の内壁部分に加圧振動を伝達して液体の表面張力により
気泡が発生するのを防止すると共に気泡の周囲を構成す
る液体の膜を破壊し、液貯留室内から気泡を駆逐し、霧
化不良を生ずることなく適正に液体を噴射することがで
きる。さらに、このノズル板を往復動作させる構成は、
液体噴射装置が本来備えている構成を利用しているの
で、新たに装置を付け加えることなく別に有用な効果を
奏することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】図1には、本発明の実施の形態に
係る液体噴射装置を備えた画像形成装置である画像記録
装置10の概略全体構成が示されている。
【0025】この図1に示される画像記録装置10の機
台12内には、感光材料16を収納する感材マガジン1
4が配置されており、感材マガジン14から引き出され
たこの感光材料16の感光(露光)面が図1に向って左
方へ向くように感光材料16が感材マガジン14にロー
ル状に巻き取られている。
【0026】感材マガジン14の感光材料取出し口の近
傍には、ニップローラ18およびカッタ20が配置され
ており、感材マガジン14から感光材料16を所定長さ
引き出した後に切断することができる。カッタ20は、
例えば固定刃と移動刃から成るロータリータイプのカッ
タとされており、移動刃を回転カム等によって上下に移
動させて固定刃と噛み合わせ感光材料16を切断するこ
とができる。
【0027】カッタ20に対して感光材料16の搬送方
向下流側には、複数の搬送ローラ24、26、28、3
0、32、34が順に配置されており、各搬送ローラの
間には図示しないガイド板が配設されている。所定長さ
に切断された感光材料16は、まず搬送ローラ24、2
6の間に設けられた露光部22へ搬送される。この露光
部22の左側には露光装置38が設けられている。露光
装置38には、3種のLD、レンズユニット、ポリゴン
ミラー、ミラーユニットが配置されており(何れも、図
示省略)、露光装置38から光線Cが露光部22に送ら
れて、感光材料16が露光されるようになっている。
【0028】さらに、露光部22の上方には、感光材料
16をU字状に湾曲させて搬送するUターン部40及び
画像形成用溶媒を塗布する為の水塗布部50が設けられ
ている。なお、本実施の形態において画像形成用溶媒と
しては水が用いられる。
【0029】感材マガジン14から上昇し露光部22に
て露光された感光材料16は、搬送ローラ28、30に
よりそれぞれ挟持搬送されてUターン部40の上側寄り
の搬送経路を通過しつつ水塗布部50へ送り込まれる。
【0030】一方、図2に示す如く、水塗布部50の感
光材料16の搬送経路Aと対向する位置には、液体噴射
装置本体312が配置されている。
【0031】また、図2に示すように、この液体噴射装
置本体312の左下方には、この液体噴射装置本体31
2に供給する為の水を貯留する水ボトル332が配置さ
れており、この水ボトル332の上部に水を濾過する為
のフィルタ334が配置されている。そして、途中にポ
ンプ336が配置された送水パイプ342が、この水ボ
トル332とフィルタ334との間を繋いでいる。
【0032】さらに、液体噴射装置本体312の図2に
向って右側には、水ボトル332より送られた水を溜め
るサブタンク338が配置されており、フィルタ334
から送水パイプ344がサブタンク338にまで伸びて
いる。
【0033】従って、ポンプ336が作動すると、水ボ
トル332からフィルタ334側に水が送られると共
に、フィルタ334を通過して濾過された水がサブタン
ク338に送られて、サブタンク338に水が一旦溜め
られるようになる。
【0034】また、サブタンク338と液体噴射装置本
体312の一端部との間を繋ぐ送水パイプ346が、こ
れらの間に配置されており、フィルタ334、サブタン
ク338、送水パイプ346等を介して、水ボトル33
2よりポンプ336で送られた水がこの液体噴射装置本
体312の液貯留室350内に満たされることになる。
【0035】この液体噴射装置本体312の下部には、
水ボトル332に循環パイプ348で繋がれたトレー3
40が配置されており、液体噴射装置本体312より溢
れ出した水をトレー340が集め、循環パイプ348を
介して水ボトル332に戻すようになっている。また、
この循環パイプ348は、サブタンク338内にまで突
出して伸びた状態でサブタンク338に接続されてお
り、サブタンク338内に溜まった必要以上の水を水ボ
トル332に、戻すようになっている。
【0036】さらに、図4及び図6に示すように、この
液体噴射装置本体312の液貯留室350の底壁面とし
て感光材料16の搬送経路Aに対向した部分には、弾性
変形可能な長方形状の薄板材(例えば板厚が60μm以
下)により形成されたノズル板322が設置されてい
る。
【0037】このノズル板322には、液貯留室350
内に満たされた水を噴射するための複数のノズル孔32
4(例えば直径10μm〜200μm)が、一定の間隔
で感光材料16の搬送方向Aと交差する方向に沿って直
線状に並べられ、かつ感光材料16の幅方向全体にわた
って水を噴射可能なように配置されている。なお、複数
のノズル孔324を、単数又は複数のノズル列に並べる
よう配置構成しても良い。これにより、各ノズル孔32
4よりそれぞれ液貯留室350内の水が感光材料16側
に噴射可能とされている。
【0038】また、このノズル板322には、複数のノ
ズル孔324が並ぶ方向であるノズル板322の長手方
向に沿って剛性を高めるように、複数のノズル孔324
が線状に並んだ方向に沿って延びる断面台形の溝状に屈
曲形成された溝部322Aが設けられている。
