JP2001091558A - 電気機器の漏電検知方法 - Google Patents

電気機器の漏電検知方法

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JP2001091558A JP26414499A JP26414499A JP2001091558A JP 2001091558 A JP2001091558 A JP 2001091558A JP 26414499 A JP26414499 A JP 26414499A JP 26414499 A JP26414499 A JP 26414499A JP 2001091558 A JP2001091558 A JP 2001091558A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 漏電を検知するについて、消費電力が大きく
しかも高精度回路が必要であった。 【解決手段】 商用交流電源34に接続されたコンデン
サ38と39との間は外箱21にアースのために接続さ
れ、この外箱21には使用者側でアースされるアース線
21aが設けられている。直流電源回路39の直流電源
がインバータ主回路44を介して与えられる洗濯機モー
タ33の巻線33u、33v、33wの電力入力側とグ
ランドとの間には分圧抵抗60が接続されている。制御
回路47は、分圧抵抗60に発生する電圧Vkを、洗濯
機モータ33への非通電時に検出することにより、洗濯
機モータ33部分に発生した漏電を検知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータを備えた電
気機器の漏電検知方法に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】図10には、電気機器
としての例えば洗濯機の電気回路を示している。同図に
おいて、洗濯機モータ1に対する給電回路について述べ
る。商用交流電源2には、電源スイッチ3を介して直流
電源回路4が接続されている。この直流電源回路4はダ
イオードブリッジ5とコンデンサ6及び7とを同図に示
すように接続してなる倍電圧整流回路8と、定電圧回路
9とからなる。この直流電源回路4の出力側には、スイ
ッチング素子10a〜10fを有してなるインバータ主
回路10が接続されており、このインバータ主回路10
に洗濯機モータ1の各相巻線1u、1v、1wが接続さ
れている。
【0003】前記インバータ主回路10のスイッチング
素子10a〜10fは、マイクロコンピュータを含んで
構成された制御回路11により、スイッチング素子駆動
回路12を介してオンオフ制御されるようになってい
る。なお、制御回路11は、他に給水弁13及び排水弁
14等を制御するようになっている。
【0004】一方、商用交流電源2から直流電源回路4
への給電路には零相変流器16が設けられており、これ
の出力は検知抵抗16aを介して漏電検知回路17に与
えられるようになっている。この零相変流器16及び漏
電検知回路17により漏電検知装置18が構成されてい
る。上記漏電検知回路17は増幅回路及び基準電圧発生
回路並びに比較回路を備えて構成される。
【0005】洗濯機モータ1の通電時において洗濯機モ
ータ1部分に漏電が発生すると、交流電源2から与えら
れた電流は漏電電流分を差し引いた電流分しか電源2に
戻らず、零相変流器16内を通過するプラス分とマイナ
ス分の電流にアンバランスが発生し、零とはならない。
このため零相変流器16に検知電流が発生し、検知抵抗
16aにより検出電圧として出力され、漏電検知回路1
7において増幅され、基準値と比較されて漏電の有無が
検知される。
【0006】しかしながら、上記従来構成では、漏電検
知装置18における漏電検知回路17で消費する電力が
大きく、また、負荷電流の僅かなバランスのずれを検出
するため、高精度・高利得な増幅回路を備えた漏電検知
回路17が必要で、コスト高を招来する問題があった。
さらに、洗濯機モータ1の通電時でしか漏電を検知でき
ず、つまり洗濯機モータ1を実際に駆動しなければ漏電
検出ができないといった不具合もあった。
【0007】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、消費電力を少なくし得ると共に高
精度回路が不要でコストの低廉化を図ることができ、し
かもモータを駆動しなくても漏電を検知することが可能
となる電気機器の漏電検知方法を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の電気機
器の漏電検知方法は、モータを備えた電気機器の漏電検
知方法において、前記モータの巻線の電力入力側とグラ
ンドとの間に分圧抵抗を設け、その分圧抵抗に発生する
電圧を、前記モータへの非通電時に検出することにより
該モータに発生した漏電を検知するようにしたところに
特徴を有する。
