JPH0439474A - 比例流量制御バルブ - Google Patents

比例流量制御バルブ

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JPH0439474A
JPH0439474A JP14698890A JP14698890A JPH0439474A JP H0439474 A JPH0439474 A JP H0439474A JP 14698890 A JP14698890 A JP 14698890A JP 14698890 A JP14698890 A JP 14698890A JP H0439474 A JPH0439474 A JP H0439474A
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JP
Japan
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valve
iron core
core
holder
movable
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JP14698890A
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English (en)
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Mamoru Sumita
守 住田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、流体の流量を駆動源の出力に対して比例的
に制御するバルブに関するものであり、特に内燃機関に
おける吸気管のスロットル弁近傍に設けたバイパス通路
に配置する吸入空気量調整のための比例流量制御バルブ
として有用なものである。
[従来の技術] 電子制御燃料噴射式エンジンにおいて、吸気管のスロッ
トル弁近傍にバイパス通路を設け、このバイパス通路を
開閉することによってエンジンの吸入空気量を調整する
ようにしたものは従来から公知である。
第9図は上記バイパス通路の開閉に使用される比例流量
制御バルブの一例を示すものであって、1はソレノイド
装置であり、その内部中央には長手方向に固定鉄心2か
配設されている。また、ソレノイド装置1の内周に筒状
のケース3が装着され、上記固定鉄心2に対峙する位置
には、弁体となる流量調整手段としての可動鉄心4が配
設され、その間にリターンスプリング5が介在されてい
る。
上記ケース3の内周面には絶縁材3aを介して電磁コイ
ル6が配設され、この電磁コイル6が巻装されたボビン
6aの内周面にはバイブ7が装着されて、このパイプ7
の内側に上記固定鉄心2および可動鉄心4が配設されて
いる。そして、この固定鉄心2と可動鉄心4の間の空間
に、スプリングホルダ5aを介して上記リターンスプリ
ング5が設けられ、可動鉄心4はこのリターンスプリン
グ5により電磁コイル6の電磁吸引力に抗する方向に付
勢されている。すなわち、リターンスプリング5により
、可動鉄心4には第9図で左方向に押圧する力が常時作
用している。上記電磁コイル6には、外部に導出するリ
ードワイヤ6bが接続されている。
また、可動鉄心4の上記リターンスプリング5とは反対
の側にはスプリング8が配設されている。
このスプリング8は、可動鉄心4の先端(第9図で左端
)近傍が縮径されてなる段部4aとスプリングホルダ9
との間に取り付けられ、スプリングホルダ9は調整ねじ
10の先端に固定されている。
上記段部4aを含む可動鉄心4の先端部、スプリング8
.スプリングホルダ9および調整ねじIOは、ソレノイ
ド装置1に連結された比例流量制御バルブ本体11の内
部の空室11bに位置している。比例流量制御バルブ本
体11には、ソレノイド装置l側の端部近傍に流体導入
通路11aか設けられ、また先端(第9図で左端)近傍
には上記空室11bに開口する流体導出通路11cか設
けられている。そして、上記バイブ7の先端(第9図で
左端)が、緩衝材12を介し、比例流量制御バルブ本体
ll内に固定された支持部材13に保持され、これによ
り、比例流量制御バルブ本体11の上記空室11bが流
体導入通路+1a側から区画されている。
上記調整ねじlOは、比例流量制御バルブ本体11に対
し、流体導出通路11cが設けられた上記先端側から可