【0039】また、気泡がノズル孔324の周辺に付着
するのを防止する為、液貯留室350の内側であってノ
ズル孔324の周囲のノズル板322の角部を湾曲した
断面構造とするか、或いはこの部分に親水処理を施す。
【0040】他方、図2及び図3に示すように、送水パ
イプ346が繋がれた液体噴射装置本体312の端部と
反対側の端部には、排気管330が接続されている。
【0041】この排気管330は液体噴射装置本体31
2の上部に伸びて開放されており、この排気管330が
液貯留室350の内外を連通可能としている。また、こ
の排気管330の途中に排気管330を開閉する図示し
ないバルブが設置されていて、このバルブの開閉動によ
り、液貯留室350内の空間を外気に対して連通及び閉
鎖し得るようになっている。
【0042】線状に配列された複数のノズル孔324の
長手方向と直交する方向に位置するノズル板322の両
端側部は、図4に示すように、変位伝達部材である一対
のてこ板320にそれぞれ接着剤等で接着されて接続さ
れており、これによってノズル板322と一対のてこ板
320とが連結されている。これら一対のてこ板320
は、それぞれ液体噴射装置本体312の一対の側壁31
2A間を繋ぐ側壁である支持部312Bを介して、これ
ら一対の側壁312Aにそれぞれ固定されている。
【0043】一方、相互に当接して液体噴射装置本体3
12の頂面を形成する一対の頂壁312Cの一部は、液
体噴射装置本体312の外側にまで突出しており、この
突出した頂壁312Cの下側には、伸縮駆動するアクチ
ュエータとなる複数の圧電素子326(本実施の形態上
では、片側に2本づつ)が接着されて配置されている。
この圧電素子326の下面には、てこ板320の外端側
が接着されて、圧電素子326とてこ板320とが連結
されている。すなわち、圧電素子326は、頂壁312
Cとてこ板320との間に橋渡すように架設されてい
る。
【0044】従って、これら圧電素子326、てこ板3
20及び支持部312Bにより、てこ機構が構成され
る。当該てこ機構では、圧電素子326によっててこ板
320の外端側が動かされると、てこ板320が支持部
312B廻りに揺動され、この動きと逆方向にてこ板3
20の内端側が動くことになる。なお、この圧電素子3
26は、例えば積層された圧電セラミックスで形成され
ていて、圧電素子326の軸方向の変位が拡大されたも
のであり、コントローラにより電圧の印加のタイミング
が制御される電源(それぞれ図示せず)に、接続されて
いる。そして、前述の排気管330の開閉用のバルブ
も、このコントローラに接続されていて、このコントロ
ーラがバルブの開閉動も制御することになる。
【0045】他方、これらてこ板320、側壁312
A、支持部312B及び頂壁312Cは、一体的に形成
されたフレーム314の一部をそれぞれ形成しており、
図4に示すように、一対のフレーム314が重ね合わさ
れて図示しないボルトで締結されることにより、一対の
てこ板320、一対の側壁312A、一対の頂壁312
C及び一対の支持部312Bが、それぞれ相互に対向し
て配置された状態で、液体噴射装置本体312の外枠を
形成することになる。なお、このフレーム314は、ア
ルミニウム、真鍮、マグネシウム等の金属材料により形
成される。
【0046】また、図3、及び図6に示すように、ノズ
ル孔324の列の長手方向に対応したノズル板322の
両端と、一対のフレーム314の端部とで、区画された
部分には、薄肉の封止板328が一対のフレーム314
に接着された状態で配置されている。
【0047】さらに、この封止板328の内側には、ノ
ズル板322の左右端及び一対のフレーム314の端部
と、この封止板328との間の隙間を埋めて、これらの
間から水が漏れないようにする為、例えばシリコンゴム
系の接着剤である弾性接着剤が、充填されている。従っ
て、ノズル板322の両端の動きを阻害せずに、液体噴
射装置本体312の隙間が弾性接着剤により封止される
ことになる。なお、薄肉の封止板328を用いず液体噴
射装置本体312の両端を弾性接着剤で蓋を構成するこ
とにより封止するようにしても良い。
【0048】また、一対のフレーム314と、ノズル板
322と、一対の封止板328とで囲まれた液体噴射装
置本体312の内部の空間である液貯留室350は、内
側面部が滑らかに連続して大きく湾曲した曲面に構成
し、気泡を作ったり付着させないため鋭角な角や段部、
若しくは細溝を作らない形状にされている。
【0049】さらに、液体噴射装置本体312の両端に
配置される排気管330と送水パイプ346とは、その
孔内の空間が液体噴射装置本体312の液貯留室350
内の空間に段差を作ることなく滑らかに連続して接続す
るよう取り付けられている。
【0050】このように排気管330と送水パイプ34
6とを取り付けることにより、排気管330と送水パイ
プ346とを通じて液貯留室350内に出入りする際
に、水が乱流を作らないように滑らかに流れるから、液
貯留室350内に水が流入するとき気泡を作ったり、水
が流出する際に気泡を残さないようにできる。
【0051】上述のように構成された液体噴射装置本体
312では、圧電素子326に電源より通電されると、
図5に示すように、圧電素子326が伸びててこ板32
0を支持部312B廻りに回動される。これに伴って、
この圧電素子326がノズル板322の中央部を矢印B
方向に引き上げるように変位させる。そして、このノズ
ル板322の変形に伴って、液貯留室350内の水の圧
力が高まり、ノズル孔324から少量の水である水滴L
が一括してそれぞれ線状に噴射されることになる。
【0052】このように、液体噴射装置本体312で
は、圧電素子326に交流電圧を印加して繰り返し圧電
