JP2003158880A - インバータ装置 - Google Patents

インバータ装置

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JP2003158880A
JP2003158880A JP2001354582A JP2001354582A JP2003158880A JP 2003158880 A JP2003158880 A JP 2003158880A JP 2001354582 A JP2001354582 A JP 2001354582A JP 2001354582 A JP2001354582 A JP 2001354582A JP 2003158880 A JP2003158880 A JP 2003158880A
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JP2001354582A
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Hidetake Hayashi
秀竹 林
Hitoshi Takimoto
等 滝本
Toru Yoshioka
徹 吉岡
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Toshiba Corp
Sawafuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Sawafuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インバータ装置の出力過電流を抑制するとと
もに、その波形歪みを低減させる。 【解決手段】 出力電流の半サイクル単位の波形率を算
出し、その値に基づいて、正弦波である基準波形の振幅
に制限を加えた修正基準波を生成し、PWM回路に出力
基準信号として与えてインバータ装置の出力電圧を下げ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯用交流電源装
置、可搬型非常電源装置などに使用するインバータ装置
に係り、特にこれら装置にコンデンサ入力の全波整流回
路などの非線形負荷を接続した場合における出力の過電
流を抑制できるインバータ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、イベント等に使用される携帯用交
流電源装置には、出力電力の大容量化の要求が高まって
きており、例えば、駆動源としてエンジン駆動式の発電
機を備え、インバータ装置を搭載した携帯用交流電源装
置においては、正弦波交流出力で3kW級の大出力が可
能なものが実現されている。そして、このような大出力
の携帯用交流電源装置に対しても、装置の小型化および
出力電力の高品質化の要望が高まってきている。
【0003】かかる電源装置の負荷としては、コンデン
サ入力の全波整流回路を有するAC−DCコンバータ、
AC−ACコンバータや、モータ、電球のように始動時
や点灯時に大きな電流を必要とする非線形性の負荷が接
続されることが多い。かかる負荷が要求する瞬間的な大
電流に対して、従来は搭載したインバータ装置のスイッ
チング素子の定格を大きくしたり、出力電流の瞬時値を
検出して出力電流がスイッチング素子の定格を超えそう
になるとスイッチング素子を制御して出力電流を抑制す
る方法で対処していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、定格の
大きなスイッチング素子を採用することは、コスト上昇
を招く上、出力電流検出器のダイナミックレンジを大き
くせねばならないことから電流検出精度が低下するとい
う問題を生ずる。また、瞬間的な出力電流の検出で電流
を制限する方法では、実効出力電流が発電機の定格以内
の場合にも出力電流が抑制されてしまい、発電機の能力
を十分に活用できないという問題がある。本発明はかか
る問題を軽減するためになされたもので、その目的は非
線形性の強い負荷を接続した場合における出力過電流を
抑制してスイッチング素子の定格を下げることを可能と
するとともに、波形歪みの少ないインバータ装置を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、直流
電源回路と、スイッチング素子を有し、前記直流電源回
路の出力をパルス幅変調信号に基づいて前記スイッチン
グ素子をスイッチングさせ交流電圧を出力するインバー