動鉄心4側に向かう方向に螺合されている。そして、こ
の調整ねじlOに固定されたスプリングホルダ9に保持
される上記スプリング8によって、可動鉄心4は第9図
の右方向、すなわち、電磁吸引力の働く方向に常時付勢
されている。
上記パイプ7の先端近傍には、比例流量制御バルブ本体
11の上記流体導入通路11aに連通ずる所定寸法の流
体流通穴7aが形成されている。
この流体流通穴7aは、電磁コイル6の非通電時には可
動鉄心4の外周面によって閉じられる位置に設けられる
また、可動鉄心4の軸芯部には、流体導出通路11cに
連通ずる上記空室11b側の圧力と可動鉄心4と固定鉄
心2との間に形成される空間の圧力とをバランスさせる
ために導通孔4bが設けられている。
スプリングホルダ9と可動鉄心4の段部4aとの間に取
り付けられ可動鉄心4を電磁コイル6による吸引力の働
く方向に付勢する上記スプリング8は、その付勢力が調
整ねし10によって予め調整され、それによって可動鉄
心4の位置が設定される。
このような構成の比例流量制御バルブにおいて、電磁コ
イル6に通電して、この電磁コイル6を励磁すると、可
動鉄心4はリターンスプリング5の押圧力に抗して固定
鉄心2側に吸引される。このとき、吸引方向に作用する
上記スプリング8は可動鉄心4の移動につれて伸長する
そして、可動鉄心4が上述のように固定鉄心2側に吸引
されると、パイプ7の上記流体流通穴7aが開かれ、吸
気管からバイパス通路に分流した流体(空気)か流体導
入通路11a、パイプ7の流体流通穴7a、スプリング
8のピッチ間、空室11bを経て流体導出通路11cに
流れ、バイパス通路を流れて吸気管の流れに合流する。
なお、この種の比例流量制御バルブにおいては、摺動部
の摩擦抵抗によるヒステリシスを減少させるために、電
磁コイルへの通電をある一定の周波数で断続させ、その
ON時間とOFF時間の比率を変えて可動鉄心を微摺動
させるようにするデユーティ制御や、あるいは、一定の
電流値(DC分)に変動(AC分)をもたせて可動鉄心
を微摺動させるようにするデイザ制御が一般に用いられ
ている。
ところで、第9図図示の上記比例流量制御バルブは、ス
プールタイプのバルブであるため、スプールをなす可動
鉄心4とスリーブをなすパイプ7との間のクリアランス
部から流体の漏れがあり、そのため、制御デユーティを
零にした時でも流量が零にはならなかった。しかし、内
燃機関のバイパス空気流量の制御では、アイドル運転状
態でバイパス空気を流す必要のない時には、バイパス通
路からの漏れ量を零にし機関回転数を下げて燃料を節約
するのが望ましい。特に、小排気量の車両においては、
アイドル運転そのものに必要な空気流量の絶対値が小さ
いため、スロットルバルブの方からの漏れ量だけでも機
関のアイドル回転が確保できる場合があり、そのような
場合には、上記のようなバイパス通路からの漏れ量を零
にし、不必要に機関のアイドル回転数が上昇しないよう
にして燃料消費率を改善することが、車のグレードと燃
料消費率との関係からしても強く望まれるところである
スプールタイプのバルブにおいても、電磁コイルの無通
電時に制御スプール(可動鉄心)の先端に当接するよう
にストッパを設けたものか従来がら知られているが(実
開昭63−145078号公報参照。)、このようなス
トッパは、第9図図示のような構造の比例流量制御バル
ブにおいては、バルブソートとしても機能し、それによ
ってソール性が向上することが考えられる。しかし、こ
の種の比例流量制御バルブにおいては、上述のように、
摺動部の摩擦抵抗によるヒステリシスを減少させるため
に電磁コイルへの通電をある一定の周波数で断続させる
ようにするデユーティ制御やデイザ制御が一般に行われ
るので、バルブノートを設けたのでは、可動鉄心によっ
て構成される流Ii調整手段が、離座および着座を繰り
返すたびにバルブシートと衝突することによって打音を
発生し、ひいては、流量特性に異常現象を生じさせてし
まう。また、この上うな打音や異常現象を避けるために
流量調整手段あるいはバルブシートの当接面にゴム等の
弾性体を設けることも考えられるが、その場合、所期の
目的を十分に達成するためには弾性体の硬度をかなり小
さくしてなじみやすいものとする必要があり、そうする
と、流量調整手段とバルブソートとの当接位置や当接荷
重にバラツキが生じ、その結果、開弁時期のバラツキが
太きくなるという問題が発生する。
以上の事情はポペットバルブの場合でも同様である。ポ
