JP2001090113A - 旋回作業機におけるロータリジョイントの取付構造 - Google Patents

旋回作業機におけるロータリジョイントの取付構造

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JP2001090113A JP27110599A JP27110599A JP2001090113A JP 2001090113 A JP2001090113 A JP 2001090113A JP 27110599 A JP27110599 A JP 27110599A JP 27110599 A JP27110599 A JP 27110599A JP 2001090113 A JP2001090113 A JP 2001090113A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業頻度が高い正面掘削作業を行った場合
に、ロータリジョイントを取り付けるための取付ステー
の固定ボルト等の締結具による固定が緩まないようにす
る。 【解決手段】 前側に掘削装置4を備えた旋回体3を、
走行装置2上に上下方向の旋回軸心X回りに回動自在に
備え、前記走行装置2におけるトラックフレーム6の前
記旋回軸心X上に、取付ステー27を介してロータリジ
ョイント28を取り付けている旋回作業機におけるロー
タリジョイントの取付構造において、前記取付ステー2
7は、ロータリジョイント28を載置固定する支持部6
1と、支持部61から屈曲部62を介して上方側に突出
された固定部63とを有し、固定部63が前記トラック
フレーム6側に締結具66により固定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、旋回作業機におけ
るロータリジョイントの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】バックホー等の旋回作業機としては、エ
ンジン、ボンネット、運転席等を搭載した旋回体の前部
に掘削装置を設け、この旋回体をクローラ走行装置の上
面に回動自在に設けて構成されたものが知られている。
また、このバックホーでは、掘削装置を駆動する油圧ポ
ンプ等はすべて旋回体側に搭載されており、走行装置側
の走行モータやドーザシリンダ等のアクチュエータに油
圧ポンプからの作動油を供給するために、前記旋回体と
走行装置との間に回動自在な配管接続部としてロータリ
ジョイントが設けられるようになっている。
【0003】上記ロータリジョイントは、旋回体側に取
付けられる場合と、走行装置側に取付けられる場合とが
あり、このうち、走行装置側に取付けられる場合は、例
えば、特開平11−93209号公報に記載されている
ように、クローラ走行装置におけるトラックフレームの
天板(上フレーム部材)にロータリジョイントの上端が
挿通する開口を形成し、同トラックフレームの底板(下
フレーム部材)に点検用の開口を形成し、この点検用開
口を取付ステーが前後方向に跨ぐように、当該取付ステ
ーの前後端部を点検用開口の前後外側にボルト固定し、
この取付ステーの上面にロータリジョイントを立設した
ものとなっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなバックホ
ーでは、正面掘削や側溝堀などの種々の作業が行われる
が、実際の作業頻度としては、旋回体及び掘削装置を前
後方向に向けた状態での正面掘削作業が最も多いものと
なっている。しかし、この正面掘削作業は、例えば図1
3に示すように、旋回体101を前側に向けた状態とし
て、その前方で掘削装置102を繰り返し上下に揺動し
たり、バケットを地面に突き刺したりする作業であるこ
とから、旋回体101を支持する走行装置103のトラ
ックフレーム104に対して、矢示Aに示すような曲げ
力が繰り返し作用し、トラックフレーム104の前後中
央部では曲げ歪みが大きくなる。
【0005】そして、トラックフレーム104の歪み
は、取付ステー106の前後端をトラックフレーム10
