JP2012219578A - 建設機械の走行操作装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】回路構成がシンプルな建設機械の走行操作装置を提供する。
【解決手段】油圧モータ21L,21Rと、走行用切換弁20L,20Rと、単一の操作レバー70と、スピンターン用操作手段と、第1〜第4プッシュロッド51r〜54r、ならびに、各プッシュロッド51r〜54rが押圧されたときに第1〜第4パイロット管路1P〜4Pを介して走行用切換弁20R,20Lにパイロット圧を出力する第1〜第4減圧弁51〜54を有するパイロット弁50と、スピンターンを許可する操作がなされたときに第3、第4パイロット管路3P,4Pの接続を切り換えることにより、第3減圧弁53からのパイロット圧を第4パイロット管路4P2を介して走行用切換弁20Rの後進側に入力させ、第4減圧弁54からのパイロット圧を第3パイロット管路3P2を介して走行用切換弁20Lの後進側に入力させる方向切換弁30とを備えていることを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、クローラ式走行体を備えるクレーンやショベルなどの建設機械の走行を制御する走行操作装置に関する。
左右一対のクローラを備えたクレーンやショベルなどの建設機械が知られている。このような建設機械は、クローラの駆動動作を制御するための走行操作装置を備えている。特許文献1には、1本の走行操作レバーを操作することにより、前進、後進、ピボットターン、およびスピンターンを行うようにした走行操作装置が開示されている。
特許第3583582号公報
しかしながら、特許文献1に記載の走行操作装置は、遠隔手段としての減圧弁型パイロット弁、右走行用切換弁、左走行用切換弁、および、方向切換弁の他に第1および第2の弁切換手段としての4つの制御弁を備えているため、回路構成が複雑になってしまうといった問題点があった。
請求項1に係る発明は、左クローラおよび右クローラを備える建設機械の走行操作装置であって、左クローラを前進側または後進側に駆動する左油圧モータと、右クローラを前進側または後進側に駆動する右油圧モータと、左油圧モータを油圧源に接続する主管路の途中に設けられ、外部からの信号により左油圧モータの回転方向を前進側と後進側とに切り換える左走行用切換弁と、右油圧モータを油圧源に接続する主管路の途中に設けられ、外部からの信号により右油圧モータの回転方向を前進側と後進側とに切り換える右走行用切換弁と、建設機械の走行動作を制御するために、建設機械の運転室に設けられて、少なくとも前後左右、左前、右前、右後ろ、および、左後ろ方向に傾倒可能とされる単一の走行操作レバーと、走行操作レバーの傾倒方向に応じて左走行用切換弁および右走行用切換弁を制御する信号を出力する出力手段とを備え、出力手段は、(1)走行操作レバーが左前方に傾倒操作されたとき、右油圧モータにより右クローラを前進側に回転させるための右クローラ前進信号を出力し、(2)走行操作レバーが右前方に傾倒操作されたとき、左油圧モータにより左クローラを前進側に回転させるための左クローラ前進信号を出力し、(3)走行操作レバーが右後方に傾倒操作されたとき、左油圧モータにより左クローラを後進側に回転させるための左クローラ後進信号を出力し、(4)走行操作レバーが左後方に傾倒操作されたとき、右油圧モータにより右クローラを後進側に回転させるための右クローラ後進信号を出力し、(5)走行操作レバーが前方に傾倒操作されたとき、右クローラ前進信号および左クローラ前進信号を出力し、(6)走行操作レバーが右方に傾倒操作されたとき、左クローラ前進信号および左クローラ後進信号を出力し、(7)走行操作レバーが後方に傾倒操作されたとき、左クローラ後進信号および右クローラ後進信号を出力し、(8)走行操作レバーが左方に傾倒操作されたとき、右クローラ後進信号および右クローラ前進信号を出力し、走行操作装置は、建設機械のスピンターンを許可するために、建設機械の運転室に設けられるスピンターン用操作手段と、スピンターン用操作手段に対する操作に応じて、左クローラ後進信号を右クローラ後進信号に変換し、右クローラ後進信号を左クローラ後進側信号に変換する変換手段とをさらに備え、スピンターン用操作手段にスピンターンを許可する操作がなされている状態で、走行操作レバーが右方に傾倒操作されたとき、変換手段によって変換された右クローラ後進信号が右走行用切換弁に入力されるとともに、出力手段から出力された左クローラ前進信号が左走行用切換弁に入力されることで、建設機械が右スピンターンを行い、スピンターン用操作手段にスピンターンを許可する操作がなされている状態で、走行操作レバーが左方に傾倒操作されたとき、変換手段によって変換された左クローラ後進信号が左走行用切換弁に入力されるとともに、出力手段から出力された右クローラ前進信号が右走行用切換弁に入力されることで、建設機械が左スピンターンを行うことを特徴とする建設機械の走行操作装置である。
請求項2に係る発明は、左クローラおよび右クローラを備える建設機械の走行操作装置であって、左クローラを前進側または後進側に駆動する左油圧モータと、右クローラを前進側または後進側に駆動する右油圧モータと、左油圧モータを油圧源に接続する主管路の途中に設けられ、外部からの信号により左油圧モータの回転方向を前進側と後進側とに切り換える左走行用切換弁と、右油圧モータを油圧源に接続する主管路の途中に設けられ、外部からの信号により右油圧モータの回転方向を前進側と後進側とに切り換える右走行用切換弁と、建設機械の走行動作を制御するために、建設機械の運転室に設けられて、少なくとも前後左右、左前、右前、右後ろ、および、左後ろ方向に傾倒可能とされる単一の走行操作レバーと、建設機械のスピンターンを許可するために、建設機械の運転室に設けられるスピンターン用操作手段と、走行操作レバーの中立位置に対して左前方に配置される第1プッシュロッドと、走行操作レバーの中立位置に対して右前方に配置される第2プッシュロッドと、走行操作レバーの中立位置に対して右後方に配置される第3プッシュロッドと、走行操作レバーの中立位置に対して左後方に配置される第4プッシュロッドと、第1プッシュロッドが押圧されたときに第1パイロット管路を介して右走行用切換弁の前進側にパイロット圧を出力する第1減圧弁と、第2プッシュロッドが押圧されたときに第2パイロット管路を介して左走行用切換弁の前進側にパイロット圧を出力する第2減圧弁と、第3プッシュロッドが押圧されたときに第3パイロット管路を介して左走行用切換弁の後進側にパイロット圧を出力する第3減圧弁と、第4プッシュロッドが押圧されたときに第4パイロット管路を介して右走行用切換弁の後進側にパイロット圧を出力する第4減圧弁とを含んで構成されるパイロット弁と、第3、第4パイロット管路の途中に設けられて、スピンターン用操作手段にスピンターンを許可する操作がなされたときに第3パイロット管路と第4パイロット管路の接続を切り換えることにより、第3減圧弁から出力されるパイロット圧を第4パイロット管路を介して右走行用切換弁の後進側に入力させ、第4減圧弁から出力されるパイロット圧を第3パイロット管路を介して左走行用切換弁の後進側に入力させる方向切換弁とを備えていることを特徴とする建設機械の走行操作装置である。
