JPH0146708B2 - - Google Patents

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JPH0146708B2
JPH0146708B2 JP55180008A JP18000880A JPH0146708B2 JP H0146708 B2 JPH0146708 B2 JP H0146708B2 JP 55180008 A JP55180008 A JP 55180008A JP 18000880 A JP18000880 A JP 18000880A JP H0146708 B2 JPH0146708 B2 JP H0146708B2
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valve
fuel
fuel cut
emergency
pump
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  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、デイーゼルエンジンの燃料噴射ポ
ンプ、特に噴射量制御装置故障時の安全装置に関
する。
一般に、デイーゼルエンジンの燃料噴射ポンプ
では燃料噴射量を機関運転状態に応じて最適とな
るように制御するために、ガバナ機構あるいは電
子制御機構を備えている。
第1図および第2図によつて、従来の装置を説
明する。
第1図において、1はエアクリーナ、2は吸気
管、3は主燃焼室、4は渦流室、5はグロープラ
グ、6は噴射ノズル、7は噴射ポンプ(詳細後
述)8は排気管、9は吸気量を調節する絞り弁、
10は絞り弁開度を制御するダイヤフラム弁、1
1は排気管8から吸気管2へ還流するEGR量
(排気還流量)を制御するEGR弁、12及び13
は電磁弁である。また14は負圧源となるバキユ
ームポンプであり、例えばブレーキサーボ用のも
のと共用することが出来る。また15はバキユー
ムポンプ14から与えられる負圧から一定負圧を
つくる定圧弁、16はバツテリ、17はグロープ
ラグ5への通電を制御するグローリレー、18は
噴射ポンプ7の燃料噴射量を制御するサーボ回
路、19はグロープラグ5への通電状態を表示す
るグローランプである。また20はアクセルペダ
ル位置(踏角)に対応したアクセル位置信号IS1
を出力するアクセル位置センサ、21はクランク
角の基準角度(例えば120゜)ごとに基準パルス
IS2を、単位角度(例えば1゜)ごとに単位パルス
IS3を夫々出力するクランク角センサ、22は変
速機がニユートラル(中立)位置にあることを検
知してニユートラル信号IS4を出力するニユート
ラルスイツチ、23は車速に対応した車速信号
IS5(変速機の出力軸の回転速度から検出)を出力
する車速センサ、24はエンジンの冷却水温に対
応した温度信号IS6を出力する温度センサ、25
は噴射ノズル6が燃料噴射を開始するごとに噴射
開始信号IS7を出力するリフトセンサであり、例
えば燃料圧力によつて作動するスイツチ又は圧電
素子である。また26は大気の温度と圧力とに対
応した大気密度信号IS8を出力する大気密度セン
サである。その他、噴射ポンプ7の燃料噴射量を
制御するスリーブの位置に対応したスリーブ位置
信号IS9(詳細後述)やバツテリ電圧信号IS10等の
信号が用いられる。
また27は演算装置であり、例えば中央処理装
置(CPU)28、読み出し専用メモリ(ROM)
29、読み出し書き込み可能メモリ(RAM)3
0、入出力インターフエース31等からなるマイ
クロコンピユータで構成されている。
演算装置27は、上記の各種センサから与えら
れる各信号IS1〜IS10及び図示しないスタータス
イツチ(スタータモータ作動時にオン)から与え
られるスタータ信号IS11やグロースイツチから与
えられるグロー信号IS12等の信号を入力しデイー
ゼルエンジンを最適制御するための各種の制御信
号OS1〜OS7を出力する。
まず絞り弁開度制御信号OS1とEGR制御信号
OS2とはパルス信号であり、これらのパルス信号
のデユーテイを変えて電磁弁12,13をデユー
テイ制御することにより、絞り弁9の開度と
EGR弁11の開度とを制御する。
また燃料遮断制御信号OS3は、噴射ポンプ7内
の燃料カツト弁71(エンジン停止用)の開閉を
制御する。
また燃料噴射量制御信号OS4と前記のスリーブ
位置信号IS9とがサーボ回路18に与えられ、両
信号を一致させるようにサーボ回路18がサーボ
信号S1を出力し、このサーボ信号S1によつてスリ