4から浮き上げるように作用するために、従来技術のよ
うに、取付ステー106の長手方向を前後方向に向けた
のでは、この作用を大きく受けてその前後端のボルト1
07等の締結具が緩みやすくなり、これを頻繁に点検し
て締め直す必要が生じていた。また、取付ステー106
に矢示Bで示すような曲げ力が作用すると、取付ステー
106が前後に長いことからその歪みも大きくなり、取
付ステー106に対するロータリジョイント105の固
定ボルト等の締結具も緩み易くなるという課題があっ
た。
【0006】本発明は、上記のような旋回作業機の作業
頻度の多少を考慮し、頻度の多い作業による走行装置へ
の負荷に対して、その影響を少なくした状態で取付ステ
ーを取り付けることによって、固定ボルト等締結具の緩
みを防止できるようにしたロータリジョイントの取付構
造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この技術的課題を解決す
る本発明の技術的手段は、掘削装置4を備えた旋回体3
を、走行装置2上に上下方向の旋回軸心X回りに回動自
在に備え、前記走行装置2におけるトラックフレーム6
の前記旋回軸心X上に、取付ステー27を介してロータ
リジョイント28を取り付けている旋回作業機における
ロータリジョイントの取付構造において、前記取付ステ
ー27は、ロータリジョイント28を載置固定する支持
部61と、支持部61から屈曲部62を介して突出され
た固定部63とを有し、固定部63が前記トラックフレ
ーム6側に締結具66により固定されている点にある。
【0008】また、本発明の他の技術的手段は、前記取
付ステー27の固定部63とは反対側が、トラックフレ
ーム6側から浮いた状態とされて、取付ステー27がト
ラックフレーム6に対して片持ち状に取付けられている
点にある。また、本発明の他の技術的手段は、前記取付
ステー27の固定部63とは反対側が、トラックフレー
ム6側にフリーな状態で載置されている点にある。ま
た、本発明の他の技術的手段は、前記取付ステー27の
固定部63とは反対側が、トラックフレーム6側に載置
されると共に、該固定部63とは反対側がトラックフレ
ーム6側から浮き上がるのを規制する規制部材71が設
けられている点にある。
【0009】また、本発明の他の技術的手段は、前記取
付ステー27の固定部63とは反対側が、トラックフレ
ーム6側に載置されると共に、トラックフレーム6側に
バカ孔75を介して締結具76により締結されている点
にある。また、本発明の他の技術的手段は、前記取付ス
テー27の固定部63が、トラックフレーム6に設けた
受け部材65に、面接触するように接当された状態で締
結具66により締結固定されている点にある。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図6は、本発明に係る旋回作業機
としての後方小旋回型のバックホー1を示しており、こ
のバックホー1は走行装置2と旋回体3と掘削装置4と
から主構成されている。なお、以下、バックホー1の走
行方向(図6の左右方向)を前後方向といい、この前後
方向に直交する横方向(図6の紙面貫通方向)を左右方
向という。
【0011】前記走行装置2は、その装置本体であるト
ラックフレーム6の左右サイドフレーム7に駆動輪8、
従動輪9及び複数個の転輪10を回転自在に支持し、こ
れらにゴム製又は鉄製のクローラ走行体11を巻き付
け、前記駆動輪8を油圧モータ等の走行駆動源で駆動す
るように構成されたクローラ走行装置とされており、前
記トラックフレーム6はその上部に旋回ベアリング12
を介して旋回体3を旋回軸Xを中心に旋回自在に搭載し
ており、前部にはドーザ13を昇降自在に装着してい
る。
【0012】旋回体3には、エンジン15、ボンネット
16、運転席17、操縦装置18等が搭載され、前部に
は、ブラケット19を介して掘削装置4が縦軸回り揺動
自在に装着されている。なお、図6に示すバックホー1
は、旋回体3の後端が描く旋回軌跡が走行装置の左右幅
