JP2001090706A - 操作装置とアクチュエータの組合せ変更装置 - Google Patents
操作装置とアクチュエータの組合せ変更装置Info
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Abstract
のアクチュエータを駆動する第1の操作パターンと、両
方の操作によって2つのアクチュエータを駆動する第2
の操作パターンとを、容易に切り換えできるようにす
る。 【解決手段】パターン切換用レバー46からの指示によ
り、切換手段40は操作パターンを第1又は第2に切り
換える。これにより、左操作レバー6Lの操作だけで走
行用アクチュエータ33、34を駆動できる第1の操作
パターン、又は、左右の操作レバー6L、6Rの操作で
各走行用アクチュエータ33、34を駆動できる第2の
操作パターンに、容易に切り換えが可能となる。
Description
向とアクチュエータの駆動方向との対応関係の組合せを
変更する組合せ変更装置に関するものである。
ブーム、アーム、バケットからなる4つの作業機が、オ
ペレータの運転席の左右に設けられた左右の操作レバー
の操作によって作動される。
4つの作業機の各作動方向との対応関係の組合せ(これ
を以下操作パターンという)は、従来は油圧ショベルの
製造会社により異なっていた。
馴れたオペレータが他のB社製、C社製の油圧ショベル
を操作する場合には、オペレータが操作に馴れていない
ため疲労が大きくなる。また操作パターンの相違を意識
して操作しなければならずオペレータに多大な負担を課
すことになる。
パターンを切り換える操作パターン切換えに関する発
明、考案がなされている。
ョベルの操作パターンを、圧油の経路を切り換えること
により切り換える考案が記載されている。これに対して
スキッドステアローダでは、作業機がブームとバケット
から構成されている。そして左右の走行体(車輪または
履帯)は車体の左右それぞれに設けられた左右2つの走
行用アクチュエータにより作動される。左右の走行体
が、車体の左右それぞれに設けられた油圧モータによっ
て独立して駆動される。車体の左側の走行体は左側専用
に設けられた駆動機構によって独立して駆動され独立し
て変速される。同様に車体の右側の走行体は右側専用に
設けられた駆動機構によって独立して駆動され独立して
変速される。各駆動機構は油圧ポンプと油圧モータとで
それぞれ構成されている。
ット、左右2つの走行体からなる4つの走行体、作業機
が、オペレータの運転席の左右に設けられた左右の操作
レバーの操作によって作動される。
4つの走行体、作業機の各作動方向との対応関係の組合
せ(操作パターン)は、スキッドステアローダの製造会
社により異なる。各操作パターンを図12(a)、
(b)、(c)に示す。
0の左右には左操作レバー6L、右操作レバー6Rが設
けられている。
操作レバー6Lの各操作方向と左側走行体の各作動方向
(左走行前、左走行後)、ブームの各作動方向(ブーム
上、ブーム下)とが対応しているとともに、右操作レバ
ーの各操作方向と右側走行体の各作動方向(右走行前、
右走行後)、バケットの各作動方向(バケットダンプ、
バケット掘削)とが対応している。すなわち左右の操作
レバー6L、6Rの操作によって左右の走行体が作動さ
れる。
では、左操作レバー6Lの各操作方向と左右走行体の各
作動方向(前進、後進、右旋回、左旋回)とが対応して
いるとともに、右操作レバーの各操作方向とブーム、バ
ケットの各作動方向(ブーム上、ブーム下、バケットダ
ンプ、バケット掘削)とが対応している。すなわち左操
作レバー6Lの操作だけで左右の走行体を作動させるこ
とができる。なお図12(b)に示す操作パターンで
は、左操作レバー6Lが回転操作されることによって左
右走行体が旋回作動され、右操作レバー6Rが回転操作
されることによってバケットが作動される。
右の走行体を作動させる場合(図12(b)、(c))
の油圧回路図を示している。
Lは左操作レバー6Lと、4つのシャトル弁41、4
2、43、44を環状に接続したブリッジ回路45と、
左操作レバー6Lとブリッジ回路45を連通する油圧管
路11、12、13、14とからなる。管路11、1
2、13、14はそれぞれ、左操作レバー6Lの前方
向、後方向、右方向、左方向の操作に応じて油圧信号
(パイロット圧)が発生する管路である。
シャトル弁41、42の流入口、シャトル弁43、44
の流入口、シャトル弁42、43の流入口、シャトル弁
44、41の流入口に連通している。
出口は、右走行体用制御弁32の前進側ポート32F、
左走行体用制御弁31の前進側ポート31F、右走行体
用制御弁32の後進側ポート32R、左走行体用制御弁
31の後進側ポート31Rにそれぞれ連通している。左
走行体用制御弁31によって左走行用油圧ポンプ33の
容量を変化させ、右走行体用制御弁32によって右走行
用油圧ポンプ34の容量を変化させる。
して左走行体を作動させる。左走行体用制御弁31の前
進側ポート31Fに油圧信号(パイロット圧)が作用す
ると左走行用油圧ポンプ33の容量が前進側に変化さ
れ、左走行体が前進方向に作動される。また左走行体用
制御弁31の後進側ポート31Rに油圧信号が作用する
と左走行用油圧ポンプ33の容量が後進側に変化され、
左走行体が後進方向に作動される。同様にして右走行体
用制御弁32の前進側ポート32Fに油圧信号が作用す
ると右走行用油圧ポンプ34の容量が前進側に変化さ
れ、右走行体が前進方向に作動される。また右走行体用
制御弁32の後進側ポート32Rに油圧信号が作用する
と右走行用油圧ポンプ34の容量が後進側に変化され、
右走行体が後進方向に作動される。
れると、車両は「前進」され、また後方向に操作される
と、車両は「後進」され、また右方向に操作されると、
車両は「右旋回」され、また左方向に操作されると、車
両は「左旋回」される。
ー6Rと、右操作レバー6Rに連通する圧油管路15、
16、17、18とからなる。管路15、16、17、
18はそれぞれ、右操作レバー6Rの前方向、後方向、
右方向、左方向の操作に応じて油圧信号が発生する管路
である。
ブーム用制御弁72のブーム下側ポート72a、ブーム
用制御弁72のブーム上側ポート72b、バケット用制
御弁73のバケットダンプ側ポート73a、バケット用
制御弁73のバケット掘削側ポート73bにそれぞれ連
通している。ブーム用制御弁72、バケット用制御弁7
3には作業機用ポンプ71から圧油が供給される。ブー
ム用制御弁72、バケット用制御弁73により制御され
た圧油はそれぞれ、ブーム用油圧シリンダ、バケット用
油圧シリンダに供給される。
2aに油圧信号(パイロット圧)が作用するとブーム用
油圧シリンダがブーム下側に駆動され、ブームが下側に
作動される。またブーム用制御弁72のブーム上側ポー
ト72bに油圧信号が作用するとブーム用油圧シリンダ
がブーム上側に駆動され、ブームが上側に作動される。
同様にバケット用制御弁73のバケットダンプ側ポート
73aに油圧信号が作用するとバケット用油圧シリンダ
がバケットダンプ側に駆動され、バケットがダンプ側に
作動される。またバケット用制御弁73のバケット掘削
側ポート73bに油圧信号が作用するとバケット用油圧
シリンダがバケット掘削側に駆動され、バケットが掘削
側に作動される。
れると、ブームは下側に作動され、また後方向に操作さ
れると、ブームは上側に作動され、また右方向に操作さ
れると、バケットはダンプ側に作動され、また左方向に
操作されると、バケットは掘削側に作動される。
作によって左右の走行体を作動させる場合(図12
(a))の油圧回路図を示している。図13と共通する
構成要素についての説明は省略する。
33、ブーム用制御弁72とは、管路91、92によっ
てそれぞれ接続されている。管路91は、左操作レバー
6Lの前後方向の操作に応じて油圧信号が発生する管路
である。管路92は、左操作レバー6Lの左右方向の操
作に応じて油圧信号が発生する管路である。
ンプ34、バケット用制御弁73とは、管路93、94
によってそれぞれ接続されている。管路93は、右操作
レバー6Rの前後方向の操作に応じて油圧信号が発生す
る管路である。管路94は、右操作レバー6Rの左右方
向の操作に応じて油圧信号が発生する管路である。
ると、車両は「左前進」し、また後方向に操作すると、
車両は「左後進」する。また右方向に操作すると、ブー
ムが下側に作動され、また左方向に操作されると、ブー
ムが上側に作動される。また右操作レバー6Rが前方向
に操作されると、車両は「右前進」され、また後方向に
操作すると、車両は「右後進」する。また右方向に操作
すると、バケットはダンプ側に作動し、また左方向に操
作すると、バケットは掘削側に作動する。
