JPH07264870A - Pwm制御電圧形インバータ - Google Patents

Pwm制御電圧形インバータ

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JPH07264870A
JPH07264870A JP6046876A JP4687694A JPH07264870A JP H07264870 A JPH07264870 A JP H07264870A JP 6046876 A JP6046876 A JP 6046876A JP 4687694 A JP4687694 A JP 4687694A JP H07264870 A JPH07264870 A JP H07264870A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 直流電圧入力の変動が交流電圧出力に影響さ
れないPWM制御電圧形インバータを提供する。 【構成】 マイコン6の正弦波演算部25aは、ゼロク
ロス検出器4からのゼロクロス点を表わす信号に基づい
て、各ゼロクロス点を基点にして、単相交流電源10か
らの交流電圧と同一周期の正弦波の半波を夫々発生す
る。マイコン6のリップル電圧演算部25bは、A/D
コンバータ24からの入力電流を表わす信号と正弦波演
算部25aからの正弦波の半波を表わす信号とに基づい
て、整流器1の直流電圧出力のリップル電圧を検出す
る。そして、マイコン6の正弦波演算部25aからの正
弦波の半波を表わす信号とリップル電圧演算部25bか
らのリップル電圧を表わす信号に基づいて、パルス幅補
正部25cは、リップル電圧の大小に応じて、PWM信
号h1のパルス幅を大小に補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、空気調和機等の圧縮
機の駆動用に使用され、通信用のゼロクロス検出器と過
電流検出用の電流検出器とを備えたPWM制御電圧形イ
ンバータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、PWM制御電圧形インバータとし
ては、図7に示すように、特開昭61−244275号
公報に記載のものがある。このPWM制御電圧形インバ
ータは、単相交流電源51に接続されるダイオードブリ
ッジからなる整流器52と、上記整流器52の直流電圧
出力に接続される平滑コンデンサ53と、上記整流器5
2の直流電圧出力に接続され、その直流電圧を交流に変
換するインバータ部54と、上記整流器52の直流電圧
出力に接続された直流電圧検出器55とを備えている。
また、上記PWM制御電圧形インバータは、キャリア信
号を出力するPWMキャリア発振器56と、上記直流電
圧検出器55からの直流電圧を表わす信号とPWMキャ
リア発振器56からのキャリア信号とを受けて、三角波
を発生する三角波発生器57と、上記インバータ部54
の交流電圧出力の基準となる正弦波信号と極性信号とを
出力する正弦波発生器58と、上記三角波発生器57か
らの三角波を表わす信号と正弦波発生器58からの正弦
波を表わす信号とを比較して、パルス幅変調されたPW
M信号pを出力する比較器59と、上記比較器59から
のPWM信号pと正弦波発生器58からの極性信号とを
受けて、インバータ部54に転流制御信号を出力するド
ライバ部60とを備えている。そして、上記インバータ
部54に負荷61を接続している。
【0003】上記構成のPWM制御電圧形インバータお
いて、上記負荷61を駆動した場合、平滑コンデンサ5
3の両端の直流電圧Vcは、図8(a)に示すように、脈動
した波形となる。このとき、上記三角波発生器57の三
角波信号の振幅が一定の場合は、比較器59からのパル
ス幅変調されたPWM信号pでは、上記直流電圧Vcの
脈動の影響を受けるので、インバータ部54の交流電圧
出力が歪むことになる。そこで、上記PWM制御電圧形
インバータでは、三角波発生器57は、直流電圧検出器
55からの直流電圧Vcに応じて、振幅変調された三角
波を発生させるようにしている。すなわち、上記三角波
発生器57からの振幅変調された三角波を表わす信号と
正弦波発生器58からの正弦波を表わす信号とを比較器
59で比較して、直流電圧Vcに応じてパルス幅が補正
されたPWM信号p(図8(b)に示す)を出力する。こう
して、上記キャリア信号の周期T毎に直流電圧Vcが高
いときはPWM信号pのパルス幅を小さくし、直流入力
電圧が低いときはPWM信号pのパルス幅を大きくし
て、インバータ部54の交流電圧出力u(図8(c)に示
す)の出力の電圧×オン時間(パルス幅τ)の面積を制御
