JP2018098878A - 電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】出力端子に過負荷が接続された場合に、過電流が、インバータの出力電流波形を過度に歪ませることなく短時間のうちにソフト的に抑制される電力変換装置を提供する。【解決手段】電力変換装置は、インバータと、インバータの出力を外部装置に供給するための1つ又は複数の出力端子と、第1実効値の正弦波に基づきインバータの出力電圧を指定する出力電圧指令値を生成する処理を含むPWM信号生成処理でPWM信号を生成する制御部であって、いずれかの出力端子に過電流が流れた場合に、第1実効値を変更することでインバータの出力電流の実効値を低下させる出力電流抑制処理と、PWM信号を生成するためにPWM信号生成処理中で求められる制御値を、下限値から上限値までの値に制限する制御値制限処理と、所定の時間変化パターンで前記下限値を上昇させていくと共に前記上限値を減少させていく上下限値変更処理と、を行う制御部を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、電力変換装置に関する。
太陽電池用のパワーコンディショナ(以下、PCSとも表記する)として、停電時に、インバータの出力を、PCSに設けられているコンセントや端子台(以下、自立運転用出力端子と表記する)から出力する自立運転機能を有するものが知られている。
そのようなPCSの自立運転用出力端子には、様々な機器が接続される可能性がある。そして、自立運転用出力端子には、接続された機器に応じた大きさの電流が流れるが、自立運転用出力端子に過大な電流が流れると、発煙、発火、部品の劣化等の問題が自立運転用出力端子で生ずる場合がある。そのため、自立運転機能を有するPCSに、自立運転用出力端子に過大な電流が流れることを抑制するためのハードウェア(パワーサーミスタ、保護用ヒューズ)を追加することが行われている(例えば、特許文献1、2参照)。
また、出力電流抑制用のハードウェアを追加すると、その分、PCSの製造コストが上昇する。そのため、ソフト的に、出力電流が抑制されるようにしたPCSも知られている。
具体的には、インバータへのPWM信号が、自立運転用出力端子に過負荷が接続されていない場合には、『基準実効値の正弦波に基づきインバータの出力電圧を指定する出力電圧指令値を生成し、生成した出力電圧指令値とインバータの出力電圧値とに基づきインバータの出力電流を指定する出力電流指令値を生成し、生成した出力電流指令値とインバータの出力電流値の計測値との間の偏差に基づき出力電圧指令値を生成し、生成した出力電圧指令値に基づきPWM信号を生成する生成処理』にて生成され、自立運転用出力端子に過負荷が接続された場合に、上記生成処理における基準実効値を減少させる処理と、上記生成処理における出力電流指令値を所定範囲内の値に制限する処理とが行われるようにしたPCSが知られている。
特開2014−158391号公報 特開2013−165577号公報
インバータの定格電流が自立運転用出力端子の定格電流と同程度である場合には、出力電流指令値を所定範囲内の値に制限する処理等を行う上記構成により、過電流を、短時間のうちに低下させることができる。
ただし、出力電流指令値を所定範囲内の値に制限する処理が行われると、インバータの出力電流波形が歪むことになる。そのため、インバータの定格電流が自立運転用出力端子の定格電流よりも大きい場合に上記構成を採用すると、インバータの出力電流波形の歪みが、自立運転用出力端子に接続されている機器(負荷)に悪影響を及ぼす虞がある。
上記のような問題は、インバータの出力を外部装置に供給する装置であれば、自立運転機能を有するパワーコンディショナ以外の装置でも、生ずるものである。