タ回路と、該インバータ回路の出力電圧を検出する出力
電圧検出回路と、前記インバータ回路の出力電圧の基準
となる正弦波の基準波形(以下、正弦基準波と呼ぶ)を
生成する基準波形生成回路と、該正弦基準波と前記出力
電圧波形とを比較して前記スイッチング素子を駆動する
パルス幅変調信号を生成するパルス幅変調信号生成回路
と、前記インバータ回路の出力電流を検出する出力電流
検出回路と、を備えたインバータ装置であって、前記出
力電流検出回路で検出した出力電流波形に基づいて負荷
の非線形性を検出し、その非線形性の程度に応じて前記
正弦基準波の振幅を制限することにより前記出力電圧を
減少させるようにした。
【0006】これによりインバータ回路の負荷がコンデ
ンサ入力の全波整流回路のような非線形負荷で、正弦波
から大きく外れた波形の電流が流れた場合には、パルス
幅変調信号生成回路(以下、PWM回路と呼ぶ)に振幅
を制限された出力基準信号が入力される。これにより、
インバータ出力に振幅が制限された電圧が出力され、こ
れが負荷に供給されることによって過電流が抑制される
と共に、波形歪も改善される効果を奏する。
【0007】請求項2の発明は、負荷の非線形性を、出
力電流検出回路で検出した半サイクルの電流波形の波形
率により判断するようにしたものである。波形率は波形
実効値と平均値の比で定義される数値で、正弦波の場合
は1.11、コンデンサ入力の全波整流電流波形では
1.4程度の数値になることから、半サイクルの波形測
定によりその波形率を算出することによって負荷の非線
形性の程度を容易に判断することができる。
【0008】請求項3の発明は、正弦基準波の振幅を制
限する量は、直前の半サイクルの出力電流波形の波形率
と許容波形率との差に比例する値とし、その値に上限を
設けたものである。許容波形率としては、例えば正弦波
の1.11を用いる。これにより許容波形率との差に比
例した値だけ正弦基準波の振幅が削減され、出力電圧も
同様に振幅が削減されるため出力電流が抑制され、波形
歪も改善される効果を奏する。またその削減量に上限を
設けたため出力電圧の不必要な低下を招くこともない。
【0009】請求項4の発明は、正弦基準波の振幅を制
限する量は、半サイクル単位で求めた直近の複数の出力
電流波形の波形率の平均値と許容波形率との差に比例す
る値とし、その値に上限を設けたものである。これによ
り出力の過電流が抑制されることとなる上、検出した電
流波形に含まれるノイズの影響を減少させることができ
る。またインバータ回路に新たな負荷が投入された瞬間
や、一部の負荷が遮断された瞬間におけるインバータ出
力電圧の急激な変動が抑制される効果がある。
【0010】請求項5の発明は、正弦基準波の振幅を制
限する量は、直前の半サイクルの出力電流波形の波形率
と許容波形率との差に比例する値と、その差についての
インバータ回路動作開始から直前の半サイクルまでの積
分量に比例する値との和に比例する値とし、その値に上
限を設けたものである。許容波形率としては、例えば
1.2を用いる。請求項3の発明では算出した波形率と
許容波形率との差に比例する量を操作量とする比例制御
であるのに対して、本発明の場合は比例−積分制御とな
るためオフセットが生ぜず、出力電流の波形率を一層好
ましい値に制御して波形歪を改善でき、且つ出力電流を
抑制できる効果を奏する。
【0011】請求項6の発明は、正弦基準波の振幅の制
限を、正弦基準波の最大振幅から制限量を差し引いた値
を超える振幅部分の波形を削除して行うものである。こ
のような制限は、波形の瞬時値が正弦基準波の波高値か
ら制限量を引いた値を超える部分の波形については、瞬
時値の代わりに波高値から制限量を差し引いた数値を振
幅として用いることである。振幅制限の計算が簡単であ
って、出力電流の抑制、出力電流の波形歪改善の効果を
奏する。
【0012】請求項7の発明は、正弦基準波の振幅の制
限は、正弦波の基準波形を、その最大振幅から制限量を
差し引いた値を最大振幅とする正弦波に修正することに
より行うものである。これは、正弦基準波の振幅を一様
に一定比率だけ減衰させてPWM回路に入力することで
あり、インバータ出力の電圧波形の歪を悪化させること
なく出力電流を抑制できる効果を奏する。
【0013】請求項8の発明は、正弦基準波の振幅の制
限は、出力電流検出回路で検出した直前の半サイクルの
出力電流の波形率が1.11より大きく、且つその半サ
イクルの実効電流が一定値より大きい場合のみ行うこ
と。そして、前記実効電流と前記一定値との差に比例す
る値を正弦基準波の最大振幅に加えた値を最大振幅とす