及び前後幅からはみでないように構成された、所謂後方
小旋回タイプとされているが、旋回体3の前端部に掘削
装置4を備え、且つ旋回体3の後端が描く旋回軌跡が走
行装置の左右幅及び前後幅から突出する標準的なバック
ホーであってよいし、旋回体3上の運転席17の側方に
掘削装置4の上下揺動軸心を備えた所謂超小旋回型のバ
ックホーとしてもよい。
【0013】掘削装置4は、前記ブラケット19に縦軸
を介して支持された揺動ブラケット20にブーム21と
ブームシリンダ22の各基端部を枢支し、ブーム21の
先端にアーム23を枢支してアームシリンダ24で揺動
可能にし、アーム23の先端にバケット25を枢支して
バケットシリンダ26で掬い及びダンプ動作可能にして
いる。前記トラックフレーム6は、図3及び図4に示す
ように、大別して、センタフレーム30と、このセンタ
フレーム30の左右両端に配置された図6に示すサイド
フレーム7とを備えて構成されている。
【0014】前記センタフレーム30は、上フレーム部
材31と、下フレーム部材32と、この上下フレーム部
材31,32の対向内面間に立設されていて、その上下
端縁が上下フレーム部材31,32に固着される複数枚
の縦壁33とを有し、これら上下フレーム部材31、3
2及び縦壁33は鉄板、鋼板等で形成されている。すな
わち、センターフレーム30は、上下フレーム部材3
1,32を縦壁33によって連結した立体構造物を構成
し、縦壁33は上下フレーム部材31,32のリブとし
ての役割を担うものとなっている。
【0015】センターフレーム30は、その中央部Aが
平面視略矩形状に形成されていて、その上面に旋回ベア
リング12を介して旋回体3を回転自在に支持するとと
もに、その前部にドーザ13を支持するようになってい
る。具体的には、センターフレーム30の中央部Aにお
ける上フレーム部材31には、上下方向に貫通する円形
の開口31Cが形成されるとともに、この開口31C周
りに、旋回ベアリング12を取り付けるためのボルト孔
31Dが多数形成され、この部分がベアリング受け部A
aを構成している。
【0016】また、センタフレーム30の中央部Aの前
部には、ドーザ13の支持アーム13Aを枢支ピンを介
して揺動自在に支持するアーム支持部42と、ドーザ1
3を昇降するドーザシリンダ43を枢支ピンを介して支
持するシリンダ支持部44とが形成され、これらにより
ドーザ支持部が形成されている。センターフレーム30
の中央部Aの左右両側には、左右外方へ突出して左右サ
イドフレーム7L,7Rに連結される脚部Cを有してい
る。この脚部Cは、中央部Aの左側前後から突出する左
側前後脚部C1、C2と、中央部Aの右側前後から突出
する右側前後脚部C3、C4とを有し、これらは、それ
ぞれ前方又は後方にも突出するように傾斜されていて、
全体としてセンターフレーム30が、平面視で略X形状
を呈するものとなっている。
【0017】また、左サイドフレーム7Lと左側前後脚
部C1、C2との間には左側抜き孔40Lが形成され、
右側サイドフレーム7Rと右側前後脚部C3、C4との
間には右側抜き孔40Rが形成されるようになってい
る。なお、前記下フレーム部材32は、中央部Aから四
方の脚部C1〜C4に亘って1枚の板材で形成されてお
り、これに対して、上フレーム部材31は、ベアリング
受け部Aaが形成される中央部分31Aと、脚部C1〜
C4の上面を構成する部分31Bとが別部材として形成
され、それを溶接で固着して一体としている。但し、上
下フレーム部材31、32共に1枚板で形成したり、下
フレーム部材32の脚部C1〜C4を別部材で形成した
りしてもよい。また、センターフレーム30を平面視で
略H状を呈するものとしてもよい。
【0018】また、センタフレーム30は中央部Aが最
も高く、中央部Aから四方の脚部C1〜C4の先端に行
くに従って低くなるように脚部Cは下向き傾斜に形成さ
れており、センタフレーム30の上下厚さは中央部Aが
最も厚く、中央部Aから四方の脚部C1〜C4の先端に
行くに従って薄くなっている。左右各サイドフレーム7
