JP7458499B2 - スロットル装置 - Google Patents
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Description
一実施形態に係るスロットル装置Mは、図1に示すように、自動二輪車に搭載されるエンジン2の吸気系3において、エアクリーナ3aより下流側で吸気管3bの途中に組み付けられるものである。
ここで、スロットル装置Mには、スロットル弁30の弁軸20を回転駆動する回転駆動源4、スロットル弁30の開度位置を検出する位置センサ5が取り付けられている。
容器7aには、燃料蒸発ガスを一時的に吸着する活性炭が収容されている。
導入コネクタ7bには、燃料タンク6から燃料蒸発ガスを導く配管8aが接続される。
導出コネクタ7cには、容器7a内に貯留された燃料蒸発ガスをスロットル装置Mに導く配管8bが接続される。
吸入管7dは、容器7a内の圧力に応じて外気を取り入れるものであり、その内側にはフィルタ及び逆止弁が配置されている。
尚、吸入管7dは、外気に開放されるのではなく、エアクリーナ3aの下流側に配管を介して接続されてもよい。
ここでは、接続フランジ部10aが、上流側の吸気管3bを画定する吸気ダクトに連結され、接続フランジ部10bが、下流側の吸気管3bである吸気ポートを画定するシリンダヘッドに連結される。
主通路11は、流体としての吸気を通すように、軸線L方向に伸長する円筒状に形成されている。
弁軸孔12は、軸線Lに垂直な軸線S方向に伸長し、弁軸20が回転自在に通されるように円形孔に形成されている。尚、弁軸孔12には、弁軸20を回動自在に支持する軸受が嵌め込まれていてもよい。
そして、凹部13内に第1弁体40及び第1付勢バネ50が収容された後に、第1付勢バネ50の端部を受ける閉止プラグ13bが圧入されている。
下流側通路15は、連通路16の内周面16a2に開口し、スロットル弁30よりも下流側において主通路11に向けて斜めに伸長して合流する円形断面をなす直線状の通路として形成されている。
連通路16は、小径孔16aと大径孔16bとが軸線S1方向に連続し、一端開口16a1において凹部13に連通すると共に他端開口16b1において凹部17に連通する軸線S1方向に伸長する直線状の通路として形成されている。
ここで、他端開口16b1の周りには、第2弁体60が閉弁するべく当接するシート部16cが形成されている。シート部16cは、図5及び図12に示すように、プランジャ91の最大ストローク位置を規定するストッパの役割もなす。
そして、連通路16は、ソレノイドアクチュエータ90のプランジャ91を所定の隙間をおいて軸線S1方向に往復動自在に挿入し得ると共に凹部13を介して上流側通路14を下流側通路15に連通させる。
副通路は、スロットル弁30が閉じた状態にあるとき、すなわち、エンジンがアイドル運転モードにあるとき、吸気を通す役割をなす。
そして、凹部17は、第2弁体60及び第2付勢バネ70を収容すると共に、連通路16に向けて燃料蒸発ガスを導入する導入通路としての役割をなす。
すなわち、ボディ10においては、導入通路としての凹部17、連通路16、及び下流側通路15により、主通路11に燃料蒸発ガスを導入するガス通路が形成されている。
このように、ガス通路として、副通路の一部である連通路16及び下流側通路15が兼用されているため、ガス通路が主通路11に開口する位置は、下流側通路15が開口する位置であり、ガス通路として専用の通路を設ける場合に比べて、構造を簡素化できる。
そして、フランジ部18には、シール部材R1を介在させて通路部材80が接合され、その外側からシール部材R2を介在させてソレノイドアクチュエータ90のフランジ部92aが接合され、通路部材80及びソレノイドアクチュエータ90がネジbにより一緒にボディ10に固定される。
また、ボディ10に対して、同様にドリル加工にて弁軸孔12を形成する場合は、軸線S1と軸線Sが平行であるため、ボディ10を平行移動させるだけで、弁軸孔12、凹部13、連通路16、凹部17、フランジ部18を加工することができ、段取りの削減により、製造コストを低減することができる。
弁軸20は、ボディ10の弁軸孔12に通された状態で、スリット21に嵌め込まれたスロットル弁30がネジb2により締結されることにより、スロットル弁30を開閉自在に保持する。そして、弁軸20は、回転駆動源4により適宜回転駆動されてスロットル弁30の開度を調整する。