請求項3に係る発明は、請求項2に記載の建設機械の走行操作装置において、第1〜第4プッシュロッドは、周方向に90度の間隔で配置されていることを特徴とする建設機械の走行操作装置である。
本発明によれば、回路構成がシンプルな建設機械の走行操作装置を提供できる。
本発明の実施の形態に係る走行操作装置を搭載した建設機械の一例であるクローラクレーンの側面図である。 本発明の実施の形態に係る走行操作装置の走行操作レバーを示す図である。 本発明の実施の形態に係る走行操作装置の油圧パイロット弁を示す側面断面図である。 本発明の実施の形態に係る走行操作装置の油圧回路を示す図である。 本発明の実施の形態に係る走行操作装置によるクローラの動作制御を模式的に示した図である。 本発明の実施の形態に係る走行操作装置によるクローラの動作制御を模式的に示した図である。 本発明の実施の形態に係る走行操作装置によるクローラの動作制御を模式的に示した図である。 本発明の実施の形態に係る走行操作装置によるクローラの動作制御を模式的に示した図である。 本発明の実施の形態に係る走行操作装置によるクローラの動作制御を模式的に示した図である。
以下、本発明による建設機械の走行操作装置の実施の形態を、図面を参照して説明する。本実施の形態に係る走行操作装置を搭載する建設機械には、クローラ式走行体を備えるクレーンやショベルなどがあるが、代表してクローラクレーンに用いられる走行操作装置に基づいて説明する。
(クローラクレーンの全体構成)
図1は、本発明の実施の形態に係る走行操作装置を搭載した建設機械の一例であるクローラクレーン1の側面図である。クローラクレーン1は、図1に示すように、下部走行体2と、下部走行体2上に旋回可能に設けられた上部旋回体3と、上部旋回体3に起伏可能に軸支されたブーム4と、作業時の機体のバランスをとるためのカウンタウェイト5とを備えている。
クローラクレーン1の下部走行体2は、サイドフレームと、油圧モータやスプロケットを含む走行駆動装置7と、アイドラー8と、走行駆動装置7で駆動される左右一対のクローラ(履帯とも呼ぶ)6とを備えたクローラ式走行体である。
クローラ6は、走行駆動装置7、アイドラー8、アッパーローラおよびロアローラを介してサイドフレームの外周において無限軌道として構成されている。油圧モータにより走行駆動装置7を駆動させると、クローラ6はサイドフレームの外周に沿って移動する。
上部旋回体3には、運転室9が設けられている。運転室9内には、クローラクレーン1の走行動作を制御するための単一の走行操作レバーが配設されている。走行操作レバー70は、図2に示すように、運転者が把持する把持部71を有し、図3に示すように、把持部71から延設される軸72が自在継手73に接続されている。これにより、走行操作レバー70は、自在継手73を介して360度の全方向に傾倒可能とされている。走行操作レバー70には、クローラクレーン1のスピンターンを許可するためのスピン用操作スイッチ79が設けられている。スピンターンとは、上から見たときに、左右一対のクローラのほぼ中央を回転中心として、その場で旋回することである。スピン用操作スイッチ79は、オンオフ切り換え可能で、オン状態またはオフ状態を維持することができるオルタネイト型のスイッチである。
本発明の走行操作装置は、走行操作レバー70の傾倒操作方向に応じて左クローラや右クローラを前進側または後進側に駆動することで、下部走行体2が前進、後進、左旋回、右旋回またはピボットターンを行うように構成されている。ピボットターンとは、上から見たときに、左クローラまたは右クローラのほぼ中央を回転中心として、旋回することである。さらに、本発明の走行操作装置は、スピン用操作スイッチ79がオン状態のときに、走行操作レバー70が左方または右方に傾倒操作されると下部走行体2がスピンターンを行うように構成されている。以下に、本発明の実施の形態に係る走行操作装置について詳しく説明する。
(油圧回路)
まず、走行操作装置における油圧回路について、図4を参照して説明する。図4は、本発明の実施の形態に係る走行操作装置の油圧回路100を示す図である。なお、上記したように運転室9に設けられる走行操作レバー70は一つであるが、油圧回路100をわかりやすく表記するために走行操作レバー70を二つに分けて記載している。
図4に示すように、油圧回路100には、エンジン10で駆動される第1ポンプ11および第2ポンプ12ならびにパイロット圧用ポンプ13が設けられている。第1ポンプ11および第2ポンプ12ならびにパイロット圧用ポンプ13は、タンク90内の作動油を圧油として吐出させる。
さらに、油圧回路100は、右油圧モータ21Rと、左油圧モータ21Lと、右走行用切換弁20Rと、左走行用切換弁20Lと、第1〜第4減圧弁51〜54を含むパイロット弁50と、方向切換弁30とを備えている。
右油圧モータ21Rは、主管路としてのポンプ管路11Pおよびモータ管路21RPにより第1ポンプ11に接続されており、第1ポンプ11から供給される圧油により回転する。左油圧モータ21Lは、主管路としてのポンプ管路12Pおよびモータ管路21LPにより第2ポンプ12に接続されており、第2ポンプ12から供給される圧油により回転する。右走行用切換弁20Rは、第1ポンプ11から吐出されて右油圧モータ21Rへ導入される圧油の流れを制御する。左走行用切換弁20Lは、第2ポンプ12から吐出されて左油圧モータ21Lへ導入される圧油の流れを制御する。
(右油圧モータ)
右油圧モータ21Rは、右走行用切換弁20Rを介して給排される圧油によって正逆方向に回転し、A方向(前進側)に回転されたときには右クローラ6Rを前進側に駆動し、B方向(後進側)に回転されたときには右クローラ6Rを後進側に駆動する。
(左油圧モータ)
左油圧モータ21Lは、左走行用切換弁20Lを介して給排される圧油によって正逆方向に回転し、A方向(前進側)に回転されたときには左クローラ6Lを前進側に駆動し、B方向(後進側)に回転されたときには左クローラ6Lを後進側に駆動する。
(右走行用切換弁)
右走行用切換弁20Rは、右前進側パイロット部200Rfと右後進側パイロット部200Rbとを備えた油圧パイロット式の切換弁であり、パイロット圧が供給されていないときには中立位置(イ)で保持される。右走行用切換弁20Rは、右前進側パイロット部200Rfにパイロット圧が供給されたとき、中立位置(イ)から切換位置(ロ)に切り換えられる。右走行用切換弁20Rは、右後進側パイロット部200Rbにパイロット圧が供給されたとき、中立位置(イ)から切換位置(ハ)に切り換えられる。右前進側パイロット部200Rfおよび右後進側パイロット部200Rbの両方にパイロット圧が供給されたときには、パイロット圧が同等であれば中立位置(イ)を保持し、右前進側パイロット部200Rfに供給されるパイロット圧の方が高ければ、切換位置(ロ)に切り換えられ、右後進側パイロット部200Rbに供給されるパイロット圧の方が高ければ、切換位置(ハ)に切り換えられる。右前進側パイロット部200Rfと右後進側パイロット部200Rbの両方にパイロット圧が供給されるのは、1本の操作レバー70(図3参照)により、第1減圧弁51および第4減圧弁54が同時操作されるためである。
