JP2001091141A - 冷蔵庫 - Google Patents
冷蔵庫Info
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- JP2001091141A JP2001091141A JP27246699A JP27246699A JP2001091141A JP 2001091141 A JP2001091141 A JP 2001091141A JP 27246699 A JP27246699 A JP 27246699A JP 27246699 A JP27246699 A JP 27246699A JP 2001091141 A JP2001091141 A JP 2001091141A
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- JP
- Japan
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- heater wire
- glass tube
- defrosting
- evaporator
- temperature
- Prior art date
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- Pending
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- Defrosting Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 可燃性冷媒が冷蔵庫庫内に連通する部分に漏
洩した環境下において除霜動作を行うと、除霜手段を構
成するヒーター線温度が可燃性冷媒の発火温度を超える
ことにより、可燃性冷媒が発火する可能性がある。 【解決手段】 螺旋状に巻かれた金属抵抗体からなるヒ
ーター線23と、ヒーター線23を覆うガラス管22と
により構成される除霜手段18において、ガラス管22
とヒーター線23が接触しかつヒーター線23の断面形
状をガラス管22内表面に沿って扁平させた特徴を備
え、ヒーター線23から外部への放熱性を高めると共に
ヒーター線23自身の昇温を抑える。
洩した環境下において除霜動作を行うと、除霜手段を構
成するヒーター線温度が可燃性冷媒の発火温度を超える
ことにより、可燃性冷媒が発火する可能性がある。 【解決手段】 螺旋状に巻かれた金属抵抗体からなるヒ
ーター線23と、ヒーター線23を覆うガラス管22と
により構成される除霜手段18において、ガラス管22
とヒーター線23が接触しかつヒーター線23の断面形
状をガラス管22内表面に沿って扁平させた特徴を備
え、ヒーター線23から外部への放熱性を高めると共に
ヒーター線23自身の昇温を抑える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は蒸発器の除霜手段を
有する冷蔵庫に関するものである。
有する冷蔵庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、蒸発器の除霜手段を有する冷蔵庫
に関するものとしては、例えば特開平8−54172号
公報に示されているものがある。
に関するものとしては、例えば特開平8−54172号
公報に示されているものがある。
【0003】以下、図面を参照しながら上記従来の冷蔵
庫を説明する。
庫を説明する。
【0004】図12は、従来提案されている冷蔵庫の概
略縦断面図である。図12において、1は冷蔵庫本体、
2は冷蔵庫本体1の内部にある冷凍室、3は冷蔵庫本体
の内部にある冷蔵室、4は冷凍室扉、5は冷蔵室扉、6
は冷凍室2と冷蔵室3を仕切る仕切壁、7は冷凍室2内
の空気を吸い込む冷凍室吸入口、8は冷蔵室3内の空気
を吸込む冷蔵室吸込口、9は冷気を吐出する吐出口、1
0は蒸発器、11は冷気を循環させるファン、12は蒸
発器10と冷凍室2を仕切る蒸発器仕切壁、13は桶、
14は排水口、15は螺旋状に巻かれた金属抵抗体から
成るヒーター線をガラス管で覆った除霜用管ヒータ、1
6は除霜水が除霜用管ヒーター15に直接滴下して接触
するときに発する蒸発音を防止すると共に除霜用ヒータ
ーにより発せられた熱を反射する金属製の上部反射板、
17は桶13と除霜用管ヒーター15の間に設置された
金属製の下部反射板である。
略縦断面図である。図12において、1は冷蔵庫本体、
2は冷蔵庫本体1の内部にある冷凍室、3は冷蔵庫本体
の内部にある冷蔵室、4は冷凍室扉、5は冷蔵室扉、6
は冷凍室2と冷蔵室3を仕切る仕切壁、7は冷凍室2内
の空気を吸い込む冷凍室吸入口、8は冷蔵室3内の空気
を吸込む冷蔵室吸込口、9は冷気を吐出する吐出口、1
0は蒸発器、11は冷気を循環させるファン、12は蒸
発器10と冷凍室2を仕切る蒸発器仕切壁、13は桶、
14は排水口、15は螺旋状に巻かれた金属抵抗体から
成るヒーター線をガラス管で覆った除霜用管ヒータ、1
6は除霜水が除霜用管ヒーター15に直接滴下して接触
するときに発する蒸発音を防止すると共に除霜用ヒータ
ーにより発せられた熱を反射する金属製の上部反射板、
17は桶13と除霜用管ヒーター15の間に設置された
金属製の下部反射板である。
【0005】次に動作について説明する。冷凍室2や冷
蔵室3を冷却する場合は、蒸発器10に冷媒が流通して
蒸発器10が冷却される。これと同じくしてファン11
の作動により、蒸発器10で熱交換された冷気は吐出口
9を介して冷凍室2内に送り込まれ、さらに冷凍室2か
ら図示していない連通口を通って冷蔵室3に送り込まれ
る。そして、冷凍室2や冷蔵室3に送り込まれ昇温した
冷気は、冷凍室吸込口7や冷蔵室吸込口8を介して冷却
室20に戻り、再び蒸発器10で熱交換され冷凍室2お
よび冷蔵室3に送り込まれる。
蔵室3を冷却する場合は、蒸発器10に冷媒が流通して
蒸発器10が冷却される。これと同じくしてファン11
の作動により、蒸発器10で熱交換された冷気は吐出口
9を介して冷凍室2内に送り込まれ、さらに冷凍室2か
ら図示していない連通口を通って冷蔵室3に送り込まれ
る。そして、冷凍室2や冷蔵室3に送り込まれ昇温した
冷気は、冷凍室吸込口7や冷蔵室吸込口8を介して冷却
室20に戻り、再び蒸発器10で熱交換され冷凍室2お
よび冷蔵室3に送り込まれる。
【0006】ここで、蒸発器10と熱交換する空気は、
冷凍室扉4及び冷蔵室扉5の開閉により侵入する常温外
気の湿気や、冷凍室2及び冷蔵室3に保存されている食
品から蒸発した水分を含むことから、その空気より低温
である蒸発器10において熱交換する際に、空気中の水
分が霜となって蒸発器10やその周辺部品に着霜する。
実生活において冷蔵庫を使用するとこの動作を繰り返す
ことになり、徐々に着霜量が増加する結果、蒸発器10
表面と熱交換する空気との伝熱が阻害されると共に、蒸
発器10から冷凍室2および冷蔵室3に循環する空気の
循環風量が低下して冷却不足が発生する。
冷凍室扉4及び冷蔵室扉5の開閉により侵入する常温外
気の湿気や、冷凍室2及び冷蔵室3に保存されている食
品から蒸発した水分を含むことから、その空気より低温
である蒸発器10において熱交換する際に、空気中の水
分が霜となって蒸発器10やその周辺部品に着霜する。
実生活において冷蔵庫を使用するとこの動作を繰り返す
ことになり、徐々に着霜量が増加する結果、蒸発器10
表面と熱交換する空気との伝熱が阻害されると共に、蒸
発器10から冷凍室2および冷蔵室3に循環する空気の
循環風量が低下して冷却不足が発生する。
【0007】そこで、冷却不足となる前に除霜用管ヒー
ター15のニクロム線に通電しニクロム線を高温に発熱
させる。ニクロム線から発せられた熱量は、熱伝導と対
流と輻射といった伝熱現象を利用して蒸発器10やその
周辺部品に輸送され、付着した霜を融解させる。このと
き、輻射熱として上部反射板16と下部反射板17に放
射された熱線の一部は除霜用管ヒーター15に反射さ
れ、その他の輻射熱は蒸発器10やその他の周辺部品に
向けて反射される。これにより蒸発器10や桶13や排
水口14付近に着いた霜を水に融解する。また、このよ
うにして融解した除霜水は、上部反射板16により除霜
用管ヒーター15を避けて桶13に落ちるか或いは直接
に桶13に落ち、排水口14から庫外に排水される。
ター15のニクロム線に通電しニクロム線を高温に発熱
させる。ニクロム線から発せられた熱量は、熱伝導と対
流と輻射といった伝熱現象を利用して蒸発器10やその
周辺部品に輸送され、付着した霜を融解させる。このと
き、輻射熱として上部反射板16と下部反射板17に放
射された熱線の一部は除霜用管ヒーター15に反射さ
れ、その他の輻射熱は蒸発器10やその他の周辺部品に
向けて反射される。これにより蒸発器10や桶13や排
水口14付近に着いた霜を水に融解する。また、このよ
うにして融解した除霜水は、上部反射板16により除霜
用管ヒーター15を避けて桶13に落ちるか或いは直接
に桶13に落ち、排水口14から庫外に排水される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
構成では一般的に除霜用管ヒーター15のニクロム線表
面は言うまでもなくガラス管表面温度は非常に高温度と
なり、可燃性冷媒の発火点温度を容易に上回る。このこ
とから、冷媒として可燃性冷媒を使用した場合には、可
