JP2001091972A - 液晶表示装置 - Google Patents
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Abstract
る。 【解決手段】 液晶を介して互いに対向配置される透明
基板のうち一方の透明基板の液晶側の画素領域に、層を
異ならしめて配置される画素電極と、この画素電極との
間に透明基板と平行な成分をもつ電界を発生せしめる対
向電極とを備え、この画素電極と対向電極のうち、一方
の電極は他方の電極よりも液晶に近い側の層として形成
され、他方の電極は少なくとも該一方の電極の重畳され
る領域の周辺から外方へ延在する透明電極として形成さ
れているとともに、前記画素電極と対向電極との間で容
量結合される導電層が形成されている。
Description
り、いわゆる横電界方式と称される液晶表示装置に関す
る。
液晶を介して対向配置される各透明基板の一方の透明基
板の液晶側の各画素領域に、画素電極とこの画素電極と
の間に透明基板と平行な電界(横電界)を発生せしめる
対向電極とが形成されて構成されている。
光に対して、その量を前記電界が印加された液晶の駆動
によって、制御するようになっている。
て斜めの方向から観察しても表示に変化のない、いわゆ
る広視野角特性に優れたものとして知られている。
極は光を透過させることのない導電層で形成されてい
た。
の全域に透明電極からなる対向電極を形成し、この対向
電極上に絶縁膜を介して一方向に延在し該一方向に交差
する方向に並設させた透明電極からなる帯状の画素電極
を形成した構成のものが知られるに到った。
が画素電極と対向電極との間に発生し、依然として広視
野角特性に優れるとともに、開口率が大幅に向上するよ
うになる。
DIGEST:P202〜P205に記載がなされてい
る。
うな構成からなる液晶表示装置は、上述したように、画
素電極とこの画素電極との間に電界を発生せしめる対向
電極とが、それぞれ絶縁膜を介して異なる層として形成
されているため、その電界は液晶側よりも該液晶から遠
のく部分で多くの電界が分布されるのを免れない構造と
なっている。
生するために、画素電極と対向電極との間に比較的大き
な電圧(駆動電圧)を印加しなければならなくなること
が指摘されるに到った。
て大きな面積で重なっているために、映像信号線から画
素電極との間に介在されている薄膜トランジスタ(スイ
ッチング素子)の駆動の際の容量が増大してしまうとい
うことも指摘させるに到った。
れたものであり、その目的は、駆動電圧を小さくできる
液晶表示装置を提供することにある。
スタの駆動の際の容量を低減できる液晶表示装置を提供
することにある。
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。すなわち、本発明による液晶表示
装置は、液晶を介して互いに対向配置される透明基板の
うち一方の透明基板の液晶側の画素領域に、層を異なら
しめて配置される画素電極と、この画素電極との間に透
明基板と平行な成分をもつ電界を発生せしめる対向電極
とを備え、この画素電極と対向電極のうち、一方の電極
は他方の電極よりも液晶に近い側の層として形成され、
他方の電極は少なくとも該一方の電極の重畳される領域
の周辺から外方へ延在する透明電極として形成されてい
るとともに、前記画素電極と対向電極との間で容量結合
される導電層が形成されていることを特徴とするもので
ある。
て、前記導電層は、一方の電極と他方の電極との間で容
量結合されるため、該一方の電極と導電層との間におい
ても電界が発生するようになり、この電界は透明基板と
平行な成分を有するようになる。
近づき、その容量自体は低下するようになる。
間に発生していた電界の一部は該一方の電極と導電層と
の間に発生する電界に振り分けられるようになり、結果
として、全体の電界の分布は液晶に近い側に移行させる
ことができるようになる。
液晶の光透過率の制御のための電界を効率化でき、ま
た、別な観点からすれば、液晶の光透過率の制御のため
に電界が充分である場合には駆動電圧を低減できるとい
う効果を奏するようになる。
の電位差は容量分圧値により低減され、薄膜トランジス
タの負荷容量が低減できるという効果も奏するようにな
る。
ル)の画素領域における構成図であり、液晶を介して互
いに対向配置される各透明基板のうちの一方の透明基板
の液晶側から観た平面図である。
2に、3−3線における断面図を図3に、4−4線にお
ける断面図を図4に示している。
れy方向に並設されるゲート信号線GLがたとえばクロ
ム(Cr)で形成されている。このゲート信号線GLは
後述するドレイン信号線DLとで画素領域を囲むように
なっている。
電極との間で電界を発生せしめる対向電極が形成され、
この対向電極は該画素領域の周辺を除く全域に形成さ
れ、透明導電体であるたとえばITO(Indium-Tin-Oxi
de)から構成されている。
取るようにして該対向電極CTと接続された対向電圧信
号線CLが形成され、この対向電圧信号線は図中左右の