ペットバルブの場合は、構造上、ソール性能を向上させ
易いが、反面、上記のような打音や流量特性の異常現象
か発生し易い。
このような問題を解消するため、特開昭6324358
2号公報に記載されているように、側部にヘローズか一
体形成された硬質樹脂材料製の弁体を、板バネによって
保持されたムーヒングコア(可動鉄心)に遊嵌入すると
ともに、係止片により弁体の弁座側への変位を規制し、
さらに、弁体と可動鉄心との間に弾性体を配置して、こ
の弾性体により弁体を係止片側に所定の付勢力で押圧す
るよう構成したポペットバルブが提案されている。
また、このようなポペットタイプのバルブを内燃機関の
アイドル回転数制御等に用いた場合、電磁コイルが断線
した場合などに、バルブが全閉となって供給空気が停止
したのでは、機関によっては、アイドル回転が維持でき
なくてエンジンスト−ルに至るという不具合が発生する
。そこで、特開昭64−12041号公報に記載のよう
に、弁体を、ダイアフラムに接続された中空の軸体に固
定される第一の弁体と、第一の弁体に対しバネ体を介し
て弾性保持され該第−の弁体と同軸に配置される第二の
弁体とで構成し、コイルの吸引力がない状態では第一の
弁体と第二の弁体の間に通気路が形成されるようにした
ものも提案されている。
[発明が解決しようとする課題] 従来のスプールタイプのバルブによって、例えば内燃機
関のスロットル弁をバイパスする通路を開閉する比例流
量制御バルブを構成した場合には、上述のように、スプ
ールをなす可動鉄心とスリーブ(円筒部材)との間のク
リアランス部からの漏れがあり、そのために、流量を零
にしたい運転領域においても完全には零にすることがで
きないという問題か発生する。また、バルブシートを設
けると、デユーティ制御やデイザ制御を行った場合に流
量調整手段のバルブシートに対する離座1着座時に打音
を発生したり、異常現象を発生することがあり、そのよ
うな打音や異常現象を避けるために着座部に弾性体を設
けると、当接位置や当接荷重のバラツキによって開弁時
期のバラツキが大きくなるという問題が生ずる。
ポペットタイプのバルブでは、上述のようにへローズと
一体の硬質樹脂材料製の弁体を板バネによって保持され
た可動鉄心に遊嵌入し、この弁体を弾性体により係止片
側に押圧するよう構成することによって上記のような問
題を解決しようとした例がある。しかし、この例では、
2種類以上のコイルスプリング、板バネ、ベローズ等を
組み合わせ、これと電磁コイルによる吸引力とのバラン
スで作動特性を決める必要があるので、特性の設定が繁
雑であり、また、バラツキが出やすくて調整が難しいと
いう問題がある。また、上記の例では、弁体と保持板の
間、保持板とマグネットプレートの間、可動鉄心と固定
鉄心(ステータコア)の間、といった各空間を各々導通
させて圧力をバランスさせないと、ダンパー効果が生じ
てしまい、速い作動が得られなくなる。そのため、導通
空間が複数箇所必要となり、それだけ異物の侵入による
導通空間の閉塞の可能性が大きく、閉塞した場合には正
常な流量特性が得られなくなる。
また、これらの不都合を解決したとしても、上述した離
座あるいは着座に際して、弾性体の作用で弁体が弁座に
当接したままの期間か存在するのでは、この期間中にバ
ルブは全閉となり、空気の流れが完全に断続流となって
しまうために、機関のアイドル回転制御のように小流量
の制御である場合には、これら離座あるいは着座時の断
続の影響をもろに受けることになり、駆動周波数の設定
値いかんによっては、機関への空気の供給が円滑でなく
なったり不安定になったりするようなことが顕著となる
可能性がある。また、この場合、上流ニ位置するエアフ
ローセンサと比例流量制御バルブとが近接すると、上記
断続流による空気脈動の影響でエアフローセンサが誤動
作するという問題が生ずるために、エンジンルーム内の
吸気系のレイアウトにも制約が加わることになり、また
、脈動により吸気系の音発生の問題も生ずる。
更に、また、アイドル回転を維持するための空気量を確
保する手段としては、上述のように、弁体を、ダイアフ
ラムに接続された中空の軸体に固定される第一の弁体と
、第一の弁体に対しバネ体を介して弾性保持され該第−
の弁体と同軸に配置される第二の弁体とて構成し、コイ
ルの吸引力がない状態で第一の弁体と第二の弁体の間に
通気路が形成されるようにしたものがあるが、この例で
は、軸体を支持するダイアフラムや、第一と第一の弁体