ーブ位置を制御することにより、燃料噴射量が制
御される。
次に、第2図は噴射ポンプ7の一例の断面図で
ある。
第2図において、まず燃料は、ポンプ本体の入
口32から機関出力軸に連結したドライブシヤフ
ト33により駆動されるフイードポンプ34によ
つて吸引される。
フイードポンプ34からの吐出燃料は、圧力調
整弁35により供給圧を制御されて、ポンプハウ
ジングの内部のポンプ室36へと供給される。
ポンプ室36の燃料は、作動部分の潤滑を行な
うと同時に吸入ポート37を通つて高圧プランジ
ヤポンプ38に送られる。
このポンプ38のプランジヤ39は、ドライブ
シヤフト33に連結したエキセントリツクデイス
ク40に固定されており、継手41を介して、前
記ドライブシヤフト33により機関回転に同期し
て駆動される。
また、エキセントリツクデイスク40は、機関
シリンダ数と同数のフエイスカム42をもち、回
転しながらローラリング43に配設されたローラ
44をこのフエイスカム42が乗り越えるたび
に、所定のカムリフトだけ往復運動する。
従つて、プランジヤ39は回転しながら往復運
動をし、この往復運動によつて吸入ポート37か
ら吸引された燃料が分配ポート45よりデリバリ
バルブ46を通つて前記第1図の噴射ノズル6へ
と圧送される。
一方、燃料の噴射量は、プランジヤ39に形成
したスピルポート59を被覆するスリーブ60の
位置により決められるのである。例えば、スピル
ポート59の開口部がプランジヤ39の右行によ
り、スリーブ60の右端部を越えると、それまで
プランジヤポンプ室61内から分配ポート45へ
と圧送されていた燃料が、スピルポート59を通
つてポンプ室36へと解放されるので圧送を終了
する。
すなわち、スリーブ60をプランジヤ39に対
して右方向に相対的に変位させると、燃料噴射終
了時期が遅くなつて燃料噴射量が増加し、逆に左
方向に変位させると燃料噴射終了時期が早まつて
燃料噴射量が減少するのである。
上記のスリーブ60の位置制御は、サーボモー
タ62によつて行なう。すなわち、サーボモータ
62の軸63には、ねじが形成されており、中心
にねじ孔を有する滑動子64が螺合されている。
この滑動子64には、ピン66を支点として回
動自在にリンクレバー65が結合している。
リンクレバー65は、支点67を中心として回
動自在に取り付けられ、かつリンクレバー65の
先端部のピボツトピン72を介してスリーブ60
を係止している。
したがつてサーボモータ62が正逆回転すると
滑動子64は左右に移動し、そのためリンクレバ
ー65が支点67を中心として回動し、スリーブ
60を左右に移動させることになる。
サーボモータ62の制御は、燃料噴射量制御信
号OS4に応じてサーボ回路18が出力するサーボ
信号S1によつて行なわれる。
したがつてアクセルペダルと燃料噴射量との間
には直接の対応関係はなくなる。すなわち、アク
セルペダルは、「加速したい」又は「減速したい」
等の運転者の意志を演算装置27に伝えるだけの
手段となり、演算装置27が、その時の運転状態
に応じて最適の燃料噴射量を算出し、燃料噴射量
制御信号OS4によつて最適制御を行なうものであ
る。
またサーボモータ62の近傍に設けられたポテ
ンシヨメータ68の軸は、歯車69及び70によ
つてサーボモータ62の軸63と結合されている
ので、ポテンシヨメータ68の信号はスリーブ6
0の位置を示すことになる。この信号が前記のス
リーブ位置信号IS9となる。
一方、電磁型の燃料カツト弁71は、前記の燃
料遮断制御信号OS3によつて開閉制御され、遮断
時には吸入ポート37を閉鎖して燃料を遮断する
ことにより、エンジンを停止させるようになつて
いる。
ところで、一般に燃料噴射ポンプは、第3図に
示すような噴射特性をもつている。
すなわち、コントロールスリーブ60を例えば
アイドル位置に固定した場合の燃料噴射量は第3
図の曲線Aのようになり、エンジンが無負荷運転
に必要とする噴射量曲線Bを上まわる性質があ
る。
従つて、このまま放置しておくとこのとき供給
される余剰燃料が余剰トルクを発生させ、エンジ
ンの暴走を招くことになる。
そのため、通常のポンプではアングライヒ装置
と呼ばれる速度制御装置を装備しているが、例え
ばそれを除いた第2図の電子制御式ポンプでは、
制御信号を伝えるリード線の断線、モータの故障
等の異常事態が暴走につながることがある。
そこで、このような噴射量制御装置の故障時に
は即座に(瞬時に)エンジンを停止して、(つま
り、燃料遮断弁71を作動させて)対処してい
る。
ところが、故障の程度によらず、エンジンを即