右走行用切換弁20Rが中立位置(イ)にあるときには、第1ポンプ11によって吐出された圧油は、右油圧モータ21R側に流れることなくタンク90に回収される。切換位置(ロ)に切り換えられたときには、圧油はモータ管路21RPを介して右油圧モータ21Rに供給されて、右油圧モータ21RをA方向(前進側)に回転させる。切換位置(ハ)に切り換えられたときには、圧油はモータ管路21RPを介して右油圧モータ21Rに供給されて、右油圧モータ21RをB方向(後進側)に回転させる。
(左走行用切換弁)
左走行用切換弁20Lは、左前進側パイロット部200Lfと左後進側パイロット部200Lbとを備えた油圧パイロット式の切換弁であり、パイロット圧が供給されていないときには中立位置(イ)で保持される。左走行用切換弁20Lは、左前進側パイロット部200Lfにパイロット圧が供給されたとき、中立位置(イ)から切換位置(ロ)に切り換えられる。左走行用切換弁20Lは、左後進側パイロット部200Lbにパイロット圧が供給されたとき、中立位置(イ)から切換位置(ハ)に切り換えられる。左前進側パイロット部200Lfおよび左後進側パイロット部200Lbの両方にパイロット圧が供給されたときには、パイロット圧が同等であれば中立位置(イ)を保持し、左前進側パイロット部200Lfに供給されるパイロット圧の方が高ければ、切換位置(ロ)に切り換えられ、左後進側パイロット部200Lbに供給されるパイロット圧の方が高ければ、切換位置(ハ)に切り換えられる。左前進側パイロット部200Lfと左後進側パイロット部200Lbの両方にパイロット圧が供給されるのは、1本の操作レバー70(図3参照)により、第2減圧弁52および第3減圧弁53が同時操作されるためである。
左走行用切換弁20Lが中立位置(イ)にあるときには、第2ポンプ12によって吐出された圧油は、左油圧モータ21L側に流れることなくタンク90に回収される。切換位置(ロ)に切り換えられたときには、圧油はモータ管路21LPを介して左油圧モータ21Lに供給されて、左油圧モータ21LをA方向(前進側)に回転させる。切換位置(ハ)に切り換えられたときには、圧油はモータ管路21LPを介して左油圧モータ21Lに供給されて、左油圧モータ21LをB方向(後進側)に回転させる。
(パイロット弁)
パイロット弁50は、1本の操作レバー70により操作される第1〜第4減圧弁51〜54を有している。第1減圧弁51は第1パイロット管路1Pを介して右走行用切換弁20Rの右前進側パイロット部200Rfに接続され、第2減圧弁52は第2パイロット管路2Pを介して左走行用切換弁20Lの左前進側パイロット部200Lfに接続されている。
第3減圧弁53は、第3パイロット管路3Pを介して左走行用切換弁20Lの左後進側パイロット部200Lbに接続され、第4減圧弁54は、第4パイロット管路4Pを介して、右走行用切換弁20Rの右後進側パイロット部200Rbに接続されている。
(方向切換弁)
第3パイロット管路3Pと第4パイロット管路4Pの途中には方向切換弁30が設けられている。方向切換弁30は、電磁弁であって、スピン用操作スイッチ79と電気的に接続されている。方向切換弁30は、通常状態では、切換位置(イ)を保持し、第3減圧弁53からのパイロット圧を第3パイロット管路3Pを介して左走行用切換弁20Lの左後進側パイロット部200Lbに出力させるとともに、第4減圧弁54からのパイロット圧を第4パイロット管路4Pを介して右走行用切換弁20Rの右後進側パイロット部200Rbに出力させる。
方向切換弁30は、スピンターンを許可するためにスピン用操作スイッチ79が操作されると、切換位置(ロ)に切り換えられる。方向切換弁30が切換位置(ロ)に切り換えられると、第3パイロット管路3Pと第4パイロット管路4Pの接続が切り換えられて、上流側第3パイロット管路3P1と下流側第4パイロット管路4P2が接続され、上流側第4パイロット管路4P1と下流側第3パイロット管路3P2が接続される。
つまり、スピン用操作スイッチ79にスピンターンを許可する操作がなされると、第3減圧弁53から出力されるパイロット圧は、上流側第3パイロット管路3P1と下流側第4パイロット管路4P2を介して、右走行用切換弁20Rの右後進側パイロット部200Rbに入力される。さらに、第4減圧弁54から出力されるパイロット圧は、上流側第4パイロット管路4P1と下流側第3パイロット管路3P2を介して、左走行用切換弁20Lの左後進側パイロット部200Lbに入力される。
(パイロット弁の構造)
パイロット弁50の構造について、図2および図3を参照して詳しく説明する。図3は、図2におけるA−A方向から見た部分断面図である。パイロット弁50は、図3に示すように、第1〜第4プッシュロッド51r〜54rが上面側に設けられた立方体状のケーシング61を有している。パイロット弁50のケーシング61上には、自在継手73を介して傾倒可能に走行操作レバー70が設けられている。
走行操作レバー70の軸72の下端近傍には、円板状の押圧板75が装着されている。押圧板75は、軸72を介して運転者が把持する把持部71(図2参照)と一体的に動作する。押圧板75の下面には、パイロット弁50を構成する第1〜第4プッシュロッド51r〜54rの先端が当接している。
第1〜第4プッシュロッド51r〜54rは、上下方向に摺動自在にケーシング61に挿着されており、押し下げ量に応じたパイロット圧を出力する構成とされている。図2に示すように、第1〜第4プッシュロッド51r〜54rは、周方向に90度の間隔で配置されている。
図2から理解されるように、第1プッシュロッド51rは、走行操作レバー70の中立位置に対して左前方に配置され、第2プッシュロッド52rは、走行操作レバー70の中立位置に対して右前方に配置されている。第3プッシュロッド53rは、走行操作レバー70の中立位置に対して右後方に配置され、第4プッシュロッド54rは、走行操作レバー70の中立位置に対して左後方に配置されている。
図3に示すように、第1〜第4プッシュロッド51r〜54rは、上端部が半球状に形成されている。上記したように、第1〜第4プッシュロッド51r〜54rの上端部には押圧板75が当接されている。したがって、運転者によって走行操作レバー70が傾倒操作されると、自在継手73を中心として押圧板75が傾動し、第1〜第4プッシュロッド51r〜54rのいずれかが押圧板75によって押し下げられることになる。すなわち、第1〜第4プッシュロッド51r〜54rの押し下げ量は、操作量(走行操作レバー70の傾き量)に応じて変化する。