することにより、直流電圧Vcの影響がないようにして
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記PWM
制御電圧形インバータは、上記平滑コンデンサ53の両
端の直流電圧Vcを検出する直流電圧検出器55を要
し、その直流電圧検出器55に高価な絶縁形の直流電圧
検出回路が必要なため、コストが高くつくという欠点が
ある。
【0005】そこで、この発明の目的は、空気調和機等
に一般的に備えられている伝送用のゼロクロス検出器と
過電流保護用の電流検出器とを用いて、直流電圧入力の
変動が交流電圧出力に影響されないPWM制御電圧形イ
ンバータを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1のPWM制御電圧形インバータは、交流電
源に接続される整流器と、上記整流器の直流電圧出力に
接続されたインバータ部と、上記整流器と上記インバー
タ部の間に設けられ、上記整流器の直流電圧出力を平滑
する平滑手段と、上記インバータ部にパルス幅変調され
た制御信号を出力する制御手段と、上記交流電源からの
交流電圧のゼロクロス点を検出するゼロクロス検出手段
と、上記交流電源から上記整流器に流れる入力電流を検
出する入力電流検出手段とを備えたPWM制御電圧形イ
ンバータにおいて、上記ゼロクロス検出手段からのゼロ
クロス点を表わす信号に基づいて、各ゼロクロス点を基
点にして、夫々、上記交流電源からの交流電圧と同一周
期の正弦波の半波を発生する正弦波発生手段と、上記入
力電流検出手段からの入力電流を表わす信号と上記正弦
波発生手段からの正弦波の半波を表わす信号とに基づい
て、上記平滑手段により平滑された上記整流器の直流電
圧出力のリップル電圧を検出するリップル電圧検出手段
と、上記正弦波発生手段からの正弦波の半波を表わす信
号と上記リップル電圧検出手段からのリップル電圧を表
わす信号に基づいて、上記リップル電圧の大小に応じ
て、上記制御手段から出力される制御信号のパルス幅を
大小に補正するパルス幅補正手段とを備えたことを特徴
としている。
【0007】また、請求項2のPWM制御電圧形インバ
ータは、3相交流電源に接続される整流器と、上記整流
器の直流電圧出力に接続されたインバータ部と、上記イ
ンバータ部にパルス幅変調された制御信号を出力する制
御手段と、上記3相交流電源からの3相交流電圧のうち
の少なくとも1相の交流電圧のゼロクロス点を検出する
ゼロクロス検出手段とを備えたPWM制御電圧形インバ
ータにおいて、上記ゼロクロス検出手段からのゼロクロ
ス点を表わす信号に基づいて、各ゼロクロス点を基点に
して、夫々、上記3相交流電源からの3相交流電圧と同
一周期で、かつ3相交流電圧に対応する正弦波の半波を
発生する正弦波発生手段と、上記正弦波発生手段からの
上記3相交流電圧に対応する正弦波の半波を表わす信号
に基づいて、上記整流器の直流電圧出力のリップル電圧
を検出するリップル電圧検出手段と、上記正弦波発生手
段からの上記3相交流電圧に対応する正弦波の半波を表
わす信号と上記リップル電圧検出手段からのリップル電
圧を表わす信号に基づいて、上記リップル電圧の大小に
応じて、上記制御手段から出力される制御信号のパルス
幅を大小に補正するパルス幅補正手段とを備えたことを
特徴としている。
【0008】
【作用】上記請求項1のPWM制御電圧形インバータに
よれば、上記ゼロクロス検出手段は、上記交流電源から
の交流電圧のゼロクロス点を検出すると共に、上記電流
検出手段は、交流電源からの上記整流器に流れる入力電
流を検出する。そして、上記ゼロクロス検出手段からの
ゼロクロス点を表わす信号に基づいて、正弦波発生手段
は、各ゼロクロス点を基点にして、交流電源からの交流
電圧と同一周期の正弦波の半波を夫々発生する。上記入
力電流検出手段からの入力電流を表わす信号と正弦波発
生手段からの正弦波の半波を表わす信号とに基づいて、
リップル電圧検出手段は、上記平滑手段により平滑され
た整流器の直流電圧出力のリップル電圧を検出する。つ
まり、上記交流電源から整流器とインバータ部とを介し
て負荷に流れる負荷電流と整流器の直流電圧出力のリッ
プル電圧との関係を予め測定等により求めておき、入力
電流検出手段からの入力電流を表わす信号から負荷電流
を求めて、その負荷電流に対応するリップル電圧を求め
るのである。こうして、上記リップル電圧検出手段によ
り求められたリップル電圧を表わす信号と正弦波発生手
段からの正弦波の半波を表わす信号に基づいて、パルス
幅補正手段は、インバータ部から出力される交流電圧が