素子326を伸縮させることで、ノズル孔324より連
続して水滴Lを噴射する。
【0053】次に、本実施の形態の液体噴射装置におけ
る気泡残留防止手段について説明する。
【0054】この液体噴射装置本体312では、画像形
成装置の使用時に、その液貯留室350内に水を充填
し、使用終了後液貯留室350内の水を抜き取って不使
用の間待機する。
【0055】このため、使用開始時に液貯留室350内
に水を充填するが、この際に、液貯留室350内に気泡
が残留すると、液体噴射装置の圧電素子326を駆動し
てノズル板322を変形させることにより、液貯留室3
50内の体積を微量縮小し、水をノズル324から押し
出そうとしても、液貯留室350内の残留した気泡が圧
力で縮小され、このノズル板322の変形による体積の
微量の縮小分を吸収してしまうので、ノズル孔324か
ら適切に水滴が噴射されなくなり液体噴射装置の霧化作
用が不安定で、不均一になることがある。
【0056】そこで、液体噴射装置本体312の液貯留
室350内に気泡が残留することを防止するため、気泡
の発生を防止し、気泡が存在する場合にはこの気泡を破
壊し、結果として気泡が残留しないようにする気泡残留
防止手段を講じる。
【0057】この気泡残留防止手段として、液体噴射装
置本体312の使用開始時に、一対のフレーム314
と、ノズル板322と、一対の封止板328とで囲まれ
た液体噴射装置本体312の内部の空間である液貯留室
350内に液体を充填する際と、使用終了時に液貯留室
350から液体を排液する際に、液体噴射装置の圧電素
子326を駆動していわゆる空打ちを行う状態とする。
なお、使用開始時又は使用終了時の何れかに空打ちを行
っても良い。
【0058】この空打ち状態では、圧電素子326を通
常の使用状態で駆動するときの50ヘルツで振動させる
と、一対のフレーム314における主にてこ板320と
支持部312Bとの部分と、ノズル板322とが振動す
る。
【0059】この空打ち状態で液貯留室350内に液体
を充填すると、充填される液体の先端液面が振動するて
こ板320、支持部312B、又はノズル板322等の
振動する部材の部分に至ると、液体の先端液面が振動す
る部材の表面に振動で打ち当てられるようになり部材の
表面が液体で濡れるから、部材の表面上を流れる液体の
先端液面の表面張力によって部材の表面上に気泡を取り
込むようにして気泡が発生することを防止できる。
【0060】また、空打ち状態で液貯留室350内に液
体を充填すると、液貯留室350内に角部やくさび状の
狭い凹部があった場合でも、これらの凹部内に気泡を残
すことなく液体を液貯留室350内に満杯となるよう充
填できる。
【0061】さらに、空打ち状態で液貯留室350内に
液体を充填すると、液貯留室350内に流れ込む液体中
に気泡があっても液貯留室350の内壁に気泡が付着す
るのを防止できるので、液体中の気泡を排気管330か
ら大気中に放出させることができ、液貯留室350内に
気泡が残留することを防止できる。
【0062】次に、空打ち状態で液貯留室350内の液
体を排液すると、例えば液体噴射装置本体312の液貯
留室350内の壁に気泡が付着していた場合には、液貯
留室350内の液の水位が下がり、液体の表面張力で気
泡の周囲を液体の膜が取り囲む泡(バブル)を構成する状
態となったときに、液貯留室350内の泡(バブル)の膜
が振動するてこ板320、支持部312B、又はノズル
板322等の振動を受けて破壊されるので液貯留室35
0内の壁に気泡の泡(バブル)を残さずに排液を完了する
ことができる。
【0063】このようにすることにより、液体噴射装置
本体312を次回使用するときに液体噴射装置本体31
2の液貯留室350内に液体を充填する際、液貯留室3
50内に前回から引き続いて気泡の泡(バブル)が残って
いることを防止できるから、結果として次の使用時に液
体噴射装置本体312の液貯留室350内に気泡が残留
しないようにできる。
【0064】さらに、空打ち状態で液貯留室350内の
液体を排液する際に例えば液体噴射装置本体312の液
貯留室350内の液中に気泡が浮遊していた場合には、
浮遊している気泡が、てこ板320、支持部312B又
はノズル板322及びこれらの振動で振動されている液
体等の振動によって液貯留室350の内壁に付着するの
を妨げられるから、排液される液体と共に液貯留室35
0の外部に排出される。よって、次の使用時に液体噴射
装置本体312の液貯留室350内に気泡が残留しない
ようにできる。
【0065】次に、本実施の形態の液体噴射装置に設け
られた気泡検出手段と、その制御方法について説明す
る。この液体噴射装置本体312では、液貯留室350
内に気泡が残留しているか否かを検出する気泡検出手段
を設け、気泡が残留しているときには、気泡残留防止制
御手段によって液貯留室350内の水を抜き、再充填す
ることで気泡の残留を防止する。
【0066】この気泡検出手段として第1に、図8に例
示する液体噴射装置本体312では、その水を貯留する
液貯留室350内における送水パイプ346近くの内壁
に面した所定部位に、液貯留室350内に充填した水を
加圧する加圧アクチュエータ352が設けられている。
【0067】さらに、排気管330側の液貯留室350
の内壁に面した所定部位には、圧力センサ354が設け
られている。
【0068】そして、加圧アクチュエータ352で液体
噴射装置本体312の液貯留室350内に充填されてい
る水を加圧振動したときの圧力センサ354の圧力変化
(気泡Fがあると圧力が低下する)を検出することによ
って気泡Fの有無を検出する手段が構成されている。
【0069】または、加圧アクチュエータ352で液貯