そこで、本発明の課題は、インバータと、インバータの出力を外部装置に供給するための出力端子を備えた電力変換装置における過電流を、インバータの出力電流波形を過度に歪ませることなく短時間のうちにソフト的に抑制できる技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の電力変換装置は、インバータと、前記インバータの出力を外部装置に供給するための1つ又は複数の出力端子と、第1実効値の正弦波に基づき前記インバータの出力電圧を指定する第1出力電圧指令値を生成し、生成した第1出力電圧指令値と前記インバータの出力電圧値の計測値とに基づき前記インバータの出力電流を指定する出力電流指令値を生成し、生成した出力電流指令値と前記インバータの出力電流値の計測値との間の偏差に基づき前記インバータの出力電圧を指定する第2出力電圧指令値を生成し、生成した第2出力電圧指令値に基づき前記インバータに交流電圧を出力させるためのPWM信号を生成するPWM信号生成処理を行う制御部と、を備える。そして、本発明の電力変換装置の制御部は、前記1つの出力端子又は前記複数の出力端子のいずれかに過電流が流れた場合に、前記第1実効値を変更することで前記インバータの出力電流の実効値を低下させる出力電流抑制処理と、前記第1出力電圧指令値、前記出力電流指令値、及び、前記第2出力電圧指令値の中のいずれかの制御値を、下限値から上限値までの値に制限する制御値制限処理と、所定の時間変化パターンで前記下限値を上昇させていくと共に前記上限値を減少させていく上下限値変更処理と、を行う。
すなわち、本発明の電力変換装置では、出力端子に接続された機器の電源投入により出力端子に大きな電流が流れた場合、第1実効値を変更することでインバータの出力電流の実効値を低下させる出力電流抑制処理が行われる。また、本発明の電力変換装置では、出第1出力電圧指令値、出力電流指令値及び第2出力電圧指令値の中のいずれかの制御値を、下限値、上限値を、それぞれ、所定の時間変化パターンで上昇、下降させながら、下限値から上限値までの値に制限する処理(制御値制限処理及び上下限値変更処理)も、行われる。従って、本発明の電力変換装置によれば、過電流をインバータの出力電流波形を過度に歪ませることなく短時間のうちに、ソフト的に(インバータの制御により)、抑制することができる。
本発明の電力変換装置を実現する際、上下限値変更処理としては、具体的な内容の異なる様々なものを採用することができる。例えば、本発明の電力変換装置を、インバータの出力を外部装置に供給するための複数の出力端子を備えた装置として実現する場合には、本発明の電力変換装置に、『前記制御部は、出力端子別に、端子別電流制限値を保持し、前記上下限値変更処理は、各出力端子からの出力電流値を監視し出力電流値が前記端子別電流制限値で規定される範囲内にない出力端子を見出した場合に、その出力端子用の前記端子別電流制限値を時間経過に伴い減少させていく減少処理を開始する電流制限値更新処理と、各出力端子についての前記端子別電流制限値の中の最小値に応じた値に前記下限値及び前記上限値を変更する制御値変更処理と、を含む』構成を採用しておくことができる。
上記構成を採用する場合、下限値及び上限値の急変によりインバータの出力電流がハンチングするのを防止するために、減少処理を、一定速度で端子別電流制御値を減少させていく処理としておいても良い。また、下限値及び上限値の急変によりインバータの出力電流がハンチングするのを防止するために、上記構成を採用せずに、上下限値変更処理を、前記下限値、前記上限値を、それぞれ、一定速度で上昇、下降させる処理としておいても良い。
電流制限値更新処理の要素として行われる減少処理は、出力端子別に定められている閾
値まで前記端子別電流制御値を減少させる処理であっても良い。また、電流制限値更新処理は、減少処理の完了後に、前記上限値及び前記下限値のそれぞれを初期値に戻す処理であっても良い。また、制御部を、インバータの出力電流の実効値が所定値以下となった後に、下限値及び上限値のそれぞれの値を初期値に戻すように構成しておいても良い。