ステアローダなどの車両には、一方の操作レバー(左操
作レバー6L)の操作だけで、左右の走行体を作動させ
る操作パターン(これを第1の操作パターンという)
と、左右の操作レバー6L、6Rの両方の操作によって
左右の走行体を作動させる操作パターン(これを第2の
操作パターン)とがある。
られるように、作業機を作動させる場合に操作パターン
を切り換える従来技術は存在するものの、走行体を作動
させる場合に第1の操作パターンと第2の操作パターン
を切り換えることに関する従来技術は存在しない。
作パターンの切り換えを行えるようにし、スキッドステ
アローダなどの車両の操作性の向上、オペレータの負担
の軽減を図ることを第1の解決課題とするものである。
一方の操作装置だけで、2つのアクチュエータを駆動す
る操作パターンと、2つの操作装置両方の操作によって
2つのアクチュエータを駆動する操作パターンの切り換
えを、容易に行えるようにすることを第2の解決課題と
するものである。
の第1発明は、上記第1の解決課題を達成するために、
操作方向に操作方向信号を出力する左右2つの操作装置
(5L、5R)と、車両の左右の走行体ごとに設けら
れ、操作方向信号に対応する駆動方向に駆動することに
よって、前記左右の走行体を対応する方向に作動させる
左右の走行用アクチュエータ(33、34)と、前記2
つの操作装置(5L、5R)の各操作方向信号と前記左
右の走行用アクチュエータ(33、34)の各駆動方向
との組合せを変更する操作装置とアクチュエータの組合
せ変更装置において、左右2つの操作装置(5L、5
R)のうちの一方の操作装置(5L)から出力される各
操作方向信号と、左右の走行用アクチュエータ(33、
34)の各駆動方向とを対応づける第1の組合せと、左
側の操作装置(5L)から出力される各操作方向信号
と、左側の走行用アクチュエータ(33)の各駆動方向
とを対応づけ、右側の操作装置(5R)から出力される
各操作方向信号と、右側の走行用アクチュエータ(3
4)の各駆動方向とを対応づける第2の組合せとを切り
換える切換手段(40)を備えたことを特徴とする。
明する。
成を示す図である。
ーン切換用レバー46によって第1の組合せへの変更が
指示されると、切換手段40によって第1の組合せ(第
1の操作パターンS1)に切り換えられる。これによっ
て図1に示すように、左右2つの操作装置5L、5Rの
うちの一方の操作装置5Lから出力される各操作方向信
号と、左右の走行用アクチュエータ33、34の各駆動
方向とが対応づけられる。このため一方の操作レバー
(左操作レバー6L)の操作だけで、左右の走行体を作
動させることが可能となる。
ー46によって第2の組合せへの変更が指示されると、
切換手段40によって第2の組合せ(第2の操作パター
ンS2)に切り換えられる。これによって図2に示すよ
うに、左側の操作装置5Lから出力される各操作方向信
号と、左側の走行用アクチュエータ33の各駆動方向と
が対応づけられ、右側の操作装置5Rから出力される各
操作方向信号と、右側の走行用アクチュエータ34の各
駆動方向とが対応づけられる。このため左右の操作レバ
ー6L、6Rの両方の操作によって左右の走行体を作動
させることが可能となる。
作動させる場合に第1の操作パターンS1と第2の操作
パターンS2に切り換えることができ、スキッドステア
ローダなどの車両の操作性の向上、オペレータの負担の
軽減が図られる。
操作方向信号は油圧信号であり、4つのシャトル弁(4
1、42、43、44)を環状に接続したブリッジ回路
(45)を備え、前記切換手段(40)は、左右2つの
操作装置(5L、5R)のうちの一方の操作装置(5
L)から出力される各操作方向油圧信号を、前記ブリッ
ジ回路(45)の4つのシャトル弁(41、42、4
3、44)を通過させて、左右の走行用アクチュエータ
(33、34)の各駆動方向に対応するポート(32
F、31F、32R、31R)に作用させる第1の組合
せと、左側の操作装置(5L)から出力される各操作方
向油圧信号を、左側の走行用アクチュエータ(33)の
各駆動方向に対応するポート(31F、31R)へ直接
作用させ、右側の操作装置(5R)から出力される各操
作方向油圧信号を、右側の走行用アクチュエータ(3
4)の各駆動方向に対応するポート(32F、32R)
へ直接作用させる第2の組合せとを切り換えるものであ
ることを特徴とする。
明する。
ーン切換用レバー46によって第1の組合せ(第1の操
作パターンS1)への変更が指示されると、図1に示す
ように、左右2つの操作装置5L、5Rのうちの一方の
操作装置5Lから出力される各操作方向油圧信号が、ブ
リッジ回路45の4つのシャトル弁41、42、43、
44を通過して、左右の走行用アクチュエータ33、3
4の各駆動方向に対応するポート32F、31F、32
R、31Rに作用される。これにより第1の組合せ(第
1の操作パターンS1)に切り換えられる。
ー46によって第2の組合せ(第2の操作パターンS
2)への変更されると、図2に示すように、左側の操作
装置5Lから出力される各操作方向油圧信号は、ブリッ
ジ回路45の4つのシャトル弁41、42、43、44
を通過することなく、左側の走行用アクチュエータ33
の各駆動方向に対応するポート31F、31Rに直接作
用する。右側の操作装置5Rから出力する各操作方向油
圧信号、ブリッジ回路45の4つのシャトル弁41、4
2、43、44を通過することなく、右側の走行用アク
チュエータ34の各駆動方向に対応するポート32F、
32Rに直接作用する。これにより第2の組合せ(第2
の操作パターン)に切り換わる。
が得られる。さらに第2発明によれば操作装置から出力
されるパイロット油圧信号によってアクチュエータを作
動している油圧回路では、パイロット油圧信号経路を切
り換えるだけで、第1の操作パターンS1と第2の操作
パターンS2に容易に切り換えることができる。
において、2つの作業機用アクチュエータをさらに備
え、前記切換手段(40)は、左右2つの操作装置(5
L、5R)のうち、一方の操作装置(5L)から出力さ
れる各操作方向信号と左右の走行用アクチュエータ(3
3、34)の各駆動方向とを対応づけ、他方の操作装置
(5R)から出力される各操作方向信号と2つの作業機
用アクチュエータの各駆動方向とを対応づける第1の組
合せと、左側の操作装置(5L)から出力される各操作
方向信号と、左側の走行用アクチュエータ(33)の各
駆動方向および一方の作業機用アクチュエータの各駆動
方向とを対応づけ、右側の操作装置(5R)から出力さ
れる各操作方向信号と、右側の走行用アクチュエータ
(34)の各駆動方向および他方の作業機用アクチュエ
ータの各駆動方向とを対応づける第2の組合せとを切り
換えることを特徴とする。
明する。
ーン切換用レバー46によって第1の組合せ(第1の操
作パターンS1)への変更が指示されると、図1に示す
ように、左右2つの操作装置5L、5Rのうちの一方の
操作装置5Lから出力される各操作方向信号と、左右の
走行用アクチュエータ33、34の各駆動方向とが対応
づけられ、他方の操作装置5Rから出力される各操作方
向信号と、2つの作業機用アクチュエータの各駆動方向
とが対応づけられる。このため一方の操作レバー(左操
作レバー6L)の操作だけで、左右の走行体を作動さ
せ、他方の操作レバー(右操作レバー6R)の操作だけ
で、2つの作業機(ブーム、バケット)を作動させるこ
とが可能となる。
ー46によって第2の組合せ(第2の操作パターンS
2)への変更されると、図2に示すように、左側の操作
装置5Lから出力される各操作方向信号と、左側の走行
用アクチュエータ33の各駆動方向および一方の作業機
用アクチュエータの各駆動方向とが対応づけられ、右側
の操作装置5Rから出力される各操作方向信号と、右側
の走行用アクチュエータ34の各駆動方向および他方の
作業機用アクチュエータの各駆動方向とが対応づけられ
る。このため左右の操作レバー6L、6Rの両方の操作
によって左右の走行体を作動させ、左操作レバー6Lの
操作で一方の作業機(ブーム)を作動させ、右操作レバ
ー6Rの操作で他方の作業機(バケット)を作動させる
ことが可能となる。
同様の効果が得られる。さらに第3発明によれば走行体
に加え作業機を用いる場合にも第1の操作パターンS1
と第2の操作パターンS2に容易に変更することができ
る。
るために、操作方向に操作方向信号を油圧信号として出
力する2つの操作装置(5L、5R)と、操作方向油圧
信号に対応する駆動方向に駆動する2つのアクチュエー
タ(33、34)と、前記2つの操作装置(5L、5
R)の各操作方向信号と前記2つのアクチュエータ(3
3、34)の各駆動方向との組合せを変更する操作装置