留室350内の水を加圧振動したときの圧力の伝播速度
の変化を圧力センサ354で検出することによって気泡
Fの有無を検出する手段が構成されている。
【0070】なお、この気泡検出手段は、気泡の有無を
検出し、気泡の有無の検出結果を液体噴射装置の制御用
コントローラの一部である気泡残留防止制御手段に伝達
するよう構成されている。
【0071】第2に、図9に示す液体噴射装置本体31
2では、その水を貯留する液貯留室350内における送
水パイプ346側の液貯留室350の内壁に面した所定
部に、液体噴射装置本体312の液貯留室350内に充
填した水中に超音波パルスを発射する送波器362が設
けられている。
【0072】さらに、この液体噴射装置本体312で
は、その液貯留室350内における排気管330側の液
貯留室350の内壁に面した所定部位に、超音波パルス
を受信する受波器364が設けられている。
【0073】そして、この送波器362から液貯留室3
50に充填された水中へ向け超音波パルスを発射し、受
波器364で受信したパルス波を増幅回路366へ送っ
て増幅した後、波形整形回路368へ送ってこの波形整
形回路368でトリガーパルスを発生させ、このトリガ
ーパルスによって送波器362を駆動し超音波パルスを
発射する。
【0074】この動作を繰り返すことによって、パルス
間隔が伝播時間となるので、この伝播時間の変化にて気
泡Fの有無を検出する手段が構成されている。
【0075】上述のように構成した気泡検出手段の検出
結果に基づいて気泡残留防止制御手段の制御動作が実行
される。この気泡残留防止制御手段は、画像記録装置の
マイクロコンピュータ等により、図10に例示するフロ
ーチャートに示す手順に従って制御動作を行うよう構成
されている。
【0076】次に、この制御動作をフローチャートに従
って説明する。ステップ600で、画像形成装置におけ
る液体噴射装置の始動スイッチがONとされるまで待機
し、この始動スイッチがONとされると、ステップ60
1へ進む。ステップ601では、液貯留室350内へ水
を充填する動作を実行し、次のステップ602で給水が
完了したと判断されるまで給水する。
【0077】このステップ602で給水が完了したと判
断されると、次のステップ603で気泡検出手段が作動
され、この検出結果により次のステップ604で液貯留
室350内に気泡が無いと判断されると、次のステップ
605で液体噴射装置が駆動され、ステップ606で感
光材料16に対し水を噴射し、塗布動作完了と判断され
るまで液体噴射装置から水が噴射される。ステップ60
6で水の塗布動作完了と判断されると、ステップ607
へ進み、液貯留室350内から水が排水されステップ6
08へ進む。
【0078】また、ステップ604で液貯留室350内
に気泡が有ると判断されると、ステップ607へ進み、
液貯留室350から排水されステップ608へ進む。
【0079】このステップ608では、液体噴射装置の
動作が完了したか否かを判断し、動作完了と判断される
と液体噴射装置の始動スイッチがOFFとされ、この制
御動作を終了し、動作が完了していないと判断される
と、ステップ601へ戻るよう制御される。
【0080】上述のように、この気泡残留防止制御手段
では、液貯留室350内へ給水した後気泡検出手段によ
って気泡が検出されると、液貯留室350内の水を排水
することによって残留気泡を流し出し、再び充填すると
いう動作が気泡の残留がなくなるまで行われる。よっ
て、液貯留室350内から気泡を駆逐し、霧化不良を生
ずることなく、感光材料16へ適正に水を塗布すること
ができる。
【0081】なお、この気泡残留防止制御手段は、マイ
クロコンピュータで全ての動作を制御する構成の他に、
気泡検出手段で気泡を検出した信号によつて別に構成し
た警報装置を作動し使用者に知らせ、使用者が手動で液
貯留室350の排水、及び再給水を行うよう構成しても
良い。
【0082】上述のような気泡検出手段を設けた液体噴
射装置本体312では、加圧アクチュエータ352又は
送波器362を利用して気泡残留防止手段を構成するこ
ともできる。
【0083】この場合には、液体噴射装置本体312の
使用開始時に液貯留室350内に液体を充填する際と、
使用終了時に液貯留室350から液体を排液する際に、
液体噴射装置の加圧アクチュエータ352又は送波器3
62を所定の周波数で加圧振動させる。
【0084】これにより、液貯留室350内の液体又は
その周囲の部材に振動を与えることにより、液体噴射装
置本体312がいわゆる空打ちを行う状態と同様な作
用、効果を発揮させて、液体噴射装置本体312の液貯
留室350内に気泡が残留しないようにできる。
【0085】また、気泡残留防止手段は、上述の各構成
の他に、水塗布部50におけるサブタンク338と液体
噴射装置本体312の一端部との間を繋ぐ送水パイプ3
46に送液用のポンプ(図示せず)を設けてを構成するこ
ともできる。
【0086】この場合には、液体噴射装置本体312の
使用開始時に液貯留室350内に液体を充填する際と、
使用終了時に液貯留室350から液体を排液する際に、
この送液用のポンプ(図示せず)を所定の周波数で脈動さ
せることにより液貯留室350内の液体を加圧振動させ
る。
【0087】これにより、液貯留室350内の液体等に
加圧振動を伝達することにより、液体噴射装置本体31
2がいわゆる空打ちを行う状態と同様な作用、効果を発
揮させて、液体噴射装置本体312の液貯留室350内
に気泡が残留しないようにできる。
【0088】また、液体噴射装置本体312の気泡残留
防止手段において、圧電素子326を駆動してノズル板
322を振動する周波数と、液体噴射装置の加圧アクチ
ュエータ352又は送波器362を加圧振動させる周波