画素領域(ゲート信号線GLに沿って配置される各画素
領域)における対向電極に同様に形成された対向電圧信
号線CLと電気的に接続されている。
ム(Cr)からなる不透明の材料で形成されている。こ
のようにした場合、後述のドレイン信号線DLとこれに
近接する対向電極CTの辺部との間にノイズとして作用
する電界が発生しても、その部分は該対向電圧信号線C
Lによって遮光されることから、表示品質の面からの不
都合を解消できるようになる。
接する対向電極CTの辺部との間に発生する電界(ノイ
ズ)による不都合も解消できることを意味する。
Lの材料をゲート信号線GLと同一の材料とすることに
より、それらを同一の工程で形成することにより製造工
数の増大を回避させることができる効果を奏する。
圧信号線CL、およびゲート信号線GLが形成された透
明基板SUB1の上面には、それらをも被ってたとえば
SiNからなる絶縁膜GIが形成されている。
Lに対しては対向電圧信号線CTおよびゲート信号線G
Lの層間絶縁膜としての機能を、後述の薄膜トランジス
タTFTの形成領域においてはそのゲート絶縁膜として
の機能を、後述の容量素子Cstgの形成領域において
はその誘電体膜としての機能を有するようになってい
る。
下)に重畳されて薄膜トランジスタTFTが形成され、
この部分の前記絶縁膜GI上にはたとえばa−Siから
なる半導体層ASが形成されている。
1およびドレイン電極SD2が形成されることによっ
て、ゲート信号線GLの一部をゲート電極とする逆スタ
ガ構造のMIS型トランジスタが形成されることにな
る。そして、このソース電極SD1およびドレイン電極
SD2はドレイン信号線DLと同時に形成されるように
なっている。
並設されるドレイン信号線DLが形成され、このドレイ
ン信号線DLの一部が前記半導体層ASの表面にまで延
在されることによって薄膜トランジスタTFTのドレイ
ン電極SD2を構成するようになっている。
ソース電極SD1が形成され、このソース電極SD1は
画素領域内にまで延在されて後述の画素電極PXとの接
続を図るコンタクト部をも一体的に形成されるようにな
っている。
前記ソース電極SD1およびドレイン電極SD2との界
面にはたとえばn型不純物がドーピングされたコンタク
ト層d0が形成されている。
表面の全域にn型不純物ドーピング層を形成し、さらに
ソース電極SD1およびドレイン電極SD2の形成後に
おいて、該各電極をマスクとしてこれら各電極から露出
された半導体層ASの表面のn型不純物ドーピング層を
エッチングすることによって形成されるようになってい
る。
膜トラジスタTFTの形成領域ばかりでなく、ドレイン
信号線DLに対するゲート信号線GL、対向電圧信号線
CLとの交差部にも形成されている。層間絶縁膜として
の機能を強化させるためである。
Tが形成された透明基板SUB1の表面には、該薄膜ト
ランジスタTFTをも被ってたとえばSiNからなる保
護膜PSVが形成されている。薄膜トラジスタTFTの
液晶との直接の接触を回避するためである。
電極PXとフローティングされた導電層FCTとが、た
とえばITOからなる透明な導電膜によって形成されて
いる。
CT上に重畳されて、この実施例では3本形成され、そ
れぞれ図中y方向に延在しx方向に等間隔に並設されて
形成されている。そして、それらの両端はそれぞれx方
向に延在する同材料層で互いに接続されるようになって
いる。
SVに形成されたコンタクト孔を通して前記薄膜トラン
ジスタTFTのソース電極SD1のコンタクト部と接続
されるようになっており、また、上端の同材料層は前記
対向電圧信号線CLと重畳されて前記絶縁膜および保護
膜を誘電体膜とする容量素子Cstgが形成されるよう
になっている。
タTFTを介してドレイン信号線DLからの映像信号が
画素電極PXに印加された後に、該薄膜トランジスタT
FTがオフとなっても該映像信号が画素電極PXに比較
的長く蓄積される等のために設けられたものとなってい
る。
に延在して配置される導電層FCTが他のいずれの電極
とも接続されることなく形成されている。すなわち、こ
の導電層FCTは信号(電圧)が印加される構成とはな
っておらず、フローティングされた状態で形成されるよ
うになっている。
ら構成され、対向電極CTの一部として機能するように
なっている。
Tは前記対向電極CTと画素電極PXとの間で容量結合
されるため、画素電極PXと導電層FCTとの間におい
ても電界が発生するようになり、この電界は透明基板S
UB1と平行な成分を有するようになる。
との間に発生していた電界の一部は画素電極PXと導電
層FCTとの間に発生する電界に振り分けられるように
なり、結果として、全体の電界の分布は液晶に近い側に
移行させることができるようになる。
液晶の光透過率の制御のための電界を効率化でき、ま
た、液晶の光透過率の制御のために電界が充分である場
合には駆動電圧を低減できるという効果を奏するように
なる。
極CTよりも上層に、すなわち液晶に近い側に形成する