とアクチュエータの組合せ変更装置において、2つの操
作装置(5L、5R)のうちの一方の操作装置(5L)
から出力される各操作方向油圧信号を、4つのシャトル
弁(41、42、43、44)を環状に接続したブリッ
ジ回路(45)を通過させて、前記2つのアクチュエー
タ(33、34)の各駆動方向に対応するポート(32
F、31F、32R、31R)に作用させる第1の組合
せと、一方の操作装置(5L)から出力される各操作方
向油圧信号を、一方のアクチュエータ(33)の各駆動
方向に対応するポート(31F、31R)へ直接作用さ
せ、他方の操作装置(5R)から出力される各操作方向
油圧信号を、他方のアクチュエータ(34)の各駆動方
向に対応するポート(32F、32R)へ直接作用させ
る第2の組合せとを切り換える切換手段(40)を備え
たことを特徴とする。
明する。
ーン切換用レバー46によって第1の組合せへの変更が
指示されると、切換手段40によって第1の組合せ(第
1の操作パターンS1)に切り換えられる。これによっ
て図1に示すように、2つの操作装置5L、5Rのうち
の一方の操作装置5Lから出力される各操作方向油圧信
号が、ブリッジ回路45の4つのシャトル弁41、4
2、43、44を通過して、2つのアクチュエータ3
3、34の各駆動方向に対応するポート32F、31
F、32R、31Rに作用される。これにより第1の組
合せ(第1の操作パターンS1)に切り換えられる。こ
のため一方の操作装置(左操作レバー6L)の操作だけ
で、2つのアクチュエータを駆動することが可能とな
る。
ー46によって第2の組合せへの変更されると、切換手
段40によって第2の組合せ(第2の操作パターンS
2)に切り換えられる。これによって図2に示すよう
に、一方の操作装置5Lから出力される各操作方向油圧
信号は、ブリッジ回路45の4つのシャトル弁41、4
2、43、44を通過することなく、一方のアクチュエ
ータ33の各駆動方向に対応するポート31F、31R
に直接作用する。他方の操作装置5Rから出力される各
操作方向油圧信号は、ブリッジ回路45の4つのシャト
ル弁41、42、43、44を通過することなく、他方
のアクチュエータ34の各駆動方向に対応するポート3
2F、32Rに直接作用する。これにより第2の組合せ
(第2の操作パターンS2)に切り換わる。このため2
つの操作装置(左右の操作レバー6L、6R)の両方の
操作によって2つのアクチュエータを駆動することが可
能となる。
作装置のうち一方の操作装置だけで、2つのアクチュエ
ータを駆動する第1の操作パターンと、2つの操作装置
両方の操作によって2つのアクチュエータを駆動する第
2の操作パターンの切り換えを、容易に行うことができ
る。
切換手段(40)は、前記一方の操作装置(5L)から
出力される各操作方向油圧信号が入力される入力ポート
(I1、I2、I3、I4)と、前記2つのアクチュエータ
(33、34)の各駆動方向に対応するポート(32
F、31F、32R、31R)に連通する出力ポート
(E1、E2、E3、E4)と、前記入力ポート(I1)
を、前記ブリッジ回路45のシャトル弁(41、42)
を介して前記出力ポート(E1、E2)に連通させる第1
の位置と、前記入力ポート(I1)を、前記出力ポート
(E2)に直接連通させる第2の位置とを有するピスト
ン(48)からなることを特徴とする。
して説明する。
ターン切換用レバー46によって第1の組合せ(第1の
操作パターンS1)への変更が指示されたことに応じ
て、ボディ47に対するピストン48の相対位置が第1
の位置に変化される。これにより図5に示すように入力
ポートI1が、ブリッジ回路45のシャトル弁41、4
2を介して出力ポートE1、E2に連通される。他の入力
ポートI2〜I4についても同様である。これにより第1
の組合せ(第1の操作パターンS1)に切り換えられ
る。
バー46によって第2の組合せ(第2の操作パターンS
2)への変更が指示されたことに応じて、ボディ47に
対するピストン48の相対位置が第2の位置に変化され
る。これにより入力ポートI1が、ブリッジ回路45の
4つのシャトル弁41、42、43、44に連通するこ
となく出力ポートE2に直接連通される。他の入力ポー
トI2、I3、I4についても同様である。これにより第
2の組合せ(第2の操作パターンS2)に切り換えられ
る。
得られる。さらに第5発明によれば、ボディ47に対す
るピストン48の相対位置を変化させるという簡単な操
作だけで切り換えを行うことができる。
ストン(48)は、円筒形状であり、回転操作に応じて
ボディ(47)に対する回転位置が変化するものである
ことを特徴とする。
6の回転操作に応じて、円筒形状のピストン48のボデ
ィ47に対する回転位置が変化する。これにより切換手
段40は第1の位置と第2の位置に変化され、第1の組
合せ(第1の操作パターンS1)と第2の組合せ(第2
の操作パターンS2)に切り換えられる。
様の効果が得られる。さらに第6発明によれば、ピスト
ン48を回転操作するという、より簡単な操作だけで切
り換えを行うことができる。また切換手段40の構造を
簡素にすることができる。
において、前記ボディ(47)と前記ピストン(48)
のうちで一方の側(47)に、前記入力ポート(I1、
I2、I3、I4)および前記出力ポート(E1、E2、E
3、E4)を設け、他方の側(48)を前記第1の位置ま
たは前記第2の位置になるように作動させることを特徴
とする。
48のうちで一方の側(たとえばボディ47)に、入力
ポートI1、I2、I3、I4および出力ポートE1、E2、
E3、E4が設けられている。そして、他方の側(ピスト
ン48)が第1の位置または第2の位置になるように作
動(回転作動)される。このためピストン48が作動し
ても、入力ポートI1、I2、I3、I4および出力ポート
E1、E2、E3、E4に接続された配管(油圧管路11、
12、13、14等)がねじれるという不具合は生じな
い。なお第7発明によれば第4発明、第5発明、第6発
明と同様の効果が得られる。
操作装置とアクチュエータの組合せ変更装置の実施の形
態について説明する。なお本実施形態ではスキッドステ
アローダなどの車両における操作パターンを変更する場
合を想定している。しかし車両に限定されることなく、
2つの操作装置のうち一方の操作装置だけで、2つのア
クチュエータを駆動する第1の操作パターンと、2つの
操作装置両方の操作によって2つのアクチュエータを駆
動する第2の操作パターンの切り換えるものであれば、
任意の駆動機械に対して適用することができる。
業機がブームとバケットから構成されている。車体の左
右には図4に示すように左走行体(左履帯)36、右走
行体(右履帯)38が備えられている。左右の走行体3
6、38(履帯)は車体の左右それぞれに設けられた左
右2つの走行用油圧モータ35、37により作動され
る。なお走行体36、38は履帯の代わりに車輪として
もよい。ここではHST(ハイドロ・スタティック・ト
ランスミッションまたは静油圧駆動)車を想定してい
る。左右の走行体36、38が、車体の左右それぞれに
設けられた油圧モータ35、37によって独立して駆動
される。車体の左側の走行体36は左側専用に設けられ
た駆動機構によって独立して駆動され独立して変速され
る。同様に車体の右側の走行体38は右側専用に設けら
れた駆動機構によって独立して駆動され独立して変速さ
れる。左側駆動機構は左走行用油圧ポンプ33と左走行
用油圧モータ35とで構成され、右側駆動機構は右走行
用油圧ポンプ34と右走行用油圧モータ37とで構成さ
れている。
12(a)、(c)に示すようにブーム、バケット、左
右2つの走行体36、38からなる4つの走行体、作業
機が、オペレータの運転席80の左右に設けられた左右
の操作レバー6L、6Rの操作によって作動される。
方向と上記4つの走行体、作業機の各作動方向との対応
関係の組合せ(操作パターン)は、スキッドステアロー
ダの製造会社により異なる。本実施形態では図12
(c)に示す第1の操作パターンS1と、図12(a)
に示す第2の操作パターンS2との間で切り換えを行う
装置について説明する。
の走行体36、38を作動させる第1の操作パターンS
1切り換え時の油圧回路図を示している。また図2は左
右操作レバー6L、6Rの両方の操作によって左右の走
行体36、38を作動させる第2の操作パターンS2切
り換え時の油圧回路図を示している。
置5Lの要部の構成を説明する図である。
L、5Rについて説明する。左右の操作レバー装置5
L、5Rの構造は同様であるので左操作レバー装置5L
を代表させて説明する。図3に示すように左操作レバー
装置5Lは、装置本体9と、装置本体9に対して傾動可