燃性冷媒が蒸発器10や庫内と連通している部分に露出
した配管から漏洩すると、除霜用管ヒーター15の通電
による発火の可能性が有るという課題を有していた。
構成では一般的に除霜用管ヒーター15のニクロム線表
面は言うまでもなくガラス管表面温度は非常に高温度と
なり、可燃性冷媒の発火点温度を容易に上回る。このこ
とから、冷媒として可燃性冷媒を使用した場合には、可
燃性冷媒が蒸発器10や庫内と連通している部分に露出
した配管から漏洩すると、除霜用管ヒーター15の通電
による発火の可能性が有るという課題を有していた。
【0009】本発明は上記課題に鑑み、可燃性冷媒が除
霜手段の設置雰囲気に漏洩した状況で除霜が行われた場
合においても、可燃性冷媒による発火の可能性を抑制で
きる冷蔵庫を提供することを目的とする。
霜手段の設置雰囲気に漏洩した状況で除霜が行われた場
合においても、可燃性冷媒による発火の可能性を抑制で
きる冷蔵庫を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本発明は、圧縮機と凝縮器と減圧機構と蒸発器とを機
能的に接続し可燃性冷媒を封入した冷凍サイクルと、前
記蒸発器に付着した霜を除霜する除霜手段とを設け、前
記除霜手段が、螺旋状に巻かれた金属抵抗体からなるヒ
ーター線と、前記ヒーター線を覆うガラス管とにより構
成され、前記ガラス管と前記ヒーター線が接触しかつ前
記ヒーター線の断面形状を前記ガラス管内表面に沿って
扁平させた特徴を備えることにより、前記ヒーター線か
ら前記ガラス管への接触熱伝導性を高めることができる
と共に前記ヒーター線自身の温度上昇を抑えることがで
き、除霜効果を低減することなく前記ヒーター線温度を
可燃性冷媒の発火点温度未満に抑えることが出来る。こ
のため、万が一に冷凍サイクル内の可燃性冷媒が庫内に
漏洩した環境下において除霜が行われた場合でも、発火
の可能性を抑制出来る。
の本発明は、圧縮機と凝縮器と減圧機構と蒸発器とを機
能的に接続し可燃性冷媒を封入した冷凍サイクルと、前
記蒸発器に付着した霜を除霜する除霜手段とを設け、前
記除霜手段が、螺旋状に巻かれた金属抵抗体からなるヒ
ーター線と、前記ヒーター線を覆うガラス管とにより構
成され、前記ガラス管と前記ヒーター線が接触しかつ前
記ヒーター線の断面形状を前記ガラス管内表面に沿って
扁平させた特徴を備えることにより、前記ヒーター線か
ら前記ガラス管への接触熱伝導性を高めることができる
と共に前記ヒーター線自身の温度上昇を抑えることがで
き、除霜効果を低減することなく前記ヒーター線温度を
可燃性冷媒の発火点温度未満に抑えることが出来る。こ
のため、万が一に冷凍サイクル内の可燃性冷媒が庫内に
漏洩した環境下において除霜が行われた場合でも、発火
の可能性を抑制出来る。
【0011】また、本発明は、ガラス管内部に螺旋溝を
形成すると共に、ヒーター線は記螺旋溝に沿って前記ガ
ラス管内に回転挿入されることにより、前記ガラス管と
前記ヒーター線の接触面積を確保した特徴を備えること
により、前記ヒーター線から前記ガラス管への接触熱伝
導性を高めることができると共に前記ヒーター線自身の
温度上昇を抑えることができ、除霜効果を低減すること
なく前記ヒーター線温度を可燃性冷媒の発火点温度未満
に抑えることが出来る。このため、万が一に冷凍サイク
ル内の可燃性冷媒が庫内に漏洩した環境下において除霜
が行われた場合でも、発火の可能性を抑制出来る。
形成すると共に、ヒーター線は記螺旋溝に沿って前記ガ
ラス管内に回転挿入されることにより、前記ガラス管と
前記ヒーター線の接触面積を確保した特徴を備えること
により、前記ヒーター線から前記ガラス管への接触熱伝
導性を高めることができると共に前記ヒーター線自身の
温度上昇を抑えることができ、除霜効果を低減すること
なく前記ヒーター線温度を可燃性冷媒の発火点温度未満
に抑えることが出来る。このため、万が一に冷凍サイク
ル内の可燃性冷媒が庫内に漏洩した環境下において除霜
が行われた場合でも、発火の可能性を抑制出来る。
【0012】また、本発明は、ヒーター線をガラス管円
筒断面肉厚部に埋設した特徴を備えることにより、前記
ヒーター線から前記ガラス管への接触熱伝導性を飛躍的
に高めることができると共に前記ヒーター線自身の温度
上昇を抑えることができ、除霜効果を低減することなく
前記ヒーター線温度を可燃性冷媒の発火点温度未満に抑
えることが出来る。このため、万が一に冷凍サイクル内
の可燃性冷媒が庫内に漏洩した環境下において除霜が行
われた場合でも、発火の可能性を抑制出来る。
筒断面肉厚部に埋設した特徴を備えることにより、前記
ヒーター線から前記ガラス管への接触熱伝導性を飛躍的
に高めることができると共に前記ヒーター線自身の温度
上昇を抑えることができ、除霜効果を低減することなく
前記ヒーター線温度を可燃性冷媒の発火点温度未満に抑
えることが出来る。このため、万が一に冷凍サイクル内
の可燃性冷媒が庫内に漏洩した環境下において除霜が行
われた場合でも、発火の可能性を抑制出来る。
【0013】また、本発明は、ガラス管内表面に熱伝導
性が高くかつ電気絶縁性に優れた塗料を塗布すると共
に、前記塗料を介して前記ガラス管とヒーター線が間接
または直接に接触状態にある特徴を備えることにより、
前記塗料を介して前記ヒーター線から前記ガラス管への
接触熱伝導性を飛躍的に高めることができると共にヒー
ター線自身の温度上昇を抑えることができ、除霜効果を
低減することなく前記ヒーター線温度を可燃性冷媒の発
火点温度未満に抑えることが出来る。また、前記塗料は
電気絶縁性にも優れているため、前記ヒーター線ピッチ
間でのスパークを起こすこともない。このため、万が一
に冷凍サイクル内の可燃性冷媒が庫内に漏洩した環境下
において除霜が行われた場合でも、発火の可能性を抑制
出来る。
性が高くかつ電気絶縁性に優れた塗料を塗布すると共
に、前記塗料を介して前記ガラス管とヒーター線が間接
または直接に接触状態にある特徴を備えることにより、
前記塗料を介して前記ヒーター線から前記ガラス管への
接触熱伝導性を飛躍的に高めることができると共にヒー
ター線自身の温度上昇を抑えることができ、除霜効果を
低減することなく前記ヒーター線温度を可燃性冷媒の発
火点温度未満に抑えることが出来る。また、前記塗料は
電気絶縁性にも優れているため、前記ヒーター線ピッチ
間でのスパークを起こすこともない。このため、万が一
に冷凍サイクル内の可燃性冷媒が庫内に漏洩した環境下
において除霜が行われた場合でも、発火の可能性を抑制
出来る。
【0014】また、本発明は、ヒーター線に形状記憶特
性を持たせ、前記ヒーター線温度が冷媒発火点温度近く
にまで上昇すると、前記ヒーター線の巻き径を拡大し、
前記ヒーター線がガラス管に密着する特徴を備えること
により、可燃性冷媒の発火点温度近くまで前記ヒーター
線温度を短時間に上昇させることが出来ると共に、前記
ヒーター線が可燃性冷媒の発火点温度近くまで上昇した
後は、前記ヒーター線と前記ガラス管との接触熱伝導性
を飛躍的に高めると共に前記ヒーター線自身の温度上昇
を抑えることができ、除霜効果を低減することなく前記
ヒーター線温度を可燃性冷媒の発火点温度未満に抑える
ことが出来る。このため、万が一に冷凍サイクル内の可
燃性冷媒が庫内に漏洩した環境下において除霜が行われ
た場合でも、発火の可能性を抑制出来る。
性を持たせ、前記ヒーター線温度が冷媒発火点温度近く
にまで上昇すると、前記ヒーター線の巻き径を拡大し、
前記ヒーター線がガラス管に密着する特徴を備えること
により、可燃性冷媒の発火点温度近くまで前記ヒーター
線温度を短時間に上昇させることが出来ると共に、前記
ヒーター線が可燃性冷媒の発火点温度近くまで上昇した
後は、前記ヒーター線と前記ガラス管との接触熱伝導性
を飛躍的に高めると共に前記ヒーター線自身の温度上昇
を抑えることができ、除霜効果を低減することなく前記
ヒーター線温度を可燃性冷媒の発火点温度未満に抑える
ことが出来る。このため、万が一に冷凍サイクル内の可
燃性冷媒が庫内に漏洩した環境下において除霜が行われ
た場合でも、発火の可能性を抑制出来る。
【0015】また、本発明は、ヒーター線に形状記憶特
性を持たせ、前記ヒーター線温度が冷媒発火点温度近く
にまで上昇すると、前記ヒーター線のピッチ間隔を拡大
する特徴を備えることにより、可燃性冷媒の発火点温度
近くまで前記ヒーター線温度を短時間に上昇させること
が出来ると共に、前記ヒーター線が可燃性冷媒の発火点
温度近くまで上昇した後は、前記ヒーター線のピッチ間
における温度干渉を低減することにより、前記ヒーター
線温度を可燃性冷媒の発火点温度未満に抑えることが出
来る。このため、万が一に冷凍サイクル内の可燃性冷媒
が庫内に漏洩した環境下において除霜が行われた場合で
も、発火の可能性を抑制出来る。
性を持たせ、前記ヒーター線温度が冷媒発火点温度近く
にまで上昇すると、前記ヒーター線のピッチ間隔を拡大
する特徴を備えることにより、可燃性冷媒の発火点温度
近くまで前記ヒーター線温度を短時間に上昇させること
が出来ると共に、前記ヒーター線が可燃性冷媒の発火点
温度近くまで上昇した後は、前記ヒーター線のピッチ間
における温度干渉を低減することにより、前記ヒーター
線温度を可燃性冷媒の発火点温度未満に抑えることが出
来る。このため、万が一に冷凍サイクル内の可燃性冷媒
が庫内に漏洩した環境下において除霜が行われた場合で