パイロット弁50のケーシング61内には、パイロット圧用ポンプ13と接続されるポンプポート60と、タンク90と連通するタンクポート69と、タンクポート69と連通するばね室62と、各減圧弁51〜54等が設けられている。
ケーシング61には、第1〜第4プッシュロッド51r〜54rが挿通されるロッドガイド孔63が設けられている。ロッドガイド孔63は、ケーシング61の上面側が開口とされ、下端側がばね室62に連通されている。各ロッドガイド孔63内には、第1〜第4プッシュロッド51r〜54rが上下方向に摺動可能に挿嵌されている。
ケーシング61の下端には、各ロッドガイド孔63と同軸となるように、四つの出力ポート64が設けられている。出力ポート64とばね室62との間には、出力ポート64をポンプポート60と、タンクポート69に連通させるスプールガイド孔65が設けられている。
スプールガイド孔65には、上下方向に摺動可能に設けられたスプール40が挿嵌されている。スプール40内には、スプール40の位置に応じて出力ポート64をポンプポート60とタンクポート69とのいずれかに連通させる流路40aが軸方向に形成されている。
ばね室62内におけるスプール40の外周側には、復帰用ばね40bが配設されている。復帰用ばね40bは、第1〜第4プッシュロッド51r〜54rを軸方向上向きに常時付勢している。したがって、運転者が走行操作レバー70の操作をやめると、第1〜第4プッシュロッド51r〜54rに対して押圧板75が同じように当接するように(押圧板75が水平となるように)、復帰用ばね40bが第1〜第4プッシュロッド51r〜54rを付勢して走行操作レバー70を図3に示す中立位置に復帰させる。
第1〜第4プッシュロッド51r〜54rと、スプール40との間には、設定用ばね40cが所定のプリセット荷重をもって配設されている。設定用ばね40cは、第1〜第4プッシュロッド51r〜54rに対する押し下げ量に応じてたわみ、第1〜第4減圧弁51〜54から出力されるパイロット圧を制御する。
したがって、走行操作レバー70が操作されると、各プッシュロッド51r〜54rに対する押し下げ量に応じたパイロット圧がパイロット弁50の各減圧弁51〜54から出力されて、右走行用切換弁20Rや左走行用切換弁20Lが切り換えられることになる。
(動作の説明)
次に、図4〜図9を参照して、本実施の形態に係る走行操作装置の動作について説明する。図5〜図9は、走行操作レバー70の操作方向に応じた右クローラ6Rおよび左クローラ6Lの動作状態ならびにクローラクレーンの進行方向を模式的に示す図である。図中の黒丸は、パイロット圧の大きさを模式的に示している。
まず、停止状態から走行操作レバー70を前方に傾倒させ、走行操作レバー70を時計回りに徐々に回動操作したときを一例として走行操作レバー70の各位置における基本動作について説明し、次いで、スピン用操作スイッチ79をオン状態として、走行操作レバー70を左方または右方に傾倒操作したときの、スピンターン動作について説明する。
(停止状態)
走行操作レバー70を操作していないとき、走行操作レバー70は、図2に示すように、中立位置(中央)で保持されている。走行操作レバー70が中立位置に配置されているときには、パイロット弁50からパイロット圧が出力されないため、右走行用切換弁20Rおよび左走行用切換弁20Lが中立位置(イ)で保持される。第1ポンプ11および第2ポンプ12から吐出される圧油は、右油圧モータ21Rおよび左油圧モータ21Lに供給されることなくタンク90に回収される。この結果、クローラクレーンは、停止状態を保持する。
(前進走行)
図5(a)に示すように、運転者が走行操作レバー70を中立位置から前方に傾倒させた場合、パイロット弁50の第1プッシュロッド51rおよび第2プッシュロッド52rが押圧される。
第1プッシュロッド51rおよび第2プッシュロッド52rが押圧されると、第1減圧弁51および第2減圧弁52からパイロット圧が出力される。出力されたパイロット圧は、第1パイロット管路1Pおよび第2パイロット管路2Pを介して、右走行用切換弁20Rの右前進側パイロット部200Rfおよび左走行用切換弁20Lの左前進側パイロット部200Lfに供給される。パイロット部200Rf,200Lfにパイロット圧が供給されると、右走行用切換弁20Rおよび左走行用切換弁20Lは、中立位置(イ)から切換位置(ロ)に切り換えられる。
右走行用切換弁20Rが切換位置(ロ)に切り換えられると、第1ポンプ11から吐出した圧油がポンプ管路11Pおよびモータ管路21RPを介して右油圧モータ21Rに供給されて、右油圧モータ21RがA方向に回転し、右クローラ6Rが前進方向に回転する。
左走行用切換弁20Lが切換位置(ロ)に切り換えられると、第2ポンプ12から吐出した圧油が、ポンプ管路12Pおよびモータ管路21LPを介して左油圧モータ21Lに供給されて、左油圧モータ21LがA方向に回転し、左クローラ6Lが前進方向に回転する。
走行操作レバー70を前方(真正面)に傾倒させた場合、第1プッシュロッド51rと第2プッシュロッド52rの押し下げ量が同一となるため、右クローラ6Rおよび左クローラ6Lは同一速度で駆動される。この結果、クローラクレーンは、前進走行を行う。
(右前方への緩旋回走行)
図5(b)に示すように、運転者が走行操作レバー70を前方位置からやや右側に傾倒させた場合、第1プッシュロッド51rの押し下げ量が小さくなる。右走行用切換弁20Rの右前進側パイロット部200Rfに加わるパイロット圧が小さくなるため、右油圧モータ21Rに供給される圧油量が制限される。
この結果、右クローラ6Rの回転速度が左クローラ6Lの回転速度に比べて遅くなるため、クローラクレーンは右前方への緩旋回走行を行う。
(右前方へのピボットターン)
図5(c)に示すように、運転者が走行操作レバー70を右斜め前方に傾倒させた場合、第2プッシュロッド52rのみが押圧される。第1減圧弁51からパイロット圧の出力がなくなるため、右走行用切換弁20Rが切換位置(ロ)から中立位置(イ)に切り換えられて、右油圧モータ21Rへの圧油の供給が遮断される。
この結果、右クローラ6Rが停止した状態で、左クローラ6Lのみが前進側に駆動されるため、クローラクレーンは右前方へのピボットターンを行う。
図5(d)に示すように、運転者が走行操作レバー70を右斜め前方位置からやや後側(中央側)に傾倒させた場合、第2プッシュロッド52rが押圧されるとともに、第3プッシュロッド53rもわずかに押圧される。
第3プッシュロッド53rが押圧されると、第3減圧弁53からパイロット圧が出力される。出力されたパイロット圧は、第3パイロット管路3P(3P1,3P2)を介して、左走行用切換弁20Lの左後進側パイロット部200Lbに供給される。