能に設けられた左操作レバー6Lとからなる。左操作レ
バー6Lは装置本体9に対して自由継手、ディスクプレ
ート8を介して取り付けられている。装置本体9からピ
ストン先端が突出するように4つのピストン1、2、
3、4が設けられている。ピストン1、2、3、4は装
置本体9の上面からみて正方形の4隅に位置するように
配置されている。
方向に傾動されるとピストン1が押し下げられる。ピス
トン1が押し下げられると、パイロット圧油(油圧信
号)がパイロット管路11へ出力される。パイロット管
路11から出力されるパイロット圧は左操作レバー6L
の傾動量に応じた大きさとなる。
中で後ろ方向に傾動されるとピストン2が押し下げられ
る。ピストン2が押し下げられると、レバー傾動量に応
じたパイロット圧油がパイロット管路12へ出力され
る。同様に左操作レバー6Lが図3(a)の図中で右方
向に傾動されるとピストン3が押し下げられる。ピスト
ン3が押し下げられると、レバー傾動量に応じたパイロ
ット圧油がパイロット管路13へ出力される。同様に左
操作レバー6Lが図3(a)の図中で左方向に傾動され
るとピストン4が押し下げられる。ピストン4が押し下
げられると、レバー傾動量に応じたパイロット圧油がパ
イロット管路14へ出力される。
り、右操作レバー6Rが前方向、後ろ方向、右方向、左
方向にそれぞれ操作されるに応じてピストン1、2、
3、4が押し下げられ、レバー傾動量に応じたパイロッ
ト圧油がパイロット管路15、16、17、18へそれ
ぞれ出力される。
5Lのパイロット管路11、12、13、14はパター
ン切換弁40の入力ポートI1、I2、I3、I4にそれぞ
れ接続されている。
5、16はパターン切換弁40の入力ポートI5、I6に
それぞれ接続されている。
路17、18はバケット用制御弁73のバケットダンプ
側パイロットポート73a、バケット掘削側パイロット
ポート73bにそれぞれ直接接続されている。
2、E3、E4は、右走行体用制御弁32の前進側パイロ
ットポート32F、左走行体用制御弁31の前進側パイ
ロットポート31F、右走行体用制御弁32の後進側パ
イロットポート32R、左走行体用制御弁31の後進側
パイロットポート31Rにそれぞれ接続している。
はブーム用制御弁72のブーム下側パイロットポート7
2a、ブーム上側パイロットポート72bにそれぞれ接
続している。
3にはそれぞれ、作業機用ポンプ71から吐出された圧
油が供給される。ブーム用制御弁72、バケット用制御
弁73では、パイロットポートに作用されるパイロット
圧に応じて、作業機用ポンプ71から供給される吐出圧
油の方向が制御される。また、同吐出圧油の流量が制御
される。ブーム用制御弁72、バケット用制御弁73に
よって制御された圧油はそれぞれ、図示しないブーム用
油圧シリンダ、バケット用油圧シリンダに供給される。
トポート72aに出力ポートE5を介してパイロット圧
(油圧信号)が作用するとブーム用油圧シリンダがブー
ム下側に駆動され、これに応じてブームが下側に作動さ
れる。また出力ポートE6を介してブーム用制御弁72
のブーム上側パイロットポート72bにパイロット圧が
作用するとブーム用油圧シリンダがブーム上側に駆動さ
れ、これに応じてブームが上側に作動される。同様にバ
ケット用制御弁73のバケットダンプ側パイロットポー
ト73aにパイロット管路17を介してパイロット圧が
作用するとバケット用油圧シリンダがバケットダンプ側
に駆動され、これに応じてバケットがダンプ側に作動さ
れる。またバケット用制御弁73のバケット掘削側パイ
ロットポート73bにパイロット管路18を介してパイ
ロット圧が作用するとバケット用油圧シリンダがバケッ
ト掘削側に駆動され、これに応じてバケットが掘削側に
作動される。
L、5Rは操作レバーを傾動操作することでパイロット
圧油を出力する構成としている。しかし図12(b)に
示すように操作レバー(つまみ)を回転操作することで
パイロット圧油を出力するように構成してもよい。
行体駆動部30の構成について説明する。
の構成を示す油圧回路図である。
9から吐出された圧油が供給される。左走行体用制御弁
31では、パイロットポートに作用されるパイロット圧
に応じて、油圧ポンプ39から供給される吐出圧油の方
向が制御されるとともに、同吐出圧油の流量が制御され
る。左走行体用制御弁31によって制御された圧油は、
左ポンプ容量駆動用油圧シリンダ74に供給される。左
ポンプ容量駆動用油圧シリンダ74が駆動されると、左
走行用油圧ポンプ33の容量が変化される。
ポンプ39から吐出された圧油が供給される。右走行体
用制御弁32では、パイロットポートに作用されるパイ
ロット圧に応じて、油圧ポンプ39から供給される吐出
圧油の方向が制御されるとともに、同吐出圧油の流量が
制御される。右走行体用制御弁32によって制御された
圧油は、右ポンプ容量駆動用油圧シリンダ75に供給さ
れる。右ポンプ容量駆動用油圧シリンダ75が駆動され
ると、右走行用油圧ポンプ34の容量が変化される。
ータ35が駆動されることによって作動する。すなわち
左走行用油圧モータ35は左走行体36を前進および後
進の2進行方向に作動させるアクチュエータである。左
走行用油圧ポンプ33はエンジン70によって駆動され
る。左走行用油圧ポンプ33の各圧油吐出口は左走行用
油圧モータ35の各圧油流入口に、油圧管路によって接
続されている。
用油圧モータ37が駆動されることによって作動する。
すなわち右走行用油圧モータ37は右走行体38を前進
および後進の2進行方向に作動させるアクチュエータで
ある。右走行用油圧ポンプ34はエンジン70によって
駆動される。右走行用油圧ポンプ34の各圧油吐出口は
右走行用油圧モータ37の各圧油流入口に、油圧管路に
よって接続されている。
イロットポート31Fに出力ポートE2を介してパイロ
ット圧(油圧信号)が作用すると左走行用油圧ポンプ3
3の容量が前進側に変化され、これに応じて左走行体3
6が前進方向Fに作動される。また左走行体用制御弁3
1の後進側パイロットポート31Rに出力ポートE4を
介してパイロット圧が作用すると左走行用油圧ポンプ3
3の容量が後進側に変化され、これに応じて左走行体3
6が後進R方向に作動される。同様にして右走行体用制
御弁32の前進側パイロットポート32Fに出力ポート
E1を介してパイロット圧が作用すると右走行用油圧ポ
ンプ34の容量が前進側に変化され、右走行体38が前
進F方向に作動される。また右走行体用制御弁32の後
進側パイロットポート32Rに出力ポートE3を介して
パイロット圧が作用すると右走行用油圧ポンプ34の容
量が後進側に変化され、右走行体38が後進R方向に作
動される。
ターン切換弁40の構成について説明する。
0の構造を概念的に示す図である。
は、パターン切換用レバー46の操作に応じて弁位置
が、2位置に切り換えられる構造となっている。そして
パターン切換弁40には、4つのシャトル弁41、4
2、43、44を環状に接続したブリッジ回路45が設
けられている。またパターン切換弁40には入力ポート
I1〜I6および出力ポートE1〜E6が設けられている。
ターン切換弁40が図中の左側の第1の操作パターンS
1切換位置に位置されると、入力ポートI1がシャトル
弁41、42の流入口に連通され、入力ポートI2がシ
ャトル弁43、44の流入口に連通され、入力ポートI
3がシャトル弁42、43の流入口に連通され、入力ポ
ートI4がシャトル弁44、41の流入口に連通され
る。またシャトル弁41の流出口が出力ポートE1に連
通され、シャトル弁42の流出口が出力ポートE2に連
通され、シャトル弁43の流出口が出力ポートE3に連
通され、シャトル弁44の流出口が出力ポートE4に連
通される。さらに入力ポートI5が出力ポートE5に連通
され、入力ポートI6が出力ポートE6に連通される。
操作し、パターン切換弁40を図中の右側の第2の操作
パターンS2切換位置にすると、入力ポートI1が出力
ポートE2に接続される。同時に入力ポートI2が出力ポ
ートE4に、入力ポートI3が出力ポートE5に、入力ポ
ートI4が出力ポートE6に、入力ポートI5が出力ポー
トE1に、入力ポートI6が出力ポートE3に各々接続す
る。
ー46の操作に応じてパターン切換弁40の弁位置を切
り換える構成としている。しかし操作パターンの組合せ
の変更を指示する手段であれば、レバー操作に限定され
ることなくスイッチ操作、ボタン操作等任意の指示手段
を用いることができる。さらにパターン切換弁40は手
動操作に応じて作動される場合に限定されることなく電
気信号、油圧信号等に応じて作動させてもよい。たとえ
ば切換えスイッチが操作されたことに応じて電気信号を
生成し、これをパターン切換弁40に加えることで弁位
置を切り換えてもよい。
