JP2001091307A - 計器本体の通電構造 - Google Patents

計器本体の通電構造

Info

Publication number
JP2001091307A
JP2001091307A JP26608299A JP26608299A JP2001091307A JP 2001091307 A JP2001091307 A JP 2001091307A JP 26608299 A JP26608299 A JP 26608299A JP 26608299 A JP26608299 A JP 26608299A JP 2001091307 A JP2001091307 A JP 2001091307A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
solder
instrument body
power feeding
circuit board
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26608299A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Sato
仁志 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Seiki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Seiki Co Ltd filed Critical Nippon Seiki Co Ltd
Priority to JP26608299A priority Critical patent/JP2001091307A/ja
Publication of JP2001091307A publication Critical patent/JP2001091307A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 端子と回路基板の配線パターンである導電部
との間の半田付け時の半田量を確保し、充分な強度を得
ることができる計器本体の通電構造を提供するものであ
る。 【解決手段】 回転軸1を駆動する、例えば交差コイル
式計器本体などの計器本体2と、この計器本体2の膨出
部26から計器本体2の下方に突出する端子である通電
端子5と、この通電端子5が貫通する孔である端子孔4
1の周囲に導電性材料からなる導電部を備えたガラスエ
ポキシ樹脂からなる回路基板4とを備え、通電端子5は
長手方向に対して直角方向の断面形状が矩形であり、通
電端子5の端子孔41に対応する部分とその近傍に通電
端子5をねじって形成した半田吸着部52を形成してあ
り、主に通電端子5の半田吸着部52と前記導電部とを
半田6で接続するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は回転軸を備えた計器
本体と、計器本体に電気的に接続される硬質の回路基板
との通電構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の計器本体と硬質の回路基板との通
電構造は、実開平4−32077号や実開平4−665
84号等に開示されているように、互いに直交する磁界
を発生する一対のコイルにそれぞれ測定量に応じて変化
する電流を流し、前記一対のコイルがそれぞれ発生する
磁界を合成した合成磁界の方向にマグネットロータを回
転させ、このマグネットロータとともに回転する指針に
より測定量の表示を行うようにした車載用指示計器が多
く用いられ、この種の指示計器の計器本体のコイルボビ
ンの周縁部にはフランジ部が一体に突出形成されてお
り、このフランジ部には、コイルの端部と接続されたピ
ン状端子が配設されている。前記計器本体は測定信号を
所定の駆動信号に変換するための各種電気部品や配線パ
ターンが配設された配線板上に固定されるようになって
おり、前記ピン状端子が前記配線板に形成された端子孔
に挿入され、この端子孔より前記配線板の下面に突出す
る端子端部が半田などで配線板下面の配線パターンにつ
ながっている導電部と接続固定されることで、所定の電
気接続がなされるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記構
成ではピン状端子の形状が、直線状であるために、フロ
ー半田で半田付けを行うと、ピン状端子の周囲に充分な
量の半田が残らず、そのような半田量の不足のものは、
計器本体が使用される環境によっては、その振動や雰囲
気中の温度の変化により半田にヒビが入り、断線の一因
となってしまうので、製造ラインで不良品として取り除
かれる。この不良品の数が多いと歩留まりが悪く、製造
コストの上昇を招いてしまう。
【0004】そこで、本発明は前記従来の問題点を解決
するためになされたもので、その目的は、端子と回路基
板の配線パターンである導電部との間の半田付け時の半
田量を確保し、充分な強度を得ることができる計器本体
の通電構造を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、回転軸を駆動する計器本体と、この計器本体