る増幅された形の正弦波をまず算出し、その増幅された
形の正弦波から、本来の正弦基準波の最大振幅から制限
量を差し引いた値を超える振幅部分をカットした波形を
生成して正弦基準波の代わりに使用するものである。
【0014】これは負荷に波形率の悪い負荷を接続した
場合においても、インバータ装置に電力を供給する発電
機の能力を可能な限り有効に活用しようとする工夫であ
って、上述した一定値とは、発電機の定格から決まる一
定の電流値をいう。請求項6の発明の場合、波形率が悪
い場合は出力電圧波形の上部が発電機の容量に無関係に
カットされる。これに対し本発明の場合は、測定した実
効電流値が、正弦波の振幅から波形率に基づく制限量を
引いた値より大きい場合には、まず正弦波を一様に一定
割合だけ振幅を一様に大きくする。その上でその大きく
した波形の、本来の正弦基準波の振幅から制限量を差し
引いた値を超える振幅部分を削除してPWM回路に入力
する。これによりインバータ回路の出力には、振幅は請
求項6の発明の場合と同じであるが、平均値が請求項6
の発明より大きい電圧波形が現れることとなり、発電機
の能力を充分に引き出しつつ出力電流を抑制と、波形歪
の改善ができる効果を奏する。
【0015】請求項9の発明は、インバータ出力電流の
瞬時値が一定値を超える間のみ、正弦基準波の振幅制限
を行うようにしたものである。ここでいう一定値とは、
例えばインバータ回路のトランジスタの定格容量から決
めた電流値である。これにより負荷電流が発電機の定格
以内の場合には出力電圧の制限が行われず、定格を超え
た場合にのみ正弦基準波の振幅制限によるインバータ出
力電流の抑制が行われることとなる。従ってインバータ
回路のスイッチング素子に余裕がある場合には、不必要
な電流制限が行われることがないため、インバータ回路
の能力を有効に活用しつつ、出力電流を抑制し、波形歪
を改善できる効果を奏する。
【0016】なお、負荷が線形であるとは、印加した電
圧の大きさと流れる電流の大きさとに比例関係があるこ
とをいい、非線形性負荷とは、それらに比例関係がない
負荷をいう。
【0017】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、本発明
のインバータ装置を携帯用交流電源装置に適用した第1
の実施形態について図1ないし図8を参照しながら説明
する。まず図1は、例えば100V、50Hzあるいは
60Hzの交流電圧を発生する携帯用交流電源装置21
の電気構的構成を示している。この携帯用交流電源装置
21は、図示しないエンジンにより駆動される三相の交
流発電機22と、その後段に接続される単相のインバー
タ装置23とから構成されている。
【0018】交流発電機22は、回転子と電機子(何れ
も図示せず)とに加え、エンジンへの燃料(ガソリン)
供給量を制御してエンジンの回転速度を制御するための
ステッピングモータ24を備えている。電機子には、Y
結線された主巻線25u、25v、25wと補助巻線2
6とが巻装されており、主巻線端子27u、27v、2
7wと補助巻線端子28a、28bは、それぞれインバ
ータユニット23の入力端子29u、29v、29wと
入力端子30a、30bに接続されている。
【0019】一方、インバータユニット23は、以下の
ように構成されている。すなわち、入力端子29u、2
9v、29wと直流電源線31、32との間には整流回
路(直流電源回路)33が接続されている。直流電源線
31と32の間には平滑用のコンデンサ34が接続さ
れ、直流電源線31、32と出力端子35、36との間
にはインバータ回路37とフィルタ回路38とが縦続接
続されている。なお、整流回路33が本発明における直
流電源回路に相当する。
【0020】整流回路33は、サイリスタ39〜41と
ダイオード42〜44とがいわゆる三相混合ブリッジの
形態に接続された構成を備えており、インバータ回路3
7は、トランジスタ45〜48(スイッチング素子に相
当)と還流ダイオード49〜52とがいわゆるフルブリ
ッジの形態に接続された構成を備えている。フィルタ回
路38は、インバータ回路37の出力端子53とインバ
ータユニット23の出力端子35との間に介在するリア
クトル55と、インバータユニット23の出力端子35
と36との間に接続されたコンデンサ56とから構成さ
れている。インバータ回路37の出力端子54は、イン
バータユニット23の出力端子36に直接接続されてお
り、その出力端子54からフィルタ回路38に至る電流
通路には出力電流を検出するための変流器57が設けら