数と、送液用のポンプ(図示せず)を所定の周波数で脈動
させることにより液貯留室350内の液体を加圧振動さ
せるときの周波数とは何れも、周波数の上限が加振され
る液体中に泡を生ずる(いわゆるキャビィテーション)周
波数より低く、周波数の下限が液貯留室350内の気泡
の液膜を破壊できる最低限の周波数より高い範囲に、適
宜設定する。
【0089】また、気泡残留防止手段は、液貯留室35
0を含む液体噴射装置本体312の部分を振動させる駆
動装置を独自に設け、又は液貯留室350内の液体を加
圧振動させる駆動装置を独自に設けて構成しても良い。
【0090】上述のように構成した液体噴射装置本体を
備えた画像記録装置10では、図1に示すように機台1
2内の左上端部に受像材料108を収納する受材マガジ
ン106が配置されている。この受像材料108の画像
形成面には媒染剤を有する色素固定材料が塗布されてお
り、受材マガジン106から引き出された受像材料10
8の画像形成面が下方へ向くように受像材料108が受
材マガジン106にロール状に巻き取られている。
【0091】受材マガジン106の受像材料取出し口の
近傍には、ニップローラ110が配置されており、ニッ
プローラ110が受像材料108をニップして受材マガ
ジン106から受像材料108を引き出すと共にそのニ
ップを解除することができる。ニップローラ110の側
方にはカッタ112が配置されている。カッタ112は
前述の感光材料用のカッタ20と同様に、例えば固定刃
と移動刃から成るロータリータイプのカッタとされてお
り、移動刃を回転カム等によって上下に移動させて固定
刃と噛み合わせることにより、受材マガジン106から
引き出された受像材料108を感光材料16よりも短い
長さに切断できるようになっている。
【0092】カッタ112の側方には、搬送ローラ13
2、134、136、138及び図示しないガイド板が
配置されており、所定長さに切断された受像材料108
を熱現像転写部120側に搬送できるようになってい
る。
【0093】図1及び図7に示す如く、熱現像転写部1
20は、それぞれ複数の巻き掛けローラ140に巻き掛
けられて、それぞれ上下方向を長手方向としたループ状
にされた一対の無端ベルト122、124を有してい
る。従って、これらの巻き掛けローラ140のいずれか
が駆動回転されると、これらの巻き掛けローラ140に
巻き掛けられた一対の無端ベルト122、124がそれ
ぞれ回転される。
【0094】従って、感光材料16は、搬送経路の最後
の搬送ローラ34により熱現像転写部120の一対の無
端ベルト122、124間に送り込まれる。また、受像
材料108は感光材料16の搬送に同期して搬送され、
感光材料16が所定長さ先行した状態で、搬送経路の最
後の搬送ローラ138により熱現像転写部120の一対
の無端ベルト122、124間に送り込まれて、感光材
料16に重ね合わせられる。
【0095】この場合、受像材料108は感光材料16
よりも幅方向寸法および長手方向寸法がいずれも小さい
寸法となっているため、感光材料16の周辺部は四辺と
も受像材料108の周辺部から突出した状態で重ね合わ
せられることになる。
【0096】以上より、一対の無端ベルト122、12
4によって重ね合わされた感光材料16及び受像材料1
08は、重ね合わせられた状態のままで一対の無端ベル
ト122、124によって挟持搬送されるようになる。
さらに、重ね合わされた感光材料16と受像材料108
が、一対の無端ベルト122、124間に完全に収まっ
た時点で、一対の無端ベルト122、124は回転を一
旦停止し、挟持した感光材料16と受像材料108を加
熱板126で加熱する。感光材料16は、この挟持搬送
時及び停止時において無端ベルト122を介して加熱板
126により加熱されることとなり、加熱に伴って、可
動性の色素を放出し、同時にこの色素が受像材料108
の色素固定層に転写されて、受像材料108に画像が得
られることになる。
【0097】さらに、一対の無端ベルト122、124
に対して材料供給方向下流側には、剥離爪128が配置
されており、この剥離爪128が一対の無端ベルト12
2、124間で挟持搬送される感光材料16と受像材料
108のうち、感光材料16の先端部のみに係合し、一
対の無端ベルト122、124間より突出したこの感光
材料16の先端部を受像材料108から剥離させること
ができる。
【0098】剥離爪128の左方には感材排出ローラ1
48が配置されており、剥離爪128に案内されながら
左方へ移動される感光材料16を、更に廃棄感光材料収
容部150側へ搬送し得るようになっている。
【0099】この廃棄感光材料収容部150は、感光材
料16が巻き付けられるドラム152及び、このドラム
152に一部が巻き掛けられているベルト154を有し
ている。さらに、このベルト154は複数のローラ15
6に巻き掛けられており、これらローラ156の回転に
よって、ベルト154が廻され、これに伴ってドラム1
52が回転するようになっている。
【0100】従って、ローラ156の回転によりベルト
154が廻された状態で、感光材料16が送り込まれる
と、感光材料16がドラム152の周りに集積できるよ
うになっている。
【0101】他方、図1上、一対の無端ベルト122、
124の下方から下流側に向かって受像材料108を搬
送し得るように受材排出ローラ162、164、16
6、168、170が順に配置されており、一対の無端
ベルト122、124から排出された受像材料108
は、これら受材排出ローラ162、164、166、1
68、170によって搬送されて、トレイ172へ排出
されることになる。
【0102】次に本実施の形態の作用を説明する。
