JP2002017096A - モータ駆動装置 - Google Patents

モータ駆動装置

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JP2002017096A JP2000198758A JP2000198758A JP2002017096A JP 2002017096 A JP2002017096 A JP 2002017096A JP 2000198758 A JP2000198758 A JP 2000198758A JP 2000198758 A JP2000198758 A JP 2000198758A JP 2002017096 A JP2002017096 A JP 2002017096A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 直流電源回路の出力電圧リップルによる振動
の低減を図りつつモータ効率を上げるようにする。 【解決手段】 制御回路は、脱水行程において、電圧リ
ップルを打ち消すための基準となる基準電圧Vkを初期
値に設定し(ステップP1)、洗濯機モータの駆動を開
始する(ステップP2)。この場合、図1(b)に示す
割り込み処理制御が0.25秒ごとになされている。す
なわち、この時点での基準電圧Vkを出力電圧Vdcで
除して、指令値αを演算し、通電データをα倍する(ス
テップT1〜ステップT3)洗濯機モータ回転速度が目
標回転速度に達すると(ステップP3)、出力電圧Vd
cの最低値の平均値Vxを算出し(ステップP4)、現
在の基準電圧Vkから上記平均値Vxを差し引き、その
差値ΔVxが「−1V」より小さいあるいは「+3V」
より大きいとき(ステップP5)、基準電圧Vkを変更
する(ステップP6)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交流電源を整流し
その直流電圧をインバータ主回路を介して直流ブラシレ
スモータに与えるようにしたモータ駆動装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】図10には、従来にお
けるモータ駆動装置の一例を示している。商用交流電源
1には、整流器2とコンデンサ3および4とからなる直
流電源回路5が接続されており、この直流電源回路5は
商用交流電源1を倍電圧整流して直流電圧Vdc(商用
交流電源1の電圧が100Vのとき約282V)を出力
する。この直流電圧Vdcはインバータ主回路6に与え
られる。インバータ主回路6は、スイッチング素子6a
〜6fを有して構成されており、各スイッチング素子6
a〜6fは、駆動回路7からゲート信号が与えられてオ
ンオフ制御され、もって直流ブラシレスモータ8を回転
駆動制御するものである。
【0003】上記駆動回路7には、マイクロコンピュー
タ等を含んで構成される制御回路9からPWM信号が与
えられるようになっており、そして、この駆動回路7
は、このPWM信号に応じてゲート信号を出力する。
【0004】さて、上述の従来構成において、直流電源
回路5は、交流を整流・平滑するとはいうものの、完全
には平滑できないことから、その出力電圧Vdcには、
図11に示すようなリップルが発生する。ちなみにこの
リップルの周波数は、直流電源回路5が全波整流倍電圧
形であるので、商用交流電源1の2倍の周波数(50H
zあるいは60Hzの2倍)である。ところで上述した
出力電圧Vdcの電圧リップルにより振動が発生するこ
とがあることから、従来では、この振動発生を抑制する
ことが行なわれていた。すなわち、インバータ主回路6
からモータ8へ与える供給電圧に、前記電圧リップルと
相殺する電圧を結果的に重畳させるという方式があり、
詳述すると、次のようになっている。制御回路9は、便
宜的に基準電圧Vk(例えば200V)を固定的に設定
し、出力電圧Vdcを検出し、モータ8への供給電圧を
一義的に200VとするようにPWM制御のモータ駆動
指令値(搬送信号に対する制御信号)を設定する。
【0005】このとき、上述の出力電圧Vdcを電圧リ
ップルの周期より短い周期で逐次検出し、電圧リップル
の高い部分では供給電圧を低くし、電圧リップルの低い
部分では供給電圧を高くするようにしている。つまり、
Vk/Vdcを計算し、その値を、モータ駆動指令値に