れている。
【0021】さらに、インバータユニット23は、制御
電源回路58、制御回路59および駆動回路60を備え
ている。このうち制御電源回路58は、入力端子30
a、30bを介して補助巻線26に誘起される交流電圧
を入力し、それを整流平滑して制御回路59が動作する
ための制御用直流電圧(例えば5V、±15V)を生成
するようになっている。なお、補助巻線26に誘起され
る交流電圧は、エンジンの回転数を検出するために、制
御回路59にも入力されている。
【0022】制御回路59は、制御手段たるマイクロコ
ンピュータ61(以下、マイコン61と称す)、直流電
圧検出回路62、出力電圧検出回路63、出力電流検出
回路64およびPWM回路65から構成されている。マ
イコン61は、具体的には図示しないがCPU、RA
M、ROM、入出力ポート、A/Dコンバータ、タイマ
回路、発振回路や、D/Aコンバータがワンチップ上に
IC化された形で構成されている。
【0023】直流電圧検出回路62は、直流電源線31
と32との間の直流電圧Vdcを検出して、その検出直
流電圧を整流回路33の出力電圧信号としてマイコン6
1に出力する。マイコン61はこの整流回路33の出力
電圧信号を読み込んで、その値が約180Vを保つよう
にサイリスタ39〜41の点弧角を制御するようになっ
ている。出力電圧検出回路63は、インバータ回路37
の出力端子53と54の間の電圧を分圧する分圧回路
と、その分圧された矩形波状の電圧から搬送波成分を除
去するためのフィルタ(何れも図示せず)とを備えて構
成されており、その出力電圧検出信号Vsをマイコン6
1およびPWM回路65に出力するようになっている。
【0024】また、出力電流検出回路64は、変流器5
7により検出した出力電流を所定の電圧レベルに変換
し、その出力電流検出信号Isをマイコン61およびP
WM回路65に出力するように構成されている。マイコ
ン61には、図示しないスイッチ入力部からのスイッチ
入力により、出力周波数を50Hzまたは60Hzのい
ずれかに設定できるようになっており、例えば、50H
z、100Vの交流電圧を発生すべきときは、設定され
た出力周波数と同じ周波数の正弦基準波Vsinを生成し
てPWM回路65に出力基準信号として与えるようにな
っている。(なお、制限基準波Vsinは、後述するよう
にマイコン61内で振幅が制限され、修正基準波となっ
てマイコン61から出力される場合がある。)
【0025】PWM回路65は、その入力電圧をパルス
幅変調信号に変換する回路で図2はその内部構成であ
る。図に示すようにPWM回路65はピークリミッタ回
路67、誤差増幅回路68、コンパレータ69とで構成
されている。マイコン61から出力された制限基準波V
sinは、入力端子66に出力基準信号として与えられ
る。誤差増幅回路68の反転入力端子(−入力端子)に
つながる入力端子70には出力電圧検出回路63で検出
した出力電圧検出信号Vsが、非反転入力端子(+入力
端子)にはピークリミッタ回路67の出力電圧Vpが入
力され、これらの差が増幅されて出力に誤差電圧Vsin
´として現れ、これがコンパレータ69の+入力端子に
加えられる。
【0026】ここで誤差増幅回路68の非反転入力の前
段に接続されたピークリミット回路67は、インバータ
回路37の出力電流検出信号Isの瞬時値の絶対値|Is
|がピーク電流基準信号Ikを超えた場合に、入力端子
66に入力されている出力基準信号のその時点の値を保
持して誤差増幅回路68 に与えるもので、これにより
誤差増幅回路68の非反転入力端子に加えられる入力電
圧Vpの更なる増加が抑えられて、出力電流の一層の増
大が抑制される。ピーク電流基準信号Ikは、インバー
タ回路37のトランジスタの最大電流定格を考慮して決
定される。
【0027】一方、コンパレータ69の−入力端子に
は、例えば16kHzの三角波からなる搬送周波数信号
Scが加えられる。誤差信号Vsin´と搬送周波数信号
Scはレベル比較され、コンパレータ69の出力端子に
は誤差電圧Vsin´が搬送周波数信号Scより大きい期
間は正、小さい期間は負とする矩形波状のパルス幅変調
信号Vo が現れる。コンパレータ69のこれら入力波形
と出力波形の関係を図3の(a)、(b)に示す。出力
されたパルス幅変調信号Voは駆動回路60に導かれ、
これを基にベース駆動信号G1〜G4が生成されてイン
バータ回路37のトランジスタ45〜48のベースを駆
動する。このベース駆動信号によりトランジスタ45〜
48がスイッチング動作を実行することにより、インバ
