JP2001090589A - エンジンの吸気量制御装置 - Google Patents

エンジンの吸気量制御装置

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JP2001090589A
JP2001090589A JP26935799A JP26935799A JP2001090589A JP 2001090589 A JP2001090589 A JP 2001090589A JP 26935799 A JP26935799 A JP 26935799A JP 26935799 A JP26935799 A JP 26935799A JP 2001090589 A JP2001090589 A JP 2001090589A
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control valve
valve
engine
bypass
actuator
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JP26935799A
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Hideyuki Shinobu
秀幸 信夫
Tomio Aoi
富男 青井
Yasuo Hyakunan
康男 百南
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Original Assignee
Keihin Corp
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/40Engine management systems

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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Supplying Secondary Fuel Or The Like To Fuel, Air Or Fuel-Air Mixtures (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 バイパス制御弁のアクチュエータとパージ制
御弁のアクチュエータとの共通化を図ってエンジンの吸
気量制御装置の総合コストの低減を可能にする。 【解決手段】 スロットル弁5を迂回して吸気通路1に
接続されるバイパス10にバイパス制御弁11を,また
キャニスタ15と吸気通路1の間を接続する蒸発燃料パ
ージ通路16にパージ制御弁17をそれぞれ設け,これ
らパージ制御弁17及びバイパス制御弁11に共通のア
クチュエータ18を連結し,このアクチュエータ18に
より,電動モータ6の正常時にはバイパス制御弁11を
閉弁し,同電動モータ6の通電不能によりスロットル弁
5が全閉となった場合には同バイパス制御弁11を,エ
ンジンEの所定の低速運転を可能にする開度に開弁す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,エンジンの吸気通
路に,電動モータにより開閉作動されるスロットル弁を
設けた,エンジンの吸気量制御装置に関し,特に,電気
回路の故障による電動モータの通電不能によりスロット
ル弁が全閉状態となった場合でも,エンジンの所定の低
速運転を可能にする吸気量を確保し得るようにしたもの
ゝ改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来,電動モータの通電不能時でも,エ
ンジンの所定の低速運転を可能にする吸気量を確保する
ために,次のものが知られている。 スロットル弁を所定の小開度位置に向かって付勢す
る開弁ばねと,この開弁ばねより小さいセット荷重をも
ってスロットル弁を閉じ方向へ付勢する戻しばねとを設
け,電動モータの通電不能時には,両ばねの協働により
スロットル弁を所定の小開度に保持するようにしたもの
(特許第2865667号公報参照)。 スロットル弁を迂回して吸気通路に接続されるバイ
パスにそれを開閉するバイパス制御弁を設け,電動モー
タの正常時にはこのバイパス制御弁を閉弁し,同電動モ
ータの通電不能時には同バイパス制御弁を開くようにし