乗ずる。例えば、Vdcが200V(電圧リップルの最
低値)であるときには、Vk/Vdc=1であり、この
時点でのモータ駆動指令値の大きさ(PWMのパルス
幅)は、そのままとする。また例えばVdcが例えば2
30V(電圧リップルの最高値)であるときには、Vk
/Vdc=200/230=ほぼ0.87となり、モー
タ駆動指令値の大きさ(PWMのパルス幅)は、0.8
7倍とする。このように、出力電圧Vdcの変動(リッ
プル)を操作するようにモータ駆動指令値が逆方向に増
減される。これにて、インバータ主回路6からモータ8
へ与える供給電圧Vmに、前記電圧リップルと相殺する
電圧を結果的に重畳させて、電圧リップルによる振動を
消去させる。なお、基準電圧200VはPWMデューテ
ィー比100%のときにえられるものであり、回転速度
制御等により若干変動する。
【0006】ここで、上記基準電圧Vkを200Vの固
定値に設定している理由は次にある。すなわち、商用電
源1の電圧変動などによりの直流出力電圧Vdcが瞬間
的な最低値として約200Vとなることがあり、これを
考慮して基準電圧を200Vの固定値に設定している。
【0007】ところが、上記従来では、基準電圧が20
0Vに固定されているため、直流出力電圧Vdcの最低
値が200Vより高い場合(通常は高い)でも、200
V駆動となってしまい、直流ブラシレスモータ8が常に
低電圧駆動となり、モータ効率を上げることができない
といった問題があった。
【0008】本発明は、上述の事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、電圧リップルによる振動の低減
を図りつつモータ効率を上げることができるモータ駆動
装置を提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、交流
電源を整流して直流電圧を出力する直流電源回路と、こ
の直流電源回路に接続され、モータ駆動指令値に基づい
てPWM制御されるスイッチング素子を備えたインバー
タ主回路と、このインバータ主回路により駆動される直
流ブラシレスモータと、前記直流電源回路の出力電圧を
検出する電圧検出手段と、前記出力電圧に含まれる電圧
リップルを打ち消すための基準となる基準電圧と前記電
圧検出手段による電圧検出結果とから、電圧リップルと
逆位相となる指令値を演算するリップル消去制御手段
と、前記モータ駆動指令値を発生すると共に、前記リッ
プル消去制御手段が発生する指令値をこのモータ駆動指
令値に含ませて前記インバータ主回路を制御するインバ
ータ制御手段と、前記電圧検出手段によって検出された
直流出力電圧に基づいて前記基準電圧を設定する基準電
圧設定手段とを備えて構成される。
【0010】この請求項1の発明においては、リップル
消去制御手段により、直流電源回路の出力電圧の電圧リ
ップルと逆位相となる指令値を演算させ、インバータ制
御手段により、この指令値をこのモータ駆動指令値に含
ませてインバータ主回路を制御するから、インバータ主
回路からモータへ与える供給電圧に、電圧リップルと相
殺する電圧を結果的に重畳させることができて、振動の
発生を防止できるようになる。そして、電圧リップルを
打ち消すための基準となる基準電圧を、電圧検出手段に
よる電圧検出結果に基づいて設定する基準電圧設定手段
を備えているから、直流出力電圧が高いときには上記基
準電圧を高く設定することが可能となり、直流出力電圧
を有効に使うことができ、つまり、モータを可能な限り
高い電圧で駆動できてモータ効率を上げることができる
ようになる。
【0011】請求項2の発明は、基準電圧設定手段が、
基準電圧の初期値を所定の固定値に設定し、直流ブラシ
レスモータの運転開始以後、該基準電圧を変更設定する
ようになっているところに特徴を有する。直流ブラシレ
スモータの運転開始直後には瞬間的に直流電源回路の出
力電圧が変動することが多い。しかるに、請求項2の発
明においては、基準電圧の初期値を所定の固定値に設定
し、直流ブラシレスモータの運転開始以後、該基準電圧
を変更設定するようになっているから、直流電源回路の
出力が安定してから基準電圧を変更設定することがで
き、適切な基準電圧補正が図れるようになる。
【0012】請求項3の発明は、基準電圧設定手段が、