から突出する端子と、この端子が貫通する孔の周囲に導
電部を備えた硬質の回路基板とを備え、前記端子の前記
孔に対応する部分及び/あるいはその近傍に半田吸着部
を形成するとともに、前記端子を前記孔に挿入し、前記
半田吸着部と前記導電部とを半田で接続するものであ
る。
【0006】また、前記端子の長手方向に対して直角方
向の断面形状が正方形あるいは矩形であるとともに、前
記半田吸着部が前記端子をねじって形成した螺旋状であ
る。
【0007】また、前記半田吸着部が凹部及び/あるい
は凸部である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の計器本体の通電構造は、
回転軸1を駆動する、例えば交差コイル式計器本体など
の計器本体2と、この計器本体2の膨出部26から計器
本体2の下方に突出する端子である通電端子5と、この
通電端子5が貫通する孔である端子孔41の周囲に導電
性材料からなる導電部を備えたガラスエポキシ樹脂から
なる回路基板4とを備え、通電端子5は長手方向に対し
て直角方向の断面形状が矩形であり、通電端子5の端子
孔41に対応する部分とその近傍に通電端子5をねじっ
て形成した半田吸着部52を形成してあり、主に通電端
子5の半田吸着部52と前記導電部とを半田6で接続す
るものである。このように構成したことにより、通電端
子5と回路基板4の導電部との間の半田付け時の半田量
を半田吸着部52により充分に確保し、充分な強度を得
ることができる計器本体の通電構造を提供することがで
きる。また、半田不良を防止でき、安価な計器本体の通
電構造を提供することができる。
【0009】また、半田吸着部52をねじって形成した
ことにより、通電端子5に半田吸着部52を容易に形成
することができ、計器本体の通電構造を安価に提供する
ことができる。
【0010】また、半田吸着部52が通電端子5に凹部
55及び/あるいは凸部54で形成したことにより、通
電端子5に充分な半田6を確保することができ、充分な
強度を得ることができる計器本体の通電構造を提供する
ことができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図1、図2を用
いて説明する。
【0012】本実施例の計器本体の通電構造は、計器本
体に交差コイル式計器本体を適用したものであり、回転
軸1を前方(図2中では上側)に突出してなる交差コイ
ル式計器本体2と、回転軸1の先端に固着される指針3
と、計器本体2の後方に配置されるガラスエポキシ樹脂
からなる硬質の回路基板4とで構成されている。
【0013】交差コイル式計器本体2は、上ボビンケー
ス21aと下ボビンケース21bとからなる中空のボビ
ンケース21と、このボビンケース21内に収納される
円盤状のマグネット22と、ボビンケース21の外周に
互いに交差して巻回されたコイル23と、コイル23を
含むボビンケース21の外周を覆う金属製の円筒カップ
型のシールドケース24とを備え、マグネット22の中
心に回転軸1を固定してその一方の端部をボビンケース
21の前面側より露出させて突出させたものである。
【0014】ボビンケース21は合成樹脂材料にて二分
割形成され、図2中、下ボビンケース21bの所定箇所
には、4つの脚部25がそれぞれ等間隔で形成されてお
り、この脚部25はコイル23が巻かれる位置を規制す
るガイドの役割を果たしている。この4つの脚部25の
うち、2つの脚部25にはシールドケース24の開口2
4aを越えてシールドケース24の側面に沿って垂れ下
がった膨出部26を備えている。
【0015】膨出部26には、回路基板4に設けた端子
孔41位置に対応して挿入される4つの通電端子5が配
置されており、通電端子5は脚部25の下側から圧入さ
れている。この通電端子5は導電性金属からなり回転軸
1と略平行に延び、その断面形状が長方形の平板形状で
ある。そして、図2中、膨出部26の上側に露出してい
る接続部51に、コイル23の線材端部23aと半田に
より導通接続されている。なお、本実施例では、通電端
子5の接続部51はまっすぐな形状であるが、半田付け
後に接続部51を折り曲げてコイル23の端部23aに
緩みを与えるようにしても良い。このようにすること
で、コイル23の断線を防止することができる。
【0016】膨出部26の下側から突出する通電端子5
の通電部53は回路基板4の端子孔41に挿入されてい
る。通電部53には、端子孔41とその近傍に対応する
部分に通電端子5を90°にねじって形成した螺旋状の
半田吸着部52を形成してある。また、回路基板4の端
子孔41は図2中下側で端子孔41の周囲に導電性金属
材料からなる図示しない導電部を備えている。そして、
通電端子5に半田吸着部52を設けたことにより、通電
端子5の端子孔41とその近傍に対応する部分の表面積
が増え、主に通電端子5の半田吸着部52と回路基板4
の端子孔41の周囲に形成した前記導電部との間に充分
な半田6を保持することができ、確実な接続を行うこと
ができる。
【0017】また、本実施例においては、半田吸着部5
2は通電端子5を90°にねじったものであるが、ねじ
る角度は前記角度に限定されるものでなく、任意の角度
で良く、例えば、180°ねじっても、また360°ね