たもの。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記
のものでは,通常,スロットル弁を所定の小開度から開
くときは電動モータに正転方向の駆動トルクを発揮さ
せ,所定の小開度から閉じるときは電動モータに逆転方
向の駆動トルクを発揮させなければならず,電動モータ
の駆動制御が面倒であり,しかもその逆転方向の駆動ト
ルクは,戻しばねより大きい開弁ばねのセット荷重に抗
し得る大きなものが必要であるから,電動モータの大型
化が避けられない,という欠点がある。また上記のも
のでは,スロットル弁を戻しばねにより全閉位置に付勢
し,電動モータの駆動トルクを正転方向でのみ制御する
ことにより,スロットル弁を全閉から全開まで開放し得
るので,上記のものゝ欠点は解消されるものゝ,バイ
パス制御弁専用のアクチュエータとを要することから,
コスト面で不利となる。
【0004】本発明は,かゝる事情に鑑みてなされたも
ので,上記の構成を採用しながら,バイパス制御弁の
アクチュエータと他の制御弁のアクチュエータとの共通
化を図って総合コストの低減を可能にする,エンジンの
吸気量制御装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に,本発明は,エンジンの吸気通路に,電動モータによ
り開閉作動されるスロットル弁を設けた,エンジンの吸
気量制御装置において,前記スロットル弁を迂回して前
記吸気通路に接続されるバイパスにそれを開閉するバイ
パス制御弁を設け,また燃料タンク内の蒸発燃料を捕捉
するキャニスタと前記吸気通路の間を接続する蒸発燃料
パージ通路にそれを開閉するパージ制御弁を設け,これ
らパージ制御弁及びバイパス制御弁に共通のアクチュエ
ータを連結し,前記電動モータの正常時には前記バイパ
ス制御弁を閉弁すべく,また同電動モータの通電不能に
より前記スロットル弁が全閉となった場合には同バイパ
ス制御弁を,エンジンの低速運転を可能にする吸気量を
確保するに足る開度に開弁すべく,前記アクチュエータ
を作動するようにしたことを第1の特徴とする。
【0006】この第1の特徴によれば,電動モータが正
常な場合でのエンジンの通常運転時には,キャニスタで
捕捉された蒸発燃料を,アクチュエータにより作動され
るパージ制御弁によってエンジンの運転状態に応じて計
量しつゝ,有効燃料としてエンジンに供給することがで
き,また電動モータの通電不能時には,同一アクチュエ
ータにより作動されるバイパス制御弁によってバイパス
が開放されるので,スロットル弁が全閉状態となって
も,エンジンに,その低速運転を可能にする所定量の吸
入空気を供給することができる。しかも,同一のアクチ
ュエータがパージ制御弁及びバイパス制御弁の駆動に機
能するので,各弁専用のアクチュエータを設ける場合に
比し,総合コストを大幅に低減することができる。
【0007】また本発明は,上記特徴に加えて,前記ア
クチュエータを,通電量の増加に応じて作動杆の作動量
を増加させる電磁式に構成し,その作動杆に前記パージ
制御弁を直接的に連結し,前記作動杆が所定量を超えて
作動すると,このパージ制御弁を介して前記バイパス制
御弁を作動するようにしたことを第2の特徴とする。
【0008】この第2の特徴によれば,電動モータが正
常な場合でのエンジンの通常運転時には,バイパス制御
弁の閉弁状態を保持したまゝで,パージ制御弁を的確に
作動することができる。
【0009】さらに本発明は,第2の特徴に加えて,前
記パージ制御弁を,前記作動杆が前記所定量を超えて作
動するときは,該パージ制御弁が閉弁もしくは微小開度
となるように構成したことを第3の特徴とする。
【0010】この第3の特徴によれば,電動モータの通
電不能時には,蒸発燃料の流量がパージ制御弁によりゼ
ロもしくは最小に制御されるので,バイパスを流れる比
較的少ない吸入空気に多量の蒸発燃料が混合することを
防ぎ,混合気の過濃化によるエンジンの作動不調を未然
に回避することができる。
【0011】さらにまた本発明は,第1〜第3の特徴の
何れかに加えて,前記吸気通路の一部を,スロットルボ
ディの,スロットル弁に開閉される吸気道で構成し,そ
のスロットルボディに前記バイパス制御弁,パージ制御
弁及びアクチュエータを取付けたことを第4の特徴とす
る。
【0012】この第4の特徴によれば,バイパス制御
弁,パージ制御弁及びアクチュエータ付きのスロットル