整流器の直流電圧出力の脈動の影響を受けないように、
リップル電圧の大小に応じて、上記制御手段から出力さ
れる制御信号のパルス幅を大小に補正する。
【0009】したがって、上記整流器の出力の直流電圧
を検出するために高価な絶縁形の直流電圧検出回路を用
いることなく、既存のゼロクロス検出手段と電流検出手
段とを用いて、整流器の直流電圧出力の変動によるイン
バータ部の交流電圧出力の歪みを防止できる。また、上
記平滑手段として平滑コンデンサを用いた場合、平滑コ
ンデンサの容量を小さくしてリップル電圧が大きくなっ
ても、インバータ部の交流電圧出力に影響がないように
できるので、平滑コンデンサを小型化できる。さらに、
上記インバータ部に接続される負荷に圧縮機等を用いた
場合、インバータ部の交流電圧出力の歪みを防止して、
圧縮機等の異常振動の発生を防ぐので、異常振動を抑制
する制御検出回路等を不要にできる。したがって、低コ
ストなPWM制御電圧形インバータを実現できる。
【0010】また、上記請求項2のPWM制御電圧形イ
ンバータによれば、上記ゼロクロス検出手段は、上記3
相交流電源からの3相交流電圧の少なくとも1相の交流
電圧のゼロクロス点を検出する。そして、上記ゼロクロ
ス検出手段からのゼロクロス点を表わす信号に基づい
て、正弦波発生手段は、各ゼロクロス点を基点にして、
3相交流電源からの3相交流電圧と同一周期で、かつ3
相交流電圧に対応する正弦波の半波を夫々発生する。上
記正弦波発生手段からの3相交流電圧に対応する正弦波
の半波を表わす信号に基づいて、リップル電圧検出手段
は、上記整流器の直流電圧出力のリップル電圧を検出す
る。上記リップル電圧検出手段により求められたリップ
ル電圧を表わす信号と正弦波発生手段からの3相交流電
圧に対応する正弦波の半波を表わす信号に基づいて、パ
ルス幅補正手段は、インバータ部から出力される交流電
圧出力が整流器の直流電圧出力の脈動の影響を受けない
ように、リップル電圧の大小に応じて、上記制御手段か
ら出力される制御信号のパルス幅を大小に補正する。
【0011】したがって、上記整流器の出力の直流電圧
を検出するために高価な絶縁形の直流電圧検出回路を用
いることなく、既存のゼロクロス検出手段を用いて、整
流器の直流電圧出力の変動によるインバータ部の交流電
圧出力の歪みを防止できる。また、このPWM制御電圧
形インバータで3相交流電圧を整流した整流器の直流電
圧出力のリップル電圧分を十分補正でき、平滑コンデン
サ等の平滑手段を無くすことができる。さらに、上記イ
ンバータ部の出力端子に圧縮機等を接続した場合、イン
バータ部の交流電圧出力の歪みを防止して、圧縮機等の
異常振動の発生を防ぐので、異常振動を抑制する制御検
出回路等を不要にできる。したがって、低コストなPW
M制御電圧形インバータを実現できる。
【0012】
【実施例】以下、この発明のPWM制御電圧形インバー
タを実施例により詳細に説明する。
【0013】(第1実施例)図1はこの発明の第1実施
例の空気調和機の圧縮機に用いられるPWM制御電圧形
インバータのブロック図を示しており、1は単相交流電
源10に接続されたダイオードブリッジからなる整流
器、2は上記整流器1の直流電圧出力に接続されたイン
バータ部、3は上記整流器1の直流電圧出力の正負両極
間に接続された平滑手段の一例としての平滑コンデン
サ、4は上記整流器1の交流入力間に接続されたゼロク
ロス検出器、5は上記ゼロクロス検出器4の一端と整流
器1の交流電圧入力の一端との間に設けられ、単相交流
電源10から整流器1に流れる電流を検出する変流器で
ある。また、6は上記ゼロクロス検出器4からのゼロク
ロス点を表わす信号と、上記変流器5からの電流信号を
受けて、パルス幅変調されたPWM信号h1と極性を表
わす信号を出力する制御手段の一例としてのマイクロコ
ンピュータ(以下、マイコンという。)、7は上記マイコ
ン6からのパルス幅変調されたPWM信号h1と極性を
表わす信号を受けて、転流制御信号を出力するドライブ
部である。そして、上記インバータ部2の出力端子に圧
縮機9を接続している。なお、上記単相交流電源10の
一端と整流器1の交流電圧入力の一端との間に力率改善
リアクトル8を設けている。また、上記変流器5とマイ
コン6との間に平均値回路30を設け、この平均値回路
30で変流器5からの電流信号を平均値化した後、マイ
コン6に平均値化された電流信号を入力する。上記変流
器5と平均値回路30で入力電流検出手段を構成してい
る。
【0014】なお、上記ゼロクロス検出器4は、図示し
ない室外機と室内機との間の制御信号等の伝送タイミン
グ検出用であり、変流器5は、インバータ部2の回路素