スロットル弁30は、弁軸20が弁軸孔12に通された後に、スリット21に通されてネジb2により弁軸20に固定され、主通路11を開閉するように配置される。
そして、スロットル弁30は、弁軸20の回転に応じて、所望の開度に主通路11を開放する。
第1弁体40は、ボディ10の凹部13に収容されて、第1付勢バネ50によりプランジャ91に向けて、すなわち、シート部13aに当接する閉弁方向に付勢されている。
また、第1弁体40は、図11に示すプランジャ91の中間ストローク位置と図12に示すプランジャ91の最大ストローク位置の間を、プランジャ91に連動して移動するように配置されている。
すなわち、プランジャ91は、中間ストローク位置と最大ストローク位置の間において、第1弁体40に駆動力を及ぼすようになっている。
そして、第1弁体40は、エンジン2のアイドル運転モードにおいて、ソレノイドアクチュエータ90により駆動されて、副通路(上流側通路14、凹部13の一部、連通路16、下流側通路15)を流れる吸気の流量を調整する。
第2弁体60は、プランジャ91に固定された状態でボディ10の凹部17に収容されて、第2付勢バネ70により通路部材80のシート部85に当接する閉弁方向に付勢されている。
また、第2弁体60は、図9に示すプランジャ91の休止位置と図12に示すプランジャ91の最大ストローク位置の間を、プランジャ91と一体的に移動するように配置されている。
すなわち、プランジャ91は、休止位置と最大ストローク位置の間において、第2弁体60に駆動力を及ぼすようになっている。
そして、第2弁体60は、エンジン2の定常運転モードにおいて、ソレノイドアクチュエータ90により駆動されて、ガス通路(導入通路としての凹部17、連通路16、下流側通路15)を流れる燃料蒸発ガスの流量を調整する。
接合面82は、ソレノイドアクチュエータ90のフランジ部92aに接合される。
凹部84は、ボディ10の凹部17と対向するように配置されると共に凹部17と協働して、第1弁体60を移動自在に収容し、又、燃料蒸発ガスを導入する導入通路としての役割をなす。
シート部85は、軸線S1を中心とする円板状に形成され、図9に示すように、プランジャ91の休止位置を規定すると共に休止位置において第2弁体60を当接させて閉弁させる。
貫通孔86は、シート部85の中央に形成され、第2弁体60が開弁した状態において、燃料蒸発ガスを導入する導入通路としての役割をなす。
コネクタ88は、燃料蒸発ガスを導くための配管8bと接続されるべく円筒状に形成されて通路88aを画定する。通路88aは、凹部87に連通して、燃料蒸発ガスを導入する導入通路としての役割をなす。
このように、第2弁体60を収容すると共に導入通路を画定する通路部材80を設けたことにより、プランジャ91に第2弁体60を固定した状態で、ボディ10に対して第2弁体60を容易に組み付けることができる。
プランジャ91は、軸線S1方向に伸長する二段円柱状に形成され、小径ロッド91a、大径ロッド91bを備えている。
小径ロッド91aは、ボディ10の連通路16の小径孔16aに対して所定の隙間をおいて挿入される。
大径ロッド91bは、ボディ10の連通路16の大径孔16bに対して所定の隙間をおいて挿入されると共に、通路部材80の貫通孔86に所定の隙間をおいて挿入され、ハウジング92のガイドスリーブ92dに対して摺動自在に挿入されている。
また、大径ロッド91bには、第2弁体60が固定されている。
ハウジング92は、通路部材80の接合面82に接合されるフランジ部92a、ネジbを通す二つの円孔92b、電力を供給する端子を有し自動二輪車の配線と電気的に接続されるコネクタ92cを備えている。
コイル93は、図13に示す駆動回路に基づいて、適宜通電制御が行われる。
ここで、休止位置とは、コイル93が非通電のときに、プランジャ91が停止する位置である。中間ストローク位置とは、コイル93の通電により、プランジャ91が第1弁体40に当接しかつ第1弁体40が閉弁状態を維持する位置である。最大ストローク位置とは、コイル93の通電により、プランジャ91がそれ以上に移動できない位置である。
この休止位置において、第1弁体40は、第1付勢バネ50に付勢されてシート部13aに当接して閉弁し連通路16の一端開口16a1を閉塞している。また、第2弁体60は、第2付勢バネ70の付勢力により、シート部85に当接して閉弁し導入通路としての貫通孔86を閉塞している。