ことによって、その効果を増大させることができるよう
になる。
Tと隣合う画素電極PXとの容量分圧値により決定さ
れ、導電層FCTの電位が対向電極CTに近くなり、画
素の容量Ctが保持容量Cstgに比べて低減されるよ
うになる。
を画素電極PXと同層に形成したものであるが、これら
を層を異にして形成し、画素電極を下層に導電層FCT
を上層にしてもよいことはいうまでもない。
向電極FCTが形成された透明基板の表面には該画素電
極PXおよび対向電極FCTをも被って配向膜ORI1
が形成されている。この配向膜ORI1は液晶と直接に
接触する膜で該液晶の初期配向方向を決定づけるものと
なっている。
明基板はTFT基板と称され、このTFT基板と液晶を
介して対向配置される透明基板はフィルタ基板と称され
ている。
液晶LC側の面に、まず、各画素領域を画するようにし
てブラックスマトリックスBMが形成され、このブラッ
クスマトリックスBMの実質的な画素領域を決定する開
口部にはそれを被ってフィルタが形成されるようになっ
ている。
びフィルタを被ってたとえば樹脂膜からなるオーバーコ
ート膜OCが形成され、このオーバーコート膜OCの上
面には配向膜ORI2が形成されている。
トリックス状に配置された各画素領域の集合によって構
成される表示領域ARを示す液晶表示パネルの全体構成
図である。
対して若干小さく形成され、その図中右側辺および下側
辺は透明基板SUB1の対応する辺とそれぞれほぼ面一
となるように配置されるようなっている。
辺および上側辺は透明基板SUB2によって被われない
領域が形成され、この領域において、それぞれ、各ゲー
ト信号線GLに走査信号を供給するためのゲート信号端
子Tg、各ドレイン信号線DLに映像信号を供給するた
めのドレイン信号端子Tdが形成されるようになってい
る。
する固定は、該透明基板SUB2の周辺に形成されたシ
ール材SLによってなされ、このシール材SLは各透明
基板SUB1、SUB2の間に液晶LCを封入するため
の封入材としての機能をも有している。
間に介在される液晶LCはシール材SLよって封入され
ていることを示している。
側)には液晶封入口INJがあり、この液晶封入口IN
Jは、ここから液晶を封入した後は、図示しない液晶封
止剤によって封止されるようになっている。
線に走査信号を供給するためのゲート信号端子GTMを
示した構成図で、同図(a)は平面図、同図(b)は同
図(a)のB−B線における断面図である。
O膜ITO1からなるゲート信号端子GTMが形成され
ている。このゲート信号端子GTは対向電極CTと同時
に形成されるようになっている。
膜ITO1を用いたのは電食の発生を困難にするためで
ある。
そのゲート信号線GL側の端部においてゲート信号線G
Lが被うようにして形成されている。
びゲート信号線GLを被って絶縁膜GIおよび保護膜P
SVが順次積層され、これら保護膜PSVおよび絶縁膜
GIに設けた開口によって、ゲート信号端子GTMの一
部が露呈されるようになっている。
は、表示領域ARにおけるそれらの延在部分として形成
されるものである。
号線DLに映像信号を供給するためのドレイン信号端子
DTMを示した構成図で、同図(a)は平面図、同図
(b)は同図(a)のB−B線における断面図である。
レイン信号端子DTMは、電食に対して信頼性のあるI
TO膜ITO1から構成され、このITO膜ITO1は
対向電極CTと同時に形成されるようになっている。
絶縁膜GI上に形成されるドレイン信号線DLと接続さ
れることになるが、該絶縁膜GIにコンタクト孔を形成
して接続させようとする場合に以下のような不都合が発
生する。
からなる絶縁膜GIは、該ITO膜と接触する部分にお
いて白濁が生じ、その部分にコンタクト孔を形成した場
合に該孔は逆テーパ状に形成され、ドレイン信号線DL
の接続に不良が生じる可能性を残すことになる。
号端子DTMの端部に重畳させてたとえばCrからなる
金属層glを形成し、この金属層gl上の絶縁膜GIに
コンタクト孔を形成するようにしている。
縁膜GIの上に保護膜PSVを形成した後に行なうこと
によって製造工数の低減を図っていることから、該保護
膜PSVに形成したコンタクト孔を通し、画素電極PX
と同時に形成されるITO膜ITO2によってドレイン
信号線DLと前記金属層glとの接続を行っている。
合を示したものであるが、AlあるいはAlを含む材料
であってもよい。この場合、上述したようにITO膜と
の接触面において酸化されやすいことから、たとえば該
金属層glをTi/Al/Tiというように、上下面の
それぞれに高融点金属層を設けた三層構造とすることに
よって良好な接続を図ることができるようになる。
号線CLに対向電圧信号を供給するための対向電圧信号
端子CTMを示した構成図で、同図(a)は平面図、同
図(b)は同図(a)のB−B線における断面図であ
る。
信号端子CTMも、電食に対して信頼性のあるITO膜
ITO1から構成され、このITO膜ITO1は対向電
極CTと同時に形成されるようになっている。
