JPH07253173A - 電磁弁構造 - Google Patents
電磁弁構造Info
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- JPH07253173A JPH07253173A JP6913394A JP6913394A JPH07253173A JP H07253173 A JPH07253173 A JP H07253173A JP 6913394 A JP6913394 A JP 6913394A JP 6913394 A JP6913394 A JP 6913394A JP H07253173 A JPH07253173 A JP H07253173A
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- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 abstract description 4
- 230000000717 retained effect Effects 0.000 abstract 1
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- Magnetically Actuated Valves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 電磁弁の小型化を図る。
【構成】 電磁力により作動するプランジャが有する駆
動シャフト26を、ブロック6に設けた回転規制ガイド
31に挿通して、その回転を規制する。駆動シャフト2
6とバルブ8の一端側シャフト部33とを螺合させ、バ
ルブ8の直線運動性を確保する。互いの捩込み量を調整
してバルブシート7に対するバルブ本体9の位置を調整
し、その調整をリテーナ35により行う場合にブロック
6に必要となる調整代を廃止する。
動シャフト26を、ブロック6に設けた回転規制ガイド
31に挿通して、その回転を規制する。駆動シャフト2
6とバルブ8の一端側シャフト部33とを螺合させ、バ
ルブ8の直線運動性を確保する。互いの捩込み量を調整
してバルブシート7に対するバルブ本体9の位置を調整
し、その調整をリテーナ35により行う場合にブロック
6に必要となる調整代を廃止する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として自動車等に用
いられる電磁弁の小型化を図る電磁弁構造に関する。
いられる電磁弁の小型化を図る電磁弁構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車用ガソリン機関に用いられ
る電磁弁として、図4に示すものがある。この電磁弁4
1は、吸気通路の途中に位置するスロットル弁の上流側
と下流側とを連通するバイパス通路に設けられ、そのバ
イパス通路の空気流量を可変してアイドル回転数制御や
希薄燃料におけるトルク制御等を行うものである。
る電磁弁として、図4に示すものがある。この電磁弁4
1は、吸気通路の途中に位置するスロットル弁の上流側
と下流側とを連通するバイパス通路に設けられ、そのバ
イパス通路の空気流量を可変してアイドル回転数制御や
希薄燃料におけるトルク制御等を行うものである。
【0003】概略を説明すると、電磁弁41はバルブ部
2とアクチュエータ部20とから構成されている。バル
ブ部2は、前記バイパス通路の上流側に連通される流入
路3、その下流側に連通される流出路4、流入路3およ
び流出路4を連通する弁室5を内部に有するブロック6
によって形成されている。ブロック6には流入路3と弁
室5とを隔成する弁座であるバルブシート7が形成さ
れ、ブロック6の内部には、バルブシート7の中央部に
開口する流量制御穴7aの開度を制御するバルブ8が収
容されている。
2とアクチュエータ部20とから構成されている。バル
ブ部2は、前記バイパス通路の上流側に連通される流入
路3、その下流側に連通される流出路4、流入路3およ
び流出路4を連通する弁室5を内部に有するブロック6
によって形成されている。ブロック6には流入路3と弁
室5とを隔成する弁座であるバルブシート7が形成さ
れ、ブロック6の内部には、バルブシート7の中央部に
開口する流量制御穴7aの開度を制御するバルブ8が収
容されている。
【0004】バルブ8は、バルブ本体9と、その作動方
向の両端に設けられた一端側シャフト部10aと他端側
シャフト部10bとを有している。一端側シャフト部1
0aは、ブロック6の前記流入路3側に内嵌する円筒状
のバルブガイド11に摺動自在に挿入されており、バル
ブガイド11の長さCは、バルブ8のストローク量に応
じた寸法に設定されている。また、他端側シャフト部1
0bは、前記弁室5に螺嵌するリテーナ12のガイド部