L、7Rには複数個の転輪10が軸支され、かつその前
後部に前後の脚部Cが固着されている。前記縦壁33
は、センタフレーム30の左右各抜き孔40L、40R
を形成している縁の近傍に配置されかつ前後端がサイド
フレーム7L、7Rに連結された左右縦壁33Aと、セ
ンタフレーム30の後部を形成している縁の近傍に配置
されかつ左右端がサイドフレーム7L、7Rに連結され
た後縦壁33Bと、左右両縦壁33Aの前端又はその近
傍の左右両サイドフレーム7L、7Rを繋ぐ前縦壁30
Cとを有している。
【0019】以上の構成により、前後左右の各縦壁33
A〜33Cは、ベアリング受け部Aaを下側から支持す
ることとなって旋回体3からの荷重を受け持っており、
これによりセンターフレーム30の強度を向上できるも
のとなっている。なお、センターフレーム30の中央部
Aにおける下フレーム部材32には、センターフレーム
30内の点検等に用いられる開口32Cが形成され、こ
の開口32Cの周囲には、前記ボルト孔31Dに対応す
る図示省略の挿通孔が多数形成されており、この挿通孔
を介してセンターフレーム30内にボックスレンチ等の
工具を挿入し、旋回ベアリング12を固定するためのボ
ルトをセンターフレーム30内から締結できるようにし
ている。
【0020】図1〜図4に示すように、前記下フレーム
部材32の上面には、板材よりなる取付ステー27がそ
の長手方向を前後方向に向けた状態で取付られている。
前記取付ステー27は、ロータリジョイント28を載置
固定する水平板状の支持部61と、支持部61の前端か
ら屈曲部62を介して上方側に突出された固定部63と
を一体に有する。取付ステー27の支持部61と固定部
63との間に補強リブ64が設けられている。取付ステ
ー27の固定部63が、前記トラックフレーム6側に締
結具により固定されている。即ち、トラックフレーム6
の後縦壁33Bにコの字状の受け部材65が前方突出状
に固設され、取付ステー27の固定部63が、受け部材
65に面接触するように接当された状態で締結具である
固定ボルト66により締結固定されており、取付ステー
27の固定部63には、3つの雌ネジ孔67が形成さ
れ、この雌ネジ孔67に対応して受け部材65に3つの
ボルト挿通孔68が形成され、これら雌ネジ孔67とボ
ルト挿通孔68とを合致させて受け部材65側から固定
ボルト66を螺合することによって、取付ステー27の
固定部63が受け部材65を介してトラックフレーム6
の後縦壁33Bに固定されるようになっている。
【0021】また、図5に示すように、トラックフレー
ム6の後縦壁33Bに、受け部材65のボルト挿通孔6
8に対応して3つの工具挿通孔69が形成されており、
この工具挿通孔69を介してセンターフレーム30内に
ボックスレンチ等の工具を挿入し、固定ボルト66をセ
ンターフレーム30外から締結できるようにしている。
取付ステー27の支持部61上面の旋回軸心X上にはロ
ータリジョイント28が立設され、このロータリジョイ
ント28の上端が上フレーム部材31の開口31Cを介
して旋回体3側に突出している。
【0022】取付ステー27の固定部63側である、取
付ステー27の支持部61の後部は、下フレーム部材3
2の挿通孔32後方に載置され、取付ステー27の固定
部63とは反対側である、取付ステー27の支持部61
の前部は、トラックフレーム6の挿通孔32に対応する
位置にあって、トラックフレーム側6から浮いた状態と
されている。従って、取付ステー27の固定部63のみ
が前記トラックフレーム6側に締結具により固定され
て、取付ステー27がトラックフレーム6に対して片持
ち状に取付けられている。
【0023】なお、図3に示す46は、前記開口32C
を下側から塞ぐように下フレーム部材32の下面に着脱
自在に装着されるカバー体である。一方、ロータリジョ
イント28は、筒形のアウタースリーブ47と、このア
ウタースリーブ47に回動自在に挿入されるインナーシ
ャフト48とから構成され、これらの内部に複数の油路
が形成されている。また、インナーシャフト48の頭部