電圧検出手段により検出された出力電圧の最低値を、基
準電圧として設定するようになっているところに特徴を
有する。これによると、直流電源回路の出力電圧をモー
タ供給電圧として最大限使用できて、モータ効率を向上
できるようになる。
【0013】請求項4の発明は、基準電圧設定手段が、
電圧検出手段により検出された出力電圧の最低値より低
い値を基準電圧として設定するようになっているところ
に特徴を有する。電圧検出手段により検出された出力電
圧の最低値を、基準電圧として設定すると、出力電圧が
頻繁に変動したとき(出力電圧の最低値が頻繁に変動す
るとき)、基準電圧が出力電圧の最低値を超えて電圧リ
ップル消去制御に支障を来すおそれがある。しかるにこ
の請求項4の発明によると、直流電源回路の出力電圧が
瞬間的に変動した場合でも、基準電圧が、予め、出力電
圧の最低値より低く設定されているから、出力電圧の最
低値を超えてしまうことをなくすようにでき、電圧リッ
プル消去制御に支障を来すことがない。
【0014】請求項5の発明は、基準電圧設定手段が、
基準電圧を上げる変更をするときの電圧上げ幅に対し
て、基準電圧を下げる変更をするときの電圧下げ幅を大
きくするようになっているところに特徴を有する。基準
電圧を上げる方向に変更する場合には、振動や騒音はあ
まり大きくならない。これに対して基準電圧を下げる方
向へ変更する場合には、振動や騒音が発生することがあ
る。つまり、基準電圧を頻繁に上げても差し支えがない
が、基準電圧を下げる頻度は少ない方がよい。しかるに
上記請求項5においては、基準電圧を上げる補正をする
ときの電圧上げ幅に対して、基準電圧を下げる補正をす
るときの電圧下げ幅を大きくしているから、基準電圧を
下げる電圧幅は大きいものの、下げる頻度は少なくな
り、基準電圧変更に伴う振動・騒音の発生を少なくでき
るようになる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を洗濯機のモータ駆
動装置に適用した一実施例につき図1ないし図9を参照
しながら説明する。まず図3には洗濯機全体の構成を示
しており、外箱11内に、外槽12を複数組(1組のみ
図示)の弾性吊持機構13を介して弾性支持している。
この外槽12の内部には洗い槽兼脱水槽たる回転槽14
を配設しており、さらに、この回転槽14の内部には撹
拌体15を配設している。
【0016】上記回転槽14は、槽本体14aと、この
槽本体14aの内側に設けた内筒14bと、バランスリ
ング14cとを有して構成されている。そして、この回
転槽14は回転されると、内部の水を回転遠心力により
揚水して槽本体14a上部の脱水孔部14dから外槽1
2へ放出するものである。
【0017】また、上記回転槽14の底部には通水口1
6が形成され、この通水口16は排水通路16aを通し
て、排水口17に連通している。この排水口17には排
水弁18を備えた排水路19を接続している。従って、
排水弁18を閉鎖した状態で回転槽14内へ給水する
と、回転槽14内に水が溜められ、排水弁18を開放す
ると回転槽14内の水が、排水通路16a、排水口17
及び排水路19を通じ排水されるようになっている。
【0018】また、外槽12の底部には補助排水口17
aを形成しており、この補助排水口17aは図示しない
連結ホースを介し前記排水弁18をバイパスして前記排
水路19に接続し、前記回転槽14の回転によってその
上部から外槽12内へ放出された水を排出するようにな
っている。
【0019】上記外槽12の外底部には機構部ハウジン
グ20を取付けている。この機構部ハウジング20に
は、中空の槽軸21が回転自在に設けられ、この槽軸2
1には回転槽14が連結されている。また、この槽軸2
1の内部には撹拌軸22が回転自在に設けられており、
その上端部には撹拌体15が連結され、下端部はモータ
たる例えば直流ブラシレスモータからなる洗濯機モータ
23のアウタロータ23aに連結されている。この洗濯
機モータ23は洗い時に撹拌体15を正逆回転させ、ま
た、脱水時には、図示しないクラッチにより槽軸21と
撹拌軸22とを連結した状態で一方向回転させて回転槽
14及び撹拌体15を一方向へ一体回転させるように制
御される。
【0020】次に電気的構成について図1を参照して述
べる。100Vの商用交流電源24には、直流電源回路