も、発火の可能性を抑制出来る。
【0016】また、本発明は、ガラス管の外表面部を凹
凸成形した特徴を備えることにより、前記ガラス管から
外部空気への熱伝達性を飛躍的に高めることができると
共に前記ヒーター線自身の温度上昇を抑えることがで
き、除霜効果を低減することなく前記ヒーター線温度を
可燃性冷媒の発火点温度未満に抑えることが出来る。こ
のため、万が一に冷凍サイクル内の可燃性冷媒が庫内に
漏洩した環境下において除霜が行われた場合でも、発火
の可能性を抑制出来る。
凸成形した特徴を備えることにより、前記ガラス管から
外部空気への熱伝達性を飛躍的に高めることができると
共に前記ヒーター線自身の温度上昇を抑えることがで
き、除霜効果を低減することなく前記ヒーター線温度を
可燃性冷媒の発火点温度未満に抑えることが出来る。こ
のため、万が一に冷凍サイクル内の可燃性冷媒が庫内に
漏洩した環境下において除霜が行われた場合でも、発火
の可能性を抑制出来る。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、圧縮機と凝縮器と減圧機構と蒸発器とを機能的に接
続し可燃性冷媒を封入した冷凍サイクルと、前記蒸発器
に付着した霜を除霜する除霜手段とを設け、前記除霜手
段が、螺旋状に巻かれた金属抵抗体からなるヒーター線
と、前記ヒーター線を覆うガラス管とにより構成され、
前記ガラス管と前記ヒーター線が接触しかつ前記ヒータ
ー線の断面形状を前記ガラス管内表面に沿って扁平させ
た特徴を備えている。
は、圧縮機と凝縮器と減圧機構と蒸発器とを機能的に接
続し可燃性冷媒を封入した冷凍サイクルと、前記蒸発器
に付着した霜を除霜する除霜手段とを設け、前記除霜手
段が、螺旋状に巻かれた金属抵抗体からなるヒーター線
と、前記ヒーター線を覆うガラス管とにより構成され、
前記ガラス管と前記ヒーター線が接触しかつ前記ヒータ
ー線の断面形状を前記ガラス管内表面に沿って扁平させ
た特徴を備えている。
【0018】請求項2に記載の発明は、圧縮機と凝縮器
と減圧機構と蒸発器とを機能的に接続し可燃性冷媒を封
入した冷凍サイクルと、前記蒸発器に付着した霜を除霜
する除霜手段とを設け、前記除霜手段が、螺旋状に巻か
れた金属抵抗体からなるヒーター線と、前記ヒーター線
を覆うガラス管とにより構成され、前記ガラス管内部に
螺旋溝を形成すると共に、前記ヒーター線は前記螺旋溝
に沿って前記ガラス管内に回転挿入されることにより、
前記ガラス管と前記ヒーター線の接触面積を確保した特
徴を備えている。
と減圧機構と蒸発器とを機能的に接続し可燃性冷媒を封
入した冷凍サイクルと、前記蒸発器に付着した霜を除霜
する除霜手段とを設け、前記除霜手段が、螺旋状に巻か
れた金属抵抗体からなるヒーター線と、前記ヒーター線
を覆うガラス管とにより構成され、前記ガラス管内部に
螺旋溝を形成すると共に、前記ヒーター線は前記螺旋溝
に沿って前記ガラス管内に回転挿入されることにより、
前記ガラス管と前記ヒーター線の接触面積を確保した特
徴を備えている。
【0019】請求項3に記載の発明は、圧縮機と凝縮器
と減圧機構と蒸発器とを機能的に接続し可燃性冷媒を封
入した冷凍サイクルと、前記蒸発器に付着した霜を除霜
する除霜手段とを設け、前記除霜手段が、螺旋状に巻か
れた金属抵抗体からなるヒーター線と、前記ヒーター線
を覆うガラス管とにより構成され、前記ヒーター線を前
記ガラス管円筒断面肉厚部に埋設した特徴を備えてい
る。
と減圧機構と蒸発器とを機能的に接続し可燃性冷媒を封
入した冷凍サイクルと、前記蒸発器に付着した霜を除霜
する除霜手段とを設け、前記除霜手段が、螺旋状に巻か
れた金属抵抗体からなるヒーター線と、前記ヒーター線
を覆うガラス管とにより構成され、前記ヒーター線を前
記ガラス管円筒断面肉厚部に埋設した特徴を備えてい
る。
【0020】請求項4に記載の発明は、圧縮機と凝縮器
と減圧機構と蒸発器とを機能的に接続し可燃性冷媒を封
入した冷凍サイクルと、前記蒸発器に付着した霜を除霜
する除霜手段とを設け、前記除霜手段が、螺旋状に巻か
れた金属抵抗体からなるヒーター線と、前記ヒーター線
を覆うガラス管とにより構成され、前記ガラス管内表面
に熱伝導性が高くかつ電気絶縁性に優れた塗料を塗布す
ると共に、前記塗料を介して前記ガラス管とヒーター線
が間接または直接に接触状態にある特徴を備えている。
と減圧機構と蒸発器とを機能的に接続し可燃性冷媒を封
入した冷凍サイクルと、前記蒸発器に付着した霜を除霜
する除霜手段とを設け、前記除霜手段が、螺旋状に巻か
れた金属抵抗体からなるヒーター線と、前記ヒーター線
を覆うガラス管とにより構成され、前記ガラス管内表面
に熱伝導性が高くかつ電気絶縁性に優れた塗料を塗布す
ると共に、前記塗料を介して前記ガラス管とヒーター線
が間接または直接に接触状態にある特徴を備えている。
【0021】請求項5に記載の発明は、圧縮機と凝縮器
と減圧機構と蒸発器とを機能的に接続し可燃性冷媒を封
入した冷凍サイクルと、前記蒸発器に付着した霜を除霜
する除霜手段とを設け、前記除霜手段が、螺旋状に巻か
れた金属抵抗体からなるヒーター線と、前記ヒーター線
を覆うガラス管とにより構成され、前記ヒーター線に形
状記憶特性を持たせ、前記ヒーター線温度が冷媒発火点
温度近くにまで上昇すると、前記ヒーター線の巻き径を
拡大し、前記ヒーター線が前記ガラス管に密着する特徴
を備えている。
と減圧機構と蒸発器とを機能的に接続し可燃性冷媒を封
入した冷凍サイクルと、前記蒸発器に付着した霜を除霜
する除霜手段とを設け、前記除霜手段が、螺旋状に巻か
れた金属抵抗体からなるヒーター線と、前記ヒーター線
を覆うガラス管とにより構成され、前記ヒーター線に形
状記憶特性を持たせ、前記ヒーター線温度が冷媒発火点
温度近くにまで上昇すると、前記ヒーター線の巻き径を
拡大し、前記ヒーター線が前記ガラス管に密着する特徴
を備えている。
【0022】請求項6に記載の発明は、圧縮機と凝縮器
と減圧機構と蒸発器とを機能的に接続し可燃性冷媒を封
入した冷凍サイクルと、前記蒸発器に付着した霜を除霜
する除霜手段とを設け、前記除霜手段が、螺旋状に巻か
れた金属抵抗体からなるヒーター線と、前記ヒーター線
を覆うガラス管とにより構成され、前記ヒーター線に形
状記憶特性を持たせ、前記ヒーター線温度が冷媒発火点
温度近くにまで上昇すると、前記ヒーター線のピッチ幅
を拡大する特徴を備えている。
と減圧機構と蒸発器とを機能的に接続し可燃性冷媒を封
入した冷凍サイクルと、前記蒸発器に付着した霜を除霜
する除霜手段とを設け、前記除霜手段が、螺旋状に巻か
れた金属抵抗体からなるヒーター線と、前記ヒーター線
を覆うガラス管とにより構成され、前記ヒーター線に形
状記憶特性を持たせ、前記ヒーター線温度が冷媒発火点
温度近くにまで上昇すると、前記ヒーター線のピッチ幅
を拡大する特徴を備えている。
【0023】請求項7に記載の発明は、圧縮機と凝縮器
と減圧機構と蒸発器とを機能的に接続し可燃性冷媒を封
入した冷凍サイクルと、前記蒸発器に付着した霜を除霜
する除霜手段とを設け、前記除霜手段が、螺旋状に巻か
れた金属抵抗体からなるヒーター線と、前記ヒーター線
を覆うガラス管とにより構成され、前記ガラス管の外表
面部を凹凸成形した特徴を備えている。
と減圧機構と蒸発器とを機能的に接続し可燃性冷媒を封
入した冷凍サイクルと、前記蒸発器に付着した霜を除霜
する除霜手段とを設け、前記除霜手段が、螺旋状に巻か
れた金属抵抗体からなるヒーター線と、前記ヒーター線
を覆うガラス管とにより構成され、前記ガラス管の外表
面部を凹凸成形した特徴を備えている。
【0024】(実施の形態1)本発明の実施の形態1に
ついて、図面を参照しながら説明する。
ついて、図面を参照しながら説明する。
【0025】図1は本発明の実施の形態1における冷蔵
庫の冷凍システム図、図2は除霜手段の断面図、図3は
図2の除霜手段の円筒断面図、図4は図3に図示したA
A断面図を示す。
庫の冷凍システム図、図2は除霜手段の断面図、図3は
図2の除霜手段の円筒断面図、図4は図3に図示したA
A断面図を示す。
【0026】図1において、18は蒸発器10に付着し
た霜を除霜する除霜手段であり、19は圧縮機、20は
凝縮器、21はキャピラリーチューブにより構成される
減圧機構であり、圧縮機19と凝縮器20と減圧機構2
1と蒸発器10は機能的に環状に冷凍サイクルとして接
続され、図示しないイソブタンなどの可燃性を有する自
然冷媒が冷凍サイクル内に封入されている。
た霜を除霜する除霜手段であり、19は圧縮機、20は
凝縮器、21はキャピラリーチューブにより構成される
減圧機構であり、圧縮機19と凝縮器20と減圧機構2
1と蒸発器10は機能的に環状に冷凍サイクルとして接
続され、図示しないイソブタンなどの可燃性を有する自
然冷媒が冷凍サイクル内に封入されている。
【0027】また図2に示すように、除霜手段18は、
ガラス管22と、螺旋状に成形された金属抵抗体から成
るヒーター線23と、除霜水がガラス管22内部に侵入
するのを防止するキャップ24から構成されている。
ガラス管22と、螺旋状に成形された金属抵抗体から成
るヒーター線23と、除霜水がガラス管22内部に侵入
するのを防止するキャップ24から構成されている。
【0028】また図3に示すように、ヒーター線23は
ガラス管22成形後に挿入されるためガラス管22の内
