JPH0540884U - 可動磁石式計器 - Google Patents

可動磁石式計器

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JPH0540884U
JPH0540884U JP10012591U JP10012591U JPH0540884U JP H0540884 U JPH0540884 U JP H0540884U JP 10012591 U JP10012591 U JP 10012591U JP 10012591 U JP10012591 U JP 10012591U JP H0540884 U JPH0540884 U JP H0540884U
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JP
Japan
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terminal
bobbin
movable magnet
leg
end portion
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Application number
JP10012591U
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Inventor
博行 鈴木
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Nippon Seiki Co Ltd
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Nippon Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 可動磁石式計器のボビンの脚部から突出する
端子部分を抑制して、計器の厚みを薄くすることを目的
とする。 【構成】 ボビン1の周縁に複数個設けられた脚部2
に、可塑性を有する端子17を圧入し、その端部17bにコ
イル9,10の引き出し線13を巻きつけた後、端部17bを
図示されていない半田にて半田付けし固定する。それか
ら端部17bを配設するよう脚部2上端面18に設けられた
凹部19に、端部17bを凹部19に沿って屈曲させ、屈曲さ
せる時に、端子の先端部17cが脚部2の上端面18より内
方に位置するように屈折させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、可動磁石式計器において、特に樹脂製ボビンの脚部とこの脚部に貫 挿装着する端子の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来可動磁石式計器においては、図7,8で示すもので、たとえば実公昭63 −31011号公報で開示されているように、樹脂製ボビン1には複数の脚部2 が形成され、この脚部2の適所に端子棒3,4,5が貫挿して装着されている。 可動磁石6は回転軸7を介して上記ボビン1内に回転自在に支承され、回転軸7 の上端には指針8が固着されている。また上記ボビン1には測定量の変化に応じ て通電制御されるコイル9,10が交差して巻回され、両コイル9,10の合成磁界 で上記可動磁石6を回動制御する。文字板11は端子棒5の上端および上記ボビン 1の脚部2の一つに載置され、各上部に形成した螺子部にねじ止め固定される。 ここで、上記端子棒3,4への端子板12の装着は突出部にリング状基部12aを加 締めにより固定し、コイル9,10の端部である引き出し線13はリング状基部12a から一体に延びる端子片12bに図示されていない半田にて半田付けされ、確実な 電気接続がなされる。文字板11を載置する端子棒5には、頭部にねじ挿入孔14a を形成したキャップ状の端子板14が上部から圧入され、文字板11の載置固定に際 して、端子棒5の上面と文字板11とによりはさみ込まれ、かつねじ止めされてガ タツキや導通不良のない確実な接続が可能となっている。
【0003】 ところで、現在では計器の薄型化が進んでいるが、上記従来構造では脚部2と 文字板11との間に端子棒5の突出部や突出部にはめこむキャップ状の端子板14等 が設置されるので、計器の厚みを薄くするにも限界がある。
【0004】 さらに、たとえば実開平1−118315号公報で開示されているように、駆 動部から出力部へと回転を伝達する伝達系統に、歯車機構を介して分岐伝達する 可動磁石式計器においては、文字板とボビン本体の脚部との間に歯車機構を組み 込むため、計器の薄型化は困難である。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