の当接部をシールするための○リングが必要であり、ま
た、軸体を中空として、その他端をハウジングの通気孔
付き軸支持部に支持せしめる必要があるなど、全体とし
て大形化がさけられないという問題があった。また、こ
の例の場合、全開点は特定の電流値のときに限られ、そ
のため、バラツキがあると、全開にするのに電流値をフ
ィードバックして全開点を探す必要があって制御が複雑
になるという問題が生ずる。
この発明は、このような問題点を解決するためになされ
たものであって、流量調整手段のバルブソートに対する
離座1着座時に打音を発生したり流量特性の異常現象を
発生したりすることがなく、しかも、デユーティ制御や
デイザ制御を行った場合の離座時あるいは着座時に、空
気が完全な断続流となって空気供給や空気流量測定に悪
影響をおよほしたり、吸気系の音発生の問題を生じさせ
るのを防ぐことを目的とする。
また、この発明は、簡単な構成により、コイル断線時等
の空気量を確保することのできる比例流量制御バルブを
提供することを目的とする。
1課題を解決するための手段] この発明に係る比例流量制御バルブは、比例流量制御バ
ルブ本体にバルブシートを設け、可動鉄心に摺動自在に
バルブを嵌挿し、このバルブを可動鉄心との間に設けた
弾性体によりバルブシートに向かう方向に付勢し、かつ
、弾性体によるバルブのバルブシートに向かう方向への
移動を規制するホルダを可動鉄心に固定して、これら可
動鉄心とバルブと弾性体とホルダとて構成されるバルブ
組立体をリターンスプリングで付勢して円筒部材により
摺動支持せしめるとともに、可動鉄心とバルブの相互の
摺動部の少なくとも一方に一個あるいは複数個の摺動軸
方向に流体流通を可能とする溝を設けたものである。
コイル断線時等の空気量を確保するためには、電磁コイ
ルが非通電の状態でバルブとホルダの相互に対向する面
が所定の間隙だけ離れる設定とする。
[作用] この発明においては、可動鉄心、バルブ、弾性体および
ホルダからなるバルブ組立体は、弾性体が所定の付勢力
で可動鉄心とバルブを突っ張らせた状態で、リターンス
プリングによってバルブシートに対し所定の付勢力で当
接せしめられる。そのため、デユーティ制御やデイザ制
御による流量制御に際してのバルブ組立体の微少振動に
伴う離座あるいは着座時に、バルブシートとの衝突によ
って発生する反発力を弾性体が吸収する。したがって、
バルブとバルブシートとの衝突による打音や流量特性の
異常現象が防がれる。
ここて、バルブとホルダは、着座時にバルブとバルブノ
ートが当接した直後から離間し始め、離座の直航まで微
小距離H間した状態が続くか、この間、可動鉄心とバル
ブの相互の摺動部の少なくとも一方に設けられた一個あ
るいは複数個の摺動軸方向に流体流通を可能とする溝を
経由して空気が流れ、それにより、流量が完全に切れる
瞬間というものは極く短くなって連続流に近い流れとな
る。
また、電磁コイルが非通電の状態でバルブとホルダの相
互に対向する面が所定の間隙だけ離れるよう設定される
ことにより、コイル断線時等におする必要流量が確保さ
れる。
[実施例] 第1図はこの発明による比例流量制御バルブの第1実施
例の縦断面図、第2図はその要部拡大図、第3図は第2
図のA−A断面図である。ここで、第9図の従来例と同
一の部分または相当する部分には同一の符号を付してい
る。
1はソレノイド装置であり、その内部中央には長平方向
に固定鉄心2か配設されている。また、ソレノイド装置
1の内周に筒状のケース3が装着され、上記固定鉄心2
に対峙する位置には可動鉄心4か配設され、その間にリ
ターンスプリング5か介在されている。
可動鉄心4は縮径部4cを有し、該縮径部4cにはバル
ブ14が摺動自在に嵌挿されている。そして、前記バル
ブ14を先端側に付勢するように前記縮径部4c外周に
スプリング15か設けられ、また、前記縮径部4cの先
端には前記バルブの先端側への移動を規制するホルダ1
6が固定されている。前記スプリング15はバルブ14
と可動鉄心4を相互に突っ張らせて、バルブ14をボル
ダ16に当接せしめている。このようにして、可動鉄心
4とバルブ14とスプリング15とホルダ16とでバル
ブ組立体18が構成せしめられている。
ここで、バルブ14の可動鉄心4との摺動部には、摺動
軸方向の溝14bが4個設けられている。これらの溝1
4bは、後述のようにバルブ全閉時の近傍で流体流通を
可能とさせるものである。
上記ケース3の内周面には絶縁材3aを介して電磁コイ