は、その対向電圧信号線CL側の端部において該対向電
圧信号線CLが被うようにして形成されている。
ARにおけるそれらの延在部分として形成される絶縁膜
GIおよび保護膜PSVが順次積層され、これら保護膜
PSVおよび絶縁膜GIに設けた開口によって、対向電
圧信号端子CTMの一部が露呈されるようになってい
る。
等価回路を該液晶表示パネルの外付け回路とともに示し
た図である。
各ゲート信号線GLには垂直走査回路Vによって順次走
査信号(電圧信号)が供給されるようになっている。
沿って配置される各画素領域の薄膜トランジスタTFT
は該走査信号によってオンするようになっている。
号駆動回路Hから各ドレイン信号線DLに映像信号が供
給されるようになっており、この映像信号は各画素領域
の該薄膜トランジスタを介して画素電極に印加されるよ
うになっている。
成されている対向電極CTには対向電圧信号線CLを介
して対向電圧が印加されており、それらの間に電界を発
生させるようになっている。
成分を有する電界(横電界)によって液晶の光透過率を
制御するようになっている。
R、G、Bの各符号は、各画素領域にそれぞれ赤色用フ
ィルタ、緑色用フィルタ、青色用フィルタが形成されて
いることを示している。
は、液晶表示パネルに供給する各信号のタイミングチャ
ートを示すもので、図中、VGはゲート信号線GLに供
給する走査信号を、VDはドレイン信号線に供給する映
像信号を、また、VCは対向電圧信号線CTに供給する
対向電圧信号を示している。
的なライン反転(ドッド反転)を示す駆動波形図であ
る。
図5に示した液晶表示パネルに外付け回路を実装したモ
ジュール構造を示した平面図である。
辺には、垂直走査回路V、映像信号駆動回路、および電
源回路基板PCB2が接続されている。
ア方式で形成された駆動ICチップから構成され、その
出力バンプは液晶表示パネルのゲート信号端子GTMに
接続され、入力バンプはフレキシブル基板上の端子に接
続されている。
ルムキャリア方式で形成された駆動ICチップから構成
され、その出力バンプは液晶表示パネルのドレイン信号
端子DGTMに接続され、入力バンプはフレキシブル基
板上の端子に接続されている。
FCを介して映像信号駆動回路Hに接続され、この映像
信号駆動回路HはフラットケーブルFCを介して垂直走
査回路Vに接続されている。
されることはなく、各回路を構成する半導体チップを透
明基板SUB1に直接搭載し、その入出力バンプのそれ
ぞれを該透明基板SUB1に形成された端子(あるいは
配線層)に接続させるいわゆるCOG(Chip On Glas
s)方式にも適用できることはいうまでもない。
たTFT基板の製造方法の一実施例を示す工程図であ
る。
ト工程を経て完成され、図中左側は画素領域を、図中右
側はドレイン信号端子形成領域を示している。以下、工
程順に説明する。
スパッタリングによってITO膜を形成する。そして、
フォトリソグラフィ技術を用いて該ITO膜を選択エッ
チングし、画素領域には対向電極CTを、またドレイン
信号端子形成領域にはドレイン信号端子DTMを形成す
る。
して、フォトリソグラフィ技術を用いて該Cr膜を選択
エッチングし、画素領域にはゲート信号線GLおよび対
向電圧信号線CLを、またドレイン信号端子形成領域に
は中間接続体となる導電層g1を形成する。
ってSiN膜を形成し絶縁膜GIを形成する。さらに、
この絶縁膜GIの表面の全域にたとえばCVD法によっ
てa−Si層、n型不純物がドーピングされたa−Si
層を順次形成する。そして、フォトリソグラフィ技術を
用いて該a−Si層を選択エッチングし、画素領域に薄
膜トランジスタTFTの半導体層ASを形成する。
ング法によってCr膜を形成し、フォトリソグラフィ技
術を用いて該Cr膜を選択エッチングし、画素領域にド
レイン信号線DL、薄膜トランジスタTFTのソース電
極SD1およびドレイン電極SD2を、またドレイン信
号端子形成領域に該ドレイン信号線DLの延在部を形成
する。
よってSiN膜を形成し保護膜PSVを形成する。そし
て、フォトリソグラフィ技術を用いて該保護膜PSVを
選択エッチングし、画素領域に薄膜トランジスタTFT
のドレイン電極SD2の一部を露呈させるコンタクト孔
を形成するともとに、ドレイン信号端子形成領域には該
保護膜PSVの下層の絶縁膜GIにまで貫通させて前記
導電層g1の一部を露呈させるコンタクト孔を形成す
る。
グ法によってITO膜ITO2を形成する。そして、フ
ォトリソグラフィ技術を用いて該ITO膜を選択エッチ
ングし、画素領域に前記コンタクト孔を通して薄膜トラ
ンジスタTFTのドレイン電極SD2と接続された画素
電極PX、およびフローティングされた導電層FCTを
形成するとともに、ドレイン信号端子形成領域にはドレ
イン信号線DLと前記導電層g1との接続を図る接続体
層を形成する。
他の実施例を示す平面図で、同図における16−16線
における断面図、17−17線における断面図、18−
18線における断面図を、それぞれ図16、図17、図
18に示している。