第3プッシュロッド53rとともに第2プッシュロッド52rも押圧されているため、第2減圧弁52と第3減圧弁53から左走行用切換弁20Lの左前進側パイロット部200Lfおよび左後進側パイロット部200Lbにパイロット圧が供給されている。第2プッシュロッド52rに比べて第3プッシュロッド53rの押し下げ量は小さいため、左走行用切換弁20Lは切換位置(ロ)を保持するが、第2ポンプ12から左油圧モータ21Lに供給される圧油量は、図5(c)の状態に比べて少なくなる。
この結果、左クローラ6Lは、図5(c)の状態よりも遅い速度で前進側に駆動されるため、クローラクレーンは、図5(c)の状態よりも遅い速度で右前方へのピボットターンを行う。
(停止)
図6(e)に示すように、運転者が走行操作レバー70を右方向(真右)に傾倒させた場合、第2プッシュロッド52rおよび第3プッシュロッド53rが均等に押圧される。したがって、左走行用切換弁20Lの左前進側パイロット部200Lfおよび左後進側パイロット部200Lbの両方に均等にパイロット圧が供給されるため、左走行用切換弁20Lは切換位置(ロ)から中立位置(イ)に切り換えられる。
この結果、左油圧モータ21Lへの圧油の供給が遮断されて、右クローラ6Rのみならず左クローラ6Lも停止するため、クローラクレーンは停止する。
(右後方へのピボットターン)
図6(f)に示すように、運転者が走行操作レバー70を右方向からやや後側に傾倒させた場合、左走行用切換弁20Lの左前進側パイロット部200Lfおよび左後進側パイロット部200Lbに供給されるパイロット圧のバランスが崩れ、左後進側パイロット部200Lbに供給されるパイロット圧の方が高くなる。
左後進側パイロット部200Lbへのパイロット圧が高くなると、左走行用切換弁20Lが中立位置(イ)から切換位置(ハ)に切り換えられるため、圧油が左油圧モータ21Lへ供給されて、左油圧モータ21LがB方向に回転する。この結果、左クローラ6Lのみが後進方向に回転するため、クローラクレーンは、緩やかな右後方へのピボットターンを行う。
図6(g)に示すように、運転者が走行操作レバー70を右斜め後方に傾倒させた場合、第3プッシュロッド53rのみが押圧される。第2減圧弁52からのパイロット圧の出力がなくなるため、左走行用切換弁20Lには左後進側パイロット部200Lbにのみパイロット圧が供給される。
この結果、左クローラ6Lは、図6(f)の状態よりも早い速度で後進側に駆動されるため、クローラクレーンは、図6(f)の状態よりも早い速度で右後方へのピボットターンを行う。
(右後方への緩旋回走行)
図6(h)に示すように、運転者が走行操作レバー70を右斜め後方位置からやや左側(中央側)に傾倒させた場合、第3プッシュロッド53rが押圧されるとともに、第4プッシュロッド54rもわずかに押圧される。
第4プッシュロッド54rが押圧されると、第4減圧弁54からパイロット圧が出力される。出力されたパイロット圧は、第4パイロット管路4P(4P1,4P2)を介して、右走行用切換弁20Rの右後進側パイロット部200Rbに供給される。
右後進側パイロット部200Rbにパイロット圧が供給されると、右走行用切換弁20Rは、中立位置(イ)から切換位置(ハ)に切り換えられる。右走行用切換弁20Rが切換位置(ハ)に切り換えられると、第1ポンプ11から吐出した圧油が、ポンプ管路11Pおよびモータ管路21RPを介して右油圧モータ21Rに供給されて、右油圧モータ21RがB方向に回転し、右クローラ6Rが後進方向に回転する。
第4プッシュロッド54rの押し下げ量は、第3プッシュロッド53rの押し下げ量に比べて小さい。この結果、右クローラ6Rの回転速度が左クローラ6Lの回転速度に比べて遅くなるため、クローラクレーンは右後方への緩旋回走行を行う。
(後進走行)
図7(i)に示すように、運転者が走行操作レバー70を後方(真後ろ)に傾倒させた場合、第3プッシュロッド53rおよび第4プッシュロッド54rが均等に押し下げられる。したがって、左走行用切換弁20Lの左後進側パイロット部200Lbおよび右走行用切換弁20Rの右後進側パイロット部200Rbの両方に均等にパイロット圧が供給されるため、左油圧モータ21Lおよび右油圧モータ21Rに均等に圧油が供給される。
この結果、右クローラ6Rと左クローラ6Lとが同一速度で後進方向に回転するため、クローラクレーンは後進走行を行う。
(左後方への緩旋回走行)
図7(j)に示すように、運転者が走行操作レバー70を後方位置からやや左側に傾倒させた場合、第4プッシュロッド54rが押圧されるとともに、第3プッシュロッド53rもわずかに押圧される。
第3プッシュロッド53rの押し下げ量は、第4プッシュロッド54rの押し下げ量に比べて小さい。この結果、左クローラ6Lの回転速度が右クローラ6Rの回転速度に比べて遅くなるため、クローラクレーンは左後方への緩旋回走行を行う。
(左後方へのピボットターン)
図7(k)に示すように、運転者が走行操作レバー70を左斜め後方に傾倒させた場合、第4プッシュロッド54rのみが押圧される。第3減圧弁53からのパイロット圧の出力がなくなるため、左走行用切換弁20Lは切換位置(ハ)から中立位置(イ)に切り換えられて、左油圧モータ21Lへの圧油の供給が遮断される。
この結果、左クローラ6Lが停止した状態で、右クローラ6Rのみが後進側に駆動されるため、クローラクレーンは、左後方へのピボットターンを行う。
図7(l)に示すように、運転者が走行操作レバー70を左斜め後方位置からやや前側(中央側)に傾倒させた場合、第4プッシュロッド54rが押圧されるとともに、第1プッシュロッド51rもわずかに押圧される。
第4プッシュロッド54rとともに第1プッシュロッド51rも押圧されているため、第4減圧弁54と第1減圧弁51から右走行用切換弁20Rの右前進側パイロット部200Rfおよび右後進側パイロット部200Rbにパイロット圧が供給されている。第4プッシュロッド54rに比べて第1プッシュロッド51rの押し下げ量は小さいため、右走行用切換弁20Rは切換位置(ハ)を保持するが、第1ポンプ11から右油圧モータ21Rに供給される圧油量は、図7(k)の状態に比べて少なくなる。
この結果、右クローラ6Rは、図7(k)の状態よりも遅い速度で後進側に駆動されるため、クローラクレーンは、図7(k)の状態よりも遅い速度で左後方へのピボットターンを行う。
(停止)
図8(m)に示すように、運転者が走行操作レバー70を左方向(真左)に傾倒させた場合、第1プッシュロッド51rおよび第4プッシュロッド54rが均等に押圧される。したがって、右走行用切換弁20Rの右前進側パイロット部200Rfおよび右後進側パイロット部200Rbの両方に均等にパイロット圧が供給されるため、右走行用切換弁20Rは切換位置(ハ)から中立位置(イ)に切り換えられる。
この結果、右油圧モータ21Rへの圧油の供給が遮断されて、左クローラ6Lのみならず右クローラ6Rも停止するため、クローラクレーンは停止する。
(左前方へのピボットターン)