【0009】上記漏電検知方法によれば、モータへの非
通電時においてモータ部分に漏電が発生していない状況
では、巻線に電圧がかかっておらず、分圧抵抗には電圧
が発生しない。しかし、モータへの非通電時においてモ
ータ部分に漏電が発生している場合には、巻線から分圧
抵抗に電流が流れて該分圧抵抗に電圧が発生する。従っ
て、分圧抵抗に発生する電圧を、モータへの非通電時に
検出することにより、モータ部分に発生した漏電を検知
できる。そして、分圧抵抗を設ける程度の簡単且つ安価
な構成で済みコストの低廉化を図ることができ、しかも
消費電力を少なくし得、また、モータを駆動しなくても
漏電を検知することが可能となる。
【0010】請求項2の発明の電気機器の漏電検知方法
は、漏電検知時期が、モータへの通電開始前であるとこ
ろに特徴を有する。この方法においては、モータへの通
電開始前に漏電検知を行なうから、モータの運転前に漏
電を検知できて、安全性が高い。
【0011】請求項3の発明の電気機器の漏電検知方法
は、各相巻線ごとに分圧抵抗を設けたところに特徴を有
する。この方法においては、いずれの相の巻線に漏電が
発生してもこれを確実に検出できるようになる。
【0012】請求項4の発明の電気機器の漏電検知方法
は、分圧抵抗が、モータの各相巻線の電力入力側に設け
た抵抗と、グランド側に設けた1つの抵抗とを接続して
構成されているところに特徴を有する。分圧抵抗のうち
グランド側の抵抗を一つにしているから、漏電を良好に
検知できることはもとより、コストの低減を図ることが
できるようになる。
【0013】請求項5の発明の電気機器の漏電検知方法
は、モータ電源が交流電源を直流化した直流電源から構
成され、分圧抵抗に発生する電圧が直流波形であるか脈
流波形であるかを判定し、その判定結果に応じて基準電
圧を設定し、その基準電圧と発生電圧とを比較すること
により漏電を検知するようにしたところに特徴を有す
る。一般的に、電気機器には、その電気機器筐体を使用
者側で大地アースを行なうようになっている。ところ
で、モータ電源が交流電源を直流化した直流電源から構
成された構成の場合、電気機器筐体がアースされた状態
ではモータ電源が安定した直流となっており、この状態
でモータに漏電が発生すると、分圧抵抗には直流波形の
電圧が検出される。また、電気機器筐体がアースされて
いない状態ではモータ電源に交流電源による脈流波形が
含まれ、この状態でモータに漏電が発生すると、分圧抵
抗には脈流波形の電圧が検出される。
【0014】しかも、分圧抵抗にて検出される直流波形
と脈流波形とでは、実際の漏電電流との対応関係も異な
る。つまり、漏電電流が同じの場合、直流波形の場合の
発生電圧は高めで、脈流波形の場合の発生電圧は若干低
めとなる。従って、基準電圧を同じにしておくと、発生
電圧が直流波形である場合では漏電発生と判定されず
に、脈流波形である場合には漏電発生と判定されること
がある。
【0015】しかるに、上記方法においては、分圧抵抗
に発生する電圧が直流波形であるか脈流波形であるかを
判定し、その判定結果に応じて基準電圧を設定し、その
基準電圧と発生電圧とを比較することにより漏電を検知
するようにしたから、電気機器筐体がアースされてい
る、いないにかかわらず、漏電発生を確実に検知できる
ようになる。なお、基準電圧と発生電圧とを比較するこ
とにより漏電を検知する理由は次にある。すなわち、発
生電圧の有無によって漏電を検知しても良いが、漏電電
流としては極めて微弱で何等支障のない場合もあり、こ
の微弱な漏電電流をもって漏電発生とすると、実用的で
はない。従って、基準電圧と発生電圧とを比較すれば、
実質的に問題となる漏電を検知できるようにとなる。
【0016】この場合、分圧抵抗に発生する電圧が直流
波形であるか脈流波形であるかを判定するときには、そ
の電圧を商用電源周波数より高速なA/Dコンバータで
読取って波形検出を行なうようにしても良い(請求項6
の発明)。このようにすると、脈流波形の電圧を良好に
検出できるようになる。つまり、脈流波形の電圧は、商
用交流電源の交流分が重畳したものであるから、その脈
流波形の電圧を電源周波数より高速なA/Dコンバータ
で読取って波形検出を行なうことは極めて有効である。
【0017】請求項7の発明の電気機器の漏電検知方法
は、電気機器筐体もしくはこれに備えられたアース線と
巻線の電力入力側との間に、スイッチ手段と抵抗とを直
列に有する接地有無検出回路を接続し、前記スイッチ手
段をオンして分圧抵抗に発生する電圧が、直流波形であ
るか脈流波形であるかを判定し、脈流波形であるときに
報知を行なうようにしたところに特徴を有する。既述し
たように、電気機器筐体を使用者がアースしているか否
かは、漏電発生によって分圧抵抗に発生する電圧が直流
波形の電圧か脈流波形の電圧かで判断することが可能で
ある。しかし、これは漏電が発生していて初めて判るも
のである。しかるに、この請求項7の発明においては、