48Aは旋回体3内に突出するとともに、旋回体3内の
油圧ポンプからの油圧配管が制御弁を介して接続され、
アウタースリーブ47の外周面には、左右走行モータや
ドーザシリンダ43等からの配管が接続される接続口4
7Aが形成されている。また、アウタースリーブ47の
下端面は平坦面に形成されるとともに取付ステー27の
上面に載置され、同取付ステー27の下側から固定ボル
ト50によって連結されるようになっている。
【0024】上記実施の形態によれば、取付ステー27
は、ロータリジョイント28を載置固定する支持部61
と、支持部61から屈曲部62を介して上方側に突出さ
れた固定部63とを有し、固定部63が前記トラックフ
レーム6側に締結具により固定され、取付ステー27の
固定部63とは反対側が、トラックフレーム6側から浮
いた状態とされて、取付ステー27がトラックフレーム
6に対して片持ち状に取付けられていることから、バッ
クホー1において最も作業頻度が高い、旋回体3及び掘
削装置4を前後方向に向けての正面掘削作業を行う場合
でも、トラックフレーム6に付与される曲げ力の影響で
固定ボルト66等の締結具が緩むようなことが少なくな
っている。
【0025】特に、取付ステー27の支持部61と固定
部63との間の屈曲部62での変形によって、トラック
フレーム6から取付ステー27に付与される曲げ力を効
果的に緩和吸収することができるし、また、取付ステー
27がトラックフレーム6に対して片持ち状であるた
め、取付ステー27に曲げ力が作用するのを効果的に防
ぐことができ、取付ステー27がねじれ等の弾性変形を
生じることがなくなり、固定ボルト66等の締結具の緩
みが確実に防止されるのである。また、取付ステー27
の固定部63が、トラックフレーム6に設けた受け部材
65に、面接触するように接当された状態で締結具66
により締結固定されているので、ロータリジョイント2
8から伝達される取付ステー27の回動トルクは、取付
ステー27の固定部63と受け部材65との面接触部分
によって受けることができ、固定ボルト66等の締結具
では取付ステー27の回動トルクを受ける必要がなくな
るため、取付ステー27の回動トルクによる固定ボルト
66等の締結具の緩みも防止できる。
【0026】また、取付ステー27を取り付ける場合に
は、工具挿通孔68を介してセンターフレーム30内に
ボックスレンチ等の工具を挿入し、固定ボルト66をセ
ンターフレーム30外から締め付けて、取付ステー27
を横側から固定ボルト66により取り付けることができ
る。従って、この場合従来のようにトラックフレーム6
の下側に潜ってボルトを工具で回動操作したりする必要
がなくなり、取付ステー27を簡単に取り付けたり取り
外したりすることができる。図7及び図8は他の実施の
形態を示し、取付ステー27の支持部61が前方に延長
され、前記取付ステー27の固定部63とは反対側であ
る、取付ステー27の支持部61の前端部が、トラック
フレーム6の下フレーム部材32の開口32C前方にフ
リーな状態で載置されている。
【0027】この場合、取付ステー27は、ロータリジ
ョイント28を載置固定する支持部61と、支持部61
から屈曲部62を介して上方側に突出された固定部63
とを有し、固定部63が前記トラックフレーム6側に締
結具により固定され、取付ステー27の固定部63とは
反対側が、フリーな状態で載置されていることから、前
記実施の形態の場合と同様に、バックホー1において最
も作業頻度が高い、旋回体3及び掘削装置4を前後方向
に向けての正面掘削作業を行う場合でも、トラックフレ
ーム6に付与される曲げ力の影響で固定ボルト66等の
締結具が緩むようなことが少なくなっている。特に、取
付ステー27の支持部61と固定部63との間の屈曲部
62での変形によって、トラックフレーム6から取付ス
テー27に付与される曲げ力を効果的に緩和吸収するこ
とができるし、また、取付ステー27の固定部63とは
反対側が、フリーな状態で載置されているため、取付ス
テー27に曲げ力が作用するのを効果的に防ぐことがで