図8(n)に示すように、運転者が走行操作レバー70を左方向(真左)からやや前側に傾倒させた場合、右走行用切換弁20Rの右前進側パイロット部200Rfおよび右後進側パイロット部200Rbに供給されるパイロット圧のバランスが崩れ、右前進側パイロット部200Rfに供給されるパイロット圧の方が高くなる。
右前進側パイロット部200Rfへのパイロット圧が高くなると、右走行用切換弁20Rが中立位置(イ)から切換位置(ロ)に切り換えられるため、圧油が右油圧モータ21Rへ供給されて、右油圧モータ21RがA方向に回転する。この結果、右クローラ6Rのみが前進方向に回転するため、クローラクレーンは、緩やかな左前方へのピボットターンを行う。
図8(o)に示すように、運転者が走行操作レバー70を左斜め前方に傾倒させた場合、第1プッシュロッド51rのみが押圧される。第4減圧弁54からのパイロット圧の出力がなくなるため、右走行用切換弁20Rには右前進側パイロット部200Rfにのみパイロット圧が供給される。
この結果、右クローラ6Rは、図8(n)の状態よりも早い速度で前進側に駆動されるため、クローラクレーンは図8(n)の状態よりも早い速度で左前方へのピボットターンを行う。
(左前方への緩旋回走行)
図8(p)に示すように、運転者が走行操作レバー70を左斜め前方位置からやや右側(中央側)に傾倒させた場合、第1プッシュロッド51rが押圧されるとともに、第2プッシュロッド52rもわずかに押圧される。
第2プッシュロッド52rが押圧されると、第2減圧弁52からパイロット圧が出力される。出力されたパイロット圧は、第2パイロット管路2Pを介して、左走行用切換弁20Lの左前進側パイロット部200Lfに供給される。
左前進側パイロット部200Lfにパイロット圧が供給されると、左走行用切換弁20Lは、中立位置(イ)から切換位置(ロ)に切り換えられる。左走行用切換弁20Lが切換位置(ロ)に切り換えられると、第2ポンプ12から吐出した圧油が、ポンプ管路12Pおよびモータ管路21LPを介して左油圧モータ21Lに供給されて、左油圧モータ21LがA方向に回転し、左クローラ6Lが前進方向に回転する。
第2プッシュロッド52rの押し下げ量は、第1プッシュロッド51rの押し下げ量に比べて小さい。この結果、左クローラ6Lの回転速度が右クローラ6Rの回転速度に比べて遅くなるため、クローラクレーンは左前方への緩旋回走行を行う。
(前進走行)
運転者が走行操作レバー70を右側(中央側)に戻すようにして前方に傾倒させると、図5(a)に示したように、クローラクレーンは、前進走行を行う。
(停止)
なお、クローラクレーンが走行しているときに、運転者が走行操作レバー70を中立位置に戻すように操作すると、第1〜第4減圧弁51〜54からパイロット圧の出力がなくなるため、左走行用切換弁20Lおよび右走行用切換弁20Rは中立位置(イ)に切り換えられて、クローラクレーンは停止する。
次に、スピンターンを行うための操作と動作について説明する。
(方向切換弁の切換)
上記したように、スピンターンを行うための方向切換弁30は第3パイロット管路3Pおよび第4パイロット管路4Pの間に設置されている(図4参照)。クローラクレーンにスピンターンを行わせるためには、走行操作レバー70が中立位置に配置されているときに、運転者はまず走行操作レバー70のスピン用操作スイッチ79をオン状態にする。
スピン用操作スイッチ79がオン状態になると、方向切換弁30は中立位置(イ)から切換位置(ロ)に切り換えられる。これにより、上流側第3パイロット管路3P1は、方向切換弁30を介して下流側第4パイロット管路4P2に連通され、上流側第4パイロット管路4P1は、方向切換弁30を介して下流側第3パイロット管路3P2に連通される。
(右回転スピンターン)
右回転スピンターンをするためには、運転者はスピン用操作スイッチ79を操作した後、走行操作レバー70を右方向に傾倒させる。図9(a)に示すように、走行操作レバー70が右方向に傾倒すると、パイロット弁50の第2プッシュロッド52rおよび第3プッシュロッド53rが押圧される。
第2および第3プッシュロッド52r,53rが押圧されると、第2および第3減圧弁52,53からパイロット圧が出力される。第2減圧弁52から出力されたパイロット圧は、第2パイロット管路2Pを介して、左走行用切換弁20Lの左前進側パイロット部200Lfに供給される。第3減圧弁53から出力されたパイロット圧は、上流側第3パイロット管路3P1、方向切換弁30、および、下流側第4パイロット管路4P2を介して、右走行用切換弁20Rの右後進側パイロット部200Rbに供給される。
左前進側パイロット部200Lfにパイロット圧が供給されると、左走行用切換弁20Lは、中立位置(イ)から切換位置(ロ)に切り換えられる。右後進側パイロット部200Rbにパイロット圧が供給されると、右走行用切換弁20Rは、中立位置(イ)から切換位置(ハ)に切り換えられる。
これにより、第1ポンプ11から吐出した圧油が、ポンプ管路11Pおよびモータ管路21RPを介して右油圧モータ21Rに供給されて、右油圧モータ21RがB方向に回転し、右クローラ6Rが後進方向に回転する。同様に、第2ポンプ12から吐出した圧油が、ポンプ管路12Pおよびモータ管路21LPを介して左油圧モータ21Lに供給されて、左油圧モータ21LがA方向に回転し、左クローラ6Lが前進方向に回転する。
この結果、クローラクレーンは右回転スピンターンを行う。スピンターン時の回転速度は、走行操作レバー70を傾倒させる角度によって調整することができる。スピンターンを終了するには、走行操作レバー70を中立位置に戻し、スピン用操作スイッチ79をオフ状態にする。スピン用操作スイッチ79をオフ状態にすることで、方向切換弁30が切換位置(ロ)から中立位置(イ)に切り換えられて、初期の状態に復帰する(図4参照)。
(左回転スピンターン)
左回転スピンターンをするためには、運転者はスピン用操作スイッチ79を操作した後、走行操作レバー70を左方向に傾倒させる。図9(b)に示すように、走行操作レバー70が左方向に傾倒すると、パイロット弁50の第1プッシュロッド51rおよび第4プッシュロッド54rが押圧される。
第1および第4プッシュロッド51r,54rが押圧されると、第1および第4減圧弁51,54からパイロット圧が出力される。第1減圧弁51から出力されたパイロット圧は、第1パイロット管路1Pを介して、右走行用切換弁20Rの右前進側パイロット部200Rfに供給される。第4減圧弁54から出力されたパイロット圧は、上流側第4パイロット管路4P1、方向切換弁30、および、下流側第3パイロット管路3P2を介して、左走行用切換弁20Lの左後進側パイロット部200Lbに供給される。
右前進側パイロット部200Rfにパイロット圧が供給されると、右走行用切換弁20Rは、中立位置(イ)から切換位置(ロ)に切り換えられる。左後進側パイロット部200Lbにパイロット圧が供給されると、左走行用切換弁20Lは、中立位置(イ)から切換位置(ハ)に切り換えられる。