ータ回路37の出力端子53、54にパルス幅変調信号
Voが増幅された高周波電圧が現れる。この高周波電圧
波形はフィルタ回路38によって高周波成分が除去さ
れ、出力端子35、36には図3(c)に示すような誤
差電圧Vsin´と相似波形の交流出力電圧Voacが現れ
る。
【0028】インバータ回路37の出力端子53、54
に現れた出力電圧は、前述したように出力電圧検出回路
63で分圧された後、搬送波成分が除去されて出力電圧
検出信号Vsとなり、誤差増幅回路68の反転入力端子
に入力される。そして誤差増幅回路68の非反転入力端
子の電圧Vpと比較される。 すなわち誤差増幅回路68
の非反転入力端子に加えられ電圧Vpを目標値とする電
圧帰還制御がなされている。誤差増幅回路68の増幅率
は十分高い値に設計されているため、結局、電圧帰還制
御の作用で出力端子53、54には誤差増幅回路68の
非反転入力端子に加えられた電圧Vpと等しい電圧波形
が現れる(簡単のため出力電圧検出回路63の分圧比は
1/1として説明する)。
【0029】次にマイコン61がソフトウェア処理によ
り負荷の非線形性を検出して出力電流を抑制する作用に
ついて説明する。運転が開始されるとマイコン61は正
弦基準波Vsinを生成し、これを基にPWM回路65で
PWM波形Voが生成され、インバータ回路37がスイ
ッチング動作を行って出力端子35、36に交流電圧を
発生させ負荷に電流が流れる。負荷電流は出力電流検出
回路64によって検出され、出力電流検出信号Isとし
てマイコン61に読み取られる。
【0030】続いて、マイコン61は、図4に示すよう
に正弦基準波Vsinの各半サイクルをN分割し、正弦基
準波Vsinのゼロクロスの瞬間から始めてN個の各分割
タイミングにおける出力電流検出信号Is(n)、(n=1
〜N) を読み取って記憶する。分割数Nの値は大きい
方が好ましいが、マイコンの演算速度、A/D、D/A
変換器の変換速度による限界があり、例えば60とす
る。
【0031】出力電流検出信号IsのN回の読み取りが
終了すると、マイコン61は半サイクル中における出力
電流の平均電流値Im、実効電流値Ie、波形率Fを次式
により計算する。 平均電流値Im=(Σ|Is(n)|)/N ,n
=1〜N 実効電流値Ie=((ΣIs(n)2)/N)1/2 ,n
=1〜N 波形率F=(実効電流値Ie)/(平均電流値Im) ここで波形率Fは、出力電流波形が正弦波の場合は1.
11である。
【0032】インバータ回路にとって歓迎されない負荷
は、コンデンサ入力の全波整流回路のように、平均電流
値に比べて電流の波高値が高い負荷、すなわち先端の尖
った波形の電流を流す負荷である。そのような波形では
平均電流値に比べて実効電流値が大きくなる、すなわち
波形率Fの値が大きくなる。このことから正弦波電圧を
加えた場合の出力電流波形の波形率を計算し、その値と
1.11との差を求めることによりインバータ負荷の非
線型性の程度を判断することができる。
【0033】こうして求めた波形率Fを求めたら次に、
出力電流の尖頭値を抑えるために次の半サイクルの間、
PWM回路65に与える出力基準信号の波形を決める。
出力電流の尖頭値を抑えるには、印加する出力電圧の振
幅(波高値)を下げることが有効なため、マイコン61
内で生成している正弦基準波の振幅を削減することと
し、その振幅制限(削減)量を求めた波形率を基に決め
る。ここでまずこの振幅制限量の決め方についての3種
類の実施形態を説明する。
【0034】(振幅制限量の決め方の第1の実施形態)
(請求項3に対応) これは次の半サイクルの振幅制限量を、直前の半サイク
ルの出力電流波形から求めた波形率Fと許容波形率Fs
との差に比例させる決め方で、振幅制限量は次の式で計
算される。 振幅制限量Ar=K((波形率F)−(許容波形率Fs )) (1)式 ただし、 0≦ 振幅制限量Ar ≦ 最大許容振幅制
限値 K、Fsは正の定数 このように、正弦基準波の振幅を制限して出力電圧を下
げる作用を半サイクル単位で継続すると、出力電流波形
の波形率は帰還作用により、許容波形率Fs以下に向か
って改善の方向に向かうこととなる。上記(1)式で操
作量に当たる振幅制限量を決めることは、結局は出力電
流の波形率が許容波形率に近づくような比例制御を行っ
ていることになる。なお振幅制限量Arの値に上限を設
けるのは、出力電圧が下がり過ぎないようにするためで
ある。
【0035】例として、許容波形率を1.1とし、波形
率1.4の場合に20Vの振幅制限を行うとした場合に