ボディをコンパクトに構成することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を,添付図面
に示す本発明の実施例に基づいて以下に説明する。
【0014】図1は本発明の一実施例に係る自動車用エ
ンジンの吸気系及び燃料供給系を示す概念図,図2は上
記吸入系におけるスロットルボディの側面図,図3は図
2の3−3線断面図,図4は図2の4−4線断面図,図
5は図2の5矢視図,図6及び図7は図4に対応する作
用説明図である。
【0015】先ず,図1において,符号Eは自動車用の
多気筒エンジンを示す。このエンジンEの吸気通路1
は,エンジン本体の一側面に結合される吸気マニホール
ド2の各部管路と,吸気マニホールド2の上流端に結合
されるスロットルボディ3の吸気道4とで構成される。
【0016】スロットルボディ3には,吸気道4を開閉
するスロットル弁5の弁軸5aが回転自在に支承され
る。この弁軸5aの一端にそれを回転駆動する電動モー
タ6が連結され,他端にスロットル弁5の開度を検知す
るスロットルセンサ7が連結される。
【0017】電動モータ6は,自動車のドライバによる
アクセルペダルの踏み込み量を検知するペダルセンサ8
と前記スロットルセンサ7との出力信号に基づき電子制
御ユニット9によって作動され,スロットル弁5をアク
セルペダルの踏み込み量に応じた開度に制御するように
なっている。
【0018】吸気道4には,スロットル弁5を迂回する
バイパス10が接続され,このバイパス10の途中にバ
イパス制御弁11が介裝される。
【0019】エンジンEには,燃料タンク12に貯留さ
れる燃料が燃料ポンプ13によって供給される。上記燃
料タンクの上壁から蒸発燃料チャージ通路14が延出し
ており,その下流端はキャニスタ15の入口15aに接
続され,キャニスタ15の出口15bは蒸発燃料パージ
通路16を介して吸気道4の下流側に接続される。その
蒸発燃料パージ通路16の途中にパージ制御弁17が介
裝される。
【0020】バイパス制御弁11及びパージ制御弁17
は,共通のアクチュエータ18によって作動されるよう
になっている。
【0021】上記スロットルボディ3,バイパス制御弁
11,パージ制御弁17及びアクチュエータ18を,図
2〜図5により詳細に説明する。
【0022】スロットル弁5の弁軸5aは,スロットル
ボディ3の両側壁にボールベアリング20,21を介し
て支承される。この弁軸5aの一端には電動モータ6の
ロータ6aが結合される。また弁軸5aの他端にはレバ
ー22が固着され,それとスロットルボディ3との間に
スロットル弁5を閉じ方向に付勢する戻しばね23が装
着される。さらに弁軸5aには,上記レバー22の外方
でスロットルセンサ7のロータ7aが連結される。
【0023】スロットルボディ3の一側に弁ハウジング
25が一体に形成されており,この弁ハウジング25の
一端に形成されたフランジ25aに板状の延長ハウジン
グ26を挟んでアクチュエータ18がビス27により固
着される。延長ハウジング26には第1ポート31が設
けられ,弁ハウジング25には,第1ポート31側から
順に第2〜第4ポート32〜34が隣接して設けられ
る。
【0024】第1ポート31に前記蒸発燃料パージ通路
16の上流側部分16aが接続され,同通路16の下流
側部分16bはスロットルボディ3の端面に溝状に形成
されて第2ポート32に開口する。第1及び第2ポート
31,32間の隔壁には弁孔28及び弁座29が設けら
れ,これらと協働するようにパージ制御弁17が配設さ
れる。即ち,パージ制御弁17は,弁座29に着座し得
る傘部35と,弁孔28を貫通する弁杆36とを備え
る。その弁杆36の外周には,傘部35から遠ざかるに
つれて小径となるテーパ部36aと,このテーパ部36
aの小径端に環状溝36bを挟んで隣接する円筒状の大
径部36cとが形成されており,傘部35が弁座29か
ら離座した後は,テーパ部36aにより弁孔28の開度
が制御され,大径部36cが弁孔28に嵌合すると弁孔
28を閉じるか,もしくは微小開度に制御するようにな
っている。勿論,傘部35が弁座29に着座したときも
弁孔28は閉じられる。
【0025】第4ポート34には,スロットルボディ3
に穿設されたバイパス10の上流側部分10aが開口
し,同バイパス10の下流側部分10bはスロットルボ