すなわち、近年の計器の薄型化の要求が多くなっているなかで従来の可動磁石 式計器では、文字板11と脚部2との間に端子棒5等が突出して、計器の薄型化を さまたげており、計器の薄型化に対し限界があるという課題があった。加えて駆 動部から出力部へと分岐伝達する可動磁石式計器においては、歯車機構等が組み こまれるので、さらに薄型化が困難であるという課題があった。
【0006】 本考案は、前記課題に基づいてなされたものであり、前記可動磁石式計器の薄 型化に対応できる計器を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、樹脂製の上部フレームと下部フレームとで分割形成されたボビン内 に回転軸を貫設した可動磁石を内蔵し、この可動磁石に被測定量に応じた合成磁 界を与えるべく多相のコイルを交差して巻回するとともに、前記樹脂製のボビン の複数の脚部に前記コイルと電気的に接続する可塑性を有する部材で形成された 端子を設けた可動磁石式計器において、前記脚部の上端面または下端面に、部分 的に陥没した凹部を設け、この凹部に前記コイルと電気的に接続する前記端子の 端部を合致するよう折り曲げ、かつ前記端子の先端部を脚部の上端面または下端 面より内方に配設するものである。
【0008】
【作用】
脚部の上端面又は下端面に端子の端部を配設するための凹部を設け、その凹部 に合致するよう端子の端部を折り曲げ、前記端子の先端部が脚部の上端面又は下 端面より内方に配設することにより、ボビンの脚部の上方又は下方から端子が突 出することがなくなり、その分計器が薄型化される。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図1から図6に従って説明するが、前記従来例と同一 もしくは相当個所には同一の符号を付してその説明は省く。
【0010】 図1から図3は本考案の第1実施例を示すもので、図1は第1実施例の要部斜 視図であり、図2は第1実施例の要部断面図である。そして図3は第1実施例の 端子の端部を屈曲させていない状態の端子の斜視図である。図4は本考案の第2 実施例の要部斜視図であり、図5は本考案の第3実施例の要部斜視図である。そ して図6は本考案の第4実施例の要部斜視図である。
【0011】 図1から図3において合成樹脂製のボビン1は、上部フレーム15と下部フレー ム16とで分割形成してあり、上部フレーム15と下部フレーム16とを組み立てる時 に、回転軸7を貫挿した可動磁石6を内蔵し、回転軸7の下部を下部フレーム16 に軸支すると共に、上端を上部フレーム15の上端から突出し、この先端に指針を 固定して組み立てられる。
【0012】 前記ボビン1周縁の対角線上に形成された複数の脚部2に、貫挿装着される可 塑性の導電性の板状の金属を、図3で示すように加工形成した端子17がある。脚 部2に貫挿される胴部17aと、この胴部より上方に突設されたコイル9,10の引 き出し線13を巻き付ける端部17bとその先端部17cとで構成されている。
【0013】 次に本考案の組み立て方法について述べる。まず、分割形成された上部フレー ム15と下部フレーム16とを回転軸7を設けた可動磁石6を内蔵するよう一体に組 み立ててボビン1を形成する。
【0014】 次に、ボビン1の複数の脚部2の適所に、端子17の胴部17aを圧入する。この 時、端子の端部17bは折り曲げられていない状態で脚部2に貫挿装着される。こ の状態で、ボビン1に交差してコイル9,10が巻回され、コイル9,10の端部で ある引き出し線13はボビン1に巻回後、端子の端部17bに巻き付けられる。尚、 このコイル9,10の巻回や引き出し線13の巻き付けは従来の機構と同様に一定の テンションを与えながら行われるため、この時点では従来と同様に巻回されたコ イル9,10と巻き付けられたコイル9,10の引き出し線13は張設された状態に ある。
【0015】 次に、端子の端部17bを巻き付けられたコイル9,10の引き出し線13ととも に、図示されていない半田にて半田付けを行う。
【0016】 最後に、端子の端部17bを端子の胴部17aと端子の端部17bとの境目から、端 部17bを脚部の上端面18に陥没させて設けた凹部19に沿って端子の端部17bを治 具を用いて屈曲させ、屈曲させる時に端子の先端部17cがボビン1の脚部2の上 端面18より内方に位置するように屈曲させる。このため、それまで張設されてい たコイル9,10の引き出し線13にはたるみが生じる。
【0017】 このようにして、端子の端部17bを屈曲させ、端子の先端部17cを脚部2の上 端面18より内方に位置させ、加えて端子の端部17bを脚部2の上端面18に設けら れた凹部19に配設することにより、文字板とボビン1の脚部2の上端面18とを密 着させることが可能となり、計器の薄型化を促進できる。また、端子の端子部17 bを屈曲させることにより、コイル9,10をボビン1に巻回する時、機械にて一 定のテンションを加えながらコイル9,10の巻回及びコイル9,10の引き出し線 13の端子の端部17bへの巻き付けを行っても、端子17を屈曲させることによって コイル9,10の引き出し線13にたるみが生じる。この引き出し線13のたるみによ り、コイル9,10の張設によっておきるコイル9,10の切断を防止できる。