電気機器筐体もしくはこれに備えられたアース線と巻線
の電力入力側との間に、スイッチ手段と抵抗とを直列に
有する接地有無検出回路を接続したことにより、そのス
イッチ手段をオンすれば、疑似的に漏電発生状態を作成
できるようになる。そして、スイッチ手段をオンして分
圧抵抗に発生する電圧が、直流波形であるか脈流波形で
あるかを判定することにより、実際に漏電が発生してい
なくても、電気機器筐体を使用者がアースを行なったか
否かを判定できるようになる。そして、脈流波形である
ときに報知を行なうようにしたから、アースし忘れを報
知できるようになる。
【0018】請求項8の発明の電気機器の漏電検知方法
は、分圧抵抗が、各相巻線のいずれに設けられていると
ころに特徴を有する。この方法においては、分圧抵抗を
少なくできて構成の簡単化及びコストの低廉化に寄与で
きるようになる。なお、一つの相の巻線にのみ分圧抵抗
が設けられていることで、若干検出精度が落ちることも
あるが、実用上支障はない。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を例えば洗濯機に適
用してその第1の実施例につき図1ないし図5を参照し
ながら説明する。まず図2には洗濯機全体の構成を示し
ており、電気機器筐体としての外箱21内に、外槽22
を複数組(1組のみ図示)の弾性吊持機構23を介して
弾性支持している。この外槽22の内部には洗い槽兼脱
水槽たる回転槽24を配設しており、さらに、この回転
槽24の内部には撹拌体25を配設している。
【0020】上記回転槽24は、槽本体24aと、この
槽本体24aの内側に設けた内筒24bと、バランスリ
ング24cとを有して構成されている。そして、この回
転槽24は回転されると、内部の水を回転遠心力により
揚水して槽本体24a上部の脱水孔部24dから外槽2
2へ放出するものである。
【0021】また、上記回転槽24の底部には通水口2
6が形成され、この通水口26は排水通路26aを通し
て、排水口27に連通している。この排水口27には排
水弁28を備えた排水路29を接続している。従って、
排水弁28を閉鎖した状態で回転槽24内へ給水する
と、回転槽24内に水が溜められ、排水弁28を開放す
ると回転槽24内の水が、排水通路26a、排水口27
及び排水路29を通じ排水されるようになっている。
【0022】また、外槽22の底部には補助排水口27
aを形成しており、この補助排水口27aは図示しない
連結ホースを介し前記排水弁28をバイパスして前記排
水路29に接続し、前記回転槽24の回転によってその
上部から外槽22内へ放出された水を排出するようにな
っている。
【0023】上記外槽22の外底部には機構部ハウジン
グ30を取付けている。この機構部ハウジング30に
は、中空の槽軸31が回転自在に設けられ、この槽軸3
1には回転槽24が連結されている。また、この槽軸3
1の内部には撹拌軸32が回転自在に設けられており、
その上端部には撹拌体25が連結され、下端部はモータ
たる例えばブラシレス直流モータからなる洗濯機モータ
33のアウタロータ33aに連結されている。この洗濯
機モータ33は洗い時に撹拌体25を正逆回転させ、ま
た、脱水時には、図示しないクラッチにより槽軸31と
撹拌軸32とを連結した状態で一方向回転させて回転槽
24及び撹拌体25を一方向へ一体回転させるように制
御される。
【0024】次に電気的構成について図1を参照して述
べる。100Vの商用交流電源34には、電源スイッチ
35を介してモータ電源である直流電源回路36が接続
されている。上記交流電源34及び電源スイッチ35の
直列回路と並列にノイズ除去用のコンデンサ37が接続
されている。さらにこのコンデンサ37と並列に、コン
デンサ38及び39の直列回路が接続され、このコンデ
ンサ38と39との間は電気機器筐体である外箱21に
アースのために接続されている。そして、この外箱21
には使用者側で大地アースされるアース線21aが設け
られている。
【0025】前記直流電源回路36は、ダイオードブリ
ッジ整流回路40及び平滑コンデンサ41、42を備え
た倍電圧整流回路から構成されている。すなわち、整流
回路40の入力端子40aが前記交流電源38の電源端
子34aに接続され、整流回路40の入力端子40bが
前記電源スイッチ35を介して交流電源38の電源端子
34bに接続されている。そして、整流回路40の出力
端子40c、40d間には平滑コンデンサ41、42が
直列に接続され、そして、この平滑コンデンサ41、4
2の共通接続点と整流回路40の入力端子40aとが接
続されている。この直流電源回路36は、中点36cで
0V、正側出力端子36aで+141V、負側出力端子
36bでは、−141Vとなっており、正側出力端子3
6aと負側出力端子36bとの間で282Vの直流電圧
を発生する。この直流電源回路36の負側出力端子36
bは回路上のグランド(シャーシ)に接続されている。