12aに摺動自在に挿入されており、ガイド部12aに
外挿されたバルブスプリング13によりバルブ8は一端
側へ付勢されている。
向の両端に設けられた一端側シャフト部10aと他端側
シャフト部10bとを有している。一端側シャフト部1
0aは、ブロック6の前記流入路3側に内嵌する円筒状
のバルブガイド11に摺動自在に挿入されており、バル
ブガイド11の長さCは、バルブ8のストローク量に応
じた寸法に設定されている。また、他端側シャフト部1
0bは、前記弁室5に螺嵌するリテーナ12のガイド部
12aに摺動自在に挿入されており、ガイド部12aに
外挿されたバルブスプリング13によりバルブ8は一端
側へ付勢されている。
【0005】一方、前記アクチュエータ部20は、前記
ブロック6に固定されたソレノイドケーシング21、そ
の内部に軸方向に並設された2つの電磁コイル22,2
3、双方の電磁コイル22,23の両端部に内嵌する第
1コア24及び第2コア25、双方のコア24,25間
に摺動自在に収納され、かつ先端に駆動シャフト26を
有するプランジャ27とを備えている。プランジャ27
は、前記バルブ8の同一軸線上に存在しており、前記第
1コア24側のストッパピン28に外挿されたプランジ
ャスプリング29により駆動シャフト26側へ付勢され
ている。
ブロック6に固定されたソレノイドケーシング21、そ
の内部に軸方向に並設された2つの電磁コイル22,2
3、双方の電磁コイル22,23の両端部に内嵌する第
1コア24及び第2コア25、双方のコア24,25間
に摺動自在に収納され、かつ先端に駆動シャフト26を
有するプランジャ27とを備えている。プランジャ27
は、前記バルブ8の同一軸線上に存在しており、前記第
1コア24側のストッパピン28に外挿されたプランジ
ャスプリング29により駆動シャフト26側へ付勢され
ている。
【0006】また、駆動シャフト26の先端側は、第2
のコア25に内嵌するシャフトガイド30に摺動自在に
挿入された後、前記バルブガイド11内に延出して前記
バルブ8のシャフト9と当接している。これにより、バ
ルブ本体9が、前述したバルブスプリング13とプラン
ジャスプリング29との相対的なばね力によって前後方
向の全ストロークの略中間位置に弾持されるようになっ
ている。また、その位置は組立時における前記リテーナ
12の捩込み量によって調整可能となっており、前記ブ
ロック6にはリテーナ12の調整代D1+D2が確保さ
れている。
のコア25に内嵌するシャフトガイド30に摺動自在に
挿入された後、前記バルブガイド11内に延出して前記
バルブ8のシャフト9と当接している。これにより、バ
ルブ本体9が、前述したバルブスプリング13とプラン
ジャスプリング29との相対的なばね力によって前後方
向の全ストロークの略中間位置に弾持されるようになっ
ている。また、その位置は組立時における前記リテーナ
12の捩込み量によって調整可能となっており、前記ブ
ロック6にはリテーナ12の調整代D1+D2が確保さ
れている。
【0007】そして、前記電磁弁においては、前記各電
磁コイル22,23に対して相対的な逆位相のデューテ
ィ制御電流が印加されると、プランジャ27は、第2コ
ア25の吸引力によって図中右方向へ摺動してバルブ8
を開方向へ作動させる一方、反対に第1コア24の吸引
力によって図中左方向へ摺動してバルブ8を閉方向へ作
動させる。したがって、たとえ機関の高温化などによる
電気抵抗の増加により各電磁コイル22,23への通電
量が低下しても、プランジャ27の十分なストローク量
によりオリフィスを通流する空気流量を最適に制御する
ことができるようになっている。なお、前記ストッパ2
8は、一方側の電磁コイル22へ過電圧が印加された際
に、プランジャ27の左方向への過大な摺動を規制して
バルブ8の開閉作動不良を防止するようになっている。
磁コイル22,23に対して相対的な逆位相のデューテ
ィ制御電流が印加されると、プランジャ27は、第2コ
ア25の吸引力によって図中右方向へ摺動してバルブ8
を開方向へ作動させる一方、反対に第1コア24の吸引
力によって図中左方向へ摺動してバルブ8を閉方向へ作
動させる。したがって、たとえ機関の高温化などによる
電気抵抗の増加により各電磁コイル22,23への通電
量が低下しても、プランジャ27の十分なストローク量
によりオリフィスを通流する空気流量を最適に制御する
ことができるようになっている。なお、前記ストッパ2
8は、一方側の電磁コイル22へ過電圧が印加された際
に、プランジャ27の左方向への過大な摺動を規制して
バルブ8の開閉作動不良を防止するようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の電磁弁構造にあっては、バルブ8とプランジ
ャ27とが別体であり、双方を当接させることによりプ
ランジャ27の変位をバルブ8に伝達する構造となって