時的に全く停止してしまうことは、車両の移動を
困難にしたり、冬期の暖房、夏期の冷房の維持を
不可能にしたり多くの問題を含んでいる。
この発明は、このような従来の問題を解決する
ためになされたもので、プランジヤポンプ室に燃
料を供給するポートを非常時に遮断するのではな
く絞ることによつてポンプの噴射能力を抑え、最
大回転数を抑えることにより、エンジンの暴走を
防ぎながら機関の駆動を一定時間維持し、上記問
題を解決することを目的とする。
以下、この発明を図面に基づいて説明する。
第4図、第5図はこの発明の一実施例を示す部
分断面図である。
第4図及び第5図において、38はプランジ
ヤ、71は燃料カツト弁、37は吸入ポート、6
1はプランジヤポンプ室で、通常燃料は従来通り
燃料カツト弁71が開いている時に吸入ポート3
7を通過してプランジヤポンプ室61に吸入され
る。
そして、上記吸入ポート37に対向して、これ
よりも通路断面積が非常に小さい非常用吸入ポー
ト80が設けられる。このポート80は、通路8
1によつてポンプ室36に連通しており、この通
路81に介装された非常用燃料カツト弁82によ
つて連通遮断される。
この非常用燃料カツト弁82は、常時閉状態で
後述する非常用スイツチ87が投入された時に開
き、ポンプ室36の燃料をポート80を介してプ
ランジヤポンプ室61へと導びく。
第6図には、二つの燃料カツト弁71,82の
操作回路の配線図を示す。
電源であるバツテリ85には、エンジンキース
イツチ86を介して非常用スイツチ87が接続さ
れる。この非常用スイツチ87は燃料カツト弁7
1と非常用燃料カツト弁82とに選択的に通電す
る。つまり、通常時には燃料カツト弁71に通電
してこれを開弁させており、非常時にのみ演算装
置27の信号あるいは手動で非常用燃料カツト弁
82へと通電する。
次に作用を説明する。
機関通常運転時は、非常用燃料カツト弁82が
閉じるが燃料カツト弁71は開いており、ポート
37からプランジヤ38の吸引力を十分に満たす
燃料がプランジヤポンプ室61に吸入され、その
噴射量は第7図の実線で示すような特性を示す。
すなわち、コントロールスリーブ60のフルQ位
置では実線イを示し、アイドル位置では実線ロを
示す。燃料噴射量は、この両者イ,ロの間でエン
ジン回転数など運転状態に見合つた量だけ燃焼室
に噴射される。
非常時に、制御回路27あるいは手動により非
常用スイツチ87が切り替わると、燃料カツト弁
71の通電が遮断され、吸入ポート37からの燃
料の供給をカツトする。
同時に、非常用燃料カツト弁82に通電し、燃
料は非常用吸入ポート80より点線AまたはBの
特性で供給される。
この場合、燃料噴射量は機関回転数の増加に伴
つて急激に低下するような特性を示す。
これは、プランジヤポンプ室61が吸入行程に
入つても燃料入口面積が小さいためにエンジン回
転が上がつてくるに従つて燃料が満たされなくな
るためで、プランジヤポンプ室61内で燃料が充
満されない部分を真空状態にしたまま、圧縮行程
に入ることになり、送油量が激減することによる
ものである。従つて、このポート80の開口面積
を選び、最高機関回転数を調節すれば、非常時の
必要な処理をするための機関運転の持続がはかれ
るのである。
なお、第5図に示すように、デリバリバルブ4
6は対称に配列されており、本発明のごとく非常
用燃料カツト弁82を従来からの燃料カツト弁7
1と対向させて設けることはスペース的に、ある
いはポンプの行程上何ら差支えない。
また、同様の理由で4気筒の場合、非常用燃料
カツト弁82は燃料カツト弁71に対して90゜回
転させた横方向に配置することも可能である。
さらに、第8図に示すように非常用吸入ポート
80′を吸入ポート37に燃料カツト弁71の下
流で連通させてもよい。
ところで、第9図には燃料カツト弁操作回路の
他の実施例を示す。
この例は、非常時でもスタータが回つている間
は従来の燃料カツト弁71を開き、スタート時の
十分な燃料供給をはかろうとしたものである。
非常用燃料カツト弁82は前述のように目標回
転にあわせて選択するが、これを比較的低い回転
向きに選ぶと、始動増量が十分に得られず始動不
良になるおそれがある。
そこで、非常用燃料カツト弁82と燃料カツト
弁71とを、エンジンキースイツチ86と非常用
スイツチ87を介してバツテリ85に接続すると
同時に、エンジンキースイツチ86に接続したス
タータモータ90と並列にダイオード91を介し
て燃料カツト弁71とを接続すれば、エンジンキ
ースイツチ86のスタート位置でスタータモータ
90が通電し回転している間は、燃料カツト弁7