径よりヒーター線23の螺旋巻き径は若干小さく両者は
密着状態になく、ヒーター線23の自重によりヒーター
線23の下部がガラス管22の内表面積に接触するよう
に構成されている。
ガラス管22成形後に挿入されるためガラス管22の内
径よりヒーター線23の螺旋巻き径は若干小さく両者は
密着状態になく、ヒーター線23の自重によりヒーター
線23の下部がガラス管22の内表面積に接触するよう
に構成されている。
【0029】さらに図4に示すようにニクロム線23は
その断面形状がガラス管22の内表面に沿って扁平した
楕円に成形され、ヒーター線23とガラス管22との接
触面積を拡大するように構成されている。
その断面形状がガラス管22の内表面に沿って扁平した
楕円に成形され、ヒーター線23とガラス管22との接
触面積を拡大するように構成されている。
【0030】以上のように構成された冷蔵庫について、
以下にその動作を説明する。
以下にその動作を説明する。
【0031】圧縮機19の運転により冷凍サイクル内に
封入された可燃性冷媒が図1の矢印方向に循環し、蒸発
器10が冷却される。これと同時にファン11が動作
し、蒸発器10で熱交換された冷気が冷蔵庫庫内へ吐出
される。庫内へ吐出した冷気は庫内で昇温した後蒸発器
10周囲に戻り、再び熱交換され庫内に吐出される。
封入された可燃性冷媒が図1の矢印方向に循環し、蒸発
器10が冷却される。これと同時にファン11が動作
し、蒸発器10で熱交換された冷気が冷蔵庫庫内へ吐出
される。庫内へ吐出した冷気は庫内で昇温した後蒸発器
10周囲に戻り、再び熱交換され庫内に吐出される。
【0032】ここで、蒸発器10と熱交換する空気は、
冷蔵庫扉の開閉により侵入する常温外気の湿気や、庫内
に保存されている食品から蒸発した水分を含むことか
ら、その空気より低温である蒸発器10において熱交換
する際に、空気中の水分が霜となって着霜し、徐々に着
霜量が増加する結果、蒸発器10表面と熱交換する空気
との伝熱が阻害されると共に、蒸発器10から庫内に循
環する空気の風量が低下して冷却不足が発生する。
冷蔵庫扉の開閉により侵入する常温外気の湿気や、庫内
に保存されている食品から蒸発した水分を含むことか
ら、その空気より低温である蒸発器10において熱交換
する際に、空気中の水分が霜となって着霜し、徐々に着
霜量が増加する結果、蒸発器10表面と熱交換する空気
との伝熱が阻害されると共に、蒸発器10から庫内に循
環する空気の風量が低下して冷却不足が発生する。
【0033】そこで、圧縮機19の任意の運転時間経過
後に除霜手段18に通電してヒーター線23を発熱させ
る。このヒーター線23の発熱及び放熱により蒸発器1
0やその周辺部品の除霜を行い、図示していない検知手
段により除霜の完了を検知して除霜手段を停止させ、着
霜による庫内の冷却不足を定期的に防止する。
後に除霜手段18に通電してヒーター線23を発熱させ
る。このヒーター線23の発熱及び放熱により蒸発器1
0やその周辺部品の除霜を行い、図示していない検知手
段により除霜の完了を検知して除霜手段を停止させ、着
霜による庫内の冷却不足を定期的に防止する。
【0034】ここで、ヒーター線23で電気エネルギー
から熱エネルギーに変換された熱量は、ヒーター線自身
の温度上昇と、空気とガラス管22を介する外部放熱と
に分類でき、熱伝導と周囲空気の対流と輻射現象を通じ
て除霜動作に使用される。このとき、一般的なヒーター
線ではその断面形状が円であることからガラス管22と
ヒーター線23は各螺旋ピッチ毎に点接触しているにす
ぎず、ガラス管を介した外部放熱の割合が低くヒーター
線23自身の温度上昇比率が大きい結果、ヒーター線2
3温度が可燃性冷媒の発火点温度を超えてしまう。
から熱エネルギーに変換された熱量は、ヒーター線自身
の温度上昇と、空気とガラス管22を介する外部放熱と
に分類でき、熱伝導と周囲空気の対流と輻射現象を通じ
て除霜動作に使用される。このとき、一般的なヒーター
線ではその断面形状が円であることからガラス管22と
ヒーター線23は各螺旋ピッチ毎に点接触しているにす
ぎず、ガラス管を介した外部放熱の割合が低くヒーター
線23自身の温度上昇比率が大きい結果、ヒーター線2
3温度が可燃性冷媒の発火点温度を超えてしまう。
【0035】そこで、ヒーター線23の断面形状をガラ
ス管22の内表面に沿って扁平した楕円に成形しヒータ
ー線23とガラス管22との接触面積を拡大することに
より、ガラス管22を介した外部放熱の割合が飛躍的に
高まり、ヒーター線23温度を可燃性冷媒の発火温度未
満に抑えることが出来る。このことから、万が一に冷凍
サイクル内の可燃性冷媒が庫内に漏洩した環境下におい
て除霜が行われた場合でも、除霜手段18の温度は冷凍
サイクルに使用されている可燃性冷媒の発火点温度未満
に維持されているため発火の可能性を抑制出来る。
ス管22の内表面に沿って扁平した楕円に成形しヒータ
ー線23とガラス管22との接触面積を拡大することに
より、ガラス管22を介した外部放熱の割合が飛躍的に
高まり、ヒーター線23温度を可燃性冷媒の発火温度未
満に抑えることが出来る。このことから、万が一に冷凍
サイクル内の可燃性冷媒が庫内に漏洩した環境下におい
て除霜が行われた場合でも、除霜手段18の温度は冷凍
サイクルに使用されている可燃性冷媒の発火点温度未満
に維持されているため発火の可能性を抑制出来る。
【0036】なお、本実施例では、ヒーター線23の断
面形状を楕円としたが、ガラス管22の内表面に沿って
扁平した形状であれば、楕円形状に限るものではない。
面形状を楕円としたが、ガラス管22の内表面に沿って
扁平した形状であれば、楕円形状に限るものではない。
【0037】(実施の形態2)本発明の実施の形態2に
ついて、図面を参照しながら説明する。なお、実施形態
1と同一構成については、同一符号を付して詳細な説明
を省略する。
ついて、図面を参照しながら説明する。なお、実施形態
1と同一構成については、同一符号を付して詳細な説明
を省略する。
【0038】図5は図3に図示した除霜手段のAA断面
図を示す。
図を示す。
【0039】図5に示すように、ヒーター線23の螺旋
巻き径は、ガラス管22の内径と比較して大きくかつ外
径と比較して小さく成形され、ガラス管22の内表面に
は、螺旋状に成形されたヒーター線23を回転挿入でき
る寸法で螺旋溝が成形されている。さらにヒーター線2
3はその自重により、ヒーター線下部がガラス管螺旋溝
に沿って接触する構成としている。以上のように構成さ
れた冷蔵庫の除霜手段について、以下にその動作を説明
する。
巻き径は、ガラス管22の内径と比較して大きくかつ外
径と比較して小さく成形され、ガラス管22の内表面に
は、螺旋状に成形されたヒーター線23を回転挿入でき
る寸法で螺旋溝が成形されている。さらにヒーター線2
3はその自重により、ヒーター線下部がガラス管螺旋溝
に沿って接触する構成としている。以上のように構成さ
れた冷蔵庫の除霜手段について、以下にその動作を説明
する。
【0040】除霜手段18が動作すると、ヒーター線2
3で電気エネルギーから熱エネルギーに変換された熱量
は、ヒーター線自身の温度上昇と、空気とガラス管22
を介する外部放熱とに分類でき、熱伝導と周囲空気の対
流と輻射現象を通じて除霜動作に使用される。
3で電気エネルギーから熱エネルギーに変換された熱量
は、ヒーター線自身の温度上昇と、空気とガラス管22
を介する外部放熱とに分類でき、熱伝導と周囲空気の対
流と輻射現象を通じて除霜動作に使用される。
【0041】このとき、螺旋状に成形されたヒーター線
23がガラス管22の内表面に成形された螺旋溝に沿っ
て面接触することにより、ガラス管22を介した外部放
熱の割合が飛躍的に高まり、ヒーター線23温度を可燃
性冷媒の発火温度未満に抑えることが出来る。このこと
から、万が一に冷凍サイクル内の可燃性冷媒が庫内に漏
洩した環境下において除霜が行われた場合でも、除霜手
段18の温度は冷凍サイクルに使用されている可燃性冷
媒の発火点温度未満に維持されているため発火の可能性
を抑制出来る。
23がガラス管22の内表面に成形された螺旋溝に沿っ
て面接触することにより、ガラス管22を介した外部放
熱の割合が飛躍的に高まり、ヒーター線23温度を可燃
性冷媒の発火温度未満に抑えることが出来る。このこと
から、万が一に冷凍サイクル内の可燃性冷媒が庫内に漏
洩した環境下において除霜が行われた場合でも、除霜手
段18の温度は冷凍サイクルに使用されている可燃性冷
媒の発火点温度未満に維持されているため発火の可能性
を抑制出来る。
【0042】(実施の形態3)本発明の実施の形態3に
ついて、図面を参照しながら説明する。なお、実施の形
態1と同一構成については、同一符号を付して詳細な説
明を省略する。
ついて、図面を参照しながら説明する。なお、実施の形
態1と同一構成については、同一符号を付して詳細な説
明を省略する。
【0043】図6は図2の除霜手段の円筒断面図、図7
は図6に図示した除霜手段のBB断面図を示す。
は図6に図示した除霜手段のBB断面図を示す。
【0044】図6および図7に示すように、螺旋状に成
形されたヒーター線23はガラス管22の肉厚内部に埋
設されるように構成されている。
形されたヒーター線23はガラス管22の肉厚内部に埋
設されるように構成されている。
【0045】以上のように構成された冷蔵庫の除霜手段
について、以下にその動作を説明する。