子を過電流から保護するためのものである。このゼロク
ロス検出器4と変流器5とを用いて、後述するマイコン
6の処理により、上記PWM信号h1のパルス幅を補正
するのである。
【0015】上記マイコン6は、パルス幅変調用のキャ
リア信号を出力するPWMキャリア発振器21と、上記
PWMキャリア発振器21からのキャリア信号を受け
て、三角波を発生する三角波発生器22と、上記インバ
ータ部2の交流電圧出力の基準となる正弦波信号と極性
信号とを出力する正弦波発生器23と、上記平均値回路
30からの平均値化された電流信号を受けて、その電流
信号をA/D(アナログ/デジタル)変換するA/Dコン
バータ24と、上記A/Dコンバータ24からのA/D
変換された電流信号とゼロクロス検出器4からの交流電
圧入力のゼロクロス点を表わす信号とに基づいて、パル
ス幅を補正するパルス幅補正信号を出力するPWM補正
部25と、上記三角波発生器22からの三角波を表わす
信号と正弦波発生器23からの正弦波を表わす信号とを
比較して、パルス幅変調されたPWM信号h1を生成
し、上記PWM補正部25からのパルス幅補正信号に基
づいて、生成されたPWM信号h1のパルス幅を補正し
た後に出力するPWM波形演算部26とを備え、夫々は
ソフトウェアにより構成されている。
【0016】上記マイコン6のPWM補正部25には、
ゼロクロス検出部4からのゼロクロス点を表わす信号に
基づいて、各ゼロクロス点を基点にして、単相交流電源
10からの交流電圧と同一周期の正弦波の半波を夫々発
生する正弦波発生手段としての正弦波演算部25aと、
上記A/Dコンバータ24からのA/D変換された入力
電流を表わす信号と正弦波演算部25aからの正弦波の
半波を表わす信号に基づいて、上記整流器1の直流電圧
出力のリップル電圧を演算するリップル電圧検出手段と
してのリップル電圧演算部25bと、上記正弦波演算部
25aからの正弦波の半波を表わす信号とリップル電圧
演算部25bからのリップル電圧を表わす信号とに基づ
いて、リップル電圧の大小に応じて、PWM波形演算部
26から出力されるPWM信号h1のパルス幅を大小に
補正するためのパルス幅補正量を演算して、パルス幅補
正信号を出力するパルス幅補正量演算部25cとを備え
ている。
【0017】上記構成のPWM制御電圧形インバータに
おいて、上記ゼロクロス検出部4は単相交流電源10か
らの交流電圧のゼロクロス点を検出して、図2(a)に示
すゼロクロス点を表わす信号を出力する。そして、上記
正弦波演算部25aは、ゼロクロス検出部4からのゼロ
クロス点を表わす信号を受けて、各ゼロクロス点を基点
にして、図2(b)に点線で示された正弦波の半波を夫々
演算する。次ぎに、上記リップル電圧演算部25bは、
A/Dコンバータ24からの入力電流を表わす信号を受
けて、正弦波演算部25aからの正弦波の半波を表わす
信号に基づいて、整流器1の直流電圧出力のリップル電
圧を演算する。
【0018】図3は負荷電流とリップル電圧との関係を
示しており、負荷電流とリップル電圧とは略比例してい
る。この特性を予めテーブルに格納しておき、リップル
電圧演算部25bは、負荷電流に対するリップル電圧を
求めて、図2(b)に示す直流電圧e1のA,B,C等の直線
で示される電圧降下の波形を演算するのである。例え
ば、図2(b)に示すように、負荷電流が大きいとき、点
線で示す正弦波のピーク点から徐々に低下する傾きの大
きい直線A(範囲SA)となり、リップル電圧が大きくな
る。一方、負荷電流が小さいとき、点線で示す正弦波の
ピーク点から徐々に低下する傾きの小さい直線C(範囲
C)となり、リップル電圧が小さくなるのである。こう
して、点線で示す正弦波を基準にして求めたリップル電
圧波形から、PWM信号h1の周期T毎のパルスについ
て、ピーク電圧に対する電圧低下分を補正するようにパ
ルス幅を補正する。
【0019】すなわち、上記整流器1の出力の直流電圧
1のピーク電圧をVdとすると、図2(d)に示すパルス
幅τの面積Sは、 S = Vd×τ で求められる。このピーク電圧Vdが、例えばVrに変動
した場合に、面積Sを一定にするには、パルス幅τを
τ′に制御する必要があり、そのパルス幅τ′は、 τ′= (Vd/Vr)×τ で求められ、ピーク電圧の変動を補正するようにしたパ
ルス幅τ′を得ることができるのである。
【0020】図4(a)は上記マイコン6の電圧補正量を
求める処理を示すフローチャートであり、図4(b)はパ
ルス幅を補正する処理を示すフローチャートである。
【0021】以下、上記マイコン6の動作を図4(a),