【0103】上記構成の画像記録装置10では、感材マ
ガジン14がセットされた後には、ニップローラ18が
作動され、感光材料16がニップローラ18によって引
き出される。感光材料16が所定長さ引き出されると、
カッタ20が作動して、感光材料16が所定長さに切断
されると共に、その感光(露光)面を左方へ向けた状態
で露光部22へ搬送される。そして、この感光材料16
の露光部22の通過と同時に露光装置38が作動し、露
光部22に位置する感光材料16へ画像が走査露光され
る。
【0104】露光が終了すると、露光後の感光材料16
は、水塗布部50に送られる。水塗布部50では、搬送
された感光材料16が、搬送ローラ32の駆動によって
図6に示すように、液体噴射装置本体312側へ送り込
まれる。
【0105】そして、搬送経路Aに沿って搬送される感
光材料16は、液体噴射装置本体312よりの噴射によ
り水が付着されるが、この際の動作、作用を以下に説明
する。
【0106】まず、動作の初めに、コントローラによっ
て排気管330のバルブを閉じた状態とする。この状態
で水を霧化しつつ噴射する際には、コントローラに制御
された電源よりの通電により圧電素子326に交流電圧
を印加して、全ての圧電素子326を同期して同じ伸縮
動作をさせる。
【0107】複数の圧電素子326が同時に同期して伸
縮すると、一対のてこ板320が支持部312B廻りに
それぞれ揺動されるのに伴って、一対のてこ板320に
挟まれて位置するノズル板322のノズル孔324の周
辺部分が搬送経路A上の感光材料16に向かう方向に沿
って往復動され、液貯留室350内の水をこのノズル板
322が加圧する。
【0108】以上より、圧電素子326の動作に伴っ
て、液貯留室350に充填された水が複数のノズル孔3
24から噴出する。この結果、液貯留室350に充填さ
れた水を図5に示すように、ノズル孔324から霧化し
つつ噴出させて、搬送中の感光材料16上に付着させる
ことができる。
【0109】このとき、圧電素子326の動作に伴っ
て、複数のノズル孔324が線状に並んだ方向に沿って
延びる支持部312B廻りにてこ板320が揺動される
ので、ノズル板322の複数のノズル孔324が設けら
れた部分全体が略均一に変位する。
【0110】この為、直線状に配列された複数のノズル
孔324の長手方向に沿ってノズル孔324を一括して
略同一の変位量で安定して変位させることができ、液貯
留室350に充填された水が複数のノズル孔324から
略均一に噴出される。従って、ノズル板322を液体噴
射装置本体312の底壁面としたことと相まって、より
一層感光材料16上に水が付着されない部分が生じ難く
なる。
【0111】一方、ノズル板322は薄板状の板材によ
り構成され、このノズル板322には、複数のノズル孔
324が線状に並んだ方向に沿って延びる溝部322A
が、屈曲して形成されている。
【0112】従って、ノズル板322が溝部322Aを
有した薄板状の板材により構成されるので、溝部322
Aにより複数のノズル孔324が線状に並んだ方向のノ
ズル板322の剛性を維持しつつ、ノズル板322の低
剛性化が図られてノズル孔324として必要な振幅が確
保される。この為、水塗布部50の霧化動作が安定化し
て、液貯留室350に充填された水が複数のノズル孔3
24から確実に噴出されるようになる。
【0113】さらに、ノズル板322が薄板状の板材に
より構成されるので、液体噴射装置本体312の製造に
際して、小さいノズル孔324をノズル板322に均一
の大きさで容易に設けることができる。
【0114】他方、液体噴射装置本体312がノズル孔
324を有し、このノズル孔324から水を噴射させる
ので、水が溜められた液貯留室350内に感光材料等を
漬けて塗布する塗布装置と比較して、必要最小限の水を
塗布することが可能となるから、短時間で感光材料等を
乾燥できるようになる。
【0115】また、液体噴射装置本体312が感光材料
16の幅方向全体にわたって配置される複数のノズル孔
324を有し、圧電素子326による一度の変位によ
り、これらのノズル孔324から水が同時に噴射される
ので、一度の噴射で、感光材料16の幅方向全体にわた
って広範囲に水を塗布することができる。この為、ノズ
ル板322を二次元平面上で走査する必要が無くなると
共に、短時間で大面積の塗布が可能となって、塗布時間
を短縮することが可能になる。
【0116】一方、ノズル板322には、単にノズル孔
324を複数形成するだけでよいので、集積化技術が不
要となり、低コストで液体噴射装置本体312の製造が
可能となる。
【0117】さらに、感光材料16の搬送動作と相まっ
て、任意のタイミングで多数回ノズル孔324より水を
噴射することにより、感光材料16の全面にわたって水
が塗布される。そして、ノズル板322のノズル孔32
4から水が噴射されると、液貯留室350内の水が順次
減少するものの、サブタンク338が水を供給して液貯
留室350内の水位を一定にする機能を有しているの
で、サブタンク338側より水が供給されて、霧化中の
液貯留室350内の水圧を一定値に保つことが可能とな
り、連続的な水の噴射が確保される。
【0118】この後、水塗布部50において画像形成用
溶媒としての水が塗布された感光材料16は、搬送ロー
ラ34によって熱現像転写部120の一対の無端ベルト
122、124間へ送り込まれる。
【0119】他方、感光材料16へ走査露光されるに伴
って、受像材料108も受材マガジン106からニップ
ローラ110によって引き出されて搬送される。受像材
料108が所定長さ引き出されると、カッタ112が作
動して受像材料108が所定長さに切断される。
【0120】カッタ112の作動後は、切断された受像