なお、図1に大地アースをGND1(0V)で示し、回
路上のグランドをGND2(−141V)で示してい
る。
【0026】この直流電源回路36には、17Vの定電
圧と5Vの定電圧を出力する制御電源回路たる定電圧回
路43が接続されていると共に、モータ駆動回路である
インバータ主回路44が接続されている。上記定電圧回
路43は、後述の制御回路47に5V電源を与え、スイ
ッチング素子駆動回路48に17V電源を与えるように
なっている。上記インバータ主回路44は、例えばIG
BTからなるスイッチング素子45a〜45fを3相ブ
リッジ接続し、各スイッチング素子45a〜45fにそ
れぞれフリーホイールダイオード46a〜46fを図示
極性にて並列に接続して構成されている。
【0027】上記各相ブリッジの出力端子が洗濯機モー
タ33のステータの各相巻線33u、33v、33wに
接続されている。すなわち、このインバータ主回路44
により前記洗濯機モータ33が駆動されるようになって
いる。そのスイッチング素子45a〜45fは制御回路
47によりスイッチング素子駆動回路48を介してオン
オフ制御されるようになっている。上記制御回路47は
マイクロコンピュータやA/Dコンバータ等を備えて構
成されている。特に、漏電検知のために用いられるA/
D変換コンバータは商用交流電源34の周波数よりも高
い周波数で入力電圧を読み取るように構成されている。
【0028】また、上記洗濯機モータ33は3つの位置
検出素子33aを有し、各位置検出素子33aからの検
出信号は制御回路47に与えられるようになっている。
【0029】前記スイッチング素子駆動回路48は、チ
ャージポンプ形電圧コンバータ回路49a、49b、4
9cとチャージポンプ用コンデンサ50a、50b、5
0c等を備えて構成されている。上記チャージポンプ形
電圧コンバータ回路49a、49b、49cは、各アー
ムのハイサイド側のスイッチング素子45a、45c、
45eのゲート端子に与えるゲート電圧を各コンデンサ
50a、50b、50cにチャージさせておいて発生さ
せるようになっている。
【0030】また、前記交流電源34の電源端子34
a、34b間には、電源端子34a側から34b側へ、
給水弁35、トライアック51が順に接続されている。
そして、この給水弁35、トライアック51の直列回路
と並列に、排水弁28、トライアック52の直列回路が
接続されている。また、各トライアック51、52には
ノイズ除去用のスナバ回路53、54がそれぞれ並列に
接続されている。
【0031】また、トライアック51のゲート端子はN
PNトランジスタ55を介してグランドに接続され、ト
ライアック52のゲート端子はNPNトランジスタ56
を介してグランドに接続されている。そして、各トラン
ジスタ55、56は制御回路47により制御されるよう
になっている。なお、制御回路47には、各種スイッチ
を備えたスイッチ入力回路57からのスイッチ信号、回
転槽24内の水位を検出する水位センサ58からの水位
検出信号が与えられるようになっている。また、この制
御回路47は、前記スイッチング素子駆動回路48、給
水弁35、排水弁28並びに表示回路59を制御するも
のである。この表示回路59は表示器を備えて構成され
ている。
【0032】一方、洗濯機モータ33の巻線33u、3
3v、33wの電力入力側とグランドとの間に分圧抵抗
60を設けている。この分圧抵抗60は、一端が前記巻
線33u、33v、33wの電力入力側に接続された上
側抵抗60a、60b、60c(抵抗値はいずれも91
0KΩ)と、一端がグランド側に接続された下側抵抗6
0d(抵抗値は9.1KΩ)とを接続して構成されてい
る。そして、上側抵抗60a、60b、60cと、下側
抵抗60dとの共通接続点は前記制御回路47のA/D
変換コンバータに接続されており、もって、分圧抵抗6
0に発生する電圧VkがA/D変換コンバータに入力さ
れるようになっている。
【0033】上記制御回路47は、洗濯運転を制御する
と共に漏電検知制御も行なうようになっている。電源ス
イッチ35がオンされると、この制御回路47は起動
し、スイッチ入力回路57から例えば自動洗濯コースの
スタートスイッチ信号が入力されると、給水行程(所定
水位まで給水弁35を開放)、洗い行程(洗濯機モータ
33を通電制御して正逆回転)、排水行程(排水弁28
を開放)、脱水行程(洗濯機モータ33を通電制御して
一方向回転)を適宜組み合わせて実行する。この場合、
洗濯機モータ33は、インバータ主回路44のスイッチ
ング素子45a〜45fのオンオフパターンの組み合わ
せによって各巻線33u、33v、33wが適宜通電さ
れ、そしてスイッチング素子45a〜45fがオフされ
ると、非通電状態となる。
【0034】さて、制御回路47は、洗濯機モータ33
の非通電時、洗濯機モータ33の非通電時、例えば洗濯
コースのスタートスイッチ入力前に漏電検知制御を行な
う。すなわち、その分圧抵抗60に発生する電圧Vk