き、取付ステー27がねじれ等の弾性変形を生じること
がなくなり、固定ボルト66等の締結具の緩みが確実に
防止されるのである。また、取付ステー27の固定部6
3が、トラックフレーム6に設けた受け部材65に、面
接触するように接当された状態で締結具66により締結
固定されているので、ロータリジョイント28から伝達
される取付ステー27の回動トルクは、取付ステー27
の固定部63と受け部材65との面接触部分によって受
けることができ、固定ボルト66等の締結具では取付ス
テー27の回動トルクを受ける必要がなくなるため、取
付ステー27の回動トルクによる固定ボルト66等の締
結具の緩みも防止できる。
【0028】図9及び図10は他の実施の形態を示し、
取付ステー27の支持部61を前方に延長し、前記取付
ステー27の固定部63とは反対側である、取付ステー
27の支持部61の前端部が、トラックフレーム6の下
フレーム部材32の開口32C後方にフリーな状態で載
置され、該固定部63とは反対側がトラックフレーム6
側から浮き上がるのを規制する規制部材71が設けられ
ている。この場合も、前記実施の形態の場合と同様に、
バックホー1において最も作業頻度が高い、旋回体3及
び掘削装置4を前後方向に向けての正面掘削作業を行う
場合でも、トラックフレーム6に付与される曲げ力の影
響で固定ボルト66等の締結具が緩むようなことが少な
くなる。
【0029】図11及び図12は他の実施の形態を示
し、取付ステー27の支持部61が前方に延長され、前
記取付ステー27の固定部63とは反対側である、取付
ステー27の支持部61の前端部が、トラックフレーム
6の下フレーム部材32の開口32C後方にフリーな状
態で載置されると共に、トラックフレーム6側にバカ孔
75を介してボルト76等の締結具により締結されてい
る。この場合も、前記実施の形態の場合と同様に、バッ
クホー1において最も作業頻度が高い、旋回体3及び掘
削装置4を前後方向に向けての正面掘削作業を行う場合
でも、トラックフレーム6に付与される曲げ力の影響で
固定ボルト等の締結具が緩むようなことが少なくなる。
【0030】なお、取付ステー27の固定部63のボル
ト固定箇所は、上記実施の形態の如く3箇所とするに限
定されるものではなく、2箇所であってもよいし、4箇
所以上であってもよい。本発明は、上記実施形態に限る
ことなく、適宜設計変更可能であり、例えば、下フレー
ム部材32でなく上フレーム部材31の開口31C周り
に取付ステー27を固定したものであってもよく、取付
ステー27をロータリジョイント28のアウタースリー
ブ47と一体に形成したものであってもよい。
【0031】また、前記実施の形態では、取付ステー2
7の固定部63とは反対側が、トラックフレーム6側か
ら浮いた状態とされこと等により、トラックフレーム6
側に対して移動可能とされているが、これに代えて、取
付ステー27の固定部63とは反対側をトラックフレー
ム6側に対してボルト等の締結具によって移動不能とな
るように強固に固定するようにしてもよく、このように
しても、取付ステー27の支持部61と固定部63との
間の屈曲部62での変形によって、トラックフレーム6
から取付ステー27に付与される曲げ力を効果的に緩和
吸収することができ、固定ボルト66等の締結具の緩み
を防止することができる。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、作業頻度の高い正面掘
削等によって、トラックフレーム6の前後に高頻度で曲
げ力が作用したとしても、取付ステー27の固定部分に
対してトラックフレーム6の歪みの影響が少なくなり、
同取付ステー27の固定ボルト66等の締結具が緩み難
くなる。また、取付ステー27自体の曲げ歪みも小さく
なり、ロータリジョイント28に対する固定ボルト50
等の締結具も緩み難くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示すロータリジョイン
トの取付部分の平面断面図である。
【図2】同ロータリジョイントの取付部分の側面断面図