(b)のフローチャートに従って説明する。なお、図4
(a),(b)の処理は、キャリア信号の周期T(図2(d)に示
す)毎に行われる。
【0022】まず、図4(a)において、ステップS1で
ゼロクロス検出部4で検出されたゼロクロス点からの位
置を演算する。次ぎに、ステップS2でA/Dコンバー
タ24からのデジタル変換された入力電流すなわち負荷
電流を読み込む。そして、ステップS3でリップル電圧
演算部25bは、ステップS1で求めたゼロクロス点か
らの位置における整流器1の直流電圧出力e1の電圧降
下を演算して、その電圧降下を補正する電圧補正量を演
算する。
【0023】次ぎに、図4(b)において、ステップS4
でPWM波形演算部26は、三角波発生器22からの三
角波を表わす信号と正弦波発生器23からの正弦波を表
わす信号とを比較して、PWM信号h1のパルス幅を演
算する。次ぎに、ステップS5で、パルス幅補正量演算
部25cは、ステップS3で求めた電圧補正量からパル
ス幅補正量を演算する。そして、ステップS6で、PW
M波形演算部26はステップS5で求めたパルス幅補正
量に基づいて、パルス幅を補正する。
【0024】こうして、上記ドライブ部7は、マイコン
6のPWM波形演算部26からのパルス幅補正されたP
WM信号h1を受けて、インバータ部2に転流制御信号
を出力し、図2(d)に示すように、インバータ部2は交
流電圧i1を出力して、圧縮機9を駆動する。
【0025】このように、この第1実施例のPWM制御
電圧形インバータは、既存の通信用のゼロクロス検出器
4と過電流検出用の変流器5とを用いて、整流器1の直
流電圧出力の変動に応じて、パルス幅を補正するので、
インバータ部2の交流電圧出力の歪みを防止して、圧縮
機9から発生する音や振動等を小さくすることができ
る。したがって、上記整流器1の出力の直流電圧を検出
するために高価な絶縁形の直流電圧検出回路の必要がな
く、コストを低減することができる。
【0026】また、従来、整流器の直流電圧出力の変動
を抑えるために、平滑コンデンサ3の容量を大きくし
て、リップル成分を小さくしていたが、この発明のPW
M制御電圧形インバータを用いることによって、小容量
の平滑コンデンサにすることができる。
【0027】さらに、上記PWM制御電圧形インバータ
では、圧縮機9の異常振動の発生を防ぐので、異常振動
を抑制する制御検出回路等を不要にすることができる。
【0028】(第2実施例)図5はこの発明の第2実施
例の空気調和機の圧縮機に用いられるPWM制御電圧形
インバータのブロック図を示しており、このPWM制御
電圧形インバータは、3相交流電源に接続されたダイオ
ードブリッジからなる整流器11と、上記整流器11の
直流電圧出力に接続されたインバータ部12と、上記整
流器11の交流入力R-S間に接続されたゼロクロス検
出器14と、上記ゼロクロス検出器14からのゼロクロ
ス点を表わす信号が入力され、パルス幅変調されたPW
M信号h2と極性を表わす信号を出力するマイコン16
と、上記マイコン16からのパルス幅変調されたPWM
信号h2と極性を表わす信号を受けて、転流制御信号を
出力するドライブ部17とを備えている。そして、上記
インバータ部12の出力端子には圧縮機9を接続してい
る。
【0029】上記マイコン16は、パルス幅変調用のキ
ャリア信号を出力するPWMキャリア発振器21と、上
記PWMキャリア発振器21からのキャリア信号を受け
て、三角波を発生する三角波発生器22と、上記インバ
ータ部12の交流電圧出力の基準となる正弦波信号と極
性信号とを出力する正弦波発生器23と、上記ゼロクロ
ス検出器14からのR-S線間電圧のゼロクロス点(以
下、ゼロクロス検出点という。)を表わす信号に基づい
て、R-S線間電圧のゼロクロス点を基点にして、S-T
線間電圧,T-R線間電圧の夫々のゼロクロス点(以下、
ゼロクロス演算点という。)を演算により求めるゼロク
ロス演算部20と、上記ゼロクロス演算部20からの各
線間電圧のゼロクロス点を表わす信号に基づいて、パル
ス幅を補正するパルス幅補正信号を出力するPWM補正
部27と、上記三角波発生器22からの三角波を表わす
信号と正弦波発生器23からの正弦波を表わす信号とを
比較して、パルス幅変調されたPWM信号h2を生成
し、上記PWM補正部27からのパルス幅補正信号に基
づいて、生成されたPWM信号h2のパルス幅を補正し
た後に出力するPWM波形演算部26とを備えている。
【0030】上記マイコン16のPWM補正部27に
は、上記ゼロクロス演算部20からの各線間電圧のゼロ
クロス点を表わす信号に基づいて、3相交流電圧の正弦