1にも通電してこれを開き、始動に十分な燃料の
吸入を可能にすることができるのである。
もちろん、始動後にエンジンキースイツチ86
を通常のオン位置に戻せば、燃料カツト弁71は
消磁されて閉弁する。
このようにして、コントロールスリーブ60が
噴射位置にあるときの故障時の低速度回転の維持
が可能となるが、コントロールスリーブ60が無
噴射位置におかれたままサーボモータ62が停止
してしまつた場合には前述の操作をしても噴射が
維持できない。
そこで、確実に回転を維持するために第10図
に示すようなレバー装置92および電磁石93よ
り構成される始動増量装置を非常用燃料カツト弁
82と組みあわせることが望ましい。
この始動増量装置について説明すると、電磁石
93は非常用燃料カツト弁82と並列に接続さ
れ、非常用スイツチ87が投入されると嫁動して
コントロールスリーブ60を図中右方にひきつけ
る。支点67を中心に回動するレバー94に支承
されたスリーブ60は、レバー94がばね95、
ピン96によつてレバー97に片よせ状態に支承
されているために、滑動子64の位置にかかわり
なく図の右方向に容易に移動することができ、よ
つてスピルポート59を塞いで始動増量を維持し
ながら燃料噴射がはかれるのである。
この始動増量装置をこの発明に組み合わせれ
ば、さらにすぐれた特性を示す。
以上の実施例では、大小2つの吸入ポート3
7,80を設け、同時にこれらを連通遮断する燃
料カツト弁71,82をそれぞれに設け、通常運
転時と故障時とで、燃料を吸入するポートを選択
的に切り替えることにより、故障時の低回転運転
を維持するようにしたが、これを弁体に小さなポ
ートを設けた1つの燃料カツト弁で行なうことも
できる。
第11図にこのような燃料カツト弁71′を示
す。
鉄芯72、コイル73、スプリング74、弁体
75は基本的に従来例と同様な構成をとり、フユ
エルカツトカバー101の中に収められている。
弁体75の内部には、尖鋭底部102を有する
収納孔103が形成されていて、針弁104が収
納されている。
また、弁体75の側面にはポンプ室36から燃
料を収納孔103へ吸収する入口ポート105
と、収納孔103の尖鋭底部102から吸入ポー
ト37へ燃料を排出する出口ポート106が設け
られ、通常はこの出口ポート106を上記針弁1
04がスプリング107の押圧力で遮断してい
る。
スプリング107のばね定数はスプリング74
のばね定数よりも十分に弱く、鉄芯72のわずか
な励磁で針弁104が吸引されるようになつてい
る。
さらに、弁体75の出口ポート106にはオリ
フイス108が設けられていて、無負荷時のエン
ジン最高回転を定めるための流量を調整してお
り、針弁104の押圧力による変形を防止するた
め弁座部109より離して設けられる。
ゴムシート110は吸入ポート37を針弁10
4が遮断した場合の油密性を保つためのものであ
り、構造上は弁体75と一体となつている。
ところで、弁体75と針弁104はコイル73
の通電によつて鉄芯72が磁化されたときに吸引
されて吸入ポート37を開くが、この時の吸引力
は電流の大きさに比例する。
従つて、鉄芯72と針弁104との距離、ある
いはスプリング74,107の強さを適当値に定
めれば、下記のようにして鉄芯72の吸引力を変
化させることができる。
すなわち、第12図の配線図に示すように、燃
料カツト弁71′は、エンジンキースイツチ86
およびリレー111を介して、バツテリー85に
接続される。
リレー111は、通常a接点に維持しており抵
抗がないまま燃料カツト弁71′に接続している
が、非常用スイツチ87の投入によつてコイル1
11Cが励磁されるとb接点に切替えられ抵抗1
13を介して燃料カツト弁71′に通電するよう
になつている。
従つて、燃料カツト弁71′にかかる電圧は、
例えば平常時に12Vの電圧が非常時には5Vにお
とすことができる。
このように構成すると、通常運転時、電源電流
は直接的に燃料カツト弁71′のコイル73に流
れ鉄芯72を十分に励磁する。従つて、弁体75
と、弁体75に密接した針弁104とが一体とな
つて両スプリング74,107の押圧力に抗して
鉄芯72に吸引される。すると、吸入ポート37
が開き十分な燃料がプランジヤポンプ室61に吸
入される。
燃料噴射系に異常をきたし、安全な運転の持続
が不可能になつた場合は、非常用スイツチ87を
投入し、リレー111を働らかせれば、燃料カツ
ト弁71′には抵抗113を介して電流が流れる。
このためコイル73に流れる電流が減少し、鉄芯
72の吸引力が弱まり、弁体75は強いスプリン
グ74によつて押し戻され吸入ポート37を遮断