いるが、バルブ8単独での直線運動を確保するために
は、一端側シャフト部10aを摺動自在に支持するバル
ブガイド11が必要不可欠であり、バルブガイド11の
長さCにはバルブ8のストローク量に応じた寸法を確保
しなければならない。また、ブロック6には、リテーナ
12の螺合部分に調整代D1+D2を確保しなければな
らない。しかも、駆動シャフト26と一端側シャフト部
10aとの当接箇所が、バルブ本体9と共にバルブシー
ト7を挟む位置であるため、両者を一体化することがで
きない構造となっている。こうしたことから、前記電磁
弁1においては、バルブ8の作動方向の小型化が困難で
あった。
うな従来の電磁弁構造にあっては、バルブ8とプランジ
ャ27とが別体であり、双方を当接させることによりプ
ランジャ27の変位をバルブ8に伝達する構造となって
いるが、バルブ8単独での直線運動を確保するために
は、一端側シャフト部10aを摺動自在に支持するバル
ブガイド11が必要不可欠であり、バルブガイド11の
長さCにはバルブ8のストローク量に応じた寸法を確保
しなければならない。また、ブロック6には、リテーナ
12の螺合部分に調整代D1+D2を確保しなければな
らない。しかも、駆動シャフト26と一端側シャフト部
10aとの当接箇所が、バルブ本体9と共にバルブシー
ト7を挟む位置であるため、両者を一体化することがで
きない構造となっている。こうしたことから、前記電磁
弁1においては、バルブ8の作動方向の小型化が困難で
あった。
【0009】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、装置の小型化を実現する電磁弁構
造を提供することを目的とする。
なされたものであり、装置の小型化を実現する電磁弁構
造を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明にあっては、電磁力により作動するプランジャ
と、該プランジャが有する軸方向へ作動する駆動シャフ
トと、流量制御穴が開口するバルブシートと、前記駆動
シャフト側に位置するバルブ本体の作動方向一端側にシ
ャフト部を有するバルブとを備え、前記駆動シャフトの
作動に伴い前記シャフト部を介して前記バルブを作動
し、前記流量制御穴を通過する流体の流量を制御する電
磁弁において、前記駆動シャフトが挿通されかつ回転を
規制される回転規制ガイドを設けるとともに、前記駆動
シャフトと前記シャフト部とを螺合しかつ固定した。
に本発明にあっては、電磁力により作動するプランジャ
と、該プランジャが有する軸方向へ作動する駆動シャフ
トと、流量制御穴が開口するバルブシートと、前記駆動
シャフト側に位置するバルブ本体の作動方向一端側にシ
ャフト部を有するバルブとを備え、前記駆動シャフトの
作動に伴い前記シャフト部を介して前記バルブを作動
し、前記流量制御穴を通過する流体の流量を制御する電
磁弁において、前記駆動シャフトが挿通されかつ回転を
規制される回転規制ガイドを設けるとともに、前記駆動
シャフトと前記シャフト部とを螺合しかつ固定した。
【0011】
【作用】前記構成において、電磁弁の組立時には、シャ
フト部の一端を駆動シャフトに螺合させることにより、
駆動シャフトとバルブとが一体化され、バルブの直線運
動が確保できる。このため、従来、シャフト部を摺動自
在に支持してバルブ単体での直線運動を可能にするため
設けられていたバルブガイドが不要となる。
フト部の一端を駆動シャフトに螺合させることにより、
駆動シャフトとバルブとが一体化され、バルブの直線運
動が確保できる。このため、従来、シャフト部を摺動自
在に支持してバルブ単体での直線運動を可能にするため
設けられていたバルブガイドが不要となる。
【0012】また、前記組立時には、駆動シャフトに対
するシャフト部の捩込み量によって、非作動時における
バルブシートに対するバルブ本体の位置調整ができる。
このため、非作動時のバルブ本体の位置調整を、バルブ
が収容された弁室を形成するブロックの端部に設けた部
材、例えばバルブ本体の他端側を摺動自在に支持する部
材により行わなくてよい。したがって、その場合に前記
ブロックの端部側に必要となる前記部材の余裕代が不要
となる。
するシャフト部の捩込み量によって、非作動時における
バルブシートに対するバルブ本体の位置調整ができる。
このため、非作動時のバルブ本体の位置調整を、バルブ
が収容された弁室を形成するブロックの端部に設けた部
材、例えばバルブ本体の他端側を摺動自在に支持する部
材により行わなくてよい。したがって、その場合に前記
ブロックの端部側に必要となる前記部材の余裕代が不要
となる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図にしたがって説
明する。図1及び図2は、図4に示した電磁弁1の本発
明を採用したものを示した図である。なお、図4に示し