これにより、第1ポンプ11から吐出した圧油が、ポンプ管路11Pおよびモータ管路21RPを介して、右油圧モータ21Rに供給されて、右油圧モータ21RがA方向に回転し、右クローラ6Rが前進方向に回転する。同様に、第2ポンプ12から吐出した圧油が、ポンプ管路12Pおよびモータ管路21LPを介して、左油圧モータ21Lに供給されて、左油圧モータ21LがB方向に回転し、左クローラ6Lが後進方向に回転する。
この結果、クローラクレーンは左回転スピンターンを行う。スピンターン時の回転速度は、走行操作レバー70を傾倒させる角度によって調整することができる。スピンターンを終了するには、走行操作レバー70を中立位置に戻し、スピン用操作スイッチ79をオフ状態にする。スピン用操作スイッチ79をオフ状態にすることで、方向切換弁30が切換位置(ロ)から中立位置(イ)に切り換えられて、初期の状態に復帰する(図4参照)。
上述した本実施の形態によれば、以下のような作用効果を奏することができる。
(1)スピン用操作スイッチ79の操作によって方向切換弁30を切り換えて、上流側第3パイロット管路3P1と下流側第4パイロット管路4P2とを接続し、上流側第4パイロット管路4P1と下流側第3パイロット管路3P2とを接続する構成とした。これにより、シンプルな回路構成の走行操作装置を提供することができる。
(2)単一の走行操作レバー70と、スピン用操作スイッチ79とを設け、スピン用操作スイッチ79にスピンターンを許可する操作がなされている状態で、走行操作レバー70を左または右方向に傾倒操作したときに、左クローラ6Lおよび右クローラ6Rを互いに逆方向に駆動してクローラクレーンにスピンターンを行わせる構成とした。これにより、運転者はスピンターンを行うためには、走行操作レバー70とは別にスピン用操作スイッチ79を予め操作するので、従来に比べて、より明確にスピンターンを実行可能な走行操作装置を提供することができる。
なお、上記した実施の形態は、以下のように変形することもできる。
[変形例]
(1)走行操作レバー70の操作方向および傾倒角に応じてパイロット弁50からパイロット圧を出力して、右走行用切換弁20Rおよび左走行用切換弁20Lを切り換える場合に限定されない。パイロット弁50に代えてポテンショメータを採用してもよい。この場合、右走行用切換弁20Rおよび左走行用切換弁20Lは、走行操作レバー70からの出力制御信号に応じて切り換えられる比例電磁弁とされる。さらに、方向切換弁30に代えて、コントローラが設けられる。コントローラは、ポテンショメータからの出力信号およびスピン用操作スイッチ79からの信号に基づき、比例電磁弁である右走行用切換弁20Rおよび左走行用切換弁20Lを制御する。
ポテンショメータを採用した場合について説明する。
スピン用操作スイッチ79によりスピンターンが許可されていない状態にあっては、走行操作レバー70の傾倒方向に応じて、ポテンショメータから所定の制御信号が出力されて、上記した実施の形態と同様に前進、後進、右旋回、左旋回、ピボットターンなどの基本走行が行われる。ポテンショメータから出力される具体的な信号について説明する。
ポテンショメータは、走行操作レバー70が左前方に傾倒操作されたとき、右油圧モータ21Rにより右クローラ6Rを前進側に回転させるための右クローラ前進信号を出力し、走行操作レバー70が右前方に傾倒操作されたとき、左油圧モータ21Lにより左クローラ6Lを前進側に回転させるための左クローラ前進信号を出力する。
ポテンショメータは、走行操作レバー70が右後方に傾倒操作されたとき、左油圧モータ21Lにより左クローラ6Lを後進側に回転させるための左クローラ後進信号を出力し、走行操作レバー70が左後方に傾倒操作されたとき、右油圧モータ21Rにより右クローラ6Rを後進側に回転させるための右クローラ後進信号を出力する。
さらに、ポテンショメータは、走行操作レバー70が前方に傾倒操作されたとき、右クローラ前進信号および左クローラ前進信号を出力し、走行操作レバー70が後方に傾倒操作されたとき、左クローラ後進信号および右クローラ後進信号を出力する。ポテンショメータは、走行操作レバー70が右方に傾倒操作されたとき、左クローラ前進信号および左クローラ後進信号を出力し、走行操作レバーが左方に傾倒操作されたとき、右クローラ後進信号および右クローラ前進信号を出力する。
スピン用操作スイッチ79にスピンターンを許可する操作がなされると、コントローラにより、ポテンショメータから出力される左クローラ後進信号を右クローラ後進信号に変換して出力し、ポテンショメータから出力される右クローラ後進信号を左クローラ後進信号に変換して出力する。
したがって、スピン用操作スイッチ79にスピンターンを許可する操作がなされている状態で、走行操作レバー70が右方に傾倒操作されると、コントローラによって変換された右クローラ後進信号が右走行用切換弁20Rに入力されるとともに、ポテンショメータから出力された左クローラ前進信号が左走行用切換弁20Lに入力されることで、クローラクレーンが右回転スピンターンを行う。一方、スピン用操作スイッチ79にスピンターンを許可する操作がなされている状態で、走行操作レバー70が左方に傾倒操作されたとき、コントローラによって変換された左クローラ後進信号が左走行用切換弁20Lに入力されるとともに、ポテンショメータから出力された右クローラ前進信号が右走行用切換弁20Rに入力されることで、クローラクレーンが左回転スピンターンを行う。
(2)スピン用操作スイッチ79は、オルタネイト型のスイッチに限定されない。スピン用操作スイッチ79に自動復帰型スイッチを採用して、運転者がボタンを押した状態で走行操作レバー70を左右のいずれかに傾倒させることでスピンターンを行うようにしてもよい。スピン用操作スイッチ79は、プッシュ式でもスライド式でもよい。スピン用操作スイッチは、走行操作レバー70に設けることなく、運転室の座席付近に設けることとしてもよい。
(3)方向切換弁30は、電磁弁とする場合に限定されない。油圧パイロット式の弁を採用することもできる。
本発明は、上記した実施の形態に限定されるものでなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で自由に変更、改良が可能である。
1 クローラクレーン、1P 第1パイロット管路、2 下部走行体、2P 第2パイロット管路、3 上部旋回体、3P 第3パイロット管路、3P1 上流側第3パイロット管路、3P2 下流側第3パイロット管路、4P 第4パイロット管路、4P1 上流側第4パイロット管路、4P2 下流側第4パイロット管路、6 クローラ、6L 左クローラ、6R 右クローラ、9 運転室、11 第1ポンプ、11P ポンプ管路、12 第2ポンプ、12P ポンプ管路、13 パイロット圧用ポンプ、20L 左走行用切換弁、20R 右走行用切換弁、21L 左油圧モータ、21LP モータ管路、21R 右油圧モータ、21RP モータ管路、30 方向切換弁、50 パイロット弁、51 第1減圧弁、51r 第1プッシュロッド、52 第2減圧弁、52r 第2プッシュロッド、53 第3減圧弁、53r 第3プッシュロッド、54 第4減圧弁、54r 第4プッシュロッド、70 操作レバー、73 自在継手、75 押圧板、79 スピン用操作スイッチ、100 油圧回路、200Lb 左後進側パイロット部、200Lf 左前進側パイロット部、200Rb 右後進側パイロット部、200Rf 右前進側パイロット部