じったものでも良い。
【0018】なお、本実施例では、端子孔41はその孔
内面が導電材料にて覆われた所謂スルーホールではない
ため、安価な回路基板4を用いることができる。しか
し、端子孔41をスルーホールとしたものに本実施例の
構成を適用しても良い。
【0019】また、本実施例においては、半田吸着部5
2の位置は端子孔41とその近傍に対応する部分に設け
られていたが、前述のように、端子孔41がスルーホー
ルの場合、端子孔41のみに対応する位置に設けても良
いし、また、回路基板4に設けられる前記導電路のみの
構成なら、端子孔41の近傍に対応する位置、すなわち
端子孔41から露出する位置にのみ半田吸着部52を設
けたものでも良く、半田吸着部52の位置は回路基板4
の構成によって最適な位置に形成すればよい。
【0020】計器本体2と回路基板4との電気接続は回
路基板4の端子孔41に通電端子5の半田吸着部52を
備えた通電部53を挿入することにより行われ、通電端
子5の半田吸着部52がフロー若しくはディップ半田方
式により半田6で接続されることにより、計器本体2に
電源供給可能となる。また、回路基板4に対する計器本
体2の機械的固定は計器本体2のシールドケース24か
ら一体に形成した爪部27を回路基板4に形成した貫通
孔42に挿入後、折り曲げることで完了する。
【0021】前記実施例では通電端子5の断面形状は長
方形であったが、前記実施例に限定されるものではな
く、その断面形状は正方形でも良い。また、半田吸着部
52の形状も前記実施例にのみ限定されるものではな
く、例えば、図3で示す第2実施例のように、凸部54
と凹部55を複数形成した凹凸形状でも良い。このよう
に構成することにより、半田吸着部52をプレス加工に
より形成できるので、通電端子5を安価に製造でき、ひ
いては、計器本体2の製造コストをも引き下げることが
できる。なお、この実施例においても、第1実施例と同
様の作用効果を得ることができる。
【0022】また、半田吸着部52の形状についても、
第2実施例に限定されるものではなく、例えば、変形例
として図4で示すように、通電端子5の左右に1組の凹
部55を形成したものでも良い。また、図5で示すよう
に、通電端子5の左右に1組の凸部54を形成したもの
でも良い。また、図6で示すように、通電端子5の全周
に亘り凹んだ凹部55を形成したものでも良い。また、
図7で示すように、通電端子5の全周に亘り突出する凸
部54を備えた形状でもよい。
【0023】なお、計器本体2は前記各実施例に示す交
差コイル式計器本体に限定されるものではなく、例えば
計器本体が永久磁石形ステッピングモータ式計器本体で
も良い。計器本体にステッピングモータ式計器本体を適
用した第3実施例を図8を用いて説明する。なお、前記
各実施例と同一及び相当個所には同一符号を付してその
詳細な説明は省略する。
【0024】回転軸1はステッピングモータ式計器本体
200の上方側(図中上側)に突出し、その先端に指針
3が固定されている。
【0025】ステッピングモータ式計器本体200は、
回転軸1に固定されたロータマグネット201と、この
ロータマグネット201を内部に収納するステータコア
202と、このステータコア202を回転軸1の軸方向
に沿ってサンドイッチするように設けられ、回転軸1を
軸受け保持する一対の軸受部材203,204とを含ん
で構成されている。
【0026】ステータコア202は、コイル205が巻
かれたコイルボビン206と櫛歯形ヨーク207とを組
み合わせてなる一対の環状のステータコア202を2個
積み重ねて形成され、ロータマグネット201を取り囲
んでいる。
【0027】この場合、各ステータコア202のコイル
ボビン206は、その一部が外側に突出しており、この
突出部分に通電端子210の接続部211が突出してい
る。この通電端子210はコイルボビン206内に保持
されており、回転軸1と平行に伸長し、計器本体200
下面に半田吸着部212を備えた接続端209が突出し
ている。
【0028】軸受部材203は合成樹脂からなり、軸受
部材204は金属からなり、それぞれが回転軸1を軸受
けする軸受部213,214を有している。
【0029】なお、回路基板4は軸受部214(回転軸
1)に対応した位置に、回転軸1と共に軸受部214を
貫通させる貫通孔43を有すると共に、通電端子210
に対応する位置に、通電端子210の接続端209を貫
通させる端子孔41を有し、これら貫通孔43,端子孔
41を通じて回転軸1を含む軸受部214と通電端子2
10とのそれぞれが下方側に突出するように計器本体2
00の下方側に配置される。また、回路基板4に対する
計器本体200の機械的固定は、計器本体200の軸受
部材204から一体に形成した爪部215を回路基板4
に形成した貫通孔42に挿入後折り曲げることにより完
了する。
【0030】以上のように、本実施例においても、前記
各実施例と同様の作用効果を得ることができる。また、
計器本体がステッピングモータ式計器本体200である
ことにより、よりコンパクトな計器装置を提供すること
ができる。
【0031】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、所期の