たものと同一の部分に同一の符号を付して説明を省略
し、以下相異点についてのみ説明する。すなわち電磁弁
1においては、プランジャ27が有する駆動シャフト2
6が、ブロック6の流入路3まで延出しており、その先
端部26aには雄ねじが形成されている。駆動シャフト
26は、流入路3側からブロック6に内嵌された合成樹
脂製の回転規制ガイド31に挿通されている。回転規制
ガイド31は筒状であり、図3に示すように円筒の一部
を構成する湾曲部31aと、その両端側を連結する平坦
部31bとからなる断面形状を有しており、その長さA
は従来例で示したバルブガイド11の長さCよりも短く
設定されている。そして、駆動シャフト26には、回転
規制ガイド31に挿通された部位の周面に、前記平坦部
31bに対応して切欠が設けられており、これにより駆
動シャフト26は回転規制ガイド31に摺動自在でかつ
回転を規制されている。
明する。図1及び図2は、図4に示した電磁弁1の本発
明を採用したものを示した図である。なお、図4に示し
たものと同一の部分に同一の符号を付して説明を省略
し、以下相異点についてのみ説明する。すなわち電磁弁
1においては、プランジャ27が有する駆動シャフト2
6が、ブロック6の流入路3まで延出しており、その先
端部26aには雄ねじが形成されている。駆動シャフト
26は、流入路3側からブロック6に内嵌された合成樹
脂製の回転規制ガイド31に挿通されている。回転規制
ガイド31は筒状であり、図3に示すように円筒の一部
を構成する湾曲部31aと、その両端側を連結する平坦
部31bとからなる断面形状を有しており、その長さA
は従来例で示したバルブガイド11の長さCよりも短く
設定されている。そして、駆動シャフト26には、回転
規制ガイド31に挿通された部位の周面に、前記平坦部
31bに対応して切欠が設けられており、これにより駆
動シャフト26は回転規制ガイド31に摺動自在でかつ
回転を規制されている。
【0014】一方、バルブ8は、バルブ本体9と、その
作動方向の両端に互いに同一軸線上に位置する一端側シ
ャフト部33と他端側シャフト部34とを有している。
一端側シャフト部33は本発明のシャフト部であって、
筒状に形成された内部には雌ねじが形成されており、駆
動シャフト26の先端部26aと互いに螺合されるとと
もに、超音波溶着により固定されている。また、前記他
端側シャフト部34は、ブロック6に外部から圧入され
るとともに弁室5を形成するリテーナ35が有する円筒
状のガイド部35aに摺動自在に内嵌されている。な
お、他端側シャフト部34の先端には、バルブ8を回転
させるための溝35bが形成されている。
作動方向の両端に互いに同一軸線上に位置する一端側シ
ャフト部33と他端側シャフト部34とを有している。
一端側シャフト部33は本発明のシャフト部であって、
筒状に形成された内部には雌ねじが形成されており、駆
動シャフト26の先端部26aと互いに螺合されるとと
もに、超音波溶着により固定されている。また、前記他
端側シャフト部34は、ブロック6に外部から圧入され
るとともに弁室5を形成するリテーナ35が有する円筒
状のガイド部35aに摺動自在に内嵌されている。な
お、他端側シャフト部34の先端には、バルブ8を回転
させるための溝35bが形成されている。
【0015】以上の構成において、電磁弁1の組立時に
は、一端側シャフト部33を弁室5側からバルブシート
7の流体通路である流量制御穴7aに挿通したのち駆動
シャフト26に螺合させることにより、駆動シャフト2
6とバルブ8とが一体化される。このため、従来例で示
した、バルブガイド11がなくともバルブの直線運動が
確保できる。一方、前記回転規制ガイド31は、前記バ
ルブガイド11のように、バルブ8のストロークに応じ
た長さを確保する必要がなく、前述したように、その長
さAを前記バルブガイド11の長さCよりも短くでき
る。よって、本実施例の電磁弁1においては、バルブ8
の作動方向に沿った寸法を従来例で示した電磁弁よりも
短くできる。なお、バルブ8(一端側シャフト部33)
を駆動シャフト26に螺合する際には、回転規制ガイド
31によって駆動シャフト26の回転が規制される。
は、一端側シャフト部33を弁室5側からバルブシート
7の流体通路である流量制御穴7aに挿通したのち駆動
シャフト26に螺合させることにより、駆動シャフト2
6とバルブ8とが一体化される。このため、従来例で示
した、バルブガイド11がなくともバルブの直線運動が
確保できる。一方、前記回転規制ガイド31は、前記バ
ルブガイド11のように、バルブ8のストロークに応じ
た長さを確保する必要がなく、前述したように、その長
さAを前記バルブガイド11の長さCよりも短くでき
る。よって、本実施例の電磁弁1においては、バルブ8
の作動方向に沿った寸法を従来例で示した電磁弁よりも
短くできる。なお、バルブ8(一端側シャフト部33)