ル6が配設され、この電磁コ旬し6カく巻装されたボビ
ン6aの内周面にはノくイブ7h<H着されて、このバ
イブ7の内側に上記固定鉄心2および可動鉄心4が対向
して配設されてしする。そして、この固定鉄心2と可動
鉄心4の間の空間(こ、スプリングホルダ5aを介して
上記リターンスプリング5が設けられ、可動鉄心4はこ
のリターンスプリング5により電磁コイル6の電磁吸弓
I力1こ抗する方向に付勢されている。すなわち、リタ
ーンスプリング5により、可動鉄心4には第1図で左方
向に押圧する力が常時作用している。上記電磁コイル6
には、外部に導出するリードワイヤ6bが接続されてい
る。
また、可動鉄心4の上記リターンスプリング5とは反対
の側には、スプリング8が配設されてし)る。このスプ
リング8は、可動鉄心4の縮径部4C先端に固定された
上記ホルダ16とスジ1ノンク′ホルダ9との間に取り
付けられ、該スジ1ノングホルダ9は、比例流量制御ノ
くルブ本体11に螺合された調整ねじlOの先端に固定
されている。
比例流量制御バルブ本体11には、ソレノイド装置l側
の端部近傍に流体導入通路11aか設けられ、また先端
(第1図で左端)側には流体導出通路11cが設けられ
ている。
ソレノイド装置lと比例流量制御バルブ本体11とは、
ソレノイド装置1の端部に嵌着されたカイト部材19の
リブ状ガイド部19aに比例流量制御バルブ本体11が
嵌着されることによって、ガタなく相互に嵌合固定され
ている。また、このガイド部材19には、可動鉄心4を
摺動自在に支持する上記バイブ7の一端が保持されてい
る。そして、比例流量制御バルブ本体11には、上記バ
ルブ組立体18に対向する位置にバルブノート13が嵌
着され、これにより、流体導出通路11cに連通ずる空
室11bが流体導入通路11a側から区画されている。
上記調整ねじ10は、比例流量制御バルブ本体11の流
体導出通路11cが設けられた上記先端側から可動鉄心
4側に向けて螺合されている。そして、この調整ねじ1
0に固定されたスジ1ノングホルダ9に保持される上記
スプリング8は、可動鉄心4を電磁吸引力の働く方向と
同じ方向に常時付勢している。
以上のように組み立てられたノくルブ組立体18は、上
記スプリング8とリターンスプリング5の付勢力を受け
て、可動鉄心4を7くイブ7とのクリアランスによって
生ずる倒れが許容された状態でバルブシート13に当接
せしめられる。ここて、ホルダ16とスプリングホルダ
9との間(こ取り付けられた上記スプリング8は、その
付勢力か調整ねじ10によって予め調整され、それによ
り、)くルブ組立体18のバルブシート13側への付勢
力が調整される。なお、可動鉄心4には所定のオーバー
ストローク量が設けられ、着座時にノ<ルブカくバルブ
ノート13に当接した後、離座するまでの間は、バルブ
14とホルダ16の対向する置方く相互に微小距離だけ
離間するよう設定される。そのため、全開位置近傍にお
いて、ノくルブ14に設けられた上記4個の溝14bを
介して空気が流れることになり、これらの溝の形状およ
び断面積を、駆動周波数やデユーティ値を変えたときの
バルブ14の開弁方向のストローク量や可動鉄心4の全
閉側へのオーバーストローク量(ホルダ16とバルブ1
4の離間距離)を測定したトで設定するようにすること
により、空気の流れが完全に切れる瞬間というものを駆
動周期に比べて極めて短いものとすることが可能となる
。なお、上記離間距離は微小であるため、図には現れて
いない。
また、上記バルブシート13のノート面はテーバ状(円
錐)とされ、これに対するバルブ14の当接面は球状と
されている。ここて、上記テーパ状のシート面と球状の
当接面との当接用の直径は、例えば11mmであって、
可動鉄心4とバイブ7との摺動径と略一致するよう設定
されている。なお、上記バルブシート13およびバルブ
14は、例えば、ポリブチレンテレフタレート(PBT
)で構成することが可能である。
上記可動鉄心4の軸芯部には、流体導出通路IIcに連
通ずる上記空室11b側の圧力と可動鉄心4と固定鉄心
2との間に形成される空間の圧力とをバランスさせるた
めに導通孔4bが設けられている。この導通孔4bは、
最大径が3mm以上となるようにされる。
このような構成の比例流量制御バルブにおいて、電磁コ
イル6に通電すると、可動鉄心4がリターンスプリング
5の押圧力に抗して固定鉄心2側に吸引され、バルブ組
立体18が移動して開弁する。
ここで、この比例流量制御バルブを用い、デユーティ制