本発明によれば、インバータと、インバータの出力を外部装置に供給するための出力端子を備えた、インバータの制御により過電流が抑制される電力変換装置であって、出力端子に過負荷が接続された場合に、過電流が、インバータの出力電流波形を過度に歪ませることなく短時間のうちにソフト的に抑制される電力変換装置を提供することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る電力変換装置の概略構成及び使用形態の説明図である。 図2は、実施形態に係る電力変換装置が備える制御部の機能ブロック図である。 図3は、制御部(出力電流指令値制限部)の機能の説明図である。 図4は、制御部(上下値変更部)が実行する制限値更新処理の流れ図である。 図5は、制御部(上下値変更部)が実行する上下値変更処理の流れ図である。 図6は、上下値変更処理の説明図である。 図7は、実施形態に係る電力変換装置の電流抑制機能を説明するための動作特性図である。 図8は、実施形態に係る電力変換装置の出力電流波形の説明図である。 図9は、実施形態に係る電力変換装置の変形例を説明するための図である。 図10は、実施形態に係る電力変換装置の他の変形例を説明するための図である。
以下、図面に基づいて、本発明の実施の形態を説明する。なお、以下で説明する実施形態の構成は例示であり、本発明は実施形態の構成に限定されない。
図1に、本発明の一実施形態に係る電力変換装置10の概略構成及び使用形態を示す。
本実施形態に係る電力変換装置10は、太陽電池(太陽電池アレイ)40と系統(図示略)とに接続されて使用される、自立運転機能を有するパワーコンディショナである。電力変換装置10は、直流フィルタ回路11、昇圧回路12、インバータ(INV)13、交流フィルタ回路14、制御部20、連系出力端子30、自立運転コンセント31及び端子台32を備える。
連系出力端子30は、連系運転時にインバータ13の出力が供給される端子である。自立運転コンセント31及び端子台32は、自立運転時にインバータ13の出力が供給される端子である。図示してあるように、連系出力端子30は、解列リレー25を介して交流フィルタ回路14の出力端子と接続されており、自立運転コンセント31及び端子台32は、自立運転用リレー26を介して交流フィルタ回路14の出力端子と接続されている。
直流フィルタ回路11は、太陽電池40から出力される直流電圧(以下、発電電圧とも表記する)をフィルタリングする回路である。昇圧回路12は、直流フィルタ回路11によりフィルタリングされた発電電圧を昇圧するための、スイッチング素子と受動素子(リ
アクトル、ダイオード等)とを組み合わせた昇圧チョッパ回路である。図示してあるように、この昇圧回路12の入力端子間(直流フィルタ回路11の出力端子間)には、コンデンサ15が配置されている。
インバータ13は、昇圧回路12により昇圧された発電電圧を、系統と同周波数(50Hz又は60Hz)の交流電圧に変換するための、スイッチング素子と受動素子とを組み合わせた回路である。なお、インバータ13は、定格電流が、自立運転コンセント31及び端子台32の定格電流よりも大きなものである。
インバータ13の入力端子間には、コンデンサ16が配置されている。インバータ13の各出力端子は、平滑用リアクトル18を介して、高調波電流を除去するための交流フィルタ回路14の各入力端子と接続されており、交流フィルタ回路14の入力端子間には、コンデンサ17が配置されている。
電力変換装置10内には、インバータ13の出力電流値を計測するための電流センサ21と、自立運転コンセント31を流れる電流値を計測するための電流センサ22とが設けられている。図示は省略してあるが、電力変換装置10の各所には、電流センサ21、22以外のセンサ(電流センサ、電圧センサ)も設けられている。
制御部20は、電力変換装置10内の各部(昇圧回路12、インバータ13、解列リレー25、自立運転用リレー26等)を統合的に制御するユニットである。制御部20は、プロセッサ(CPU、マイクロコントローラ等)とその周辺回路から構成されており、制御部20には、電流センサ21及び22を含む各種センサの出力が入力されている。
以下、制御部20の機能を、自立運転時におけるインバータ13の制御機能を中心に説明する。なお、以下では、自立運転時にインバータ13の出力が供給される自立運転コンセント31、端子台32のことを、出力端子とも表記する。
図2に、制御部20の、自立運転時におけるインバータ13の制御機能についての機能ブロック図を示す。
自立運転時、制御部20は、解列リレー25をOFFとし、自立運転用リレー26をONとした状態で、この図2に示した各機能ブロックとして機能することにより、インバータ13に交流電圧を出力させるためのPWM(Pulse Width Modulation)信号を生成する。