について、以下にその動作を説明する。
【0046】除霜手段18が動作すると、ヒーター線2
3で電気エネルギーから熱エネルギーに変換された熱量
は、ヒーター線自身の温度上昇と、空気とガラス管22
を介する外部放熱とに分類でき、熱伝導と周囲空気の対
流と輻射現象を通じて除霜動作に使用される。
3で電気エネルギーから熱エネルギーに変換された熱量
は、ヒーター線自身の温度上昇と、空気とガラス管22
を介する外部放熱とに分類でき、熱伝導と周囲空気の対
流と輻射現象を通じて除霜動作に使用される。
【0047】このとき、螺旋状に成形されたヒーター線
23がガラス管22の肉厚内部に埋設されていることか
ら、ヒーター線23からガラス管22への熱伝導効率が
高く、ガラス管22を介した外部放熱の割合が飛躍的に
高まり、ヒーター線23温度を可燃性冷媒の発火温度未
満に抑えることが出来る。このことから、万が一に冷凍
サイクル内の可燃性冷媒が庫内に漏洩した環境下におい
て除霜が行われた場合でも、除霜手段18の温度は冷凍
サイクルに使用されている可燃性冷媒の発火点温度未満
に維持されているため発火の可能性を抑制出来る。
23がガラス管22の肉厚内部に埋設されていることか
ら、ヒーター線23からガラス管22への熱伝導効率が
高く、ガラス管22を介した外部放熱の割合が飛躍的に
高まり、ヒーター線23温度を可燃性冷媒の発火温度未
満に抑えることが出来る。このことから、万が一に冷凍
サイクル内の可燃性冷媒が庫内に漏洩した環境下におい
て除霜が行われた場合でも、除霜手段18の温度は冷凍
サイクルに使用されている可燃性冷媒の発火点温度未満
に維持されているため発火の可能性を抑制出来る。
【0048】(実施の形態4)本発明の実施の形態4に
ついて、図面を参照しながら説明する。なお、実施の形
態1と同一構成については、同一符号を付して詳細な説
明を省略する。
ついて、図面を参照しながら説明する。なお、実施の形
態1と同一構成については、同一符号を付して詳細な説
明を省略する。
【0049】図8は図7と同じ位置における冷蔵庫の除
霜手段の断面図である。
霜手段の断面図である。
【0050】図8に示すように、ガラス管22の内表面
に熱伝導性が高くかつ電気絶縁性に優れた塗料25を塗
布し、螺旋状に成形されたヒーター線23が塗料25を
介してガラス管と接触するように構成している。
に熱伝導性が高くかつ電気絶縁性に優れた塗料25を塗
布し、螺旋状に成形されたヒーター線23が塗料25を
介してガラス管と接触するように構成している。
【0051】以上のように構成された除霜手段につい
て、以下にその動作を説明する。
て、以下にその動作を説明する。
【0052】除霜手段18が動作すると、ヒーター線2
3で電気エネルギーから熱エネルギーに変換された熱量
は、ヒーター線自身の温度上昇と、空気とガラス管22
を介する外部放熱とに分類でき、熱伝導と周囲空気の対
流と輻射現象を通じて除霜動作に使用される。
3で電気エネルギーから熱エネルギーに変換された熱量
は、ヒーター線自身の温度上昇と、空気とガラス管22
を介する外部放熱とに分類でき、熱伝導と周囲空気の対
流と輻射現象を通じて除霜動作に使用される。
【0053】このとき、螺旋状に成形されたヒーター線
23がガラス管22の内表面に塗布された熱伝導性が高
い塗料25に接触していることから、ヒーター線23か
らガラス管22への熱伝導効率が高く、ガラス管22を
介した外部放熱の割合が飛躍的に高まり、ヒーター線2
3温度を可燃性冷媒の発火温度未満に抑えることが出来
る。さらに、塗料25は電気絶縁性に優れているため、
ヒーター線23の螺旋ピッチ間でのスパークなどを引き
起こすことはない。このことから、万が一に冷凍サイク
ル内の可燃性冷媒が庫内に漏洩した環境下において除霜
が行われた場合でも、除霜手段18の温度は冷凍サイク
ルに使用されている可燃性冷媒の発火点温度未満に維持
されているため発火の可能性を抑制出来る。
23がガラス管22の内表面に塗布された熱伝導性が高
い塗料25に接触していることから、ヒーター線23か
らガラス管22への熱伝導効率が高く、ガラス管22を
介した外部放熱の割合が飛躍的に高まり、ヒーター線2
3温度を可燃性冷媒の発火温度未満に抑えることが出来
る。さらに、塗料25は電気絶縁性に優れているため、
ヒーター線23の螺旋ピッチ間でのスパークなどを引き
起こすことはない。このことから、万が一に冷凍サイク
ル内の可燃性冷媒が庫内に漏洩した環境下において除霜
が行われた場合でも、除霜手段18の温度は冷凍サイク
ルに使用されている可燃性冷媒の発火点温度未満に維持
されているため発火の可能性を抑制出来る。
【0054】(実施の形態5)本発明の実施の形態5に
ついて、図面を参照しながら説明する。なお、実施の形
態1と同一構成については、同一符号を付して詳細な説
明を省略する。
ついて、図面を参照しながら説明する。なお、実施の形
態1と同一構成については、同一符号を付して詳細な説
明を省略する。
【0055】図9は図8と同じ位置における冷蔵庫の除
霜手段の断面図である。
霜手段の断面図である。
【0056】図9に示すように、螺旋状に成形されたヒ
ーター線23は、形状記憶特性を持つ材質で構成されて
おり、ヒーター線温度が可燃性冷媒の発火点温度近くま
で上昇すると螺旋巻き径を拡大し、図9(b)に示すよ
うに、ヒーター線23がガラス管22の内表面に密着す
るように構成している。
ーター線23は、形状記憶特性を持つ材質で構成されて
おり、ヒーター線温度が可燃性冷媒の発火点温度近くま
で上昇すると螺旋巻き径を拡大し、図9(b)に示すよ
うに、ヒーター線23がガラス管22の内表面に密着す
るように構成している。
【0057】以上のように構成された冷蔵庫の除霜手段
について、以下にその動作を説明する。
について、以下にその動作を説明する。
【0058】除霜手段18が動作すると、ヒーター線2
3で電気エネルギーから熱エネルギーに変換された熱量
は、ヒーター線自身の温度上昇と、空気とガラス管22
を介する外部放熱とに分類でき、熱伝導と周囲空気の対
流と輻射現象を通じて除霜動作に使用される。このと
き、ヒーター線23温度が可燃性冷媒の発火点温度近く
まで昇温するまではヒーター線23の螺旋巻き径は成形
状態を保ち、ガラス管22を介した外部放熱を抑えるこ
とでヒーター線23温度を短時間に上昇させる。
3で電気エネルギーから熱エネルギーに変換された熱量
は、ヒーター線自身の温度上昇と、空気とガラス管22
を介する外部放熱とに分類でき、熱伝導と周囲空気の対
流と輻射現象を通じて除霜動作に使用される。このと
き、ヒーター線23温度が可燃性冷媒の発火点温度近く
まで昇温するまではヒーター線23の螺旋巻き径は成形
状態を保ち、ガラス管22を介した外部放熱を抑えるこ
とでヒーター線23温度を短時間に上昇させる。
【0059】そして、ヒーター線23温度が可燃性冷媒
の発火点温度近くまで上昇した後は、ヒーター線23に
備えた形状記憶特性により螺旋巻き径を拡大し、ガラス
管22とヒーター線23とを密着させる。
の発火点温度近くまで上昇した後は、ヒーター線23に
備えた形状記憶特性により螺旋巻き径を拡大し、ガラス
管22とヒーター線23とを密着させる。
【0060】この結果、ヒーター線23からガラス管2
2への接触熱伝導性を飛躍的に高めると共に前記ヒータ
ー線自身の温度上昇を抑えることができ、除霜効果を低
減することなく前記ヒーター線温度を可燃性冷媒の発火
点温度未満に抑えることが出来る。このため、万が一に
冷凍サイクル内の可燃性冷媒が庫内に漏洩した環境下に
おいて除霜が行われた場合でも、発火の可能性を抑制出
来る。なお、可燃性冷媒にイソブタンを使用した場合に
は、その発火点温度は約460℃であることから、形状
記憶特性によりヒーター線23の巻き径を拡大させる温
度は、ヒーター線23の材質のバラツキなどを考慮して
400℃程度以下の適切な温度に設定すればよい。
2への接触熱伝導性を飛躍的に高めると共に前記ヒータ
ー線自身の温度上昇を抑えることができ、除霜効果を低
減することなく前記ヒーター線温度を可燃性冷媒の発火
点温度未満に抑えることが出来る。このため、万が一に
冷凍サイクル内の可燃性冷媒が庫内に漏洩した環境下に
おいて除霜が行われた場合でも、発火の可能性を抑制出
来る。なお、可燃性冷媒にイソブタンを使用した場合に
は、その発火点温度は約460℃であることから、形状
記憶特性によりヒーター線23の巻き径を拡大させる温
度は、ヒーター線23の材質のバラツキなどを考慮して
400℃程度以下の適切な温度に設定すればよい。
【0061】(実施の形態6)本発明の実施の形態6に
ついて、図面を参照しながら説明する。なお、実施の形
態1と同一構成については、同一符号を付して詳細な説
明を省略する。
ついて、図面を参照しながら説明する。なお、実施の形
態1と同一構成については、同一符号を付して詳細な説
明を省略する。
【0062】図10は図9と同じ位置における除霜手段
の断面図である。
の断面図である。
【0063】図10に示すように、螺旋状に成形された
ヒーター線23は、形状記憶特性を持つ材質で構成され
ており、ヒーター線温度が可燃性冷媒の発火点温度近く
まで上昇すると、図10(b)で示すように螺旋ピッチ
を拡大するように構成している。
ヒーター線23は、形状記憶特性を持つ材質で構成され
ており、ヒーター線温度が可燃性冷媒の発火点温度近く