このストローク領域において、第2弁体60は、シート部85から離脱して開弁し、第1弁体40は、依然としてシート部13aに当接して閉弁状態にある。
続いて、コイル93の通電により、プランジャ91は、図12に示すように、第1弁体40を押圧しつつ開弁させた状態で、第2弁体60がシート部16cに当接して閉弁する最大ストローク位置に至る。このとき、第2弁体60は、連通路16の他端開口16b1を閉塞している。
ここで、駆動回路は、図13に示すように、駆動信号を出力するMPU(マイクロプロセシングユニット)100、スイッチング素子としてのFET(電界効果トランジスタ)101、抵抗102、抵抗103を備えている。
そして、ソレノイドアクチュエータ90のコイル93は、一端が電源VBに接続され、他端がFET101を介して接地されている。尚、電源VBとしては、例えば12Vのバッテリ電源が使用される。
MPU100は、駆動信号としてオン/オフのデューティ信号を出力する。
また、最大ストローク位置Sfでは、第1弁体40が開弁しかつ第2弁体60が閉弁した状態にあり、又、中間ストローク位置Siでは、第1弁体40が閉弁しかつ第2弁体60が開弁した状態にあり、中間ストローク位置Siと休止位置Soの間のストローク領域におけるストローク位置Smでは、第1弁体40が閉弁しかつ第2弁体60が開弁した状態にある。
これにより、スロットル弁30が閉じた状態において、吸気は、スロットル弁30を迂回するように副通路を経由して流れる。
これにより、第2弁体60が単発的に開弁して、キャニスタ7内の燃料蒸発ガスは、ガス通路を経由して主通路11に導入される。
これにより、第2弁体60が複数回に亘って開弁して、キャニスタ7内の燃料蒸発ガスは、ガス通路を経由して主通路11に導入される。
このとき、MPU100は、図14の(d)に示すように、周期Toにおいて時間Tmに亘るHレベルの信号(デューティ信号)を連続的に出力する。
ここで、第2所要時間Tmとしては、休止位置Soから中間ストローク位置Siの間のストローク領域において、燃料蒸発ガスの導入量に応じて所望するストローク位置Smとなる通電時間を適宜選択することができる。
より具体的には、ソレノイドアクチュエータ90は、エンジン2のアイドル運転モードにおいて、プランジャ91を最大ストローク位置Sfに位置付けて第1弁体40のみを開弁させ、エンジン2の定常運転モードにおいて、プランジャ91を最大ストローク位置Sfよりもストローク量が少ない中間ストローク位置Siと休止位置Soの間のストローク領域に位置付けて第2弁体60のみを開弁させるように、制御ユニットUが発するデューティ信号により駆動される。
また、上記構成によれば、第1弁体40と第2弁体60とが、一つの駆動源であるソレノイドアクチュエータ90により駆動されるため、それぞれに駆動源を設ける場合に比べて、専用部品の増加を抑えて、構造の簡素化、低コスト化、小型化等を達成することができる。
エンジン2が、アイドル運転モードにあるとき、制御ユニットUにより駆動信号が発せられて、第1弁体40のみを開弁させるようにソレノイドアクチュエータ90が駆動される。尚、ここでは、アイドル運転モードとして、暖機時のファーストアイドル運転モードが適用される。
すなわち、コイル93が第1所要時間Tf以上に亘って通電されることでソレノイドアクチュエータ90が駆動され、図12に示すように、プランジャ91が最大ストローク位置Sfまで移動して第1弁体40のみが開弁させられ、その開弁状態が維持される。
したがって、主通路11を流れる吸気は、副通路(14,13,16,15)を経由することなく、主通路11を流れてエンジン2に流れ込む。
すなわち、コイル93が第2所要時間Tmに亘って通電されることでソレノイドアクチュエータ90が駆動され、図10に示すように、プランジャ91が最大ストローク位置Sfよりもストローク量が少ない中間ストローク位置Siと休止位置Soの間のストローク領域のストローク位置Smまで移動し、第2弁体60のみが開弁させられる。また、必要に応じて、第2所要時間Tmに亘る駆動が繰り返される。
これにより、燃料蒸発ガスは、ガス通路(88a,87,86,84,17,16,15)を経由して主通路11に導入され、燃料蒸発ガスは外部に放出されることなく確実に回収される。
また、簡単な制御手法により、副通路とガス通路を切り換えることができ、燃料蒸発ガスを外部に放出することなく確実に回収することができる。