具体的には、出力電流抑制制御部41(出力電流抑制制御部41として機能している制御部20;以下、同様)は、別途計測(算出)している各部の出力電流の実効値に基づき、インバータ13の出力電流を抑制すべきであるか否かを判断する。ここで、各部の出力電流の実効値とは、インバータ13の出力電流の実効値、自立運転コンセント31の出力電流の実効値、及び、端子台32の出力電流の実効値のことである。なお、電力変換装置10は、端子台32の出力電流値を計測するための電流センサを備えていない(図1参照)。そのため、制御部20は、インバータ13の出力電流値(電流センサ21により計測される電流値)から、自立運転コンセント31の出力電流値(電流センサ22により計測される電流値)とコンデンサ15を流れる電流値の推定値とを減ずることにより端子台32の出力電流値(瞬時値)を算出し、そのようにして算出した端子台32の出力電流値に基づき、端子台32の出力電流の実効値を算出する。
出力電流抑制制御部41は、インバータ13の出力電流を抑制すべきであると判断した場合には、過電流の程度に応じた大きさの補正値を出力電圧指令値生成部42に供給する。一方、インバータ13の出力電流を抑制する必要がないと判断した場合、出力電流抑制
制御部41は、補正値として“0”を出力電圧指令値生成部42に供給する。この出力電流抑制制御部41としては、具体的な動作内容が異なる様々なものを採用することができる。例えば、インバータ13、自立運転コンセント31、端子台32のそれぞれについて、出力電流の実効値の、許容値からの偏差の積分演算や比例演算により補正値を求め、最も大きな補正値を“過電流の程度に応じた大きさの補正値”として出力するものを、出力電流抑制制御部41として採用することができる。
出力電圧指令値生成部42は、入力されている基準電圧値及びsinθ(図示略)と、出力電流抑制制御部41からの補正値とに基づき、インバータ13の出力電圧の指令値である第1出力電圧指令値を、以下の(1)式により生成(算出)する。
第1出力電圧指令値=√2×(基準電圧値−補正値)×sinθ …(1)
減算部43は、出力電圧指令値生成部42により生成された第1出力電圧指令値から、別途計測しているインバータ13の出力電圧の瞬時値を減算することにより電圧偏差を算出し、算出した電圧偏差を出力電圧制御部44に供給する。
出力電圧制御部44は、減算部43からの電圧偏差に基づく演算(積分演算や比例積分演算)により、インバータ13の出力電流の指令値である出力電流指令値を生成する。
出力電流指令値制限部45は、上下限値変更部50(詳細は後述)から与えられる出力電流指令値の下限値及び上限値に基づき、出力電圧制御部44により生成された出力電流指令値を、下限値から上限値までの値に補正する。より具体的には、出力電流指令値制限部45は、図3に示してあるように、出力電圧制御部44からの出力電流指令値が、下限値から上限値までの範囲内の値であった場合には、出力電圧制御部44からの出力電流指令値をそのまま出力する。また、出力電流指令値制限部45は、出力電圧制御部44からの出力電流指令値が、下限値未満であった場合には、下限値を出力し、出力電圧制御部44からの出力電流指令値が、上限値を超えている場合には、上限値を出力する。
減算部46(図2)は、出力電流指令値制限部45からの出力電流指令値より、別途計測しているインバータ13の出力電流の瞬時値を減算することで電流偏差を算出し、算出した電流偏差を出力電流制御部47に供給する。
出力電流制御部47は、減算部46からの電流偏差に基づく演算(積分演算や比例積分演算)により、インバータ13の出力電圧の指令値である第2出力電圧指令値を生成する。
出力電圧指令値制限部48は、出力電流制御部47により生成された第2出力電圧指令値を、インバータ13に出力させることができる電圧(以下、出力可能電圧と表記する)の下限値から上限値までの値に補正する。具体的には、出力電圧指令値制限部48は、第2出力電圧指令値が出力可能電圧の下限値から上限値までの値である場合には、第2出力電圧令値をそのまま出力する。また、出力電圧指令値制限部48は、第2出力電圧指令値が出力可能電圧の下限値よりも小さい場合には、出力可能電圧の下限値を出力し、出力電圧指令値が出力可能電圧の上限値よりも大きい場合には、出力可能電圧の上限値を出力する。