は、(1)式の振幅制限量Arは次のようになる。 振幅制限量Ar=20×(波形率F−1.1)/0.3 (2)式 ただし、 0≦ 振幅制限量Ar ≦20
【0036】(振幅制限量の決め方の第2の実施形態)
(請求項4に対応) この実施形態は、次の半サイクルの振幅制限量Arを、
半サイクルの出力電流波形から求めた波形率Fと許容波
形率Fsとの差に比例させる点では、(前記振幅制限量
の決め方の第1の実施形態)と同じである。異なる点
は、振幅制限量Arを計算する前記(1)式の波形率F
として、直前の半サイクルの波形率Fの代わりに、半サ
イクル単位で計算した直近の複数、例えば2〜10個の
波形率の平均値を用いる点である。この実施の形態にお
いても、出力電流の波形率Fが許容波形率Fsに近づく
ような比例制御が行われることになる。
【0037】(振幅制限量の決め方の第3の実施形態)
(請求項5に対応) これは次の半サイクルの振幅制限量Arを、直前の半サ
イクルの電流波形の波形率Fと許容波形率Fsとの差に
比例する値と、その差についてのインバータ回路動作開
始から現在までの積分量に比例する値の両者の和に比例
させる決め方である。この場合の振幅制限量Arは次式
で計算される。 振幅制限量Ar=K(ΔD+(1/Ti)・ΣΔD) (3)式 ここに ΔD= (波形率F)−(許容波形率Fs ) ΣΔDは動作開始から直前の半サイクルまでのΔDの和 ただし、 0≦ 振幅制限量Ar ≦ 最大許容振幅制
限値 Kは比例定数、Tiは積分定数、Fsは定数 従って、この実施の形態では、出力電流の波形率が改善
する方向に比例−積分制御を行っていることになる。許
容波形率Fsとしては、ΣΔDが無限に大きくならない
よう正弦波の波形率1.11より大きな数字、例えば
1.15を用いる。
【0038】このようにして次の半サイクルの振幅制限
量Arを決めたら、次に正弦基準波の波高値にその量だ
け修正(制限)を加える。そして修正した波形(修正基
準波と呼ぶ)を生成してPWM回路65の端子66に出
力基準信号として入力する。そこで次に正弦基準波を修
正(制限)して修正基準波を生成する修正方法につい
て、3種類の実施形態を説明する。
【0039】(正弦基準波の修正方法の第1の実施形
態)(請求項6に対応) これは図5のように正弦基準波の上部を、振幅制限量A
rだけカットして振幅を制限(削減)した波形を修正基
準波とする方法である。修正基準波の振幅A´は次のよ
うになる。 修正基準波振幅A´=(正弦基準波振幅A)−(振幅制限量Ar) (4)式 例として、インバータの正常時出力電圧を実効値100
V、正弦基準波を実効値100Vの波形とし、振幅制限
量Arとして前記(2)式を使用した場合には、制限後
の修正基準波の振幅A´は次のようになる。 修正基準波振幅A´=141−20×(波形率F−1.
1)/0.3 ただし、121≦修正基準波振幅A´≦141
【0040】(正弦基準波の修正方法の第2の実施形
態)(請求項7に対応) これは図6のように、正弦基準波の振幅Aを振幅制限量
Arだけ小さくした正弦波に修正して制限する方法であ
る。制限前の正弦基準波Vsinを、 Vsin=(正弦基準波振幅A)Sin(ωt) (5)式 で表すとすると、制限後の修正基準波V´sinは次式の
ようになる。 V´sin=(修正基準波振幅A´)Sin(ωt) (6)式 ここに修正基準波振幅A´は前記(4)式で計算され
る。
【0041】(正弦基準波の修正方法の第3の実施形
態)(請求項8に対応) これは前述の(正弦基準波の修正方法の第1の実施形
態)の修正方法と同じように、正弦基準波の振幅Aから
振幅制限量Arを差し引いた振幅を超える部分の波形を
カットして振幅を制限する方法であるが、次の2点が異
なる。第1点は、振幅の制限を行うのは、半サイクル前
の電流波形の波形率Fが正弦波の波形率1.11より大
きく、且つその実効電流値Ieが発電機22の定格から
決まる一定電流値Igより大きい場合のみ行う点であ
る。第2点は、振幅を制限するために上部をカットする
対象波形が、正弦基準波ではなく、図7に示すように正
弦基準波の振幅Aを半サイクル前の実効電流値Ieと一
定電流値Igとの差に比例する量だけ大きくしたカット
対象波形V´sinである点である。
【0042】正弦基準波Vsinを前記(5)式で表す
と、カット対象波形V´sinは次式で表される。 V´sin=(1+Kg・(実効電流Ie− Ig))Sin(ωt) (7)式 ここにKg、Ig は正の定数である。制限後の修正基準
波の振幅A´は、前述の(正弦基準波の修正方法の第1