を駆動シャフト26に螺合する際には、回転規制ガイド
31によって駆動シャフト26の回転が規制される。
【0016】ここで、本実施例においては、回転規制ガ
イド31が、従来例で示したバルブガイド11に代えて
ブロック6に設けた場合を示したが、これに限らず、第
2のコア25又は、第2のコア25に内嵌され駆動シャ
フト26を摺動自在に支持するシャフトガイド30の内
周面の断面形状を図3に示した形状とし、シャフトガイ
ド30を回転規制ガイドとするとともに、それに対応す
る駆動シャフト26の外周面に前記切欠を設けるように
してもよい。その場合には、回転規制ガイド31が不要
となり、電磁弁1の部品点数、及び組立時の工数を削減
することができる。
イド31が、従来例で示したバルブガイド11に代えて
ブロック6に設けた場合を示したが、これに限らず、第
2のコア25又は、第2のコア25に内嵌され駆動シャ
フト26を摺動自在に支持するシャフトガイド30の内
周面の断面形状を図3に示した形状とし、シャフトガイ
ド30を回転規制ガイドとするとともに、それに対応す
る駆動シャフト26の外周面に前記切欠を設けるように
してもよい。その場合には、回転規制ガイド31が不要
となり、電磁弁1の部品点数、及び組立時の工数を削減
することができる。
【0017】また、駆動シャフト26と回転規制ガイド
31(又は第2のコア25、シャフトガイド30)のい
ずれか一方に、駆動シャフト26の作動方向に沿って延
在する溝を設け、いずれか他方に、駆動シャフト26の
作動方向に沿って延在し前記溝に係合する突条を設け、
これにより駆動シャフト26の回転を規制するようにし
てもよい。
31(又は第2のコア25、シャフトガイド30)のい
ずれか一方に、駆動シャフト26の作動方向に沿って延
在する溝を設け、いずれか他方に、駆動シャフト26の
作動方向に沿って延在し前記溝に係合する突条を設け、
これにより駆動シャフト26の回転を規制するようにし
てもよい。
【0018】一方、前記組立時には、駆動シャフト26
に対する一端側シャフト部33の捩込み量によって、非
作動時におけるバルブシート7に対するバルブ本体10
の位置調整ができる。このため、本実施例においては、
リテーナ35をブロック6に単に嵌合させる構造とする
ことができる。このため、従来例で示した、ブロック6
に存在する調整用の余裕代D1+D2が不要となる。こ
れによっても、本実施例の電磁弁1においては、バルブ
8の作動方向に沿った寸法を従来例で示した電磁弁より
短くできる。よって、電磁弁1の小型化を図ることが可
能となる。なお、本実施例においては、ブロック6に、
リテーナ35を圧入させるための余裕代Bが設けられて
いるものを示したが、かかる余裕代Bは当然廃止しても
構わない。
に対する一端側シャフト部33の捩込み量によって、非
作動時におけるバルブシート7に対するバルブ本体10
の位置調整ができる。このため、本実施例においては、
リテーナ35をブロック6に単に嵌合させる構造とする
ことができる。このため、従来例で示した、ブロック6
に存在する調整用の余裕代D1+D2が不要となる。こ
れによっても、本実施例の電磁弁1においては、バルブ
8の作動方向に沿った寸法を従来例で示した電磁弁より
短くできる。よって、電磁弁1の小型化を図ることが可
能となる。なお、本実施例においては、ブロック6に、
リテーナ35を圧入させるための余裕代Bが設けられて
いるものを示したが、かかる余裕代Bは当然廃止しても
構わない。
【0019】また、本実施例においては、駆動シャフト
26とバルブ8の一端側シャフト部33との螺合位置
が、ブロック6に開口する流入路3内に位置しているこ
とから、駆動シャフト26と一端側シャフト部33と
を、前述したように超音波溶着により固定することがで
きる。よって、電磁弁1の組立時には双方の固定作業
を、接着剤を用いる場合と比べて容易にかつ瞬時に行う
ことができる。しかも、双方をより強固に固定できる。
26とバルブ8の一端側シャフト部33との螺合位置
が、ブロック6に開口する流入路3内に位置しているこ
とから、駆動シャフト26と一端側シャフト部33と
を、前述したように超音波溶着により固定することがで
きる。よって、電磁弁1の組立時には双方の固定作業
を、接着剤を用いる場合と比べて容易にかつ瞬時に行う
ことができる。しかも、双方をより強固に固定できる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、従来、シャフト部を摺動自在に支持しかつバルブの
ストロークに応じた長さを有するバルブガイドを廃止し
ても、バルブの直線運動が確保できる構成としたことか
ら、バルブガイドを廃止することにより、バルブの作動
方向に沿う電磁弁の外形寸法を縮小することができる。
しかも、非作動時のバルブ本体の位置調整を、例えばバ