目的を達成することができ、端子と回路基板の配線パタ
ーンである導電部との間の半田付け時の半田量を確保
し、充分な強度を得ることができる計器本体の通電構造
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の計器本体の上面図であ
る。
【図2】図1中A−A線の断面図である。
【図3】本発明の第2実施例の通電端子の要部斜視図で
ある。
【図4】本発明の第2実施例の変形例の通電端子の要部
斜視図である。
【図5】本発明の第2実施例の変形例の通電端子の要部
斜視図である。
【図6】本発明の第2実施例の変形例の通電端子の要部
斜視図である。
【図7】本発明の第2実施例の変形例の通電端子の要部
斜視図である。
【図8】本発明の第3実施例の断面図である。
【符号の説明】
1 回転軸 2 計器本体(交差コイル式計器本体) 4 回路基板 5 通電端子 6 半田 26 膨出部 41 端子孔 52 半田吸着部 54 凸部 55 凹部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸を駆動する計器本体と、この計器
    本体から突出する端子と、この端子が貫通する孔の周囲
    に導電部を備えた硬質の回路基板とを備え、前記端子の
    前記孔に対応する部分及び/あるいはその近傍に半田吸
    着部を形成するとともに、前記端子を前記孔に挿入し、
    前記半田吸着部と前記導電部とを半田で接続する計器本
    体の通電構造。
  2. 【請求項2】 前記端子の長手方向に対して直角方向の
    断面形状が正方形あるいは矩形であるとともに、前記半
    田吸着部が前記端子をねじって形成した螺旋状である請
    求項1記載の計器本体の通電構造。
  3. 【請求項3】 前記半田吸着部が凹部及び/あるいは凸
    部である請求項1記載の計器本体の通電構造。
JP26608299A 1999-09-20 1999-09-20 計器本体の通電構造 Pending JP2001091307A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26608299A JP2001091307A (ja) 1999-09-20 1999-09-20 計器本体の通電構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26608299A JP2001091307A (ja) 1999-09-20 1999-09-20 計器本体の通電構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001091307A true JP2001091307A (ja) 2001-04-06

Family

ID=17426102

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26608299A Pending JP2001091307A (ja) 1999-09-20 1999-09-20 計器本体の通電構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001091307A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11323002B2 (en) Rotary electric machine
JPH0787696A (ja) モ−ルド電動機
EP2709245A2 (en) Multi-phase coil terminal structure and motor including same
JP2001091307A (ja) 計器本体の通電構造
JP4186728B2 (ja) ステッピングモータ
KR100882372B1 (ko) 인쇄회로기판에 고정되도록 설계된 전동기
JPH0646543A (ja) 磁気ディスク駆動用スピンドルモータの巻線用端子および巻線方法
JP2019105605A (ja) 電子部品
JP3319558B2 (ja) 指示計器のピン端子保持構造
JP2590753Y2 (ja) 回転電機の接続装置
JPH0540683Y2 (ja)
WO2014192592A1 (ja) 計器本体
JP3433120B2 (ja) センサー装置およびこれを用いたブラシレスモータ
JP2658519B2 (ja) 電気式計器
JPH0749419Y2 (ja) クロスコイル形指示計器
JPH07244075A (ja) クロスコイル型指示計器の取付構造
JPH081502Y2 (ja) クロスコイル形計器
JPH0755840A (ja) 交差コイル式計器及びその製造方法
JPS61147762A (ja) ブラシレスモ−タ
JP2001066165A (ja) 指示計器
JP4943750B2 (ja) ステッパモータ及びステッパモータ装置
JPH0230874Y2 (ja)
WO1999006846A1 (fr) Instrument de mesure electrique
JP3663830B2 (ja) 交差コイル型指示計器
JPH0540884U (ja) 可動磁石式計器