PWM信号生成部49は、インバータ13の出力電圧値を、出力電圧指令値制限部48から出力される値(第2出力電圧指令値、出力可能電圧の下限値又は出力可能電圧の上限値)とするためのPWM信号を生成する。
上下限値変更部50は、制限値更新処理及び上下限値変更処理を実行することにより、
出力電流指令値制限部45に制限させる出力電流指令値の上限値及び下限値を変更する。
制限値更新処理は、出力端子別に実行される(自立運転コンセント31、端子台32のぞれぞれについて実行される)、図4に示した手順の処理である。上下限値変更処理は、制限値更新処理のステップS102やS105の処理の実行周期と同程度の周期で実行される、図5に示した手順の処理である。
まず、上下限値変更処理(図5)について説明する。
上下限値変更処理は、出力電流指令値制限部45に制限させる出力電流指令値の上下限値(上限値及び下限値)を変更するための処理である。図示してあるように、この上下限値変更処理を開始した上下限値変更部50は、まず、“コンセント電流制限値≦端子台電流制限値”が成立しているか否かを判断する(ステップS201)。ここで、コンセント電流制限値とは、自立運転コンセント31についての制限値更新処理(図4;詳細は後述)により算出される自立運転コンセント31についての電流制限値のことである。同様に、端子台電流制限値とは、端子台32についての制限値更新処理により算出される端子台32についての電流制限値のことである。
“コンセント電流制限値≦端子台電流制限値”が成立している場合(ステップS201;YES)、上下限値変更部50は、出力電流指令値制限部45に制限させる出力電流指令値の上限値、下限値を、それぞれ、コンセント電流制限値、−コンセント電流制限値とする(ステップS202)。また、“コンセント電流制限値≦端子台電流制限値”が成立していない場合(ステップS201;NO)、上下限値変更部50は、出力電流指令値制限部45に制限させる出力電流指令値の上限値、下限値を、それぞれ、端子台電流制限値、−端子台電流制限値とする(ステップS203)。なお、ステップS202、S203の処理は、実行されても出力電流指令値の上限値、下限値の値が変わらないことがある処理である。
そして、ステップS202又はS203の処理を終えた上下限値変更部50は、今回の上下限値変更処理を終了する。
次に、制限値更新処理(図4)について説明する。
自立運転コンセント31についての制限値更新処理は、上下限値変更処理に使用されるコンセント電流制限値(自立運転コンセント31についての電流制限値)を、図4に示した手順で算出する処理である。端子台32についての制限値更新処理は、上下限値変更処理に使用される端子台電流制限値(端子台32についての電流制限値)を、図4に示した手順で算出する処理である。
以下、自立運転コンセント31(及び端子台32)に過負荷が接続された場合を例に、自立運転コンセント31についての制限値更新処理(図4)の内容を説明する。
自立運転コンセント31についての制限値更新処理を実行している上下限値変更部50は、通常は、ステップS101にて、自立運転コンセント31の出力電流値(瞬時値)が、自立運転コンセント31用の減算閾値を超えるのを待機(監視)している。ここで、自立運転コンセント31用の減算閾値とは、電流値を低下させるべき自立運転コンセント31の出力電流値の下限値として予め定められている値のことである。自立運転コンセント31用の減算閾値としては、例えば、自立運転コンセント31の定格容量と出力電圧とから求められた自立運転コンセント31の定格電流に所定の比例係数(>1)をかけた値が使用される。以下、自立運転コンセント31の出力電流値のことを、単に、出力電流値と
も表記する。同様に、自立運転コンセント31用の減算閾値のことを、単に、減算閾値とも表記する。
出力電流値が減算閾値を超えた場合(ステップS101;YES)、上下限値変更部50は、自立運転コンセント31についての電流制限値から所定値を減算する処理を、所定の繰り返し周期で、出力電流値が減算閾値未満となるまで繰り返す(ステップS102、S103)。以下、各出力端子についての電流制限値の初期値のことを、最大電流制限値と表記する。なお、最大電流制限値は、出力端子別に定められている値であっても、全出力端子用のものとして定められている値であっても良い。