を、前記洗濯機モータ33への非通電時に検出すること
により該洗濯機モータ33に発生した漏電を検知するよ
うになっており、その制御のフローチャートを図3に示
している。このフローチャートは、電源スイッチ35オ
ンに伴ってスタートする。
【0035】ステップS1においては、スイッチング素
子45a〜45fを全てオフする(非通電とする)。そ
して、ステップS2では、分圧抵抗60に発生した電圧
Vkの入力があるか否かを判断する。すなわち、発生電
圧VkをA/Dコンバータにより、商用交流電源34の
電源周波数(50Hzあるいは60Hz)より高い周波
数の読み取りタイミングで読み取り、電圧Vkの入力の
有無を判断する。この場合、洗濯機モータ33と外箱2
1との間で漏電が発生していない場合には、上記電圧V
kは発生しない、もしくは極めて微弱である。従って、
制御回路47のA/Dコンバータへの入力電圧は零もし
くはほぼ零である。
【0036】すなわち、外箱21とモータ33とが電気
的に導通している(漏電している)と、巻線33u、3
3v、33wの電力入力側の電位が零ではなく、外箱2
1の電位(0V)が漏電抵抗による電圧降下分の差し引
かれて与えられたことになる。このとき分圧抵抗60の
他端(グランド)の電位は−141Vであって、外箱2
1の電位より低いので、外箱21から分圧抵抗60へ漏
電電流が流れる。この結果、漏電が発生していれば、分
圧抵抗60にその漏電電流に比例した電圧が発生する。
【0037】しかして、電圧Vkの入力が無いことが判
断されると、これをもって漏電が発生していないことが
判断され、次の行程の制御へと移行する。電圧Vkの入
力が有ると、ステップS3に移行して、これが直流波形
であるか脈流波形であるかを判断する。この判断の趣旨
は次にある。すなわち、この実施例の洗濯機において
は、外箱21を使用者側でアース線21aによりアース
するようになっている。しかし、アースをし忘れること
もあり、アースした場合と、アースし忘れである場合と
では、漏電発生時の分圧抵抗60の発生電圧Vkの電圧
波形が異なる。つまり、外箱21がアースされた状態で
は漏電電流は安定した直流となっており、この結果、分
圧抵抗60には直流波形の電圧が発生する(図4(a)
参照)。また、外箱21がアースされていない状態では
漏電電流には交流電源34による脈流波形が含まれ、こ
の結果、分圧抵抗60には脈流波形の電圧が発生する
(図4(b)参照)。
【0038】上記ステップS3にて、入力電圧Vkが直
流波形の電圧であることが判断されると、ステップS4
に移行し、設定された基準電圧以上であるか否か(実質
的に無害な漏電であるか否か)を判断する。この判断の
趣旨は次にある。漏電が発生した場合でも漏電抵抗の大
きさによっては、その漏電電流が極めて微弱であること
があり、この場合、実質的に無害である。この微弱な漏
電電流をもって漏電発生とすると、実用的ではない。図
5(a)に示すように、例えば漏電電流が0.17mA
未満のときには実質的な漏電発生と見なさなくても良い
ものであり、この0.17mAに対応する電圧Vkは
1.7Vである。この1.7Vを直流波形検出時の基準
電圧としており、電圧Vkの平均値がこの基準電圧であ
る1.7V以上であるときには、実質的漏電発生と判断
し、そして、ステップS5に移行する。
【0039】このステップS5においては、表示回路5
9が備えた表示器に漏電発生の趣旨の表示をさせると共
に、制御動作を停止する。上記ステップS4において実
質的漏電無しが判断されると、次の行程制御への移行す
る。
【0040】一方、前記ステップS3において、電圧V
kが脈流波形であることが判断されると、ステップS6
に移行する。このステップS6においては、発生電圧V
kのピーク値と、脈動波形用に設定された基準電圧この
場合1.36Vとを比較して、1.36V以上であると
実質的漏電有りと判断し前述のステップS5に移行す
る。1.36V未満であると、実質的漏電無しと判断し
て次の行程制御に移行する。上記基準電圧の1.36V
は、図5(b)に示すように、漏電電流0.17mAに
対応する電圧である。
【0041】上述した本実施例においては、洗濯機モー
タ33への非通電時において該洗濯機モータ33部分に
漏電が発生していない状況では、巻線33u、33v、
33wに電圧がかかっておらず、分圧抵抗60には電圧
Vkが発生しない。しかし、洗濯機モータ33への非通
電時において該洗濯機モータ33部分に漏電が発生して
いる場合には、巻線33u、33v、33wから分圧抵
抗60に漏電電流が流れて該分圧抵抗60に電圧Vkが
発生する。従って、本実施例によれば、分圧抵抗60に
発生した電圧Vkを、洗濯機モータ33への非通電時に
検出することにより、洗濯機モータ33部分に発生した
漏電を検知できる。
【0042】そして本実施例によれば、分圧抵抗60を
設ける程度の簡単且つ安価な構成で済みコストの低廉化