25が接続されている。この直流電源回路25は、ダイ
オードブリッジ整流回路26及び平滑コンデンサ27、
28を備えた倍電圧整流回路から構成されている。すな
わち、整流回路26の入力端子26aが前記交流電源2
4の電源端子24aに接続され、整流回路26の入力端
子26bが交流電源24の電源端子24bに接続されて
いる。そして、整流回路26の出力端子26c、26d
間には平滑コンデンサ27、28が直列に接続され、そ
して、この平滑コンデンサ27、28の共通接続点と整
流回路26の入力端子26aとが接続されている。この
直流電源回路25は、正側出力端子25aと負側出力端
子25bとの間で直流出力電圧Vdc(商用交流電源2
4が100Vのとき、理論的には282V)の直流電圧
を発生する。
【0021】この直流電源回路25には、インバータ主
回路29が接続されている。このインバータ主回路29
は、例えばIGBTからなるスイッチング素子30a〜
30fを3相ブリッジ接続し、各スイッチング素子30
a〜30fにそれぞれフリーホイールダイオード31a
〜31fを図示極性にて並列に接続して構成されてい
る。
【0022】上記各相ブリッジの出力端子が洗濯機モー
タ23のステータの各相巻線23u、23v、23wに
接続されている。すなわち、このインバータ主回路29
により前記洗濯機モータ23が駆動されるようになって
いる。そのスイッチング素子30a〜30fは制御回路
32により駆動回路33を介してオンオフ制御されるよ
うになっている。上記制御回路32はマイクロコンピュ
ータやA/Dコンバータ等を備えて構成されている。前
記洗濯機モータ23には、その回転子(図示せず)の位
置を検出する位置検出素子34u、34v、34wが設
けられている。
【0023】さらに、前記直流電源回路25の正側出力
端子25aと負側出力端子25bとの間に電圧検出手段
たる分圧回路からなる電圧検出回路35が接続されてお
り、これは、直流電源回路25の出力電圧を検出するも
のである。そしてその電圧検出信号は前記制御回路32
に入力されるようになっている。
【0024】また、この制御回路32には、回転槽14
内の水位を検出する水位センサ36からの水位検出信号
が与えられると共に、図示しない操作パネルに設けられ
た各種スイッチを含んで構成されたスイッチ入力部37
からのスイッチ信号が入力されるようになっている。ま
た、前記排水弁18、および洗濯機後部パネル内に設け
られた給水弁38は、この制御回路32により駆動制御
されるようになっている。
【0025】前記制御回路32は、リップル消去制御手
段およびインバータ制御手段並びに基準電圧設定手段た
るものであり、洗濯機モータ23を駆動するためのイン
バータ制御手段としては、電圧リップル消去を考慮しな
い場合には、次の様にモータ23を駆動制御する。すな
わち、前記位置検出素子34u、34v、34wからの
位置検出信号に基づいて、図6に示すように、電気角1
20°に変化するほぼsin カーブ状の各相通電データD
u、Dv、Dw(モータ駆動指令値に相当する)を作成
し、この通電データDu、Dv、Dwに基づいてPWM
信号を発生して駆動回路33に出力する。駆動回路33
は、このPWM信号に基づいて各スイッチング素子30
a〜30fをオンオフするためのベース信号を各スイッ
チング素子30a〜30fに与えるようになっている。
この結果、モータ23の各巻線23u、23v、23w
にsin 波状の電圧が上記通電データDu、Dv、Dwの
波形タイミングで順次供給されるようになり、もってモ
ータ23が回転駆動制御される。なお、上記通電データ
Du、Dv、Dwは、回転速度指令等により、通電タイ
ミングやデータ値(振幅)が変更されるようになってい
る。
【0026】ところで、本実施例では、実際には、脱水
行程において、上記通電データDu、Dv、Dwに、直
流出力電圧Vdcに発生する電圧リップルを消去するた
めの指令値を含ませるように制御するものである。すな
わち、直流出力電圧Vdcには、図7に示すように、電
圧リップルが含まれる。これを消去するための制御と、
消去のための基準電圧の補正とを図1(a)、(b)で
示すフローチャートのように行なう。図1(a)には、
脱水行程のメインプログラムのフローチャートを示し、
同図(b)には、電圧リップルと結果的に逆位相となる