ディ3の端面に溝状に形成されて第3ポート33に開口
する。第3及び第4ポート33,34間の隔壁には弁孔
37及び弁座38が設けられ,その弁座38と協働する
ようにバイパス制御弁11が配設される。即ち,このバ
イパス制御弁11は,弁座38に着座し得る傘座39
と,それに連なる弁杆40とを有し,その弁杆40は,
弁孔37を緩く貫通すると共に,第2及び第3ポート3
2,33間の隔壁に設けられた軸受け41に摺動自在に
支承されながら,第2ポート32側に先端を突出させて
いる。このバイパス制御弁11は,前記パージ制御弁1
7と同軸上に配置され,且つ第4ポート34において戻
しばね42により閉じ方向,即ち傘座39を弁座38に
着座させる方向に付勢される。
【0026】溝状に形成された蒸発燃料パージ通路16
の下流側部分16b及びバイパス10の下流側部分10
bの開放側面は,スロットルボディ3と接合される前記
吸気マニホールド2の端面によって閉鎖される。
【0027】アクチュエータ18は,延長ハウジング2
6を挟んで弁ハウジング25のフランジ25aに結合さ
れるアクチュエータケース45と,このアクチュエータ
ケース45に収納,固定されるソレノイド46と,この
ソレノイド46の,延長ハウジング26側の一端からそ
の内周にかけて配設される固定コア47と,ソレノイド
46の他端からその内周にかけて配設され,且つソレノ
イド46の内周側で固定コア47と対向するヨーク48
と,このヨーク48から固定コア47にかけてそれらに
摺動自在に嵌合される可動コア49と,この可動コア4
9に一対のリテーナ50,50を介して固着される作動
杆51と,可動コア49をヨーク48側に付勢する戻し
ばね52と,可動コア49を戻しばね52側に付勢する
対抗ばね53とからなっており,ソレノイド46の消磁
状態では,両ばね52,53のセット荷重の釣合いによ
り,可動コア49の大部分をヨーク48側に位置させる
ようになっている。
【0028】上記作動杆51は,前記パージ制御弁17
と同軸上に配置されると共に,それと一体的に結合され
る。図示例では,作動杆51及びパージ制御弁17は一
体に成形される。
【0029】ソレノイド46は,前記スロットルセンサ
7と,電動モータ6に係わる電気回路の断線等の通電不
能を検知する故障センサ54との出力信号に基づいて電
子制御ユニット9により作動されるようになっている。
【0030】次に,この実施例の作用について説明す
る。エンジンEの通常運転時,電動モータ6によりスロ
ットル弁5が開かれていくと,その開度に応じた信号が
スロットルセンサ7から電子制御ユニット9に送られる
ので,電子制御ユニット9は,アクチュエータ18のソ
レノイド46への電流を増加させていく。それにより,
図6に示すように,可動コア49は固定コア47側へ徐
々に吸引されていき,作動杆51を介してパージ制御弁
17の傘部35を弁座29から離座させるので,テーパ
部36aにより弁孔28の開度をスロットル弁5の開度
に対応したものとする。その結果,キャニスタ15で捕
捉された燃料タンク12内の蒸発燃料は,蒸発燃料パー
ジ通路16を経て吸気道4に吸入されると共に,その流
量はパージ制御弁17のテーパ部36aにより,エンジ
ンEの吸入空気量に対応した量に制御されることにな
り,エンジンEに供給される混合気のA/Fを大きく変
動させることなく,蒸発燃料をエンジンEの有効燃料と
して処理することができる。
【0031】エンジンEのこのような通常運転時には,
バイパス制御弁11は,戻しばね42の付勢力をもって
弁座38に着座していて,バイパス10を閉鎖してお
り,また前記パージ制御弁17は,このバイパス制御弁
11に当接するには至らない。
【0032】ところが,自動車の走行中,万一,電気回
路の故障により電動モータ6が通電不能に陥ると,故障
センサ54が上記故障を直ちに検知して,その検知信号
を電子制御ユニット9に送り,それに基づいて電子制御
ユニット9は,アクチュエータ18のソレノイド46に
最大の電流を流して,可動コア49を固定コア47側へ
大きく前進させるので,今度は,図7に示すように,作
動杆51がパージ制御弁17を最大に作動させて,その
大径部36cを弁孔28に嵌合させると共に,そのパー
ジ制御弁17を介してバイパス制御弁11を押圧し,そ
の傘座39を弁座38から離座させる。その結果,バイ
パス10が導通状態となるので,電動モータ6の休止に