いて説明する。
6が第1の操作パターンS1に対応する位置まで操作さ
れると、パターン切換弁40の弁位置は第1の操作パタ
ーンS1切換位置に位置される。このときの油圧回路が
図1に示される。
るパイロット管路11、12、13、14が、シャトル
弁41、42、シャトル弁43、44、シャトル弁4
2、43、シャトル弁44、41の流入口にそれぞれ接
続される。またシャトル弁41、42、43、44の流
出口が左右の走行体用制御弁31、32のパイロットポ
ート32F、31F、32R、31Rにそれぞれ接続さ
れる。このため左操作レバー6Lの操作だけで、左右の
走行体36、38を作動させることが可能となる。
操作するとピストン1のみを押し下げる。従ってパイロ
ット管路11のみにパイロット圧が発生する。パイロッ
ト圧はパターン切換弁40の入力ポートI1、2つのシ
ャトル弁41、42の流入口、シャトル弁41、42の
流出口、パターン切換弁40の出力ポートE1、E2を経
由して、左右の走行体用制御弁31、32の前進側パイ
ロットポート32F、31Fに作用する。この結果左右
の走行体36、38は同速度で前進方向Fに作動する。
るとピストン2のみを押し下げる。従って、パイロット
管路12のみにパイロット圧が発生する。パイロット圧
はパターン切換弁40の入力ポートI2、2つのシャト
ル弁43、44の流入口、シャトル弁43、44の流出
口、パターン切換弁40の出力ポートE3、E4を経由し
て、左右の走行体用制御弁31、32の後進側パイロッ
トポート32R、31Rに作用する。この結果左右の走
行体36、38は同速度で後進方向Rに作動する。
とピストン3のみを押し下げる。従って、パイロット管
路13のみにパイロット圧が発生する。パイロット圧は
パターン切換弁40の入力ポートI3、2つのシャトル
弁42、43の流入口、シャトル弁42、43の流出
口、パターン切換弁40の出力ポートE2、E3を経由し
て、左走行体用制御弁31の前進側パイロットポート3
1F、右走行体用制御弁32の後進側パイロットポート
32Rに作用する。この結果左右の走行体36、38は
それぞれ同速度で前進方向F、後進方向Rに作動する。
この動作は一般に右超信地旋回あるいは右スピンターン
と呼ばれる。
とピストン4のみを押し下げる。従って、パイロット管
路14のみにパイロット圧が発生する。パイロット圧は
パターン切換弁40の入力ポートI4、2つのシャトル
弁44、41の流入口、シャトル弁44、41の流出
口、パターン切換弁40の出力ポートE4、E1を経由し
て、左走行体用制御弁31の後進側パイロットポート3
1R、右走行体用制御弁32の前進側パイロットポート
32Fに作用する。この結果左右の走行体36、38は
それぞれ同速度で後進方向R、前進方向Fに作動する。
この動作は一般に左超信地旋回あるいは左スピンターン
と呼ばれる。
つまり前方向と右方向の間方向へ操作する場合を述べ
る。
操作レバー装置5Lのピストン1とピストン3を押し下
げる。ピストン1で発生したパイロット圧は管路11を
介して2つのシャトル弁41、42へ作用する。ピスト
ン3で発生したパイロット圧は管路13を介して2つの
シャトル弁42、43へ作用する。このとき、シャトル
弁42は、管路11と管路13のいずれか高い方の圧力
を出力する。出力されたパイロット圧は左走行用制御弁
31の前進側パイロットポート31Fへ作用する。これ
により左走行用油圧ポンプ33は前進方向へ容量を制御
され、左走行体は前進する。
を右走行用制御弁32の前進側パイロットポート32F
へ出力する。
を右走行用制御弁32の前進側パイロットポート32R
へ出力する。
れにもパイロット圧が作用する。したがって、管路11
と管路13との差圧に応じて前進方向または停止、後進
方向へ右走行用油圧ポンプの容量を制御する。
管路13のいずれか高い方の圧力で定まる。また右走行
体38の速度は、管路11と管路13との差圧に応じて
定まる。したがって常に左走行体36の速度が勝る。こ
れにより車両は右前方向へ旋回走行する。旋回の大きさ
は管路11と管路13との差圧、つまり左操作レバー6
Lの傾動方向によって定まる。
方向へ倒したとき、管路11と管路13の出力圧を同一
としている。このことによりレバー右斜め前45度方向
へ倒したとき、右走行体38は停止し、左走行体36に
みが前進する。
場合、同様の作動により車両は左前方向へ旋回走行す
る。
場合は同様の作動により車両は左後方向へ、左斜め左方
向に傾けた場合は右後方向へ旋回走行する。
イロット管路15、16、17、18が、ブーム用制御
弁72、バケット用制御弁73のパイロットポート72
a、72b、73a、73bにそれぞれ接続される。こ
のため右操作レバー6Rの操作だけで、ブーム、バケッ
トを作動させることが可能となる。
ると、パイロット管路15で発生したパイロット圧は、
パターン切換弁40の入力ポートI5、出力ポートE5を
経由して、ブーム用制御弁72のブーム下側パイロット
ポート72aに作用される。この結果ブームが下側に作
動する。
れると、パイロット管路16で発生したパイロット圧
は、パターン切換弁40の入力ポートI6、出力ポート
E6を経由して、ブーム用制御弁72のブーム上側パイ
ロットポート72bに作用される。この結果ブームが上
側に作動する。
ると、パイロット管路17で発生したパイロット圧は、
バケット用制御弁73のバケットダンプ側パイロットポ
ート73aに作用される。この結果バケットがダンプ側
に作動する。
ると、パイロット管路18で発生したパイロット圧は、
バケット用制御弁73のバケット掘削側パイロットポー
ト73bに作用される。この結果バケットが掘削側に作
動する。
バー46が第2の操作パターンS2に対応する位置まで
操作された場合について説明する。
2の操作パターンS2切換位置に位置される。この状態
での油圧回路を図2に示す。
るパイロット管路11、12、13、14が、ブリッジ
回路45を介することなく、左走行体用制御弁31のパ
イロットポート31F、31R、ブーム用制御弁72の
パイロットポート72a、72bにそれぞれ接続され
る。このため左操作レバー6Lの操作によって、左走行
体36とブームを作動させることが可能となる。
イロット管路15、16、17、18が、右走行体用制
御弁32のパイロットポート32F、32R、バケット
用制御弁73のパイロットポート73a、73bにそれ
ぞれ接続される。このため右操作レバー6Rの操作によ
って、右走行体38とバケットを作動させることが可能
となる。
操作されると、パイロット管路11で発生したパイロッ
ト圧は、パターン切換弁40の入力ポートI1、出力ポ
ートE2を経由して、左走行体用制御弁31の前進側パ
イロットポート31Fに作用される。この結果左走行体
36が前進方向Fに作動され、車両は左前進する。
れると、パイロット管路12で発生したパイロット圧
は、パターン切換弁40の入力ポートI2、出力ポート
E4を経由して、左走行体用制御弁31の後進側パイロ
ットポート31Rに作用される。この結果左走行体36
が後進方向Rに作動され、車両は左後進する。
ると、パイロット管路13で発生したパイロット圧は、
パターン切換弁40の入力ポートI3、出力ポートE5を
経由して、ブーム用制御弁72のブーム下側パイロット
ポート72aに作用される。この結果ブームが下側に作
動する。
ると、パイロット管路14で発生したパイロット圧は、
パターン切換弁40の入力ポートI4、出力ポートE6を
経由して、ブーム用制御弁72のブーム上側パイロット
ポート72bに作用される。この結果ブームが上側に作
動する。
ると、パイロット管路15で発生したパイロット圧は、
パターン切換弁40の入力ポートI5、出力ポートE1を
経由して、右走行体用制御弁32の前進側パイロットポ
ート32Fに作用される。この結果右走行体38が前進
方向Fに作動され、車両は右前進する。
れると、パイロット管路16で発生したパイロット圧
は、パターン切換弁40の入力ポートI6、出力ポート
E3を経由して、右走行体用制御弁32の後進側パイロ
ットポート32Rに作用される。この結果右走行体38
が後進方向Rに作動され、車両は右後進する。
ると、パイロット管路17で発生したパイロット圧は、
バケット用制御弁73のバケットダンプ側パイロットポ
ート73aに作用される。この結果バケットがダンプ側
に作動する。
ると、パイロット管路18で発生したパイロット圧は、
バケット用制御弁73のバケット掘削側パイロットポー
ト73bに作用される。この結果バケットが掘削側に作
動する。
切換時には、左右の操作レバー6L、6Rの両方の操作
によって車両の前後進、前進左右旋回、後進左右旋回、
左右超信地旋回が実現される。