第2実施形態に係る駆動回路は、図15に示すように、駆動信号を出力するMPU(マイクロプロセシングユニット)200、スイッチング素子としてのFET(電界効果トランジスタ)211,212,213、抵抗221,222、抵抗223,224、抵抗225,226、ダイオード231,232、降圧回路240を備えている。
そして、ソレノイドアクチュエータ90のコイル93は、一端がダイオード231及びFET212を結ぶ第1経路とダイオード231,降圧回路240,FET213,及びダイオード232を結ぶ第2経路とを介して電源VBに接続され、他端がFET211を介して接地されている。尚、電源VBとしては、第1経路を通してソレノイドアクチュエータ90に印加される電圧が例えば12Vのバッテリ電源が使用される。
MPU200は、駆動信号としてオン/オフのデューティ信号を出力する。
そして、図16の(a)に示すように、プランジャ91が最大ストローク位置Sfに至るまでの第1所要時間Tf以上に亘って通電することにより、第1弁体40のみを開弁させてその開弁状態を維持するように、ソレノイドアクチュエータ90が駆動される。
これにより、スロットル弁30が閉じた状態において、吸気は、スロットル弁30を迂回するように副通路を経由して流れる。
そして、図16の(b)に示すように、プランジャ91が休止位置Soから中間ストローク位置Siに至る前(のストローク位置Sm)までの第2所要時間TLmに亘って通電することにより、第2弁体60のみを開弁させるように、ソレノイドアクチュエータ90が駆動される。
これにより、第2弁体60が単発的に開弁して、キャニスタ7内の燃料蒸発ガスは、ガス通路を経由して主通路11に導入される。
これにより、第2弁体60が複数回に亘って開弁して、キャニスタ7内の燃料蒸発ガスは、ガス通路を経由して主通路11に導入される。
この実施形態においても、前述同様に、簡単な制御手法により、副通路とガス通路を切り換えることができ、燃料蒸発ガスを外部に放出することなく確実に回収することができる。特に、駆動電圧として、ハイ(第1駆動電圧)とロー(第2駆動電圧)のいずれかに設定するだけで副通路とガス通路の切り換えを容易に行うことができる。
また、駆動電圧としてロー(第2駆動電圧)を選択することでプランジャ91の駆動力(速度)を抑制できるため、一定の駆動力で通電時間のみを制御する場合に比べて、ガス通路を流れる燃料蒸発ガスの流量調整が容易になる。
第3実施形態に係る駆動回路は、図17に示すように、駆動信号を出力するMPU(マイクロプロセシングユニット)300、スイッチング素子としてのFET(電界効果トランジスタ)311,312、抵抗321,322、抵抗323,324、電流制限用の抵抗325を備えている。
そして、ソレノイドアクチュエータ90のコイル93は、一端が電源VBに接続され、他端がFET311を介して又抵抗325及びFET312を介して接地されている。尚、電源VBとしては、例えば12Vのバッテリ電源が使用される。
MPU300は、駆動信号としてオン/オフのデューティ信号を出力する。
そして、図18の(a)に示すように、プランジャ91が最大ストローク位置Sfに至るまでの第1所要時間Tf以上に亘って通電することにより、第1弁体40のみを開弁させてその開弁状態を維持するように、ソレノイドアクチュエータ90が駆動される。
これにより、スロットル弁30が閉じた状態において、吸気は、スロットル弁30を迂回するように副通路を経由して流れる。
そして、図18の(b)に示すように、プランジャ91が休止位置Soから中間ストローク位置Siに至る前(のストローク位置Sm)までの第2所要時間Trmに亘って通電することにより、第2弁体60のみを開弁させるように、ソレノイドアクチュエータ90が駆動される。
これにより、第2弁体60が単発的に開弁して、キャニスタ7内の燃料蒸発ガスは、ガス通路を経由して主通路11に導入される。
これにより、第2弁体60が複数回に亘って開弁して、キャニスタ7内の燃料蒸発ガスは、ガス通路を経由して主通路11に導入される。
この実施形態においても、前述同様に、簡単な制御手法により、副通路とガス通路を切り換えることができ、燃料蒸発ガスを外部に放出することなく確実に回収することができる。特に、駆動電流として、ハイ(第1駆動電流)とロー(第2駆動電流)のいずれかに設定するだけで副通路とガス通路の切り換えを容易に行うことができる。