よりスロットル弁5が戻しばね23の付勢力で全閉状態
となっても,導通状態となったバイパス10を通して,
エンジンEに所定量の吸入空気を供給することができ,
これによりエンジンEは低速運転が可能となり,自動車
を低速走行させることができる。かくして,電動モータ
6の通電不能による自動車の立ち往生が回避される。
【0033】しかも,蒸発燃料パージ通路16において
は,蒸発燃料の流量がパージ制御弁17の大径部36c
によりゼロもしくは最小に制御されるので,比較的少な
い吸入空気に多量の蒸発燃料が混合することによる混合
気の過濃化を防ぐことができ,混合気の過濃化によるエ
ンジンEの作動不調を未然に回避することができる。
【0034】ところで,アクチュエータ18は,上記の
ように,それ一個をもってパージ制御弁17及びバイパ
ス制御弁11をそれぞれ適時駆動し得るので,各弁1
1,17専用のアクチュエータを設ける場合に比し,総
合コストを大幅に低減することができる。
【0035】また,バイパス制御弁11及びパージ制御
弁17を収容する弁ハウジング25及び延長ハウジング
26がスロットルボディ3に一体的に形成され,それら
にアクチュエータ18が取付けられるので,バイパス制
御弁11,パージ制御弁17及びアクチュエータ18付
きのスロットルボディ3をコンパクトに構成することが
できる。
【0036】本発明は上記実施例に限定されるものでは
なく,その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可
能である。
【0037】
【発明の効果】以上のように本発明の第1の特徴によれ
ば,エンジンの吸気通路に,電動モータにより開閉作動
されるスロットル弁を設けた,エンジンの吸気量制御装
置において,前記スロットル弁を迂回して前記吸気通路
に接続されるバイパスにそれを開閉するバイパス制御弁
を設け,また燃料タンク内の蒸発燃料を捕捉するキャニ
スタと前記吸気通路の間を接続する蒸発燃料パージ通路
にそれを開閉するパージ制御弁を設け,これらパージ制
御弁及びバイパス制御弁に共通のアクチュエータを連結
し,前記電動モータの正常時には前記バイパス制御弁を
閉弁すべく,また同電動モータの通電不能により前記ス
ロットル弁が全閉となった場合には同バイパス制御弁
を,エンジンの低速運転を可能にする吸気量を確保する
に足る開度に開弁すべく,前記アクチュエータを作動す
るようにしたので,同一のアクチュエータをもってパー
ジ制御弁及びバイパス制御弁の両方を適時駆動すること
ができ,これにより総合コストの大幅な低減に寄与し得
る。
【0038】また本発明の第2の特徴によれば,前記ア
クチュエータを,通電量の増加に応じて作動杆の作動量
を増加させる電磁式に構成し,その作動杆に前記パージ
制御弁を直接的に連結し,前記作動杆が所定量を超えて
作動すると,このパージ制御弁を介して前記バイパス制
御弁を作動するようにしたので,電動モータが正常な場
合でのエンジンの通常運転時には,バイパス制御弁の閉
弁状態を保持したまゝで,パージ制御弁を的確に作動す
ることができる。
【0039】さらに本発明の第3の特徴によれば,前記
パージ制御弁を,前記作動杆が前記所定量を超えて作動
するときは,該パージ制御弁が閉弁もしくは微小開度と
なるように構成したので,電動モータの通電不能時に
は,バイパスを流れる比較的少ない吸入空気に多量の蒸
発燃料が混合することを防ぎ,混合気の過濃化によるエ
ンジンの作動不調を未然に回避することができる。
【0040】さらにまた本発明の第4の特徴によれば,
前記吸気通路の一部を,スロットルボディの,スロット
ル弁に開閉される吸気道で構成し,そのスロットルボデ
ィに前記バイパス制御弁,パージ制御弁及びアクチュエ
ータを取付けたので,バイパス制御弁,パージ制御弁及
びアクチュエータ付きのスロットルボディをコンパクト
に構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る自動車用エンジンの吸
気系及び燃料供給系を示す概念図。
【図2】上記吸入系におけるスロットルボディの側面
図。
【図3】図2の3−3線断面図。
【図4】図2の4−4線断面図。
【図5】図2の5矢視図。
【図6】図4に対応する作用説明図。
【図7】図4に対応する作用説明図。
【符号の説明】