36、38を作動させる場合に第1の操作パターンS1
と第2の操作パターンS2に切り換えることができ、ス
キッドステアローダなどの車両の操作性の向上、オペレ
ータの負担の軽減が図られる。
について図6〜図11を参照して説明する。
ある。
大きくは、パターン切換用レバー46が取り付けられた
円筒形状のピストン48と、ボディ47とからなる。ボ
ディ47はピストン48を摺動自在に収容するシリンダ
の機能を有する。ボディ47は、ボディ上部47A、ボ
ディ中央部47C、ボディ下部47Bの3つの構成部品
からなる。
ィ中央部47C、ボディ下部47Bはボルトによって互
いに連結されている。またパターン切換用レバー46が
ピストン48にボルトによって固定されている。ピスト
ン48内には4つのシャトル弁41、42、43、44
を環状に接続したブリッジ回路45が設けられている。
る。
力ポートI1、I2、I3、I4、I5、I6が形成されてい
る。パターン切換用レバー46は矢印A1に示す図中左
方向と、これとは反対側の矢印A2に示す図中右側方向
に操作することができる。パターン切換用レバー46が
A1方向に操作されると、ボディ47に対するピストン
48の相対回転位置が変化され、図5に示す第1の操作
パターンS1切換位置に切り換えられる。またパターン
切換用レバー46がA2方向に操作されると、ボディ4
7に対するピストン48の相対回転位置が変化され、図
5に示す第2の操作パターンS2切換位置に切り換えら
れる。
り図7に対して三角法で表現している。
力ポートE1、E2、E3、E4、E5、E6が形成されてい
る。
であり、図10(b)は図8のB−B断面を示す図であ
り、図10(c)は図8のC−C断面を示す図である。
図10は第1の操作パターンS1に切り換えられたとき
の断面図である。
は、入力ポートI1、I2、I3、I4が管路50、83、
82、84を介してピストン48の外壁面にそれぞれ連
通されている。またシャトル弁41、42の流入口5
1、シャトル弁42、43の流入口85、シャトル弁4
3、44の流入口86、シャトル弁44、41の流入口
87がそれぞれ、ピストン48の外壁面に形成されてい
る。
路41cが内部に形成されボール41aを支持する支持
部材41bとから構成されている。シャトル弁41内の
圧油管路41cは隣接するシャトル弁42のボール42
aに管路52を介して連通している。他のシャトル弁4
2、43、44についても同様に構成されている。
シャトル弁41の流出口53が形成されている。流出口
53はボール41aの下面からボディ中央部47CのC
断面に至る位置まで下方に向けて形成されている。ボー
ル41aの作動に伴い流出口53に圧油を流出する。他
のシャトル弁42、43、44のボールの下面にも同様
にして流出口55、57、58が形成されている。
は、ボディ47の円周方向に沿って隣接する入力ポート
I5 、出力ポートE5、入力ポートI3がピストン48の
外壁面に管路61、63、67を介してそれぞれ連通さ
れている。一方ピストン48の外壁面には、これら入力
ポートI5 、出力ポートE5、入力ポートI3のうち隣接
する2つの入出力ポートを連通する幅の切欠き部62が
形成されている。
I6、出力ポートE6、入力ポートI4がピストン48の
外壁面に管路64、66、68を介してそれぞれ連通さ
れている。ピストン48の外壁面には、これら入力ポー
トI6、出力ポートE6、入力ポートI4のうち隣接する
入出力ポートを連通する幅の切欠き部65が形成されて
いる。またシャトル弁41の流出口53は管路88を介
してボディ47の内壁面に連通されている。同様にシャ
トル弁43の流出口57は管路89を介してボディ47
の内壁面に連通されている。
は、ボディ47の円周方向に沿って隣接する入力ポート
I1 、出力ポートE2が管路90、56を介してピスト
ン48の外壁面にそれぞれ連通されていない。一方ピス
トン48の外壁面には、これら入力ポートI1、出力ポ
ートE2を連通する幅の切欠き部55aが形成されてい
る。切欠き部55aはシャトル弁42の流出口55に連
通されている。
I2、出力ポートE4がピストン48の外壁面に管路8
1、60を介してそれぞれ連通されていない。ピストン
48の外壁面には、これら入力ポートI2、出力ポート
E4を連通する幅の切欠き部58aが形成されている。
切欠き部58aはシャトル弁44の流出口58に連通さ
れている。
トン48の外壁面に管路54を介して連通されている。
一方ピストン48の外壁面の対向する位置には、管路5
4に連通する切欠き部53aが形成されている。切欠き
部53aはシャトル弁41の流出口53に連通されてい
る。同様にしてボディ47側の出力ポートE3はピスト
ン48の外壁面に管路59を介して連通されている。一
方ピストン48の外壁面の対向する位置には、管路59
に連通する切欠き部57aが形成されている。切欠き部
57aはシャトル弁43の流出口57に連通されてい
る。
について説明する。
作されると、ボディ47に対するピストン48の相対回
転位置が変化され、図10に示す第1の操作パターンS
1切換位置に切り換えられる。
されると、パイロット管路11から出力されたパイロッ
ト圧油は、パターン切換弁40の入力ポートI1に流入
される。このためパイロット圧油はボディ47側の管路
50を介してピストン48側のシャトル弁41、42の
流入口51に流入される。このためシャトル弁41内の
圧油管路41cを通過した圧油によってシャトル弁41
のボール41aが作動される。またシャトル弁41内の
圧油管路41cを通過し更に管路52を通過した圧油に
よってシャトル弁42のボール42aが作動される。こ
のためシャトル弁41、42の各流出口53、55へパ
イロット圧油が流出される(図10(a)参照)。
パイロット圧油はピストン48側の切欠き部53aを介
してボディ47側の管路54に流入される。このためパ
イロット圧油は管路54を通過し出力ポートE1から流
出される。またシャトル弁42の流出口55へ流出され
たパイロット圧油はピストン48側の切欠き部55aを
介してボディ47側の管路56に流入される。このため
パイロット圧油は管路56を通過し出力ポートE2から
流出される(図10(c)参照)。
から流出されたパイロット圧油は、左右の走行体用制御
弁31、32の前進側パイロットポート32F、31F
にそれぞれ加えられる。この結果左右の走行体36、3
8が同速度で前進方向Fに作動され、車両は前進(直
進)する。
れると、パイロット管路12から出力されたパイロット
圧油は、パターン切換弁40の入力ポートI2に流入さ
れる。このためパイロット圧油はボディ47側の管路8
3を介してピストン48側のシャトル弁43、44の流
入口86に流入される。この結果シャトル弁43、44
のボール43a、44aが同様にして作動される。この
ためシャトル弁43、44の各流出口57、58へパイ
ロット圧油が流出される(図10(a)参照)。
パイロット圧油はピストン48側の切欠き部57aを介
してボディ47側の管路59に流入される。このためパ
イロット圧油は管路59を通過し出力ポートE3から流
出される。またシャトル弁44の流出口58へ流出され
たパイロット圧油はピストン48側の切欠き部58aを
介してボディ47側の管路60に流入される。このため
パイロット圧油は管路60を通過し出力ポートE4から
流出される(図10(c)参照)。
から流出されたパイロット圧油は、左右の走行体用制御
弁31、32の後進側パイロットポート32R、31R
にそれぞれ加えられる。この結果左右の走行体36、3
8が同速度で後進方向Rに作動され、車両は後進(直
進)する。
ると、パイロット管路13から出力されたパイロット圧
油は、パターン切換弁40の入力ポートI3に流入され
る。このためパイロット圧油はボディ47側の管路82
を介してピストン48側のシャトル弁42、43の流入
口85に流入される。この結果シャトル弁42、43の
ボール42a、43aが同様にして作動される。このた
めシャトル弁42、43の各流出口55、57へパイロ
ット圧油が流出される(図10(a)参照)。
パイロット圧油はピストン48側の切欠き部55aを介
してボディ47側の管路56に流入される。このためパ
イロット圧油は管路56を通過し出力ポートE2から流
出される。またシャトル弁43の流出口57へ流出され
たパイロット圧油はピストン48側の切欠き部57aを
介してボディ47側の管路59に流入される。このため
パイロット圧油は管路59を通過し出力ポートE3から
流出される(図10(c)参照)。
から流出されたパイロット圧油は、左走行体用制御弁3
1の前進側パイロットポート31F、右走行体用制御弁
32の後進側パイロットポート32Rにそれぞれ加えら