ルブが収容された弁室を形成するブロックの端部に設け
た部材により行う場合、前記ブロックの端部側に必要と
なる前記部材の位置調整用の余裕代が不要となる構成と
したことから、これによっても、バルブの作動方向に沿
う電磁弁の外形寸法を縮小することができる。よって、
電磁弁の小型化が可能となる。
は、従来、シャフト部を摺動自在に支持しかつバルブの
ストロークに応じた長さを有するバルブガイドを廃止し
ても、バルブの直線運動が確保できる構成としたことか
ら、バルブガイドを廃止することにより、バルブの作動
方向に沿う電磁弁の外形寸法を縮小することができる。
しかも、非作動時のバルブ本体の位置調整を、例えばバ
ルブが収容された弁室を形成するブロックの端部に設け
た部材により行う場合、前記ブロックの端部側に必要と
なる前記部材の位置調整用の余裕代が不要となる構成と
したことから、これによっても、バルブの作動方向に沿
う電磁弁の外形寸法を縮小することができる。よって、
電磁弁の小型化が可能となる。
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】図2のE−E断面図である。
【図4】従来例を示す断面図である。
7 バルブシート 7a バルブシート穴 8 バルブ 9 バルブ本体 26 駆動シャフト 31 回転規制ガイド 33 一端側シャフト部(シャフト部)
Claims (1)
- 【請求項1】 電磁力により作動するプランジャと、該
プランジャが有する軸方向へ作動する駆動シャフトと、
流量制御穴が開口するバルブシートと、前記駆動シャフ
ト側に位置するバルブ本体の作動方向一端側にシャフト
部を有するバルブとを備え、前記駆動シャフトの作動に
伴い前記シャフト部を介して前記バルブを作動し、前記
流量制御穴を通過する流体の流量を制御する電磁弁にお
いて、 前記駆動シャフトが挿通されかつ回転を規制される回転
規制ガイドを設けるとともに、前記駆動シャフトと前記
シャフト部とを螺合しかつ固定したことを特徴とする電
磁弁構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6913394A JPH07253173A (ja) | 1994-03-14 | 1994-03-14 | 電磁弁構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6913394A JPH07253173A (ja) | 1994-03-14 | 1994-03-14 | 電磁弁構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07253173A true JPH07253173A (ja) | 1995-10-03 |
Family
ID=13393850
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6913394A Pending JPH07253173A (ja) | 1994-03-14 | 1994-03-14 | 電磁弁構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07253173A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014105754A (ja) * | 2012-11-27 | 2014-06-09 | Denso Corp | 高圧流体用電磁弁装置 |
JP2017219136A (ja) * | 2016-06-08 | 2017-12-14 | オムロンヘルスケア株式会社 | 流量制御弁およびその製造方法、ならびに血圧情報測定装置 |
KR20230150039A (ko) * | 2022-04-21 | 2023-10-30 | 아이탑스오토모티브 주식회사 | 전자제어 현가장치용 솔레노이드 밸브 장치 |
-
1994
- 1994-03-14 JP JP6913394A patent/JPH07253173A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014105754A (ja) * | 2012-11-27 | 2014-06-09 | Denso Corp | 高圧流体用電磁弁装置 |
JP2017219136A (ja) * | 2016-06-08 | 2017-12-14 | オムロンヘルスケア株式会社 | 流量制御弁およびその製造方法、ならびに血圧情報測定装置 |
KR20230150039A (ko) * | 2022-04-21 | 2023-10-30 | 아이탑스오토모티브 주식회사 | 전자제어 현가장치용 솔레노이드 밸브 장치 |
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