図4)と対応しており、それと同符号のものは同一の材
料を示している。
からなる対向電極CTが絶縁膜GI上に形成され、ドレ
イン信号線DLと同層になっている。
GLと異なった層として形成されていることを意味す
る。
DLと近接する辺部に設けられる導電膜FGTは、ゲー
ト信号線GLと同層に設けられており、該対向電極CT
とは電気的に接続されていない状態で形成されている。
に、対向電圧信号線CLの一部として機能することはな
く、専ら、ドレイン信号線DLと対向電極CTとの間に
ノイズとして発生する電界による液晶の光漏れ等を遮光
する遮光材として機能するようになる。
DLと対向電極CTとの間隔を狭めることができて開口
率を向上させることができる効果を有する。
することなく、対向電極CTと同層に形成し、該対向電
極CTのドイレン信号線DLと近接する辺部に一部接続
させて形成してもよいことはもちろんである。
DLに沿って(ゲート信号線GLに直交する方向に)配
置される各画素領域の対向電極CTは、互いに接続され
て構成されている。
ゲート信号線GLが形成されている領域を股いで一体的
に形成されている。換言すれば、ドレイン信号線DLに
沿って配置される各画素領域の対向電極CTは該ドレイ
ン信号線DLに沿って帯状に形成されている。
なる層で形成されており、このゲート信号線GLに接続
されることなく形成できるからである。
画素領域の集合体として形成される表示領域の外側から
対向電圧信号が供給されるようにすれば、実施例1に示
した対向電圧信号線CLを形成せずに済むという効果を
奏する。
うちドレイン信号線DLに沿って配置される各画素領域
の対向電極CTを共通に構成したものである。しかし、
ゲート信号線GLに沿って配置される各画素領域の対向
電極CTを共通に構成するようにしてもよいことはいう
までもない。
と異なる層で構成されていることが必要となり、たとえ
ば実施例1の構成において適用できる。
びフローティングされた導電層FCTを、それぞれゲー
ト信号線GLにより近接させて、あるいは、さらに該ゲ
ート信号線GL上に重畳させた状態にまで延在させる
(図15参照)ことによって、該ゲート信号線Glの近
傍においても画素領域としての機能を拡大させることが
できるようになる。
いて、該ゲート信号線GLそれ自体にブラックマトリッ
クスとしての機能をもたせるだけで充分となり(換言す
れば、ゲート信号線GLとその近傍を被うブラックマト
リックスを必要としない)、開口率の大幅な向上が図れ
るという効果を奏する。
た実施例で示した液晶表示装置の製造方法の一実施例を
示した工程図であり、図13および図14と対応した図
となっている。
が絶縁膜GIの上面に形成され、この対向電極CT上に
保護膜PSVを介して画素電極PXが形成されている構
成の相違に対応させて、製造工程に相違を有するように
なっている。
示装置の他の実施例を示す平面図で図15に対応した図
となっている。この図21の22−22線における断面
図を図22に示している。
の材料を示している。図15の構成と異なる部分は、ま
ず、ドレイン信号線DLに沿って配置される各画素領域
内を該ドレイン信号線DLとほぼ平行に走行する対向電
圧信号線CLが形成されていることにある。
の直下に(あるいは直上であってもよい)に形成され、
換言すれば該対向電極CTに接続されて形成され、対向
電極CTのそれ自体の電気的抵抗を低減させる機能をも
たせている。
ン信号線DLと同時に形成され、該ドレイン信号線DL
と同一の材料からなっている。このことから、該対向電
圧信号線CLは、対向電極CTを構成するITOよりも
電気的抵抗の小さな導電層から構成されている。
領域をほぼ2等分するようにしてその中央を走行するよ
うになっている。その両脇に存在するドレイン信号線D
Lとの短絡を確実に回避できるように形成できるからで
ある。
y方向に延在して形成される画素電極PXのうちの一つ
と重畳されて形成されている。
電極CTとともに光透過率が低減される部分となってい
ることから、この部分に対向電圧信号線CLを位置づけ
させることによって、光透過率の低減を最小限に抑えよ
うとする趣旨である。
DLの上面にITO膜ITO1が積層されて形成され、
該ドレイン信号線DLが断線されて形成された場合でも
該ITO膜ITO1によって該断線を修復できる構成と
なっている。
形成の際に同時に形成できるので、製造工数の増大を回
避できる効果を奏する。
表示装置の他の実施例を示す平面図で、その24−24
線における断面図、25−25線における断面図、26
−26線における断面図を、それぞれ図24、図25、
図26に示している。図23は図1に対応した図となっ
ており、同一の符号は同一の材料を示している。
素電極PXおよびフローティングされた導電層FCTが
絶縁膜GI上に形成され、対向電極CTとはこの絶縁膜
GIを介して配置されている。すなわち、液晶側の画素
電極PXおよび導電層FCTは保護膜PVS(および配
向膜ORI1)を介して配置されている。
力線が保護膜PVSによる分圧効果によって増大され、