御やデイザ制御によって流量を制御する場合、これら制
御に起因するバルブ組立体18の微小振動に伴う離座あ
るいは着座時の衝突により発生する反発力は、バルブ1
4を付勢する上記スプリング】5によって吸収される。
その際、全閉位置の近傍において上記のように空気の流
れが確保されることにより、空気の流れは連続流に近い
ものとなる。その結果、打音や異常現象が防止されると
ともに、小流量領域でも機関への空気の供給か円滑でな
くなったり不安定となったりすることがなくなり、また
、空気脈動によるエアフローセンサの誤動作や吸気系の
音発生か防止される。
また、この実施例では、上記のようにソレノイド装置l
と比例流量制御バルブ本体11とがガイド部材】9によ
ってガタなく嵌合されているため、バルブ組立体18と
バルブノート13との当接部のズレは、可動鉄心4とパ
イプ7とのクリアランスによって生ずるバルブ組立体1
8の倒れたけとなり、しかも、上記のようにバルブシー
ト13のシート面がテーパ状で、それに対するバルブ1
4の当接面が球状とされているため、上記倒れがあって
も、所定径の当接部で当接することによってシール性が
確保される。なお、可動鉄心4とパイプ7との摺動クリ
アランスは002〜0.2mmとされ、摺動長さLと摺
動直径りとの比L/Dは15以上とされる。
更に、この実施例では、上記のようにバルブシート13
とバルブ14との当接円径が可動鉄心4とパイプ7との
摺動径と略一致しているため、無通電時において吸気管
内負圧が流体導出通路11Cに印加されても、導通孔4
bを介しバルブ組立体18に左右から加わる力はバラン
スし、安定した状態か維持される。
第4図はこの発明による比例流量制御バルブの第2実施
例の縦断面図、第5図はその要部拡大図である。
この第2実施例の構造および動作は基本的に先の第1実
施例のものと差異のないものである。よって、共通する
部分については図に同一の符号を付すにととめ、以下、
この実施例に特有の点について説明する。
この実施例では、可動鉄心の全閉側へのオーバーストロ
ーク量が大きくされ、電磁コイル6が非通電の時にバル
ブ14とホルダ16の間に所定の空気通路面積を確保す
るだけの間隙ができるような設定とされている。これに
より、コイル断線時等においても所定の空気通路面積を
確保し、バルブ14の溝14bを経由して所要量の空気
を機関に供給しアイドル回転を維持することが可能とな
る。
この実施例の場合、バルブ14と可動鉄心4との間に設
けたスプリング15の設定荷重を調整することによって
、例えば第6図あるいは第7図に示すような流量特性か
得られる。なお、第8図は、比較のために全閉時にバル
ブ14とホルダ16の間に離間距離を設けない場合の流
量特性を示す乙のである。
なお、これら実施例においては、バルブ14の方に流体
流通用の溝14bを設けたが、この溝14bは可動鉄心
4の方に設けてもよく、あるいは、可動鉄心とバルブの
両方の摺動部に設けてもよい。
また、溝の数は、−個あるし)は複数個であればよく、
任意に選定することができる。
し発明の効果コ 以上のようにこの発明によれば、可動鉄心とバルブと弾
性体とホルダとてバルブ組立体を構成し、これをリター
ンスプリングて付勢して円筒部材により摺動支持せしめ
るとともに、可動鉄心とバルブの相互の摺動部の少なく
とも一方に一個あるいは複数個の摺動軸方向に流体流通
を可能とする溝を設けたことにより、これらの制御に起
因する離座あるいは着座時の衝突による反発力を吸収し
て打音や流量特性の異常現象を無くすることができ、し
かも、デユーティ制御やデイザ制御によって流量を制御
する場合でも、バルブの離座時あるいは着座時近傍で空
気の流れを完全な断続流とはせず、流量の変動はあって
もかなりの程度連続流に近付けることかできる。したが
って、機関の空気量制御等において空気供給が円滑に行
えなくなったり、不安定になったりするのを防止でき、
また、脈動によるエアフローセンサの誤動作の問題を解
消してレイアウト上の繁雑な制約をなくし、さらにまた
、上記脈動による吸気系の音発生の問題をなくして吸気
系設計の自由度を高めることができる。
また、電磁コイルが非通電の状態でバルブとホルダの相
互に対向する面が所定の間隙だけ離れる設定としたこと
により、機関の空気量制御において、コイル断線等の場
合にアイドル回転維持のための空気量を確保してエンジ
ンストールを防止することが可能となる。しかも、その