【0018】 また図4で示すように、端子の形状はピン状の端子20の端部20aを折り曲げて 形成したものでもよい。さらに、電子部品をとり付ける際は、図5で示すように 板状の端子の先端部をL字型の形状の端子21とし、端子の端部21aを屈曲させる 方向は2本の端子を互いに向き合う方向にすることで、電子部品を取り付けやす くする。このように端子の形状は、用途に応じて任意であり、端子の端部を屈曲 させる方向も電子部品を取り付ける等の必要に応じて任意に設定できる。
【0019】 なお上記実施例では、回転軸7が同軸の計器の場合においてであるが、図示は していないが実開平1−118315号公報で開示されている、駆動部から出力 部へと回転を伝達する伝達系統に歯車機構を含む計器においては、駆動部と出力 部の軸針が異なっているので、複数の計器を文字板に配置する時に、出力部の軸 針を近づけて配置できるので、計器類全体をコンパクトにでき、かつ計器の厚さ を薄くできる。また、図6で図示するようにボビンの脚部2の下端面22に凹部23 を設け、この凹部23に端子の端部24を屈曲して配設する。この端子の端部24にコ イル9,10の引き出し線13を接続することにより可動磁石式計器の薄型化が可能 となる。
【0020】
【考案の効果】
本考案では、樹脂製の上部フレームと下部フレームとで分割形成されたボビン 内に回転軸を貫設した可動磁石を内蔵し、この可動磁石に被測定量に応じた合成 磁界を与えるべく多相のコイルを交差して巻回するとともに、前記樹脂製のボビ ンの複数の脚部に前記コイルと電気的に接続する可塑性を有する部材で形成され た端子を設けた可動磁石式計器において、前記脚部の上端面または下端面に、部 分的に陥没した凹部を設け、この凹部に前記コイルと電気的に接続する前記端子 の端部を合致するよう折り曲げ、かつ前記端子の先端部を脚部の上端面または下 端面より内方に配設することにより、ボビンの脚部の上端面あるいは下端面より 端子が突出することがなく、この結果計器の薄型化を実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例の要部斜視図。
【図2】本考案の第1実施例の要部断面図。
【図3】本考案の第1実施例の端子の端部を屈曲させて
いない状態の端子の斜視図。
【図4】本考案の第2実施例の要部斜視図。
【図5】本考案の第3実施例の要部斜視図。
【図6】本考案の第4実施例の要部斜視図。
【図7】従来例の断面図。
【図8】従来例の斜視図。
【符号の説明】
1 ボビン 2 脚部 6 可動磁石 7 回転軸 9 コイル 10 コイル 13 コイルの引き出し線 15 上部フレ−ム 16 下部フレ−ム 17 端子 17b 端子の端部 17c 端子の先端部 18 脚部の上端面 19 凹部 22 脚部の下端面 23 凹部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂製の上部フレームと下部フレームと
    で分割形成されたボビン内に回転軸を貫設した可動磁石
    を内蔵し、この可動磁石に被測定量に応じた合成磁界を
    与えるべく多相のコイルを交差して巻回するとともに、
    前記樹脂製のボビンの複数の脚部に前記コイルと電気的
    に接続する可塑性を有する部材で形成された端子を設け
    た可動磁石式計器において、前記脚部の上端面または下
    端面に、部分的に陥没した凹部を設け、この凹部に前記
    コイルと電気的に接続する前記端子の端部を合致するよ
    う折り曲げ、かつ前記端子の先端部を脚部の上端面また
    は下端面より内方に配設することを特徴とする可動磁石
    式計器。
JP10012591U 1991-11-08 1991-11-08 可動磁石式計器 Pending JPH0540884U (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62191769A (ja) * 1986-02-10 1987-08-22 ゼネラル モ−タ−ズ コ−ポレ−シヨン ゼロ復帰式電気ゲ−ジおよびその製造方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62191769A (ja) * 1986-02-10 1987-08-22 ゼネラル モ−タ−ズ コ−ポレ−シヨン ゼロ復帰式電気ゲ−ジおよびその製造方法

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