該液晶LCの材料として低抵抗のものを選択でき、結果
として残像の少ない表示を得る効果を奏する。
ように、薄膜トランジスタTFTのソース電極SD1と
画素電極PXとの接続を直接行なうことができるので、
たとえば保護膜PSV等に形成したコンタクト孔を通し
て行なう煩雑さを解消することができる。
表示装置の他の実施例を示す平面図で、その28−28
線における断面図、29−29線における断面図、30
−30線における断面図を、それぞれ図28、図29、
図30に示している。図27は図1に対応した図となっ
ており、同一の符号は同一の材料を示している。
ず、絶縁層を介して画素電極PXは下層に位置づけら
れ、対向電極CTは上層に位置づけられている。
Iの上面に第1保護膜PSV1が形成され、この第1保
護膜PSV1上にたとえばITO膜によって画素電極P
Xが形成されている。
大部分の領域に形成された透明からなる電極で、第1保
護膜PSV1の下層に形成される薄膜トランジスタTF
Tのソース電極とコンタクト孔を通して接続されてい
る。
Xをも被って第2保護膜PSV2が形成され、この第2
保護膜PSV2の上面に対向電極CTおよびフローティ
ングされた導電層FTCが形成されている。
Xに重畳される領域に図中y方向に延在しx方向に並設
される複数の帯状の電極として形成されるが、それらの
両端部は各対向電極CTの間の領域を除く他の全ての領
域に該各対向電極CTと一体的に形成された導電膜と接
続されて形成されている。
表示領域の全域を被うようにして形成された導電膜(I
TO)のうち、前記画素電極PXに重畳される領域内の
導電膜に、前記導電層FTCの形成領域の周囲をくり抜
く開口を形成することによって、形成されるようになっ
ている。
うにして形成された導電膜(ITO)に開口を設けるこ
とによって対向電極CTおよび導電層FTCを形成する
ことによって、これら対向電極CTおよび導電層FTC
として機能する導電膜以外の他の導電膜は対向電圧信号
線CLとして利用でき、このようにした場合、導電膜全
体の電気抵抗を大幅に低減できるという効果を奏するよ
うになる。
して機能する導電膜以外の他の導電膜は、ゲート信号線
GLおよびドレイン信号線DLを被った状態で形成でき
ることになる。
TCとして機能する導電膜以外の他の導電膜は従来のブ
ラックマトリクス層としての機能をもたせることができ
ることを意味する。
1と平行な成分をもつ電界(横電界)は、対向電極CT
として機能する導電層(導電層FTCも含む)と画素電
極PXの間において発生し、それ以外の部分では該横電
界が発生し得ないからである。
SUB2側にはブラックマトリクス層を形成する必要が
なくなり、製造の工数の低減が図れるという効果を奏す
るようになる。
されない状態で黒表示ができるいわゆるノーマリブラッ
クのものを用いることによって、前記導電層のブラック
マトリックスとしての機能を強化することができるよう
になる。
信号線DLは、前記導電膜との間で容量を発生せしめる
ことは否めなくなる。このことから、それらの間に介在
される第1保護膜PSV1および第2保護膜PSV2の
うちたとえば第2保護膜PSV2を塗布で形成できる樹
脂膜で構成し、この樹脂膜の膜厚を比較的大きく形成す
ることによって該容量を小さくすることができる。
示装置の他の実施例を示す平面図であり、その32−3
2線における断面図を図32に示している。同図は実施
例5と比較してさらに改良された構成を示すもので、図
27ないし図30と同符号のものは同一材料を示してい
る。
素電極PXは絶縁膜GI上に形成され、対向電極CTは
該画素電極PX上に形成された第1保護膜PSV1上に
形成されている。
第1保護膜PSVを介して層を異ならしめている。
保護膜PSV2が形成されている。この第2保護膜PS
V2は、たとえば少なくとも表示領域の全域に該第2保
護膜PSV2を形成した後に、画素領域に相当する部分
を選択エッチングすることによって形成される。
表面には導電膜が形成されている。この導電層は対向電
極CTと一体に形成され、実施例5の場合と同様に、少
なくとも表示領域の全域に導電膜を形成した後に、画素
電極PXに重畳される領域内の導電膜に、導電層FTC
の形成領域の周囲をくり抜く開口を形成することによっ
て対向電極CTが形成されるようになっている。
ート信号線GLあるいはドレイン信号線DLと前記導電
層との間に第1保護膜PSV1および第2保護膜PSV
2を介在させることによってそれらの間に発生させる容
量を小さくできるとともに、画素電極PXと対向電極C
Tとの間に第1保護膜PSV1を介在させることによっ
てそれらの間の電界を液晶LC側へ強く発生させること
ができる効果を奏する。
記実施例1、実施例2、実施例4、実施例5、および実
施例6の各構成における印加電圧に対する透過率の特性
を示したグラフを示している。
ゆる15形XGA規定のもので、ゲート信号線GLの幅
を10μm、ドイレン信号線DLの幅を8μmとしたも
のを対象としている。