指令値を演算する割り込み処理プログラムのフローチャ
ートを示している。また、図2(a)、(b)、(c)
には、回転速度制御の割り込み処理プログラムのフロー
チャートを示している。
【0027】まず図1(a)のステップP1において
は、電圧リップルを打ち消すための基準となる基準電圧
Vkを初期値である例えば200Vに設定する。そし
て、インバータ主回路23の各スイッチング素子30a
〜30fを制御して洗濯機モータ23の駆動を開始す
る。この後、図2(a)で示す回転速度制御処理を10
m秒ごとに実行する。すなわち、回転検出素子34u、
34v、34wの回転位置検出信号に基づいて回転速度
を検出し(ステップQ1)、その検出された回転速度が
目標回転速度(最終脱水速度)より低ければ(ステップ
Q2で判断)、回転速度増加処理を行ない(ステップQ
3)、検出回転速度が目標回転速度より高いときには、
回転速度減少処理を行なう(ステップQ4)。
【0028】ステップQ3に示す回転速度増加処理は、
サブルーチンを示す図2(b)のステップR1から判る
ように、モータ供給電圧が所定値増加させるべくPWM
デューティー比を増加させる。そのPWMデューティー
比がこの時点での基準電圧(PWMデューティー比10
0%)を超えるものであれば、洗濯機モータ23のロー
タ23aと印加電圧との位相を所定値増やすようにす
る。
【0029】また、ステップQ4に示す回転速度減少処
理は、サブルーチンを示す図2(c)のステップS1か
ら判るように、モータ供給電圧が減少するようにPWM
制御する。そのPWMデューティー比がこの時点での基
準電圧よりある程度低い電圧を示す所定値以下となれ
ば、洗濯機モータ23のロータに対する印加電圧の位相
を所定値減らすようにする。このようにして回転速度制
御がなされる。
【0030】さらに、この図1(a)、図2(a)〜
(c)のフローチャートの制御とは別に、0.25m秒
ごとに、図1(b)に示すリップル演算制御のための割
り込み処理制御を実行する。まずステップT1では、こ
の時点での直流電源回路25の出力電圧Vdcを検出
し、ステップT2では、この時点での基準電圧Vkをこ
の出力電圧Vdcで除して、指令値αを演算する。例え
ば、基準電圧が200Vであるとき(図1(a)のステ
ップP3以前)のときにおいて、出力電圧Vdcが例え
ば280Vと260Vとの間でリップルがあるとする
と、瞬間値が最高電圧280Vであるときには、α=2
00/280=ほぼ0.71となり、瞬間値が最低電圧
260Vであるときには、α=200/260=ほぼ
0.77となる。
【0031】次のステップT3では、通電データDu、
Dv、Dwにおけるこの時点の値(振幅)に上記αを乗
ずる(通電データDu、Dv、Dwにαを含ませる)。
図8には、洗濯機モータ23の回転速度が低いときにお
ける通電データDu、Dv、Dwの波形を示している。
この通電データDu、Dv、Dwに基づいてPWM信号
を発生する。これにより、洗濯機モータ23への供給電
圧に出力電圧Vdcの電圧リップルと逆位相の電圧成分
が重畳されることになり、電圧リップルが消去される。
【0032】さて、図1(a)のステップP3において
洗濯機モータ23の回転速度が目標回転速度に達したこ
とが判断されると、次のステップP4に移行して、出力
電圧Vdcの最低値を10個分検出し、その平均値Vx
を算出し記憶する。そしてステップP5に移行して、現
在の基準電圧Vkから上記平均値(現在の出力電圧Vd
cの最低値の平均値)を差し引き、その差ΔVxが「−
1V」より小さい(ΔVx<−1)か、あるいは、「+
3V」より大きい(ΔVx>+3)か、を判断する。
【0033】そして、上記差ΔVxが、ΔVx<−1の
ときあるいはΔVx>+3のときには、ステップP6に
移行して、現在の出力電圧Vdcの最低値の平均値を新
たに基準電圧Vkとする(変更設定する)。つまり、Δ
Vx<−1のときには、基準電圧Vkを「Vk+1」V
とし、ΔVx>+3のときには、基準電圧Vkを「Vk
−3」Vとする。つまり、基準電圧Vkを上げるときに
は「1V」単位で上げ、下げるときには「3V」単位で
下げる。
【0034】この後ステップP7に移行して脱水行程が
終了条件となったか(設定された脱水時間を満了した
か)を判断し、終了条件となっていないときにはステッ
プP4に戻る。このようにして、基準電圧Vkが現在の