波の半波を演算により求める正弦波発生手段としての正
弦波演算部27aと、その正弦波演算部27aからの3
相交流電圧の正弦波の半波を表わす信号に基づいて、上
記整流器11の直流電圧出力e2の脈動波形を演算し
て、リップル電圧を求めるリップル電圧検出手段として
のリップル電圧演算部27bと、上記正弦波演算部27a
からの3相交流電圧の正弦波の半波を表わす信号とリッ
プル電圧演算部27bからのリップル電圧を表わす信号
に基づいて、上記リップル電圧の大小に応じて、上記P
WM波形演算部26から出力されるPWM信号h2のパ
ルス幅を大小に補正するパルス幅補正量演算部27cと
を備えている。
【0031】上記構成のPWM制御電圧形インバータに
おいて、上記ゼロクロス検出部14はR-S線間電圧の
ゼロクロス点を検出して、図6(a)に示すゼロクロス検
出点を表わす信号を出力する。そして、上記ゼロクロス
検出部14からのゼロクロス検出点を表わす信号を受け
て、ゼロクロス演算部20は、図6(a)に示すS-T線間
電圧,T-R線間電圧のゼロクロス演算点を夫々演算す
る。そして、上記正弦波演算部27aは、各ゼロクロス
点を基点にして、図2(b)に点線で示された3相交流電
圧の正弦波の半波を夫々演算する(図2(b)では、図2
(a)の線間電圧に対して振幅が2倍となる)。次ぎに、上
記リップル電圧演算部27bは、正弦波演算部27aから
の3相交流電圧の正弦波の半波を表わす信号に基づい
て、整流器11の直流電圧出力e2のリップル電圧を演
算する。すなわち、図2(b)の点線で示す正弦波を基準
にして求めたリップル電圧波形から、PWM信号h2
周期T毎のパルスについて、ピーク電圧に対する電圧低
下分を補正するようにパルス幅を補正する。
【0032】このように、この第2実施例のPWM制御
電圧形インバータは、既存の通信用のゼロクロス検出器
14を用いて、整流器11の直流電圧出力の変動に応じ
て、パルス幅を補正することによって、図6(d)に示す
ように、インバータ部12の交流電圧出力i2の歪みを
防止して、圧縮機9から発生する音や振動等を小さくす
ることができる。したがって、上記整流器11の出力の
直流電圧を検出するために高価な絶縁形の直流電圧検出
回路の必要がなく、コストを低減することができる。
【0033】さらに、上記PWM制御電圧形インバータ
では、圧縮機9の異常振動の発生を防ぐので、異常振動
を抑制する制御検出回路が不要となる。
【0034】上記第1,第2実施例では、上記インバー
タ部2,12の負荷に圧縮機9を接続したが、インバー
タ部に接続する負荷はこれに限らないのは勿論である。
【0035】また、上記第1実施例では、上記正弦波演
算部25a,リップル電圧演算部25bおよびパルス幅補
正量演算部25cからなるPWM補正部25は、制御手
段としてのマイコン6のソフトウェアにより構成されて
いたが、上記制御手段とは別にアナログ回路と論理回路
で構成してもよい。
【0036】また、上記第1実施例では、上記単相交流
電源10を整流器1に接続したが、3相交流電源を3相
整流用の整流器に接続してもよい。この場合、ゼロクロ
ス検出手段は各相のゼロクロスを検出して、その各相の
ゼロクロス信号に基づいて、夫々正弦波発生手段は各相
に対応した正弦波の半波を発生する。また、上記ゼロク
ロス検出手段は、3相交流電圧の少なくとも1相の交流
電圧のゼロクロス点を検出すればよく、その検出された
ゼロクロス点に基づいて、他の相の交流電圧のゼロクロ
ス点を演算により求めてよい。
【0037】また、上記第1実施例では、上記リップル
電圧検出手段としてリップル電圧演算部25aは、負荷
電流に対するリップル電圧の特性をテーブルに格納し
て、負荷電流に対するリップル電圧を求めたが、負荷電
流とリップル電圧との関係式からリップル電圧を求めて
もよい。
【0038】また、上記第1実施例では、上記平滑手段
として平滑コンデンサ3を用いたが、平滑手段はこれに
限らず、チョークコイルと平滑コンデンサを組み合わせ
たものなどでもよい。
【0039】また、上記第1実施例では、上記変流器4
を用いて、平均値回路30とともに入力電流検出手段を
構成していたが、変流器4の代わりにシャント抵抗やホ
ール素子等を用いてもよい。
【0040】また、上記第2実施例では、ゼロクロス検
出器14はR-S線間電圧のゼロクロス点を検出し、S-
T線間電圧,T-R線間電圧はゼロクロス演算部20によ
り演算したが、ゼロクロス検出手段を3相交流電圧毎に
設けて、ゼロクロス演算部を無くしてもよい。
【0041】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1のP