に、TN型のTFT−LCDおよびIPS型のTFT−
LCDの特性をも示している。
が60%、実施例2においてはその開口率が70%、実
施例4においてはその開口率が50%、実施例5および
6においてはその開口率が80%になることが確認され
る。
が特に高いのは従来用いられていたブラックマトリック
スを不要とした構成としたことによる。
て駆動電圧を低くできるのは、画素領域において第2保
護膜PSV2が形成されていない構成となっていること
による。
表示装置の他の実施例を示した平面図で、上述した各実
施例をいわゆるマルチドメンイン方式の液晶表示装置に
適用した場合を示したものである。
広がり方向に発生する電界(横電界)において、各画素
領域内に該横電界の方向が異なる領域を形成するように
し、各領域の液晶の分子の捩じれ方向を逆にすることに
より、たとえば表示領域を左右からそれぞれ観た場合に
生じる着色差を相殺させる効果を奏するようになる。
っており、一方向に延在しそれと交差する方向に並設さ
せた帯状の各画素電極PXを、前記一方向に対して角度
θ(P型液晶で、配向膜のラビング方向をドレイン信号
線の方向と一致づけた場合、5〜40°が適当)に傾け
て延在された後に角度(−2θ)に屈曲させて延在させ
ることを繰り返してジグザグ状に形成したものとなって
いる。
Cも画素電極PXと同様の形状とすることによって、こ
れらはジグザグ状に形成されていても平行に配置された
関係となっている。
を除く領域に形成され、この対向電極CTに上述した構
成の各画素電極PXおよび導電層FTCが重畳するよう
に配置させるだけで、マルチドメイン方式の効果を奏す
ることができる。
いて対向電極CTとの間に発生する電界は、画素電極P
Xの他の部分において対向電極CTとの間に発生する電
界と全く異なることなく発生することが確かめられて
る。従来はいわゆるディスクリネーション領域と称さ
れ、液晶の分子の捩じれの方向がランダムになって不透
過部が発生していた。
おいて光透過率の低下というような不都合が生じないと
いう効果を奏する。
中y方向に延在させて形成したものであるが、図中x方
向に延在させるようにし、それに屈曲部を設けてマルチ
ドメイン方式の効果を得るようにしてもよい。
曲部を設けてマルチドメイン方式の効果を得るようにし
たものである。
域の周辺を除く全域に形成し、たとえば図28に示した
ように、対向電極CTを一方向に延在させその方向に交
差する方向に並設させた構成のものにあっては、該対向
電極に屈曲部を設けてマルチドメイン方式の効果を得る
ようにしてもよいことはいうまでもない。
示装置の他の実施例を示す平面図であり、その38−3
8線における断面図を図38に示している。同図は実施
例1と比較してさらに改良された構成を示すもので、図
1ないし図2と同符号のものは同一材料を示している。
向電極として機能する導電層FCTが対向電圧信号線C
Lと画素電極PXとの間のフローティングされた導電層
として構成されるようになっている。
層FCTは、対向電圧信号線CLやゲート信号線GLと
同一レイヤの下部に形成された下地絶縁膜UIのさらに
下部に形成されている。
電層FCTは、図37に示すように、その周辺部を下地
絶縁膜UIを介して対向電圧信号線CLで重ねられてい
る。
下地絶縁膜UIの厚さを調整することにより、導電層F
CTの電位は対向電圧信号線CLの電位に近くなり、対
向電極の役割を果たし、液晶表示の透過率制御ができる
ようになる。
1では対向電極CTと画素電極の重なり面積が大きいこ
とで、これらの間に一定の確率で発生する短絡不良を低
減させることができるようになる。
スタTFTの駆動すべき容量が対向電圧信号線CLとフ
ローティングされた対向電極FCTの容量Ctと該対向
電極FCTと各々の画素電極PXの間の容量Cstgの
直並列構成となり低減させることができるようになる。
と対向電極CTとにおいて、その一方がドレイン信号線
DLおよびゲート信号線GLによって囲まれた領域の少
なくともその周囲を除く中央部の領域の全域に透明電極
で形成し、この透明電極と重ねられるようにして他方の
電極を形成したものである。
ねられる領域に開口が設けられていてもよいし、また、
その開口の周辺部において該他方の電極と一部重ねられ
て形成してもよいことはいうまでもない。
対向電極CTとの間に発生する電界(横電界)の分布に
変化がないからである。
および対向電極において、そのいずれも透明な電極で構
成したものである。しかし、その一方において、不透明
な電極を用いてもよいことはもちろんである。
ト信号線GLによって囲まれた領域の少なくともその周
囲を除く中央部の領域の全域に透明電極で対向電極を形
成した場合、この対向電極と重ねられるようにして不透
明な電極からなる画素電極を形成することが実施例とし
て揚げられる。
的効果に相違を有するようになるものではないからであ
る。
本発明による液晶表示装置によれば、駆動電圧を小さく
でき、薄膜トランジスタの負荷容量を小さくできるよう
になる。
例を示す平面図である。