を図ることができ、しかも消費電力を少なくし得、ま
た、モータを駆動しなくても漏電を検知することができ
る。ちなみに、従来の場合では、漏電検知回路部分で消
費する電力は約500mWであったが、本実施例では分
圧抵抗60で消費する電力は10mW程度である。
【0043】特に本実施例によれば、漏電検知時期を、
洗濯機モータ33への通電開始前としたから、洗濯機モ
ータ33の運転前に漏電を検知できて、安全性が高い。
また本実施例によれば、分圧抵抗60を、洗濯機モータ
33の各相巻線33u、33v、33wの電力入力側に
設けた抵抗60aないし60cと、グランド側に設けた
1つの抵抗60dとを接続して構成したから、つまり、
分圧抵抗60のうちグランド側の抵抗60dを一つにし
ているから、漏電を良好に検知できることはもとより、
コストの低減を図ることができる。
【0044】さらにまた本実施例によれば、分圧抵抗6
0に発生した電圧Vkが直流波形であるか脈流波形であ
るかを判定し、その判定結果に応じて基準電圧を設定
し、その基準電圧と発生電圧Vkとを比較することによ
り漏電を検知するようにしたから、外箱21がアースさ
れている、いないにかかわらず、漏電発生を確実に検知
できる。
【0045】この場合、分圧抵抗60に発生した電圧V
kが直流波形であるか脈流波形であるかを判定するとき
には、その電圧を商用電源周波数より高速なA/Dコン
バータで読取って波形検出を行なうようにしているか
ら、脈流波形の電圧を良好に検出できる。つまり、脈流
波形の電圧は、商用交流電源34の電源周波数の交流が
重畳したものであるから、その脈流波形の電圧を電源周
波数より高速なA/Dコンバータで読取って波形検出を
行なうことは極めて有効である。
【0046】図6は本発明の第2の実施例を示してお
り、この実施例では、分圧抵抗61、62、63を洗濯
機モータ33の各相巻線33u、33v、33wごとに
設けていて、各巻線33u、33v、33w相ごとの発
生電圧Vk1、Vk2、Vk3を制御回路47のA/D
コンバータに入力させるようにしている。この場合発生
電圧Vk1、Vk2、Vk3のいずれかから漏電が検知
されたときに表示(報知)を行なうようにすれば良い。
この第2の実施例によれば、いずれの相の巻線に漏電が
発生してもこれを確実に検出できる。
【0047】図7及び図8は本発明の第3の実施例を示
しており、この実施例においては、次の点が第1の実施
例と異なる。すなわち、外箱21と巻線33u、33
v、33wのうち例えば巻線33uの電力入力側との間
に、スイッチ手段たるホトカプラ65のホトトライアッ
ク65aと抵抗66とを直列に有する接地有無検出回路
67を接続している。上記ホトカプラ65のホトダイオ
ード65bは制御回路47によってオンオフされ、これ
によって、ホトトライアック65aがオンオフされるよ
うになっている。そして、制御回路47は、洗濯機モー
タ33の非通電時、洗濯機モータ33の非通電時、例え
ば洗濯コースのスタートスイッチ入力前に漏電検知制御
を行なう。その制御のフローチャートを図8に示してい
る。
【0048】ステップR1においては、スイッチング素
子45a〜45fを全てオフする。そして、ステップR
2では、ホトトライアック65aをオンさせる。する
と、前記接地有無検出回路67に外箱21側から分圧抵
抗60方向へ電流が流れる。つまり疑似的な漏電電流が
流れることになる。従って、分圧抵抗60では必ず電圧
Vkが発生する。
【0049】次いで、ステップR3では、上記発生電圧
Vkが直流波形であるか脈流波形であるかを判断する。
つまり、外箱21を使用者側でアース線21aによりア
ースが行なわれたか否かを判断する。アースが行なわれ
ていれば、既述から判るように(第1の実施例の記載か
ら判るように)、分圧抵抗60の発生電圧Vkの電圧波
形が直流波形となり、アースしていなければ脈流波形と
なる。
【0050】上記ステップR3にて、発生電圧Vkが脈
流波形であることが判断されると、ステップR4に移行
して、表示回路59が備えた表示器にアースし忘れであ
ることを表示(報知)させると共に、この制御動作を停
止する。
【0051】発生電圧Vkが直流波形であるとステップ
R5に移行して前記ホトカプラ65のホトトライアック
65aをオフする。この場合分圧抵抗60に電圧が発生
していれば、これは漏電発生であり、その波形は、アー
ス有りの波形である図4(a)のごとき直流波形を示す
ものである。しかして、この後、ステップR6に移行し
て、発生電圧Vkが図5(a)のアース有りの場合の基
準電圧1.7未満であるか否かを判断し、発生電圧Vk
が基準電圧である1.7V以上であるときには、実質的
漏電発生と判断し、ステップR7に移行する。このステ
ップR7においては、表示回路59が備えた表示器に漏
電発生の趣旨の表示をさせると共に、制御動作を停止す
る。
【0052】この実施例によれば次の効果を得ることが
できる。すなわち、既述したように、外箱21を使用者