材料108がガイド板によって案内されながら搬送ロー
ラ132、134、136、138によって搬送され
る。受像材料108の先端部が搬送ローラ138によっ
て挟持されると、受像材料108は熱現像転写部120
の直前で待機状態となる。
【0121】そして、前述のように感光材料16が搬送
ローラ34によって一対の無端ベルト122、124間
へ送り込まれるのに伴って、受像材料108の搬送が再
開されて、一対の無端ベルト122、124間へ受像材
料108が感光材料16と一体的に送り込まれる。
【0122】この結果、感光材料16と受像材料108
が重ねられ、感光材料16と受像材料108とが加熱板
126により加熱されつつ挟持搬送されて、熱現像転写
を行って画像を受像材料108に形成する。
【0123】さらに、一対の無端ベルト122、124
からこれらが排出されると、受像材料108よりも所定
長さ先行して搬送される感光材料16の先端部に剥離爪
128が係合し、感光材料16の先端部を受像材料10
8から剥離する。この感光材料16は、さらに感材排出
ローラ148によって搬送され、廃棄感光材料収容部1
50内に集積される。この際、感光材料16はすぐに乾
燥するので、感光材料16を乾燥させる為に、ヒータ類
をさらに設ける必要がなくなる。
【0124】一方、感光材料16と分離された受像材料
108は、受材排出ローラ162、164、166、1
68、170によって搬送され、トレイ172へ排出さ
れる。
【0125】そして、複数枚の画像記録処理を実施する
場合には、以上の工程が順次連続して行なわれる。
【0126】また、上記実施の形態においては、画像記
録材料として感光材料16と受像材料108とを用い、
露光後の感光材料16に水塗布部50の噴射装置本体3
12により水を塗布して、感光材料16と受像材料10
8とを重ね合わせて熱現像転写させる構成としたが、こ
れに限らず、受像材料108に水を噴射して塗布しても
良い。
【0127】さらに、上述の画像記録材料に限らず他の
シート状の材料であっても本発明を適用可能であり、画
像形成用溶媒を水以外の薬剤を含む液体としても良い。
また本発明は、現像機における印画紙への現像液の塗布
作業、印刷機における水の塗布作業、塗工機等での液体
の塗布作業に利用することができることは勿論である。
【0128】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る液体噴
射装置によれば、第1に、液貯留室内に液体を充填する
際又は液貯留室内から液体を排出する際に、気泡残留防
止手段によって、液貯留室内の液体又は液貯留室の内壁
部分に加圧振動を与えて液体の表面張力により気泡が発
生するのを防止すると共に気泡の周囲を構成する液体の
膜を破壊するよう構成したので、液貯留室内から気泡を
駆逐し、霧化不良を生ずることなく適正に液体を噴射す
ることができるという効果がある。
【0129】第2に、液貯留室内に液体を充填する際又
は液貯留室内から液体を排出する際に、ノズル板を往復
動作させることにより液貯留室内の液体又は液貯留室の
内壁部分に加圧振動を与えて気泡の発生を防止すると共
に気泡を破壊するよう構成した場合には、このノズル板
を往復動作させる構成は、液体噴射装置が本来備えてい
る構成を利用しているので、新たに装置を付け加えるこ
となく有用な効果を奏することができ、構成を簡素化し
て廉価な製品を提供可能とするという効果がある。
【0130】第3に、液貯留室内に配置された加圧アク
チュエータで液貯留室内に充填されている液体を加圧振
動したときの圧力変化又は圧力の伝播速度の変化を液貯
留室内に配置された圧力センサで検出することによって
気泡の有無を検出すると共に、液貯留室内に液体を充填
する際又は液貯留室内から液体を排出する際に、加圧ア
クチュエータで液貯留室内の液体等に加圧振動を与えて
気泡の発生を防止すると共に気泡を破壊するよう構成し
た場合には、液体噴射装置に装着される気泡の有無を検
出する構成を利用しているので、新たに装置を付け加え
ることなく有用な効果を奏することができ、構成を簡素
化して廉価な製品を提供可能とするという効果がある。
【0131】第4に、液貯留室内に配置された送波器か
ら液貯留室に充填された液中へ向け発射した超音波パル
スを液貯留室内に配置された受波器で受信して超音波パ
ルスの伝播時間の変化を測定することによって気泡の有
無を検出すると共に、液貯留室内に液体を充填する際又
は液貯留室内から液体を排出する際に、送波器で液貯留
室内の液体等に加圧振動を与えて気泡の発生を防止する
と共に気泡を破壊するよう構成した場合には、液体噴射
装置に装着される気泡の有無を検出する構成を利用して
いるので、新たに装置を付け加えることなく有用な効果
を奏することができ、構成を簡素化して廉価な製品を提
供可能とするという効果がある。
【0132】第5に、液貯留室内に送液用のポンプによ
って液体を充填する際又は液貯留室内から送液用のポン
プによって液体を排出する際に、送液用のポンプを所定
の周波数で脈動させることにより液貯留室内の液体に加
圧振動を伝達して気泡の発生を防止すると共に気泡を破
壊するよう構成した場合には、この送液用のポンプは液
体噴射装置が本来備えているものであり、その機能を利
用するので、新たに高価な装置を付け加えることなく有
用な効果を奏することができ、構成を簡素化して廉価な
製品を提供可能とするという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る液体噴射装置を備え
た画像記録装置の概略全体構成図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る液体噴射装置を用い