表示パネルの外観を示す平面図である。
を封入されるシール材の構成を示す断面図である。
一実施例を示す構成図である。
の一実施例を示す構成図である。
の一実施例を示す構成図である。
等価回路図である。
を示すタイミングチャートである。
晶表示パネルに外部回路を接続させた場合の平面図であ
る。
施例を示す工程図で、図14と組になる図である。
施例を示す工程図で、図13と組になる図である。
実施例を示す平面図である。
る。
る。
る。
実施例を示す工程図で、図20と組になる図である。
実施例を示す工程図で、図19と組になる図である。
実施例を示す平面図である。
る。
実施例を示す平面図である。
る。
る。
る。
実施例を示す平面図である。
る。
る。
る。
実施例を示す平面図である。
る。
る。
る。
−透過率の特性を示すグラフである。
実施例を示す平面図である。
実施例を示す平面図である。
る。
号線、CL…対向電圧信号線、PX…画素電極、CT…
対向電極、AS…半導体層、TFT…薄膜トランジス
タ、PSV…保護膜、GTM…ゲート信号端子、DTM
…ドレイン信号端子、CTM…対向電圧信号端子、IT
O…透明導電層、FTC…フローティングされた導電
層。
Claims (10)
- 【請求項1】 液晶を介して互いに対向配置される透明
基板のうち一方の透明基板の液晶側の画素領域に、 層を異ならしめて配置される画素電極とこの画素電極と
の間に透明基板と平行な成分をもつ電界を発生せしめる
対向電極とを備え、 この画素電極と対向電極のうち、一方の電極は他方の電
極よりも液晶に近い側の層として形成され、他方の電極
は少なくとも該一方の電極の重畳される領域の周辺から
外方へ延在する透明電極として形成されているととも
に、 前記画素電極と対向電極との間で容量結合される導電層
が形成されていることを特徴とする液晶表示装置。 - 【請求項2】 容量結合される前記導電層は、他方の電
極よりも液晶に近い側の層として形成されていることを
特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。 - 【請求項3】 他方の電極は少なくとも画素領域の周辺
を除く中央部の全域にわたって形成されていることを特
徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。 - 【請求項4】 液晶を介して互いに対向配置される透明
基板のうち一方の透明基板の液晶側の画素領域に、 平面配置上少なくとも周辺を除く中央部の全域にわたっ
て少なくとも一方の電極が透明からなる一対の電極がそ
れぞれ層を異にして形成され、 他方の電極が前記一方の電極よりも液晶に近い側の電極
として形成されているとともに、 フローティング電極が形成されていることを特徴とする
液晶表示装置。 - 【請求項5】 フローティング電極は前記他方の電極に
隣接して前記一方の電極よりも液晶に近い側に形成され
ていることを特徴とする請求項4に記載の液晶表示装
置。 - 【請求項6】 フローティング電極は他方の電極と層を
同じにして形成されていることを特徴とする請求項4に
記載の液晶表示装置。 - 【請求項7】 液晶を介して互いに対向配置される透明
基板のうち一方の透明基板の液晶側の画素領域に、 第1の電極と、 この第1の電極に対して絶縁膜を介して下層に形成され
該第1の電極との間で透明基板に平行な成分を有する電
界を発生せしめる第2の電極と、 前記第1の電極と隣接して配置され前記第2の電極に対
して上層に形成された第3の電極とを備え、 前記第2の電極は第1の電極の周辺部であって少なくと
も第1の電極と重畳しない領域に形成された透明電極か
ら構成されているとともに、 前記第3の電極は電圧が印加されない電極として構成さ
れていることを特徴とする液晶表示装置。 - 【請求項8】 第1の電極および第3の電極はそれぞれ
透明電極からなることを特徴とする請求項7に記載の液
晶表示装置。 - 【請求項9】 液晶を介して互いに対向配置される透明
基板のうち一方の透明基板の液晶側の画素領域に、 絶縁膜を介して配置される画素電極と対向電極が形成さ
れ、これら各電極との間には透明基板に平行な成分を有
する電界を発生せしめるとともに、 前記画素電極と対向電極のうち、一方の電極は他方の電
極よりも液晶に近い層で形成されているとともに、他方
の電極は一方の電極の周辺部であって少なくとも該一方
の電極と重畳しない領域に形成された透明電極で構成さ
れ、 かつ、前記一方の電極に隣接して前記他方の電極よりも
液晶に近い層で形成されたフローティング電極が備えら
れていることを特徴とする液晶表示装置。 - 【請求項10】 他方の電極は少なくとも画素領域の周
辺を除く中央部の全域に形成され、一方の電極とフロー
ティング電極はそれぞれ一方向に延在し該一方向と交差
する方向に並設されて交互に配置されて形成されている
ことを特徴とする請求項9に記載の液晶表示装置。
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