出力電圧Vdcの最低値平均値となるように制御する。
【0035】ところで、前述のステップP4〜ステップ
P7の実行中においても、図1(b)に示した割り込み
処理制御を実行しており、この制御については既述した
が、このときの基準電圧Vkは、現在の直流出力電圧V
dcの最低値に設定されている。図5には、直流出力電
圧Vdcの最低値Vdc′が基準電圧Vkとなってお
り、洗濯機モータ23への供給電圧は、直流出力電圧V
dcと逆位相電圧となっており、振動の発生が防止され
る。
【0036】このように本実施例によれば、直流電源回
路25の出力電圧Vdcの電圧リップルと逆位相となる
指令値αを演算し、この指令値αを通電データDu、D
v、Dwに含ませてインバータ主回路29を制御するか
ら、インバータ主回路29から洗濯機モータ23へ与え
る供給電圧に、電圧リップルと相殺する電圧を結果的に
重畳させることができて、振動の発生を防止できる。そ
して、電圧リップルを打ち消すための基準となる基準電
圧Vkを、直流出力電圧Vdcに基づいて設定するか
ら、直流出力電圧Vdcを有効に使うことができ、洗濯
機モータ23のモータ効率を上げることができる。
【0037】特には、出力電圧Vdcの最低値を、基準
電圧Vkとして設定するようになっているから、直流電
源回路25の出力電圧Vdcをモータ供給電圧として最
大限使用できて、モータ効率をさらに向上できる。な
お、図9には、商用交流電圧に対する、従来例における
入力電力の特性(特性線Jで示す)、本実施例における
入力電力の特性(特性線Hで示す)、および本実施例に
おける効率改善度(特性線Hkで示す)を示している。
これから判るように、基準電圧が一定であった従来で
は、商用交流電源の入力電圧にさほど関係なく入力電力
は一定であったが、これに対して、本実施例では、商用
交流電源の入力電圧が高いほど入力電力の低減を図るこ
とができ、その入力電力の相対比率で示される効率改善
度は向上しており、特に、商用交流電源の入力電圧が高
いほど効率改善度は飛躍的に向上している。
【0038】また、本実施例によれば、基準電圧Vkの
初期値を所定の固定値例えば200Vに設定し、洗濯機
モータ23の運転開始以後、該基準電圧Vkを変更設定
するようにしたから、洗濯機モータ23の運転が安定し
て直流電源回路25の出力が安定してから基準電圧Vk
を変更設定することになり、基準電圧Vkを適切に設定
できる。
【0039】さらにまた本実施例によれば、基準電圧V
kを上げる変更設定をするときの電圧上げ幅に対して、
基準電圧Vkを下げる変更設定をするときの電圧下げ幅
を大きくしたから、基準電圧を下げる頻度が少なくな
り、基準電圧変更に伴う振動・騒音の発生を少なくでき
る。
【0040】なお、上記実施例では、出力電圧Vdcの
最低値を基準電圧Vkとしたが、これに代えて、出力電
圧Vdcの最低値より低い値を基準電圧として設定する
ようにしても良い。このようにすることにより、直流電
源回路35の出力電圧Vdcが瞬間的に変動した場合で
も、基準電圧Vkが、出力電圧Vdcの最低値を超えて
しまうことをなくすようにでき、電圧リップル消去制御
に支障を来すことがない。
【0041】
【発明の効果】本発明は以上の説明から明らかなよう
に、次の効果を得ることができる。請求項1の発明によ
れば、インバータ主回路からモータへ与える供給電圧
に、電圧リップルと相殺する電圧を結果的に重畳させる
ことができて、振動の発生を防止でき、しかも、直流出
力電圧が高いときには基準電圧を高く設定することが可
能となり、モータ効率を上げることが可能となる。
【0042】請求項2の発明によれば、基準電圧の初期
値を所定の固定値に設定し、直流ブラシレスモータの運
転開始以後、該基準電圧を変更設定するようにしたか
ら、直流ブラシレスモータの運転が安定して直流電源回
路の出力が安定してから基準電圧を設定することがで
き、基準電圧を適切に設定することができる。
【0043】請求項3の発明によれば、直流電源回路の
出力電圧の最低値を、基準電圧として設定するようにし
たから、直流電源回路の出力電圧をモータ供給電圧とし
て最大限使用できて、モータ効率をさらに向上できる。
【0044】請求項4の発明によれば、電圧検出手段に
より検出された出力電圧の最低値より低い値を基準電圧