れる。この結果左右の走行体36、38がそれぞれ同速
度で前進方向F、後進方向Rに作動され、車両は右旋回
(右スピンターンあるいは右超信地旋回)する。
ると、パイロット管路14から出力されたパイロット圧
油は、パターン切換弁40の入力ポートI4に流入され
る。このためパイロット圧油はボディ47側の管路84
を介してピストン48側のシャトル弁44、41の流入
口87に流入される。この結果シャトル弁44、41の
ボール44a、41aが同様にして作動される。このた
めシャトル弁44、41の各流出口58、53へパイロ
ット圧油が流出される(図10(a)参照)。
パイロット圧油はピストン48側の切欠き部58aを介
してボディ47側の管路60に流入される。このためパ
イロット圧油は管路60を通過し出力ポートE4から流
出される。またシャトル弁41の流出口53へ流出され
たパイロット圧油はピストン48側の切欠き部53aを
介してボディ47側の管路54に流入される。このため
パイロット圧油は管路54を通過し出力ポートE1から
流出される(図10(c)参照)。
から流出されたパイロット圧油は、左走行体用制御弁3
1の後進側パイロットポート31R、右走行体用制御弁
32の前進側パイロットポート31Fにそれぞれ加えら
れる。この結果左右の走行体36、38がそれぞれ同速
度で後進方向R、前進方向Fに作動され、車両は左旋回
(左スピンターンあるいは左超信地旋回)する。
ると、パイロット管路15から出力されたパイロット圧
油は、パターン切換弁40の入力ポートI5に流入され
る。このためパイロット圧油はボディ47側の管路6
1、ピストン48側の切欠き部62を介してボディ47
側の管路63に流入される。このためパイロット圧油は
管路63を通過し出力ポートE5から流出される(図1
0(b)参照)。
流出されたパイロット圧油は、ブーム用制御弁72のブ
ーム下側パイロットポート72aに加えられる。この結
果ブームが下側に作動する。
れると、パイロット管路16から出力されたパイロット
圧油は、パターン切換弁40の入力ポートI6に流入さ
れる。このためパイロット圧油はボディ47側の管路6
4、ピストン48側の切欠き部65を介してボディ47
側の管路66に流入される。このためパイロット圧油は
管路66を通過し出力ポートE6から流出される(図1
0(b)参照)。
流出されたパイロット圧油は、ブーム用制御弁72のブ
ーム上側パイロットポート72bに加えられる。この結
果ブームが上側に作動する。
操作されたときの動作は、図1で説明したのと同様であ
るので、その説明は省略する。
向に操作された場合の動作について説明する。
であり、、図11(b)は図8のB−B断面を示す図で
あり、図11(c)は図8のC−C断面を示す図であ
る。図11は第2の操作パターンS2に切り換えられた
ときの断面図である。
作されると、ボディ47に対するピストン48の相対回
転位置が変化され、図11に示す第2の操作パターンS
2切換位置に切り換えられる。このとき図11(a)に
示すように、パターン切換弁40の各入力ポートI1〜
I4はシャトル弁41〜44に連通しない位置となる。
と、パイロット管路11から出力されたパイロット圧油
は、パターン切換弁40の入力ポートI1に流入され
る。このためパイロット圧油はボディ47側の管路9
0、ピストン48側の切欠き部55aを介してボディ4
7側の管路56に流入される。このためパイロット圧油
は管路56を通過し出力ポートE2から流出される(図
11(c)参照)。
流出されたパイロット圧油は、左走行体用制御弁31の
前進側パイロットポート31Fに作用される。この結果
左走行体36が前進方向Fに作動され、車両は左前進す
る。
れると、パイロット管路12から出力されたパイロット
圧油は、パターン切換弁40の入力ポートI2に流入さ
れる。このためパイロット圧油はボディ47側の管路8
1、ピストン48側の切欠き部58aを介してボディ4
7側の管路60に流入される。このためパイロット圧油
は管路60を通過し出力ポートE4から流出される(図
11(c)参照)。
流出されたパイロット圧油は、左走行体用制御弁31の
後進側パイロットポート31Rに作用される。この結果
左走行体36が後進方向Rに作動され、車両は左後進す
る。
ると、パイロット管路13から出力されたパイロット圧
油は、パターン切換弁40の入力ポートI3に流入され
る。このためパイロット圧油はボディ47側の管路6
7、ピストン48側の切欠き部62を介してボディ47
側の管路63に流入される。このためパイロット圧油は
管路63を通過し出力ポートE5から流出される(図1
1(b)参照)。
流出されたパイロット圧油は、ブーム用制御弁72のブ
ーム下側パイロットポート72aに加えられる。この結
果ブームが下側に作動する。
ると、パイロット管路14から出力されたパイロット圧
油は、パターン切換弁40の入力ポートI4に流入され
る。このためパイロット圧油はボディ47側の管路6
8、ピストン48側の切欠き部65を介してボディ47
側の管路66に流入される。このためパイロット圧油は
管路66を通過し出力ポートE6から流出される(図1
1(b)参照)。
流出されたパイロット圧油は、ブーム用制御弁72のブ
ーム上側パイロットポート72bに加えられる。この結
果ブームが上側に作動する。
ると、パイロット管路15から出力されたパイロット圧
油は、パターン切換弁40の入力ポートI5に流入され
る。このためパイロット圧油はボディ47側の管路6
1、ピストン48側の管路88、ピストン48側の切欠
き部53aを介してボディ47側の管路54に流入され
る。このためパイロット圧油は管路54を通過し出力ポ
ートE1から流出される(図11(b)、(c)参
照)。
流出されたパイロット圧油は、右走行体用制御弁32の
前進側パイロットポート32Fに作用される。この結果
右走行体38が前進方向Fに作動され、車両は右前進す
る。
れると、パイロット管路16から出力されたパイロット
圧油は、パターン切換弁40の入力ポートI6に流入さ
れる。このためパイロット圧油はボディ47側の管路6
4、ピストン48側の管路89、ピストン48側の切欠
き部57aを介してボディ47側の管路59に流入され
る。このためパイロット圧油は管路59を通過し出力ポ
ートE3から流出される(図11(b)、(c)参
照)。
流出されたパイロット圧油は、右走行体用制御弁32の
後進側パイロットポート32Rに作用される。この結果
右走行体38が後進方向Rに作動され、車両は右後進す
る。
操作されたときの動作は、図2で説明したのと同様であ
るので、その説明は省略する。
切換弁40によれば、ボディ47に対するピストン48
の相対位置を変化させるという簡単な操作だけで第1の
操作パターンS1と第2の操作パターンS2の間で切り
換えを行うことができる。
対位置が変化するものであればよく、円筒形状に限定さ
れることなく任意の形状とすることができる。ピストン
48を円筒形状とすれば、ピストン48を回転操作する
という、より簡単な操作だけで操作パターンの切り換え
を行うことができる。またパターン切換弁40の構造を
簡素にすることができる。
0によれば、ボディ47側に、入力ポートI1、I2、I
3、I4、I5、I6および出力ポートE1、E2、E3、E
4、E5、E6が設けられ、ピストン48側が回転作動さ
れる。このためピストン48が回転作動しても、入力ポ
ートI1〜I6および出力ポートE1〜E6に接続された配
管(油圧管路11、12、13、14等)がねじれると
いう不具合は生じない。
入力ポートI1〜I6および出力ポートE1〜E6を設け、
ボディ47側を回転作動させるように構成してもよい。
側に設け、出力ポートE1〜E6をピストン48側に設け
るように構成してもよい。また入力ポートI1〜I6をピ
ストン48側に設け、出力ポートE1〜E6をボディ47
側に設けるように構成してもよい。
73へ接続している。これをパターン切換弁40の切換
で相対位置を変えないようにして弁体を構成してもよ
い。
示す図である。
示す図である。
バー装置の構成を示す図であり、操作レバーの傾動方向
に対応させて車両の動きを説明する図である。
路を示す図である。
を示す図である。
例を示す斜視図である。
図である。
図7に対して三角法で表した図である。
面、B断面、C断面をそれぞれ示す図であり、第1の操
作パターン切換時の状態を示す図である。
面、B断面、C断面をそれぞれ示す図であり、第2の操
作パターン切換時の状態を示す図である。
テアローダの各操作パターンを説明するために用いた図
である。
の油圧回路を示す図である。
の油圧回路を示す図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 操作方向に操作方向信号を出力する