また、駆動電流としてロー(第2駆動電流)を選択することでプランジャ91の駆動力(速度)を抑制できるため、一定の駆動力で通電時間のみを制御する場合に比べて、ガス通路を流れる燃料蒸発ガスの流量調整が容易になる。
特に、駆動源として、単にオン/オフ駆動するだけのデューティソレノイドアクチュエータ90を採用するため、ステッピングモータやリニアソレノイドアクチュエータ等の構造が複雑で高価な駆動源に比べて、低コスト化を達成することができる。
例えば、第1弁体をプランジャに一体的に固定し、第2弁体をプランジャと離脱可能に形成した構成を採用してもよく、第1弁体及び第2弁体のいずれもプランジャに固定することなくプランジャに連動する構成を採用してもよく、さらには、第1弁体及び第2弁体がプランジャと一体的に移動するスプール弁のような構成を採用してもよい。
2 エンジン
10 ボディ
11 主通路
13 凹部(副通路の一部)
14 上流側通路(副通路)
15 下流側通路(副通路、ガス通路)
16 連通路(副通路、ガス通路)
16a1 一端開口
16a2 内周面
16b1 他端開口
17 凹部(導入通路、ガス通路)
30 スロットル弁
40 第1弁体
50 第1付勢バネ
60 第2弁体
70 第2付勢バネ
80 通路部材
84 凹部(導入通路)
85 シート部
86 貫通孔(導入通路)
87 凹部(導入通路)
88a 通路(導入通路)
90 ソレノイドアクチュエータ
91 プランジャ
So 休止位置
Sf 最大ストローク位置
Si 中間ストローク位置
U 制御ユニット
Tf 第1所要時間
Tm,TLm,Trm 第2所要時間
VH 第1駆動電圧
VL 第2駆動電圧
IH 第1駆動電流
IL 第2駆動電流
Claims (5)
- 吸気を通す主通路を開閉するスロットル弁と、
前記主通路,前記スロットル弁を迂回する副通路,前記主通路に燃料蒸発ガスを導入するガス通路を有するボディと、
前記副通路を開閉する第1弁体と、
前記ガス通路を開閉する第2弁体と、
休止位置で前記第1弁体及び前記第2弁体を閉弁させ,最大ストローク位置で前記第1弁体のみを開弁させ,前記最大ストローク位置よりもストローク量が少ない中間ストローク位置と前記休止位置の間のストローク領域で前記第2弁体のみを開弁させるべく,前記第1弁体及び前記第2弁体に駆動力を及ぼすプランジャを有するソレノイドアクチュエータと、を備え、
前記副通路は、前記主通路から分岐する上流側通路と、前記主通路に合流する下流側通路と、前記上流側通路を前記下流側通路に連通させる連通路を含み、
前記ガス通路は、前記下流側通路と、前記連通路と、前記連通路に向けて前記燃料蒸発ガスを導入する導入通路を含み、
前記連通路は、前記プランジャを所定の隙間をおいて往復動自在に挿入し得る直線状に形成され、
前記下流側通路は、前記連通路の内周面に開口し、
前記第1弁体は、前記プランジャが前記中間ストローク位置にあるとき、前記連通路の一端開口を閉塞して閉弁し、
前記第2弁体は、前記プランジャが前記最大ストローク位置にあるとき、前記連通路の他端開口を閉塞して閉弁する、
ことを特徴とするスロットル装置。 - 前記プランジャは、前記中間ストローク位置と前記最大ストローク位置の間において、前記第1弁体に駆動力を及ぼし、前記休止位置と前記最大ストローク位置の間において、前記第2弁体に駆動力を及ぼす、
ことを特徴とする請求項1に記載のスロットル装置。 - 前記第2弁体は、前記プランジャと一体的に移動するべく形成され、
前記第1弁体は、前記プランジャと離脱可能に形成され、
前記第1弁体を前記プランジャに向けて閉弁方向に付勢する第1付勢バネと、前記プランジャを前記休止位置に向けて付勢する第2付勢バネを含む、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のスロットル装置。 - 前記ボディに着脱自在に連結されて前記導入通路を画定する通路部材を含み、
前記通路部材は、前記プランジャが前記休止位置にあるとき前記導入通路を閉塞するべく、前記第2弁体が当接して閉弁するシート部を含む、
ことを特徴とする請求項1ないし3いずれか一つに記載のスロットル装置。 - 前記ソレノイドアクチュエータの駆動を制御する制御ユニットを含む、
ことを特徴とする請求項1ないし4いずれか一つに記載のスロットル装置。
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