WM制御電圧形インバータは、交流電源に接続される整
流器と、上記整流器の直流電圧出力に接続されたインバ
ータ部と、上記整流器とインバータ部の間に設けられ、
整流器の直流電圧出力を平滑する平滑手段と、インバー
タ部にパルス幅変調された制御信号を出力する制御手段
と、交流電源からの交流電圧のゼロクロス点を検出する
ゼロクロス検出手段と、交流電源から整流器に流れる入
力電流を検出する入力電流検出手段とを備えたPWM制
御電圧形インバータにおいて、上記ゼロクロス検出手段
からのゼロクロス点を表わす信号に基づいて、正弦波発
生手段は、各ゼロクロス点を基点にして、夫々、交流電
源からの交流電圧と同一周期の正弦波の半波を発生し、
上記入力電流検出手段からの入力電流を表わす信号と正
弦波発生手段からの正弦波の半波を表わす信号とに基づ
いて、リップル電圧検出手段は、平滑手段により平滑さ
れた整流器の直流電圧出力のリップル電圧を検出すると
共に、上記正弦波発生手段からの正弦波の半波を表わす
信号とリップル電圧検出手段からのリップル電圧を表わ
す信号に基づいて、パルス幅補正手段は、リップル電圧
の大小に応じて、上記制御手段から出力される制御信号
のパルス幅を大小に補正するものである。
【0042】したがって、請求項1の発明のPWM制御
電圧形インバータによれば、上記整流器の出力の直流電
圧を検出するための高価な絶縁形の直流電圧検出回路を
用いることなく、既存のゼロクロス検出手段と電流検出
手段とを用いて、整流器の直流電圧出力の変動によるイ
ンバータ部の交流電圧出力の歪みを防止することができ
る。また、上記平滑手段としての平滑コンデンサを用い
た場合、その平滑コンデンサの容量を小さくして、リッ
プル電圧が大きくなっても、そのリップル電圧を十分に
補正できるので、平滑コンデンサを小型化することがで
きる。さらに、上記インバータ部の出力端子に圧縮機等
を接続した場合、インバータ部の交流電圧出力の歪みを
防いで、圧縮機等の異常振動の発生を防止するので、異
常振動を抑制する制御検出回路等を備える必要がない。
したがって、低コストなPWM制御電圧形インバータを
実現することができる。
【0043】また、請求項2のPWM制御電圧形インバ
ータは、3相交流電源に接続される整流器と、上記整流
器の直流電圧出力に接続されたインバータ部と、そのイ
ンバータ部にパルス幅変調された制御信号を出力する制
御手段と、3相交流電源からの3相交流電圧のうちの少
なくとも1相の交流電圧のゼロクロス点を検出するゼロ
クロス検出手段とを備えたPWM制御電圧形インバータ
において、ゼロクロス検出手段からのゼロクロス点を表
わす信号に基づいて、正弦波発生手段は、各ゼロクロス
点を基点にして、夫々、3相交流電源からの3相交流電
圧と同一周期で、かつ3相交流電圧に対応する正弦波の
半波を発生し、正弦波発生手段からの3相交流電圧に対
応する正弦波の半波を表わす信号に基づいて、リップル
電圧検出手段は、整流器の直流電圧出力のリップル電圧
を検出して、正弦波発生手段からの3相交流電圧に対応
する正弦波の半波を表わす信号とリップル電圧検出手段
からのリップル電圧を表わす信号に基づいて、パルス幅
補正手段は、リップル電圧の大小に応じて、制御手段か
ら出力される制御信号のパルス幅を大小に補正するもの
である。
【0044】したがって、請求項2の発明のPWM制御
電圧形インバータによれば、上記整流器の出力の直流電
圧を検出するために高価な絶縁形の直流電圧検出回路を
用いることなく、既存のゼロクロス検出手段を用いて、
整流器の直流電圧出力の変動によるインバータ部の交流
電圧出力の歪みを防止することができる。また、3相交
流電圧を整流器で整流したときの直流電圧出力のリップ
ル電圧を十分補正できるので、整流器の直流電圧出力を
平滑する平滑コンデンサ等の平滑手段を無くすことがで
きる。さらに、上記インバータ部の出力端子に圧縮機等
を接続した場合、インバータ部の交流電圧出力の歪みを
防止して、圧縮機等の異常振動の発生を防ぐので、異常
振動を抑制する制御検出回路等を不要にできる。したが
って、低コストなPWM制御電圧形インバータを実現す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1はこの発明の第1実施例のPWM制御電
圧形インバータのブロック図である。
【図2】 図2(a)〜(d)は上記PWM制御電圧形インバ
ータの各部の波形を示す図である。
【図3】 図3は上記PWM制御電圧形インバータの負
荷電流と直流電圧入力のリップル電圧との関係を示す図
である。