そして、上下限値変更部50は、出力電流値が減算閾値未満となった場合(ステップS103;YES)には、電流制限値を維持したまま(電流制限値の値を変更せずに)、所定時間(例えば、1秒)の経過を待機する(ステップS104)。
ステップS104の処理を終えた上下限値変更部50は、電流制限値に第2所定値を加算する(ステップS105)。このステップS105における第2所定値としては、通常、ステップS102における所定値と同じ値や当該所定値よりも大きな値が使用される。
ステップS105の処理を終えた上下限値変更部50は、出力電流値が減算閾値以下となっているか否かを判断(ステップS106)し、出力電流値が減算閾値以下となっていなかった場合(ステップS106;NO)には、ステップS102以降の処理を再び開始する。換言すれば、上下限値変更部50は、このステップS106にて、出力電流抑制制御部41による出力電流抑制制御により、インバータ13の出力電流の実効値が減算閾値以下まで低下したか否かを判断する。そして、上下限値変更部50は、インバータ13の出力電流の実効値が減算閾値以下まで低下していないと判断した場合には、ステップS102以降の処理を再び開始することにより、出力電流抑制制御により、インバータ13の出力電流の実効値が減算閾値以下まで低下するのを待機する。
出力電流値が減算閾値以下となっていた場合(ステップS106;YES)、上下限値変更部50は、電流制限値が最大電流制限値を超えたか否かを判断する(ステップS107)。
そして、上下限値変更部50は、電流制限値が最大電流制限値以下であった場合(ステップS107;NO)には、ステップS105以降の処理を再び開始する。
上下限値変更部50は、電流制限値が最大電流制限値を超えた場合(ステップS107;YES)には、電流制限値を、最大電流制限値(すなわち、電流制限値の初期値)にリセットする(ステップS108)。その後、上下限値変更部50は、ステップS101以降の処理を再び開始する。
端子台32(及び自立運転コンセント31)に過負荷が接続された場合には、端子台32についての制限値更新処理で、同様の処理が、端子台32に関する情報(端子台32の出力電流値、端子台32用の減算閾値等)が使用されて行われる。なお、端子台32用の減算閾値としては、例えば、端子台32の定格電流に、自立運転コンセント31用の減算閾値の算出に使用したものと同じ比例係数(>1)をかけた値が使用される。また、本実施形態の電力変換装置10(図1)は、端子台32の出力電流値を計測するための電流センサを備えていない。そのため、端子台32についての制限値更新処理時、上下限値変更部50は、端子台32の出力電流値を、インバータ13の出力電流値(電流センサ21により計測された電流値)から、自立運転コンセント31の出力電流値(電流センサ22により計測された電流値)とコンデンサ15を流れる電流値の推定値とを減ずることにより
算出する。
各出力端子についての制限値更新処理では、各出力端子についての電流制限値が上記手順で更新される。従って、或る出力端子(自立運転コンセント31又は端子台32)に過負荷が接続された場合、当該出力端子についての電流制限値は、図6に示したように時間変化する。
或る出力端子に過負荷が接続された場合、電力変換装置10では、このように時間変化する電流制限値に基づき、出力電流指令値制限部45により制限される出力電流指令値の下限値及び上限値が変更される(図5参照)。従って、或る出力端子に過負荷が接続されて当該出力端子に閾値以上の電流が流れた場合、電力変換装置10では、図7に模式的に示してあるように、出力電流指令値制限(出力電流指令値制限部45)による電流抑制がかかってから、出力電流抑制制御による電流抑制がかかる。
そして、出力電流指令値制限部45により制限される出力電流指令値の下限値、上限値は、時間経過に伴い、それぞれ、上昇、下降していく。従って、電力変換装置10の或る出力端子に過負荷が接続された場合、インバータ13の出力電流は、図8に模式的に示したように変化することになる。