まで上昇すると、図10(b)で示すように螺旋ピッチ
を拡大するように構成している。
【0064】以上のように構成された除霜手段18につ
いて、以下にその動作を説明する。
いて、以下にその動作を説明する。
【0065】除霜手段18が動作すると、ヒーター線2
3で電気エネルギーから熱エネルギーに変換された熱量
は、ヒーター線自身の温度上昇と、空気とガラス管22
を介する外部放熱とに分類でき、熱伝導と周囲空気の対
流と輻射現象を通じて除霜動作に使用される。このと
き、ヒーター線23温度が可燃性冷媒の発火点温度近く
まで上昇する間は、ヒーター線23の螺旋ピッチ間隔を
小さくしておくことによりピッチ同士の熱干渉により短
時間でヒーター線23の温度を上昇させる。
3で電気エネルギーから熱エネルギーに変換された熱量
は、ヒーター線自身の温度上昇と、空気とガラス管22
を介する外部放熱とに分類でき、熱伝導と周囲空気の対
流と輻射現象を通じて除霜動作に使用される。このと
き、ヒーター線23温度が可燃性冷媒の発火点温度近く
まで上昇する間は、ヒーター線23の螺旋ピッチ間隔を
小さくしておくことによりピッチ同士の熱干渉により短
時間でヒーター線23の温度を上昇させる。
【0066】そして、ヒーター線23温度が可燃性冷媒
の発火点温度近くまで上昇した後、形状記憶特性によ
り、ピッチ間隔を拡大する方向にヒーター線形状を変形
させピッチ同士の熱干渉を低減してヒーター線23温度
を可燃性冷媒の発火温度未満に迎えることが出来る。こ
のことから、万が一に冷凍サイクル内の可燃性冷媒が庫
内に漏洩した環境下において除霜が行われた場合でも、
除霜手段18の温度は冷凍サイクルに使用されている可
燃性冷媒の発火点温度未満に維持されているため発火の
可能性を抑制出来る。
の発火点温度近くまで上昇した後、形状記憶特性によ
り、ピッチ間隔を拡大する方向にヒーター線形状を変形
させピッチ同士の熱干渉を低減してヒーター線23温度
を可燃性冷媒の発火温度未満に迎えることが出来る。こ
のことから、万が一に冷凍サイクル内の可燃性冷媒が庫
内に漏洩した環境下において除霜が行われた場合でも、
除霜手段18の温度は冷凍サイクルに使用されている可
燃性冷媒の発火点温度未満に維持されているため発火の
可能性を抑制出来る。
【0067】なお、可燃性冷媒にイソブタンを使用した
場合には、その発火点温度は約460℃であることか
ら、形状記憶特性によりヒーター線23の螺旋ピッチ間
隔を拡大させる温度は、ヒーター線23の材質のバラツ
キなどを考慮して400℃程度以下の適切な温度に設定
すればよい。
場合には、その発火点温度は約460℃であることか
ら、形状記憶特性によりヒーター線23の螺旋ピッチ間
隔を拡大させる温度は、ヒーター線23の材質のバラツ
キなどを考慮して400℃程度以下の適切な温度に設定
すればよい。
【0068】(実施の形態7)本発明の実施の形態7に
ついて、図面を参照しながら説明する。なお、実施の形
態1と同一構成については、同一符号を付して詳細な説
明を省略する。
ついて、図面を参照しながら説明する。なお、実施の形
態1と同一構成については、同一符号を付して詳細な説
明を省略する。
【0069】図11は図2と同様な除霜手段の拡大図で
ある。
ある。
【0070】図11に示すように、除霜手段18は、螺
旋状に成形されたヒーター線23と、外表面にフィン状
の複数の板状成形を施したガラス管22とにより構成さ
れている。
旋状に成形されたヒーター線23と、外表面にフィン状
の複数の板状成形を施したガラス管22とにより構成さ
れている。
【0071】以上のように構成された除霜手段18につ
いて、以下にその動作を説明する。
いて、以下にその動作を説明する。
【0072】除霜手段18が動作すると、ヒーター線2
3で電気エネルギーから熱エネルギーに変換された熱量
は、ヒーター線自身の温度上昇と、空気とガラス管22
を介する外部放熱とに分類でき、熱伝導と周囲空気の対
流と輻射現象を通じて除霜動作に使用される。このと
き、ガラス管の外表面がフィン状に成形されていること
から外部空気との接触面積が広いため、ヒーター線23
からガラス管を介して外部に放熱される割合が大幅に高
められ、可燃性冷媒の発火点温度以下にヒーター線23
自身の温度上昇を抑制することができる。
3で電気エネルギーから熱エネルギーに変換された熱量
は、ヒーター線自身の温度上昇と、空気とガラス管22
を介する外部放熱とに分類でき、熱伝導と周囲空気の対
流と輻射現象を通じて除霜動作に使用される。このと
き、ガラス管の外表面がフィン状に成形されていること
から外部空気との接触面積が広いため、ヒーター線23
からガラス管を介して外部に放熱される割合が大幅に高
められ、可燃性冷媒の発火点温度以下にヒーター線23
自身の温度上昇を抑制することができる。
【0073】このことから、万が一に冷凍サイクル内の
可燃性冷媒が庫内に漏洩した環境下において除霜が行わ
れた場合でも、除霜手段18の温度は冷凍サイクルに使
用されている可燃性冷媒の発火点温度未満に維持されて
いるため発火の可能性を抑制出来る。
可燃性冷媒が庫内に漏洩した環境下において除霜が行わ
れた場合でも、除霜手段18の温度は冷凍サイクルに使
用されている可燃性冷媒の発火点温度未満に維持されて
いるため発火の可能性を抑制出来る。
【0074】なお、本実施例ではガラス管22の外表面
をフィン状の複数板状に成形したが、凹凸成形して外部
空気との接触面積を高める仕様であれば形状に対する制
約は特にない。
をフィン状の複数板状に成形したが、凹凸成形して外部
空気との接触面積を高める仕様であれば形状に対する制
約は特にない。
【0075】さらに、前述した第1から第7の実施例は
何れも各発明の実施例を単独で使用した場合を示した
が、複数の発明を組み合わせて構成することにより、除
霜効果を低減させることなく可燃性冷媒の発火の可能性
を尚一層低減することが出来る。
何れも各発明の実施例を単独で使用した場合を示した
が、複数の発明を組み合わせて構成することにより、除
霜効果を低減させることなく可燃性冷媒の発火の可能性
を尚一層低減することが出来る。
【0076】
【発明の効果】以上説明から明らかな通り、請求項1記
載の発明は、圧縮機と凝縮器と減圧機構と蒸発器とを機
能的に接続し可燃性冷媒を封入した冷凍サイクルと、前
記蒸発器に付着した霜を除霜する除霜手段とを設け、前
記除霜手段が、螺旋状に巻かれた金属抵抗体からなるヒ
ーター線と、前記ヒーター線を覆うガラス管とにより構
成され、前記ガラス管と前記ヒーター線が接触しかつ前
記ヒーター線の断面形状を前記ガラス管内表面に沿って
扁平させた特徴を備えることにより、前記ヒーター線か
ら前記ガラス管への接触熱伝導性を高めることができる
と共に前記ヒーター線自身の温度上昇を抑えることがで
き、除霜効果を低減することなく前記ヒーター線温度を
可燃性冷媒の発火点温度未満に抑えることが出来る。こ
のため、万が一に冷凍サイクル内の可燃性冷媒が庫内に
漏洩した環境下において除霜が行われた場合でも、発火
の可能性を抑制出来る。
載の発明は、圧縮機と凝縮器と減圧機構と蒸発器とを機
能的に接続し可燃性冷媒を封入した冷凍サイクルと、前
記蒸発器に付着した霜を除霜する除霜手段とを設け、前
記除霜手段が、螺旋状に巻かれた金属抵抗体からなるヒ
ーター線と、前記ヒーター線を覆うガラス管とにより構
成され、前記ガラス管と前記ヒーター線が接触しかつ前
記ヒーター線の断面形状を前記ガラス管内表面に沿って
扁平させた特徴を備えることにより、前記ヒーター線か
ら前記ガラス管への接触熱伝導性を高めることができる
と共に前記ヒーター線自身の温度上昇を抑えることがで
き、除霜効果を低減することなく前記ヒーター線温度を
可燃性冷媒の発火点温度未満に抑えることが出来る。こ
のため、万が一に冷凍サイクル内の可燃性冷媒が庫内に
漏洩した環境下において除霜が行われた場合でも、発火
の可能性を抑制出来る。
【0077】また、請求項2記載の発明は、圧縮機と凝
縮器と減圧機構と蒸発器とを機能的に接続し可燃性冷媒
を封入した冷凍サイクルと、前記蒸発器に付着した霜を
除霜する除霜手段とを設け、前記除霜手段が、螺旋状に
巻かれた金属抵抗体からなるヒーター線と、前記ヒータ
ー線を覆うガラス管とにより構成され、前記ガラス管内
部に螺旋溝を形成すると共に、前記ヒーター線は前記螺
旋溝に沿って前記ガラス管内に回転挿入されることによ
り、前記ガラス管と前記ヒーター線の接触面積を確保し
た特徴を備えることにより、前記ヒーター線から前記ガ
ラス管への接触熱伝導性を高めることができると共に前
記ヒーター線自身の温度上昇を抑えることができ、除霜
効果を低減することなく前記ヒーター線温度を可燃性冷
媒の発火点温度未満に抑えることが出来る。このため、
万が一に冷凍サイクル内の可燃性冷媒が庫内に漏洩した
環境下において除霜が行われた場合でも、発火の可能性
を抑制出来る。
縮器と減圧機構と蒸発器とを機能的に接続し可燃性冷媒
を封入した冷凍サイクルと、前記蒸発器に付着した霜を
除霜する除霜手段とを設け、前記除霜手段が、螺旋状に
巻かれた金属抵抗体からなるヒーター線と、前記ヒータ
ー線を覆うガラス管とにより構成され、前記ガラス管内
部に螺旋溝を形成すると共に、前記ヒーター線は前記螺
旋溝に沿って前記ガラス管内に回転挿入されることによ
り、前記ガラス管と前記ヒーター線の接触面積を確保し