E・・・・・エンジン 1・・・・・吸気通路 3・・・・・スロットルボディ 4・・・・・スロットルボディの吸気道 5・・・・・スロットル弁 6・・・・・電動モータ 10・・・・バイパス 11・・・・バイパス制御弁 12・・・・燃料タンク 15・・・・キャニスタ 16・・・・蒸発燃料パージ通路 17・・・・パージ制御弁 18・・・・アクチュエータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 45/00 364 F02D 45/00 364J F02M 25/00 F02M 25/00 H 25/08 25/08 Z E 301 301J 301U Fターム(参考) 3G065 CA34 CA38 DA05 DA06 DA15 EA12 GA00 GA41 GA46 HA21 HA22 JA04 JA09 JA11 KA02 3G084 BA05 BA06 BA27 DA27 DA33 EB22 FA00 FA10 3G301 HA01 HA14 JB02 JB08 LA00 LA03 LA04 NE17 PA11Z PA14Z PB09Z PF03Z PG02Z

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン(E)の吸気通路(1)に,電
    動モータ(6)により開閉作動されるスロットル弁
    (5)を設けた,エンジンの吸気量制御装置において,
    前記スロットル弁(5)を迂回して前記吸気通路(1)
    に接続されるバイパス(10)にそれを開閉するバイパ
    ス制御弁(11)を設け,また燃料タンク(12)内の
    蒸発燃料を捕捉するキャニスタ(15)と前記吸気通路
    (1)の間を接続する蒸発燃料パージ通路(16)にそ
    れを開閉するパージ制御弁(17)を設け,これらパー
    ジ制御弁(17)及びバイパス制御弁(11)に共通の
    アクチュエータ(18)を連結し,前記電動モータ
    (6)の正常時には前記バイパス制御弁(11)を閉弁
    すべく,また同電動モータ(6)の通電不能により前記
    スロットル弁(5)が全閉となった場合には同バイパス
    制御弁(11)を,エンジン(E)の低速運転を可能に
    する吸気量を確保するに足る開度に開弁すべく,前記ア
    クチュエータ(18)を作動するようにしたことを特徴
    とする,エンジンの吸気量制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のエンジンの吸気量制御装
    置において,前記アクチュエータ(18)を,通電量の
    増加に応じて作動杆(51)の作動量を増加させる電磁
    式に構成し,その作動杆(51)に前記パージ制御弁
    (17)を直接的に連結し,前記作動杆(51)が所定
    量を超えて作動すると,このパージ制御弁(17)を介
    して前記バイパス制御弁(11)を作動するようにした
    ことを特徴とする,エンジンの吸気量制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のエンジンの吸気量制御装
    置において,前記パージ制御弁(17)を,前記作動杆
    (51)が前記所定量を超えて作動するときは,該パー
    ジ制御弁(17)が閉弁もしくは微小開度となるように
    構成したことを特徴とする,エンジンの吸気量制御装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れかに記載のエンジン
    の吸気量制御装置において,前記吸気通路(1)の一部
    を,スロットルボディ(3)の,スロットル弁(5)に
    開閉される吸気道(4)で構成し,そのスロットルボデ
    ィ(3)に前記バイパス制御弁(11),パージ制御弁
    (17)及びアクチュエータ(18)を取付けたことを
    特徴とする,エンジンの吸気量制御装置。
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WO2022085117A1 (ja) * 2020-10-21 2022-04-28 株式会社ミクニ スロットル装置及びその制御方法
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