すなわち、出力端子に過負荷が接続された場合、電力変換装置10では、出力電流抑制制御によりインバータ13の出力電流の振幅が減少していく。さらに、電力変換装置10では、出力電流指令値制限部45により出力電流指令値が制限される。そのため、過負荷接続直後のインバータ13の出力電流波形は、図8に示したように、歪んだ波形(ピークトップがカットされた形状の波形)となる。ただし、出力電流指令値の上限値“ILMT”、下限値“−ILMT”が、時間経過に伴い、それぞれ、上昇、下降していく。そのため、過負荷接続直後のインバータ13の出力電流波形は、出力電流指令値の上下限値を小さな値に固定しておいた場合よりも歪みが少ないもの(より正弦波に近い形状のもの)となる。
そして、ピークトップがカットされる分、出力電流抑制制御よる出力電流の低下速度も速まるのであるから、本実施形態に係る電力変換装置10によれば、出力端子に過負荷が接続された場合に、過電流を、インバータ13の出力電流波形を過度に歪ませることなく短時間のうちに抑制することができる。
《変形形態》
上記した実施形態に係る電力変換装置10は、各種の変形が可能なものである。例えば、電力変換装置10を、電気自動車等に接続して使用する装置(系統に接続しない装置)に変形することができる。
上記した制限値更新処理(図4、図6参照)は、電流制限値を一定速度で上昇/下降させるものであったが、電流制限値の上昇速度が一定速度でなくても、通常は、インバータ13の出力電流に悪影響を与えない。従って、制限値更新処理を、電流制限値を、上記したものとは異なる手順で上昇させる処理に変形しても良い。ただし、電流制限値がなだらかに下降しないと、インバータ13の出力電流がハンチングしてしまう虞がある。そのため、制限値更新処理としては、上記したように電流制限値を一定速度で下降させるものか、電流制限値をなだらかに下降させるものを採用しておくことが好ましい。
また、上記した制御部20は、出力電流指令値を制限するものであったが、第1出力電力指令値や第2出力電力指令値を制限しても出力電流値を低減することができる。従って、制御部20を、出力電流指令値ではなく、第1出力電力指令値又は第2出力電力指令値
を制限するものに変形しても良い。
第1出力電力指令値を制限する制御部は、例えば、図9に示した構成を採用することにより実現できる。すなわち、上記した制御部20(図2参照)に対して、出力電流指令値制限部45及び上下限値変更部50を除去する変形を施す。そして、そのように変形した制御部20に、出力電圧指令値生成部42と減算部43との間に、出力電圧指令値生成部42からの第1出力電圧値を、第1出力電圧値の下限値から上限値までの間の値に制限する出力電圧指令値制限部51を追加(挿入)すると共に、出力電圧指令値制限部51に制限させる第1出力電圧値の下限値及び上限値を変更する上下限値変更部52を追加する。なお、上下限値変更部52は、所定の時間変化パターンで第2出力電圧値の下限値を上昇させていくと共に第2出力電圧値の上限値を減少させていくものであれば良い。例えば、上下限値変更部50を、ステップS202、S203の処理時(図5参照)に、コンセント電流制限値や端子台電流制限値から第2出力電圧指令値の下限値及び上限値を求めるように変形したものを、上下限値変更部52として採用することができる。
第2出力電力指令値を制限する制御部は、例えば、図10に示した構成を採用することにより実現できる。すなわち、上記した制御部20に対して、出力電流指令値制限部45及び上下限値変更部50を除去する変形と、出力電圧指令値制限部48に制限させる第2出力電圧指令値の下限値及び上限値を変更する上下限値変更部53を追加する変形とを施せば、第2出力電力指令値を制限する制御部を実現することができる。この制御部の上下限値変更部53は、所定の時間変化パターンで第2出力電圧値の下限値を上昇させていくと共に第2出力電圧値の上限値を減少させていくものであれば良い。例えば、上下限値変更部50を、ステップS202、S203の処理時に、コンセント電流制限値や端子台電流制限値から第1出力電圧指令値の下限値及び上限値を求めるように変形したものを、上下限値変更部53として採用することができる。