がアースを行なったか否かは、漏電発生によって分圧抵
抗60に発生した電圧Vkが直流波形の電圧か脈流波形
の電圧かで判断することが可能である。しかし、これは
漏電が発生していて初めて判るものである。しかるに、
この実施例によれば、外箱21と巻線33uの電力入力
側との間に、スイッチ手段たるホトカプラ65と抵抗6
6とを直列に有する接地有無検出回路67を接続したこ
とにより、そのホトカプラ65をオンすれば、疑似的に
漏電発生状態を作成できる。そして、この疑似的に漏電
発生状態において分圧抵抗60に発生する電圧Vkが、
直流波形であるか脈流波形であるかを判定することによ
り、使用者がアースを行なったか否かを判定できる。そ
して、脈流波形であるときに報知を行なうようにしたか
ら、アースし忘れを報知できる。
【0053】上記実施例においては、外箱21と巻線3
3uの電力入力側との間に、スイッチ手段たるホトカプ
ラ65と抵抗66とを直列に有する接地有無検出回路6
7を接続したが、この接地有無検出回路67は、外箱2
1と他の巻線33vあるいは33wとの間に接続しても
良い。また、外箱21ではなくアース線21aと巻線の
電力入力側との間に接続しても良い。
【0054】図9は本発明の第4の実施例を示してお
り、この実施例においては、分圧抵抗71が、巻線33
u、33v、33wのいずれか一つの相、例えばW相の
巻線33wに設けられているところに特徴を有する。こ
の実施例によれば、分圧抵抗71が一つですみ、構成の
簡単化及びコストの低廉化に寄与できる。なお、一つの
相にのみ分圧抵抗71が設けられていることで、若干検
出精度が落ちることもあるが、実用上支障はない。な
お、上記した実施例では、本発明を洗濯機に適用して説
明したが、本発明はこれに限られず、モータを備えた電
気機器全般に広く適用できるものである。
【0055】
【発明の効果】本発明は以上の説明から明らかなよう
に、次の効果を得ることができる。請求項1の発明によ
れば、モータの巻線の電力入力側とグランドとの間に分
圧抵抗を設け、その分圧抵抗に発生する電圧を、前記モ
ータへの非通電時に検出することにより該モータに発生
した漏電を検知するようにしたから、モータ部分に発生
した漏電を検知でき、そして、分圧抵抗を設ける程度の
簡単且つ安価な構成で済みコストの低廉化を図ることが
でき、しかも消費電力を少なくし得、また、モータを駆
動しなくても漏電を検知することができる。請求項2の
発明によれば、漏電検知時期を、モータへの通電開始前
としたから、モータの運転前に漏電を検知できて、安全
性が高い。
【0056】請求項3の発明によれば、各相巻線ごとに
分圧抵抗を設けたから、いずれの相の巻線に漏電が発生
してもこれを確実に検出できる。請求項4の発明によれ
ば、分圧抵抗が、モータの各相巻線の電力入力側に設け
た抵抗と、グランド側に設けた1つの抵抗とを接続して
構成されているから、漏電を良好に検知できることはも
とより、コストの低減を図ることができる。
【0057】請求項5の発明によれば、モータ電源が交
流電源を直流化した直流電源から構成され、分圧抵抗に
発生する電圧が直流波形であるか脈流波形であるかを判
定し、その判定結果に応じて基準電圧を設定し、その基
準電圧と発生電圧とを比較することにより漏電を検知す
るようにしたから、電気機器筐体がアースされている、
いないにかかわらず、実質的な漏電発生を確実に検知で
きる。請求項6の発明によれば、分圧抵抗に発生する電
圧が直流波形であるか脈流波形であるかを判定するとき
には、その電圧を商用電源周波数より高速なA/Dコン
バータで読取って波形検出を行なうようにしたから、脈
流波形の電圧を良好に検出できる。
【0058】請求項7の発明によれば、電気機器筐体も
しくはこれに備えられたアース線と巻線の電力入力側と
の間に、スイッチ手段と抵抗とを直列に有する回路を接
続し、前記スイッチ手段をオンして分圧抵抗に発生する
電圧が、直流波形であるか脈流波形であるかを判定し、
脈流波形であるときに報知を行なうようにしたから、実
際に漏電が発生していなくても電気機器筐体を使用者が
アースを行なったか否かを判定でき、しかも、アースし
忘れを報知できる。請求項8の発明によれば、分圧抵抗
が、巻線のいずれか一つの相に設けられているから、構
成の簡単化及びコストの低廉化に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す洗濯機の電気回路
【図2】洗濯機の縦断側面図
【図3】制御内容のフローチャート
【図4】発生電圧の波形図
【図5】漏電電流と発生電圧との関係を示す図
【図6】本発明の第2の実施例を示す図1相当図
【図7】本発明の第3の実施例を示す図1相当図
【図8】制御内容のフローチャート
【図9】本発明の第4の実施例を示す図1相当図
【図10】従来例を示す図1相当図
【符号の説明】
21は外箱(電気機器筐体)、21aはアース線、33