左右2つの操作装置(5L、5R)と、 車両の左右の走行体ごとに設けられ、操作方向信号に対
応する駆動方向に駆動することによって、前記左右の走
行体を対応する方向に作動させる左右の走行用アクチュ
エータ(33、34)と、 前記2つの操作装置(5L、5R)の各操作方向信号と
前記左右の走行用アクチュエータ(33、34)の各駆
動方向との組合せを変更する操作装置とアクチュエータ
の組合せ変更装置において、 左右2つの操作装置(5L、5R)のうちの一方の操作
装置(5L)から出力される各操作方向信号と、左右の
走行用アクチュエータ(33、34)の各駆動方向とを
対応づける第1の組合せと、 左側の操作装置(5L)から出力される各操作方向信号
と、左側の走行用アクチュエータ(33)の各駆動方向
とを対応づけ、右側の操作装置(5R)から出力される
各操作方向信号と、右側の走行用アクチュエータ(3
4)の各駆動方向とを対応づける第2の組合せとを切り
換える切換手段(40)を備えたことを特徴とする操作
装置とアクチュエータの組合せ変更装置。 - 【請求項2】 前記操作方向信号は油圧信号であり、 4つのシャトル弁(41、42、43、44)を環状に
接続したブリッジ回路(45)を備え、 前記切換手段(40)は、 左右2つの操作装置(5L、5R)のうちの一方の操作
装置(5L)から出力される各操作方向油圧信号を、前
記ブリッジ回路(45)の4つのシャトル弁(41、4
2、43、44)を通過させて、左右の走行用アクチュ
エータ(33、34)の各駆動方向に対応するポート
(32F、31F、32R、31R)に作用させる第1
の組合せと、 左側の操作装置(5L)から出力される各操作方向油圧
信号を、左側の走行用アクチュエータ(33)の各駆動
方向に対応するポート(31F、31R)へ直接作用さ
せ、右側の操作装置(5R)から出力される各操作方向
油圧信号を、右側の走行用アクチュエータ(34)の各
駆動方向に対応するポート(32F、32R)へ直接作
用させる第2の組合せとを切り換えるものであることを
特徴とする請求項1記載の操作装置とアクチュエータの
組合せ変更装置。 - 【請求項3】 2つの作業機用アクチュエータをさ
らに備え、 前記切換手段(40)は、 左右2つの操作装置(5L、5R)のうち、一方の操作
装置(5L)から出力される各操作方向信号と左右の走
行用アクチュエータ(33、34)の各駆動方向とを対
応づけ、他方の操作装置(5R)から出力される各操作
方向信号と2つの作業機用アクチュエータの各駆動方向
とを対応づける第1の組合せと、 左側の操作装置(5L)から出力される各操作方向信号
と、左側の走行用アクチュエータ(33)の各駆動方向
および一方の作業機用アクチュエータの各駆動方向とを
対応づけ、右側の操作装置(5R)から出力される各操
作方向信号と、右側の走行用アクチュエータ(34)の
各駆動方向および他方の作業機用アクチュエータの各駆
動方向とを対応づける第2の組合せとを切り換えること
を特徴とする請求項1または2記載の操作装置とアクチ
ュエータの組合せ変更装置。 - 【請求項4】 操作方向に操作方向信号を油圧信号
として出力する2つの操作装置(5L、5R)と、 操作方向油圧信号に対応する駆動方向に駆動する2つの
アクチュエータ(33、34)と、 前記2つの操作装置(5L、5R)の各操作方向信号と
前記2つのアクチュエータ(33、34)の各駆動方向
との組合せを変更する操作装置とアクチュエータの組合
せ変更装置において、 2つの操作装置(5L、5R)のうちの一方の操作装置
(5L)から出力される各操作方向油圧信号を、4つの
シャトル弁(41、42、43、44)を環状に接続し
たブリッジ回路(45)を通過させて、前記2つのアク
チュエータ(33、34)の各駆動方向に対応するポー
ト(32F、31F、32R、31R)に作用させる第
1の組合せと、 一方の操作装置(5L)から出力される各操作方向油圧
信号を、一方のアクチュエータ(33)の各駆動方向に
対応するポート(31F、31R)へ直接作用させ、他
方の操作装置(5R)から出力される各操作方向油圧信
号を、他方のアクチュエータ(34)の各駆動方向に対
応するポート(32F、32R)へ直接作用させる第2
の組合せとを切り換える切換手段(40)を備えたこと
を特徴とする操作装置とアクチュエータの組合せ変更装
置。 - 【請求項5】 前記切換手段(40)は、 前記一方の操作装置(5L)から出力される各操作方向
油圧信号が入力される入力ポート(I1、I2、I3、I
4)と、 前記2つのアクチュエータ(33、34)の各駆動方向
に対応するポート(32F、31F、32R、31R)
に連通する出力ポート(E1、E2、E3、E4)と、 前記入力ポート(I1)を、前記ブリッジ回路45のシ
ャトル弁(41、42)を介して前記出力ポート(E
1、E2)に連通させる第1の位置と、 前記入力ポート(I1)を、前記出力ポート(E2)に直
接連通させる第2の位置とを有するピストン(48)か
らなることを特徴とする請求項4記載の操作装置とアク
チュエータの組合せ変更装置。 - 【請求項6】 前記ピストン(48)は、円筒形状
であり、回転操作に応じてボディ(47)に対する回転
位置が変化するものであることを特徴とする請求項5記
載の操作装置とアクチュエータの組合せ変更装置。 - 【請求項7】 前記ボディ(47)と前記ピストン
(48)のうちで一方の側(47)に、前記入力ポート
(I1、I2、I3、I4)および前記出力ポート(E1、
E2、E3、E4)を設け、他方の側(48)を前記第1
の位置または前記第2の位置になるように作動させるこ
とを特徴とする請求項5または6記載の操作装置とアク
チュエータの組合せ変更装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26898899A JP3880754B2 (ja) | 1999-09-22 | 1999-09-22 | 操作装置とアクチュエータの組合せ変更装置 |
US09/666,451 US6435289B1 (en) | 1999-09-22 | 2000-09-21 | Apparatus for altering operation apparatus and actuator combinations, and operation lever apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26898899A JP3880754B2 (ja) | 1999-09-22 | 1999-09-22 | 操作装置とアクチュエータの組合せ変更装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001090706A true JP2001090706A (ja) | 2001-04-03 |
JP3880754B2 JP3880754B2 (ja) | 2007-02-14 |
Family
ID=17466107
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26898899A Expired - Fee Related JP3880754B2 (ja) | 1999-09-22 | 1999-09-22 | 操作装置とアクチュエータの組合せ変更装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3880754B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009228297A (ja) * | 2008-03-24 | 2009-10-08 | Tcm Corp | 作業車両 |
JP2012215274A (ja) * | 2011-04-01 | 2012-11-08 | Takeuchi Seisakusho:Kk | 作業機械 |
-
1999
- 1999-09-22 JP JP26898899A patent/JP3880754B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009228297A (ja) * | 2008-03-24 | 2009-10-08 | Tcm Corp | 作業車両 |
JP2012215274A (ja) * | 2011-04-01 | 2012-11-08 | Takeuchi Seisakusho:Kk | 作業機械 |
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