ために装置が大形化したり、制御が複雑になるなどの問
題を招くことがなく、従来の全閉機能付き比例流量制御
バルブにわずかの追加工と調整変更を加えるだけで上記
機能を付加することかできる。また、漏れ量がゼロにな
るデユーティ域に幅を持たせることになり、漏れ量ゼロ
の制御か容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明による比例流量制御バルブの第1実施
例の縦断面図、第2図はその要部拡大図、第3図は第2
図のA−A断面図、第4図はこの発明による比例流量制
御バルブの第2実施例の縦断面図、第5図はその要部拡
大図、第6図および第7図はその流量特性図、第8図は
比較例の流量特性図、第9図は従来の比例流量制御バル
ブの縦断面図である。 図において、lはソレノイド装置、2は固定鉄心、3は
ケース、4は可動鉄心、4cは縮径部、5はリターンス
プリング、6は電磁コイル、7はパイプ(円筒部材)、
11は比例流量制御バルブ本体、llaは流体導入通路
、llcは流体導出通路、13はバルブシート、14は
バルブ、14bは溝、15はスプリング(弾性体)、1
6はホルダ、18はバルブ組立体、19はカイト部材で
ある。 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を事す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1.  (1) 電流を印加することにより磁界を構成するよ
    う巻装された電磁コイルと、該電磁コイルが嵌挿される
    磁性体のケースと、該ケースとともに磁気回路を構成す
    る固定鉄心と、前記電磁コイルによる電磁吸引力によっ
    て前記固定鉄心に向かう方向に吸引されるよう円筒部材
    内に摺動可能に配設された可動鉄心と、該可動鉄心を前
    記電磁吸引力とは反対の方向に付勢するリターンスプリ
    ングを備え、前記可動鉄心の摺動により比例流量制御バ
    ルブ本体の流体導入通路から入って流体導出通路へ流れ
    る流体の流量を制御する比例流量制御バルブにおいて、
    前記比例流量制御バルブ本体にバルブシートを設け、前
    記可動鉄心に摺動自在にバルブを嵌挿し、該バルブを前
    記可動鉄心との間に設けた弾性体により前記バルブシー
    トに向かう方向に付勢し、かつ、前記弾性体による前記
    バルブの前記バルブシートに向かう方向への移動を規制
    するホルダを前記可動鉄心に固定して、前記可動鉄心と
    前記バルブと前記弾性体と前記ホルダとで、前記リター
    ンスプリングにより付勢され前記円筒部材によって摺動
    支持されるバルブ組立体を構成するとともに、前記可動
    鉄心と前記バルブの相互の摺動部の少なくとも一方に一
    個あるいは複数個の摺動軸方向に流体流通を可能とする
    溝を設けたことを特徴とする比例流量制御バルブ。
  2.  (2) 電磁コイルが非通電の状態でバルブとホルダ
    の相互に対向する面が所定の間隙だけ離れる設定とした
    請求項1記載の比例流量制御バルブ。
JP14698890A 1990-06-04 1990-06-04 比例流量制御バルブ Pending JPH0439474A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19632099C2 (de) * 1996-01-19 1999-08-26 Mitsubishi Electric Corp Luftsteuerventil
CN108604101A (zh) * 2015-12-07 2018-09-28 韦内特公司 恒温单控阀芯和具有该阀芯的混合龙头
CN111457583A (zh) * 2019-01-21 2020-07-28 宁波方太厨具有限公司 增压式采暖洗浴两用炉

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CN111457583A (zh) * 2019-01-21 2020-07-28 宁波方太厨具有限公司 增压式采暖洗浴两用炉
CN111457583B (zh) * 2019-01-21 2021-05-18 宁波方太厨具有限公司 增压式采暖洗浴两用炉

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