の実施形態)の場合と同じであり、前記(5)式で計算
される。修正基準波の波形は図7の実線のようになる。
(正弦基準波の修正方法の第1の実施形態)による図5
の実線波形と比較すると、振幅は同じであるが波形上部
の幅が広がっている。従って、図7の修正基準波の方が
インバータ出力の平均電圧、実効電圧の値が図5の場合
よりも大きくなる。
【0043】このような修正基準波が出力基準信号とし
てPWM回路65に与えられ、同じ波形の電圧がインバ
ータ回路37から負荷に供給されると、印加電圧の振幅
が制限されている効果により負荷の過電流は抑制され
る。その一方、印加される電圧の平均電圧、実効電圧の
値が図5の場合に比べて増加しており、これによる効果
は出力の平均電流値、実効電流値を増加させる方向に働
く。従って、前記(7)式の定数Kg、Igを最適に選定
することにより、出力の過電流を抑制しつつ発電機22
の能力を有効に引き出すことが可能となる。
【0044】このようにして修正基準波を決めたら、出
力電流をサンプリングするタイミングに合わせて修正基
準波の各タイミングの波高値V´(n)を計算して順次出
力する。
【0045】以上、説明してきた一連の制御を行うため
のマイコン61内の処理フローを図8に示す。図中のス
テップS3、S4は、出力電流の瞬時値のサンプリング
を行う部分である。S9〜S11は半サイクルに1回実
行される部分で、サンプリングした半サイクル分の電流
データに基づき波形率Fを求める部分である。ステップ
S12は求めた波形率Fに基づいて、振幅制限量Arを
計算するステップであり、前述の(振幅制限量の決め
方)の3種の実施形態の中から選択した実施形態の計算
式に従い振幅制限量Arを計算する。
【0046】ステップS5、S6は、こうして求めた次
の半サイクルの振幅制限量Arを基に、正弦基準波に修
正(制限)を加えた修正基準波の各タイミングにおける
振幅を計算して、順次出力する部分である。修正は、前
述した(正弦基準波の修正方法)の3種類の実施形態の
中から選択した方法で行う。ステップS6で出力したV
´(n)はD/A変換されて、図2に示すPWM回路65
の端子66へ出力基準信号として与えられる。出力電流
検出信号Isによるピークリミットが働いていない状態
では、このV´(n)が誤差増幅回路68の入力電圧Vp
となり、出力電圧検出信号Vsによる電圧帰還制御がさ
れていることから、出力端子35、36にも同じ電圧波
形、V´(n)、n=1〜N が現れることとなる。
【0047】(第2の実施形態)この実施形態は、第1
の実施形態においてマイコン61がPWM回路65の端
子66に出力基準信号を出力するに際し、出力する時点
の出力電流の瞬時値Is(n)が一定の許容値Imaxを超え
ている場合には、正弦基準波を修正した修正基準波で計
算した電圧V´(n)を出力し、超えていない場合には正
弦基準波で計算した電圧V(n)を出力するようにした実
施形態である。図9にそのフローを示す。図8のフロー
に対してステップS41〜S43の3ステップを追加し
た点が第1の実施形態と異なる。
【0048】これにより半サイクル前までの波形率が悪
くても、現在の電流の瞬時値Is(n)が一定の許容値Im
ax以下であれば、本来の正弦基準波で計算した電圧V
(n)が出力されるため、インバータ回路37のトランジ
スタに余裕がある場合に不必要な電流制限が加えられる
ことがなくなり、トランジスタの能力を有効に発揮させ
られる効果がある。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明はインバー
タ回路の負荷がコンデンサ入力の全波整流回路のような
非線形負荷で、正弦波から大きく外れた波形の出力電流
が流れた場合には、PWM回路に振幅を制限された出力
基準信号が入力されて、インバータ出力には振幅が制限
された電圧が出力される。これが負荷に供給されること
によって出力の過電流が抑制されると共に、波形歪も改
善される効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施態様を示す電気回路図
【図2】PWM回路の一部を示す回路図
【図3】PWM制御に関係する波形を示す図
【図4】正弦基準波Vsinと出力電流検出信号Isとを示
す図
【図5】正弦基準波の振幅制限方法を示す図
【図6】正弦基準波の振幅制限方法を示す図
【図7】正弦基準波の振幅制限方法を示す図
【図8】マイコン内制御フロー図
【図9】本発明の第2の実施形態のマイコン内制御フロ
ー図
【符号の説明】
21は携帯用交流電源装置(インバータ装置)、22は