である。
【図3】同トラックフレーム部分の側面断面図である。
【図4】同トラックフレーム部分の平面図である。
【図5】同トラックフレームの後縦壁部分の背面図であ
る。
【図6】同旋回作業機の全体側面図である。
【図7】他の実施の形態を示すロータリジョイントの取
付部分の平面断面図である。
【図8】同ロータリジョイントの取付部分の側面断面図
である。
【図9】他の実施の形態を示すロータリジョイントの取
付部分の平面断面図である。
【図10】同ロータリジョイントの取付部分の側面断面
図である。
【図11】他の実施の形態を示すロータリジョイントの
取付部分の平面断面図である。
【図12】同ロータリジョイントの取付部分の側面断面
図である。
【図13】従来技術を示す旋回作業機の側面図(一部断
面図)である。
【符号の説明】
1 旋回作業機 2 クローラ走行装置 3 旋回体 4 掘削装置 6 トラックフレーム 27 取付ステー 28 ロータリジョイント 61 支持部 62 屈曲部 63 固定部 65 受け部材 66 固定ボルト(締結具) 71 規制部材 75 バカ孔 76 ボルト(締結具)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 掘削装置(4)を備えた旋回体(3)
    を、走行装置(2)上に上下方向の旋回軸心X回りに回
    動自在に備え、前記走行装置(2)におけるトラックフ
    レーム(6)の前記旋回軸心X上に、取付ステー(2
    7)を介してロータリジョイント(28)を取り付けて
    いる旋回作業機におけるロータリジョイントの取付構造
    において、 前記取付ステー(27)は、ロータリジョイント(2
    8)を載置固定する支持部(61)と、支持部(61)
    から屈曲部(62)を介して突出された固定部(63)
    とを有し、固定部(63)が前記トラックフレーム
    (6)側に締結具(66)により固定されていることを
    特徴とする旋回作業機におけるロータリジョイントの取
    付構造。
  2. 【請求項2】 前記取付ステー(27)の固定部(6
    3)とは反対側が、トラックフレーム(6)側から浮い
    た状態とされて、取付ステー(27)がトラックフレー
    ム(6)に対して片持ち状に取付けられていることを特
    徴とする請求項1に記載の旋回作業機におけるロータリ
    ジョイントの取付構造。
  3. 【請求項3】 前記取付ステー(27)の固定部(6
    3)とは反対側が、トラックフレーム(6)側にフリー
    な状態で載置されていることを特徴とする請求項1に記
    載の旋回作業機におけるロータリジョイントの取付構
    造。
  4. 【請求項4】 前記取付ステー(27)の固定部(6
    3)とは反対側が、トラックフレーム(6)側に載置さ
    れると共に、該固定部(63)とは反対側がトラックフ
    レーム(6)側から浮き上がるのを規制する規制部材
    (71)が設けられていることを特徴とする請求項1に
    記載の旋回作業機におけるロータリジョイントの取付構
    造。
  5. 【請求項5】 前記取付ステー(27)の固定部(6
    3)とは反対側が、トラックフレーム(6)側に載置さ
    れると共に、トラックフレーム(6)側にバカ孔(7
    5)を介して締結具(76)により締結されていること
    を特徴とする請求項1に記載の旋回作業機におけるロー
    タリジョイントの取付構造。
  6. 【請求項6】 前記取付ステー(27)の固定部(6
    3)が、トラックフレーム(6)に設けた受け部材(6
    5)に、面接触するように接当された状態で締結具(6
    6)により締結固定されていることを特徴とする請求項
    1〜5のいずれかに記載の旋回作業機におけるロータリ
    ジョイントの取付構造。
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