た水塗布部の概略全体構成図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る液体噴射装置を取り
出して示す拡大斜視図である。
【図4】図3のIV−IV線による断面図である。
【図5】図3のIV−IV線による液体噴射時の断面図
である。
【図6】本発明の実施の形態に係る液体噴射装置で、搬
送される感光材料に液体を噴射する状態を示す底面図で
ある。
【図7】本発明の実施の形態に係る液体噴射装置を備え
た画像記録装置における熱現像転写部の拡大図である。
【図8】本発明の実施の形態に係る液体噴射装置におけ
る気泡検出手段の第1の構成例を断面で示す概略説明図
である。
【図9】本発明の実施の形態に係る液体噴射装置におけ
る気泡検出手段の第4の構成例を断面で示す概略説明図
である。
【図10】本発明の実施の形態に係る液体噴射装置を備
えた画像記録装置における、コントローラの制御動作を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
50 水塗布部 312 液体噴射装置本体 312B 支持部(気泡残留防止手段) 312A 側壁 312C 頂壁 322 ノズル板(気泡残留防止手段) 324 ノズル孔 326 圧電素子(気泡残留防止手段) 328 封止板 330 排気管 346 送水パイプ 350 液貯留室 352 加圧アクチュエータ(気泡残留防止手段) 354 圧力センサ 362 送波器(気泡残留防止手段) 364 受波器

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体を貯留する液貯留室の壁面の一部
    に、液体を噴射する複数のノズル孔を列状に穿設したノ
    ズル板を配設し、前記ノズル板を往復動作させることに
    より前記液貯留室内の前記液体を加圧して、前記液体を
    前記複数のノズル孔より噴出させる液体噴射装置におい
    て、 前記液貯留室内に液体を充填する際又は前記液貯留室内
    から液体を排出する際に、前記液貯留室内の液体又は前
    記液貯留室の内壁部分に加圧振動を与えて気泡の発生を
    防止すると共に気泡を破壊する気泡残留防止手段を設け
    たことを特徴とする液体噴射装置。
  2. 【請求項2】 液体を貯留する液貯留室の壁面の一部
    に、液体を噴射する複数のノズル孔を列状に穿設したノ
    ズル板を配設し、前記ノズル板を往復動作させることに
    より前記液貯留室内の前記液体を加圧して、前記液体を
    前記複数のノズル孔より噴出させる液体噴射装置におい
    て、 前記液貯留室内に液体を充填する際又は前記液貯留室内
    から液体を排出する際に、前記ノズル板を往復動作させ
    ることにより前記液貯留室内の液体又は前記液貯留室の
    内壁部分に加圧振動を与えて気泡の発生を防止すると共
    に気泡を破壊することを特徴とする液体噴射装置。
  3. 【請求項3】 液体を貯留する液貯留室の壁面の一部
    に、液体を噴射する複数のノズル孔を列状に穿設したノ
    ズル板を配設し、前記ノズル板を往復動作させることに
    より前記液貯留室内の前記液体を加圧して、前記液体を
    前記複数のノズル孔より噴出させる液体噴射装置におい
    て、 前記液貯留室内に配置された加圧アクチュエータで前記
    液貯留室内に充填されている液体を加圧振動したときの
    圧力変化又は圧力の伝播速度の変化を前記液貯留室内に
    配置された圧力センサで検出することによって気泡の有
    無を検出すると共に、前記液貯留室内に液体を充填する
    際又は前記液貯留室内から液体を排出する際に、前記加
    圧アクチュエータで前記液貯留室内の液体等に加圧振動
    を与えて気泡の発生を防止すると共に気泡を破壊するこ
    とを特徴とする液体噴射装置。
  4. 【請求項4】 液体を貯留する液貯留室の壁面の一部
    に、液体を噴射する複数のノズル孔を列状に穿設したノ
    ズル板を配設し、前記ノズル板を往復動作させることに
    より前記液貯留室内の前記液体を加圧して、前記液体を
    前記複数のノズル孔より噴出させる液体噴射装置におい
    て、 前記液貯留室内に配置された送波器から前記液貯留室に
    充填された液中へ向け発射した超音波パルスを前記液貯
    留室内に配置された受波器で受信して超音波パルスの伝
    播時間の変化を測定することによって気泡の有無を検出
    すると共に、前記液貯留室内に液体を充填する際又は前
    記液貯留室内から液体を排出する際に、前記送波器で前
    記液貯留室内の液体等に加圧振動を与えて気泡の発生を
    防止すると共に気泡を破壊することを特徴とする液体噴
    射装置。
  5. 【請求項5】 液体を貯留する液貯留室の壁面の一部
    に、液体を噴射する複数のノズル孔を列状に穿設したノ
    ズル板を配設し、前記ノズル板を往復動作させることに
    より前記液貯留室内の前記液体を加圧して、前記液体を
    前記複数のノズル孔より噴出させる液体噴射装置におい
    て、 前記液貯留室内に送液用のポンプによって液体を充填す
    る際又は前記液貯留室内から送液用のポンプによって液
    体を排出する際に、前記送液用のポンプを所定の周波数
    で脈動させることにより前記液貯留室内の液体に加圧振
    動を伝達して気泡の発生を防止すると共に気泡を破壊す
    ることを特徴とする液体噴射装置。
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