交流発電機、23はインバータ装置、33は整流回路
(直流電源回路)、37はインバータ回路、38はフィ
ルタ回路、59は制御回路、61はマイコン(波形率算
出手段、基準波生成回路、基準波修正手段及び制御手
段)、63は出力電圧検出回路、64は出力電流検出回
路、65はPWM回路、66は出力基準信号入力端子、
67はピークリミッタ回路、68は誤差増幅回路、69
はコンパレータを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 滝本 等 愛知県瀬戸市穴田町991番地株式会社東芝 愛知工場内 (72)発明者 吉岡 徹 群馬県新田郡新田町大字早川字早川3番地 澤藤電機株式会社新田工場内 Fターム(参考) 5H007 AA08 AA12 AA17 BB00 CA01 CB04 CB05 DA05 DA06 DC02 DC05 EA02 FA03 FA14 FA18

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源回路と、 スイッチング素子を有し、前記直流電源回路の出力をパ
    ルス幅変調信号に基づいて前記スイッチング素子をスイ
    ッチングさせ交流電圧を出力するインバータ回路と、 該インバータ回路の出力電圧を検出する出力電圧検出回
    路と、 前記インバータ回路の出力電圧の基準となる正弦波の基
    準波形を生成する基準波形生成回路と、 該基準波形と前記出力電圧波形とを比較して前記スイッ
    チング素子を駆動するパルス幅変調信号を生成するパル
    ス幅変調信号生成回路と、 前記インバータ回路の出力電流を検出する出力電流検出
    回路と、を備えたインバータ装置であって、 前記出力電流検出回路で検出した出力電流波形に基づい
    て負荷の非線形性を検出し、その非線形性の程度に応じ
    て前記基準波形の振幅を制限することにより前記出力電
    圧を減少させるようにしたインバータ装置。
  2. 【請求項2】 前記負荷の非線形性を、前記出力電流検
    出回路で検出した半サイクルの電流波形の波形率により
    判断する請求項1記載のインバータ装置。
  3. 【請求項3】 前記基準波形の振幅を制限する量は、直
    前の半サイクルの出力電流波形の波形率と許容波形率と
    の差に比例し、上限を有する値である請求項1記載のイ
    ンバータ装置。
  4. 【請求項4】 前記基準波形の振幅を制限する量は、半
    サイクル単位で求めた直近の複数の出力電流波形の波形
    率の平均値と許容波形率との差に比例し、上限を有する
    値である請求項1記載のインバータ装置。
  5. 【請求項5】 前記基準波形の振幅を制限する量は、直
    前の半サイクルの出力電流波形の波形率と許容波形率と
    の差に比例する値と、その差についてのインバータ回路
    動作開始から直前の半サイクルまでの積分量に比例する
    値との和に比例し、上限を有する値である請求項1記載
    のインバータ装置。
  6. 【請求項6】 前記基準波形の振幅の制限は、前記基準
    波形の最大振幅から前記振幅を制限する量を差し引いた
    値を超える振幅部分の波形を削除して行う請求項1ない
    し5のいずれかに記載のインバータ装置。
  7. 【請求項7】 前記基準波形の振幅の制限は、該基準波
    形を、その最大振幅から前記振幅を制限する量を差し引
    いた値を最大振幅とする正弦波に修正して行う請求項1
    ないし5のいずれかに記載のインバータ装置。
  8. 【請求項8】 前記基準波形の振幅の制限は、前記出力
    電流検出回路で検出した直前の半サイクルの出力電流の
    波形率が1.11より大きく、且つその半サイクルの実
    効電流が一定値より大きい場合のみ行い、その制限は、
    前記基準波形を、前記実効電流と前記一定値との差に比
    例する値を前記基準波形の最大振幅に加えた値を最大振
    幅とする正弦波から、前記基準波形の最大振幅から前記
    振幅を制限する量を差し引いた値を超える振幅部分を削
    除した波形に変形して行う請求項1記載のインバータ装
    置。
  9. 【請求項9】 前記出力電流の瞬時値が一定値を超える
    間のみ、前記基準波形の振幅制限を行う請求項1ないし
    7のいずれかに記載のインバータ装置。
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