た特徴を備えることにより、前記ヒーター線から前記ガ
ラス管への接触熱伝導性を高めることができると共に前
記ヒーター線自身の温度上昇を抑えることができ、除霜
効果を低減することなく前記ヒーター線温度を可燃性冷
媒の発火点温度未満に抑えることが出来る。このため、
万が一に冷凍サイクル内の可燃性冷媒が庫内に漏洩した
環境下において除霜が行われた場合でも、発火の可能性
を抑制出来る。
【0078】また、請求項3記載の発明は、圧縮機と凝
縮器と減圧機構と蒸発器とを機能的に接続し可燃性冷媒
を封入した冷凍サイクルと、前記蒸発器に付着した霜を
除霜する除霜手段とを設け、前記除霜手段が、螺旋状に
巻かれた金属抵抗体からなるヒーター線と、前記ヒータ
ー線を覆うガラス管とにより構成され、前記ヒーター線
を前記ガラス管円筒断面肉厚部に埋設した特徴を備える
ことにより、前記ヒーター線から前記ガラス管への接触
熱伝導性を飛躍的に高めることができると共に前記ヒー
ター線自身の温度上昇を抑えることができ、除霜効果を
低減することなく前記ヒーター線温度を可燃性冷媒の発
火点温度未満に抑えることが出来る。このため、万が一
に冷凍サイクル内の可燃性冷媒が庫内に漏洩した環境下
において除霜が行われた場合でも、発火の可能性を抑制
出来る。
縮器と減圧機構と蒸発器とを機能的に接続し可燃性冷媒
を封入した冷凍サイクルと、前記蒸発器に付着した霜を
除霜する除霜手段とを設け、前記除霜手段が、螺旋状に
巻かれた金属抵抗体からなるヒーター線と、前記ヒータ
ー線を覆うガラス管とにより構成され、前記ヒーター線
を前記ガラス管円筒断面肉厚部に埋設した特徴を備える
ことにより、前記ヒーター線から前記ガラス管への接触
熱伝導性を飛躍的に高めることができると共に前記ヒー
ター線自身の温度上昇を抑えることができ、除霜効果を
低減することなく前記ヒーター線温度を可燃性冷媒の発
火点温度未満に抑えることが出来る。このため、万が一
に冷凍サイクル内の可燃性冷媒が庫内に漏洩した環境下
において除霜が行われた場合でも、発火の可能性を抑制
出来る。
【0079】また、請求項4記載の発明は、圧縮機と凝
縮器と減圧機構と蒸発器とを機能的に接続し可燃性冷媒
を封入した冷凍サイクルと、前記蒸発器に付着した霜を
除霜する除霜手段とを設け、前記除霜手段が、螺旋状に
巻かれた金属抵抗体からなるヒーター線と、前記ヒータ
ー線を覆うガラス管とにより構成され、前記ガラス管内
表面に熱伝導性が高くかつ電気絶縁性に優れた塗料を塗
布すると共に、前記塗料を介して前記ガラス管とヒータ
ー線が間接または直接に接触状態にある特徴を備えるこ
とにより、前記塗料を介して前記ヒーター線から前記ガ
ラス管への接触熱伝導性を飛躍的に高めることができる
と共に前記ヒーター線自身の温度上昇を抑えることがで
き、除霜効果を低減することなく前記ヒーター線温度を
可燃性冷媒の発火点温度未満に抑えることが出来る。ま
た、前記塗料は電気絶縁性にも優れているため、前記ヒ
ーター線ピッチ間でのスパークを起こすこともない。こ
のため、万が一に冷凍サイクル内の可燃性冷媒が庫内に
漏洩した環境下において除霜が行われた場合でも、発火
の可能性を抑制出来る。
縮器と減圧機構と蒸発器とを機能的に接続し可燃性冷媒
を封入した冷凍サイクルと、前記蒸発器に付着した霜を
除霜する除霜手段とを設け、前記除霜手段が、螺旋状に
巻かれた金属抵抗体からなるヒーター線と、前記ヒータ
ー線を覆うガラス管とにより構成され、前記ガラス管内
表面に熱伝導性が高くかつ電気絶縁性に優れた塗料を塗
布すると共に、前記塗料を介して前記ガラス管とヒータ
ー線が間接または直接に接触状態にある特徴を備えるこ
とにより、前記塗料を介して前記ヒーター線から前記ガ
ラス管への接触熱伝導性を飛躍的に高めることができる
と共に前記ヒーター線自身の温度上昇を抑えることがで
き、除霜効果を低減することなく前記ヒーター線温度を
可燃性冷媒の発火点温度未満に抑えることが出来る。ま
た、前記塗料は電気絶縁性にも優れているため、前記ヒ
ーター線ピッチ間でのスパークを起こすこともない。こ
のため、万が一に冷凍サイクル内の可燃性冷媒が庫内に
漏洩した環境下において除霜が行われた場合でも、発火
の可能性を抑制出来る。
【0080】また、請求項5記載の発明は、圧縮機と凝
縮器と減圧機構と蒸発器とを機能的に接続し可燃性冷媒
を封入した冷凍サイクルと、前記蒸発器に付着した霜を
除霜する除霜手段とを設け、前記除霜手段が、螺旋状に
巻かれた金属抵抗体からなるヒーター線と、前記ヒータ
ー線を覆うガラス管とにより構成され、前記ヒーター線
に形状記憶特性を持たせ、前記ヒーター線温度が冷媒発
火点温度近くにまで上昇すると、前記ヒーター線の巻き
径を拡大し、前記ヒーター線が前記ガラス管に密着する
特徴を備えることにより、可燃性冷媒の発火点温度近く
まで前記ヒーター線温度を短時間に上昇させることが出
来ると共に、前記ヒーター線が可燃性冷媒の発火点温度
近くまで上昇した後は、前記ヒーター線と前記ガラス管
との接触熱伝導性を飛躍的に高めると共に前記ヒーター
線自身の温度上昇を抑えることができ、除霜効果を低減
することなく前記ヒーター線温度を可燃性冷媒の発火点
温度未満に抑えることが出来る。このため、万が一に冷
凍サイクル内の可燃性冷媒が庫内に漏洩した環境下にお
いて除霜が行われた場合でも、発火の可能性を抑制出来
る。
縮器と減圧機構と蒸発器とを機能的に接続し可燃性冷媒
を封入した冷凍サイクルと、前記蒸発器に付着した霜を
除霜する除霜手段とを設け、前記除霜手段が、螺旋状に
巻かれた金属抵抗体からなるヒーター線と、前記ヒータ
ー線を覆うガラス管とにより構成され、前記ヒーター線
に形状記憶特性を持たせ、前記ヒーター線温度が冷媒発
火点温度近くにまで上昇すると、前記ヒーター線の巻き
径を拡大し、前記ヒーター線が前記ガラス管に密着する
特徴を備えることにより、可燃性冷媒の発火点温度近く
まで前記ヒーター線温度を短時間に上昇させることが出
来ると共に、前記ヒーター線が可燃性冷媒の発火点温度
近くまで上昇した後は、前記ヒーター線と前記ガラス管
との接触熱伝導性を飛躍的に高めると共に前記ヒーター
線自身の温度上昇を抑えることができ、除霜効果を低減
することなく前記ヒーター線温度を可燃性冷媒の発火点
温度未満に抑えることが出来る。このため、万が一に冷
凍サイクル内の可燃性冷媒が庫内に漏洩した環境下にお
いて除霜が行われた場合でも、発火の可能性を抑制出来
る。
【0081】また、請求項6記載の発明は、圧縮機と凝
縮器と減圧機構と蒸発器とを機能的に接続し可燃性冷媒
を封入した冷凍サイクルと、前記蒸発器に付着した霜を
除霜する除霜手段とを設け、前記除霜手段が、螺旋状に
巻かれた金属抵抗体からなるヒーター線と、前記ヒータ
ー線を覆うガラス管とにより構成され、前記ヒーター線
に形状記憶特性を持たせ、前記ヒーター線温度が冷媒発
火点温度近くにまで上昇すると、前記ヒーター線のピッ
チ間隔を拡大する特徴を備えることにより、可燃性冷媒
の発火点温度近くまで前記ヒーター線温度を短時間に上
昇させることが出来ると共に、前記ヒーター線が可燃性
冷媒の発火点温度近くまで上昇した後は、前記ヒーター
線のピッチ間における温度干渉を低減することにより、
前記ヒーター線温度を可燃性冷媒の発火点温度未満に抑
えることが出来る。このため、万が一に冷凍サイクル内
の可燃性冷媒が庫内に漏洩した環境下において除霜が行
われた場合でも、発火の可能性を抑制出来る。
縮器と減圧機構と蒸発器とを機能的に接続し可燃性冷媒
を封入した冷凍サイクルと、前記蒸発器に付着した霜を
除霜する除霜手段とを設け、前記除霜手段が、螺旋状に
巻かれた金属抵抗体からなるヒーター線と、前記ヒータ
ー線を覆うガラス管とにより構成され、前記ヒーター線
に形状記憶特性を持たせ、前記ヒーター線温度が冷媒発
火点温度近くにまで上昇すると、前記ヒーター線のピッ
チ間隔を拡大する特徴を備えることにより、可燃性冷媒
の発火点温度近くまで前記ヒーター線温度を短時間に上
昇させることが出来ると共に、前記ヒーター線が可燃性
冷媒の発火点温度近くまで上昇した後は、前記ヒーター
線のピッチ間における温度干渉を低減することにより、
前記ヒーター線温度を可燃性冷媒の発火点温度未満に抑
えることが出来る。このため、万が一に冷凍サイクル内
の可燃性冷媒が庫内に漏洩した環境下において除霜が行
われた場合でも、発火の可能性を抑制出来る。
【0082】また、請求項7記載の発明は、圧縮機と凝
縮器と減圧機構と蒸発器とを機能的に接続し可燃性冷媒
を封入した冷凍サイクルと、前記蒸発器に付着した霜を
除霜する除霜手段とを設け、前記除霜手段が、螺旋状に
巻かれた金属抵抗体からなるヒーター線と、前記ヒータ
ー線を覆うガラス管とにより構成され、前記ガラス管の
外表面部を凹凸成形した特徴を備えることにより、前記
ガラス管から外部空気への熱伝達性を飛躍的に高めるこ
とができると共に前記ヒーター線自身の温度上昇を抑え
ることができ、除霜効果を低減することなく前記ヒータ
ー線温度を可燃性冷媒の発火点温度未満に抑えることが
出来る。このため、万が一に冷凍サイクル内の可燃性冷
媒が庫内に漏洩した環境下において除霜が行われた場合
でも、発火の可能性を抑制出来る。
縮器と減圧機構と蒸発器とを機能的に接続し可燃性冷媒
を封入した冷凍サイクルと、前記蒸発器に付着した霜を
除霜する除霜手段とを設け、前記除霜手段が、螺旋状に
巻かれた金属抵抗体からなるヒーター線と、前記ヒータ