Claims (3)

  1. 左クローラおよび右クローラを備える建設機械の走行操作装置であって、
    前記左クローラを前進側または後進側に駆動する左油圧モータと、
    前記右クローラを前進側または後進側に駆動する右油圧モータと、
    前記左油圧モータを油圧源に接続する主管路の途中に設けられ、外部からの信号により前記左油圧モータの回転方向を前進側と後進側とに切り換える左走行用切換弁と、
    前記右油圧モータを油圧源に接続する主管路の途中に設けられ、外部からの信号により前記右油圧モータの回転方向を前進側と後進側とに切り換える右走行用切換弁と、
    前記建設機械の走行動作を制御するために、前記建設機械の運転室に設けられて、少なくとも前後左右、左前、右前、右後ろ、および、左後ろ方向に傾倒可能とされる単一の走行操作レバーと、
    前記走行操作レバーの傾倒方向に応じて前記左走行用切換弁および前記右走行用切換弁を制御する信号を出力する出力手段とを備え、
    前記出力手段は、
    (1)前記走行操作レバーが前記左前方に傾倒操作されたとき、前記右油圧モータにより右クローラを前進側に回転させるための右クローラ前進信号を出力し、
    (2)前記走行操作レバーが前記右前方に傾倒操作されたとき、前記左油圧モータにより左クローラを前進側に回転させるための左クローラ前進信号を出力し、
    (3)前記走行操作レバーが前記右後方に傾倒操作されたとき、前記左油圧モータにより左クローラを後進側に回転させるための左クローラ後進信号を出力し、
    (4)前記走行操作レバーが前記左後方に傾倒操作されたとき、前記右油圧モータにより右クローラを後進側に回転させるための右クローラ後進信号を出力し、
    (5)前記走行操作レバーが前記前方に傾倒操作されたとき、前記右クローラ前進信号および前記左クローラ前進信号を出力し、
    (6)前記走行操作レバーが前記右方に傾倒操作されたとき、前記左クローラ前進信号および前記左クローラ後進信号を出力し、
    (7)前記走行操作レバーが前記後方に傾倒操作されたとき、前記左クローラ後進信号および前記右クローラ後進信号を出力し、
    (8)前記走行操作レバーが前記左方に傾倒操作されたとき、前記右クローラ後進信号および前記右クローラ前進信号を出力し、
    前記走行操作装置は、
    前記建設機械のスピンターンを許可するために、前記建設機械の運転室に設けられるスピンターン用操作手段と、
    前記スピンターン用操作手段に対する操作に応じて、前記左クローラ後進信号を前記右クローラ後進信号に変換し、前記右クローラ後進信号を前記左クローラ後進側信号に変換する変換手段とをさらに備え、
    前記スピンターン用操作手段にスピンターンを許可する操作がなされている状態で、前記走行操作レバーが前記右方に傾倒操作されたとき、前記変換手段によって変換された前記右クローラ後進信号が前記右走行用切換弁に入力されるとともに、前記出力手段から出力された前記左クローラ前進信号が前記左走行用切換弁に入力されることで、前記建設機械が右スピンターンを行い、
    前記スピンターン用操作手段にスピンターンを許可する操作がなされている状態で、前記走行操作レバーが前記左方に傾倒操作されたとき、前記変換手段によって変換された前記左クローラ後進信号が前記左走行用切換弁に入力されるとともに、前記出力手段から出力された前記右クローラ前進信号が前記右走行用切換弁に入力されることで、前記建設機械が左スピンターンを行うことを特徴とする建設機械の走行操作装置。
  2. 左クローラおよび右クローラを備える建設機械の走行操作装置であって、
    前記左クローラを前進側または後進側に駆動する左油圧モータと、
    前記右クローラを前進側または後進側に駆動する右油圧モータと、
    前記左油圧モータを油圧源に接続する主管路の途中に設けられ、外部からの信号により前記左油圧モータの回転方向を前進側と後進側とに切り換える左走行用切換弁と、
    前記右油圧モータを油圧源に接続する主管路の途中に設けられ、外部からの信号により前記右油圧モータの回転方向を前進側と後進側とに切り換える右走行用切換弁と、
    前記建設機械の走行動作を制御するために、前記建設機械の運転室に設けられて、少なくとも前後左右、左前、右前、右後ろ、および、左後ろ方向に傾倒可能とされる単一の走行操作レバーと、
    前記建設機械のスピンターンを許可するために、前記建設機械の運転室に設けられるスピンターン用操作手段と、
    前記走行操作レバーの中立位置に対して左前方に配置される第1プッシュロッドと、前記走行操作レバーの中立位置に対して右前方に配置される第2プッシュロッドと、前記走行操作レバーの中立位置に対して右後方に配置される第3プッシュロッドと、前記走行操作レバーの中立位置に対して左後方に配置される第4プッシュロッドと、前記第1プッシュロッドが押圧されたときに第1パイロット管路を介して前記右走行用切換弁の前進側にパイロット圧を出力する第1減圧弁と、前記第2プッシュロッドが押圧されたときに第2パイロット管路を介して前記左走行用切換弁の前進側にパイロット圧を出力する第2減圧弁と、前記第3プッシュロッドが押圧されたときに第3パイロット管路を介して前記左走行用切換弁の後進側にパイロット圧を出力する第3減圧弁と、前記第4プッシュロッドが押圧されたときに第4パイロット管路を介して前記右走行用切換弁の後進側にパイロット圧を出力する第4減圧弁とを含んで構成されるパイロット弁と、
    前記第3、第4パイロット管路の途中に設けられて、前記スピンターン用操作手段にスピンターンを許可する操作がなされたときに前記第3パイロット管路と前記第4パイロット管路の接続を切り換えることにより、前記第3減圧弁から出力されるパイロット圧を前記第4パイロット管路を介して前記右走行用切換弁の後進側に入力させ、前記第4減圧弁から出力されるパイロット圧を前記第3パイロット管路を介して前記左走行用切換弁の後進側に入力させる方向切換弁とを備えていることを特徴とする建設機械の走行操作装置。
  3. 請求項2に記載の建設機械の走行操作装置において、
    前記第1〜第4プッシュロッドは、周方向に90度の間隔で配置されていることを特徴とする建設機械の走行操作装置。
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