として設定するようにしたから、基準電圧が出力電圧の
最低値を超えてしまうことをなくすようにでき、電圧リ
ップル消去制御に支障を来すことがない。
【0045】請求項5の発明によれば、基準電圧を上げ
る変更設定をするときの電圧上げ幅に対して、基準電圧
を下げる変更設定をするときの電圧下げ幅を大きくした
ところに特徴を有する。基準電圧を上げる方向に変更す
る場合には、振動や騒音はあまり大きくならない。これ
に対して基準電圧を下げる方向へ変更する場合には、振
動や騒音が発生することがある。つまり、基準電圧を頻
繁に上げても差し支えがないが、基準電圧を下げる頻度
は少ない方がよい。しかるに上記請求項5においては、
基準電圧を上げる変更設定をするときの電圧上げ幅に対
して、基準電圧を下げる変更設定をするときの電圧下げ
幅を大きくしているから、基準電圧変更に伴う振動・騒
音の発生を少なくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す制御フローチャート
【図2】別の制御のフローチャート
【図3】洗濯機の破断縦断側面図
【図4】電気回路図
【図5】出力電圧およびモータ供給電圧との関係を示す
【図6】通電データを概念的に示す図
【図7】出力電圧の波形を示す図
【図8】演算値αを含む通電データを概念的に示す図
【図9】交流入力電圧と交流入力電力との関係、および
交流入力電圧と効率改善度との関係を示す図
【図10】従来例を示す図4相当図
【図11】図7相当図
【符号の説明】
23は洗濯機モータ(直流ブラシレスモータ)、24は
交流電源回路、25は直流電源回路、29はインバータ
主回路、30a〜30fはスイッチング素子、32は制
御回路(リップル消去制御手段、インバータ制御手段、
基準電圧設定手段)を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 磯野 太施 愛知県瀬戸市穴田町991番地 株式会社東 芝愛知工場内 Fターム(参考) 5H560 AA10 BB04 BB07 BB12 DA02 DA19 DC13 EB01 EB02 GG04 JJ08 JJ13 RR01 SS07 SS10 UA06 XA04 XA12

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源を整流して直流電圧を出力する
    直流電源回路と、 この直流電源回路に接続され、モータ駆動指令値に基づ
    いてPWM制御されるスイッチング素子を備えたインバ
    ータ主回路と、 このインバータ主回路により駆動される直流ブラシレス
    モータと、 前記直流電源回路の出力電圧を検出する電圧検出手段
    と、 前記出力電圧に含まれる電圧リップルを打ち消すための
    基準となる基準電圧と前記電圧検出手段による電圧検出
    結果とから、電圧リップルと逆位相となる指令値を演算
    するリップル消去制御手段と、 前記モータ駆動指令値を発生すると共に、前記リップル
    消去制御手段が発生する指令値をこのモータ駆動指令値
    に含ませて前記インバータ主回路を制御するインバータ
    制御手段と、 前記電圧検出手段によって検出された直流出力電圧に基
    づいて前記基準電圧を設定する基準電圧設定手段とを備
    えてなるモータ駆動装置。
  2. 【請求項2】 基準電圧設定手段は、基準電圧の初期値
    を所定の固定値に設定し、直流ブラシレスモータの運転
    開始以後、該基準電圧を変更設定するようにしたことを
    特徴とするモータ駆動装置。
  3. 【請求項3】 基準電圧設定手段は、電圧検出手段によ
    り検出された出力電圧の最低値を、基準電圧として設定
    したことを特徴とするモータ駆動装置。
  4. 【請求項4】 基準電圧設定手段は、電圧検出手段によ
    り検出された出力電圧の最低値より低い値を基準電圧と
    して設定したことを特徴とするモータ駆動装置。
  5. 【請求項5】 基準電圧設定手段は、基準電圧を上げる
    変更をするときの電圧上げ幅に対して、基準電圧を下げ
    る変更をするときの電圧下げ幅を大きくしたことを特徴
    とするモータ駆動装置。
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