は洗濯機モータ(モータ)、33u、33v、33wは
巻線、34は商用交流電源、36は直流電源回路、44
はインバータ主回路、45a〜45fはスイッチング素
子、47は制御回路、48はスイッチング素子駆動回
路、60は分圧抵抗、60a、60b、60cは上側抵
抗、60dは下側抵抗、61、62、63は分圧抵抗、
65はホトカプラ(スイッチ手段)、66は抵抗、67
は接地有無検出回路、71は分圧回路を示す。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年7月27日(2000.7.2
7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】しかも、分圧抵抗にて検出される直流波形
と脈流波形とでは、実際の漏電電流との対応関係も異な
る。つまり、漏電電流が同じの場合、直流波形の場合の
発生電圧は高めで、脈流波形の場合の発生電圧は若干低
めとなる。従って、基準電圧を同じにしておくと、発生
電圧が脈流波形である場合では漏電発生と判定されず
に、直流波形である場合には漏電発生と判定されること
がある。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】しかるに、上記方法においては、分圧抵抗
に発生する電圧が直流波形であるか脈流波形であるかを
判定し、その判定結果に応じて基準電圧を設定し、その
基準電圧と発生電圧とを比較することにより漏電を検知
するようにしたから、電気機器筐体がアースされてい
る、いないにかかわらず、漏電発生を確実に検知できる
ようになる。なお、基準電圧と発生電圧とを比較するこ
とにより漏電を検知する理由は次にある。すなわち、発
生電圧の有無によって漏電を検知しても良いが、漏電電
流としては極めて微弱で何等支障のない場合もあり、こ
の微弱な漏電電流をもって漏電発生とすると、実用的で
はない。従って、基準電圧と発生電圧とを比較すれば、
実質的に問題となる漏電を検知できるようになる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G014 AA16 AB07 AC18 3B155 BA13 HB09 KA40 KB08 KB11 MA01 MA06 MA07 MA09 5G004 AA02 AB02 BA01 CA02 DA02 5H611 AA01 BB01 QQ05 TT04 UA04

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータを備えた電気機器の漏電検知方法
    において、前記モータの巻線の電力入力側とグランドと
    の間に分圧抵抗を設け、その分圧抵抗に発生する電圧
    を、前記モータへの非通電時に検出することにより該モ
    ータに発生した漏電を検知するようにしたことを特徴と
    する電気機器の漏電検知方法。
  2. 【請求項2】 漏電検知時期は、モータへの通電開始前
    であることを特徴とする請求項1記載の電気機器の漏電
    検知方法。
  3. 【請求項3】 各相巻線ごとに分圧抵抗を設けたことを
    特徴とする請求項1記載の電気機器の漏電検知方法。
  4. 【請求項4】 分圧抵抗は、モータの各相巻線の電力入
    力側に設けた抵抗と、グランド側に設けた1つの抵抗と
    を接続して構成されていることを特徴とする請求項1記
    載の電気機器の漏電検知方法。
  5. 【請求項5】 モータ電源が交流電源を直流化した直流
    電源から構成され、分圧抵抗に発生する電圧が直流波形
    であるか脈流波形であるかを判定し、その判定結果に応
    じて基準電圧を設定し、その基準電圧と発生電圧とを比
    較することにより漏電を検知するようにしたことを特徴
    とする請求項1記載の電気機器の漏電検知方法。
  6. 【請求項6】 分圧抵抗に発生する電圧が直流波形であ
    るか脈流波形であるかを判定するときには、その電圧を
    商用電源周波数より高速なA/Dコンバータで読取って
    波形検出を行なうことを特徴とする請求項5記載の電気
    機器の漏電検知方法。
  7. 【請求項7】 電気機器筐体もしくはこれに備えられた
    アース線と巻線の電力入力側との間に、スイッチ手段と
    抵抗とを直列に有する接地有無検出回路を接続し、前記
    スイッチ手段をオンして分圧抵抗に発生する電圧が、直
    流波形であるか脈流波形であるかを判定し、脈流波形で
    あるときに報知を行なうようにしたことを特徴とする請
    求項1または5記載の電気機器の漏電検知方法。
  8. 【請求項8】 分圧抵抗は、各相巻線のいずれかに設け
    られていることを特徴とする請求項1記載の電気機器の
    漏電検知方法。
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