ー線を覆うガラス管とにより構成され、前記ガラス管の
外表面部を凹凸成形した特徴を備えることにより、前記
ガラス管から外部空気への熱伝達性を飛躍的に高めるこ
とができると共に前記ヒーター線自身の温度上昇を抑え
ることができ、除霜効果を低減することなく前記ヒータ
ー線温度を可燃性冷媒の発火点温度未満に抑えることが
出来る。このため、万が一に冷凍サイクル内の可燃性冷
媒が庫内に漏洩した環境下において除霜が行われた場合
でも、発火の可能性を抑制出来る。
【図1】本発明の実施の形態1における冷蔵庫の冷凍シ
ステム図
ステム図
【図2】本発明の実施の形態1における除霜手段の断面
図
図
【図3】本発明の実施の形態1における除霜手段の円筒
断面図
断面図
【図4】本発明の実施の形態1における除霜手段の縦断
面拡大図
面拡大図
【図5】本発明の実施の形態2における除霜手段の縦断
面拡大図
面拡大図
【図6】本発明の実施の形態3における除霜手段の円筒
断面図
断面図
【図7】本発明の実施の形態3における除霜手段の縦断
面拡大図
面拡大図
【図8】本発明の実施の形態4における除霜手段の縦断
面拡大図
面拡大図
【図9】本発明の実施の形態5における除霜手段の縦断
面拡大図
面拡大図
【図10】本発明の実施の形態6における除霜手段の縦
断面拡大図
断面拡大図
【図11】本発明の実施の形態7における除霜手段の断
面図
面図
【図12】従来の冷蔵庫の概略縦断面図
10 蒸発器 18 除霜手段 19 圧縮機 20 凝縮器 21 減圧機構 22 ガラス管 23 ヒーター線 24 キャップ 25 塗料
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 正昭 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内 (72)発明者 西村 晃一 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内 Fターム(参考) 3L046 AA04 AA07 BA01 CA07 GA03 GB01 MA04 MA05
Claims (7)
- 【請求項1】 圧縮機と凝縮器と減圧機構と蒸発器とを
機能的に接続し可燃性冷媒を封入した冷凍サイクルと、
前記蒸発器に付着した霜を除霜する除霜手段とを設け、
前記除霜手段が、螺旋状に巻かれた金属抵抗体からなる
ヒーター線と、前記ヒーター線を覆うガラス管とにより
構成され、前記ガラス管と前記ヒーター線が接触しかつ
前記ヒーター線の断面形状を前記ガラス管内表面に沿っ
て扁平させたことを特徴とする冷蔵庫。 - 【請求項2】 圧縮機と凝縮器と減圧機構と蒸発器とを
機能的に接続し可燃性冷媒を封入した冷凍サイクルと、
前記蒸発器に付着した霜を除霜する除霜手段とを設け、
前記除霜手段が、螺旋状に巻かれた金属抵抗体からなる
ヒーター線と、前記ヒーター線を覆うガラス管とにより
構成され、前記ガラス管内部に螺旋溝を形成すると共
に、前記ヒーター線は前記螺旋溝に沿って前記ガラス管
内に回転挿入されることにより、前記ガラス管と前記ヒ
ーター線の接触面積を確保したことを特徴とする冷蔵
庫。 - 【請求項3】 圧縮機と凝縮器と減圧機構と蒸発器とを
機能的に接続し可燃性冷媒を封入した冷凍サイクルと、
前記蒸発器に付着した霜を除霜する除霜手段とを設け、
前記除霜手段が、螺旋状に巻かれた金属抵抗体からなる
ヒーター線と、前記ヒーター線を覆うガラス管とにより
構成され、前記ヒーター線を前記ガラス管円筒断面肉厚
部に埋設したことを特徴とする冷蔵庫。 - 【請求項4】 圧縮機と凝縮器と減圧機構と蒸発器とを
機能的に接続し可燃性冷媒を封入した冷凍サイクルと、
前記蒸発器に付着した霜を除霜する除霜手段とを設け、
前記除霜手段が、螺旋状に巻かれた金属抵抗体からなる
ヒーター線と、前記ヒーター線を覆うガラス管とにより
構成され、前記ガラス管内表面に熱伝導性が高くかつ電
気絶縁性に優れた塗料を塗布すると共に、前記塗料を介
して前記ガラス管とヒーター線が間接または直接に接触
状態にあることを特徴とする冷蔵庫。 - 【請求項5】 圧縮機と凝縮器と減圧機構と蒸発器とを
機能的に接続し可燃性冷媒を封入した冷凍サイクルと、
前記蒸発器に付着した霜を除霜する除霜手段とを設け、
前記除霜手段が、螺旋状に巻かれた金属抵抗体からなる
ヒーター線と、前記ヒーター線を覆うガラス管とにより
構成され、前記ヒーター線に形状記憶特性を持たせ、前
記ヒーター線温度が冷媒発火点温度近くにまで上昇する
と、前記ヒーター線の巻き径を拡大し、前記ヒーター線
が前記ガラス管に密着することを特徴とする冷蔵庫。 - 【請求項6】 圧縮機と凝縮器と減圧機構と蒸発器とを
機能的に接続し可燃性冷媒を封入した冷凍サイクルと、
前記蒸発器に付着した霜を除霜する除霜手段とを設け、
前記除霜手段が、螺旋状に巻かれた金属抵抗体からなる
ヒーター線と、前記ヒーター線を覆うガラス管とにより
構成され、前記ヒーター線に形状記憶特性を持たせ、前
記ヒーター線温度が冷媒発火点温度近くにまで上昇する
と、前記ヒーター線のピッチ幅を拡大することを特徴と
する冷蔵庫。 - 【請求項7】 圧縮機と凝縮器と減圧機構と蒸発器とを
機能的に接続し可燃性冷媒を封入した冷凍サイクルと、
前記蒸発器に付着した霜を除霜する除霜手段とを設け、
前記除霜手段が、螺旋状に巻かれた金属抵抗体からなる
ヒーター線と、前記ヒーター線を覆うガラス管とにより
構成され、前記ガラス管の外表面部を凹凸成形したこと
を特徴とする冷蔵庫。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27246699A JP2001091141A (ja) | 1999-09-27 | 1999-09-27 | 冷蔵庫 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27246699A JP2001091141A (ja) | 1999-09-27 | 1999-09-27 | 冷蔵庫 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006026835A Division JP3964443B2 (ja) | 2006-02-03 | 2006-02-03 | 蒸発器の除霜手段及びこの除霜手段を備えた冷蔵庫 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001091141A true JP2001091141A (ja) | 2001-04-06 |
Family
ID=17514318
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27246699A Pending JP2001091141A (ja) | 1999-09-27 | 1999-09-27 | 冷蔵庫 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001091141A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006112638A (ja) * | 2004-10-12 | 2006-04-27 | Hitachi Home & Life Solutions Inc | 冷蔵庫 |
JP2008010287A (ja) * | 2006-06-29 | 2008-01-17 | Satoshi Shimamoto | 形状記憶合金を用いた可撓性発熱体及びその製造方法 |
CN100453936C (zh) * | 2004-10-12 | 2009-01-21 | 日立空调·家用电器株式会社 | 电冰箱 |
JP2010086818A (ja) * | 2008-09-30 | 2010-04-15 | Covalent Materials Corp | ヒータ |
JPWO2014148590A1 (ja) * | 2013-03-22 | 2017-02-16 | 吉野川電線株式会社 | 電熱ヒータおよびその製造方法 |
CN110895074A (zh) * | 2019-12-25 | 2020-03-20 | 长虹美菱股份有限公司 | 一种具有旋翅化霜加热结构的电冰箱 |
-
1999
- 1999-09-27 JP JP27246699A patent/JP2001091141A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006112638A (ja) * | 2004-10-12 | 2006-04-27 | Hitachi Home & Life Solutions Inc | 冷蔵庫 |
CN100356123C (zh) * | 2004-10-12 | 2007-12-19 | 日立空调·家用电器株式会社 | 电冰箱 |
CN100453936C (zh) * | 2004-10-12 | 2009-01-21 | 日立空调·家用电器株式会社 | 电冰箱 |
CN101329132B (zh) * | 2004-10-12 | 2010-06-16 | 日立空调·家用电器株式会社 | 电冰箱 |
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