する。
しかし、弱いスプリング107に押される針弁
104は吸引されたまま動かないため、入口ポー
ト105、収納孔103、出口ポート106が連
通して、燃料供給量は絞られる。
なお、非常用スイツチ87は、第13図に示す
ようにリレー111を介さずに、直接手動で作動
させるようにしてもよい。
以上説明してきたように、本発明においては、
燃料噴射量の制御装置の故障時にプランジヤポン
プ室への送油量を絞ることによつて、機関の最大
回転数を低くおさえながらの機関の駆動を可能と
し、したがつて故障時でも冷暖房の持続や、低速
走行を可能として、乗員の身を守り、しかも車体
の移動を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の電子制御式デイーゼルエンジン
のシステム図、第2図はその燃料噴射ポンプの断
面図、第3図はエンジン回転数と噴射量の特性
図、第4図はこの発明の第1の実施例の断面図、
第5図はその側面図、第6図はその配線図、第7
図はそのエンジン回転数と噴射量を示す説明図、
第8図は吸入ポートの他例の断面図、第9図は他
の配線図、第10図は始動増量装置の断面図、第
11図はこの発明の第2の実施例の断面図、第1
2図はその配線図、第13図はさらに他例の配線
図である。 7……燃料噴射ポンプ、37……吸入ポート、
71……燃料カツト弁、80……非常用吸入ポー
ト、82……非常用燃料カツト弁、100……燃
料カツト弁、104……針弁、105……入口ポ
ート、106……出口ポート。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 機関回転に同期しながら回転往復運動して全
    ての気筒に燃料を圧送するプランジヤ38と、こ
    のプランジヤのポンプ室61に開口する吸入ポー
    ト37を閉じる燃料カツト弁71とを備えた燃料
    噴射ポンプにおいて、前記吸入ポート37の燃料
    カツト弁71をバイパスして当該吸入ポート37
    よりも最大流量の少ない非常用吸入ポート80を
    設け、この非常用吸入ポート80を前記燃料カツ
    ト弁71の閉弁時で、燃料噴射装置の故障時に開
    く非常用燃料カツト弁82を設けたことを特徴と
    するデイーゼルエンジンの燃料噴射ポンプ。 2 非常用燃料カツト弁82は、第1の燃料カツ
    ト弁71′の弁体75を貫通した入口、出口ポー
    ト105,106と、これらのポート105,1
    06を開閉する針弁104とからなることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載のデイーゼルエ
    ンジンの燃料噴射ポンプ。 3 第1の燃料カツト弁71は、スタータの駆動
    時には常に開弁するようになつていることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項または第2項記載の
    デイーゼルエンジンの燃料噴射ポンプ。
JP55180008A 1980-12-19 1980-12-19 Fuel injection pump for diesel engine Granted JPS57105550A (en)

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JP55180008A JPS57105550A (en) 1980-12-19 1980-12-19 Fuel injection pump for diesel engine
DE3142750A DE3142750C2 (de) 1980-12-19 1981-10-28 Treibstoffeinspritzpumpe für eine Diesel-Brennkraftmaschine
US06/331,328 US4437444A (en) 1980-12-19 1981-12-16 Fuel injection pump for a diesel engine

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JPS57105550A JPS57105550A (en) 1982-07-01
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPS57105550A (en) 1982-07-01

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