電力変換装置10を、上記したものとは具体的な構成が異なる装置、例えば、太陽電池40ではない発電装置に接続されて使用される装置、昇圧回路12を備えない装置、昇圧回路12の代わりに昇降圧回路を備えた装置、外部装置接続用の端子の数が2個ではない装置、に変形しても良い。また、各出力端子の電流値の計測に上記したものとは異なる構成(例えば、出力端子毎に、電流センサを設けた構成)を採用しても良い。
10 電力変換装置
11 直流フィルタ回路
12 昇圧回路
13 インバータ
14 交流フィルタ回路
15、16、17 コンデンサ
18 平滑用リアクトル
20 制御部
21、22 電流センサ
30 連系出力端子
31 自立運転コンセント
32 端子台
40 太陽電池
41 出力電流抑制制御部
42 出力電圧指令値生成部
43、46 減算部
44 出力電圧制御部
45 出力電流指令値制限部
47 出力電流制御部
48 出力電圧指令値制限部
49 PWM信号生成部
50 上下限値変更部

Claims (7)

  1. インバータと、
    前記インバータの出力を外部装置に供給するための1つ又は複数の出力端子と、
    第1実効値の正弦波に基づき前記インバータの出力電圧を指定する第1出力電圧指令値を生成し、生成した第1出力電圧指令値と前記インバータの出力電圧値の計測値とに基づき前記インバータの出力電流を指定する出力電流指令値を生成し、生成した出力電流指令値と前記インバータの出力電流値の計測値との間の偏差に基づき前記インバータの出力電圧を指定する第2出力電圧指令値を生成し、生成した第2出力電圧指令値に基づき前記インバータに交流電圧を出力させるためのPWM信号を生成するPWM信号生成処理を行う制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記1つの出力端子又は前記複数の出力端子のいずれかに過電流が流れた場合に、
    前記第1実効値を変更することで前記インバータの出力電流の実効値を低下させる出力電流抑制処理と、
    前記第1出力電圧指令値、前記出力電流指令値、及び、前記第2出力電圧指令値の中のいずれかの制御値を、下限値から上限値までの値に制限する制御値制限処理と、
    所定の時間変化パターンで前記下限値を上昇させていくと共に前記上限値を減少させていく上下限値変更処理と、
    を行う
    ことを特徴とする電力変換装置。
  2. 前記インバータの出力を外部装置に供給するための複数の出力端子を、備え、
    前記制御部は、出力端子別に、端子別電流制限値を保持し、
    前記上下限値変更処理は、
    各出力端子からの出力電流値を監視し出力電流値が前記端子別電流制限値で規定される範囲内にない出力端子を見出した場合に、その出力端子用の前記端子別電流制限値を時間経過に伴い減少させていく減少処理を開始する電流制限値更新処理と、
    各出力端子についての前記端子別電流制限値の中の最小値に応じた値に前記下限値及び前記上限値を変更する制御値変更処理と、
    を含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記減少処理が、一定速度で前記端子別電流制御値を減少させていく処理である
    ことを特徴とする請求項2に記載の電力変換装置。
  4. 前記減少処理が、出力端子別に定められている閾値まで前記端子別電流制御値を減少させる処理である
    ことを特徴とする請求項2又は3のいずれか一項に記載の電力変換装置。
  5. 前記電流制限値更新処理が、前記減少処理の完了後に、前記上限値及び前記下限値のそれぞれを初期値に戻す処理である
    ことを特徴とする請求項2から4のいずれか一項に記載の電力変換装置。
  6. 前記上下限値変更処理が、前記下限値、前記上限値を、それぞれ、一定速度で上昇、下降させる処理である
    ことを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  7. 前記制御部は、前記インバータの出力電流の実効値が所定値以下となった後に、前記下
    限値及び前記上限値のそれぞれの値を初期値に戻す
    ことを特徴とする請求項1から4及び6のいずれか一項に記載の電力変換装置。
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