【図4】 図4(a),(b)は上記PWM制御電圧形インバ
ータのマイコンのパルス幅補正処理を示すフローチャー
トである。
【図5】 図5はこの発明の第2実施例のPWM制御電
圧形インバータのブロック図である。
【図6】 図6(a)〜(d)は上記PWM制御電圧形インバ
ータの各部の波形を示す図である。
【図7】 図7は従来のPWM制御電圧形インバータの
ブロック図である。
【図8】 図8(a)〜(c)は上記PWM制御電圧形インバ
ータの各部の波形を示す図である。
【符号の説明】
1,11…整流器、2,12…インバータ部、3…平滑コ
ンデンサ、4,14…ゼロクロス検出器、5…変流器、
6,16…マイコン、7,17…ドライブ部、8…力率改
善リアクトル、9…圧縮機、10…単相交流電源、20
…ゼロクロス演算部、21…キャリア発振器、22…三
角波発生器、23…正弦波発生器、24…A/Dコンバ
ータ、25,27…パルス幅補正部、25a,27a…正弦
波演算部、25b,27b…リップル電圧演算部、25c,
27c…パルス幅補正部、26…PWM波形演算部、3
0…平均値回路。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源(10)に接続される整流器(1)
    と、上記整流器(1)の直流電圧出力に接続されたインバ
    ータ部(2)と、上記整流器(1)と上記インバータ部(2)
    の間に設けられ、上記整流器(1)の直流電圧出力を平滑
    する平滑手段(3)と、上記インバータ部(2)にパルス幅
    変調された制御信号を出力する制御手段(6)と、上記交
    流電源(10)からの交流電圧のゼロクロス点を検出する
    ゼロクロス検出手段(4)と、上記交流電源(10)から上
    記整流器(1)に流れる入力電流を検出する入力電流検出
    手段(5,30)とを備えたPWM制御電圧形インバータ
    において、 上記ゼロクロス検出手段(4)からのゼロクロス点を表わ
    す信号に基づいて、各ゼロクロス点を基点にして、夫
    々、上記交流電源(10)からの交流電圧と同一周期の正
    弦波の半波を発生する正弦波発生手段(25a)と、 上記入力電流検出手段(5,30)からの入力電流を表わ
    す信号と上記正弦波発生手段(25a)からの正弦波の半
    波を表わす信号とに基づいて、上記平滑手段(3)により
    平滑された上記整流器(1)の直流電圧出力のリップル電
    圧を検出するリップル電圧検出手段(25b)と、 上記正弦波発生手段(25a)からの正弦波の半波を表わ
    す信号と上記リップル電圧検出手段(25b)からのリッ
    プル電圧を表わす信号に基づいて、上記リップル電圧の
    大小に応じて、上記制御手段(6)から出力される制御信
    号のパルス幅を大小に補正するパルス幅補正手段(25
    c)とを備えたことを特徴とするPWM制御電圧形インバ
    ータ。
  2. 【請求項2】 3相交流電源に接続される整流器(11)
    と、上記整流器(11)の直流電圧出力に接続されたイン
    バータ部(12)と、上記インバータ部(12)にパルス幅
    変調された制御信号を出力する制御手段(16)と、上記
    3相交流電源からの3相交流電圧のうちの少なくとも1
    相の交流電圧のゼロクロス点を検出するゼロクロス検出
    手段(14)とを備えたPWM制御電圧形インバータにお
    いて、 上記ゼロクロス検出手段(14)からのゼロクロス点を表
    わす信号に基づいて、各ゼロクロス点を基点にして、夫
    々、上記3相交流電源からの3相交流電圧と同一周期
    で、かつ3相交流電圧に対応する正弦波の半波を発生す
    る正弦波発生手段(27a)と、 上記正弦波発生手段(27a)からの上記3相交流電圧に
    対応する正弦波の半波を表わす信号に基づいて、上記整
    流器(11)の直流電圧出力のリップル電圧を検出するリ
    ップル電圧検出手段(27b)と、 上記正弦波発生手段(27a)からの上記3相交流電圧に
    対応する正弦波の半波を表わす信号と上記リップル電圧
    検出手段(27b)からのリップル電圧を表わす信号に基
    づいて、上記リップル電圧の大小に応じて、上記制御手
    段(16)から出力される制御信号のパルス幅を大小に補
    正するパルス幅補正手段(27c)とを備えたことを特徴
    とするPWM制御電圧形インバータ。
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